JPH11268412A - 感圧感熱記録用転写装置 - Google Patents
感圧感熱記録用転写装置Info
- Publication number
- JPH11268412A JPH11268412A JP11004142A JP414299A JPH11268412A JP H11268412 A JPH11268412 A JP H11268412A JP 11004142 A JP11004142 A JP 11004142A JP 414299 A JP414299 A JP 414299A JP H11268412 A JPH11268412 A JP H11268412A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- image forming
- transfer
- image
- capsule
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Color Printing (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 感圧感熱記録すなわち選択的に加圧と加熱と
を制御することにより容易に記録を行い、記録用紙の表
面状態に依らず、高画質のフルカラー画像を転写する。 【解決手段】 インクリボン20は発色剤を封入された
マイクロカプセルを保持する。インクリボン20とフィ
ルム70を駆動ヘッド64により選択的に加熱するとと
もに加圧することによりマイクロカプセルから発色剤を
放出させ、フィルム70に付着させる。これにより画像
を一旦フィルム70の表面に形成する。フィルム70に
形成された画像を搬送する。転写ローラ71とベルト搬
送ローラ73との間で記録用紙19とフィルム70を、
記録用紙19の表面の凹凸を押し潰すことのできる圧力
で押圧する。これにより画像が記録用紙19の表面状態
に依らず記録用紙19に転写される。
を制御することにより容易に記録を行い、記録用紙の表
面状態に依らず、高画質のフルカラー画像を転写する。 【解決手段】 インクリボン20は発色剤を封入された
マイクロカプセルを保持する。インクリボン20とフィ
ルム70を駆動ヘッド64により選択的に加熱するとと
もに加圧することによりマイクロカプセルから発色剤を
放出させ、フィルム70に付着させる。これにより画像
を一旦フィルム70の表面に形成する。フィルム70に
形成された画像を搬送する。転写ローラ71とベルト搬
送ローラ73との間で記録用紙19とフィルム70を、
記録用紙19の表面の凹凸を押し潰すことのできる圧力
で押圧する。これにより画像が記録用紙19の表面状態
に依らず記録用紙19に転写される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感圧感熱記録すな
わち選択的に加圧と加熱を行うことにより記録を行う高
解像度プリンタに関する。
わち選択的に加圧と加熱を行うことにより記録を行う高
解像度プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来高解像度プリンタに用いられるイン
クとして、マイクロカプセルのような微細なカプセルに
色材として感熱発色剤が封入されたものが知られてい
る。このマイクロカプセルは、透明なカプセル壁膜を有
し、例えば記録シート等の基材上に層状に形成される。
複数色に対応したマイクロカプセルは、各色毎に異なる
所定の温度で加熱されることにより発色し、各色の発色
剤は色毎に異なる波長の光を照射されることにより定着
される。したがって特定の温度でマイクロカプセルを加
熱することにより所定のマイクロカプセルのみが発色
し、特定の波長の光をシート全面に照射することにより
発色した発色剤のみが定着して、シートの基材は着色さ
れる。すなわち複数色のマイクロカプセルにおいて、選
択的に加熱し、光を照射することにより、複数色の発色
が制御される。換言すれば、温度と光とを制御すること
により、フルカラー画像がシート上に記録される。
クとして、マイクロカプセルのような微細なカプセルに
色材として感熱発色剤が封入されたものが知られてい
る。このマイクロカプセルは、透明なカプセル壁膜を有
し、例えば記録シート等の基材上に層状に形成される。
複数色に対応したマイクロカプセルは、各色毎に異なる
所定の温度で加熱されることにより発色し、各色の発色
剤は色毎に異なる波長の光を照射されることにより定着
される。したがって特定の温度でマイクロカプセルを加
熱することにより所定のマイクロカプセルのみが発色
し、特定の波長の光をシート全面に照射することにより
発色した発色剤のみが定着して、シートの基材は着色さ
れる。すなわち複数色のマイクロカプセルにおいて、選
択的に加熱し、光を照射することにより、複数色の発色
が制御される。換言すれば、温度と光とを制御すること
により、フルカラー画像がシート上に記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように微細なカプ
セルを用いて記録を行うプロセスにおいて、複数色の発
色剤を発色させるために、加熱と光の照射とを複数色分
繰り返す必要がある。このためこのカプセルを備えた記
録シートを用いる記録プロセスは複雑である。
セルを用いて記録を行うプロセスにおいて、複数色の発
色剤を発色させるために、加熱と光の照射とを複数色分
繰り返す必要がある。このためこのカプセルを備えた記
録シートを用いる記録プロセスは複雑である。
【0004】本発明は、感圧感熱記録すなわち選択的に
加圧と加熱とを制御することにより容易に記録を行い、
記録用紙の表面状態に依らず、高画質のフルカラー画像
を転写することを目的とする。
加圧と加熱とを制御することにより容易に記録を行い、
記録用紙の表面状態に依らず、高画質のフルカラー画像
を転写することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る感圧感熱記
録用転写装置は、殻体である色材が封入されたカプセル
壁膜により構成されるマイクロカプセルを、所定の温度
以上で加熱するとともに、破壊圧力以上で加圧すること
によって、カプセル壁膜から色材を放出して、画像形成
部材の表面に画像を形成する画像形成手段と、画像形成
部材に形成された画像を記録用紙に転写する転写手段と
を備えることを特徴としている。
録用転写装置は、殻体である色材が封入されたカプセル
壁膜により構成されるマイクロカプセルを、所定の温度
以上で加熱するとともに、破壊圧力以上で加圧すること
によって、カプセル壁膜から色材を放出して、画像形成
部材の表面に画像を形成する画像形成手段と、画像形成
部材に形成された画像を記録用紙に転写する転写手段と
を備えることを特徴としている。
【0006】好ましくは、転写手段は記録用紙の表面を
平坦化して密着性を高めるために、記録用紙を押圧する
押圧手段を有する。あるいは、画像形成手段はマイクロ
カプセルを所定の温度以上にまで加熱するとともに、破
壊圧力以上にまで加圧する加熱加圧手段と、マイクロカ
プセルを保持するカプセル保持手段とを有することが好
ましい。この場合、画像形成手段は加熱加圧手段によっ
て、カプセル保持手段を画像形成部材に接した状態で加
熱するとともに加圧することにより色材をカプセル壁膜
から放出する。
平坦化して密着性を高めるために、記録用紙を押圧する
押圧手段を有する。あるいは、画像形成手段はマイクロ
カプセルを所定の温度以上にまで加熱するとともに、破
壊圧力以上にまで加圧する加熱加圧手段と、マイクロカ
プセルを保持するカプセル保持手段とを有することが好
ましい。この場合、画像形成手段は加熱加圧手段によっ
て、カプセル保持手段を画像形成部材に接した状態で加
熱するとともに加圧することにより色材をカプセル壁膜
から放出する。
【0007】好ましくは、画像形成部材はベルト状であ
り、画像形成手段は画像形成部材を搬送するための搬送
手段を有する。さらに好ましくは、画像形成手段はカプ
セル保持手段と画像形成部材を共に押圧するために加熱
加圧手段に対応して設けられる固定台を有する。この場
合好ましくは、転写手段は搬送手段が画像形成部材を搬
送するのに伴い回転する転写用回転部材を有し、かつ転
写用回転部材が画像形成部材に前記記録用紙を押圧する
ことにより画像を転写する。
り、画像形成手段は画像形成部材を搬送するための搬送
手段を有する。さらに好ましくは、画像形成手段はカプ
セル保持手段と画像形成部材を共に押圧するために加熱
加圧手段に対応して設けられる固定台を有する。この場
合好ましくは、転写手段は搬送手段が画像形成部材を搬
送するのに伴い回転する転写用回転部材を有し、かつ転
写用回転部材が画像形成部材に前記記録用紙を押圧する
ことにより画像を転写する。
【0008】好ましくは、画像形成部材は画像を搬送す
るために回転する形成用回転部材である。さらに好まし
くは、転写手段は形成用回転部材の回転に伴い回転する
転写用回転部材を有し、かつ転写用回転部材が形成用回
転部材に記録用紙を押圧することにより画像を転写す
る。
るために回転する形成用回転部材である。さらに好まし
くは、転写手段は形成用回転部材の回転に伴い回転する
転写用回転部材を有し、かつ転写用回転部材が形成用回
転部材に記録用紙を押圧することにより画像を転写す
る。
【0009】好ましくは、カプセル保持手段は画像形成
部材を兼ね、画像形成手段は色材の付着を防止するため
に剥離材料を被覆された付着防止部材を有する。さらに
好ましくは、画像形成手段はカプセル保持手段を搬送す
るカプセル搬送手段を有し、カプセル搬送手段がカプセ
ル保持手段を搬送するのに伴い、付着防止部材が回転す
る。この場合好ましくは、転写手段はカプセル搬送手段
の回転に伴い回転する転写用回転部材を有し、転写用回
転部材はカプセル保持手段に記録用紙を押圧することに
より画像を転写する。
部材を兼ね、画像形成手段は色材の付着を防止するため
に剥離材料を被覆された付着防止部材を有する。さらに
好ましくは、画像形成手段はカプセル保持手段を搬送す
るカプセル搬送手段を有し、カプセル搬送手段がカプセ
ル保持手段を搬送するのに伴い、付着防止部材が回転す
る。この場合好ましくは、転写手段はカプセル搬送手段
の回転に伴い回転する転写用回転部材を有し、転写用回
転部材はカプセル保持手段に記録用紙を押圧することに
より画像を転写する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。図1は、第1の実施形態の感圧感
熱記録用高解像度カラープリンタの側断面図である。
を参照して説明する。図1は、第1の実施形態の感圧感
熱記録用高解像度カラープリンタの側断面図である。
【0011】カラープリンタ10は、シリアルプリンタ
である。このカラープリンタ10は、紙面に直交する方
向(ライン方向)に長い直方体形状のハウジング11に
より覆われる。ハウジング11の上面には、記録用紙1
9を挿入するための挿入口12が開口されており、ハウ
ジング11の側面には、記録用紙19を排出させるため
の排出口13が開口されている。記録用紙19は、挿入
口12と排出口13とを結ぶ搬送経路Pに沿って矢印A
方向に搬送される。
である。このカラープリンタ10は、紙面に直交する方
向(ライン方向)に長い直方体形状のハウジング11に
より覆われる。ハウジング11の上面には、記録用紙1
9を挿入するための挿入口12が開口されており、ハウ
ジング11の側面には、記録用紙19を排出させるため
の排出口13が開口されている。記録用紙19は、挿入
口12と排出口13とを結ぶ搬送経路Pに沿って矢印A
方向に搬送される。
【0012】ハウジング11の内側では、一対のベルト
搬送ローラ73が搬送経路Pの上側に設けられる。ベル
ト搬送ローラ73は円柱状のゴムローラであり、その中
心軸はライン方向に平行に配設される。ベルト搬送ロー
ラ73には、ベルト70が懸架されている。このベルト
70(画像形成部材)は、樹脂等のフィルムから成る無
端ベルトであって、ライン方向に記録用紙19と同程度
の幅を有する。ベルト70はベルト搬送ローラ73の回
転により搬送され、ベルト70により囲まれる領域に
は、平面プラテン45が固定台として設けられる。この
平面プラテン45は、ゴム等から成り、ライン方向に長
い直方体形状を有する。なおベルト70は、普通紙等の
記録用紙19の表面より平滑であり、後述する色材が定
着しない部材であればよく、金属等から成ってもよい。
搬送ローラ73が搬送経路Pの上側に設けられる。ベル
ト搬送ローラ73は円柱状のゴムローラであり、その中
心軸はライン方向に平行に配設される。ベルト搬送ロー
ラ73には、ベルト70が懸架されている。このベルト
70(画像形成部材)は、樹脂等のフィルムから成る無
端ベルトであって、ライン方向に記録用紙19と同程度
の幅を有する。ベルト70はベルト搬送ローラ73の回
転により搬送され、ベルト70により囲まれる領域に
は、平面プラテン45が固定台として設けられる。この
平面プラテン45は、ゴム等から成り、ライン方向に長
い直方体形状を有する。なおベルト70は、普通紙等の
記録用紙19の表面より平滑であり、後述する色材が定
着しない部材であればよく、金属等から成ってもよい。
【0013】ベルト搬送ローラ73およびベルト70の
上方には、インクリボン20が設けられる。このインク
リボン20は、色材として発色剤を封入されたマイクロ
カプセルを保持しており、ライン方向にベルト70と同
一の幅を有する。またインクリボン20は、一対の巻芯
29に巻き付いており、巻芯29の回転により一方の巻
芯29から他方の巻芯29へと搬送される。
上方には、インクリボン20が設けられる。このインク
リボン20は、色材として発色剤を封入されたマイクロ
カプセルを保持しており、ライン方向にベルト70と同
一の幅を有する。またインクリボン20は、一対の巻芯
29に巻き付いており、巻芯29の回転により一方の巻
芯29から他方の巻芯29へと搬送される。
【0014】インクリボン20の上側には、駆動ヘッド
64が平面プラテン45に対応して設けられる。この駆
動ヘッド64は、図示しない駆動装置に接続され、平面
プラテン45の上方をライン方向に駆動される。なお駆
動ヘッド64の駆動装置の構成は一般的に知られている
構成であり、ここでは図示および説明を省略する。
64が平面プラテン45に対応して設けられる。この駆
動ヘッド64は、図示しない駆動装置に接続され、平面
プラテン45の上方をライン方向に駆動される。なお駆
動ヘッド64の駆動装置の構成は一般的に知られている
構成であり、ここでは図示および説明を省略する。
【0015】搬送経路Pの下側には、転写ローラ71が
挿入口12側のベルト搬送ローラ73に対応して設けら
れる。転写ローラ71は、円柱状のゴムローラであっ
て、その中心軸はベルト搬送ローラ73の中心軸と平行
に設けられる。記録用紙19とベルト70とは、この転
写ローラ71とベルト搬送ローラ73により挟持され
る。一方搬送経路Pの下側で転写ローラ71の排出口1
3側には、用紙送りローラ72が設けられ、このローラ
72の回転に伴い、記録用紙19は矢印A方向に搬送さ
れる。
挿入口12側のベルト搬送ローラ73に対応して設けら
れる。転写ローラ71は、円柱状のゴムローラであっ
て、その中心軸はベルト搬送ローラ73の中心軸と平行
に設けられる。記録用紙19とベルト70とは、この転
写ローラ71とベルト搬送ローラ73により挟持され
る。一方搬送経路Pの下側で転写ローラ71の排出口1
3側には、用紙送りローラ72が設けられ、このローラ
72の回転に伴い、記録用紙19は矢印A方向に搬送さ
れる。
【0016】なお巻芯29、ベルト搬送ローラ73、転
写ローラ71および用紙送りローラ72は、図示しない
駆動モータに接続され、この駆動モータの回転により各
々所定の速度で所定の方向に回転する。
写ローラ71および用紙送りローラ72は、図示しない
駆動モータに接続され、この駆動モータの回転により各
々所定の速度で所定の方向に回転する。
【0017】巻芯29と各ローラ73、71、72の駆
動モータ(図示せず)と駆動ヘッド64の駆動装置と
は、基板62に設けられる制御回路に接続され、巻芯2
9と各ローラ73、71、72の回転と駆動ヘッド64
の駆動とが制御される。またカラープリンタ10の内側
で搬送経路Pの反対側には、バッテリー63が設けら
れ、制御回路等に電圧が供給される。
動モータ(図示せず)と駆動ヘッド64の駆動装置と
は、基板62に設けられる制御回路に接続され、巻芯2
9と各ローラ73、71、72の回転と駆動ヘッド64
の駆動とが制御される。またカラープリンタ10の内側
で搬送経路Pの反対側には、バッテリー63が設けら
れ、制御回路等に電圧が供給される。
【0018】図2を参照して転写装置について説明す
る。図2は、第1の実施形態のカラープリンタが備える
転写装置を示す模式図である。
る。図2は、第1の実施形態のカラープリンタが備える
転写装置を示す模式図である。
【0019】駆動ヘッド64には、サーマルヘッド3
1、32、33が設けられる。このサーマルヘッド3
1、32、33は、図示しないばねユニットによりそれ
ぞれ異なる付勢力p1、p2、p3で付勢される。サー
マルヘッド31の下面には、複数個の発熱体34が設け
られる。複数個の発熱体34は矢印A方向に平行な直線
上に配列され、所定の発熱温度(この温度をt1とす
る。)で発熱する。同様にサーマルヘッド32、33の
下面には、複数個の発熱体35、36が設けられ、発熱
体35、36はそれぞれ所定の温度(各温度をt2、t
3とする。)で発熱する。なお発熱温度t1、t2、t
3は異なる温度であり、発熱体34、35、36は、図
示しない制御装置に接続され、その発熱を制御される。
1、32、33が設けられる。このサーマルヘッド3
1、32、33は、図示しないばねユニットによりそれ
ぞれ異なる付勢力p1、p2、p3で付勢される。サー
マルヘッド31の下面には、複数個の発熱体34が設け
られる。複数個の発熱体34は矢印A方向に平行な直線
上に配列され、所定の発熱温度(この温度をt1とす
る。)で発熱する。同様にサーマルヘッド32、33の
下面には、複数個の発熱体35、36が設けられ、発熱
体35、36はそれぞれ所定の温度(各温度をt2、t
3とする。)で発熱する。なお発熱温度t1、t2、t
3は異なる温度であり、発熱体34、35、36は、図
示しない制御装置に接続され、その発熱を制御される。
【0020】各サーマルヘッド31、32、33は、例
えばシアン、マゼンタ、イエロー色を発色するために各
色用に設けられる。このサーマルヘッドの数は、使用さ
れるマイクロカプセルに封入された発色剤の色数に応じ
てこれ以上あるいはこれ以下の本数としてもよい。
えばシアン、マゼンタ、イエロー色を発色するために各
色用に設けられる。このサーマルヘッドの数は、使用さ
れるマイクロカプセルに封入された発色剤の色数に応じ
てこれ以上あるいはこれ以下の本数としてもよい。
【0021】インクリボン20は矢印B方向に間欠的に
搬送され、これにともない駆動ヘッド64は矢印X方向
に駆動される。平面プラテン45はインクリボン20と
ベルト70とを共に押圧するための固定台であり、駆動
ヘッド64の駆動方向(矢印X方向)に沿って設けられ
る。インクリボン20とベルト70とは、サーマルヘッ
ド31、32、33と平面プラテン45との間で各付勢
力p1、p2、p3で加圧されるとともに、発熱体3
4、35、36により各発熱温度t1、t2、t3で選
択的に加熱される。これにより、発色剤がインクリボン
20のマイクロカプセルから放出され、ベルト70の表
面に付着して、画像が形成される。以下この画像が形成
される領域を形成領域K1と呼ぶ。なおベルト70は樹
脂等から成るフィルムであるため、発色剤は定着しな
い。
搬送され、これにともない駆動ヘッド64は矢印X方向
に駆動される。平面プラテン45はインクリボン20と
ベルト70とを共に押圧するための固定台であり、駆動
ヘッド64の駆動方向(矢印X方向)に沿って設けられ
る。インクリボン20とベルト70とは、サーマルヘッ
ド31、32、33と平面プラテン45との間で各付勢
力p1、p2、p3で加圧されるとともに、発熱体3
4、35、36により各発熱温度t1、t2、t3で選
択的に加熱される。これにより、発色剤がインクリボン
20のマイクロカプセルから放出され、ベルト70の表
面に付着して、画像が形成される。以下この画像が形成
される領域を形成領域K1と呼ぶ。なおベルト70は樹
脂等から成るフィルムであるため、発色剤は定着しな
い。
【0022】転写ローラ71はベルト搬送ローラ73の
回転に伴い矢印C方向へ回転する。この回転によりベル
ト70は搬送され、その表面の画像は形成領域K1から
転写位置K2まで搬送される。転写位置K2では、記録
用紙19とベルト70とが、ベルト搬送ローラ71と転
写ローラ73の間で所定の圧力(例えば後述する圧力P
0)以上で押圧される。この押圧時の圧力により、記録
用紙19の表面の凹凸が押し潰され、表面は平坦化され
る。これによりベルト70と記録用紙19との密着性が
向上し、画像はベルト70から記録用紙19にムラなく
転写される。
回転に伴い矢印C方向へ回転する。この回転によりベル
ト70は搬送され、その表面の画像は形成領域K1から
転写位置K2まで搬送される。転写位置K2では、記録
用紙19とベルト70とが、ベルト搬送ローラ71と転
写ローラ73の間で所定の圧力(例えば後述する圧力P
0)以上で押圧される。この押圧時の圧力により、記録
用紙19の表面の凹凸が押し潰され、表面は平坦化され
る。これによりベルト70と記録用紙19との密着性が
向上し、画像はベルト70から記録用紙19にムラなく
転写される。
【0023】記録用紙19は、ベルト搬送ローラ73の
回転と転写ローラ71の矢印D方向への回転とにより矢
印A方向に搬送され、転写ローラ71と用紙送りローラ
72の間に設けられる図示しないガイド部材に沿って用
紙送りローラ72まで導かれる。そして用紙送りローラ
72の矢印E方向の回転により記録用紙19は排出口1
3(図1参照)まで搬送される。
回転と転写ローラ71の矢印D方向への回転とにより矢
印A方向に搬送され、転写ローラ71と用紙送りローラ
72の間に設けられる図示しないガイド部材に沿って用
紙送りローラ72まで導かれる。そして用紙送りローラ
72の矢印E方向の回転により記録用紙19は排出口1
3(図1参照)まで搬送される。
【0024】なおサーマルヘッド31、32、33の加
圧と発熱体34、35、36の加熱によりベルト70に
形成される画像は、実像の鏡面画像であり、記録用紙1
9には、実像が形成される。
圧と発熱体34、35、36の加熱によりベルト70に
形成される画像は、実像の鏡面画像であり、記録用紙1
9には、実像が形成される。
【0025】このシリアルプリンタでは、駆動ヘッド6
4が矢印X方向に移動するときのみ画像の記録を行って
いる。各発熱体34、35、36の発熱温度は温度の制
御性を高めるため、インクリボン20の温度が低温から
高温へ変化するように設定される。すなわち発熱温度t
1は発熱温度t2より小さく、かつ発熱温度t2は発熱
温度t3より小さく設定される。この温度設定にともな
い、付勢力p1は付勢力p2より大きく、付勢力p2は
付勢力p3より大きく設定される。
4が矢印X方向に移動するときのみ画像の記録を行って
いる。各発熱体34、35、36の発熱温度は温度の制
御性を高めるため、インクリボン20の温度が低温から
高温へ変化するように設定される。すなわち発熱温度t
1は発熱温度t2より小さく、かつ発熱温度t2は発熱
温度t3より小さく設定される。この温度設定にともな
い、付勢力p1は付勢力p2より大きく、付勢力p2は
付勢力p3より大きく設定される。
【0026】駆動ヘッド64が矢印X方向と反対の方向
に移動するときも画像の記録を行う構成にすることは可
能である。この場合駆動ヘッド64の移動方向が切替え
られるとき、必ずサーマルヘッド31が移動方向の先頭
となるように駆動ヘッド64が180度回転せしめら
れ、その向きが替えられる。このとき駆動ヘッド64に
おいて、図2に示すサーマルヘッド33の位置にサーマ
ルヘッド31が配置され、図2に示すサーマルヘッド3
1の位置にサーマルヘッド33が配置される。また上述
の構成の代わりに、駆動ヘッド64の移動方向の転換に
伴い、サーマルヘッド31、33について、ばねユニッ
ト(図示せず)の付勢力の設定を入れ替えるとともに、
発熱体の制御装置(図示せず)の温度設定を入れ替える
構成としてもよい。
に移動するときも画像の記録を行う構成にすることは可
能である。この場合駆動ヘッド64の移動方向が切替え
られるとき、必ずサーマルヘッド31が移動方向の先頭
となるように駆動ヘッド64が180度回転せしめら
れ、その向きが替えられる。このとき駆動ヘッド64に
おいて、図2に示すサーマルヘッド33の位置にサーマ
ルヘッド31が配置され、図2に示すサーマルヘッド3
1の位置にサーマルヘッド33が配置される。また上述
の構成の代わりに、駆動ヘッド64の移動方向の転換に
伴い、サーマルヘッド31、33について、ばねユニッ
ト(図示せず)の付勢力の設定を入れ替えるとともに、
発熱体の制御装置(図示せず)の温度設定を入れ替える
構成としてもよい。
【0027】図3を参照して上述の感圧感熱記録用プリ
ンタに使用されるインクリボン20の構成について説明
する。図3はインクリボン20の縦断面構造を示す図で
ある。
ンタに使用されるインクリボン20の構成について説明
する。図3はインクリボン20の縦断面構造を示す図で
ある。
【0028】インクリボン20は、基材21とカプセル
層22と剥離剤104の層とにより構成され、基材21
は例えばPET樹脂等から成るフィルムである。
層22と剥離剤104の層とにより構成され、基材21
は例えばPET樹脂等から成るフィルムである。
【0029】剥離剤104の層は、基材21の上面に形
成される。この剥離剤104は、例えばテフロン系ある
いはシリコン系の塗料であり、発色剤24b、25b、
26bのベルト70(図2参照)への転写性を向上さ
せ、基材21に逆定着するのを防止する。
成される。この剥離剤104は、例えばテフロン系ある
いはシリコン系の塗料であり、発色剤24b、25b、
26bのベルト70(図2参照)への転写性を向上さ
せ、基材21に逆定着するのを防止する。
【0030】カプセル層22は、マイクロカプセル2
4、25、26から成り、例えばワックス系のバインダ
(定着剤)により剥離剤104の層上に保持されてい
る。マイクロカプセル24、25、26は、微細なカプ
セル壁膜24a、25a、26aと、これらのカプセル
壁膜24a、25a、26aにコア剤として封入された
発色剤24b、25b、26bとから成る。
4、25、26から成り、例えばワックス系のバインダ
(定着剤)により剥離剤104の層上に保持されてい
る。マイクロカプセル24、25、26は、微細なカプ
セル壁膜24a、25a、26aと、これらのカプセル
壁膜24a、25a、26aにコア剤として封入された
発色剤24b、25b、26bとから成る。
【0031】なおインクリボン20は、記録の際カプセ
ル層22側がベルト70に接するように設置される。
ル層22側がベルト70に接するように設置される。
【0032】図4から図6を参照して、マイクロカプセ
ル24、25、26について説明する。図4はマイクロ
カプセル24、25、26の断面を示す図である。カプ
セル壁膜24a、25a、26aは形状記憶樹脂により
形成され、発色剤24b、25b、26bは相互に異な
る色、例えばシアン、マゼンタ、イエロー色を発色す
る。
ル24、25、26について説明する。図4はマイクロ
カプセル24、25、26の断面を示す図である。カプ
セル壁膜24a、25a、26aは形状記憶樹脂により
形成され、発色剤24b、25b、26bは相互に異な
る色、例えばシアン、マゼンタ、イエロー色を発色す
る。
【0033】図5は、形状記憶樹脂の温度と弾性係数の
特性を示す図である。形状記憶樹脂は、例えばポリノル
ボルネン、トランス−1、4−ポリイソプレン、ポリウ
レタン等から成る。この樹脂固有の温度であるガラス転
移温度Tg以上のゴム領域bでは、弾性係数が低くな
る。一方温度Tg以下のガラス領域aでは、弾性係数は
高くなる。すなわち形状記憶樹脂は、ガラス転移温度T
g以上に加熱されることにより破壊されやすくなり、温
度Tg以下に冷却されることにより凝固して破壊されに
くくなる。
特性を示す図である。形状記憶樹脂は、例えばポリノル
ボルネン、トランス−1、4−ポリイソプレン、ポリウ
レタン等から成る。この樹脂固有の温度であるガラス転
移温度Tg以上のゴム領域bでは、弾性係数が低くな
る。一方温度Tg以下のガラス領域aでは、弾性係数は
高くなる。すなわち形状記憶樹脂は、ガラス転移温度T
g以上に加熱されることにより破壊されやすくなり、温
度Tg以下に冷却されることにより凝固して破壊されに
くくなる。
【0034】各カプセル壁膜24a、25a、26a
は、上述の材料を組み合わせ、異なる組成率で形成する
ことにより各々異なるガラス転移温度(各ガラス転移温
度をT1、T2、T3とすると、T1<T2<T3であ
り、例えば70℃、110℃、130℃に設定され
る。)を有する。すなわち各カプセル壁膜24a、25
a、26aは、各々が有するガラス転移温度T1、T
2、T3以上に加熱されたときのみ、破壊され易くな
る。
は、上述の材料を組み合わせ、異なる組成率で形成する
ことにより各々異なるガラス転移温度(各ガラス転移温
度をT1、T2、T3とすると、T1<T2<T3であ
り、例えば70℃、110℃、130℃に設定され
る。)を有する。すなわち各カプセル壁膜24a、25
a、26aは、各々が有するガラス転移温度T1、T
2、T3以上に加熱されたときのみ、破壊され易くな
る。
【0035】再び図4を参照する。カプセル壁膜24
a、25a、26aは、異なる膜厚d4、d5、d6
(ただし、d4>d5>d6である。)を有する。カプ
セル壁膜24a、25a、26aの膜厚d4、d5、d
6が厚くなるほど、その膜の破壊に要する最小の力(破
壊圧力)は大きくなる。したがって異なる膜厚d4、d
5、d6のカプセル壁膜24a、25a、26aは異な
る破壊圧力を有し、各カプセル壁膜24a、25a、2
6aの破壊圧力をP1、P2、P3とすると、破壊圧力
P1は破壊圧力P2より大きく、破壊圧力P2は破壊圧
力P3より大きい。
a、25a、26aは、異なる膜厚d4、d5、d6
(ただし、d4>d5>d6である。)を有する。カプ
セル壁膜24a、25a、26aの膜厚d4、d5、d
6が厚くなるほど、その膜の破壊に要する最小の力(破
壊圧力)は大きくなる。したがって異なる膜厚d4、d
5、d6のカプセル壁膜24a、25a、26aは異な
る破壊圧力を有し、各カプセル壁膜24a、25a、2
6aの破壊圧力をP1、P2、P3とすると、破壊圧力
P1は破壊圧力P2より大きく、破壊圧力P2は破壊圧
力P3より大きい。
【0036】各カプセル壁膜24a、25a、26aの
ガラス転移温度と破壊圧力とを以上のように設定するこ
とにより、破壊するマイクロカプセル24、25、26
を高精度に選択することができる。
ガラス転移温度と破壊圧力とを以上のように設定するこ
とにより、破壊するマイクロカプセル24、25、26
を高精度に選択することができる。
【0037】図6を参照してマイクロカプセル24、2
5、26の選択と破壊について説明する。図6はカプセ
ル壁膜24a、25a、26aの温度と破壊圧力の関係
を示す図である。
5、26の選択と破壊について説明する。図6はカプセ
ル壁膜24a、25a、26aの温度と破壊圧力の関係
を示す図である。
【0038】各マイクロカプセル24、25、26のカ
プセル壁膜24a、25a、26aは、異なるガラス転
移温度T1、T2、T3を有する。また各カプセル壁膜
24a、25a、26aは異なる膜厚で形成され、異な
る破壊圧力P1、P2、P3を有する。したがってカプ
セル壁膜24a、25a、26aはそのガラス転移温度
以上に加熱されることにより破壊され易くなり、さらに
破壊圧力以上で加圧されることにより破壊される。
プセル壁膜24a、25a、26aは、異なるガラス転
移温度T1、T2、T3を有する。また各カプセル壁膜
24a、25a、26aは異なる膜厚で形成され、異な
る破壊圧力P1、P2、P3を有する。したがってカプ
セル壁膜24a、25a、26aはそのガラス転移温度
以上に加熱されることにより破壊され易くなり、さらに
破壊圧力以上で加圧されることにより破壊される。
【0039】カプセル壁膜24a、25a、26aに加
熱される温度がT1以上T2以下であり、かつ加圧され
る破壊圧力がP1以上P0以下であるとき(領域c)、
カプセル壁膜24aのみが破壊される。温度がT2以上
T3以下であり、かつ破壊圧力がP2以上P1以下であ
るとき(領域d)、カプセル壁膜25aのみが破壊され
る。温度がT3以上であり、かつ破壊圧力がP3以上P
2以下であるとき(領域e)、カプセル壁膜26aのみ
が破壊される。
熱される温度がT1以上T2以下であり、かつ加圧され
る破壊圧力がP1以上P0以下であるとき(領域c)、
カプセル壁膜24aのみが破壊される。温度がT2以上
T3以下であり、かつ破壊圧力がP2以上P1以下であ
るとき(領域d)、カプセル壁膜25aのみが破壊され
る。温度がT3以上であり、かつ破壊圧力がP3以上P
2以下であるとき(領域e)、カプセル壁膜26aのみ
が破壊される。
【0040】インクリボン20はマイクロカプセル2
4、25、26を保持する。図1、図2に示すカラープ
リンタにおいて、発熱体34、35、36の発熱温度t
1、t2、t3は例えば略ガラス転移温度T1、T2、
T3に設定され、サーマルヘッド31、32、33の付
勢力p1、p2、p3は例えば略破壊圧力P1、P2、
P3に設定される。そして発熱体34、35、36の発
熱とサーマルヘッド31、32、33による加圧を制御
することにより、特定のカプセル壁膜のみを破壊して、
その内側の特定の発色剤のみを発色させる。すなわちマ
イクロカプセル24、25、26は温度と圧力により選
択され、選択されたマイクロカプセル24、25、26
の発色剤のみがベルト70上に付着して、画像が形成さ
れる。
4、25、26を保持する。図1、図2に示すカラープ
リンタにおいて、発熱体34、35、36の発熱温度t
1、t2、t3は例えば略ガラス転移温度T1、T2、
T3に設定され、サーマルヘッド31、32、33の付
勢力p1、p2、p3は例えば略破壊圧力P1、P2、
P3に設定される。そして発熱体34、35、36の発
熱とサーマルヘッド31、32、33による加圧を制御
することにより、特定のカプセル壁膜のみを破壊して、
その内側の特定の発色剤のみを発色させる。すなわちマ
イクロカプセル24、25、26は温度と圧力により選
択され、選択されたマイクロカプセル24、25、26
の発色剤のみがベルト70上に付着して、画像が形成さ
れる。
【0041】以上の第1の実施形態では、圧力と温度と
を変化させることにより、マイクロカプセル24、2
5、26が選択的に破壊され、そこから選択された発色
剤のみが放出されて、画像が容易に記録される。ところ
で、記録用紙19の表面に凹凸がある場合、発色剤24
b、25b、26bは定着しにくいため、記録用紙19
の表面の凹凸を平滑化して発色剤24b、25b、26
bを定着させる必要がある。記録用紙19の表面に、表
面を滑らかにするプレコート剤を塗布して平滑化する方
法もあるが、プロセスがより複雑となってしまうため、
比較的高い圧力で密着性を高める方法が望まれる。しか
しこの方法では、画像をインクリボン20から記録用紙
19に直接転写しようとすると、インクリボン20に加
圧される圧力は、高い圧力となり、画像を記録するため
の破壊圧力P1、P2、P3を超えてしまう。このため
正確なマイクロカプセルの選択が不可能になり、正確な
画像が得られなくなってしまう。
を変化させることにより、マイクロカプセル24、2
5、26が選択的に破壊され、そこから選択された発色
剤のみが放出されて、画像が容易に記録される。ところ
で、記録用紙19の表面に凹凸がある場合、発色剤24
b、25b、26bは定着しにくいため、記録用紙19
の表面の凹凸を平滑化して発色剤24b、25b、26
bを定着させる必要がある。記録用紙19の表面に、表
面を滑らかにするプレコート剤を塗布して平滑化する方
法もあるが、プロセスがより複雑となってしまうため、
比較的高い圧力で密着性を高める方法が望まれる。しか
しこの方法では、画像をインクリボン20から記録用紙
19に直接転写しようとすると、インクリボン20に加
圧される圧力は、高い圧力となり、画像を記録するため
の破壊圧力P1、P2、P3を超えてしまう。このため
正確なマイクロカプセルの選択が不可能になり、正確な
画像が得られなくなってしまう。
【0042】そこで第1の実施形態では、画像は、マイ
クロカプセル24、25、26を備えるインクリボン2
0が加圧され加熱されることにより、一旦ベルト70に
形成され、その後ベルト70と記録用紙19とがベルト
搬送ローラ73と転写ローラ71との間で圧力P0以上
で押圧されることによりに記録用紙19に転写される。
すなわち第1の実施形態では、画像の転写はインクリボ
ン20からベルト70への転写と、ベルト70から記録
用紙19への転写の2段階で行なわれる。
クロカプセル24、25、26を備えるインクリボン2
0が加圧され加熱されることにより、一旦ベルト70に
形成され、その後ベルト70と記録用紙19とがベルト
搬送ローラ73と転写ローラ71との間で圧力P0以上
で押圧されることによりに記録用紙19に転写される。
すなわち第1の実施形態では、画像の転写はインクリボ
ン20からベルト70への転写と、ベルト70から記録
用紙19への転写の2段階で行なわれる。
【0043】以上のように2段階で画像の転写が行なわ
れるため、記録用紙19への転写時には、マイクロカプ
セル24、25、26を備えないベルト70と記録用紙
19とが加圧されるので、誤発色を生じることなく、こ
れらを破壊圧力以上(例えば圧力P0以上)で加圧する
ことが可能になる。したがって記録用紙19の凹凸が押
し潰されて、表面が平坦化され、ベルト70と記録用紙
19とは充分に密着される。またベルト70の表面は普
通紙等の記録用紙に比べ平滑であり、各マイクロカプセ
ルを有するインクリボン20を均一に加圧することがで
き、圧力が高精度に制御される。この密着性の向上と圧
力の制御性の向上とにより転写性が向上して、記録用紙
の表面状態に依らず、高画質の画像が転写される。
れるため、記録用紙19への転写時には、マイクロカプ
セル24、25、26を備えないベルト70と記録用紙
19とが加圧されるので、誤発色を生じることなく、こ
れらを破壊圧力以上(例えば圧力P0以上)で加圧する
ことが可能になる。したがって記録用紙19の凹凸が押
し潰されて、表面が平坦化され、ベルト70と記録用紙
19とは充分に密着される。またベルト70の表面は普
通紙等の記録用紙に比べ平滑であり、各マイクロカプセ
ルを有するインクリボン20を均一に加圧することがで
き、圧力が高精度に制御される。この密着性の向上と圧
力の制御性の向上とにより転写性が向上して、記録用紙
の表面状態に依らず、高画質の画像が転写される。
【0044】図7、図8を参照して第2の実施形態につ
いて説明する。第2の実施形態が第1の実施形態と異な
る点は、画像が先ずインクリボンからドラムに転写され
る点である。以下異なる点についてのみ説明する。
いて説明する。第2の実施形態が第1の実施形態と異な
る点は、画像が先ずインクリボンからドラムに転写され
る点である。以下異なる点についてのみ説明する。
【0045】図7は第2の実施形態のカラープリンタが
備える転写装置を模式的に示す図である。第2の実施形
態のカラープリンタはラインプリンタである。サーマル
ヘッド30の下面には、複数個の発熱体37が保持さ
れ、これらの発熱体37は、記録用紙19の幅方向に平
行な直線上に配列される。同様に発熱体38、39もサ
ーマルヘッド30の下面に複数個ずつ配列されている。
なお各発熱体37、38、39の発熱温度は第1の実施
形態と同様にマイクロカプセルのガラス転移温度に応じ
て設定される。
備える転写装置を模式的に示す図である。第2の実施形
態のカラープリンタはラインプリンタである。サーマル
ヘッド30の下面には、複数個の発熱体37が保持さ
れ、これらの発熱体37は、記録用紙19の幅方向に平
行な直線上に配列される。同様に発熱体38、39もサ
ーマルヘッド30の下面に複数個ずつ配列されている。
なお各発熱体37、38、39の発熱温度は第1の実施
形態と同様にマイクロカプセルのガラス転移温度に応じ
て設定される。
【0046】発熱体37、38、39の下側には、イン
クリボン20が接するように設けられる。このインクリ
ボン20は、1対の巻芯29に巻き付けられており、一
方の巻芯29から他方の巻芯29へと矢印B方向に搬送
される。インクリボン20の下側には、ドラム74(形
成用回転部材)が設けられる。このドラム74は、円柱
状の硬質ゴムであり、その外周面を樹脂等から成るフィ
ルムで被覆されている。またドラム74は回転可能に設
けられ、その中心軸は発熱体37、38、39の配列方
向と平行に配設される。なおドラム74は表面に凹凸の
ない金属等の部材により構成されてもよい。
クリボン20が接するように設けられる。このインクリ
ボン20は、1対の巻芯29に巻き付けられており、一
方の巻芯29から他方の巻芯29へと矢印B方向に搬送
される。インクリボン20の下側には、ドラム74(形
成用回転部材)が設けられる。このドラム74は、円柱
状の硬質ゴムであり、その外周面を樹脂等から成るフィ
ルムで被覆されている。またドラム74は回転可能に設
けられ、その中心軸は発熱体37、38、39の配列方
向と平行に配設される。なおドラム74は表面に凹凸の
ない金属等の部材により構成されてもよい。
【0047】ドラム74の下方には、円柱状の転写ロー
ラ75が設けられ、その中心軸はドラム74の中心軸と
平行に配設される。記録用紙19は、転写ローラ75に
よりドラム74に押圧され、ドラム74の矢印F方向へ
の回転に伴う転写ローラ75の矢印G方向への回転によ
り、矢印A方向に搬送される。
ラ75が設けられ、その中心軸はドラム74の中心軸と
平行に配設される。記録用紙19は、転写ローラ75に
よりドラム74に押圧され、ドラム74の矢印F方向へ
の回転に伴う転写ローラ75の矢印G方向への回転によ
り、矢印A方向に搬送される。
【0048】図8はドラム74とサーマルヘッド30を
示す側面図である。各発熱体37、38、39の配列は
相互に近接して設けられ、ドラム74の中心軸に最も近
い位置に発熱体37が配置され、この中心軸に最も遠い
位置に発熱体39が配置される。ドラム74の中心軸か
らの距離の違い、すなわちドラム74の変形量の違いに
より、インクリボン20は発熱体37の位置で最も強く
加圧され、発熱体39の位置で最も弱く加圧される。こ
の各発熱体37、38、39とドラム74による各圧力
は、マイクロカプセルの破壊圧力に設定される。
示す側面図である。各発熱体37、38、39の配列は
相互に近接して設けられ、ドラム74の中心軸に最も近
い位置に発熱体37が配置され、この中心軸に最も遠い
位置に発熱体39が配置される。ドラム74の中心軸か
らの距離の違い、すなわちドラム74の変形量の違いに
より、インクリボン20は発熱体37の位置で最も強く
加圧され、発熱体39の位置で最も弱く加圧される。こ
の各発熱体37、38、39とドラム74による各圧力
は、マイクロカプセルの破壊圧力に設定される。
【0049】再び図7を参照する。インクリボン20
は、形成領域K3で発熱体37、38、39とドラム7
4により、各破壊圧力で加圧されるとともに、各ガラス
転移温度で選択的に加熱される。これによりインクリボ
ン20が保持するマイクロカプセルは、選択的に破壊さ
れ、発色剤が放出する。この発色剤はドラム74に付着
して、その平滑な表面に画像が形成される。この画像は
ドラム74の回転に伴い、転写位置K4まで搬送され
る。転写位置K4では、記録用紙19が転写ローラ75
によって画像の形成されたドラム74に破壊圧力以上
(例えば圧力P0以上)で押圧され、画像を転写され
る。
は、形成領域K3で発熱体37、38、39とドラム7
4により、各破壊圧力で加圧されるとともに、各ガラス
転移温度で選択的に加熱される。これによりインクリボ
ン20が保持するマイクロカプセルは、選択的に破壊さ
れ、発色剤が放出する。この発色剤はドラム74に付着
して、その平滑な表面に画像が形成される。この画像は
ドラム74の回転に伴い、転写位置K4まで搬送され
る。転写位置K4では、記録用紙19が転写ローラ75
によって画像の形成されたドラム74に破壊圧力以上
(例えば圧力P0以上)で押圧され、画像を転写され
る。
【0050】以上の第2の実施形態では、第1の実施形
態と同様に圧力と温度とを変化させることにより、マイ
クロカプセルが選択的に破壊され、そこから選択された
発色剤のみが放出されて、画像が容易に記録される。さ
らに画像の転写がマイクロカプセルを保持するインクリ
ボン20からドラム74への転写と、ドラム74から記
録用紙19への転写の2段階で行なわれる。すなわち画
像は、インクリボン20を選択的に加熱し加圧すること
により一旦ドラム74に形成され、その後、転写ローラ
75によって記録用紙19に押圧され、この用紙19に
転写される。したがって記録用紙19の表面の凹凸を押
し潰して平坦化するために破壊圧力以上の圧力で記録用
紙19を押圧することが可能であり、ドラム74と記録
用紙19とは充分に密着される。またドラム74の表面
は普通紙等の記録用紙19より平滑であるため、各マイ
クロカプセルに加圧される圧力は高精度に制御される。
したがって第2の実施形態も、記録用紙19の表面に依
らず、高画質の画像が転写される。
態と同様に圧力と温度とを変化させることにより、マイ
クロカプセルが選択的に破壊され、そこから選択された
発色剤のみが放出されて、画像が容易に記録される。さ
らに画像の転写がマイクロカプセルを保持するインクリ
ボン20からドラム74への転写と、ドラム74から記
録用紙19への転写の2段階で行なわれる。すなわち画
像は、インクリボン20を選択的に加熱し加圧すること
により一旦ドラム74に形成され、その後、転写ローラ
75によって記録用紙19に押圧され、この用紙19に
転写される。したがって記録用紙19の表面の凹凸を押
し潰して平坦化するために破壊圧力以上の圧力で記録用
紙19を押圧することが可能であり、ドラム74と記録
用紙19とは充分に密着される。またドラム74の表面
は普通紙等の記録用紙19より平滑であるため、各マイ
クロカプセルに加圧される圧力は高精度に制御される。
したがって第2の実施形態も、記録用紙19の表面に依
らず、高画質の画像が転写される。
【0051】第1の実施形態と比較すると、第2の実施
形態では、ベルト70(図2参照)と一対のベルト搬送
ローラ73(図2参照)の代わりにドラム74を使用す
るため、部材数が削減され、装置の構造も単純化するこ
とが可能となる。またサーマルヘッドをライン化するこ
とにより印字スピードも高速化できる。
形態では、ベルト70(図2参照)と一対のベルト搬送
ローラ73(図2参照)の代わりにドラム74を使用す
るため、部材数が削減され、装置の構造も単純化するこ
とが可能となる。またサーマルヘッドをライン化するこ
とにより印字スピードも高速化できる。
【0052】なお第2の実施形態においてシリアルプリ
ンタを構成することも可能である。この場合サーマルヘ
ッド30の代わりに駆動ヘッドが設けられる。この駆動
ヘッドとドラムを図9に示す。駆動ヘッド60は、ドラ
ム74の上方にインクリボン20を介して設けられ、矢
印H方向に移動可能である。駆動ヘッド60には、サー
マルヘッド81、82、83が設けられ、サーマルヘッ
ド81の下面には、複数個の発熱体84が保持されてお
り、この発熱体84は矢印H方向に平行な直線上に配列
される。同様にサーマルヘッド82、83の下面には、
それぞれ発熱体85、86が複数個配列される。このよ
うに駆動ヘッド60を構成することにより、第2の実施
形態はシリアルプリンタとして用いることが可能とな
る。
ンタを構成することも可能である。この場合サーマルヘ
ッド30の代わりに駆動ヘッドが設けられる。この駆動
ヘッドとドラムを図9に示す。駆動ヘッド60は、ドラ
ム74の上方にインクリボン20を介して設けられ、矢
印H方向に移動可能である。駆動ヘッド60には、サー
マルヘッド81、82、83が設けられ、サーマルヘッ
ド81の下面には、複数個の発熱体84が保持されてお
り、この発熱体84は矢印H方向に平行な直線上に配列
される。同様にサーマルヘッド82、83の下面には、
それぞれ発熱体85、86が複数個配列される。このよ
うに駆動ヘッド60を構成することにより、第2の実施
形態はシリアルプリンタとして用いることが可能とな
る。
【0053】図10を参照して第3の実施形態について
説明する。第3の実施形態が第2の実施形態と異なる点
は、画像が先ずインクリボン上に形成される点であり、
その他の点は同様である。以下異なる点についてのみ説
明する。
説明する。第3の実施形態が第2の実施形態と異なる点
は、画像が先ずインクリボン上に形成される点であり、
その他の点は同様である。以下異なる点についてのみ説
明する。
【0054】図10は第3の実施形態のカラープリンタ
が備える転写装置を模式的に示す図である。第3の実施
形態のカラープリンタはラインプリンタである。搬送経
路Pの下側には、サーマルヘッド90とインクリボン2
0とドラム77とが設けられる。サーマルヘッド90は
記録用紙19の幅方向に長い直方体形状であり、サーマ
ルヘッド90の側面には、発熱体87が複数個設けら
れ、この発熱体87は記録用紙19の幅方向に平行な直
線上に配列される。発熱体88、89もサーマルヘッド
90の側面に同様に配列される。
が備える転写装置を模式的に示す図である。第3の実施
形態のカラープリンタはラインプリンタである。搬送経
路Pの下側には、サーマルヘッド90とインクリボン2
0とドラム77とが設けられる。サーマルヘッド90は
記録用紙19の幅方向に長い直方体形状であり、サーマ
ルヘッド90の側面には、発熱体87が複数個設けら
れ、この発熱体87は記録用紙19の幅方向に平行な直
線上に配列される。発熱体88、89もサーマルヘッド
90の側面に同様に配列される。
【0055】インクリボン20は、マイクロカプセルを
保持しており、記録用紙19の幅と略同一の幅を有す
る。またインクリボン20は、発熱体87、88、89
に接するように配置され、その両端は巻芯29に巻付け
られており、巻芯29の回転により矢印J方向に搬送さ
れる。
保持しており、記録用紙19の幅と略同一の幅を有す
る。またインクリボン20は、発熱体87、88、89
に接するように配置され、その両端は巻芯29に巻付け
られており、巻芯29の回転により矢印J方向に搬送さ
れる。
【0056】ドラム77は、インクリボン20に接する
ように設けられ、その中心軸は発熱体87、88、89
の配列と平行に配設される。またドラム77は円柱状の
硬質のゴム等から成り、その外周面は発色剤の付着を防
止する剥離剤を被覆されている。インクリボン20はド
ラム77と発熱体87、88、89の配列により加圧さ
れる。この加圧される圧力は、第2の実施形態と同様に
ドラム77の変形量の違いにより、発熱体87では最も
強く、発熱体89では最も弱い。なおこの圧力はマイク
ロカプセルの各破壊圧力に設定される。またドラム77
は巻芯29の回転とともに矢印I方向に回転され、イン
クリボン20の搬送を助勢する。
ように設けられ、その中心軸は発熱体87、88、89
の配列と平行に配設される。またドラム77は円柱状の
硬質のゴム等から成り、その外周面は発色剤の付着を防
止する剥離剤を被覆されている。インクリボン20はド
ラム77と発熱体87、88、89の配列により加圧さ
れる。この加圧される圧力は、第2の実施形態と同様に
ドラム77の変形量の違いにより、発熱体87では最も
強く、発熱体89では最も弱い。なおこの圧力はマイク
ロカプセルの各破壊圧力に設定される。またドラム77
は巻芯29の回転とともに矢印I方向に回転され、イン
クリボン20の搬送を助勢する。
【0057】搬送経路Pの上側には、円柱状のゴムロー
ラである転写ローラ76が巻芯29に対応して設けられ
る。記録用紙19は、この転写ローラ76により転写位
置K5でインクリボン20に押圧される。なお巻芯29
の回転に伴い、転写ローラ76は矢印H方向に回転して
記録用紙19を矢印A方向に搬送する。
ラである転写ローラ76が巻芯29に対応して設けられ
る。記録用紙19は、この転写ローラ76により転写位
置K5でインクリボン20に押圧される。なお巻芯29
の回転に伴い、転写ローラ76は矢印H方向に回転して
記録用紙19を矢印A方向に搬送する。
【0058】インクリボン29は、発熱体87、88、
89により加熱されるとともに、発熱体87、88、8
9とドラム77とにより加圧される。これによりインク
リボン29が備えるマイクロカプセルは第1および第2
の実施形態と同様に選択的に発色剤を放出する。ここで
インクリボン20とドラム77は接しているが、ドラム
77には剥離剤が塗布されているため、発色剤はドラム
77に付着せずインクリボン20に残留する。したがっ
て画像はインクリボン20側に形成される。
89により加熱されるとともに、発熱体87、88、8
9とドラム77とにより加圧される。これによりインク
リボン29が備えるマイクロカプセルは第1および第2
の実施形態と同様に選択的に発色剤を放出する。ここで
インクリボン20とドラム77は接しているが、ドラム
77には剥離剤が塗布されているため、発色剤はドラム
77に付着せずインクリボン20に残留する。したがっ
て画像はインクリボン20側に形成される。
【0059】インクリボン20は矢印J方向へ搬送さ
れ、画像は転写位置K5に到達する。転写位置K5で
は、記録用紙19が転写ローラ76によりインクリボン
20に押圧される。この押圧は、温度T1より低い温度
(例えば常温)の下で圧力P3から圧力P0の範囲(好
ましくは圧力P3から圧力P1の範囲)の圧力で行なわ
れ、インクリボン20上の画像が記録用紙19に転写さ
れる。
れ、画像は転写位置K5に到達する。転写位置K5で
は、記録用紙19が転写ローラ76によりインクリボン
20に押圧される。この押圧は、温度T1より低い温度
(例えば常温)の下で圧力P3から圧力P0の範囲(好
ましくは圧力P3から圧力P1の範囲)の圧力で行なわ
れ、インクリボン20上の画像が記録用紙19に転写さ
れる。
【0060】以上の第3の実施形態では、第1の実施形
態と同様に圧力と温度とを変化させることにより、マイ
クロカプセルが選択的に破壊され、そこから選択された
発色剤のみが放出されて、画像が容易に記録される。さ
らに画像の転写がインクリボン20への画像形成と、イ
ンクリボン20から記録用紙19への転写の2段階で行
なわれる。すなわち画像は、インクリボン20を選択的
に加熱し加圧することによりマイクロカプセルの発色剤
が放出され、インクリボン20上に画像が形成される。
このインクリボン20は、転写ローラ76によって記録
用紙19に押圧され、画像が記録用紙19に転写され
る。なお転写ローラ76による押圧は常温の下で行なわ
れるため、インクリボン20上の不要なマイクロカプセ
ルは、圧力P3から圧力P0の範囲の圧力で加圧されて
も破壊されない。またドラム77の表面が普通紙等の記
録用紙19に比べ平滑であるため、各マイクロカプセル
に加圧される圧力が高精度に制御される。したがって第
3の実施形態も、記録用紙19の表面に依らず、高画質
の画像が転写される。
態と同様に圧力と温度とを変化させることにより、マイ
クロカプセルが選択的に破壊され、そこから選択された
発色剤のみが放出されて、画像が容易に記録される。さ
らに画像の転写がインクリボン20への画像形成と、イ
ンクリボン20から記録用紙19への転写の2段階で行
なわれる。すなわち画像は、インクリボン20を選択的
に加熱し加圧することによりマイクロカプセルの発色剤
が放出され、インクリボン20上に画像が形成される。
このインクリボン20は、転写ローラ76によって記録
用紙19に押圧され、画像が記録用紙19に転写され
る。なお転写ローラ76による押圧は常温の下で行なわ
れるため、インクリボン20上の不要なマイクロカプセ
ルは、圧力P3から圧力P0の範囲の圧力で加圧されて
も破壊されない。またドラム77の表面が普通紙等の記
録用紙19に比べ平滑であるため、各マイクロカプセル
に加圧される圧力が高精度に制御される。したがって第
3の実施形態も、記録用紙19の表面に依らず、高画質
の画像が転写される。
【0061】第3の実施形態ではシリアルプリンタを構
成することも可能である。この場合サーマルヘッド90
の代わりに駆動ヘッドが第2の実施形態と同様に設けら
れる。なお第3の実施形態では、インクリボン20に形
成される画像は、サーマルヘッド90側から見て、実像
と同一の画像である。
成することも可能である。この場合サーマルヘッド90
の代わりに駆動ヘッドが第2の実施形態と同様に設けら
れる。なお第3の実施形態では、インクリボン20に形
成される画像は、サーマルヘッド90側から見て、実像
と同一の画像である。
【0062】図11から図14を参照して第1および第
2の実施形態の変形例について第1および第2の実施形
態と異なる点についてのみ説明する。この変形例に適用
されるインクリボン20’の基材21はPET樹脂等か
ら成るフィルムである。基材21の上側には、剥離剤1
04の層が形成される。この剥離剤104の層上にカプ
セル層22’が保持されている。カプセル層22’は、
マイクロカプセル24' 、25' 、26' をワックス系
等のバインダにより層状に形成したものであり、マイク
ロカプセル24' 、25' 、26' は、殻体であるカプ
セル壁膜24a' 、25a' 、26a' にコア剤として
発色剤24b’、25b’、26b' を封入されて構成
される。なお説明の都合上、図13にカプセル層22は
マイクロカプセル24’、25’、26’の単層で示し
たが、実際には、カプセル層は多層のマイクロカプセル
で形成されており、このカプセル層中に各マイクロカプ
セル24’、25’、26’は均一に混在している。
2の実施形態の変形例について第1および第2の実施形
態と異なる点についてのみ説明する。この変形例に適用
されるインクリボン20’の基材21はPET樹脂等か
ら成るフィルムである。基材21の上側には、剥離剤1
04の層が形成される。この剥離剤104の層上にカプ
セル層22’が保持されている。カプセル層22’は、
マイクロカプセル24' 、25' 、26' をワックス系
等のバインダにより層状に形成したものであり、マイク
ロカプセル24' 、25' 、26' は、殻体であるカプ
セル壁膜24a' 、25a' 、26a' にコア剤として
発色剤24b’、25b’、26b' を封入されて構成
される。なお説明の都合上、図13にカプセル層22は
マイクロカプセル24’、25’、26’の単層で示し
たが、実際には、カプセル層は多層のマイクロカプセル
で形成されており、このカプセル層中に各マイクロカプ
セル24’、25’、26’は均一に混在している。
【0063】図12を参照してインクリボン52b’の
カプセル層22’を構成するマイクロカプセル24’、
25’、26’について説明する。マイクロカプセル2
4’、25’、26’の発色剤24b’、25b’、2
6b’は、それぞれ例えばシアン、マゼンタ、イエロー
色を有する。この発色剤24b’、25b’、26b’
は、常温(25℃程度)で固相であり、色料にその色料
の粒子同士を定着させるためのビヒクルを配合したもの
である。各発色剤24b’、25b’、26b’のそれ
ぞれは相互に異なる溶融温度を有し、それぞれの溶融温
度は配合するビヒクルに応じている。ここで使用される
色料は、例えばフタロシアニンブルー、ローダミンレー
キT、ベンジンイエローG等であり、ビヒクルは、例え
ば低融点熱可塑性樹脂(EVA、ポリエチレン、ポリエ
ステル、スチレン/アクリル系共重合体等)、ワックス
類(カルナバ、マイクロクリスタリンワックス、パラフ
ィン、モンタン等)である。以下発色剤24b’として
フタロシアニンブルーにパラフィンベースのワックスを
配合したものを、発色剤25b’としてローダミンレー
キTにカルナバベースのワックスを配合したものを、発
色剤26b’としてベンジンイエローGに低融点熱可塑
性ポリエチレンを配合したものを使用した場合について
説明する。
カプセル層22’を構成するマイクロカプセル24’、
25’、26’について説明する。マイクロカプセル2
4’、25’、26’の発色剤24b’、25b’、2
6b’は、それぞれ例えばシアン、マゼンタ、イエロー
色を有する。この発色剤24b’、25b’、26b’
は、常温(25℃程度)で固相であり、色料にその色料
の粒子同士を定着させるためのビヒクルを配合したもの
である。各発色剤24b’、25b’、26b’のそれ
ぞれは相互に異なる溶融温度を有し、それぞれの溶融温
度は配合するビヒクルに応じている。ここで使用される
色料は、例えばフタロシアニンブルー、ローダミンレー
キT、ベンジンイエローG等であり、ビヒクルは、例え
ば低融点熱可塑性樹脂(EVA、ポリエチレン、ポリエ
ステル、スチレン/アクリル系共重合体等)、ワックス
類(カルナバ、マイクロクリスタリンワックス、パラフ
ィン、モンタン等)である。以下発色剤24b’として
フタロシアニンブルーにパラフィンベースのワックスを
配合したものを、発色剤25b’としてローダミンレー
キTにカルナバベースのワックスを配合したものを、発
色剤26b’としてベンジンイエローGに低融点熱可塑
性ポリエチレンを配合したものを使用した場合について
説明する。
【0064】図13に発色剤24b’、25b’、26
b’の温度と弾性係数の特性を示す。発色剤24b’の
弾性係数は、温度の上昇とともに低下する傾向にあり、
温度T'24 から急激に低下し始め軟化流動化する。すな
わち発色剤24b’は温度T'24 から溶融し始め、温度
T24で液状になる。同様に発色剤25b’、26b’は
それぞれ温度T'25 、T'26 から溶融し始め、それぞれ
温度T25、T26で液状になる。発色剤24bの溶融温度
T24は発色剤25bの溶融温度T25よりも低く、発色剤
25bの溶融温度T25は発色剤26bの溶融温度T26よ
りも低い。このように各発色剤24b’、25b’、2
6b’の溶融温度T24、T25、T26を定めるために、各
発色剤24b’、25b’、26b’のビヒクル材料が
調合されている。
b’の温度と弾性係数の特性を示す。発色剤24b’の
弾性係数は、温度の上昇とともに低下する傾向にあり、
温度T'24 から急激に低下し始め軟化流動化する。すな
わち発色剤24b’は温度T'24 から溶融し始め、温度
T24で液状になる。同様に発色剤25b’、26b’は
それぞれ温度T'25 、T'26 から溶融し始め、それぞれ
温度T25、T26で液状になる。発色剤24bの溶融温度
T24は発色剤25bの溶融温度T25よりも低く、発色剤
25bの溶融温度T25は発色剤26bの溶融温度T26よ
りも低い。このように各発色剤24b’、25b’、2
6b’の溶融温度T24、T25、T26を定めるために、各
発色剤24b’、25b’、26b’のビヒクル材料が
調合されている。
【0065】再び図12を参照してマイクロカプセル2
4’、25’、26’のカプセル壁膜24a’、25
a’、26a’について説明する。マイクロカプセル2
4’、25’、26’のカプセル壁膜24a’、25
a’、26a’は例えばメラミン、ポリアミド、ポリイ
ミド、二酸化チタン、シリカ等により構成される。この
カプセル壁膜24a’、25a’、26a’は、発色剤
24b’、25b’、26b’よりも高い耐熱性(例え
ば250℃〜500℃程度)を有し、各カプセル壁膜2
4a’、25a’、26a’は相互に異なる膜厚d
4’、d5’、d6’を有する。そしてカプセル壁膜2
4a’の膜厚d4’はカプセル壁膜25a’の膜厚d
5’よりも大きく、カプセル壁膜25a’の膜厚d5は
カプセル壁膜26a’の膜厚d6よりも大きい。
4’、25’、26’のカプセル壁膜24a’、25
a’、26a’について説明する。マイクロカプセル2
4’、25’、26’のカプセル壁膜24a’、25
a’、26a’は例えばメラミン、ポリアミド、ポリイ
ミド、二酸化チタン、シリカ等により構成される。この
カプセル壁膜24a’、25a’、26a’は、発色剤
24b’、25b’、26b’よりも高い耐熱性(例え
ば250℃〜500℃程度)を有し、各カプセル壁膜2
4a’、25a’、26a’は相互に異なる膜厚d
4’、d5’、d6’を有する。そしてカプセル壁膜2
4a’の膜厚d4’はカプセル壁膜25a’の膜厚d
5’よりも大きく、カプセル壁膜25a’の膜厚d5は
カプセル壁膜26a’の膜厚d6よりも大きい。
【0066】カプセル壁膜24a’、25a’、26
a’の温度と弾性係数の特性を図13に示す。カプセル
壁膜24a’、25a’、26a’は温度250℃以下
では温度に依存することなく、略一定の弾性係数を有
し、弾性破壊または塑性破壊を起こすために必要な破壊
圧力の温度特性も略この特性に従う。このカプセル壁膜
24a’、25a’、26a’の破壊圧力はそれぞれの
膜厚d4’、d5’、d6’に応じており、各破壊圧力
以上で加圧することにより各カプセル壁膜24a’、2
5a’、26a’は破壊可能である。
a’の温度と弾性係数の特性を図13に示す。カプセル
壁膜24a’、25a’、26a’は温度250℃以下
では温度に依存することなく、略一定の弾性係数を有
し、弾性破壊または塑性破壊を起こすために必要な破壊
圧力の温度特性も略この特性に従う。このカプセル壁膜
24a’、25a’、26a’の破壊圧力はそれぞれの
膜厚d4’、d5’、d6’に応じており、各破壊圧力
以上で加圧することにより各カプセル壁膜24a’、2
5a’、26a’は破壊可能である。
【0067】以上のような発色剤24b’、25b’、
26b’の溶融温度とカプセル壁膜24a’、25
a’、26a’の破壊圧力を利用してマイクロカプセル
24’、25’、26’が選択的に発色せしめられる。
すなわち所定の温度での選択的な加熱により発色剤24
b’、25b’、26b’が溶融せしめられるととも
に、所定の圧力での加圧によりカプセル壁膜24a’、
25a’、26a’が破壊され、カプセル壁膜24
a’、25a’、26a’から発色剤24b’、25
b’、26b’が選択的に放出され、マイクロカプセル
24’、25’、26’が選択的に発色せしめられる。
以下マイクロカプセル24’、25’、26’の選択的
発色について説明する。
26b’の溶融温度とカプセル壁膜24a’、25
a’、26a’の破壊圧力を利用してマイクロカプセル
24’、25’、26’が選択的に発色せしめられる。
すなわち所定の温度での選択的な加熱により発色剤24
b’、25b’、26b’が溶融せしめられるととも
に、所定の圧力での加圧によりカプセル壁膜24a’、
25a’、26a’が破壊され、カプセル壁膜24
a’、25a’、26a’から発色剤24b’、25
b’、26b’が選択的に放出され、マイクロカプセル
24’、25’、26’が選択的に発色せしめられる。
以下マイクロカプセル24’、25’、26’の選択的
発色について説明する。
【0068】図14にマイクロカプセル24’、2
5’、26’の温度と破壊圧力の特性を示す。マイクロ
カプセル24’、25’、26’の温度/破壊圧力特性
は、発色剤24b’、25b’、26b’の温度/弾性
係数特性およびその粒径と、カプセル壁膜24a’、2
5a’、26a’の温度/弾性係数特性と、マイクロカ
プセル24’、25’、26’の粒径とに基づく特性で
ある。
5’、26’の温度と破壊圧力の特性を示す。マイクロ
カプセル24’、25’、26’の温度/破壊圧力特性
は、発色剤24b’、25b’、26b’の温度/弾性
係数特性およびその粒径と、カプセル壁膜24a’、2
5a’、26a’の温度/弾性係数特性と、マイクロカ
プセル24’、25’、26’の粒径とに基づく特性で
ある。
【0069】マイクロカプセル24’の特性曲線より右
上側の領域では、発色剤24b’が溶融可能であるとと
もに、カプセル壁膜24a’が破壊可能であり、マイク
ロカプセル24’は発色可能である。同様に各マイクロ
カプセル25’、26’の特性曲線より右上側の領域で
は、それぞれの発色剤25b’、26b’が溶融可能で
あるとともに、それぞれのカプセル壁膜25a’、26
a’が破壊可能であり、各マイクロカプセル25’、2
6’は発色可能である。
上側の領域では、発色剤24b’が溶融可能であるとと
もに、カプセル壁膜24a’が破壊可能であり、マイク
ロカプセル24’は発色可能である。同様に各マイクロ
カプセル25’、26’の特性曲線より右上側の領域で
は、それぞれの発色剤25b’、26b’が溶融可能で
あるとともに、それぞれのカプセル壁膜25a’、26
a’が破壊可能であり、各マイクロカプセル25’、2
6’は発色可能である。
【0070】マイクロカプセル24’の特性曲線より右
上側で、かつマイクロカプセル25’の特性曲線より左
下側の斜線領域fでは、マイクロカプセル24’のみが
発色可能である。マイクロカプセル25’の特性曲線よ
り右上側で、かつマイクロカプセル24’の特性曲線お
よびマイクロカプセル26’の特性曲線より左下側の斜
線領域gでは、マイクロカプセル25’のみが発色可能
である。マイクロカプセル26’の特性曲線より右上側
で、かつマイクロカプセル25’の特性曲線より左下側
の斜線領域hでは、マイクロカプセル26’のみが発色
可能である。以上から明らかなように温度と圧力を制御
することにより選択的にマイクロカプセル24’、2
5’、26’を発色させることが可能である。
上側で、かつマイクロカプセル25’の特性曲線より左
下側の斜線領域fでは、マイクロカプセル24’のみが
発色可能である。マイクロカプセル25’の特性曲線よ
り右上側で、かつマイクロカプセル24’の特性曲線お
よびマイクロカプセル26’の特性曲線より左下側の斜
線領域gでは、マイクロカプセル25’のみが発色可能
である。マイクロカプセル26’の特性曲線より右上側
で、かつマイクロカプセル25’の特性曲線より左下側
の斜線領域hでは、マイクロカプセル26’のみが発色
可能である。以上から明らかなように温度と圧力を制御
することにより選択的にマイクロカプセル24’、2
5’、26’を発色させることが可能である。
【0071】以上のマイクロカプセル24’、25’、
26’の温度と破壊圧力の特性から図2に示す発熱体3
4、35、36の発熱温度t1、t2、t3と、サーマ
ルヘッド31、32、33の付勢力p1、p2、p3と
が定められる。すなわちシアン色のマイクロカプセル2
4’を発色させるために、発熱体34の発熱温度t1は
斜線領域f内の温度に定められ、サーマルヘッド31の
付勢力p1は斜線領域f内の破壊圧力に定められる。ま
たマゼンタ色のマイクロカプセル25’を発色させるた
めに、発熱体35の発熱温度t2は斜線領域g内の温度
に定められ、サーマルヘッド32の付勢力p2は斜線領
域g内の破壊圧力に定められる。同様にイエロー色のマ
イクロカプセル26’を発色させるために、発熱体36
の発熱温度t3は斜線領域h内の温度に定められ、サー
マルヘッド33の付勢力p3は斜線領域h内の破壊圧力
に定められる。なお第2の実施形態と第3の実施形態で
も、各発熱体37、38、39の発熱温度、または各発
熱体87、88、89の発熱温度が各斜線領域f、g、
h内の温度に定められる。また各発熱体37、38、3
9、または各発熱体87、88、89による圧力はそれ
ぞれ各斜線領域f、g、h内の破壊圧力に定められる。
26’の温度と破壊圧力の特性から図2に示す発熱体3
4、35、36の発熱温度t1、t2、t3と、サーマ
ルヘッド31、32、33の付勢力p1、p2、p3と
が定められる。すなわちシアン色のマイクロカプセル2
4’を発色させるために、発熱体34の発熱温度t1は
斜線領域f内の温度に定められ、サーマルヘッド31の
付勢力p1は斜線領域f内の破壊圧力に定められる。ま
たマゼンタ色のマイクロカプセル25’を発色させるた
めに、発熱体35の発熱温度t2は斜線領域g内の温度
に定められ、サーマルヘッド32の付勢力p2は斜線領
域g内の破壊圧力に定められる。同様にイエロー色のマ
イクロカプセル26’を発色させるために、発熱体36
の発熱温度t3は斜線領域h内の温度に定められ、サー
マルヘッド33の付勢力p3は斜線領域h内の破壊圧力
に定められる。なお第2の実施形態と第3の実施形態で
も、各発熱体37、38、39の発熱温度、または各発
熱体87、88、89の発熱温度が各斜線領域f、g、
h内の温度に定められる。また各発熱体37、38、3
9、または各発熱体87、88、89による圧力はそれ
ぞれ各斜線領域f、g、h内の破壊圧力に定められる。
【0072】上述のインクリボン29’を第1の実施形
態に適用する場合、転写ローラ71またはベルト搬送ロ
ーラ73の近傍または内部には加熱装置が設けられる。
この加熱装置によって転写ローラ71またはベルト搬送
ローラ73は溶融温度T’26以上に加熱され、転写位置
K2ではベルト70が加熱される。このため画像として
ベルト70の表面に付着して凝固していた発色剤24
b’、25b’、26b’が再び溶融され、画像の転写
が可能になる。同様に第2の実施形態では、転写ローラ
75の近傍または内部に加熱装置が設けられ、転写ロー
ラ75が加熱される。この加熱によりドラム74の表面
上の発色剤24b’、25b’、26b’が再び溶融さ
れ、画像の転写が可能になる。
態に適用する場合、転写ローラ71またはベルト搬送ロ
ーラ73の近傍または内部には加熱装置が設けられる。
この加熱装置によって転写ローラ71またはベルト搬送
ローラ73は溶融温度T’26以上に加熱され、転写位置
K2ではベルト70が加熱される。このため画像として
ベルト70の表面に付着して凝固していた発色剤24
b’、25b’、26b’が再び溶融され、画像の転写
が可能になる。同様に第2の実施形態では、転写ローラ
75の近傍または内部に加熱装置が設けられ、転写ロー
ラ75が加熱される。この加熱によりドラム74の表面
上の発色剤24b’、25b’、26b’が再び溶融さ
れ、画像の転写が可能になる。
【0073】以上の第1および第2の実施形態の変形例
においても、圧力と温度とを変化させることにより、マ
イクロカプセル24’、25’、26’が選択的に破壊
され、そこから選択された発色剤のみが放出されて、普
通紙20には画像が記録される。すなわち加熱と加圧を
制御することにより容易にフルカラー画像が記録され
る。また画像の転写が2段階で行なわれるため、記録用
紙19の表面状態に依らず、高画質の画像が転写され
る。さらにベルト70またはドラム74から記録用紙1
9への転写の際、ベルト70またはドラム74が加熱さ
れるため、ベルト70またはドラム74に付着した発色
剤が溶融され、発色剤が凝固することなく、画像が確実
に転写される。
においても、圧力と温度とを変化させることにより、マ
イクロカプセル24’、25’、26’が選択的に破壊
され、そこから選択された発色剤のみが放出されて、普
通紙20には画像が記録される。すなわち加熱と加圧を
制御することにより容易にフルカラー画像が記録され
る。また画像の転写が2段階で行なわれるため、記録用
紙19の表面状態に依らず、高画質の画像が転写され
る。さらにベルト70またはドラム74から記録用紙1
9への転写の際、ベルト70またはドラム74が加熱さ
れるため、ベルト70またはドラム74に付着した発色
剤が溶融され、発色剤が凝固することなく、画像が確実
に転写される。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、感圧感熱
記録すなわち選択的に加圧と加熱とを制御することによ
り容易に記録が行われ、記録用紙の表面状態に依らず、
高画質のフルカラー画像が転写される。
記録すなわち選択的に加圧と加熱とを制御することによ
り容易に記録が行われ、記録用紙の表面状態に依らず、
高画質のフルカラー画像が転写される。
【図1】本発明の実施形態の感圧感熱記録用高解像度カ
ラープリンタの側断面図である。
ラープリンタの側断面図である。
【図2】第1の実施形態のカラープリンタが備える転写
装置を示す模式図である。
装置を示す模式図である。
【図3】インクリボンの縦断面構造を示す図である。
【図4】マイクロカプセルの断面を示す図である。
【図5】形状記憶樹脂の温度と弾性係数の特性を示す図
である。
である。
【図6】マイクロカプセルの温度と破壊圧力の関係を示
す図である。
す図である。
【図7】第2の実施形態のカラープリンタが備える転写
装置を示す模式図である。
装置を示す模式図である。
【図8】第2の実施形態のドラムとサーマルヘッドを示
す側面図である。
す側面図である。
【図9】第2の実施形態がシリアルプリンタである場合
の駆動ヘッドとドラムを示す側面図である。
の駆動ヘッドとドラムを示す側面図である。
【図10】第3の実施形態のカラープリンタが備える転
写装置を示す模式図である。
写装置を示す模式図である。
【図11】第1および第2の実施形態の変形例であるイ
ンクリボンの縦断面構造を示す図である。
ンクリボンの縦断面構造を示す図である。
【図12】第1および第2の実施形態の変形例であるイ
ンクリボンのマイクロカプセルの断面図である。
ンクリボンのマイクロカプセルの断面図である。
【図13】カプセル壁膜および発色剤の温度と弾性係数
の特性を示す図である。
の特性を示す図である。
【図14】マイクロカプセルの温度と破壊圧力の関係を
示す図である。
示す図である。
19 記録用紙 24、25、26 マイクロカプセル 24a、25a、26a カプセル壁膜 24b、25b、26b 発色剤 20 インクリボン(カプセル保持手段) 31、32、33 サーマルヘッド(加熱加圧手段) 70 ベルト(画像形成部材) 45 平面プラテン(固定部材) 73 ベルト搬送ローラ(搬送手段) 71 転写ローラ(転写用回転部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 克佳 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 古澤 宏一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 殻体であるカプセル壁膜に封入された色
材により構成されるマイクロカプセルを所定の温度以上
で加熱するとともに、破壊圧力以上で加圧することによ
って、前記カプセル壁膜から前記色材を放出して、画像
形成部材の表面に画像を形成する画像形成手段と、 前記画像形成部材に形成された画像を記録用紙に転写す
る転写手段とを備えることを特徴とする感圧感熱記録用
転写装置。 - 【請求項2】 前記転写手段が前記記録用紙の表面を平
坦化して密着性を高めるために、前記記録用紙を押圧す
る押圧手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
感圧感熱記録用転写装置。 - 【請求項3】 前記画像形成手段が前記マイクロカプセ
ルを前記所定の温度以上にまで加熱するとともに、前記
破壊圧力以上にまで加圧する加熱加圧手段と、前記マイ
クロカプセルを保持するカプセル保持手段とを有するこ
とを特徴とする請求項1に記載の感圧感熱記録用転写装
置。 - 【請求項4】 前記画像形成手段が、前記加熱加圧手段
によって、前記カプセル保持手段を前記画像形成部材に
接した状態で加熱するとともに加圧することにより前記
色材を前記カプセル壁膜から放出することを特徴とする
請求項3に記載の感圧感熱記録用転写装置。 - 【請求項5】 前記画像形成部材がベルト状であり、前
記画像形成手段が前記画像形成部材を搬送するための搬
送手段を有することを特徴とする請求項3に記載の感圧
感熱記録用転写装置。 - 【請求項6】 前記画像形成手段が前記カプセル保持手
段と前記画像形成部材を共に押圧するために前記加熱加
圧手段に対応して設けられる固定台を有することを特徴
とする請求項5に記載の感圧感熱記録用転写装置。 - 【請求項7】 前記転写手段が、前記搬送手段が前記画
像形成部材を搬送するのに伴い回転する転写用回転部材
を有し、かつ前記転写用回転部材が前記画像形成部材に
前記記録用紙を押圧することにより画像を転写すること
を特徴とする請求項6に記載の感圧感熱記録用転写装
置。 - 【請求項8】 前記画像形成部材が画像を搬送するため
に回転する形成用回転部材であることを特徴とする請求
項3に記載の感圧感熱記録用転写装置。 - 【請求項9】 前記転写手段が、前記形成用回転部材の
回転に伴い回転する転写用回転部材を有し、かつ前記転
写用回転部材が前記形成用回転部材に前記記録用紙を押
圧することにより画像を転写することを特徴とする請求
項8に記載の感圧感熱記録用転写装置。 - 【請求項10】 前記カプセル保持手段が前記画像形成
部材を兼ね、前記画像形成手段が、前記色材の付着を防
止するために剥離材料を被覆された付着防止部材を有す
ることを特徴とする請求項3に記載の感圧感熱記録用転
写装置。 - 【請求項11】 前記画像形成手段が前記カプセル保持
手段を搬送するカプセル搬送手段を有し、前記カプセル
搬送手段が前記カプセル保持手段を搬送するのに伴い、
前記付着防止部材が回転することを特徴とする請求項1
0に記載の感圧感熱記録用転写装置。 - 【請求項12】 前記転写手段が前記カプセル搬送手段
の回転に伴い回転する転写用回転部材を有し、前記転写
用回転部材が前記カプセル保持手段に前記記録用紙を押
圧することにより画像を転写することを特徴とする請求
項10に記載の感圧感熱記録用転写装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11004142A JPH11268412A (ja) | 1998-01-16 | 1999-01-11 | 感圧感熱記録用転写装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10-20324 | 1998-01-16 | ||
| JP2032498 | 1998-01-16 | ||
| JP11004142A JPH11268412A (ja) | 1998-01-16 | 1999-01-11 | 感圧感熱記録用転写装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11268412A true JPH11268412A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=26337865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11004142A Pending JPH11268412A (ja) | 1998-01-16 | 1999-01-11 | 感圧感熱記録用転写装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11268412A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108944084A (zh) * | 2017-05-19 | 2018-12-07 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置 |
-
1999
- 1999-01-11 JP JP11004142A patent/JPH11268412A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108944084A (zh) * | 2017-05-19 | 2018-12-07 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3623084B2 (ja) | 感熱性粘着ラベルの熱活性化方法及び感熱性粘着ラベルの貼り付け方法 | |
| US6390617B1 (en) | Image forming apparatus | |
| US5380394A (en) | Image forming apparatus | |
| JP2002544011A (ja) | サーマルマストランスファー印刷法 | |
| JP3305622B2 (ja) | 2色ラベルプリンタ | |
| JP3605311B2 (ja) | 感圧感熱記録用シートおよび感圧感熱記録用画像形成装置 | |
| JP3542910B2 (ja) | 感圧感熱記録用マイクロカプセルおよび感圧感熱記録用シート | |
| JP3563987B2 (ja) | 感圧感熱記録用転写装置 | |
| JPH0485048A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2000238429A (ja) | 画像形成シート、感圧感熱記録用シートおよび感圧感熱記録用画像形成装置 | |
| JP3462783B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP3426525B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH11216954A (ja) | 感圧感熱プロセス用記録シート | |
| JPH01108068A (ja) | 記録装置 | |
| JPH11129628A (ja) | 感圧感熱プロセス用記録シート | |
| JP2001105736A (ja) | 熱転写材料及びプリント方法並びにプリンタ | |
| US6246465B1 (en) | Pressure-sensitive and heat-sensitive image transfer apparatus for recording | |
| JPH1170741A (ja) | 感圧感熱プロセス用記録シート | |
| JP2711451B2 (ja) | 記録装置 | |
| JPH09109427A (ja) | 熱転写記録方法及び熱転写記録装置及びインク供給媒体 | |
| JP2000000986A (ja) | 感圧感熱記録型画像印刷装置 | |
| JPH01215581A (ja) | 接着性表示体の作成方法 | |
| JPH02121849A (ja) | 印字方法 | |
| JPH0485071A (ja) | 感熱転写材 | |
| JP2001158119A (ja) | 熱転写印刷装置 |