JPH1126865A - 半導体レーザ - Google Patents
半導体レーザInfo
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- JPH1126865A JPH1126865A JP17847297A JP17847297A JPH1126865A JP H1126865 A JPH1126865 A JP H1126865A JP 17847297 A JP17847297 A JP 17847297A JP 17847297 A JP17847297 A JP 17847297A JP H1126865 A JPH1126865 A JP H1126865A
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- cladding layer
- semiconductor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加入者系光通信システムなどに用いる、製作
が容易でしきい値電流の小さい半導体レーザを提供す
る。 【解決手段】 n型の半導体基板11上に、n型3−5
族半導体からなる3−5クラッド層12、3−5族半導
体からなるストライプ状の活性層13、p型2−6族半
導体からなる2−6クラッド層14、金属からなるp電
極15とn電極16とを有する。活性層13の両わきは
3−5クラッド層12と2−6クラッド層14が接して
おり2−6/3−5pnヘテロ接合17が形成されてい
る。2−6/3−5pnヘテロ接合17の立ち上がり電
圧が活性層13に比べ非常に大きいため、レーザ発振時
の漏れ電流が少なく、発振しきい値電流が小さい。
が容易でしきい値電流の小さい半導体レーザを提供す
る。 【解決手段】 n型の半導体基板11上に、n型3−5
族半導体からなる3−5クラッド層12、3−5族半導
体からなるストライプ状の活性層13、p型2−6族半
導体からなる2−6クラッド層14、金属からなるp電
極15とn電極16とを有する。活性層13の両わきは
3−5クラッド層12と2−6クラッド層14が接して
おり2−6/3−5pnヘテロ接合17が形成されてい
る。2−6/3−5pnヘテロ接合17の立ち上がり電
圧が活性層13に比べ非常に大きいため、レーザ発振時
の漏れ電流が少なく、発振しきい値電流が小さい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信用及び情報処理
用半導体レーザに関する。
用半導体レーザに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体レーザは、例えば
1996年8月、エレクトロニクス・レターズ、第32
巻、第17号、1582〜1583頁(ELECTRONICS LE
TTERS,VOL. 32, NO.17, pp.1582-1583, AUGUST, 1996)
に示されるように、安価に製作でき、低い動作電流で安
定に動作するInGaAsP系歪みMQWレーザが用い
られていた。このような半導体レーザでは活性層以外の
領域に流れる漏れ電流の低減が重要となる。
1996年8月、エレクトロニクス・レターズ、第32
巻、第17号、1582〜1583頁(ELECTRONICS LE
TTERS,VOL. 32, NO.17, pp.1582-1583, AUGUST, 1996)
に示されるように、安価に製作でき、低い動作電流で安
定に動作するInGaAsP系歪みMQWレーザが用い
られていた。このような半導体レーザでは活性層以外の
領域に流れる漏れ電流の低減が重要となる。
【0003】図19は従来の半導体レーザの断面図であ
るが、n型InPからなる半導体基板191上に成長し
たn型InPからなるn型クラッド層192、InAs
PウェルとInGaPバリヤーから構成される多重量子
井戸(MQW)からなる活性層193と、p型InPか
らなるp型クラッド層194とをp型InPからなる埋
め込み層195により埋め込んだ構造である。n型クラ
ッド層192と埋め込み層195が接する界面にはIn
Ppn接合196が形成されている。また金属からなる
p電極197とn電極198とを有する。埋め込み構造
が単純であるため製作が容易であり低コストである。ま
た、活性層193のバンドギャップがInPのバンドギ
ャップより小さいため、活性層193領域の立ち上がり
電圧はInPpn接合196の立ち上がり電圧より小さ
い。このため電流は主として活性層193を流れてレー
ザ発振する。
るが、n型InPからなる半導体基板191上に成長し
たn型InPからなるn型クラッド層192、InAs
PウェルとInGaPバリヤーから構成される多重量子
井戸(MQW)からなる活性層193と、p型InPか
らなるp型クラッド層194とをp型InPからなる埋
め込み層195により埋め込んだ構造である。n型クラ
ッド層192と埋め込み層195が接する界面にはIn
Ppn接合196が形成されている。また金属からなる
p電極197とn電極198とを有する。埋め込み構造
が単純であるため製作が容易であり低コストである。ま
た、活性層193のバンドギャップがInPのバンドギ
ャップより小さいため、活性層193領域の立ち上がり
電圧はInPpn接合196の立ち上がり電圧より小さ
い。このため電流は主として活性層193を流れてレー
ザ発振する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構造では活性層以外を流れる漏れ電流がかなり多いとい
う問題があった。
構造では活性層以外を流れる漏れ電流がかなり多いとい
う問題があった。
【0005】本発明の目的は、製作が容易であり、漏れ
電流を小さく抑えた動作電流の小さい半導体レーザを提
供することにある。
電流を小さく抑えた動作電流の小さい半導体レーザを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ
は、3−5族半導体からなる3−5クラッド層と、3−
5族半導体からなるストライプ状の活性層と、3−5ク
ラッド層及び活性層上に層状の2−6族半導体からなる
2−6クラッド層とを有し、3−5クラッド層と2−6
クラッド層の伝導型が異なっており、前記2−6クラッ
ド層のバンドギャップの大きさが前記3−5クラッド層
のバンドギャップの大きさと同じかそれ以上であること
を特徴とする。
は、3−5族半導体からなる3−5クラッド層と、3−
5族半導体からなるストライプ状の活性層と、3−5ク
ラッド層及び活性層上に層状の2−6族半導体からなる
2−6クラッド層とを有し、3−5クラッド層と2−6
クラッド層の伝導型が異なっており、前記2−6クラッ
ド層のバンドギャップの大きさが前記3−5クラッド層
のバンドギャップの大きさと同じかそれ以上であること
を特徴とする。
【0007】ストライプ状の活性層を介してのpn接合
と、3−5クラッド層と2−6クラッド層によって形成
される2−6/3−5pnヘテロ接合とが並列して存在
している。2−6クラッド層のバンドギャップが活性層
よりも非常に大きいため、活性層を介してのpn接合の
立ち上がり電圧にくらべ、2−6/3−5pnヘテロ接
合の立ち上がり電圧が高い。このため電流が活性層に集
中し、漏れ電流が減少する。また、活性層の縦方向と横
方向とも3−5クラッド層と2−6クラッド層によって
囲まれているため、光とキャリアが活性層に閉じ込めら
れる。
と、3−5クラッド層と2−6クラッド層によって形成
される2−6/3−5pnヘテロ接合とが並列して存在
している。2−6クラッド層のバンドギャップが活性層
よりも非常に大きいため、活性層を介してのpn接合の
立ち上がり電圧にくらべ、2−6/3−5pnヘテロ接
合の立ち上がり電圧が高い。このため電流が活性層に集
中し、漏れ電流が減少する。また、活性層の縦方向と横
方向とも3−5クラッド層と2−6クラッド層によって
囲まれているため、光とキャリアが活性層に閉じ込めら
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0009】図1は本発明の第1の実施の形態を示す断
面図、図2はそのバンド構造図、図3は電気特性図であ
る。図1において、n型の半導体基板11上に、n型3
−5族半導体からなる3−5クラッド層12、3−5族
半導体からなるストライプ状の活性層13、p型2−6
族半導体からなる2−6クラッド層14、金属からなる
p電極15とn電極16とを有する。活性層13の両わ
きは3−5クラッド層12と2−6クラッド層14が接
しており2−6/3−5pnヘテロ接合17が形成され
ている。半導体層は有機金属気相成長(MOVPE)法
や分子線結晶成長(MBE)法により形成する。活性層
13は、選択結晶成長法やエッチング法によりストライ
プ状に加工する。p電極15、n電極16は真空蒸着に
より形成できる。
面図、図2はそのバンド構造図、図3は電気特性図であ
る。図1において、n型の半導体基板11上に、n型3
−5族半導体からなる3−5クラッド層12、3−5族
半導体からなるストライプ状の活性層13、p型2−6
族半導体からなる2−6クラッド層14、金属からなる
p電極15とn電極16とを有する。活性層13の両わ
きは3−5クラッド層12と2−6クラッド層14が接
しており2−6/3−5pnヘテロ接合17が形成され
ている。半導体層は有機金属気相成長(MOVPE)法
や分子線結晶成長(MBE)法により形成する。活性層
13は、選択結晶成長法やエッチング法によりストライ
プ状に加工する。p電極15、n電極16は真空蒸着に
より形成できる。
【0010】p電極15に正、n電極16に負の電圧を
印加すると、3−5クラッド層12から注入された電子
と2−6クラッド層14から注入された正孔が活性層1
3で再結合して発光し、レーザ発振する。2−6クラッ
ド層14は、2−6族半導体を用いているためバンドギ
ャップが大きい。そのため、活性層13両わきの2−6
/3−5pnヘテロ接合17は、図2(a)に示すよう
に、拡散電位が大きく、価電子帯端21の不連続値と伝
導帯端22の不連続値も大きい。その結果、電気特性は
図3のI−V曲線31のように立ち上がり電圧が高くな
る。これに対し、活性層13でのバンド構造は図2
(b)に示すように、活性層13のバンドギャップが狭
いため、電気特性は図3のI−V曲線32ように立ち上
がり電圧が低くなる。2−6/3−5pnヘテロ接合1
7の立ち上がり電圧が活性層13に比べ非常に大きいた
め、p電極15とn電極16との間に電圧を掛けると、
電流は活性層13にだけ流れ、2−6/3−5pnヘテ
ロ接合17にはほとんど流れない。このため、レーザ発
振時の漏れ電流が少なく、発振しきい値電流が小さくな
る。
印加すると、3−5クラッド層12から注入された電子
と2−6クラッド層14から注入された正孔が活性層1
3で再結合して発光し、レーザ発振する。2−6クラッ
ド層14は、2−6族半導体を用いているためバンドギ
ャップが大きい。そのため、活性層13両わきの2−6
/3−5pnヘテロ接合17は、図2(a)に示すよう
に、拡散電位が大きく、価電子帯端21の不連続値と伝
導帯端22の不連続値も大きい。その結果、電気特性は
図3のI−V曲線31のように立ち上がり電圧が高くな
る。これに対し、活性層13でのバンド構造は図2
(b)に示すように、活性層13のバンドギャップが狭
いため、電気特性は図3のI−V曲線32ように立ち上
がり電圧が低くなる。2−6/3−5pnヘテロ接合1
7の立ち上がり電圧が活性層13に比べ非常に大きいた
め、p電極15とn電極16との間に電圧を掛けると、
電流は活性層13にだけ流れ、2−6/3−5pnヘテ
ロ接合17にはほとんど流れない。このため、レーザ発
振時の漏れ電流が少なく、発振しきい値電流が小さくな
る。
【0011】望ましいp型2−6クラッド層14のバン
ドギャップの大きさは、n型3−5クラッド層12のバ
ンドギャップの大きさと同じかそれ以上であればよい。
バンドギャップ差が0.1eV以上あればその効果が著
しいが、Hgを含まない2−6族化合物半導体のバンド
ギャップは、同じ格子長の3−5族半導体化合物のバン
ドギャップよりも0.2eV以上大きいので、p型クラ
ッド層にHgを含まない2−6族化合物半導体を用いれ
ば効果が得られる。
ドギャップの大きさは、n型3−5クラッド層12のバ
ンドギャップの大きさと同じかそれ以上であればよい。
バンドギャップ差が0.1eV以上あればその効果が著
しいが、Hgを含まない2−6族化合物半導体のバンド
ギャップは、同じ格子長の3−5族半導体化合物のバン
ドギャップよりも0.2eV以上大きいので、p型クラ
ッド層にHgを含まない2−6族化合物半導体を用いれ
ば効果が得られる。
【0012】活性層13の縦方向は3−5クラッド層1
2と2−6クラッド層14で挟まれており、光とキャリ
アが縦方向に閉じ込められている。活性層13の横方向
は2−6クラッド層14で囲われており、光とキャリア
が横方向にも閉じ込められている。すなわち、2−6ク
ラッド層14により縦と横方向の光とキャリアの閉じ込
めを行い、電流狭窄も行っている。構造が単純であるた
め製作が容易であり、歩留りが高い。また、3−5族半
導体に比べ2−6族半導体の結晶成長温度が低いために
2−6クラッド層14の結晶成長は容易である。
2と2−6クラッド層14で挟まれており、光とキャリ
アが縦方向に閉じ込められている。活性層13の横方向
は2−6クラッド層14で囲われており、光とキャリア
が横方向にも閉じ込められている。すなわち、2−6ク
ラッド層14により縦と横方向の光とキャリアの閉じ込
めを行い、電流狭窄も行っている。構造が単純であるた
め製作が容易であり、歩留りが高い。また、3−5族半
導体に比べ2−6族半導体の結晶成長温度が低いために
2−6クラッド層14の結晶成長は容易である。
【0013】この実施形態では半導体基板と3−5クラ
ッド層をn型とし2−6クラッド層をp型としたが、半
導体基板と3−5クラッド層をp型とし2−6クラッド
層をn型としても良い。また、活性層を単層の3−5族
半導体としたが、これに限らず、多層の3−5族半導体
層からなる単一や多重の量子井戸構造などを用いても良
い。また、3−5クラッド層と半導体基板が同じ材料の
場合には半導体基板の一部を3−5クラッド層として用
いてもよい。
ッド層をn型とし2−6クラッド層をp型としたが、半
導体基板と3−5クラッド層をp型とし2−6クラッド
層をn型としても良い。また、活性層を単層の3−5族
半導体としたが、これに限らず、多層の3−5族半導体
層からなる単一や多重の量子井戸構造などを用いても良
い。また、3−5クラッド層と半導体基板が同じ材料の
場合には半導体基板の一部を3−5クラッド層として用
いてもよい。
【0014】この実施形態に用いる材料としては、半導
体基板としてInP、InAs、InSb、InN、G
aAs、GaP、GaSb、GaNなどがあり、3−5
クラッド層及び活性層としては、InGaAsP混晶
系、AlGaAs混晶系、InGaAlP混晶系などが
あり、2−6クラッド層としてZnSe、ZnTe、Z
nS、CdSe、CdS、CdTe、BeSe、BeT
e、MgZnSSe混晶系、MgZnSeTe混晶系、
MgZnCdSe混晶系、BeZnSeTe混晶系、B
eZnCeSe混晶系、ZnCdSeTe混晶系、Cd
MgSSe混晶系などがある。
体基板としてInP、InAs、InSb、InN、G
aAs、GaP、GaSb、GaNなどがあり、3−5
クラッド層及び活性層としては、InGaAsP混晶
系、AlGaAs混晶系、InGaAlP混晶系などが
あり、2−6クラッド層としてZnSe、ZnTe、Z
nS、CdSe、CdS、CdTe、BeSe、BeT
e、MgZnSSe混晶系、MgZnSeTe混晶系、
MgZnCdSe混晶系、BeZnSeTe混晶系、B
eZnCeSe混晶系、ZnCdSeTe混晶系、Cd
MgSSe混晶系などがある。
【0015】図4は本発明の第2の実施の形態を示す断
面図である。n型の半導体基板41上に、n型3−5族
半導体からなる3−5クラッド層42、3−5族半導体
からなるストライプ状の活性層43、p型2−6族半導
体からなる2−6クラッド層44、金属からなるp電極
45とn電極46とを有する。活性層43は3−5クラ
ッド層42の溝の部分にストライプ状に形成され、両側
では3−5クラッド層42と2−6クラッド層44が接
しており2−6/3−5pnヘテロ接合47が形成され
ている。3−5クラッド層42の溝の部分はエッチング
により形成でき、活性層43は選択成長か、又は結晶成
長とエッチングの組み合わせにより形成できる。
面図である。n型の半導体基板41上に、n型3−5族
半導体からなる3−5クラッド層42、3−5族半導体
からなるストライプ状の活性層43、p型2−6族半導
体からなる2−6クラッド層44、金属からなるp電極
45とn電極46とを有する。活性層43は3−5クラ
ッド層42の溝の部分にストライプ状に形成され、両側
では3−5クラッド層42と2−6クラッド層44が接
しており2−6/3−5pnヘテロ接合47が形成され
ている。3−5クラッド層42の溝の部分はエッチング
により形成でき、活性層43は選択成長か、又は結晶成
長とエッチングの組み合わせにより形成できる。
【0016】活性層43と2−6/3−5pnヘテロ接
合47のバンド構造と電気特性は第1の実施の形態と同
じである。2−6/3−5pnヘテロ接合47の電気特
性は図3のI−V曲線31のように、立ち上がり電圧が
高い。活性層43では図3のI−V曲線32ように低
い。p電極45とn電極46との間に電圧を掛けると、
電流は活性層43にだけ流れ、2−6/3−5pnヘテ
ロ接合47にはほとんど流れない。
合47のバンド構造と電気特性は第1の実施の形態と同
じである。2−6/3−5pnヘテロ接合47の電気特
性は図3のI−V曲線31のように、立ち上がり電圧が
高い。活性層43では図3のI−V曲線32ように低
い。p電極45とn電極46との間に電圧を掛けると、
電流は活性層43にだけ流れ、2−6/3−5pnヘテ
ロ接合47にはほとんど流れない。
【0017】活性層43の縦方向は3−5クラッド層4
2と2−6クラッド44で挟まれており、光とキャリア
が縦方向に閉じ込められている。活性層43の横方向は
3−5クラッド層42で囲われており、光とキャリアが
横方向にも閉じ込められている。活性層43と3−5ク
ラッド層42が3−5族半導体であるため屈折率差が少
なく、活性層43の横幅の揺らぎに対する単一横モード
発振が可能な条件が緩い。また、表面の平坦性が良いた
め、プロセスや集積化が容易である。
2と2−6クラッド44で挟まれており、光とキャリア
が縦方向に閉じ込められている。活性層43の横方向は
3−5クラッド層42で囲われており、光とキャリアが
横方向にも閉じ込められている。活性層43と3−5ク
ラッド層42が3−5族半導体であるため屈折率差が少
なく、活性層43の横幅の揺らぎに対する単一横モード
発振が可能な条件が緩い。また、表面の平坦性が良いた
め、プロセスや集積化が容易である。
【0018】この実施形態では半導体基板と3−5クラ
ッド層をn型とし2−6クラッド層をp型としたが、半
導体基板と3−5クラッド層をp型とし2−6クラッド
層をn型としても良い。また、活性層を単層の3−5族
半導体としたが、これに限らず、多層の3−5族半導体
層からなる多重量子井戸構造などを用いても良い。ま
た、3−5クラッド層と半導体基板が同じ材料の場合に
は半導体基板の一部を3−5クラッド層として用いても
よい。
ッド層をn型とし2−6クラッド層をp型としたが、半
導体基板と3−5クラッド層をp型とし2−6クラッド
層をn型としても良い。また、活性層を単層の3−5族
半導体としたが、これに限らず、多層の3−5族半導体
層からなる多重量子井戸構造などを用いても良い。ま
た、3−5クラッド層と半導体基板が同じ材料の場合に
は半導体基板の一部を3−5クラッド層として用いても
よい。
【0019】この実施形態に用いる材料としては、半導
体基板としてInP、InAs、InSb、InN、G
aAs、GaP、GaSb、GaNなどがあり、3−5
クラッド層及び活性層としては、InGaAsP混晶
系、AlGaAs混晶系、InGaAlP混晶系などが
あり、2−6クラッド層としてZnSe、ZnTe、Z
nS、CdSe、CdS、CdTe、BeSe、BeT
e、MgZnSSe混晶系、MgZnSeTe混晶系、
MgZnCdSe混晶系、BeZnSeTe混晶系、B
eZnCeSe混晶系、ZnCdSeTe混晶系、Cd
MgSSe系混晶系などがある。
体基板としてInP、InAs、InSb、InN、G
aAs、GaP、GaSb、GaNなどがあり、3−5
クラッド層及び活性層としては、InGaAsP混晶
系、AlGaAs混晶系、InGaAlP混晶系などが
あり、2−6クラッド層としてZnSe、ZnTe、Z
nS、CdSe、CdS、CdTe、BeSe、BeT
e、MgZnSSe混晶系、MgZnSeTe混晶系、
MgZnCdSe混晶系、BeZnSeTe混晶系、B
eZnCeSe混晶系、ZnCdSeTe混晶系、Cd
MgSSe系混晶系などがある。
【0020】図5は本発明の第3の実施の形態を示す断
面図、図6はそのバンド構造図である。n型の半導体基
板51上に、n型3−5族半導体からなる3−5クラッ
ド層52、n型3−5族半導体からなるストライプ状の
n光ガイド層53、3−5族半導体からなるストライプ
状の活性層54、p型3−5族半導体からなるストライ
プ状のp光ガイド層55、p型2−6族半導体からなる
2−6クラッド層56、金属からなるp電極57とn電
極58とを有し、活性層54の両側には2−6/3−5
pnヘテロ接合59が形成されている。n光ガイド層5
3、活性層54、p光ガイド層55は選択成長か、又は
結晶成長とエッチングの組み合わせにより形成できる。
面図、図6はそのバンド構造図である。n型の半導体基
板51上に、n型3−5族半導体からなる3−5クラッ
ド層52、n型3−5族半導体からなるストライプ状の
n光ガイド層53、3−5族半導体からなるストライプ
状の活性層54、p型3−5族半導体からなるストライ
プ状のp光ガイド層55、p型2−6族半導体からなる
2−6クラッド層56、金属からなるp電極57とn電
極58とを有し、活性層54の両側には2−6/3−5
pnヘテロ接合59が形成されている。n光ガイド層5
3、活性層54、p光ガイド層55は選択成長か、又は
結晶成長とエッチングの組み合わせにより形成できる。
【0021】活性層54近傍のバンド構造は図6のよう
であり、n光ガイド層53とp光ガイド層55に挟まれ
て、キャリアが活性層54に閉じ込められる。光は3−
5クラッド層52と2−6クラッド層56によって、活
性層54及びn光ガイド層53とp光ガイド層55内に
閉じ込められる。n光ガイド層53とp光ガイド層55
の屈折率と層厚を変える事により、活性層54での光閉
じ込め率を変えることができる。その結果、低しきい値
電流や高出力などの所望の特性が得られる。活性層54
の立ち上がり電圧は、2−6/3−5pnヘテロ接合5
9の立ち上がり電圧より小さく、漏れ電流は非常に少な
い。
であり、n光ガイド層53とp光ガイド層55に挟まれ
て、キャリアが活性層54に閉じ込められる。光は3−
5クラッド層52と2−6クラッド層56によって、活
性層54及びn光ガイド層53とp光ガイド層55内に
閉じ込められる。n光ガイド層53とp光ガイド層55
の屈折率と層厚を変える事により、活性層54での光閉
じ込め率を変えることができる。その結果、低しきい値
電流や高出力などの所望の特性が得られる。活性層54
の立ち上がり電圧は、2−6/3−5pnヘテロ接合5
9の立ち上がり電圧より小さく、漏れ電流は非常に少な
い。
【0022】この実施形態では半導体基板と3−5クラ
ッド層52をn型とし2−6クラッド層56をp型とし
たが、これに限らず、半導体基板51と3−5クラッド
層52をp型とし2−6クラッド層56をn型とし、活
性層54の下側をn光ガイド層、上側をp光ガイド層と
しても良い。また、活性層54を単層の3−5族半導体
としたが、これに限らず、多層の3−5族半導体層から
なる多重量子井戸構造などを用いても良い。また光ガイ
ド層を単層の3−5族半導体としたが、これに限らず、
多層や、組成が連続的に変化した3−5族半導体混晶を
用いても良い。また、3−5クラッド層と半導体基板が
同じ材料の場合には半導体基板の一部を3−5クラッド
層として用いてもよい。
ッド層52をn型とし2−6クラッド層56をp型とし
たが、これに限らず、半導体基板51と3−5クラッド
層52をp型とし2−6クラッド層56をn型とし、活
性層54の下側をn光ガイド層、上側をp光ガイド層と
しても良い。また、活性層54を単層の3−5族半導体
としたが、これに限らず、多層の3−5族半導体層から
なる多重量子井戸構造などを用いても良い。また光ガイ
ド層を単層の3−5族半導体としたが、これに限らず、
多層や、組成が連続的に変化した3−5族半導体混晶を
用いても良い。また、3−5クラッド層と半導体基板が
同じ材料の場合には半導体基板の一部を3−5クラッド
層として用いてもよい。
【0023】図7は本発明の第4の実施の形態を示す断
面図である。層構造は第3の実施形態と同じである。3
−5クラッド層52の一部に溝を有し、その溝の上に、
ストライプ状のn光ガイド層53、活性層54、p光ガ
イド層55を有する。この構造は、エッチングと結晶成
長、選択成長との組み合わせにより形成できる。
面図である。層構造は第3の実施形態と同じである。3
−5クラッド層52の一部に溝を有し、その溝の上に、
ストライプ状のn光ガイド層53、活性層54、p光ガ
イド層55を有する。この構造は、エッチングと結晶成
長、選択成長との組み合わせにより形成できる。
【0024】活性層54の縦方向の光閉じ込めは、n光
ガイド層53とp光ガイド層55の屈折率と層厚を変え
る事により調整できる。活性層54の横方向は3−5ク
ラッド層52で囲われており、屈折率差が少ないため活
性層54の横幅の揺らぎに対する単一横モード発振が可
能な条件が緩い。また、表面の平坦性が良いため、プロ
セスや集積化が容易である。
ガイド層53とp光ガイド層55の屈折率と層厚を変え
る事により調整できる。活性層54の横方向は3−5ク
ラッド層52で囲われており、屈折率差が少ないため活
性層54の横幅の揺らぎに対する単一横モード発振が可
能な条件が緩い。また、表面の平坦性が良いため、プロ
セスや集積化が容易である。
【0025】図8は本発明の第5の実施の形態を示す断
面図、図9はそのバンド構造図である。n型の半導体基
板81上に、n型3−5族半導体からなる3−5クラッ
ド層82、n型3−5族半導体からなるn光ガイド層8
3、3−5族半導体からなる活性層84、p型3−5族
半導体からなるp光ガイド層85、2−6クラッド層8
6、金属からなるp電極88とn電極89とを有する。
3−5クラッド層82と2−6クラッド層86とが接す
る界面では2−6/3−5pnヘテロ接合87が形成さ
れている。2−6クラッド層86は、p型ZnCdSe
混晶からなるZnCdSe層86aとp型ZnSeTe
混晶からなるZnSeTe層86bとから構成される。
ZnCdSe層86aは3−5クラッド層82に接して
おり、6族元素を1種類(Se)だけ含み、ZnSeT
e層86bは6族元素を2種類(Se、Te)含んでい
る。
面図、図9はそのバンド構造図である。n型の半導体基
板81上に、n型3−5族半導体からなる3−5クラッ
ド層82、n型3−5族半導体からなるn光ガイド層8
3、3−5族半導体からなる活性層84、p型3−5族
半導体からなるp光ガイド層85、2−6クラッド層8
6、金属からなるp電極88とn電極89とを有する。
3−5クラッド層82と2−6クラッド層86とが接す
る界面では2−6/3−5pnヘテロ接合87が形成さ
れている。2−6クラッド層86は、p型ZnCdSe
混晶からなるZnCdSe層86aとp型ZnSeTe
混晶からなるZnSeTe層86bとから構成される。
ZnCdSe層86aは3−5クラッド層82に接して
おり、6族元素を1種類(Se)だけ含み、ZnSeT
e層86bは6族元素を2種類(Se、Te)含んでい
る。
【0026】ZnSeTe混晶はp型の高濃度ドーピン
グが容易であるためZnSeTe層86bは2−6クラ
ッド層86に適した材料である。しかし、3−5クラッ
ド層82上に直接ZnSeTe混晶を成長しようとする
と、3−5族半導体に対するSeとTeの付着の仕方が
大きく異なっているために所望の組成の混晶が得られな
い。これに対し2族元素であるZnとCdの付着係数は
ほぼ同じであるため、ZnCdSe混晶は3−5クラッ
ド層82上に容易に結晶成長できる。ZnCdSe層8
6a上ではSeとTeの付着係数は一定であるため、容
易にZnSeTe層86bが成長できる。
グが容易であるためZnSeTe層86bは2−6クラ
ッド層86に適した材料である。しかし、3−5クラッ
ド層82上に直接ZnSeTe混晶を成長しようとする
と、3−5族半導体に対するSeとTeの付着の仕方が
大きく異なっているために所望の組成の混晶が得られな
い。これに対し2族元素であるZnとCdの付着係数は
ほぼ同じであるため、ZnCdSe混晶は3−5クラッ
ド層82上に容易に結晶成長できる。ZnCdSe層8
6a上ではSeとTeの付着係数は一定であるため、容
易にZnSeTe層86bが成長できる。
【0027】一般に、2−6族半導体混晶のドーピング
特性は6族元素により大きく変化する。Teを多く含む
混晶はp型になりやすく、Sを多く含む混晶はn型にな
りやすい。ドーピング濃度を制御するためには2種類以
上の6族元素を含む混晶を用いるのが有効である。しか
し、6族元素を2種類以上含む混晶を3−5族半導体上
に直接成長しようとすると、6族元素の種類により3−
5族半導体への付着係数が非常に異なるため、組成むら
の大きな混晶が成長開始面にできてしまう。これに対
し、2族元素は3−5族半導体への付着係数に大きな違
いがないため、2族元素を2種類以上含む混晶は3−5
族半導体上に容易に成長できる。2−6族半導体上で
は、6族元素の付着係数に大きな違いがないため、6族
元素を2種類以上含む混晶を成長することができる。
特性は6族元素により大きく変化する。Teを多く含む
混晶はp型になりやすく、Sを多く含む混晶はn型にな
りやすい。ドーピング濃度を制御するためには2種類以
上の6族元素を含む混晶を用いるのが有効である。しか
し、6族元素を2種類以上含む混晶を3−5族半導体上
に直接成長しようとすると、6族元素の種類により3−
5族半導体への付着係数が非常に異なるため、組成むら
の大きな混晶が成長開始面にできてしまう。これに対
し、2族元素は3−5族半導体への付着係数に大きな違
いがないため、2族元素を2種類以上含む混晶は3−5
族半導体上に容易に成長できる。2−6族半導体上で
は、6族元素の付着係数に大きな違いがないため、6族
元素を2種類以上含む混晶を成長することができる。
【0028】この実施形態では、6族元素を1種類含む
混晶としてZnCdSeを用いたが、これに限らず、Z
nSe、BeSe、CdS、BeTe、ZnTe、Mg
ZnSe、BeZnTe、BeCdS、MgZnCdS
e、MgBeZnTe、CdMgSSeなど他の2−6
混晶を用いても良い。また、6族元素を2種類以上含む
混晶としてZnSeTeを用いたが、これに限らず、Z
nSSe、ZnSTe、CdSSe、BeSeTe、Z
nCdSeTe、MgZnSeTe、BeZnSSe、
BeCdSeTeなど他の2−6混晶を用いても良い。
また、この実施形態では半導体基板と3−5クラッド層
をn型とし2−6クラッド層をp型としたが、これに限
らず、半導体基板と3−5クラッド層をp型とし2−6
クラッド層をn型とし、活性層の下側をn光ガイド層、
上側をp光ガイド層としても良い。また、活性層を単層
の3−5族半導体としたが、これに限らず、多層の3−
5族半導体層からなる単一や多重の量子井戸構造などを
用いても良い。また、光ガイド層の無い構造や、溝を有
する3−5クラッド層を用いた構造でも良い。また、3
−5クラッド層と半導体基板が同じ材料の場合には半導
体基板の一部を3−5クラッド層として用いてもよい。
混晶としてZnCdSeを用いたが、これに限らず、Z
nSe、BeSe、CdS、BeTe、ZnTe、Mg
ZnSe、BeZnTe、BeCdS、MgZnCdS
e、MgBeZnTe、CdMgSSeなど他の2−6
混晶を用いても良い。また、6族元素を2種類以上含む
混晶としてZnSeTeを用いたが、これに限らず、Z
nSSe、ZnSTe、CdSSe、BeSeTe、Z
nCdSeTe、MgZnSeTe、BeZnSSe、
BeCdSeTeなど他の2−6混晶を用いても良い。
また、この実施形態では半導体基板と3−5クラッド層
をn型とし2−6クラッド層をp型としたが、これに限
らず、半導体基板と3−5クラッド層をp型とし2−6
クラッド層をn型とし、活性層の下側をn光ガイド層、
上側をp光ガイド層としても良い。また、活性層を単層
の3−5族半導体としたが、これに限らず、多層の3−
5族半導体層からなる単一や多重の量子井戸構造などを
用いても良い。また、光ガイド層の無い構造や、溝を有
する3−5クラッド層を用いた構造でも良い。また、3
−5クラッド層と半導体基板が同じ材料の場合には半導
体基板の一部を3−5クラッド層として用いてもよい。
【0029】図10は第6の実施の形態を示す断面図、
図11はそのバンド構造図である。n型の3−5族半導
体からなる半導体基板101上にn型の3−5族半導体
からなる3−5クラッド層102、光ガイド層103
a、3−5族半導体多重量子井戸からなる活性層10
4、p型の3−5族半導体からなる光ガイド層103
b、3−5クラッド層102と同じ組成でp型である3
−5族半導体からなる光ガイド層103c、3層のp型
2−6族半導体からなるポテンシャル緩和層105、p
型2−6族半導体からなる2−6クラッド層106、金
属からなるp電極107、n電極108を有する。ポテ
ンシャル緩和層105は選択成長法などによって形成で
きる。なお、図10では、3−5クラッド層102の一
部も同時にエッチングしてストライプ形状を含むように
形成しているが、エッチングしない構成も可能である。
図11はそのバンド構造図である。n型の3−5族半導
体からなる半導体基板101上にn型の3−5族半導体
からなる3−5クラッド層102、光ガイド層103
a、3−5族半導体多重量子井戸からなる活性層10
4、p型の3−5族半導体からなる光ガイド層103
b、3−5クラッド層102と同じ組成でp型である3
−5族半導体からなる光ガイド層103c、3層のp型
2−6族半導体からなるポテンシャル緩和層105、p
型2−6族半導体からなる2−6クラッド層106、金
属からなるp電極107、n電極108を有する。ポテ
ンシャル緩和層105は選択成長法などによって形成で
きる。なお、図10では、3−5クラッド層102の一
部も同時にエッチングしてストライプ形状を含むように
形成しているが、エッチングしない構成も可能である。
【0030】光ガイド層103c及び2−6クラッド層
106はp型であり、伝導キャリアは正孔である。正孔
に対するポテンシャルとなる価電子帯端21の位置を図
11に示す。ポテンシャル緩和層105の価電子帯端2
1の位置は、光ガイド層103cと2−6クラッド層1
06との中間の値であり、光ガイド層103cに近い側
から2−6クラッド層106側に向かって段々低くなっ
ている。そのため、光ガイド層103cとポテンシャル
緩和層105との界面、2−6クラッド層106とポテ
ンシャル緩和層105との界面、及びポテンシャル緩和
層105内の各界面での価電子帯端21の不連続値が小
さくなり、界面でのバンドの曲がりも小さくなる。これ
により、2−6クラッド層106から活性層104へ流
れる正孔に対する抵抗が小さくなり、半導体レーザの動
作電圧が低くなる。
106はp型であり、伝導キャリアは正孔である。正孔
に対するポテンシャルとなる価電子帯端21の位置を図
11に示す。ポテンシャル緩和層105の価電子帯端2
1の位置は、光ガイド層103cと2−6クラッド層1
06との中間の値であり、光ガイド層103cに近い側
から2−6クラッド層106側に向かって段々低くなっ
ている。そのため、光ガイド層103cとポテンシャル
緩和層105との界面、2−6クラッド層106とポテ
ンシャル緩和層105との界面、及びポテンシャル緩和
層105内の各界面での価電子帯端21の不連続値が小
さくなり、界面でのバンドの曲がりも小さくなる。これ
により、2−6クラッド層106から活性層104へ流
れる正孔に対する抵抗が小さくなり、半導体レーザの動
作電圧が低くなる。
【0031】このようなポテンシャル緩和層105と2
−6クラッド層106は、例えばp型ZnCdSeTe
混晶系で2−6クラッド層106に近い側でのSe組成
を大きくした層構造を用いれば良い。また、p型MgZ
nSSe混晶系で2−6クラッド層106に近い側での
Mg組成を大きくした層構造を用いれば良い。また、B
eZnSeTe、MgZnSeTe、MgZnCdSe
などの他の2−6族混晶系を用いても良い。
−6クラッド層106は、例えばp型ZnCdSeTe
混晶系で2−6クラッド層106に近い側でのSe組成
を大きくした層構造を用いれば良い。また、p型MgZ
nSSe混晶系で2−6クラッド層106に近い側での
Mg組成を大きくした層構造を用いれば良い。また、B
eZnSeTe、MgZnSeTe、MgZnCdSe
などの他の2−6族混晶系を用いても良い。
【0032】この実施形態ではポテンシャル緩和層を3
層の構造としたが、これに限らず、1層の構造や4層以
上の構造や組成が連続的に変化した構造でも良い。ま
た、ポテンシャル緩和層と2−6クラッド層をp型とし
たが、これに限らずn型としても良い。
層の構造としたが、これに限らず、1層の構造や4層以
上の構造や組成が連続的に変化した構造でも良い。ま
た、ポテンシャル緩和層と2−6クラッド層をp型とし
たが、これに限らずn型としても良い。
【0033】この実施形態ではポテンシャル緩和層を2
−6族半導体としたが、これに限らず3−5族半導体を
用いても良い。例えば、AlGaAs混晶系では、Al
組成を大きくすることにより価電子帯端を深くし、伝導
帯端を浅くすることができる。また、AlGaInP系
混晶でもAl組成を大きくすることにより価電子帯端を
深くし、伝導帯端を浅くすることができる。また、同様
に、GaInAsP系混晶系を用いることもできる。ま
た、3−5クラッド層と半導体基板が同じ材料の場合に
は半導体基板の一部を3−5クラッド層として用いても
よい。
−6族半導体としたが、これに限らず3−5族半導体を
用いても良い。例えば、AlGaAs混晶系では、Al
組成を大きくすることにより価電子帯端を深くし、伝導
帯端を浅くすることができる。また、AlGaInP系
混晶でもAl組成を大きくすることにより価電子帯端を
深くし、伝導帯端を浅くすることができる。また、同様
に、GaInAsP系混晶系を用いることもできる。ま
た、3−5クラッド層と半導体基板が同じ材料の場合に
は半導体基板の一部を3−5クラッド層として用いても
よい。
【0034】図12は第7の実施の形態を示す断面図、
図13はそのバンド構造図である。n型の3−5族半導
体からなる半導体基板121上にn型の3−5族半導体
からなる3−5クラッド層122、光ガイド層123
a、3−5族半導体からなる活性層124、p型の3−
5族半導体からなる光ガイド層123b、p型2−6族
半導体からなるポテンシャル緩和層125、p型2−6
族半導体からなる2−6クラッド層126、金属からな
るp電極127、n電極128を有する。ポテンシャル
緩和層125は結晶成長によって容易に形成できる。3
−5クラッド層122とポテンシャル緩和層125とが
接している界面では2−6/3−5pnヘテロ接合12
9が形成されている。
図13はそのバンド構造図である。n型の3−5族半導
体からなる半導体基板121上にn型の3−5族半導体
からなる3−5クラッド層122、光ガイド層123
a、3−5族半導体からなる活性層124、p型の3−
5族半導体からなる光ガイド層123b、p型2−6族
半導体からなるポテンシャル緩和層125、p型2−6
族半導体からなる2−6クラッド層126、金属からな
るp電極127、n電極128を有する。ポテンシャル
緩和層125は結晶成長によって容易に形成できる。3
−5クラッド層122とポテンシャル緩和層125とが
接している界面では2−6/3−5pnヘテロ接合12
9が形成されている。
【0035】ポテンシャル緩和層125の価電子帯端2
1の位置は光ガイド層123bと2−6クラッド層12
6の中間の値であり、2−6/3−5pnヘテロ接合1
29のバンド構造は図13(a)のようになり、活性層
124近傍のバンド構造は図13(b)のようになる。
2−6/3−5pnヘテロ接合129では、ポテンシャ
ル緩和層125が2−6族半導体からできているために
バンドギャップが大きく、立ち上がり電圧が高い。活性
層124近傍では、光ガイド層123bとポテンシャル
緩和層125の界面、ポテンシャル緩和層125と2−
6クラッド層126の界面でのバンドの曲がりが小さく
なり、正孔に対する抵抗が小さくなる。その結果、半導
体レーザの動作電圧が低くなる。
1の位置は光ガイド層123bと2−6クラッド層12
6の中間の値であり、2−6/3−5pnヘテロ接合1
29のバンド構造は図13(a)のようになり、活性層
124近傍のバンド構造は図13(b)のようになる。
2−6/3−5pnヘテロ接合129では、ポテンシャ
ル緩和層125が2−6族半導体からできているために
バンドギャップが大きく、立ち上がり電圧が高い。活性
層124近傍では、光ガイド層123bとポテンシャル
緩和層125の界面、ポテンシャル緩和層125と2−
6クラッド層126の界面でのバンドの曲がりが小さく
なり、正孔に対する抵抗が小さくなる。その結果、半導
体レーザの動作電圧が低くなる。
【0036】このようなポテンシャル緩和層125と2
−6クラッド層126は、例えばp型ZnCdSeTe
混晶系でポテンシャル緩和層125でのSe組成を小さ
くし2−6クラッド層126でのSe組成を大きくした
層構造を用いれば良い。同様に、p型MgZnSSe、
BeZnSeTe、MgZnSeTe、MgZnCdS
eなどの他の2−6族混晶系を用いても良い。
−6クラッド層126は、例えばp型ZnCdSeTe
混晶系でポテンシャル緩和層125でのSe組成を小さ
くし2−6クラッド層126でのSe組成を大きくした
層構造を用いれば良い。同様に、p型MgZnSSe、
BeZnSeTe、MgZnSeTe、MgZnCdS
eなどの他の2−6族混晶系を用いても良い。
【0037】この実施形態ではポテンシャル緩和層を1
層の構造としたが、これに限らず、多層の構造や組成が
連続的に変化した構造でも良い。また、ポテンシャル緩
和層と2−6クラッド層をp型としたが、これに限らず
n型としても良い。また、3−5クラッド層と半導体基
板が同じ材料の場合には半導体基板の一部を3−5クラ
ッド層として用いてもよい。
層の構造としたが、これに限らず、多層の構造や組成が
連続的に変化した構造でも良い。また、ポテンシャル緩
和層と2−6クラッド層をp型としたが、これに限らず
n型としても良い。また、3−5クラッド層と半導体基
板が同じ材料の場合には半導体基板の一部を3−5クラ
ッド層として用いてもよい。
【0038】図14は第8の実施の形態を示す断面図で
ある。n型の3−5族半導体からなる半導体基板14
1、 n型の3−5族半導体からなる3−5クラッド層
142、光ガイド層143a、3−5族半導体多重量子
井戸からなる活性層144、p型の3−5族半導体から
なる光ガイド層143b、3−5クラッド層142と同
じ組成でp型である3−5族半導体からなる光ガイド層
143c、絶縁体膜145、p型2−6族半導体からな
るメサストライプ状の2−6クラッド層146、金属か
らなるp電極148、n電極149を有する。3−5ク
ラッド層142と2−6クラッド層146との界面には
2−6/3−5pnヘテロ接合147が形成されてい
る。2−6クラッド層146は絶縁体膜145をマスク
として選択成長法などによって形成できる。絶縁体膜1
46にはSiO2やSi2N3などを用いれば良い。2−
6クラッド層146をメサストライプ状にしたことによ
り2−6/3−5pnヘテロ接合147の面積が小さく
なり、容量が減少して高速動作が可能となった。
ある。n型の3−5族半導体からなる半導体基板14
1、 n型の3−5族半導体からなる3−5クラッド層
142、光ガイド層143a、3−5族半導体多重量子
井戸からなる活性層144、p型の3−5族半導体から
なる光ガイド層143b、3−5クラッド層142と同
じ組成でp型である3−5族半導体からなる光ガイド層
143c、絶縁体膜145、p型2−6族半導体からな
るメサストライプ状の2−6クラッド層146、金属か
らなるp電極148、n電極149を有する。3−5ク
ラッド層142と2−6クラッド層146との界面には
2−6/3−5pnヘテロ接合147が形成されてい
る。2−6クラッド層146は絶縁体膜145をマスク
として選択成長法などによって形成できる。絶縁体膜1
46にはSiO2やSi2N3などを用いれば良い。2−
6クラッド層146をメサストライプ状にしたことによ
り2−6/3−5pnヘテロ接合147の面積が小さく
なり、容量が減少して高速動作が可能となった。
【0039】この実施形態では3−5クラッド層をn型
とし2−6クラッド層をp型としたが、3−5クラッド
層をp型とし2−6クラッド層をn型としても良い。ま
た、活性層を多重量子井戸構造とし光ガイド層を設けた
が、これに限らず、ダブルヘテロ構造や単一量子井戸構
造など、他の構造を用いても良い。また、3−5クラッ
ド層と半導体基板が同じ材料の場合には半導体基板の一
部を3−5クラッド層として用いてもよい。
とし2−6クラッド層をp型としたが、3−5クラッド
層をp型とし2−6クラッド層をn型としても良い。ま
た、活性層を多重量子井戸構造とし光ガイド層を設けた
が、これに限らず、ダブルヘテロ構造や単一量子井戸構
造など、他の構造を用いても良い。また、3−5クラッ
ド層と半導体基板が同じ材料の場合には半導体基板の一
部を3−5クラッド層として用いてもよい。
【0040】図15は第9の実施の形態を示す断面図で
ある。 n型の3−5族半導体からなる半導体基板15
1、 n型の3−5族半導体からなる3−5クラッド層
152、光ガイド層153a、3−5族半導体からなる
活性層154、p型の3−5族半導体からなる光ガイド
層153b、3−5クラッド層152と同じ組成でp型
である3−5族半導体からなる光ガイド層153c、絶
縁体膜155、p型2−6族半導体からなる2−6クラ
ッド層156、金属からなるp電極158、n電極15
9を有する。3−5クラッド層152と2−6クラッド
層156との界面には2−6/3−5pnヘテロ接合1
57が形成されている。2−6クラッド層156はMB
E法などによって形成できる。絶縁体膜155にはSi
O2やSi2N3などを用いれば良い。絶縁体膜155を
挿入したことにより2−6/3−5pnヘテロ接合15
7の面積が小さくなり、容量が減少して高速動作が可能
となる。また、2−6/3−5pnヘテロ接合157を
流れる漏れ電流も減少する。また、形状が平坦であるた
め、プロセスが容易であり、歩留りが高くなる。加え
て、2−6クラッド層156とp電極158との接触面
積が大きいため、電極抵抗が小さくなるという利点もあ
る。
ある。 n型の3−5族半導体からなる半導体基板15
1、 n型の3−5族半導体からなる3−5クラッド層
152、光ガイド層153a、3−5族半導体からなる
活性層154、p型の3−5族半導体からなる光ガイド
層153b、3−5クラッド層152と同じ組成でp型
である3−5族半導体からなる光ガイド層153c、絶
縁体膜155、p型2−6族半導体からなる2−6クラ
ッド層156、金属からなるp電極158、n電極15
9を有する。3−5クラッド層152と2−6クラッド
層156との界面には2−6/3−5pnヘテロ接合1
57が形成されている。2−6クラッド層156はMB
E法などによって形成できる。絶縁体膜155にはSi
O2やSi2N3などを用いれば良い。絶縁体膜155を
挿入したことにより2−6/3−5pnヘテロ接合15
7の面積が小さくなり、容量が減少して高速動作が可能
となる。また、2−6/3−5pnヘテロ接合157を
流れる漏れ電流も減少する。また、形状が平坦であるた
め、プロセスが容易であり、歩留りが高くなる。加え
て、2−6クラッド層156とp電極158との接触面
積が大きいため、電極抵抗が小さくなるという利点もあ
る。
【0041】この実施形態では3−5クラッド層をn型
とし2−6クラッド層をp型としたが、3−5クラッド
層をp型とし2−6クラッド層をn型としても良い。ま
た、活性層を単層の3−5族半導体とし光ガイド層を設
けたが、これに限らず、単一や多重の量子井戸構造な
ど、他の構造を用いても良い。また、3−5クラッド層
と半導体基板が同じ材料の場合には半導体基板の一部を
3−5クラッド層として用いてもよい。
とし2−6クラッド層をp型としたが、3−5クラッド
層をp型とし2−6クラッド層をn型としても良い。ま
た、活性層を単層の3−5族半導体とし光ガイド層を設
けたが、これに限らず、単一や多重の量子井戸構造な
ど、他の構造を用いても良い。また、3−5クラッド層
と半導体基板が同じ材料の場合には半導体基板の一部を
3−5クラッド層として用いてもよい。
【0042】図16は第10の実施の形態を示す断面図
である。p型2−6族半導体からなる2−6クラッド層
161、高濃度p型2−6族半導体からなるコンタクト
層162、金属からなるp電極163を有する。その他
の構成については、上記の実施形態のいずれも可能であ
る。コンタクト層162はMBE法などによって形成で
きる。コンタクト層162の不純物濃度を1018cm-3
台にすることによりオーミック性の電極特性が得られ
る。
である。p型2−6族半導体からなる2−6クラッド層
161、高濃度p型2−6族半導体からなるコンタクト
層162、金属からなるp電極163を有する。その他
の構成については、上記の実施形態のいずれも可能であ
る。コンタクト層162はMBE法などによって形成で
きる。コンタクト層162の不純物濃度を1018cm-3
台にすることによりオーミック性の電極特性が得られ
る。
【0043】p型のコンタクト層には、ZnTe:N、
BeTe:N、ZnTe:P、ZnSeTe:N、Be
Se:N、CdSeTe:Nなどの2−6族半導体や、
これらの超格子構造を用いれば良い。
BeTe:N、ZnTe:P、ZnSeTe:N、Be
Se:N、CdSeTe:Nなどの2−6族半導体や、
これらの超格子構造を用いれば良い。
【0044】この実施形態では2−6クラッド層とコン
タクト層162をp型としたが、n型としても良い。n
型のコンタクト層には、ZnSe:Cl、BeSe:C
l、ZnSe:Ga、ZnCdSe:Cl、MgBeS
e:Cl、ZnS:Cl、CdS:Clなどの2−6族
半導体や、これらの超格子構造を用いれば良い。
タクト層162をp型としたが、n型としても良い。n
型のコンタクト層には、ZnSe:Cl、BeSe:C
l、ZnSe:Ga、ZnCdSe:Cl、MgBeS
e:Cl、ZnS:Cl、CdS:Clなどの2−6族
半導体や、これらの超格子構造を用いれば良い。
【0045】次に第11の実施の形態を図1の断面図を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0046】半導体基板11に、3−5クラッド層1
2、活性層13、2−6クラッド層14の各層を格子整
合させることにより、各界面での欠陥が減少し、漏れ電
流が減少する。また、活性層13へのストレスが無くな
り、素子寿命が長くなり、歩留まりも向上する。半導体
基板11をInPとするとき、3−5クラッド層12を
InP、活性層13をInGaAsPとし、2−6クラ
ッド層14にはZnCdSeTe、MgZnSeTe、
MgZnCdSe、CdMgSSeなどの混晶系を用い
れば良い。
2、活性層13、2−6クラッド層14の各層を格子整
合させることにより、各界面での欠陥が減少し、漏れ電
流が減少する。また、活性層13へのストレスが無くな
り、素子寿命が長くなり、歩留まりも向上する。半導体
基板11をInPとするとき、3−5クラッド層12を
InP、活性層13をInGaAsPとし、2−6クラ
ッド層14にはZnCdSeTe、MgZnSeTe、
MgZnCdSe、CdMgSSeなどの混晶系を用い
れば良い。
【0047】半導体基板11をGaAsとするとき、3
−5クラッド層12をAlGaAs、活性層13をAl
GaAs又はInGaAsとし、2−6クラッド層14
にはZnSSe、MgZnSSe、ZnBeSeTe、
MgZnSTeなどの混晶系を用いれば良い。GaAs
半導体基板11で、3−5クラッド層12をAlGaI
nP、活性層13をAlGaInPとする場合も同じ2
−6混晶系を用いることができる。GaSbやInAs
を半導体基板11とし、3−5クラッド層12と活性層
13をInGaAsSb、InAsPSb、AlGaA
sSbのいずれかにする場合には、ZnCdSeTe、
CdSSeTe、MgZnSeTeなどの混晶系を用い
れば良い。
−5クラッド層12をAlGaAs、活性層13をAl
GaAs又はInGaAsとし、2−6クラッド層14
にはZnSSe、MgZnSSe、ZnBeSeTe、
MgZnSTeなどの混晶系を用いれば良い。GaAs
半導体基板11で、3−5クラッド層12をAlGaI
nP、活性層13をAlGaInPとする場合も同じ2
−6混晶系を用いることができる。GaSbやInAs
を半導体基板11とし、3−5クラッド層12と活性層
13をInGaAsSb、InAsPSb、AlGaA
sSbのいずれかにする場合には、ZnCdSeTe、
CdSSeTe、MgZnSeTeなどの混晶系を用い
れば良い。
【0048】
実施例1 本発明の第1の実施例を図17を参照して説明する。半
導体基板171にp型InP基板を用い、3−5クラッ
ド層172をp型InP(p=5×1017cm -3、厚さ
1μm)、光ガイド層173aをInGaAsP(p=
1×1017cm -3、厚さ0.1μm)、活性層174を
InGaAs/InGaAsP多重量子井戸、光ガイド
層173bをInGaAsP(n=1×1017cm-3、
厚さ0.1μm)、光ガイド層173cをn型InP
(n=5×1017cm-3、厚さ0.2μm)とし、有機
金属気相成長法により結晶成長したのち、フォトリソグ
ラフィーとドライエッチングにより光ガイド層173
a、173b、173cと活性層174をエッチングし
ストライプ形状にした。分子線エピタキシー法によりI
nPに格子整合したn型CdSSe(n=5×1017c
m-3、厚さ2μm)からなる2−6クラッド層175を
成長し、Auからなるn電極176、p電極177を真
空蒸着法により形成した。3−5クラッド172と2−
6クラッド層175が接する界面では、2−6/3−5
pnヘテロ接合178が形成されている。
導体基板171にp型InP基板を用い、3−5クラッ
ド層172をp型InP(p=5×1017cm -3、厚さ
1μm)、光ガイド層173aをInGaAsP(p=
1×1017cm -3、厚さ0.1μm)、活性層174を
InGaAs/InGaAsP多重量子井戸、光ガイド
層173bをInGaAsP(n=1×1017cm-3、
厚さ0.1μm)、光ガイド層173cをn型InP
(n=5×1017cm-3、厚さ0.2μm)とし、有機
金属気相成長法により結晶成長したのち、フォトリソグ
ラフィーとドライエッチングにより光ガイド層173
a、173b、173cと活性層174をエッチングし
ストライプ形状にした。分子線エピタキシー法によりI
nPに格子整合したn型CdSSe(n=5×1017c
m-3、厚さ2μm)からなる2−6クラッド層175を
成長し、Auからなるn電極176、p電極177を真
空蒸着法により形成した。3−5クラッド172と2−
6クラッド層175が接する界面では、2−6/3−5
pnヘテロ接合178が形成されている。
【0049】図18は本実施例の半導体レーザにおける
バンド構造図である。2−6/3−5pnヘテロ接合1
78は図18(a)に示すように、2−6クラッド層1
75のバンドギャップが大きく、界面でのバンド不連続
が大きい。このため立ち上がり電圧が大きくなってい
る。活性層174近傍のバンド構造は図18(b)の通
りであり、立ち上がり電圧は活性層174のバンドギャ
ップで決まり、2−6/3−5pnヘテロ接合178に
比べて小さい。この結果、漏れ電流が少なくなり、30
0μmの共振器長、2μmのストライプ幅でのしきい値
電流は2mAであった。
バンド構造図である。2−6/3−5pnヘテロ接合1
78は図18(a)に示すように、2−6クラッド層1
75のバンドギャップが大きく、界面でのバンド不連続
が大きい。このため立ち上がり電圧が大きくなってい
る。活性層174近傍のバンド構造は図18(b)の通
りであり、立ち上がり電圧は活性層174のバンドギャ
ップで決まり、2−6/3−5pnヘテロ接合178に
比べて小さい。この結果、漏れ電流が少なくなり、30
0μmの共振器長、2μmのストライプ幅でのしきい値
電流は2mAであった。
【0050】なお、本実施例ではエッチングを用いて活
性層部分をストライプ状に加工したが、選択成長を用い
て活性層部分のストライプ形状を形成してもよい。
性層部分をストライプ状に加工したが、選択成長を用い
て活性層部分のストライプ形状を形成してもよい。
【0051】また、2−6クラッド層としてn型CdS
Seを用いたが、これに限らず、InPに格子整合した
n型ZnCdSSeを用いてもよい。また、ZnCdS
eTe、ZnMgSeTe、ZnCdMgSe、CdM
gSSeなどの2−6混晶を用いても良い。
Seを用いたが、これに限らず、InPに格子整合した
n型ZnCdSSeを用いてもよい。また、ZnCdS
eTe、ZnMgSeTe、ZnCdMgSe、CdM
gSSeなどの2−6混晶を用いても良い。
【0052】上述の実施例では、半導体基板と3−5ク
ラッド層をp型とし、2−6クラッド層をn型とした
が、半導体基板と3−5クラッド層をn型とし、2−6
クラッド層をp型としても良い。
ラッド層をp型とし、2−6クラッド層をn型とした
が、半導体基板と3−5クラッド層をn型とし、2−6
クラッド層をp型としても良い。
【0053】また、3−5族半導体としてInPに格子
整合したInGaAsP系を用いたがInAlAsP系
やこれらを組み合わせた系、GaAsに格子整合したA
lGaAsP系やGaInNAs系やAlGaInP系
やこれらの組み合わせた系を用いてもよい。
整合したInGaAsP系を用いたがInAlAsP系
やこれらを組み合わせた系、GaAsに格子整合したA
lGaAsP系やGaInNAs系やAlGaInP系
やこれらの組み合わせた系を用いてもよい。
【0054】実施例2 次に、本発明の第2の実施例を、図10を参照して説明
する。半導体基板101にn型InP基板を用い、3−
5クラッド層102をn型InP(n=5×1017cm
-3、厚さ1μm)、光ガイド層103aをInGaAs
P(n=1×1017cm-3、厚さ0.1μm)、活性層
104をInGaAs/InGaAsP多重量子井戸、
光ガイド層103bをInGaAsP(p=1×1017
cm-3、厚さ0.1μm)、光ガイド層103cをp型
InP(p=5×1017cm-3、厚さ0.1μm)と
し、有機金属気相成長法により結晶成長したのち、分子
線エピタキシー法によりp型ZnSe0.54Te0.46、p
型Zn0.82Cd0.18Se0.69Te0.31、p型Zn0.65C
d0.35Se0.85Te0.153層からなるポテンシャル緩和
層105を成長し、フォトリソグラフィーとドライエッ
チングにより光ガイド層103a、103b、103
c、活性層104及び3−5クラッド層102の一部を
エッチングし、2μm幅のストライプ形状を形成した。
分子線エピタキシー法によりInPに格子整合したp型
ZnCdSe(p=5×1017cm-3、厚さ2μm)か
らなる2−6クラッド層106を成長し、Auからなる
p電極107、n電極108を真空蒸着法により形成し
た。
する。半導体基板101にn型InP基板を用い、3−
5クラッド層102をn型InP(n=5×1017cm
-3、厚さ1μm)、光ガイド層103aをInGaAs
P(n=1×1017cm-3、厚さ0.1μm)、活性層
104をInGaAs/InGaAsP多重量子井戸、
光ガイド層103bをInGaAsP(p=1×1017
cm-3、厚さ0.1μm)、光ガイド層103cをp型
InP(p=5×1017cm-3、厚さ0.1μm)と
し、有機金属気相成長法により結晶成長したのち、分子
線エピタキシー法によりp型ZnSe0.54Te0.46、p
型Zn0.82Cd0.18Se0.69Te0.31、p型Zn0.65C
d0.35Se0.85Te0.153層からなるポテンシャル緩和
層105を成長し、フォトリソグラフィーとドライエッ
チングにより光ガイド層103a、103b、103
c、活性層104及び3−5クラッド層102の一部を
エッチングし、2μm幅のストライプ形状を形成した。
分子線エピタキシー法によりInPに格子整合したp型
ZnCdSe(p=5×1017cm-3、厚さ2μm)か
らなる2−6クラッド層106を成長し、Auからなる
p電極107、n電極108を真空蒸着法により形成し
た。
【0055】図11はこのときのバンド構造図である。
光ガイド層103cと2−6クラッド層106との間に
ポテンシャル緩和層105を挟むことにより、光ガイド
層103cとポテンシャル緩和層105との界面、2−
6クラッド層106とポテンシャル緩和層105との界
面、及びポテンシャル緩和層105内の各界面での価電
子帯端21の不連続値が小さくなり、界面でのバンドの
曲がりも小さくなる。これにより、2−6クラッド層1
06から活性層104へ流れる正孔に対する抵抗が小さ
くなり、半導体レーザの動作電圧が低くなる。ポテンシ
ャル緩和層105の導入により動作電圧が1.5Vから
1.3Vへ減少した。これに伴い、漏れ電流も減少し、
しきい値電が2mAから1.8mAへと低減できた。
光ガイド層103cと2−6クラッド層106との間に
ポテンシャル緩和層105を挟むことにより、光ガイド
層103cとポテンシャル緩和層105との界面、2−
6クラッド層106とポテンシャル緩和層105との界
面、及びポテンシャル緩和層105内の各界面での価電
子帯端21の不連続値が小さくなり、界面でのバンドの
曲がりも小さくなる。これにより、2−6クラッド層1
06から活性層104へ流れる正孔に対する抵抗が小さ
くなり、半導体レーザの動作電圧が低くなる。ポテンシ
ャル緩和層105の導入により動作電圧が1.5Vから
1.3Vへ減少した。これに伴い、漏れ電流も減少し、
しきい値電が2mAから1.8mAへと低減できた。
【0056】本実施例ではp型ZnSe0.54Te0.46、
p型Zn0.82Cd0.18Se0.69Te 0.31、p型Zn0.65
Cd0.35Se0.85Te0.153層からなるポテンシャル緩
和層を用いたが、これに限らす、1層の構造や4層以上
の構造や組成が連続的に変化した構造でも良い。また、
ポテンシャル緩和層の材料としては光ガイド層の材料に
応じてZnMgSeTe、ZnMgSSe、ZnCdS
Se、CdMgSSe、ZnCdMgSeなどのほかの
材料系を用いてもよく、また、2−6族半導体に限らず
3−5族半導体で構成してもよい。また、ポテンシャル
緩和層と2−6クラッド層をp型としたが、これに限ら
ずn型としても良い。
p型Zn0.82Cd0.18Se0.69Te 0.31、p型Zn0.65
Cd0.35Se0.85Te0.153層からなるポテンシャル緩
和層を用いたが、これに限らす、1層の構造や4層以上
の構造や組成が連続的に変化した構造でも良い。また、
ポテンシャル緩和層の材料としては光ガイド層の材料に
応じてZnMgSeTe、ZnMgSSe、ZnCdS
Se、CdMgSSe、ZnCdMgSeなどのほかの
材料系を用いてもよく、また、2−6族半導体に限らず
3−5族半導体で構成してもよい。また、ポテンシャル
緩和層と2−6クラッド層をp型としたが、これに限ら
ずn型としても良い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
製作が容易でしきい値電流の小さい半導体レーザが得ら
れる。それは、一方のクラッド層にバンドギャップが大
きく成長温度が低い2−6族半導体を用いているためで
ある。
製作が容易でしきい値電流の小さい半導体レーザが得ら
れる。それは、一方のクラッド層にバンドギャップが大
きく成長温度が低い2−6族半導体を用いているためで
ある。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態のバンド構造図であ
る。
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態の電気特性図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の第3の実施の形態のバンド構造図であ
る。
る。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図8】本発明の第5の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図9】本発明の第5の実施の形態のバンド構造図であ
る。
る。
【図10】本発明の第6の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図11】本発明の第6の実施の形態のバンド構造図で
ある。
ある。
【図12】本発明の第7の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図13】本発明の第7の実施の形態のバンド構造図で
ある。
ある。
【図14】本発明の第8の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図15】本発明の第9の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図16】本発明の第10の実施の形態を示す断面図で
ある。
ある。
【図17】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図18】本発明の第1の実施例のバンド構造図であ
る。
る。
【図19】従来例を示す断面図である。
11 半導体基板 12 3−5クラッド層 13 活性層 14 2−6クラッド層 15 p電極 16 n電極 17 2−6/3−5pnヘテロ接合 21 価電子帯端 22 伝導帯端 31 I−V曲線 32 I−V曲線 41 半導体基板 42 3−5クラッド層 43 活性層 44 2−6クラッド層 45 p電極 46 n電極 47 2−6/3−5pnヘテロ接合 51 半導体基板 52 3−5クラッド層 53 n光ガイド層 54 活性層 55 p光ガイド層 56 2−6クラッド層 57 p電極 58 n電極 59 2−6/3−5pnヘテロ接合 81 半導体基板 82 3−5クラッド層 83 n光ガイド層 84 活性層 85 p光ガイド層 86 2−6クラッド層 86a ZnCdSe層 86b ZnSeTe層 87 2−6/3−5pnヘテロ接合 88 p電極 89 n電極 101 半導体基板 102 3−5クラッド層 103a、b、c 光ガイド層 104 活性層 105 ポテンシャル緩和層 106 2−6クラッド層 107 p電極 108 n電極 121 半導体基板 122 3−5クラッド層 123a、b 光ガイド層 124 活性層 125 ポテンシャル緩和層 126 2−6クラッド層 127 p電極 128 n電極 129 2−6/3−5pnヘテロ接合 141 半導体基板 142 3−5クラッド層 143a、b、c 光ガイド層 144 活性層 145 絶縁体膜 146 2−6クラッド層 147 2−6/3−5pnヘテロ接合 148 p電極 149 n電極 151 半導体基板 152 3−5クラッド層 153a、b、c 光ガイド層 154 活性層 155 絶縁体膜 156 2−6クラッド層 157 2−6/3−5pnヘテロ接合 158 p電極 159 n電極 161 2−6クラッド層 162 コンタクト層 163 p電極 171 半導体基板 172 3−5クラッド層 173a、b、c 光ガイド層 174 活性層 175 2−6クラッド層 176 n電極 177 p電極 178 2−6/3−5pnヘテロ接合
Claims (10)
- 【請求項1】 3−5族半導体からなる平面状の3−5
クラッド層と、該3−5クラッド層上に3−5族半導体
からなるストライプ状の活性層と、前記3−5クラッド
層及び活性層上に層状の2−6族半導体からなる2−6
クラッド層とを有し、前記3−5クラッド層と前記2−
6クラッド層の伝導型が異なっており、前記2−6クラ
ッド層のバンドギャップの大きさが前記3−5クラッド
層のバンドギャップの大きさと同じかそれ以上であるこ
とを特徴とする半導体レーザ。 - 【請求項2】 3−5族半導体からなるストライプ状の
溝のある3−5クラッド層と、該3−5クラッド層の溝
上に3−5族半導体からなるストライプ状の活性層と、
前記3−5クラッド層及び活性層上に層状の2−6族半
導体からなる2−6クラッド層とを有し、前記3−5ク
ラッド層と前記2−6クラッド層の伝導型が異なってお
り、前記2−6クラッド層のバンドギャップの大きさが
前記3−5クラッド層のバンドギャップの大きさと同じ
かそれ以上であることを特徴とする半導体レーザ。 - 【請求項3】 活性層と2−6クラッド層との間に前記
活性層よりもバンドギャップの大きい3−5族半導体か
らなるストライプ状の光ガイド層を有し、該光ガイド層
の伝導型が前記2−6クラッド層と等しいことを特徴と
する請求項1又は2記載の半導体レーザ。 - 【請求項4】 2−6クラッド層が2層以上の2−6族
半導体混晶からなり、3−5クラッド層に接する層が1
種類以上の2族元素と1種類の6族元素から構成され、
3−5クラッド層に接していない層のうちの1層以上が
1種類以上の2族元素と2種類の6族元素から構成され
ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記
載の半導体レーザ。 - 【請求項5】 光ガイド層と2−6クラッド層との間
に、単層又は多層構成の3−5族半導体又は2−6族半
導体からなるストライプ状のポテンシャル緩和層を有
し、該ポテンシャル緩和層の伝導型が前記2−6クラッ
ド層の伝導型に等しく、伝導キャリアーに対するポテン
シャルが前記2−6クラッド層と前記光ガイド層との中
間の値であることを特徴とする請求項3記載の半導体レ
ーザ。 - 【請求項6】 光ガイド層と2−6クラッド層との間、
及び3−5クラッド層と2−6クラッド層との間に、単
層又は多層構成の2−6族半導体からなるポテンシャル
緩和層を有し、該ポテンシャル緩和層の伝導型が前記2
−6クラッド層の伝導型に等しく、キャリアーに対する
ポテンシャルが前記2−6クラッド層と前記光ガイド層
との中間の値であることを特徴とする請求項3記載の半
導体レーザ。 - 【請求項7】 2−6クラッド層がメサストライプ状で
あることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載
の半導体レーザ。 - 【請求項8】 3−5クラッド層と2−6クラッド層と
の間の一部又は全部に絶縁体層を有することを特徴とす
る請求項1〜6のいずれか1項記載の半導体レーザ。 - 【請求項9】 2−6クラッド層上に、2−6クラッド
層と同じ伝導型で不純物濃度の高い2−6族半導体から
なるコンタクト層を有することを特徴とする請求項1〜
8のいずれか1項記載の半導体レーザ。 - 【請求項10】 3−5クラッド層を構成する3−5族
半導体と2−6クラッド層を構成する2−6族半導体の
格子長が等しいことを特徴とする請求項1〜9のいずれ
か1項記載の半導体レーザ。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17847297A JP3285079B2 (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 半導体レーザ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17847297A JP3285079B2 (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 半導体レーザ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1126865A true JPH1126865A (ja) | 1999-01-29 |
| JP3285079B2 JP3285079B2 (ja) | 2002-05-27 |
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ID=16049109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17847297A Expired - Fee Related JP3285079B2 (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 半導体レーザ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3285079B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006032730A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体光素子 |
| JP2008227545A (ja) * | 2008-06-12 | 2008-09-25 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体光素子 |
-
1997
- 1997-07-03 JP JP17847297A patent/JP3285079B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006032730A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体光素子 |
| JP2008227545A (ja) * | 2008-06-12 | 2008-09-25 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体光素子 |
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| Publication number | Publication date |
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