JPH11263117A - 車両用補助暖房装置 - Google Patents
車両用補助暖房装置Info
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- JPH11263117A JPH11263117A JP10070287A JP7028798A JPH11263117A JP H11263117 A JPH11263117 A JP H11263117A JP 10070287 A JP10070287 A JP 10070287A JP 7028798 A JP7028798 A JP 7028798A JP H11263117 A JPH11263117 A JP H11263117A
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- Japan
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- vehicle
- rotating member
- auxiliary heating
- heating device
- cooling water
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00421—Driving arrangements for parts of a vehicle air-conditioning
- B60H1/00435—Driving arrangements for parts of a vehicle air-conditioning fluid or pneumatic
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/02—Heating, cooling or ventilating devices the heat being derived from the propulsion plant
- B60H1/14—Heating, cooling or ventilating devices the heat being derived from the propulsion plant other than from cooling liquid of the plant
- B60H2001/146—Heating, cooling or ventilating devices the heat being derived from the propulsion plant other than from cooling liquid of the plant from a viscous fluid heater
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- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両への搭載性を向上した車両用補助暖房装
置3を提供する。 【解決手段】 エンジンに駆動される駆動軸11にドラ
イブプレート13を設け、流体継手付冷却ファン9の冷
却翼25を駆動する駆動軸12に、ドライブプレート1
3の摺動面26に対向する摺動面27を持つドリブンプ
レート14を設け、2つの摺動面26、27間にシリコ
ンオイル15を充填した流体継手39を冷却水ポンプ8
のハウジング29内に配置した。そして、冷却水温の低
温時に、電磁ブレーキ17の電磁石36をONして流体
継手付冷却ファン9と一体的に回転する駆動軸12およ
びドリブンプレート14を固定し、2つの摺動面26、
27間に滑りを生じさせることで、流体継手39内のシ
リコンオイル15を発熱させる。このシリコンオイル1
5で発生する熱を補助暖房熱源として使用することによ
り、冷却水温を上昇させることで暖房能力を補うように
する。
置3を提供する。 【解決手段】 エンジンに駆動される駆動軸11にドラ
イブプレート13を設け、流体継手付冷却ファン9の冷
却翼25を駆動する駆動軸12に、ドライブプレート1
3の摺動面26に対向する摺動面27を持つドリブンプ
レート14を設け、2つの摺動面26、27間にシリコ
ンオイル15を充填した流体継手39を冷却水ポンプ8
のハウジング29内に配置した。そして、冷却水温の低
温時に、電磁ブレーキ17の電磁石36をONして流体
継手付冷却ファン9と一体的に回転する駆動軸12およ
びドリブンプレート14を固定し、2つの摺動面26、
27間に滑りを生じさせることで、流体継手39内のシ
リコンオイル15を発熱させる。このシリコンオイル1
5で発生する熱を補助暖房熱源として使用することによ
り、冷却水温を上昇させることで暖房能力を補うように
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房能力を補助す
る車両用補助暖房装置に関するもので、特に暖房能力が
不足する寒冷地を走行する車両の暖房能力を補助するの
に最適な車両用補助暖房装置に係わる。
る車両用補助暖房装置に関するもので、特に暖房能力が
不足する寒冷地を走行する車両の暖房能力を補助するの
に最適な車両用補助暖房装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に搭載されたエンジンの高効
率化によりエンジンの排熱量が減少し、暖房時の熱源不
足が問題となっている。これに対して、燃料を燃焼させ
て、その燃焼熱または排気熱によって冷却水または空気
を加熱することにより、車両の車室内の暖房能力を向上
する燃焼式ヒータの使用が考えられるが、高コストとな
るという問題がある。そこで、特開平2−246823
号公報や特開平3−57877号公報等においては、車
両に搭載されたエンジンで駆動する補助暖房器を備えた
車両用補助暖房装置が提案されている。
率化によりエンジンの排熱量が減少し、暖房時の熱源不
足が問題となっている。これに対して、燃料を燃焼させ
て、その燃焼熱または排気熱によって冷却水または空気
を加熱することにより、車両の車室内の暖房能力を向上
する燃焼式ヒータの使用が考えられるが、高コストとな
るという問題がある。そこで、特開平2−246823
号公報や特開平3−57877号公報等においては、車
両に搭載されたエンジンで駆動する補助暖房器を備えた
車両用補助暖房装置が提案されている。
【0003】その補助暖房器は、エンジンに駆動される
回転プレートとそれに対向する固定プレートとの間にシ
リコンオイル等の粘性流体を充填する液体充填部と、回
転プレートが回ることによって液体に剪断力を作用させ
て、その剪断力によって液体に発生した熱を、エンジン
の冷却水と熱交換させる熱交換器とを備え、車両の車室
内の暖房能力を向上している。そして、構造が簡単で、
低コストの優れた補助暖房器を実現することができる。
回転プレートとそれに対向する固定プレートとの間にシ
リコンオイル等の粘性流体を充填する液体充填部と、回
転プレートが回ることによって液体に剪断力を作用させ
て、その剪断力によって液体に発生した熱を、エンジン
の冷却水と熱交換させる熱交換器とを備え、車両の車室
内の暖房能力を向上している。そして、構造が簡単で、
低コストの優れた補助暖房器を実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現状の車両
は、冷凍サイクルのコンプレッサ、車両用充電装置とし
てのオルタネータ、パワーステアリング用ポンプ等とい
ったエンジン補機類がエンジンの周辺に多く装着されて
いる。このため、新たに補助暖房器をエンジンの周辺に
装着するのは困難で、エンジンの周辺への搭載性に難が
あるという問題が生じている。
は、冷凍サイクルのコンプレッサ、車両用充電装置とし
てのオルタネータ、パワーステアリング用ポンプ等とい
ったエンジン補機類がエンジンの周辺に多く装着されて
いる。このため、新たに補助暖房器をエンジンの周辺に
装着するのは困難で、エンジンの周辺への搭載性に難が
あるという問題が生じている。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、駆動源の流体継手付補機と一体的に回転する第
2回転部材を固定して粘性流体を補助暖房熱源として用
いることにより、車両への搭載性に優れた車両用補助暖
房装置を提供することを目的としている。また、体格を
コンパクト化することのできる車両用補助暖房装置を提
供することを目的としている。
もので、駆動源の流体継手付補機と一体的に回転する第
2回転部材を固定して粘性流体を補助暖房熱源として用
いることにより、車両への搭載性に優れた車両用補助暖
房装置を提供することを目的としている。また、体格を
コンパクト化することのできる車両用補助暖房装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、解放固定手段で第2回転部材を所定の固定部材
に固定した場合には、駆動源により駆動される第1回転
部材が回転するのに伴って、2つの第1、第2摺動面間
に充填された粘性流体に剪断力が作用するため、粘性流
体が発熱する。この粘性流体で発生した熱は、熱交換器
にて主暖房熱源と熱交換することで主暖房熱源による暖
房能力が向上する。ここで、既設の流体継手付補機内の
粘性流体を補助暖房熱源として利用することで、駆動源
の周辺に補機類が多く装着されていても、車両用補助暖
房装置を駆動源の周辺に容易に搭載することができる。
よれば、解放固定手段で第2回転部材を所定の固定部材
に固定した場合には、駆動源により駆動される第1回転
部材が回転するのに伴って、2つの第1、第2摺動面間
に充填された粘性流体に剪断力が作用するため、粘性流
体が発熱する。この粘性流体で発生した熱は、熱交換器
にて主暖房熱源と熱交換することで主暖房熱源による暖
房能力が向上する。ここで、既設の流体継手付補機内の
粘性流体を補助暖房熱源として利用することで、駆動源
の周辺に補機類が多く装着されていても、車両用補助暖
房装置を駆動源の周辺に容易に搭載することができる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、第1回転
部材の回転力を粘性流体を介して第2回転部材に伝達す
る時には、第2回転部材を所定の固定部材に固定させる
時と比べて粘性流体の発熱量が少なくなるように粘性流
体を2つの第1、第2摺動面間に充填することにより、
車両用補助暖房装置を、通常の流体継手付補機として使
用する際の粘性流体の発熱を抑えることができる。ま
た、請求項3に記載の発明によれば、2つの第1、第2
摺動面を既設の冷却水用ポンプのハウジング内に設ける
ことで、さらに、車両用補助暖房装置の搭載性を向上す
ることができる。
部材の回転力を粘性流体を介して第2回転部材に伝達す
る時には、第2回転部材を所定の固定部材に固定させる
時と比べて粘性流体の発熱量が少なくなるように粘性流
体を2つの第1、第2摺動面間に充填することにより、
車両用補助暖房装置を、通常の流体継手付補機として使
用する際の粘性流体の発熱を抑えることができる。ま
た、請求項3に記載の発明によれば、2つの第1、第2
摺動面を既設の冷却水用ポンプのハウジング内に設ける
ことで、さらに、車両用補助暖房装置の搭載性を向上す
ることができる。
【0008】請求項4に記載の発明によれば、2つの第
1、第2摺動面を、2つの第1、第2回転部材の表面に
設けることで、車両用補助暖房装置の径方向寸法をコン
パクト化できる。また、請求項5に記載の発明によれ
ば、粘性流体よりも低粘度の流体を、駆動源に駆動され
る第1回転部材に固定された第1摺動板と一方側熱交換
部との間、または補機を駆動する第2回転部材に固定さ
れた第2摺動板と他方側熱交換部との間に充填すること
で、第1、第2摺動板が回転しても低粘度の流体が発熱
することはなく、また、低粘度の流体は粘性流体で発生
した熱を効率良く主暖房熱源に伝達することができる。
1、第2摺動面を、2つの第1、第2回転部材の表面に
設けることで、車両用補助暖房装置の径方向寸法をコン
パクト化できる。また、請求項5に記載の発明によれ
ば、粘性流体よりも低粘度の流体を、駆動源に駆動され
る第1回転部材に固定された第1摺動板と一方側熱交換
部との間、または補機を駆動する第2回転部材に固定さ
れた第2摺動板と他方側熱交換部との間に充填すること
で、第1、第2摺動板が回転しても低粘度の流体が発熱
することはなく、また、低粘度の流体は粘性流体で発生
した熱を効率良く主暖房熱源に伝達することができる。
【0009】請求項6に記載の発明によれば、可動部材
が2つの第1、第2摺動面間に微小間隙を形成する位置
に変位した場合には、2つの第1、第2摺動面間に形成
される微小間隙内に粘性流体が充填されるので、駆動源
の動力が粘性流体を介して第1回転部材から第2回転部
材に伝達され、さらに、第2回転部材から補機に伝達さ
れる。また、可動部材が2つの第1、第2対向面間に微
小間隙を形成する位置に変位した場合には、2つの第
1、第2対向面間に形成される微小間隙内に粘性流体が
充填されるので、可動部材が駆動源により駆動されるの
に伴って、粘性流体に剪断力が作用するため、液体が発
熱する。それによって、請求項1に記載の発明と同様な
効果を達成することができる。
が2つの第1、第2摺動面間に微小間隙を形成する位置
に変位した場合には、2つの第1、第2摺動面間に形成
される微小間隙内に粘性流体が充填されるので、駆動源
の動力が粘性流体を介して第1回転部材から第2回転部
材に伝達され、さらに、第2回転部材から補機に伝達さ
れる。また、可動部材が2つの第1、第2対向面間に微
小間隙を形成する位置に変位した場合には、2つの第
1、第2対向面間に形成される微小間隙内に粘性流体が
充填されるので、可動部材が駆動源により駆動されるの
に伴って、粘性流体に剪断力が作用するため、液体が発
熱する。それによって、請求項1に記載の発明と同様な
効果を達成することができる。
【0010】請求項7に記載の発明によれば、エンジン
の周辺に装着される流体継手付冷却ファン、流体継手付
オルタネータまたは流体継手付油圧ポンプ等の既設のエ
ンジン補機内に充填された粘性流体を補助暖房熱源とし
て利用することができる。また、請求項8に記載の発明
によれば、駆動源により駆動される第1回転部材に既設
の冷却水ポンプ用インペラを設けることで、駆動源から
第1摺動板へ動力を伝達する動力伝達手段の構成を既設
の冷却水ポンプと兼用することができる。これにより、
さらに、車両への搭載性を向上することができる。
の周辺に装着される流体継手付冷却ファン、流体継手付
オルタネータまたは流体継手付油圧ポンプ等の既設のエ
ンジン補機内に充填された粘性流体を補助暖房熱源とし
て利用することができる。また、請求項8に記載の発明
によれば、駆動源により駆動される第1回転部材に既設
の冷却水ポンプ用インペラを設けることで、駆動源から
第1摺動板へ動力を伝達する動力伝達手段の構成を既設
の冷却水ポンプと兼用することができる。これにより、
さらに、車両への搭載性を向上することができる。
【0011】請求項9に記載の発明によれば、補助暖房
制御手段にて解放固定手段を制御することで、車両用補
助暖房装置の作動および作動停止を制御することができ
る。それによって、請求項1に記載の発明と同様な効果
を達成することができる。そして、請求項10に記載の
発明によれば、主暖房熱源の温度が所定の温度以下の低
温の場合には、第2回転部材を所定の固定部材に固定す
るように解放固定手段を制御することで、粘性流体に剪
断力を作用させて粘性流体を発熱させることにより、車
両用補助暖房装置を作動させることができる。また、主
暖房熱源の温度が所定の温度よりも高温の時に、第2回
転部材を所定の固定部材から解放するように解放固定手
段を制御することで、第1回転部材の回転力が粘性流体
を介して第2回転部材に伝達される。これにより、粘性
流体に剪断力が作用せず、粘性流体の発熱を抑えること
により、車両用補助暖房装置の作動を停止させることが
できる。
制御手段にて解放固定手段を制御することで、車両用補
助暖房装置の作動および作動停止を制御することができ
る。それによって、請求項1に記載の発明と同様な効果
を達成することができる。そして、請求項10に記載の
発明によれば、主暖房熱源の温度が所定の温度以下の低
温の場合には、第2回転部材を所定の固定部材に固定す
るように解放固定手段を制御することで、粘性流体に剪
断力を作用させて粘性流体を発熱させることにより、車
両用補助暖房装置を作動させることができる。また、主
暖房熱源の温度が所定の温度よりも高温の時に、第2回
転部材を所定の固定部材から解放するように解放固定手
段を制御することで、第1回転部材の回転力が粘性流体
を介して第2回転部材に伝達される。これにより、粘性
流体に剪断力が作用せず、粘性流体の発熱を抑えること
により、車両用補助暖房装置の作動を停止させることが
できる。
【0012】請求項11に記載の発明によれば、車両用
補助暖房装置の作動および作動停止を解放固定手段で制
御している。そして、例えば車両用補助暖房装置の作動
および作動停止を電磁クラッチで制御するタイプでは、
補助暖房装置を駆動するトルクを伝達するため径の大き
なクラッチを必要とし、且つこのクラッチは一般に駆動
源にベルト駆動されるプーリ内に設けられることが多
く、プーリの外径が大きくなるのに対し、車両用補助暖
房装置の径方向寸法をコンパクト化できる。
補助暖房装置の作動および作動停止を解放固定手段で制
御している。そして、例えば車両用補助暖房装置の作動
および作動停止を電磁クラッチで制御するタイプでは、
補助暖房装置を駆動するトルクを伝達するため径の大き
なクラッチを必要とし、且つこのクラッチは一般に駆動
源にベルト駆動されるプーリ内に設けられることが多
く、プーリの外径が大きくなるのに対し、車両用補助暖
房装置の径方向寸法をコンパクト化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態の構成〕図1ない
し図3は本発明の第1実施形態を示したもので、図1は
車両用温水式暖房装置を示した図である。ここで、図1
の実線は冷却水温が低い時の冷却水の流れを示す。
し図3は本発明の第1実施形態を示したもので、図1は
車両用温水式暖房装置を示した図である。ここで、図1
の実線は冷却水温が低い時の冷却水の流れを示す。
【0014】本実施形態の車両用温水式暖房装置は、本
発明の駆動源に相当するエンジン1と、車両の車室内前
方側に配置された空調ダクト(図示せず)内に設けられ
たヒータコア2と、暖房能力を向上するための車両用補
助暖房装置3と、各空調機器を電子制御する空調制御装
置(以下エアコンECUと呼ぶ)10とを備えている。
そして、本実施形態の冷却水回路は、エンジン1のウォ
ータジャケット4の出口より流出した冷却水を、ヒータ
コア2および車両用補助暖房装置3を通ってウォータジ
ャケット4の入口よりエンジン1に戻す第1冷却水循環
回路を有している。
発明の駆動源に相当するエンジン1と、車両の車室内前
方側に配置された空調ダクト(図示せず)内に設けられ
たヒータコア2と、暖房能力を向上するための車両用補
助暖房装置3と、各空調機器を電子制御する空調制御装
置(以下エアコンECUと呼ぶ)10とを備えている。
そして、本実施形態の冷却水回路は、エンジン1のウォ
ータジャケット4の出口より流出した冷却水を、ヒータ
コア2および車両用補助暖房装置3を通ってウォータジ
ャケット4の入口よりエンジン1に戻す第1冷却水循環
回路を有している。
【0015】さらに、ウォータジャケット4の出口より
流出した冷却水を、サーモスタット5、ラジエータ6お
よび車両用補助暖房装置3を通ってウォータジャケット
4の入口よりエンジン1に戻す第2冷却水循環回路と、
ウォータジャケット4の出口より流出した冷却水を、サ
ーモスタット5、バイパス流路7および車両用補助暖房
装置3を通ってウォータジャケット4の入口よりエンジ
ン1に戻す第3冷却水循環回路とを有している。
流出した冷却水を、サーモスタット5、ラジエータ6お
よび車両用補助暖房装置3を通ってウォータジャケット
4の入口よりエンジン1に戻す第2冷却水循環回路と、
ウォータジャケット4の出口より流出した冷却水を、サ
ーモスタット5、バイパス流路7および車両用補助暖房
装置3を通ってウォータジャケット4の入口よりエンジ
ン1に戻す第3冷却水循環回路とを有している。
【0016】ここで、ヒータコア2は、内部にエンジン
1を冷却する冷却水が流れ、この冷却水を主暖房熱源と
して空調ダクト内を流れる空気を加熱する加熱用熱交換
器である。また、サーモスタット5は、冷却水温が低い
時にはバルブが閉じて、冷却水がラジエータ6を経由せ
ずにバイパス流路7に循環するようにし、冷却水温が高
くなった時にはバルブを開け、冷却水がラジエータ6へ
循環するようにする。そして、ラジエータ6は、ウォー
タジャケット4を通過する間に排熱を吸収して温度が高
くなった冷却水を冷却する冷却用熱交換器である。
1を冷却する冷却水が流れ、この冷却水を主暖房熱源と
して空調ダクト内を流れる空気を加熱する加熱用熱交換
器である。また、サーモスタット5は、冷却水温が低い
時にはバルブが閉じて、冷却水がラジエータ6を経由せ
ずにバイパス流路7に循環するようにし、冷却水温が高
くなった時にはバルブを開け、冷却水がラジエータ6へ
循環するようにする。そして、ラジエータ6は、ウォー
タジャケット4を通過する間に排熱を吸収して温度が高
くなった冷却水を冷却する冷却用熱交換器である。
【0017】次に、車両用補助暖房装置3を図1および
図2に基づいて説明する。ここで、図2は車両用補助暖
房装置3を示した図である。車両用補助暖房装置3は、
冷却水ポンプ8と流体継手付冷却ファン9と一体化され
たもので、冷却水ポンプ8の駆動軸11と、流体継手付
冷却ファン9の駆動軸12と、駆動軸11の端部に固定
されたドライブプレート13と、駆動軸12の外周に固
定されたドリブンプレート14と、ドライブプレート1
3とドリブンプレート14との間に充填されたシリコン
オイル15と、このシリコンオイル15で発生した熱を
冷却水と熱交換させる熱交換器16と、駆動軸12の解
放および固定を行う電磁ブレーキ17とを有している。
図2に基づいて説明する。ここで、図2は車両用補助暖
房装置3を示した図である。車両用補助暖房装置3は、
冷却水ポンプ8と流体継手付冷却ファン9と一体化され
たもので、冷却水ポンプ8の駆動軸11と、流体継手付
冷却ファン9の駆動軸12と、駆動軸11の端部に固定
されたドライブプレート13と、駆動軸12の外周に固
定されたドリブンプレート14と、ドライブプレート1
3とドリブンプレート14との間に充填されたシリコン
オイル15と、このシリコンオイル15で発生した熱を
冷却水と熱交換させる熱交換器16と、駆動軸12の解
放および固定を行う電磁ブレーキ17とを有している。
【0018】冷却水ポンプ8は、エンジン1の周辺に装
着されるエンジン補機の1つである。駆動軸11は、本
発明の第1回転部材に相当するもので、円筒形状で、内
部を貫通する駆動軸12の外周にベアリング18、19
を介して回転自在に支持されている。また、駆動軸11
は、流体継手にとっては入力軸(回転軸)となる。この
駆動軸11の先端部の外周には、エンジン1のクランク
プーリ(図示せず)とベルト20を介して駆動連結され
るプーリ21が固定されている。また、駆動軸11の略
中央部の外周には、冷却水回路中に冷却水の循環流を発
生させるためのインペラ22が複数枚設けられている。
これらのインペラ22は、熱交換器16を構成するハウ
ジングの内周に形成された突起部23と対向している。
着されるエンジン補機の1つである。駆動軸11は、本
発明の第1回転部材に相当するもので、円筒形状で、内
部を貫通する駆動軸12の外周にベアリング18、19
を介して回転自在に支持されている。また、駆動軸11
は、流体継手にとっては入力軸(回転軸)となる。この
駆動軸11の先端部の外周には、エンジン1のクランク
プーリ(図示せず)とベルト20を介して駆動連結され
るプーリ21が固定されている。また、駆動軸11の略
中央部の外周には、冷却水回路中に冷却水の循環流を発
生させるためのインペラ22が複数枚設けられている。
これらのインペラ22は、熱交換器16を構成するハウ
ジングの内周に形成された突起部23と対向している。
【0019】流体継手付冷却ファン9は、エンジン1の
周辺に装着されるエンジン補機の1つである。その駆動
軸12は、本発明の第2回転部材に相当するもので、丸
棒形状に形成されており、流体継手にとっては出力軸
(回転軸)となる。そして、駆動軸12の先端部には、
ボス部24が固定され、そのボス部24の外周には、ラ
ジエータ6に送り込む冷却風を発生させるための冷却翼
25が複数枚設けられている。
周辺に装着されるエンジン補機の1つである。その駆動
軸12は、本発明の第2回転部材に相当するもので、丸
棒形状に形成されており、流体継手にとっては出力軸
(回転軸)となる。そして、駆動軸12の先端部には、
ボス部24が固定され、そのボス部24の外周には、ラ
ジエータ6に送り込む冷却風を発生させるための冷却翼
25が複数枚設けられている。
【0020】ドライブプレート13は、駆動軸11の他
端部より径方向に延長された円環板状部、およびこの円
環板状部の外周部分より軸方向に延長された円筒状部よ
りなる第1摺動板である。そして、円環板状部の内側面
には、ドリブンプレート13との間に微小間隙を形成す
る摺動面26(本発明の第1摺動面に相当する)が設け
られている。
端部より径方向に延長された円環板状部、およびこの円
環板状部の外周部分より軸方向に延長された円筒状部よ
りなる第1摺動板である。そして、円環板状部の内側面
には、ドリブンプレート13との間に微小間隙を形成す
る摺動面26(本発明の第1摺動面に相当する)が設け
られている。
【0021】ドリブンプレート14は、駆動軸12の外
周より径方向に延びるように円環板形状に形成されてい
る。このドリブンプレート14は、ドライブプレート1
3の摺動面26との間に微小間隙を形成する摺動面27
(本発明の第2摺動面に相当する)を有する第2摺動板
である。そして、ドリブンプレート14の外周とドライ
ブプレート13の円筒状部との間には、シリコンオイル
15の漏れを防止するためのシール部材28が装着され
ている。
周より径方向に延びるように円環板形状に形成されてい
る。このドリブンプレート14は、ドライブプレート1
3の摺動面26との間に微小間隙を形成する摺動面27
(本発明の第2摺動面に相当する)を有する第2摺動板
である。そして、ドリブンプレート14の外周とドライ
ブプレート13の円筒状部との間には、シリコンオイル
15の漏れを防止するためのシール部材28が装着され
ている。
【0022】シリコンオイル15は、本発明の粘性流体
に相当するもので、エンジン1の回転速度が低速の間は
ドライブプレート13にドリブンプレート14が連れ回
り、エンジン1の回転速度が高速の時にはドライブプレ
ート13とドリブンプレート14の間に滑りが発生し、
両者間に回転速度差が生じることを可能とする高粘度の
液体である。また、シリコンオイル15は、ドライブプ
レート13の回転に伴って剪断力が作用すると発熱す
る。ここで、ドライブプレート13、ドリブンプレート
14およびシリコンオイル15により構成されるシリコ
ンオイル部は、流体継手(フルード・カップリング)3
9である。
に相当するもので、エンジン1の回転速度が低速の間は
ドライブプレート13にドリブンプレート14が連れ回
り、エンジン1の回転速度が高速の時にはドライブプレ
ート13とドリブンプレート14の間に滑りが発生し、
両者間に回転速度差が生じることを可能とする高粘度の
液体である。また、シリコンオイル15は、ドライブプ
レート13の回転に伴って剪断力が作用すると発熱す
る。ここで、ドライブプレート13、ドリブンプレート
14およびシリコンオイル15により構成されるシリコ
ンオイル部は、流体継手(フルード・カップリング)3
9である。
【0023】熱交換器16は、シリコンオイル15で発
生した熱によりエンジン1の冷却水を加熱するもので、
冷却水ポンプ8のカバーを兼ねるハウジング29と、こ
のハウジング29内に設けられた上記のドライブプレー
ト13と、ハウジング29とドライブプレート13の間
に形成される冷却水路30とを備えている。ハウジング
29には、冷却水を冷却水路30内に流入させるための
入口パイプ31と、冷却水を冷却水路30内から流出さ
せるための出口パイプ32とが接続されている。また、
ハウジング29は、エンジンブロック33の外壁面に組
み付けられている。そして、ハウジング29の先端側の
内周部には、ベアリング34を介して駆動軸11が回転
自在に支持されている。
生した熱によりエンジン1の冷却水を加熱するもので、
冷却水ポンプ8のカバーを兼ねるハウジング29と、こ
のハウジング29内に設けられた上記のドライブプレー
ト13と、ハウジング29とドライブプレート13の間
に形成される冷却水路30とを備えている。ハウジング
29には、冷却水を冷却水路30内に流入させるための
入口パイプ31と、冷却水を冷却水路30内から流出さ
せるための出口パイプ32とが接続されている。また、
ハウジング29は、エンジンブロック33の外壁面に組
み付けられている。そして、ハウジング29の先端側の
内周部には、ベアリング34を介して駆動軸11が回転
自在に支持されている。
【0024】電磁ブレーキ17は、本発明の解放固定手
段に相当するもので、エンジンブロック33に固定され
た円環板形状のベース板(本発明の固定部材に相当す
る)35と、このベース板35に装着されてエアコンE
CU10に通電制御される電磁石36と、ベース板35
との間に所定の間隙を持って対向配置された円板形状の
プレート37とから構成されている。ここで、プレート
37は、流体継手付冷却ファン9の駆動軸12の他端面
に固定されており、電磁石36が通電されるとベース板
35に吸着される。
段に相当するもので、エンジンブロック33に固定され
た円環板形状のベース板(本発明の固定部材に相当す
る)35と、このベース板35に装着されてエアコンE
CU10に通電制御される電磁石36と、ベース板35
との間に所定の間隙を持って対向配置された円板形状の
プレート37とから構成されている。ここで、プレート
37は、流体継手付冷却ファン9の駆動軸12の他端面
に固定されており、電磁石36が通電されるとベース板
35に吸着される。
【0025】エアコンECU10は、車室内前面に設け
られたエアコン操作パネル(図示せず)上の各スイッチ
(例えば温度設定スイッチ40)からのスイッチ信号が
入力される。また、エアコンECU10の内部には、C
PU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピ
ュータが設けられ、各センサからの各センサ信号が図示
しない入力回路によってA/D変換された後に、マイク
ロコンピュータへ入力されるように構成されている。
られたエアコン操作パネル(図示せず)上の各スイッチ
(例えば温度設定スイッチ40)からのスイッチ信号が
入力される。また、エアコンECU10の内部には、C
PU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピ
ュータが設けられ、各センサからの各センサ信号が図示
しない入力回路によってA/D変換された後に、マイク
ロコンピュータへ入力されるように構成されている。
【0026】なお、エアコンECU10は、車両のエン
ジン1の始動および停止を司るイグニッションスイッチ
が投入(IG・ON)されたときに、車両に搭載された
車載バッテリ(図示せず)から直流電源が供給されて制
御処理を開始するように構成されている。ここで、本実
施形態では、エアコンECU10に、内気温度を検出す
る内気温度センサ(内気温度検出手段)41、外気温度
を検出する外気温度センサ(外気温度検出手段)42、
および冷却水温度を検出する冷却水温センサ(冷却水温
検出手段)43等が接続されている。
ジン1の始動および停止を司るイグニッションスイッチ
が投入(IG・ON)されたときに、車両に搭載された
車載バッテリ(図示せず)から直流電源が供給されて制
御処理を開始するように構成されている。ここで、本実
施形態では、エアコンECU10に、内気温度を検出す
る内気温度センサ(内気温度検出手段)41、外気温度
を検出する外気温度センサ(外気温度検出手段)42、
および冷却水温度を検出する冷却水温センサ(冷却水温
検出手段)43等が接続されている。
【0027】〔第1実施形態の制御方法〕次に、本実施
形態のエアコンECU10の作動を図1ないし図3に基
づいて簡単に説明する。ここで、図3はエアコンECU
の作動を示したフローチャートである。
形態のエアコンECU10の作動を図1ないし図3に基
づいて簡単に説明する。ここで、図3はエアコンECU
の作動を示したフローチャートである。
【0028】イグニッションスイッチが投入(IG・O
N)されてエアコンECU10に直流電源が供給される
と、図3のルーチンが起動される。先ず、エアコン操作
パネル上の各スイッチから各スイッチ信号を読み込み、
各センサから各センサ信号を読み込む(冷却水温検出手
段:ステップS1)。具体的には、外気温度センサ42
にて検出した外気温度(TAM)、および冷却水温セン
サ43にて検出した冷却水温(W)を読み込む。
N)されてエアコンECU10に直流電源が供給される
と、図3のルーチンが起動される。先ず、エアコン操作
パネル上の各スイッチから各スイッチ信号を読み込み、
各センサから各センサ信号を読み込む(冷却水温検出手
段:ステップS1)。具体的には、外気温度センサ42
にて検出した外気温度(TAM)、および冷却水温セン
サ43にて検出した冷却水温(W)を読み込む。
【0029】次に、外気温度センサ42にて検出した外
気温度(TAM)が所定の外気温度(例えば−10℃:
TAMa)よりも低温であるか否かを判定する(ステッ
プS2)。この判定結果がNOの場合には、電磁ブレー
キ17の電磁石36の通電を停止(OFF)する。すな
わち、流体継手付冷却ファン9を作動(ON)する(ス
テップS3)。その後に、図3のルーチンを抜ける。
気温度(TAM)が所定の外気温度(例えば−10℃:
TAMa)よりも低温であるか否かを判定する(ステッ
プS2)。この判定結果がNOの場合には、電磁ブレー
キ17の電磁石36の通電を停止(OFF)する。すな
わち、流体継手付冷却ファン9を作動(ON)する(ス
テップS3)。その後に、図3のルーチンを抜ける。
【0030】また、ステップS2の判定結果がYESの
場合には、冷却水温センサ43にて検出した冷却水温
(TW)が所定の冷却水温(サーモスタット5のバルブ
の開弁温度よりも低い温度:例えば60℃:TWa)よ
りも低温であるか否かを判定する(ステップS4)。こ
の判定結果がNOの場合、つまり冷却水温(TW)が所
定の冷却水温(TWa)以上の高温である場合には、ス
テップS3の制御処理を行う。
場合には、冷却水温センサ43にて検出した冷却水温
(TW)が所定の冷却水温(サーモスタット5のバルブ
の開弁温度よりも低い温度:例えば60℃:TWa)よ
りも低温であるか否かを判定する(ステップS4)。こ
の判定結果がNOの場合、つまり冷却水温(TW)が所
定の冷却水温(TWa)以上の高温である場合には、ス
テップS3の制御処理を行う。
【0031】また、ステップS4の判定結果がYESの
場合、つまり冷却水温(W)が所定の冷却水温(Wa)
よりも低温である場合には、電磁ブレーキ17の電磁石
36を通電(ON)する。すなわち、流体継手付冷却フ
ァン9の作動を停止(OFF)する(ステップS5)。
その後に、図3のルーチンを抜ける。なお、上記の図3
のルーチンは所定の制御待機時間(例えば0.5秒間〜
5秒間)を待って繰り返し行われる。
場合、つまり冷却水温(W)が所定の冷却水温(Wa)
よりも低温である場合には、電磁ブレーキ17の電磁石
36を通電(ON)する。すなわち、流体継手付冷却フ
ァン9の作動を停止(OFF)する(ステップS5)。
その後に、図3のルーチンを抜ける。なお、上記の図3
のルーチンは所定の制御待機時間(例えば0.5秒間〜
5秒間)を待って繰り返し行われる。
【0032】〔第1実施形態の作用〕次に、本実施形態
の車両用温水式暖房装置の作用を図1ないし図3に基づ
いて簡単に説明する。
の車両用温水式暖房装置の作用を図1ないし図3に基づ
いて簡単に説明する。
【0033】外気温度または冷却水温が高い時は、サー
モスタット5のバルブが開かれてラジエータ6に冷却水
が循環し、エンジン1の冷却水を冷却する必要がある。
すなわち、流体継手付冷却ファン9の冷却翼25を作動
させる必要があり、シリコンオイル15の発熱は必要な
い。このため、電磁ブレーキ17の電磁石36をOFF
することで、ドライブプレート13とドリブンプレート
14は、どちらも回転自在となる。
モスタット5のバルブが開かれてラジエータ6に冷却水
が循環し、エンジン1の冷却水を冷却する必要がある。
すなわち、流体継手付冷却ファン9の冷却翼25を作動
させる必要があり、シリコンオイル15の発熱は必要な
い。このため、電磁ブレーキ17の電磁石36をOFF
することで、ドライブプレート13とドリブンプレート
14は、どちらも回転自在となる。
【0034】したがって、エンジン1の動力がベルト2
0を介してプーリに伝達されると、駆動軸11が回る。
駆動軸11が回ると、冷却水ポンプ8のインペラ22が
回り、冷却水回路中に冷却水の循環流が発生する。これ
により、冷却水回路には、エンジン1のウォータジャケ
ット4の出口より流出した冷却水がヒータコア2および
車両用補助暖房装置3を通ってウォータジャケット4の
入口よりエンジン1に戻る第1循環回路が形成され、ま
た、冷却水がサーモスタット5、ラジエータ6および車
両用補助暖房装置3を通ってウォータジャケット4の入
口よりエンジン1に戻る第2循環回路が形成される。
0を介してプーリに伝達されると、駆動軸11が回る。
駆動軸11が回ると、冷却水ポンプ8のインペラ22が
回り、冷却水回路中に冷却水の循環流が発生する。これ
により、冷却水回路には、エンジン1のウォータジャケ
ット4の出口より流出した冷却水がヒータコア2および
車両用補助暖房装置3を通ってウォータジャケット4の
入口よりエンジン1に戻る第1循環回路が形成され、ま
た、冷却水がサーモスタット5、ラジエータ6および車
両用補助暖房装置3を通ってウォータジャケット4の入
口よりエンジン1に戻る第2循環回路が形成される。
【0035】一方、駆動軸11の回転によりドライブプ
レート13が回り、シリコンオイル15の存在により、
ドライブプレート13にドリブンプレート14が連れ回
る。そして、ドリブンプレート14の回転により駆動軸
12が回転するため、流体継手付冷却ファン9の冷却翼
25が回り、ラジエータ6に冷却風が送られる。これに
より、ラジエータ6内に流入した冷却水温の高い冷却水
が冷却されることで、冷却水回路中の冷却水温が所定の
冷却水温(例えば80℃)に保たれる。
レート13が回り、シリコンオイル15の存在により、
ドライブプレート13にドリブンプレート14が連れ回
る。そして、ドリブンプレート14の回転により駆動軸
12が回転するため、流体継手付冷却ファン9の冷却翼
25が回り、ラジエータ6に冷却風が送られる。これに
より、ラジエータ6内に流入した冷却水温の高い冷却水
が冷却されることで、冷却水回路中の冷却水温が所定の
冷却水温(例えば80℃)に保たれる。
【0036】なお、エンジン1の回転速度が増速される
と、駆動軸11およびドライブプレート13の回転速度
も早くなる。ドライブプレート13の回転速度が早くな
ると、ドライブプレート13とドリブンプレート14と
の間、つまり流体継手(シリコンオイル部)39で滑り
が発生し、ドライブプレート13とドリブンプレート1
4との間で回転速度差が生じるため、流体継手付冷却フ
ァン9の冷却翼25の回転速度は所定値以下に抑えられ
る。
と、駆動軸11およびドライブプレート13の回転速度
も早くなる。ドライブプレート13の回転速度が早くな
ると、ドライブプレート13とドリブンプレート14と
の間、つまり流体継手(シリコンオイル部)39で滑り
が発生し、ドライブプレート13とドリブンプレート1
4との間で回転速度差が生じるため、流体継手付冷却フ
ァン9の冷却翼25の回転速度は所定値以下に抑えられ
る。
【0037】暖房能力が不足する寒冷地を走行する時、
あるいは極寒時のエンジン1の始動直後のように、外気
温度および冷却水温が低い時(具体的には冷却水温が暖
房に必要な所定の冷却水温よりも低い時)は、エンジン
1の冷却水を冷却する必要はない。すなわち、流体継手
付冷却ファン9の冷却翼25を駆動する必要はなく、シ
リコンオイル15を発熱させる必要がある。このため、
電磁ブレーキ17の電磁石36をONすることで、プレ
ート37がベース板35に吸着されてプレート37が固
定されることにより駆動軸12およびドリブンプレート
14も固定される。
あるいは極寒時のエンジン1の始動直後のように、外気
温度および冷却水温が低い時(具体的には冷却水温が暖
房に必要な所定の冷却水温よりも低い時)は、エンジン
1の冷却水を冷却する必要はない。すなわち、流体継手
付冷却ファン9の冷却翼25を駆動する必要はなく、シ
リコンオイル15を発熱させる必要がある。このため、
電磁ブレーキ17の電磁石36をONすることで、プレ
ート37がベース板35に吸着されてプレート37が固
定されることにより駆動軸12およびドリブンプレート
14も固定される。
【0038】一方、駆動軸11はエンジン1の回転に伴
って駆動されるため、駆動軸11に固定されたドライブ
プレート13は冷却水ポンプ8のインペラ22と共に回
転する。また、電磁ブレーキ17のONにより、ドリブ
ンプレート14は固定される。これにより、プーリ21
と一体的に回転するドライブプレート13と固定された
ドリブンプレート14との間で滑りが生じ、2つの摺動
面26、27間に形成される微小間隙(0.3mm〜
0.5mm程度)内に充填されたシリコンオイル15に
剪断力が働くので、シリコンオイル15が発熱する。
って駆動されるため、駆動軸11に固定されたドライブ
プレート13は冷却水ポンプ8のインペラ22と共に回
転する。また、電磁ブレーキ17のONにより、ドリブ
ンプレート14は固定される。これにより、プーリ21
と一体的に回転するドライブプレート13と固定された
ドリブンプレート14との間で滑りが生じ、2つの摺動
面26、27間に形成される微小間隙(0.3mm〜
0.5mm程度)内に充填されたシリコンオイル15に
剪断力が働くので、シリコンオイル15が発熱する。
【0039】このシリコンオイル15で発生した熱は、
熱交換器16を構成するハウジング29とドライブプレ
ート13との間に形成される冷却水路30を還流する冷
却水に伝達される。すなわち、流体継手(シリコンオイ
ル部)39の回りを流れる冷却水にシリコンオイル15
の熱が伝達されることにより、冷却水回路中の冷却水温
が上昇することで、車両の車室内の暖房能力を補うこと
ができる。
熱交換器16を構成するハウジング29とドライブプレ
ート13との間に形成される冷却水路30を還流する冷
却水に伝達される。すなわち、流体継手(シリコンオイ
ル部)39の回りを流れる冷却水にシリコンオイル15
の熱が伝達されることにより、冷却水回路中の冷却水温
が上昇することで、車両の車室内の暖房能力を補うこと
ができる。
【0040】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態の車両用補助暖房装置3は、外気温度および冷
却水温が低く、暖房能力が不足する時はラジエータ6の
流体継手付冷却ファン9の冷却翼25の回転を止めるこ
とが可能であることに着目し、暖房能力の不足時には既
設の流体継手付冷却ファン9の冷却翼25と一体的に回
転する側のドリブンプレート14を固定(ロック)し、
2つの摺動面26、27間に微小間隙を形成し、既設の
流体継手39内のシリコンオイル15を補助暖房熱源と
して利用することで、エンジン1の周辺にエンジン補機
類が多く装着されていても、新たにビスカスヒータを追
加することなく、車両の車室内の暖房能力を補うことが
できる。したがって、車両用補助暖房装置3の車両への
搭載性、特にエンジン1の周辺への搭載性を向上するこ
とができる。
実施形態の車両用補助暖房装置3は、外気温度および冷
却水温が低く、暖房能力が不足する時はラジエータ6の
流体継手付冷却ファン9の冷却翼25の回転を止めるこ
とが可能であることに着目し、暖房能力の不足時には既
設の流体継手付冷却ファン9の冷却翼25と一体的に回
転する側のドリブンプレート14を固定(ロック)し、
2つの摺動面26、27間に微小間隙を形成し、既設の
流体継手39内のシリコンオイル15を補助暖房熱源と
して利用することで、エンジン1の周辺にエンジン補機
類が多く装着されていても、新たにビスカスヒータを追
加することなく、車両の車室内の暖房能力を補うことが
できる。したがって、車両用補助暖房装置3の車両への
搭載性、特にエンジン1の周辺への搭載性を向上するこ
とができる。
【0041】ここで、従来の車両用補助暖房装置とし
て、エンジンでベルト駆動する補助暖房器(ビスカスヒ
ータ)があり、このビスカスヒータの作動および作動停
止は、比較的に径方向寸法の大きい電磁クラッチにより
行われている。そして、電磁クラッチのロータには、エ
ンジンとベルトを介して駆動連結するためのプーリが一
体的に設けられる場合が多い。したがって、本実施形態
の車両用補助暖房装置3では、入力プーリとして冷却水
ポンプ8のプーリ21を利用することで、上記のような
従来のビスカスヒータの電磁クラッチのプーリと比較し
てプーリ21のプーリ径を小さくすることができるの
で、車両用補助暖房装置3の径方向寸法をコンパクト化
することができる。
て、エンジンでベルト駆動する補助暖房器(ビスカスヒ
ータ)があり、このビスカスヒータの作動および作動停
止は、比較的に径方向寸法の大きい電磁クラッチにより
行われている。そして、電磁クラッチのロータには、エ
ンジンとベルトを介して駆動連結するためのプーリが一
体的に設けられる場合が多い。したがって、本実施形態
の車両用補助暖房装置3では、入力プーリとして冷却水
ポンプ8のプーリ21を利用することで、上記のような
従来のビスカスヒータの電磁クラッチのプーリと比較し
てプーリ21のプーリ径を小さくすることができるの
で、車両用補助暖房装置3の径方向寸法をコンパクト化
することができる。
【0042】〔第2実施形態〕図4は本発明の第2実施
形態を示したもので、車両用補助暖房装置を示した図で
ある。
形態を示したもので、車両用補助暖房装置を示した図で
ある。
【0043】本実施形態では、エンジン1により駆動さ
れる駆動軸11を丸棒形状にし、流体継手付冷却ファン
9を駆動する駆動軸12を円筒形状にしている。そし
て、駆動軸11は、駆動軸12の内周を回転自在に回転
するように設けられ、先端部にプーリ21が固定され、
略中央部にドライブプレート13が固定され、後端部に
冷却水ポンプ8のインペラ22が固定されている。ま
た、駆動軸12は、先端部にボス部24を介して冷却翼
25が固定され、後端部にドリブンプレート14が固定
されている。そして、2つの摺動面26、27間にはシ
リコンオイル15が充填されている。
れる駆動軸11を丸棒形状にし、流体継手付冷却ファン
9を駆動する駆動軸12を円筒形状にしている。そし
て、駆動軸11は、駆動軸12の内周を回転自在に回転
するように設けられ、先端部にプーリ21が固定され、
略中央部にドライブプレート13が固定され、後端部に
冷却水ポンプ8のインペラ22が固定されている。ま
た、駆動軸12は、先端部にボス部24を介して冷却翼
25が固定され、後端部にドリブンプレート14が固定
されている。そして、2つの摺動面26、27間にはシ
リコンオイル15が充填されている。
【0044】また、本実施形態の電磁ブレーキ17は、
熱交換器16を構成するハウジング29に固定された円
環板形状のベース板(本発明の固定部材に相当する)4
5と、このベース板45に装着された電磁石46と、ベ
ース板45との間に所定の間隙を持って対向配置された
円板形状のプレート47とから構成されている。ここ
で、プレート47は、流体継手付冷却ファン9の駆動軸
12の外周に固定されており、冷却水温の低温時に電磁
石46がONされるとベース板45に吸着される。これ
により、ドリブンプレート14が固定されると共に、2
つの摺動面26、27間に微小間隙が形成されて、ドラ
イブプレート13の回転に伴ってシリコンオイル15に
剪断力が働き、シリコンオイル15が発熱する。
熱交換器16を構成するハウジング29に固定された円
環板形状のベース板(本発明の固定部材に相当する)4
5と、このベース板45に装着された電磁石46と、ベ
ース板45との間に所定の間隙を持って対向配置された
円板形状のプレート47とから構成されている。ここ
で、プレート47は、流体継手付冷却ファン9の駆動軸
12の外周に固定されており、冷却水温の低温時に電磁
石46がONされるとベース板45に吸着される。これ
により、ドリブンプレート14が固定されると共に、2
つの摺動面26、27間に微小間隙が形成されて、ドラ
イブプレート13の回転に伴ってシリコンオイル15に
剪断力が働き、シリコンオイル15が発熱する。
【0045】〔第3実施形態〕図5は本発明の第3実施
形態を示したもので、車両用補助暖房装置を示した図で
ある。
形態を示したもので、車両用補助暖房装置を示した図で
ある。
【0046】本実施形態では、第1実施形態よりも流体
継手39の径方向寸法をコンパクト化する目的で、駆動
軸11の内周面が摺動面26として働き、駆動軸12の
外周面が摺動面27として働き、2つの摺動面26、2
7間に充填されたシリコンオイル15により流体継手
(シリコンオイル部)39を構成している。また、駆動
軸11の内周面と駆動軸12の外周面との間には、シリ
コンオイル15の流出を防止するためのオイルシール4
8、49が装着されている。
継手39の径方向寸法をコンパクト化する目的で、駆動
軸11の内周面が摺動面26として働き、駆動軸12の
外周面が摺動面27として働き、2つの摺動面26、2
7間に充填されたシリコンオイル15により流体継手
(シリコンオイル部)39を構成している。また、駆動
軸11の内周面と駆動軸12の外周面との間には、シリ
コンオイル15の流出を防止するためのオイルシール4
8、49が装着されている。
【0047】本実施形態では、電磁ブレーキ17の電磁
石36がOFFされている時(通常時)は、駆動軸12
が固定されず、駆動軸11、12およびシリコンオイル
15が流体継手39として働くことで、冷却水ポンプ8
のプーリ21の回転を流体継手付冷却ファン9の冷却翼
25を伝達する。その他の作動は第1実施形態と同様で
ある。
石36がOFFされている時(通常時)は、駆動軸12
が固定されず、駆動軸11、12およびシリコンオイル
15が流体継手39として働くことで、冷却水ポンプ8
のプーリ21の回転を流体継手付冷却ファン9の冷却翼
25を伝達する。その他の作動は第1実施形態と同様で
ある。
【0048】また、冷却水温が暖房に必要な所定の冷却
水温よりも低く、電磁ブレーキ17の電磁石36がON
された時(低温時)は、駆動軸12が固定(ロック)さ
れ、2つの摺動面26、27間に充填されたシリコンオ
イル15に剪断力が働いてシリコンオイル15が発熱す
る。このシリコンオイル15で発生した熱を、流体継手
39の回りを流れる冷却水に伝達することで、シリコン
オイル15を補助暖房熱源として使用する。
水温よりも低く、電磁ブレーキ17の電磁石36がON
された時(低温時)は、駆動軸12が固定(ロック)さ
れ、2つの摺動面26、27間に充填されたシリコンオ
イル15に剪断力が働いてシリコンオイル15が発熱す
る。このシリコンオイル15で発生した熱を、流体継手
39の回りを流れる冷却水に伝達することで、シリコン
オイル15を補助暖房熱源として使用する。
【0049】〔第4実施形態〕図6は本発明の第4実施
形態を示したもので、車両用補助暖房装置を示した図で
ある。
形態を示したもので、車両用補助暖房装置を示した図で
ある。
【0050】本実施形態では、熱交換器16を構成する
ハウジング29がエンジンブロック33の前面に取り付
けられている。また、駆動軸11の先端部には、ドライ
ブプレート13が固定されており、略中央部の外周に
は、プーリ21が固定されており、後端部にはインペラ
22が固定されている。そして、駆動軸12の先端部に
は、ボス部24を介して冷却翼25が固定されており、
後端部には、ドリブンプレート14が固定されている。
ハウジング29がエンジンブロック33の前面に取り付
けられている。また、駆動軸11の先端部には、ドライ
ブプレート13が固定されており、略中央部の外周に
は、プーリ21が固定されており、後端部にはインペラ
22が固定されている。そして、駆動軸12の先端部に
は、ボス部24を介して冷却翼25が固定されており、
後端部には、ドリブンプレート14が固定されている。
【0051】さらに、2つの摺動面26、27間には、
シリコンオイル15が充填されており、ドライブプレー
ト13とハウジング29との間、およびドリブンプレー
ト14とハウジング29との間には、シリコンオイル1
5よりも低粘度の流体50が充填されている。また、流
体継手39の先端側には冷却水路(本発明の他方側熱交
換部に相当する)30aが形成され、後端側にも冷却水
路(本発明の一方側熱交換部に相当する)30bが形成
されている。そして、本実施形態では、流体継手付冷却
ファン9のボス部24の後端面に一体的に設けられたプ
レート51と、ハウジング29の前面に装着された電磁
石52とから電磁ブレーキ17を構成している。
シリコンオイル15が充填されており、ドライブプレー
ト13とハウジング29との間、およびドリブンプレー
ト14とハウジング29との間には、シリコンオイル1
5よりも低粘度の流体50が充填されている。また、流
体継手39の先端側には冷却水路(本発明の他方側熱交
換部に相当する)30aが形成され、後端側にも冷却水
路(本発明の一方側熱交換部に相当する)30bが形成
されている。そして、本実施形態では、流体継手付冷却
ファン9のボス部24の後端面に一体的に設けられたプ
レート51と、ハウジング29の前面に装着された電磁
石52とから電磁ブレーキ17を構成している。
【0052】本実施形態では、電磁ブレーキ17の電磁
石52がOFFされている時(通常時)は、冷却翼2
5、駆動軸12およびドリブンプレート14が固定され
ず、冷却水ポンプ8のプーリ21がエンジン1により駆
動され、それに伴って駆動軸11およびドライブプレー
ト13が回転する。そして、ドライブプレート13、ド
リブンプレート14およびシリコンオイル15が流体継
手39として働くことで、ドライブプレート13の回転
が、シリコンオイル15を通じてドリブンプレート14
に伝達されて流体継手付冷却ファン9の冷却翼25が回
転する。
石52がOFFされている時(通常時)は、冷却翼2
5、駆動軸12およびドリブンプレート14が固定され
ず、冷却水ポンプ8のプーリ21がエンジン1により駆
動され、それに伴って駆動軸11およびドライブプレー
ト13が回転する。そして、ドライブプレート13、ド
リブンプレート14およびシリコンオイル15が流体継
手39として働くことで、ドライブプレート13の回転
が、シリコンオイル15を通じてドリブンプレート14
に伝達されて流体継手付冷却ファン9の冷却翼25が回
転する。
【0053】このとき、ドライブプレート13とハウジ
ング29との間、およびドリブンプレート14とハウジ
ング29との間に充填された低粘度の流体50は、粘度
が低いため発熱することはない。なお、エンジン1の回
転速度が増速した時は第1実施形態と同様である。
ング29との間、およびドリブンプレート14とハウジ
ング29との間に充填された低粘度の流体50は、粘度
が低いため発熱することはない。なお、エンジン1の回
転速度が増速した時は第1実施形態と同様である。
【0054】また、冷却水温が暖房に必要な所定の冷却
水温よりも低く、電磁ブレーキ17の電磁石52がON
された時(低温時)は、駆動軸12が固定(ロック)さ
れ、2つの摺動面26、27間に微小間隙が形成され
る。これにより、プーリ21と一体的に回転するドライ
ブプレート13と固定されたドリブンプレート14との
間で滑りが生じ、2つの摺動面26、27間に形成され
る微小間隙内に充填されたシリコンオイル15に剪断力
が働いてシリコンオイル15が発熱する。このシリコン
オイル15で発生した熱を、流体継手39の回りを流れ
る冷却水に伝達することで、シリコンオイル15を補助
暖房熱源として使用する。
水温よりも低く、電磁ブレーキ17の電磁石52がON
された時(低温時)は、駆動軸12が固定(ロック)さ
れ、2つの摺動面26、27間に微小間隙が形成され
る。これにより、プーリ21と一体的に回転するドライ
ブプレート13と固定されたドリブンプレート14との
間で滑りが生じ、2つの摺動面26、27間に形成され
る微小間隙内に充填されたシリコンオイル15に剪断力
が働いてシリコンオイル15が発熱する。このシリコン
オイル15で発生した熱を、流体継手39の回りを流れ
る冷却水に伝達することで、シリコンオイル15を補助
暖房熱源として使用する。
【0055】〔第5実施形態〕図7は本発明の第5実施
形態を示したもので、車両用補助暖房装置を示した図で
ある。
形態を示したもので、車両用補助暖房装置を示した図で
ある。
【0056】本実施形態では、円環板形状のドライブプ
レート(本発明の可動部材に相当する)13の先端面
に、ドリブンプレート14の摺動面27に対向する摺動
面26を設け、ドライブプレート13の他端面に、熱交
換器16を構成する冷却水路30を囲むハウジング29
の内側壁53の対向面(本発明の第2対向面に相当す
る)54に対向する対向面(本発明の第1対向面に相当
する)55を設けている。そして、ドライブプレート1
3は、キー56を介して駆動軸11上を軸方向に摺動可
能に構成されている。但し、ドライブプレート13は、
キー56の存在により駆動軸11と一体的に回転する。
レート(本発明の可動部材に相当する)13の先端面
に、ドリブンプレート14の摺動面27に対向する摺動
面26を設け、ドライブプレート13の他端面に、熱交
換器16を構成する冷却水路30を囲むハウジング29
の内側壁53の対向面(本発明の第2対向面に相当す
る)54に対向する対向面(本発明の第1対向面に相当
する)55を設けている。そして、ドライブプレート1
3は、キー56を介して駆動軸11上を軸方向に摺動可
能に構成されている。但し、ドライブプレート13は、
キー56の存在により駆動軸11と一体的に回転する。
【0057】そして、本実施形態では、第4実施形態の
電磁ブレーキ17の代わりに、上記のドライブプレート
13を駆動軸11に対して軸方向に移動させるスライド
機構(本発明の可動部材駆動手段に相当する)57を設
けている。このスライド機構57は、通常時にスライド
ヨーク58を前方側(図示左側)に動かして、2つの摺
動面26、27間に微小間隙を形成する位置にドライブ
プレート13を動かす。また、低温時にスライドヨーク
58を後方側(図示右側)に動かして、2つの対向面5
4、55間に微小間隙を形成する位置にドライブプレー
ト13を動かす。
電磁ブレーキ17の代わりに、上記のドライブプレート
13を駆動軸11に対して軸方向に移動させるスライド
機構(本発明の可動部材駆動手段に相当する)57を設
けている。このスライド機構57は、通常時にスライド
ヨーク58を前方側(図示左側)に動かして、2つの摺
動面26、27間に微小間隙を形成する位置にドライブ
プレート13を動かす。また、低温時にスライドヨーク
58を後方側(図示右側)に動かして、2つの対向面5
4、55間に微小間隙を形成する位置にドライブプレー
ト13を動かす。
【0058】本実施形態では、通常時には、スライドヨ
ーク58を介してドライブプレート13がスライド機構
57によって前方側へ移動し、2つの摺動面26、27
が微小間隙で対向し、その2つの摺動面26、27間に
形成される微小間隙内がシリコンオイル15により充満
される。そして、プーリ21がエンジン1に駆動される
ことにより、駆動軸11およびドライブプレート13が
回り、その回転がシリコンオイル15、ドリブンプレー
ト14を通じて流体継手付冷却ファン9の冷却翼25に
伝達される。このとき、ドライブプレート13の後方側
は充分な間隔があるため、2つの対向面54、55間の
シリコンオイル15が発熱することはない。その他の作
動は第1実施形態と同様である。
ーク58を介してドライブプレート13がスライド機構
57によって前方側へ移動し、2つの摺動面26、27
が微小間隙で対向し、その2つの摺動面26、27間に
形成される微小間隙内がシリコンオイル15により充満
される。そして、プーリ21がエンジン1に駆動される
ことにより、駆動軸11およびドライブプレート13が
回り、その回転がシリコンオイル15、ドリブンプレー
ト14を通じて流体継手付冷却ファン9の冷却翼25に
伝達される。このとき、ドライブプレート13の後方側
は充分な間隔があるため、2つの対向面54、55間の
シリコンオイル15が発熱することはない。その他の作
動は第1実施形態と同様である。
【0059】冷却水温の低温時には、スライドヨーク5
8を介してドライブプレート13がスライド機構57に
よって後方側へ移動し、2つの対向面54、55が微小
間隙で対向し、その2つの対向面54、55間に形成さ
れる微小間隙内がシリコンオイル15により充満され
る。そして、プーリ21と一体的に回転するドライブプ
レート13と固定されたハウジング29の内側壁53と
の間で滑りが生じ、2つの対向面54、55間に形成さ
れる微小間隙内に充填されたシリコンオイル15に剪断
力が働いてシリコンオイル15が発熱する。このシリコ
ンオイル15で発生した熱を、冷却水路30内を還流す
る冷却水に伝達することで、シリコンオイル15を補助
暖房熱源として使用する。
8を介してドライブプレート13がスライド機構57に
よって後方側へ移動し、2つの対向面54、55が微小
間隙で対向し、その2つの対向面54、55間に形成さ
れる微小間隙内がシリコンオイル15により充満され
る。そして、プーリ21と一体的に回転するドライブプ
レート13と固定されたハウジング29の内側壁53と
の間で滑りが生じ、2つの対向面54、55間に形成さ
れる微小間隙内に充填されたシリコンオイル15に剪断
力が働いてシリコンオイル15が発熱する。このシリコ
ンオイル15で発生した熱を、冷却水路30内を還流す
る冷却水に伝達することで、シリコンオイル15を補助
暖房熱源として使用する。
【0060】〔他の実施形態〕本実施形態では、粘性流
体としてシリコンオイル15を用いたが、シリコンオイ
ルに限られるものではなく、必要な粘度を持ち、高温で
も変質しない性質を持った高粘度の液体または高粘度の
気体等の粘性流体であれば何でも良い。本実施形態で
は、2つの摺動面26、27および2つの対向面54、
55の面を平面としたが、平面に限られるものではな
く、必要に応じ溝等の凹部があっても良い。
体としてシリコンオイル15を用いたが、シリコンオイ
ルに限られるものではなく、必要な粘度を持ち、高温で
も変質しない性質を持った高粘度の液体または高粘度の
気体等の粘性流体であれば何でも良い。本実施形態で
は、2つの摺動面26、27および2つの対向面54、
55の面を平面としたが、平面に限られるものではな
く、必要に応じ溝等の凹部があっても良い。
【0061】本実施形態では、駆動源としてエンジン1
を使用した例を説明したが、駆動源として電動モータ等
のアクチュエータを使用しても良い。また、主暖房熱源
としてエンジン1の冷却水を用いたが、電動モータ等の
発熱部品の冷却水、エンジン1の潤滑油、自動変速機等
の作動油、燃料等を用いても良い。
を使用した例を説明したが、駆動源として電動モータ等
のアクチュエータを使用しても良い。また、主暖房熱源
としてエンジン1の冷却水を用いたが、電動モータ等の
発熱部品の冷却水、エンジン1の潤滑油、自動変速機等
の作動油、燃料等を用いても良い。
【0062】本実施形態では、流体継手時補機として流
体継手付冷却ファン9を使用した例を説明したが、流体
継手付補機として流体継手付オルタネータ、流体継手付
コンプレッサ、流体継手付変速機またはパワーステアリ
ング用流体継手付油圧ポンプ等を使用しても良い。ま
た、駆動軸(第2回転部材)12にエンジン補機用回転
体(ロータ)を設けなくても良い。
体継手付冷却ファン9を使用した例を説明したが、流体
継手付補機として流体継手付オルタネータ、流体継手付
コンプレッサ、流体継手付変速機またはパワーステアリ
ング用流体継手付油圧ポンプ等を使用しても良い。ま
た、駆動軸(第2回転部材)12にエンジン補機用回転
体(ロータ)を設けなくても良い。
【0063】本実施形態では、駆動軸(第1回転部材)
11にて冷却水ポンプ8のインペラ22を一体的に回転
させているが、第1回転部材に冷却ファン、オルタネー
タ、コンプレッサまたはパワーステアリング用油圧ポン
プ等のエンジン補機が一体的に回転するようにしても良
い。本実施形態では、駆動軸(第1回転部材)11にプ
ーリ21を設けて、駆動軸11をエンジン1によりベル
ト駆動したが、第1回転部材を駆動源の出力軸に直結し
たり、駆動源と第1回転部材との間に変速機を介在させ
たりしても良い。
11にて冷却水ポンプ8のインペラ22を一体的に回転
させているが、第1回転部材に冷却ファン、オルタネー
タ、コンプレッサまたはパワーステアリング用油圧ポン
プ等のエンジン補機が一体的に回転するようにしても良
い。本実施形態では、駆動軸(第1回転部材)11にプ
ーリ21を設けて、駆動軸11をエンジン1によりベル
ト駆動したが、第1回転部材を駆動源の出力軸に直結し
たり、駆動源と第1回転部材との間に変速機を介在させ
たりしても良い。
【図1】車両用温水式暖房装置の全体構成を示した構成
図である(第1実施形態)。
図である(第1実施形態)。
【図2】車両用補助暖房装置を示した断面図である(第
1実施形態)。
1実施形態)。
【図3】エアコンECUの作動を示したフローチャート
である(第1実施形態)。
である(第1実施形態)。
【図4】車両用補助暖房装置を示した断面図である(第
2実施形態)。
2実施形態)。
【図5】車両用補助暖房装置を示した断面図である(第
3実施形態)。
3実施形態)。
【図6】車両用補助暖房装置を示した断面図である(第
4実施形態)。
4実施形態)。
【図7】車両用補助暖房装置を示した断面図である(第
5実施形態)。
5実施形態)。
1 エンジン(駆動源) 2 ヒータコア 3 車両用補助暖房装置 6 ラジエータ 8 冷却水ポンプ(エンジン補機) 9 流体継手付冷却ファン(エンジン補機、流体継手付
補機) 11 駆動軸(第1回転部材) 12 駆動軸(第2回転部材) 13 ドライブプレート(第1摺動板、可動部材) 14 ドリブンプレート(第2摺動板) 15 シリコンオイル(粘性流体) 16 熱交換器 17 電磁ブレーキ(解放固定手段) 21 プーリ 22 インペラ 25 冷却翼 26 摺動面(第1摺動面) 27 摺動面(第2摺動面) 29 ハウジング 30a 一方側熱交換部 30b 他方側熱交換部
補機) 11 駆動軸(第1回転部材) 12 駆動軸(第2回転部材) 13 ドライブプレート(第1摺動板、可動部材) 14 ドリブンプレート(第2摺動板) 15 シリコンオイル(粘性流体) 16 熱交換器 17 電磁ブレーキ(解放固定手段) 21 プーリ 22 インペラ 25 冷却翼 26 摺動面(第1摺動面) 27 摺動面(第2摺動面) 29 ハウジング 30a 一方側熱交換部 30b 他方側熱交換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 肇 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内
Claims (11)
- 【請求項1】(a)駆動源により駆動されて、第1摺動
面を有する第1回転部材、 前記第1摺動面に対向配置された第2摺動面を有する第
2回転部材、 および前記2つの第1、第2摺動面間に充填されて、前
記第1回転部材の回転力を前記第2回転部材に伝達する
と共に、剪断力が作用すると発熱する粘性流体を具備し
た流体継手付補機と、 (b)前記粘性流体に発生した熱を、主暖房熱源と熱交
換させて前記主暖房熱源を加熱する熱交換器と、 (c)前記第2回転部材を所定の固定部材に固定させる
か否かを切り替える解放固定手段とを備えた車両用補助
暖房装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の車両用補助暖房装置にお
いて、 前記粘性流体は、前記第1回転部材の回転力を前記粘性
流体を介して前記第2回転部材に伝達する時には、前記
解放固定手段により前記第2回転部材を所定の固定部材
に固定させる時と比べて前記粘性流体の発熱量が少なく
なるように、前記2つの第1、第2摺動面間に充填され
ていることを特徴とする車両用補助暖房装置。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の車両用補
助暖房装置において、 前記2つの第1、第2摺動面は、冷却水回路中に冷却水
を強制的に循環させる冷却水ポンプのハウジング内に設
けられたことを特徴とする車両用補助暖房装置。 - 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
の車両用補助暖房装置において、 前記2つの第1、第2摺動面は、前記2つの第1、第2
回転部材に各々が対向するように固定された2つの第
1、第2摺動板の対向面にそれぞれ設けられたことを特
徴とする車両用補助暖房装置。 - 【請求項5】請求項4に記載の車両用補助暖房装置にお
いて、 前記熱交換器は、前記第1摺動板の第1摺動面と逆側端
面に対向するように設けられた一方側熱交換部、および
前記第2摺動板の第2摺動面と逆側端面に対向するよう
に設けられた他方側熱交換部を有し、 前記第1摺動板と前記一方側熱交換部との間、または前
記第2摺動板と前記他方側熱交換部との間には、前記粘
性流体よりも低粘度の流体が充填されていることを特徴
とする車両用補助暖房装置。 - 【請求項6】(a)駆動源により駆動される第1回転部
材と一体的に回転すると共に、前記第1回転部材に対し
て軸方向に往復変位自在に設けられた可動部材と、 (b)この可動部材の一端側に設けられた第1摺動面
と、 (c)前記可動部材の他端側に設けられた第1対向面
と、 (d)補機を駆動する第2回転部材に設けられて、前記
第1摺動面に対向配置された第2摺動面と、 (e)主暖房熱源と熱交換させる熱交換器の一端側に設
けられて、前記第1対向面に対向配置された第2対向面
と、 (f)前記可動部材を軸方向に往復変位するように駆動
する可動部材駆動手段と、 (g)前記可動部材が前記2つの第1、第2摺動面間に
微小間隙が形成される位置に変位した時に、前記2つの
第1、第2摺動面間に形成される微小間隙内に充填され
ると共に、 前記可動部材が前記2つの第1、第2対向面間に微小間
隙が形成される位置に変位した時に、前記2つの第1、
第2対向面間に形成される微小間隙内に充填される粘性
流体とを備えた車両用補助暖房装置。 - 【請求項7】請求項1または請求項6に記載の車両用補
助暖房装置において、 前記駆動源は、車両に搭載されたエンジンであり、 前記流体継手付補機は、ラジエータに送る冷却風を発生
させる流体継手付冷却ファン、発電して車載バッテリを
充電する流体継手付オルタネータ、あるいは車載装置の
動力源となる油圧を発生させる流体継手付油圧ポンプ等
のエンジン補機であることを特徴とする車両用補助暖房
装置。 - 【請求項8】請求項1または請求項6に記載の車両用補
助暖房装置において、 前記第1回転部材には、冷却水回路中に冷却水を強制的
に循環させる冷却水ポンプ用インペラが設けられている
ことを特徴とする車両用補助暖房装置。 - 【請求項9】(a)駆動源により駆動されて、第1摺動
面を有する第1回転部材と、 (b)前記第1摺動面に対向配置された第2摺動面を有
する第2回転部材と、 (c)前記2つの第1、第2摺動面間に充填されて、前
記第1回転部材の回転力を前記第2回転部材に伝達する
と共に、剪断力が作用すると発熱する粘性流体と、 (d)前記第2回転部材を所定の固定部材に固定させる
か否かを切り替える解放固定手段と、 (e)この解放固定手段にて前記第2回転部材が前記所
定の固定部材に固定された際に、前記粘性流体に発生し
た熱を、主暖房熱源と熱交換させる熱交換器と、 (f)前記解放固定手段を制御する補助暖房制御手段と
を備えた車両用補助暖房装置。 - 【請求項10】請求項9に記載の車両用補助暖房装置に
おいて、 前記補助暖房制御手段は、前記主暖房熱源の温度を検出
する熱源温度検出手段を有し、 前記熱源温度検出手段にて検出した前記主暖房熱源の温
度が所定の温度以下の低温の時に、前記第2回転部材を
前記所定の固定部材に固定するように前記解放固定手段
を制御し、 前記熱源温度検出手段にて検出した前記主暖房熱源の温
度が所定の温度よりも高温の時に、前記第2回転部材を
前記所定の固定部材から解放するように前記解放固定手
段を制御することを特徴とする車両用補助暖房装置。 - 【請求項11】請求項9または請求項10に記載の車両
用補助暖房装置において、 前記第1回転部材には、前記駆動源にベルト駆動される
プーリが設けられていることを特徴とする車両用補助暖
房装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10070287A JPH11263117A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 車両用補助暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10070287A JPH11263117A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 車両用補助暖房装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11263117A true JPH11263117A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13427128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10070287A Withdrawn JPH11263117A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 車両用補助暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11263117A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7659647B2 (en) * | 2007-06-20 | 2010-02-09 | I-Trust Better Life Corp | Linear actuator |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP10070287A patent/JPH11263117A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7659647B2 (en) * | 2007-06-20 | 2010-02-09 | I-Trust Better Life Corp | Linear actuator |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |