JPH11263892A - スケール防止剤 - Google Patents

スケール防止剤

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JPH11263892A
JPH11263892A JP8825698A JP8825698A JPH11263892A JP H11263892 A JPH11263892 A JP H11263892A JP 8825698 A JP8825698 A JP 8825698A JP 8825698 A JP8825698 A JP 8825698A JP H11263892 A JPH11263892 A JP H11263892A
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salt
copolymer
concentration
acid
acid group
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JP8825698A
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Taro Kanamori
太郎 金森
Keiichi Bessho
啓一 別所
Makoto Higami
誠 樋上
Katsuhiro Ishikawa
克廣 石川
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Original Assignee
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れたスケール防止効果を有し、特にシリカ
系スケールに対しても優れたスケール防止効果を示すス
ケール防止剤を提供すること。 【解決手段】 特定のスルホン酸基含有単量体およびカ
ルボン酸基含有単量体を含む単量体成分を共重合して得
られる共重合体(塩)を主成分とし、重量平均分子量が
2万〜50万、かつ、90℃の条件下で共重合体(塩)
を100mg/L添加した場合の不溶化するカルシウム
濃度が200mg/L以上、ならびに/または、シリカ
濃度210mg/L(SiO2 換算)、マグネシウム濃
度49mg/L(Mg換算)、炭酸水素ナトリウム濃度
420mg/L(NaHCO3 換算)、pH9、70℃
の条件下で共重合体(塩)を100mg/L添加した場
合の140時間後に生成している析出物の平均粒径が
1,000nm以下であるスケール防止剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水系のスケー
ル、特にシリカ系のスケールの付着問題を制御するスケ
ール防止剤に関する。
【0002】
【従来の技術】冷却水系、ボイラー水系などの水と接触
する器壁、特に電熱面には、カルシウム塩、マグネシウ
ム塩、シリカなどのスケールが生成する。特に、開放循
環式冷却水系において、省資源、省エネルギーの立場か
ら、冷却水の系外への排棄(ブロー)を少なくし、高濃
縮運転を行う場合、溶解する塩類が高濃縮され溶解度の
低いカルシウム塩、マグネシウム塩、シリカなどがスケ
ール化する。このうち、シリカは、溶解度が特に低く、
100〜150mg/L程度でスケール化する。従来、
このようなシリカ系スケールの生成を防止し、あるいは
除去するためのスケール防止剤として、分子量1,00
0〜1,300の低分子量ポリマレイン酸が提起されて
いる。また、カルボン酸/スルホン酸系水溶性アニオン
共重合体とホスホン酸、あるいは(および)モリブデン
酸などを組み合わせたものも提起されている。
【0003】このように、従来の高分子化合物を有効成
分とするスケール防止剤では、限られた適用分野におい
て優れたスケール防止効果を示すものがあるが、必ずし
も満足できるものではない。特に、開放循環式冷却水系
で高濃縮運転を行う場合、従来の技術ではシリカ系スケ
ールの生成防止に関し満足できるものではなく、さらに
スケール防止効果の高いスケール防止剤が要望されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するためのもので、従来のものよりも優れたスケー
ル防止効果を有し、特にシリカ系スケールに対しても優
れたスケール防止効果を示すスケール防止剤を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、スルホン酸基
含有単量体およびカルボン酸基含有単量体を含む単量体
成分を共重合して得られる共重合体(塩)を主成分と
し、スルホン酸基含有単量体が下記一般式(I)で表さ
れる不飽和(メタ)アリルエーテル系単量体、2−ヒド
ロキシ−3−アクリルアミドプロパンスルホン酸、スチ
レンスルホン酸、メタリルスルホン酸、ビニルスルホン
酸、アリルスルホン酸およびイソアミレンスルホン酸の
群から選ばれた少なくとも1種であり、共重合体(塩)
の重量平均分子量が2万〜50万、かつ、90℃の条件
下で共重合体(塩)を100mg/L添加した場合のカ
ルシウムの不溶化許容濃度(ゲル化することなく可溶化
できる最大許容濃度)が200mg/L以上であるスケ
ール防止剤、
【0006】
【化3】
【0007】〔式中、R1 は水素原子または炭素数1〜
8のアルキル基、a〜dは同一または異なり、0または
1〜100の整数を示し(ただし、a+b+c+d=0
〜100)、(OC2 4 )単位と(OC3 6 )単位
とは、任意の順序で結合しており、Y,Zはスルホン酸
基または水酸基であり、Y,Zの少なくとも一方はスル
ホン酸基である。〕 ならびに/または、シリカ濃度210mg/L(SiO
2 換算)、マグネシウム濃度49mg/L(Mg換
算)、炭酸水素ナトリウム濃度420mg/L(NaH
CO3 換算)、pH9、70℃の条件下で上記共重合体
(塩)を100mg/L添加した場合の140時間後に
生成している析出物の平均粒径が1,000nm以下、
好ましくは500nm以下であるスケール防止剤、を提
供するものである。本発明のスケール防止剤に適用され
るスケールとしては、シリカ系スケールが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のスルホン酸基およびカル
ボン酸基含有水溶性共重合体(塩)を構成するスルホン
酸基含有単量体としては、スルホン酸基を含み重合可能
な二重結合を有する単量体であって、上記一般式(I)
で表される不飽和(メタ)アリルエーテル系単量体(そ
の具体例としては、3−アリロキシ−2−ヒドロキシプ
ロパンスルホン酸、3−メタアリロキシ−2−ヒドロキ
シプロパンスルホン酸など)、2−ヒドロキシ−3−ア
クリルアミドプロパンスルホン酸、スチレンスルホン
酸、メタリルスルホン酸、ビニルスルホン酸、アリルス
ルホン酸およびイソアミレンスルホン酸の群から選ばれ
た少なくとも1種である。このスルホン酸基含有単量体
の使用量は、共重合に使用する単量体成分中に、2〜8
0モル%、好ましくは5〜50モル%、さらに好ましく
は10〜35モル%であり、2モル%未満では得られる
共重合体のスケール防止能が充分でなく、一方、80モ
ル%を超える場合にも同様にこれらの性能が満足されな
い場合がある。
【0009】また、カルボン酸を構成単位として含む単
量体としては、カルボン酸基を含み重合可能な二重結合
を有する単量体であれば特に限定されないが、例えばア
クリル酸、メタクリル酸、α−ハロアクリル酸、マレイ
ン酸、イタコン酸、ビニル酢酸、アリル酢酸、フマル
酸、フォスフィノカルボン酸、β−カルボン酸、または
それらの塩類などが挙げられる。好ましくは、アクリル
酸、メタクリル酸、またはそれらの塩類が良い。これら
のカルボン酸基を含み重合可能な二重結合を有する単量
体は、1種単独で使用することも、あるいは2種以上を
混合して用いることもできる。
【0010】これらのカルボン酸基を含み重合可能な二
重結合を有する単量体の使用量は、共重合に使用する単
量体成分中に、98〜20モル%、好ましくは95〜5
0モル%、さらに好ましくは90〜65モル%であり、
20モル%未満では得られる共重合体(塩)のスケール
防止能が充分でなく、一方、98モル%を超える場合に
も同様にこれらの性能が満足されない場合がある。
【0011】さらに、本発明のスルホン酸基およびカル
ボン酸基を有する水溶性共重合体(塩)において、スル
ホン酸基、カルボン酸基を構成単位として含む単量体以
外に、これらと共重合可能な他の単量体を1種または2
種以上共重合することも可能である。この共重合可能な
他の単量体としては、例えば、ビニルアルコール、アリ
ルアルコール、メチルビニルアルコール、エチルビニル
アルコール、ビニルグリコール酸などの不飽和アルコー
ル類、ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アク
リレート、グリセロールジ(メタ)アクリレート、ポリ
テトラメチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、
ポリテトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ブタンジオール(メタ)アクリレート、ヘキサンジ
オール(メタ)アクリレートなどの水酸基含有(メタ)
アクリル酸エステル類、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、pーメチルスチレンなどの芳香族
ビニル化合物、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸エチル、(メタ)アクリル酸オクチルなどの
(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、ブタジエン、
イソプレン、2−クロル−1,3−ブタジエン、1−ク
ロル−1,3−ブタジエンなどの脂肪族共役ジエン、
(メタ)アクリロニトリルなどのビニルシアン化合物な
どが挙げられる。これらの他の単量体を共重合させる場
合には、共重合に使用する単量体成分中に30モル%以
下であることが好ましい。
【0012】本発明において提供されるスルホン酸基お
よびカルボン酸基含有水溶性共重合体(塩)の製造方法
は、下記のとおりである。例えば、上記単量体成分を過
酸化水素、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウムなどの公
知の重合開始剤の存在下、反応温度、通常、20〜20
0℃、好ましくは40〜150℃で0.1〜20時間に
わたり重合反応させ、共重合体(塩)を製造することが
できる。このとき、反応条件、特に重合溶媒の量、重合
開始剤種およびその量、反応温度などを制御することに
より、得られる共重合体(塩)の分子量をコントロ−ル
することができる。
【0013】また、下記の(1)あるいは(2)を満足
するために、重合処方を調整することができる。その処
方としては、種々の方法が使用できるが、その一つの処
方としては、重合に使用する単量体成分を逐次添加し重
合を行うことができる。ここで、逐次重合とは、単量体
時間あたり一定量で、あるいは添加量を変量させて単量
体成分を重合系に所定時間内に投入することである。通
常、逐次添加時間は、1時間以上、好ましくは4時間以
上、さらに好ましくは8時間以上が良い。逐次添加を行
うと、得られる共重合体(塩)の組成分布幅が狭くな
り、90℃の条件下でこの共重合体(塩)を100mg
/L添加した場合のカルシウムの不溶化許容濃度を高め
ることができる。また、シリカ濃度210mg/L(S
iO2 換算)、マグネシウム濃度49mg/L(Mg換
算)、炭酸水素ナトリウム濃度420mg/L(NaH
CO3 換算)、pH9、70℃の条件下でこの共重合体
(塩)を100mg/L添加した場合の140時間後に
生成している析出物の平均粒径を小さくすることができ
る。 (1)90℃の条件下でこの共重合体(塩)を100m
g/L添加した場合のカルシウムの不溶化許容濃度が、
200mg/L以上である。 (2)シリカ濃度210mg/L(SiO2 換算)、マ
グネシウム濃度49mg/L(Mg換算)、炭酸水素ナ
トリウム濃度420mg/L(NaHCO3 換算)、p
H9、70℃の条件下で、この共重合体(塩)を100
mg/L添加した場合の140時間後に生成している析
出物の平均粒径が1,000nm以下である。
【0014】上記共重合反応において、反応を円滑に行
うため重合溶媒を用いることができ、この重合溶媒とし
ては、水、または水と混合可能な有機溶剤と水との混合
物などを用いることができる。この有機溶剤の具体例と
しては、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ア
ルコール類などが挙げられる。
【0015】本発明において提供されるスルホン酸基お
よびカルボン酸基含有水溶性共重合体(塩)は、下記の
(1)かつ(2)、(1)かつ(3)、あるいは(1)
〜(3)を満足させることが必要であり、満足させるこ
とができない場合には、スケール防止効果が劣る。 (1)重量平均分子量が2万〜50万、好ましくは2.
5万〜30万、さらに好ましくは4万〜30万であるこ
と。 (2)共重合体(塩)濃度100mg/L、90℃の条
件下でカルシウムの不溶化許容濃度が、200mg/L
以上、好ましくは280mg/L以上、さらに好ましく
は320mg/L以上であること。 (3)シリカ濃度210mg/L(SiO2 換算)、マ
グネシウム濃度49mg/L(Mg換算)、炭酸水素ナ
トリウム濃度420mg/L(NaHCO3 換算)、p
H9、70℃の条件下で、共重合体(塩)を100mg
/L添加した場合の140時間後に生成している析出物
の平均粒径が、1,000nm以下、好ましくは800
nm以下、さらに好ましくは500nm以下であるこ
と。
【0016】なお、このようにして得られる共重合体
(塩)のカチオン種は、特に限定されるものでないが、
水溶性にするためには、水素、アルカリ金属、アルカリ
土類金属、アンモニウム、アミンなどが好ましい。上記
アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウムなどを、
アミンとしてはメチルアミン、エチルアミン、プロピル
アミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチル
アミン、ブチルアミンジブチルアミン、トリブチルアミ
ンなどのアルキルアミン、エチレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミンなどのポリアミ
ン、モルホリン、ピペリジンなどを、アルカリ土類金属
としてはカルシウム、マグネシウムなどを例示すること
ができる。好ましくは、水素、ナトリウム、カリウムで
ある。また、これらのカチオン種は、種々のイオン交換
技法により他種のカチオン種と相互に交換することが可
能である。
【0017】本発明のスケール防止剤は、上記のスルホ
ン酸基およびカルボン酸基含有水溶性共重合体(塩)を
有効成分として含むものであり、このほかに他の成分を
含んでも良い。本発明のスケール防止剤は、そのまま、
または水などに溶解して、ボイラー水系、地熱水系、開
放または密閉循環式冷却水系、一過式冷却水系などの水
系に添加してスケール防止を行う。添加量は、対象水系
の金属イオンおよびシリカ濃度などにより異なるが、一
般的に1〜200mg/L程度である。本発明のスケー
ル防止剤は、対象水系に添加することにより、カルシウ
ム塩、マグネシウム塩などの金属スケールなどの金属塩
スケールおよびシリカスケールの生成を抑制するととも
に、すでに生成したスケールを除去してスケール防止を
行い、特にシリカスケールに対する防止効果が高い。本
発明のスケール防止剤は、他のスケール防止剤、防食
剤、スライム防止剤などと併用することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない。なお、実施例中の%および部は、特に断らな
い限り重量基準である。
【0019】実施例中の重量平均分子量(Mw)は、ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によ
って判定した結果を、ポリスチレンスルホン酸ナトリウ
ムを標準サンプルとして作成した検量線を用いて換算し
たものである。ここで、GPCの測定条件は、下記のと
おりである。 カラム;G3000PWXL〔東ソー(株)製〕 カラム;GMPWXL 〔東ソー(株)製〕 カラム;GMPWXL 〔東ソー(株)製〕 カラムを〜の順に直列につなぎ、カラム側より試
料を導入する。 検出器;示差屈折計RI−8021〔東ソー(株)製〕 溶離液;水/アセトニトリル/硫酸ナトリウム=2,1
00/900/15(重量比) 流速;1.0ml/分 温度;40℃ サンプル濃度;0.2% サンプル注入量;400μl
【0020】90℃の条件下で共重合体(塩)を100
mg/L添加した場合のカルシウムの不溶化許容濃度測
定条件は、下記のとおりである。300ml三角フラス
コを用い、共重合体(塩)濃度100mg/L、カルシ
ウム濃度(塩化カルシウム・2水和物により調整)40
mg/L、全量200mlになるように調整する。この
とき、ホウ酸緩衝液により、上記水溶液pHを8.6と
する。これを90℃の恒温水槽に1時間保存直後の38
0nmの吸光度を、分光光度計U1100〔(株)日立
製作所製〕で測定した。カルシウム濃度を80、12
0、160、200、240、280、320、36
0、400mg/Lと変量し、上記と同様の方法で吸光
度を測定した。吸光度が0.01を超えたカルシウム濃
度最小値を、カルシウムの不溶化許容濃度とした。
【0021】シリカ濃度210mg/L(SiO2
算)、マグネシウム濃度49mg/L(Mg換算)、炭
酸水素ナトリウム濃度420mg/L(NaHCO3
算)、pH9、70℃の条件下で、共重合体(塩)を1
00mg/L添加した場合の140時間後に生成してい
る析出物平均粒径測定条件は、下記のとおりである。5
00mlビーカーを用い、シリカ濃度210mg/L
(SiO2 換算、メタケイ酸ナトリウム・9水和物によ
り調整)、マグネシウム濃度49mg/L(Mg換算、
硫酸マグネシウム・7水和物により調整)、炭酸水素ナ
トリウム濃度420mg/L(NaHCO3 換算、炭酸
水素ナトリウムにより調整)、共重合体(塩)濃度10
0mg/L、pH9(硫酸、水酸化ナトリウムにより調
整)、全量500mlになるように調整する。この溶液
を密閉できる250mlポリエチレン製容器に空気が混
入しないように仕込み密閉し、70℃、140時間静置
後の析出物平均粒径を、レーザー粒径解析システム;L
PA−3000/3100〔大塚電子(株)製〕で測定
した。
【0022】参考例1 40%濃度の3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパン
スルホン酸水溶液818g、80%濃度のアクリル酸水
溶液462g、水95gに35%過酸化水素水4g溶解
したものを、水450gを仕込んだ内容積2Lの容器
に、還流下で撹拌しながら10時間かけて均等に滴下し
た。滴下終了後、2時間還流下で保ち、共重合体を得
た。
【0023】参考例2 40%濃度の3−メタアリロキシ−2−ヒドロキシプロ
パンスルホン酸水溶液838g、80%濃度のアクリル
酸水溶液462g、水90gに35%過酸化水素水11
g溶解したものを、水450gを仕込んだ内容積2Lの
容器に、還流下で撹拌しながら10時間かけて均等に滴
下した。滴下終了後、2時間還流下で保ち、共重合体を
得た。
【0024】参考例3 内容積2Lの容器に、水740g、40%濃度の2−ヒ
ドロキシ−3−アクリルアミドプロパンスルホン酸59
8g、80%濃度のアクリル酸水溶液333g、35%
過酸化水素水25gを仕込み、4時間還流下で重合を行
い、共重合体(塩)を得た。
【0025】参考例4 40%濃度のスチレンスルホン酸ナトリウム水溶液81
8g、80%濃度のアクリル酸水溶液462g、水95
gに35%過酸化水素水3g溶解したものを、水450
gを仕込んだ内容積2Lの容器に、還流下で撹拌しなが
ら10時間かけて均等に滴下した。滴下終了後、2時間
還流下で保ち、共重合体を得た。
【0026】参考例5 40%濃度のメタリルスルホン酸ナトリウム水溶液65
0g、80%濃度のアクリル酸水溶液462g、水92
gに35%過酸化水素水10g溶解したものを、水45
0gを仕込んだ内容積2Lの容器に、還流下で撹拌しな
がら10時間かけて均等に滴下した。滴下終了後、2時
間還流下で保ち、共重合体を得た。
【0027】参考例6 25%濃度のビニルスルホン酸ナトリウム水溶液680
g、80%濃度のアクリル酸水溶液462g、水95g
に35%過酸化水素水6g溶解したものを、水300g
を仕込んだ内容積2Lの容器に、還流下で撹拌しながら
10時間かけて均等に滴下した。滴下終了後、2時間還
流下で保ち、共重合体を得た。
【0028】参考例7 40%濃度のアリルスルホン酸ナトリウム水溶液612
g、80%濃度のアクリル酸水溶液462g、水95g
に35%過酸化水素水5g溶解したものを、水300g
を仕込んだ内容積2Lの容器に、還流下で撹拌しながら
10時間かけて均等に滴下した。滴下終了後、2時間還
流下で保ち、共重合体を得た。
【0029】参考例8 内容積2Lの容器に、水740g、40%濃度の3−ア
リロキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸水溶液5
98g、80%濃度のアクリル酸水溶液333g、35
%過酸化水素水70gを仕込み、4時間還流下で重合を
行い、共重合体(塩)を得た。
【0030】ポリマーA 40%濃度の3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパン
スルホン酸水溶液598g、80%濃度のアクリル酸水
溶液333g、35%過酸化水素水100gを、水67
0gを仕込んだ内容積2Lの容器に、還流下で攪拌しな
がら10時間かけて均等に滴下した。滴下終了後、2時
間、還流下に保ち、共重合体(塩)を得た。 ポリマーB ポリアクリル酸
【0031】上記参考例などのポリマーの重量平均分子
量(Mw)、90℃の条件下で共重合体を100mg/
L添加した場合のカルシウムの不溶化許容濃度、および
シリカ濃度210mg/L(SiO2 換算)、マグネシ
ウム濃度49mg/L(Mg換算)、炭酸水素ナトリウ
ム濃度420mg/L(NaHCO3 換算)、pH9、
70℃の条件下で共重合体(塩)を100mg/L添加
した場合の140時間後に生成している析出物の平均粒
径を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】実施例1〜8、比較例1〜3 電熱面積が約0.25m2 の熱交換器を有する保有水量
0.45m3 の開放循環式冷却水系に、横浜市水を循環
水および補給水として加え、濃縮倍数が5倍になるよう
にコントロールしながら30日間運転した。熱交換器材
料はSUS304、循環水入り口温度は30℃、出口温
度は50℃、循環水流速は0.5m/s、循環水水質
は、導電率=1,050μS/cm、pH=9.0、カ
ルシウム硬度=250mg/L(CaCO3 として)、
マグネシウム硬度=125mg/L(CaCO3 とし
て)、シリカ濃度=150mg/L(SiO2 とし
て)、Mアルカリ度=250mg/L(CaCO3 とし
て)である。この水系に、表1のスケール防止剤を所定
量添加し、熱交換器チューブに付着したスケールの付着
速度を測定した。結果を表2に示す。表2の結果より、
実施例のものは、比較例に比べて極めて優れたスケール
防止効果が得られていることが分かる。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明のスルホン酸基およびカルボン酸
基含有水溶性共重合体(塩)を主成分とするスケール防
止剤は、スケール防止効果、特にシリカスケールに対す
るスケール防止効果が高く、長期間にわたってスケール
防止効果を持続することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 228/02 C08F 228/02 C08L 25/18 C08L 25/18 29/10 29/10 33/24 33/24 41/00 41/00 C23F 14/02 C23F 14/02 A (72)発明者 石川 克廣 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルホン酸基含有単量体およびカルボン
    酸基含有単量体を含む単量体成分を共重合して得られる
    共重合体(塩)を主成分とし、スルホン酸基含有単量体
    が下記一般式(I)で表される不飽和(メタ)アリルエ
    ーテル系単量体、2−ヒドロキシ−3−アクリルアミド
    プロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、メタリルス
    ルホン酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸および
    イソアミレンスルホン酸の群から選ばれた少なくとも1
    種であり、共重合体(塩)の重量平均分子量が2万〜5
    0万、かつ、90℃の条件下で共重合体(塩)を100
    mg/L添加した場合のカルシウムの不溶化許容濃度が
    200mg/L以上であるスケール防止剤。 【化1】 〔式中、R1 は水素原子または炭素数1〜8のアルキル
    基、a〜dは同一または異なり、0または1〜100の
    整数を示し(ただし、a+b+c+d=0〜100)、
    (OC2 4 )単位と(OC3 6 )単位とは、任意の
    順序で結合しており、Y,Zはスルホン酸基または水酸
    基であり、Y,Zの少なくとも一方はスルホン酸基であ
    る。〕
  2. 【請求項2】 カルシウムの不溶化許容濃度が280m
    g/L以上である請求項1記載のスケール防止剤。
  3. 【請求項3】 スルホン酸基含有単量体およびカルボン
    酸基含有単量体を含む単量体成分を共重合して得られる
    共重合体(塩)を主成分とし、スルホン酸基含有単量体
    が下記一般式(I)で表される不飽和(メタ)アリルエ
    ーテル系単量体、2−ヒドロキシ−3−アクリルアミド
    プロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、メタリルス
    ルホン酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸および
    イソアミレンスルホン酸の群から選ばれた少なくとも1
    種であり、共重合体(塩)の重量平均分子量が2万〜5
    0万、かつシリカ濃度210mg/L(SiO2
    算)、マグネシウム濃度49mg/L(Mg換算)、炭
    酸水素ナトリウム濃度420mg/L(NaHCO3
    算)、pH9、70℃の条件下で共重合体(塩)を10
    0mg/L添加した場合の140時間後に生成している
    析出物の平均粒径が1,000nm以下であるスケール
    防止剤。 【化2】 〔式中、R1 は水素原子または炭素数1〜8のアルキル
    基、a〜dは同一または異なり、0または1〜100の
    整数を示し(ただし、a+b+c+d=0〜100)、
    (OC2 4 )単位と(OC3 6 )単位とは、任意の
    順序で結合しており、Y,Zはスルホン酸基または水酸
    基であり、Y,Zの少なくとも一方はスルホン酸基であ
    る。〕
  4. 【請求項4】 析出物の平均粒径が500nm以下であ
    る請求項3記載のスケール防止剤。
  5. 【請求項5】 請求項1または3記載の共重合体(塩)
    を主成分とし、かつ、請求項1記載のカルシウムの不溶
    化許容濃度および請求項3記載の析出物の平均粒径を同
    時に満足するスケール防止剤。
  6. 【請求項6】 スケールがシリカ系スケールである請求
    項1〜5いずれか1項記載のスケール防止剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099839A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Nippon Shokubai Co Ltd (メタ)アクリル酸系共重合体、その製造方法及びその用途
EP2130898A1 (en) * 2008-06-04 2009-12-09 Rohm and Haas Company Polymers and Their Use for Inhibition of Scale Build-Up in Automatic Dishwashing Applications
JP2011052235A (ja) * 2010-12-15 2011-03-17 Nippon Shokubai Co Ltd (メタ)アクリル酸系共重合体、その製造方法及びその用途
JP2022114909A (ja) * 2021-01-27 2022-08-08 株式会社日本触媒 シリカスケール防止剤

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