JPH11259771A - ワイヤレスセンサ、ワイヤレスコントローラ及びそれらを用いたワイヤレス警備システム - Google Patents

ワイヤレスセンサ、ワイヤレスコントローラ及びそれらを用いたワイヤレス警備システム

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JPH11259771A
JPH11259771A JP10059885A JP5988598A JPH11259771A JP H11259771 A JPH11259771 A JP H11259771A JP 10059885 A JP10059885 A JP 10059885A JP 5988598 A JP5988598 A JP 5988598A JP H11259771 A JPH11259771 A JP H11259771A
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sensor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワイヤレスセンサの電池の消費電力を低減す
る。 【解決手段】ワイヤレスコントローラには所定の周期の
送信タイミングが設定されている。ワイヤレスセンサに
対して、何等かの信号を送信する場合には、実データ部
の期間に、同期信号と本来送信すべき信号のデータ列を
所定回数繰り返し送信する。ワイヤレスセンサは送信部
9と、受信部23を備えている。実処理部21はコント
ローラに設定されている送信タイミングの実データ部の
期間にのみスイッチ25を閉じ、電池10からの電源を
受信部23に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異常を検知した場
合に、異常を検知したことを示す旨のデータを無線送信
するワイヤレスセンサ、そのコントローラ、及びそれら
を用いたワイヤレス警備システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤレスセンサを用いたワイヤ
レス警備システムが知られている。図10はそのような
ワイヤレス警備システムの概略の構成例を示す図であ
り、図中、1はワイヤレスセンサ(以下、単にセンサと
称す)、2はセンサのアンテナ、3はワイヤレスコント
ローラ(以下、単にコントローラと称す)、4はコント
ローラのアンテナ、5は通信回線、6はセンタ装置を示
す。
【0003】いま、当該ワイヤレス警備システムがテナ
ントビルに構築されているものとすると、センサ1は当
該テナントビルの適宜な箇所に設置されている。ここ
で、センサ1はワイヤレス化された熱線センサでもよ
く、ワイヤレス化されたマグネットスイッチでもよく、
ワイヤレス化された火災センサでもよく、あるいはその
他のワイヤレス化されたセンサでよい。要するにセンサ
1としては何等かの異常を検知するワイヤレス化された
センサを用いることができる。なお、図10ではセンサ
1は一つしか示していないが、これは図を煩雑にしない
ために代表して示しているものであって、実際には複数
のセンサが設置されることは当然である。そして、それ
ぞれのセンサ1にはID番号が設定される。
【0004】さて、図10において、センサ1は異常を
検知すると、自己に割り当てられたID番号を付して異
常を検知した旨を示すデータを無線送信する。即ち、セ
ンサ1がワイヤレス化された熱線センサである場合は移
動物体を検知すると異常を検知した旨を示すデータを無
線送信し、センサ1がワイヤレス化されたマグネットス
イッチである場合は当該マグネットスイッチが設置され
ている窓あるいはドアが開けられると異常を検知した旨
を示すデータを無線送信し、センサ1がワイヤレス化さ
れた火災センサである場合は火災を検知すると異常を検
知した旨を示すデータを無線送信する。
【0005】ここで、送信する信号のフォーマットは図
11に示すようであり、先頭にビット同期信号が配置さ
れ、次にフレーム同期信号が配置され、その次にID番
号、実際のデータ(以下、このデータの部分を実データ
部と称す)が配置されているものとする。これらのビッ
ト同期信号、フレーム同期信号、ID番号及び実データ
部のビット長の最大幅は予め定められていることは当然
である。
【0006】センサ1から無線送信されたデータはコン
トローラ3で受信される。このコントローラ3は当該テ
ナントビルの適宜な箇所に設置されている。そして、コ
ントローラ3はセンサ1から異常を検知した旨を示すデ
ータを受信すると、電話回線等からなる通信回線5を介
して異常事態が発生したことをセンタ装置6に通報す
る。センタ装置6は警備会社に設置されているものであ
る。
【0007】以上のようであるので、当該テナントビル
において何等かの異常が発生し、それがセンサ1で検知
された場合にはセンタ装置6に通報されるので、センタ
装置6のオペレータは警備員を当該テナントビルに派遣
する手続き等の所定の手続きをとることができる。
【0008】以上、ワイヤレス警備システムの概略につ
いて説明したが、次にセンサ1の構成の概略について図
12を参照して説明する。図12において、7はセンサ
ヘッド、8は制御部、9は送信部、10は電池を示す。
【0009】センサヘッド7は所定の状態を検知するも
のであり、当該センサ1がワイヤレス化された熱線セン
サである場合には、焦電素子、反射鏡等の警戒ゾーンを
形成するための光学系、焦電素子からの出力信号を処理
して移動物体を検知したときに所定の信号、例えばイン
パルス信号(以下、この信号を発報信号と称する)を出
力する信号処理回路等で構成される。
【0010】制御部8はプロセッシングユニットで構成
され、センサヘッド7から発報信号を受けると、異常発
生を示すデータを生成し、そのデータに自己のID番号
を付し、更にビット同期信号、フレーム同期信号を付し
て図11に示すフォーマットの信号を作成して送信部9
から無線送信する。
【0011】電池10は当該センサ1の電源となるもの
であり、センサヘッド7、制御部8、送信部9には電池
10から常時電源が供給されている。
【0012】図13はコントローラ3の概略の構成例を
示す。図中、11は受信部、12は制御部、13はモデ
ム、14は操作部を示す。
【0013】センサ1から送信された信号は受信部11
で受信、復調されて制御部12に渡される。操作部14
は、警備の対象となっている警戒エリアに対して警戒モ
ード/解除モードを設定するためのものであり、通常リ
モコン等と称されているものである。
【0014】制御部12はプロセッシングユニットで構
成されており、操作部14により警戒エリアに対して解
除モードが設定されている場合にはセンサ1から異常発
生を示す信号を受信しても無視するが、警戒エリアに対
して警戒モードが設定されている場合にはセンサ1から
異常発生を示す信号を受信するとモデム13により通信
回線5を介してセンタ装置6に異常発生を通報する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように従来のセンサ1においてはセンサヘッド7、制
御部8及び送信部9には常時電池10から電源が供給さ
れており、従ってコントローラ3では操作部14で解除
モードが設定されている場合にもセンサ1の制御部8は
センサヘッド7から発報信号を受けると異常発生を示す
信号を送信することになり、電池10が無駄に消費され
て、電池10の寿命が短くなってしまうという問題があ
った。
【0016】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、センサの電源としての電池を有効に利用し、従来
よりも寿命を延ばすことができるワイヤレスセンサ、そ
のためのワイヤレスコントローラ、及びそれらを用いた
ワイヤレス警備システムを提供することを目的とするも
のである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のワイヤレスセンサは、センサヘッドと、
電源としての電池と、制御手段と、送信部と、受信部と
を備えるワイヤレスセンサであって、制御手段はワイヤ
レスコントローラに設定されている送信タイミングの実
データ部の期間に受信部に対して電池からの電源を供給
し、ワイヤレスコントローラからの送信データを受信可
能とすることを特徴とする。
【0018】また、本発明に係るワイヤレスコントロー
ラは、ワイヤレスセンサに送信する信号の送信タイミン
グが所定の周期で設定されてなるワイヤレスコントロー
ラであって、ある送信タイミングで何等かの所定の信号
を送信する場合には、実データ部には、少なくとも同期
信号と本来送信すべき信号のデータ列を所定回数繰り返
して送信することを特徴とする。
【0019】更に、本発明に係るワイヤレス警備システ
ムは、ワイヤレスセンサとワイヤレスコントローラとを
備えるワイヤレス警備システムであって、ワイヤレスセ
ンサは、センサヘッドと、電源としての電池と、制御手
段と、送信部と、受信部とを備え、制御手段はワイヤレ
スコントローラに設定されている送信タイミングの実デ
ータ部の期間に受信部に対して電池からの電源を供給
し、ワイヤレスコントローラからの送信データを受信可
能となされ、ワイヤレスコントローラは、ワイヤレスセ
ンサに送信する信号の送信タイミングが所定の周期で設
定され、ある送信タイミングで何等かの所定の信号を送
信する場合には、実データ部には、少なくとも同期信号
と本来送信すべき信号のデータ列を所定回数繰り返して
送信することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ実施の形
態について説明するが、まず本発明の基本的な考え方か
ら説明する。
【0021】さて、上述したところから明らかなよう
に、センサから送信する異常発生の信号は、コントロー
ラの操作部により警戒エリアに対して警戒モードが設定
されている場合にのみ有効となる。従って、センサの制
御部がコントローラの操作部で現在警戒モードに設定さ
れているか、または解除モードに設定されているかを認
識できれば、解除モードが設定されているときにはセン
サヘッドが発報信号を出力しても異常発生の信号を送信
しないようにすることができ、このことによって電池の
消耗を防ぐことが可能となる。
【0022】そのためには、コントローラの操作部で警
戒モードが設定されたとき、解除モードが設定されたと
きには、コントローラ側から警戒モードに設定された旨
を示す信号(以下、警戒信号と称す)、解除モードが設
定された旨を示す信号(以下、解除信号と称す)を送信
し、その信号をセンサに受信させればよい。そこで、セ
ンサに送信部と受信部を備え、コントローラ側にも送信
部と受信部を備えるようにするのである。
【0023】しかし、警戒モード、解除モードがコント
ローラの操作部で何時設定されるかは不定である。これ
に対して、センサの受信部に対しては常時電池からの電
源を供給してコントローラからの信号を常に受信可能な
状態とすることが考えられるが、このようにすると電池
の消耗を防ぐことは困難であり、上述した目的に反する
ことになる。
【0024】そこで、コントローラから信号を送信する
タイミングを予め定めておく必要がある。つまり、所定
の時間間隔で所定の時間だけ送信するようにするのであ
る。このようにすれば、センサではそのコントローラの
送信タイミングのときだけ受信部に電源を与えるように
すれば電池の消耗を必要最小限に留めることができる。
勿論、コントローラはその送信タイミングの全てのとき
に信号を送信するのではなく、何等かの信号を送信すべ
きときに送信するのである。
【0025】具体的には、例えばいま操作部で警戒モー
ドが設定されたとすると、その次の送信タイミングで警
戒信号に、ビット同期信号、フレーム同期信号及びID
番号を付して図11に示すフォーマットの信号を生成し
て送信するようにするのである。この信号を受けるとセ
ンサは警戒モードが設定されたことを認識することがで
き、警戒モードにあるときにセンサヘッドが発報信号を
出力したときには異常発生を示すデータを含む信号を送
信することが可能となる。
【0026】同様に、操作部で解除モードが設定された
とすると、その次の送信タイミングで解除信号を送信す
る。この解除信号を受けるとセンサは解除モードが設定
されたことを認識することができるので、その後に警戒
信号を受信するまでの間はセンサヘッドが発報信号を出
力しても信号を送信しないようにすることができる。
【0027】ところで、以上のようにコントローラに設
定された信号の送信タイミングに合わせてセンサの受信
部を動作させるためには、センサのタイマがコントロー
ラのタイマと同期していなければならないことは明らか
である。そのためには、コントローラからは所定の時間
毎、例えば1時間毎に両者のタイマを同期させるための
信号(以下、この信号を時刻同期信号と称す)を送信す
るようにすればよい。この時刻同期信号は所定の送信タ
イミングのときに送信するようにすることは当然であ
る。
【0028】以上のような動作を行わせることによっ
て、センサの電源としての電池の消耗を必要最小限に留
めることができ、以て上記目的を達成することができる
ことが分かる。
【0029】以下、本発明に係るコントローラ、及びセ
ンサの一実施形態について説明するが、まず、コントロ
ーラの一実施形態について図1を参照して説明する。
【0030】コントローラは、図1に示すように、セン
サに対して信号を送信するための送信部31を備えてい
る。また、制御装置30は当該コントローラの動作を統
括して管理するものである。
【0031】そして、コントローラの制御装置30に
は、図2に示すような送信タイミングが設定されてい
る。図2によれば、時間T1 の周期毎にT0 の時間だけ
信号を送信可能なタイミングが設定されている。これが
送信タイミングである。制御装置30が送信部31から
送信する信号のフォーマットは図11に示すと同じであ
る。
【0032】しかし、制御装置30は送信タイミングの
ときに必ず何等かの信号を送信するわけではない。ここ
では次の場合にのみ制御装置30が実際に信号を送信す
るものとする。
【0033】一つには操作部14によってモードが変更
された場合、即ち警戒モードから解除モードに変更され
た場合、及び解除モードから警戒モードに変更された場
合であり、例えば図2においてtA で示す時に操作部1
4によって警戒モードから解除モードに変更されたとす
ると、制御装置30は図中で示すtA の次の送信タイ
ミングのときに解除モードに設定されたことを示すデー
タに、ビット同期信号、フレーム同期信号、ID番号を
付して図11に示すフォーマットの信号を生成して送信
部31により送信するのである。解除モードから警戒モ
ードに変更された場合にも同様である。
【0034】なお、送信タイミングの周期T1 は任意に
定めることができるが、送信タイミングの周期T1 を短
くすると、操作部14でモードが変更された後、そのこ
とを示す信号が実際に送信されるまでの時間を短くする
ことができることになるが、この場合には後述するとこ
ろから明らかなように、センサの受信部に電池からの電
源を供給する機会が多くなるので電池の寿命はそれに応
じて短くなる。また、送信タイミングの周期T1 を長く
すると、センサの受信部に電池から電源を供給する機会
は減ることになるが、操作部14でモードが変更された
後、そのことを示す信号が送信されるまでの時間は長く
なる。従って、送信タイミングの周期T1 を設定するに
際してはこれらを勘案する必要があり、実際には送信タ
イミングの周期T1 は1分〜数分の間で定めるのが望ま
しいものである。
【0035】制御装置30が実際に信号を送信するもう
一つの場合は、センサと時刻同期をとる場合である。こ
のときには制御装置30は、図11に示すフォーマット
の信号の実データ部に時刻同期のためのデータを付して
送信する。
【0036】このような時刻同期信号の送信は一定周期
で行うのが望ましいことは明らかであり、ここではその
周期をT2 とする。いま例えば図2ので示す送信タイ
ミングに時刻同期信号を送信したとすると、制御装置3
0は時間T2 後の図中で示す送信タイミングに再び時
刻同期信号を送信することになる。この時間T2 は1時
間程度でよい。
【0037】ところで、コントローラの送信タイミング
のときには何等かの信号が送信される可能性があるの
で、送信タイミングのときにはセンサ側の受信部は電池
からの電源が供給されて受信できるようになされなけれ
ばならない。そこで、送信タイミングのときにセンサの
受信部に電源を投入するタイミングが問題になる。一つ
として送信タイミングが図3(a)に示すようであった
ときに、図3(b)に示すように送信タイミングの開始
直前に受信部に電源を投入することが考えられる。この
ようにすれば、仮に当該送信タイミングのときにコント
ローラ側から何等かの信号が送信された場合、センサ側
ではビット同期信号から受信することができるので実デ
ータ部の信号を正しく解読することが可能となる。
【0038】しかし、コントローラから送信された信号
をセンサ側で受信するに際して実際に有用であるのは実
データ部の信号だけであり、図3(b)に示すように送
信タイミングの開始直前にセンサの受信部に電源を供給
して動作させるのは電池の消耗を可能な限り少なくし
て、電池の寿命を延ばすという観点からは好ましいもの
ではない。
【0039】そこで、図3(c)に示すように、送信タ
イミングの実データ部が送信されるタイミングでセンサ
の受信部に電源を供給し、実データ部のみを受信するよ
うにすれば電池の寿命を延ばすという観点から非常に好
ましいものとなるが、この場合には次のような問題が生
じる。
【0040】即ち、図3(c)に示すように実データ部
のみを受信して信号を正しく解読するためにはビット同
期及びフレーム同期がとられていなければならないが、
ジッタによってセンサ側とコントローラ側とのビット同
期、フレーム同期がずれる場合があり、このようにビッ
ト同期、フレーム同期がずれた場合にはセンサ側では実
データ部の信号を正しく解読することはできなくなる。
【0041】また、上述したように時間T2 の周期でコ
ントローラから時刻同期信号を送信して、コントローラ
側のタイマとセンサ側のタイマとの時刻同期をとったと
しても、時刻同期をとった後にはコントローラ側のタイ
マとセンサ側のタイマは徐々にずれてくるのが実際であ
る。従って、センサ側において受信部への電源投入を図
3(c)に示すように実データ部のみを受信するように
しても、図4(b)に示すように受信部に電源が投入さ
れるタイミングが実データ部の途中になる場合も考えら
れ、このような場合にも実データ部の信号を正しく解読
することはできなくなってしまう。なお、図4(a)は
コントローラの制御装置30に設定されている送信タイ
ミングを示しており、図3(a)に示すものと同じであ
る。
【0042】そこで、実データ部には任意の信号を用い
ることができることを利用して、コントローラ側から、
警戒信号、解除信号、及び時刻同期信号を送信する場合
には、実データ部では図5(b)〜(d)に示すような
信号を送信するようにする。なお、図5(a)は、図1
1に示す送信フォーマットと同じである。
【0043】図5(b)は警戒信号を送信する場合の実
データ部のフォーマットの例を示しており、図ではビッ
ト同期信号と、フレーム同期信号と、警戒信号からなる
データ列が3回繰り返されている。また、図5(c)は
解除信号を送信する場合の実データ部のフォーマットの
例を示しており、図ではビット同期信号と、フレーム同
期信号と、解除信号からなるデータ列が3回繰り返され
ている。更に、図5(d)は時刻同期信号を送信する場
合の実データ部のフォーマットの例を示しており、図で
はビット同期信号と、フレーム同期信号と、時刻同期信
号からなるデータ列が3回繰り返されている。ただし、
時刻同期信号を送信する場合には、1回目の時刻同期信
号には、当該時刻同期信号が1回目であることを示す情
報を付加する。図5(d)において「時刻」と記載し
ているのはそのような意味である。同様に、2回目の時
刻同期信号には、当該時刻同期信号が2回目であること
を示す情報を、3回目の時刻同期信号には当該時刻同期
信号が3回目であることを示す情報をそれぞれ付加す
る。図5(d)において「時刻」、「時刻」と記載
しているのはそのような意味である。このようにするこ
との意味は後述するところから明らかになるであろう。
【0044】なお、図5(b)ではビット同期信号と、
フレーム同期信号と、警戒信号からなるデータ列を3回
繰り返すようになされているが、何回繰り返すかは任意
である。このことは図5(c)に示すフォーマット、図
5(d)に示すフォーマットにおいても同様である。ま
た、図5(b)〜(d)に示すビット同期信号、フレー
ム同期信号は、センサ側で警戒信号、解除信号、時刻同
期信号を正しく解読できるようにするものであるので、
例えばビット同期信号だけで足りるのであればフレーム
同期信号は送信する必要はなく、また、フレーム同期信
号だけで足りるのであればビット同期信号は送信する必
要はない。要するにセンサ側で警戒信号、解除信号ある
いは時刻同期信号を正しく解読できるための同期信号を
送信すればよいものである。
【0045】以上のようであるので、図1に示すコント
ローラの制御装置30には、図2に示すような送信タイ
ミングが設定されており、操作部14によって警戒エリ
アに対して警戒状態が設定されると、その次の送信タイ
ミングにおいて図5(b)に示す実データ部を生成し、
それにビット同期信号、フレーム同期信号及びID番号
を付して、全体として図5(a)に示すフォーマットと
してセンサに向けて送信する。また、操作部14によっ
て警戒エリアに対して解除状態が設定されると、その次
の送信タイミングにおいて図5(c)に示す実データ部
を生成し、それにビット同期信号、フレーム同期信号及
びID番号を付して、全体として図5(a)に示すフォ
ーマットとしてセンサに向けて送信する。更に、制御装
置30は、送信タイミングの時間T2 毎に図5(d)に
示す実データ部を生成し、それにビット同期信号、フレ
ーム同期信号及びID番号を付して、全体として図5
(a)に示すフォーマットとしてセンサに向けて送信す
る。
【0046】以上、コントローラについて説明したが、
次にセンサについて図6を参照して説明する。図6は本
発明に係るセンサの一実施形態を示す図であり、図中、
20は制御部、21は実処理部、22はタイマ部、23
は受信部、24、25はスイッチを示す。なお、図12
に示すものと同等なものについては同一の符号を付して
いる。
【0047】センサの制御部20は、所定の処理を実際
に実行する実処理部21と、タイマ部22とを含んでい
る。そして、タイマ部22にはタイマA、タイマBの二
つのタイマを備えている。なお、タイマA、タイマBの
動作については後述する。また、センサには、コントロ
ーラから送信される信号を受信するために受信部23が
備えられている。
【0048】センサヘッド7及び制御部20のタイマ部
22には電池10から常時電源が供給されている。従っ
て、センサヘッド7、タイマ部22は常時動作してい
る。
【0049】図6では制御部20の実処理部21には電
池10から電源が供給されるように示されているが、こ
の実処理部21は常時動作しているのではなく、センサ
ヘッド7から発報信号を受けたとき、及びタイマA、タ
イマBから割り込みが掛かったときにのみ動作状態とな
るようになされているものであり、このような使用形態
は周知である。しかし、このようにタイマからの割り込
みによって動作状態とすることができない場合には実処
理部21に対して電池10から常時電源を供給するよう
にすればよいことは当然である。
【0050】また、送信部9と電池10の間には常時は
開状態になされたスイッチ24が設けられ、受信部23
と電池10との間には常時は開状態になされたスイッチ
25が設けられている。これらのスイッチ24、25の
開閉は実制御部21によって制御されるが、常時は開か
れているので送信部9、受信部23は常時は不動作状態
にある。
【0051】次に、図6に示すセンサの動作を図7を参
照して説明する。図7は制御部20の実処理部21、タ
イマ部22及び受信部23の動作を説明するためのタイ
ミングチャートであり、図7(a)はコントローラの送
信タイミングを示し、図7(b)は受信部23の状態を
示している。
【0052】いま、コントローラから図7(a)のイで
示す送信タイミングで時刻同期信号が送信されたとし、
センサの実制御部21がタイマ部22からの割り込みに
よって動作状態となり、図のt0 のときにスイッチ25
を閉状態として受信部23が動作状態となったとする。
そして、このt0 は図5(d)のt0 で示すときであっ
たとする。
【0053】受信部23は受信した信号を復調して実処
理部21に渡す。そして、実処理部21は、このとき実
データ部の最初のビット同期信号及びフレーム同期信号
に同期して1回目の時刻同期信号「時刻」を正しく解
読したとすると、セット信号SET によってタイマAに対
して時間T01をセットし、スイッチ25を開状態として
自ら動作を停止する。ここで、タイマAにセットされる
時間T01は、セットされてから、次の送信タイミングの
実データ部の最初のビット信号またはフレーム同期信号
を受信できるようなタイミングでタイマAがタイムカウ
ントを終了するような時間である。
【0054】例えば、いま、コントローラから図7
(a)のイで示す送信タイミングに時刻同期信号が送信
され、その後図7(a)のt1 で示すときにコントロー
ラの操作部14で警戒エリアに警戒状態が設定されたと
すると、図7(a)のロで示す送信タイミングには図5
(b)で示す信号が送信されることになる。図8はその
場合の送信タイミングのシーケンスを示す図であるが、
上記のタイマAにセットされる時間T01は図で示すよう
である。そして当該時間T01の終了時刻t2 は図のδで
示す範囲内にあればよい。なお、図8において、Sは実
データ部の前に付されるビット同期信号、フレーム同期
信号及びID番号を一纏めにしたものを示している。
【0055】以上は、実制御部21が1回目の時刻同期
信号「時刻」を正しく解読できた場合であるが、実制
御部21が何等かの原因によって1回目の時刻同期信号
「時刻」はできなかったが、次のビット同期信号及び
フレーム同期信号に同期して2回目の時刻同期信号「時
刻」を正しく解読できたとすると、この場合には実制
御部21は、セット信号SET によってタイマAに対して
時間T02をセットし、スイッチ25を開状態として自ら
動作を停止する。ここで、タイマAにセットされる時間
02は、セットされてから、次の送信タイミングの実デ
ータ部の最初のビット信号またはフレーム同期信号を受
信できるようなタイミングでタイマAがタイムカウント
を終了するような時間であり、例えば図8のT02で示す
ような時間である。当該時間T02の終了時刻t2 は図8
のδで示す範囲内にあればよい。
【0056】また、実制御部21が何等かの原因によっ
て1回目の時刻同期信号「時刻」も、2回目の時刻同
期信号「時刻」も正しく解読できなかったが、3回目
のビット同期信号及びフレーム同期信号に同期して3回
目の時刻同期信号「時刻」を正しく解読できたとする
と、この場合には実制御部21は、セット信号SET によ
ってタイマAに対して時間T03をセットし、スイッチ2
5を開状態として自ら動作を停止する。ここで、タイマ
Aにセットされる時間T03は、セットされてから、次の
送信タイミングの実データ部の最初のビット信号または
フレーム同期信号を受信できるようなタイミングでタイ
マAがタイムカウントを終了するような時間であり、例
えば図8のT03で示すような時間である。この時間T03
の終了時刻t2 も図8のδで示す範囲内にあればよい。
【0057】このように、実制御部21がタイマAに時
間をセットするのは時刻同期信号を受信した場合だけで
ある。
【0058】そして、タイマAは実処理部21からセッ
ト信号SET によって時間T01あるいはT02またはT03
セットされると動作を開始し、カウントダウンして値が
0になると実処理部21及びタイマBに対してトリガ信
号を出力して動作を停止する。図7においてはt2 のと
きにタイマAはトリガ信号を出力する。このt2 は図8
に示すt2 と同じである。
【0059】このタイマAからのトリガ信号によって実
処理部21は割り込みが掛かって動作を開始し、スイッ
チ25を閉じる。このことによって受信部23には電池
10から電源が供給されるので、このときコントローラ
から何等かの信号が送信されていれば、その実データ部
の信号を受信できることになる。
【0060】例えば、図8に示すように、コントローラ
から時刻同期信号が送信された次の送信タイミングで警
戒信号が送信された場合には、図8のt2 のときにタイ
マAからトリガ信号が出力されるので、実制御部21は
スイッチ25を閉じ、これによって受信部23は動作状
態となる。従って、実制御部21は、図8のt2 の後の
最初の警戒信号、あるいは2回目の警戒信号または3回
目の警戒信号を正しく解読できる。そして、実制御部2
1は、警戒信号を認識すると、スイッチ25を開状態と
して自ら動作を停止する。即ち、実制御部21は、最初
の警戒信号を正しく解読できた場合にはその時点でスイ
ッチ25を開状態として自ら動作を停止し、2回目の警
戒信号を正しく解読できた場合にはその時点でスイッチ
25を開状態として自ら動作を停止し、3回目の警戒信
号を正しく解読できた場合にはその時点でスイッチ25
を開状態として自ら動作を停止する。
【0061】しかし、タイマAからトリガ信号を受け、
スイッチ25を閉じたときに受信部23からの信号を解
読した結果、何の信号も認識できなかった場合には、実
制御部21は当該送信タイミングでは何の信号も送信さ
れていないと判断して、スイッチ25を開状態として自
ら動作を停止する。
【0062】さて、タイマBはタイマAからのトリガ信
号を受けると動作し、送信タイミングの周期T1 毎にト
リガ信号を実処理部21に出力する。タイマBは、この
動作を、次に時刻同期信号を受信するためにスイッチ2
5を閉じて受信部23を動作させるときまで繰り返して
自ら動作を停止する。
【0063】即ち、コントローラは、時刻同期信号を図
7(a)においてイで示す送信タイミングで送信し、次
に時刻同期信号を送信する送信タイミングが図7(a)
のハで示す送信タイミングであったとすると、タイマB
は図7(b)のt3 のときにトリガ信号を出力するまで
上述した動作を繰り返し、その後はタイマAからトリガ
信号を受けるまで動作を停止する。他の表現をすれば、
mを自然数としてT2=mT1 の関係があるとき、タイ
マBは送信タイミングの周期T1 毎に(m−1)回トリ
ガ信号を出力する動作を行うということができる。な
お、このt3 のタイミングは、タイマBに狂いが生じな
いものとすれば、図8のt2 で示すタイミングと同じに
なることは明らかであろう。
【0064】実処理部21はタイマBからトリガ信号を
受ける度毎に割り込みが掛かって動作を開始し、スイッ
チ25を閉じる。このことによって受信部23には電池
10から電源が供給されるので、このときコントローラ
から何等かの信号が送信されていれば、当該信号を受信
できることになる。
【0065】そして、実制御部21は、図7(a)のt
3 のときにタイマBからトリガ信号を受け、スイッチ2
5を閉状態として受信部23を動作状態としたときに、
1回目の時刻時信号「時刻」を正しく解読できた場合
にはセット信号SET によってタイマAに対して時間T01
をセットして、スイッチ25を開状態として自ら動作を
停止し、また、1回目の時刻同期信号は正しく解読でき
なかったが2回目の時刻同期信号「時刻」を正しく解
読できた場合にはセット信号SET によってタイマAに対
して時間T02をセットして、スイッチ25を開状態とし
て自ら動作を停止し、更に、1回目及び2回目の時刻同
期信号は正しく解読できなかったが3回目の時刻同期信
号「時刻」は正しく解読できた場合にはセット信号SE
T によってタイマAに対して時間T03をセットし、スイ
ッチ25を開状態として自ら動作を停止する。
【0066】以下、同じ動作が繰り返されるが、以上の
動作によって、コントローラに設定されている送信タイ
ミングの実データ部が送信される期間に同期してスイッ
チ25が閉じられ、受信部23が動作することは明らか
であろう。
【0067】さて、いま、ある送信タイミングのときに
警戒信号を受けたとすると、このとき実処理部21は内
部の状態レジスタ(図6には図示せず)に所定の値をセ
ットする。ここでは「1」をセットするものとする。ま
た、ある送信タイミングのときに解除モードに設定され
た旨のデータを受けたとすると、このとき実処理部21
は状態レジスタに他の所定の値をセットする。ここでは
「0」をセットするものとする。
【0068】そして、実処理部21はセンサヘッド7か
ら発報信号を受けると割り込みが掛かって動作するが、
このとき状態レジスタの値を読み、値が「0」である場
合には発報信号を無視する。しかし、センサヘッド7か
ら発報信号を受けたときに状態レジスタの値が「1」で
ある場合には異常が発生したとして、異常発生を示す信
号を生成すると共に、スイッチ24を閉じて送信部9に
電池10からの電源を供給して動作させ、当該信号を送
信させる。そして、当該信号の送信を終了すると、実処
理部21はスイッチ24を開き、自ら動作を停止する。
【0069】以上のようにこのセンサでは送信部9、受
信部23、実処理部21は通常は不動作の状態にあって
電力を消費せず、必要な場合にのみ動作して電力を消費
するので、電源としての電池10の消費を必要最小限に
留めることができ、従来のセンサに比較して電池の寿命
を大幅に延ばすことが可能となる。
【0070】なお、上述した説明ではセンサとコントロ
ーラとは予め時刻同期がとれているものとして説明した
が、電池10を初めて組み込んでセンサを設置した時点
では時刻同期はとれていない。そこで、このような場合
には、例えば所期運用モードとして、数時間〜1日程度
の間強制的にスイッチ25を閉じ、受信部23を動作さ
せるようにすればよい。このようにすれば、何回かコン
トローラから送信される時刻同期信号を受信することが
できるので、時刻同期をとることができる。そして時刻
同期がとれたら通常運用モードとして上述した動作を行
わせるようにすればよい。
【0071】また、上記の説明では、警戒信号、解除信
号、時刻同期信号の形態については述べなかったが、こ
れらの信号は互いに識別できればどのような形態であっ
てもよい。例えば、所定の長さの符号語であってもよい
ことは当然であるし、繰り返し周期が互いに異なるパル
スであってもよい。後者については次のようである。例
えば、図9(a)に示すように、デューティ比が50%で
周期がTa のパルス信号と、図9(b)に示すように、
デューティ比が50%で周期がTb のパルス信号とを用意
して、一方を警戒信号、他方を解除信号として用いるよ
うにすることができる。1回目の時刻同期信号、2回目
の時刻同期信号、3回目の時刻同期信号についても同様
である。
【0072】以上、本発明に係るコントローラ、及びセ
ンサについて説明したが、このようなコントローラとセ
ンサを用いることによって、センサの電池の寿命を従来
に比較して大幅に延ばすことができるワイヤレス警備シ
ステムを構築することが可能となる。
【0073】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく
種々の変形が可能である。例えば、上記の説明ではコン
トローラから送信する信号は、警戒信号、解除信号、時
刻同期信号の3種類としたが、例えば、センサに対して
電池10の電圧の状態を問い合わせる信号等の適宜な信
号を定義することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るワイヤレスコントローラの一実
施形態を示す図である。
【図2】 図1に示すワイヤレスコントローラの制御装
置30に設定されている送信タイミングを説明するため
の図である。
【図3】 ワイヤレスセンサの受信部に電池からの電源
を供給して動作状態とするタイミングを説明するための
図である。
【図4】 本発明の課題を説明するための図である。
【図5】 図1に示すワイヤレスコントローラから送信
される信号の実データ部の構造例を示す図である。
【図6】 本発明に係るワイヤレスセンサの一実施形態
を示す図である。
【図7】 図6に示すワイヤレスセンサの動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図8】 図6に示すワイヤレスセンサの動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図9】 ワイヤレスコントローラから送信する警戒信
号、解除信号の例を示す図である。
【図10】 従来のワイヤレスセンサを用いたワイヤレ
ス警備システムの概略の構成を示す図である。
【図11】 送信される信号のフォーマットの例を示す
図である。
【図12】 従来のワイヤレスセンサの構成例を示す図
である。
【図13】 従来のワイヤレスコントローラの構成例を
示す図である。
【符号の説明】
1…ワイヤレスセンサ、2…アンテナ、3…ワイヤレス
コントローラ、4…アンテナ、5…通信回線、6…セン
タ装置、7…センサヘッド、8…制御部、9…送信部、
10…電池、11…受信部、12…制御部、13…モデ
ム、14…操作部、20…制御部、21…実処理部、2
2…タイマ部、23…受信部、24…スイッチ、25…
スイッチ、30…制御装置、31…送信部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 1/06 H04B 1/06 Z 7/26 7/26 N

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センサヘッドと、電源としての電池と、制
    御手段と、送信部と、受信部とを備えるワイヤレスセン
    サであって、制御手段はワイヤレスコントローラに設定
    されている送信タイミングの実データ部の期間に受信部
    に対して電池からの電源を供給し、ワイヤレスコントロ
    ーラからの送信データを受信可能とすることを特徴とす
    るワイヤレスセンサ。
  2. 【請求項2】ワイヤレスセンサに送信する信号の送信タ
    イミングが所定の周期で設定されてなるワイヤレスコン
    トローラであって、ある送信タイミングで何等かの所定
    の信号を送信する場合には、実データ部には、少なくと
    も同期信号と本来送信すべき信号のデータ列を所定回数
    繰り返して送信することを特徴とするワイヤレスコント
    ローラ。
  3. 【請求項3】ワイヤレスセンサとワイヤレスコントロー
    ラとを備えるワイヤレス警備システムであって、 ワイヤレスセンサは、 センサヘッドと、電源としての電池と、制御手段と、送
    信部と、受信部とを備え、制御手段はワイヤレスコント
    ローラに設定されている送信タイミングの実データ部の
    期間に受信部に対して電池からの電源を供給し、ワイヤ
    レスコントローラからの送信データを受信可能となさ
    れ、 ワイヤレスコントローラは、 ワイヤレスセンサに送信する信号の送信タイミングが所
    定の周期で設定され、ある送信タイミングで何等かの所
    定の信号を送信する場合には、実データ部には、少なく
    とも同期信号と本来送信すべき信号のデータ列を所定回
    数繰り返して送信することを特徴とするワイヤレス警備
    システム。
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