JPH11268468A - 塗布具 - Google Patents

塗布具

Info

Publication number
JPH11268468A
JPH11268468A JP10092754A JP9275498A JPH11268468A JP H11268468 A JPH11268468 A JP H11268468A JP 10092754 A JP10092754 A JP 10092754A JP 9275498 A JP9275498 A JP 9275498A JP H11268468 A JPH11268468 A JP H11268468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
slide stopper
plug
applicator
pressure receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10092754A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideto Kawai
秀人 河合
Masahiro Yasunaga
雅博 安永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakura Color Products Corp
Original Assignee
Sakura Color Products Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sakura Color Products Corp filed Critical Sakura Color Products Corp
Priority to JP10092754A priority Critical patent/JPH11268468A/ja
Publication of JPH11268468A publication Critical patent/JPH11268468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライド栓の形状を改良し、スライド栓の後
退を防止してインキのカスレやボタ落ちがない塗布具を
開発することを課題とする。 【解決手段】 塗布具1は、本体(インキ筒)2、尾栓
3、先栓5、ベローズ型弁6およびスライド栓7によっ
て構成される。スライド栓7の形状は、筒状の本体部2
0を持ち、先端側は、緩やかな円弧面を描いた突形状で
ある。スライド栓7先端の突形状部分は、受圧部21と
して機能する。本体部20の内部は、空洞となってい
る。スライド栓7の先端側の周面にはシール部22が設
けられている。スライド栓7の後端側の周面には振れ止
め部材23が形成されている。インキタンク11の内圧
が上昇した場合、受圧部21の突形形状が、平坦或いは
凹状に近い形状となり受圧部21の外周が広がり、受圧
部21と連続するシール部22が拡径する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、万年筆、ボールペ
ン、ラインマーカー等の塗布具に関するものであり、よ
り具体的には、流動性を保持した状態のインキが内蔵さ
れ、スライド栓を備えた塗布具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラインマーカー等の塗布具には、発色が
良好な水性インキや、アルコールを溶媒とする油性イン
キが使用されることが多い。また旧来のラインマーカー
等では、インキは、インキタンク内に配された中綿にし
み込ませた状態で塗布具に内蔵されていたが、近年では
より多量のインキを貯蔵するために、流動性を有する状
態のままでインキが直接的に内蔵されるフリーインキ形
式と称される構成が採用される場合が多い。
【0003】フリーインキ形式の塗布具には、大きく別
けて、消費したインキを空気と置換してゆく形式と、イ
ンキの消費に伴ってインキタンクの容積自体を縮小して
ゆく形式がある。この内、後者のインキタンクの容積自
体を縮小してゆく形式の塗布具は、インキのボタ落ちが
少ない点や、部品点数が少ない点、インキの貯蔵量が多
い点等で前者に比べて優れている。インキタンクの容積
自体を縮小してゆく形式の塗布具の代表例として、スラ
イド栓付き塗布具が挙げられる(特開昭64−5897
号 実開平3−106038号他)。
【0004】図7は、従来技術のスライド栓付き塗布具
の断面図である。図8は、従来技術の塗布具に使用され
ているスライド栓の斜視図である。図7に示した塗布具
100は、実開平3−106038号に開示されたもの
である。塗布具100は、図の様に、本体101、尾栓
102、ペン先チップ103およびスライド栓105に
よって構成されている。本体101は、インキ筒として
の機能を兼ね、内部にインキ106が充填されている。
そして本体(インキ筒)101の内部には、スライド栓
105が配されている。
【0005】スライド栓105は、インク106の後端
部と接し、さらに本体(インキ筒)101の内周とは液
密を保って接している。そしてスライド栓105は、液
密を保ったままの状態で本体101内を軸方向に移動可
能である。スライド栓付きの塗布具100では、前記し
た本体(インキ筒)101の、スライド栓105によっ
て閉塞された空間部分がインキタンク109として機能
する。
【0006】塗布具100を使用するべくペン先チップ
103を紙等に押し当てると、ペン先チップ103から
紙面にインキ106が塗布される。そして本体(インキ
筒)101からのインキ106の流出に伴って、スライ
ド栓105がペン先チップ103側に移動する。
【0007】ここで従来技術におけるスライド栓105
は、図8の様に中実であり、本体部分は柱状をしてい
る。そして本体部分の両端部の周面に、シール部10
7,108が設けられている。従来技術においては、ス
ライド栓105のインキとの接触面110は平坦であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】スライド栓付き塗布具
100を実際に製作するのに際して重要な点は、スライ
ド栓105を常にインキ106の後端部に接した状態で
移動させることであり、スライド栓105とインキ10
6の後端部の間に隙間ができることは厳に避けなければ
ならない。またインキタンク109内は、常にインキ1
06だけで満たされていなければならず、インキタンク
109内への気体の混入は許されない。
【0009】すなわちスライド栓付き塗布具100は、
インキタンク109の内部と先端部分の圧力差や、毛細
管現象によってインキ106を流出させる。そしてイン
キタンク109と外部との圧力差によってスライド栓1
05を前進させるものである。つまり筆記によるインキ
の消費は僅かづつではあるが、インキタンク109内の
インキ106は非圧縮性流体であるから、インキタンク
109の内外には相当の圧力差が発生し、スライド栓1
05が前進してインキタンク109内が負圧になること
を防ぐ。しかしながら、インキタンク109内に気体が
混入する等によりスライド栓105とインキ106の後
端部の間に隙間ができると、気体の圧縮性によってイン
キタンク109の内外の圧力差が相殺され、スライド栓
105が前進しない。そしてスライド栓105が前進し
ないことの結果として、インキタンク109内が負圧傾
向となり、インキタンク109からのインキ106の流
出が止まってしまう。すなわちインキタンク109内に
気体が混入発生すると、インキ106がカスレてしま
う。またインキタンク109内に気体が混入すると、外
気温の上昇等によって気体が膨張し、インキタンク10
9からインキ106を押し出してしまい、インキ106
がボタ落ちする。
【0010】インキタンク109内に気体が混入する原
因には、いろいろなものがあるが、頻繁に発生する要因
として、雰囲気温度の上昇や落下による衝撃が挙げられ
る。例えば雰囲気温度の上昇によってインキタンク内の
インキが膨張し、スライド栓が後退した場合、温度低下
によるインキの体積の収縮にスライド栓が追従できず、
スライド栓とインキの後端部との間に隙間が生じて空気
の混入を許してしまう。また塗布具を誤って落下した場
合、落下の衝撃によってスライド栓が後退し、空気が混
入してしまう。
【0011】本発明は、従来技術の上記した問題点に注
目し、スライド栓の形状を改良し、スライド栓の後退を
防止してインキのカスレやボタ落ちがない塗布具を開発
することを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】そして上記した目的を達
成するための請求項1記載の発明は、流動性を保持した
状態のインキが内蔵されたインキ筒を有し、該インキ筒
の先端には塗布部が接続され、インキ筒の内部にはイン
キの消費に追随して移動するスライド栓が設けられた塗
布具において、前記スライド栓は、インキ筒の内面に密
接するシール部と、インキの後端部と接する受圧部を有
し、インキ筒内の圧力が上昇すると前記受圧部が変形し
てシール部が拡径することを特徴とする塗布具である。
【0013】本発明の塗布具では、インキ筒内の圧力が
上昇すると、受圧部が変形してシール部が拡径し、スラ
イド栓とインキ筒との間の摺動抵抗が増す。そのため温
度上昇によるインキ筒内の圧力上昇や、落下の衝撃によ
ってインキ後端部に局地的な圧力上昇が発生した際、ス
ライド栓とインキ筒との間の摺動抵抗が一時的に増大
し、スライド栓の後退を阻止する。
【0014】請求項2に記載の塗布具は、流動性を保持
した状態のインキが内蔵されたインキ筒を有し、該イン
キ筒の先端には塗布部が接続され、インキ筒の内部には
インキの消費に追随して移動するスライド栓が設けられ
た塗布具において、前記スライド栓は、塗布部側に向か
う突形状であってその外部がインキと接し内部が空洞の
受圧部と、該受圧部に連続しインキ筒の内面と密接する
シール部を有することを特徴とする塗布具である。
【0015】請求項2に記載の塗布具では、スライド栓
は、塗布部側に向かう突形状であってその外部がインキ
と接し内部が空洞の受圧部と、この受圧部に連続しイン
キ筒の内面と密接するシール部を有する。本発明の塗布
具では、インキ筒の内圧が上昇したり、落下の衝撃によ
りインキに慣性力が働くと、受圧部に力がかかる。そし
て本発明の塗布具では、スライド栓の受圧部は、塗布部
側に向かう突形状であると共に内部が空洞であるため、
力を受けると平坦あるいは凹状に変形しようとする。ま
たスライド栓の受圧部は、突形状であるから平坦あるい
は凹状に変形すると、その外周が拡大する。ここでシー
ル部は受圧部と連続しているので、受圧部が平坦あるい
は凹状に変形して受圧部の外周が拡大すると、シール部
も周方向に拡径し、インキ筒の内面により強く密接す
る。そのためスライド栓とインキ筒との間の摺動抵抗が
一時的に増大し、スライド栓の後退が阻止される。
【0016】また上記した発明を改良した請求項3に記
載の発明は、スライド栓は、筒状の本体部を有し、該本
体部の塗布部側の端部に受圧部とシール部が設けられ、
本体部の側面にはインキ筒の内面と接してスライド栓の
姿勢を保持する振れ止め部材が設けられていることを特
徴とする請求項1又は2に記載の塗布具である。
【0017】本発明の塗布具では、スライド栓は、筒状
の本体部を有し、該本体部の塗布部側の端部に受圧部と
シール部が設けられ、本体部の側面にはインキ筒の内面
と接してスライド栓の姿勢を保持する振れ止め部材が設
けられている。そのためスライド栓は、傾くことなく真
っ直ぐに移動する。また特にインキ筒の内圧が上昇した
場合や、衝撃を受けた場合であっても、スライド栓は、
インキ筒の軸心と同心の姿勢を保つので、受圧部は、理
想的な条件でインキの圧力上昇等に感応し、シール部を
均等に拡径させる。
【0018】さらに上記した発明を改良した請求項4に
記載の発明は、スライド栓は、可撓性を有するゴム又は
樹脂によって作られていることを特徴とする請求項1乃
至3のいずれかに記載の塗布具である。
【0019】本発明の塗布具では、スライド栓は、可撓
性を有するゴム又は樹脂によって作られているので、イ
ンキ筒の内圧上昇や慣性力による力に敏感に感応し、受
圧部が変形してシール部が拡径する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下さらに本発明の実施形態につ
いて説明する。図1は、本発明の実施形態の塗布具の断
面図である。図2は、図1の塗布具で作用するスライド
栓の正面図、右側面図、左側面図および正面断面図であ
る。図3は、図1の塗布具で作用するスライド栓の拡大
断面図である。図4および図6は、スライド栓の変形例
を示すスライド栓の要部の断面図である。
【0021】図1に示した本発明の実施形態の塗布具1
は、本体(インキ筒)2、尾栓3、先栓5、ベローズ型
弁6およびスライド栓7によって構成される。順次説明
すると、本体2は、本例ではインキ筒としての機能を果
たすものであり、インキの残量が目視できる様に、透明
又は半透明の素材によって作られた円筒体である。本体
(インキ筒)2の先端には、先栓5が取り付けられてい
る。先栓5は、塗布部を構成するものであり、フェルト
や樹脂のペン先チップ8が取り付けられている。
【0022】本体(インキ筒)2の内部は、概ね均一な
断面円形の空洞となっているが、先端近くの部位、すな
わち先栓(塗布部)5の後端が位置する部位の近辺には
括れ部10が設けられ、当該括れ部10にベローズ型弁
6が配置されている。さらに本体2の内部には、スライ
ド栓7が配されている。スライド栓7の構成は、本発明
に特有のものであり、詳細に説明する。スライド栓7
は、ゴムや樹脂等の可撓性を有する素材によって作られ
た栓である。スライド栓7の形状は、図2の通りであ
り、筒状の本体部20を持つ。そして本体部20の先端
側は、緩やかな円弧面を描いた突形状である。スライド
栓7先端の突形状部分は、受圧部21として機能する。
本体部20の内部は、図2(d)の様に空洞となってお
り、スライド栓7の後端側は開放されている。受圧部2
1は、変形が容易な様に他の部位に比べて肉厚が薄い。
【0023】スライド栓7の先端側の周面にはシール部
22が設けられている。シール部22は、他の部位より
も外形が大きく作られた部位である。シール部22の断
面形状は、図2(d),図3の通りであり、本体部20
に対して略垂直に設けられている。シール部22は、受
圧部21とはなだらかな曲面によって連続している。そ
のためシール部22は、受圧部21の変形の影響を強く
受け、受圧部21が変形すると、シール部22の外径が
変化する。
【0024】またスライド栓7の後端側の周面には振れ
止め部材23が形成されている。振れ止め部材23は、
図2(d)の様に略三角形の突起であり、図2(a,
c)に示すように周面に等間隔に8個設けられている。
振れ止め部材23の最も外側を結ぶ円は、前記した本体
2に略等しい。
【0025】スライド栓7は、本体2の内部に配されて
いて、図1(a)(b)の様に先端の受圧部21がイン
キ12の後端部と接している。またスライド栓7のシー
ル部22は、本体2の内面と密接していて液密を保って
いる。また振れ止め部材23は本体2と接し、スライド
栓7の姿勢を保持する。スライド栓7は、液密を保った
ままの状態で本体2を軸方向に移動可能であり、加えて
振れ止め部材23によって姿勢が保持されるので、スラ
イド栓7は、常に本体2と同心の姿勢を保って本体2内
を移動する。
【0026】そして塗布具1では、前記した本体2内
の、スライド栓7とベローズ型弁6によって囲まれた空
間がインキタンク11として機能する。このインキタン
ク11には、インキ12が流動性を有する状態であっ
て、気体を含まない状態に充填されている。尾栓3は、
本体2の後端部に装着されている。
【0027】次に、本実施形態の塗布具1の機能につい
て説明する。塗布具1の使用方法は、従来と同一であ
り、ペン先チップ8を紙等に押し当てると、ペン先チッ
プ8から紙面にインキ12が塗布される。そしてインキ
12が塗布されて消費すると、インキタンク11内のイ
ンキ12が先栓5側に流れ込み、ペン先チップ8に新た
なインキが供給される。またインキタンク11からのイ
ンキ12の流出に伴って、スライド栓7が先栓5側に移
動する。
【0028】そして本実施形態の塗布具1は、インキタ
ンク11の内圧が上昇したり、塗布具1を誤って落下し
た場合、スライド栓7が特有の機能を発揮する。例えば
雰囲気温度の上昇によってインキタンク11の内圧が上
昇した場合、インキ12の圧力によってスライド栓7の
受圧部21が変形する。より具体的には、受圧部21の
突形形状が、平坦或いは凹状に近い形状となる。その結
果、図3の二点鎖線で示した様に受圧部21の外周が広
がり、受圧部21と連続するシール部22が拡径する。
そのためシール部22は本体2の内面を強く押圧し、ス
ライド栓7と本体2の摺動抵抗が増加してスライド栓7
の後退が阻止される。インキタンク11内に空気が入る
ことはない。塗布具1を落下してインキ12に慣性力が
作用した場合も同様であり、インキ12から力を受けて
受圧部21が一時的に平坦或いは凹状となり、受圧部2
1の外周が広がってシール部22が拡径し、スライド栓
7の後退が阻止される。
【0029】以上の実施形態では、受圧部21の形状
は、円弧状のものを例示した。受圧部21の形状を本実
施形態で示した様な円弧形状とすると、インキ12の圧
力を受けた際に受圧部21の外周が均等に広がり、シー
ル部22が本体2の内面をバランス良く押圧するので推
奨される。しかしながら、本発明は、受圧部21の形状
を円弧に限定するものではなく、円錐形や円錐台形、あ
るいは角錐台形等の採用も可能である。また先の実施形
態では、受圧部21の肉厚が他の部位に比べて薄いもの
を推奨例として示したが、もちろん本発明はこの構成に
限定されるものではない。すなわち本発明は、受圧部2
1と本体部20の肉厚の比率に限定はない。他に推奨さ
れる例としては、受圧部21の素材を本体部20に比べ
て軟質にする等の工夫により、受圧部21の変形を容易
とし、本体部20が変形し難いものとすることが挙げら
れる。
【0030】また上記した実施形態では、シール部22
の断面形状は、図2(d),図3の通りであり、本体部
20に対して略垂直に設けたが、図4(a)の様に本体
部20に対して尾栓側に傾斜した形状とする場合もあ
る。図4(a)の様に尾栓側に傾斜した形状とすると、
受圧部材21が変形した時、図4(b)の様にシール部
22が垂直に近い姿勢となり、外径が増大して本体2の
内面をより強く押圧する。シール部22の形状は、他に
図5(a)の様に先端にアールが設けられたものや、図
5(b)の様にエッジ形状のものも推奨される。図5
(a)の様にシール部22をアール形状とした場合は、
シール部22の角度や、本体2の内面との当接位置が多
少変化しても密閉状態が変わらないという利点がある。
また図5(b)の様にエッジ形状とした場合は、シール
部22の先端が変形し易く、本体2の内面との締めしろ
が大きくとれ、シールの確実性が高いという特有の効果
がある。
【0031】また前述した実施形態では、スライド栓7
のシール部22と本体部20との繋ぎ部分の肉厚を図
2,3の様に他の部位の肉厚と同一としたが、図6に示
した様に、繋ぎ部分の肉厚を故意に薄くすることも推奨
される。図6に示すように繋ぎ部分の肉厚を薄くする
と、受圧部21の外周方向への広がりが容易となり、シ
ール部22がより拡径され、摺動抵抗の増加が著しい。
【0032】図1に示した実施形態は、ベローズ型弁6
を有する構成を例に説明したが、本発明は、従来技術の
説明の部分で例示した様な弁を持たない構成の塗布具に
も適用可能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の塗布具では、雰囲気温
度の上昇や、落下によってインキ筒内の圧力が上昇する
と、受圧部が変形してシール部が拡径し、スライド栓と
インキ筒との間の摺動抵抗が増す。したがって雰囲気温
度の上昇や、落下等の状態となってもスライド栓は後退
せず、インキ筒内に空気が入らない。そのため本発明の
塗布具は、気体の混入に起因するインキのカスレやボタ
落ちが少ない。
【0034】また請求項2に記載の塗布具では、インキ
筒の内圧が上昇したり、落下の衝撃によりインキに慣性
力が働くと、受圧部に力がかかり、受圧部が平坦あるい
は凹状に変形し、受圧部が外側に広がって、受圧部と連
続するシール部が拡径する。そのためスライド栓とイン
キ筒との間の摺動抵抗が一時的に増大し、スライド栓の
後退が阻止される。したがって本発明の塗布具は、気体
の混入に起因するインキのカスレやボタ落ちが少ない。
【0035】また請求項3に記載の塗布具では、スライ
ド栓は、インキ筒の軸心と同心の姿勢を保つことがで
き、受圧部は理想的な条件でインキの圧力上昇等に感応
し、シール部を均等に拡径させる。
【0036】さらに請求項4に記載の塗布具では、スラ
イド栓は、可撓性を有するゴム又は樹脂によって作られ
ているので、インキ筒の内圧上昇や慣性力による力に敏
感に感応して、受圧部が変形し、シール部が拡径する。
そのため本発明の塗布具は、気体の混入に起因するイン
キのカスレやボタ落ちがより少ない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の塗布具の断面図である。
【図2】図1の塗布具で作用するスライド栓の正面図、
右側面図、左側面図および正面断面図である。
【図3】図1の塗布具で作用するスライド栓の拡大断面
図である。
【図4】スライド栓の変形例を示すスライド栓の要部の
断面図である。
【図5】スライド栓の変形例を示すスライド栓の要部の
断面図である。
【図6】スライド栓の変形例を示すスライド栓の要部の
断面図である。
【図7】従来技術のスライド栓付き塗布具の断面図であ
る。
【図8】従来技術の塗布具に使用されているスライド栓
の斜視図である。
【符号の説明】
1 塗布具 2 本体(インキ筒) 3 尾栓 5 先栓(塗布具) 6 ベローズ型弁 7 スライド栓 11 インキタンク 12 インキ 20 本体部 21 受圧部 22 シール部 23 振れ止め部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動性を保持した状態のインキが内蔵さ
    れたインキ筒を有し、該インキ筒の先端には塗布部が接
    続され、インキ筒の内部にはインキの消費に追随して移
    動するスライド栓が設けられた塗布具において、前記ス
    ライド栓は、インキ筒の内面に密接するシール部と、イ
    ンキの後端部と接する受圧部を有し、インキ筒内の圧力
    が上昇すると前記受圧部が変形してシール部が拡径する
    ことを特徴とする塗布具。
  2. 【請求項2】 流動性を保持した状態のインキが内蔵さ
    れたインキ筒を有し、該インキ筒の先端には塗布部が接
    続され、インキ筒の内部にはインキの消費に追随して移
    動するスライド栓が設けられた塗布具において、前記ス
    ライド栓は、塗布部側に向かう突形状であってその外部
    がインキと接し内部が空洞の受圧部と、該受圧部に連続
    しインキ筒の内面と密接するシール部を有することを特
    徴とする塗布具。
  3. 【請求項3】 スライド栓は、筒状の本体部を有し、該
    本体部の塗布部側の端部に受圧部とシール部が設けら
    れ、本体部の側面にはインキ筒の内面と接してスライド
    栓の姿勢を保持する振れ止め部材が設けられていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の塗布具。
  4. 【請求項4】 スライド栓は、可撓性を有するゴム又は
    樹脂によって作られていることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の塗布具。
JP10092754A 1998-03-19 1998-03-19 塗布具 Pending JPH11268468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10092754A JPH11268468A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 塗布具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10092754A JPH11268468A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 塗布具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11268468A true JPH11268468A (ja) 1999-10-05

Family

ID=14063216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10092754A Pending JPH11268468A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 塗布具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11268468A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006123354A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Pentel Corp 塗布具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006123354A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Pentel Corp 塗布具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4496258A (en) Writing pen with space behind nib
KR960002248B1 (ko) 도포기구
EP0476492B1 (en) Marker
US5092702A (en) Fluid discharge device
JPH09255021A (ja) 流体吐出具
JPH04332698A (ja) 直液形筆記具のスライド栓
JPH0731172U (ja) 塗布具の流動体供給装置
JP4037957B2 (ja) 塗布具のペン先保持構造
JP3926420B2 (ja) 水性ボールペン
JP3698807B2 (ja) ボールペンのリフィール
JPH08295097A (ja) 筆記具
JP2556866Y2 (ja) 液式筆記具
JPH0337749Y2 (ja)
JP4033553B2 (ja) ボールペンリフィール
JP2006289799A (ja) 出没式筆記具
JPH06336098A (ja) ボールペン型塗布具用チップ
JP2000247090A (ja) 塗布具
JP2000051773A (ja) 液剤塗布器
JPH067824Y2 (ja) 加圧式塗布具
JP2602461Y2 (ja) 塗布具の流動体供給装置
JP2000033796A (ja) 塗布具
JP2006289833A (ja) ボールペン
JP3141842U (ja) 出没式筆記具
JPH1159061A (ja) ボールペン
JP2006289798A (ja) 出没式筆記具