JPH11267372A - バルカナイズドファイバーよりなる成形加工用シート及び該シートを用いた成形品の製作方法 - Google Patents
バルカナイズドファイバーよりなる成形加工用シート及び該シートを用いた成形品の製作方法Info
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- JPH11267372A JPH11267372A JP9672998A JP9672998A JPH11267372A JP H11267372 A JPH11267372 A JP H11267372A JP 9672998 A JP9672998 A JP 9672998A JP 9672998 A JP9672998 A JP 9672998A JP H11267372 A JPH11267372 A JP H11267372A
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Abstract
適な成形加工用シートの提供。 【解決手段】 厚さ0.18〜0.35mmの範囲内、
且つ、1時間当たりの吸水率61〜68%の範囲内なる
条件を満たすバルカナイズドファイバーから選ばれる水
に約10〜120秒間浸漬したときの吸水率が約15〜
17%であるバルカナイズドファイバーよりなる成形加
工用シート。
Description
ーや紙製アートアニマル等の各種室内装飾品の製作材料
として好適なバルカナイズドファイバーよりなる成形加
工用シートに関するものである。
を用いた特公昭63−25960号公報掲載の「折り
紙、室内装飾品等の成形加工用シート」を開発し、教材
やホビー材料として提供して好評を得ている。
を用いた成形加工用シート(以下、「従来品」という)
は、当該公報に記載されている通り、厚さが0.20〜
0.50mmの範囲(内)で、かつ吸水率が1時間当たり
30〜60%の範囲(内)のバルカナイズドファイバー
よりなるものであり、その使用時において、水に15〜
30分間浸漬すると可塑化し、水中から取り出して外表
面に付着していた水分を拭きされば、手先での加工が自
在となり、所望形態に成形加工することができ、成形加
工後、所望形態を保持させた状態で約30分間自然乾燥
させると高い剛性と弾性とを有している耐衝撃性の成形
品が得られるものである。
性を得るまでに15〜30分と長時間水に浸けておく必
要があり、厚さが0.40〜0.50mmと比較的厚いシ
ートの場合には、15〜30分間の浸漬時間によって手
先での加工が自在となる柔軟性は充分得られるが、その
反面、復元力が大きく、乾燥完了時まで成形加工した所
望形態を維持させるためにはクリップやゴムバンド等の
各種の固定治具を必要とするものであった。
〜0.30mmと比較的薄いシートの場合には、復元力が
小さいので、前記各種固定治具を使用することなく、乾
燥完了時まで成形加工した所望形態を維持させることが
できる。
0分間の浸漬時間と約30分間の乾燥時間を必要とする
ので、成形品完成までに長時間を要するとするという問
題点があり、また、厚さ0.40〜0.50mmのものを
用いる場合には乾燥時に固定治具を必要とするので、初
心者や小学生にとっては成形加工が難しいという問題点
がある。
題とし、浸漬時間と乾燥時間が可及的に短縮できると共
に手先での成形加工が極めて容易であり、しかも乾燥時
に固定治具を必要としないバルカナイズドファイバーよ
りなる成形加工用シートを提供すべく、成形加工用シー
トとして用いるバルカナイズドファイバーの厚さ及び吸
水率について数多くの試行錯誤的な実験・試作を重ねた
結果、厚さが0.18〜0.35mmの範囲内、且つ、1
時間当たりの吸水率が61〜68%の範囲内にあるバル
カナイズドファイバーの内から水に約10〜120秒間
浸漬したときの吸水率が約15〜17%であるバルカナ
イズドファイバーを用いる場合には、水に約10〜12
0秒間浸漬するだけで手先での加工が自在となり、極め
て容易に所望形態に成形加工することができ、約3〜1
0分間の自然乾燥によって水彩絵の具での着色が可能と
なると共に高い剛性と弾性とを有し、耐衝撃性も付与さ
れるという刮目すべき新知見を得、当該課題を解決した
ものである。
時間当たりの吸水率が30%のバルカナイズドファイバ
ーを水に30分間浸漬して成形加工を行っている実施
例、厚さ0.20mmで1時間当たりの吸水率が35%の
バルカナイズドファイバーを水に15分間浸漬して成形
加工を行っている実施例及び厚さ0.50mmで1時間当
たりの吸水率が60%のバルカナイズドファイバーを水
に15分間浸漬して成形加工を行っている実施例が示さ
れている。
通りの本発明によって解決できる。
〜0.35mmの範囲内、且つ、1時間当たりの吸水率6
1〜68%の範囲内なる条件を満たすバルカナイズドフ
ァイバーから選ばれる水に約10〜120秒間浸漬した
ときの吸水率が約15〜17%であるバルカナイズドフ
ァイバーよりなる成形加工用シートである。
0.35mmの範囲内、且つ、1時間当たりの吸水率61
〜68%の範囲内なる条件を満たすバルカナイズドファ
イバーから選ばれる水に約10〜120秒間浸漬したと
きの吸水率が約15〜17%であるバルカナイズドファ
イバーよりなる成形加工用シートを水に約10〜120
秒間浸漬した後、水中から引上げて吸水率約15〜17
%の状態とし、該状態において手先にて所要の形態に成
形加工して成形品とし、該成形品を乾燥させることを特
徴とするバルカナイズドファイバー成形品の製作方法で
ある。
である。
イバーとは、天然繊維を主体とした原紙を塩化亜鉛の濃
厚溶液(Be'71.4) で処理して繊維を膠質化(ゲル化)
させ、巻き取り、乾燥、圧搾等して得られる周知のバル
カナイズドファイバーであり、厚さ0.13〜0.50
mmの範囲内、且つ、1時間当たりの吸水率48.6〜8
5.1%の範囲内のものが市販されている。
前記市販品の中から、厚さ0.18〜0.35mmの範囲
内、且つ、1時間当たりの吸水率61〜68%の範囲内
なる条件を満たし、しかも、水に約10〜120秒間浸
漬したときの吸水率が約15〜17%であるバルカナイ
ズドファイバーを選定すればよい。
から選定される本発明に係る成形加工用シートは、その
使用時において、水(約20℃)に約10〜120秒間
浸漬することによって約15〜17%の吸水率となり、
水中から引上げれば、この吸水率を保っている状態(未
乾燥状態)においては手先にて極めて容易に折り曲げで
きる柔軟性が付与されており、所望の形態に成形加工
後、固定治具を用いることなく室内(約25℃)で放置
して約3〜10分間自然乾燥すれば、水彩絵の具を用い
て着色しても該絵の具がにじまずに所望の着色ができる
と共に高い剛性と弾力性を有している耐衝撃性を備えた
成形品となる。
ナイズドファイバーについての吸水率試験結果を表1に
示す。なお、吸水率試験は、市販の各種バルカナイズド
ファイバーを100mm×100mmの寸法に裁断した各試
験片の重量を精密重量計(形式名:B−416,ザルト
リウス製)を用いて測定した後、該各試験片を約20℃
の水に所定時間浸漬して引き上げ、表面に付着している
水滴を吸取紙にて拭き取り、再び同重量計を用いて測定
し、浸漬前後の重量値から吸水率を算出する手法によっ
て行った。
における厚さ0.40,厚さ0.50の各バルカナイズ
ドファイバーは、水への浸漬時間を120秒間として
も、手先での成形加工が可能となる柔軟性を付与するこ
とは不可能であり、また、表1における厚さ0.13の
バルカナイズドファイバーは、水への浸漬時間が10秒
間であっても、非常に軟らかくて所謂「腰がない」状態
となって手先での成形加工は不可能である。
ナイズドファイバーの水への浸漬時間を、1秒間,3秒
間,5秒間と変化させたときの各吸水率は、22.4
%,35.2%,43.5%であり、1秒間浸漬した場
合であっても、ティッシュペーパーとほぼ同様の「腰が
ない」状態となって手先での成形加工は殆んど不可能で
あったが、一方、表1における厚さ0.18のバルカナ
イズドファイバーの水への浸漬時間を、1秒間,3秒
間,5秒間と変化させたときの各吸水率は、9.1%,
11.6%,12.1%であり、5秒間浸漬した場合に
も手先での成形加工が自在となるに充分な柔軟性は付与
されていなかった。
試作を含む数多くの実験・試作を重ねて、前記新知見を
得たのである。
形態を挙げる。
7.7%であり、水に10〜120秒間浸漬したときの
吸水率が15.7〜33.0%である市販のバルカナイ
ズドファイバーを成形加工用シートとした。
(猿の人形)を考慮して、図1に示す通りの展開状に切
り抜いて置き、このシート状切り抜き体1を約20℃の
水に約15秒間浸漬して引き上げ、その表面の水滴をタ
オルにて軽く拭き取った後、手先にて折り曲げて、図2
に示す通りの猿の形態に成形加工した後、約23℃の室
内に放置して自然乾燥させた。なお、折り曲げ作業を開
始時点から図2の形態にできた時点までの所要時間は約
7分間であった。
2に示す通りの形態を保持した状態で高い剛性と弾性と
を有した成形品となり、その表面を水彩絵の具によって
着色してもにじむことはなく、着色した猿の人形成形品
2が得られた。
トの床に投げつけてみたが、変形はなく、すぐれた耐衝
撃性を具備していることが確認できた。
〜120秒間浸漬したときの吸水率が15.7〜33.
0%のものであるから、上記浸漬時間における吸水率は
約16%程度と推定でき、含水率が低いので、約23℃
の室内における約4分間という短かい自然乾燥によって
充分に乾燥してバルカナイズドファイバー本来の高い剛
性と弾性が回復してすぐれた耐衝撃性を発揮する。
り詳しく説明する。
の吸水率64.7%であり、水に10〜120秒間浸漬
したときの吸水率が15.1〜39.2%である市販の
バルカナイズドファイバーを成形加工用シートとした。
(犬の人形)を考慮して、図3に示す通りの展開状に切
り抜いて置き、このシート状切り抜き体3を約20℃の
水に約10秒間浸漬して引き上げ、その表面の水滴をタ
オルにて軽く拭き取った後、手先にて折り曲げて、図4
に示す通りの犬の形態に成形加工した後、約23℃の室
内に放置して自然乾燥させた。なお、折り曲げ作業を開
始時点から図4の形態にできた時点までの所要時間は約
7分間であった。
4に示す通りの形態を保持した状態で高い剛性と弾性と
を有した成形品となり、その表面を水彩絵の具によって
着色してもにじむことはなく、着色した犬の人形成形品
4が得られた。
トの床に投げつけてみたが、変形はなく、すぐれた耐衝
撃性を具備していることが確認できた。
の吸水率61.1%であり、水に90〜120秒間浸漬
したときの吸水率が15.4〜17.2%である市販の
バルカナイズドファイバーを成形加工用シートとした。
の形態と同様に、図1に示す通りの展開状に切り抜いて
置き、このシート状切り抜き体1を約20℃の水に約9
0秒間浸漬して引き上げ、その表面の水滴をタオルにて
軽く拭き取った後、手先にて折り曲げて、図2に示す通
りの猿の形態に成形加工した後、約23℃の室内に放置
して自然乾燥させた。なお、折り曲げ作業を開始時点か
ら図2の形態にできた時点までの所要時間は約10分間
であった。
2に示す通りの形態を保持した状態で高い剛性と弾性と
を有した成形品となり、その表面を水彩絵の具によって
着色してもにじむことはなく、着色した猿の人形成形品
2が得られた。
トの床に投げつけてみたが、変形はなく、すぐれた耐衝
撃性を具備していることが確認できた。
の吸水率67.8%であり、水に40〜120秒間浸漬
したときの吸水率が15.3〜25.7%である市販の
バルカナイズドファイバーを成形加工用シートとした。
に、図3に示す通りの展開状に切り抜いて置き、このシ
ート状切り抜き体3を約20℃の水に約60秒間浸漬し
て引き上げ、その表面の水滴をタオルにて軽く拭き取っ
た後、手先にて折り曲げて、図4に示す通りの犬の形態
に成形加工した後、約23℃の室内に放置して自然乾燥
させた。なお、折り曲げ作業を開始時点から図4の形態
にできた時点までの所要時間は約7分間であった。
4に示す通りの形態を保持した状態で高い剛性と弾性と
を有した成形品となり、その表面を水彩絵の具によって
着色してもにじむことはなく、着色した犬の人形成形品
4が得られた。
トの床に投げつけてみたが、変形はなく、すぐれた耐衝
撃性を具備していることが確認できた。
の吸水率85.1%であり、水に10〜120秒間浸漬
したときの吸水率が48.2〜69.1%である市販の
バルカナイズドファイバーを成形加工用シートとした。
の形態と同様に、図1に示す通りの展開状に切り抜いて
置き、このシート状切り抜き体1を約20℃の水に約1
秒間浸漬して引き上げ、その表面の水滴をタオルにて軽
く拭き取った後、手先にて折り曲げて、図2に示す通り
の猿の形態に成形加工しようとしたが、切り抜き体に腰
がなくふにゃふにゃした状態であるため、所望形態に成
形することは不可能であった。
してみたところ、少し硬くはなっていたが、所望形態に
折り曲げるには腰がないので、熱風ドライヤーを使用
し、折り曲げ個所を乾燥させながら、図2に示す通りの
猿の形態に成形加工した。なお、熱風ドライヤーを使用
した折り曲げ作業の開始時点から図2に示す形態にでき
た時点までの所要時間は約40分間であった。
して自然乾燥させようとしたが、机の上に置くと変形す
るので、ボール紙とセロファンテープを用いて固定した
状態で乾燥させる必要があった。
の吸水率57.5%であり、水に10秒〜120秒間浸
漬したときの吸水率が6.7〜13.8%である市販の
バルカナイズドファイバーを成形加工用シートとした。
に、図3に示す通りの展開状に切り抜いて置き、このシ
ート状切り抜き体3を約20℃の水に約10分間浸漬し
たが、手先にて図4に示す通りの犬の形態に折り曲げる
ことは不可能であった。
0℃の水に約10〜120秒という短時間浸漬するだけ
で、厚さ0.18〜0.35mmのいずれの厚さのものに
おいてて手先にて極めて容易に折り曲げ可能な柔軟性が
付与されるので、手先による成形加工に当っての準備時
間がごく短時間でよく、また、手先にて極めて容易に折
り曲げできる柔軟性が得られる状態における吸水率が約
15〜17%と非常に低いので、乾燥時間が3〜10分
間と非常に短くなるという大きな効果を奏するものであ
る。
は、初心者や小学生のホビー材料や教材として好適なも
のであるから、本発明の産業利用性は非常に高いといえ
る。
形を製作するためのシート状切り抜き体の平面図。
た猿の人形成形品の斜視図。
形を製作するためのシート状切り抜き体の平面図。
た犬の人形成形品の斜視図。
Claims (2)
- 【請求項1】 厚さ0.18〜0.35mmの範囲内、且
つ、1時間当たりの吸水率61〜68%の範囲内なる条
件を満たすバルカナイズドファイバーから選ばれる水に
約10〜120秒間浸漬したときの吸水率が約15〜1
7%であるバルカナイズドファイバーよりなる成形加工
用シート。 - 【請求項2】 請求項1記載の成形加工用シートを水に
約10〜120秒間浸漬した後、水中から引上げて吸水
率約15〜17%の状態とし、該状態において手先にて
所要の形態に成形加工して成形品とし、該成形品を乾燥
させることを特徴とするバルカナイズドファイバー成形
品の製作方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09672998A JP3981849B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | バルカナイズドファイバーよりなる成形加工用シート及び該シートを用いた成形品の製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09672998A JP3981849B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | バルカナイズドファイバーよりなる成形加工用シート及び該シートを用いた成形品の製作方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11267372A true JPH11267372A (ja) | 1999-10-05 |
| JP3981849B2 JP3981849B2 (ja) | 2007-09-26 |
Family
ID=14172830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09672998A Expired - Lifetime JP3981849B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | バルカナイズドファイバーよりなる成形加工用シート及び該シートを用いた成形品の製作方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3981849B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007325221A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Minebea Co Ltd | スピーカおよびその製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5002539B2 (ja) * | 2008-06-05 | 2012-08-15 | 北越紀州製紙株式会社 | 紙細工ジャンピング玩具及びその成形のためのシート状型抜き体及び成形加工用シート並びに紙細工ジャンピング玩具の成形方法 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP09672998A patent/JP3981849B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2007325221A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Minebea Co Ltd | スピーカおよびその製造方法 |
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|---|---|
| JP3981849B2 (ja) | 2007-09-26 |
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