JPH11265043A - パトローネの包装方法および装置 - Google Patents

パトローネの包装方法および装置

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JPH11265043A
JPH11265043A JP10066871A JP6687198A JPH11265043A JP H11265043 A JPH11265043 A JP H11265043A JP 10066871 A JP10066871 A JP 10066871A JP 6687198 A JP6687198 A JP 6687198A JP H11265043 A JPH11265043 A JP H11265043A
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patrone
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Abstract

(57)【要約】 【課題】定寸フイルムが巻回収容されたパトローネをケ
ース内に自動的かつ円滑に挿入するとともに、設備の簡
素化を可能にする。 【解決手段】パトローネ装填機構22は、ケース18を
回転不能に保持するケース保持手段60と、パトローネ
14を回転不能に保持して前記ケース18内に挿入する
パトローネ保持手段62と、前記パトローネ14を案内
し、該パトローネ14が前記ケース18内に移送される
際に回転して該パトローネ14の外周に定寸フイルム1
2の端部12aを支持するガイド筒体64を有するガイ
ド手段66とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光用フイル
ムが巻回収容されたパトローネをケース内に自動的に挿
入するためのパトローネの包装方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、写真感光用フイルムを加工して包
装する際には、フイルムの加工、加工された定寸フイル
ムの巻き取り、巻き取られた定寸フイルムのパトローネ
への組み込み、およびパトローネのケース(外包材)内
への装填等の種々の処理が、それぞれ個別の装置で独立
して行われている。
【0003】この場合、パトローネでは、一般的にフイ
ルム使用時(撮影時)にこのパトローネ内から定寸フイ
ルムを引き出すために、前記定寸フイルムの端部が前記
パトローネの周面から外部に向かって所定の長さだけ突
出している。このため、定寸フイルムの端部をパトロー
ネの外周に確実に支持する必要があり、前記パトローネ
をケース内に装填する作業が相当に煩雑化している。
【0004】そこで、パトローネをケース内に自動的に
挿入するために、例えば、特開平9−5947号公報に
開示されている「巻かれた写真フイルムのカートリッジ
を容器に挿入する方法および装置」が知られている。上
記の方法では、カートリッジ(パトローネ)の移送と同
時にカートリッジと容器(ケース)の一方をカートリッ
ジの長手方向軸線の回りに回転させることにより、フイ
ルムのリーダと容器のリムとの係合時の相対運動によっ
てフイルムのリーダがハウジングの回りに巻かれ、カー
トリッジおよびフイルムのリーダを容器に容易に挿入す
ることができるとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、パトローネと容器のどちらか一方を回転
させながら、このパトローネを前記容器内に装填するた
め、プラスチック製の容器内面を前記パトローネから外
部に突出するフイルムの端部で擦ってしまうおそれがあ
る。これにより、フイルムのエッジやパーフォレーショ
ンの孔の縁により前記容器内面の削れ等が惹起し、前記
フイルムに削れ屑や塵埃等が付着し易いという問題が指
摘されている。しかも、パトローネを容器内に挿入する
際に、このパトローネまたはこの容器を回転させる構造
が必要となり、装置全体の構成が複雑化してしまう。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、パトローネとケースとの摺接を確実に阻止して該
パトローネを該ケース内に自動的かつ円滑に挿入すると
ともに、設備の簡素化が可能なパトローネの包装方法お
よび装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパトローネ
の包装方法および装置では、定寸フイルムの端部が巻き
付けられたパトローネとケースとがそれぞれ回転不能に
保持された状態で、前記パトローネが前記ケース側に移
動される際、ガイド筒体が回転されて前記定寸フイルム
の端部が該パトローネの外周に支持される。このため、
定寸フイルムの端部をパトローネの外周に確実に巻き付
けた状態で、このパトローネをケース内に円滑かつ自動
的に挿入することができる。
【0008】しかも、パトローネおよびケースは、それ
ぞれ回転不能に保持されており、定寸フイルムの端部が
ケースの内面に摺接してこのケースの削れ等が惹起する
ことがない。さらに、パトローネやケースを回転させる
機構が不要になって、装置全体の構成が容易に簡素化す
る。
【0009】また、ガイド筒体の内周面下端には、段部
を介して拡開する開口部が連通し、この開口部に配置さ
れるケースの上端面と前記段部との間に所定のクリアラ
ンスが設けられる。このクリアランスが小さすぎると
(例えば、0.5mm未満であると)、ケースの停止位
置や機械的なばらつき等に起因して前記ケースがガイド
筒体に接触して該ケースが回転するおそれがある。一
方、クリアランスが大きすぎると(例えば、1.5mm
を超えると)、例えば、ケースの縁にパトローネが引っ
掛かってこのパトローネの装填不良が惹起する他、定寸
フイルムの端部が前記ケースの縁に当接して前記定寸フ
イルムの切断が発生し易くなる。
【0010】さらにまた、ガイド筒体の内周面が下方に
向かって縮径するテーパ内周面を構成し、このテーパ内
周面が1°〜11°の範囲内の傾斜角度に設定されてい
る。この傾斜角度が小さすぎると、例えば、パトローネ
に巻き付けられている定寸フイルムがテーパ内周面に強
く接して、この定寸フイルムに傷が付き易くなる。一
方、傾斜角度が大きすぎると、例えば、パトローネに巻
き付けられている定寸フイルムの先端部分が筍状にな
り、ガイド筒体のテーパ内周面に前記定寸フイルムの保
護膜等が付着して該定寸フイルムが損傷するおそれがあ
る。
【0011】従って、テーパ内周面の傾斜角度を1°〜
11°の範囲内に設定することにより、ガイド筒体の内
周面に定寸フイルムの保護膜等が付着することを確実に
阻止するとともに、前記定寸フイルムの損傷の発生を有
効に回避することができる。
【0012】また、ケースの上端面には、このケースの
内周面に向かって湾曲する湾曲状面取部が設けられると
ともに、ガイド筒体の内周面下端の直径が前記湾曲状面
取部の内周直径よりも大きく設定される。このため、パ
トローネの定寸フイルム端部は、湾曲状面取部を介して
ケース内に円滑かつ容易に装填され、しかも、定寸フイ
ルムがガイド筒体の内周面、特に該内周面の下端近傍に
も接触することがなく、前記定寸フイルムの保護膜等が
前記内周面に付着することを有効に阻止することが可能
になる。
【0013】さらにまた、ケースを吸着保持する吸着昇
降台とパトローネを吸着保持する吸着体とを備え、この
吸着昇降台およびこの吸着体が進退するだけで、前記ケ
ース内に前記パトローネを装填することができる。従っ
て、ケースまたはパトローネを回転させる構造が不要に
なり、装置全体の構成を有効に簡素化することが可能に
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
パトローネの包装方法を説明する概略斜視工程図であ
り、図2は、この包装方法を実施するための包装装置1
0の概略構成平面図である。
【0015】包装装置10は、定寸フイルム12が巻回
収容されたパトローネ14を搬送する第1搬送機構16
と、このパトローネ14が挿入されるケース18を組立
位置P1の下方に供給する第2搬送機構20と、前記パ
トローネ14を保持して前記組立位置P1に移送しなが
ら、該パトローネ14から外部に突出する前記定寸フイ
ルム12の端部12aを前記パトローネ14の外周に巻
き付け、さらに該パトローネ14を前記ケース18内に
挿入するパトローネ装填機構22と、前記パトローネ1
4が挿入された前記ケース18の開口端部にケースキャ
ップ24を装着して包装品26を得るためのケースキャ
ップ装着機構28とを備える。
【0016】図2〜図4に示すように、第1搬送機構1
6は、搬送コンベア30を備え、この搬送コンベア30
にパトローネ14を保持するための複数のバケット32
が所定間隔離間して固定されている。第2搬送機構20
は、搬送コンベア30の端部に同軸的に旋回するインデ
ックステーブル34を備え、このインデックステーブル
34には、バケット36が所定間隔離間して複数設けら
れる。搬送コンベア30およびインデックステーブル3
4は、間欠的に移動する。
【0017】図2に示すように、インデックステーブル
34の周囲には、パトローネ装填機構22およびケース
キャップ装着機構28の他、ケースフィーダ38と、ケ
ースキャップフィーダ40と、このケースフィーダ38
のシュート42に送られたケース18をバケット36に
送り出すためのケースローディング手段44と、前記ケ
ースキャップフィーダ40のシュート46に搬送される
ケースキャップ24をパトローネ14が収容されたケー
ス18上に載せるケースキャップローディング手段48
とが配設される。
【0018】パトローネ装填機構22は、図3〜図6に
示すように、組立位置P1でケース18を回転不能に保
持するケース保持手段60と、パトローネ14をパトロ
ーネ取出位置P2から取り出して組立位置P1に移送し
た後、このパトローネ14を回転不能に保持して前記ケ
ース18内に挿入するパトローネ保持手段62と、前記
パトローネ14を案内し、該パトローネ14が前記ケー
ス18内に移送される際に回転して前記パトローネ14
から突出する定寸フイルム12の端部12aを該パトロ
ーネ14の外周に支持するガイド筒体64を有するガイ
ド手段66とを備える。
【0019】図3および図4に示すように、パトローネ
装填機構22は、パトローネ保持手段62をパトローネ
取出位置P2と組立位置P1とに移送する移送手段68
を設ける。この移送手段68は、円筒状支持体70内に
支持されて、図示しない駆動源により鉛直軸回りに矢印
A方向に回転自在な回転軸72を備え、この回転軸72
の上端部に旋回アーム74の一端が固着される。旋回ア
ーム74の他端に筒体76が回転可能に支持されてお
り、この筒体76の下端部側には、周方向に所定の幅寸
法を有して軸方向に延在するスリット状開口部78が形
成される。
【0020】パトローネ保持手段62は、筒体76内に
昇降自在に収容され、図示しない真空発生源に連通する
サクション軸80を備え、このサクション軸80の下端
に吸着体82が固着される。回転軸72内に昇降ロッド
84が配設され、この昇降ロッド84に揺動バー86が
係合するとともに、この揺動バー86の先端がサクショ
ン軸80に連結される。
【0021】支持体70には、旋回アーム74の旋回中
心に軸心を有して円弧状歯車部材88が固着され、筒体
76に設けられる歯車部90が前記円弧状歯車部材88
に噛合する。組立位置P1には、バケット36上に配置
されてこのバケット36から上方に押し出されるケース
18を配置する一方、このケース18上から下降するパ
トローネ14をガイドするためのガイド筒体64が配設
される。ガイド筒体64は、モータ92に連結された歯
車列94を介して回転自在である。
【0022】図6に示すように、ガイド筒体64は、パ
トローネ14の外周に巻き付けられた定寸フイルム12
の端部12aを前記パトローネ14の外周に沿って案内
するためのテーパ内周面96を設ける。このテーパ内周
面96の下端には、段部98を介して拡開するテーパ開
口部100が連通する。図7に示すように、ケース保持
手段60に載置されるケース18が最上位置に、すなわ
ち、テーパ開口部100に配置される際、このケース1
8の上端面18aと段部98との間には所定のクリアラ
ンスSが形成される。このクリアランスSは、好ましく
は、0.5〜1.5mmの範囲内に、さらに好ましく
は、0.5〜1.0mmの範囲内に設定される。
【0023】ガイド筒体64のテーパ内周面96は、傾
斜角度が1°〜11°の範囲内に設定されており、この
テーパ内周面96の下端の直径D1は、ケース18の内
径D2よりも大きくかつこのケース18の外径D3より
も小さな値に設定される。ケース18の上端面18aに
は、このケース18の内方に向かって湾曲する湾曲状面
取部102が設けられ、この湾曲状面取部102の内径
直径が内径D2を構成している。湾曲状面取部102
は、例えば、Rが0.5に設定される。
【0024】図6に示すように、ケース保持手段60
は、ケース18を吸着保持して第2搬送機構20から組
立位置P1に送り出す吸着昇降台104を備え、この吸
着昇降台104には、図示しない真空発生源に連通する
サクション軸106が固着される。このサクション軸1
06は、図示しない駆動源を介して昇降自在である。
【0025】ケースキャップ装着機構28は、図8に示
すように、円筒状支持体108内に支持されて図示しな
い駆動機構を介して昇降自在な軸体110を備え、この
軸体110の上端部にアーム112の一端が固定され
る。アーム112の他端には、ロッド114がばね11
6を介して昇降自在に配置されており、このロッド11
4の下端部に押圧部材118が装着される。
【0026】ケースローディング手段44およびケース
キャップローディング手段48は、通常使用されている
種々の構造を採用すればよく、例えば、前記ケースロー
ディング手段44は、ケース18の開口端部側を把持し
て移動する把持爪を備える。一方、ケースキャップロー
ディング手段48は、図9に示すように、昇降および回
転自在な軸体120を備え、この軸体120にアーム1
22の一端が固定される。アーム122の他端には、サ
クションロッド124を介して吸着部材126が設けら
れ、この吸着部材126にばね128が係合する。
【0027】このように構成される包装装置10の動作
について、本実施形態に係る包装方法との関連で以下に
説明する。
【0028】先ず、定寸フイルム12が巻回収容された
パトローネ14は、図2に示すように、第1搬送機構1
6を構成する搬送コンベア30のバケット32に載置さ
れ、この搬送コンベア30が矢印C方向に走行されるこ
とにより、前記バケット32に載置されたパトローネ1
4がパトローネ取出位置P2に搬送される{図1の
(a)および図3参照}。
【0029】一方、ケース18は、ケースフィーダ38
を介してシュート42に整列供給されており、このケー
ス18がケースローディング手段44を介してインデッ
クステーブル34上のバケット36に送り出される。イ
ンデックステーブル34は、矢印D方向に走行してい
る。また、ケースキャップフィーダ40からシュート4
6にケースキャップ24が送られている。
【0030】そこで、図3に示すように、パトローネ装
填機構22を構成する回転軸72が駆動され、旋回アー
ム74が搬送コンベア30のバケット32に支持されて
停止するパトローネ14上に配置される。次いで、揺動
バー86の作用下にパトローネ保持手段62を構成する
吸着体82が下降するとともに、図示しない真空発生源
の駆動作用下にこの吸着体82によりパトローネ14が
吸着保持される(図10参照)。
【0031】パトローネ14を保持した吸着体82が上
昇すると、このパトローネ14が筒体76内に導入され
るとともに、定寸フイルム12の端部12aが前記筒体
76のスリット状開口部78から外方に導出される(図
11参照)。
【0032】このような姿勢で、旋回アーム74が回転
軸72と一体的に、図3中、矢印A1方向に回転してガ
イド筒体64の上方に搬送される。その際、筒体76の
上部に設けられている歯車部90が円弧状歯車部材88
に噛合しており、旋回アーム74が搬送コンベア30か
らインデックステーブル34(パトローネ取出位置P2
から組立位置P1)側に旋回する際、この歯車部90と
一体的に筒体76が矢印B1方向に回転(自転)する
(図3および図12参照)。
【0033】これにより、筒体76のスリット状開口部
78から外方に延在していた定寸フイルム12の端部1
2aは、このスリット状開口部78を通って前記筒体7
6内に引き込まれ、パトローネ14の外周に巻き込まれ
ることになる{図1の(b)および図12参照}。
【0034】組立位置P1では、モータ92の駆動作用
下にガイド筒体64が時計方向(図13中、矢印E方
向)に回転しており、揺動バー86の作用下に、吸着体
82がパトローネ14と一体的に下降し、このパトロー
ネ14が前記ガイド筒体64内に挿入される。このた
め、パトローネ14の外周に巻き付けられている定寸フ
イルム12の端部12aは、時計方向に回転するガイド
筒体64のテーパ内周面96の案内作用下に前記パトロ
ーネ14の外周に保持されている。
【0035】一方、図6に示すように、ガイド筒体64
の下方には、インデックステーブル34のバケット36
に挿入されて停止するケース18が配置される。そこ
で、ケース保持手段60を構成する吸着昇降台104が
上昇し、この吸着昇降台104がバケット36上のケー
ス18の底部に接触すると略同時にサクション軸106
を介して吸引が行われ、前記ケース18を吸着保持す
る。
【0036】吸着昇降台104は、ケース18を回転不
能に保持した状態でさらに上昇し、ガイド筒体64のテ
ーパ開口部100内に該ケース18の上部側を挿入し、
最上端で該ケース18を保持する。ケース18が回転し
ているガイド筒体64の下端部まで上昇した際に、パト
ローネ保持手段62に回転不能に保持されているパトロ
ーネ14が前記回転しているガイド筒体64内の下部側
に移動し、さらにケース18内に装填される(図13参
照)。
【0037】この場合、本実施形態では、図5に示すよ
うに、ケース18がケース保持手段60を介して回転不
能に吸着保持された状態で、パトローネ14がパトロー
ネ保持手段62により回転不能に保持されて下方向に移
動するとともに、このパトローネ14を案内するガイド
筒体64が矢印E方向に回転する。このため、パトロー
ネ14の外周に巻き付けられている定寸フイルム12の
端部12aは、ガイド筒体64のテーパ内周面96の案
内作用下に前記パトローネ14の外周に確実に支持さ
れ、前記パトローネ14自体またはケース18自体を回
転させることなく該パトローネ14を前記ケース18内
に円滑かつ確実に装填することができる。
【0038】これにより、ケース18の内面を定寸フイ
ルム12の端部12aで擦ることがなく、ケース18の
内面からの削れ屑等が前記定寸フイルム12に付着する
ことを確実に阻止することが可能になるという効果が得
られる。しかも、ケース18およびパトローネ14を回
転させるための構造が不要になり、包装装置10全体の
構成の簡素化が容易に図られる。
【0039】さらに、ケース保持手段60の最上端位置
でケース18がガイド筒体64のテーパ開口部100内
に配置された際、このケース18の上端面18aと前記
ガイド筒体64のテーパ内周面96の段部98との間に
は所定のクリアランスSが形成されている(図7参
照)。従って、ガイド筒体64が回転する際にケース1
8がこのガイド筒体64に接触して回転してしまうこと
がなく、該ケース18の内面と定寸フイルム12とが摺
接して削り屑等が発生することを有効に阻止することが
できる。
【0040】ここで、クリアランスSが小さすぎると、
例えば、ケース18の停止位置のばらつきや機械的誤差
等に起因して前記ケース18がガイド筒体64に接触す
るおそれがある。一方、クリアランスSが大きすぎる
と、例えば、ケース18の開口端にパトローネ14やこ
のパトローネ14の外周に巻き付けられる定寸フイルム
12の端部12aが引っ掛かってしまい、この定寸フイ
ルム12の切断や前記パトローネ14の装填不良が発生
してしまうおそれがある。
【0041】そこで、本実施形態では、クリアランスS
を0.5〜1.5mmの範囲内、より好ましくは、0.
5〜1.0mmの範囲内に設定することにより、ケース
18の回転を阻止し、かつこのケース18内にパトロー
ネ14を円滑かつ確実に装填することが可能になる。
【0042】さらにまた、図6に示すように、ガイド筒
体64には、下方に向かって縮径するテーパ内周面96
が設けられるとともに、このテーパ内周面96の傾斜角
度が1°〜11°の範囲内に設定されている。この傾斜
角度が1°未満であると、ガイド筒体64のテーパ内周
面96にパトローネ14の外周に巻き付けられた定寸フ
イルム12に強く摺接して、この定寸フイルム12が損
傷し易くなる。一方、傾斜角度が11°を超えると、パ
トローネ14の外周に巻き付けられた定寸フイルム12
の先端部分が筍状に変形してしまい、テーパ内周面96
に前記定寸フイルム12の保護膜等が付着し易くなっ
て、該定寸フイルム12に損傷が発生するおそれがあ
る。
【0043】また、本実施形態では、ケース18の上端
面18aにこのケース18の内方に向かって湾曲状面取
部102が設けられるとともに、この湾曲状面取部10
2の内径D2がガイド筒体64のテーパ内周面96の下
端の直径D1よりも小さく設定されている(図7参
照)。このため、パトローネ保持手段62を介して下方
向に移動するパトローネ14の定寸フイルム12の端部
12aは、湾曲状面取部102の形状に沿ってケース1
8内に円滑かつ容易に装填されるという利点が得られ
る。
【0044】しかも、テーパ内周面96の下端の直径D
1が湾曲状面取部102の内径D2よりも小さい場合
(D1<D2)、定寸フイルム12の端部12aが前記
テーパ内周面96の下端に最も強く摺動して保護膜等が
付着し易いが、D2<D1に設定することによりパトロ
ーネ14の外周に巻き付けられている前記定寸フイルム
12の端部12aが前記テーパ内周面96の下端に接触
することがない。従って、定寸フイルム12の保護膜等
がテーパ内周面96の下端近傍に付着することを確実に
阻止し、前記定寸フイルム12の損傷を有効に回避する
ことが可能になる。さらに、テーパ内周面96の下端近
傍に付着した屑等が蓄積してケース18内に混入するこ
とを確実に阻止することができる。
【0045】また、パトローネ14がガイド筒体64か
らケース18内に移送される際に、定寸フイルム12の
端部12aがこのケース18の上端の湾曲状面取部10
2に接触する場合がある。しかしながら、ケース18に
は単一のパトローネ14が収容されるだけであり、この
ケース18の上端に屑等が蓄積することがなく、何ら問
題となることない。
【0046】そこで、ケース18の内部最深部までパト
ローネ14が装填された後、吸着体82が上昇を開始す
るとともに、加圧エアを吹き付けることにより、前記吸
着体82は前記パトローネ14を前記ケース18内に切
り離しながら上昇する。吸着体82は、さらに移送手段
68の作用下に第1搬送機構16側に移動し、次のパト
ローネ14を保持する作業が行われる。
【0047】一方、パトローネ14が装填されたケース
18は、ケース保持手段60が下降することによりバケ
ット36内を下降する。そして、バケット36の下端部
にケース18が載置される際に、吸着昇降台104によ
る吸着作用が停止される。このため、吸着昇降台104
は、パトローネ14が装填されたケース18をバケット
36に載置した状態でさらに下降して、最下端部で停止
される(図6参照)。第2搬送機構20では、インデッ
クステーブル34が駆動され、空のケース18をガイド
筒体64の真下、すなわち、組立位置P1の下方に移送
して停止させる。
【0048】図9に示すように、ケースキャップローデ
ィング手段48では、シュート46の前端のケースキャ
ップ24が吸着部材126により吸着保持され、このケ
ースキャップ24がバケット36内に配置されてパトロ
ーネ14を収容しているケース18上に載せられる{図
1の(e)参照}。次いで、図8に示すように、ケース
キャップ装着機構28が駆動される。すなわち、アーム
112がインデックステーブル34上で下降され、押圧
部材118がばね116の弾発力を介してケースキャッ
プ24を下方に押圧し、このケースキャップ24がケー
ス18に装着されて包装品26が得られる{図1の
(f)参照}。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るパトローネ
の包装方法および装置では、ケースがケース保持手段を
介して回転不能に保持された状態で、パトローネがパト
ローネ保持手段に回転不能に保持されてこのケース内に
挿入されるとともに、前記パトローネが回転駆動される
ガイド筒体内に案内されてこのパトローネの外周に巻き
付けられている定寸フイルムの端部が確実に支持され
る。これにより、ケースおよびパトローネを回転駆動す
る必要がなく、定寸フイルムと前記ケースの内面との摺
接による塵埃等の発生を有効に阻止するとともに、回転
構造が不要になって構成全体の簡素化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパトローネの包装方法
の概略斜視工程説明図である。
【図2】前記包装方法を実施するための包装装置の概略
構成平面説明図である。
【図3】前記包装装置を構成するパトローネ装填機構の
斜視図である。
【図4】前記パトローネ装填機構の一部縦断面図であ
る。
【図5】前記パトローネ装填機構の要部斜視説明図であ
る。
【図6】前記パトローネ装填機構を構成するガイド筒体
側の一部縦断面図である。
【図7】前記ガイド筒体およびケースの一部拡大説明図
である。
【図8】前記包装装置を構成するケースキャップ装着機
構の斜視図である。
【図9】前記包装装置を構成するケースキャップローデ
ィング手段の一部縦断面図である。
【図10】前記パトローネ装填機構がパトローネ取出位
置に配置された状態の説明図である。
【図11】前記パトローネ装填機構を構成する吸着体が
パトローネを吸着した状態の説明図である。
【図12】前記パトローネ装填機構が組立位置に移送さ
れた状態の説明図である。
【図13】前記パトローネ装填機構により前記パトロー
ネがガイド筒体内を通過している状態の説明図である。
【符号の説明】
10…包装装置 12…定寸フイルム 12a…端部 14…パトローネ 16、20…搬送機構 22…パトローネ装
填機構 24…ケースキャップ 26…包装品 28…ケースキャップ装着機構 36…バケット 38…ケースフィーダ 40…ケースキャッ
プフィーダ 44…ケースローディング手段 48…ケースキャッ
プローディング手段 60…ケース保持手段 62…パトローネ保
持手段 64…ガイド筒体 66…ガイド手段 68…移送手段 76…筒体 82…吸着体 96…テーパ内周面 98…段部 100…テーパ開口
部 102…湾曲状面取部 104…吸着昇降台

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定寸フイルムが巻回収容されたパトローネ
    を搬送する工程と、 前記パトローネが挿入されるケースを組立位置に供給す
    る工程と、 前記パトローネを保持して前記組立位置に移送するとと
    もに、該パトローネから外部に突出する前記定寸フイル
    ムの端部を前記パトローネの外周に巻き付ける工程と、 前記定寸フイルムの端部が巻き付けられた前記パトロー
    ネと前記ケースとを、それぞれ回転不能に保持した状態
    で、前記パトローネを案内するガイド筒体を回転させて
    前記定寸フイルムの端部を前記パトローネの外周に支持
    しながら、該パトローネを該ケース側に移動させること
    により、該パトローネを該ケース内に挿入する工程と、 を有することを特徴とするパトローネの包装方法。
  2. 【請求項2】定寸フイルムが巻回収容されたパトローネ
    を搬送する第1搬送機構と、 前記パトローネが挿入されるケースを組立位置の下方に
    供給する第2搬送機構と、 前記パトローネを保持して前記組立位置に移送しなが
    ら、該パトローネから外部に突出する前記定寸フイルム
    の端部を前記パトローネの外周に巻き付け、さらに該パ
    トローネを前記ケース内に挿入するパトローネ装填機構
    と、 を備え、 前記パトローネ装填機構は、前記組立位置で前記ケース
    を回転不能に保持するケース保持手段と、 前記パトローネを回転不能に保持して前記ケース内に挿
    入するパトローネ保持手段と、 前記パトローネを案内し、該パトローネが前記ケース内
    に移送される際に回転して前記定寸フイルムの端部を前
    記パトローネの外周に支持するガイド筒体を有するガイ
    ド手段と、 を備えることを特徴とするパトローネの包装装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の包装装置において、前記ガ
    イド筒体は、前記定寸フイルムの端部を前記パトローネ
    の外周に沿って案内するための内周面を設け、前記内周
    面の下端に段部を介して拡開する開口部が連通するとと
    もに、 前記ケース保持手段に保持されて前記開口部に配置され
    る前記ケースの上端面と前記ガイド筒体の前記段部との
    間には、所定のクリアランスが形成されることを特徴と
    するパトローネの包装装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の包装装置において、前記ガ
    イド筒体の内周面は、下方に向かって縮径するテーパ内
    周面を構成するとともに、 前記テーパ内周面は、傾斜角度が1°〜11°の範囲内
    に設定されることを特徴とするパトローネの包装装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の包装装置において、前記ケ
    ースの上端面には、該ケースの内方に向かって湾曲する
    湾曲状面取部が設けられるとともに、 前記内周面下端の直径が前記湾曲状面取部の内周直径よ
    りも大きく設定されることを特徴とするパトローネの包
    装装置。
  6. 【請求項6】請求項2記載の包装装置において、前記ケ
    ース保持手段は、前記ケースを吸着保持して前記第2搬
    送機構から前記組立位置に送り出す吸着昇降台を備え、 前記パトローネ保持手段は、前記パトローネを吸着保持
    して前記組立位置に配置された前記ケース内に挿入する
    吸着体を備えることを特徴とするパトローネの包装装
    置。
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