JPH11265313A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JPH11265313A
JPH11265313A JP10068367A JP6836798A JPH11265313A JP H11265313 A JPH11265313 A JP H11265313A JP 10068367 A JP10068367 A JP 10068367A JP 6836798 A JP6836798 A JP 6836798A JP H11265313 A JPH11265313 A JP H11265313A
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JP
Japan
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clock
information signal
storage
storage element
signal
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JP10068367A
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English (en)
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Toshihiro Yamagishi
俊浩 山岸
Tadaaki Isobe
忠章 磯部
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
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    • G06F13/4243Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus being a memory bus with synchronous protocol
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    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作マージンを拡大し、高速動作を可能とす
るクロック併送方式の記憶装置を提供する。 【解決手段】 記憶制御部2から記憶素子群側5a〜5
nへの情報信号の転送時、情報信号の送出に用いるクロ
ックと一定の関係を有するクロックを情報信号と共に転
送する。記憶素子側側はPLL回路51a〜51nを備
え、記憶素子に対するクロックの位相を情報信号の受信
タイミングに合わせ込む。また、記憶素子群側5a〜5
nから記憶制御部2への情報信号の転送時、記憶素子群
5nはPLL回路51nのクロック出力を戻りクロック
として情報信号と共に転送する。記憶制御部2はPLL
回路6を備え、戻りデータ保持回路群8へ情報信号を取
り込むためのクロックの位相を情報信号の受信タイミン
グに合わせ込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶制御部と複数
のクロック同期型記憶素子からなる記憶装置に係り、特
に動作周波数変化に対する影響が少ないクロック併送方
式の記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高速に動作する計算機システムの記憶装
置においては、記憶制御部と最も遠くにある記憶素子と
の信号転送時間が1動作サイクルを超えることが起こり
得ることにより、転送時間のそれぞれ異なる複数の記憶
素子から送出された情報信号を、全て同一タイミングで
記憶制御部に取り込むことができない。このような場
合、記憶素子として非同期型素子を用いた場合には、所
要距離が異なる各記憶素子に対応して、クロックを遅延
する回路を設け、これらの遅延回路に供給されたクロッ
ク信号により、遠方の記憶素子からの情報信号と近くに
ある記憶素子からの情報信号とを同一時刻にフリップフ
ロップに取り込めるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】クロック同期型記憶素
子を用いた場合、記憶素子がクロックに同期して動作す
るため、論理的にあるまとまった単位の記憶素子群への
書き込み動作は、同一タイミングで行われる必要性があ
り、これを解決するためには、記憶制御部からの各記憶
素子への所要距離を一定にするなどして、転送時間を一
定にする必要がある。具体的には、記憶制御部から記憶
素子までの所要距離を、記憶制御部からもっとも遠方に
ある記憶素子までの距離に合わせればよい。このような
条件下において、完全同期転送を実現しようとすると、
所要距離を最も遠方の記憶素子に合わせたことによる転
送ディレイの増大と、特に汎用の記憶素子を用いた場
合、同期型記憶素子に入力されるクロックのタイミング
を基準として規定されるセットアップタイムなどの諸パ
ラメータを考慮した場合の動作マージン確保の問題があ
り、動作周波数を抑えることを余儀なくされる。これで
は、メモリスループットが著しく低下してしまい、プロ
セッサの性能を十分に生かすことができない。
【0004】本発明の目的は、書き込みおよび読み込み
動作の両方において、転送情報信号のディレイにクロッ
クのタイミングを合わせ込むことで、ディレイと高速動
作時に必要なマージンの問題を解決したクロック併送方
式の記憶装置を提供することにある。
【0005】また、本発明の目的は、クロック併送方式
を採用した時に問題となる、動作周波数を通常よりも下
げた場合に生じる、読み取りや書き込みでの所要サイク
ル数の変化を抑えるために、合わせ込みタイミングを柔
軟に設定できる記憶装置を提供することにある。
【0006】さらに、本発明の目的は、読み込みデータ
を取り込むための戻りクロックを生成する分配系にクロ
ックツリーを形成するときに生じる、分配系のディレイ
とディレイのばらつきを容易に抑えることができる記憶
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、記憶制御部と
複数のクロック同期型記憶素子からなる記憶装置におい
て、記憶制御部から複数の記憶素子への情報信号転送の
場合、複数の記憶素子に情報信号を送出するためのクロ
ックと一定の関係を持った信号を、情報信号の記憶素子
への伝播ディレイとの時間的制約下で、記憶素子に対す
るクロックとして、情報信号と共に転送する手段と、複
数の記憶素子から記憶制御部への情報信号転送の場合、
前記記憶素子に対するクロックと一定の関係を持った信
号を、情報信号の記憶制御部への伝播ディレイとの時間
的制約下で、情報信号を記憶制御部側で取り込むための
クロックとして、情報信号と共に転送する手段とを設け
たことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、記憶素子側に位相同期ル
ープ回路(PLL回路)を備え、記憶制御部側から情報
信号と共に転送される信号(併送クロック)を前記PL
L回路への参照信号とし、記憶素子に対するクロックの
位相を情報信号の受信タイミングに合わせ込むことを特
徴とする。
【0009】PLL回路は参照入力とフィードバック入
力の位相が一致するように出力の位相を調整する働きを
持っている。通常の動作周波数以下で動作させた場合で
も、動作周波数の変化に対応させるための切替手段など
の付加機能を用いることなく読み取りまたは書き込み動
作に必要とするサイクル数が変化しないようにするため
には、情報信号とソースのクロック信号との相対的時間
差を1サイクルとなるようにPLL回路のフィードバッ
ク量を大きく設定して、クロックの相対時間を情報信号
の受信タイミングに合わせ込むようにすればよい。
【0010】さらに、本発明は、記憶制御部側にPLL
回路を備え、記憶素子側から情報信号と共に転送される
信号(戻り併送クロック)を前記PLL回路への参照信
号とし、情報信号を取り込むためのクロックの位相を情
報信号の受信タイミングに合せ込むことを特徴とする。
具体的には、戻り併送クロックをPLL回路に戻した
後、該PLL回路の出力をクロックツリー回路を通し
て、情報信号を取り込むフリップフロップのクロックと
して供給し、該クロックの一つをPLL回路のフィード
バック信号とすることにより、戻り併送クロックの合わ
せ込みタイミングのばらつきを抑える。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施例にかか
る記憶装置の全体構成図を示す。図において、本記憶装
置1は記憶制御部2と複数の記憶素子群構成単位5a〜
5nで構成される。記憶制御部2は、上位装置からのク
ロック(基本クロック)を入力として、記憶制御部2内
のマスタクロックを生成するための記憶制御部用PLL
回路3、記憶素子群側に向けて情報信号(データ、アド
レス、リード/ライト信号など)を送出するフリップフ
ロップ(図1では省略してある)に対するクロック及び
それと一定の関係を持った併送クロックを生成する。ク
ロック生成回路4、記憶素子群側から戻り情報信号(戻
りデータ)と共に転送される戻りクロックを入力し、戻
りデータを取り込むためのクロックの位相を戻りデータ
の受信タイミングに合わせ込む戻りデータ保持回路用P
LL回路6、該PLL回路6の出力を入力して戻りデー
タの取り込みクロックを生成・分配するクロックツリー
回路7、及び、記憶素子群側からの戻りデータを取り込
んで保持する戻りデータ保持回路群8を具備する。記憶
素子群構成単位5aは、複数のクロック同期型記憶素子
(メモリ)50a−1〜50a−Mと、記憶制御部2側
から情報信号と共に転送されるクロックを入力し、記憶
素子群に対するクロックの位相を情報信号の受信タイミ
ングに合わせ込む記憶素子用PLL回路51aからな
る。他の記憶素子群構成単位も同様であるが、本実施例
では、記憶素子群構成単位5nのPLL回路51nの出
力クロックを、記憶制御部2のPLL回路6に戻りクロ
ックとして戻すように構成されてる。なお、記憶素子群
構成単位5a〜5n中のどのPLL回路の出力クロック
を記憶制御部2のPLL回路6に戻すかは任意である。
【0012】以下に、本記憶装置1の各部の詳細な構成
および動作について説明する。図2に、クロック生成回
路4の構成例を示す。クロック生成回路4はクロック分
配系40、及び、複数の併送クロック生成回路41a〜
41nからなる。各併送クロック生成回路41a〜41
nはそれぞれ記憶素子群構成単位5a〜5nに対応す
る。クロック生成回路4のもとになるクロック信号は、
PLL回路3から供給され、クロック分配系40によっ
て複数のクロック信号に分配され、これらの一部はデー
タを記憶素子群に送出するフリップフロップに供給され
る。図2では、そのクロック信号をまとめて同期クロッ
ク信号200で示す。クロック分配系40の残りのクロ
ックは併送クロック生成回路41a〜41nに供給さ
れ、各併送クロック生成回路41a〜41nにおいて、
記憶素子群に対するクロックとして、情報信号(デー
タ、アドレス、リード/ライト信号など)と共に各記憶
素子群構成単位5a〜5nに転送される併送クロックが
生成される。ここで、併送クロックとして用いるクロッ
クを、動作周波数を変えた場合にも常に同一の相しか用
いない場合で、その相がクロック分配系40によって既
に用意されている時には、併送クロック生成回路41a
〜41nは特に必要ではない。動作周波数を変えた場合
に、転送マージン拡大等の目的で、併送クロックとして
用いるクロックの相も変えたい場合に併送クロック生成
回路41a〜41nが必要となる。ここでは、併送クロ
ック生成回路41aを例に説明する。
【0013】図3に、図2の構成の併送クロック生成回
路41aにおけるタイムチャートを示す。図2の構成
は、併送クロックとして、図3における生成クロック4
40と生成クロック450の2つのタイミングで送出す
るモードを備えた場合の実施例である。クロック分配系
40から供給された信号クロック420およびクロック
421をフリップフロップ471、473に対するデー
タとして用い、同じくクロック分配系40から供給され
たクロック410、411、412をフリップフロップ
471、472、473に対するクロックとして用いる
ことにより、クロック440および450が生成され
る。ただし、生成されるクロックはモード切替信号43
0により1つに制限される。図2の例では、モード切替
信号430が0(Low)のときにはクロック450が生
成され、1(High)のときにはクロック440が生成
される。この生成されている方のクロックが出力460
に検出され、データなどと共に記憶素子群側に転送され
る併送クロックとなる。図3の例の場合では、併送クロ
ックとして、データ信号を送出するフリップフロップに
供給されるクロック(同期クロック200)と同じタイ
ミングのクロック440と1/4周期ずれたクロック4
50を生成している。
【0014】図4に、記憶制御部2側から記憶素子群へ
情報信号が転送される場合についての回路構成を示す。
また、図5および6に1サイクルが10nsで動作した
ときのタイムチャートを示す。なお、図4では便宜上、
記憶素子群は記憶素子群構成単位5aのみを示す。
【0015】図4において、クロック生成回路4で生成
されたクロック信号群21(同期クロック200)は情
報信号送出用フリップフロップ群22に供給され、情報
信号は信号線群23を介して記憶素子群50aに到達す
る。このときの情報信号の転送ディレイは12nsであ
るとする。一方、クロック生成回路4で生成された併送
クロック信号はクロック専用線24を介してPLL回路
51aへ到達し、さらに、このPLL51aから記憶素
子群50aへとクロック線群52aを介して到達する。
記憶素子群50aへのクロック到達タイミングは、PL
L回路51aにおいて、クロック専用線24におけるデ
ィレイ、クロック線群52aにおけるディレイおよびフ
ィードバック線53aにおけるフィードバック量などを
調節して、情報信号の到達時間に合わせ込まれる。
【0016】図5および6は、併送クロックと情報信号
との合わせ込みの一例を示したものである。図5は、併
送クロックとして同期クロック200を用い、情報信号
と同じく12nsで記憶素子に到達するように合わせ込
み(201、231)、タイミング2012で情報信号
230の取り込みを行う例である。図6は、同じく併送
クロックとして同期クロック200を用いるが、フィー
ドバック線53aにおけるフィードバック量を大きくと
ることにより、併送クロックの転送ディレイは2nsと
して(202)、1サイクル前に送出された情報信号2
30の記憶素子到着タイミング(231)に合わせ込む
例である。
【0017】図5と図6ともに、結局は同一のタイミン
グ2012または2022で情報信号を取り込んでいる
ので、1サイクルが10ns動作の場合には特に違いは
見られない。しかし、サイクルタイムが長くなると、取
り込みタイミングに違いがでてくる。これについては、
後に詳しく説明する。
【0018】図7に、記憶素子群から記憶制御部2側へ
情報信号(データ)が転送される場合(メモリ読出し動
作)の回路構成を示す。また、この時のタイムチャート
を図8および図9に示す。
【0019】各記憶素子群構成単位5a〜5nの記憶素
子群は、それぞれPLL回路51a〜51nから併送ク
ロックを供給されて動作し、該記憶素子群から読み出さ
れた情報信号(データ)は信号線群25を介して記憶制
御部2内にある戻りデータ保持回路群8の一部を構成す
るフリップフロップ群80に到達する。但し、信号線群
25は記憶制御部側から記憶素子群側へのデータ転送に
用いた図4の信号線群23と共用することも可能であ
る。ここで、記憶素子群から記憶制御部2内のフリップ
フロップ群80に転送される情報信号(データ)を戻り
情報信号と呼ぶことにする。一方、フリップフロップ群
80に供給されるデータ読み込みクロックは、記憶素子
群構成単位5nのPLL回路51から出力された併送ク
ロックが、クロック専用線54nを介して記憶制御部2
内のPLL回路6に入力された後、クロックツリー回路
7によって複数のクロック信号に分配され、信号線群7
0を介して到達する。この記憶素子群構成単位5nのP
LL回路51から記憶制御部側へ戻される併送クロック
を戻り併送クロックと呼ぶことにする。ここで、記憶制
御部2が制御の対象とする記憶素子構成単位は複数個あ
るが、PLL回路6に戻せるクロック信号は一つだけで
あるので、戻り併送クロックを返送できるのは複数個の
記憶素子構成単位のうちの1つ(本実施例では5n)だ
けである。記憶制御部2のPLL回路6は、この戻り併
送クロックのディレイを調整するなどして、フリップフ
ロップ群80のデータ読み込みクロックを戻り情報信号
のディレイに合わせ込むようにする。
【0020】図8は戻り併送クロックの転送時間を、情
報信号の転送ディレイの16nsと同じ時間となるよう
にタイミングを合わせ込んだときのタイムチャートであ
り(221、251)、図9は1サイクル前の戻りデー
タを取り込めるように、戻り併送クロックの転送時間を
6nsとしてタイミングを合わせ込んだときのタイムチ
ャートである(222、251)。これらについても、
記憶制御部2側から記憶素子群への情報信号転送時と同
様に、サイクルタイムが変化(長くする)した場合に、
図9の方法では所要サイクル数の変化が小さいのに対
し、図8の方法では所要サイクル数が大きく変化してし
まい、動作周波数依存の論理が必要となる。具体的な例
は、記憶制御部2側から記憶素子への情報信号転送時の
場合とまとめて後で示す。
【0021】図10に戻りデータ保持回路群8の一部を
構成するフリップフロップ群80に供給するクロックを
分配するクロックツリー回路7の構成例とPLL回路6
とを含めたクロック分配系の全体構成例を示す。記憶素
子群構成単位5nのPLL回路51nからクロック専用
線54nを介してから戻されたクロック信号(戻り併送
クロック)は、PLL回路6を通過後、ドライバ素子群
701〜704を用いてツリー状に分岐していき、最終
的にはフリップフロップ群80に入力される。図10で
は、各ドライバの出力分岐数は2本とし、ツリーの段数
を4段とし、最終的なクロック信号の分配数は16本と
しているが、これらの数値については特に限定しておら
ず、最終的に必要とするクロック信号数が得られればよ
い。以下に、PLL回路6の働きについて述べる。
【0022】図10において、クロックツリー回路7の
最終段のドライバ群704のうちの1つ(704′)
は、出力分岐数が3本であり、そのうちの2本は他のド
ライバと同様にフリップフロップへクロックを供給して
いるが、残りの1本はフィードバック線72を通ってP
LL回路6の参照信号として戻されている。すなわち、
定常状態において、PLL回路6は、点73と点74の
位相が等しくなるように動作して点75に出力する。こ
のようにすると、クロック信号線54nの戻り併送クロ
ックのタイミングはPLL回路6の入力点74でのタイ
ミングと同じであるので点74までのディレイを調節す
ればよく、クロックツリー回路7におけるドライバ群の
ディレイを考える必要がない。具体的には、クロックツ
リー回路7のドライバ段数が多くディレイが大きい場合
でも、このディレイを考えずにクロックタイミングの合
わせ込み設計ができること、ツリーの段数を変えた場合
でも他の部分には影響しないこと、ドライバのディレイ
が生産(プロセス)条件や動作条件の違いにより基準値
と比べてばらついた場合でもこれらのばらつきを考える
必要がない、などの利点が挙げられる。結局、ディレイ
やディレイばらつきに違いが生じてもPLL回路6で調
節して、常に点73と点74での位相が等しくなるよう
に振る舞うからである。
【0023】次に、併送クロックのディレイの違いによ
って、サイクルタイムが長くなった場合に、信号を取り
込むタイミングが変化することについて、詳しく説明す
る。
【0024】図11は、1サイクルが20nsで動作し
たときの記憶制御部側から記憶素子に到達する併送クロ
ックおよびその逆の戻り併送クロックについてのタイム
チャートである。データ(情報信号)や併送クロックの
ディレイの絶対時間は変化しない。したがって、図6の
方法では、データの取り込みには1サイクルと2ns要
するのに対し(901)、図5の方法ではデータの取り
込みには1サイクル内の12nsを要する(902)。
図8と図9の戻りクロックについても同様なことが言え
る(904、905)。これらを一連の動作で考えてみ
る。
【0025】図12は、1サイクルが10nsで動作し
ている時の、記憶制御部から記憶素子に向けて制御信号
(リード信号)911を転送し、その応答として記憶素
子から戻りデータ(戻り情報信号)913が出力される
場合についての例である。1サイクル10nsでは、記
憶制御部から記憶素子群構成単位への併送クロックおよ
び記憶素子群構成単位から記憶制御部への戻り併送クロ
ックの転送ディレイは、それぞれ図5と図6、図8と図
9のような違いがあっても、同期クロック910に対し
ては同一タイミング9111もしくは9131で到達し
ているので、記憶素子に到着した制御信号912の取り
込みタイミングおよび記憶制御部に到着した戻りデータ
914の取り込みタイミングに違いがみられない。図1
2の例では、一連の動作として戻りデータ同期化915
までの所要サイクル数は3である。
【0026】図13は、サイクルタイムを20nsと落
とした場合の、併送クロックおよび戻り併送クロックの
転送ディレイがそれぞれ2ns、6nsと小さい場合の
タイムチャートである。制御信号921はディレイが1
2nsであるので、記憶素子へは制御信号到着922の
如くになるが、取り込みタイミングはタイミング921
1である。同じタイミング9211で戻りデータ923
が記憶素子から出力され、記憶制御部へは13ns後に
戻りデータ到着924となるが、取り込みタイミングは
タイミング9232である。この一連の動作に要する時
間は3サイクルであり、図12で示したサイクルタイム
が10nsサイクルの場合と変わらない。
【0027】図14は、サイクルタイムが20nsで、
併送クロックおよび戻り併送クロックの転送ディレイが
それぞれ12ns、16nsの場合のタイムチャートで
ある。図13と異なる点として、まず、併送クロックの
タイミングが同期クロック930に対して12ns後で
あり、戻り併送クロックのタイミングはさらにその16
ns後であるので28ns後となり、したがって同期ク
ロック930に対するタイミングとしては、併送クロッ
クがタイミング9310〜9312の如くになり、戻り
併送クロックがタイミング9330〜9332の如くに
なる。一連の動作は次のようになる。制御信号931は
12ns後に記憶素子に到着し(932)、併送クロッ
クも同じディレイで伝送されるのでタイミング9310
にて取り込まれる。同じタイミング9310で戻りデー
タ933が記憶素子から出力され、13ns後に記憶制
御部へ戻りデータ到着934となり、戻り併送クロック
のタイミング9331にて取り込まれる。その後、タイ
ミング9302にて同期化される。この一連の動作に要
する時間は2サイクルであり、1サイクル10ns時と
比べて絶対時間は変化しないが、サイクル数が1サイク
ル少なくなる。
【0028】通常、記憶制御部側で見込んでいる必要転
送サイクル数は一定としているので、上記のように周波
数によって転送サイクル数に違いが生じると、記憶制御
部側で見込んでいる必要転送サイクル数と合わせるため
の仕掛けを設けて周波数によってモード切替等を行う必
要が出てくる。
【0029】図15に、動作周波数の変化に対応するた
めの構成を含めた戻りデータ保持回路群8の具体的構成
例を示す。前述の例は動作周波数を10nsサイクルピ
ッチから20nsサイクルピッチへと落とした場合で、
サイクルピッチを20nsに落とすと、図12〜図14
からわかるように、一連の動作に必要とするサイクル数
が1サイクル減少してしまう。つまり、記憶制御部2が
本来期待しているタイミングより1サイクル前に信号が
到達してしまうことになる。したがって、フリップフロ
ップを1段余計に設ける等して、データを1サイクル余
計に保持しておけばよい。図15の一つの戻りデータ保
持回路81を用いて、具体的に動作を説明する。信号線
群25を介してフリップフロップ群80に到達した戻り
情報信号(戻りデータ)は戻り併送クロック70によっ
て取り込まれる。通常の動作周波数の場合はフリップフ
ロップ群80からの出力をそのまま用い、動作周波数を
落とし1サイクル保持しておく場合はフリップフロップ
811において同期クロック821により1サイクル分
保持された出力を用いる。セレクタ812には1サイク
ル位相の異なる信号が入力されており、モード切替信号
830によって、通常動作周波数ではフリップフロップ
群81からの出力を選択し、動作周波数を落とした結果
として一連の動作に要するサイクル数が変化してしまう
ような場合にはフリップフロップ811からの出力を選
択するようにする。セレクタ812からの出力において
は、期待しているタイミングでデータが出力されるの
で、最終的に上位装置に送るためにフリップフロップ8
13で同期クロック822により同期化されて出力81
4となる。
【0030】以上、本発明の一実施の形態を説明した。
ここで、本発明の記憶装置をLSI化する場合、例えば
第1図の構成において、記憶制御部2と複数の記憶素子
群構成単位5a〜5nを一体的にあるは別々にLSI化
することは任意である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の記憶装置によれば、以下のような効果が得られる。 (1)クロックを情報信号と併送し、信号取り込みタイ
ミングを情報信号のディレイに合わせ込むことにより、
動作マージンを拡大することが可能となり、記憶装置に
おける高速動作が可能となる。 (2)記憶素子側に設けたPLL回路におけるフィード
バック量を大きくとって、情報信号のディレイと併送ク
ロックのディレイとの差を1サイクルとすることで、動
作周波数を通常よりも下げた場合でも、記憶制御部と記
憶素子との間での動作に要するサイクル数を、付加機能
なしで、不変とすることが可能となる。 (3)記憶制御部側に戻りデータ取り込み用PLL回路
を設け、記憶素子側からの戻り併送クロックによって戻
りデータ取り込みフリップフロップ用のクロックを生成
するクロックツリー回路のディレイとそのばらつきを吸
収することにより、クロックツリー回路部分を意識せず
に、戻り併送クロックのタイミングばらつきを抑えるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の記憶装置の全体構成例
を示した図である。
【図2】併送クロックの生成機構の詳細構成例を示す図
である。
【図3】図2の動作タイムチャートを示したものであ
る。
【図4】記憶制御部側から記憶素子群へのデータ転送の
場合の詳細構成例を示す図である。
【図5】併送クロックと情報信号との時間関係の一例を
示す図である。
【図6】併送クロックと情報信号との時間関係の他の例
を示す図である。
【図7】記憶素子群から記憶制御部側へのデータ転送の
場合の詳細構成例を示す図である。
【図8】戻り併送クロックと情報信号との時間関係の一
例を示す図である。
【図9】戻り併送クロックと情報信号との時間関係の他
の例を示す図である。
【図10】戻り併送クロックの分配機構の詳細構成例を
示す図である。
【図11】動作周波数を落とした場合の併送クロックの
タイミング例を示した図である。
【図12】通常動作周波数における情報信号の一連の転
送動作の例を示した図である。
【図13】動作周波数を落とした場合の、情報信号の一
連の転送動作の第1の例を示した図である。
【図14】動作周波数を落とした場合の、情報信号の一
連の転送動作の第2の例を示した図である。
【図15】動作周波数によって、情報信号の一連の転送
サイクル数が変化した場合の戻りデータ保持回路群の対
応策の構成例を示した図である。
【符号の説明】
1 記憶装置 2 記憶制御部 3 記憶制御部用PLL回路 4 クロック生成回路 6 戻りデータ保持回路用PLL回路 7 クロックツリー回路 8 戻りデータ保持回路群 5a〜5n 記憶素子群構成単位 50a〜50n 記憶素子群 51a〜51n 記憶素子用PLL回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶制御部と複数のクロック同期型記憶
    素子(以下、記憶素子と略す)からなる記憶装置におい
    て、 記憶制御部から複数の記憶素子への情報信号転送の場
    合、複数の記憶素子に情報信号を送出するためのクロッ
    クと一定の関係を持った信号を、情報信号の記憶素子へ
    の伝播ディレイとの時間的制約下で、記憶素子に対する
    クロックとして、情報信号と共に転送する手段と、 複数の記憶素子から記憶制御部への情報信号転送の場
    合、前記記憶素子に対するクロックと一定の関係を持っ
    た信号を、情報信号の記憶制御部への伝播ディレイとの
    時間的制約下で、情報信号を記憶制御部側で取り込むた
    めのクロックとして、情報信号と共に転送する手段と、
    を有することを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 記憶素子側に位相同期ループ回路(以
    下、PLL回路と略す)を備え、記憶制御部側から情報
    信号と共に転送される信号を前記PLL回路への参照信
    号とし、記憶素子に対するクロックの位相を情報信号の
    受信タイミングに合わせ込むことを特徴とする請求項1
    記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 記憶制御部側にPLL回路を備え、記憶
    素子側から情報信号と共に転送される信号を前記PLL
    回路への参照信号とし、情報信号を取り込むためのクロ
    ックの位相を情報信号の受信タイミングに合わせ込むこ
    とを特徴とする請求項1もしくは2記載の記憶装置。
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