JPH11263809A - ポリプロピレン、その製造方法およびそれからなるフィルム - Google Patents
ポリプロピレン、その製造方法およびそれからなるフィルムInfo
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- JPH11263809A JPH11263809A JP6593298A JP6593298A JPH11263809A JP H11263809 A JPH11263809 A JP H11263809A JP 6593298 A JP6593298 A JP 6593298A JP 6593298 A JP6593298 A JP 6593298A JP H11263809 A JPH11263809 A JP H11263809A
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Abstract
や発煙を抑えることができるポリプロピレンおよびその
製造方法、さらには延伸性、耐ブロッキング性に優れ、
溶剤可溶分が少ないフィルムを提供する。 【解決手段】 ポリプロピレンとして、温度上昇溶離分
別における微分溶出曲線のピーク温度Tpとトリアドタ
クティシティー分率[mm]が、下記式(1)の関係を
満たし、かつプロピレンの2、1−挿入にもとづく位置
不規則単位の割合が0.20〜1.40mol%の範囲
であるものを用い、 Tp≦0.94×[mm]+23.0 (1) また、ポリプロピレンの製造方法として、メタロセン化
合物および助触媒成分の少なくともいずれか一方が微粒
子担体上に担持されたメタロセン触媒を用いてプロピレ
ンを重合させる方法を用いる。
Description
びそれからなるフィルムに関し、詳しくはフィルムの製
造に好適なポリプロピレンおよび延伸性、耐ブロッキン
グ性に優れたフィルムに関する。
伸フィルムは、その優れた透明性、光沢、剛性等の性質
を生かして包装材料として広く用いられている。通常、
二軸延伸フィルムに用いられるポリプロピレンは、プロ
ピレンの単独重合体が一般的であり、二軸延伸フィルム
の剛性等のフィルム物性を改良すべく高規則性触媒によ
る高結晶性プロピレン単独重合体が用いられていたが、
該高結晶性プロピレン単独重合体は延伸加工性が悪く、
フィルム製膜時におけるいわゆる目ヤニの発生や発煙な
どの問題が発生するという欠点を有していた。
性を改良する従来の方法としては、例えば、少量のエチ
レンを共重合させるという技術が知られている。特公昭
46−11027号公報には、配位触媒を用い、炭化水
素または塩素化炭化水素溶媒の存在下でプロピレンを重
合する際に微量のエチレンを添加し、生成ポリマーのモ
ノマー単位1mol当たり0.01mol以下のエチレ
ンを含ませるように重合させることを特徴とする延伸フ
ィルム用ポリプロピレンの製造方法が提案されている。
また、特公昭64−6211号公報にも、少量のエチレ
ンを共重合させることを特徴とする延伸性の改善された
ポリプロピレンの製造方法が提案されている。さらに、
特公平3−4371号公報には、特定のエチレン含量、
および特定のアイソタクティシティーの範囲を満足する
ポリプロピレンを用いることを特徴とする、透明性、剛
性および耐衝撃性の良好な二軸延伸ポリプロピレンフィ
ルムおよびその製造方法が提案されている。
の方法においても、その延伸加工性は必ずしも充分では
なく、フィルム製造時における目ヤニの発生や発煙が十
分には解決されていない。また、従来のエチレンを共重
合させたポリプロピレンからなるフィルムは、ベタツキ
の発生、耐ブロッキング性、剛性の低下、さらには溶剤
可溶性成分の増加により、適用可能な用途が限定されて
しまう。
性に優れ、フィルム製造時の目ヤニや発煙を抑えること
ができるポリプロピレンおよびその製造方法、さらには
延伸性、耐ブロッキング性に優れ、溶剤可溶分が少ない
フィルムを提供することにある。
鑑み、鋭意検討した結果、温度上昇溶離分別(TRE
F)における微分溶出曲線のピーク温度Tpとプロピレ
ン単位3連鎖のトリアドタクティシティー分率[mm]
が特定の関係を満たし、かつプロピレンの2,1−挿入
に基づく位置不規則性単位が特定の範囲にあるポリプロ
ピレンが上記課題の解決に有効であることを見出し、本
発明に至った。
度上昇溶離分別(TREF)における微分溶出曲線のピ
ーク温度Tpとプロピレン単位3連鎖のトリアドタクテ
ィシティー分率[mm]が、下記式(1)の関係を満た
し、 Tp≦0.94×[mm]+23.0 (1) かつプロピレンの2,1−挿入にもとづく位置不規則単
位の割合が0.20〜1.40mol%の範囲であるこ
とを特徴とする。
は、メタロセン化合物および助触媒成分の少なくともい
ずれか一方が微粒子担体上に担持されたメタロセン触媒
を用いてプロピレンを単独重合させる、もしくはプロピ
レンと他のオレフィンを共重合させることを特徴とす
る。
分別(TREF)における微分溶出曲線のピーク温度T
pとプロピレン単位3連鎖のトリアドタクティシティー
分率[mm]が、上記式(1)の関係を満たし、かつプ
ロピレンの2,1−挿入にもとづく位置不規則単位の割
合が0.20〜1.40mol%の範囲であるポリプロ
ピレンからなることを特徴とする。
本発明のポリプロピレンは、温度上昇溶離分別(Tem
perature Rising Elution F
ractionation;以下、TREFと略す)に
おける微分溶出曲線のピーク温度Tp(℃)と、プロピ
レン単位3連鎖のトリアドタクティシティー分率[m
m](%)が、上記式(1)の関係を満たし、好ましく
は下記式(2)の関係を満たし、 Tp≦0.94×[mm]+20.0 (2) さらに好ましくは下記式(3)の関係を満たし、 Tp≦0.94×[mm]+17.0 (3) 特に好ましくは下記式(4)の関係を満たす。 Tp≦0.94×[mm]+14.0 (4)
度Tpとプロピレン単位3連鎖のトリアドタクティシテ
ィー分率[mm]が、上記式(1)の関係を満たさない
場合、得られるフィルムの耐ブロッキング性、延伸性が
低下し、またフィルム製造時の発煙やメヤニの発生、さ
らには溶剤可溶分の増加をもたらす。
る微分溶出曲線のピーク温度Tpは、好ましくは115
℃未満、さらに好ましくは110℃未満、特に好ましく
は105℃未満である。また、TREFにおける微分溶
出曲線のピーク温度Tpが、60℃未満の場合、得られ
るフィルムの耐ブロッキング性、剛性、延伸性が低下す
る。TREFにおける微分溶出曲線のピーク温度Tpの
下限値は、好ましくは70℃、さらに好ましくは80
℃、最も好ましくは90℃である。
おける溶出曲線の測定は周知の技術であり、例えば、Jo
urnal of Polymer Science. Vol. 126, 4217−4231(19
81)、高分子討論会予稿集2P1C09(昭和63年)などの
文献に記載されている原理に基づいて実施される。すな
わち、まず対象とされるポリプロピレンを溶媒中で一
度、完全に溶解させた後、冷却し、該溶媒中に存在させ
ておいた不活性担体の表面に薄いポリマー層を形成させ
る。次に、温度を連続または段階的に上昇させて溶出し
た成分を回収し、その濃度を連続的に検出して、その溶
出量と溶出温度の関係によって作成されるグラフを溶出
曲線とする。このときの微分溶出曲線におけるピーク温
度をTpとする。
トリアドタクティシティー分率[mm](%)は、全プ
ロピレン単位3連鎖の構造中におけるmmの割合を示す
ものである。すなわち、13C−NMRにおける各プロピ
レン単位3連鎖中の第2単位目のプロピレンのメチル基
に由来するピーク面積を求めることにより算出される。
例えば、プロピレン単独重合体の場合は、特開平7−1
96734号公報、プロピレン共重合体の場合は、特開
平8−73532号公報や特開平8−283343号公
報に記載の方法に従って求めることができる。
ティシティー分率[mm](%)の範囲は、80.0〜
100%が好ましく、より好ましくは90.0〜100
%、さらに好ましくは95.0〜100%である。プロ
ピレン単位3連鎖のトリアドタクティシティー分率[m
m](%)が80.0%未満の場合、得られるフィルム
の耐ブロッキング性および剛性が低下し、溶剤可溶分が
増加する。
ンモノマーは、1,2−挿入(メチレン側が触媒と結
合)するが、まれに2,1−挿入することがある。2,
1−挿入したモノマーは、ポリマー鎖中で下記の構造な
どで示される位置不規則単位を形成する。
ロピレンの2,1−挿入にもとづく位置不規則単位の割
合が、0.20〜1.40mol%の範囲であり、好ま
しくは0.30〜1.10mol%、さらに好ましくは
0.40〜0.90mol%の範囲である。該位置不規
則単位の割合が0.20mol%未満、もしくは1.4
0mol%を越えると、得られるフィルムの延伸性や耐
ブロッキング性が低下し、さらには溶剤可溶分が増加
し、フィルム製造時の発煙やメヤニの発生が著しくな
る。
づく位置不規則単位の割合(mol%)は、周知の方法
で求めることができ、例えば、13C−NMRの測定結果
をもとに、特開平7−196734号公報に記載の方法
に従って算出される。
Mwは、150,000〜1,000,000の範囲で
あり、好ましくは180,000〜700,000、よ
り好ましくは200,000〜500,000、特に好
ましくは250,000〜440,000の範囲であ
る。重量平均分子量Mwが150,000未満では、フ
ィルムの成形が困難になり、発煙、メヤニが発生するこ
とがある。重量平均分子量Mwが1,000,000を
越えると、成形が困難になる、あるいは、より高温での
成形が要求されるようになり、ポリプロピレン成形品の
着色や強度低下をもたらす場合がある。
均分子量Mwと数平均分子量Mnの比Mw/Mnが、通
常3.0以上であり、好ましくは3.5〜10.0であ
り、さらに好ましくは4.0〜7.0の範囲である。M
w/Mnが3.0未満では安定して製膜が行えない場合
がある。
シレン可溶分が2.0重量%以下であることが好まし
い。室温キシレン可溶分が2.0重量%を超えると、製
膜時に発煙や目ヤニが発生し、得られるフィルムの耐ブ
ロッキング性が低下し、キシレン以外の溶剤に対しても
溶剤可溶分が増加する。特にプロピレンの単独重合体の
場合、室温キシレン可溶分は、好ましくは1.5重量%
以下、さらに好ましくは1.0重量%以下、よりさらに
好ましくは0.7重量%以下、特に好ましくは0.5重
量%以下である。また、プロピレンと10重量%以下の
他のα−オレフィンとの共重合体の場合、室温キシレン
可溶分は、好ましくは1.6重量%以下、さらに好まし
くは1.2重量%以下、よりさらに好ましくは0.9重
量%以下であり、特に好ましくは0.7重量%以下であ
る。
ついて説明する。上述のような温度上昇溶離分別(TR
EF)における微分溶出曲線のピーク温度Tpとプロピ
レン単位3連鎖のトリアドタクティシティー分率[m
m]が、上記式(1)の関係を満たし、かつプロピレン
の2,1−挿入にもとづく位置不規則単位の割合が0.
20〜1.40mol%の範囲であるポリプロピレン
は、メタロセン化合物および助触媒成分の少なくともい
ずれか一方が微粒子担体上に担持されたメタロセン触媒
を用いてプロピレンを単独重合させる、もしくはプロピ
レンと他のオレフィンを共重合させることで製造され
る。微粒子担体上に担持されていないメタロセン触媒を
用いた場合には本発明のポリプロピレンを得ることは困
難である。
なメタロセン化合物は、プロピレンを立体規則的に重合
させるものであれば特に制限はなく、より具体的に示す
と、ビス(2,3−ジメチルシクロペンタジエニルジル
コニウム)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、
ビス(2,4−ジメチルシクロペンタジエニルジルコニ
ウム)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス
(2,3,5−トリメチルシクロペンタジエニルジルコ
ニウム)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、
(メチルシクロペンタジエニル)(η5−1−インデニ
ル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、(3−
t−ブチルシクロペンタジエニル)(η5−1−インデ
ニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、
〔4−t−ブチル−(η5−1−インデニル)〕ジメチ
ルシランジルコニウムジクロライド、(メチルシクロペ
ンタジエニル)(η5−9−フルオレニル)ジメチルシ
ランジルコニウムジクロライド、(3−t−ブチルシク
ロペンタジエニル)(η5−9−フルオレニル)ジメチ
ルシランジルコニウムジクロライド、ビス(η5−1−
インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライ
ド、ビス[2−メチル−(η5−1−インデニル)]ジ
メチルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2,
4,7−トリメチル−(η5−1−インデニル)]ジメ
チルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2,4−
ジメチル−(η5−1−インデニル)]ジメチルシラン
ジルコニウムジクロライド、
ル)]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス
[2−i−プロピル−(η5−1−インデニル)]ジメ
チルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メチ
ル−4,5−ベンゾ(η5−1−インデニル)]ジメチ
ルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メチル
−4−フェニル−(η5−1−インデニル)]ジメチル
シランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メチル−
4−(1−ナフチル)−(η5−1−インデニル)]ジ
メチルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メ
チル−4−(2−ナフチル)−(η5−1−インデニ
ル)]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス
[2−メチル−4−(9−アントラセニル)−(η5−
1−インデニル)]ジメチルシランジルコニウムジクロ
ライド、ビス[2−メチル−4−(9−フェナントリ
ル)−(η5−1−インデニル)]ジメチルシランジル
コニウムジクロライド、
−プロピルフェニル)−(η5−1−インデニル)]ジ
メチルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メ
チル−(η5−1−インデニル)]メチルフェニルシラ
ンジルコニウムジクロライド、1,2−ビス(η5−1
−インデニル)エタンジルコニウムジクロライド、1,
2−ビス[2−メチル−(η5−1−インデニル)]エ
タンジルコニウムジクロライド、1,2−ビス[2,4
−ジメチル−(η5−1−インデニル)]エタンジルコ
ニウムジクロライド、1,2−ビス[2,4,7−トリ
メチル−(η5−1−インデニル)]エタンジルコニウ
ムジクロライド、1,2−ビス[2−エチル−(η5−
1−インデニル)]エタンジルコニウムジクロライド、
1,2−ビス[2−n−プロピル−(η5−1−インデ
ニル)]エタンジルコニウムジクロライド、
[2−メチル−(η5−1−インデニル)]エタンジル
コニウムジクロライド、1,2−ビス(η5−9−フル
オレニル)エタンジルコニウムジクロライド、2−(3
−t−ブチルシクロペンタジエニル)−2−(η5−1
−インデニル)プロパンジルコニウムジクロライド、2
−(3−t−ブチルシクロペンタジエニル)−2−〔4
−t−ブチル−(η5−1−インデニル)〕プロパンジ
ルコニウムジクロライド、2−(3−メチルシクロペン
タジエニル)−2−(η5−9−フルオレニル)プロパ
ンジルコニウムジクロライド、2−(3−t−ブチルシ
クロペンタジエニル)−2−(η5−9−フルオレニ
ル)プロパンジルコニウムジクロライドなどが使用可能
であり、中でも、インデニル基の2位および4位に、そ
れぞれアルキル基およびアリール基を有するものが好ま
しく、特に[2−メチル−4,5−ベンゾ(η5−1−
インデニル)]ジメチルシランジルコニウムジクロライ
ド、[2−メチル−4−フェニル−(η5−1−インデ
ニル)]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、
[2−メチル−4−(1−ナフチル)−(η5−1−イ
ンデニル)]ジメチルシランジルコニウムジクロライド
が好ましい。
ウムをチタンやハフニウム等の他の金属にかえたもの、
塩素原子を他のハロゲンや水素原子、アミド基、アルコ
キシ基、メチル基やベンジル基などの炭化水素基にかえ
たものも何ら制限無く使用することができる。
分としては、任意のものが使用可能であり、例えば、メ
チルアルミノキサン、エチルアルミノキサン、イソブチ
ルアルミノキサン、メチルイソブチルアルミノキサン等
のアルミノキサン化合物;ルイス酸性の有機ホウ素化合
物;N,N,−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボラート、トリフェニルカルベニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート、
トリ−n−ブチルアンモニウムテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボラート、トリエチルオキソニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート、N,N−
ジメチルアニリニウム[4−(トリクロロシリル)−
2,3,5,6−テトラフルオロフェニル]トリス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボラート、N,N−ジメチルア
ニリニウム[4−(クロロジメチルシリル)−2,3,
5,6−テトラフルオロフェニル]トリス(ペンタフル
オロフェニル)ボラート等の非配位性アニオン含有化合
物などが挙げられる。中でもメチルアルミノキサン、
N,N,−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボラート、トリフェニルカルベニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート、N,
N−ジメチルアニリニウム[4−(クロロジメチルシリ
ル)−2,3,5,6−テトラフルオロフェニル]トリ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボラートが好ましい。こ
れらは必要に応じて単独で、あるいは複数を組み合わせ
て用いることができる。
ン化合物の活性化や重合系内の不純物を除去する目的
で、有機アルミニウム化合物等の有機金属化合物を使用
することができる。有機アルミニウム化合物としては、
例えば、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニ
ウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリ−n−ブ
チルアルミニウム、トリ−i−ブチルアルミニウム、ト
リ−n−ヘキシルアルミニウム、トリ−n−オクチルア
ルミニウムなどのトリアルキルアルミニウム;ジエチル
アルミニウムジクロライド、エチルアルミニウムジクロ
ライド等のジアルキルアルミニウムハライドやアルキル
アルミニウムジハライド;ジイソブチルアルミニウムヒ
ドリド等のジアルキルアルミニウムヒドリド;ジエチル
アルミニウムエトキシド、ジエチルアルミニウムフェノ
キシドなどが挙げられる。中でも、トリアルキルアルミ
ニウムが好ましい。これらは必要に応じて単独で、ある
いは複数を組み合わせて用いることができる。
る微粒子担体としては、金属酸化物、金属ハロゲン化
物、金属水酸化物、金属アルコキシド、炭酸塩、硫酸
塩、酢酸塩、珪酸塩や有機高分子化合物等が挙げられ
る。これらは必要に応じて単独で、あるいは複数を組み
合わせて用いることができる。
カ、アルミナ、チタニア、マグネシア、ジルコニア、カ
ルシア、酸化亜鉛等が挙げられる。上記金属ハロゲン化
物としては、例えば、塩化マグネシウム、塩化カルシウ
ム、塩化バリウム、塩化ナトリウム等が挙げられる。上
記金属水酸化物としては、例えば、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム等が挙げられる。上記金属アル
コキシドとしては、例えば、マグネシウムエトキシド、
マグネシウムメトキシド等が挙げられる。
ウム、塩基性炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、塩基
性炭酸マグネシウム、炭酸バリウム等が挙げられる。上
記硫酸塩としては、例えば、硫酸カルシウム、硫酸マグ
ネシウム、硫酸バリウム等が挙げられる。上記酢酸塩と
しては、例えば、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム等
が挙げられる。珪酸塩としては、例えば、雲母、タルク
等の珪酸マグネシウムや珪酸カルシウム、珪酸ナトリウ
ム等が挙げられる。これらのうち好ましいのは、シリ
カ、アルミナ、雲母やタルク等の珪酸マグネシウムや珪
酸カルシウム、珪酸ナトリウムなどの珪酸塩である。
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−ビニルエステル共重合体、エチレ
ン−ビニルエステル共重合体の部分あるいは完全鹸化物
等のポリオレフィンおよびその変性物;ポリアミド、ポ
リカーボネート、ポリエステル等の熱可塑性樹脂;フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂な
どの熱硬化性樹脂などが挙げられる。
いのは、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、アミド基
等の極性基を有するものであり、具体的には水酸基含有
不飽和化合物、不飽和カルボン酸等でグラフト変性した
変性ポリオレフィン、エチレン−ビニルエステル共重合
体の部分あるいは完全鹸化物等が挙げられる。
限はないが、通常0.1〜2,000μmの範囲であ
り、好ましくは1〜1,000μm、さらに好ましくは
5〜100μmの範囲である。また、比表面積は、特に
制限はないが、通常0.1〜2,000m2 /gの範囲
であり、好ましくは10〜1,500m2 /gであり、
さらに好ましくは100〜1,000m2 /gの範囲で
ある。
体上への担持は、これらを任意の方法で接触させること
で達成可能であり、有機溶剤の非存在下で直接接触させ
てもよく、有機溶剤中で接触を行ってもよい。ここで用
いられる有機溶剤としては、例えば、ヘキサン、ヘプタ
ン等の脂肪族炭化水素;トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素;塩化メチレン、クロロベンゼン等のハロゲン
化炭化水素やこれらの混合物等が使用可能である。ま
た、上記メタロセン化合物や助触媒成分と微粒子担体と
の接触は任意の温度で可能であり、通常−80℃〜30
0℃の範囲で行われる。
用量に特に制限はないが、通常、微粒子担体100重量
部に対しメタロセン化合物が0.0001〜1,00
0,000重量部の範囲であり、好ましくは0.1〜1
0,000重量部の範囲であり、さらに好ましくは1〜
1,000重量部の範囲である。
用量は特に制限はなく、通常、メタロセン化合物中に含
有されるジルコニウム等の遷移金属1molに対し、助
触媒成分中に含有されるホウ素やアルミニウム等が0.
01〜100,000molであり、好ましくは0.1
〜10,000mol、さらに好ましくは1.0〜3,
000mol、特に好ましくは1.0〜1,000mo
lの範囲である。
どを用いて任意の重合方法によりプロピレンを単独重合
させる、あるいは他のオレフィンと共重合させることで
製造可能であり、具体的には液体プロピレン中で行うバ
ルク重合、不活性溶剤の存在下に液相中で行う溶液重合
やスラリー重合、気相モノマー中で行う気相重合により
製造可能である。
としては、例えば、エチレンや炭素数4以上のα−オレ
フィンが挙げられる。炭素数4以上のα−オレフィンと
しては、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキ
セン、1−オクテンなどが使用可能である。これらプロ
ピレンと共重合される他のオレフィンは、0〜10重量
%の範囲で用いられることが好ましい。プロピレンと共
重合される他のオレフィンが10重量%を越えると、製
膜時に発煙や目ヤニが発生し、得られるフィルムの耐ブ
ロッキング性が低下し、溶剤可溶分が増加する。
重合温度は、特に制限はなく、通常35〜95℃の範囲
であり、好ましくは50℃〜80℃の範囲である。重合
時の圧力は液相中の重合において常圧〜70kg/cm
2 、気相中では常圧〜50kg/cm2 の範囲が一般的
であり、ポリプロピレンの性質や、生産性などを考慮し
て適当な範囲を選択できる。また重合時には、水素の導
入や温度、圧力の選定など任意の手段により分子量を調
節することが可能である。
酸化防止剤、塩素補足剤、耐熱安定剤、帯電防止剤、防
曇剤、紫外線吸収剤、滑剤、ブロッキング防止剤、造核
剤、顔料や、他の樹脂が含有されていてもかまわない。
維、シートなど各種成形品として使用可能であり、中で
もフィルムの素材として好適であり、延伸性が優れてい
る点で、延伸フィルムの素材としてより好適に用いられ
る。
伸フィルムのどちらであってもよい。また、延伸フィル
ムとしては、一軸または二軸延伸のいずれであってもよ
い。本発明のフィルムの厚さに制限はないが、通常は3
〜150μmの範囲である。また、本発明のフィルムに
は、必要に応じてコロナ処理等の表面処理が施されてい
てもよく、また他のフィルムが積層されていてもよい。
限はなく、公知の方法を何ら制限なく採用することがで
きる。例えば、延伸フィルムの場合、まず本発明のポリ
プロピレンに酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐熱安定剤等
の添加剤などを加え、ついで、単軸押出機等で混練して
ペレットを作製し、このペレットより押出機等を用いて
フィルム元反を作製し、このフィルム元反をテンター
式、パンタグラフ式などの延伸装置を用い、連続的に逐
次あるいは同時に二軸延伸を行うことにより製造され
る。
説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない限りこれらに限
定されるものではない。
ムの物性の測定、および評価は、以下の方法により行っ
た。 (温度上昇溶離分別(TREF)の溶出曲線における溶
出ピーク温度Tpの測定)溶出曲線の測定はクロス分別
装置(三菱油化(株)製、CFC T150A)を用
い、以下の方法にしたがって行った。まず、測定するサ
ンプルを溶媒(o−ジクロロベンゼン)を用い、濃度が
4mg/mlとなるように140℃で溶解し、これを測
定装置内のサンプルループ内に注入する。
は、溶解温度の差を利用して分別するTREFカラム
(不活性担体であるガラスビーズが充填されたカラム)
に0.4ml注入される。次に、該サンプルを1℃/分
の速度で140℃から0℃まで冷却し、上記不活性担体
にコーティングさせる。このとき、高結晶性成分から低
結晶成分の順で不活性担体表面にポリマー層が形成され
る。TREFカラムが0℃でさらに30分保持された
後、0℃で溶解している成分2mlが1ml/分の流速
で赤外分光光度計へ注入される。その後、以下の各温度
(30℃、50℃、60℃、65℃、70℃、75℃、
80℃、83℃、86℃、88℃、90℃、92℃、9
4℃、96℃、98℃、100℃、102℃、105
℃、108℃、111℃、114℃、117℃、120
℃、125℃、135℃)に昇温し30分間保持した
後、同様に溶解している成分2mlが1ml/分の流速
で赤外分光光度計へ注入される。溶出したポリマーの濃
度は赤外分光光度計で検出され、各溶出温度区分におけ
るクロマトグラムが得られる。
クロマトグラムは、内蔵のデータ処理プログラムにより
処理され、各クロマトグラムの面積が積分され、積分溶
出曲線が計算される。この積分溶出曲線を温度で微分し
て、微分溶出曲線が計算される。この微分溶出曲線から
溶出ピーク温度Tpを求めた。
−GSX400により測定した。(測定モード:プロト
ンデカップリング法、パルス幅:8.0μs、パルス繰
り返し時間:3.0s、積算回数:20000回、測定
温度:120℃、内部標準:ヘキサメチルジシロキサ
ン、溶媒:1,2,4−トリクロロベンゼン/ベンゼン
−d6(容量比 3/1)、試料濃度:0.1g/m
l)
ィシティー分率[mm])特開平7−196734号公
報を参考に、13C−NMRの測定結果から下記式(5)
により算出した。 [mm]=100×Imm/ICH3 (5) Imm:21.4〜22.2ppmに現れるピークの面積
(mmに帰属される) ICH3:19.0〜22.4ppmに現れるピークの面
積(mm、mrおよびrrに帰属される)
置不規則単位の割合)特開平7−196734号公報を
参考に、13C−NMRの測定結果から下記式(6)によ
り算出した。 100×0.5×I21/(I21+ICH3) (6) I21:17.0〜18.0ppmに現れるピークの面積 ICH3:19.0〜22.4ppmに現れるピークの面
積(mm、mrおよびrrに帰属される)
w/Mn)の測定) 1)検量線の作製 0.1重量%のBHT(2,6−ジ−t−ブチル−4−
メチルフェノール)を含む1,2,4−トリクロロベン
ゼン10mlに、分子量の異なる3種の標準ポリスチレ
ン試料(昭和電工(株)社製)をそれぞれ2mgを入
れ、室温、暗所で1時間溶解し、その後GPC測定によ
りピークトップの溶出時間の測定を行なった。この測定
を繰り返し、計12点(分子量580から850万)の
分子量とピークトップの溶出時間より、3次式近似で検
量線を作製した。
量(Mn)の測定 試験管に0.1重量%のBHTを含む5mlの1,2,
4−トリクロロベンゼンを取り、これにポリプロピレン
(試料)約2.5mgを投入した。この試験管に栓をし
た後、160℃の恒温槽で2時間かけて試料を溶解させ
た。得られた溶液を焼結フィルターで濾過した後、濾液
をWaters社製ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィー装置150Cを用いて測定し、得られたクロマト
グラムからMwおよびMnを求め、これら分子量の比
(Mw/Mn)を算出た。なおGPCのその他の測定条
件は以下のとおりである。
本)および昭和電工(株)製Shodex HT−80
6M(2本)を直列に接続したもの ・カラム温度:140℃ ・溶媒:1,2,4−トリクロロベンゼン(BHT0.
1重量%を含む。) ・サンプル注入量:0.5ml ・溶媒流量:1ml/分 ・装置内でのサンプル注入待ち時間:30分(ポリスチ
レンは5分)
レン約2gを正確に秤量し(これをW(g)とする)、
これを窒素気流下で250mlの沸騰キシレンに溶解さ
せた。その後、この溶液を25℃まで冷却し、30分放
置し、生成した沈殿を速やかに濾過した。得られた濾液
100mlを採取して、恒量を求めたアルミ容器に入
れ、これを窒素気流下で加熱してキシレンを蒸発させ
た。蒸発残分の重量(これをm(g)とする)を求め、
下記式(7)よりポリプロピレンのキシレン可溶分Xs
を求めた。 Xs(重量%)=m×250/W (7)
トを、Tダイを取り付けた押出機より押出し、フィルム
元反を作成する時、上記Tダイの上方30cmにおける
発煙量を、柴田科学機器工業(株)製のデジタル粉塵
計、P−5Lにより測定した。発煙量は1分間当たりの
カウント数で表わし、この値が大きいものほど発煙が多
いことを意味する。
元反を2枚重ねてプレス成形機にはさみ、60℃、10
kg−Gの圧力で24時間保持した。その後このフィル
ムを100×100mm幅に切り取り、200mm/分
で剥離試験を行った。その時の剥離強度の値を耐ブロッ
キング性の指標とした。この値が小さいほど耐ブロッキ
ング性が良好なことを示す。
記フィルム元反の延伸後、目視で均一な延伸フィルムが
得られたものを○、延伸後に目視で不均一ではあるが延
伸フィルムが得られたものを△、延伸時にフィルムが破
断したものを×として表わした。
として乾燥シリカ(948;富士デビソン社製、窒素気
流下、200℃で1時間乾燥したもの)1.0gを加
た。この懸濁液に0℃で助触媒成分としてメチルアルミ
ノキサンのトルエン溶液(0.5mol/l)を7ml
加え、10℃で30分撹拌後トルエンを留去した。つぎ
に、再度メチルアルミノキサンのトルエン溶液(0.5
mol/l)を7ml加え、室温で30分撹拌後トルエ
ンを留去した。さらに、メタロセン化合物としてビス
[2−メチル−4.5−ベンゾ(η5−1−インデニ
ル)]ジメチルシランジルコニウムジクロライド(以
下、MBIZと略す)を加え、室温で90分撹拌した。
トルエンを減圧で留去後、80℃で50mlのヘプタン
で2回洗浄し、橙色のメタロセン触媒を得た。
有機金属化合物としてトリ−i−ブチルアルミニウム
(以下TIBAと略す)トルエン溶液4ml、プロピレ
ン40molを導入し、45℃に昇温した。その後、上
記メタロセン触媒100mgをオートクレーブ中に圧入
して60分間重合を行ない、ポリプロピレンを得た。得
られたポリプロピレンのプロピレン単位3連鎖のトリア
ドタクティシティー分率[mm]、温度上昇溶離分別
(TREF)の溶出曲線における溶出ピーク温度Tp、
プロピレンの2,1−挿入にもとづく位置不規則単位の
割合、分子量の比(Mw/Mn)、キシレン可溶分Xs
を表1に、[mm]とTpの関係を図1に示す。図1に
示すように実施例1のポリプロピレンは、上記式(1)
の関係を満たしていた。
テアリン酸カルシウム0.1重量部、酸化防止剤として
2,6−ジ−t−ブチルヒドロキシトルエン0.1重量
部、酸化防止剤としてビス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイト0.1
重量部を添加し、15mmの単軸押出機により200℃
で混練し、ペレットを作成した。このペレットを、Tダ
イを取り付けた25mmの押出機より押出し、厚さ約5
00μmのフィルム元反を作成した。この押出し時に測
定された発煙量を表1に示す。また、得られたフィルム
元反の耐ブロッキング性を表1に示す。
切り取り、(株)東洋精機製の延伸装置(商品名、二軸
延伸試験装置)により所定温度(予熱時間30秒)にお
いて5m/分の延伸速度で縦横それぞれ6倍に同時延伸
し、延伸フィルムを製造した。延伸後に目視で延伸性を
評価した。結果を表1に示す。
トを0.01g添加した溶液に、微粒子担体としてシリ
カ(948;富士デビソン社製、1.5torrで11
0℃、5時間乾燥したもの)1.0gを加え1時間撹拌
した。次に、このスラリーにN,N−ジメチルアニリニ
ウム[4−(トリクロロシリル)−2,3,5,6−テ
トラフルオロフェニル]トリス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボラート0.5gをo−ジクロロベンゼン30ml
に溶解させた溶液を添加し、室温で1時間および110
℃で3時間攪拌した。この懸濁液を室温まで冷却し、上
澄みを除去した後、ジクロロメタンで4回、ヘキサンで
2回洗浄し、減圧乾燥することで淡緑黄色の助触媒成分
を得た。
として0.5mol/lのトリ−n−ヘキシルアルミニ
ウム(以下TNHAと略す)トルエン溶液1.0ml、
メタロセン化合物として0.5mmol/lのMBIZ
ジクロロメタン溶液3.0mlを加え室温で5分撹拌し
た。その後、減圧でトルエンおよびジクロロメタンを留
去し、黄褐色のメタロセン触媒を得た。
いた以外は実施例1と同様に行い、ポリプロピレン、フ
ィルム元反、フィルムを得た。ついで、これらの物性の
測定および評価を行った。結果を表1および図1に示
す。図1に示すように実施例2のポリプロピレンは、上
記式(1)の関係を満たしてた。
IZの代わりにビス[2−メチル−4−フェニル−(η
5−1−インデニル)]ジメチルシランジルコニウムジ
クロライド(以下MPIZと略す)を用い、水素300
mlを加えた以外は実施例2と同様に行い、ポリプロピ
レン、フィルム元反、フィルムを得た。ついで、これら
の物性の測定および評価を行った。結果を表1および図
1に示す。図1に示すように実施例3のポリプロピレン
は、上記式(1)の関係を満たしていた。
IZの代わりにビス[2−メチル−4−(1−ナフチ
ル)−(η5−1−インデニル)]ジメチルシランジル
コニウムジクロライドを用い、水素300mlを加え、
65℃で重合を行った以外は実施例2と同様に行い、ポ
リプロピレン、フィルム元反、フィルムを得た。つい
で、これらの物性の測定および評価を行った。結果を表
1および図1に示す。図1に示すように実施例4のポリ
プロピレンは、上記式(1)の関係を満たしていた。
キサンのトルエン溶液(0.5mol/l)を4ml、
メタロセン化合物としてMPIZのトルエン溶液(0.
5mmol/l)を1ml加え、室温で3分撹拌するこ
とでメタロセン触媒を得た。
l、有機金属化合物として0.5mol/lのTIBA
トルエン溶液2ml、プロピレン4molおよび水素3
00mlを導入した。その後、上記プロピレン重合用触
媒をオートクレーブ中に圧入し、30℃で10分間重合
を行ないポリプロピレンを得た。得られたポリプロピレ
ンの物性の測定結果を表1および図1に示す。図1に示
すように比較例1のポリプロピレンは、上記式(1)の
関係を満たしていなかった。
およびフィルムを製造し、延伸性などを評価した。その
結果を表1に示す。
十分に窒素置換した後、無水塩化マグネシウム9.5
g、n−デカン100ml、および2−エチルヘキシル
アルコール47ml(300mmol)を撹拌しながら
125℃で2時間加熱した後、この混合物中に無水フタ
ル酸5.5g(37.5mmol)を添加し、さらに撹
拌しながら125℃で1時間加熱し、均一溶液を得た。
この溶液を室温まで冷却した後、−20℃に冷却された
四塩化チタン400ml(3.6mol)中に1時間に
わたって全量を滴下した。次に、この溶液を2時間かけ
て110℃まで昇温し、110℃に達した時点でジ−i
−ブチルフタレート5.4ml(25mmol)を添加
した後、この温度で2時間撹拌しながら反応を行った。
反応終了後、熱時濾過により固体部を採取し、この固体
部を2000mlの四塩化チタンに再度懸濁させた後、
再び110℃で2時間反応を行った。反応終了後、熱時
濾過により固体部を採取し、n−デカンで洗液中にチタ
ンが検出されなくなるまで洗浄し、固体チタン触媒成分
を得た。
l、有機金属化合物としてトリエチルアルミニウム10
mmol、上記固体チタン触媒成分0.2g(チタン原
子で10mmol)を投入した後、10℃でプロピレン
ガスを2g/時間の速度で、1時間導入した。上澄み液
を除去後、固体部分をヘキサンで洗浄し、予備重合触媒
を得た。その後、トリエチルアルミニウム1.64mm
ol、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン0.16
4mmolを添加し、プロピレン重合触媒を得た。
素を1l導入し、70℃に昇温し、上記プロピレン重合
用触媒を圧入して重合を開始した。10分間重合を行っ
た後、メタノールを圧入して重合を停止し、未反応のプ
ロピレンを除去することでポリプロピレンを得た。得ら
れたポリプロピレンの物性の測定結果を表1および図1
に示す。図1に示すように比較例2のポリプロピレン
は、上記式(1)の関係を満たしていなかった。
およびフィルムを製造し、延伸性などを評価した。その
結果を表1に示す。
に従って行った以外は比較例2と同様に行い、ポリプロ
ピレンを得た。2lのオートクレーブにプロピレンを8
mol、エチレンを1.5l、および水素を1l導入
し、70℃に昇温し、比較例2と同様に調製したプロピ
レン重合用触媒を圧入して重合を開始した。10分間重
合を行った後、メタノールを圧入して重合を停止し、未
反応のプロピレンおよびエチレンを除去することでポリ
プロピレンを得た。
と同様にフィルムを調製した後、実施例1と同様に評価
を行った。得られたポリプロピレンおよびフィルムの物
性の測定結果を表1および図1に示す。図1に示すよう
に比較例3のポリプロピレンは、上記式(1)の関係を
満たしているが、2,1−挿入にもとづく位置不規則単
位の割合は0.20mol%未満であった。
ビス[(η5−1−インデニル)]エタンハフニウムジ
クロライドを用い、60℃で重合を行った以外は実施例
3と同様に行い、ポリプロピレンを得た。実施例1に従
ってフィルムを作成した。得られたポリプロピレンおよ
びフィルムの物性の測定結果を表1および図1に示す。
図1に示すように比較例4のポリプロピレンは、上記式
(1)の関係を満たしているが、プロピレンの2,1−
挿入にもとづく位置不規則単位の割合が1.40mol
%を越えていた。
十分に窒素置換した後ジエトキシマグネシウム1.11
g(9.47mmol)、トルエン10mlおよびジ−
n−ブチルフタレート0.46ml(1.73mmo
l)を仕込み、70℃で2時間撹拌した。その後、室温
まで冷却し、四塩化チタン50mlを適下ロートより1
時間かけて適下し、適下終了後、110℃まで昇温し、
撹拌しながら2時間反応させた。反応終了後、室温まで
冷却し、200mlのn−ヘキサンで3回洗浄し、50
℃で30分間減圧乾燥して固体チタン触媒成分を得た。
てトリエチルアルミニウム1.5mmol、および電子
供与体成分としてジシクロペンチルジメトキシシラン
0.3mmolを加え、プロピレン重合触媒を調製し
た。
投入した後、プロピレン8molおよび水素700ml
(常圧での容積)を導入した。その後、撹拌しながら7
0℃まで昇温し、60分間重合を行い、ポリプロピレン
を得た。実施例1に従ってフィルムを作成した。得られ
たポリプロピレンおよびフィルムの物性の測定結果を表
1および図1に示す。図1に示すように比較例5のポリ
プロピレンは、上記式(1)の関係を満たしていなかっ
た。
ロペンチルジメトキシシランを用いなかった以外は比較
例5と同様に行い、ポリプロピレンを得た。実施例1に
従ってフィルムを作成した。得られたポリプロピレンお
よびフィルムの物性の測定結果を表1および図1に示
す。図1に示すように比較例6のポリプロピレンは、上
記式(1)の関係を満たしていなかった。
紅ソルペー社製三塩化チタン3.5g、およびジエチル
アルミニウムクロライド50mmolを投入した。次
に、15℃においてプロピレンガスを5g/時間の速度
で30分間導入した。その後、未反応のプロピレンを窒
素パージにより除去し、得られた固体をヘキサンで3回
洗浄し、三塩化チタン1gあたり2.7gのプロピレン
が重合されたプロピレン重合触媒を得た。
ライド0.5mmol、プロピレン8molおよび水素
700ml(常圧での容積)を導入した。その後、撹拌
しながら65℃まで昇温し、上記プロピレン重合触媒を
三塩化チタン換算で10mg圧入し、120分間重合を
行い、ポリプロピレンを得た。実施例1に従ってフィル
ムを作成した。得られたポリプロピレンおよびフィルム
の物性の測定結果を表1および図1に示す。図1に示す
ように比較例7のポリプロピレンは、上記式(1)の関
係を満たしていなかった。
に、メタロセン化合物および助触媒成分の少なくともい
ずれか一方が微粒子担体上に担持されたメタロセン触媒
を用いて得られたポリプロピレンは、温度上昇溶離分別
(TREF)における微分溶出曲線のピーク温度Tpと
プロピレン単位3連鎖のトリアドタクティシティー分率
[mm]が、上記式(1)の関係を満たし、かつプロピ
レンの2,1−挿入にもとづく位置不規則単位の割合が
0.20〜1.40mol%の範囲であった。
れた延伸加工性を示し、フィルム製造時の目ヤニや発煙
を抑えることができた。また、このポリプロピレンを含
む組成物から得られたフィルムは、いずれも優れた延伸
性、耐ブロッキング性を示し、溶剤可溶分は少なかっ
た。
(1)の関係を満たしていないポリプロピレンは、延伸
加工性が不十分であり、これからなるフィルムは、延伸
性、耐ブロッキング性が不十分であった。また、比較例
2および比較例5にあるように、上記式(1)の関係を
満たしておらず、かつプロピレンの2,1−挿入にもと
づく位置不規則単位の割合が0.20mol%未満であ
るポリプロピレンは、フィルム製造時の目ヤニや発煙を
抑えることができず、延伸加工性が不十分であり、これ
からなるフィルムは、延伸性が不十分であり、溶剤可溶
分が多かった。
の2,1−挿入にもとづく位置不規則単位の割合が0.
20mol%未満であるポリプロピレンは、フィルム製
造時の目ヤニや発煙を抑えることができず、延伸加工性
が不十分であり、これからなるフィルムは、延伸性、耐
ブロッキング性が不十分であり、溶剤可溶分が増加し
た。また、比較例4にあるように、プロピレンの2,1
−挿入にもとづく位置不規則単位の割合が1.40mo
l%を越えるポリプロピレンは、フィルム製造時の目ヤ
ニや発煙を抑えることができず、延伸加工性が不十分で
あり、これからなるフィルムは、延伸性、耐ブロッキン
グ性が不十分であった。
に、上記式(1)の関係を満たしておらず、かつプロピ
レンの2,1−挿入にもとづく位置不規則単位の割合が
0.20mol%未満であるポリプロピレンは、フィル
ム製造時の目ヤニや発煙を抑えることができず、延伸加
工性が不十分であり、これからなるフィルムは、延伸
性、耐ブロッキング性が不十分であり、溶剤可溶分が多
かった。
ピレンにあっては、温度上昇溶離分別(TREF)にお
ける微分溶出曲線のピーク温度Tpとプロピレン単位3
連鎖のトリアドタクティシティー分率[mm]が特定の
関係を満たし、プロピレンの2,1−挿入にもとづく位
置不規則単位の割合が0.20〜1.40mol%の範
囲にあるため、延伸加工性に優れ、フィルム製造時の目
ヤニや発煙が抑制される。このようなポリプロピレン
は、二軸延伸ポリプロピレンフィルム等の延伸フィルム
に好適である。
にあっては、延伸加工性に優れ、フィルム製造時の目ヤ
ニや発煙が抑制された延伸フィルムに好適なポリプロピ
レンを得ることが可能である。また、本発明のポリプロ
ピレンより得られるフィルムは、耐ブロッキング性およ
び延伸性に優れ、溶剤可溶分が少なく、幅広い用途に適
用可能である。
昇溶離分別(TREF)における微分溶出曲線のピーク
温度Tpとプロピレン単位3連鎖のトリアドタクティシ
ティー分率[mm]の関係を示したプロットである。
Claims (3)
- 【請求項1】 温度上昇溶離分別(TREF)における
微分溶出曲線のピーク温度Tpとプロピレン単位3連鎖
のトリアドタクティシティー分率[mm]が、下記式
(1)の関係を満たし、 Tp≦0.94×[mm]+23.0 (1) かつプロピレンの2,1−挿入にもとづく位置不規則単
位の割合が0.20〜1.40mol%の範囲であるこ
とを特徴とするポリプロピレン。 - 【請求項2】 メタロセン化合物および助触媒成分の少
なくともいずれか一方が微粒子担体上に担持されたメタ
ロセン触媒を用いてプロピレンを単独重合させる、もし
くはプロピレンと他のオレフィンを共重合させることを
特徴とする請求項1記載のポリプロピレンの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載のポリプロピレンからなる
ことを特徴とするフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6593298A JPH11263809A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | ポリプロピレン、その製造方法およびそれからなるフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6593298A JPH11263809A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | ポリプロピレン、その製造方法およびそれからなるフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11263809A true JPH11263809A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13301242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6593298A Pending JPH11263809A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | ポリプロピレン、その製造方法およびそれからなるフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11263809A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000239462A (ja) * | 1998-08-25 | 2000-09-05 | Tokuyama Corp | プロピレン系樹脂組成物、その製造方法および用途 |
| JP2006523765A (ja) * | 2003-04-16 | 2006-10-19 | サウジ ベイシック インダストリーズ コーポレイション | オレフィン重合のための担持されたメタロセン触媒系、その作製及び使用方法 |
| JP2009516044A (ja) * | 2005-11-15 | 2009-04-16 | バーゼル・ポリオレフィン・イタリア・ソチエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ | プロピレン−エチレンコポリマー及びその製造法 |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP6593298A patent/JPH11263809A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000239462A (ja) * | 1998-08-25 | 2000-09-05 | Tokuyama Corp | プロピレン系樹脂組成物、その製造方法および用途 |
| JP2006523765A (ja) * | 2003-04-16 | 2006-10-19 | サウジ ベイシック インダストリーズ コーポレイション | オレフィン重合のための担持されたメタロセン触媒系、その作製及び使用方法 |
| JP2009516044A (ja) * | 2005-11-15 | 2009-04-16 | バーゼル・ポリオレフィン・イタリア・ソチエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ | プロピレン−エチレンコポリマー及びその製造法 |
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