JPH11262771A - 純水の製造方法 - Google Patents
純水の製造方法Info
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- JPH11262771A JPH11262771A JP10065525A JP6552598A JPH11262771A JP H11262771 A JPH11262771 A JP H11262771A JP 10065525 A JP10065525 A JP 10065525A JP 6552598 A JP6552598 A JP 6552598A JP H11262771 A JPH11262771 A JP H11262771A
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- anion exchange
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 RO装置とCEDIで純水を製造する方法に
おいて、CEDIの電流値を高くすることなく、また、
スケール障害を防止して高水質の処理水を得る。 【解決手段】 原水をpH3〜5に調整した後脱気処理
し、次いでアニオン交換樹脂塔3に通水した後、pH6
〜9.5に調整して、RO装置4に通水し、透過水をC
EDI5に給水して純水を得る。
おいて、CEDIの電流値を高くすることなく、また、
スケール障害を防止して高水質の処理水を得る。 【解決手段】 原水をpH3〜5に調整した後脱気処理
し、次いでアニオン交換樹脂塔3に通水した後、pH6
〜9.5に調整して、RO装置4に通水し、透過水をC
EDI5に給水して純水を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原水を逆浸透膜分
離装置(RO装置)と連続電気再生式純水装置(CED
I)とで処理して純水を製造する方法に係り、特に、R
O装置とCEDIとを組み合わせて純水を製造するに当
り、水回収率を高めると共に、得られる純水の水質を向
上させる純水の製造方法に関する。
離装置(RO装置)と連続電気再生式純水装置(CED
I)とで処理して純水を製造する方法に係り、特に、R
O装置とCEDIとを組み合わせて純水を製造するに当
り、水回収率を高めると共に、得られる純水の水質を向
上させる純水の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体、レンズ、液晶等の洗浄用
水、医薬用水等に用いられる純水の製造には、図2に示
す如く、複数のアニオン交換膜21及びカチオン交換膜
22を交互に配列して濃縮水室23と処理水室24とを
交互に形成し、処理水室24にアニオン交換樹脂とカチ
オン交換樹脂とを混合して充填した連続電気再生式純水
装置(CEDI)が多用されている。CEDIは効果的
な脱イオン処理が可能であり、イオン交換樹脂のように
再生を必要とせず、完全な連続採水が可能で、極めて高
純度の水が得られるという優れた特長を有する。
水、医薬用水等に用いられる純水の製造には、図2に示
す如く、複数のアニオン交換膜21及びカチオン交換膜
22を交互に配列して濃縮水室23と処理水室24とを
交互に形成し、処理水室24にアニオン交換樹脂とカチ
オン交換樹脂とを混合して充填した連続電気再生式純水
装置(CEDI)が多用されている。CEDIは効果的
な脱イオン処理が可能であり、イオン交換樹脂のように
再生を必要とせず、完全な連続採水が可能で、極めて高
純度の水が得られるという優れた特長を有する。
【0003】CEDIでは、処理水室24に流入した供
給水(被処理水)中のイオンが親和力、濃度及び移動度
に基づいて陽極25と陰極26の電位の傾きの方向に樹
脂20中を移動し、更に、処理水室24と濃縮水室23
とを仕切るカチオン交換膜22又はアニオン交換膜21
を横切って移動し、すべての室において電荷の中和が保
たれるようになる。そして、イオン交換膜21、22の
半浸透特性及び電位の傾きの方向性により、供給水中の
イオンは処理水室24では減少し、隣りの濃縮水室23
では濃縮されることになる。このため、処理水室24か
ら純水(脱イオン水)が回収される。なお、27は陽極
室、28は陰極室である。
給水(被処理水)中のイオンが親和力、濃度及び移動度
に基づいて陽極25と陰極26の電位の傾きの方向に樹
脂20中を移動し、更に、処理水室24と濃縮水室23
とを仕切るカチオン交換膜22又はアニオン交換膜21
を横切って移動し、すべての室において電荷の中和が保
たれるようになる。そして、イオン交換膜21、22の
半浸透特性及び電位の傾きの方向性により、供給水中の
イオンは処理水室24では減少し、隣りの濃縮水室23
では濃縮されることになる。このため、処理水室24か
ら純水(脱イオン水)が回収される。なお、27は陽極
室、28は陰極室である。
【0004】従来、このようなCEDIの前処理手段と
して、逆浸透膜分離装置(RO装置)を設けることがあ
る。RO装置を配設することにより、原水中の電解質、
TOC成分を効率的に除去することができ、CEDIに
おける負荷を低減し、高純度の処理水を得ることができ
るようになる。
して、逆浸透膜分離装置(RO装置)を設けることがあ
る。RO装置を配設することにより、原水中の電解質、
TOC成分を効率的に除去することができ、CEDIに
おける負荷を低減し、高純度の処理水を得ることができ
るようになる。
【0005】このようにRO装置を設ける場合におい
て、CO2含有率がCEDI処理水の水質に大きく影響
することから、CO2を低減する目的で、次のような方
法が提案されている。
て、CO2含有率がCEDI処理水の水質に大きく影響
することから、CO2を低減する目的で、次のような方
法が提案されている。
【0006】 CEDIの電流値を高くする。
【0007】 CEDIの給水のpHを8〜9と高く
する。
する。
【0008】 カチオン交換樹脂及び脱気装置で処理
してCa2+やCO2を低減した後RO装置に通水する。
してCa2+やCO2を低減した後RO装置に通水する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来法のうち、C
EDIの電流値を高くする方法やCEDIの給水のpH
を高くする方法では、CO2(HCO3 -)と微量のCa
2+の共存でCaCO3スケールが発生するという問題が
ある。特に、CEDIの給水のpHを高くするとスケー
ルの発生を加速させる。このような現象はRO処理のみ
では解消することができない。また、電流値を高くする
方法では、電力コストが高騰する。その上、原水中のT
OCを除去し得ず、処理水質が劣る。
EDIの電流値を高くする方法やCEDIの給水のpH
を高くする方法では、CO2(HCO3 -)と微量のCa
2+の共存でCaCO3スケールが発生するという問題が
ある。特に、CEDIの給水のpHを高くするとスケー
ルの発生を加速させる。このような現象はRO処理のみ
では解消することができない。また、電流値を高くする
方法では、電力コストが高騰する。その上、原水中のT
OCを除去し得ず、処理水質が劣る。
【0010】また、Ca2+やCO2の除去のために、カ
チオン交換樹脂及び脱気装置で処理する方法では、比抵
抗の向上は達成できるが、TOCやシリカ(SiO2)
の低減が不十分であり、十分に満足し得る水質が得られ
ない。
チオン交換樹脂及び脱気装置で処理する方法では、比抵
抗の向上は達成できるが、TOCやシリカ(SiO2)
の低減が不十分であり、十分に満足し得る水質が得られ
ない。
【0011】ところで、CEDIによる脱塩でシリカを
除去する場合、シリカ除去率を高くしようとすると必要
とする電流量が大幅に増加する。これはシリカを処理水
室から濃縮水室へ移動させるには、強い力で電気的に引
張る必要があるためであり、このため、シリカ除去率を
上げるには、電流量を増大させていくことになる。この
ように電流量を増大させると、水の分解も起こり、電流
が消費され、電力コストはより高騰する。
除去する場合、シリカ除去率を高くしようとすると必要
とする電流量が大幅に増加する。これはシリカを処理水
室から濃縮水室へ移動させるには、強い力で電気的に引
張る必要があるためであり、このため、シリカ除去率を
上げるには、電流量を増大させていくことになる。この
ように電流量を増大させると、水の分解も起こり、電流
が消費され、電力コストはより高騰する。
【0012】また、CEDIによる脱塩では、原水中の
カチオンとアニオンとのバランスがくずれると、多い方
のイオンが処理水中に残留する恐れがあるが、原水中に
炭酸(CO2)があると、このバランスをくずす原因と
なり、炭酸の存在がCEDIの処理水の水質を左右する
ことになることから、CO2に起因する水質低下の問題
もある。
カチオンとアニオンとのバランスがくずれると、多い方
のイオンが処理水中に残留する恐れがあるが、原水中に
炭酸(CO2)があると、このバランスをくずす原因と
なり、炭酸の存在がCEDIの処理水の水質を左右する
ことになることから、CO2に起因する水質低下の問題
もある。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決し、CE
DIの電流値を高くすることなく、また、スケール障害
を防止して高水質の処理水を得ることができる純水の製
造方法を提供することを目的とする。
DIの電流値を高くすることなく、また、スケール障害
を防止して高水質の処理水を得ることができる純水の製
造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の純水の製造方法
は、原水を、pH3〜5に調整して脱気処理する脱気工
程と、アニオン交換樹脂に接触させるアニオン交換工程
とによって処理し、その後逆浸透膜分離装置に通水して
透過水と濃縮水とを得、該透過水を連続電気再生式純水
装置に給水して純水を得ることを特徴とする。
は、原水を、pH3〜5に調整して脱気処理する脱気工
程と、アニオン交換樹脂に接触させるアニオン交換工程
とによって処理し、その後逆浸透膜分離装置に通水して
透過水と濃縮水とを得、該透過水を連続電気再生式純水
装置に給水して純水を得ることを特徴とする。
【0015】本発明においては、上記の脱気工程とアニ
オン交換工程とのいずれを先に行っても良い。この脱気
工程では、pH3〜5の酸性条件とされることにより水
中の(重)炭酸成分はCO2の状態となり、脱気処理で容
易に除去される。
オン交換工程とのいずれを先に行っても良い。この脱気
工程では、pH3〜5の酸性条件とされることにより水
中の(重)炭酸成分はCO2の状態となり、脱気処理で容
易に除去される。
【0016】また、アニオン工程では、流入水をアニオ
ン交換樹脂で処理することにより、pHは上昇しアルカ
リ性となる。アルカリ性条件下ではシリカはイオン化
し、残留CO2もイオン化して(重)炭酸イオンとなる。
このイオン化したシリカと(重)炭酸イオンはアニオン交
換樹脂により吸着除去される。また、水中のTOCの一
部もアルカリ性においてイオン化するので、アニオン交
換樹脂に吸着されて除去される。
ン交換樹脂で処理することにより、pHは上昇しアルカ
リ性となる。アルカリ性条件下ではシリカはイオン化
し、残留CO2もイオン化して(重)炭酸イオンとなる。
このイオン化したシリカと(重)炭酸イオンはアニオン交
換樹脂により吸着除去される。また、水中のTOCの一
部もアルカリ性においてイオン化するので、アニオン交
換樹脂に吸着されて除去される。
【0017】上記の通り、脱気工程とアニオン交換工程
とによる原水の処理では、原水を脱気工程、アニオン交
換工程の順に処理してもよく、アニオン交換工程、脱気
工程の順に処理しても良い。このように2工程によって
原水を処理した処理水をRO装置に導入する。このRO
装置では、pH6〜9.5のほぼ中性の水(原水を処理
した水)が給水されるため、通常の高脱塩率のRO膜を
使用することができる。このRO装置の給水(原水を処
理した水)は、脱気及びアニオン交換処理で炭酸イオン
やシリカ等のスケール成分が除去されたものであるた
め、水回収率を高めてもスケール障害を引き起こすこと
がなく、高回収率にて高水質の透過水を得ることができ
る。
とによる原水の処理では、原水を脱気工程、アニオン交
換工程の順に処理してもよく、アニオン交換工程、脱気
工程の順に処理しても良い。このように2工程によって
原水を処理した処理水をRO装置に導入する。このRO
装置では、pH6〜9.5のほぼ中性の水(原水を処理
した水)が給水されるため、通常の高脱塩率のRO膜を
使用することができる。このRO装置の給水(原水を処
理した水)は、脱気及びアニオン交換処理で炭酸イオン
やシリカ等のスケール成分が除去されたものであるた
め、水回収率を高めてもスケール障害を引き起こすこと
がなく、高回収率にて高水質の透過水を得ることができ
る。
【0018】CEDIでは、その前段までの工程で、シ
リカ、炭酸イオン等のスケールの原因となる物質が除去
されているため、CEDIにおけるスケールの発生を防
止でき、CEDIを安定して長時間運転できる。
リカ、炭酸イオン等のスケールの原因となる物質が除去
されているため、CEDIにおけるスケールの発生を防
止でき、CEDIを安定して長時間運転できる。
【0019】また、前述の如く、CEDIでシリカを除
去しようとすると、電力コストが高騰するが、本発明で
は、CEDIの前段で予めシリカを除去しているため、
CEDIにおいて、特にシリカの除去に配慮する必要は
なく、電流値の増大を抑えることができる。
去しようとすると、電力コストが高騰するが、本発明で
は、CEDIの前段で予めシリカを除去しているため、
CEDIにおいて、特にシリカの除去に配慮する必要は
なく、電流値の増大を抑えることができる。
【0020】更に、CEDIの前段で、炭酸成分が脱気
及びアニオン交換樹脂による処理で十分に排除されてい
るため、CEDIへの炭酸成分の流入が極めて少ない。
このため、前述のCO2に起因するCEDI処理水の水
質低下の問題はなく、安定して良好な水質を得ることが
できる。
及びアニオン交換樹脂による処理で十分に排除されてい
るため、CEDIへの炭酸成分の流入が極めて少ない。
このため、前述のCO2に起因するCEDI処理水の水
質低下の問題はなく、安定して良好な水質を得ることが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の実施の形態の一例を示す系
統図である。
統図である。
【0023】本発明において、原水としては、工水、市
水、井水等、通常の純水製造用原水として使われる水が
使用でき、また、超純水を使用する半導体製造工程から
の排水を常法に従ってTOC1ppm以下に生物処理
し、必要に応じて更にRO処理、イオン交換処理したも
のを原水とすることもできる。なお、このようにプロセ
ス排水を生物処理した水を原水とする場合、この生物処
理水はアニオン交換樹脂塔3の入り口側に給水しても良
い。
水、井水等、通常の純水製造用原水として使われる水が
使用でき、また、超純水を使用する半導体製造工程から
の排水を常法に従ってTOC1ppm以下に生物処理
し、必要に応じて更にRO処理、イオン交換処理したも
のを原水とすることもできる。なお、このようにプロセ
ス排水を生物処理した水を原水とする場合、この生物処
理水はアニオン交換樹脂塔3の入り口側に給水しても良
い。
【0024】原水はまず、原水中の濁質や、不溶化可能
な溶存物質を除去するために除濁装置1で処理するのが
好ましく、この場合、除濁装置1としては凝集沈澱、濾
過、除濁用膜分離(例えば、精密濾過(MF)膜や限外
濾過(UF)膜)などが使用できる。除濁装置1を設け
ることで後段の負荷を軽減し、処理水質を向上させるこ
とができる。
な溶存物質を除去するために除濁装置1で処理するのが
好ましく、この場合、除濁装置1としては凝集沈澱、濾
過、除濁用膜分離(例えば、精密濾過(MF)膜や限外
濾過(UF)膜)などが使用できる。除濁装置1を設け
ることで後段の負荷を軽減し、処理水質を向上させるこ
とができる。
【0025】除濁処理した原水は、脱気工程に導かれ
る。この脱気工程では、HCl、H2SO4等の鉱酸が添
加されpH3〜5に調整され、脱気装置2で脱気処理さ
れる。
る。この脱気工程では、HCl、H2SO4等の鉱酸が添
加されpH3〜5に調整され、脱気装置2で脱気処理さ
れる。
【0026】脱気装置2では、給水のpHが5以下の酸
性であるため、水中の(重)炭酸成分はCO2の状態とな
っており、効率的に除去される。また、同時に水中の溶
存酸素を除去することもできる。この脱気装置2として
は、脱炭酸(空気接触法)装置、N2脱気装置、真空脱
気装置、膜脱気装置など通常の脱気装置を用いることが
できる。
性であるため、水中の(重)炭酸成分はCO2の状態とな
っており、効率的に除去される。また、同時に水中の溶
存酸素を除去することもできる。この脱気装置2として
は、脱炭酸(空気接触法)装置、N2脱気装置、真空脱
気装置、膜脱気装置など通常の脱気装置を用いることが
できる。
【0027】脱気装置2からの脱気処理水は、次いでア
ニオン交換工程に導かれ、アニオン交換樹脂塔3に通水
される。アニオン交換樹脂塔3では、前述の如く、アル
カリ性条件となり、シリカがイオン化し、残留CO2も
イオン化して(重)炭酸イオンとなるため、このイオン化
したシリカと(重)炭酸イオンはアニオン交換樹脂により
吸着除去される。また、水中のTOCの一部もアルカリ
性においてイオン化するので、アニオン交換樹脂に吸着
されて除去される。このアニオン交換樹脂塔3のアニオ
ン交換樹脂としては、弱塩基性アニオン交換樹脂であっ
ても、強塩基性アニオン交換樹脂であっても良く、具体
的には、バイエル社製「レバチットMP64」(弱塩基
性アニオン交換樹脂)や「レバチットMP500」(強
塩基性アニオン交換樹脂)等を用いることができる。
ニオン交換工程に導かれ、アニオン交換樹脂塔3に通水
される。アニオン交換樹脂塔3では、前述の如く、アル
カリ性条件となり、シリカがイオン化し、残留CO2も
イオン化して(重)炭酸イオンとなるため、このイオン化
したシリカと(重)炭酸イオンはアニオン交換樹脂により
吸着除去される。また、水中のTOCの一部もアルカリ
性においてイオン化するので、アニオン交換樹脂に吸着
されて除去される。このアニオン交換樹脂塔3のアニオ
ン交換樹脂としては、弱塩基性アニオン交換樹脂であっ
ても、強塩基性アニオン交換樹脂であっても良く、具体
的には、バイエル社製「レバチットMP64」(弱塩基
性アニオン交換樹脂)や「レバチットMP500」(強
塩基性アニオン交換樹脂)等を用いることができる。
【0028】アニオン交換樹脂塔3の流出水は、通常p
H9.5〜10.5のアルカリ性である。
H9.5〜10.5のアルカリ性である。
【0029】図1では原水を脱気工程、アニオン交換工
程の順に処理しているが、本発明では、原水をアニオン
交換工程、脱気工程の順に処理することもできる。アニ
オン交換工程で微量の酸素が溶解する場合があるが、脱
気工程をアニオン交換工程の後段に設けると、このよう
な酸素も除去できる。
程の順に処理しているが、本発明では、原水をアニオン
交換工程、脱気工程の順に処理することもできる。アニ
オン交換工程で微量の酸素が溶解する場合があるが、脱
気工程をアニオン交換工程の後段に設けると、このよう
な酸素も除去できる。
【0030】アニオン交換工程または脱気工程からの流
出水は、pH調整後RO装置へ導かれる。図1の例で
は、アニオン交換樹脂塔3の流出水は、後段のCEDI
5の濃縮水と共に必要に応じて酸が添加されてpH6〜
9.5に調整された後、RO装置4に通水される。
出水は、pH調整後RO装置へ導かれる。図1の例で
は、アニオン交換樹脂塔3の流出水は、後段のCEDI
5の濃縮水と共に必要に応じて酸が添加されてpH6〜
9.5に調整された後、RO装置4に通水される。
【0031】このRO装置4では、pH6〜9.5のほ
ぼ中性の水が給水されるため、NaCl除去率が98%
以上の通常の高脱塩率のRO膜、例えばポリアミド系又
は酢酸セルロース系等のRO膜を用いることができる。
具体的には、日東電工社製「NTR759HR」、[E
S−20]や東レ社製[SU−700]等を用いること
ができる。
ぼ中性の水が給水されるため、NaCl除去率が98%
以上の通常の高脱塩率のRO膜、例えばポリアミド系又
は酢酸セルロース系等のRO膜を用いることができる。
具体的には、日東電工社製「NTR759HR」、[E
S−20]や東レ社製[SU−700]等を用いること
ができる。
【0032】このRO装置4では、前述の如く、その給
水は脱気装置2及びアニオン交換樹脂塔3の処理で炭酸
イオンやシリカ等のスケール成分が除去されたものであ
るため、水回収率を高めてもスケール障害を引き起こす
ことがなく、85〜95%程度の高回収率にて高水質の
透過水を得ることができる。
水は脱気装置2及びアニオン交換樹脂塔3の処理で炭酸
イオンやシリカ等のスケール成分が除去されたものであ
るため、水回収率を高めてもスケール障害を引き起こす
ことがなく、85〜95%程度の高回収率にて高水質の
透過水を得ることができる。
【0033】このRO装置4の透過水は後段のCEDI
5の処理水室5A及び濃縮水室5Bに供給され、濃縮水
は系外へ排出される。
5の処理水室5A及び濃縮水室5Bに供給され、濃縮水
は系外へ排出される。
【0034】CEDI5としては、図2に示す如く、ア
ニオン交換膜21とカチオン交換膜22により濃縮水室
23及び処理水室24と陽極室27及び陰極室28とが
隔成され、処理水室24に、或いは、処理水室24と濃
縮水室23とにカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂と
の混床が充填された、一般的な市販のCEDIを用いる
ことができる。
ニオン交換膜21とカチオン交換膜22により濃縮水室
23及び処理水室24と陽極室27及び陰極室28とが
隔成され、処理水室24に、或いは、処理水室24と濃
縮水室23とにカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂と
の混床が充填された、一般的な市販のCEDIを用いる
ことができる。
【0035】CEDI5では、前述の原理で脱イオン処
理がなされ、処理水室5Aから純水が得られ、濃縮水室
5Bからは濃縮水が排出される。なお、CEDI5の電
極室(陽極室、陰極室)にはRO装置4の透過水が給水
される。
理がなされ、処理水室5Aから純水が得られ、濃縮水室
5Bからは濃縮水が排出される。なお、CEDI5の電
極室(陽極室、陰極室)にはRO装置4の透過水が給水
される。
【0036】処理水室5Aからの純水は系外へ排出さ
れ、使用場所へ送給される。
れ、使用場所へ送給される。
【0037】一方、濃縮水室5Bからの濃縮水はRO装
置4の前段に返送され、RO装置4に給水される。ま
た、電極室からの流出水もRO装置4の前段に返送され
る。
置4の前段に返送され、RO装置4に給水される。ま
た、電極室からの流出水もRO装置4の前段に返送され
る。
【0038】本発明においては、CEDI5の前段まで
に、原水中のシリカ、炭酸イオン等のスケールの原因と
なる物質が高度に除去されており、CEDI5における
スケールの発生が防止され、CEDI5自体も85〜9
5%程度の高水回収率で、長期に亘り安定して運転する
ことができる。特に、炭酸は脱気による除去と、アニオ
ン交換樹脂塔3における吸着除去によって高度に除去さ
れるため、CEDI5への(重)炭酸イオンの流入が極
めて少なく、前述のCO2に起因するイオンバランスの
ずれからくるCEDI処理水の水質低下はなく、安定し
て良好な水質の処理水を得ることができる。
に、原水中のシリカ、炭酸イオン等のスケールの原因と
なる物質が高度に除去されており、CEDI5における
スケールの発生が防止され、CEDI5自体も85〜9
5%程度の高水回収率で、長期に亘り安定して運転する
ことができる。特に、炭酸は脱気による除去と、アニオ
ン交換樹脂塔3における吸着除去によって高度に除去さ
れるため、CEDI5への(重)炭酸イオンの流入が極
めて少なく、前述のCO2に起因するイオンバランスの
ずれからくるCEDI処理水の水質低下はなく、安定し
て良好な水質の処理水を得ることができる。
【0039】また、CEDI5の前段で予めシリカを除
去しているため、CEDI5において、特にシリカの除
去に配慮する必要はなく、電流値の増大を抑えることが
できる。
去しているため、CEDI5において、特にシリカの除
去に配慮する必要はなく、電流値の増大を抑えることが
できる。
【0040】このCEDI5の処理水室5A及び濃縮水
室5Bの給水となるRO装置4の透過水は、前段の脱気
装置2及びアニオン交換樹脂塔3でスケール成分が高度
に除去されたものであるため、このCEDI5の濃縮水
を返送してRO装置4に給水しても、RO装置4でスケ
ール障害等を引き起こすことはなく、安定に処理を行う
ことができる。
室5Bの給水となるRO装置4の透過水は、前段の脱気
装置2及びアニオン交換樹脂塔3でスケール成分が高度
に除去されたものであるため、このCEDI5の濃縮水
を返送してRO装置4に給水しても、RO装置4でスケ
ール障害等を引き起こすことはなく、安定に処理を行う
ことができる。
【0041】図1に示される実施の形態では、系外へ排
出される水は、RO装置4の濃縮水のみであり、システ
ム全体としての水回収率を80%以上の高水回収率とす
ることができる上に、高水質の処理水を得ることができ
る。
出される水は、RO装置4の濃縮水のみであり、システ
ム全体としての水回収率を80%以上の高水回収率とす
ることができる上に、高水質の処理水を得ることができ
る。
【0042】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
り具体的に説明する。
【0043】実施例1 図1に示す方法により市水を処理して純水の製造を行っ
た。
た。
【0044】まず、市水500L/hrを除濁装置(外
圧型中空糸UF膜分離装置)1で処理した後、HClで
pH4に調整し、脱気装置2に供給した。脱気装置2と
しては、充填材(ネットリング)5Lを充填した空気向
流式(空気量10m3/hr)の脱炭酸塔を用い、LV
30m/hrで処理した。
圧型中空糸UF膜分離装置)1で処理した後、HClで
pH4に調整し、脱気装置2に供給した。脱気装置2と
しては、充填材(ネットリング)5Lを充填した空気向
流式(空気量10m3/hr)の脱炭酸塔を用い、LV
30m/hrで処理した。
【0045】脱気処理水は次いで、アニオン交換樹脂塔
(強塩基性アニオン交換樹脂「レバチットMP500」
50L充填)3にSV=10/hrで通水した後、後段
のCEDI5の濃縮水及び電極水と共に、HClを添加
してpH6.5〜7に調整し、RO装置4に通水した。
(強塩基性アニオン交換樹脂「レバチットMP500」
50L充填)3にSV=10/hrで通水した後、後段
のCEDI5の濃縮水及び電極水と共に、HClを添加
してpH6.5〜7に調整し、RO装置4に通水した。
【0046】このRO装置4としては、RO膜として日
東電工社製「NTR−759HR」(ポリアミド系合成
複合膜、NaCl除去率98%)1本(4インチ)を装
填したものを用い、給水量500L/hr、給水圧12
kg/cm2、水回収率40%で処理を行った。
東電工社製「NTR−759HR」(ポリアミド系合成
複合膜、NaCl除去率98%)1本(4インチ)を装
填したものを用い、給水量500L/hr、給水圧12
kg/cm2、水回収率40%で処理を行った。
【0047】このRO装置4の透過水230L/hrの
うち、150L/hrをCEDI(栗田工業(株)製
「ピュアエースPA120」)5の処理水室5Aに給水
し、60L/hrを濃縮水室5Bに給水し、20L/h
rを電極室に給水した。
うち、150L/hrをCEDI(栗田工業(株)製
「ピュアエースPA120」)5の処理水室5Aに給水
し、60L/hrを濃縮水室5Bに給水し、20L/h
rを電極室に給水した。
【0048】得られた処理水(CEDI5からの純水)
の水質とCEDI5の電圧、電流値を調べ、結果を表1
に示した。
の水質とCEDI5の電圧、電流値を調べ、結果を表1
に示した。
【0049】比較例1 実施例1において、脱気装置とアニオン交換樹脂塔を省
略し、除濁した原水(pH6.5〜7)を直接RO装置
に通水したこと以外は同様にして処理を行った。即ち、
除濁した原水をRO装置に給水量500L/hr、給水
圧12kg/cm2で給水し、透過水230L/hrの
うち、150L/hrをCEDIの処理水室に給水し、
60L/hrを濃縮水室に、20L/hrを電極室に給
水した。
略し、除濁した原水(pH6.5〜7)を直接RO装置
に通水したこと以外は同様にして処理を行った。即ち、
除濁した原水をRO装置に給水量500L/hr、給水
圧12kg/cm2で給水し、透過水230L/hrの
うち、150L/hrをCEDIの処理水室に給水し、
60L/hrを濃縮水室に、20L/hrを電極室に給
水した。
【0050】 得られた処理水の水質とCEDIの電圧、
電流値を調べ、結果を表1に示した。
電流値を調べ、結果を表1に示した。
【0051】比較例2 実施例1において、アニオン交換樹脂塔を省略し、代り
に、脱気装置(脱炭酸塔)の前段にカチオン交換樹脂塔
(バイエル社製「レバチットSP112」50Lを充
填)を設け、カチオン交換樹脂塔及び脱炭酸塔を経た処
理水にアルカリを添加してpH6.5〜7に調整した後
RO装置及びCEDIに通水したこと以外は同様にして
処理を行った。
に、脱気装置(脱炭酸塔)の前段にカチオン交換樹脂塔
(バイエル社製「レバチットSP112」50Lを充
填)を設け、カチオン交換樹脂塔及び脱炭酸塔を経た処
理水にアルカリを添加してpH6.5〜7に調整した後
RO装置及びCEDIに通水したこと以外は同様にして
処理を行った。
【0052】得られた処理水の水質とCEDIの電圧、
電流値を調べ、結果を表1に示した。
電流値を調べ、結果を表1に示した。
【0053】
【表1】
【0054】表1より明らかなように、本発明によれ
ば、少ない電力消費量で高水質の処理水を得ることがで
きる。
ば、少ない電力消費量で高水質の処理水を得ることがで
きる。
【0055】なお、上記実施例1では、RO装置を水回
収率46%で運転したが、このRO装置の水回収率を9
0%の高回収率で運転しても、何らスケール障害等の問
題はなく、実施例1とほぼ同等の処理水質を得ることが
できた。
収率46%で運転したが、このRO装置の水回収率を9
0%の高回収率で運転しても、何らスケール障害等の問
題はなく、実施例1とほぼ同等の処理水質を得ることが
できた。
【0056】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の純水の製造
方法によれば、RO装置とCEDIとを組み合わせて純
水を製造する方法において、CEDIの電流値を高くす
ることなく、また、スケール障害を防止して高水質の処
理水を得ることができる。
方法によれば、RO装置とCEDIとを組み合わせて純
水を製造する方法において、CEDIの電流値を高くす
ることなく、また、スケール障害を防止して高水質の処
理水を得ることができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す系統図であ
る。
る。
【図2】CEDIの構造を示す概略的な構成図である。
1 除濁装置 2 脱気装置 3 アニオン交換樹脂塔 4 RO装置 5 CEDI 5A 処理水室 5B 濃縮水室 20 イオン交換樹脂 21 アニオン交換膜 22 カチオン交換膜 23 濃縮水室 24 処理水室 25 陽極 26 陰極 27 陽極室 28 陰極室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/44 C02F 1/44 J 9/00 502 9/00 502Z 502J 502F 502L 503 503B 504 504B 504E
Claims (1)
- 【請求項1】 原水を、pH3〜5に調整して脱気処理
する脱気工程と、アニオン交換樹脂に接触させるアニオ
ン交換工程とによって処理し、 その後逆浸透膜分離装置に通水して透過水と濃縮水とを
得、 該透過水を連続電気再生式純水装置に給水して純水を得
ることを特徴とする純水の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10065525A JPH11262771A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 純水の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10065525A JPH11262771A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 純水の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11262771A true JPH11262771A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13289531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10065525A Pending JPH11262771A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 純水の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11262771A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001219161A (ja) * | 2000-02-08 | 2001-08-14 | Nomura Micro Sci Co Ltd | 純水製造装置 |
| JP2001259376A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-25 | Japan Organo Co Ltd | 脱イオン水製造装置 |
| JP2002066259A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-05 | Kurita Water Ind Ltd | 純水の製造方法 |
| WO2006050042A3 (en) * | 2004-10-29 | 2006-06-15 | Ge Mobile Water Inc | Edi concentrate recycle loop with filtration module |
| CN101508473A (zh) * | 2009-04-08 | 2009-08-19 | 夏玉利 | 净化器设备 |
| WO2016187915A1 (zh) * | 2015-05-26 | 2016-12-01 | 清华大学 | 将放射性废水处理至天然本底放射性水平的系统及应用 |
| JP2020518437A (ja) * | 2017-05-08 | 2020-06-25 | エヴォクア ウォーター テクノロジーズ エルエルシーEvoqua Water Technologies LLC | 農業用途向けのナトリウム水、高塩度水、または高ナトリウム水の水処理 |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP10065525A patent/JPH11262771A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001219161A (ja) * | 2000-02-08 | 2001-08-14 | Nomura Micro Sci Co Ltd | 純水製造装置 |
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| JP2008518758A (ja) * | 2004-10-29 | 2008-06-05 | ジーイー・モーバイル・ウォーター,インコーポレイテッド | ろ過モジュールを有する濃縮リサイクルループ |
| AU2005302508B2 (en) * | 2004-10-29 | 2010-08-05 | Ge Mobile Water, Inc. | EDI concentrate recycle loop with filtration module |
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| US11655166B2 (en) | 2017-05-08 | 2023-05-23 | Evoqua Water Technologies Llc | Water treatment of sodic, high salinity, or high sodium waters for agricultural application |
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