JPH11262995A - スクリーン印刷方法 - Google Patents

スクリーン印刷方法

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JPH11262995A
JPH11262995A JP10087907A JP8790798A JPH11262995A JP H11262995 A JPH11262995 A JP H11262995A JP 10087907 A JP10087907 A JP 10087907A JP 8790798 A JP8790798 A JP 8790798A JP H11262995 A JPH11262995 A JP H11262995A
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JP
Japan
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metal
metal mask
screen printing
squeegee
printing method
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JP10087907A
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Tatsuya Torinari
達也 鳥成
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、メタルマスク及びメタルスキージ
を交換することなく、均一な膜を連続して得ることがで
きると共に、メタル屑の発生しないスクリーン印刷方法
を提供することを目的としている。 【解決手段】 被処理体6の印刷領域に対応する開口部
1aを有するメタルマスク1を被処理体6上に配置し
て、前記メタルマスク1上にペースト材を塗布した後、
メタルスキージ2を摺動させることで前記ペースト材を
開口部1aを介して前記被処理体6上に被着させるスク
リーン印刷方法において、前記メタルマスク1とメタル
スキージ2との間に一定の隙間Lを介した状態で、メタ
ルスキージ2を摺動させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理体表面に厚
膜を形成するためのスクリーン印刷方法に関し、特にプ
ラズマディスプレイパネル等に使用する大型基板の所定
領域内にメタルマスクを用いて所定厚さの膜を形成する
スクリーン印刷方法に関する。
【0002】このようにスクリーン印刷によって形成さ
れる膜は、プラズマディスプレイパネル等最終的な製品
の特性に影響を及ぼすものであるため、大型基板に対し
て均一な膜を安定して形成することが必要となる。
【0003】
【従来の技術】図7は、従来のスクリーン印刷方法を説
明するための装置断面図であり、プラズマディスプレイ
パネル(以下PDP)の製造工程を例に以下に説明す
る。
【0004】PDPは、放電空間を介して一対のガラス
基板(電極等を形成した基板)を貼り合わせてなるもの
で、所定単位に放電領域を区画するためのバリヤリブと
呼ばれる仕切り壁を備えている。このバリヤリブは高さ
を百μm程度とするものであり、ガラス基板の略全面に
ガラスペーストによる厚膜を印刷した後、乾燥させたそ
のガラスペースト膜をサンドブラスト技術によりバリヤ
リブパターンに応じた部分的な切削を行って形成する。
【0005】厚膜の印刷には、精度良く百μm単位の膜
形成を可能とするメタルマスクが用いられる。特にPD
Pにおける大型基板上にバリヤリブとなるガラスペース
トを多量に被着(塗布)させる場合には、メタルマスク
の使用が必須となる。この場合、メタルマスク上を摺動
させるスキージについてもメタル製のものを使用する。
【0006】このような厚膜印刷を行なうためのスクリ
ーン印刷装置は、図7(A)(B)に示すように、中央
部に開口部51aを有するメタルマスク51、メタルマ
スク51の表面にに沿って移動することによりガラスペ
ーストを開口部51a内に埋め込むためのメタルスキー
ジ52、被処理体であるガラス基板56を載置するステ
ージ54等を有している。
【0007】従来のスクリーン印刷方法は、まずメタル
マスク51の下方に配置するステージ54上にガラス基
板56を位置決め載置した後、図示しない駆動部を動作
させることにより、ステージ54を上昇させてメタルマ
スク51とガラス基板56とを接触させる。
【0008】その後、メタルマスク51上に所定量のガ
ラスペーストを塗布し、メタルスキージ52をメタルマ
スク51に接触させた状態で図7(A)(B)の矢印に
示す方向に移動させることで、ガラスペーストを押し広
げながら開口部51a内に埋め込み、開口部51aに対
応するガラス基板56表面に被着させる。
【0009】上記のようにメタルスキージ52をメタル
マスク51に接触させた状態で移動させることにより、
メタルマスク51の厚みに対応する均一な膜を得ること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクリーン印刷
方法によれば、メタルマスク51の厚みの分だけ精度良
くガラスペーストが印刷できるが、硬質のメタルマスク
51とメタルスキージ52とが接触するため、その摩擦
力によって互いに研磨し合うことになる。
【0011】図8は、研磨による課題を説明するための
図であり、図8(A)は図7(A)におけるA方向から
見たスクリーン印刷装置断面図、図8(B)は研磨され
た状態を示す断面図である。
【0012】図8(A)に示すように、メタルスキージ
52はメタルマスク51に対して、接触部a,a’と非
接触部bを有している。つまり、開口部51aの上方を
通過する部分は接触せず、それ以外の部分は接触しなが
ら移動する。従って、処理を重ねるに伴って、メタルス
キージ52とメタルマスク51の接触部a,a’のみが
研磨されていく。
【0013】その結果、図8(B)に示すような状態と
なり、メタルスキージ52とガラス基板56とのギャッ
プが狭くなる。このような状態になると、当初設定した
膜厚のガラスペーストの被着は当然できなくなるため、
メタルスキージ52及びメタルマスク51の交換が必要
になる。尚、図8(B)ではメタルスキージ52のみが
研磨された状態を示しているが、同一材料であれば同様
に研磨される。
【0014】以上のことから、均一なガラスペースト膜
を連続的に得るためには、研磨の度合いが大きくなる前
で、定期的に両者を交換しなければならず、効率が悪い
と共に、設備コストも高くなる。
【0015】また、前記研磨によってメタル屑が発生す
るため、メタル屑を含有するペーストは確実に外側に逃
がして印刷領域に侵入させないようにしなければならな
い。メタルマスク51とメタルスキージ52との接触部
で発生するメタル屑を外側に逃がすためにはガラス基板
56上に印刷されるペーストに対して約2倍のペースト
を必要するため、処理毎のガラスペースト塗布量が多く
なり、材料の使用効率が悪くなる。
【0016】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、メタルマスク及びメタルスキージを交換する
ことなく、均一な膜を連続して得ることができると共
に、メタル屑の発生しないスクリーン印刷方法の提供を
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクリーン
印刷方法は、メタルマスクとメタルスキージとの間に一
定の隙間を介した状態で、メタルスキージを摺動させる
ものである。
【0018】このように本発明においては、メタルマス
クとメタルスキージとを接触させることなく印刷を行な
うため、相互に研磨されることがなく、一定の隙間を介
した状態で安定した膜の形成を連続して行なうことが可
能となる。
【0019】また、本発明に係るスクリーン印刷方法
は、必要に応じてメタルマスクとの間に隙間を介した状
態でスクレッパーを摺動させることでペースト材をメタ
ルマスク全体に広げる前処理を行なった後、メタルスキ
ージによる摺動を行なうものである。
【0020】このように本発明においては、ペースト材
を全体に広げる前処理を行なうため、広い印刷領域に多
量のペースト材を印刷する場合にも、精度良く膜を形成
することができる。
【0021】また、本発明に係るスクリーン印刷方法
は、貫通穴を有するスクレッパーを用いて、このスクレ
ッパーによる前処理と、メタルスキージによる印刷を同
時に行なうものである。
【0022】このように本発明においては、貫通穴を有
するスクレッパーを用いることで、貫通穴を通過する流
動性を有するペースト材がその後方に送られるため、こ
れをメタルスキージにて被処理体上に被着させることが
でき、処理効率を高めることが可能となる。
【0023】また、本発明に係るスクリーン印刷方法
は、メタルスキージ及びスクレッパーを上下動させるこ
とで、印刷膜厚を制御するものである。このように本発
明においては、所望の膜厚に応じてメタルマスク及びス
クレッパーとメタルマスクとの隙間を調整できるため、
メタルマスクを交換することなく異なる膜厚の印刷を行
なうことが可能となる。
【0024】また、本発明に係るスクリーン印刷方法
は、開口部の周辺部にペースト材の流出を抑制するガイ
ドを有するメタルマスクを使用して印刷を行なうもので
ある。このように本発明によれば、ペースト材の流出が
抑えられるため、少ないペースト材による効率良い印刷
が可能となり、ペーストの使用量を低減することができ
る。
【0025】更に、本発明に係るスクリーン印刷方法
は、開口部の周辺部に印刷領域外縁部の応力を緩和させ
る段差部を有するメタルマスクを使用して印刷を行なう
ものである。このように本発明によれば、段差部近傍に
付着するペースト材が印刷領域外縁部の応力が緩和する
ため、印刷膜外縁部の膜厚が厚くなることがなく、膜厚
分布を均一にすることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】(本発明の第1の実施形態)以
下、本発明の第1の実施形態に係るスクリーン印刷方法
をPDP製造におけるリブ材の印刷を例に図1に基づい
て説明する。図1(A)は第1の実施形態に係るスクリ
ーン印刷装置の断面図、図1(B)は図1(A)のA方
向から見た断面図である。
【0027】図1において第1の実施形態に係るスクリ
ーン印刷装置は、被処理体であるガラス基板6の印刷領
域に対応する部分に開口部1aを有するメタルマスク1
と、塗布されたガラスペーストをメタルマスク1の開口
部1a内に埋め込むためのメタルスキージ2と、ガラス
基板6を載置するステージ4と、ステージ4を上下動さ
せる駆動部5とを備えている。メタルマスク1の厚さは
得たい膜厚に応じて設定すればよいが、ここでは3.5
mm程度にしている。
【0028】このようなスクリーン印刷装置において、
まず、ステージ4をメタルマスク1に対して下がった位
置に降ろし、この状態でステージ4上にガラス基板6を
載置する。ガラス基板6は、表示用電極等が形成された
状態で図示しない搬送ローラによって搬送されるもので
ある。
【0029】その後、駆動部5の動作によりステージ4
を上昇させ、ガラス基板6表面とメタルマスク1の裏面
とを接触させる。この時、ガラス基板6の印刷領域とメ
タルマスク1の開口部1aとが一致するように位置合わ
せされる。
【0030】この状態において、リブの原料であるガラ
スペーストを図示しない供給ノズルによりメタルマスク
1上の中央部(縦方向の中央部)に塗布し、これをスキ
ージ2によってガラス基板6全面に押し広げながら開口
部1a内に埋め込む。
【0031】メタルマスク1上にガラスペーストが塗布
された後、メタルスキージ2は、その先端がメタルマス
ク1表面に対してギャップLを有するように配置され
る。このような状態から、メタルスキージ2をギャップ
Lを保持するよう平行に矢印で示す方向に移動させるこ
とにより、ガラスペーストの印刷を行なう。
【0032】このようにメタルマスク1とメタルスキー
ジ2とのギャップLを保って印刷を行なうことによっ
て、所望膜厚のガラスペーストを被着することができ
る。
【0033】メタルマスク1とメタルスキージ2とのギ
ャップLは、適宜設定するものであるが、本実施形態で
は0.5mmとすることにより300μm程度の膜を形
成している。このギャップLを0.01mm毎の変更
で、本実施形態のメタルマスクの場合、約10μmの膜
厚調整を行なうことができる。
【0034】ガラスペーストをガラス基板6の所定領域
に印刷した後、駆動部5を動作させることで、再びステ
ージ4を下降させて印刷済のガラス基板6を取り出し、
次工程へと搬送する。
【0035】本実施形態においては、ガラスペースト塗
布後メタルスキージ2によって直接スクリーン印刷を行
なったが、大面積のガラス基板6に対して多量のガラス
ペーストを使用する場合には、図示しないがスキージと
同様な構成のスクレッパーにより、ガラスペーストを均
した後、メタルスキージ2にて印刷を行なう。例えば、
同時に移動するスクレッパーとメタルマスク2とを用い
て、その高さをそれぞれ制御しながら、往復動作させる
ことにより上記印刷を行なう。スクレッパーで均す場
合、スクレッパー先端とメタルマスク1表面とのギャッ
プはメタルスキージ2とのギャップLよりも大きくして
おく。
【0036】以上本実施形態によれば、メタルスキージ
2をメタルマスク1に接触することなく、一定のギャッ
プを保った状態で印刷が行なわれるため、両者が研磨さ
れることはない。従って、従来のように処理を重ねるに
伴ってメタルスキージとガラス基板とのギャップが変動
することはなく、安定した厚膜を連続的に形成すること
が可能となる。
【0037】また、研磨によるメタル屑が発生すること
もないため、ガラスペーストの使用量を低減することが
できる。更にガラスペーストの使用量低減に伴って、メ
タルマスク1上に残る不要ペーストの量が減り、メタル
マスクへのストレスも軽減される。
【0038】上述したように、メタルスキージ2とメタ
ルマスク1とのギャップを一定にすることで安定した処
理を行なうことができるが、ガラス基板6に傾きやうね
り等が生じていることもあるため、ガラス基板6の表面
状態を検出して、この状態に応じてメタルスキージ2を
メタルマスク1とのギャップを有する範囲で制御するこ
とにより、更に精度の良い印刷が可能となる。
【0039】ガラス基板6の表面状態は、光センサー等
を用いて予め全面を検出する、或いはメタルスキージ2
にセンサーを取付け印刷直前の部分を検出して、この検
出結果に基づいてメタルマスク2を上下動させるもので
ある。
【0040】(本発明の第2の実施形態)次に、本発明
の第2の実施形態に係るスクリーン印刷方法を第1の実
施形態と同様、PDP製造におけるリブ材の印刷を例に
図2に基づいて説明する。図2(A)は第2の実施形態
に係るスクリーン印刷装置の断面図であり、図2(B)
は図2(A)における上面図である。
【0041】第2の実施形態に係るスクリーン印刷装置
は、第1の実施形態と同様、被処理体であるガラス基板
16の印刷領域に対応する部分に開口部11aを有する
メタルマスク11、塗布されたガラスペーストをメタル
マスク11の開口部11a内に埋め込むためのメタルス
キージ12及びスレッパー13、ガラス基板16を載置
するステージ14、ステージ14を上下動させる駆動部
15を備え、これに加えてメタルマスク11の開口部1
1aの両側にガイド11bを有している。
【0042】このようなスクリーン印刷装置において、
ガラス基板16をステージ14に載置してメタルマスク
11との位置合わせを行なった後、メタルマスク11上
にガラスペーストを塗布する。そして塗布したガラスペ
ーストをスクレッパー13で一旦均した後、メタルスキ
ージ12にてメタルマスク11との間にギャップを有す
る状態で印刷する。
【0043】この基本的動作は、第1の実施形態と同様
であるが、メタルマスク11に一対のガイド11bが備
えられていることによって、ガラス基板1枚当たりに使
用するガラスペーストの量を低減させることができる。
【0044】即ち、ガイド11bが開口部11aの外側
に逃げようとするガラスペーストを内側に押し戻すこと
から、ガラスペーストの塗布量を少なくしてもメタルス
キージ12によって十分に開口部11a内へガラスペー
ストを埋め込むことが可能となる。
【0045】従来の如くメタル屑が発生する場合には、
全て外側に逃がしてガラス基板上へ被着しないようにし
なければならないが、本発明によりメタル屑の発生がな
く全てのペーストをリブ材として使用することができる
ようになったため、本実施形態は可能となった。
【0046】(本発明の第3の実施形態)次に、本発明
の第3の実施形態に係るスクリーン印刷方法を第1,2
実施形態と同様、PDP製造におけるリブ材の印刷を例
に図3に基づいて説明する。図3(A)は第3の実施形
態に係る印刷状態を示す断面図であり、図3(B)は第
3の実施形態に係るスクリーン印刷装置の断面図(図3
(A)におけるA方向から見た断面図)である。
【0047】広い領域にペーストを被着するような場合
のスクリーン印刷は、第1の実施形態でも説明したとお
り、スクレッパーによってガラスペーストを均した後、
ガラスペーストが安定した状態になってからスキージに
よって印刷を行なうという往復動作が必要であるが、本
実施形態では、スクレッパーにより均しながら片道動作
での印刷を可能にするものである。
【0048】図3(B)で明らかなように、本実施形態
で使用するスクレッパー23は、その先端部近傍に貫通
穴22aを有している。ガラス基板26をステージ24
上に載置して、メタルマスク21との位置合わせを行な
った後、メタルマスク21上にガラスペースト27を塗
布し、メタルマスク21との間に所定のギャップを有す
る同一状態でメタルスキージ22とスクレッパー23と
を同時に移動させる。
【0049】スクレッパー23の移動によって、ガラス
ペースト27は均されると共に、その貫通穴23aを図
3(A)に示す矢印のように通過するガラスペーストが
後方に位置するメタルスキージ22側に供給される。ス
クレッパー23により均されるガラスペースト27の表
面は空気に触れて乾燥していくため、不安定な状態であ
るが、貫通穴23aを通過する内部のペーストは流動性
が良く、メタルスキージ22によってメタルマスク21
の開口部へ容易に埋め込まれる。従って、スクレッパー
23とメタルスキージ22とを同時にガラスペーストに
接触させる片道動作での精度良い印刷が可能となる。
【0050】(本発明の第4の実施形態)次に、本発明
の第4の実施形態に係るスクリーン印刷方法を第1〜3
実施形態と同様、PDP製造におけるリブ材の印刷を例
に図4に基づいて説明する。図4(A)は第4の実施形
態に係るスクリーン印刷装置断面図であり、図4(B)
は図4(A)における上面図である。
【0051】第4の実施形態に係るスクリーン印刷装置
は、第1〜3の実施形態と同様、開口部31aを有する
メタルマスク31、メタルスキージ32、ガラス基板3
6を載置するステージ34、ステージ34を上下動させ
る駆動部35を備え、これに加えてメタルマスク31の
開口部31aの周辺部に段差部31bを有している。こ
のようなスクリーン印刷装置において、ガラス基板36
をステージ34に載置してメタルマスク31との位置合
わせを行なった後、メタルマスク31上にガラスペース
ト37を塗布する。そして、メタルスキージ32をメタ
ルマスク11との間にギャップを有する状態で矢印のよ
うに移動することで印刷を行なう。
【0052】メタルスキージ32による印刷において
は、印刷パターンの外縁部が応力の影響により盛り上が
ることがあり、これにより膜厚分布が悪くなる。本実施
形態はこれを抑制するものであり、メタルマスク31の
開口部31a周辺部に段差部11bを形成しておくこと
により、図4(A)に示すように、開口部31aから延
長してガラスペースト37がメタルマスク31にも被着
するようにする。これによって、応力を印刷領域外へ逃
がし、実際の印刷領域への影響をなくすことで、膜厚分
布を改善することができる。
【0053】次に、本発明における具体的な効果を説明
する。図5は、メタルスキージをメタルマスクに接触さ
せて連続的に処理した場合の膜厚変化と、非接触にて連
続処理した場合の膜厚変化とを示したグラフである。こ
のグラフは、40インチクラスに形成されたガラス基板
の23ロットに対してスクリーン印刷を行なった結果に
基づいて作成したものであり、1ロット(10枚前後)
毎に求められる最大値(△印)と最小値(×印)との平
均値(○印)を求め、この平均値(○印)の近似特性を
示すものである。尚、使用するメタルマスクは第1の実
施形態と同じものである。
【0054】図5(A)は接触させた従来の方法による
ものであり、当初290μm以上の膜が形成されていた
のに対して、最終的には280μm程度となり、処理を
重ねるに従って膜厚が薄くなる傾向になっている。
【0055】これは、図8で説明したように、メタルス
キージ及びメタルマスクの接触部が研磨されることでメ
タルスキージとガラス基板とのギャップが狭くなってい
ることに起因するものと思われる。一方、図5(B)は
本発明に係る非接触によるものであり、メタルスキージ
とメタルマスクとのギャップを0.5mmとして23ロ
ットを処理した結果に基づいたグラフである。
【0056】多少のばらつきはあったものの、295μ
m前後で推移しており、膜厚が薄くなる傾向は見られな
かった。以上のように本発明によれば、均一な膜厚の印
刷を連続的に行なうことが可能となる。
【0057】また、図6は、ガラス基板に凹部がある場
合の接触と非接触による印刷状態を示す断面図であり、
図6(A)は接触させた従来の方法によるもの、図6
(B)は本発明の非接触処理によるものである。尚、図
6(B)は、スクレッパーとメタルマスクのギャップを
1.2mm、メタルスキージとメタルマスクのギャップ
を0.1mmにて処理した状態を示している。
【0058】図6(A)に示すように、ガラス基板56
に凹部56aが存在する場合、スクレッパー及びスキー
ジをマスクに接触させた状態で処理すると、スクレッパ
ーの処理によりガラスペースト70にガラス基板56の
凹部56aに対応する凹部70aが形成され、スキージ
での印刷後においても凹部70a’が残る。
【0059】一方、図6(B)に示すように、本発明の
非接触処理によれば、ガラス基板6の凹部6aに対し
て、スクレッパーの処理によりガラスペースト10には
僅かに凹部10aが残るが、スキージによる印刷後、凹
部10aは均されて平坦な膜が形成される。以上のよう
に本発明によれば、コーティング時の凹凸を印刷によっ
て平坦にすることができ、膜厚分布の改善を図ることが
可能となる。
【0060】
【発明の効果】本発明のスクリーン印刷方法によれば、
メタルマスクとメタルスキージとを接触させることなく
印刷を行なうため、相互に研磨されることがなく、安定
した膜の形成を連続して行なうことが可能となる。ま
た、研磨によるメタル屑の発生もないため、使用するペ
ースト材の量を低減できると共に、メタルマスク上に残
る不要ペーストの量も少なくなり、メタルマスクへのス
トレスが軽減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るスクリーン印刷
装置断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るスクリーン印刷
装置断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るスクリーン印刷
装置断面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係るスクリーン印刷
装置断面図である。
【図5】本発明の効果を説明するための膜厚変化を示す
グラフである。
【図6】本発明の効果を説明するための印刷状態を示す
断面図である。
【図7】従来技術に係るスクリーン印刷装置断面図であ
る。
【図8】従来技術の課題を説明するための断面図であ
る。
【符号の説明】
1、11、21、31、51 メタルマスク 1a、11a、31a、51a 開口部 2、12、22、32、52 メタルステージ 4、14、24、34、54 ステージ 5、15、35 駆動部 6、16、26、36 ガラス基板 6a、10a、56a、70a、70a’ 凹部 10、10’、27、37、70、70’ ガラスペー
スト 11b ガイド 13、23 スクレッパー 31b 段差部 57 不要ペースト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体の印刷領域に対応する開口部を
    有するメタルマスクを被処理体上に一定の隙間を介した
    状態で配置して、前記メタルマスク上にペースト材を供
    給した後、前記メタルマスク表面に沿ってメタルスキー
    ジを摺動させることで前記ペースト材を前記開口部を介
    して前記被処理体上に被着させることを特徴とするスク
    リーン印刷方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスクリーン印刷方法に
    おいて、 前記メタルマスク上にペースト材を供給した後、前記メ
    タルマスクとメタルスキージとの隙間よりも広い隙間を
    有する状態で、前記メタルマスク表面に沿ってスクレッ
    パーを摺動させることで前記ペースト材をメタルマスク
    全体に広げる前処理を行なった後、前記メタルスキージ
    の摺動を行なうことを特徴とするスクリーン印刷方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のスクリーン印刷方法に
    おいて、 前記スクレッパーには、その摺動によってペースト材を
    後方に送る貫通穴が備えられており、該貫通穴を通過し
    たペースト材をスクレッパー直後に位置して同時に摺動
    するメタルスキージで前記被処理体上に被着させること
    を特徴とするスクリーン印刷方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のス
    クリーン印刷方法において、 前記メタルスキージ及びスクレッパーは上下動可能であ
    り、前記メタルマスク或いは前記被処理体との距離を調
    整することにより膜厚を制御していることを特徴とする
    スクリーン印刷方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のス
    クリーン印刷方法において、 前記開口部の周辺部にペースト材の流出を抑制するガイ
    ドを備えてなるメタルマスクを使用して、前記メタルス
    キージ及びスクレッパーを摺動させることを特徴とする
    スクリーン印刷方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5記載のいずれかに記載
    のスクリーン印刷方法において、 前記開口部の周辺部に印刷領域外縁部の応力を緩和させ
    る段差部を有するメタルマスクを使用して、前記メタル
    スキージ及びスクレッパーを摺動させることを特徴とす
    るスクリーン印刷方法。
JP10087907A 1998-03-16 1998-03-16 スクリーン印刷方法 Pending JPH11262995A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007290288A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Shibaura Mechatronics Corp ペースト膜の形成装置
JP2010046936A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Toyota Motor Corp スクリーン印刷装置および方法
JP2010155362A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd スクリーン印刷機
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CN114406818A (zh) * 2021-12-30 2022-04-29 华玻视讯(珠海)科技有限公司 一种显示屏生产用钢化物料加工设备

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