JPH11268317A - 印刷方法およびその装置 - Google Patents

印刷方法およびその装置

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JPH11268317A
JPH11268317A JP9241798A JP9241798A JPH11268317A JP H11268317 A JPH11268317 A JP H11268317A JP 9241798 A JP9241798 A JP 9241798A JP 9241798 A JP9241798 A JP 9241798A JP H11268317 A JPH11268317 A JP H11268317A
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JP
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printing
tape
length
braking
speed
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JP9241798A
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English (en)
Inventor
Juichi Yanagisawa
重一 柳澤
Yoshio Karasawa
美夫 唐澤
Satoshi Hashimoto
聡 橋本
Kenji Watanabe
健二 渡邊
Tomoyuki Ichikawa
智之 市川
Kenichi Tanabe
賢一 田辺
Rie Sudo
理絵 須藤
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Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷品質を維持しつつ、低価格化を図ること
ができる印刷方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 駆動源となるDCモータの回転速度に基
づく相対移動速度で、サーマルヘッドおよび印刷対象物
の少なくとも一方を他方に対し相対的に移動させなが
ら、印刷画像のドット情報に基づくストローブパルスを
印加して前記サーマルヘッドを加熱することにより、前
記印刷対象物に前記印刷画像を印刷する印刷方法であっ
て、前記相対移動速度の変化に応じて前記サーマルヘッ
ドの加熱量および/または加熱タイミングを変化させる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドを
使用して印刷対象物に印刷を行う印刷方法およびその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の印刷装置では、印刷
する画像(印刷画像)のドットデータ(ドット情報)の
列(ドットライン)の1列または複数列に対応する発熱
素子を配設したサーマルヘッドを有している。また、印
刷対象物を一定速度で送るための機構、あるいはサーマ
ルヘッドを一定速度で移動させるための機構、すなわ
ち、サーマルヘッドおよび印刷対象物の少なくとも一方
を他方に対し相対的に一定速度(一定の相対移動速度)
で移動させるための相対移動手段を有している。
【0003】このため、これらの印刷装置では、サーマ
ルヘッドまたは印刷対象物を一定の相対移動速度で移動
させながら、印刷画像のドット情報に基づいて、所定電
圧のストローブパルスを予め定められた所定の印加時間
だけサーマルヘッド(の各発熱素子)に印加し、その所
定の印加電圧と所定の印加時間との積に比例する熱量を
サーマルヘッドに発生させて加熱することにより、印刷
対象物に印刷画像を印刷する。
【0004】例えば、インクリボンを利用して、インク
リボン上のインクを印刷対象物に熱転写して印刷する場
合、インクの印刷対象物への適切な付着強度を得るため
の所定範囲の熱量をサーマルヘッドに発生させ、その熱
量をインクリボンに付与することによって、印刷画像の
ドット情報に基づく印刷を行う。また、感熱紙などの印
刷対象物に印刷する場合、その印刷部分を適切に変色さ
せるための所定範囲の熱量をサーマルヘッドに発生さ
せ、その熱量を直接、印刷対象物に付与することによっ
て印刷を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】原理的に、サーマルヘ
ッドの蓄熱量は、前回の印刷からの経過時間に応じた放
熱により変化(低下)するが、印刷画像のドットライン
の間隔は一定であるため、上述のように、サーマルヘッ
ドと印刷対象物を相対的に一定速度で移動させて印刷す
れば、前回のドットラインの印刷から次の(発熱素子の
列数分だけ隣の)ドットラインの印刷までの時間の間隔
も一定となるので、所定の印加電圧および印加時間のス
トローブパルスにより印刷に適した所定範囲の熱量が得
られる。
【0006】しかし、その反面、サーマルヘッドと印刷
対象物を一定の相対移動速度で移動させるためには、そ
の相対移動手段の駆動源として、パルス数により速度制
御(定速制御)が可能なステッピングモータ(パルスモ
ータ)や、定速制御回路を内蔵するいわゆるDCサーボ
モータなどの、比較的高価なモータを使用する必要があ
り、このことが印刷装置の低価格化の障害となる。
【0007】一方、比較的安価なDCモータを相対移動
手段の駆動源として用いる場合、定速制御回路を有しな
いため一定の相対移動速度が得られず、特に起動時や停
止時には加速や減速により相対移動速度が大きく変化す
るので、前回のドットラインの印刷から次のドットライ
ンの印刷までの時間の間隔が一定とならない。すなわ
ち、従来と同様の印刷(制御)方法により印刷を行え
ば、印刷に適した所定範囲の熱量が得られず、熱量が過
剰になったり不足したりして印刷画像に歪みが生じ、印
刷品質が低下する。
【0008】本発明は、印刷品質を維持しつつ、低価格
化を図ることができる印刷方法およびその装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の印刷
方法は、駆動源となるDCモータの回転速度に基づく相
対移動速度で、サーマルヘッドおよび印刷対象物の少な
くとも一方を他方に対し相対的に移動させながら、印刷
画像のドット情報に基づくストローブパルスを印加して
前記サーマルヘッドを加熱することにより、前記印刷対
象物に前記印刷画像を印刷する印刷方法であって、前記
相対移動速度の変化に応じて前記サーマルヘッドの加熱
量および/または加熱タイミングを変化させることを特
徴とする。
【0010】また、本発明の請求項4の印刷装置は、駆
動源となるDCモータの回転速度に基づく相対移動速度
で、サーマルヘッドおよび印刷対象物の少なくとも一方
を他方に対し相対的に移動させる相対移動手段と、印刷
画像のドット情報に基づくストローブパルスを印加して
前記サーマルヘッドを加熱することにより、前記印刷対
象物に前記印刷画像を印刷する印刷手段と、前記相対移
動速度の変化に応じて前記サーマルヘッドの加熱量およ
び/または加熱タイミングを変化させる制御手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0011】この印刷方法およびその装置では、駆動源
となるDCモータの回転速度に基づく相対移動速度で、
サーマルヘッドと印刷対象物を相対的に移動させ、印刷
画像のドット情報に基づくストローブパルスを印加して
サーマルヘッドを加熱するとともに、相対移動速度の変
化に応じてサーマルヘッドの加熱量および/または加熱
タイミングを変化させる。
【0012】すなわち、相対移動速度の変化に応じて前
回のドットラインの印刷から次のドットラインの印刷ま
での時間の間隔が変化し、その経過時間に応じた放熱に
よりサーマルヘッドの蓄熱量が変化するので、サーマル
ヘッドの加熱量や加熱タイミングを、その放熱分に応じ
た加熱量や加熱タイミングに変化させることにより、次
の印刷に必要な分だけ加熱して印刷に適した所定範囲の
蓄熱量を得ることができ、印刷品質を維持することがで
きるとともに、駆動源としてDCモータを用いることに
より、低価格化を図ることができる。
【0013】請求項1の印刷方法において、前記相対移
動速度の変化に応じて前記ストローブパルスの印加時間
および/またはその後の休止時間を変化させることが好
ましい。
【0014】請求項4の印刷装置において、前記制御手
段は、前記相対移動速度の変化に応じて前記ストローブ
パルスの印加時間および/またはその後の休止時間を変
化させることが好ましい。
【0015】この印刷方法およびその装置では、相対移
動速度の変化に応じてストローブパルスの印加時間およ
び/またはその後の休止時間を変化させる。この場合、
ストローブパルスの休止時間を変化させずに、印加時間
を変化させれば、サーマルヘッドの加熱量とともに次の
印刷のための加熱タイミングを変化させることができ
る。また、印加時間を変化させずにその後の休止時間を
変化させれば、次の印刷のための加熱タイミングを変化
させることができる。また、印加時間およびその後の休
止時間を変化させる場合、印加時間を増減する分だけそ
の後の休止時間を減増させれば、加熱タイミングを変え
ずに加熱量のみを変化させることができ、また、任意に
変化させれば、任意の加熱量および加熱タイミングにす
ることができるので、任意の相対移動速度の変化に応じ
た適切なタイミングに、その印刷に適した所定範囲の蓄
熱量が得られる。
【0016】請求項1または2の印刷方法において、前
記印刷対象物がテープであることが好ましい。
【0017】請求項4または5の印刷装置において、前
記印刷対象物がテープであることが好ましい。
【0018】この印刷方法およびその装置では、印刷対
象物がテープなので、テープ印刷装置に適用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
印刷方法およびその装置を適用したテープ印刷装置につ
いて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】このテープ印刷装置1は、テープカートリ
ッジ5を介して装置内に装着した印刷テープ(テープ)
Tに、所望の文字や図形などを印刷(印字)すると共
に、テープTの印刷済み部分を所定の長さに切断して、
ラベルを作製するものである。
【0021】図1はテープ印刷装置1の外観斜視図であ
り、同図に示すように、テープ印刷装置1は、上下2分
割の装置ケース2により外殻が形成され、装置ケース2
の前部上面には各種入力キーから成るキーボード3が配
設されると共に、後部上面の左右にはそれぞれ開閉蓋2
1とディスプレイ4とが配設されている。
【0022】開閉蓋21の内側には、図2に示すよう
に、テープカートリッジ5を装着するためのポケット6
が設けられており、テープカートリッジ5はこの開閉蓋
21を開放した状態でポケット6に対し着脱される。
【0023】テープカートリッジ5には、一定の幅
(4.5mm〜48mm程度)のテープTが内蔵されて
いて、相異なる幅等のテープTの種別を識別できるよう
に、裏面に小さな複数の孔が設けられ、ポケット6に
は、この孔の有無を検出するマイクロスイッチなどのテ
ープ識別センサ142(図7参照)が設けられていて、
これにより、テープTの種別を検出できるようになって
いる。
【0024】また、ポケット6には、環境(周囲)温度
を検出して報告するサーミスタなどの周囲温度センサ1
43(図7参照)が設けられていて、周囲温度を検出し
て後述の制御部200に報告する。また、装置ケース2
の左側部には、ポケット6と装置外部とを連通するテー
プ排出口22が形成され、テープ排出口22には、送り
だしたテープTを切断するテープカッタ132が臨んで
いる(図4参照)。
【0025】テープ印刷装置1は、図7に示すように、
基本的な構成として、キーボード3やディスプレイ4を
有してユーザとのインタフェースを行う操作部11、サ
ーマルヘッド7やテープ送り部120を有してポケット
6内に装着したテープカートリッジ5のテープTに印刷
を行う印刷部12、印刷後のテープTの切断を行う切断
部13、各種センサを有して各種検出を行う検出部1
4、各種ドライバを有して各部回路を駆動する駆動回路
部270、および、テープ印刷装置1内の各部を制御す
る制御部200を備えている。
【0026】このため、装置ケース2の内部には、印刷
部12、切断部13、検出部14などの他、図外の回路
基板23が収納されている。この回路基板23には、電
源ユニットの他、後述の駆動回路270や制御部200
の各回路などが搭載され、外部から着脱可能なニッカド
電池等の電池やACアダプタ接続口24に接続されてい
る。
【0027】テープ印刷装置1では、ユーザは、ポケッ
ト6にテープカートリッジ5を装着した後、キーボード
3により所望の文字など(文字、数字、記号、簡易図形
等のキャラクタ)の印刷情報を入力し、同時にディスプ
レイ4により入力結果を確認すると共に編集を行う。
【0028】その後、キーボード3を介して印刷を指示
すると、テープ送り部120が駆動して、テープカート
リッジ5からテープTを繰り出すと同時に、サーマルヘ
ッド7が駆動して、テープTに所望の印刷を行う。
【0029】そして、テープTの印刷済み部分は、印刷
動作に並行してテープ排出口22から随時外部に送り出
される。このようにして、所望の印刷が完了すると、テ
ープ送り部120は、余白分を含むテープ長さの位置ま
でテープTの送りを行った後、その送りを停止する。
【0030】切断部13は、テープカッタ132と、任
意長印刷などの場合に手動によりテープカッタ132を
切断動作させるカットボタン133と、定長印刷などの
場合に自動的にテープカッタ132を切断動作させるカ
ッタモータ131と、を備えている(図7参照)。ま
た、これにより、テープ印刷装置1では、モード設定に
よって、自動/手動を切り替えられるようにしている。
【0031】このため、手動カットの場合、印刷が完了
した時点で、ユーザが、装置ケース2の左後部に配設さ
れたカットボタン133(図1、図2参照)を押すこと
で、テープカッタ132が作動しテープTが所望の長さ
に切断される。また、自動カットの場合、印刷が終了し
て余白分だけテープ送りされ、それが停止すると同時
に、カッタモータ131が駆動され、テープTの切断が
行われる。
【0032】次に、印刷部12について説明する。図2
および図3に示すように、テープカートリッジ5は、カ
ートリッジケース51の内部にテープTとインクリボン
Rとを収容して、構成されており、その左下部には、ポ
ケット6に配設されたヘッドユニット61に差し込むた
めの貫通孔55が形成されている。また、テープTとイ
ンクリボンRとが重なる部分には、ヘッドユニット61
に内蔵されたサーマルヘッド7に対応して、プラテンロ
ーラ56が収納されている。
【0033】一方、テープカートリッジ5に対応してポ
ケット6には、プラテンローラ56に係合してこれを回
転させるプラテン駆動軸62と、リボン巻取りリール5
4に係合してこれを回転させる巻取り駆動軸63と、位
置決めピン64とが、それぞれ立設されている。
【0034】テープカートリッジ5がポケット6に装着
されると、ヘッドユニット61にテープカートリッジ5
の貫通孔55が、位置決めピン64にテープリール52
(の中心孔52a)が、プラテン駆動軸62にプラテン
ローラ56(の中心孔56a)が、巻取り駆動軸63に
リボン巻取りリール54(の中心孔54a)が、それぞ
れ差し込まれ、テープTおよびインクリボンRの送りが
可能になる。また、この状態で開閉蓋21を閉塞する
と、テープTおよびインクリボンRを挟み込んでサーマ
ルヘッド7がプラテンローラ56に当接して、印刷が可
能になる。
【0035】テープTはテープリール52から繰り出さ
れ、インクリボンRは、リボンリール53から繰り出さ
れ、テープTと重なって併走した後、リボン巻取りリー
ル54に巻き取られる。すなわち、プラテンローラ56
とリボン巻取りリール54とが同期して回転することに
より、テープTとインクリボンRとが同時に送られ、か
つこれらに同期してサーマルヘッド7が駆動すること
で、印刷が行われる。
【0036】また、印刷完了後、プラテンローラ56の
回転(リボン巻取りリール54も同期回転する)が所定
時間続行することで、テープTの送りが続行されその所
定の切断位置がテープカッタ132の位置まで送られ
る。
【0037】なお、サーマルヘッド7の表面に密着して
サーミスタなどのヘッド表面温度センサ144(図7参
照)が設けられていて、サーマルヘッド7の表面温度を
検出して後述の制御部200に報告する。
【0038】次に、図4、図5および図6に示すよう
に、テープ送り部120は、ポケット6の側方に配設し
たDCモータ121を動力(駆動)源として、上記のプ
ラテン駆動軸62および巻取り駆動軸63を回転させる
ものであり、ポケット6の側方から下方に亘る空間に配
設されている。
【0039】テープ送り部120は、このDCモータ1
21と、プラテン駆動軸62と、巻取り駆動軸63と、
DCモータ121の動力を各駆動軸に伝達する減速歯車
列65と、DCモータ121の回転数を検出するための
エンコーダ122と、これらを支持するシャーシ123
とを備えている。
【0040】DCモータ121は、モータホルダ124
を介してシャーシ123に取り付けられている。減速歯
車列65は、DCモータ121側の共有歯車列125
と、プラテン駆動軸62側のプラテン歯車列126と、
巻取り駆動軸63側の巻取り駆動ギヤ127とを備えて
いる。
【0041】DCモータ121の回転動力は、共有歯車
列125に伝達され、次に共有歯車列125の出力端か
ら分岐してプラテン歯車列126および巻取り駆動ギヤ
127に伝達され、更にプラテン歯車列126および巻
取り駆動ギヤ127からプラテン駆動軸62および巻取
り駆動軸63にそれぞれ伝達される。
【0042】共有歯車列125は、DCモータ121の
主軸に固定したウォーム125aと、ウォーム125a
に噛み合うウォームホイール125bと、同軸上におい
てウォームホイール125bに固定した第1ギヤ125
cと、第1ギヤ125cに噛み合う第2ギヤ125d
と、第2ギヤ125dに噛み合う第3大ギヤ125e
と、同軸上において第3大ギヤ125eに固定した第3
小ギヤ125fと、第3小ギヤ125fに噛み合う分岐
大ギヤ125gと、同軸上において分岐大ギヤ125g
に噛み合う分岐小ギヤ125hとを備えている。
【0043】DCモータ121の回転動力は、これらウ
ォーム125a、ウォームホイール125b、第1ギヤ
125c、第2ギヤ125d、第3大ギヤ125e、第
3小ギヤ125f、分岐大ギヤ125g、分岐小ギヤ1
25hの順で減速されながら伝達され、プラテン歯車列
126および巻取り駆動ギヤ127に出力される。
【0044】プラテン歯車列126は、上記の分岐小ギ
ヤ125hに噛み合う中間大ギヤ126aと、同軸上に
おいて中間大ギヤ126aに固定した中間小ギヤ126
bと、中間小ギヤ126bに噛み合うプラテン駆動ギヤ
126cとを備えている。
【0045】プラテン駆動ギヤ126cの上面には、プ
ラテン駆動軸62が立設され、同様に上記の巻取り駆動
ギヤ127の上面には、巻取り駆動軸63が立設されて
いる。なお、図中の符号62aは、プラテン駆動ギヤ1
26cおよびプラテン駆動軸62を一体として回転自在
に支持するプラテン側軸ピンであり、符号63aは、巻
取り駆動ギヤ127および巻取り駆動軸63を一体とし
て回転自在に支持する巻取り側軸ピンである。
【0046】また、エンコーダ122は、円盤状の周方
向の4箇所に検出開口122aが形成され、上記のウォ
ーム125aの同軸上の先端に固着されている(本実施
形態では、説明の便宜上、下記の回転速度センサ141
を除いた円盤部分のみを「エンコーダ」という)。
【0047】検出部14は、図7に示すように、前述の
テープ識別センサ142、周囲温度センサ143、ヘッ
ド表面温度センサ144の他、DCモータ121の回転
速度を検出する回転速度センサ141を備えている。な
お、後述のように、実状に合わせて、これらを省略した
構成とすることもできる。
【0048】この回転速度センサ141は、上述のエン
コーダ122の検出開口122aに臨むフォトセンサ1
41aと、フォトセンサ141aを支持すると共にフォ
トセンサ141aとの間で光電変換を行うセンサ回路基
板141bとを備えている(図5参照)。
【0049】フォトセンサ141aには、図外の発光素
子と受光素子とが対向配置され、発光素子の光が回転す
るエンコーダ122(の円盤周方向)の検出開口122
aを通過して受光素子に受光されることにより、DCモ
ータ121の回転数(パルス数)が検出される。すなわ
ち、受光素子で受光された光の明滅が、センサ回路基板
141bにより光電変換され、パルス信号(図20のエ
ンコーダ出力信号)として後述の制御部200に出力さ
れる。
【0050】駆動回路部270は、図7に示すように、
ディスプレイドライバ271と、ヘッドドライバ272
と、モータドライバ273とを備えている。
【0051】ディスプレイドライバ271は、制御部2
00から出力される制御信号に基づき、その指示に従っ
て、操作部11のディスプレイ4を駆動する。同様に、
ヘッドドライバ272は、制御部200の指示に従っ
て、印刷部12のサーマルヘッド7を駆動する。
【0052】また、モータドライバ273は、印刷部1
2のDCモータ121を駆動するDCモータドライバ2
73d(図21参照)と、切断部13のカッタモータ1
31を駆動するカッタモータドライバ273cとを有
し、同様に、制御部200の指示(図20の制御信号C
N等)に従って、各モータを駆動する。
【0053】操作部11は、キーボード3とディスプレ
イ4とを備えている。ディスプレイ4は、横方向(X方
向)約6cm×縦方向(Y方向)4cmの長方形の形状の内
側に、96ドット×64ドットの表示画像データを表示
可能な表示画面41を有し、ユーザがキーボード3から
データを入力して、キャラクタ列画像データなどの印刷
画像データを作成・編集したり、その結果等を視認した
り、キーボード3から各種指令・選択指示等を入力した
りする際などに用いられる。
【0054】キーボード3には、図外のアルファベット
キー群311、記号キー群312、数字キー群313、
平仮名や片仮名等の仮名キー群314、および外字を呼
び出して選択するための外字キー群315等を含む文字
キー群31の他、各種の動作モードなどを指定するため
の機能キー群32などが配列されている。
【0055】機能キー群32には、図外の電源キー32
1、印刷動作を指示するための印刷キー322、テキス
ト入力時のデータ確定や改行および選択画面における各
種モードの選択指示のための選択キー323、印刷画像
データの印刷色やその中間色(混色)を指定するための
色指定キー324、文字色や背景色を設定するための色
設定キー325、並びに、それぞれ上(「↑」)、下
(「↓」)、左(「←」)、右(「→」)方向へのカー
ソル移動や表示画面81の表示範囲を移動させるための
4個のカーソルキー330(330U、330D、33
0L、330R:「カーソル「↑」キー330U」な
ど)が含まれる。
【0056】機能キー群32には、さらに、各種指示を
取り消すための取消キー326、各キーの役割を変更し
たり、描画登録画像データの修正等に用いられるシフト
キー327、テキスト入力画面や選択画面と印刷画像デ
ータの表示画面(イメージ画面)とを相互に切り換える
ためのイメージキー328、印刷画像データとイメージ
画面に表示する表示画像データとの大きさの比率を変更
するための比率変更(ズーム)キー329、並びに、作
製するラベルの各種フォームを設定するためのフォーム
キー331が含まれる。
【0057】なお、当然ながら、一般的なキーボードと
同様に、これらのキー入力は、各キー入力毎に個別にキ
ーを設けて入力しても良いし、シフトキー327等と組
み合わせてより少ない数のキーを用いて入力しても良
い。ここでは、理解を容易にするために上記の分だけキ
ーがあるものとする。
【0058】また、フォームキー331を押すと、後述
の割込処理(図8参照)の一種としてフォームキー割込
が発生し、ディスプレイ4の表示画面41には、ラベル
の各種フォームを設定するためのフォーム設定選択画面
が表示される。
【0059】このフォーム設定選択画面は、階層化され
ていて、ラベルの外枠やその種類を設定する「外枠設
定」、ラベルに印刷する地模様やその種類を設定する
「地模様設定」、テープ長や余白長を設定する「定長設
定」、……、などの選択枝が表示される。この状態で、
そのうちのいずれかをカーソルキー330により指定す
ると、その選択枝が反転表示(選択表示)され、選択キ
ー323を押すことにより選択して、選択した各設定の
設定画面に遷移させることができる。
【0060】例えば、「定長設定」を選択表示させて選
択キー323を押すと(選択すると)、定長設定選択画
面が表示される。
【0061】次に、その定長設定選択画面で例えば「テ
ープ長」を選択すると、テープ長の設定(選択)画面が
表示されるので、「FD−2HD」、「ビデオ−VH
S」、A4ファイル、……、などの所定長の選択枝のい
ずれか、例えば「FD−2HD」を選択することによ
り、テープ長を所定長(FD用のラベル長)に設定でき
る他、「任意長」を選択して任意長設定画面に遷移後、
任意のテープ長を数値で入力して設定できる。
【0062】また、上記の定長設定選択画面では、ラベ
ルとしての長さ(テープ長)のうちの印刷部分の前後の
余白長を設定するための「前余白」および「後余白」も
選択でき、これらを選択すると、それぞれ前余白設定画
面および後余白設定画面に遷移するので、同様に、任意
の余白長を入力して設定できる。
【0063】また、これらの設定内容に応じて印刷タイ
ミング、制動(ブレーキ)開始タイミング、制動用負荷
(抵抗値等)などを変化させられるように、後述の印刷
タイミングデータや制動データが定められている。
【0064】なお、上述の例のようにフォームキー33
1の押下により遷移する階層化されたフォーム設定選択
画面を利用するのではなく、より直接的に遷移するため
のキー、例えば、定長設定選択画面に遷移するための定
長設定キー332、さらにはテープ長設定画面に遷移す
るためのテープ長設定キー332L、前余白設定画面に
遷移するための前余白設定キー332F、後余白設定画
面に遷移するための後余白設定キー332Rなどを設け
ても良い。
【0065】図7に示すように、キーボード3は、上述
のような種々の指令およびデータを制御部200に入力
する。
【0066】制御部200は、CPU210、ROM2
20、キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)
230、RAM240、周辺制御回路(P−CON)2
50を備え、互いに内部バス260により接続されてい
る。
【0067】ROM220は、CPU210で処理する
制御プログラムを記憶する制御プログラム領域221の
他、文字サイズテーブルや文字修飾テーブル、後述の印
刷速度データ(または回転速度データ)、パラメータデ
ータ、印刷タイミングデータ、制動データなどを含む制
御データを記憶する制御データ領域222を有してい
る。
【0068】なお、後述のように、印刷速度データ(ま
たは回転速度データ)、パラメータデータ、印刷タイミ
ングデータ、制動データなどを、さらに周囲温度別、ヘ
ッド表面温度別、テープ種類別に多種用意しておくこと
もできる。
【0069】CG−ROM230は、テープ印刷装置1
に用意されている文字、記号、図形等のフォントデータ
を記憶していて、文字等を特定するコードデータが与え
られたときに、対応するフォントデータを出力する。
【0070】RAM240は、電源キー321の操作に
より電源がオフにされても、記憶したデータを保持して
おくように図外のバックアップ回路によって電源の供給
を受けており、各種レジスタ群241や、ユーザがキー
ボード3から入力した文字等のテキストデータを記憶す
るテキストデータ領域242、表示画面41の表示画像
データを記憶する表示画像データ領域243、印刷画像
データを記憶する印刷画像データ領域244、描画登録
画像データを記憶する描画登録画像データ領域245の
他、印刷履歴データ領域246やその他の色変換バッフ
ァなどの各種変換バッファ領域247などの領域を有
し、制御処理のための作業領域として使用される。
【0071】P−CON250には、CPU21の機能
を補うとともに周辺回路とのインタフェース信号を取り
扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSI
などにより構成されて組み込まれている。例えば、後述
のDCモータ121の起動時からの経過時間を計測する
タイマ251などもP−CON250内の機能として組
み込まれている。
【0072】このため、P−CON250は、検出部1
4の各種センサやキーボード3と接続され、検出部14
からの前述した各種検出信号およびキーボード3からの
各種指令や入力データなどをそのままあるいは加工して
内部バス260に取り込むとともに、CPU210と連
動して、CPU210等から内部バス260に出力され
たデータや制御信号を、そのままあるいは加工して駆動
回路部270に出力する。
【0073】そして、CPU210は、上記の構成によ
り、ROM220内の制御プログラムに従って、P−C
ON250を介して各種検出信号、各種指令、各種デー
タ等を入力し、CG−ROM230からのフォントデー
タ、RAM240内の各種データ等を処理し、P−CO
N250を介して駆動回路部270に制御信号を出力す
ることにより、印刷の位置制御や表示画面41の表示制
御等を行うとともに、サーマルヘッド7を制御して所定
の印刷条件でテープTに印刷するなど、テープ印刷装置
1全体を制御している。
【0074】次に、テープ印刷装置1の制御全体の処理
フローについて、図8を参照して説明する。電源オン等
により処理が開始すると、同図に示すように、まず、テ
ープ印刷装置1を、前回の電源オフ時の状態に戻すため
に、退避していた各制御フラグを復旧するなどの初期設
定を行い(S1)、次に、前回の表示画面を初期画面と
して表示する(S2)。
【0075】図8のその後の処理、すなわちキー入力か
否かの判断分岐(S3)および各種割込処理(S4)
は、概念的に示した処理である。実際には、テープ印刷
装置1では、初期画面表示(S2)が終了すると、キー
入力割込を許可し、キー入力割込が発生するまでは、そ
のままの状態を維持し(S3:No)、何らかのキー入
力割込が発生すると(S3:Yes)、それぞれの割込
処理に移行して(S4)、その割込処理が終了すると、
再度、その状態を維持する(S3:No)。
【0076】上述のように、テープ印刷装置1では、主
な処理を割込処理により行うので、印刷対象となる印刷
画像データができていれば、ユーザが任意の時点で印刷
キー322を押すことにより、図18で後述の印刷処理
が起動され、その印刷画像データによる印刷ができる。
すなわち、印刷に至るまでの操作手順は、ユーザが任意
に選択できる。
【0077】ここで、以下に、テープ印刷装置1の印刷
処理におけるサーマルヘッド7の発熱制御について、す
なわち、印刷に適した所定範囲の熱量を得るために、サ
ーマルヘッド7に印加するストローブパルスSTBの制
御について、図9〜図15を参照して、原理を説明して
おく。
【0078】原理的に、サーマルヘッド7の蓄熱量は、
前回の印刷からの経過時間に応じた放熱により変化(低
下)するが、印刷画像のドットラインの間隔は一定であ
るため、サーマルヘッド7と印刷対象物(テープ印刷装
置1の場合、テープTおよびインクリボンR)を相対的
に一定速度で移動させて印刷すれば、前回のドットライ
ンの印刷から次の(発熱素子の列数分だけ隣の)ドット
ラインの印刷までの時間の間隔も一定となるので、所定
の印加電圧および印加時間のストローブパルスにより印
刷に適した所定範囲の熱量が得られる。
【0079】具体的には、サーマルヘッド7とテープT
との相対移動速度が一定の場合、例えば、図9に示すよ
うに、電位Voff(以下、アース電位の0Vとする)
と電位Vonとの間の所定の印加電圧(印加電圧Vo
n)、所定の印加時間SP(=SP1=SP2=SP3
=……=SPn)、および所定の休止時間RP(=RP
1=RP2=RP3=……=RPn)のストローブパル
スSTBを、印刷データDi(iドットライン目のドッ
トラインの印刷データDi、ただし、i=1、2、…
…、n)に基づいて印加することにより、印加電圧Vo
nと印加時間SPとの積に比例する熱量をサーマルヘッ
ド7に発生させて加熱し、サーマルヘッド7の表面温度
Thを、周囲温度Tdより少し高い一定温度Tc1を基
準として、図示のように変化させることができる。
【0080】すなわち、インクリボンRのリボンテープ
基材の所定の融点温度等により定まる不可逆的な熱変形
等を防止可能な上限温度Taと、インクリボンRのイン
クの所定の融点温度等により定まる印刷可能な下限温度
Tbと、の間の所定の温度範囲において、印刷に適した
所定範囲の熱量(図示の斜線部の面積に相当)が得ら
れ、所定の印刷期間P(=P1=P2=P3=……=P
n)に、熱量の過剰や不足等による歪のない高品質の印
刷画像が印刷できる。
【0081】一方、サーマルヘッド7とテープTとの相
対移動速度が一定でも、異なる相対移動速度の場合に、
図9と同じ所定の印加電圧Vonおよび所定の印加時間
SPのストローブパルスSTBを印加すれば、例えば高
速の場合に、熱量が過剰になったり(図10参照)、低
速の場合には、熱量が不足(図11参照)したりして、
印刷に適した熱量が得られず、印刷画像に歪が生じ、印
刷品質が低下する。
【0082】そこで、これらの場合、例えば図12や図
13に示すように、最初の実印刷の前に予備印刷等によ
る予備印加時間pre−SPを設けて、予め周囲温度T
dより少し高い一定温度Tc2や一定温度Tc3として
おき、それらを基準として、図9と同じ所定の印加電圧
Von、図9とは異なる所定の印加時間SP(=SP1
等)および所定の休止時間RP(=RP1等)のストロ
ーブパルスSTBを、印刷データDiに基づいて印加
し、サーマルヘッド7の表面温度Thを両図に図示のよ
うに変化させ、所定の温度範囲において、印刷に適した
所定範囲の熱量を得ることにより、熱量の過不足等を防
止して、所定の印刷期間P(=P1等)に歪のない高品
質の印刷画像を印刷できる。
【0083】なお、相対移動速度がそれぞれ一定ながら
その値(速度)が異なる場合、上述のように、印加時間
SPや休止時間RPを変えたり、予備印加時間pre−
SP等により印加タイミングを変える他、ストローブパ
ルスSTBの印加電圧を変えることにより、サーマルヘ
ッド7の発熱を適切にすることができる。
【0084】例えば、図14に示すように、印加電圧V
onをそれより高い印加電圧Von2に変えることによ
り、図9と同じ相対移動速度に対して、図12と同じ印
加時間SPで、適切な熱量を得ることもできる。
【0085】ところで、テープ印刷装置1では、前述の
ように、相対移動手段の駆動源としてDCモータ121
を用いているが、DCモータは、一般的に比較的安価で
済む反面、定速制御回路を有しないため、一定の相対移
動速度が得にくい。
【0086】このため、テープ印刷装置1においても、
前述のエンコーダ122や回転速度センサ141によ
り、その速度の監視はできるものの、特に起動時や停止
時には加速や減速により相対移動速度が大きく変化する
ので、前回のドットラインの印刷から次のドットライン
の印刷までの時間の間隔が一定とならない。
【0087】そこで、テープ印刷装置1では、原理的に
は、図15に示すような発熱制御を行っている。すなわ
ち、同図に示すように、駆動源となるDCモータ121
の回転速度に基づく相対移動速度で、サーマルヘッド7
とテープ(印刷対象物)Tを相対的に移動させ、サーマ
ルヘッドの表面温度Thが図示の変化をするように、印
刷画像の印刷データDi(ドット情報)に基づくストロ
ーブパルスSTBを印加してサーマルヘッド7を加熱す
るとともに、相対移動速度の変化に応じてサーマルヘッ
ド7の加熱量や加熱タイミングを変化させる。
【0088】すなわち、相対移動速度の変化に応じて前
回のドットラインの印刷から次のドットラインの印刷ま
での時間の間隔が変化し、その経過時間に応じた放熱に
よりサーマルヘッド7の蓄熱量が変化するので、サーマ
ルヘッド7の加熱量や加熱タイミングを、その放熱分に
応じた加熱量や加熱タイミングに変化させることによ
り、次の印刷に必要な分だけ加熱して印刷に適した所定
範囲の蓄熱量を得ることができ、印刷品質を維持するこ
とができるとともに、駆動源としてDCモータ121を
用いることにより、低価格化を図ることができる。
【0089】次に、上述の原理に基づいて、テープ印刷
装置1の具体的な印刷(発熱制御)処理について、図1
6以降を参照して説明する。
【0090】DCモータ121を駆動した場合、iドッ
トライン目の印刷データDi(i=1〜21)を印刷す
るときの印刷速度(相対移動速度)Xは、駆動開始直後
には、例えば図16に示す実測データのように加速され
る。
【0091】そこで、テープ印刷装置1では、図17に
示すように、周囲温度センサ143により計測する周囲
温度Tdに応じて、この印刷速度Xに対する印加時間S
Pをそれぞれ3段階に分け、印刷速度Xが一定速度(速
度3)に達したとき(9≦X[mm/sec])の印加
時間SP(例えば周囲温度Td=22.5℃のとき、印
加時間SP=所定の印加時間Tstd4)を基準とし
て、加速開始時の速度(速度1:0≦X<8[mm/s
ec])のときの印加時間SPを基準の1.5倍、中間
における速度(速度2:8≦X<9)のときの印加時間
SPを基準の1.05倍に定めている。
【0092】なお、図16で上述の実測データは、印刷
速度データとして、また、図17の印加時間データは、
ストローブパルスSTBのパラメータデータとして、前
述のROM220内の制御データ領域222に記憶され
ている。
【0093】また、印刷速度データから逆算した各iド
ットライン目の印刷データDiを印刷するタイミング
(印刷タイミング)をDCモータ121の起動開始から
の経過時間(タイマ251の値)で示す印刷タイミング
データも、制御データ領域222に記憶されている。
【0094】次に、これらのデータに基づいて行われる
印刷処理について、図18を参照して説明する。前述の
ように、ユーザが任意の時点で印刷キー322を押すこ
とにより、印刷キー割込が発生して、図18の印刷処理
が起動される。
【0095】本処理が起動されると、同図に示すよう
に、まず、初期化を行う(S11)。ここでは、周囲温
度センサ143から周囲温度Tdを取得し、変数M、
n、およびiに、それぞれ印刷終了処理の開始ドットラ
イン数(以下の説明では、仮にM=0としておく。)、
印刷画像の全ドットライン数(以下の説明では、仮にn
=128としておく。)、およびドットラインのカウン
ト数の初期値(=1)をセットし、タイマ251をリセ
ットする(S11)。
【0096】初期化が終了すると(S11)、DCモー
タ121およびタイマ251を起動(ON)した後(S
12)、i(ここではi=1)ドットライン目の印刷デ
ータDi(D1)をヘッドドライバ272へ転送する
(S13)。
【0097】印刷データDiの転送が終了すると(S1
3)、次に、タイマ251の値を取得して(S14)、
iドットライン目の印刷データDiの印刷タイミング
(S15:Yes)になるまで待ち(S15:No)、
印刷タイミング(S15:Yes)になった時点で、ス
トローブパルスSTBのパラメータを設定する(S1
6)。
【0098】ここでは、パラメータデータとして、図1
7で前述のように、印加時間SPが規定されているの
で、周囲温度Tdと印刷速度Xに応じて、対応する印加
時間SPを設定する(S16)。
【0099】パラメータ設定(印加時間SP)の設定が
終了すると(S16)、そのパラメータ(印加時間S
P)と印刷データDiに基づいてストローブパルスST
Bを印加することにより、印刷データDiを印刷し(S
17)、続いて、変数iのインクリメント(+1)およ
び変数nのディクリメント(−1)を行った後(S1
8)、終了前Mドットライン目か否かを判別する(S1
9)。
【0100】ここでは、変数M=0、変数n=127、
変数i=2、M<nなので(S19:No)、次に、i
(=2)ドットライン目の印刷データDi(D2)をヘ
ッドドライバ272に転送し(S13)、以下、同様に
処理した後(S14〜S18)、再度、終了前Mドット
ライン目か否かを判別する(S19)。
【0101】この時点では、変数M=0、変数n=12
6、変数i=3、M<nなので(S19:No)、同様
に、以下、i(=3〜128)ドットライン目の印刷デ
ータDi(D3〜D128)について、ループ処理(S
13〜S19)すると、128(=i)ドットライン目
の印刷データD128(=Di)の印刷を終了した時点
で、変数M=0、変数n=0、変数i=129、M≧n
となるので(S19:Yes)、次に、印刷終了処理を
行う(S20)。
【0102】ここでは、仮にDCモータ121をOFF
にするだけの印刷終了処理を行うとすると、DCモータ
121は慣性力によりしばらく回転した後、停止して
(S20)、印刷処理の全てを終了する(S21)。
【0103】上述のように、テープ印刷装置1では、特
に起動時の加速による相対移動速度の変化に応じて、サ
ーマルヘッド7の加熱量や加熱タイミングを変化させて
いるので、次の印刷に必要な分だけ加熱して印刷に適し
た所定範囲の蓄熱量を得ることができ、印刷品質を維持
することができるとともに、駆動源としてDCモータ1
21を用いることにより、低価格化を図ることができ
る。
【0104】なお、上述の例では、加熱量や加熱タイミ
ングを変化させるために、印加時間SPと休止時間SP
との双方を変化させたが、例えばテープTの滑りによる
一時的な相対移動速度の変動や周囲温度Tdの変化等に
応じて、印加時間SPと休止時間RPの一方のみを変化
させても良い。
【0105】この場合、ストローブパルスSTBの休止
時間SPを変化させずに、印加時間SPを変化させれ
ば、サーマルヘッド7の加熱量とともに次の印刷のため
の加熱タイミングを変化させることができる。また、印
加時間SPを変化させずにその後の休止時間RPを変化
させれば、次の印刷のための加熱タイミングを変化させ
ることができる。
【0106】また、印加時間SPおよびその後の休止時
間RPを変化させる場合、印加時間SPを増減する分だ
けその後の休止時間RPを減増させれば、加熱タイミン
グを変えずに加熱量のみを変化させることができ、ま
た、任意に変化させれば、任意の加熱量および加熱タイ
ミングにすることができるので、任意の相対移動速度の
変化に応じた適切なタイミングに、その印刷に適した所
定範囲の蓄熱量が得られる。
【0107】また、図14で前述のように、印加時間S
Pや休止時間RPばかりでなく、印加電圧Vonを変化
させることにより、単位時間当たりの加熱量を変化させ
ることができるので、これを併用すれば、さらに印加時
間SPや休止時間RPの変化(設定・変更)の自由度を
向上できる。
【0108】また、図17や図18で上述の例では、サ
ーマルヘッド7の周囲温度Tdを検出し、この検出結果
と印刷速度Xに基づいて、印加時間SPや休止時間RP
を変化させることにより、加熱量や加熱タイミングを調
整したが、周囲(環境)温度が一定の環境で使用する場
合等では、周囲温度Tdの検出を省略でき、また、この
場合、周囲温度センサ143も省略(削除)できる。
【0109】また、テープ印刷装置1では、前述のよう
に、ヘッド表面温度センサ144も備えているので、周
囲温度Tdに代えてまたは周囲温度Tdとともにヘッド
表面温度Thを検出するようにすれば、より精度の高い
発熱制御も可能になる。もちろん、実際の環境等の事情
に合わせて、このヘッド表面温度Thの検出やそのため
のヘッド表面温度センサ144を省略しても良い。
【0110】また、前述のように、テープ識別センサ1
42も備えているので、装着したテープTの種類に応じ
て負荷トルク等が変化し、それが印刷速度等に影響する
場合には、テープTの種類を印刷速度データやパラメー
タデータ等に反映させることもできる。この他、電圧変
動等を検出すれば、それも反映させることができる。も
ちろん、これらも、実状に合わせて省略または追加(付
加)が可能である。
【0111】また、前述のように、図18の印刷終了処
理(S20)では、慣性力によりしばらく回転するの
で、これを利用して、最後のMドットライン分はその間
に印刷するようにしても良い。また、慣性力だけに任せ
ず、後述のように、負荷を可変させるようにしても良
い。
【0112】これらの場合、停止時の減速により変化す
る相対移動速度について、前述の起動時の加速の場合と
同様の印刷速度データとして用意しておけば、例えば図
18で前述の変数Mを変数M=2とし、n=M(=2)
となった後(S19:Yes)、前述のループ処理(S
13〜S19)と同様の処理を印刷終了処理(S20)
で行うことにより、最後の2(=M)ドットラインの印
刷ができる(図19(c)参照)。
【0113】また、前述のループ判別処理(S19)と
同様の処理を途中に挿入して、前述のループ処理(S1
3〜S19)を、起動時、定常時、停止時に分けて処理
することもできる(図19参照)。もちろん、これらを
一連の印刷速度データとして有し、1つのループ処理で
扱うこともできる。
【0114】また、前述の例では、DCモータ121を
駆動源とする場合の起動時からの印刷速度データを記憶
しておき、その印刷速度データに基づいて加熱量や加熱
タイミングを変化させたが、印刷速度データの代わり
に、DCモータ121の起動時からの回転速度データを
記憶しておき、その回転速度データから印刷速度Xを算
出することもできる。
【0115】また、テープ印刷装置1では、前述のよう
に、エンコーダ122と回転速度センサ141を備えて
いるので、印刷速度データや回転速度データの代わり
に、実際の回転速度を直接検出して、その検出結果から
印刷速度を算定することもできる(図20参照:図中の
エンコーダ出力信号は、エンコーダ122と回転速度セ
ンサ141による検出結果(検出信号:前述のパルス信
号))。もちろん、これらも、印刷速度データや回転速
度データで代用できるので、実状に合わせて省略または
追加(付加)が可能である。
【0116】また、前述の例では、印刷画像の1ドット
ラインを1回(同時)に印刷したが、従来から常用され
ているように、少しタイミングをずらして分割して印刷
するようにしても良い。例えば、印刷画像の1ドットラ
インが128ドットで構成される場合(例えば128ド
ット×128ドットの場合)、1ドットライン(128
ドット)を64ドット×2回等で印刷できる。
【0117】このような場合でも、前述のループ処理を
多重化し、ストローブパルスSTBの1回の印加により
印刷するドット数を変化させることにより、加熱量や加
熱タイミングを変化させることができるので、ループ処
理を多重化するだけで、基本的には同様のループ処理で
処理できる。
【0118】また、実際の印刷データDiに基づいて印
刷する場合、同じiドットライン内に印刷するドットと
印刷しないドットが発生する。同じiドットライン目が
印刷されれば、それに応じて周囲温度(特にサーマルヘ
ッド7の表面温度)が上昇するので、通常は一括管理で
十分であるが、ドット毎(発熱素子毎)に前回いつ印刷
したか等の印刷履歴データを(印刷履歴データ領域24
6に)記録しておき、その発熱素子毎に管理することも
でき、この場合、さらにきめ細かな(精度の高い)発熱
制御が可能となる。
【0119】ところで、テープ印刷装置1では、相対移
動手段の駆動源としてDCモータ121を用いているた
め、一定の相対移動速度が得にくい。このため、前述の
ように、相対移動速度の変化に応じて、サーマルヘッド
7の加熱量や加熱タイミングを変化させ、次の印刷に必
要な分だけ加熱して印刷に適した所定範囲の蓄熱量を得
ることにより、印刷品質を維持している。
【0120】また、前述のように、装着したテープTの
種類に応じて負荷トルク等が変化し、それが印刷速度等
に影響する場合には、テープ識別センサ142により検
出したテープTの種類を印刷速度データ(または回転速
度データ)、パラメータデータ、印刷タイミングデータ
等に反映させることもできる。この他、電圧変動等を検
出すれば、それも反映させることができる。また、エン
コーダ122や回転速度センサ141により印刷速度等
を監視して、それを印刷処理に反映させることもでき
る。
【0121】したがって、DCモータ121を駆動源と
するときの第1の課題、すなわち、特に加速時や停止時
等に相対移動速度が変化したときの印刷品質を維持する
課題は、図18等で前述の印刷処理(特に発熱制御)の
適用により解決される。
【0122】しかし、従来技術において、定速制御がで
きないことは、定長制御上の問題でもあった。以下、こ
の点について述べる。
【0123】従来から、テープ印刷装置では、所定長の
ラベル等を作製できるものが知られている。また、ラベ
ルとなるテープの先端から印刷開始位置までの前余白の
長さ(前余白長)や、印刷終了位置からラベルとして切
断する切断位置までの後余白の長さ(後余白長)などを
設定できるものもある。
【0124】また、後余白長を設定する代わりに、ラベ
ル長(テープ長)、前余白長、および印刷画像の印刷の
長さ(印刷長)を設定して、計算により後余白長を算出
して設定するものもある。原理的には、テープ長、前余
白長、印刷長、後余白長のうちの3つが定まれば、他の
1つは算出できる。
【0125】また、ラベルとしてのバランス(外観)
上、前余白長と後余白長が同一長であることを前提とす
れば、テープ長、前余白長、印刷長のうちの2つが定ま
れば他の2つも定まるので、2つだけ設定するものもあ
る。
【0126】これらの場合、最終的に定まった(設定さ
れた)テープ長、前余白長、印刷長、後余白長に基づい
て、テープTの先端から所定の前余白長を設け(テープ
送りし)、その印刷開始位置から印刷画像の印刷を開始
し、所定の印刷長だけ印刷した後、所定の後余白長を設
け(テープ送りし)、その切断位置でテープTをカット
する必要がある。
【0127】そして、前述の説明では、発熱制御以外の
説明を簡易化するため、DCモータ121をOFFにす
るだけの印刷終了処理(図18のS20)の場合、すな
わち、定長印刷を考慮しない場合を想定して説明した
が、テープ印刷装置1では、前述のように、フォームキ
ー331の押下によりフォーム設定選択画面を利用して
(あるいは、定長設定キー332やテープ長設定キー3
32L、前余白設定キー332Fおよび後余白設定キー
332Rを利用して)、テープ長、前余白長、後余白長
などを設定できる。
【0128】そこで、以下では、DCモータ121を駆
動源とするときの第2の課題、すなわち、設定されたテ
ープ長などに適合した長さのラベル等を作製する課題を
解決する方法について説明する。
【0129】まず、従来のように、印刷ヘッド(サーマ
ルヘッド)と印刷対象物(テープ)の少なくとも一方を
他方に対して相対的に移動させる相対移動手段の駆動源
として、パルス数により速度制御(定速制御)が可能な
ステッピングモータ(パルスモータ)や、定速制御回路
を内蔵するいわゆるDCサーボモータなどを使用すれ
ば、相対移動開始から一定の相対移動速度で移動させる
ことができる。
【0130】すなわち、相対移動速度が一定なので、相
対移動開始タイミングから所定の前余白長に見合う時間
経過後に印刷画像の印刷を開始し、一定速度の下で、所
定の印刷長だけ印刷した後、さらに所定の後余白長に見
合う時間分だけ相対移動させた(テープを送った)後に
相対移動(テープ送り)を停止し、その停止位置を切断
位置として印刷対称物(テープ)を切断(カット)すれ
ば良い。しかし、その反面、これらの場合、比較的高価
なモータを使用する必要があり、このことが印刷装置の
低価格化の障害となる。
【0131】そこで、テープ印刷装置1では、比較的安
価なDCモータを相対移動手段の駆動源として用いてい
るが、この場合、定速制御回路を有しないため、所定の
前余白長分のテープ送り、所定の印刷長分の印刷、その
後の所定の後余白分のテープ送り等に、工夫を要するこ
とになる。そして、これらのうち、前余白長や印刷長に
ついては、前述の図18の印刷処理において、設定され
た前余白長に適合する位置から印刷を開始し、変化する
相対移動速度に適した印刷タイミングで印刷することに
より、解決できる。
【0132】一方、テープ送りを停止するためには、D
Cモータ121をOFFにする必要があるが、それだけ
では、前述のように、慣性力によりしばらく回転を続け
るので、設定した長さ(所定長)の通りのテープ(ラベ
ル)を作製できるか否かは、この慣性力による回転をい
かに制御するかという点がポイントになる。
【0133】また、この慣性力は、DCモータ121の
回転速度(相対移動速度、印刷速度)、テープTの負荷
(テープTを引き出すための力の大きさ)、周囲温度T
d等により変化するが、これらのうち、慣性力に最も大
きく寄与するのは、DCモータ121の回転速度であ
る。
【0134】そこで、テープ印刷装置1では、テープ送
りを停止させる前に、制動データに従った多段階での制
動(ブレーキ)処理を行うことにより、回転速度を所定
速度まで落とし、その後、最終的な停止制動を行う。
【0135】以下、具体的に、図21〜図23を参照し
て、制動処理について説明する。まず、図7で前述のD
Cモータドライバ273dは、例えば図21に示すよう
に構成され、可変負荷回路273rを内蔵している。
【0136】このDCモータドライバ273dは、電源
ユニットの電源Eにより駆動電圧Vmが印加され、図7
で前述のP−CON(周辺制御回路)250からの制御
信号CNに従って、DCモータ121を駆動する。
【0137】制御信号CNは、制御信号CN1、CN2
およびCN3から構成され、制御信号CN3は、さらに
制御信号CN31、CN32、……、CN3j(j≧
1)、CN3sから構成される。
【0138】制御信号CN1およびCN2は、DCモー
タ121のオン(ON)/オフ(OFF)とその回転方
向を制御するための信号であり、[CN1、CN2]=
[OFF、OFF]のときには、スタンバイモードの指
示となり、DCモータ121をOFFにする。
【0139】また、[CN1、CN2]=[OFF、O
N]のときには、CWモードの指示となり、DCモータ
121をテープ送り方向となるように正回転(時計方向
に回転)させる。また、[CN1、CN2]=[ON、
OFF]のときには、CCWモードの指示となり、DC
モータ121を逆回転(反時計方向に回転)させる。
【0140】上述のCWモードからCCWモードに切り
替えると、DCモータ121の正回転に制動(ブレー
キ)が掛かるように作動するので、テープ印刷装置1で
は、このCCWモードを、下記の制動負荷の一種(逆回
転負荷)として扱う。
【0141】制御信号CN3は、DCモータ121の制
動負荷を変化させ、DCモータ121の制動を制御する
ための信号であり、制御信号CN3sをONにすると、
負荷側をショートさせる全負荷指示となる。また、制御
信号CN31、CN32、……、CN3jをONにする
と、それぞれ制動負荷として制動負荷R1、R2、…
…、Rjを選択する指示となる。
【0142】ここで、例えば、DCモータ121をCW
モードからスタンバイモードに切り替え、その直後にC
CWモードに切り替えた場合、その逆回転負荷の状態を
維持する時間(逆回転制動時間)とその後全負荷指示
(全負荷制動)に切り替えて完全に停止するまで(実測
では300msecとしている)の制動長との関係は、
図22の制動長の実測データのような関係となる。
【0143】同図の横軸は、逆回転制動時間、縦軸はそ
の後の全負荷状態での制動長を示している。例えば、駆
動電圧Vm=5Vの場合、同図(a)に示すように、逆
回転制動時間を50msec以上にすると、制動長は
0.2mmとなっている。同図(b)は、駆動電圧Vm
=6Vの場合の同様の関係を示している。
【0144】なお、同図の関係において、ある時間(上
記では50msec)以上は制動長が変化しなくなるの
は、巻戻しによるテープTの弛みの発生、次回の印刷の
際のジャムの発生、それに起因するテープTやインクリ
ボンの切れ、印刷不良などを防止するために、テープカ
ートリッジ5が巻戻し防止構造となっているからであ
る。
【0145】ここで、例えば、同図(a)において、逆
回転制動時間がない(0msec)場合の制動長が0.
5mmなのに対して、逆回転制動時間を50msecと
することにより、制動長が0.2mmとなり、0.3m
mの短縮となる。また、この場合、所定長終了位置で停
止させるためには、その0.2mm分だけ早めに全負荷
制動に切り替えられるように、その50msec前に逆
回転制動を開始すれば良いことになる。
【0146】すなわち、上述のような実測データを、逆
回転負荷の場合だけではなく、他の制動負荷に関しても
実測して予めテーブルとして用意することにより、それ
らを利用して精度の高い制動処理を行うことができる。
【0147】なお、実際には、DCモータの製造ばらつ
き、駆動時間、周囲温度の変化の影響等も考慮した上
で、それらを調整した実測データを用意することによ
り、定長の精度を高めることができる。
【0148】そして、制動データは、所定長終了位置ま
での残りの長さに対応して、残りがその長さになったと
き(に全負荷に変えた場合)の制動長、そのタイミング
ではどの制動負荷に切り替えるか、その状態をどれだけ
(の時間)維持するか、その場合の残りの制動長はどう
なるか、などを実測データに基づいて規定したデータで
ある。
【0149】また、この制動データを後述の予備制動と
停止制動に分けて規定すれば、印刷を伴う場合と伴わな
い場合とによる制動長の変化をも加味したデータとな
り、定長制御の精度をさらに向上させることができる。
【0150】もちろん、この後、切断位置に相当する所
定長終了位置で、手動カットであれば、カットボタン1
33(図1、図2、図7参照)を押すことで、テープカ
ッタ132が作動しテープTが所望の長さに切断され
る。また、自動カットのモードにしておけば、テープ送
りが所定長終了位置で停止すると同時に、カッタモータ
131が駆動され、テープTの切断が行われる。
【0151】なお、実際には、印刷位置(サーマルヘッ
ド7の位置)と切断位置(テープカッタ132の位置)
には所定の距離(ヘッドカッタ間距離)がある(図4参
照)ので、制御データでは、ユーザが設定した所定長に
このヘッドカッタ間距離分の長さを加えた長さを所定長
として扱う。
【0152】このため、印刷終了直後の位置で切断する
(後余白長がゼロの)場合でも、ヘッドカッタ間分のテ
ープ送りがあり、このことは停止制動に関して(制動に
余裕ができて)有利な方向に作用するが、テープ印刷装
置1では、仮にこのヘッドカッタ間がゼロでも制動でき
るので、以下では、このヘッドカッタ間距離は無視して
説明する。
【0153】テープ印刷装置1では、上述のような制動
データを、所定長、制動長設定時の初期速度(初期の相
対移動速度:印刷速度)、周囲温度等に対応させて、複
数記憶している(以下、それらの複数の制動データをま
とめて制動データと呼ぶ)。なお、前述のように、この
制御データもROM220内の制御データ領域222に
記憶されている。
【0154】次に、印刷終了処理について、図23を参
照して説明する。図18の印刷終了処理(S20)が起
動されると、図23に示すように、まず、タイマ251
の値を取得し(S201)、そのときの印刷速度を取得
する(S202)。
【0155】この場合、前述と同様に、印刷速度データ
から速度を得ることもできるが、テープ印刷装置1で
は、エンコーダ122と回転速度センサ141を備えて
いるので、実測することで、制動の精度をより高めるた
めに、ここでは、エンコーダ122等の検出結果から速
度を取得する(S202)。
【0156】なお、前述のように、周囲温度Tdを検出
する周囲温度センサ143も備えているので、これを利
用して周囲温度Tdを検出し、下記の処理において、そ
の周囲温度Tdに対応する制動データを利用することに
より、さらに精度を向上させることもできる。
【0157】速度を取得すると(S202)、次に、テ
ープ長などの設定された所定長と印刷速度に対応する制
御データに基づいて制御長を設定し(S203)、印刷
終了であれば(S204:Yes)、所定長と制動長に
基づいて制動負荷を変化させることにより停止制動処理
を行った後(S205)、本処理を終了し(S206、
図18のS20)、次いで、図18の印刷処理を終了す
る(S21)。
【0158】一方、印刷が終了していないときには(S
204:No)、停止制動処理と同様に、制動負荷を変
化させた予備制動処理、すなわち、印刷終了前にDCモ
ータ121の慣性力を抑制しておくための予備的な制動
処理を行う(S207)。
【0159】予備制動処理を終了すると(S207)、
前述の図18のループ処理と同様の印刷を行う(S20
8〜S213)。
【0160】すなわち、iドットライン目の印刷データ
Diをヘッドドライバ272へ転送し(S208:図1
8のS13と同様)、タイマ251の値により印刷タイ
ミングになるまで待ち(S209〜S210:S14〜
S15)、印刷タイミング(S210:Yes)になっ
た時点で、ストローブパルスSTBのパラメータを設定
し(S211:S16)、そのパラメータと印刷データ
Diに基づいてストローブパルスSTBを印加すること
により、印刷データDiを印刷し(S212:S1
7)、続いて、変数iのインクリメント(+1)および
変数nのディクリメント(−1)を行う(S213:S
18)。
【0161】そして、再度、タイマ251の値を取得し
(S201)、そのときの印刷速度を取得し(S20
2)、制御データに基づいて制御長を設定し(S20
3)、印刷終了であれば(S204:Yes)、停止制
動処理を行って(S205)、本処理を終了し(S20
6、図18のS20)、印刷が終了していないときには
(S204:No)、予備制動処理を行って(S20
7)、さらに印刷を行う(S208〜S213)。
【0162】上述のように、テープ印刷装置1では、駆
動源となるDCモータ121の回転速度に基づく相対移
動速度で、サーマルヘッド(印刷ヘッド)7に対してテ
ープT(印刷対象物)を相対的に移動させながら、印刷
画像のドット情報に基づいて、サーマルヘッド7により
テープTに印刷画像を印刷する。また、テープ長などを
所定長として設定し、その所定長および印刷速度(相対
移動速度)に応じてDCモータ121の制動負荷を変化
させる。
【0163】この場合、DCモータ121の制動負荷を
変化させることにより、DCモータ121の制動開始タ
イミングから(相対移動の)停止タイミングまでの制動
時間を変化させることができるので、制動開始タイミン
グにおける相対位置から停止タイミングにおける相対位
置までの長さ、すなわち制動長を制御できる。
【0164】また、相対移動速度に応じて制動負荷を変
化させるので、相対移動速度が一定でなくても(変化し
ても)所望の制動長に合わせることができる。また、所
定長に応じて制動負荷を変化させるので、所定長の長短
に応じて急制動と緩制動とを切り替えたり、所定長終了
位置までの長さに応じて多段階の制動を行うなど、制動
制御の自由度を高めることができる。
【0165】そして、これらにより、設定した所定長に
適合した所望の所定長終了位置で相対移動を停止でき、
この結果、種々の設定長さに合わせた定長制御が可能に
なるとともに、その一方で、駆動源としてDCモータ1
21を用いることにより、低価格化を図ることができ
る。
【0166】また、テープ印刷装置1では、所定長と相
対移動速度に基づいて、DCモータの制動を開始する制
動長開始位置から所定長終了位置までの制動長を設定し
(図23のS203)、所定長および制動長に基づい
て、DCモータ121の制動を開始する(S205また
はS207)。
【0167】この場合、所定長開始位置(例えばテープ
Tの先端)から所定長(例えばテープ長)分だけ離れた
所定長終了位置と、制動開始位置から制動長分だけ離れ
た所定長終了位置(停止位置)とを一致させることが可
能になる。
【0168】例えば、所定長が長い場合、所定長終了位
置に合わせて緩制動や多段階制動等も可能なので、相対
移動速度に応じて制動長を設定し、それに合わせて制動
負荷を変化させることにより、所定長終了位置に合わせ
て停止させることができる。一方、所定長が短い場合、
その所定長の間に制動することが必要となるので、制動
長を所定長に合わせて急制動させることになる。
【0169】すなわち、テープ印刷装置1では、所定長
の長短に応じて急制動と緩制動とを切り替えたり、所定
長終了位置までの長さに合わせて多段階の制動を行うな
ど、制動制御の自由度を高めることができ、これによ
り、種々の設定長さに合わせた定長制御が可能になる。
【0170】一般に、印刷終了位置から所定長終了位置
までの長さより制動長が長い場合、すなわち、いわゆる
後余白長より制動長が長い場合、印刷中から制動を開始
しなければ、予定の後余白長を設けた直後に、相対移動
を停止できない。
【0171】テープ印刷装置1では、DCモータ121
の制動として、印刷終了前に行われる予備制動(図23
のS207)と、印刷終了後に行われる停止制動(S2
05)が含まれるので、例えば、後余白長に見合う制動
長まで、すなわち、その制動長で停止可能な相対移動速
度まで、印刷終了前の予備制動の段階で制動しておくこ
とにより、印刷終了後の停止制動の段階で所定長終了位
置での停止が可能になり、この結果、より精度の高い定
長制御ができる。
【0172】また、上述の場合、制動長の設定タイミン
グは、制動開始タイミング以前であればよく、また、制
動長の正確さのためには、制動開始タイミングに近い
(直前の)タイミングにおける相対移動速度に基づいて
設定した方が好ましく、また、その方が制動長設定直後
に制動を開始できるので、制御処理上も長い時間その制
動長を記憶しておく必要がなくて効率がよい。
【0173】テープ長(印刷対象物の先端位置から所定
長終了位置となる停止位置までの長さ)を所定長として
設定する場合、そのテープ長(所定長)には前余白長、
印刷長、後余白長を含むことになるので、後余白長の長
短に拘らず、制動長の設定タイミングや制動開始タイミ
ングなどを、印刷画像のドット情報や所定長に基づいて
設定できる。
【0174】特に印刷画像のドット情報の例えば印刷さ
れる残りのドット列数等に基づいて定長制御を行えば、
印刷制御との相関関係が明確なので、制御処理がより効
率的にできる。また、印刷開始位置からの所定長を設定
する場合も同様になる。
【0175】そこで、テープ印刷装置1では、図18で
前述の印刷処理を開始するときの初期化として、全ドッ
トライン数の変数n以外に印刷終了処理開始ドットライ
ン数の変数を例えば変数M=2と設定し、n=M(=
2)となったときに(S19:Yes)、図23の印刷
終了処理(S20)に移行している。
【0176】すなわち、印刷される残りのドット列数M
に基づいて、定長制御、特に制動制御のための図23の
印刷終了処理に移行し、所定長と印刷速度(相対移動速
度)に基づいて制動長を設定し(S203)、所定長お
よび制動長に基づいて、DCモータ121の制動を開始
する(S205またはS207)。
【0177】また、後余白長(印刷終了位置からの所定
長)を設定する場合、例えば上述の変数M=0として、
全ドット列数分だけ印刷終了後に図23の印刷終了処理
に移行し、その所定長に基づいて制動長を設定できる。
【0178】なお、この場合、図23の印刷終了処理に
移行直後に、印刷終了を判別して(S204相当)、そ
の後、所定長に基づいて、タイマ251の値の取得(S
201相当)〜制動長設定(S203相当)を行う処理
フローに変更しても良い。この場合、制動長の設定タイ
ミングや制動開始タイミングは、所定長に基づいて設定
されることになる。
【0179】特に、後余白長が長い場合には、印刷後で
あっても制動に余裕があるので、制動長の正確さのため
には、制動開始タイミングに近い(停止制動処理(S2
05)直前の)タイミングにおける相対移動速度に基づ
いて設定した方が好ましく、また、その方が制動長設定
直後に制動を開始できるので、制御処理上も長い時間そ
の制動長を記憶しておく必要がなくて効率がよい。
【0180】すなわち、後余白長を設定する場合、その
所定長が長い場合には、その後余白長に基づいて、制動
長の設定タイミングや制動開始タイミングなどを設定す
るようにできる。
【0181】一方、後余白長(印刷終了位置からの所定
長)を設定する場合でも、その所定長である後余白長が
短い場合には、図23で前述のように、例えば変数M=
2などとして、その前の印刷画像のドット情報に基づい
て設定した方が、より適切なタイミングを設定でき、ま
た、余裕のある制動が可能となる。
【0182】上述のように、テープ印刷装置1では、テ
ープ長(印刷対象物の先端位置から所定長終了位置とな
る停止位置までの長さ)を所定長として設定する場合、
印刷長+後余白長(印刷開始位置からの所定長)を設定
する場合、後余白長(印刷終了位置からの所定長)を設
定する場合のいずれの場合にも、図18で前述の印刷終
了処理開始ドットライン数の変数Mを適宜設定すること
により、印刷画像のドット情報および/または所定長に
基づいて、制動長の設定タイミングを設定できる。ま
た、その結果、より適切かつ正確に、より効率的に制動
長を設定でき、これにより、さらに適切な定長制御がで
きる。
【0183】なお、前述の図8では、キー入力による種
々の割込処理を行うことを前提として説明したが、各処
理毎に独立したプログラムをマルチタスク処理等により
管理するなどの、他の手法を用いても同様にできる。
【0184】また、テープカートリッジから供給するテ
ープとして、剥離紙付きのテープばかりでなく、同様に
市販されている転写テープ、アイロン転写テープなどの
剥離紙のないものでも良い。
【0185】さらに、テープ印刷装置以外にも、例え
ば、印章の印面に形成する印章画像を作成するためのマ
スクデータをリボンテープに印刷する印章作成装置にも
適用できる。また、前述のサーマルヘッドの発熱制御
は、サーマルヘッドを使用して印刷対象物に印刷を行う
ものであれば、他の装置の印刷方法およびその装置とし
ても適用できる。
【0186】また、前述の実施形態では、印刷対象物で
あるテープを移動させたが、サーマルヘッド側を例えば
キャリッジ等に搭載して不動の印刷対象物に対して相対
的に移動させるタイプの印刷にも適用できるし、相互
(双方とも)に移動させるタイプでも良い。
【0187】また、前述の発熱制御の場合、サーマル・
ヘッドの発熱体によって印刷するものであれば、インク
を昇華させる昇華型熱転写方式や溶融型熱転写方式など
の方式に拘らずに適用できる。また、印刷対象物が感熱
紙などの場合でも、その印刷部分を適切に変色させるた
めの所定範囲の熱量をサーマルヘッドに発生させ、その
熱量を直接、印刷対象物に付与することによって印刷を
行うことができる。
【0188】また、前述の実施形態では、印刷ヘッドと
してサーマルヘッドを使用したが、前述のDCモータの
駆動・制動制御は、他のタイプの印刷ヘッドの場合にも
適用できる。
【0189】また、この場合、印刷制御側もより簡易な
制御となる。例えばインクジェット方式の印刷ヘッドの
場合、加熱量や加熱タイミングの制御は不要となり、印
刷タイミングの制御だけで良いので、印刷のための印加
パルス(前述のストローブパルスに相当)は、同一のパ
ルス幅および印加電圧でよい。
【0190】もちろん、この場合も、所定長に基づき相
対移動速度の変化に応じて印刷タイミングを変化させる
ことにより、相対移動速度が一定でなくても(変化して
も)、所定長に基づく所定の前余白長、印刷長、後余白
長に適合した印刷画像の印刷ができる。また、前述の実
施形態と同様に、印刷対称物を所定長終了位置で切断す
る切断手段を備えれば、印刷対称物がカット紙の場合ば
かりでなく、連続紙の場合にも適用できる。
【0191】その他、本発明を逸脱しない範囲で、適宜
変更が可能である。
【0192】
【発明の効果】上述のように、本発明の印刷方法および
その装置によれば、印刷品質を維持しつつ、低価格化を
図ることができる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置の外
観斜視図である。
【図2】図1のテープ印刷装置の蓋を開けてテープカー
トリッジを取り出した状態を示す状態を示す部分斜視図
である。
【図3】図1のテープ印刷装置に装着するテープカート
リッジの一例の内部構成図である。
【図4】図3のテープカートリッジを装着するポケット
近傍の内部構成図である。
【図5】図1のテープ印刷装置の動力伝達系の内部構成
図である。
【図6】図1のテープ印刷装置の動力伝達系の平面図で
ある。
【図7】図1のテープ印刷装置の制御系を示す概略ブロ
ック図である。
【図8】図1のテープ印刷装置の制御全体の概念的処理
を示すフローチャートである。
【図9】相対移動速度が一定のときのサーマルヘッドの
発熱制御の原理を説明する図である。
【図10】熱量が過剰になる場合の、図9と同様の図で
ある。
【図11】熱量が不足する場合の、図9と同様の図であ
る。
【図12】図10に対応して、印加時間、休止時間、印
加タイミングの変化させて加熱量および加熱タイミング
を調整した場合の、図9と同様の図である。
【図13】図11に対応して、印加時間、休止時間、印
加タイミングを変化させて加熱量および加熱タイミング
を調整した場合の、図9と同様の図である。
【図14】図9に対応して、印加電圧を変化させた場合
の、図9と同様の図である。
【図15】相対移動速度が変化するときの、図9と同様
の図である。
【図16】印刷速度データの一例を示す図である。
【図17】印加時間をパラメータとする場合のパラメー
タデータの一例を示す図である。
【図18】印刷処理を示すフローチャートである。
【図19】印刷処理の主要なタイミングを示す概略タイ
ムチャートである。
【図20】別の例を示す、図19と同様の図である。
【図21】DCモータドライバの回路の一例を示す図で
ある。
【図22】制動長の実測データの一例を示す図である。
【図23】印刷終了処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 3 キーボード 4 ディスプレイ 41 表示画面 5 テープカートリッジ 7 サーマルヘッド 11 操作部 12 印刷部 120 テープ送り部 121 DCモータ 122 エンコーダ 13 切断部 131 カッタモータ 132 テープカッタ 133 カットボタン 14 検出部 141 回転速度センサ 142 テープ識別センサ 143 周囲温度センサ 144 ヘッド表面温度センサ 200 制御部 210 CPU 220 ROM 230 CG−ROM 240 RAM 250 P−CON 251 タイマ 260 内部バス 270 駆動回路部 273d DCモータドライバ 273r 可変負荷回路 CN 制御信号 T テープ R インクリボン STB ストローブパルス Voff アース電位 Von 印加電圧 Von2 印加電圧 SP 印加時間 SPi 印加時間 RP 休止時間 RPi 休止時間 Di 印刷データ X 印刷速度 R1、R2、……、Rj 制動負荷
フロントページの続き (72)発明者 橋本 聡 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 渡邊 健二 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 市川 智之 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 田辺 賢一 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 須藤 理絵 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源となるDCモータの回転速度に基
    づく相対移動速度で、サーマルヘッドおよび印刷対象物
    の少なくとも一方を他方に対し相対的に移動させなが
    ら、印刷画像のドット情報に基づくストローブパルスを
    印加して前記サーマルヘッドを加熱することにより、前
    記印刷対象物に前記印刷画像を印刷する印刷方法であっ
    て、 前記相対移動速度の変化に応じて前記サーマルヘッドの
    加熱量および/または加熱タイミングを変化させること
    を特徴とする印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記相対移動速度の変化に応じて前記ス
    トローブパルスの印加時間および/またはその後の休止
    時間を変化させることを特徴とする、請求項1に記載の
    印刷方法。
  3. 【請求項3】 前記印刷対象物がテープであることを特
    徴とする、請求項1または2に記載の印刷方法。
  4. 【請求項4】 駆動源となるDCモータの回転速度に基
    づく相対移動速度で、サーマルヘッドおよび印刷対象物
    の少なくとも一方を他方に対し相対的に移動させる相対
    移動手段と、 印刷画像のドット情報に基づくストローブパルスを印加
    して前記サーマルヘッドを加熱することにより、前記印
    刷対象物に前記印刷画像を印刷する印刷手段と、 前記相対移動速度の変化に応じて前記サーマルヘッドの
    加熱量および/または加熱タイミングを変化させる制御
    手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記相対移動速度の変
    化に応じて前記ストローブパルスの印加時間および/ま
    たはその後の休止時間を変化させることを特徴とする、
    請求項4に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記印刷対象物がテープであることを特
    徴とする、請求項4または5に記載の印刷装置。
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