JPH11265931A - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH11265931A
JPH11265931A JP10324533A JP32453398A JPH11265931A JP H11265931 A JPH11265931 A JP H11265931A JP 10324533 A JP10324533 A JP 10324533A JP 32453398 A JP32453398 A JP 32453398A JP H11265931 A JPH11265931 A JP H11265931A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温のプロセスにおいてもOリングの変質を
抑え、また面内均一性の高い真空処理を行うこと。 【解決手段】 冷媒流路32が設けられた冷却部31の
上面にOリング33を介して2枚の中間誘電体プレ−ト
4A,4Bを設け、この上に誘電体プレ−ト5を設け
る。これら誘電体プレ−ト4、4B、5には、夫々表面
部に電極41、51が埋設され、内部にヒ−タ42、5
2が埋設されている。中間誘電体プレ−ト4A、4B同
士及び、中間誘電体プレ−ト4Bと誘電体プレ−ト5と
は静電吸着力により接合されているので、接合部分にお
いて両者間に形成される真空雰囲気の隙間は無くなるか
又は小さくなる。このため熱伝導が面内において均一に
なると共に、Oリング33の接触する中間誘電体プレ−
ト4Aの裏面側は200℃以下となるのでOリングの熱
による変質が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハ等の被処理基板を載置台に静電吸着させて真空処理を
行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハに集積回路を形成する工程
として、成膜やエッチングなどを行うために真空中で処
理する工程がある。このような真空処理はウエハWを真
空チャンバ内の載置台に載置させて行われるが、載置台
に設けられた温調手段によりウエハを所定の温度に均一
に維持させるためには、ウエハを載置台に押し付けるこ
とが必要である。真空中では真空チャックを使用できな
いため、例えば静電気力でウエハを載置台表面に吸着保
持する静電チャックが使用されている。
【0003】図13に真空処理装置としてECR(電子
サイクロトロン共鳴)を利用したプラズマ処理装置を例
にとって、載置台も含めた全体の概略構成を示す。この
真空処理装置は、プラズマ生成室1A内に例えば2.4
5GHzのマイクロ波を導波管11を介して供給すると
共に、例えば875ガウスの磁界を電磁コイル12によ
り印加して、マイクロ波と磁界との相互作用でプラズマ
生成用ガス例えばArガスやO2 ガスを高密度プラズマ
化し、このプラズマにより成膜室1B内に導入された反
応性ガス例えばSiH4 ガスを活性化させて半導体ウエ
ハW表面に薄膜を形成するものである。
【0004】ここで載置台10について説明すると、載
置台10は例えばアルミニウムからなる載置台本体13
の上面に、例えばバイトン、カルレッツ等の樹脂製のO
リング14を介して誘電体プレ−ト15を設けて構成さ
れている。この誘電体プレ−ト15は、その内部の表面
近傍に例えばタングステンからなる金属電極16が設け
られており、表面部が静電チャックとして構成されてい
る。また前記載置台本体13内には冷媒流路17が設け
られると共に、誘電体プレ−ト15内には例えばタング
ステンの電極からなるヒ−タ18が設けられている。
【0005】前記載置台本体13の表面と誘電体プレ−
ト15の裏面とは共に完全な平坦面ではないので、両者
を単に重ねただけでは両者の間にはわずかな隙間が形成
されることになるが、この載置台10は真空中に置かれ
るため、この隙間が断熱領域となってしまう。このため
既述のようにOリング14を介在させ、Oリング14に
より閉じ込められた領域にHeガスを供給して均一な熱
伝導を確保するようにしている。
【0006】このような載置台10は、既述のようにウ
エハWを静電気力で載置面上に吸着保持するものである
が、ウエハWを所定温度に加熱するという役割をも果た
しており、冷媒を冷媒流路17に通流させることにより
載置台本体13の表面を150℃に調整して基準温度を
得、ヒ−タ18との組み合わせによりウエハを常に一定
温度にコントロ−ルしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の載置台10で
は、載置台本体13と誘電体プレ−ト15の間にOリン
グ14が設けられているが、このOリング14は樹脂製
であって耐熱温度がせいぜい200℃であるため、それ
以上の温度になると変質してしまい、気密性を保持でき
なくなってしまう。従ってOリング14と接触する誘電
体プレ−ト15の裏面側を200℃以上にすることはで
きない。
【0008】ところで近年デバイスの動作についてより
一層の高速化を図るために、層間絶縁膜をSiO2 膜よ
りも比誘電率が低いSiOF膜又はCFx膜により形成
することが進められている。このSiOF膜又はCFx
膜も上述のECRプラズマ装置において成膜できるが、
処理はSiO2 膜よりも高温で行なわれ、プロセス中の
誘電体プレ−ト15の表面は320〜400℃程度の温
度にすることが要求される。
【0009】ここで前記誘電体プレ−ト15は焼結体で
あるため厚さの大きいものを製造することは困難であ
り、厚くてもせいぜい十数mm程度が限度である。この
程度の厚さでは、仮に誘電体プレ−ト15の表面が32
0℃程度になるまで加熱すると、当該プレ−ト15の裏
面側の温度は300℃程度になってしまうので、このよ
うな高温プロセスでは上述の載置台10を用いることが
できない。
【0010】本発明は、このような事情の下になされた
ものであり、その目的は、高温のプロセスにおいても載
置台に設けられたOリングの変質を抑え、また面内均一
性の高い真空処理を行うことができる真空処理装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、真空
室と、この真空室内に設けられた被処理基板の載置台と
を備え、誘電体プレ−トに加熱手段と被処理基板吸着用
の静電チャックを構成するための電極とを設け、この誘
電体プレ−トを冷却手段を備えた載置台本体の上に設け
て前記載置台を構成した真空処理装置において、前記載
置台本体の表面にリング状の樹脂製シ−ル材を介して接
合され、静電チャックを構成するための電極が表面部に
埋め込まれた中間誘電体プレ−トと、前記シ−ル材で囲
まれた領域に熱伝導用の気体を供給するための手段とを
備え、前記中間誘電体プレ−トの表面に、当該中間誘電
体プレ−トの静電チャックによる静電気力により前記誘
電体プレ−トを接合したことを特徴とする。この際前記
中間誘電体プレ−トは複数枚設けてもよいし、前記中間
誘電体プレ−トに加熱手段を設けてもよい。
【0012】また本発明は、真空室と、この真空室内に
設けられた被処理基板の載置台とを備え、誘電体プレ−
トに加熱手段と被処理基板吸着用の静電チャックを構成
するための電極とを設け、この誘電体プレ−トを冷却手
段を備えた載置台本体の上に設けて前記載置台を構成し
た真空処理装置において、前記載置台本体と誘電体プレ
−トとの間に設けられた中間誘電体プレ−トと、前記中
間誘電体プレ−トと誘電体プレ−トとの接合面に熱伝導
用の気体を供給するための手段とを備え、前記中間誘電
体プレ−トと誘電体プレ−トとの接合面に熱伝導用の気
体を供給し、当該接合面内の前記熱伝導用の気体の圧力
を調整することにより、前記中間誘電体プレ−トと誘電
体プレ−トとの間の熱伝導度を制御することを特徴とす
る。
【0013】この際前記中間誘電体プレ−トと誘電体プ
レ−トとの接合面に凹凸が形成され、これにより前記中
間誘電体プレ−トと誘電体プレ−トとの接合面に形成さ
れた隙間に熱伝導用の気体が供給されるようにしてもよ
い。また前記中間誘電体プレ−トに静電チャックを構成
するための電極が埋め込み、前記中間誘電体プレ−トと
誘電体プレ−トとを静電チャックの静電気力により接合
するようにしてもよい。
【0014】さらに本発明は、真空室と、この真空室内
に設けられた被処理基板の載置台とを備え、誘電体プレ
−トに加熱手段と被処理基板吸着用の静電チャックを構
成するための電極とを設け、この誘電体プレ−トを冷却
手段を備えた冷却部の上に設けて前記載置台を構成した
真空処理装置において、前記誘電体プレ−トの被処理基
板の載置面と反対の面側に設けられ、静電チャックを構
成するための電極が埋め込まれた中間誘電体プレ−トを
備え、前記中間誘電体プレ−トと冷却部とを静電チャッ
クの静電気力により接合したことを特徴とする。
【0015】ここで本発明においては前記冷却部と中間
誘電体プレ−トとの接合面に熱伝導用の気体を供給し、
当該接合面内の前記熱伝導用の気体の圧力を調整するこ
とにより、前記冷却部と中間誘電体プレ−トとの間の熱
伝導度を制御するようにしてもよいし、誘電体プレ−ト
と中間誘電体プレ−トとの間に導電性プレ−トを設け、
さらにこれらの接合面に熱伝導用の気体を供給し、当該
接合面内の前記熱伝導用の気体の圧力を調整することに
より、前記中間誘電体プレ−トと導電性プレ−トとの間
の熱伝導度を制御するようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1の実施の形態
について説明するが、本実施の形態は真空処理装置にお
いて、静電チャック用電極と加熱手段とを埋め込んだ誘
電体プレ−トとリング状の樹脂製シ−ル材との間に、静
電チャック用の電極が埋め込まれた中間誘電体プレ−ト
を介在させ、この中間誘電体プレ−トと前記誘電体プレ
−トとを静電気力により接合させることにより、中間誘
電体プレ−トと誘電体プレ−トとの熱伝導の面内均一性
を向上させながら、加熱手段とシ−ル材との間を熱的に
分離し、高温のプロセスにおいてもシ−ル材が熱により
変質しないようにするものである。
【0017】図1は本発明を真空処理装置例えばECR
プラズマ装置に適用した実施の形態を示す概略断面図で
あり、図2は被処理基板例えば半導体ウエハ(以下ウエ
ハという)の載置台を示す断面図である。先ずECRプ
ラズマ装置の全体構成について簡単に説明すると、この
装置は真空容器2の上部側のプラズマ室21内に、高周
波電源部20よりの例えば2.45GHzのマイクロ波
Mを導波管22から透過窓23を介して導くと共に、プ
ラズマガス用ノズル24からプラズマ室21内にArガ
スやO2 ガス等のプラズマガスを供給し、更にプラズマ
室21の外側に設けた電磁コイル25により磁界Bを印
加して電子サイクロトロン共鳴を発生させるように構成
されている。また真空容器2の下部側の反応室26にお
いては、反応性ガスノズル27が突入されて反応性ガス
供給部28を介して反応性ガスが供給されるように構成
されている。また反応室26の底部には排気管29が接
続されている。
【0018】そして反応室26の内部には、被処理基板
であるウエハを保持するための載置台3が昇降自在に設
けられている。この載置台3は、例えば冷却部31の上
に1枚以上例えば2枚の中間誘電体プレ−ト4A,4B
を積層して設け、この上面にウエハW載置用の誘電体プ
レ−ト5を設けて構成されている。なお前記誘電体とは
一般にいう絶縁体の他に半導体をも含むものである。こ
のような載置台3は円柱状の支持部材33の上部に設け
られており、前記支持部材33は真空容器2の底壁Tを
貫通するように設けられていて、真空容器2に対して気
密性を保持しつつ昇降できるように構成されている。
【0019】続いて載置台3の詳細について図2により
説明する。前記冷却部31は例えばアルミニウムにより
構成され、内部に冷媒を通流させるための冷媒流路32
が設けられている。この冷媒は例えば150℃に正確に
温度調整されて、冷却部31の表面を均一な基準温度面
とする役割を果たしている。この冷却部31の上面には
例えばバイトン、カルレッツ等の樹脂により構成された
樹脂製シ−ル材をなすOリング33を介して第1の中間
誘電体プレ−ト4Aと第2の中間誘電体プレ−ト4Bと
が積層して設けられている。
【0020】この両プレ−ト4A、4B間のOリング3
3により囲まれた気密な領域には、真空雰囲気に対して
陽圧例えば200Torrの圧力をかけた状態で熱伝導
ガス例えばHe(ヘリウム)ガスが封入されている。こ
のHeガスは冷却部31と第1の中間誘電体プレ−ト4
Aとの間において熱を均一に伝導する役割を果たしてい
る。
【0021】前記各誘電体プレ−ト4A、4B、5は、
例えばいずれもAlN(窒化アルミニウム)等の誘電体
により構成され、例えば厚さ15mm、直径196〜2
05mm(8インチのウエハを処理する場合)の円形状
に成形されている。これら誘電体プレ−ト4A、4B、
5には、表面側に近い位置に例えばタングステン箔より
なる静電チャック用の電極41(51)が埋設されて表
面部が静電チャックとして構成されると共に、さらにそ
の内部に加熱手段である抵抗発熱体よりなるヒ−タ42
(52)が埋設されている。
【0022】前記電極41(51)及びヒ−タ42(5
2)については図示の便宜上略解的に記載してあるが、
実際には図3にて誘電体プレ−ト5を代表して示すよう
に、電極51(51a,51b)は例えば双極であり、
これらの電極51には給電線53によりスイッチ54を
介して静電チャック用の直流電源55が接続されてい
る。さらに電極51にはウエハWにイオンを引き込むた
めのバイアス電圧を印加するように高周波電源部56も
接続されている。またヒ−タ52を構成する抵抗発熱体
の両端には夫々給電線57が接続されており、この給電
線57を介して電源部58が接続されている。なお給電
線53、57は夫々筒状体53a、57a内に挿入され
ている。また誘電体プレ−ト5の裏面側(第2の中間誘
電体プレ−ト4B側)の表面に近い位置には、便宜上図
示はしていないが、第2の中間誘電体プレ−ト4Bの電
極41の対向電極が埋設されており、この対向電極には
図示しない静電チャック用の直流電源が接続されてい
る。同様に第2の中間誘電体プレ−ト4Bの裏面側(第
1の中間誘電体プレ−ト4A側)の表面に近い位置に
は、第1の中間誘電体プレ−ト4Aの電極41の対向電
極が埋設されている。これにより誘電体プレ−ト5と第
2の中間誘電体プレ−ト4Bとの間、及び第2の中間誘
電体プレ−ト4Bと第1の中間誘電体プレ−ト4Aとの
間では静電気力が発生し、静電吸着が行われるが、仮に
誘電体プレ−ト5や第2の中間誘電体プレ−ト4Bの裏
面側に対向電極を設けない場合であっても、これらのプ
レ−トにヒ−タ52,42が設けられているので、この
ヒ−タ52,42と電極41とにより静電吸着が行われ
る。
【0023】このような載置台3は、冷却部31と第1
及び第2の中間誘電体プレ−ト4A、4Bを貫通して誘
電体プレ−ト5の下部側に至るように、各部材の周縁領
域例えば電極41、51の外側の領域に形成された図示
しないネジ孔にネジ36を螺合させることにより、各部
材がネジ止めによって着脱自在に接合されるように構成
されている。
【0024】続いて上述の実施の形態の作用について、
ウエハW上に層間絶縁膜であるSiOF膜を成膜する場
合を例にとって説明する。先ず図示しないロ−ドロック
室から図示しない搬送ア−ムにより、ウエハWの受け渡
し位置にある載置台3の誘電体プレ−ト5上に、載置台
3に内蔵された図示しないリフトピンとの協動作用によ
りウエハWを受け渡し、ウエハWを当該誘電体プレ−ト
5上に静電吸着させる。このとき電極41の印加電圧は
例えば1.5kVであり、電極51の印加電圧は例えば
1.5kVである。
【0025】続いて載置台3を支持部材33によりプロ
セス位置まで上昇させ、冷却手段である冷媒流路32の
冷媒及びヒ−タ42、52の組み合わせによりウエハW
の温度を所定の温度例えば340℃に加熱する。一方排
気管29により真空容器2内を所定の真空度に維持しな
がら、プラズマガス用ノズル24からプラズマガス例え
ばArガス及びO2 ガスと、反応性ガス用ノズル27か
ら反応性ガス例えばSiH4 ガス、O2 ガス、SiF4
ガスとを夫々所定の流量で導入する。そして反応室26
内に流れ込んだプラズマイオンにより前記反応性ガスを
活性化させてウエハW上にSiOF膜を生成する。
【0026】この際載置台3では、図4に示すように、
冷却部31の表面は冷媒により150℃に調整されてお
り、第1の中間誘電体プレ−ト4Aの表面はヒ−タ42
により例えば200℃程度、第2の中間誘電体プレ−ト
4Bの表面はヒ−タ42により例えば270℃程度、誘
電体プレ−ト5の表面はヒ−タ52により例えば340
℃程度に調整されている。
【0027】ここで冷却部31と第1の中間誘電体プレ
−ト4Aとの間にはOリング33が設けられており、既
述のようにHeガスにより均一に熱が伝導されている
が、第1の中間誘電体プレ−ト4Aと第2の中間誘電体
プレ−ト4Bとの間、第2の中間誘電体プレ−ト4Bと
誘電体プレ−ト5との間では、誘電体プレ−トが200
℃以上の温度となるのでOリング33は用いることがで
きず、誘電体プレ−ト同士の面接触により熱が伝導され
ている。
【0028】この際各誘電体プレ−トはネジ止めにより
接合されているが、誘電体プレ−トの表面は完全な平坦
面ではないので、例えば図5(a)に第1及び第2の中
間誘電体プレ−ト4A、4Bを代表して示すように、両
者の間にはわずかな隙間が形成されており、周縁領域を
ネジ止めしているため、中央領域の接合力は周縁領域に
比べて弱くなり、中央領域ではこの隙間が大きくなって
しまう。
【0029】ところが本実施の形態では、第1及び第2
の中間誘電体プレ−ト4A、4Bの間と、第2の誘電体
プレ−ト4Bと誘電体プレ−ト5との間を静電吸着力に
より接合させているので、例えば図5(b)に示すよう
に、中間誘電体プレ−ト4A、4Bが静電力により互い
に引き付けられ、当該プレ−ト4A、4B間に存在する
隙間が小さくなる。
【0030】ここで誘電体プレ−ト4A、4B、5の接
合部分における隙間は真空雰囲気であるため、この部分
では熱はほとんど伝導されず、従って接触している部位
と接触していない部位との間で熱伝導の面内均一性が悪
くなる。このため隙間が小さいと熱伝導の面内均一性が
高くなり、この結果誘電体プレ−ト5の表面の温度の均
一化が図られ、面内均一性の高い真空処理を行うことが
できる。
【0031】また各誘電体プレ−ト4A、4B、5をネ
ジ止めにより接合した場合には、周縁領域ではネジ止め
により大きな接合力が得られ、ネジ33よりも内側であ
って電極41、51が設けられている中央領域では静電
吸着力による大きな接合力が得られるので、面内全体に
亘って大きな接合力が得られる。これにより各誘電体プ
レ−ト4A、4B、5の接合部分の隙間が面内に亘って
小さいものとなり、熱伝導の面内均一性が高くなる。こ
のようにネジ止めによる接合はより有効であると考えら
れるが、本実施の形態においてはネジ止めによる接合は
必ずしも必要な構成ではない。
【0032】さらに第1及び第2の中間誘電体プレ−ト
4A、4Bと誘電体プレ−ト5に夫々ヒ−タ42、52
を設け、各誘電体プレ−ト4A、4B、5を独立して温
度コントロ−ルを行っているため、各プレ−ト間の熱伝
導が均一になりやすい。何故ならプレ−トの接合面には
隙間の存在する部位と接触している部位とがあって熱の
伝わり方を完全に均一にすることはできないが、プレ−
ト自体に内蔵されているヒ−タによりある程度各プレ−
トの表面(裏面)の温度の均一化が図られているため、
プレ−ト間の温度勾配つまり接合部分の対向している面
同士の温度勾配を制御できる。このため前記温度勾配を
小さくすることにより熱の伝わり方の差を小さく抑える
ことができるので、この結果熱伝導の面内均一性を高
め、面内均一性の高い真空処理を行うことができる。
【0033】さらにまた誘電体プレ−ト5のみにヒ−タ
52を設けると、誘電体プレ−ト5の表面を所定の温度
まで上昇させようとしても、当該誘電体プレ−ト5と中
間誘電体プレ−ト4A、4Bとの温度勾配が大きいの
で、誘電体プレ−ト4B等へ伝導していく熱量が多く、
なかなか誘電体プレ−ト5の表面の温度が上昇しない
が、中間誘電体プレ−ト4A、4Bにもヒ−タ42を設
けて所定の温度まで加熱するようにすれば、初期段階に
おいても誘電体プレ−ト5と第2の中間誘電体プレ−ト
4Bとの温度勾配が小さくなるので、その分当該プレ−
ト4Bへ伝導していく熱量が減り、この結果誘電体プレ
−ト5が所定の温度に安定するまでの時間が短縮され
る。従って上述実施の形態のように中間誘電体プレ−ト
4A、4Bにもヒ−タ42を設けることは有効である。
【0034】このように本実施の形態の載置台3では、
Oリング33とウエハWとの間に第1及び第2の中間誘
電体プレ−ト4A、4Bと誘電体プレ−ト5を介在さ
せ、各誘電体プレ−トの温度をウエハWに近付くに連れ
て高くなるように制御することにより、Oリング33と
ウエハWとの間の温度差を大きくとることができる。こ
の際載置台3では誘電体プレ−ト5から冷却部31に向
けて温度が低くなるように温度勾配があるので、各誘電
体プレ−トでは表面側よりも裏面側の方が温度が低くな
っている。
【0035】従ってウエハWの載置面を340℃と30
0℃以上の温度としながらもOリング33と接触する中
間誘電体プレ−ト4Aの温度は200℃以下とすること
ができる。これによりOリング33は200℃以下の面
と150℃の面(冷却部31の表面)との間に介在する
ことになるので、Oリング33自身は200℃よりもか
なり低い温度になり、Oリング33の変質を防止するこ
とができ、この結果気密性を保持できる。
【0036】なお上述の第1及び第2の中間誘電体プレ
−ト4A、4B間の接合を、従来の装置において誘電体
プレ−ト5と冷却部31との間に適用する構成(第1及
び第2の中間誘電体プレ−ト4A、4Bを用いない構
成)とすると、冷却部31の表面のいわば装置の温度の
基準となる150℃程度の基準冷却面に、直接300℃
以上の温度の誘電体プレ−ト5が接合されることにな
る。従って誘電体プレ−ト5から基準冷却面に直接大き
な熱量が伝わってしまうので、当該基準冷却面の温度均
一性が崩れ、温度調整が行いにくいという不都合が生じ
る。
【0037】また本発明の真空処理装置では、中間誘電
体プレ−ト同士の接合面のいずれか一方あるいは、中間
誘電体プレ−トと誘電体プレ−トの接合面のいずれか一
方に、例えば図6に示すような凹凸加工を施すようにし
てもよい。このような構成では、凹部は真空雰囲気の隙
間となるので、この部分での熱伝導はほとんど起こらな
いため、熱伝導の程度を制御することができる。例えば
各誘電体プレ−トをネジ止めにより接合した場合には、
ネジ止めした領域の方が接合力が強くて熱伝導率が大き
くなるが、この場合例えばネジ止めした領域以外の領域
では凸部の面積を大きくすることにより、面内における
熱伝導率を均一にすることができる。
【0038】続いて本発明の第2の実施の形態について
図7により説明する。本実施の形態が上述の実施の形態
と異なる点は、載置台6において、冷却部31とウエハ
W載置用の誘電体プレ−ト5との間に中間誘電体プレ−
ト60を設け、この中間誘電体プレ−ト60と誘電体プ
レ−ト5との間の隙間に熱伝導ガス例えばHeガスを充
填し、このHeガスの圧力を調整することにより両者の
間の熱伝導度を調整して誘電体プレ−ト5の温度を制御
し、結果としてウエハWの温度を制御するようにしたこ
とである。本実施の形態の載置台6を具体的に説明する
と、冷却部31と誘電体プレ−ト5との間に設けられた
中間誘電体プレ−ト60の誘電体プレ−ト5と接合する
面のほぼ全面には例えば四角柱形状の凹部61aが多数
形成されており、こうして当該接合面に凹凸が形成さ
れ、これにより中間誘電体プレ−ト60と誘電体プレ−
ト5との間には隙間が形成されることとなる。ここで中
間誘電体プレ−ト60と誘電体プレ−ト5とは凸部61
bの上面を介して接合されるが、この接合部分の面積は
誘電体プレ−ト5と冷却部31の温度差に応じて決定さ
れ、例えば誘電体プレ−ト5の接合面の面積の20%〜
50%程度に設定される。また中間誘電体プレ−ト60
の内部には通気室62が形成されており、この通気室6
2と前記凹部61aのいくつかとは通気管63により連
通されている。
【0039】さらに例えば通気室62の底部には例えば
載置台6の中央部から下側に向けて伸びるガス供給管6
4が接続されており、このガス供給管64の他端側は載
置台6の外部において、バルブV1,圧力調整バルブV
2を介してHeガス供給源65に接続されている。この
際圧力調整バルブV2は、例えば圧力調整バルブV2と
Heガス供給源65との間のガス供給管64内の圧力を
圧力計66により検出し、この検出値に基づいて圧力コ
ントロ−ラ67により開度が調整されるように構成され
ている。本実施の形態では、Heガス供給源65やガス
供給管64、通気室62や通気管63により誘電体プレ
−ト5と中間誘電体プレ−ト60との隙間にHeガスを
供給する手段が構成されている。
【0040】このような中間誘電体プレ−ト60は、第
1の実施の形態の中間誘電体プレ−ト4A,4Bと同様
に表面側に近い位置に静電チャック用の電極68が埋設
されて表面部が静電チャックとして構成されており、こ
うして中間誘電体プレ−ト60と誘電体プレ−ト5とは
静電チャックにより接合されている。
【0041】また誘電体プレ−ト5のウエハWが載置さ
れる表面は鏡面加工されており、冷却部31と中間誘電
体プレ−ト60と誘電体プレ−ト5とは、上述の実施の
形態の載置台3と同様にネジ36により周縁領域を着脱
自在に接合されている。この他の構成は上述の第1の実
施の形態と同様である。
【0042】このような載置台6では、バルブV1を開
いてHeガス供給源65よりガス供給管64を介してH
eガスを供給すると、Heガスは通気室62から通気管
63を介して凹部61a内に供給され、さらに中間誘電
体プレ−ト60と誘電体プレ−ト5の接合面は完全な平
坦面ではなく、両者の間にはわずかな隙間が形成されて
いるので、この隙間を介して中間誘電体プレ−ト60と
誘電体プレ−ト5との間の全ての隙間に拡散していく。
【0043】このように前記隙間内にHeガスを供給す
ると、中間誘電体プレ−ト60と誘電体プレ−ト5との
間はHeガスにより熱伝導され、両者の間の熱伝導度は
Heガスの圧力に応じて変化する。つまりこれらの間の
熱伝導度はHeガスの量に依存し、例えば隙間内のHe
ガスの圧力が高い場合には、熱伝導の媒体となるHeガ
スの量が多いので熱伝導度が大きくなり、誘電体プレ−
ト5と中間誘電体プレ−ト60との温度差△T(図8参
照)が小さくなる。反対に例えば隙間内のHeガスの圧
力が低い場合には、熱伝導の媒体となるHeガスの量が
少なく、真空に近い状態となるで熱伝導度が小さくな
り、前記△Tは大きくなる。
【0044】このように前記隙間内のHeガスの圧力と
前記△Tとの間には図9に示すような比例関係がある
が、このHeガスの圧力は、ガス供給管64内の圧力を
圧力計66にて検出し、この検出値64に基づいて圧力
調整バルブV2の開度を圧力コントロ−ラ67により調
整することにより制御することができる。
【0045】ところでウエハWの温度はプラズマからの
熱の供給量と、誘電体プレ−ト5から冷却部31へ向け
て流れる熱の放熱量とのバランスで決まってくるので、
前記熱伝導度を調整することによりウエハWの温度を制
御することができる。従って前記隙間内のHeガスの圧
力を調整することにより△Tが調整され、これにより誘
電体プレ−ト5から冷却部31へ向けて伝導する熱量が
制御されるので、誘電体プレ−ト5のヒ−タ52やプラ
ズマによる加熱と冷却部31による冷却との組み合わせ
により誘電体プレ−ト5の表面の温度が調整され、ウエ
ハWの温度が制御される。
【0046】実際のプロセスでは予め前記隙間内のHe
ガスの圧力と前記△Tとの関係を求めておき、この関係
に基づいて誘電体プレ−ト5の表面を所定の温度に設定
するための圧力が決定されるので、ウエハWを載置する
前に前記隙間内のHeガスの圧力を決定された圧力範囲
内に維持してウエハWの温度を制御することができる。
【0047】ここで誘電体プレ−ト5と中間誘電体プレ
−ト60との間の隙間にHeガスを充填しない場合に
は、当該隙間は真空領域となり熱伝導が起こらないので
当該隙間を熱抵抗とすることができず、誘電体プレ−ト
5の温度制御が困難になる。
【0048】本実施の形態では中間誘電体プレ−ト60
の表面に凹凸を設け、ここにHeガスを供給する構成と
したが、凹凸は誘電体プレ−ト5側に形成するようにし
てもよいし、誘電体プレ−ト5と中間誘電体プレ−ト6
0との両方に形成するようにしてもよい。また両プレ−
ト5,60の接合面に凹凸を形成せず、両者の接合面の
平面度に応じて存在するわずかな隙間にHeガスを供給
するようにしてもよい。
【0049】さらに中間誘電体プレ−ト60に第1の実
施の形態の中間誘電体プレ−ト4A,4Bと同様にヒ−
タを設ける構成としてもよく、この場合には温度制御を
さらに容易に行うことができる。また中間誘電体プレ−
ト60と誘電体プレ−ト5との間のみならず、ウエハW
と誘電体プレ−ト5との間の隙間にHeガスを供給し、
その圧力により熱伝導度を変えてウエハWの温度を制御
するようにしてもよい。さらにまた冷却部31と中間誘
電体プレ−ト60と誘電体プレ−ト5とをネジにより接
合する構成としたが、中間誘電体プレ−ト60と誘電体
プレ−ト5とを静電チャックのみで接合させるようにし
てもよい。
【0050】続いて本発明の第3の実施の形態の載置台
7について図10により説明する。この例の載置台7
は、冷却部31の上に載置される中間誘電体プレ−ト7
0の冷却部31側の表面に近い位置に例えばタングステ
ン箔よりなる静電チャック用の第1の電極71を埋設
し、冷却部31と中間誘電体プレ−ト70との間を静電
チャックによる静電吸着力により接合するように構成さ
れている。この場合中間誘電体プレ−ト70には、上述
の第1の実施の形態の中間誘電体プレ−ト4と同様に、
誘電体プレ−ト5との間を静電吸着するための静電チャ
ック用の第2の電極72が表面側に埋設されると共に、
加熱手段であるヒ−タ73が設けられている。また第1
及び第2の電極71,72は夫々静電チャック用の直流
電源74,75、ヒ−タ73は電源部76にに夫々接続
されている。冷却部31や誘電体プレ−ト5の構成は上
述の実施の形態と同様である。
【0051】このような載置台7では、冷却部31と中
間誘電体プレ−ト70との間が静電吸着力により接合さ
れているので、両者の界面の隙間が小さくなる。このた
め既述のようにこの間の熱伝導の面内均一性が高くなる
ので、冷却部31の表面の温度(基準温度)が均一性の
高い状態で伝導され、ウエハWの温度調整が容易にな
る。
【0052】ここで本実施の形態は第2の実施の形態の
載置台6に適用してもよい。またこの例では、冷却部3
1と中間誘電体プレ−ト70との間を静電吸着力とネジ
との組み合わせで接合する構成としたが、静電チャック
のみで接合させるようにしてもよい。
【0053】以上において本発明は、図11や図12に
示す載置台8,9に適用するようにしてもよい。図11
に示す載置台は、中間誘電体プレ−ト80の底面のほぼ
中央部を円筒体の支持部材81により支持し、この支持
部材81の外周囲を囲むようにリング状の冷却部82を
設けるように構成した例であり、中間誘電体プレ−ト8
0の上面にはウエハW載置用の誘電体プレ−ト5が設け
られている。
【0054】冷却部82は上述の実施の形態の冷却部3
1と同様に例えばアルミニウムよりなり、接地されてい
ると共に、内部に冷媒を通流させるための冷媒流路82
aが形成されていて、冷却部82の表面は均一な基準温
度面になるように構成されている。この冷却部82の上
面には樹脂製のOリング83を介して前記中間誘電体プ
レ−ト80が設けられており、冷却部82と中間誘電体
プレ−ト80との接合面には、熱伝導ガスであるHeガ
スが供給され、第2の実施の形態の中間誘電体プレ−ト
70と誘電体プレ−ト5との間と同様に、Heガスの圧
力制御がなされるように構成されている。
【0055】前記冷却部82の下面の一部は樹脂製のO
リング84を介して真空容器2の底壁に接合されてい
る。また真空容器2の底壁の一部には前記支持部材81
の底部に合わせて凹部85が形成されており、当該凹部
85と支持部材81の底面との間は樹脂製のOリング8
6を介して接合されている。
【0056】前記中間誘電体プレ−ト80には第3の実
施の形態の中間誘電体プレ−ト70と同様に、冷却部8
2との間を静電吸着するための第1の電極80aと、誘
電体プレ−ト5との間を静電吸着するための第2の電極
80bと、ヒ−タ80cとが埋設されている。誘電体プ
レ−ト5の構成は上述の実施の形態と同様である。
【0057】このような載置台8では、冷却部82と中
間誘電体プレ−ト80との間ではHeガスにより熱伝導
され、中間誘電体プレ−ト80と誘電体プレ−ト5との
間では誘電体プレ−ト同士の面接触により熱伝導され
る。そしてプラズマからの熱の供給量と、誘電体プレ−
ト5から冷却部82への熱の放熱量とのバランスでウエ
ハWの温度が調整される。
【0058】この際冷却部82と中間誘電体プレ−ト8
0との間は静電チャックの静電吸着により接合されてい
るので、両者の界面の隙間が小さくなり、面内均一性の
高い熱伝導が行われる上、両者の間の熱伝導度は既述の
ようにHeガスの圧力により制御される。このためOリ
ング83とウエハW載置面とを熱的に分離し、Oリング
83の熱による変質を抑えながら、ウエハWの温度を所
定の処理温度にするための温度制御をより容易に行うこ
とができる。
【0059】また図12に示す載置台9は、誘電体プレ
−ト5と中間誘電体プレ−ト90との間に導電性材料例
えばアルミニウムによりなる導電性プレ−ト91を介在
させた例であり、導電性プレ−ト91の底面のほぼ中央
部を円筒体の支持部材92により支持し、この支持部材
92の外周囲を囲むようにリング状の中間誘電体プレ−
ト90と冷却部93とを設けるように構成されている。
【0060】冷却部93は例えばアルミニウムよりな
り、内部に冷媒を通流させるための冷媒流路93aが形
成されていて、冷却部93の表面は均一な基準温度面に
なるように構成されていると共に、冷却部93の上面に
は樹脂製のOリング94を介して前記リング状の中間誘
電体プレ−ト90が設けられている。
【0061】この中間誘電体プレ−ト90は冷却部93
との間を静電吸着するための電極90aとヒ−タ90b
とを備えており、中間誘電体プレ−ト90と導電性プレ
−ト91との接合面には、熱伝導ガスであるHeガスが
供給され、第2の実施の形態の中間誘電体プレ−ト70
と誘電体プレ−ト5との間と同様に、Heガスの圧力制
御がなされるように構成されている。誘電体プレ−ト5
の構成は上述の実施の形態と同様である。
【0062】このような載置台9では、冷却部93と中
間誘電体プレ−ト90との間では面接触により、中間誘
電体プレ−ト90と導電性プレ−ト91との間ではHe
ガスにより、導電性プレ−ト91と誘電体プレ−ト5と
の間は面接触により夫々熱伝導されて、プラズマからの
熱の供給量と誘電体プレ−ト5から冷却部93への熱の
放熱量とのバランスでウエハWの温度が調整される。
【0063】この載置台9においては、冷却部93と中
間誘電体プレ−ト90との間や導電性プレ−ト91と誘
電体プレ−ト5との間は静電チャックの静電吸着により
接合されているので両者の界面の隙間が小さくなり、面
内均一性の高い熱伝導が行われると共に、中間誘電体プ
レ−ト90と導電性プレ−ト91との間の熱伝導度はH
eガスの圧力により制御される。このためOリング94
とウエハW載置面とを熱的に分離し、Oリング94の熱
による変質を抑えながら、ウエハWの温度を所定の処理
温度にするための温度制御をより容易に行うことができ
る。
【0064】本発明では、図11に示す載置台8の中間
誘電体プレ−ト80や図12に示す載置台9の中間誘電
体プレ−ト90を、第2の実施の形態の中間誘電体プレ
−ト60のように構成してもよい。また図12に示す載
置台9では誘電体プレ−ト5と導電性プレ−ト91との
間に第1或いは第2の実施の形態の中間誘電体プレ−ト
4,60を設けるようにしてもよいし、中間誘電体プレ
−ト90に静電チャック用の電極を埋め込み、導電性プ
レ−ト91と中間誘電体プレ−ト90との間を静電吸着
させるようにしてもよい。
【0065】以上において本発明はECRプラズマ装置
以外の真空処理装置にも適用することができる。また第
1の実施の形態及び第2に実施の形態の中間誘電体プレ
−トは1枚であってもよいし、2枚以上積層して設ける
ようにしてもよく、さらに第1の実施の形態の中間誘電
体プレ−トと第2の実施の形態の中間誘電体プレ−トと
を積層して設けるようにしてもよい。さらにまた第1の
実施の形態の中間誘電体プレ−トにはヒ−タを設けない
構成としてもよいし、第1或いは第2の実施の形態の載
置台3,6の誘電体プレ−ト5と中間誘電体プレ−ト
4,60との間に導電性プレ−トを設ける構成としても
よい。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、高温のプロセスにおい
ても載置台に設けられたOリングの変質を抑え、また面
内均一性の高い真空処理を行うことができ、特に請求項
3〜5の発明によれば、誘電体プレ−トと中間誘電体プ
レ−トとの間の熱伝導度が調整できるので被処理基板の
温度を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る真空処理装置の一
例を示す断面図である。
【図2】本発明の真空処理装置に用いられる載置台の一
例を示す断面図である。
【図3】前記載置台の一部を示す断面図である。
【図4】層間絶縁膜を成膜する際の載置台の温度を示す
説明図である。
【図5】前記載置台の作用を説明するための説明図であ
る。
【図6】本発明の真空処理装置に用いられる載置台の他
の例を示す断面図である。
【図7】本発明の真空処理装置に用いられる載置台のさ
らに他の例を示す断面図である。
【図8】前記載置台の作用を説明するための説明図であ
る。
【図9】前記載置台の作用を説明するための特性図であ
る。
【図10】本発明の真空処理装置に用いられる載置台の
さらに他の例を示す断面図である。
【図11】本発明の真空処理装置に用いられる載置台の
さらに他の例を示す断面図である。
【図12】本発明の真空処理装置に用いられる載置台の
さらに他の例を示す断面図である。
【図13】従来のECRプラズマ装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 真空容器 21 プラズマ室 26 反応室 3,6,7,8,9 載置台 31,82,93 冷却部 32,82a,93a 冷媒流路 33,83,94 Oリング 4A 第1の中間誘電体プレ−ト 4B 第2の中間誘電体プレ−ト 41,51 電極 42,52 ヒ−タ 5 誘電体プレ−ト 60,70,80,90 中間誘電体プレ−ト 61 凹部 71,72,80a,80b,90a 電極 91 導電性プレ−ト

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空室と、この真空室内に設けられた被
    処理基板の載置台とを備え、誘電体プレ−トに加熱手段
    と被処理基板吸着用の静電チャックを構成するための電
    極とを設け、この誘電体プレ−トを冷却手段を備えた冷
    却部の上に設けて前記載置台を構成した真空処理装置に
    おいて、 前記冷却部の表面にリング状の樹脂製シ−ル材を介して
    接合され、静電チャックを構成するための電極が表面部
    に埋め込まれた中間誘電体プレ−トと、 前記シ−ル材で囲まれた領域に熱伝導用の気体を供給す
    るための手段とを備え、 前記中間誘電体プレ−トの表面に、当該中間誘電体プレ
    −トの静電チャックによる静電気力により前記誘電体プ
    レ−トを接合したことを特徴とする真空処理装置。
  2. 【請求項2】 リング状の樹脂製シ−ル材と誘電体プレ
    −トとの間に、静電チャックを構成するための電極が埋
    め込まれた中間誘電体プレ−トを複数枚設け、中間誘電
    体プレ−ト同士を静電気力により接合したことを特徴と
    する請求項1記載の真空処理装置。
  3. 【請求項3】 真空室と、この真空室内に設けられた被
    処理基板の載置台とを備え、誘電体プレ−トに加熱手段
    と被処理基板吸着用の静電チャックを構成するための電
    極とを設け、この誘電体プレ−トを冷却手段を備えた冷
    却部の上に設けて前記載置台を構成した真空処理装置に
    おいて、 前記誘電体プレ−トの被処理基板の載置面と反対の面側
    に設けられた中間誘電体プレ−トと、 前記中間誘電体プレ−トと誘電体プレ−トとの接合面に
    熱伝導用の気体を供給するための手段とを備え、 前記中間誘電体プレ−トと誘電体プレ−トとの接合面に
    熱伝導用の気体を供給し、当該接合面内の前記熱伝導用
    の気体の圧力を調整することにより、前記中間誘電体プ
    レ−トと誘電体プレ−トとの間の熱伝導度を制御するこ
    とを特徴とする真空処理装置。
  4. 【請求項4】 前記中間誘電体プレ−トと誘電体プレ−
    トとの接合面に凹凸が形成され、これにより前記中間誘
    電体プレ−トと誘電体プレ−トとの接合面に形成された
    隙間に熱伝導用の気体が供給されることを特徴とする請
    求項3記載の真空処理装置。
  5. 【請求項5】 前記中間誘電体プレ−トに静電チャック
    を構成するための電極を埋め込み、前記中間誘電体プレ
    −トと誘電体プレ−トとを静電チャックの静電気力によ
    り接合したことを特徴とする請求項3又は4記載の真空
    処理装置。
  6. 【請求項6】 真空室と、この真空室内に設けられた被
    処理基板の載置台とを備え、誘電体プレ−トに加熱手段
    と被処理基板吸着用の静電チャックを構成するための電
    極とを設け、この誘電体プレ−トを冷却手段を備えた冷
    却部の上に設けて前記載置台を構成した真空処理装置に
    おいて、 前記誘電体プレ−トの被処理基板の載置面と反対の面側
    に設けられ、静電チャックを構成するための電極が埋め
    込まれた中間誘電体プレ−トを備え、 前記中間誘電体プレ−トと冷却部とを静電チャックの静
    電気力により接合したことを特徴とする真空処理装置。
  7. 【請求項7】 前記中間誘電体プレ−トに静電チャック
    を構成するための電極を埋め込み、前記中間誘電体プレ
    −トと冷却部とを静電チャックの静電気力により接合し
    たことを特徴とする請求項1,2,3,4,又は5記載
    の真空処理装置。
  8. 【請求項8】 前記中間誘電体プレ−トに加熱手段を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2,3,4,5,
    6,7記載の真空処理装置。
  9. 【請求項9】 前記冷却部と中間誘電体プレ−トとの接
    合面に熱伝導用の気体を供給し、当該接合面内の前記熱
    伝導用の気体の圧力を調整することにより、前記冷却部
    と中間誘電体プレ−トとの間の熱伝導度を制御すること
    を特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7又は8
    記載の真空処理装置。
  10. 【請求項10】 誘電体プレ−トと中間誘電体プレ−ト
    との間に導電性プレ−トを設けたことを特徴とする請求
    項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載の真空処
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記中間誘電体プレ−トと導電性プレ
    −トとの接合面に熱伝導用の気体を供給し、当該接合面
    内の前記熱伝導用の気体の圧力を調整することにより、
    前記中間誘電体プレ−トと導電性プレ−トとの間の熱伝
    導度を制御することを特徴とする請求項10記載の真空
    処理装置。
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