JPH11266051A - 半導体発光素子 - Google Patents
半導体発光素子Info
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- JPH11266051A JPH11266051A JP6638798A JP6638798A JPH11266051A JP H11266051 A JPH11266051 A JP H11266051A JP 6638798 A JP6638798 A JP 6638798A JP 6638798 A JP6638798 A JP 6638798A JP H11266051 A JPH11266051 A JP H11266051A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体発光素子に関し、ストライプ状メサの
脇を流れるリーク電流を低減して、高温動作特性を改善
する。 【解決手段】 一導電型半導体基板1上に形成された一
導電型下部クラッド層2、活性層3、及び、反対導電型
上部クラッド層4を含むダブルヘテロ接合構造のメサの
両側をn型電流ブロック層5を含む電流狭窄構造で埋め
込むとともに、活性層3と同一水平面内にn型電流ブロ
ック層5の一部が位置するようにし、且つ、活性層3と
n型電流ブロック層5との間に高抵抗層6を設ける。
脇を流れるリーク電流を低減して、高温動作特性を改善
する。 【解決手段】 一導電型半導体基板1上に形成された一
導電型下部クラッド層2、活性層3、及び、反対導電型
上部クラッド層4を含むダブルヘテロ接合構造のメサの
両側をn型電流ブロック層5を含む電流狭窄構造で埋め
込むとともに、活性層3と同一水平面内にn型電流ブロ
ック層5の一部が位置するようにし、且つ、活性層3と
n型電流ブロック層5との間に高抵抗層6を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体発光素子に関
するものであり、特に、光ファイバ通信に用いる高温動
作特性に優れた半導体レーザ等の半導体発光素子の埋込
層構造に関するものである。
するものであり、特に、光ファイバ通信に用いる高温動
作特性に優れた半導体レーザ等の半導体発光素子の埋込
層構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバ通信は1本の光ファイ
バで大容量の情報を送ることができるため、これまでの
幹線系から、加入者系或いは光LAN等のネットワーク
に適用範囲が広がっている。
バで大容量の情報を送ることができるため、これまでの
幹線系から、加入者系或いは光LAN等のネットワーク
に適用範囲が広がっている。
【0003】近年、この様な光ファイバ通信に用いられ
る半導体レーザとしては、加入者系、幹線系の双方にお
いて、温度制御器のコスト及び消費電力の点から、温度
制御なしでも広い温度範囲において安定して動作する半
導体レーザが要求されてきている。
る半導体レーザとしては、加入者系、幹線系の双方にお
いて、温度制御器のコスト及び消費電力の点から、温度
制御なしでも広い温度範囲において安定して動作する半
導体レーザが要求されてきている。
【0004】一般に、光通信に用いられている1.3μ
m帯や1.55μm帯のInGaAsP/InP系半導
体レーザは電流−光出力特性(I−L特性)の温度依存
性が大きいため、特に高温時に実用に耐える特性が必要
になっている。
m帯や1.55μm帯のInGaAsP/InP系半導
体レーザは電流−光出力特性(I−L特性)の温度依存
性が大きいため、特に高温時に実用に耐える特性が必要
になっている。
【0005】そして、高温動作特性に優れた半導体レー
ザとしては、活性層の幅を1〜1.5μm程度にエッチ
ングして形成したストライプ状メサの両側を再成長によ
ってpnpnサイリスタ構造で埋め込むものが主に用い
られているので、ここで、図4を参照して従来の再成長
埋込構造を利用したBH半導体レーザを説明する。
ザとしては、活性層の幅を1〜1.5μm程度にエッチ
ングして形成したストライプ状メサの両側を再成長によ
ってpnpnサイリスタ構造で埋め込むものが主に用い
られているので、ここで、図4を参照して従来の再成長
埋込構造を利用したBH半導体レーザを説明する。
【0006】図4(a)参照 図4(a)は、最も基本的なpnpnサイリスタ構造で
埋め込んだ半導体レーザの光軸に垂直な面で切った断面
図であり、まず、n型InP基板41上に、クラッド層
を兼ねるn型InPバッファ層42、InGaAsP/
InGaAsP多重量子井戸構造からなるMQW活性層
43、及び、p型InPクラッド層44を成長させる。
埋め込んだ半導体レーザの光軸に垂直な面で切った断面
図であり、まず、n型InP基板41上に、クラッド層
を兼ねるn型InPバッファ層42、InGaAsP/
InGaAsP多重量子井戸構造からなるMQW活性層
43、及び、p型InPクラッド層44を成長させる。
【0007】次いで、幅1〜1.5μmのSiO2 マス
ク(図示せず)をマスクとしてエッチングすることによ
ってストライプ状メサを形成したのち、SiO2 マスク
をそのまま選択成長マスクとして利用して、p型InP
埋込層45及びn型InP電流ブロック層46を再成長
させ、次いで、SiO2 マスクを除去したのち、全面に
p型InPクラッド層47及びp型InGaAsコンタ
クト層48を成長させることによって半導体レーザの基
本構造が完成する。この場合、ストライプ状メサの両側
には、p型InPクラッド層47/n型InP電流ブロ
ック層46/p型InP埋込層45/n型InPバッフ
ァ層42(或いは、n型InP基板41)からなるpn
pnサイリスタ構造が形成されることになる。
ク(図示せず)をマスクとしてエッチングすることによ
ってストライプ状メサを形成したのち、SiO2 マスク
をそのまま選択成長マスクとして利用して、p型InP
埋込層45及びn型InP電流ブロック層46を再成長
させ、次いで、SiO2 マスクを除去したのち、全面に
p型InPクラッド層47及びp型InGaAsコンタ
クト層48を成長させることによって半導体レーザの基
本構造が完成する。この場合、ストライプ状メサの両側
には、p型InPクラッド層47/n型InP電流ブロ
ック層46/p型InP埋込層45/n型InPバッフ
ァ層42(或いは、n型InP基板41)からなるpn
pnサイリスタ構造が形成されることになる。
【0008】しかし、この様な半導体レーザにおいて
は、動作温度が上昇するに連れてストライプ状メサの側
面に再成長させたp型InP埋込層45を介して流れリ
ーク電流が大きくなり、それに伴って動作電流が増大
し、電流−光出力特性が劣化するので、図4(b)に示
すようなストライプ状メサの側面のp型InP層を薄く
した改良型レーザが提案されている(必要ならば、Y.
Ohkura et al.,Electronics
Letters,vol.28,pp.1844−1
845,1992、或いは、S.Yamashita
et al.,IEEE Photon.Tech.L
ett.,vol.4,pp.954−957,199
2参照)。
は、動作温度が上昇するに連れてストライプ状メサの側
面に再成長させたp型InP埋込層45を介して流れリ
ーク電流が大きくなり、それに伴って動作電流が増大
し、電流−光出力特性が劣化するので、図4(b)に示
すようなストライプ状メサの側面のp型InP層を薄く
した改良型レーザが提案されている(必要ならば、Y.
Ohkura et al.,Electronics
Letters,vol.28,pp.1844−1
845,1992、或いは、S.Yamashita
et al.,IEEE Photon.Tech.L
ett.,vol.4,pp.954−957,199
2参照)。
【0009】図4(b)参照 図4(b)は上述の改良型半導体レーザの光軸に垂直な
面で切った断面図であり、まず、p型InP基板51上
に、クラッド層を兼ねるp型InPバッファ層52、I
nGaAsP/InGaAsP多重量子井戸構造からな
るMQW活性層53、及び、n型InPクラッド層54
を成長させる。
面で切った断面図であり、まず、p型InP基板51上
に、クラッド層を兼ねるp型InPバッファ層52、I
nGaAsP/InGaAsP多重量子井戸構造からな
るMQW活性層53、及び、n型InPクラッド層54
を成長させる。
【0010】次いで、幅1〜1.5μmのSiO2 マス
ク(図示せず)をマスクとしてエッチングすることによ
ってストライプ状メサを形成したのち、SiO2 マスク
をそのまま選択成長マスクとして利用して、p型InP
層55、n型InP電流ブロック層56、及び、p型I
nP埋込層57を再成長させ、次いで、SiO2 マスク
を除去したのち、全面にn型InPクラッド層58及び
n型InGaAsコンタクト層59を成長させることに
よって半導体レーザの基本構造が完成する。この場合、
ストライプ状メサの両側には、n型InPクラッド層5
8/p型InP埋込層57/n型InP電流ブロック層
56/p型InP55からなるpnpnサイリスタ構造
が形成されることになる。
ク(図示せず)をマスクとしてエッチングすることによ
ってストライプ状メサを形成したのち、SiO2 マスク
をそのまま選択成長マスクとして利用して、p型InP
層55、n型InP電流ブロック層56、及び、p型I
nP埋込層57を再成長させ、次いで、SiO2 マスク
を除去したのち、全面にn型InPクラッド層58及び
n型InGaAsコンタクト層59を成長させることに
よって半導体レーザの基本構造が完成する。この場合、
ストライプ状メサの両側には、n型InPクラッド層5
8/p型InP埋込層57/n型InP電流ブロック層
56/p型InP55からなるpnpnサイリスタ構造
が形成されることになる。
【0011】この改良型半導体レーザにおいては、p型
InP基板51の主面を(100)面とし、ストライプ
状メサの軸方向を(110)方向とすることによって、
結晶成長の初期においては、(111)B面が出るよう
にストライプ状メサの側面に沿って薄い層が成長するの
で、この現象を利用してn型InP電流ブロック層56
とn型クラッド層58が接触することなくリーク電流の
バイパスとなるp型InP層55を薄く形成し、それに
よってリーク電流を低減している。
InP基板51の主面を(100)面とし、ストライプ
状メサの軸方向を(110)方向とすることによって、
結晶成長の初期においては、(111)B面が出るよう
にストライプ状メサの側面に沿って薄い層が成長するの
で、この現象を利用してn型InP電流ブロック層56
とn型クラッド層58が接触することなくリーク電流の
バイパスとなるp型InP層55を薄く形成し、それに
よってリーク電流を低減している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様な改良
型半導体レーザにおいても、チップを搭載しているモジ
ュールの環境温度が85℃となった場合には動作電流が
増大してしまうという問題がある。
型半導体レーザにおいても、チップを搭載しているモジ
ュールの環境温度が85℃となった場合には動作電流が
増大してしまうという問題がある。
【0013】これは、高温になるとしきい値電流が増大
することで活性層を形成するpn接合に印加される電圧
が増大する結果、図4(b)において矢印で示すストラ
イプ状メサの両脇のp型InP層55を介して基板に抜
けてしまうリーク電流が無視できない量に達してしまう
ことによる。
することで活性層を形成するpn接合に印加される電圧
が増大する結果、図4(b)において矢印で示すストラ
イプ状メサの両脇のp型InP層55を介して基板に抜
けてしまうリーク電流が無視できない量に達してしまう
ことによる。
【0014】電流の増大は素子の発熱を大きくし、これ
が活性層の温度を上昇させて更にリーク電流の増大をも
たらすため、この様なリーク電流の発生は素子特性を急
速に悪化させる原因となる。
が活性層の温度を上昇させて更にリーク電流の増大をも
たらすため、この様なリーク電流の発生は素子特性を急
速に悪化させる原因となる。
【0015】したがって、本発明は、ストライプ状メサ
の脇を流れるリーク電流を低減して、高温動作特性を改
善することを目的とする。
の脇を流れるリーク電流を低減して、高温動作特性を改
善することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、一導電型半導体基板1上に形成された
一導電型下部クラッド層2、活性層3、及び、反対導電
型上部クラッド層4を含むダブルヘテロ接合構造のメサ
の両側がn型電流ブロック層5を含む電流狭窄構造で埋
め込まれている半導体発光素子において、活性層3と同
一水平面内にn型電流ブロック層5の一部が位置し、活
性層3とn型電流ブロック層5との間に一層以上の半導
体層が形成されており、且つ、活性層3とn型電流ブロ
ック層5との間に設けた半導体層が高抵抗層6を含んで
いることを特徴とする。
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、一導電型半導体基板1上に形成された
一導電型下部クラッド層2、活性層3、及び、反対導電
型上部クラッド層4を含むダブルヘテロ接合構造のメサ
の両側がn型電流ブロック層5を含む電流狭窄構造で埋
め込まれている半導体発光素子において、活性層3と同
一水平面内にn型電流ブロック層5の一部が位置し、活
性層3とn型電流ブロック層5との間に一層以上の半導
体層が形成されており、且つ、活性層3とn型電流ブロ
ック層5との間に設けた半導体層が高抵抗層6を含んで
いることを特徴とする。
【0017】この様に、電流狭窄構造を構成するn型電
流ブロック層5の一部を活性層3と同一水平面内に位置
させることによって活性層3脇の電流バイパスの幅を狭
くすることができ、且つ、活性層3とn型電流ブロック
層5との間に設けた半導体層として高抵抗層6を設ける
ことによって電流バイパスの抵抗を増大させることがで
き、それによって、同じ電圧が印加された場合も電流バ
イパスを流れるリーク電流を低減することができるの
で、高温動作特性を改善することができる。
流ブロック層5の一部を活性層3と同一水平面内に位置
させることによって活性層3脇の電流バイパスの幅を狭
くすることができ、且つ、活性層3とn型電流ブロック
層5との間に設けた半導体層として高抵抗層6を設ける
ことによって電流バイパスの抵抗を増大させることがで
き、それによって、同じ電圧が印加された場合も電流バ
イパスを流れるリーク電流を低減することができるの
で、高温動作特性を改善することができる。
【0018】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、活性層3とn型電流ブロック層5との間に設けた半
導体層が、高抵抗層6とp型層7とからなることを特徴
とする。
て、活性層3とn型電流ブロック層5との間に設けた半
導体層が、高抵抗層6とp型層7とからなることを特徴
とする。
【0019】(3)また、本発明は、上記(2)におい
て、活性層3とn型電流ブロック層5との間に設けた半
導体層の内、活性層3に接する半導体層が高抵抗層6で
あることを特徴とする。
て、活性層3とn型電流ブロック層5との間に設けた半
導体層の内、活性層3に接する半導体層が高抵抗層6で
あることを特徴とする。
【0020】この様に、活性層3に接する半導体層を高
抵抗層6とすることによって、リーク電流の一番流れや
すい部分の抵抗が高くなるので、リーク電流を効果的に
低減することができる。
抵抗層6とすることによって、リーク電流の一番流れや
すい部分の抵抗が高くなるので、リーク電流を効果的に
低減することができる。
【0021】(4)また、本発明は、上記(3)におい
て、活性層3に接する高抵抗層6のメサの側面に沿って
形成された部分の厚さが、一導電型半導体基板1の主面
に沿って形成された部分の厚さより薄いことを特徴とす
る。
て、活性層3に接する高抵抗層6のメサの側面に沿って
形成された部分の厚さが、一導電型半導体基板1の主面
に沿って形成された部分の厚さより薄いことを特徴とす
る。
【0022】この様にすることによって、メサの側面の
リーク電流の通路をより細くすることができると共に、
p型層7を介して一導電型半導体基板1に抜けるリーク
電流の通路に相対的に厚い高抵抗層6を挿入することが
できるので、リーク電流をより低減することができる。
リーク電流の通路をより細くすることができると共に、
p型層7を介して一導電型半導体基板1に抜けるリーク
電流の通路に相対的に厚い高抵抗層6を挿入することが
できるので、リーク電流をより低減することができる。
【0023】(5)また、本発明は、上記(1)乃至
(4)のいずれかにおいて、一導電型半導体基板1が、
p型半導体基板であり、且つ、電流狭窄構造のn型電流
ブロック層5より上側の構成が、n型電流ブロック層5
上に順に設けたp型埋込層8及び高抵抗層9とからなる
とともに、メサ頂部及び電流狭窄構造を覆うように全面
にn型クラッド層10を設けたことを特徴とする。
(4)のいずれかにおいて、一導電型半導体基板1が、
p型半導体基板であり、且つ、電流狭窄構造のn型電流
ブロック層5より上側の構成が、n型電流ブロック層5
上に順に設けたp型埋込層8及び高抵抗層9とからなる
とともに、メサ頂部及び電流狭窄構造を覆うように全面
にn型クラッド層10を設けたことを特徴とする。
【0024】この様に、一導電型半導体基板1がp型半
導体基板である場合、電流狭窄構造のn型電流ブロック
層5より上側の構造を、p型埋込層8/高抵抗層9とす
ることによって、その上に全面に設けたn型クラッド層
10と間の接合構造をp/n接合構造ではなく、p/i
/n接合構造にすることができ、それによって接合の電
流立ち上がりを抑えることができるので、リーク電流を
さらに低減することができる。
導体基板である場合、電流狭窄構造のn型電流ブロック
層5より上側の構造を、p型埋込層8/高抵抗層9とす
ることによって、その上に全面に設けたn型クラッド層
10と間の接合構造をp/n接合構造ではなく、p/i
/n接合構造にすることができ、それによって接合の電
流立ち上がりを抑えることができるので、リーク電流を
さらに低減することができる。
【0025】(6)また、本発明は、上記(1)乃至
(4)のいずれかにおいて、一導電型半導体基板1が、
p型半導体基板であり、且つ、電流狭窄構造を構成する
最上層がp型埋込層8からなるとともに、メサ頂部及び
電流狭窄構造を覆うように全面にn型クラッド層10を
設けたことを特徴とする。
(4)のいずれかにおいて、一導電型半導体基板1が、
p型半導体基板であり、且つ、電流狭窄構造を構成する
最上層がp型埋込層8からなるとともに、メサ頂部及び
電流狭窄構造を覆うように全面にn型クラッド層10を
設けたことを特徴とする。
【0026】この様に、電流狭窄構造の最上層をp型層
7にすることによって、高抵抗層9を設けない場合にも
pnpnサイリスタ構造が構成されるので、電流狭窄機
能は十分に保たれる。
7にすることによって、高抵抗層9を設けない場合にも
pnpnサイリスタ構造が構成されるので、電流狭窄機
能は十分に保たれる。
【0027】(7)また、本発明は、上記(1)乃至
(4)のいずれかにおいて、一導電型半導体基板1が、
n型半導体基板であり、且つ、電流狭窄構造のn型電流
ブロック層5より上側の構成が、高抵抗層9からなると
ともに、メサ頂部及び電流狭窄構造を覆うように全面に
p型クラッド層を設けたことを特徴とする。
(4)のいずれかにおいて、一導電型半導体基板1が、
n型半導体基板であり、且つ、電流狭窄構造のn型電流
ブロック層5より上側の構成が、高抵抗層9からなると
ともに、メサ頂部及び電流狭窄構造を覆うように全面に
p型クラッド層を設けたことを特徴とする。
【0028】この様に、一導電型半導体基板1がn型半
導体基板である場合、電流狭窄構造のn型電流ブロック
層5より上側の構造を高抵抗層9とすることによって、
その上に全面に設けたp型クラッド層と間の接合構造を
n/p接合構造ではなく、n/i/p接合構造にするこ
とができ、それによって接合の電流立ち上がりを抑える
ことができるので、リーク電流をさらに低減することが
できる。
導体基板である場合、電流狭窄構造のn型電流ブロック
層5より上側の構造を高抵抗層9とすることによって、
その上に全面に設けたp型クラッド層と間の接合構造を
n/p接合構造ではなく、n/i/p接合構造にするこ
とができ、それによって接合の電流立ち上がりを抑える
ことができるので、リーク電流をさらに低減することが
できる。
【0029】(8)また、本発明は、上記(1)乃至
(4)のいずれかにおいて、一導電型半導体基板1が、
n型半導体基板であり、且つ、電流狭窄構造を構成する
最上層がn型電流ブロック層5からなるとともに、メサ
頂部及び電流狭窄構造を覆うように全面にp型クラッド
層を設けたことを特徴とする。
(4)のいずれかにおいて、一導電型半導体基板1が、
n型半導体基板であり、且つ、電流狭窄構造を構成する
最上層がn型電流ブロック層5からなるとともに、メサ
頂部及び電流狭窄構造を覆うように全面にp型クラッド
層を設けたことを特徴とする。
【0030】この様に、電流狭窄構造の最上層をn型電
流ブロック層5にすることによって、高抵抗層9を設け
ない場合にもpnpnサイリスタ構造が構成されるの
で、電流狭窄機能は十分に保たれる。
流ブロック層5にすることによって、高抵抗層9を設け
ない場合にもpnpnサイリスタ構造が構成されるの
で、電流狭窄機能は十分に保たれる。
【0031】(9)また、本発明は、一導電型半導体基
板1上に形成された一導電型下部クラッド層2、活性層
3、及び、反対導電型上部クラッド層4を含むダブルヘ
テロ接合構造のメサの両側がp型層7を含む埋込層で埋
め込まれるとともに、メサ頂部及び電流狭窄構造を覆う
ように全面に反対導電型クラッド層を設けた半導体発光
素子において、埋込層の最上層が高抵抗層9であること
を特徴とする。
板1上に形成された一導電型下部クラッド層2、活性層
3、及び、反対導電型上部クラッド層4を含むダブルヘ
テロ接合構造のメサの両側がp型層7を含む埋込層で埋
め込まれるとともに、メサ頂部及び電流狭窄構造を覆う
ように全面に反対導電型クラッド層を設けた半導体発光
素子において、埋込層の最上層が高抵抗層9であること
を特徴とする。
【0032】この様に、埋込層の最上層として高抵抗層
9を設けることによって、メサの側面に高抵抗層6を設
けなくとも、pnpnサイリスタ構造の電流立ち上がり
を抑えることができるので、リーク電流を充分低減する
ことができる。
9を設けることによって、メサの側面に高抵抗層6を設
けなくとも、pnpnサイリスタ構造の電流立ち上がり
を抑えることができるので、リーク電流を充分低減する
ことができる。
【0033】(10)また、本発明は、上記(9)にお
いて、一導電型半導体基板1がp型半導体基板1であ
り、埋込層が、p型層7/n型層5/p型層8/高抵抗
層9で構成されることを特徴とする。
いて、一導電型半導体基板1がp型半導体基板1であ
り、埋込層が、p型層7/n型層5/p型層8/高抵抗
層9で構成されることを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】ここで、図2を参照して、本発明
の第1の実施の形態及びその変形例を説明する。図2
(a)参照 図2(a)は本発明の第1の実施の形態のBH型レーザ
の光軸に垂直な面で切った断面図であり、まず、主面が
(100)面のp型InP基板11の表面に減圧有機金
属気相成長法(減圧MOVPE法)によって、下部クラ
ッド層を兼ねる厚さが、例えば、1μmのp型InPバ
ッファ層12、MQW活性層13、及び、厚さが、例え
ば、0.5μmのn型InPクラッド層14を連続的に
成長させる。なお、この場合、MQW活性層13は、例
えば、厚さ10nmの1.1μm波長組成のInGaA
sP障壁層と、厚さ6nmの1.35μm波長組成のI
nGaAsP井戸層を交互に井戸層が5層になるように
堆積させて形成する。
の第1の実施の形態及びその変形例を説明する。図2
(a)参照 図2(a)は本発明の第1の実施の形態のBH型レーザ
の光軸に垂直な面で切った断面図であり、まず、主面が
(100)面のp型InP基板11の表面に減圧有機金
属気相成長法(減圧MOVPE法)によって、下部クラ
ッド層を兼ねる厚さが、例えば、1μmのp型InPバ
ッファ層12、MQW活性層13、及び、厚さが、例え
ば、0.5μmのn型InPクラッド層14を連続的に
成長させる。なお、この場合、MQW活性層13は、例
えば、厚さ10nmの1.1μm波長組成のInGaA
sP障壁層と、厚さ6nmの1.35μm波長組成のI
nGaAsP井戸層を交互に井戸層が5層になるように
堆積させて形成する。
【0035】次いで、全面に厚さ0.2〜0.5μm、
例えば、0.3μmのSiO2 膜(図示せず)を堆積さ
せ、幅1.0〜1.5μm、例えば、1.2μmの(1
10)方向に延びるストライプ状のSiO2 マスク(図
示せず)にパターニングしたのち、このSiO2 マスク
をマスクとしてメサエッチングを行って高さが1.5〜
2.0μm、例えば、1.8μmのストライプ状メサを
形成する。
例えば、0.3μmのSiO2 膜(図示せず)を堆積さ
せ、幅1.0〜1.5μm、例えば、1.2μmの(1
10)方向に延びるストライプ状のSiO2 マスク(図
示せず)にパターニングしたのち、このSiO2 マスク
をマスクとしてメサエッチングを行って高さが1.5〜
2.0μm、例えば、1.8μmのストライプ状メサを
形成する。
【0036】次いで、このSiO2 マスクをそのまま選
択成長マスクとして、減圧MOVPE法によって選択成
長させることによって、ストライプ状メサの側部におい
て厚さが0.05〜0.20μm、例えば、0.1μm
程度で、平坦な部分の厚さが0.3μm程度になるよう
にFeドープInP高抵抗層15を成長させ、次いで、
ストライプ状メサの側部において厚さが0.05〜0.
20μm、例えば、0.1μm程度で、平坦な部分の厚
さが0.2μm程度になるようにp型InP層16を成
長させる。なお、この場合、成長時間が短い場合には、
基板の面方位とストライプ状メサの方位の関係によっ
て、(111)B面が表れるようにストライプ状メサの
側壁に沿って結晶成長が行われる。
択成長マスクとして、減圧MOVPE法によって選択成
長させることによって、ストライプ状メサの側部におい
て厚さが0.05〜0.20μm、例えば、0.1μm
程度で、平坦な部分の厚さが0.3μm程度になるよう
にFeドープInP高抵抗層15を成長させ、次いで、
ストライプ状メサの側部において厚さが0.05〜0.
20μm、例えば、0.1μm程度で、平坦な部分の厚
さが0.2μm程度になるようにp型InP層16を成
長させる。なお、この場合、成長時間が短い場合には、
基板の面方位とストライプ状メサの方位の関係によっ
て、(111)B面が表れるようにストライプ状メサの
側壁に沿って結晶成長が行われる。
【0037】引き続いて、平坦な部分の厚さが、例え
ば、0.7μm程度になるようにn型InP電流ブロッ
ク層17、同じく、平坦な部分の厚さが、例えば、0.
7μm程度になるようにp型InP埋込層18を成長さ
せたのち、同じく、平坦な部分の厚さが、例えば、0.
6μm程度になるようにFeドープInP高抵抗層19
を成長させる。
ば、0.7μm程度になるようにn型InP電流ブロッ
ク層17、同じく、平坦な部分の厚さが、例えば、0.
7μm程度になるようにp型InP埋込層18を成長さ
せたのち、同じく、平坦な部分の厚さが、例えば、0.
6μm程度になるようにFeドープInP高抵抗層19
を成長させる。
【0038】次いで、SiO2 マスクを除去したのち、
同じく、減圧MOVPE法を用いて、全面に、厚さが、
例えば、1.5μmのn型InPクラッド層20、及
び、厚さが、例えば、0.5μmのn型InGaAsコ
ンタクト層21を順次成長させる。次いで、図示しない
ものの、n型InGaAsコンタクト層21上にn側電
極を設け、p型InP基板11の裏面にp側電極を設け
ることによって、p型基板を用いたBH型半導体レーザ
の基本構造が完成する。
同じく、減圧MOVPE法を用いて、全面に、厚さが、
例えば、1.5μmのn型InPクラッド層20、及
び、厚さが、例えば、0.5μmのn型InGaAsコ
ンタクト層21を順次成長させる。次いで、図示しない
ものの、n型InGaAsコンタクト層21上にn側電
極を設け、p型InP基板11の裏面にp側電極を設け
ることによって、p型基板を用いたBH型半導体レーザ
の基本構造が完成する。
【0039】この場合、ストライプ状メサ脇のリーク電
流の通路となる領域の幅が、FeドープInP高抵抗層
15とp型InP層16の厚さを併せた0.2μm程度
と細くなり、且つ、抵抗の高いFeドープInP高抵抗
層15を設けているので、リーク電流の通路となる領域
の抵抗が上昇し、リーク電流が流れにくくなる。
流の通路となる領域の幅が、FeドープInP高抵抗層
15とp型InP層16の厚さを併せた0.2μm程度
と細くなり、且つ、抵抗の高いFeドープInP高抵抗
層15を設けているので、リーク電流の通路となる領域
の抵抗が上昇し、リーク電流が流れにくくなる。
【0040】また、このFeドープInP高抵抗層15
の厚さは、p型InP基板11の主面に沿った平坦な部
分での厚さが、ストライプ状メサの側壁に沿った部分の
厚さより相対的に厚くなるので、p型InP層16を介
したリーク電流があっても、p型InP基板11に流れ
込もうとする場合に、FeドープInP高抵抗層15の
平坦な部分の厚い領域を通過する必要があり、リーク電
流が低減することになる。
の厚さは、p型InP基板11の主面に沿った平坦な部
分での厚さが、ストライプ状メサの側壁に沿った部分の
厚さより相対的に厚くなるので、p型InP層16を介
したリーク電流があっても、p型InP基板11に流れ
込もうとする場合に、FeドープInP高抵抗層15の
平坦な部分の厚い領域を通過する必要があり、リーク電
流が低減することになる。
【0041】さらに、p型InP埋込層18とn型In
Pクラッド層20との間に、FeドープInP高抵抗層
19を設けているので、電流狭窄構造を構成するpnp
nサイリスタの電流立ち上がりを抑えることができるの
で、リーク電流が流れるためにはより高い電圧の印加が
必要になる。
Pクラッド層20との間に、FeドープInP高抵抗層
19を設けているので、電流狭窄構造を構成するpnp
nサイリスタの電流立ち上がりを抑えることができるの
で、リーク電流が流れるためにはより高い電圧の印加が
必要になる。
【0042】この二点により、モジュールの環境温度が
高温になり、活性層に印加される電圧が大きくなった場
合にもリーク電流が流れなくなり、モジュール環境温度
が85℃の場合の動作電流を低減することができる。
高温になり、活性層に印加される電圧が大きくなった場
合にもリーク電流が流れなくなり、モジュール環境温度
が85℃の場合の動作電流を低減することができる。
【0043】図2(b)参照 図2(b)は本発明の第1の実施の形態の変形例であ
り、第1の実施の形態との相違はFeドープInP高抵
抗層19を除いたことにあり、それによって、製造プロ
セスが簡素化されるものであり、その他の構成及び製造
方法は第1の実施の形態と全く同様である。この場合、
電流狭窄構造を構成するpnpnサイリスタの電流立ち
上がりを抑えることはできないが、FeドープInP高
抵抗層15の存在によってリーク電流を充分低減するこ
とができる。
り、第1の実施の形態との相違はFeドープInP高抵
抗層19を除いたことにあり、それによって、製造プロ
セスが簡素化されるものであり、その他の構成及び製造
方法は第1の実施の形態と全く同様である。この場合、
電流狭窄構造を構成するpnpnサイリスタの電流立ち
上がりを抑えることはできないが、FeドープInP高
抵抗層15の存在によってリーク電流を充分低減するこ
とができる。
【0044】次に、図3を参照して本発明の第2の実施
の形態及びその変形例を説明する。 図3(a)参照 図3(a)は本発明の第2の実施の形態のBH型レーザ
の光軸に垂直な面で切った断面図であり、まず、主面が
(100)面のn型InP基板31の表面に減圧MOV
PE法によって、下部クラッド層を兼ねる厚さが、例え
ば、0.2μmのn型InPバッファ層32、MQW活
性層33、及び、厚さが、例えば、0.5μmのp型I
nPクラッド層34を連続的に成長させる。なお、この
場合も、MQW活性層33は、例えば、厚さ10nmの
1.1μm波長組成のInGaAsP障壁層と、厚さ6
nmの1.35μm波長組成のInGaAsP井戸層を
交互に井戸層が5層になるように堆積させて形成する。
の形態及びその変形例を説明する。 図3(a)参照 図3(a)は本発明の第2の実施の形態のBH型レーザ
の光軸に垂直な面で切った断面図であり、まず、主面が
(100)面のn型InP基板31の表面に減圧MOV
PE法によって、下部クラッド層を兼ねる厚さが、例え
ば、0.2μmのn型InPバッファ層32、MQW活
性層33、及び、厚さが、例えば、0.5μmのp型I
nPクラッド層34を連続的に成長させる。なお、この
場合も、MQW活性層33は、例えば、厚さ10nmの
1.1μm波長組成のInGaAsP障壁層と、厚さ6
nmの1.35μm波長組成のInGaAsP井戸層を
交互に井戸層が5層になるように堆積させて形成する。
【0045】次いで、全面に厚さ0.2〜0.5μm、
例えば、0.3μmのSiO2 膜(図示せず)を堆積さ
せ、幅1.0〜1.5μm、例えば、1.2μmの(1
10)方向に延びるストライプ状のSiO2 マスク(図
示せず)にパターニングしたのち、このSiO2 マスク
をマスクとしてメサエッチングを行って高さが1.5〜
2.0μm、例えば、1.8μmのストライプ状メサを
形成する。
例えば、0.3μmのSiO2 膜(図示せず)を堆積さ
せ、幅1.0〜1.5μm、例えば、1.2μmの(1
10)方向に延びるストライプ状のSiO2 マスク(図
示せず)にパターニングしたのち、このSiO2 マスク
をマスクとしてメサエッチングを行って高さが1.5〜
2.0μm、例えば、1.8μmのストライプ状メサを
形成する。
【0046】次いで、このSiO2 マスクをそのまま選
択成長マスクとして、減圧MOVPE法によって選択成
長させることによって、ストライプ状メサの側部におい
て厚さが0.05〜0.20μm、例えば、0.1μm
程度で、平坦な部分の厚さが0.3μm程度になるよう
にFeドープInP高抵抗層35を成長させ、次いで、
ストライプ状メサの側部において厚さが0.05〜0.
20μm、例えば、0.1μm程度で、平坦な部分の厚
さが0.2μm程度になるようにp型InP層36を成
長させる。なお、この場合も(111)B面が表れるよ
うにストライプ状メサの側壁に沿って結晶成長が行われ
る。
択成長マスクとして、減圧MOVPE法によって選択成
長させることによって、ストライプ状メサの側部におい
て厚さが0.05〜0.20μm、例えば、0.1μm
程度で、平坦な部分の厚さが0.3μm程度になるよう
にFeドープInP高抵抗層35を成長させ、次いで、
ストライプ状メサの側部において厚さが0.05〜0.
20μm、例えば、0.1μm程度で、平坦な部分の厚
さが0.2μm程度になるようにp型InP層36を成
長させる。なお、この場合も(111)B面が表れるよ
うにストライプ状メサの側壁に沿って結晶成長が行われ
る。
【0047】引き続いて、平坦な部分の厚さが、例え
ば、1.0μm程度になるようにn型InP電流ブロッ
ク層37を成長させたのち、同じく、平坦な部分の厚さ
が、例えば、0.6μm程度になるようにFeドープI
nP高抵抗層38を成長させる。
ば、1.0μm程度になるようにn型InP電流ブロッ
ク層37を成長させたのち、同じく、平坦な部分の厚さ
が、例えば、0.6μm程度になるようにFeドープI
nP高抵抗層38を成長させる。
【0048】次いで、SiO2 マスクを除去したのち、
同じく、減圧MOVPE法を用いて、全面に、厚さが、
例えば、1.5μmのp型InPクラッド層39、及
び、厚さが、例えば、0.5μmのp型InGaAsコ
ンタクト層40を順次成長させ、次いで、図示しないも
のの、p型InGaAsコンタクト層40上にp側電極
を設け、n型InP基板31の裏面にn側電極を設ける
ことによって、n型基板を用いたBH型半導体レーザの
基本構造が完成する。
同じく、減圧MOVPE法を用いて、全面に、厚さが、
例えば、1.5μmのp型InPクラッド層39、及
び、厚さが、例えば、0.5μmのp型InGaAsコ
ンタクト層40を順次成長させ、次いで、図示しないも
のの、p型InGaAsコンタクト層40上にp側電極
を設け、n型InP基板31の裏面にn側電極を設ける
ことによって、n型基板を用いたBH型半導体レーザの
基本構造が完成する。
【0049】この場合も、ストライプ状メサ脇のリーク
電流の通路となる領域の幅が、FeドープInP高抵抗
層35とp型InP層36の厚さを併せた0.2μm程
度と細くなり、且つ、抵抗の高いFeドープInP高抵
抗層35を設けているので、リーク電流の通路となる領
域の抵抗が上昇し、リーク電流が流れにくくなる。
電流の通路となる領域の幅が、FeドープInP高抵抗
層35とp型InP層36の厚さを併せた0.2μm程
度と細くなり、且つ、抵抗の高いFeドープInP高抵
抗層35を設けているので、リーク電流の通路となる領
域の抵抗が上昇し、リーク電流が流れにくくなる。
【0050】また、このFeドープInP高抵抗層35
の厚さは、n型InP基板31の主面に沿った平坦な部
分での厚さが、ストライプ状メサの側壁に沿った部分の
厚さより相対的に厚くなるので、p型InP層36を介
したリーク電流があっても、n型InP基板31に流れ
込もうとする場合に、FeドープInP高抵抗層35の
平坦な部分の厚い領域を通過する必要があり、リーク電
流が低減することになる。
の厚さは、n型InP基板31の主面に沿った平坦な部
分での厚さが、ストライプ状メサの側壁に沿った部分の
厚さより相対的に厚くなるので、p型InP層36を介
したリーク電流があっても、n型InP基板31に流れ
込もうとする場合に、FeドープInP高抵抗層35の
平坦な部分の厚い領域を通過する必要があり、リーク電
流が低減することになる。
【0051】さらに、n型InP電流ブロック層37と
p型InPクラッド層39との間に、FeドープInP
高抵抗層38を設けているので、電流狭窄構造を構成す
るpnpnサイリスタの電流立ち上がりを抑えることが
できるので、リーク電流が流れるためにはより高い電圧
の印加が必要になり、モジュール環境温度が高くなった
場合の動作電流を低減することができる。
p型InPクラッド層39との間に、FeドープInP
高抵抗層38を設けているので、電流狭窄構造を構成す
るpnpnサイリスタの電流立ち上がりを抑えることが
できるので、リーク電流が流れるためにはより高い電圧
の印加が必要になり、モジュール環境温度が高くなった
場合の動作電流を低減することができる。
【0052】図3(b)参照 図3(b)は本発明の第2の実施の形態の変形例であ
り、第2の実施の形態との相違はFeドープInP高抵
抗層38を除いたことにあり、それによって、製造プロ
セスが簡素化されるものであり、その他の構成及び製造
方法は第2の実施の形態と全く同様である。この場合、
電流狭窄構造を構成するpnpnサイリスタ構造のpn
接合の一つが、FeドープInP高抵抗層35の存在に
よりpin接合に置き換えられているので、Feドープ
InP高抵抗層38がなくとも電流立ち上がりを抑える
ことはできる。
り、第2の実施の形態との相違はFeドープInP高抵
抗層38を除いたことにあり、それによって、製造プロ
セスが簡素化されるものであり、その他の構成及び製造
方法は第2の実施の形態と全く同様である。この場合、
電流狭窄構造を構成するpnpnサイリスタ構造のpn
接合の一つが、FeドープInP高抵抗層35の存在に
よりpin接合に置き換えられているので、Feドープ
InP高抵抗層38がなくとも電流立ち上がりを抑える
ことはできる。
【0053】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、本発明は実施の形態の構成に限られるものではな
く、各種の変形が可能であり、例えばバッファ層は必ず
しも必要ではなく、バッファ層を設けずに、基板上に直
接MQW活性層を設けても良いものであり、この場合に
は、基板自体が下部クラッド層として機能するものであ
り、また、MQW活性層と上下クラッド層の少なくとも
一方との間に、光ガイド層、例えば、1.1μm波長組
成のInGaAsP光ガイド層を設けても良いものであ
る。
たが、本発明は実施の形態の構成に限られるものではな
く、各種の変形が可能であり、例えばバッファ層は必ず
しも必要ではなく、バッファ層を設けずに、基板上に直
接MQW活性層を設けても良いものであり、この場合に
は、基板自体が下部クラッド層として機能するものであ
り、また、MQW活性層と上下クラッド層の少なくとも
一方との間に、光ガイド層、例えば、1.1μm波長組
成のInGaAsP光ガイド層を設けても良いものであ
る。
【0054】また、上記の各実施の形態においては、量
子井戸層として厚さ10nmの1.1μm波長組成のI
nGaAsP障壁層と、厚さ6nmの1.35μm波長
組成のInGaAsP井戸層を交互に井戸層が5層にな
るように堆積させて形成しているが、この様な構成に限
られるものではなく、必要とする波長、例えば、1.5
5μm帯、或いは、必要とする光出力に応じて各層の組
成、厚さ、及び、層数を任意に選択すれば良い。
子井戸層として厚さ10nmの1.1μm波長組成のI
nGaAsP障壁層と、厚さ6nmの1.35μm波長
組成のInGaAsP井戸層を交互に井戸層が5層にな
るように堆積させて形成しているが、この様な構成に限
られるものではなく、必要とする波長、例えば、1.5
5μm帯、或いは、必要とする光出力に応じて各層の組
成、厚さ、及び、層数を任意に選択すれば良い。
【0055】また、上記の各実施の形態の説明において
は、ストライプ状メサの側壁に沿ってFeドープInP
高抵抗層15,35を設けることを必須としているが、
場合によっては、必ずしも必要ではなく、FeドープI
nP高抵抗層15,35を設けずに、埋込層と全面クラ
ッド層との間にFeドープInP高抵抗層19,38等
の高抵抗層を設けるようにしただけでも良いものであ
り、この場合には、電流狭窄構造を構成するpnpnサ
イリスタ構造のpn接合が、FeドープInP高抵抗層
19,38等の高抵抗層の存在によりpin接合に置き
換えられているので、電流立ち上がりを抑えることがで
き、それによってリーク電流を低減することができる。
は、ストライプ状メサの側壁に沿ってFeドープInP
高抵抗層15,35を設けることを必須としているが、
場合によっては、必ずしも必要ではなく、FeドープI
nP高抵抗層15,35を設けずに、埋込層と全面クラ
ッド層との間にFeドープInP高抵抗層19,38等
の高抵抗層を設けるようにしただけでも良いものであ
り、この場合には、電流狭窄構造を構成するpnpnサ
イリスタ構造のpn接合が、FeドープInP高抵抗層
19,38等の高抵抗層の存在によりpin接合に置き
換えられているので、電流立ち上がりを抑えることがで
き、それによってリーク電流を低減することができる。
【0056】また、上記の各実施の形態の説明において
は、InGaAsP/InP系半導体発光素子として説
明しているが、本発明はInGaAsP/InP系に限
られるものではなく、InAlGaAs系、InGaA
s/GaAs/AlGaAs系、或いは、InGaP/
AlInGaP系等にも適用できるものであり、特に、
上記の様にFeドープInP高抵抗層15,35を必須
としない場合には、InGaAsP/InP系に限られ
ないものである。
は、InGaAsP/InP系半導体発光素子として説
明しているが、本発明はInGaAsP/InP系に限
られるものではなく、InAlGaAs系、InGaA
s/GaAs/AlGaAs系、或いは、InGaP/
AlInGaP系等にも適用できるものであり、特に、
上記の様にFeドープInP高抵抗層15,35を必須
としない場合には、InGaAsP/InP系に限られ
ないものである。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、ストライプ状メサの側
壁に沿って、或いは、埋込層と全面クラッド層との間に
高抵抗層を設けたので、リーク電流を低減して半導体レ
ーザの高温動作特性を改善することができ、それによっ
て使用環境条件を緩和することができるので、光ファイ
バ通信の発展に寄与するところが大きい。
壁に沿って、或いは、埋込層と全面クラッド層との間に
高抵抗層を設けたので、リーク電流を低減して半導体レ
ーザの高温動作特性を改善することができ、それによっ
て使用環境条件を緩和することができるので、光ファイ
バ通信の発展に寄与するところが大きい。
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態及びその変形例の説
明図である。
明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態及びその変形例の説
明図である。
明図である。
【図4】従来の再成長埋込層構造を利用したBH半導体
レーザの説明図である。
レーザの説明図である。
【符号の説明】 1 一導電型半導体基板 2 一導電型下部クラッド層 3 活性層 4 反対導電型上部クラッド層 5 n型電流ブロック層 6 高抵抗層 7 p型層 8 p型埋込層 9 高抵抗層 10 n型クラッド層 11 p型InP基板 12 p型InPバッファ層 13 MQW活性層 14 n型InPクラッド層 15 FeドープInP高抵抗層 16 p型InP層 17 n型InP電流ブロック層 18 p型InP埋込層 19 FeドープInP高抵抗層 20 n型InPクラッド層 21 n型InGaAsコンタクト層 31 n型InP基板 32 n型InPバッファ層 33 MQW活性層 34 p型InPクラッド層 35 FeドープInP高抵抗層 36 p型InP層 37 n型InP電流ブロック層 38 FeドープInP高抵抗層 39 p型InPクラッド層 40 p型InGaAsコンタクト層 41 n型InP基板 42 n型InPバッファ層 43 MQW活性層 44 p型InPクラッド層 45 p型InP埋込層 46 n型InP電流ブロック層 47 p型InPクラッド層 48 p型InGaAsコンタクト層 51 p型InP基板 52 p型InPバッファ層 53 MQW活性層 54 n型InPクラッド層 55 p型InP層 56 n型InP電流ブロック層 57 p型InP埋込層 58 n型InPクラッド層 59 n型InGaAsコンタクト層
Claims (10)
- 【請求項1】 一導電型半導体基板上に形成された一導
電型下部クラッド層、活性層、及び、反対導電型上部ク
ラッド層を含むダブルヘテロ接合構造のメサの両側がn
型電流ブロック層を含む電流狭窄構造で埋め込まれてい
る半導体発光素子において、前記活性層と同一水平面内
に前記n型電流ブロック層の一部が位置し、前記活性層
と前記n型電流ブロック層との間に一層以上の半導体層
が形成されており、且つ、前記活性層とn型電流ブロッ
ク層との間に設けた半導体層が高抵抗層を含んでいるこ
とを特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項2】 上記活性層とn型電流ブロック層との間
に設けた半導体層が、高抵抗層とp型層とからなること
を特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。 - 【請求項3】 上記活性層とn型電流ブロック層との間
に設けた半導体層の内、前記活性層に接する半導体層が
高抵抗層であることを特徴とする請求項2記載の半導体
発光素子。 - 【請求項4】 上記活性層に接する高抵抗層のメサの側
面に沿って形成された部分の厚さが、上記一導電型半導
体基板の主面に沿って形成された部分の厚さより薄いこ
とを特徴とする請求項3記載の半導体発光素子。 - 【請求項5】 上記一導電型半導体基板が、p型半導体
基板であり、且つ、上記電流狭窄構造のn型電流ブロッ
ク層より上側の構成が、前記n型電流ブロック層上に順
に設けたp型埋込層及び高抵抗層とからなるとともに、
上記メサ頂部及び前記電流狭窄構造を覆うように全面に
n型クラッド層を設けたことを特徴とする請求項1乃至
4のいずれか1項に記載の半導体発光素子。 - 【請求項6】 上記一導電型半導体基板が、p型半導体
基板であり、且つ、上記電流狭窄構造を構成する最上層
がp型埋込層からなるとともに、上記メサ頂部及び前記
電流狭窄構造を覆うように全面にn型クラッド層を設け
たことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
載の半導体発光素子。 - 【請求項7】 上記一導電型半導体基板が、n型半導体
基板であり、且つ、上記電流狭窄構造のn型電流ブロッ
ク層より上側の構成が、高抵抗層からなるとともに、上
記メサ頂部及び前記電流狭窄構造を覆うように全面にp
型クラッド層を設けたことを特徴とする請求項1乃至4
のいずれか1項に記載の半導体発光素子。 - 【請求項8】 上記一導電型半導体基板が、n型半導体
基板であり、且つ、上記電流狭窄構造を構成する最上層
がn型電流ブロック層からなるとともに、上記メサ頂部
及び前記電流狭窄構造を覆うように全面にp型クラッド
層を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
1項に記載の半導体発光素子。 - 【請求項9】 一導電型半導体基板上に形成された一導
電型下部クラッド層、活性層、及び、反対導電型上部ク
ラッド層を含むダブルヘテロ接合構造のメサの両側がp
型層を含む埋込層で埋め込まれるとともに、前記メサ頂
部及び前記埋込層を覆うように全面に反対導電型クラッ
ド層を設けた半導体発光素子において、前記埋込層の最
上層が高抵抗層であることを特徴とする半導体発光素
子。 - 【請求項10】 上記一導電型半導体基板がp型半導体
基板であり、上記埋込層が、p型層/n型層/p型層/
高抵抗層で構成されることを特徴とする請求項9記載の
半導体発光素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6638798A JPH11266051A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 半導体発光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6638798A JPH11266051A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 半導体発光素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11266051A true JPH11266051A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13314376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6638798A Withdrawn JPH11266051A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 半導体発光素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11266051A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7720123B2 (en) | 2006-08-28 | 2010-05-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Buried type semiconductor laser |
| KR101495371B1 (ko) * | 2007-04-10 | 2015-02-24 | 후지필름 가부시키가이샤 | 유기 전계발광 표시 장치 |
| JP7080414B1 (ja) * | 2021-06-17 | 2022-06-03 | 三菱電機株式会社 | 光半導体素子及びその製造方法 |
| JP7168138B1 (ja) * | 2022-02-10 | 2022-11-09 | 三菱電機株式会社 | 半導体レーザ素子および半導体レーザ素子の製造方法 |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP6638798A patent/JPH11266051A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7720123B2 (en) | 2006-08-28 | 2010-05-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Buried type semiconductor laser |
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| WO2022264347A1 (ja) * | 2021-06-17 | 2022-12-22 | 三菱電機株式会社 | 光半導体素子及びその製造方法 |
| JP7168138B1 (ja) * | 2022-02-10 | 2022-11-09 | 三菱電機株式会社 | 半導体レーザ素子および半導体レーザ素子の製造方法 |
| WO2023152872A1 (ja) * | 2022-02-10 | 2023-08-17 | 三菱電機株式会社 | 半導体レーザ素子および半導体レーザ素子の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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