JP2000238429A - 画像形成シート、感圧感熱記録用シートおよび感圧感熱記録用画像形成装置 - Google Patents
画像形成シート、感圧感熱記録用シートおよび感圧感熱記録用画像形成装置Info
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- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/124—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
- B41M5/165—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components characterised by the use of microcapsules; Special solvents for incorporating the ingredients
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T428/249921—Web or sheet containing structurally defined element or component
- Y10T428/249994—Composite having a component wherein a constituent is liquid or is contained within preformed walls [e.g., impregnant-filled, previously void containing component, etc.]
- Y10T428/249995—Constituent is in liquid form
- Y10T428/249997—Encapsulated liquid
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- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Color Printing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高解像度プリンタに用いられる画像形成シー
トに、感圧感熱記録すなわち加圧と加熱を制御すること
により選択的に発色可能なマイクロカプセルを設け、鮮
明なフルカラー画像を形成する。 【解決手段】 シート20のカプセル層22の表面側に
画像を形成するための白色の形成層106を設ける。マ
イクロカプセル24、25、26のカプセル壁膜24
a、25a、26aが白色であっても、カプセル壁膜2
4a、25a、26aは形成層106により覆い隠さ
れ、形成される画像には悪影響を及ぼさない。形成層1
06の表面側に表面被覆層23を設ける。形成層106
に画像を形成することにより深層発色を行なう。
トに、感圧感熱記録すなわち加圧と加熱を制御すること
により選択的に発色可能なマイクロカプセルを設け、鮮
明なフルカラー画像を形成する。 【解決手段】 シート20のカプセル層22の表面側に
画像を形成するための白色の形成層106を設ける。マ
イクロカプセル24、25、26のカプセル壁膜24
a、25a、26aが白色であっても、カプセル壁膜2
4a、25a、26aは形成層106により覆い隠さ
れ、形成される画像には悪影響を及ぼさない。形成層1
06の表面側に表面被覆層23を設ける。形成層106
に画像を形成することにより深層発色を行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感圧感熱記録すな
わち加圧と加熱を制御することにより画像を形成する高
解像度プリンタに用いられる感圧感熱記録用シートに関
する。
わち加圧と加熱を制御することにより画像を形成する高
解像度プリンタに用いられる感圧感熱記録用シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来高解像度プリンタ用の画像形成シー
トに設けられるマイクロカプセルとして、殻体であるカ
プセル壁膜に封入された色材により構成され、特定の温
度で加熱されることにより特定のマイクロカプセルの色
材のみが発色し、特定波長域の光を照射されることによ
り発色した色材が定着されるものが知られている。この
マイクロカプセルを有する画像形成シートに画像を形成
する際、画像形成シートは色毎に異なる温度で選択的に
加熱され、画像形成シートに色毎に異なる波長域の光が
照射されることにより画像形成シート上に色材が定着
し、フルカラー画像が印刷される。
トに設けられるマイクロカプセルとして、殻体であるカ
プセル壁膜に封入された色材により構成され、特定の温
度で加熱されることにより特定のマイクロカプセルの色
材のみが発色し、特定波長域の光を照射されることによ
り発色した色材が定着されるものが知られている。この
マイクロカプセルを有する画像形成シートに画像を形成
する際、画像形成シートは色毎に異なる温度で選択的に
加熱され、画像形成シートに色毎に異なる波長域の光が
照射されることにより画像形成シート上に色材が定着
し、フルカラー画像が印刷される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような画像形成
シートに画像を形成する際、複数色の色材を発色させる
ために、加熱と光の照射とを複数色分繰り返す必要があ
り、この画像形成シートを用いる高解像度プリンタの印
刷制御が複雑であり、印刷時間もかかってしまうという
問題があった。
シートに画像を形成する際、複数色の色材を発色させる
ために、加熱と光の照射とを複数色分繰り返す必要があ
り、この画像形成シートを用いる高解像度プリンタの印
刷制御が複雑であり、印刷時間もかかってしまうという
問題があった。
【0004】一方、画像形成シートには複数のマイクロ
カプセルが層状に設けられ、そのマイクロカプセルの層
に画像が形成される。そのマイクロカプセルの層で生じ
る光の乱反射を抑えて画像を鮮明に見えるようにするた
めに、樹脂から成るフィルムによってマイクロカプセル
の層が被覆される。このような画像形成シートは、画像
形成の際、フィルム側から選択的に所定の温度で加熱さ
れるため、フィルムは溶融して、しわ、または縮みが生
じる。このフィルムのしわ、または縮みのために、マイ
クロカプセルの層に形成された画像が鮮明に見えない。
カプセルが層状に設けられ、そのマイクロカプセルの層
に画像が形成される。そのマイクロカプセルの層で生じ
る光の乱反射を抑えて画像を鮮明に見えるようにするた
めに、樹脂から成るフィルムによってマイクロカプセル
の層が被覆される。このような画像形成シートは、画像
形成の際、フィルム側から選択的に所定の温度で加熱さ
れるため、フィルムは溶融して、しわ、または縮みが生
じる。このフィルムのしわ、または縮みのために、マイ
クロカプセルの層に形成された画像が鮮明に見えない。
【0005】また白色のカプセル壁膜により構成される
マイクロカプセルが画像形成シートに設けられる場合、
マイクロカプセルの層に形成された画像が破壊されたカ
プセル壁膜のために白濁するという問題があった。
マイクロカプセルが画像形成シートに設けられる場合、
マイクロカプセルの層に形成された画像が破壊されたカ
プセル壁膜のために白濁するという問題があった。
【0006】本発明は、高解像度プリンタに用いられる
画像形成シートに、感圧感熱記録すなわち加圧と加熱を
制御することにより選択的に発色可能なマイクロカプセ
ルを設け、鮮明なフルカラー画像を容易に形成すること
を目的とする。
画像形成シートに、感圧感熱記録すなわち加圧と加熱を
制御することにより選択的に発色可能なマイクロカプセ
ルを設け、鮮明なフルカラー画像を容易に形成すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成シ
ートは、画像が形成される形成層を備え、形成層の裏面
側から色材が形成層内に浸透することにより、形成層の
表面側に画像が形成されることを特徴としている。
ートは、画像が形成される形成層を備え、形成層の裏面
側から色材が形成層内に浸透することにより、形成層の
表面側に画像が形成されることを特徴としている。
【0008】好ましくは、形成層の裏面側には色材によ
り構成される色材層が設けられる。さらに好ましくは、
色材は殻体であるカプセル壁膜に封入され、色材層は色
材により構成されるマイクロカプセルの層であり、マイ
クロカプセルを所定の温度以上で加熱するとともに所定
の圧力以上で加圧することによってマイクロカプセルか
ら、色材が放出され、放出された色材が形成層の裏面側
から形成層内に浸透する。あるいは好ましくは、形成層
の表面側には形成層の表面側を被覆する表面被覆層が設
けられる。この場合好ましくは、表面被覆層が透明な樹
脂材料である。あるいは好ましくは、マイクロカプセル
の色材は染料前駆体であり、形成層は染料前駆体と化学
反応を生じる反応物質を含む炭酸カルシウムにより構成
される。
り構成される色材層が設けられる。さらに好ましくは、
色材は殻体であるカプセル壁膜に封入され、色材層は色
材により構成されるマイクロカプセルの層であり、マイ
クロカプセルを所定の温度以上で加熱するとともに所定
の圧力以上で加圧することによってマイクロカプセルか
ら、色材が放出され、放出された色材が形成層の裏面側
から形成層内に浸透する。あるいは好ましくは、形成層
の表面側には形成層の表面側を被覆する表面被覆層が設
けられる。この場合好ましくは、表面被覆層が透明な樹
脂材料である。あるいは好ましくは、マイクロカプセル
の色材は染料前駆体であり、形成層は染料前駆体と化学
反応を生じる反応物質を含む炭酸カルシウムにより構成
される。
【0009】好ましくは、形成層は微細な多孔を有す
る。あるいは好ましくは、形成層は炭酸カルシウム、二
酸化チタン、シリカの微粉体または白土により構成され
る。また好ましくは、色材を保護するための保護層が設
けられ、色材層は形成層と保護層との間に配置される。
この場合好ましくは、保護層と色材層との間に、または
保護層の裏面側に、色材の変色または退色を防止するた
めの変色退色防止処理が施される。好ましくは、保護層
は形成層および色材層を透過した光を形成層の表面に反
射可能である。また好ましくは、保護層の裏面側に静電
気が帯電するのを防止するための静電防止処理が施され
る。あるいは好ましくは、保護層の裏面側に保護層の熱
溶融を防止するためのスティッキング処理が施される。
る。あるいは好ましくは、形成層は炭酸カルシウム、二
酸化チタン、シリカの微粉体または白土により構成され
る。また好ましくは、色材を保護するための保護層が設
けられ、色材層は形成層と保護層との間に配置される。
この場合好ましくは、保護層と色材層との間に、または
保護層の裏面側に、色材の変色または退色を防止するた
めの変色退色防止処理が施される。好ましくは、保護層
は形成層および色材層を透過した光を形成層の表面に反
射可能である。また好ましくは、保護層の裏面側に静電
気が帯電するのを防止するための静電防止処理が施され
る。あるいは好ましくは、保護層の裏面側に保護層の熱
溶融を防止するためのスティッキング処理が施される。
【0010】好ましくは、形成層の表面側には形成層の
表面側を被覆する表面被覆層が設けられ、マイクロカプ
セルはマイクロカプセルの層の裏面側から所定の温度以
上で加熱される。好ましくは、形成層と表面被覆層との
間に、または表面被覆層の表面側に画像を形成する色材
の変色または退色を防止するための変色退色防止処理が
施される。
表面側を被覆する表面被覆層が設けられ、マイクロカプ
セルはマイクロカプセルの層の裏面側から所定の温度以
上で加熱される。好ましくは、形成層と表面被覆層との
間に、または表面被覆層の表面側に画像を形成する色材
の変色または退色を防止するための変色退色防止処理が
施される。
【0011】本発明に係る感圧感熱記録用シートは、殻
体であるカプセル壁膜に封入された色材により構成され
るマイクロカプセルの層と、マイクロカプセルの層の表
面側に接して設けられ、色材の浸透可能な浸透層とを備
え、マイクロカプセルをマイクロカプセルの層の裏面側
から所定の温度以上で加熱するとともに、所定の圧力以
上で加圧することによって、カプセル壁膜が破壊され
て、色材が放出され、その放出された色材が浸透層に浸
透することにより前記浸透層が着色され、浸透層の表面
側に画像が形成される。
体であるカプセル壁膜に封入された色材により構成され
るマイクロカプセルの層と、マイクロカプセルの層の表
面側に接して設けられ、色材の浸透可能な浸透層とを備
え、マイクロカプセルをマイクロカプセルの層の裏面側
から所定の温度以上で加熱するとともに、所定の圧力以
上で加圧することによって、カプセル壁膜が破壊され
て、色材が放出され、その放出された色材が浸透層に浸
透することにより前記浸透層が着色され、浸透層の表面
側に画像が形成される。
【0012】好ましくは、浸透層はマイクロカプセルの
層を隠す。さらに好ましくは、浸透層の表面側を被覆す
る表面被覆層が設けられる。
層を隠す。さらに好ましくは、浸透層の表面側を被覆す
る表面被覆層が設けられる。
【0013】本発明に係る感圧感熱記録用画像形成装置
は、殻体であるカプセル壁膜に封入された色材により構
成され、所定の温度以上で加熱されるとともに所定の圧
力以上で加圧されることによりマイクロカプセルから色
材を放出するマイクロカプセルの層と、マイクロカプセ
ルの層の表面側に接して設けられ、放出された色材が浸
透することにより画像が形成される形成層と、形成層の
表面側に設けられ、形成層を被覆するための表面被覆層
とを有する画像形成シートに画像を形成する感圧感熱記
録用画像形成装置であって、画像の鏡像に基づいて、マ
イクロカプセルをマイクロカプセルの層の裏面側から所
定の温度以上で加熱するとともに、所定の圧力以上で加
圧することによって、マイクロカプセルから色材を放出
して、この放出された色材を形成層に浸透させ、形成層
の表面側に画像が形成されることを特徴としている。
は、殻体であるカプセル壁膜に封入された色材により構
成され、所定の温度以上で加熱されるとともに所定の圧
力以上で加圧されることによりマイクロカプセルから色
材を放出するマイクロカプセルの層と、マイクロカプセ
ルの層の表面側に接して設けられ、放出された色材が浸
透することにより画像が形成される形成層と、形成層の
表面側に設けられ、形成層を被覆するための表面被覆層
とを有する画像形成シートに画像を形成する感圧感熱記
録用画像形成装置であって、画像の鏡像に基づいて、マ
イクロカプセルをマイクロカプセルの層の裏面側から所
定の温度以上で加熱するとともに、所定の圧力以上で加
圧することによって、マイクロカプセルから色材を放出
して、この放出された色材を形成層に浸透させ、形成層
の表面側に画像が形成されることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本実施形態の画像形成
シートに画像を形成するための高解像度カラープリンタ
の側断面図である。
面を参照して説明する。図1は、本実施形態の画像形成
シートに画像を形成するための高解像度カラープリンタ
の側断面図である。
【0015】カラープリンタ10はラインプリンタであ
り、紙面に直交する方向に伸びる1ライン毎に画像が印
刷される。このカラープリンタ10では、例えばシア
ン、マゼンタ、イエローの各色を発色可能なマイクロカ
プセルを有する画像形成用のシート20が使用され、こ
のシート20に画像が形成される。
り、紙面に直交する方向に伸びる1ライン毎に画像が印
刷される。このカラープリンタ10では、例えばシア
ン、マゼンタ、イエローの各色を発色可能なマイクロカ
プセルを有する画像形成用のシート20が使用され、こ
のシート20に画像が形成される。
【0016】カラープリンタ10は、ライン方向(紙面
に直交する方向)に長い直方体形状のハウジング11に
より覆われる。ハウジング11の上面には、シート20
を挿入するための挿入口12が開口しており、ハウジン
グ11の側面には、シート20を排出するための排出口
13が開口している。この挿入口12と排出口13とを
結ぶ搬送経路(一点鎖線)に沿ってシート20は搬送さ
れる。
に直交する方向)に長い直方体形状のハウジング11に
より覆われる。ハウジング11の上面には、シート20
を挿入するための挿入口12が開口しており、ハウジン
グ11の側面には、シート20を排出するための排出口
13が開口している。この挿入口12と排出口13とを
結ぶ搬送経路(一点鎖線)に沿ってシート20は搬送さ
れる。
【0017】ハウジング11の内部で搬送経路の下側に
は、サーマルヘッド30が設けられ、搬送経路の上側に
は、プラテンローラ41、42、43とばねユニット5
1、52、52が配設される。
は、サーマルヘッド30が設けられ、搬送経路の上側に
は、プラテンローラ41、42、43とばねユニット5
1、52、52が配設される。
【0018】図2にサーマルヘッド30をプラテンロー
ラ41、42、43側から見た図を示す。サーマルヘッ
ド30の上側には、ライン方向に長い発熱体31、3
2、33がそれぞれ設けられ、発熱体31は、例えばn
個の発熱抵抗R11〜R1nにより構成される。各発熱抵抗
R11〜R1nは、ライン方向に配列され、それぞれ同一温
度で発熱可能である。また各発熱抵抗R11〜R1nは、そ
れぞれ駆動回路31Pに接続され、この駆動回路31P
の制御により各々個別に駆動される。発熱体31と同様
に、発熱体32、33は、それぞれn個の発熱抵抗R21
〜R2n、R31〜R3nにより構成され、各発熱抵抗R21〜
R2n、R31〜R3nがライン方向に配列される。また各発
熱抵抗R21〜R2nはそれぞれ同一温度で発熱可能であ
り、各発熱抵抗R31〜R3nはそれぞれ同一温度で発熱可
能であり、各発熱抵抗R21〜R2n、R31〜R3nは各駆動
回路32P、33Pの制御により各々個別に駆動され
る。
ラ41、42、43側から見た図を示す。サーマルヘッ
ド30の上側には、ライン方向に長い発熱体31、3
2、33がそれぞれ設けられ、発熱体31は、例えばn
個の発熱抵抗R11〜R1nにより構成される。各発熱抵抗
R11〜R1nは、ライン方向に配列され、それぞれ同一温
度で発熱可能である。また各発熱抵抗R11〜R1nは、そ
れぞれ駆動回路31Pに接続され、この駆動回路31P
の制御により各々個別に駆動される。発熱体31と同様
に、発熱体32、33は、それぞれn個の発熱抵抗R21
〜R2n、R31〜R3nにより構成され、各発熱抵抗R21〜
R2n、R31〜R3nがライン方向に配列される。また各発
熱抵抗R21〜R2nはそれぞれ同一温度で発熱可能であ
り、各発熱抵抗R31〜R3nはそれぞれ同一温度で発熱可
能であり、各発熱抵抗R21〜R2n、R31〜R3nは各駆動
回路32P、33Pの制御により各々個別に駆動され
る。
【0019】発熱体31と発熱体32と発熱体33と
は、相互に異なる発熱温度で発熱可能である。各発熱体
31、32、33の発熱温度をt1、t2、t3とする
と、発熱温度t1、t2、t3は例えば80℃、130
℃、200℃である。なおこの発熱温度t1、t2、t
3の定め方は後述する。発熱体31の各発熱抵抗R11〜
R1nを選択的に駆動させることにより、シート20(図
1参照)の1ライン上が選択的に発熱温度t1で加熱さ
れる。同様に発熱体32の各発熱抵抗R21〜R2nによ
り、シート20の1ライン上が選択的に発熱温度T2で
加熱され、発熱体33の各発熱抵抗R31〜R3nにより、
シート20の1ライン上が選択的に発熱温度T3で加熱
される。
は、相互に異なる発熱温度で発熱可能である。各発熱体
31、32、33の発熱温度をt1、t2、t3とする
と、発熱温度t1、t2、t3は例えば80℃、130
℃、200℃である。なおこの発熱温度t1、t2、t
3の定め方は後述する。発熱体31の各発熱抵抗R11〜
R1nを選択的に駆動させることにより、シート20(図
1参照)の1ライン上が選択的に発熱温度t1で加熱さ
れる。同様に発熱体32の各発熱抵抗R21〜R2nによ
り、シート20の1ライン上が選択的に発熱温度T2で
加熱され、発熱体33の各発熱抵抗R31〜R3nにより、
シート20の1ライン上が選択的に発熱温度T3で加熱
される。
【0020】再び図1を参照する。プラテンローラ4
1、42、43は、円柱状のゴムローラであり、それぞ
れ発熱体31、32、33に対応して設けられる。この
ローラ41、42、43の中心軸はライン方向と平行で
あり、この軸を中心に各プラテンローラ41、42、4
3は反時計方向(図1において)にそれぞれ異なる速度
で回転可能である。各プラテンローラ41、42、43
の回転速度は搬送時にシート20に適度な張力が加えら
れるように定められる。
1、42、43は、円柱状のゴムローラであり、それぞ
れ発熱体31、32、33に対応して設けられる。この
ローラ41、42、43の中心軸はライン方向と平行で
あり、この軸を中心に各プラテンローラ41、42、4
3は反時計方向(図1において)にそれぞれ異なる速度
で回転可能である。各プラテンローラ41、42、43
の回転速度は搬送時にシート20に適度な張力が加えら
れるように定められる。
【0021】各プラテンローラ41、42、43は、ば
ねユニット51、52、53により相互に異なる所定の
付勢力で付勢される。したがってシート20は、各プラ
テンローラ41、42、43と各発熱体31、32、3
3との間で、それぞれの付勢力に応じた圧力(以下この
圧力をp1、p2、p3とする。)で加圧される。なお
シート20は、プラテンローラ41によりライン方向で
は均一に圧力p1で加圧され、同様にプラテンローラ4
1、42によりライン方向では均一にそれぞれ圧力p
2、p3で加圧される。
ねユニット51、52、53により相互に異なる所定の
付勢力で付勢される。したがってシート20は、各プラ
テンローラ41、42、43と各発熱体31、32、3
3との間で、それぞれの付勢力に応じた圧力(以下この
圧力をp1、p2、p3とする。)で加圧される。なお
シート20は、プラテンローラ41によりライン方向で
は均一に圧力p1で加圧され、同様にプラテンローラ4
1、42によりライン方向では均一にそれぞれ圧力p
2、p3で加圧される。
【0022】以上の発熱体31とプラテンローラ41と
は、例えばシアン色を発色するために設けられ、同様に
発熱体32、33とプラテンローラ42、43とは、例
えばマゼンタ、イエローの各色を発色するために設けら
れる。すなわちカラープリンタ10には、例えば黒色を
発色するために発熱体とプラテンローラとを追加しても
よく、発色すべき色数に応じた本数の発熱体とプラテン
ローラとが設けられればよい。
は、例えばシアン色を発色するために設けられ、同様に
発熱体32、33とプラテンローラ42、43とは、例
えばマゼンタ、イエローの各色を発色するために設けら
れる。すなわちカラープリンタ10には、例えば黒色を
発色するために発熱体とプラテンローラとを追加しても
よく、発色すべき色数に応じた本数の発熱体とプラテン
ローラとが設けられればよい。
【0023】基板60には図示しない制御装置が設けら
れ、この制御装置によって、各プラテンローラ41、4
2、43の回転が制御され、発熱体31、32、33の
駆動回路31P、32P、33Pが制御される。なおバ
ッテリー63がカラープリンタ10の搬送経路とは反対
側に設けられ、制御装置等に電力が供給される。
れ、この制御装置によって、各プラテンローラ41、4
2、43の回転が制御され、発熱体31、32、33の
駆動回路31P、32P、33Pが制御される。なおバ
ッテリー63がカラープリンタ10の搬送経路とは反対
側に設けられ、制御装置等に電力が供給される。
【0024】以上のカラープリンタ10で印刷を行なう
とき、シート20は、挿入口12から挿入され、プラテ
ンローラ41、42、43を回転させることにより、所
定の速度で搬送経路に沿って搬送される。この搬送に伴
い、シート20は発熱体31、32、33により選択的
に加熱されるとともに、発熱体31、32、33とプラ
テンローラ41、42、43との間で加圧される。この
加圧と加熱により、シート20の加熱された部位に画像
が形成され、シート20は排出口13から排出される。
とき、シート20は、挿入口12から挿入され、プラテ
ンローラ41、42、43を回転させることにより、所
定の速度で搬送経路に沿って搬送される。この搬送に伴
い、シート20は発熱体31、32、33により選択的
に加熱されるとともに、発熱体31、32、33とプラ
テンローラ41、42、43との間で加圧される。この
加圧と加熱により、シート20の加熱された部位に画像
が形成され、シート20は排出口13から排出される。
【0025】なお発熱体31、32、33の発熱温度t
1、t2、t3は、温度の制御性を高めるため、搬送時
にシート20への加熱温度が低温から高温に変化するよ
うに定められる。すなわち発熱体31の発熱温度t1よ
り発熱体32の発熱温度t2が高く、発熱体32の発熱
温度t2より発熱体33の発熱温度t3が高くなるよう
に定められる。またこれに関連して、プラテンローラ4
1の圧力p1よりプラテンローラ42の圧力p2が小さ
く、プラテンローラ42の圧力p2よりプラテンローラ
43の圧力p3が小さくなるように定められる。
1、t2、t3は、温度の制御性を高めるため、搬送時
にシート20への加熱温度が低温から高温に変化するよ
うに定められる。すなわち発熱体31の発熱温度t1よ
り発熱体32の発熱温度t2が高く、発熱体32の発熱
温度t2より発熱体33の発熱温度t3が高くなるよう
に定められる。またこれに関連して、プラテンローラ4
1の圧力p1よりプラテンローラ42の圧力p2が小さ
く、プラテンローラ42の圧力p2よりプラテンローラ
43の圧力p3が小さくなるように定められる。
【0026】図3、図4を参照して本実施形態の画像形
成シートであるシート20について説明する。図3はシ
ート20の縦断面図である。
成シートであるシート20について説明する。図3はシ
ート20の縦断面図である。
【0027】シート20には、カプセル層22が設けら
れる。このカプセル層22はワックス系のバインダによ
りマイクロカプセル24、25、26を層状に形成した
ものである。図3には、説明の都合上、カプセル層22
をマイクロカプセル24、25、26の単層で示した
が、実際には、カプセル層は多層のマイクロカプセルで
形成されており、このカプセル層中に各マイクロカプセ
ル24、25、26は均一に混在している。カプセル層
22のマイクロカプセル24、25、26は、殻体であ
るカプセル壁膜24a、25a、26a内にコア剤とし
て封入された色材24b、25b、26bによって構成
され、色材24b、25b、26bはそれぞれシアン、
マゼンタ、イエロー色を有し、カプセル壁膜24a、2
5a、26aは透明または白色である。このマイクロカ
プセル24、25、25を所定の温度以上で選択的に加
熱するとともに所定の圧力以上で加圧することによりカ
プセル壁膜24a、25a、26aが選択的に破壊さ
れ、破壊されたカプセル壁膜24a、25a、26aか
ら色材24b、25b、26bが放出される。このよう
なマイクロカプセル24、25、26の特性については
後述する。
れる。このカプセル層22はワックス系のバインダによ
りマイクロカプセル24、25、26を層状に形成した
ものである。図3には、説明の都合上、カプセル層22
をマイクロカプセル24、25、26の単層で示した
が、実際には、カプセル層は多層のマイクロカプセルで
形成されており、このカプセル層中に各マイクロカプセ
ル24、25、26は均一に混在している。カプセル層
22のマイクロカプセル24、25、26は、殻体であ
るカプセル壁膜24a、25a、26a内にコア剤とし
て封入された色材24b、25b、26bによって構成
され、色材24b、25b、26bはそれぞれシアン、
マゼンタ、イエロー色を有し、カプセル壁膜24a、2
5a、26aは透明または白色である。このマイクロカ
プセル24、25、25を所定の温度以上で選択的に加
熱するとともに所定の圧力以上で加圧することによりカ
プセル壁膜24a、25a、26aが選択的に破壊さ
れ、破壊されたカプセル壁膜24a、25a、26aか
ら色材24b、25b、26bが放出される。このよう
なマイクロカプセル24、25、26の特性については
後述する。
【0028】上述のカプセル層22の表面側には、画像
を形成するための形成層106が設けられる。この形成
層106は、0.03〜0.1mmの厚さを有し、炭酸カ
ルシウム、二酸化チタン、シリカの微粉体または白土か
ら成る多孔質層である。形成層106内にはマイクロカ
プセル24、25、26のカプセル壁膜24a、25
a、26aから放出された色材24b、25b、26b
が浸透可能であり、この色材24b、25b、26bの
浸透により形成層106の表面側に画像が形成される。
また形成層106は白色に着色されており、この形成層
106によって、シート20の表面側ではカプセル層2
2のマイクロカプセル24、25、26が覆い隠され
る。このためマイクロカプセル24、25、26のカプ
セル壁膜24a、25a、26aの色および色材24
b、25b、26bの色が形成層106に形成される画
像の色相に悪影響を及ぼすことはない。
を形成するための形成層106が設けられる。この形成
層106は、0.03〜0.1mmの厚さを有し、炭酸カ
ルシウム、二酸化チタン、シリカの微粉体または白土か
ら成る多孔質層である。形成層106内にはマイクロカ
プセル24、25、26のカプセル壁膜24a、25
a、26aから放出された色材24b、25b、26b
が浸透可能であり、この色材24b、25b、26bの
浸透により形成層106の表面側に画像が形成される。
また形成層106は白色に着色されており、この形成層
106によって、シート20の表面側ではカプセル層2
2のマイクロカプセル24、25、26が覆い隠され
る。このためマイクロカプセル24、25、26のカプ
セル壁膜24a、25a、26aの色および色材24
b、25b、26bの色が形成層106に形成される画
像の色相に悪影響を及ぼすことはない。
【0029】形成層106の表面側は、深層発色を行な
うために表面被覆層23により被覆される。この表面被
覆層23は比較的厚い厚さ0.2mmのPET樹脂から成
る透明なフィルムであり、大気に近い屈折率を有する。
したがって形成層106で反射した光は表面被覆層23
から大気中へ透過する際、屈折が抑えられ、乱反射が抑
制される。このため形成層106に形成される画像が鮮
明に見えるようになる。この表面被覆層23の表面側に
は、形成層106に浸透した色材24b、25b、26
bが紫外線または酸化によって退色または変色するのを
防止するための処理が施され、そこは退色変色防止層1
03となる。なお退色変色防止層103は形成層106
の表面側に設けられればよく、表面被覆層23と形成層
106の間に配置してもよい。
うために表面被覆層23により被覆される。この表面被
覆層23は比較的厚い厚さ0.2mmのPET樹脂から成
る透明なフィルムであり、大気に近い屈折率を有する。
したがって形成層106で反射した光は表面被覆層23
から大気中へ透過する際、屈折が抑えられ、乱反射が抑
制される。このため形成層106に形成される画像が鮮
明に見えるようになる。この表面被覆層23の表面側に
は、形成層106に浸透した色材24b、25b、26
bが紫外線または酸化によって退色または変色するのを
防止するための処理が施され、そこは退色変色防止層1
03となる。なお退色変色防止層103は形成層106
の表面側に設けられればよく、表面被覆層23と形成層
106の間に配置してもよい。
【0030】カプセル層22の裏面側には、スクラッチ
等からマイクロカプセル24、25、26を保護し、プ
リンタ10による画像形成の際、発熱体31、32、3
3等へのマイクロカプセル24、25、26の色材24
b、25b、26bの付着を防止するための保護層21
が設けられる。この保護層21は比較的薄い厚さ0.0
25mmのPET樹脂から成るフィルムである。この保護
層21は光の反射率の比較的高い白色等に着色してもよ
い。この場合、シート20の表面側から形成層106お
よびカプセル層22を透過した僅かな光が保護層21で
表面側に反射され、さらに鮮やかな形成画像を得ること
ができる。
等からマイクロカプセル24、25、26を保護し、プ
リンタ10による画像形成の際、発熱体31、32、3
3等へのマイクロカプセル24、25、26の色材24
b、25b、26bの付着を防止するための保護層21
が設けられる。この保護層21は比較的薄い厚さ0.0
25mmのPET樹脂から成るフィルムである。この保護
層21は光の反射率の比較的高い白色等に着色してもよ
い。この場合、シート20の表面側から形成層106お
よびカプセル層22を透過した僅かな光が保護層21で
表面側に反射され、さらに鮮やかな形成画像を得ること
ができる。
【0031】保護層21の裏面側には、所定の機能に応
じた処理が施され、そこは機能層104となる。ここで
所定の機能は、紫外線または酸化によるマイクロカプセ
ル24、25、26の色材24b、25b、26bの退
色または変色の防止、シート20への静電気の帯電防
止、または、プリンタ10による画像形成時の加熱によ
る保護層21の溶融防止(スティッキング防止)であ
る。なお機能層104の機能が色材24b、25b、2
6bの変色または退色の防止であるとき、この機能層1
04はカプセル層22の裏面側に設けられればよく、保
護層21とカプセル層22との間に配置してもよい。
じた処理が施され、そこは機能層104となる。ここで
所定の機能は、紫外線または酸化によるマイクロカプセ
ル24、25、26の色材24b、25b、26bの退
色または変色の防止、シート20への静電気の帯電防
止、または、プリンタ10による画像形成時の加熱によ
る保護層21の溶融防止(スティッキング防止)であ
る。なお機能層104の機能が色材24b、25b、2
6bの変色または退色の防止であるとき、この機能層1
04はカプセル層22の裏面側に設けられればよく、保
護層21とカプセル層22との間に配置してもよい。
【0032】以上のシート20にプリンタ10を用いて
画像を形成する際、シート20の裏面(機能層104)
が発熱体31、32、33に接するように、シート20
はプリンタ10に設置される。そして形成すべき画像の
鏡像信号に基づいて、発熱体31、32、33が駆動さ
れ、シート20が裏面側から選択的に加熱される。この
加熱とともにプラテンローラ41、42、43によりシ
ート20は加圧される。その結果、マイクロカプセル2
4、25、26のカプセル壁膜24a、25a、26a
が選択的に破壊され、破壊されたカプセル壁膜24a、
25a、26aから色材24b、25b、26bが放出
される。この放出された色材24b、25b、26bが
形成層106に浸透し、浸透した色材24b、25b、
26bにより形成層106の表面に画像が形成される。
形成された画像はシート20の表面側から見ると、裏面
側から見た画像(鏡像)を反転した画像(正立像)とな
っている。
画像を形成する際、シート20の裏面(機能層104)
が発熱体31、32、33に接するように、シート20
はプリンタ10に設置される。そして形成すべき画像の
鏡像信号に基づいて、発熱体31、32、33が駆動さ
れ、シート20が裏面側から選択的に加熱される。この
加熱とともにプラテンローラ41、42、43によりシ
ート20は加圧される。その結果、マイクロカプセル2
4、25、26のカプセル壁膜24a、25a、26a
が選択的に破壊され、破壊されたカプセル壁膜24a、
25a、26aから色材24b、25b、26bが放出
される。この放出された色材24b、25b、26bが
形成層106に浸透し、浸透した色材24b、25b、
26bにより形成層106の表面に画像が形成される。
形成された画像はシート20の表面側から見ると、裏面
側から見た画像(鏡像)を反転した画像(正立像)とな
っている。
【0033】このように画像形成時、シート20は裏面
側から加熱されるため、保護層21を比較的薄くしてお
けば、形成層106の表面側に設けられる表面被覆層2
3を比較的厚くしても、熱効率は低下しない。また形成
層106とカプセル層22により表面被覆層23への熱
伝導が妨げられ、表面被覆層23は熱の影響を受けるこ
とはない。これにより表面被覆層23へのしわまたは縮
みの発生が防止される。一方保護層21は比較的薄く、
そこには加熱によりしわまたは縮みが発生する。しかし
ながら形成層106が白色であり、形成層106により
保護層21は覆い隠されているため、保護層21のしわ
または縮みにより形成層106に形成された画像が見難
くなることはない。また保護層21の薄膜化により、ゴ
ミや埃による画像劣化、特にボイド(白抜け)が減少で
きる。カプセル層22が形成層106に覆い隠されてい
るため、形成層106に形成される画像には、マイクロ
カプセル24、25、26のカプセル壁膜24a、25
a、26aおよび色材24b、25b、26bの色は影
響を及ぼさない。
側から加熱されるため、保護層21を比較的薄くしてお
けば、形成層106の表面側に設けられる表面被覆層2
3を比較的厚くしても、熱効率は低下しない。また形成
層106とカプセル層22により表面被覆層23への熱
伝導が妨げられ、表面被覆層23は熱の影響を受けるこ
とはない。これにより表面被覆層23へのしわまたは縮
みの発生が防止される。一方保護層21は比較的薄く、
そこには加熱によりしわまたは縮みが発生する。しかし
ながら形成層106が白色であり、形成層106により
保護層21は覆い隠されているため、保護層21のしわ
または縮みにより形成層106に形成された画像が見難
くなることはない。また保護層21の薄膜化により、ゴ
ミや埃による画像劣化、特にボイド(白抜け)が減少で
きる。カプセル層22が形成層106に覆い隠されてい
るため、形成層106に形成される画像には、マイクロ
カプセル24、25、26のカプセル壁膜24a、25
a、26aおよび色材24b、25b、26bの色は影
響を及ぼさない。
【0034】図4から図6を参照してシート20のカプ
セル層22を構成するマイクロカプセル24、25、2
6について説明する。
セル層22を構成するマイクロカプセル24、25、2
6について説明する。
【0035】マイクロカプセル24、25、26の色材
24b、25b、26bは、常温(25℃程度)で固相
であって、色料と、その色料の粒子同士を定着させるた
めのビヒクルとを配合したものである。この色材24
b、25b、26bの色料は、それぞれフタロシアニン
ブルー、ローダミンレーキT、ベンジンイエローG等で
あり、ビヒクルは、低融点熱可塑性樹脂(EVA、ポリ
エチレン、ポリエステル、スチレン/アクリル系共重合
体等)、ワックス類(カルナバ、マイクロクリスタリン
ワックス、パラフィン、モンタン等)である。ここでは
色材24bとしてフタロシアニンブルーにパラフィン系
のワックスが配合され、色材25bとしてローダミンレ
ーキTにカルナバ系のワックスが配合され、色材26b
としてベンジンイエローGに低融点熱可塑性ポリエチレ
ンが配合される。このように配合されたビヒクルに応じ
て各色材24b、25b、26bは相互に異なる溶融温
度を有する。
24b、25b、26bは、常温(25℃程度)で固相
であって、色料と、その色料の粒子同士を定着させるた
めのビヒクルとを配合したものである。この色材24
b、25b、26bの色料は、それぞれフタロシアニン
ブルー、ローダミンレーキT、ベンジンイエローG等で
あり、ビヒクルは、低融点熱可塑性樹脂(EVA、ポリ
エチレン、ポリエステル、スチレン/アクリル系共重合
体等)、ワックス類(カルナバ、マイクロクリスタリン
ワックス、パラフィン、モンタン等)である。ここでは
色材24bとしてフタロシアニンブルーにパラフィン系
のワックスが配合され、色材25bとしてローダミンレ
ーキTにカルナバ系のワックスが配合され、色材26b
としてベンジンイエローGに低融点熱可塑性ポリエチレ
ンが配合される。このように配合されたビヒクルに応じ
て各色材24b、25b、26bは相互に異なる溶融温
度を有する。
【0036】図5に色材24b、25b、26bの温度
と弾性係数の特性と、カプセル壁膜24a、25a、2
6aの温度と弾性係数の特性とを示す。色材24bの弾
性係数は、温度の上昇とともに低下する傾向にあり、温
度T'24 から急激に低下し始め軟化流動化する。すなわ
ち色材24bは温度T'24 から溶融し始め、温度T24で
液状になる。同様に色材25b、26bはそれぞれ温度
T'25 、T'26 から溶融し始め、それぞれ温度T25、T
26で液状になる。各色材24b、25b、26bの溶融
温度T24、T25、T26は配合されたビヒクルに応じてお
り、各色材24b、25b、26bには、色材24bの
溶融温度T24が色材25bの溶融温度T25よりも低く、
色材25bの溶融温度T25が色材26bの溶融温度T26
よりも低くなるように、ビヒクルが調合されている。
と弾性係数の特性と、カプセル壁膜24a、25a、2
6aの温度と弾性係数の特性とを示す。色材24bの弾
性係数は、温度の上昇とともに低下する傾向にあり、温
度T'24 から急激に低下し始め軟化流動化する。すなわ
ち色材24bは温度T'24 から溶融し始め、温度T24で
液状になる。同様に色材25b、26bはそれぞれ温度
T'25 、T'26 から溶融し始め、それぞれ温度T25、T
26で液状になる。各色材24b、25b、26bの溶融
温度T24、T25、T26は配合されたビヒクルに応じてお
り、各色材24b、25b、26bには、色材24bの
溶融温度T24が色材25bの溶融温度T25よりも低く、
色材25bの溶融温度T25が色材26bの溶融温度T26
よりも低くなるように、ビヒクルが調合されている。
【0037】マイクロカプセル24、25、26のカプ
セル壁膜24a、25a、26aはメラミン、ポリアミ
ド、ポリイミド、二酸化チタン、シリカ等により構成さ
れ、色材24b、25b、26bよりも高い耐熱性(例
えば250℃〜500℃程度)を有する。このカプセル
壁膜24a、25a、26aのそれぞれは同一粒径を有
し、相互に異なる膜厚d4、d5、d6を有する。すな
わちカプセル壁膜24aの膜厚d4はカプセル壁膜25
aの膜厚d5よりも大きく、カプセル壁膜25aの膜厚
d5はカプセル壁膜26aの膜厚d6よりも大きい。
セル壁膜24a、25a、26aはメラミン、ポリアミ
ド、ポリイミド、二酸化チタン、シリカ等により構成さ
れ、色材24b、25b、26bよりも高い耐熱性(例
えば250℃〜500℃程度)を有する。このカプセル
壁膜24a、25a、26aのそれぞれは同一粒径を有
し、相互に異なる膜厚d4、d5、d6を有する。すな
わちカプセル壁膜24aの膜厚d4はカプセル壁膜25
aの膜厚d5よりも大きく、カプセル壁膜25aの膜厚
d5はカプセル壁膜26aの膜厚d6よりも大きい。
【0038】カプセル壁膜24a、25a、26aは温
度250℃以下では温度に依存することなく、略一定の
弾性係数を有し、弾性破壊または塑性破壊を起こすため
の破壊圧力も略この特性に従う。このカプセル壁膜24
a、25a、26aの破壊圧力はそれぞれの膜厚d4、
d5、d6に応じており、各破壊圧力以上で加圧するこ
とにより各カプセル壁膜24a、25a、26aは破壊
可能である。
度250℃以下では温度に依存することなく、略一定の
弾性係数を有し、弾性破壊または塑性破壊を起こすため
の破壊圧力も略この特性に従う。このカプセル壁膜24
a、25a、26aの破壊圧力はそれぞれの膜厚d4、
d5、d6に応じており、各破壊圧力以上で加圧するこ
とにより各カプセル壁膜24a、25a、26aは破壊
可能である。
【0039】以上のような色材24b、25b、26b
の溶融温度とカプセル壁膜24a、25a、26aの破
壊圧力を利用することにより、カプセル壁膜24a、2
5a、26aが選択的に破壊され、そこから色材24
b、25b、26bが放出される。以下マイクロカプセ
ル24、25、26の選択的発色について説明する。
の溶融温度とカプセル壁膜24a、25a、26aの破
壊圧力を利用することにより、カプセル壁膜24a、2
5a、26aが選択的に破壊され、そこから色材24
b、25b、26bが放出される。以下マイクロカプセ
ル24、25、26の選択的発色について説明する。
【0040】図6にマイクロカプセル24、25、26
の温度と破壊圧力の特性を示す。マイクロカプセル2
4、25、26の温度/破壊圧力特性は、色材24b、
25b、26bの温度/弾性係数特性およびその粒径
と、カプセル壁膜24a、25a、26aの温度/弾性
係数特性、膜壁および粒径とから導き出せる結果の特性
である。
の温度と破壊圧力の特性を示す。マイクロカプセル2
4、25、26の温度/破壊圧力特性は、色材24b、
25b、26bの温度/弾性係数特性およびその粒径
と、カプセル壁膜24a、25a、26aの温度/弾性
係数特性、膜壁および粒径とから導き出せる結果の特性
である。
【0041】マイクロカプセル24の特性曲線より右上
側の領域では、色材24bが溶融可能であるとともに、
カプセル壁膜24aが破壊可能であり、マイクロカプセ
ル24は発色可能である。同様に各マイクロカプセル2
5、26の特性曲線より右上側の領域では、それぞれの
色材25b、26bが溶融可能であるとともに、それぞ
れのカプセル壁膜25a、26aが破壊可能であり、各
マイクロカプセル25、26は発色可能である。
側の領域では、色材24bが溶融可能であるとともに、
カプセル壁膜24aが破壊可能であり、マイクロカプセ
ル24は発色可能である。同様に各マイクロカプセル2
5、26の特性曲線より右上側の領域では、それぞれの
色材25b、26bが溶融可能であるとともに、それぞ
れのカプセル壁膜25a、26aが破壊可能であり、各
マイクロカプセル25、26は発色可能である。
【0042】マイクロカプセル24の特性曲線より右上
側で、かつマイクロカプセル25の特性曲線より左下側
の斜線領域cでは、色材24bのみが溶融可能であり、
カプセル壁膜24aのみが破壊可能である。マイクロカ
プセル25の特性曲線より右上側で、かつマイクロカプ
セル24の特性曲線およびマイクロカプセル26の特性
曲線より左下側の斜線領域dでは、色材25bのみが溶
融可能であり、カプセル壁膜25aのみが破壊可能であ
る。マイクロカプセル26の特性曲線より右上側で、か
つマイクロカプセル25の特性曲線より左下側の斜線領
域eでは、色材26bのみが溶融可能であり、カプセル
壁膜26aのみが破壊可能である。
側で、かつマイクロカプセル25の特性曲線より左下側
の斜線領域cでは、色材24bのみが溶融可能であり、
カプセル壁膜24aのみが破壊可能である。マイクロカ
プセル25の特性曲線より右上側で、かつマイクロカプ
セル24の特性曲線およびマイクロカプセル26の特性
曲線より左下側の斜線領域dでは、色材25bのみが溶
融可能であり、カプセル壁膜25aのみが破壊可能であ
る。マイクロカプセル26の特性曲線より右上側で、か
つマイクロカプセル25の特性曲線より左下側の斜線領
域eでは、色材26bのみが溶融可能であり、カプセル
壁膜26aのみが破壊可能である。
【0043】以上のマイクロカプセル24、25、26
の温度/破壊圧力特性に基づいて、カラープリンタ10
の発熱体31、32、33の発熱温度と、プラテンロー
ラ41、42、43による圧力とが定められる。すなわ
ち発熱体31の発熱温度は図6に示す斜線領域c内の温
度t1に定められ、プラテンローラ41による圧力は図
6に示す斜線領域c内の破壊圧力p1に定められる。ま
た発熱体32の発熱温度は図6に示す斜線領域d内の温
度t2に定められ、プラテンローラ42による圧力は図
6に示す斜線領域d内の破壊圧力p2に定められる。さ
らにまた、発熱体33の発熱温度は図6に示す斜線領域
e内の温度t3に定められ、プラテンローラ43による
圧力は図6に示す斜線領域e内の破壊圧力p3に定めら
れる。
の温度/破壊圧力特性に基づいて、カラープリンタ10
の発熱体31、32、33の発熱温度と、プラテンロー
ラ41、42、43による圧力とが定められる。すなわ
ち発熱体31の発熱温度は図6に示す斜線領域c内の温
度t1に定められ、プラテンローラ41による圧力は図
6に示す斜線領域c内の破壊圧力p1に定められる。ま
た発熱体32の発熱温度は図6に示す斜線領域d内の温
度t2に定められ、プラテンローラ42による圧力は図
6に示す斜線領域d内の破壊圧力p2に定められる。さ
らにまた、発熱体33の発熱温度は図6に示す斜線領域
e内の温度t3に定められ、プラテンローラ43による
圧力は図6に示す斜線領域e内の破壊圧力p3に定めら
れる。
【0044】プリンタ10において、シート20が発熱
体31により温度t1で加熱されるとともに、プラテン
ローラ41により破壊圧力p1で加圧される場合、温度
t1での加熱によりシアン色の色材24bのみが溶融さ
れる。この色材24bの溶融によりマイクロカプセル2
4のカプセル壁膜24aは破壊可能な状態になる。この
状態で破壊圧力p1で加圧されるため、マイクロカプセ
ル24のカプセル壁膜24aのみが破壊される。破壊さ
れたカプセル壁膜24aから色材24bのみが放出さ
れ、溶融しているシアン色の色材24bがシート20の
形成層106に浸透する。
体31により温度t1で加熱されるとともに、プラテン
ローラ41により破壊圧力p1で加圧される場合、温度
t1での加熱によりシアン色の色材24bのみが溶融さ
れる。この色材24bの溶融によりマイクロカプセル2
4のカプセル壁膜24aは破壊可能な状態になる。この
状態で破壊圧力p1で加圧されるため、マイクロカプセ
ル24のカプセル壁膜24aのみが破壊される。破壊さ
れたカプセル壁膜24aから色材24bのみが放出さ
れ、溶融しているシアン色の色材24bがシート20の
形成層106に浸透する。
【0045】シート20が発熱体32により温度t2で
加熱されるとともに、プラテンローラ42により破壊圧
力p2で加圧される場合、温度t2での加熱によりマイ
クロカプセル24、25の色材24b、25bがともに
溶融される。この状態で、破壊圧力p2での加圧される
ため、マイクロカプセル25のカプセル壁膜25aのみ
が破壊される。破壊されたカプセル壁膜25aから色材
25bのみが放出され、溶融しているマゼンタ色の色材
25bがシート20の形成層106に浸透する。またシ
ート20が発熱体33により温度t3で加熱されるとと
もに、プラテンローラ43により破壊圧力p3で加圧さ
れることにより、同様に、マイクロカプセル26のカプ
セル壁膜26のみが破壊され、破壊されたカプセル壁膜
26aから色材26bのみが放出され、溶融しているイ
エロー色の色材26bがシート20の形成層106に浸
透する。
加熱されるとともに、プラテンローラ42により破壊圧
力p2で加圧される場合、温度t2での加熱によりマイ
クロカプセル24、25の色材24b、25bがともに
溶融される。この状態で、破壊圧力p2での加圧される
ため、マイクロカプセル25のカプセル壁膜25aのみ
が破壊される。破壊されたカプセル壁膜25aから色材
25bのみが放出され、溶融しているマゼンタ色の色材
25bがシート20の形成層106に浸透する。またシ
ート20が発熱体33により温度t3で加熱されるとと
もに、プラテンローラ43により破壊圧力p3で加圧さ
れることにより、同様に、マイクロカプセル26のカプ
セル壁膜26のみが破壊され、破壊されたカプセル壁膜
26aから色材26bのみが放出され、溶融しているイ
エロー色の色材26bがシート20の形成層106に浸
透する。
【0046】以上のように図1に示す発熱体31、3
2、33の発熱温度t1、t2、t3とプラテンローラ
41、42、43の圧力p1、p2、p3とが定められ
る。そしてシート20は裏面側から形成すべき画像の鏡
像に基づいて発熱体31、32、33により発熱温度t
1、t2、t3で選択的に加熱され、これに伴い、プラ
テンローラ41、42、43により破壊圧力p1、p
2、p3で加圧される。この加熱と加圧によって、マイ
クロカプセル24、25、26のカプセル壁膜24a、
25a、26aが選択的に破壊され、そこから溶融した
色材24b、25b、26bが放出される。この溶融し
た色材24b、25、26bがシート20の形成層10
6内に浸透し、浸透した色材24b、25b、26bに
よりシート20の形成層106の表面側に画像(正立
像)が形成される。
2、33の発熱温度t1、t2、t3とプラテンローラ
41、42、43の圧力p1、p2、p3とが定められ
る。そしてシート20は裏面側から形成すべき画像の鏡
像に基づいて発熱体31、32、33により発熱温度t
1、t2、t3で選択的に加熱され、これに伴い、プラ
テンローラ41、42、43により破壊圧力p1、p
2、p3で加圧される。この加熱と加圧によって、マイ
クロカプセル24、25、26のカプセル壁膜24a、
25a、26aが選択的に破壊され、そこから溶融した
色材24b、25b、26bが放出される。この溶融し
た色材24b、25、26bがシート20の形成層10
6内に浸透し、浸透した色材24b、25b、26bに
よりシート20の形成層106の表面側に画像(正立
像)が形成される。
【0047】以上の本実施形態では、温度と圧力とを制
御することにより、マイクロカプセル24、25、26
の色材24b、25b、26bが選択的に溶融され、カ
プセル壁膜24a、25a、26aが選択的に破壊され
る。この破壊されたカプセル壁膜24a、25a、26
aから色材24b、25b、26bが放出され、放出さ
れた色材24b、25b、26bがシート20の形成層
106に浸透して、形成層106の表面に画像が形成さ
れる。したがって温度と圧力とを制御することにより高
解像度のフルカラー画像がシート20に容易に記録可能
である。また常温で固相である色材24b、25b、2
6bがカプセル壁膜24a、25a、26aに封入され
ることによりマイクロカプセル24、25、26が構成
されるため、マイクロカプセル24、25、26は常温
で非常に強固であり、マイクロカプセル24、25、2
6の誤発色が防止される。さらにカプセル壁膜24a、
25a、26aは非常に高い融点を有するので、図5、
図6に示すように一定の圧力で破壊可能であり、カプセ
ル壁膜24a、25a、26aの破壊が安定して行なわ
れる。
御することにより、マイクロカプセル24、25、26
の色材24b、25b、26bが選択的に溶融され、カ
プセル壁膜24a、25a、26aが選択的に破壊され
る。この破壊されたカプセル壁膜24a、25a、26
aから色材24b、25b、26bが放出され、放出さ
れた色材24b、25b、26bがシート20の形成層
106に浸透して、形成層106の表面に画像が形成さ
れる。したがって温度と圧力とを制御することにより高
解像度のフルカラー画像がシート20に容易に記録可能
である。また常温で固相である色材24b、25b、2
6bがカプセル壁膜24a、25a、26aに封入され
ることによりマイクロカプセル24、25、26が構成
されるため、マイクロカプセル24、25、26は常温
で非常に強固であり、マイクロカプセル24、25、2
6の誤発色が防止される。さらにカプセル壁膜24a、
25a、26aは非常に高い融点を有するので、図5、
図6に示すように一定の圧力で破壊可能であり、カプセ
ル壁膜24a、25a、26aの破壊が安定して行なわ
れる。
【0048】またシート20は、プリンタ10により裏
面側から画像を形成される。このため、シート20の形
成層106の表面側に設けられる表面被覆層23は、画
像形成時のカプセル層22を加熱する熱効率に影響を及
ぼさないので、加熱によりしわまたは縮みを生じないよ
うに充分に厚膜化することができる。また形成層106
によりシート20の裏面からの熱伝導が妨げられ、熱に
よる表面被覆層23のしわ、縮み等の劣化が抑えられ
る。この厚膜化と劣化の抑制とにより、形成層106に
形成される画像が深層発色として観察可能になり、その
画像を写真のように鮮明に見ることができる。一方形成
層106の裏面側に設けられる保護層21にしわまたは
縮みが発生しても、形成層106に形成される画像は不
鮮明にならないので、保護層21は画像形成時のカプセ
ル層を加熱する熱効率を向上させるために薄膜化でき
る。したがって画像形成時の消費エネルギーが抑えられ
る。また画像形成時に、発熱体31、32、33とシー
ト20の間に埃等のゴミが入り込むと、シート20の保
護層21にゴミによるボイド(白抜け)が発生するが、
保護層21が充分に薄ければ、その影響を軽減すること
ができる。また保護層21に反射機能を施せば、理想的
には形成層106で全反射されるべき光のうち僅かな透
過光が保護層21で反射されて、シート20の表面側に
反射光として出射されるため、形成層106に形成され
た画像がさらに色鮮やかになる。
面側から画像を形成される。このため、シート20の形
成層106の表面側に設けられる表面被覆層23は、画
像形成時のカプセル層22を加熱する熱効率に影響を及
ぼさないので、加熱によりしわまたは縮みを生じないよ
うに充分に厚膜化することができる。また形成層106
によりシート20の裏面からの熱伝導が妨げられ、熱に
よる表面被覆層23のしわ、縮み等の劣化が抑えられ
る。この厚膜化と劣化の抑制とにより、形成層106に
形成される画像が深層発色として観察可能になり、その
画像を写真のように鮮明に見ることができる。一方形成
層106の裏面側に設けられる保護層21にしわまたは
縮みが発生しても、形成層106に形成される画像は不
鮮明にならないので、保護層21は画像形成時のカプセ
ル層を加熱する熱効率を向上させるために薄膜化でき
る。したがって画像形成時の消費エネルギーが抑えられ
る。また画像形成時に、発熱体31、32、33とシー
ト20の間に埃等のゴミが入り込むと、シート20の保
護層21にゴミによるボイド(白抜け)が発生するが、
保護層21が充分に薄ければ、その影響を軽減すること
ができる。また保護層21に反射機能を施せば、理想的
には形成層106で全反射されるべき光のうち僅かな透
過光が保護層21で反射されて、シート20の表面側に
反射光として出射されるため、形成層106に形成され
た画像がさらに色鮮やかになる。
【0049】さらにシート20では、カプセル層22は
白色の形成層106により覆い隠されている。このた
め、カプセル層22に設けられるマイクロカプセル2
4、25、26のカプセル壁膜24a、25a、26a
および色材24b、25b、26bの色は形成層106
に形成される画像に白濁等の悪影響を及ぼさず、画像の
色相が鮮やかになる。
白色の形成層106により覆い隠されている。このた
め、カプセル層22に設けられるマイクロカプセル2
4、25、26のカプセル壁膜24a、25a、26a
および色材24b、25b、26bの色は形成層106
に形成される画像に白濁等の悪影響を及ぼさず、画像の
色相が鮮やかになる。
【0050】図7から図8を参照してシート20の第1
の変形例であるシート20’について説明する。シート
20’がシート20と異なる点は、カプセル層22’に
設けられるマイクロカプセル24’、25’、26’お
よび形成層106’の構成であり、その他の点は同様で
ある。以下異なる点についてのみ説明する。
の変形例であるシート20’について説明する。シート
20’がシート20と異なる点は、カプセル層22’に
設けられるマイクロカプセル24’、25’、26’お
よび形成層106’の構成であり、その他の点は同様で
ある。以下異なる点についてのみ説明する。
【0051】カプセル層22’に設けられるマイクロカ
プセル24’、25’、26’は、透明なカプセル壁膜
24a’、25a’、26a’に封入された透明な色材
24b’、25b’、26b’により構成される。カプ
セル壁膜24a’、25a’、26a’はシート20の
カプセル壁膜24a、25a、26aと同一の材料によ
り同一膜厚d4、d5、d6で構成される。色材24
b’、25b’、26b’は、ロイコ染料(クリスタル
バイオレットラクトン(CVL)、ベンゾイルロイコメ
チレンブルー(BLMB))等の色料の前駆体にシート
20の色材24b、25b、26bのビヒクルと同一の
ビヒクルを配合したものである。この前駆体は酸化剤等
の所定の反応物質(顕色剤)と化学反応を生じることに
より発色する。そこで各色材24b’、25b’、26
b’に対応する顕色剤が、炭酸カルシウムにより構成さ
れる形成層106’に配合される。このように色材24
b’、25b’、26b’にロイコ染料等の色料の前駆
体が配合される場合は、形成層106’は多孔質であっ
ても、非多孔質であってもよい。
プセル24’、25’、26’は、透明なカプセル壁膜
24a’、25a’、26a’に封入された透明な色材
24b’、25b’、26b’により構成される。カプ
セル壁膜24a’、25a’、26a’はシート20の
カプセル壁膜24a、25a、26aと同一の材料によ
り同一膜厚d4、d5、d6で構成される。色材24
b’、25b’、26b’は、ロイコ染料(クリスタル
バイオレットラクトン(CVL)、ベンゾイルロイコメ
チレンブルー(BLMB))等の色料の前駆体にシート
20の色材24b、25b、26bのビヒクルと同一の
ビヒクルを配合したものである。この前駆体は酸化剤等
の所定の反応物質(顕色剤)と化学反応を生じることに
より発色する。そこで各色材24b’、25b’、26
b’に対応する顕色剤が、炭酸カルシウムにより構成さ
れる形成層106’に配合される。このように色材24
b’、25b’、26b’にロイコ染料等の色料の前駆
体が配合される場合は、形成層106’は多孔質であっ
ても、非多孔質であってもよい。
【0052】マイクロカプセル24’、25’、26’
は図6に示す温度/破壊圧力特性を有する。画像形成の
際、プリンタ10において、シート20’のマイクロカ
プセル24’、25’、26’が温度t1、t2、t3
で加熱されるとともに、破壊圧力p1、p2、p3で加
圧されることにより、カプセル壁膜24a’、25
a’、26a’が破壊され、そこから溶融した色材24
b’、25b’、26b’が放出される。この放出され
た色材24b’、25b’、26b’は形成層106’
内に浸透して、そこに配合されている顕色剤と反応して
発色する。この発色により形成層106’の表面に画像
が形成される。
は図6に示す温度/破壊圧力特性を有する。画像形成の
際、プリンタ10において、シート20’のマイクロカ
プセル24’、25’、26’が温度t1、t2、t3
で加熱されるとともに、破壊圧力p1、p2、p3で加
圧されることにより、カプセル壁膜24a’、25
a’、26a’が破壊され、そこから溶融した色材24
b’、25b’、26b’が放出される。この放出され
た色材24b’、25b’、26b’は形成層106’
内に浸透して、そこに配合されている顕色剤と反応して
発色する。この発色により形成層106’の表面に画像
が形成される。
【0053】以上のシート20の第1の変形例であるシ
ート20’においても同様に、温度と圧力とを制御する
ことにより、マイクロカプセル24’、25’、26’
の色材24b’、25b’、26b’が選択的に溶融さ
れ、カプセル壁膜24a’、25a’、26a’が選択
的に破壊される。この破壊されたカプセル壁膜24
a’、25a’、26a’から色材24b’、25
b’、26b’が放出され、シート20’の形成層10
6’に浸透して、形成層106’に含まれる顕色剤との
反応により発色する。このようにシート20’の形成層
106にはフルカラー画像が温度と圧力制御することに
より容易に記録可能である。
ート20’においても同様に、温度と圧力とを制御する
ことにより、マイクロカプセル24’、25’、26’
の色材24b’、25b’、26b’が選択的に溶融さ
れ、カプセル壁膜24a’、25a’、26a’が選択
的に破壊される。この破壊されたカプセル壁膜24
a’、25a’、26a’から色材24b’、25
b’、26b’が放出され、シート20’の形成層10
6’に浸透して、形成層106’に含まれる顕色剤との
反応により発色する。このようにシート20’の形成層
106にはフルカラー画像が温度と圧力制御することに
より容易に記録可能である。
【0054】またシート20’は、プリンタ10により
裏面側から画像を形成される。このため、シート20の
形成層106’の表面側に設けられる表面被覆層23
は、厚膜化可能であり、形成層106の裏面側に設けら
れる保護層21は薄膜化可能である。これにより、画像
形成時の消費エネルギーが抑えられ、深層発色を行なう
ことができ、画像が写真のように鮮明に見える。また画
像形成時に、発熱体31、32、33とシート20’の
間に埃等のゴミが入り込むことによりボイド(白抜け)
が発生するが、保護層21が充分に薄ければ、その影響
を軽減することができる。また保護層21が反射機能を
有するように構成すれば、理想的には形成層106で全
反射されるべき光のうち僅かな透過光が保護層21で反
射されて、表面に反射光として出射され、形成層106
に形成された画像がさらに色鮮やかになる。
裏面側から画像を形成される。このため、シート20の
形成層106’の表面側に設けられる表面被覆層23
は、厚膜化可能であり、形成層106の裏面側に設けら
れる保護層21は薄膜化可能である。これにより、画像
形成時の消費エネルギーが抑えられ、深層発色を行なう
ことができ、画像が写真のように鮮明に見える。また画
像形成時に、発熱体31、32、33とシート20’の
間に埃等のゴミが入り込むことによりボイド(白抜け)
が発生するが、保護層21が充分に薄ければ、その影響
を軽減することができる。また保護層21が反射機能を
有するように構成すれば、理想的には形成層106で全
反射されるべき光のうち僅かな透過光が保護層21で反
射されて、表面に反射光として出射され、形成層106
に形成された画像がさらに色鮮やかになる。
【0055】図9から図11を参照してシート20に設
けられるマイクロカプセル24、25、26の変形例に
ついて説明する。
けられるマイクロカプセル24、25、26の変形例に
ついて説明する。
【0056】マイクロカプセル124、125、126
のカプセル壁膜124a、125a、126aは白色ま
たは透明であり、マイクロカプセル24、25、26と
同一膜厚d4、d5、d6で形状記憶樹脂により構成さ
れる。この形状記憶樹脂は、例えばポリノルボルネン、
トランス−1、4−ポリイソプレン、ポリウレタン等か
ら成り、一般に図10に示す温度と弾性係数の特性を有
する。この形状記憶樹脂固有の温度であるガラス転移温
度Tg以上の領域bでは、分子鎖のミクロブラウン運動
が活発となり、弾性係数が低くなる。一方ガラス転移温
度Tg以下の領域aでは、ミクロブラウン運動が凍結
し、弾性係数は高くなる。すなわち形状記憶樹脂は、ガ
ラス転移温度Tg以上に加熱されることにより破壊され
やすくなり、ガラス転移温度Tg以下に冷却されること
により凝固して破壊されにくくなる。
のカプセル壁膜124a、125a、126aは白色ま
たは透明であり、マイクロカプセル24、25、26と
同一膜厚d4、d5、d6で形状記憶樹脂により構成さ
れる。この形状記憶樹脂は、例えばポリノルボルネン、
トランス−1、4−ポリイソプレン、ポリウレタン等か
ら成り、一般に図10に示す温度と弾性係数の特性を有
する。この形状記憶樹脂固有の温度であるガラス転移温
度Tg以上の領域bでは、分子鎖のミクロブラウン運動
が活発となり、弾性係数が低くなる。一方ガラス転移温
度Tg以下の領域aでは、ミクロブラウン運動が凍結
し、弾性係数は高くなる。すなわち形状記憶樹脂は、ガ
ラス転移温度Tg以上に加熱されることにより破壊され
やすくなり、ガラス転移温度Tg以下に冷却されること
により凝固して破壊されにくくなる。
【0057】この温度と弾性係数の特性を利用して、カ
プセル壁膜124a、125a、126aは選択的に破
壊される。
プセル壁膜124a、125a、126aは選択的に破
壊される。
【0058】カプセル壁膜124a、125a、126
aは、各々異なるガラス転移温度T1、T2、T3(例
えば70℃、110℃、130℃)を有する形状記憶樹
脂により形成される。すなわち各カプセル壁膜124
a、125a、126aは、各々が有するガラス転移温
度以上に加熱されたときのみ、破壊され易くなる。
aは、各々異なるガラス転移温度T1、T2、T3(例
えば70℃、110℃、130℃)を有する形状記憶樹
脂により形成される。すなわち各カプセル壁膜124
a、125a、126aは、各々が有するガラス転移温
度以上に加熱されたときのみ、破壊され易くなる。
【0059】またカプセル壁膜124a、125a、1
26aは、その厚さd4、d5、d6に応じた圧力によ
り破壊される。ただしカプセル壁膜124aの厚さd4
はこの破壊に要する力(破壊圧力)とガラス転移温度を
制御することにより、マイクロカプセル124、12
5、126が選択的に破壊される。すなわちカプセル壁
膜124a、125a、126aに加熱される温度がT
1以上T2以下であり、かつカプセル壁膜124a、1
25a、126aに加圧される破壊圧力がP1以上PUL
以下であるとき(領域f)、カプセル壁膜124aのみ
が破壊される。同様に、温度がT2以上T3以下であ
り、かつ破壊圧力がP2以上P1以下であるとき(領域
g)、カプセル壁膜125aのみが破壊され、温度がT
3以上TUL以下であり、かつ破壊圧力がP3以上P2以
下であるとき(領域h)、カプセル壁膜126aのみが
破壊される。
26aは、その厚さd4、d5、d6に応じた圧力によ
り破壊される。ただしカプセル壁膜124aの厚さd4
はこの破壊に要する力(破壊圧力)とガラス転移温度を
制御することにより、マイクロカプセル124、12
5、126が選択的に破壊される。すなわちカプセル壁
膜124a、125a、126aに加熱される温度がT
1以上T2以下であり、かつカプセル壁膜124a、1
25a、126aに加圧される破壊圧力がP1以上PUL
以下であるとき(領域f)、カプセル壁膜124aのみ
が破壊される。同様に、温度がT2以上T3以下であ
り、かつ破壊圧力がP2以上P1以下であるとき(領域
g)、カプセル壁膜125aのみが破壊され、温度がT
3以上TUL以下であり、かつ破壊圧力がP3以上P2以
下であるとき(領域h)、カプセル壁膜126aのみが
破壊される。
【0060】マイクロカプセル124、125、126
の色材124b、125b、126bはシアン、マゼン
タ、イエロー色を有するワックス系の固体溶融インク等
であり、温度T1以上では溶融される。これによりカプ
セル壁膜124a、125a、126aが破壊される
と、そこから色材124b、125b、126bは放出
される。
の色材124b、125b、126bはシアン、マゼン
タ、イエロー色を有するワックス系の固体溶融インク等
であり、温度T1以上では溶融される。これによりカプ
セル壁膜124a、125a、126aが破壊される
と、そこから色材124b、125b、126bは放出
される。
【0061】上述のマイクロカプセル124、125、
126の設けられるシート20に画像を形成する際、プ
リンタ10では、発熱体31の発熱温度t1は、図11
に示す領域f内の温度に定められ、プラテンローラ41
による破壊圧力p1は図11に示す領域f内の圧力に定
められる。また発熱体32の発熱温度t2は図11に示
す領域g内の温度に定められ、プラテンローラ42によ
る破壊圧力p2は図11に示す領域g内の圧力に定めら
れる。さらに発熱体33の発熱温度t3は図11に示す
領域h内の温度に定められ、プラテンローラ43による
破壊圧力p3は図11に示す領域h内の圧力に定められ
る。
126の設けられるシート20に画像を形成する際、プ
リンタ10では、発熱体31の発熱温度t1は、図11
に示す領域f内の温度に定められ、プラテンローラ41
による破壊圧力p1は図11に示す領域f内の圧力に定
められる。また発熱体32の発熱温度t2は図11に示
す領域g内の温度に定められ、プラテンローラ42によ
る破壊圧力p2は図11に示す領域g内の圧力に定めら
れる。さらに発熱体33の発熱温度t3は図11に示す
領域h内の温度に定められ、プラテンローラ43による
破壊圧力p3は図11に示す領域h内の圧力に定められ
る。
【0062】以上のようなマイクロカプセル124、1
25、126の設けられるシート20においても、同様
に、温度と圧力とを制御することにより、マイクロカプ
セル124、125、126のカプセル壁膜124a、
125a、126aが選択的に破壊される。この破壊さ
れたカプセル壁膜124a、125a、126aから溶
融した色材124b、125b、126bが放出され
る。この放出された色材124b、125b、126b
はシート20の形成層106に浸透して、これによりシ
ート20の形成層106にはフルカラー画像が温度と圧
力制御することにより容易に記録される。
25、126の設けられるシート20においても、同様
に、温度と圧力とを制御することにより、マイクロカプ
セル124、125、126のカプセル壁膜124a、
125a、126aが選択的に破壊される。この破壊さ
れたカプセル壁膜124a、125a、126aから溶
融した色材124b、125b、126bが放出され
る。この放出された色材124b、125b、126b
はシート20の形成層106に浸透して、これによりシ
ート20の形成層106にはフルカラー画像が温度と圧
力制御することにより容易に記録される。
【0063】またシート20は、プリンタ10により裏
面側から画像を形成される。このため、シート20の表
面被覆層23は、厚膜化可能であり、形成層106の保
護層21は薄膜化可能である。これにより、画像形成時
の消費エネルギーを抑えるとともに、深層発色を行なう
ことができ、画像が写真のように鮮明に見える。また画
像形成時に、シート20の保護層21が充分に薄けれ
ば、ボイド(白抜け)の影響が軽減され、保護層21が
反射機能を有する構成にすることによって形成層106
に形成される画像がさらに色鮮かに見える。
面側から画像を形成される。このため、シート20の表
面被覆層23は、厚膜化可能であり、形成層106の保
護層21は薄膜化可能である。これにより、画像形成時
の消費エネルギーを抑えるとともに、深層発色を行なう
ことができ、画像が写真のように鮮明に見える。また画
像形成時に、シート20の保護層21が充分に薄けれ
ば、ボイド(白抜け)の影響が軽減され、保護層21が
反射機能を有する構成にすることによって形成層106
に形成される画像がさらに色鮮かに見える。
【0064】なおマイクロカプセル124、125、1
26をシート20’に適用することも可能である。この
場合、色材124b、125b、126bはシアン、マ
ゼンタ、イエロー色を発色可能な液相のロイコ系染料
(クリスタルバイオレットラクトン(CVL)、ベンゾ
イルロイコメチレンブルー(BLMB))等であり、シ
ート20’の形成層106’に配合されている顕色剤と
反応して発色し、この発色した色材124b、125
b、126bにより形成層106’の表面側に画像(正
立像)が形成される。
26をシート20’に適用することも可能である。この
場合、色材124b、125b、126bはシアン、マ
ゼンタ、イエロー色を発色可能な液相のロイコ系染料
(クリスタルバイオレットラクトン(CVL)、ベンゾ
イルロイコメチレンブルー(BLMB))等であり、シ
ート20’の形成層106’に配合されている顕色剤と
反応して発色し、この発色した色材124b、125
b、126bにより形成層106’の表面側に画像(正
立像)が形成される。
【0065】また本実施形態であるシート20の構成
は、従来公知のカプセルを使用した記録プロセスにも適
用でき、さらに感熱記録用の画像形成シートにも適用さ
れる。この場合、シート20のカプセル層22の代わり
に、ワックス系の固体溶融インクから成る感熱層が設け
られ、この層はシート20の裏面側から発熱体により所
定の温度で選択的に加熱される。これにより感熱層の固
体溶融インクが局所的に溶融し、溶融したインクが形成
層106に浸透する。このような感熱記録用の画像形成
シートでは、深層発色を行なっても、画像形成シートの
表面にしわまたは縮みが発生することはなく、画像が鮮
明に見える。さらに本実施形態のシート20に設けられ
る形成層106から表面側の層23、103のみにより
従来の熱転写プリンタまたはインクジェットプリンタ用
の画像形成シートを構成することも可能である。この場
合、インクリボンまたはインクジェットプリンタのノズ
ルに形成層106が対向するように画像形成シートが設
置され、形成すべき画像の鏡像に基づいて、ノズルから
のインク噴射あるいはサーマルヘッドの加熱により画像
が形成される。これにより画像形成シートの裏面(形成
層106)にインクが付着し、付着したインクが形成層
106内に浸透して、形成層106の表面側に画像(正
立像が形成される。このような熱転写プリンタまたはイ
ンクジェットプリンタ用の画像形成シートによれば、従
来シート表面に画像を形成しなければならなかった熱転
写プリンタ、昇華形プリンタまたはインクジェットプリ
ンタにおいても、深層発色が可能になる。また本実施形
態であるシート20を当然シリアルプリンタに適用する
ことも可能である。この場合、シート20では、従来の
画像形成シートに比べ、シリアルプリンタの改行時に形
成される境界線が目立ちにくくなる。
は、従来公知のカプセルを使用した記録プロセスにも適
用でき、さらに感熱記録用の画像形成シートにも適用さ
れる。この場合、シート20のカプセル層22の代わり
に、ワックス系の固体溶融インクから成る感熱層が設け
られ、この層はシート20の裏面側から発熱体により所
定の温度で選択的に加熱される。これにより感熱層の固
体溶融インクが局所的に溶融し、溶融したインクが形成
層106に浸透する。このような感熱記録用の画像形成
シートでは、深層発色を行なっても、画像形成シートの
表面にしわまたは縮みが発生することはなく、画像が鮮
明に見える。さらに本実施形態のシート20に設けられ
る形成層106から表面側の層23、103のみにより
従来の熱転写プリンタまたはインクジェットプリンタ用
の画像形成シートを構成することも可能である。この場
合、インクリボンまたはインクジェットプリンタのノズ
ルに形成層106が対向するように画像形成シートが設
置され、形成すべき画像の鏡像に基づいて、ノズルから
のインク噴射あるいはサーマルヘッドの加熱により画像
が形成される。これにより画像形成シートの裏面(形成
層106)にインクが付着し、付着したインクが形成層
106内に浸透して、形成層106の表面側に画像(正
立像が形成される。このような熱転写プリンタまたはイ
ンクジェットプリンタ用の画像形成シートによれば、従
来シート表面に画像を形成しなければならなかった熱転
写プリンタ、昇華形プリンタまたはインクジェットプリ
ンタにおいても、深層発色が可能になる。また本実施形
態であるシート20を当然シリアルプリンタに適用する
ことも可能である。この場合、シート20では、従来の
画像形成シートに比べ、シリアルプリンタの改行時に形
成される境界線が目立ちにくくなる。
【0066】図12を参照してシート20の第2の変形
例であるシート220について説明する。シート220
の保護層221は白色の樹脂により構成される。または
保護層221の表面または裏面には、アルミニウム等の
銀色の金属が蒸着される。このように保護層221を構
成することによりシート220の表面からの入射光は保
護層221により略全反射され、シート220を透過す
る光が減少する。したがってシート220の表面からの
入射光の損失が減り、マイクロカプセル24、25、2
6のカプセル壁膜24a、25a、26aの色を白色に
限定することによって、形成層106に形成された画像
がより鮮明に見えるようになる。特に形成層106で発
色している部位は、染料の分光特性により、反射率が低
下(透過率が大きくなる)しているので、その透過光を
反射することにより鮮やかな画像が得られる。以上のよ
うな機能の他に、シート220の保護層221はシート
20の保護層21と同様の機能も有する。また保護層2
21以外のシート220の構成はシート20と同様であ
るので、説明を省略する。なお保護層221の構成とし
ては金属を蒸着するものの方が望ましい。なぜならば、
金属を蒸着する場合、シート220の表面または裏面に
静電気が帯電するのが防止され、さらに保護層221の
膜厚を薄くしても、入射光の反射率を大きくすることが
できるからである。
例であるシート220について説明する。シート220
の保護層221は白色の樹脂により構成される。または
保護層221の表面または裏面には、アルミニウム等の
銀色の金属が蒸着される。このように保護層221を構
成することによりシート220の表面からの入射光は保
護層221により略全反射され、シート220を透過す
る光が減少する。したがってシート220の表面からの
入射光の損失が減り、マイクロカプセル24、25、2
6のカプセル壁膜24a、25a、26aの色を白色に
限定することによって、形成層106に形成された画像
がより鮮明に見えるようになる。特に形成層106で発
色している部位は、染料の分光特性により、反射率が低
下(透過率が大きくなる)しているので、その透過光を
反射することにより鮮やかな画像が得られる。以上のよ
うな機能の他に、シート220の保護層221はシート
20の保護層21と同様の機能も有する。また保護層2
21以外のシート220の構成はシート20と同様であ
るので、説明を省略する。なお保護層221の構成とし
ては金属を蒸着するものの方が望ましい。なぜならば、
金属を蒸着する場合、シート220の表面または裏面に
静電気が帯電するのが防止され、さらに保護層221の
膜厚を薄くしても、入射光の反射率を大きくすることが
できるからである。
【0067】またシート220の保護層221の構成は
第1の変形例であるシート20’にも適用可能である。
この場合、マイクロカプセル24’、25’、26’は
透明であるので、保護層221を上述の構成にするだけ
でよい。
第1の変形例であるシート20’にも適用可能である。
この場合、マイクロカプセル24’、25’、26’は
透明であるので、保護層221を上述の構成にするだけ
でよい。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高解像度
プリンタに用いられる画像形成シートに、感圧感熱記録
すなわち加圧と加熱を制御することにより選択的に発色
可能なマイクロカプセルが設けられ、鮮明なフルカラー
画像が形成される。
プリンタに用いられる画像形成シートに、感圧感熱記録
すなわち加圧と加熱を制御することにより選択的に発色
可能なマイクロカプセルが設けられ、鮮明なフルカラー
画像が形成される。
【図1】本発明の一実施形態である画像形成シートに画
像を形成する高解像度カラープリンタの側断面図であ
る。
像を形成する高解像度カラープリンタの側断面図であ
る。
【図2】サーマルヘッドをプラテンローラ側から見た図
である。
である。
【図3】シートの縦断面図のである。
【図4】マイクロカプセルの断面図である。
【図5】色材とカプセル壁膜の温度と弾性係数の特性を
示す図である。
示す図である。
【図6】マイクロカプセルの温度と破壊圧力の特性を示
す図である。
す図である。
【図7】第1の変形例であるシートの縦断面図である。
【図8】第1の変形例であるシートに設けられるマイク
ロカプセルを示す図である。
ロカプセルを示す図である。
【図9】マイクロカプセルの変形例を示す図である。
【図10】形状記憶樹脂の温度と弾性係数の特性を示す
図である。
図である。
【図11】マイクロカプセルの変形例の温度と破壊圧力
の特性を示す図である。
の特性を示す図である。
【図12】第2の変形例であるシートの縦断面図であ
る。
る。
22 カプセル層(色材層) 23 表面被覆層 106 形成層 24a、25a、26a カプセル壁膜 24b、25b、26b 色材 24、25、26 マイクロカプセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C065 AA01 AB01 AF01 DC03 DC04 DC21 DC24 DC25 DC28 DC29 2H026 AA07 BB01 BB22 FF03 FF05 FF11 FF17 2H085 AA07 AA13 AA20 BB01 BB22 FE02 FE03 FE05 2H111 HA09 HA18 HA21 HA35
Claims (19)
- 【請求項1】 画像が形成される形成層を備え、前記形
成層の裏面側から色材が前記形成層内に浸透することに
より、前記形成層の表面側に画像が形成されることを特
徴とする画像形成シート。 - 【請求項2】 前記形成層の裏面側には、前記色材によ
り構成される色材層が設けられることを特徴とする請求
項1に記載の画像形成シート。 - 【請求項3】 前記色材が殻体であるカプセル壁膜に封
入され、前記色材層が前記色材により構成されるマイク
ロカプセルの層であり、前記マイクロカプセルを所定の
温度以上で加熱するとともに所定の圧力以上で加圧する
ことによって前記マイクロカプセルから前記色材が放出
され、放出された色材が前記形成層の裏面側から前記形
成層内に浸透することを特徴とする請求項2に記載の画
像形成シート。 - 【請求項4】 前記形成層の表面側には、前記形成層の
表面側を被覆する表面被覆層が設けられることを特徴と
する請求項1に記載の画像形成シート。 - 【請求項5】 前記表面被覆層が透明な樹脂材料である
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成シート。 - 【請求項6】 前記マイクロカプセルの前記色材が染料
前駆体であり、前記形成層が前記染料前駆体と化学反応
を生じる反応物質を含む炭酸カルシウムにより構成され
ることを特徴とする請求項4に記載の画像形成シート。 - 【請求項7】 前記形成層が微細な多孔を有することを
特徴とする請求項1に記載の画像形成シート。 - 【請求項8】 前記形成層が炭酸カルシウム、二酸化チ
タン、シリカの微粉体または白土により構成されること
を特徴とする請求項1に記載の画像形成シート。 - 【請求項9】 前記色材を保護するための保護層が設け
られ、前記色材層が前記形成層と前記保護層との間に配
置されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成シ
ート。 - 【請求項10】 前記保護層と前記色材層との間に、ま
たは前記保護層の裏面側に、前記色材の変色または退色
を防止するための変色退色防止処理が施されることを特
徴とする請求項9に記載の画像形成シート。 - 【請求項11】 前記保護層が前記形成層および前記色
材層を透過した光を前記形成層の表面側に反射可能であ
ることを特徴とする請求項9に記載の画像形成シート。 - 【請求項12】 前記保護層の裏面側に、静電気が帯電
するのを防止するための静電防止処理が施されることを
特徴とする請求項9に記載の画像形成シート。 - 【請求項13】 前記保護層の裏面側に、前記保護層の
熱融着を防止するためのスティッキング処理が施される
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成シート。 - 【請求項14】 前記形成層の表面側には、前記形成層
の表面側を被覆する表面被覆層が設けられ、前記マイク
ロカプセルが前記マイクロカプセルの層の裏面側から所
定の温度以上で加熱されることを特徴とする請求項3に
記載の画像形成シート。 - 【請求項15】 前記形成層と前記表面被覆層との間
に、または前記表面被覆層の表面側に、前記画像を形成
する色材の変色または退色を防止する変色退色防止処理
が施されることを特徴とする請求項14に記載の画像形
成シート。 - 【請求項16】 殻体であるカプセル壁膜に封入された
色材により構成されるマイクロカプセルの層と、 前記マイクロカプセルの層の表面側に接して設けられ、
前記色材の浸透可能な浸透層とを備え、 前記マイクロカプセルを前記マイクロカプセルの層の裏
面側から所定の温度以上で加熱するとともに、所定の圧
力以上で加圧することによって、前記マイクロカプセル
から前記色材が放出され、その放出された色材が前記浸
透層に浸透することにより前記浸透層が着色され、前記
浸透層の表面側に画像が形成されることを特徴とする感
圧感熱記録用シート。 - 【請求項17】 前記浸透層が前記マイクロカプセルの
層を隠すことを特徴とする請求項16に記載の感圧感熱
記録用シート。 - 【請求項18】 前記浸透層の表面側を被覆する表面被
覆層が設けられることを特徴とする請求項16に記載の
感圧感熱記録用シート。 - 【請求項19】 殻体であるカプセル壁膜に封入された
色材により構成され、所定の温度以上で加熱されるとと
もに所定の圧力以上で加圧されることにより前記マイク
ロカプセルから前記色材を放出するマイクロカプセルの
層と、前記マイクロカプセルの層の表面側に接して設け
られ、放出された前記色材が浸透することにより画像が
形成される形成層と、前記形成層の表面側に設けられ、
前記形成層を被覆するための表面被覆層とを有する画像
形成シートに画像を形成する感圧感熱記録用画像形成装
置であって、 画像の鏡像に基づいて、前記マイクロカプセルを前記マ
イクロカプセルの層の裏面側から前記所定の温度以上で
加熱するとともに、前記所定の圧力以上で加圧すること
によって、前記マイクロカプセルから前記色材を放出し
て、この放出された色材を前記形成層に浸透させ、前記
形成層の表面側に前記画像が正立像として形成されるこ
とを特徴とする感圧感熱記録用画像形成装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4504699A JP2000238429A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 画像形成シート、感圧感熱記録用シートおよび感圧感熱記録用画像形成装置 |
| US09/510,681 US6448200B1 (en) | 1999-02-23 | 2000-02-22 | Image-forming medium coated with microcapsule layer associated with image-formation layer |
| DE2000108285 DE10008285A1 (de) | 1999-02-23 | 2000-02-23 | Bildträger mit Mikrokapselschicht |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4504699A JP2000238429A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 画像形成シート、感圧感熱記録用シートおよび感圧感熱記録用画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000238429A true JP2000238429A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12708438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4504699A Pending JP2000238429A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 画像形成シート、感圧感熱記録用シートおよび感圧感熱記録用画像形成装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6448200B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000238429A (ja) |
| DE (1) | DE10008285A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8932706B2 (en) | 2005-10-27 | 2015-01-13 | Multi-Color Corporation | Laminate with a heat-activatable expandable layer |
| US20070092681A1 (en) * | 2005-10-20 | 2007-04-26 | Shuy Geoffrey W | Generating optical contrast using thin layers |
| US20070098928A1 (en) * | 2005-10-27 | 2007-05-03 | Radha Sen | Calcium carbonate marking fluid receptors |
| DE102006016307B4 (de) * | 2006-04-06 | 2011-07-28 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V., 80686 | Thermisch stabile Matrixmikropartikel und Mikrokapseln für die Kunststoffadditivierung und Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4440846A (en) | 1981-11-12 | 1984-04-03 | Mead Corporation | Photocopy sheet employing encapsulated radiation sensitive composition and imaging process |
| US4399209A (en) | 1981-11-12 | 1983-08-16 | The Mead Corporation | Transfer imaging system |
| GB2160671B (en) | 1984-05-02 | 1987-03-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | Heat-sensitive recording material |
| JPS61137787A (ja) | 1984-12-10 | 1986-06-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱転写記録シ−ト |
| JPS6211684A (ja) * | 1985-07-09 | 1987-01-20 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 多色画像記録方法 |
| JPS6319294A (ja) | 1986-07-11 | 1988-01-27 | Canon Inc | 画像形成方法及び記録媒体 |
| GB2193687B (en) | 1986-07-11 | 1991-02-13 | Canon Kk | Image forming method and transfer recording medium therefor |
| JPH0193392A (ja) * | 1987-10-06 | 1989-04-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感熱記録材料 |
| JPH03178475A (ja) | 1989-09-28 | 1991-08-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像形成方法 |
| JPH044960A (ja) | 1990-04-20 | 1992-01-09 | Kubota Corp | 筒体移載装置 |
| JPH07329338A (ja) | 1994-06-08 | 1995-12-19 | Kyocera Corp | サーマルプリンタおよびサーマルプリンタ駆動方法 |
| DE19848971A1 (de) * | 1997-10-24 | 1999-04-29 | Asahi Optical Co Ltd | Mikrokapseln für ein Bildsubstrat und Verfahren zu deren Herstellung |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP4504699A patent/JP2000238429A/ja active Pending
-
2000
- 2000-02-22 US US09/510,681 patent/US6448200B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-02-23 DE DE2000108285 patent/DE10008285A1/de not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE10008285A1 (de) | 2000-08-24 |
| US6448200B1 (en) | 2002-09-10 |
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