JPH11265522A - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- JPH11265522A JPH11265522A JP10085017A JP8501798A JPH11265522A JP H11265522 A JPH11265522 A JP H11265522A JP 10085017 A JP10085017 A JP 10085017A JP 8501798 A JP8501798 A JP 8501798A JP H11265522 A JPH11265522 A JP H11265522A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- dielectric layer
- recording medium
- optical recording
- recording
- Prior art date
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オーバーライトによるマークエッジ歪を防止
し、高密度記録が行なえる相変化型光記録媒体を提供す
る。 【解決手段】 透明基板上に第1誘電体層、記録層、第
2誘電体層、半透過反射層、第3誘電体層、紫外線硬化
樹脂層を順次積層した相変化型光記録媒体であって、記
録層の結晶相部分の反射率をRc、記録層に記録される
アモリファス相記録マークの反射率をRa、結晶相部分
の吸収率をAc、アモルファス相記録マークの吸収率を
Aaとしたとき Rc>RaかつAc>Aa であることを特徴とする。
し、高密度記録が行なえる相変化型光記録媒体を提供す
る。 【解決手段】 透明基板上に第1誘電体層、記録層、第
2誘電体層、半透過反射層、第3誘電体層、紫外線硬化
樹脂層を順次積層した相変化型光記録媒体であって、記
録層の結晶相部分の反射率をRc、記録層に記録される
アモリファス相記録マークの反射率をRa、結晶相部分
の吸収率をAc、アモルファス相記録マークの吸収率を
Aaとしたとき Rc>RaかつAc>Aa であることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光記録媒体にレーザ
光を集光照射して、記録層材料に結晶相とアモルファス
相との可逆的相変化を生じさせて、情報の記録再生を行
う書換え可能な相変化型光記録媒体に関する。
光を集光照射して、記録層材料に結晶相とアモルファス
相との可逆的相変化を生じさせて、情報の記録再生を行
う書換え可能な相変化型光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の相変化型光記録媒体では、反射光
量差を利用して再生する場合、アモルファス相の反射率
を結晶相の反射率よりも小さくした光ディスクが用いら
れ、このため結晶相の吸収率がアモルファス相の吸収率
よりも小さくなっていた。このような特性をもつディス
クにオーバライトによりマークエッジ記録を行ったと
き、後述する吸収率差に起因したマークエッジの歪が発
生し、高密度記録を妨げていた。
量差を利用して再生する場合、アモルファス相の反射率
を結晶相の反射率よりも小さくした光ディスクが用いら
れ、このため結晶相の吸収率がアモルファス相の吸収率
よりも小さくなっていた。このような特性をもつディス
クにオーバライトによりマークエッジ記録を行ったと
き、後述する吸収率差に起因したマークエッジの歪が発
生し、高密度記録を妨げていた。
【0003】この問題を解決するために、相変化型光デ
ィスクの吸収率制御をほどこしたディスクとして、透明
基板/第1保護層(第1誘電体層)/記録層/第2保護
層(第2誘電体層)/反射層の層構成で、アモルファス
相記録マークの反射率Ra、結晶相の反射率をRc、ア
モルファス相記録マークの吸収率をAa、結晶相の吸収
率をAcとしたとき、Rc>RaならびにAc>Aaを
みたす相変化型光ディスクが特開平8−63781号に
開示されている。そして、この光ディスクによれば、オ
ーバライト時のマークエッジ歪が改善され、ジッターを
小さくし、高密度記録が可能であると記述されている。
しかし、この光ディスクは実際にはアモルファス相の反
射率Raが結晶相の反射率Rcよりも大きくなる(Rc
<Ra)ことから、実用上問題がある。これを図3によ
り説明する。
ィスクの吸収率制御をほどこしたディスクとして、透明
基板/第1保護層(第1誘電体層)/記録層/第2保護
層(第2誘電体層)/反射層の層構成で、アモルファス
相記録マークの反射率Ra、結晶相の反射率をRc、ア
モルファス相記録マークの吸収率をAa、結晶相の吸収
率をAcとしたとき、Rc>RaならびにAc>Aaを
みたす相変化型光ディスクが特開平8−63781号に
開示されている。そして、この光ディスクによれば、オ
ーバライト時のマークエッジ歪が改善され、ジッターを
小さくし、高密度記録が可能であると記述されている。
しかし、この光ディスクは実際にはアモルファス相の反
射率Raが結晶相の反射率Rcよりも大きくなる(Rc
<Ra)ことから、実用上問題がある。これを図3によ
り説明する。
【0004】図3は透明基板上に第1誘電体層、記録
層、第2誘電体層、反射層、紫外線硬化樹脂層(保護
層)を順次積層した相変化型光記録媒体である。従来技
術によれば、記録層のアモルファス相反射率Raを結晶
相反射率Rcよりも小さくなるように(Rc>Ra)各
層の膜厚が設定されていた。しかし、この光記録媒体に
おいては反射率変化による良好な再生信号が得られる反
面、反射層でほとんどの光が反射されてしまうため、光
学定数変化に伴う反射率差を大きくしようとすると、記
録膜の吸収率はアモルファス相に比べて結晶相の方が小
さくなってしまう(Ac<Aa)という欠点があった。
このため、通常結晶相の方がアモルファス相に比べて熱
伝導率が大きく、溶融に必要な潜熱も大きいのでオーバ
ライト時の位置が結晶相がアモルファス相かによって記
録膜の昇温状態に差が生じる。また、マークエッジに情
報を持たせるためにはエッジ形状を精度よく形成するこ
とが必要である。吸収率制御が不十分な記録膜では、オ
ーバライト信号がオーバライト前の信号成分によって変
調され、マークエッジ近傍でのエッジ形状歪が発生す
る。図5にその様子を示した。
層、第2誘電体層、反射層、紫外線硬化樹脂層(保護
層)を順次積層した相変化型光記録媒体である。従来技
術によれば、記録層のアモルファス相反射率Raを結晶
相反射率Rcよりも小さくなるように(Rc>Ra)各
層の膜厚が設定されていた。しかし、この光記録媒体に
おいては反射率変化による良好な再生信号が得られる反
面、反射層でほとんどの光が反射されてしまうため、光
学定数変化に伴う反射率差を大きくしようとすると、記
録膜の吸収率はアモルファス相に比べて結晶相の方が小
さくなってしまう(Ac<Aa)という欠点があった。
このため、通常結晶相の方がアモルファス相に比べて熱
伝導率が大きく、溶融に必要な潜熱も大きいのでオーバ
ライト時の位置が結晶相がアモルファス相かによって記
録膜の昇温状態に差が生じる。また、マークエッジに情
報を持たせるためにはエッジ形状を精度よく形成するこ
とが必要である。吸収率制御が不十分な記録膜では、オ
ーバライト信号がオーバライト前の信号成分によって変
調され、マークエッジ近傍でのエッジ形状歪が発生す
る。図5にその様子を示した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような不都合な現象(エッジ形状歪の発生など)がみ
られず、良好な記録が繰り返し行なえる相変化型光記録
媒体を提供することである。
のような不都合な現象(エッジ形状歪の発生など)がみ
られず、良好な記録が繰り返し行なえる相変化型光記録
媒体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一
に、透明基板上に第1誘電体層、記録層、第2誘電体
層、半透過性反射層、第3誘電体層、紫外線硬化樹脂層
が順次積層され、その記録層がレーザ光の照射を受けて
アモルファス相と結晶相とで可逆的相変化を生じて情報
の記録又は消去が行なわれる相変化型光記録媒体であっ
て、該記録層に記録されるアモルファス相記録マークの
反射率をRa、該記録層の結晶相部分の反射率をRc、
該アモルファス相記録マークの吸収率をAa、該結晶相
部分の吸収率をAcとしたとき、
に、透明基板上に第1誘電体層、記録層、第2誘電体
層、半透過性反射層、第3誘電体層、紫外線硬化樹脂層
が順次積層され、その記録層がレーザ光の照射を受けて
アモルファス相と結晶相とで可逆的相変化を生じて情報
の記録又は消去が行なわれる相変化型光記録媒体であっ
て、該記録層に記録されるアモルファス相記録マークの
反射率をRa、該記録層の結晶相部分の反射率をRc、
該アモルファス相記録マークの吸収率をAa、該結晶相
部分の吸収率をAcとしたとき、
【式1】Rc>RaかつAc≧Aa であることを特徴とする光記録媒体が提供される。
【0007】第二に、半透過性反射層が金属膜あるいは
半導体膜であることを特徴とする上記第一の光記録媒体
が提供される。第三に、半透過性反射層がその単膜での
透過率をTとしたとき、
半導体膜であることを特徴とする上記第一の光記録媒体
が提供される。第三に、半透過性反射層がその単膜での
透過率をTとしたとき、
【式2】20%≦T≦70% をみたすことを特徴とする上記第一又は第二の光記録媒
体が提供される。第四に、半透過性反射層がSiあるい
はGeの半導体膜であることを特徴とする上記第一、第
二又は第三の光記録媒体が提供される。第五に、第3誘
電体層の屈折率が紫外線硬化樹脂層の屈折率よりも大き
いことを特徴とする上記第一〜第四のいずれかの光記録
媒体が提供される。第六に、第1誘電体層、第2誘電体
層及び第3誘電体層として、ZnS−SiO2を、前記
記録層としてAgInSbTeを、前記半透過性反射層
としてSiをそれぞれ使用したことを特徴とする上記第
一〜第五のいずれかの光記録媒体が提供される。第七
に、記録層の厚さが10〜25nm、第1誘電体層の厚
さが250〜800nm、第2誘電体層の厚さが10〜
30nm、第3誘電体層の厚さが20〜200nm、半
透過性反射層の厚さが10〜200nmであることを特
徴とする上記第一〜第六のいずれかの光記録媒体が提供
される。
体が提供される。第四に、半透過性反射層がSiあるい
はGeの半導体膜であることを特徴とする上記第一、第
二又は第三の光記録媒体が提供される。第五に、第3誘
電体層の屈折率が紫外線硬化樹脂層の屈折率よりも大き
いことを特徴とする上記第一〜第四のいずれかの光記録
媒体が提供される。第六に、第1誘電体層、第2誘電体
層及び第3誘電体層として、ZnS−SiO2を、前記
記録層としてAgInSbTeを、前記半透過性反射層
としてSiをそれぞれ使用したことを特徴とする上記第
一〜第五のいずれかの光記録媒体が提供される。第七
に、記録層の厚さが10〜25nm、第1誘電体層の厚
さが250〜800nm、第2誘電体層の厚さが10〜
30nm、第3誘電体層の厚さが20〜200nm、半
透過性反射層の厚さが10〜200nmであることを特
徴とする上記第一〜第六のいずれかの光記録媒体が提供
される。
【0008】本発明の光記録媒体は、記録層の吸収率制
御を行なうため、図3の反射層に代えて半透過性反射層
と、その反射層上に第3の誘電体層を形成し5層構成に
して、アモルファス相記録マークと結晶相との反射光量
差による再生を行なってマークエッジ歪を防止し、高密
度記録を実現したものである。
御を行なうため、図3の反射層に代えて半透過性反射層
と、その反射層上に第3の誘電体層を形成し5層構成に
して、アモルファス相記録マークと結晶相との反射光量
差による再生を行なってマークエッジ歪を防止し、高密
度記録を実現したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明をさらに詳細に説明す
る。図1は本発明による一実施例を示したもので、相変
化型光記録媒体の反射率特性、吸収率特性を表わした図
である。図1において、結晶相からの反射率をRc、ア
モルファス相記録マークからの反射率をRa、記録膜の
結晶相吸収率をAc、アモルファス相記録マークの吸収
率をAaとした。そして、結晶相の反射率Rcをアモル
ファス相記録マークの反射率Raよりも大きくして、同
時に結晶相の吸収率をAcをアモルファス相記録マーク
の吸収率Aaよりも大きく設定してある。
る。図1は本発明による一実施例を示したもので、相変
化型光記録媒体の反射率特性、吸収率特性を表わした図
である。図1において、結晶相からの反射率をRc、ア
モルファス相記録マークからの反射率をRa、記録膜の
結晶相吸収率をAc、アモルファス相記録マークの吸収
率をAaとした。そして、結晶相の反射率Rcをアモル
ファス相記録マークの反射率Raよりも大きくして、同
時に結晶相の吸収率をAcをアモルファス相記録マーク
の吸収率Aaよりも大きく設定してある。
【0010】図2は本発明の相変化型光記録媒体の層構
成を表わした図で、透明基板1上に第1誘電体層2、記
録層3、第2誘電体層4、半透過性反射層5、第3誘電
体層6をスパッタにより順次形成した構成をとってい
る。第3誘電体体層上には保護層用として紫外線硬化樹
脂層7がスピンコートされている。
成を表わした図で、透明基板1上に第1誘電体層2、記
録層3、第2誘電体層4、半透過性反射層5、第3誘電
体層6をスパッタにより順次形成した構成をとってい
る。第3誘電体体層上には保護層用として紫外線硬化樹
脂層7がスピンコートされている。
【0011】透明基板はアクリル系やポリカーボネート
(PC)等のプラスチック基板もしくはガラス基板が使
用される。第1誘電体層、第2誘電体層、第3誘電体層
の材料は、ZnS−SiO2、ZnS、SiO2、TiO
2、AlN、Si3N4 などが使用される。
(PC)等のプラスチック基板もしくはガラス基板が使
用される。第1誘電体層、第2誘電体層、第3誘電体層
の材料は、ZnS−SiO2、ZnS、SiO2、TiO
2、AlN、Si3N4 などが使用される。
【0012】記録層としては、AgInSbTe系、G
eSbTe系、InSbTe系、InSe系、InTe
系、AsTeGe系、TeOx−GeSn系、TeSe
Sn系、SbSeBi系、BiSeGe系などのカルコ
ゲナイド系材料を用いることができる。
eSbTe系、InSbTe系、InSe系、InTe
系、AsTeGe系、TeOx−GeSn系、TeSe
Sn系、SbSeBi系、BiSeGe系などのカルコ
ゲナイド系材料を用いることができる。
【0013】半透過性反射層としては、熱伝導率の大き
い材料が好ましく、極薄の金属膜であり、Al−Ti合
金、Al、Au、Cu、Ag等の材料が使用されるか、
又は半導体膜としてSi、Ge等の材料を使用する。
い材料が好ましく、極薄の金属膜であり、Al−Ti合
金、Al、Au、Cu、Ag等の材料が使用されるか、
又は半導体膜としてSi、Ge等の材料を使用する。
【0014】半透過性反射層は、その層自体の(単膜に
おける)透過率をTとすると、20%≦T≦70%の範
囲となるように、材料と膜厚を設定することが重要であ
る。これは、透過率Tが20%より小さくなると反射光
量が増加し、本来の目的である吸収率制御ができなくな
り、逆に、透過率Tが70%より大きくなると透明膜に
近くなって、反射光が減少し、吸収率制御はできるもの
の、再生信号光が小さくなって実用的でなくなるためで
ある。
おける)透過率をTとすると、20%≦T≦70%の範
囲となるように、材料と膜厚を設定することが重要であ
る。これは、透過率Tが20%より小さくなると反射光
量が増加し、本来の目的である吸収率制御ができなくな
り、逆に、透過率Tが70%より大きくなると透明膜に
近くなって、反射光が減少し、吸収率制御はできるもの
の、再生信号光が小さくなって実用的でなくなるためで
ある。
【0015】半透過性反射層の他の機能として、冷却機
能があり、溶融した記録マークを急冷してアモルファス
化する。このため、熱伝導率、熱容量の大きいことが光
記録媒体の熱特性をより良好なものにする。上記の光学
特性をみたしつつ、熱特性のよい材料として金属材料
(例えばAu、Ag、Cuなど)、半導体材料が使用さ
れ、特に後者の半導体材料が使用がよく、これにはS
i、Geがあげられる。Siの熱伝導率はGeよりも大
きく、168W・m-1・k-1の値をもち、熱特性上好ま
しい。
能があり、溶融した記録マークを急冷してアモルファス
化する。このため、熱伝導率、熱容量の大きいことが光
記録媒体の熱特性をより良好なものにする。上記の光学
特性をみたしつつ、熱特性のよい材料として金属材料
(例えばAu、Ag、Cuなど)、半導体材料が使用さ
れ、特に後者の半導体材料が使用がよく、これにはS
i、Geがあげられる。Siの熱伝導率はGeよりも大
きく、168W・m-1・k-1の値をもち、熱特性上好ま
しい。
【0016】半導体薄膜の熱容量は、膜厚を厚くするこ
とにより、大きくすることができる。極薄金属膜を使用
した場合、その膜厚が所望の透過率をみたすためには、
10nm以下にする必要があるため、熱容量を大きくす
ることには限界がある。これに対して、Si半導体薄膜
を使用した場合、10nmから200nmの膜厚にして
も、透過率等の光学的特性は問題なく、熱容量を十分に
大きくすることができる。
とにより、大きくすることができる。極薄金属膜を使用
した場合、その膜厚が所望の透過率をみたすためには、
10nm以下にする必要があるため、熱容量を大きくす
ることには限界がある。これに対して、Si半導体薄膜
を使用した場合、10nmから200nmの膜厚にして
も、透過率等の光学的特性は問題なく、熱容量を十分に
大きくすることができる。
【0017】図1は図2の光記録媒体においてSiを半
透過性反射層として用いた場合の光学特性の実施例であ
る。具体的には、図1は、基板としてPC基板を用い、
第1誘電体層、第2誘電体層、第3誘電体層としてZn
S−SiO2 を、記録層としてAgInSbTeを、半
透過性反射層としてSiをそれぞれ使用し、第3誘導体
層の膜厚を変えたとき、光記録媒体の結晶相とアモルフ
ァス相の反射率及び吸収率を示した図である。一例とし
て例えば、AgInSbTe層の膜厚17nm、第1誘
電体の膜厚を200nm、第2誘電体の膜厚を18n
m、半透過性反射層Siの膜厚を40nmにすると、第
3誘電体層の膜厚が20nmから200nmの範囲で所
望の条件が実現される。図1によると、第3誘電体層の
膜厚を変えることによりAc/Aa(Ac>Aa)の値
を変化させることができる。このような光学的効果は、
半透過性反射層として、極薄金属膜や高屈折率の半透過
性材料を使用したときに実現される。
透過性反射層として用いた場合の光学特性の実施例であ
る。具体的には、図1は、基板としてPC基板を用い、
第1誘電体層、第2誘電体層、第3誘電体層としてZn
S−SiO2 を、記録層としてAgInSbTeを、半
透過性反射層としてSiをそれぞれ使用し、第3誘導体
層の膜厚を変えたとき、光記録媒体の結晶相とアモルフ
ァス相の反射率及び吸収率を示した図である。一例とし
て例えば、AgInSbTe層の膜厚17nm、第1誘
電体の膜厚を200nm、第2誘電体の膜厚を18n
m、半透過性反射層Siの膜厚を40nmにすると、第
3誘電体層の膜厚が20nmから200nmの範囲で所
望の条件が実現される。図1によると、第3誘電体層の
膜厚を変えることによりAc/Aa(Ac>Aa)の値
を変化させることができる。このような光学的効果は、
半透過性反射層として、極薄金属膜や高屈折率の半透過
性材料を使用したときに実現される。
【0018】第3誘電体層の上の保護膜としては屈折率
1.5程度の紫外線硬化樹脂層を使用するのがよく、ま
た、第3誘導体層との上述した光学的な効果を大きくす
るために、第3誘導体層の屈折率は紫外線硬化樹脂層の
屈折率1.5より大きくする必要がある。第3誘導体層
の屈折率ηが1.5より大きい誘電体材料として、Zn
S−SiO2(η=2.1)、Al2O3(=1.7)、
AlN(η=2.0)、TiO2(η=2.8)を使用
することができる。
1.5程度の紫外線硬化樹脂層を使用するのがよく、ま
た、第3誘導体層との上述した光学的な効果を大きくす
るために、第3誘導体層の屈折率は紫外線硬化樹脂層の
屈折率1.5より大きくする必要がある。第3誘導体層
の屈折率ηが1.5より大きい誘電体材料として、Zn
S−SiO2(η=2.1)、Al2O3(=1.7)、
AlN(η=2.0)、TiO2(η=2.8)を使用
することができる。
【0019】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれに限定されない。
説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0020】実施例1 案内溝を設けた清浄なポリカーボネート基板上に厚さ2
00nmのZnS−SiO2 からなる第1誘電体層、厚
さ17nmのAgInSbTe記録層、厚さ18nmの
ZnS−SiO2 からなる第2誘電体層、厚さ40nm
のSiからなる半透過性反射層、厚さ160nmのZn
S−SiO2 からなる第3誘電体層を順次スパッタリン
グ法により成膜し、ついで反射層表面を紫外線硬化樹脂
でスピンコートした後、初期化処理を行って相変化型光
記録媒体を作成した。こうして作成した光ディスクを線
速8m/sで回転させ、トラック上に40MHzの信号
をオーバライトした。このときの光学系は波長λ=63
5nm、対物レンズNA=0.6で、レーザーパワーは
消去パワー6mW、記録パワー12mWに設定した。そ
のときの記録波形を図4に示す。オーバライト時の再生
信号ジッタの値として、初期のジッタ値と同じ程度の値
が得られ、良好なオーバライトジッタ特性が実現した。
00nmのZnS−SiO2 からなる第1誘電体層、厚
さ17nmのAgInSbTe記録層、厚さ18nmの
ZnS−SiO2 からなる第2誘電体層、厚さ40nm
のSiからなる半透過性反射層、厚さ160nmのZn
S−SiO2 からなる第3誘電体層を順次スパッタリン
グ法により成膜し、ついで反射層表面を紫外線硬化樹脂
でスピンコートした後、初期化処理を行って相変化型光
記録媒体を作成した。こうして作成した光ディスクを線
速8m/sで回転させ、トラック上に40MHzの信号
をオーバライトした。このときの光学系は波長λ=63
5nm、対物レンズNA=0.6で、レーザーパワーは
消去パワー6mW、記録パワー12mWに設定した。そ
のときの記録波形を図4に示す。オーバライト時の再生
信号ジッタの値として、初期のジッタ値と同じ程度の値
が得られ、良好なオーバライトジッタ特性が実現した。
【0021】
【発明の効果】(1)請求項1の発明によれば、半透過
性反射層と第3誘電体層を用いて、結晶相の吸収率Ac
をアモルファス相記録マークの吸収率Aaよりも大きく
し、かつ結晶相の反射率Rcが記録マークの反射率Ra
よりも大きくなっているので、オーバライト時のマーク
形状歪を抑え、再生信号のジッタを小さくでき、高密度
記録が実現できる。 (2)請求項2、3、4の発明によれば、半透過性反射
層に金属膜あるいは半導体膜を用い熱的、光学的特性を
向上させているので、より効果的に吸収率制御が実現さ
れ、高密度記録が可能となる。 (3)請求項5の発明によれば、第3誘電体層の屈折率
を紫外線硬化樹脂層の屈折率よりも大きくしているの
で、光学的効果が大きくなり、Ac/Aa(Ac>A
a)を効率的に可変制御することができる。 (4)請求項6、7の発明によれば、記録層にAgIn
SbTeを使用しているので消去特性にすぐれ、かつ吸
収率制御が効果的に行われる層構成、膜厚を設定してい
るため、オーバライト時の再生信号ジッタを小さく抑え
ることができ、高密度記録が実現できる。
性反射層と第3誘電体層を用いて、結晶相の吸収率Ac
をアモルファス相記録マークの吸収率Aaよりも大きく
し、かつ結晶相の反射率Rcが記録マークの反射率Ra
よりも大きくなっているので、オーバライト時のマーク
形状歪を抑え、再生信号のジッタを小さくでき、高密度
記録が実現できる。 (2)請求項2、3、4の発明によれば、半透過性反射
層に金属膜あるいは半導体膜を用い熱的、光学的特性を
向上させているので、より効果的に吸収率制御が実現さ
れ、高密度記録が可能となる。 (3)請求項5の発明によれば、第3誘電体層の屈折率
を紫外線硬化樹脂層の屈折率よりも大きくしているの
で、光学的効果が大きくなり、Ac/Aa(Ac>A
a)を効率的に可変制御することができる。 (4)請求項6、7の発明によれば、記録層にAgIn
SbTeを使用しているので消去特性にすぐれ、かつ吸
収率制御が効果的に行われる層構成、膜厚を設定してい
るため、オーバライト時の再生信号ジッタを小さく抑え
ることができ、高密度記録が実現できる。
【図1】本発明の相変化型光記録媒体の反射率及び吸収
率特性を表わした図。
率特性を表わした図。
【図2】本発明の相変化型光記録媒体の一例の層構成を
表わした図。
表わした図。
【図3】従来の相変化型光記録媒体の一例の層構成を表
わした図。
わした図。
【図4】オーバライト時の信号を表わした図。
【図5】マークエッジ近傍でエッジ形状歪が発生するこ
との説明図。
との説明図。
1 透明基板 2 第1誘電体層 3 記録層 4 第2誘電体層 5 半透過性反射層 6 第3誘電体層 7 紫外線硬化樹脂層
Claims (7)
- 【請求項1】 透明基板上に第1誘電体層、記録層、第
2誘電体層、半透過性反射層、第3誘電体層、紫外線硬
化樹脂層が順次積層され、その記録層がレーザ光の照射
を受けてアモルファス相と結晶相とで可逆的相変化を生
じて情報の記録又は消去が行なわれる相変化型光記録媒
体であって、該記録層に記録されるアモルファス相記録
マークの反射率をRa、該記録層の結晶相部分の反射率
をRc、該アモルファス相記録マークの吸収率をAa、
該結晶相部分の吸収率をAcとしたとき、 【式1】Rc>RaかつAc≧Aa であることを特徴とする光記録媒体。 - 【請求項2】 前記半透過性反射層が金属膜あるいは半
導体膜であることを特徴とする請求項1記載の光記録媒
体。 - 【請求項3】 前記半透過性反射層がその単膜での透過
率をTとしたとき、 【式2】20%≦T≦70% をみたすことを特徴とする請求項1又は2記載の光記録
媒体。 - 【請求項4】 前記半透過性反射層がSiあるいはGe
の半導体膜であることを特徴とする請求項1、2又は3
記載の光記録媒体。 - 【請求項5】 前記第3誘電体層の屈折率が紫外線硬化
樹脂層の屈折率よりも大きいことを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載の光記録媒体。 - 【請求項6】 前記第1誘電体層、第2誘電体層及び第
3誘電体層として、ZnS−SiO2を、前記記録層と
してAgInSbTeを、前記半透過性反射層としてS
iをそれぞれ使用したことを特徴とする請求項1〜5の
いずれかに記載の光記録媒体。 - 【請求項7】 前記記録層の厚さが10〜25nm、前
記第1誘電体層の厚さが250〜800nm、前記第2
誘電体層の厚さが10〜30nm、前記第3誘電体層の
厚さが20〜200nm、前記半透過性反射層の厚さが
10〜200nmであることを特徴とする請求項1〜6
のいずれかに記載の光記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10085017A JPH11265522A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10085017A JPH11265522A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 光記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11265522A true JPH11265522A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13846977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10085017A Pending JPH11265522A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11265522A (ja) |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP10085017A patent/JPH11265522A/ja active Pending
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Legal Events
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