JPH11266689A - 脱穀機における排塵ファン - Google Patents

脱穀機における排塵ファン

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JPH11266689A
JPH11266689A JP9679198A JP9679198A JPH11266689A JP H11266689 A JPH11266689 A JP H11266689A JP 9679198 A JP9679198 A JP 9679198A JP 9679198 A JP9679198 A JP 9679198A JP H11266689 A JPH11266689 A JP H11266689A
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JP
Japan
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impeller
fan
dust
cover
duct
Prior art date
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Pending
Application number
JP9679198A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Hirano
達郎 平野
Kazuyoshi Nonami
和好 野波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音が小さく効率の高い横断流ファン方式の
排塵ファンを提供することを課題としている。 【解決手段】 下方の湾曲部分B内に羽根車35が回転
自在に横設内装された略逆S字状の断面を有するダクト
36の下方側の湾曲部分Bがなす羽根車35の外周の一
部に沿って近接せしめて覆うカバー41内径と羽根車3
5の外径との間隙δを羽根車35の外径Dに比例せし
め、比例係数を0.08±0.02とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は脱穀機の機体内で
発生する排塵物を機外に排出する脱穀機における排塵フ
ァンに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来ダク
ト内に羽根車を設けたいわゆる横断流ファンをコンバイ
ンやハーベスタ等に備えられた脱穀機における排塵ファ
ンに応用し、機体の幅方向に均一に吸風させて選別を良
好に行うように構成した脱穀機が一般に知られている。
そして上記排塵ファンは略逆S字状の断面を有する、機
体の幅方向に延出したダクトの一方の屈曲部に羽根車が
回転自在に横設内装された構造をなし、上記羽根車に近
接する開口部を空気(わら等の排塵物)の排出口とする
とともに、他方の開口部を空気(わら等の排塵物)の吸
入口としたものが一般的であった。
【0003】このとき羽根車が配置されているダクトの
屈曲部分が羽根車の外径を羽根車に沿って覆うカバーと
して構成されるとともに、該カバーから排出口側に延出
する延出部と上記カバーとにより、一般的に横断流ファ
ンの作動中羽根車内周近傍に発生する比較的強いエアの
渦を安定化させるスタビライザが構成されているものが
知られている。
【0004】そして一般的に羽根車とカバーとの間隙が
狭いほど空力性能(ファンとしてのエアの吸排出効率)
に有利であるが騒音に対して不利となることが知られて
おり、上記間隙をδ,羽根車の外径をDとした場合、騒
音と空力特性が両立するように(両者の妥協点に)δが
δ/Dの値を基準に設定されている。しかし従来作業者
等にとって騒音は比較的大きく、このためより騒音が小
さく効率の高い横断流ファン方式の排塵ファンが望まれ
ていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の脱穀機における排塵ファンは、脱穀機1内
に両端が開口した上下方向に略逆S字状の断面を有する
ダクト36を形成せしめ、該ダクト36の下方の湾曲部
分B内に羽根車35を回転自在に横設内装し、上記羽根
車35下方の開口部を排出口38とするとともに、上方
の開口部を吸入口37とした横断流式の脱穀機の排塵フ
ァンであって、上記ダクト36の下方側の湾曲部分Bが
羽根車35の外周の一部に沿って近接せしめて覆うカバ
ー41を構成し、該カバー41から排出口38側に延出
する延出部42とカバー41とにより、横断流ファンの
エアの渦を安定化させるスタビライザ43を構成したも
のにおいて、該カバー41の内径と羽根車35の外径と
の間隙δを羽根車35の外径Dに比例せしめ、比例係数
を0.08±0.02としたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の1実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明を応用した自動送込み
脱穀機1の左側面図であり、該脱穀機1は刈取穀稈を脱
穀する脱穀室2と、該脱穀された穀粒を選別する選別室
5と、該脱穀選別後の穀粒を収容する穀粒タンク3等が
備えられており、上記脱穀室2には刈取穀稈を扱室4に
沿って搬送するフィードチェーン6と、該搬送された穀
稈を脱穀処理する扱胴7及び扱降し物を漏下する扱網8
とが設けられている。
【0007】そして脱穀室2における扱胴7及び扱網8
の終端穂先側には処理胴21及び処理網22を内装する
処理室23が連接されており、上記選別室5は脱穀室2
及び処理室23の下方に上記扱網8及び処理網22によ
って区切られて位置している。また脱穀済みの穀稈を後
方に設置した排わらカッタ24に搬送する排わら搬送体
26もフィードチェーン6の終端に連接して設けられて
いる。
【0008】一方選別室5には選別風を起風する唐箕フ
ァン11と、藁屑等の塵芥を強制排出する後述する構造
の排塵ファン12とが前後に設置されており、唐箕ファ
ン11と排塵ファン12により形成される選別風路F中
に、扱網8及び処理網22によって漏下された穀粒を揺
動選別する揺動選別体9が前後方向に揺動可能に装架さ
れている。また揺動選別体9によって選別された一番物
を収容する一番収容部13及び二番物を収容する二番収
容部14も設けられている。
【0009】さらに選別室5には、一番物を一番収容部
13の端部まで横搬送する一番横らせん16,端部まで
横搬送された一番物を穀粒タンク3まで揚上搬送する揚
穀筒17,二番物を二番収容部14の端部まで横搬送す
る二番横らせん18,端部まで横搬送された二番物を揺
動選別体9に還元する還元筒19等も備えられており、
その他一番収容部13と二番収容部14との間に揺動選
別体9側に向けて下方から副選別風を送風する送風ファ
ン27も設けられている。
【0010】このとき上記揺動選別体9は、左右の側板
9a間に前方から移送板31及びチャフシーブ31a
を、また該チャフシーブ31aの下方には選別網32a
をそれぞれ張設し、その下方に前記一番収容部13に一
番物を流下させる一番流板32を斜設すると共に、該一
番流板32の後端部にストローラック33aを突設し、
その下方に前記二番収容部14に二番物を流下させる二
番流板33を斜設して、これらを一体的に枠組み形成し
ている。
【0011】なお上記揺動選別体9は、その前後が揺動
リンク28と支持リンク29とに着脱可能に支架させら
れているとともに、脱穀機1の機外から支架状態が解除
可能に構成されており、容易に挿脱作業を行うことがで
きるようになっている。そして以上に示す構成は従来の
自動送込み脱穀機と同様であり、本実施形態の脱穀機1
も従来と同様の脱穀,選別,穀粒の搬送動作等を行う。
【0012】そして脱穀作業中に脱穀機1の機体内で発
生する藁屑等の塵芥(排塵物)は唐箕ファン11及び排
塵ファン12で形成される選別風によって選別風路Fか
ら連続する排塵風路fに沿って誘導され、排塵ファン1
2で吸引されて後述する排塵口38から機外に排出する
構造となっており、次に排塵ファン12の構造について
詳細に説明する。
【0013】排塵ファン12は図1に示されるように二
番流板33の後端側下方に隣接して配置されており、図
1,図2に示されるように機体幅方向に略機体幅全幅に
わたって横設された筒状のダクトであるファンケース3
6と、このファンケース36内に反時計周りの方向(R
方向)に回転可能に横架され、外周に多数の湾曲羽根3
5aを所定の間隔で設けたドラム状の多翼形の羽根車3
5とを備えたいわゆる横断流ファンとして構成されてい
る。
【0014】そして図3に示されるように羽根車35の
軸心に突設されている回転軸35bがファンケース36
の左右両側板36a,36b側に回転自在に軸支されて
おり、該回転軸35aの端部に取り付けられたプーリ3
4に回転駆動力が伝動されて回転軸35bと一体的に羽
根車35が回転駆動される構造となっている。
【0015】一方上記ファンケース36は、上端側に上
記排塵風路fに通じて開口した、唐箕ファン11及び送
風ファン27からの選別風により運ばれた排塵(空気)
を吸入する吸入口である入口部37と、下端側に後方に
向けて下向きに開口した排塵(空気)を排出する排出口
である排塵口38とを有した略逆S字状に湾曲せしめら
れた側断面形状を有する箱形形状をなし、脱穀機1(揺
動選別体9)に対して着脱自在に取り付けられている。
【0016】つまり上記排塵風路fが略逆S字状に湾曲
せしめられており、選別風路Fからの選別風Wが排塵風
路fの入口部分(ファンケース36の入口部37)を形
成する湾曲したガイド部39に沿って円滑な曲線を描い
て羽根車35側に導かれて吸引され、図4に示される
「回転する羽根車Xを流体Yが流れる横断流ファンの理
論流線図」の流れに近似して選別風Wが排塵口38から
排出され、この排塵風路f内の選別風W(排塵風)に乗
って前記排塵物が上記排塵口38から排出される。
【0017】なお上記羽根車35はファンケース36の
下方側の湾曲部分内に収納されており、ファンケース3
6の上記下方側の湾曲部分Bにおける湾曲の内側が羽根
車35の外周に沿って羽根車35(羽根車35の外周の
一部)を近接して覆うカバー41として構成されている
が、羽根車35の外径と該カバー41の内周面(内径)
との間隙は、該間隙をδ,羽根車35の外径をDとした
場合に、δ=k・D(kは比例定数)で表されるように
羽根車35の外径Dに比例せしめられるように設定され
ている。
【0018】そしてk=0.08±0.02と設定され
ており、換言するとDが羽根車35の外径であり、つま
り正の実数となるため、δはδ/D=0.08±0.0
2を満たすようにその値が設定されている。このため従
来に比較して比較的大きな値をとるδにより排塵物の排
出が容易に行われる。このとき上記0.02はδ/Dの
所定の設定値(0.08)に対する誤差である。
【0019】またファンケース36における上記カバー
41から排塵口38側に延出する延出部42と上記カバ
ー41とにより、一般的に横断流ファンの作動中羽根車
内周近傍に発生する比較的強いエアの渦S(図4参照)
を安定化させるスタビライザ43が構成されており、該
スタビライザ43を有した本実施形態の排塵ファン12
(横断流ファン)におけるδの設定により上記渦がスタ
ビライザ43側に近づけられ、空力性能(ファンとして
のエアの吸排出効率)の向上と騒音の減少が実現されて
いる。
【0020】詳述すると排塵ファン12(羽根車35)
の回転数が1500rpmの場合、図5(a),(b)
に示されるように、所定範囲の流量(風量)(m3/min)
における騒音{測定騒音レベルLpa[dB(A)]}及びフ
ァン動力(kw)に対する効率η(%)が、測定した流
量内ですべて向上(騒音の減少及び効率の上昇)してい
る。このとき実線Nが本実施形態における測定結果であ
り、点線Oが従来の排塵ファンの測定結果であり、騒音
が大幅に減少し、特に騒音の減少においては高次のNZ
音(2,3次)騒音が減少している。なお上記測定は流
量が約20〜55m3/minの範囲で行っているが、この流
量の範囲はおおむね排塵ファンとして使用する場合の範
囲である。
【0021】また図1,図2に示されるようにファンケ
ース36における前方側の周壁44は羽根車35の上方
側に延出して、羽根車35の上方側を羽根車35の外周
に沿って比較的近接して覆っている。このため図2に示
されるようにファンケース36に略沿って逆S字形をな
す排塵風における、羽根車35への吸入部分での入口部
37側に戻ろうとする逆流が上記周壁44により遮蔽さ
れ排塵口38側に送られる。
【0022】つまり周壁44により排塵風の入口部37
側への逆流が防止され、排塵効率の低下が防止され、換
言すると上記ファンケース36の前方側周壁44がファ
ンケース36側に設けられた排塵風(一般的な横断流フ
ァンに当てはめると羽根車側への吸入風)の逆流を防止
する遮蔽部として構成されて機能している。
【0023】一方図3に示されるようにファンケース3
6における羽根車35の支持側板(左側板36a側)に
は、該左側板36aと羽根車35の端部との間隙tを覆
う羽根車35の外径に沿って湾曲したプレート状のカバ
ー部材46が、羽根車35の上方側に位置して突設され
ており、該カバー部材46によりファンケース36の左
側板36aと羽根車35との間で裸出する回転軸35b
の上方側がカバーされている。
【0024】これによって脱穀機1の作動中(排塵ファ
ン12の作動中)等において回転軸35bにわら等が巻
き付くというトラブルが防止され、排塵ファン12の作
動がより安定する(羽根車35が安定して回転する)
他、羽根車35の端部側がシールされることにより該端
部側からのエア漏れが減少し、排塵ファン12の空力性
能も向上する。
【0025】なお揺動選別体9における選別網32a下
方には従来同様に唐箕ファン11等による選別風を安定
させる(選別網32aの風上側の風速を他に比較して速
くする)ための風切り板47が設けられているが、該風
切り板47は本実施形態においては揺動自在に端部(前
端)が軸支されているとともに、脱穀機1の作動中(唐
箕ファン11の作動中)常に一定周期で揺動作動させら
れるように駆動(駆動系統は図示しない)されている。
これにより選別網32aの風上側の風速が他に比較して
速くなるとともに、風下側での無風状態に近いデッドス
ペースが少なくなり、選別空間がより拡くなり選別効率
が向上している。
【0026】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、羽根車外径とカバー内径との間隙δが、δ/D
=0.08±0.02(但しD=羽根車の外径で正の実
数)となるように羽根車の外径に比例せしめられて設定
されているため、機外に排出されるべき排塵物等が容易
に排出されるとともに、騒音が減少し、比較的効率が高
く且つ騒音が小さい排塵ファンを構成することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動送込み脱穀機の左側面図である。
【図2】排塵ファン部分の要部側断面図である。
【図3】排塵ファン部分の要部背面断面図である。
【図4】横断流ファンの理論流線図である。
【図5】(a),(b)は騒音及び効率の測定結果を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 脱穀機 36 ファンケース(ダクト) 37 入口部(吸入口) 38 排塵口(排出口) 41 カバー 42 延出部 43 スタビライザ δ 間隙 B 湾曲部分 D 羽根車の外径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀機(1)内に両端が開口した上下方
    向に略逆S字状の断面を有するダクト(36)を形成せ
    しめ、該ダクト(36)の下方の湾曲部分(B)内に羽
    根車(35)を回転自在に横設内装し、上記羽根車(3
    5)下方の開口部を排出口(38)とするとともに、上
    方の開口部を吸入口(37)とした横断流式の脱穀機の
    排塵ファンであって、上記ダクト(36)の下方側の湾
    曲部分(B)が羽根車(35)の外周の一部に沿って近
    接せしめて覆うカバー(41)を構成し、該カバー(4
    1)から排出口(38)側に延出する延出部(42)と
    カバー(41)とにより、横断流ファンのエアの渦を安
    定化させるスタビライザ(43)を構成したものにおい
    て、該カバー(41)の内径と羽根車(35)の外径と
    の間隙(δ)を羽根車(35)の外径(D)に比例せし
    め、比例係数を0.08±0.02とした脱穀機におけ
    る排塵ファン。
JP9679198A 1998-03-25 1998-03-25 脱穀機における排塵ファン Pending JPH11266689A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040420

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02