JPH1126426A - 絶縁膜除去方法及び装置 - Google Patents
絶縁膜除去方法及び装置Info
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- JPH1126426A JPH1126426A JP17581797A JP17581797A JPH1126426A JP H1126426 A JPH1126426 A JP H1126426A JP 17581797 A JP17581797 A JP 17581797A JP 17581797 A JP17581797 A JP 17581797A JP H1126426 A JPH1126426 A JP H1126426A
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- light
- wavelength
- etching gas
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 絶縁膜除去方法及び装置に関し、光アシスト
により活性反応種を生成しながらエッチングを行い、且
つ基板や配線を損傷することなく絶縁膜の部分を局所的
にマスクレスで除去することができるようにすることを
目的とする。 【解決手段】 絶縁膜で覆われた導電性部分を有する素
子14を真空チャンバ12に入れ、反応性エッチングガ
スを真空チャンバに流し、該反応性エッチングガスの吸
収波長に合致した波長の第1の光24を該反応性エッチ
ングガスに照射し、該絶縁膜の吸収波長に合致した波長
の第2の光30を該絶縁膜の目標とする位置に局所的に
照射して該絶縁膜の一部を除去して導電性部分を露出さ
せる構成とする。
により活性反応種を生成しながらエッチングを行い、且
つ基板や配線を損傷することなく絶縁膜の部分を局所的
にマスクレスで除去することができるようにすることを
目的とする。 【解決手段】 絶縁膜で覆われた導電性部分を有する素
子14を真空チャンバ12に入れ、反応性エッチングガ
スを真空チャンバに流し、該反応性エッチングガスの吸
収波長に合致した波長の第1の光24を該反応性エッチ
ングガスに照射し、該絶縁膜の吸収波長に合致した波長
の第2の光30を該絶縁膜の目標とする位置に局所的に
照射して該絶縁膜の一部を除去して導電性部分を露出さ
せる構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体微細加工プロ
セスで利用される絶縁膜除去方法及び装置に関する。
セスで利用される絶縁膜除去方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造ラインにおいて製造された半
導体素子は検査される。このような検査で使用されるL
SI内部診断用光テスタは、探針を直接配線に接触さ
せ、光サンプリング技術を用いて信号(電圧)を測定す
る。そのため、多層化の進んだLSIの内部を診断する
場合、表面保護膜等の絶縁膜を除去して、測定すべき配
線を露出させることが必要である。
導体素子は検査される。このような検査で使用されるL
SI内部診断用光テスタは、探針を直接配線に接触さ
せ、光サンプリング技術を用いて信号(電圧)を測定す
る。そのため、多層化の進んだLSIの内部を診断する
場合、表面保護膜等の絶縁膜を除去して、測定すべき配
線を露出させることが必要である。
【0003】現在、絶縁膜の除去のために、エキシマレ
ーザを用いた表面剥離パターン装置(IC薄膜除去装
置)や、Nd−YAGレーザの第3高調波を搭載した薄
膜加工用顕微鏡が販売されている。しかしながら、今日
のLSI搭載素子においては、絶縁膜又は保護膜として
多様なものが利用されているため、これら市販装置には
適用限界があり、また照射条件、加工対象物について試
行錯誤が必要な状態である。
ーザを用いた表面剥離パターン装置(IC薄膜除去装
置)や、Nd−YAGレーザの第3高調波を搭載した薄
膜加工用顕微鏡が販売されている。しかしながら、今日
のLSI搭載素子においては、絶縁膜又は保護膜として
多様なものが利用されているため、これら市販装置には
適用限界があり、また照射条件、加工対象物について試
行錯誤が必要な状態である。
【0004】例えばエキシマレーザを光源とした薄膜除
去技術では、照射されるエキシマレーザのフォトンエネ
ルギーより小さな結合エネルギーをもったSi3 N4 等
の材料はレーザーアブレーションによって除去可能であ
る。例えば、エキシマレーザのフォトンエネルギーは、
KrF(λ=248nm)では約5.00eV、ArF
(λ=193nm)では約6.42eVであり、Si─
Nの結合エネルギーは4.56eVである。しかし、エ
キシマレーザのフォトンエネルギーより大きな原子間結
合エネルギーをもつSiO2 はレーザーアブレーション
によって除去できない。すなわち、Si─Oの結合エネ
ルギーは8.30eVであり、これはエキシマレーザの
フォトンエネルギーより大きい。
去技術では、照射されるエキシマレーザのフォトンエネ
ルギーより小さな結合エネルギーをもったSi3 N4 等
の材料はレーザーアブレーションによって除去可能であ
る。例えば、エキシマレーザのフォトンエネルギーは、
KrF(λ=248nm)では約5.00eV、ArF
(λ=193nm)では約6.42eVであり、Si─
Nの結合エネルギーは4.56eVである。しかし、エ
キシマレーザのフォトンエネルギーより大きな原子間結
合エネルギーをもつSiO2 はレーザーアブレーション
によって除去できない。すなわち、Si─Oの結合エネ
ルギーは8.30eVであり、これはエキシマレーザの
フォトンエネルギーより大きい。
【0005】そこで、SiO2 を除去するには、化学反
応を用いたエッチング方法の一つとして、光アシストエ
ッチングを行うことが考えられる。光アシストエッチン
グは、反応性エッチングガスを流しながら、エキシマレ
ーザを照射して、CHF3 やCF4 やC3 H8 やCHC
lF2 などのフロン系の反応性エッチングガスからCF
3 + やF- やF* (フッ素ラジカル)やCFX ラジカル
(X=1〜3)などの反応活性種を生成しながらエッチ
ングを行うようにしたものである。
応を用いたエッチング方法の一つとして、光アシストエ
ッチングを行うことが考えられる。光アシストエッチン
グは、反応性エッチングガスを流しながら、エキシマレ
ーザを照射して、CHF3 やCF4 やC3 H8 やCHC
lF2 などのフロン系の反応性エッチングガスからCF
3 + やF- やF* (フッ素ラジカル)やCFX ラジカル
(X=1〜3)などの反応活性種を生成しながらエッチ
ングを行うようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような光
アシストエッチングは、ベタの絶縁膜を除去するのには
向いているが、絶縁膜の一部を局所的に除去するのには
向いていない。絶縁膜の一部を局所的に除去するために
は、絶縁膜の上にマスクを形成する必要があるが、一旦
製造された半導体素子にマスクを形成したり、そのマス
クを剥離したりする手間がかかることになる。
アシストエッチングは、ベタの絶縁膜を除去するのには
向いているが、絶縁膜の一部を局所的に除去するのには
向いていない。絶縁膜の一部を局所的に除去するために
は、絶縁膜の上にマスクを形成する必要があるが、一旦
製造された半導体素子にマスクを形成したり、そのマス
クを剥離したりする手間がかかることになる。
【0007】また、エキシマレーザが絶縁膜に照射され
ると、レーザ光エネルギーの一部が被加工物である絶縁
膜を透過して、下地に到達するため、下地がSi等の紫
外線に吸収のある基板の場合、約0.5J/cm2 程度の
光量で基板や配線層が熱によって変形を起こし、Al配
線層や絶縁膜等が飛散したり、変形したり、損傷を受け
てしまうという問題がある。
ると、レーザ光エネルギーの一部が被加工物である絶縁
膜を透過して、下地に到達するため、下地がSi等の紫
外線に吸収のある基板の場合、約0.5J/cm2 程度の
光量で基板や配線層が熱によって変形を起こし、Al配
線層や絶縁膜等が飛散したり、変形したり、損傷を受け
てしまうという問題がある。
【0008】本発明の目的は、光アシストにより活性反
応種を生成しながらエッチングを行い、且つ基板や配線
を損傷することなく絶縁膜の部分を局所的にマスクレス
で除去することのできる絶縁膜除去方法及び装置を提供
することである。
応種を生成しながらエッチングを行い、且つ基板や配線
を損傷することなく絶縁膜の部分を局所的にマスクレス
で除去することのできる絶縁膜除去方法及び装置を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による絶縁膜除去
方法は、絶縁膜で覆われた導電性部分を有する素子を真
空チャンバに入れ、反応性エッチングガスを真空チャン
バに流し、該反応性エッチングガスの吸収波長に合致し
た波長の第1の光を該反応性エッチングガスに照射し、
該絶縁膜の吸収波長に合致した波長の第2の光を該絶縁
膜の目標とする位置に局所的に照射して該絶縁膜の一部
を除去して導電性部分を露出させることを特徴とするも
のである。
方法は、絶縁膜で覆われた導電性部分を有する素子を真
空チャンバに入れ、反応性エッチングガスを真空チャン
バに流し、該反応性エッチングガスの吸収波長に合致し
た波長の第1の光を該反応性エッチングガスに照射し、
該絶縁膜の吸収波長に合致した波長の第2の光を該絶縁
膜の目標とする位置に局所的に照射して該絶縁膜の一部
を除去して導電性部分を露出させることを特徴とするも
のである。
【0010】この場合、該第1の光は該絶縁膜の表面に
対してほぼ平行に進み、該第2の光は該絶縁膜の表面に
対してほぼ垂直に照射するようにするのが好ましい。ま
た、本発明による絶縁膜除去装置は、真空チャンバと、
絶縁膜で覆われた導電性部分を有する素子を真空チャン
バ内で支持する手段と、反応性エッチングガスを真空チ
ャンバに流すための手段と、該反応性エッチングガスの
吸収波長に合致した波長の第1の光を該反応性エッチン
グガスに照射するための手段と、該絶縁膜の吸収波長に
合致した波長の第2の光を該絶縁膜の目標とする位置に
局所的に照射するための手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
対してほぼ平行に進み、該第2の光は該絶縁膜の表面に
対してほぼ垂直に照射するようにするのが好ましい。ま
た、本発明による絶縁膜除去装置は、真空チャンバと、
絶縁膜で覆われた導電性部分を有する素子を真空チャン
バ内で支持する手段と、反応性エッチングガスを真空チ
ャンバに流すための手段と、該反応性エッチングガスの
吸収波長に合致した波長の第1の光を該反応性エッチン
グガスに照射するための手段と、該絶縁膜の吸収波長に
合致した波長の第2の光を該絶縁膜の目標とする位置に
局所的に照射するための手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0011】この場合、波長の第2の光を該絶縁膜の目
標とする位置に局所的に照射するための手段は、レーザ
ー光源と、該レーザー光源から出射するレーザー光を該
絶縁膜の目標とする位置で集光させるレンズとからなる
のが好ましい。上記構成においては、エキシマレーザ光
又はエキシマランプ等の励起光等の第1の光を反応性エ
ッチングガスに照射して、反応性エッチングガスを光解
離する。反応性エッチングガスは、しかるべき波長(ガ
スの吸収がある波長)の第1の光が照射されると、電子
励起又は振動励起により光分解されて絶縁膜材料と化学
反応を起こす化学反応種を生成する。被加工物である絶
縁物の表面付近で生成された化学反応種は、絶縁膜の表
面に吸着される。この際、第1の光はできるだけ加工対
象とする絶縁膜に当たらないようにし、その励起光が素
子に吸収されて、熱によって損傷を受けることがないよ
うにする。
標とする位置に局所的に照射するための手段は、レーザ
ー光源と、該レーザー光源から出射するレーザー光を該
絶縁膜の目標とする位置で集光させるレンズとからなる
のが好ましい。上記構成においては、エキシマレーザ光
又はエキシマランプ等の励起光等の第1の光を反応性エ
ッチングガスに照射して、反応性エッチングガスを光解
離する。反応性エッチングガスは、しかるべき波長(ガ
スの吸収がある波長)の第1の光が照射されると、電子
励起又は振動励起により光分解されて絶縁膜材料と化学
反応を起こす化学反応種を生成する。被加工物である絶
縁物の表面付近で生成された化学反応種は、絶縁膜の表
面に吸着される。この際、第1の光はできるだけ加工対
象とする絶縁膜に当たらないようにし、その励起光が素
子に吸収されて、熱によって損傷を受けることがないよ
うにする。
【0012】これと同時に、第2の光を絶縁膜に局所的
に照射する。この第2の光は、除去(エッチング)する
絶縁膜の材料に対して吸収の大きい波長を選び、真空チ
ャンバ外に配置された対物レンズによって絶縁膜の表面
上で数十μm程度に集光されて、その部分のみを局所的
に数100℃程度まで加熱する。第2の光によって局所
的に数100℃まで加熱された部分では、化学反応種と
絶縁膜の材料との化学反応が促進され、且つその化学反
応によって生成された反応生成物の絶縁膜の表面からの
離脱が効率よく行われる。これは、化学反応によるエッ
チング条件のうち、選択性に有効な因子は基板温度(絶
縁膜の表面の温度)であることに起因するものである。
一般に化学反応速度は、exp〔−E/(kB T)〕に
比例する。ここで、Eは活性化エネルギー、kB はボル
ツマン定数、Tは温度である。
に照射する。この第2の光は、除去(エッチング)する
絶縁膜の材料に対して吸収の大きい波長を選び、真空チ
ャンバ外に配置された対物レンズによって絶縁膜の表面
上で数十μm程度に集光されて、その部分のみを局所的
に数100℃程度まで加熱する。第2の光によって局所
的に数100℃まで加熱された部分では、化学反応種と
絶縁膜の材料との化学反応が促進され、且つその化学反
応によって生成された反応生成物の絶縁膜の表面からの
離脱が効率よく行われる。これは、化学反応によるエッ
チング条件のうち、選択性に有効な因子は基板温度(絶
縁膜の表面の温度)であることに起因するものである。
一般に化学反応速度は、exp〔−E/(kB T)〕に
比例する。ここで、Eは活性化エネルギー、kB はボル
ツマン定数、Tは温度である。
【0013】このため、本発明によれば、第2の光の照
射を受けた局所的な部分のみが効率よく化学反応を起こ
し、且つ反応生成物の離脱も促進され、所望する部分の
みを選択的に除去(エッチング)することが可能とな
る。
射を受けた局所的な部分のみが効率よく化学反応を起こ
し、且つ反応生成物の離脱も促進され、所望する部分の
みを選択的に除去(エッチング)することが可能とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明による
絶縁膜除去装置10は、真空チャンバ12を備える。真
空チャンバ12内には、絶縁膜で覆われた導電性部分を
有する素子14を支持するためのステージ16が設けら
れている。エッチングガスを真空チャンバ12内に導入
するための導入管18と、真空チャンバ12内の処理ガ
スを排気するための排気管20とが、真空チャンバ12
に接続されている。導入管18及び排気管20はそれぞ
れ適切なバルブを含む。よって、反応性エッチングガス
を真空チャンバ12に流すことができる。
絶縁膜除去装置10は、真空チャンバ12を備える。真
空チャンバ12内には、絶縁膜で覆われた導電性部分を
有する素子14を支持するためのステージ16が設けら
れている。エッチングガスを真空チャンバ12内に導入
するための導入管18と、真空チャンバ12内の処理ガ
スを排気するための排気管20とが、真空チャンバ12
に接続されている。導入管18及び排気管20はそれぞ
れ適切なバルブを含む。よって、反応性エッチングガス
を真空チャンバ12に流すことができる。
【0015】さらに、絶縁膜除去装置10は、第1の光
源22及び第2の光源28を含む。真空チャンバ12の
側部壁のステージ16よりも少しだけ上方には、第1の
光源22から第1の光24を透過させる第1の入射窓2
6が設けられる。よって、第1の光24は第1の入射窓
26を通って真空チャンバ12内に入り、ステージ16
に支持された素子14の絶縁膜の表面の上方をこの絶縁
物の表面に対してほぼ平行に進む。
源22及び第2の光源28を含む。真空チャンバ12の
側部壁のステージ16よりも少しだけ上方には、第1の
光源22から第1の光24を透過させる第1の入射窓2
6が設けられる。よって、第1の光24は第1の入射窓
26を通って真空チャンバ12内に入り、ステージ16
に支持された素子14の絶縁膜の表面の上方をこの絶縁
物の表面に対してほぼ平行に進む。
【0016】真空チャンバ12の上部壁のステージ16
の真上には、第2の光源28から第2の光30を透過さ
せる第2の入射窓32が設けられる。第2の光源28と
第2の入射窓32との間には対物レンズ34が配置さ
れ、第2の光30がステージ16に支持された素子14
の絶縁膜表面に集光されるようになっている。よって、
第2の光30は第2の入射窓32を通って真空チャンバ
12内に入り、ステージ16に支持された素子14の絶
縁膜の表面に対してほぼ垂直に、且つ該絶縁膜の目標と
する位置に局所的に照射される。
の真上には、第2の光源28から第2の光30を透過さ
せる第2の入射窓32が設けられる。第2の光源28と
第2の入射窓32との間には対物レンズ34が配置さ
れ、第2の光30がステージ16に支持された素子14
の絶縁膜表面に集光されるようになっている。よって、
第2の光30は第2の入射窓32を通って真空チャンバ
12内に入り、ステージ16に支持された素子14の絶
縁膜の表面に対してほぼ垂直に、且つ該絶縁膜の目標と
する位置に局所的に照射される。
【0017】図2はステージ16に支持され、本発明に
より処理される素子14の一例を示している。素子14
は、多層構造の半導体デバイスであって、Si等の半導
体の基板36と、基板36上に形成された回路部品(図
示せず)と、回路部品と積層するように形成された絶縁
膜38と、Al等の導体で形成された配線40、42
と、上層の配線42を覆う絶縁膜(保護膜)44とから
なる。各層の配線40、42は例えばスルーホール46
によって接続される。
より処理される素子14の一例を示している。素子14
は、多層構造の半導体デバイスであって、Si等の半導
体の基板36と、基板36上に形成された回路部品(図
示せず)と、回路部品と積層するように形成された絶縁
膜38と、Al等の導体で形成された配線40、42
と、上層の配線42を覆う絶縁膜(保護膜)44とから
なる。各層の配線40、42は例えばスルーホール46
によって接続される。
【0018】図3は、第2の光30が、配線42上の絶
縁膜44の局所的な領域30aに照射されることを示し
ている。このようにして、本発明では、絶縁膜44の一
部を除去して配線42を露出させ、絶縁膜44で覆われ
た配線42の電気的な検査を行うことができるようにす
るものである。導入管18からは、反応性エッチングガ
スが流され、第1の光24はこの反応性エッチングガス
の吸収波長に合致した波長を有するものが選ばれる。第
1の光24は素子14の基板36や配線40、42を損
傷させる可能性があるので、反応性エッチングガスには
当たるけれども、素子14にはできるだけ当たらないよ
うにする。このため、上記したように、第1の光24は
素子14の絶縁膜44の上方を絶縁膜44の表面と平行
に進むようにする。反応性エッチングガスは、しかるべ
き波長(ガスの吸収がある波長)の光が照射されると、
電子励起又は振動励起により光分解されて絶縁膜44と
化学反応を起こす化学反応種を生成する。絶縁膜44の
表面付近で生成された化学反応種は、絶縁膜44の表面
に吸着される。
縁膜44の局所的な領域30aに照射されることを示し
ている。このようにして、本発明では、絶縁膜44の一
部を除去して配線42を露出させ、絶縁膜44で覆われ
た配線42の電気的な検査を行うことができるようにす
るものである。導入管18からは、反応性エッチングガ
スが流され、第1の光24はこの反応性エッチングガス
の吸収波長に合致した波長を有するものが選ばれる。第
1の光24は素子14の基板36や配線40、42を損
傷させる可能性があるので、反応性エッチングガスには
当たるけれども、素子14にはできるだけ当たらないよ
うにする。このため、上記したように、第1の光24は
素子14の絶縁膜44の上方を絶縁膜44の表面と平行
に進むようにする。反応性エッチングガスは、しかるべ
き波長(ガスの吸収がある波長)の光が照射されると、
電子励起又は振動励起により光分解されて絶縁膜44と
化学反応を起こす化学反応種を生成する。絶縁膜44の
表面付近で生成された化学反応種は、絶縁膜44の表面
に吸着される。
【0019】第2の光30は素子14の絶縁膜44の吸
収波長に合致した波長を有するものが選ばれる。絶縁膜
44の上部から照射される第2の光30は絶縁膜44の
一部を局所的に加熱し、絶縁膜44の照射された部分を
局所的に除去できるようにする。第2の光30は、真空
チャンバ12外に配置された対物レンズ34によって絶
縁膜44の表面上で数十μm程度に集光されて、その部
分のみを局所的に数100℃程度まで加熱する。
収波長に合致した波長を有するものが選ばれる。絶縁膜
44の上部から照射される第2の光30は絶縁膜44の
一部を局所的に加熱し、絶縁膜44の照射された部分を
局所的に除去できるようにする。第2の光30は、真空
チャンバ12外に配置された対物レンズ34によって絶
縁膜44の表面上で数十μm程度に集光されて、その部
分のみを局所的に数100℃程度まで加熱する。
【0020】第2の光30によって局所的に数100℃
まで加熱された絶縁膜44の部分では、上記化学反応種
と被エッチング材料との化学反応が促進されるととも
に、その化学反応によって生成された反応生成物の絶縁
膜44からの離脱促進が効率よく行われる。これは、化
学反応によるエッチング条件のうち、選択性に有効な因
子は基板温度(絶縁膜44の温度)であることに起因す
るものである。一般に化学反応速度は、exp〔−E/
(kB T)〕に比例する。ここで、Eは活性化エネルギ
ー、kB はボルツマン定数、Tは温度である。
まで加熱された絶縁膜44の部分では、上記化学反応種
と被エッチング材料との化学反応が促進されるととも
に、その化学反応によって生成された反応生成物の絶縁
膜44からの離脱促進が効率よく行われる。これは、化
学反応によるエッチング条件のうち、選択性に有効な因
子は基板温度(絶縁膜44の温度)であることに起因す
るものである。一般に化学反応速度は、exp〔−E/
(kB T)〕に比例する。ここで、Eは活性化エネルギ
ー、kB はボルツマン定数、Tは温度である。
【0021】そのため、本発明によれば、第2の光30
の照射を受けた絶縁膜44の局所的な部分のみが効率よ
く化学反応を起こし、且つ反応生成物の離脱も促進さ
れ、所望する部分のみを選択的に除去(エッチング)す
ることが可能となる。以下、Si基板36上に積層化さ
れたAl42配線の上部を覆っている絶縁膜44がSi
O2 である場合にその絶縁膜44の一部を除去する例に
ついていて説明する。
の照射を受けた絶縁膜44の局所的な部分のみが効率よ
く化学反応を起こし、且つ反応生成物の離脱も促進さ
れ、所望する部分のみを選択的に除去(エッチング)す
ることが可能となる。以下、Si基板36上に積層化さ
れたAl42配線の上部を覆っている絶縁膜44がSi
O2 である場合にその絶縁膜44の一部を除去する例に
ついていて説明する。
【0022】SiO2 のドライエッチング用の反応性ガ
スの一例として、CHClF2 を用いることにする。真
空チャンバ12内に素子14を置き、真空チャンバ12
内を一度10-6Torr程度まで真空引きする。その
後、真空チャンバ12内に反応性エッチングガスを流し
ながら(ガス圧は数10mTorr〜数Torr程
度)、第1の光24を照射する。第1の光24として、
反応性ガスであるCHClF 2 を光解離するためエキシ
マレーザ光又はエキシマランプ等の紫外線である励起光
を照射する。第1の光源22として、例えばArF=1
93nm、Krf=248nm、XeCl=308nm
等のエキシマレーザや、Ar2 * 、Kr2 * 、Xe2 *
等のエキシマランプ等を使用する。第1の入射窓26は
例えば合成石英で作られる。CHF3 やCF4 やCHC
lF2 やC3 F8 などのフロン系の反応性エッチングガ
スは紫外線照射によってCF3 + やF- やF* (フッ素
ラジカル)やCFX * (X=1〜3)などの反応性活性
種を生成する。
スの一例として、CHClF2 を用いることにする。真
空チャンバ12内に素子14を置き、真空チャンバ12
内を一度10-6Torr程度まで真空引きする。その
後、真空チャンバ12内に反応性エッチングガスを流し
ながら(ガス圧は数10mTorr〜数Torr程
度)、第1の光24を照射する。第1の光24として、
反応性ガスであるCHClF 2 を光解離するためエキシ
マレーザ光又はエキシマランプ等の紫外線である励起光
を照射する。第1の光源22として、例えばArF=1
93nm、Krf=248nm、XeCl=308nm
等のエキシマレーザや、Ar2 * 、Kr2 * 、Xe2 *
等のエキシマランプ等を使用する。第1の入射窓26は
例えば合成石英で作られる。CHF3 やCF4 やCHC
lF2 やC3 F8 などのフロン系の反応性エッチングガ
スは紫外線照射によってCF3 + やF- やF* (フッ素
ラジカル)やCFX * (X=1〜3)などの反応性活性
種を生成する。
【0023】第2の光30として、SiO2 の絶縁膜4
4に対しては吸収が大きく、且つエッチング後に露出す
るAl配線42に対しては吸収が小さいCO2 レーザ
(波長10.6nm)の光を使用し、この光を対物レン
ズ(ZnSeレンズ)34で絞って数10μmφ程度に
絶縁膜44の表面で集光し、絶縁膜44の表面付近を数
100℃〜500℃程度まで加熱する。この場合、露出
すべき配線42はAlなので、Alの融点である660
℃付近まで温度が上昇しないように光量を制御する必要
がある。第2の入射窓32は対物レンズ34と同質の材
料(ZnSe)で作られる。
4に対しては吸収が大きく、且つエッチング後に露出す
るAl配線42に対しては吸収が小さいCO2 レーザ
(波長10.6nm)の光を使用し、この光を対物レン
ズ(ZnSeレンズ)34で絞って数10μmφ程度に
絶縁膜44の表面で集光し、絶縁膜44の表面付近を数
100℃〜500℃程度まで加熱する。この場合、露出
すべき配線42はAlなので、Alの融点である660
℃付近まで温度が上昇しないように光量を制御する必要
がある。第2の入射窓32は対物レンズ34と同質の材
料(ZnSe)で作られる。
【0024】SiO2 の光吸収に関しては、石英中に含
まれる不純物(OH基)の局在振動による約2.73μ
mのものと、SiO2 の各種の基準振動及びそれらの高
次のモードにより3.5μm以上の赤外域で強い吸収が
ある。また、SiO2 のドライエッチングに関しては、
エッチング速度の温度依存性から、反応活性種とSiO
2 との活性化エネルギーはこれまでの研究から4.2K
cal/mol以上で反応律速的であることが報告され
ている。
まれる不純物(OH基)の局在振動による約2.73μ
mのものと、SiO2 の各種の基準振動及びそれらの高
次のモードにより3.5μm以上の赤外域で強い吸収が
ある。また、SiO2 のドライエッチングに関しては、
エッチング速度の温度依存性から、反応活性種とSiO
2 との活性化エネルギーはこれまでの研究から4.2K
cal/mol以上で反応律速的であることが報告され
ている。
【0025】SiO2 の化学反応におけるエッチングに
おいて、温度に対する反応速度定数の比例因子であるe
xp〔−E/(kB T)の300℃(573°K)での
値は、常温(300°K)に比べ125倍、500℃
(773°K)での値は常温(300°K)に比べ39
5倍になる。これらの値から、適当な量の化学反応種を
絶縁膜44の表面に吸着させた上で、所望する場所のみ
を加熱し、その部分のみで化学反応及び反応生成物の離
脱を促進することで、絶縁物44の局所的なエッチング
をマスクレスで行うことが可能となる。
おいて、温度に対する反応速度定数の比例因子であるe
xp〔−E/(kB T)の300℃(573°K)での
値は、常温(300°K)に比べ125倍、500℃
(773°K)での値は常温(300°K)に比べ39
5倍になる。これらの値から、適当な量の化学反応種を
絶縁膜44の表面に吸着させた上で、所望する場所のみ
を加熱し、その部分のみで化学反応及び反応生成物の離
脱を促進することで、絶縁物44の局所的なエッチング
をマスクレスで行うことが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
SiO2 等の局所的に除去しにくい絶縁膜の局所的な除
去をマスクレスで簡便に行うことができる。また、加熱
する温度によってエッチング速度を可変することも可能
となる。
SiO2 等の局所的に除去しにくい絶縁膜の局所的な除
去をマスクレスで簡便に行うことができる。また、加熱
する温度によってエッチング速度を可変することも可能
となる。
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2の被加工部の部分の平面図である。
10…絶縁膜除去装置 12…真空チャンバ 14…素子 16…ステージ 18…導入管 20…排気管 22…第1の光源 24…第1の光 26…第1の入射窓 28…第2の光源 30…第2の光 32…第2の入射窓 34…対物レンズ 36…基板 42…配線 44…絶縁膜
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁膜で覆われた導電性部分を有する素
子を真空チャンバに入れ、反応性エッチングガスを真空
チャンバに流し、該反応性エッチングガスの吸収波長に
合致した波長の第1の光を該反応性エッチングガスに照
射し、該絶縁膜の吸収波長に合致した波長の第2の光を
該絶縁膜の目標とする位置に局所的に照射して該絶縁膜
の一部を除去して導電性部分を露出させることを特徴と
する絶縁膜除去方法。 - 【請求項2】 該第1の光は該絶縁膜の表面に対してほ
ぼ平行に進み、該第2の光は該絶縁膜の表面に対してほ
ぼ垂直に照射することを特徴とする請求項1に記載の絶
縁膜除去方法。 - 【請求項3】 真空チャンバと、絶縁膜で覆われた導電
性部分を有する素子を真空チャンバ内で支持する手段
と、反応性エッチングガスを真空チャンバに流すための
手段と、該反応性エッチングガスの吸収波長に合致した
波長の第1の光を該反応性エッチングガスに照射するた
めの手段と、該絶縁膜の吸収波長に合致した波長の第2
の光を該絶縁膜の目標とする位置に局所的に照射するた
めの手段とを備えたことを特徴とする絶縁膜除去装置。 - 【請求項4】 波長の第2の光を該絶縁膜の目標とする
位置に局所的に照射するための手段は、レーザー光源
と、該レーザー光源から出射するレーザー光を該絶縁膜
の目標とする位置で集光させるレンズとからなることを
特徴とする請求項3に記載の絶縁膜除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17581797A JPH1126426A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 絶縁膜除去方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17581797A JPH1126426A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 絶縁膜除去方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1126426A true JPH1126426A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16002755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17581797A Withdrawn JPH1126426A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 絶縁膜除去方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1126426A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12329190B2 (en) | 2014-05-21 | 2025-06-17 | Philip Morris Products S.A. | Inductively heatable tobacco product |
-
1997
- 1997-07-01 JP JP17581797A patent/JPH1126426A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12329190B2 (en) | 2014-05-21 | 2025-06-17 | Philip Morris Products S.A. | Inductively heatable tobacco product |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |