JPH11264519A - 水中溶接ノズル - Google Patents
水中溶接ノズルInfo
- Publication number
- JPH11264519A JPH11264519A JP6673598A JP6673598A JPH11264519A JP H11264519 A JPH11264519 A JP H11264519A JP 6673598 A JP6673598 A JP 6673598A JP 6673598 A JP6673598 A JP 6673598A JP H11264519 A JPH11264519 A JP H11264519A
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- JP
- Japan
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- water curtain
- nozzle
- water
- welding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高性能のポンプを使用することなく、溶接開先
の谷底部における水カーテンの流速を、母材上面におけ
る水カーテンの流速並みに保持し得る水中溶接ノズルを
提供すること。 【解決手段】水中溶接ノズル11のノズル先端部11A
に、溶接開先53に対向する突出部23を設け、且つ、
突出部23の周縁にノズル先端部の水カーテン出口18
に連通するスリット状の水カーテン出口18’を備え
る。
の谷底部における水カーテンの流速を、母材上面におけ
る水カーテンの流速並みに保持し得る水中溶接ノズルを
提供すること。 【解決手段】水中溶接ノズル11のノズル先端部11A
に、溶接開先53に対向する突出部23を設け、且つ、
突出部23の周縁にノズル先端部の水カーテン出口18
に連通するスリット状の水カーテン出口18’を備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バリアー(障壁)
を形成している筒状の水カーテンの内側にシールドガス
を流し、水カーテンの内側に局部的な空洞部を形成する
ようにした水中溶接ノズルに関する。
を形成している筒状の水カーテンの内側にシールドガス
を流し、水カーテンの内側に局部的な空洞部を形成する
ようにした水中溶接ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、ノズル先端部11A
の全周にわたって設けたスリット状の水カーテン出口1
8から噴出したカーテン水によってラッパ管状の水カー
テンW’を形成すると共に、水カーテンW’の内側にシ
ールドガスを流して水カーテンW’の内側に局部的な空
洞部Sを形成することにより、アークや溶融池の周辺か
ら水を排除してアーク溶接を行うようにした水中溶接ノ
ズルが提案されている。
の全周にわたって設けたスリット状の水カーテン出口1
8から噴出したカーテン水によってラッパ管状の水カー
テンW’を形成すると共に、水カーテンW’の内側にシ
ールドガスを流して水カーテンW’の内側に局部的な空
洞部Sを形成することにより、アークや溶融池の周辺か
ら水を排除してアーク溶接を行うようにした水中溶接ノ
ズルが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この水中溶
接ノズル11を用いて溶接開先53がV字形に形成され
ている2枚の母材51,52を結合する場合、水カーテ
ン出口18から噴出した水カーテンW’は、水カーテン
出口18から母材51,52の上面54に到達する距離
より、水カーテン出口18から溶接開先53の谷底部5
5に到達する距離の方が長くなる。
接ノズル11を用いて溶接開先53がV字形に形成され
ている2枚の母材51,52を結合する場合、水カーテ
ン出口18から噴出した水カーテンW’は、水カーテン
出口18から母材51,52の上面54に到達する距離
より、水カーテン出口18から溶接開先53の谷底部5
5に到達する距離の方が長くなる。
【0004】一般に、ノズルから噴出された水の流速
は、飛距離に反比例して遅くなるため、母材上面54に
おける水カーテンW’の流速より、溶接開先53の谷底
部55における水カーテンW’の流速の方が遅くなり、
母材上面54における水カーテンW’の勢いより、溶接
開先53の谷底部55における水カーテンW’の勢いの
方が弱くなる。
は、飛距離に反比例して遅くなるため、母材上面54に
おける水カーテンW’の流速より、溶接開先53の谷底
部55における水カーテンW’の流速の方が遅くなり、
母材上面54における水カーテンW’の勢いより、溶接
開先53の谷底部55における水カーテンW’の勢いの
方が弱くなる。
【0005】このため、上述した水中溶接ノズル11を
水中で使用すると、溶接開先53の谷底部55に沿って
周辺の水が水カーテンW’の内側に侵入し易くなり、水
カーテンW’の内側に安定した空洞部Sを形成すること
が困難になる。特に、被溶接材の板厚が20mmを越える
と、この現象が顕著になる。この場合、ノズルから噴出
するカーテン水の流速を増速することも考えられるが、
従来より高性能のポンプを用いる必要があるため、設備
費の高騰を招く恐れがある。また、カーテン水の流速が
高速になることにより、開先面に衝突した水流が空洞部
に逆流するなどの新たな問題が発生する恐れもある。
水中で使用すると、溶接開先53の谷底部55に沿って
周辺の水が水カーテンW’の内側に侵入し易くなり、水
カーテンW’の内側に安定した空洞部Sを形成すること
が困難になる。特に、被溶接材の板厚が20mmを越える
と、この現象が顕著になる。この場合、ノズルから噴出
するカーテン水の流速を増速することも考えられるが、
従来より高性能のポンプを用いる必要があるため、設備
費の高騰を招く恐れがある。また、カーテン水の流速が
高速になることにより、開先面に衝突した水流が空洞部
に逆流するなどの新たな問題が発生する恐れもある。
【0006】本発明は、このような問題を解消するため
になされたものであり、高性能のポンプを使用すること
なく、溶接開先の谷底部における水カーテンの流速を、
母材上面における水カーテンの流速並みに保持し得る水
中溶接ノズルを提供することを目的とするものである。
になされたものであり、高性能のポンプを使用すること
なく、溶接開先の谷底部における水カーテンの流速を、
母材上面における水カーテンの流速並みに保持し得る水
中溶接ノズルを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の水中溶接ノズルは、ノズル先端部に設けた
スリット状の水カーテン出口から噴出したカーテン水に
よって筒状の水カーテンを形成すると共に、該水カーテ
ンの内側にシールドガスを流して水カーテンの内側に局
部的な空洞部を形成するようにした水中溶接ノズルにお
いて、前記ノズル先端部に、溶接開先に対向する突出部
を設け、且つ、突出部の周縁にノズル先端部の水カーテ
ン出口に連通するスリット状の水カーテン出口を備えた
ことに特徴がある。
め、本発明の水中溶接ノズルは、ノズル先端部に設けた
スリット状の水カーテン出口から噴出したカーテン水に
よって筒状の水カーテンを形成すると共に、該水カーテ
ンの内側にシールドガスを流して水カーテンの内側に局
部的な空洞部を形成するようにした水中溶接ノズルにお
いて、前記ノズル先端部に、溶接開先に対向する突出部
を設け、且つ、突出部の周縁にノズル先端部の水カーテ
ン出口に連通するスリット状の水カーテン出口を備えた
ことに特徴がある。
【0008】かかる構成により、突出部の水カーテン出
口から溶接開先の谷底部に至る水カーテンの飛長距離
を、ノズル先端部の水カーテン出口から母材上面に至る
水カーテンの飛長距離とほぼ同等にすることができる。
このため、溶接開先の谷底部における水カーテンの流速
が、母材上面における水カーテンの流速並みになり、ノ
ズルから噴出させたシールドガスによって水カーテンの
内側に安定した空洞部を形成できる。
口から溶接開先の谷底部に至る水カーテンの飛長距離
を、ノズル先端部の水カーテン出口から母材上面に至る
水カーテンの飛長距離とほぼ同等にすることができる。
このため、溶接開先の谷底部における水カーテンの流速
が、母材上面における水カーテンの流速並みになり、ノ
ズルから噴出させたシールドガスによって水カーテンの
内側に安定した空洞部を形成できる。
【0009】ここで、突出部は、ノズル先端部の水カー
テン出口のスリット間隔と同じスリット間隔で配設した
一組の舌片状の板状物で形成することが望ましい。ま
た、突出部は、自由端に近づくにしたがって次第に幅が
狭くなるような形状に形成することが望ましい。
テン出口のスリット間隔と同じスリット間隔で配設した
一組の舌片状の板状物で形成することが望ましい。ま
た、突出部は、自由端に近づくにしたがって次第に幅が
狭くなるような形状に形成することが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を説明する。図1に示すように、水中溶接ノズル1
1は、ノズル先端部11Aが内筒12と外筒13との二
重構造になっており、その間に形成されている環状の間
隙14は、仕切壁15を持つ環状の整流室16に連通し
ている。そして、外筒13に取り付けた給水パイプ17
から整流室16に供給されたカーテン水Wは、仕切壁1
5を乗り越えて間隙14に流入する間に整流され、流速
が均一になる。
形態を説明する。図1に示すように、水中溶接ノズル1
1は、ノズル先端部11Aが内筒12と外筒13との二
重構造になっており、その間に形成されている環状の間
隙14は、仕切壁15を持つ環状の整流室16に連通し
ている。そして、外筒13に取り付けた給水パイプ17
から整流室16に供給されたカーテン水Wは、仕切壁1
5を乗り越えて間隙14に流入する間に整流され、流速
が均一になる。
【0011】仕切壁15の高さは、給水パイプ17の直
径より3〜5mm高く設定するのが望ましい。間隙14
は、ノズル先端に近づくにしたがって次第に直径が大き
くなるラッパ管状の噴出部19に連通している。噴出部
19は、外筒13の先端面に設けたスリ鉢状の窪み20
と、内筒12のフランジ部21の背面に設けたテーパー
面22とから形成されており、その隙間は、噴出部19
の出口、即ち、水カーテン出口18に近づくにしたがっ
て次第に狭くなっている。
径より3〜5mm高く設定するのが望ましい。間隙14
は、ノズル先端に近づくにしたがって次第に直径が大き
くなるラッパ管状の噴出部19に連通している。噴出部
19は、外筒13の先端面に設けたスリ鉢状の窪み20
と、内筒12のフランジ部21の背面に設けたテーパー
面22とから形成されており、その隙間は、噴出部19
の出口、即ち、水カーテン出口18に近づくにしたがっ
て次第に狭くなっている。
【0012】水カーテン出口18のスリット間隔は、
0.5〜1.0mmが望ましい。また、下向き溶接の場
合、噴出部19の角度θ1は、55°〜65°が望まし
い。水中溶接ノズル11は、ノズル先端部11Aの前後
に溶接開先(図示せず)に対向する舌片状の突出部23
を備えている。突出部23は、外筒13の側面に取り付
けた板状物24と、内筒12のフランジ部21に取り付
けた板状物25とから形成され、その間にノズル先端の
噴出部19に連通する間隙26を有している。この間隙
26のスリット間隔は、水カーテン出口18のスリット
間隔と同じ寸法に設定されている。
0.5〜1.0mmが望ましい。また、下向き溶接の場
合、噴出部19の角度θ1は、55°〜65°が望まし
い。水中溶接ノズル11は、ノズル先端部11Aの前後
に溶接開先(図示せず)に対向する舌片状の突出部23
を備えている。突出部23は、外筒13の側面に取り付
けた板状物24と、内筒12のフランジ部21に取り付
けた板状物25とから形成され、その間にノズル先端の
噴出部19に連通する間隙26を有している。この間隙
26のスリット間隔は、水カーテン出口18のスリット
間隔と同じ寸法に設定されている。
【0013】従って、突出部23の周縁は、スリット状
の水カーテン出口18’になっている。また、突出部2
3の傾斜角度θ2は、ノズル先端の噴出部19の傾斜角
度θ1と同角度に設定されている。突出部23の形状
(平面形状)は、溶接開先の幅や、開先高さ等を勘案し
て決定される。基本的には、二等辺三角形の形状が望ま
しいが、図2に示すように、その尖端部分を切り落とし
た所謂台形状でも良い。
の水カーテン出口18’になっている。また、突出部2
3の傾斜角度θ2は、ノズル先端の噴出部19の傾斜角
度θ1と同角度に設定されている。突出部23の形状
(平面形状)は、溶接開先の幅や、開先高さ等を勘案し
て決定される。基本的には、二等辺三角形の形状が望ま
しいが、図2に示すように、その尖端部分を切り落とし
た所謂台形状でも良い。
【0014】ノズル先端部11Aは、内筒12の内側に
銅製のフランジ付き内筒カバー27を螺着させ、内筒1
2の内壁面とフランジ部21の端面とを保護するように
なっている。そして、内筒カバー27にスパッタ等が付
着した時は、新しい内筒カバーと交換し、シールドガス
の乱れを防ぐようになっている。その際、適切な内径D
の内筒カバー27を用いると、シールド条件の選定が容
易になる、という利点がある。
銅製のフランジ付き内筒カバー27を螺着させ、内筒1
2の内壁面とフランジ部21の端面とを保護するように
なっている。そして、内筒カバー27にスパッタ等が付
着した時は、新しい内筒カバーと交換し、シールドガス
の乱れを防ぐようになっている。その際、適切な内径D
の内筒カバー27を用いると、シールド条件の選定が容
易になる、という利点がある。
【0015】水中溶接ノズル11は、溶接トーチ41に
装着できるように、装着部28の内径が溶接トーチ41
の外径に合致するように形成されている。また、溶接ト
ーチ41の先端部42に設けられている放射状の複数の
孔43を通ってシールドガスGが、溶接トーチ41の先
端部42に取り付けられている中空円錐台状のチップ4
4と、内筒カバー27との間の隙間を通ってノズル先端
部11Aから噴出されるようになっている。図中、符号
45は、溶接ワイヤを示している。
装着できるように、装着部28の内径が溶接トーチ41
の外径に合致するように形成されている。また、溶接ト
ーチ41の先端部42に設けられている放射状の複数の
孔43を通ってシールドガスGが、溶接トーチ41の先
端部42に取り付けられている中空円錐台状のチップ4
4と、内筒カバー27との間の隙間を通ってノズル先端
部11Aから噴出されるようになっている。図中、符号
45は、溶接ワイヤを示している。
【0016】しかして、給水パイプ17からノズル先端
部11Aの整流室16に供給されたカーテン水Wは、整
流室16の仕切壁15を乗り越える間に整流される。整
流によって流速が均一になったカーテン水Wは、ノズル
先端部11Aの周囲に開口しているスリット状の水カー
テン出口18から噴出するが、カーテン水Wの一部は、
ノズル先端部11Aの前後に取り付けた舌片状の突出部
23の周縁に開口しているスリット状の水カーテン出口
18’から噴出し、全体としてほぼラッパ管状の水カー
テンW’になる。
部11Aの整流室16に供給されたカーテン水Wは、整
流室16の仕切壁15を乗り越える間に整流される。整
流によって流速が均一になったカーテン水Wは、ノズル
先端部11Aの周囲に開口しているスリット状の水カー
テン出口18から噴出するが、カーテン水Wの一部は、
ノズル先端部11Aの前後に取り付けた舌片状の突出部
23の周縁に開口しているスリット状の水カーテン出口
18’から噴出し、全体としてほぼラッパ管状の水カー
テンW’になる。
【0017】従って、水中溶接ノズル11を、図3に示
すように、舌片状の突出部23が、二つの母材51,5
2間にあるV形の溶接開先53に対向するように保持す
ると、突出部23の水カーテン出口18’から溶接開先
53の谷底部55に至る水カーテンW’の飛長距離A2
は、ノズル先端部11Aの水カーテン出口18から母材
上面54に至る水カーテンW’の飛長距離A1とほぼ同
じになる。
すように、舌片状の突出部23が、二つの母材51,5
2間にあるV形の溶接開先53に対向するように保持す
ると、突出部23の水カーテン出口18’から溶接開先
53の谷底部55に至る水カーテンW’の飛長距離A2
は、ノズル先端部11Aの水カーテン出口18から母材
上面54に至る水カーテンW’の飛長距離A1とほぼ同
じになる。
【0018】従って、溶接開先53の谷底55における
水カーテンW’の流速は、母材上面54における水カー
テンW’の流速とほぼ等しくなり、ノズル先端部11A
の先端から噴出させたシールドガスGによって水カーテ
ンW′の内側に安定した空洞部Sを形成することができ
る。
水カーテンW’の流速は、母材上面54における水カー
テンW’の流速とほぼ等しくなり、ノズル先端部11A
の先端から噴出させたシールドガスGによって水カーテ
ンW′の内側に安定した空洞部Sを形成することができ
る。
【0019】
【実施例】(実施例1)開先角度45°、板厚25mm、
裏当て金付きの軟鋼材から成るテストピースを、水深2
0cmの水槽中に設置した後、図1の水中溶接ノズルを用
いて水中溶接を行った。
裏当て金付きの軟鋼材から成るテストピースを、水深2
0cmの水槽中に設置した後、図1の水中溶接ノズルを用
いて水中溶接を行った。
【0020】なお、開先ギャップは5mm、目違いは0m
m、真鍮製の台形状の突出部は、全長が37mm、自由端
の横幅が7mm、取付部の横幅が22mmであった。この時
の安定空洞形成条件の範囲を、カーテン水の水量(L/
min)、シールドガスのガス量(L/min)で整理した結果
を図4に示す。図4から母材上面からノズル先端部の先
端面までの間隔(高さ)hを7mmに設定した場合に、か
なり広い範囲の空洞形成領域を形成できることが分か
る。
m、真鍮製の台形状の突出部は、全長が37mm、自由端
の横幅が7mm、取付部の横幅が22mmであった。この時
の安定空洞形成条件の範囲を、カーテン水の水量(L/
min)、シールドガスのガス量(L/min)で整理した結果
を図4に示す。図4から母材上面からノズル先端部の先
端面までの間隔(高さ)hを7mmに設定した場合に、か
なり広い範囲の空洞形成領域を形成できることが分か
る。
【0021】なお、図4(a)はhを10mmに設定した
場合、図4(b)はhを7mmに設定した場合、図4
(c)はhを5mmに設定した場合を示している。また、
図中、○印はルート面から板厚表面まで空洞が形成され
ている場合、△印はルート面から板厚中央付近まで空洞
が形成されている場合、□印はルート面から板厚底部ま
で空洞が形成されている場合、×印は空洞が形成されな
い場合を示している。
場合、図4(b)はhを7mmに設定した場合、図4
(c)はhを5mmに設定した場合を示している。また、
図中、○印はルート面から板厚表面まで空洞が形成され
ている場合、△印はルート面から板厚中央付近まで空洞
が形成されている場合、□印はルート面から板厚底部ま
で空洞が形成されている場合、×印は空洞が形成されな
い場合を示している。
【0022】一方、上記安定空洞形成条件の範囲で溶接
を行った結果、ビード外観、断面マクロ形状、X線結果
とも良好な結果が得られた。この時の溶接条件は、電流
200〜300A、電圧28〜32V、溶接速度20cm
/min であった。 (比較例1)比較のため、突出部の無い通常の水中溶接
ノズルを用いて実施例1と同じ条件でテストした結果を
図5に示す。
を行った結果、ビード外観、断面マクロ形状、X線結果
とも良好な結果が得られた。この時の溶接条件は、電流
200〜300A、電圧28〜32V、溶接速度20cm
/min であった。 (比較例1)比較のため、突出部の無い通常の水中溶接
ノズルを用いて実施例1と同じ条件でテストした結果を
図5に示す。
【0023】図5から突出部が無い通常の水中溶接ノズ
ルの場合は、母材上面から開先底部までの空洞が形成さ
れなかったことが分かる。
ルの場合は、母材上面から開先底部までの空洞が形成さ
れなかったことが分かる。
【0024】
【発明の効果】上記のように、本発明は、水中溶接ノズ
ルのノズル先端部に、溶接開先に対向する突出部を設
け、且つ、突出部の周縁にノズル先端部の水カーテン出
口に連通するスリット状の水カーテン出口を備えたた
め、突出部の水カーテン出口から溶接開先の谷底部に至
る水カーテンの飛長距離を、ノズル先端部の水カーテン
出口から母材上面に至る水カーテンの飛長距離とほぼ同
等にすることができる。
ルのノズル先端部に、溶接開先に対向する突出部を設
け、且つ、突出部の周縁にノズル先端部の水カーテン出
口に連通するスリット状の水カーテン出口を備えたた
め、突出部の水カーテン出口から溶接開先の谷底部に至
る水カーテンの飛長距離を、ノズル先端部の水カーテン
出口から母材上面に至る水カーテンの飛長距離とほぼ同
等にすることができる。
【0025】このため、溶接開先の谷底部における水カ
ーテンの流速が、母材上面における水カーテンの流速並
みになり、ノズルから噴出させたシールドガスによって
水カーテンの内側に安定した空洞部を形成できる。特
に、板厚が20mmを越える部材の溶接には効果がある。
また、本発明のように、突出部を、ノズル先端部の水カ
ーテン出口のスリット間隔と同じスリット間隔で配設し
た一組の舌片状の板状物で形成すると、突出部を簡単
に、かつ、精度良く形成することができる。
ーテンの流速が、母材上面における水カーテンの流速並
みになり、ノズルから噴出させたシールドガスによって
水カーテンの内側に安定した空洞部を形成できる。特
に、板厚が20mmを越える部材の溶接には効果がある。
また、本発明のように、突出部を、ノズル先端部の水カ
ーテン出口のスリット間隔と同じスリット間隔で配設し
た一組の舌片状の板状物で形成すると、突出部を簡単
に、かつ、精度良く形成することができる。
【0026】更に、本発明のように、突出部を、自由端
に近づくにしたがって次第に幅が狭くなるような形状に
形成すると、横幅の狭い溶接開先にも対応することがで
きる。
に近づくにしたがって次第に幅が狭くなるような形状に
形成すると、横幅の狭い溶接開先にも対応することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水中溶接ノズルの縦断面図であ
る。
る。
【図2】図1の水中溶接ノズルの横断面である。
【図3】本発明に係る水中溶接ノズルの使用状態を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】安定空洞形成条件範囲を示す図であり、(a)
はノズル高さを10mmに設定した場合、(b)はノズル
高さを7mmに設定した場合、(c)はノズル高さを5mm
に設定した場合を示す。
はノズル高さを10mmに設定した場合、(b)はノズル
高さを7mmに設定した場合、(c)はノズル高さを5mm
に設定した場合を示す。
【図5】安定空洞形成条件範囲を示す図であり、(a)
は母材上面からノズル先端部の先端面までの間隔(高
さ)hを10mmに設定した場合、(b)はhを7mmに設
定した場合、(c)はhを5mmに設定した場合を示す。
は母材上面からノズル先端部の先端面までの間隔(高
さ)hを10mmに設定した場合、(b)はhを7mmに設
定した場合、(c)はhを5mmに設定した場合を示す。
【図6】従来の水中溶接ノズルの使用状態を示す説明図
である。
である。
11 水中溶接ノズル 11A ノズル
先端部 18,18’ 水カーテン出口 23 突出部 53 溶接開先 A 空洞部 G シールドガス W カーテン水 W’ 水カーテン
先端部 18,18’ 水カーテン出口 23 突出部 53 溶接開先 A 空洞部 G シールドガス W カーテン水 W’ 水カーテン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 信男 三重県津市雲出鋼管町1番地 日本鋼管株 式会社津研究センター内 (72)発明者 等農 克巳 三重県津市雲出鋼管町1番地 日本鋼管株 式会社津研究センター内 (72)発明者 西田 克己 三重県津市雲出鋼管町1番地 日本鋼管株 式会社津研究センター内 (72)発明者 入江 隆博 千葉県市原市八幡海岸通1番地 三井造船 株式会社千葉事業所内 (72)発明者 大野 豊 千葉県市原市八幡海岸通1番地 三井造船 株式会社千葉事業所内
Claims (3)
- 【請求項1】 ノズル先端部に設けたスリット状の水カ
ーテン出口から噴出したカーテン水によって筒状の水カ
ーテンを形成すると共に、該水カーテンの内側にシール
ドガスを流して水カーテンの内側に局部的な空洞部を形
成するようにした水中溶接ノズルにおいて、前記ノズル
先端部に、溶接開先に対向する突出部を設け、且つ、突
出部の周縁にノズル先端部の水カーテン出口に連通する
スリット状の水カーテン出口を備えたことを特徴とする
水中溶接ノズル。 - 【請求項2】 突出部を、ノズル先端部の水カーテン出
口のスリット間隔と同じスリット間隔で配設した一組の
舌片状の板状物で形成してなる請求項1記載の水中溶接
ノズル。 - 【請求項3】 突出部を、自由端に近づくにしたがって
次第に幅が狭くなるような形状に形成してなる請求項1
又は2記載の水中溶接ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6673598A JPH11264519A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 水中溶接ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6673598A JPH11264519A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 水中溶接ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11264519A true JPH11264519A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13324450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6673598A Pending JPH11264519A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 水中溶接ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11264519A (ja) |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP6673598A patent/JPH11264519A/ja active Pending
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