JPH11265962A - 半導体素子用パッケージ - Google Patents

半導体素子用パッケージ

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JPH11265962A
JPH11265962A JP10068858A JP6885898A JPH11265962A JP H11265962 A JPH11265962 A JP H11265962A JP 10068858 A JP10068858 A JP 10068858A JP 6885898 A JP6885898 A JP 6885898A JP H11265962 A JPH11265962 A JP H11265962A
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    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0306Inorganic insulating substrates, e.g. ceramic, glass

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反りを低減することが可能な半導体素子用パ
ッケージを提供することにある。 【解決手段】 セラミックス基板1と樹脂基板21を接
着して構成した複合パッケージで、セラミックス基板1
の四隅に面取部aまたは曲面状部bを設けたことを半導
体素子用パッケージである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多端子・狭ピッチ
の半導体素子用パッケージおよびその製造方法に関し、
特に、樹脂フィルムを用い、樹脂フィルムの表面に配線
層等の金属層を有し、裏面に高熱伝導性材料層を配置し
た樹脂基板およびこの樹脂基板と高熱伝導性材料からな
る支持基板とを接着・結合した半導体素子用パッケージ
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI等の半導体チップが実装されるセ
ラミックス、樹脂、金属などからなる各種のパッケージ
は、LSIの高集積化、高速化、大消費電力化、大型チ
ップ化により、高密度化、高速対応化、高放熱化が要求
されている。また、これらの半導体チップの用途も、ワ
ークステーション、パーソナルコンピュータ、コンピュ
ータ等の産業用から、携帯用機器、プリンター、コピ
ー、カメラ、テレビ、ビデオ等の電子機器まで多くの範
囲に広がり、半導体素子の性能自体も向上している。
【0003】高性能、高集積密度のLSIチップを搭載
するパッケージには、LSIチップと多端子・狭ピッチ
で接続ができること、配線密度が高いこと、放熱性がよ
いこと、高速の信号を扱うことができること、パッケー
ジの入出力端子を多端子・狭ピッチ化することが可能で
あることなどが求められている。さらに、これらの条件
を満足する高性能なパッケージを、簡単な構成でかつ高
信頼性の下で安価に作製する技術が必要になってきてい
る。
【0004】半導体素子を高機能化するためには多ビッ
ト化、大容量化および高速化の三つが柱となる。たとえ
ば高速化の要求はパッケージに大きな影響を与えてきて
いる。半導体素子への入出力の端子数(ピン数)を増加
させ、データを並行処理することで高速化が図られたか
らである。このため、パッケージにおいても多端子化
(多ピン化)は一つの命題となってきている。また、携
帯機器の小型化や、高密度実装のためにパッケージには
小型化も要求されている。特にこれから大きく伸びるマ
ルチメディアの分野、アミューズメントや通信機器など
においてこの要求は大きい。
【0005】多ピン化と小型化、この二つのニーズを満
たすため様々なパッケージが開発されている。また半導
体チップとの接続技術を有効に機能させる上で、パッケ
ージ側も狭ピッチ・多端子のインナーリード部分が必要
であると共に、プリント基板等の搭載ボードとパッケー
ジとの接続も、多端子・狭ピッチにすることが必要にな
っている。また、前述したように、LSIの高速化によ
りパッケージも高速信号を扱う必要があるため、電気特
性の考慮も必要となる。
【0006】以上のようなパッケージの多端子・狭ピッ
チ化の要請を満足させるために、パッケージ構造は従来
のピン挿入型やQFP(クウォド・フラッド・パッケー
ジ;Quad Flad Package)等の表面実装型から、BGA
(ボール・グリッド・アレイ;Ball Grid Array)パッケ
ージに移行の傾向にある。多端子・狭ピッチ化を行うた
めには、従来の表面実装型においては端子の精度、リー
ドに起因するインダクタンス、リードそのものの強度あ
るいは実装時の精度等の点から限界が見えてきているか
らである。また表面実装型では多端子化にともないパッ
ケージが大型化せざるを得ない欠点を有している。
【0007】BGAは、従来のパッケージに比べ、イン
ダクタンスを低減させ、パッケージ本体の多層配線構造
を高速対応させることが可能であり、大型コンピュータ
や、パーソナルコンピュータ、携帯機器等の民生品へと
使用用途が広がっている。BGAは、パッケージの入出
力端子として半田からなる突起接続体(半田ボール)を
用いたパッケージ構造体を有し、上述したようなピンや
リードに起因するインダクタンスによる高速信号の反射
遅延等を改善するのが可能である。また、半田ボールに
よる接続距離の短縮化に加えて、半田ボール形成による
狭ピッチ・多端子化が容易となり、BGAは今後のLS
Iパッケージとして有望である。更に、この半田ボール
形成による多端子化は、パッケージサイズそのものを縮
小化し、プリント基板等への実装密度の向上、配線の寄
生容量、インダクタンス、抵抗などの低減による電気特
性の向上、パッケージの小型化による高周波特性の改善
等が期待できる。一方、パッケージの放熱面から見る
と、LSIの高集積密度化と高速化にともない、消費電
力が向上し、発熱量は年々増加する傾向にある。しかも
コンピュータにおいては、本体の小型化がすすむ反面、
ボードの枚数は増加する傾向にあり、ボード間の隙間も
次第に狭くなってきている。
【0008】このようなことから、パッケージ自体も薄
型で、放熱性に優れた構造や高熱伝導性材料が必要とな
ってきている。薄型と狭ピッチへの対応についてはフォ
トリソグラフィ技術を使って配線層パターン等が形成で
きる樹脂基板が有力である。樹脂基板は液晶ポリマーな
どの樹脂フィルムの両側に銅箔を貼り合わせ、この銅箔
に対してフォトリソグラフィ技術を用いて狭ピッチ配線
を可能にしている。しかし、このような樹脂基板は厚さ
が150μm以下になるとコプラナリティ(表面平坦
性)に問題点を有する。一方、樹脂フィルムの性質上放
熱面においても熱の逃げない、熱のこもる構造となって
いる。このように樹脂基板単体で適応できる消費電力は
低く、消費電力を増大させるにはヒートシンクや放熱フ
ィンを使用する必要があった。また、半導体素子との熱
膨張係数の差から大きな半導体素子を搭載するとチップ
割れなどの不安要素がつきまとっていた。大きな半導体
素子で高消費電力の半導体素子を搭載するときはセラミ
ックスや金属等の高熱伝導性材料で作製したパッケージ
を使用することが多かった。たとえばアルミナセラミッ
クスでは銅・タングステン(Cu−W)合金をヒートシ
ンクに使用したものが一般的である。上記樹脂基板単体
パッケージにしてもアルミナ/Cu−Wパッケージにし
ても半導体素子の発生する熱を効率的に除去するために
図9に示すようなキャビティダウン構造を採用し、チッ
プ裏面よりヒートシンク11、放熱フィン13を介して
直接熱を奪う必要があった。
【0009】近年の半導体素子の高機能化は、消費電力
のみならず、入出力ピン数も増大させている。こうした
動きに追随するように半導体素子のチップサイズも増大
しつつあるが、半導体素子のチップのサイズの増大化は
ペレットのウェハからの取り数を減らすことにつながる
ため半導体素子のコストアップにつながってしまう。こ
れを回避しかつ半導体素子の実装時の工数を削減するた
めに開発されたのがフリップチップ実装技術であり、近
年その実用化が進んでいる。こうした努力により、入出
力ピン数の増加にも拘わらず、半導体素子のチップサイ
ズの増大は避けられている。
【0010】ところが、こうした素子側の動向にも拘わ
らず、半導体素子からの熱を効率的に除去するために図
9のようなキャビティダウン構造を採用すると半導体素
子直下のエリアに入出力ピンが配置できないため、パッ
ケージにとっては、入出力ピンの増大はパッケージサイ
ズの大型化を意味することになる。これは、長年来の軽
薄短小に象徴されるシステムの市場動向に反し、有用な
パッケージとはいえない事情があった。
【0011】こうした事情に答えるべく、高熱伝導性セ
ラミックスを使用した半導体パッケージの製造に関する
提案もなされ、パッケージサイズを小型化し且つ半導体
素子が発生する熱にも十分対応できるパッケージが開発
されている。しかし、これらは、すべてに高価な高熱伝
導性セラミックスを使用するなどしているため、パッケ
ージコストが高く、広く普及するには至っていないのが
実情である。また、一般的に高熱伝導性セラミックスパ
ッケージには、非常に高温で焼成されるため導体として
使用できる金属がタングステンやモリブテンに限られ
る。このため、セラミックスパッケージの配線は配線抵
抗が高く、高速信号処理には十分適しているとはいえな
い状況であった。さらに、フリップチップ対応では焼成
時の寸法収縮のコントロールもワイヤーボンディングタ
イプの実装パッケージと比較してはるかに厳しいものと
なってきている。このように、消費電力の増大、チップ
サイズの増大、パッケージサイズの大型化を避けるパッ
ケージが希望され、さらにはパッケージのコストを抑
え、配線抵抗を下げるための課題を解決する必要があ
る。こうした高発熱半導体素子のパッケージサイズを大
きくしなくても済むキャビティアップ構造を採用し、且
つ低コストで供給できるパッケージとして図10に示す
ようなフリップチップ実装タイプのパッケージも提案さ
れている。
【0012】図10に示すパッケージは半導体チップ4
と金属バンプ6で接続するための接続パッド部(ラン
ド)77、78等および電気信号配線層を銅箔で形成
し、樹脂フィルム21を上下の銅箔で挟んだ構造の樹脂
基板をセラミックス基板1で支持した複合パッケージで
ある。図10の複合パッケージを構成する樹脂基板はフ
リップチップ実装部および引き回し配線部77等は樹脂
フィルム21上に形成された銅などによる配線導体をフ
ォトリソグラフィで使用可能なエッチング技術で回路形
成するため、微細且つ高精度のものが作製できる。この
ため、フリップチップ対応の基板としては適している。
また、誘電率もセラミックスに比べ低いため、電気信号
の通過特性が向上する。さらに、微細配線による表面配
線引回しが可能になるので、コストが安価である。一
方、セラミックス基板1は柔らかくて変形しやすい樹脂
基板の支持に役立つ。また、半導体素子と樹脂との熱膨
張率の差はかなりの開きがあるが、セラミックスは半導
体素子に近いため、熱膨張緩和層としての役割を果た
し、半導体素子へのダメージを減少させている。セラミ
ックスは基本的には単層構造でよくスルーホール7によ
る接続も広いピッチで実施できるために製造が容易で工
数も少ないため安価に製造できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記図10に示したよ
うな複合パッケージでは、セラミックス基板と樹脂基板
という熱膨張率の異なる材料の貼り合わせによって作製
されている。そのため、周囲温度の変化等から接着後に
大きな反りがパッケージに発生してしまうという不具合
を有していた。パッケージの反りが大きいと、搬送時に
おけるパッケージの吸着ジグからの落下のおそれがあ
る。また、特にBGAパッケージの場合、そのボール搭
載時にボールの位置ずれ等の問題が生じる。中でもパッ
ケージの角に近い部分では単位長さ当りの反り量がパッ
ケージ中心部の反り量と比べて大きいため、ボールの位
置ずれが起こりやすくなっている。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みて成されたもの
であり、その目的は、反りの低減化が図られた半導体素
子用パッケージを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者らはパッケージに発生する反りの低減を目
的として、鋭意検討を重ねた結果、セラミックス基板の
角が面取りされている場合にはパッケージの反り量が抑
制されることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0016】すなわち、本発明は、図1に示すようなセ
ラミックス基板1と樹脂基板21を接着して構成した複
合パッケージにおいて、セラミックス基板1の四隅に面
取部aまたは曲面状部bを設けたことを特徴とする半導
体素子用パッケージを提供するものである。以下、本発
明を詳細に説明する。
【0017】上記のような複合パッケージの反りを最も
簡単に防ぐには、図3に示すように、単純にセラミック
ス基板1を厚くすればよい。また、高熱伝導性に優れた
セラミックス基板1が厚ければ放熱性にも有効である。
しかしながら、昨今の軽薄短小化の中ではパッケージの
薄型化が望まれており、セラミックス基板1の厚膜化は
それに逆行するものである。また、厚いセラミックスは
ボード実装信頼性が低いという短所がある点からも望ま
しくない。
【0018】一方、異なる熱膨張率の部材を貼り合わせ
る場合、いわゆるサンドイッチ構造を採用すればそれら
部材の反りを抑えることができることが一般的には知ら
れている。そこで、複合パッケージにおいても、図4に
示すように、セラミックス基板1の表面および裏面それ
ぞれに接着剤2を介して樹脂基板21を接着すれば複合
パッケージの反りを抑えることは可能である。しかしな
がら、セラミックス基板1の裏面にまで樹脂基板を接着
することは熱抵抗成分を増やし、半導体素子の使用可能
な消費電力を下げてしまうばかりでなく、パッケージ自
体のコストの上昇を招くことにもなる。
【0019】図5は、従来の複合パッケージの平面図で
ある。図5に示すように、セラミックス基板1の四隅は
落とされていない。本発明者等は、このセラミックス基
板1の四隅に着目し、鋭意検討を行った結果、図1に示
すように、セラミックス基板1の角に面取部aまたは曲
面状部bを形成すればパッケージの反り量を低減できる
ことを発見した。パッケージの反りは、パッケージ中心
から対角線方向に進むに従って大きくなるので、パッケ
ージの四隅の角を落とすことで、パッケージ全体の反り
量を小さくすることができるのである。なお、図1で
は、セラミックス基板1の角のみに面取部aまたは曲面
状部bが設けられているが、樹脂基板の角にも設けてよ
い。
【0020】また、本発明者らは、図1に示すような樹
脂基板21に窓がない場合(一般的には、フリップチッ
プ実装タイプのパッケージ)のほうが図2に示すような
樹脂基板21に窓がある場合(一般的には、ワイヤーボ
ンディング実装タイプ)よりも反り量の低減化が大きい
ことも確認した。
【0021】ここで、上記面取部および曲面状部とは、
次のように定義される。図6は、面取部および曲面状部
を説明するための図であり、(a)が面取部、(b)が
曲面状部を示している。図5(a)に示すように、面取
部とは、角を斜めに切り落とした部分を指し、その角度
は45度となっている。面取部の寸法は、図中Cの長さ
で決められる。一方、図5(b)に示すように、曲面状
部とは、角を曲面に切り落とした部分を指し、その寸法
は、図中Rの長さで決められる。
【0022】セラミックス基板としてはアルミナ、窒化
アルミニウム、窒化珪素、炭化珪素、ダイヤモンドから
なるセラミックスが望ましく、また、これらの2種類以
上からなる複合基板であってもよい。さらに、セラミッ
クス基板に金属配線層が設けられているものであっても
よい。
【0023】本発明者らの実験結果によれば、本発明
は、厚さ1mm以下のセラミックス基板と厚さ0.15
mm以下の樹脂基板を接着した複合パッケージに特に有
効であることが確認された。また、パッケージの反り
は、セラミックス基板と樹脂基板の接着時における熱履
歴に大きく影響を受けるものであるため、高温で接着す
る系に対しては、本発明は特に有効である。したがっ
て、ガラス転移点が70℃以上の接着剤を用いて接着す
る際に有効である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。なお、本発明は、これらによって
限定されるものではない。
【0025】まず、測定試料としては、35×35m
m、厚さ0.6mmの窒化アルミニウム基板を用意し、
基板四隅に面取部を設け、その寸法Cを1mm、5mm
としたもの、基板四隅に曲面状部を設け、その寸法Rを
1mm、5mmとしたものをそれぞれ作製した。また、
比較例として面取部、曲面状部共に設けていないものも
用意した。このセラミックス基板それぞれに、34.5
×34.5mm、厚さ60μmの接着剤フィルムを用い
て、34.5×34.5mm、厚さ0.1mmの樹脂基
板を接着した。樹脂基板としては、図1に示したような
窓のないものと、図2に示したような窓のあるもの(窓
径15mm□)を準備した。
【0026】測定は、樹脂基板を接着する前(初期状
態)におけるのセラミックス基板の反り量、および樹脂
基板を接着した後におけるセラミックス基板の反り量を
評価して行った。
【0027】ここで、測定条件を以下にまとめる。
【0028】(条件1):基板四隅に面取部を設け、そ
の寸法C=1mmとしたセラミックス基板に、窓のない
樹脂基板を接着したもの。
【0029】(条件2):基板四隅に面取部を設け、そ
の寸法C=5mmとしたセラミックス基板い、窓のない
樹脂基板を接着したもの。
【0030】(条件3):基板四隅に曲面状部を設け、
その寸法R=1mmとしたセラミックス基板に、窓のあ
る樹脂基板を接着したもの。
【0031】(条件4):基板四隅に曲面状部を設け、
その寸法R=5mmとしたセラミックス基板に、窓のあ
る樹脂基板を接着したもの。
【0032】(比較例1):基板四隅に面取部、曲面状
部共に設けていないセラミックス基板に、窓のない樹脂
基板を接着したもの。
【0033】(比較例2):基板四隅に面取部、曲面状
部共に設けていないセラミックス基板に、窓のある樹脂
基板を接着したもの。
【0034】表1に評価結果を示す。なお、表1に示し
た反り量は、基板内の最小反り量と最大反り量の差を示
すものとする。
【0035】
【表1】 表1より、基板四隅に面取部または曲面状部を設けた本
発明例であるセラミックス基板では接着後の反り量が、
基板四隅に面取部、曲面状部を設けない比較例と比べて
減少していることがわかる。また、樹脂基板に窓のない
場合のほうが接着後の反り量が小さく抑えられている。
したがって、樹脂基板に窓のない場合のほうが本発明の
効果が大きいと言える。
【0036】図7は、比較例1のセラミックス基板の反
りを基板中心から対角線方向に基板外側に向かって測定
した結果である。図7に示すように、最大反り量(基板
中心における反り量)と最小反り量(基板の角の部分に
おける反り量)との差は表1に示すようにおよそ80μ
mとなっている。このようなセラミックス基板に本発明
を適用することで反りが低減されるのは、反り量の大き
い基板四隅に面取部、曲面状部を設けることで最大反り
量と最小反り量との差が小さくなり、それにより、基板
全体に加わる反りが実質的に小さくなるからである。
【0037】本発明者らの実験によれば、セラミックス
基板が35×35mmの場合、面取部の寸法C、曲面状
部の寸法Rが1.0mm以上の場合には、およそ10μ
mの反りを低減できることがわかった。
【0038】なお、本発明は、図8(a)に示すような
キャビティアップ構造であっても、(b)に示すような
キャビティダウン構造であっても適用可能である。
【0039】
【発明の効果】このように、本発明によれば、セラミッ
クス基板の四隅に面取部、曲面状部を設けるという簡便
な方法で、セラミックス基板と樹脂基板を接着した複合
基板の反りを低減することが可能となる。
【0040】したがって、薄型で、かつコストの上昇を
招くことなく反りの少ない複合パッケージを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体素子用パッケ
ージを示す平面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る半導体素子用パ
ッケージを示す平面図である。
【図3】従来の半導体素子用パッケージを示す断面図で
ある。
【図4】他の従来の半導体素子用パッケージを示す断面
図である。
【図5】図3の半導体素子用パッケージを示す平面図で
ある。
【図6】面取部、曲面状部を説明するための図である。
【図7】従来のセラミックス基板の反りを基板中心から
対角線方向に基板外側に向かって測定した結果である。
【図8】本発明が適用されるパッケージ形態の例を示す
図である。
【図9】従来の半導体素子用パッケージを示す断面図で
ある。
【図10】従来の他の半導体素子用パッケージを示す断
面図である。
【符号の説明】
1 窒化物セラミックス基板 3 接着剤 4 半導体チップ 6 金属バンプ 7 スルーホール金属 8、18 突起バンブ 11 ヒートシンク 12 ボンディングワイヤ 13 放熱フィン 14 窓 21 樹脂フィルム 72、77、78 接続パッド部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス基板と樹脂基板を接着して
    構成した複合パッケージにおいて、 前記セラミックス基板の四隅に面取部または曲面状部を
    設けたことを特徴とする半導体素子用パッケージ。
  2. 【請求項2】 前記セラミックス基板がアルミナ、窒化
    アルミニウム、窒化珪素、炭化珪素、ダイヤモンドのい
    ずれかであることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    素子用パッケージ。
JP06885898A 1998-03-18 1998-03-18 半導体素子用パッケージ Expired - Lifetime JP3592515B2 (ja)

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