JPH11261966A - 映像符号化装置および映像符号化方法 - Google Patents

映像符号化装置および映像符号化方法

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JPH11261966A
JPH11261966A JP6136698A JP6136698A JPH11261966A JP H11261966 A JPH11261966 A JP H11261966A JP 6136698 A JP6136698 A JP 6136698A JP 6136698 A JP6136698 A JP 6136698A JP H11261966 A JPH11261966 A JP H11261966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】映像符号化装置で符号化されたMPEG2ビデ
オストリーム(VSm) の画面の一部領域を他の映像で置換
する場合、ストリーム(Sm)を復号化し映像を置換して再
符号化するので映像符号編集装置内に復号化及び符号化
装置が必要となり装置が大きくなる。また、再度の復号
化、再符号化実施により画質が劣化する。 【解決手段】映像を映像符号化装置でVSm に符号化する
際、画面領域を置換可能領域(A1)、置換不能領域(A2)の
2領域に分割し、A2はA2のみを動き検出の参照画面に用
いて符号化する。該符号化装置で作成したSmのA1のスラ
イスをライブラリ63の持つ置換する映像のスライスで置
換部62が置換する。更に映像符号化装置でA1をイントラ
符号化すればA1のみを復号、画像に上書き、符号化出来
る。本発明によりSmを復号せずに一部分を別映像(ex.
CM)で置換したSmを作ることや置換領域のみの復号、
符号化で例えばロゴ等を上書きしたSmを作成出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMPEG2ビデオス
トリームを用いた映像放送に有用な映像符号化装置およ
び映像符号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送、通信、蓄積メディアなどへ
の応用が期待されている技術にMPEG2(ISO/I
EC13818)に代表されるディジタル動画像符号化
技術がある。
【0003】周知の通り、MEPG2による動画像符号
化においては、動き補償と呼ばれる方式により符号化を
行うフレームまたはフィールドを、過去や未来のフレー
ムまたはフイールドの類似する部分から予測し、その残
差を符号化することにより高能率な符号化を実現してい
る。従って、復号化するにはその逆の手順を実施する必
要がある。
【0004】ところで、ビデオオンデマンドなどのよう
な映像放送等を考えた場合、ユーザに番組内容を安価な
料金で、あるいは無料で提供したりすることが考えられ
るが、そのためにはコマーシャル(CM)を画像の一部
に挿入して提供すると云った途が考えられる。この場
合、商業テレビ放送で行っているような番組の途中にC
Mのみの放送時間帯を組み入れると云う方式は、ビデオ
オンデマンドの場合、スキップ操作を適宜行うことでC
M視聴を避けて鑑賞される懸念があるため、CM提供者
の利益を考えると、画面の一部の領域を利用してそこに
CMを挿入しておくという対策が考えられる。
【0005】そして、これにより、CMをカットして番
組を視聴されてしまうと云う問題を回避できるようにな
る。
【0006】しかしながら、その一方で次のような問題
が残る。すなわち、画像は、ディジタル録画する場合、
容量が膨大なものとなるため、通常は、映像符号化装置
で動画像符号化して収録する。そして、標準的な動画像
符号化にはMPEG2を使用する。従って、符号化済み
の収録画像中にCMやロゴなどを挿入するためには、収
録後の画像にCM挿入やロゴ挿入のための編集を施す必
要がある。
【0007】しかし、MPEG2用の従来の映像符号化
装置での符号化済み画像のデータであるMPEG2ビデ
オストリームにおいて、そのストリームで得られる画面
上の一部の領域をCMやロゴなどの他の映像で置換しよ
うとする場合、従来の映像符号編集装置ではMPEG2
ビデオストリームを復号し、得られた画像の所定部分を
置換し、映像符号化装置で再符号化する必要があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】MPEG2ビデオスト
リームにて得られる画面上の一部領域をCMなどの他の
映像で置換する場合、または放送局のロゴなどを上書き
した映像で置換する場合、従来の映像符号化装置ではM
PEG2ビデオストリームを復号し、得られた画像の所
定部分を置換又は上書きし、営巣符号化装置で再符号化
する必要がある。
【0009】しかし、一度復号化してから再符号化する
ためには映像符号編集装置内に復号化装置と符号化装置
が必要となるため装置が大きくなる。しかも復号化、再
符号化を行うことにより画質が劣化する。また、ビデオ
オンデマンドなどの場合、例えば、契約視聴者を正規料
金会員とエコノミー会員や無料会員等に分けていずれの
会員かにより、CMなし番組視聴や、CM付番組視聴な
どをしたり、また、CMを入れるにしても、地域別ある
いは年齢別、趣味別などといった具合に、契約内容に応
じて種々、対応を変えるようにしたいといった多様化、
差別化をする要求もある。しかし、これに応えるため
に、CMなしの番組をMPEG2ビデオストリームとし
て用意して、これを必要に応じCM付とする場合、ま
ず、番組を復号化し、この復号化したディジタル信号の
画像における画面内の一部にCMを付加すべく編集処理
してから符号化して番組を伝送することになる。
【0010】この場合、復号化と再符号化処理が加わる
ために、その分、遅延が生じ、高速処理が可能なシステ
ムにしないと実用に供するには不向きとなる。
【0011】そこで、この発明の目的とするところは、
MPEG2ビデオストリームの画面の一部領域を他の映
像で置換える場合に、画像の劣化を生じることなく、ま
た、遅延を最小限に抑えることができて、十分に実用に
供することができるようにした符号化画像編集装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のような装置を用いる。
【0013】画面上の一部の領域を例えばCMなどで完
全に置き換える場合には、第一の発明の映像符号化装置
を用いて符号化する。この映像符号化装置では、映像を
MPEG2ビデオストリームに映像符号化する際に画面
領域を置換可能領域、置換不能領域の2つの領域に分割
し、置換不能領域の予測符号化の参照画面には置換不能
領域のみを用いる。この際2つの領域はスライス単位で
分割する。
【0014】画面上の一部の領域に例えば放送局のロゴ
などを上書きした映像で置き換える場合には、第二の映
像符号化装置を用いて符号化する。この映像符号化装置
では、映像をMPEG2ビデオストリームに映像符号化
するの際に画面領域を置換可能領域、置換不能領域の2
つの領域に分割し、置換不能領域の予測符号化の参照画
面には置換不能領域のみを用いた上に、置換可能領域は
ピクチャータイプに関わらずイントラ符号化する。この
際2つの領域はマクロブロック単位で分割する。
【0015】二つの発明とも置換可能領域に関する情報
(置換可能領域が存在すること、置換可能領域の種類、
領域の画面上の位置、大きさ)を記述したユーザーデー
タをストリームに多重する。
【0016】こうして作られたMPEG2ビデオストリ
ームに対して、映像符号編集装置は置換可能領域の映像
を加工する。
【0017】第一の映像符号化装置で作られたストリー
ムの置換可能領域をCMなどで置換する場合、置換可能
領域のスライスを置換用のスライスで置き換える。
【0018】第二の映像符号化装置で作られたストリー
ムの置換可能領域にロゴなどを上書きした映像で置換す
る場合、MPEG2ビデオストリームの置換可能領域の
みを一旦、デコードする。そして、その再生画像にロゴ
などを上書きし、再びイントラ符号化する。こうして得
られたストリームで置換可能領域を置き換える。
【0019】いずれの映像符号編集装置の場合も、置換
後必要に応じて上書き可能領域に関する情報を記述した
ユーザーデータを消去する。
【0020】本発明を用いることにより、第一の発明で
はMPEG2ビデオストリームを復号することなく一部
分を別の映像(例えばCM)で置換したストリームを作
ることが出来るようになるもので、MPEG2における
ビデオストリームを復号化、再符号化することなく画面
の一部分を別の映像(例えばCM(コマーシャルメディ
ア)で置換したストリームを作ることが出来る。また、
第二の発明ではストリームの一部を復号、映像編集、再
符号化するだけで映像に例えば放送局のロゴを上書きす
ることが出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照して説明する。
【0022】(実施例1)図1に映像符号化装置の全体
の構成図を示す。図において、入力された動画像信号2
3は、動き検出部11によりマクロブロック単位の動き
検出を行い、フレーム内符号化を行う場合は入力画像
を、動き補償予測フレーム間符号化を行う場合は、フレ
ームメモリ18に記録されたローカルデコード画像との
動き補償誤差を、それぞれDCT(離散コサイン変換)
部13,43、量子化部14、可変長符号化部20によ
りにより符号化し、動きベクトル、予測モード情報等と
ともにビットストリーム24として出力する。
【0023】量子化後の信号は、逆量子化部15、逆D
CT部16及び予測画面との加算により復号を行い、参
照画面としてフレームメモリ18に記録する。全体制御
部は、可変長符号化部20から得られる発生符号量情報
に基づいて、全体制御部21により所定の符号化所定の
符号化ビットレートになるように、フィードバック制御
によって量子化部14における量子化スケール値を決定
する他に、各ブロックのパラメータ設定なども行う。映
像符号化装置全体に対する外部から指示はパラメータ入
力部22を介して行う。
【0024】本システムでは、画面の一部に必要に応じ
て、後からCMなどの画像を挿入したりすることが出来
るようにするために、映像を符号化する際に、画面を他
の画像と自由に置き換えることができる置換可能領域A
1と、他の画像と置き換えができない置換不能領域A2
に分けるようにする。
【0025】例えば、図2の如きである。ラスタスキャ
ンのライン16本分を1スライスとすると、この図2の
例では、画面の上から96ライン(6スライス分)を置
換可能領域A1、その他の部分を置換不能領域A2とし
ていることを示している。
【0026】本発明システムにおいては、映像符号化装
置を構成する要素の一つである動き検出部11において
動き検出をする際に、置換不能領域A2の画素を参照画
面として動き検出する場合には、置換不能領域A2の画
素のみを参照画面として用いる。
【0027】符号化に際して置換可能領域A1はGOP
単位に設定することが出来る。この際、イントラ符号化
用量子化マトリックス“intra_quantiser_matrix”,ノ
ンイントラ符号化用量子化マトリックス“non_intra_qu
antiser_matrix”は置換可能領域が設定されているスト
リームを通して一定とする。またMPEG2の画像には
ピクチャタイプとして、Iピクチャ,Pピクチャ,Bピ
クチャがあるが、これらそれぞれに対してピクチャタイ
プ毎に置換可能領域A1の占めるスライス(この例の場
合、6スライス分)の合計符号量の最低量を設定し、符
号化する際にはピクチャタイプ毎に置換可能領域A1の
スライスの合計符号量が最低量以上になるように符号量
制御を行ってもよい。これらの制御パラメータはパラメ
ータ入力部16より入力する。
【0028】上記制限を付けた符号化を行つた場合に
は、ストリームのsequence_header()に続くシーケンス
拡張部“sequence_extention()”部分におけるユーザに
解放されたユーザデータ“user_data() ”部分に上記符
号化に関するデータを記述する。この記述内容として
は、 ・「参照画面の制限を行ったこと」 ・「置換可能領域のスライスの番号」 ・「ストリーム中に現れるI,P,Bピクチャの周期は
一定か否か」 ・「周期が一定の場合のIピクチャの周期とI又はPピ
クチャの周期」 ・「置換可能領域のスライスの符号量制御を行ったか否
か」 ・「符号量制御を行った場合のI,P,Bピクチャに割
り当てられた符号量」 などがあげられる。
【0029】図3、図4、図5に“user_data() ”の記
述例を示す。これらのうち、図3はストリーム中に現れ
るI,P,Bピクチャの周期は一定で、置換可能領域A
1のスライスの符号量制御を行った場合の記述例を示
し、また、図4はストリーム中に現れるI,P,Bピク
チャの周期は一定で、置換可能領域A1のスライスの符
号量制御を行わなかった場合の記述例を示しており、そ
して、図5はストリーム中に現れるI,P,Bピクチャ
の周期は不定で置換不能領域のスライスの符号量制御を
行わなかった場合の記述例を示している。また、置換可
能領域が設定されているGOP には必ずこの“user_dat
a() ”を含む“sequence_extention()”を持つsequence
_header() がなければならない。
【0030】[映像符号編集装置]次に、映像符号編集
装置について説明する。実施例1における映像符号編集
装置の構成は図6に示す如きであり、ストリーム解析部
61、ストリーム置換部62、置換用ストリームライブ
ラリ63とからなる。
【0031】ここでストリーム解析部61は、図1の構
成の映像符号化装置の最終段の出力段より出力される当
該映像符号化装置で作られたストリームを解析するため
のものであって、置換可能領域A1のストリームである
か、置換不可能領域のストリームであるのかの解析を行
うためのものである。また、置換用ストリームライブラ
リ63は置換する各種画像のストリームをライブラリと
して蓄えたものであり、自己の蓄えているライブラリ中
から、前記ストリーム解析部61の解析結果に応じて所
定の置換用ストリームを選択してストリーム置換部62
に与える機能を有するものである。また、ストリーム置
換部62は前記ストリーム解析部61の解析結果に応じ
て置換用ストリームライブラリ63が出力するストリー
ムを置換可能領域A1に置換して出力するものである。
【0032】次にこの映像符号編集装置の作用を説明す
る。ここでは上記図1の構成の映像符号化装置で作られ
たストリームを“元ストリーム”、置換する映像をMP
EG2ビデオのスライスに符号化したものを“置換スラ
イス”と呼ぶ。また、元ストリームの置換可能領域のス
ライスを“元スライス”と呼ぶ。
【0033】置換スライスとして、以下の条件のものを
用意する。すなわち、 ・「置換スライスは、元ストリームと同じ“intra_quan
tiser_matrix”,“non_intra_quantiser_matrix”を使
っていること」 ・「置換スライスは、元ストリームの置換可能領域と同
じ表示サイズのスライスであること」 などである。また、置換スライスは以下に示す“typ
e1”と“ype2”の2種類のストリームがあり、両
者で処理が異なる。
【0034】[type1]これは置換スライスが通常
のMPEG2ビデオストリームから得られる場合であ
る。そして、この場合、I,P,Bピクチャそれぞれの
ピクチャタイプごとの符号量は一定値以下に制限されて
いる必要がある。また、I,P,Bピクチャの順序は一
定である必要がある。
【0035】[type2]これは置換スライスが静止
画の場合であり、この場合には以下のスライスの構成に
する。
【0036】・表示する静止画の内容で構成される“in
tra_macroblock”で構成されたスライスを用意する。こ
の際、“macroblock_type ”は“Ppicture”のものを用
いる。元ストリームのPピクチャの置換に用いる。
【0037】・スライスの最初と最後は前方の画面をそ
のまま用い、両者の間はスキップドマクロブロックで構
成されたスライスを用意する。この際、“macroblock_t
ype”は“Ppicture”のものを用いる。元ストリームの
Pピクチャの置換に用いる。
【0038】・スライスの最初と最後は後方の画面をそ
のまま用い、両者の間はスキップドマクロブロックで構
成されたスライスを用意する。この際、“macroblock_t
ype”は“Bpicture”のものを用いる。元ストリームの
Bピクチャの置換に用いる。
【0039】type1は元ストリームと同じI,P,
Bピクチャの順序の置換スライスである必要があるがt
ype2の場合は元ストリームのピクチャタイプに対応
したスライスを挿入するので、ピクチャタイプの順序だ
けスライスを用意する必要がない。
【0040】次に置換スライスで置換する手順を説明す
る。はめに、type1の置換スライスで置換する場合
の手順を示す。
【0041】[type1の置換スライスで置換する場
合の手順]type1の置換スライスで置換する場合に
は図7、図8の手順に従う。
【0042】はじめに、置換開始前の処理(図7参照)
を行う。この処理は、S1からS4の手順に沿った処理
である。すなわち、 [S1] 図3〜図5に示した置換可能領域に関する
“user_data() ”を探す。見つかればS2に移り、見つ
からなければ置換を中止する。 [S2] “intra_quantiser_matrix”, “non_intra_
quantiser_matrix”をロードする。そして、S3に移
る。 [S3] 元ストリームの各ピクチャの置換可能領域の
符号量がピクチャタイプごとに下限値以上になってい
て、かつI,P,Bピクチャの順序は固定のものの場合
のみ置換可能であるので、その条件に合うものを探す。
条件に合えばS4に移り、合わなければ置換中止にす
る。 [S4] 置換可能領域のサイズ、“intra_quantiser_
matrix”, “non_intra_quantiser_matrix”、各ピクチ
ャのスライスの符号量がピクチャタイプ毎の下限値以
下、I,P,Bピクチャの順序が原ストリームと同じも
のを選ぶ。そして、その条件を満たすストリームがあれ
ばそれを置換開始する。条件を満たすものがなければ、
置換を中止する。
【0043】[S5]置換可能領域に関する“user_dat
a() ”を消去するか否かを判定する。
【0044】[S6]消去する場合は、上記置換可能領
域に関する“user_data() ”を“0”で置換する。
【0045】実際の置換は次のようにする。 [置換処理]置換処理は図8の如きであり、S21から
S25の手順を踏む。 [S21] 元ストリームのGOP(Group of Picture
s ;ランダムアクセスを可能にするために、画面内だけ
で閉じた情報による符号化画面(フレーム内符号化画
面)を定期的に挿入し、このフレーム内符号化画面が少
なくとも一枚入った画面群構造を持つ。このような画面
群構造がGOPである。)の先頭を探す。GOPの先頭
が見つかったならばS22の処理に移る。 [S22] 置換終了の条件(元ストリーム終了、置換
スライス終了、その他の置換終了条件)を満たしていな
いことを確認する。そして、満たしてないことが確認さ
れたならばS23の処理に移り、満たしてないことが確
認されなければ置換終了する。 [S23] ピクチャ毎に元スライスを置換スライスで
置き換えていく。そして、それを終えたならば、S24
の処理に移る。
【0046】[S24] 置換スライスの符号量の方が
元スライスより多いか少ないかを判定する。元スライス
の方が少なければS22に戻って以上の処理を繰り返
し、元スライスの方が多ければS25の処理に移る。 [S25] ここでは、置換スライスの符号量が不足す
る分、ストリームにスタッフィング(符号発生量が予定
より少ないとき、アンダーフローを防止するために挿入
するダミービット)を挿入する。こうして、置換スライ
スの符号量の方が元スライスより少ない場合は不足分だ
けスタッフィングを挿入する。以上が、type1の置
換スライスで置換する場合の手順の例である。
【0047】次にtype2の置換スライスで置換する
場合の手順の一例を説明する。 [type2の置換スライスで置換する場合の手順]t
ype2の置換スライスの置換の手順は図9,図10の
如きである。 [置換開始前の処理]まずはじめに、図9に示す置換開
始前の処理を実施する。
【0048】置換処理は図9の如きであり、S31から
S33の手順を踏む。 [S31] まず、図3〜図5に示した置換可能領域に
関する“user_data()”を探す。見つかればS32の処
理に移り、見つからなければ置換を中止する。
【0049】[S32] 次に、ビデオストリーム中の
イントラ(フレーム内予測符号化)量子化マトリックス
“intra_quantiser_matrix”の情報をロードする。そし
て、S33の処理に移る。 [S33]置換スライスの中から置換可能領域のサイ
ズ、“intra_quantiser_matrix ”が元ストリームと同
じものを選ぶ。
【0050】[S34]置換可能領域に関する“user_d
ata() ”を消去するか否かを判定する。
【0051】[S35]消去する場合は、上記置換可能
領域に関する“user_data() ”を“0 ”で置換する。
【0052】実際の置換は次のようにする。 [置換処理]置換処理は図10の如きであり、S41か
らS50までの手順を踏む。 [S41] まず、元ストリームのGOPの先頭を探
す。そして、S42の処理に移る。
【0053】[S42] 置換終了の条件(元ストリー
ム終了、その他の置換終了条件)を満たしていないこと
を確認する。そして、満たしていないことが確認できた
ならば、S43の処理に移る。もしも置換終了の条件を
満たしていたならば置換終了する。 [S43] 元ストリームのピクチャのタイプをチェッ
クする。そして、ピクチャタイプに応じてS44からS
46までのいずれかの処理に移る。例えば、Iピクチャ
の場合は、S44の処理に移り、Pピクチャの場合は、
S45の処理に移り、Bピクチャの場合は、S46の処
理に移る。 [S44] Iピクチャの場合は、Iピクチャ用置換ス
ライスを採用する。そして、S47の処理に移る。
【0054】[S47] 採用したIピクチャ用置換ス
ライスの符号量が元スライスの符号量より小さいか大き
いかを確認する。その結果、小さければ、S48の処理
に移って採用したIピクチャ用置換スライスで置換す
る。そして、処理をS49に移す。また、S47での確
認の結果、大きければS41に戻って上述の処理を繰り
返す。つまり、採用したIピクチャ用置換スライスの符
号量が元スライスの符号量より大きい場合は置換を行わ
ずに元ストリームのGOPの先頭を探す処理へ戻り、小
さい場合には置換を行う。 [S45] S43での判断の結果、Pピクチャであっ
た場合はPピクチャ用スライスを採用し、S48に移っ
て、当該採用したPピクチャ用置換スライスで置換す
る。そして、処理をS49に移す。 [S46] S43での判断の結果、Bピクチャであっ
た場合には、S48に移ってBピクチャ用置換スライス
で置換する。そして、処理をS49に移す。
【0055】[S49] 元ストリームのスライスをピ
クチャの種類に合わせてその該当種類のピクチャ用置換
スライスで置換した場合は、置換スライスの符号量の方
が元スライスより多いか少ないかを判断する。その結
果、多い場合はS42の処理に戻り、上述の処理を繰り
返し、また、置換スライスの符号量の方が元スライスよ
り少ない場合はS50の処理に移り、ここで不足分だけ
スタッフィングを挿入してからS42の処理に戻り、上
述の処理を繰り返す。
【0056】つまり、Iピクチャの場合は、Iピクチャ
用置換スライスの符号量が元スライスの符号量より小さ
いことを確認して置換する。そして、大きい場合は置換
を行わずに元ストリームのGOPの先頭を探す処理へ戻
る。
【0057】P,Bピクチャの場合はそれぞれPピクチ
ャ用、Bピクチャ用置換スライスで置換する。置換した
場合は、置換スライスの符号量の方が元スライスより少
ない場合は不足分だけスタッフィングを挿入する。
【0058】これらの処理のために、元ストリームの置
換可能領域のサイズ、“intra_quantiser_matrix”,の
組み合わせが何種類か考えられる場合は、置換用ストリ
ームライブラリにその種類だけ置換スライスを準備す
る。
【0059】type2のスライスを置換する場合に
は、以下に示すようにIピクチャに置換する置換スライ
スのみ元ストリームの置換可能領域のサイズトパラメー
タに合わせて符号化し、P,Bピクチャに関しては置換
可能領域のサイズに合わせてスライスを作成して置換す
る方法も可能である。この場合の映像符号編集装置に構
成を図11に示す。次いで置換の手順を図12,図13
に示す。
【0060】<映像符号編集装置の構成例2>図11に
示す構成例2の映像符号編集装置は、ストリーム解析部
61,ストリーム置換部62、バッファ71、置換用映
像符号化装置72からなり、置換用映像符号化装置72
には原画像73が取り込まれる。
【0061】ここでストリーム解析部61は、図1の構
成の映像符号化装置の最終段の出力段より出力される当
該映像符号化装置で作られたストリームを解析するため
のものであって、置換可能領域A1のストリームである
か、置換不可能領域のストリームであるのかの解析を行
って出力するためのものである。また、バッファ71は
この出力を一時保持するためのものであり、置換用映像
符号化装置72は図6の構成例での置換用ストリームラ
イブラリ63の代わりのもので、原画像73を元に置換
用スライスを作製するものであって、Iピクチャに置換
する置換スライスのみ元ストリームの置換可能領域のサ
イズトパラメータに合わせて符号化し、P,Bピクチャ
に関しては置換可能領域のサイズに合わせてスライスを
作成してストリーム置換部62に与える機能を有するも
のである。また、ストリーム置換部62は前記ストリー
ム解析部61の解析結果に応じて置換用映像符号化装置
72が出力するストリームを置換可能領域A1に置換し
て出力するものである。
【0062】次にこの映像符号編集装置の作用を説明す
る。 [type2の置換スライスで置換する場合の手順]t
ype2の置換スライスの置換の手順は図12,図13
の如きである。 [置換開始前の処理]まずはじめに、図12に示す置換
開始前の処理を実施する。
【0063】置換処理は図12の如きであり、S51か
らS53の手順を踏む。 [S51] ここでは、まず図3〜図5に示した“user
_data() ”を探す。見つかればS52の処理に移り、見
つからなければ置換を中止する。 [S52] 置換可能領域のサイズを調べる。
【0064】[S53] そして、同じサイズのP,B
ピクチャ用置換スライスを準備する。
【0065】[S54]置換可能領域に関する“user_d
ata() ”を消去するか否かを判定する。
【0066】[S55]消去する場合は、上記置換可能
領域に関する“user_data() ”を“0 ”で置換する。
【0067】そして、置換処理に移る。
【0068】実際の置換は次のようにする。 [置換処理]置換処理は図13の如きであり、S61か
らS71までの手順を踏む。 [S61] まず、元ストリームのGOPの先頭を探
す。そして、S62の処理に移る。 [S62] 置換終了の条件(元ストリーム終了、その
他の置換終了条件)を満たすか、否かを調べる。満たし
ていれば、置換を終了し、満たしていなければS63の
処理に移る。 [S63] このようにしてS62において、置換終了
の条件(元ストリーム終了、その他の置換終了条件)を
満たしていないことを確認したならば、S63におい
て、元ストリームの“intra_quantiser_matrix”をロー
ドする。元ストリームで使われている“intra_quantise
r_matrix”が変化した場合は新しいものにアップデート
する。ここでの処理が終わると次にS64の処理に移
る。 [S64] ここでは、元ストリームのピクチャのタイ
プをチェックする。そして、ピクチャタイプに応じてS
45からS67までのいずれかの処理に移る。例えば、
Iピクチャの場合は、S65の処理に移り、Pピクチャ
の場合は、S66の処理に移り、Bピクチャの場合は、
S67の処理に移る。 [S65] Iピクチャの場合は、置換スライスの符号
量を調べる。そして、S68の処理に移る。
【0069】[S68] 元ストリームで使用されてい
る“intra_quantiser_matrix”を用いて置換画像を元ス
ライス符号量のスライスに符号化する。そして、S69
の処理に移り、ここで、元ストリームのピクチャの種類
に合わせて置換スライスに置換する。スライス垂直位置
“slice_vertical_position ”の値は元スライスのもの
を使用する。そして、処理をS70に移す。 [S66] S64での判断の結果、Pピクチャであっ
た場合はPピクチャ用スライスを採用し、S69に移っ
て、元ストリームのピクチャの種類に合わせて置換スラ
イスに置換する。スライス垂直位置“slice_vertical_p
osition ”の値は元スライスのものを使用する。そし
て、処理をS70に移す。 [S67] S64での判断の結果、Bピクチャであっ
た場合には、Bピクチャ用置換スライスを採用する。そ
して、S69に移って、元ストリームのピクチャの種類
に合わせて置換スライスに置換する。“slice_vertical
_position ”の値は元スライスのものを使用する。そし
て、処理をS70に移す。 [S70] ここでは置換スライスの符号量の方が元ス
ライスより多いか少ないかを判断する。その結果、多い
場合はS62の処理に戻り、上述の処理を繰り返し、ま
た、置換スライスの符号量の方が元スライスより少ない
場合はS71の処理に移り、ここで不足分だけスタッフ
ィングを挿入してからS62の処理に戻り、上述の処理
を繰り返す。
【0070】このように、Iピクチャの場合は、元スラ
イスの置換可能領域の符号量を調べ、現在使われている
“intra_quantiser_matrix”を用いて置換用の原画像を
上記符号量以下のスライスに符号化する。また、P,B
ピクチャの場合は用意したPピクチャ用、Bピクチャ用
置換スライスで置換する。
【0071】そして、置換した場合は、置換スライスの
符号量の方が元スライスより少ない場合は不足分だけス
タッフィングを挿入する。
【0072】この方法を用いれば元ストリームのパラメ
ータによらずに画像を置換することが出来る。
【0073】以上、実施例1は、画面領域を置換可能領
域、置換不能領域の2つの領域に分割し、置換可能領域
の予測符号化を行う際に置換不能領域を予測の参照画面
に用いずにMPEG2ビデオス卜リームを作成する映像
符号化装置と、前記符号化装置で作成されたストリーム
の置換可能領域を他の映像のスライスに置換する映像符
号編集装置とから構成した。
【0074】従来の映像符号化装置で符号化されたMP
EG2ビデオストリームの画面上の一部の領域を他の映
像で置換する場合、ストリームを復号化して映像を置換
して再符号化するので映像符号編集装置内に復号化装置
と符号化装置が必要となり装置が大きくなる。しかも復
号化、再符号化を行うことにより画質が劣化する。ま
た、復号化、再符号化の際に遅延が生ずる。
【0075】そこで、実施例1に示した本発明では、映
像を映像符号化装置でMPEG2ビデオストリームに符
号化する際、画面領域を置換可能領域、置換不能領域の
2つの領域に分割し、置換不能領域は置換可能領域を予
測の参照画面に用いない条件で符号化するようにし、こ
の符号化装置で作成されたストリームの置換可能領域の
スライスを、置換したい対象の映像のスライスで置換す
るようにした。
【0076】故に、本発明を用いることにより、ストリ
ームを復号することなく一部分を別の映像(例えばC
M)で置換したストリームを作ることが出来るようにな
るもので、実施例1の本発明を用いることにより、動画
像符号化の標準的な手法の一つであるMPEG2におけ
るビデオストリームを復号化、再符号化することなく画
面の一部分を別の映像(例えばCM(コマーシャルメデ
ィア))で置換したストリームを作ることが出来、これ
により映像符号編集装置でMPEG2ビデオストリーム
を復号化、再符号化する必要がないので映像符号編集装
置を小型にでき、画像の劣化を防いで、しかも、復号
化、再符号化による遅延がなくなる利点が得られるよう
になる。
【0077】以上は、画面を上下に所望に分けて置換可
能領域と不可能領域に分け、置換可能領域について、画
像を書き換えるようにしたものであったが、ロゴ等を対
象とする場合、これでは領域が多き過ぎる。そこで、ロ
ゴなどに最適な実施例を次に実施例2として説明する。
【0078】(実施例2)従来の映像符号化装置で符号
化したMPEG2ビデオストリームの画面上に例えばロ
ゴを上書きした映像で置換する場合、従来の映像符号編
集装置ではMPEG2ビデオストリームを復号し、得ら
れた画像にロゴを上書きし、映像符号化装置で再符号化
する必要があった。しかし、一度復号化してから再符号
化するためには映像符号編集装置内に復号化装置と符号
化装置が必要となるため装置が大きくなる。しかも復号
化、符号化を行うことにより画質が劣化が生ずる。ま
た、復号化、再符号化の際に遅延が生ずる。
【0079】実施例2に示す本発明は、映像符号化装置
で映像符号化を行う際に画面領域を置換可能領域と置換
不能領域に分割する。符号化に際して置換可能領域はピ
クチャタイプに関わらずイントラ符号化を行う。置換不
能領域は動き検出を行う際の参照画面に上書き不能領域
のみを用いて符号化を行う。そして上書き可能領域に関
する情報(上書き可能領域が存在すること、領域の画面
上の位置、大きさ)を記述したユーザーデータをストリ
ームに多重する。
【0080】上記映像符号化装置で作られたMPEG2
ビデオストリームの置換可能領域の映像を例えば番組の
ロゴを上書きしたもので置換する場合には、映像符号編
集装置においてMPEG2ビデオストリームの置換可能
領域のみを一旦デコードする。そしてその再生画像にロ
ゴを上書きし、再びイントラ符号化する。こうして得ら
れたストリームを本来のストリームと置換する。またこ
の際、必要に応じて置換可能領域に関する情報を記述し
たユーザーデータを消去する。
【0081】第二の発明においては、MPEG2ビデオ
ストリーム全体を復号化、再符号化することなく、画面
の一部分に別の映像(例えばロゴ等)を上書きしたスト
リームを作ることが出来るようになり、また、映像符号
編集装置の小型化と画質の維持を可能になり、復号化、
再符号化による遅延もないようにしたシステムとなる。
そして、この発明により、画面の一部分に別の映像(例
えばロゴ等)を上書きしたストリームを作ることが出来
るようになることから、例えば、ディジタル放送を行う
際に上書き可能領域に放送局のロゴを上書きすること
で、映像が複製された場合にオリジナルが何であるかが
分かるようになるので、著作権保護に有用であり、さら
に上書き可能領域の有無、領域の画面上の位置、大きさ
を記述したユーザデータを消去することにより、ストリ
ームに対する上書き防止、上書きデータの削除を困難に
する。
【0082】実施例2においては、図14に符号A11
を付して示すように、書き換え可能な領域をロゴのサイ
ズ対応に画面のフルサイズに対して比較的小さく確保す
る。また、実施例1と同様に、MPEG2ビデオストリ
ーム全体を復号化、再符号化することなく、画面の一部
分に別の映像(例えばロゴ等)を上書きしたストリーム
を作ることが出来るようにし、また、映像符号編集装置
の小型化と画質の維持を可能にし、復号化、再符号化に
よる遅延もないようにする。
【0083】以下、詳細を説明する。
【0084】この実施例で用いる映像符号化装置の構成
も図1で説明したものと同じである。実施例2では先の
実施例1でのスライス単位の画像書き換え(画面の領域
を水平分割する方式)ではなく、実施例2では、例え
ば、図14に示すように、マクロブロック単位で画面を
置換可能領域と置換不能領域に分け、置換可能領域に対
して所望の画像を上書きした映像をはめ込むことができ
るようにするものである。
【0085】図14に、画面の右上から96画素×96
画素(4×4マクロブロック)を上書き可能領域A1
1、その他の部分を上書き不能領域A12とした例を示
す。
【0086】図1の映像符号化装置は、上書き可能領域
A11についてはピクチャの符号化タイプがIピクチ
ャ、Pピクチャ、Bピクチャに関わらずイントラ符号化
する。
【0087】置換不能領域A12については、映像符号
化装置の動き補償予測部15において動き予測をする際
に、置換不能領域A12を参照画面として用いて符号化
する。
【0088】上記制限を付けた符号化を行った場合に
は、例えば、ピクチャヘッダーのグループ情報を集めた
部分である“group_of_picture_header() ”の後に記述
される拡張ユーザデータである“extention_and_user_d
ata() ”に置換可能領域A11に関する情報として以下
の項目を記述したユーザデータ情報“user_data() ”と
して記述する。すなわち、記述内容としては、 ・「置換可能領域が存在すること」 ・「置換可能領域の画面上の位置」 ・「置換可能領域の大きさ」 などである。
【0089】図15に置換可能領域A11に関する情報
を記述した“user_data() ”の例を示す。
【0090】符号化に際して置換可能領域A11はGO
P単位に設定することが出来る。
【0091】従って、置換可能領域A11が存在する
“group_of_picture_header() ”の後に必ず置換可能領
域に関する情報を記述した“user_data() ”を付ける。
このため、各GOPには必ずビデオストリームにヘッダ
情報としてピクチャグループヘッダ“group_of_picture
_header() ”を付加する。
【0092】置換可能領域A11の設定が終わった直後
のGOPを終了GOP“closed_ GOP”としない場合
は、置換可能領域A11が設定されている最後のPピク
チャを参照する直後のBピクチャの予測符号化には最後
のPピクチャの置換不能領域A12のみを予測の参照画
面とする。
【0093】置換符号化をした際の符号量の調整に用い
るために各ピクチャの最後に0スタッフィングを追加し
ておいても良い。
【0094】次に、映像符号編集装置について説明す
る。 [映像符号編集装置]実施例2における映像符号編集装
置の構成例1を図16に示す。映像符号編集装置は入力
ストリームを一旦受信する入力バッファ81、置換可能
領域が含まれているストリームを検出する置換可能領域
検出部82、置換可能領域の映像に上書きする置換可能
領域書換部83からなる。
【0095】映像符号編集装置は画像符号化装置よりM
PEG2の形式に符号化されて与えられる入力ストリー
ム(ビデオストリーム)を入力バッファ81に一旦受信
する。この入力バッファ81に一時保持された入力スト
リームは、置換可能領域検出部82に逐次読み込まれ
る。そして、置換可能領域検出部82ではこの入力スト
リームに対して、以下の処理を行う。
【0096】<置換可能領域検出部82での処理> [処理1] ビデオストリーム中に含まれているシーケ
ンス情報を記述したシーケンスヘッダ“sequence_heade
r() ”と、ピクチャグループに関するヘッダ情報である
“group_of_picture_header() ”を検出してストリーム
からGOPを切り分ける。
【0097】[処理2] “group_of_picture_heade
r() ”の後に図15に示した置換可能領域A11に関す
る情報を記述した“user_data() ”がある場合は、1G
OP分のストリームを上書き領域検出部82に出力す
る。一方、記述がない場合はそのままストリームを出力
し、上述の[処理1]に戻る。
【0098】[処理3] 置換可能領域書換部83にス
トリームを出力した場合は、置換領域検出部82がスト
リーム出力終了を通知するまで待って上述の[処理1]
に戻る。
【0099】以上が、置換可能領域検出部82での処理
である。
【0100】次に置換可能領域書換部83での処理を説
明する。 [置換可能領域書換部83]上置換可能領域書換部83
について説明する。
【0101】置換可能領域書換部83の構成を図17に
示す。置換可能領域書換部83は、ストリームを解析し
て置換可能領域A11を復号化する復号化部91、復号
画像に上書き画像を上書きする映像上書き部92、上書
きした映像を再び符号化する符号化部93、上書き用の
映像を置いておく上書き用映像ライブラリ95、並びに
前記各部分を制御する全体制御部94からなる。
【0102】このような構成の上書き可能領域書換部8
3における処理の流れを図18を用いて説明する。
【0103】[S81] ストリームにおけるシーケン
スヘッダ“sequence_header() ”に含まれる“intra_qu
antiser_matrix”を全体制御部94で保持しておく。
【0104】また、ストリームにおけるピクチャグルー
プヘッダ“group_of_picture_header() ”の後の置換可
能領域A11に関する情報を記述したデータ領域である
ユーザデータ“user-data() ”から置換可能領域のサイ
ズと位置の情報を読み込み、全体制御部94に保持す
る。
【0105】[S82] 置換可能領域A11に関する
情報を記述した“user_data() ”を消去するか否かを判
定する。
【0106】[S83] そして、その結果、消去する
場合は、ストリーム上の“user_data() ”を“0 ”で置
き換える。
【0107】[S84] ストリームを解析して1フレ
ーム分のストリームを調べ、ピクチャデータの最後のス
タッフィングの“0 ”のバイト数を調べる。
【0108】[S85] 置換可能領域A11のマクロ
ブロックだけをデコードして再生画像を得る。
【0109】[S86] 再生画像に置換画像を上書き
して上書き済み画像を作成する。
【0110】[S87] 上書き済み画像を、デコード
に用いた“intra_quantiser-matrix”でイントラ符号化
する。その際、符号量については以下の条件を用いる。
【0111】《イントラ符号化時の符号量条件》 「(新しく符号化するマクロブロックの符号量のピクチ
ャ単位での合計符号量)<(元のマクロブロックの符号
量のピクチャ単位での合計符号量+ピクチャデータの最
後のスタッフィングの“0”の符号量)」 [S88] 「出来たストリームを元のストリームと置
き換える」 [S89] スタッフィングを用いて符号量を合わせ
る。新しく作ったマクロブロックの符号量のピクチャ単
位での合計が元のマクロブロックの符号量の合計より多
い場合は多い分だけピクチャの最後にある“0”を削除
する。また、少ない場合は少ない分だけ“0”を挿入す
る。」 [S90] ストリームを出力する。
【0112】[S91] GOP終了か否かを判断す
る。その結果、GTO終了でなければS84の処理に戻
り、S84以降の処理を繰り返す。もし、GTO終了で
あったならば、S92の処理に移る。
【0113】[S92] ストリームの出力終了を置換
可能領域検出部に通知する。そして、処理を終了する。
置換可能領域を完全に他の映像と置き換えてしまう場合
には、あらかじめイントラ符号化したマクロブロックデ
ータを作成しておいて、置換可能領域のデコードは行わ
ずに置き換えることも可能である。
【0114】以上、実施例2に示した本発明システムを
用いることにより、MPEG2ビデオストリーム全体を
復号化、再符号化することなく、画面の一部分に別の映
像(例えばロゴ)を上書きしたストリームを作ることが
出来るようになる。そして、これにより映像符号編集装
置でMPEG2ビデオストリーム全体を復号化、再符号
化する必要はないので映像符号編集装置を小型にでき、
画像の劣化を防ぎ、復号化、再符号化による遅延がなく
なる。
【0115】これにより、例えばデジタル放送を行う際
に上書き可能領域に放送局のロゴを上書きすることによ
り映像が複製された場合にオリジナルが何であるかが分
かるようになる。さらに上書き可能領域A11の有無、
領域の画面上の位置、大きさを記述したユーザデータを
消去することにより、ストリームに対する上書き防止、
上書きデータの削除を困難にする。
【0116】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものでなく、要旨を変更しない範囲内で適宜、変形して
実施し得るものである。
【0117】
【発明の効果】以上、第一の本発明を用いることによ
り、動画像符号化の標準的な手法の一つであるMPEG
2におけるビデオストリームを復号化、再符号化するこ
となく画面の一部分を別の映像(例えばCM(コマーシ
ャルメディア))で置換したストリームを作ることが出
来る。これにより映像符号編集装置でMPEG2ビデオ
ストリームを復号化、再符号化する必要がないので映像
符号編集装置を小型にでき、画像の劣化を防ぎ、復号
化、再符号化による遅延がなくなる。
【0118】また、第二の本発明を用いることにより、
MPEG2ビデオストリーム全体を復号化、再符号化す
ることなぐ画面の一部分に別の映像(例えばロゴ)を上
書きしたストリームを作ることが出来る。これにより映
像符号編集装置でMPEG2ビデオストリーム全体を復
号化、再符号化する必要がないので映像符号編集装置を
小型にでき、画像の劣化を防ぎ、復号化、再符号化によ
る遅延がなくなる。これにより、例えばデジタル放送を
行う際に上書き可能領域に放送局のロゴを上書きするこ
とにより映像が複製された場合にオリジナルが何かが分
かる。
【0119】いずれの発明でも、さらに置換可能領域の
有無、領域の画面上の位置、大きさを記述したユーザー
データを置換処理後消去することにより、ストリームに
対する再置換防止、置換データの削除を困難にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明シ
ステムに用いる映像符号化装置の構成例を示すブロック
図。
【図2】本発明を説明するための図であって、本発明の
実施例1における置換可能領域と置換不能領域の分割の
例を説明する図。
【図3】本発明を説明するための図であって、本発明に
おいて使用するユーザヘッダにおける“user_data() ”
ユーザデータの内容の例を示す図。
【図4】本発明を説明するための図であって、本発明に
おいて使用するユーザヘッダにおける“user_data() ”
の内容の例を説明する図。
【図5】本発明を説明するための図であって、本発明に
おいて使用するユーザヘッダにおける“user_data() ”
の内容の例を説明する図。
【図6】本発明を説明するための図であって、本発明の
実施例1における映像符号編集装置の構成例を示すブロ
ック図。
【図7】本発明を説明するための図であって、本発明の
実施例1における映像符号編集装置におけるtype1
の場合での置換用ストリーム選択の手順を説明する図。
【図8】本発明を説明するための図であって、本発明の
実施例1における映像符号編集装置でのtype1置換
用ストリームで置換する場合の手順を説明する図。
【図9】本発明を説明するための図であって、本発明の
実施例1における映像符号編集装置のtype2置換用
ストリーム選択の手順を説明する図。
【図10】本発明を説明するための図であって、本発明
の実施例1における映像符号編集装置のtype2置換
用ストリームで置換する場合の手順を説明する図。
【図11】本発明を説明するための図であって、本発明
の実施例1における映像符号編集装置の別の構成例を示
すブロック図。
【図12】本発明を説明するための図であって、本発明
の実施例1における図11の映像符号編集装置でのty
pe2置換用ストリーム選択の手順を説明するための
図。
【図13】本発明を説明するための図であって、本発明
の実施例1における映像符号編集装置のtype2置換
用ストリームで置換する場合の手順を説明する図。
【図14】本発明を説明するための図であって、本発明
の実施例2における上書き可能領域と上書き不能領域の
分割の例を説明する図。
【図15】本発明を説明するための図であって、本発明
の実施例2における上書き可能領域に関する情報を記述
したuser_data() の内容の例を示す図。
【図16】本発明を説明するための図であって、本発明
の実施例2における映像符号編集装置の構成例を示すブ
ロック図。
【図17】本発明を説明するための図であって、本発明
の実施例2における上書き可能領域検出部の構成例を示
すブロック図。
【図18】本発明を説明するための図であって、本発明
の実施例2における上書き可能領域検出部の処理の流れ
を説明するフローチャート。
【符号の説明】
11…動き検出部 12…減算器 13…DCT(直交変換)処理部 14…量子化部 15…逆量子化部 16…逆DCT処理部 17…加算器 18…フレームメモリ 19…動き補償予測部 20…可変長符号化部 21…全体制御部 22…パラメータ入力部 23…入力動画信号 61…ストリーム解析部 62…ストリーム置換部 63…置換用ストリームライブラリ 71…バッファ 72…置換用映像符号化部 73…原画像 81…入力バッファ 82…上書き可能領域検出部 83…上書き部可能領域書換部 91…復号化部 92…映像上書き部 93…符号化部 94…全体制御部 95…上書き用映像ライブラリ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面領域をデータ入れ替えを許可した置換
    可能領域と、入れ替え不許可にした置換不能領域の2つ
    の領域に分け、置換不能領域の予測符号化を行う際に置
    換可能領域を予測の参照画面に用いることなくMPEG
    2ビデオス卜リームを作成する符号化手段と、 この符号化手段にて作成されたMPEG2ビデオストリ
    ームの置換可能領域を他の映像に置換する映像符号編集
    手段と、から構成したことを特徴とする映像符号化装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の映像符号化装置において、 置換可能領域を、GOP単位で設定/解除する手段をさ
    らに備えることを特徴とする映像符号化装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の映像符号化装置において、 置換可能領域の有無、領域の大きさ、位置情報を示すユ
    ーザーデータをMPEG2ビデオストリームにGOP単
    位に多重する構成とすることを特徴とする映像符号化装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の映像符号化装置において、 前記画面領域の分割をスライス単位とすることを特徴と
    する映像符号化装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の映像符号化装置において、 ピクチャタイプ毎に置換可能領域に割り当てる符号量を
    一定量以上にすることを特徴とする映像符号化装置。
  6. 【請求項6】請求項3の映像符号化装置において、 画像の置換可能領域となる画面領域はピクチャタイプに
    無関係にイントラ符号化による符号化を行うことを特徴
    とする映像符号化装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の映像符号化装置において、 画面の前記領域分割をマクロブロック単位に実施させる
    手段をさらに備えることを特徴とする映像符号化装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載の映像符号化装置において、 符号化する際に上書き可能領域を有する各ピクチャのス
    トリームの最後にスタッフィングを挿入する手段を備え
    ることを特徴とする映像符号化装置。
  9. 【請求項9】請求項5記載の映像符号化装置で作成され
    たMPEG2ビデオストリームに対して、置換可能領域
    を別のスライスで置換することを特徴とする映像符号編
    集装置。
  10. 【請求項10】請求項8記載の映像符号化装置において
    作成されたMPEG2ビデオストリームに対して、置換
    可能領域のみを復号化し、復号した画像の一部または全
    部に映像を上書し再びイントラ符号化したストリームで
    上書き可能領域のストリームを置換する手段を備えるこ
    とを特徴とする映像符号編集装置。
  11. 【請求項11】請求項9、10記載の映像符号編集装置
    において、 ストリームを置換する際に置換可能領域の有無、大き
    さ、位置情報を示すデータを消去する手段を備えること
    を特徴とする映像符号編集装置。
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