JPH1126884A - 半導体レーザ装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体レーザ装置及びその製造方法Info
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- JPH1126884A JPH1126884A JP18398897A JP18398897A JPH1126884A JP H1126884 A JPH1126884 A JP H1126884A JP 18398897 A JP18398897 A JP 18398897A JP 18398897 A JP18398897 A JP 18398897A JP H1126884 A JPH1126884 A JP H1126884A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体レーザ装置及びその製造方法に関し、
S3 レーザに於いて、通常のリッジ型レーザと同様、ク
ラッド層の組成を変えることなく、p側のクラッド層に
於ける電流通路を狭くしない為の手段を提供し、斜面に
対応する二つの成長線を平行に保ってニア・フィールド
・パターンの安定性を確保できるようにする。 【解決手段】 n側クラッド層が第一斜面の下側と主面
との間に在る緩徐な第二斜面をもち、且つ、第一斜面が
第一の面方位角度を有するn型AlGaInPクラッド
層203及び第一斜面が第一の面方位角度に比較して緩
徐な第二の面方位角度を有するn型AlGaInPクラ
ッド層204の組み合わせからなることを特徴とする。
S3 レーザに於いて、通常のリッジ型レーザと同様、ク
ラッド層の組成を変えることなく、p側のクラッド層に
於ける電流通路を狭くしない為の手段を提供し、斜面に
対応する二つの成長線を平行に保ってニア・フィールド
・パターンの安定性を確保できるようにする。 【解決手段】 n側クラッド層が第一斜面の下側と主面
との間に在る緩徐な第二斜面をもち、且つ、第一斜面が
第一の面方位角度を有するn型AlGaInPクラッド
層203及び第一斜面が第一の面方位角度に比較して緩
徐な第二の面方位角度を有するn型AlGaInPクラ
ッド層204の組み合わせからなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GaAs基板を用
いて製造される横モード制御型半導体レーザ装置及びそ
れを製造する方法の改良に関する。
いて製造される横モード制御型半導体レーザ装置及びそ
れを製造する方法の改良に関する。
【0002】AlInP或いはAlGaInPを材料と
するクラッド層を用いる半導体レーザは、赤色領域で短
波長発振し、レーザ・スポットを小さく絞り込むことが
できるので、DVD(digital video d
isk)など高密度記録・再生を行なう光ディスク装置
に好適である。
するクラッド層を用いる半導体レーザは、赤色領域で短
波長発振し、レーザ・スポットを小さく絞り込むことが
できるので、DVD(digital video d
isk)など高密度記録・再生を行なう光ディスク装置
に好適である。
【0003】この種の半導体レーザとして、種々な面で
優れた性能をもつS3 レーザ(self−aligne
d stepped substrate Lase
r)が知られているが(要すれば「特開平6−4570
8号公報」を参照)、このS3レーザには、ニア・フィ
ールド・パターンを安定化させる為、いま一つの改良が
必要であり、本発明に依れば、その要求に応えることが
できる。
優れた性能をもつS3 レーザ(self−aligne
d stepped substrate Lase
r)が知られているが(要すれば「特開平6−4570
8号公報」を参照)、このS3レーザには、ニア・フィ
ールド・パターンを安定化させる為、いま一つの改良が
必要であり、本発明に依れば、その要求に応えることが
できる。
【0004】
【従来の技術】一般に、半導体レーザのクラッド層とし
て用いられているAlInP又はAlGaInPは、G
aAsに格子整合する三族−五族系の材料として最大の
エネルギ・バンド・ギャップを有するものであり、特に
赤色レーザを実現する為には不可欠である。
て用いられているAlInP又はAlGaInPは、G
aAsに格子整合する三族−五族系の材料として最大の
エネルギ・バンド・ギャップを有するものであり、特に
赤色レーザを実現する為には不可欠である。
【0005】図4は従来の技術を説明する為の標準的な
赤色レーザを表す要部切断斜面図である。
赤色レーザを表す要部切断斜面図である。
【0006】図に於いて、(A)は順メサのリッジ型レ
ーザ、(B)は逆メサのリッジ型レーザであって、 801はn型GaAs基板 802はn型GaAsバッファ層 803はn型Al0.35Ga0.15In0.5 Pクラッド層 804は歪みMQWからなる活性層 805はp型Al0.35Ga0.15In0.5 Pクラッド層 806はp型GaInPエッチング停止層 807はp型Al0.35Ga0.15In0.5 Pクラッド層 808はp型GaInP中間層 809はn型GaAs電流ブロック層 810はp型GaAsコンタクト層 をそれぞれ示し、また、歪みMQW活性層804は、 Al0.2 Ga0.3 In0.5 Pガイド層(厚さ100
〔Å〕) GaInPウエル層(厚さ60〔Å〕) Al0.2 Ga0.3 In0.5 Pバリヤ層(厚さ40
〔Å〕) GaInPウエル層(厚さ60〔Å〕) Al0.2 Ga0.3 In0.5 Pバリヤ層(厚さ40
〔Å〕) GaInPウエル層(厚さ60〔Å〕) Al0.2 Ga0.3 In0.5 Pガイド層(厚さ100
〔Å〕) の構成になっている。
ーザ、(B)は逆メサのリッジ型レーザであって、 801はn型GaAs基板 802はn型GaAsバッファ層 803はn型Al0.35Ga0.15In0.5 Pクラッド層 804は歪みMQWからなる活性層 805はp型Al0.35Ga0.15In0.5 Pクラッド層 806はp型GaInPエッチング停止層 807はp型Al0.35Ga0.15In0.5 Pクラッド層 808はp型GaInP中間層 809はn型GaAs電流ブロック層 810はp型GaAsコンタクト層 をそれぞれ示し、また、歪みMQW活性層804は、 Al0.2 Ga0.3 In0.5 Pガイド層(厚さ100
〔Å〕) GaInPウエル層(厚さ60〔Å〕) Al0.2 Ga0.3 In0.5 Pバリヤ層(厚さ40
〔Å〕) GaInPウエル層(厚さ60〔Å〕) Al0.2 Ga0.3 In0.5 Pバリヤ層(厚さ40
〔Å〕) GaInPウエル層(厚さ60〔Å〕) Al0.2 Ga0.3 In0.5 Pガイド層(厚さ100
〔Å〕) の構成になっている。
【0007】図示のレーザに於ける特徴は、p型AlG
aInPクラッド層807の周囲がn型GaAs電流ブ
ロック層809で埋め込まれている点であり、この電流
ブロック層809の存在で、優れた電流閉じ込めや光導
波モードの安定性が実現されている。
aInPクラッド層807の周囲がn型GaAs電流ブ
ロック層809で埋め込まれている点であり、この電流
ブロック層809の存在で、優れた電流閉じ込めや光導
波モードの安定性が実現されている。
【0008】また、(B)に見られる逆メサのリッジ型
レーザでは、同じ活性層幅、即ち、同じストライプ幅で
あれば、(A)に見られる順メサのリッジ型レーザと比
較するとリッジ頂面の面積が広いので、電流通路を大き
くすることが可能であり、素子抵抗を低減することがで
きる。
レーザでは、同じ活性層幅、即ち、同じストライプ幅で
あれば、(A)に見られる順メサのリッジ型レーザと比
較するとリッジ頂面の面積が広いので、電流通路を大き
くすることが可能であり、素子抵抗を低減することがで
きる。
【0009】ところで、前記逆メサのリッジ型レーザを
再現性良く作製する為には、順メサのリッジ型レーザに
於けるストライプ方向、即ち、(01−1)方向とは直
交する方向、即ち、(011)方向にしなければならな
い。
再現性良く作製する為には、順メサのリッジ型レーザに
於けるストライプ方向、即ち、(01−1)方向とは直
交する方向、即ち、(011)方向にしなければならな
い。
【0010】ストライプ方向を(011)方向としたリ
ッジ型レーザは、自然超格子が生成されるので、レーザ
特性は大きく劣化し、また、順メサ、逆メサを問わず、
電流ブロック層809が光を吸収するので、発光効率は
低くなる。
ッジ型レーザは、自然超格子が生成されるので、レーザ
特性は大きく劣化し、また、順メサ、逆メサを問わず、
電流ブロック層809が光を吸収するので、発光効率は
低くなる。
【0011】前記のようなレーザに於ける問題を解消す
る為、本発明者のグループでは、可視光レーザとして屈
曲活性層をもったS3 レーザを実現させた。これは、埋
め込み構造を用いない構造になっていて、Alを含む半
導体結晶の選択成長性に関係なく作製できるものであ
る。
る為、本発明者のグループでは、可視光レーザとして屈
曲活性層をもったS3 レーザを実現させた。これは、埋
め込み構造を用いない構造になっていて、Alを含む半
導体結晶の選択成長性に関係なく作製できるものであ
る。
【0012】図5は本発明者らの発明に係わる斜面発光
型の半導体レーザ、即ち、S3 レーザを表す要部切断斜
面図である(要すれば、前出の「特開平6−45708
号公報」を参照)。
型の半導体レーザ、即ち、S3 レーザを表す要部切断斜
面図である(要すれば、前出の「特開平6−45708
号公報」を参照)。
【0013】図に於いて、 701はn型GaAs基板 702はn型GaAsバッファ層 703はn型GaInP中間層 704はn型AlGaInPクラッド層 705はMQWからなる活性層 706はp型AlGaInPクラッド層 707はAlGaInP電流狭窄層 707Aはn型AlGaInP領域 707Bはp型AlGaInP領域 708はp型AlGaInPクラッド層 709はn型GaInP中間層 710はp型GaAsコンタクト層 をそれぞれ示している。
【0014】このS3 レーザは、ロスガイド構造、即
ち、電流狭窄層に光を吸収する材料を用いた光損失に依
る複素屈折率導波構造ではないから、光の吸収損失は考
慮しなくてよいし、また、低非点収差であり、更に、M
OVPE(metalorganic vapor p
hase epitaxy)法に依る一回の成長で半導
体層積層体を作製することができる為、製造歩留りが高
く、従って、低価格で提供することができる。
ち、電流狭窄層に光を吸収する材料を用いた光損失に依
る複素屈折率導波構造ではないから、光の吸収損失は考
慮しなくてよいし、また、低非点収差であり、更に、M
OVPE(metalorganic vapor p
hase epitaxy)法に依る一回の成長で半導
体層積層体を作製することができる為、製造歩留りが高
く、従って、低価格で提供することができる。
【0015】S3 レーザを製造する場合、特に、電流狭
窄層を形成するには、不純物ドーピングの面方位依存性
を利用している。
窄層を形成するには、不純物ドーピングの面方位依存性
を利用している。
【0016】図6及び図7は不純物ドーピングの面方位
依存性を説明する為の線図であり、横軸には基板のオフ
角を、また、縦軸には不純物の相対的な取り込まれ率を
それぞれ採ってある。
依存性を説明する為の線図であり、横軸には基板のオフ
角を、また、縦軸には不純物の相対的な取り込まれ率を
それぞれ採ってある。
【0017】図6はMgとZnの場合、また、図7はS
eの場合であって、化合物半導体結晶は何れもAlGa
InPである。
eの場合であって、化合物半導体結晶は何れもAlGa
InPである。
【0018】各図から明らかなように、Znなどのp型
不純物の取り込まれ率は(311)A>(100)なる
依存性を示すのに対し、Seなどのn型不純物の取り込
まれ率は、逆に(100)>(311)Aなる依存性を
示している。
不純物の取り込まれ率は(311)A>(100)なる
依存性を示すのに対し、Seなどのn型不純物の取り込
まれ率は、逆に(100)>(311)Aなる依存性を
示している。
【0019】従って、異なる面方位をもつ半導体層表面
に対し、前記p型不純物及びn型不純物を同時にドーピ
ングすれば、p型結晶層とn型結晶層とを同時に成長さ
せることが可能である。
に対し、前記p型不純物及びn型不純物を同時にドーピ
ングすれば、p型結晶層とn型結晶層とを同時に成長さ
せることが可能である。
【0020】図8はp型不純物及びn型不純物を同時ド
ーピングした場合の面方位依存性を説明する為の線図で
あり、横軸には基板の結晶面に於ける傾斜角度、即ち、
(100)面から(111)A面方向へのオフ角を、ま
た、縦軸にはキャリヤ濃度をそれぞれ採ってある。
ーピングした場合の面方位依存性を説明する為の線図で
あり、横軸には基板の結晶面に於ける傾斜角度、即ち、
(100)面から(111)A面方向へのオフ角を、ま
た、縦軸にはキャリヤ濃度をそれぞれ採ってある。
【0021】図から明らかなように、面方位に応じてp
型結晶層とn型結晶層とが一回の成長で得られるので、
例えば主面が(100)面である半導体層表面に側面が
(311)A面である溝を形成し、そこに前記同時ドー
ピングした結晶層を成長させれば、主面にはn型結晶層
が、また、溝内の側面(通常は斜面)にはp型結晶層が
それぞれ成長することになる。
型結晶層とn型結晶層とが一回の成長で得られるので、
例えば主面が(100)面である半導体層表面に側面が
(311)A面である溝を形成し、そこに前記同時ドー
ピングした結晶層を成長させれば、主面にはn型結晶層
が、また、溝内の側面(通常は斜面)にはp型結晶層が
それぞれ成長することになる。
【0022】さきに説明した図5に見られる斜面発光型
の半導体レーザ、即ち、S3 レーザは、前記説明した同
時ドーピングの技法を適用して作製したものであって、
電流狭窄層707のうち、電流が流れるp型の領域70
7Bは斜面になっていて、その下に在る活性層705の
うち発光領域の中心部分も斜面になってはいるが、湾曲
はせずに直線状になっている。
の半導体レーザ、即ち、S3 レーザは、前記説明した同
時ドーピングの技法を適用して作製したものであって、
電流狭窄層707のうち、電流が流れるp型の領域70
7Bは斜面になっていて、その下に在る活性層705の
うち発光領域の中心部分も斜面になってはいるが、湾曲
はせずに直線状になっている。
【0023】図9はS3 レーザに用いる基板に半導体層
を成長した構成の要点を詳細に表した要部切断正面図で
ある。
を成長した構成の要点を詳細に表した要部切断正面図で
ある。
【0024】図に於いて、 101はGaAsバッファ層成長後のn型GaAs段差
基板 102はn型GaInP中間層 103はn型AlGaInPクラッド層 104は歪みMQWからなる活性層 105はp型AlGaInPクラッド層 106はAlGaInP電流狭窄層 106Aはn型AlGaInP領域 106Bはp型AlGaInP領域 107はp型AlGaInPクラッド層 108はp型GaInP中間層 109はp型GaAsコンタクト層 をそれぞれ示し、110は第一斜面上に在る電流通路、
111は第一成長線(上側平坦面及び第一斜面の境
界)、112は第二成長線(第一斜面及び第二斜面の境
界)、113は第三成長線(第二斜面及び下側平坦面の
境界)、114は第一斜面、115は第二斜面、116
は上側平坦面、117は下側平坦面、118は第二成長
線及び第三成長線の乱れ、119はバッファ層成長後の
段差基板101に於ける斜面をそれぞれ示している。
基板 102はn型GaInP中間層 103はn型AlGaInPクラッド層 104は歪みMQWからなる活性層 105はp型AlGaInPクラッド層 106はAlGaInP電流狭窄層 106Aはn型AlGaInP領域 106Bはp型AlGaInP領域 107はp型AlGaInPクラッド層 108はp型GaInP中間層 109はp型GaAsコンタクト層 をそれぞれ示し、110は第一斜面上に在る電流通路、
111は第一成長線(上側平坦面及び第一斜面の境
界)、112は第二成長線(第一斜面及び第二斜面の境
界)、113は第三成長線(第二斜面及び下側平坦面の
境界)、114は第一斜面、115は第二斜面、116
は上側平坦面、117は下側平坦面、118は第二成長
線及び第三成長線の乱れ、119はバッファ層成長後の
段差基板101に於ける斜面をそれぞれ示している。
【0025】図から明らかであるが、段差基板101に
所要半導体層を実際に積層形成する際、特にn側のクラ
ッド層103の成長段階から顕著となるが、第一斜面1
14に連なり、下側平坦面方向に延びて緩斜面をなす第
二斜面115が生成される。
所要半導体層を実際に積層形成する際、特にn側のクラ
ッド層103の成長段階から顕著となるが、第一斜面1
14に連なり、下側平坦面方向に延びて緩斜面をなす第
二斜面115が生成される。
【0026】しかも、この第二斜面115は、半導体層
を成長させるにつれて表面積が増大する傾向があり、従
って、第一斜面114の表面積は、半導体層を成長させ
るにつれて減少してしまう。
を成長させるにつれて表面積が増大する傾向があり、従
って、第一斜面114の表面積は、半導体層を成長させ
るにつれて減少してしまう。
【0027】ところで、第一斜面114に於けるp型不
純物濃度は他の面、即ち、第二斜面115、上側平坦面
116、下側平坦面117などに比較する二倍以上も大
きいので、S3 レーザでは、p側のクラッド層107及
び105の第一斜面対応部分と電流狭窄層106に於け
るp型の領域106Bなどが電流通路110となる。
純物濃度は他の面、即ち、第二斜面115、上側平坦面
116、下側平坦面117などに比較する二倍以上も大
きいので、S3 レーザでは、p側のクラッド層107及
び105の第一斜面対応部分と電流狭窄層106に於け
るp型の領域106Bなどが電流通路110となる。
【0028】従って、S3 レーザに於ける電流通路11
0は、活性層104から離れるにつれて狭くなり、抵抗
率が高くなる旨の問題がある。
0は、活性層104から離れるにつれて狭くなり、抵抗
率が高くなる旨の問題がある。
【0029】そこで、本発明者のグループでは、n側の
クラッド層103の成長途中で二族のみの結晶組成を変
えることに依り、第一斜面114と第二斜面115の現
れ易さを変える手段を提供した(要すれば「特願平8−
246543号」を参照)。
クラッド層103の成長途中で二族のみの結晶組成を変
えることに依り、第一斜面114と第二斜面115の現
れ易さを変える手段を提供した(要すれば「特願平8−
246543号」を参照)。
【0030】特願平8−246543号に開示された第
一斜面と第二斜面の現れ易さを変える手段は、原理的に
逆メサ型の構造を作製するのに有用であるが、クラッド
層の組成を変えた場合、光閉じ込めの分布を変えてしま
うので、良好なビーム形状が得られ難い旨の問題があ
る。
一斜面と第二斜面の現れ易さを変える手段は、原理的に
逆メサ型の構造を作製するのに有用であるが、クラッド
層の組成を変えた場合、光閉じ込めの分布を変えてしま
うので、良好なビーム形状が得られ難い旨の問題があ
る。
【0031】従って、結晶の三族組成を変えることな
く、しかも、成長と共にストライプの幅が狭くなるよう
な事態が起こらない技法、例えば逆メサを形成するのに
相当するような技法を開発しなければならない。
く、しかも、成長と共にストライプの幅が狭くなるよう
な事態が起こらない技法、例えば逆メサを形成するのに
相当するような技法を開発しなければならない。
【0032】また、順メサ型、或いは、逆メサ型の何れ
にしても、図9に見られる第一成長線111と第二成長
線112とは平行にならず、結晶の成長と共に両成長線
の距離は近づいてくるのであるが、この成長線の角度は
レーザ光の偏光角度に影響を与える(要すれば「特願平
7−159342号」を参照)。
にしても、図9に見られる第一成長線111と第二成長
線112とは平行にならず、結晶の成長と共に両成長線
の距離は近づいてくるのであるが、この成長線の角度は
レーザ光の偏光角度に影響を与える(要すれば「特願平
7−159342号」を参照)。
【0033】従って、各成長線が平行になるようにしな
いと、第一成長線111近傍に於ける偏光角度と第二成
長線112近傍に於ける偏光角度とで微妙な違いを生じ
てしまい、これがレーザ光のニア・フィールド・パター
ンに影響を与えるので、キンク安定性に問題を生じてい
た。
いと、第一成長線111近傍に於ける偏光角度と第二成
長線112近傍に於ける偏光角度とで微妙な違いを生じ
てしまい、これがレーザ光のニア・フィールド・パター
ンに影響を与えるので、キンク安定性に問題を生じてい
た。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、S3 レー
ザに於いて、図4に見られる逆メサのリッジ型レーザと
同様、クラッド層の組成を変えることなく、p側のクラ
ッド層に於ける電流通路を狭くしない為の手段を提供
し、斜面に対応する二つの成長線を平行に保ってニア・
フィールド・パターンの安定性を確保できるようにす
る。
ザに於いて、図4に見られる逆メサのリッジ型レーザと
同様、クラッド層の組成を変えることなく、p側のクラ
ッド層に於ける電流通路を狭くしない為の手段を提供
し、斜面に対応する二つの成長線を平行に保ってニア・
フィールド・パターンの安定性を確保できるようにす
る。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明者は、MOVPE
法を適用して段差基板上にクラッド層を成長させる場
合、異なる五族/三族比、或いは、異なる成長温度を適
用して成長されたクラッド層上に更に積層成長したクラ
ッド層は、一時的に成長線の角度が変わることを見いだ
した。
法を適用して段差基板上にクラッド層を成長させる場
合、異なる五族/三族比、或いは、異なる成長温度を適
用して成長されたクラッド層上に更に積層成長したクラ
ッド層は、一時的に成長線の角度が変わることを見いだ
した。
【0036】図1は本発明の原理を説明する為の成長半
導体層の構造を表す要部切断正面図である。
導体層の構造を表す要部切断正面図である。
【0037】図に於いて、1は段差をもった半導体下地
上に成長した第一領域層、2は第一領域層上に成長した
第二領域層、3は第二領域層上に成長した第三領域層、
1Aは主面、1Bは第一斜面、1B0 は面方位が異なる
第一斜面、1Cは第二斜面、4Aは第一上側成長線、4
Bは第二上側成長線、4Cは第三上側成長線、5Aは第
一下側成長線、5Bは第二下側成長線、5Cは第三下側
成長線をそれぞれ示している。
上に成長した第一領域層、2は第一領域層上に成長した
第二領域層、3は第二領域層上に成長した第三領域層、
1Aは主面、1Bは第一斜面、1B0 は面方位が異なる
第一斜面、1Cは第二斜面、4Aは第一上側成長線、4
Bは第二上側成長線、4Cは第三上側成長線、5Aは第
一下側成長線、5Bは第二下側成長線、5Cは第三下側
成長線をそれぞれ示している。
【0038】本発明者の実験に依れば、高い五族/三族
比、或いは、低い成長温度で成長されたクラッド層上に
低い五族/三族比、或いは、高い成長温度でクラッド層
を成長させた場合、図1に見られるように、下側成長線
が一時的に上側成長線と並行する領域が現れる旨の知見
が得られた。
比、或いは、低い成長温度で成長されたクラッド層上に
低い五族/三族比、或いは、高い成長温度でクラッド層
を成長させた場合、図1に見られるように、下側成長線
が一時的に上側成長線と並行する領域が現れる旨の知見
が得られた。
【0039】従って、レーザ光のニア・フィールド・パ
ターンを安定化する為には、前記下側成長線が一時的に
上側成長線と平行する結晶成長層を活性層付近のクラッ
ド層に生成させると良い。
ターンを安定化する為には、前記下側成長線が一時的に
上側成長線と平行する結晶成長層を活性層付近のクラッ
ド層に生成させると良い。
【0040】図1に見られる第一斜面1Bの傾き角度
は、五族/三族比、或いは、成長温度に依って微妙に変
化する。
は、五族/三族比、或いは、成長温度に依って微妙に変
化する。
【0041】図2は五族/三族比或いは成長温度に依る
斜面の傾き角度の変化を表す線図であり、横軸には上側
成長線の傾き角度ω(図2(A)を参照)、縦軸には第
一斜面の角度θ(図2(A)を参照)をそれぞれ採って
ある。
斜面の傾き角度の変化を表す線図であり、横軸には上側
成長線の傾き角度ω(図2(A)を参照)、縦軸には第
一斜面の角度θ(図2(A)を参照)をそれぞれ採って
ある。
【0042】図2(A)に見られる試料に関するデータ
は、(100)6°オフ基板にAlGaInP層を成長
させ、そのAlGaInP層に於ける五族/三族比を1
30〜300まで変化させ、そして、成長温度Tgは7
05〔℃〕〜720〔℃〕まで変化させている。
は、(100)6°オフ基板にAlGaInP層を成長
させ、そのAlGaInP層に於ける五族/三族比を1
30〜300まで変化させ、そして、成長温度Tgは7
05〔℃〕〜720〔℃〕まで変化させている。
【0043】図からすると、上側成長線の傾き角度ωが
大きく変化しても、斜面の傾き角度θは比較的安定であ
るが、上側成長線の傾き角度ωが大きくなった場合、斜
面の傾き角度θは少しだけ小さくなることが看取され、
弱い依存性があることが理解される。
大きく変化しても、斜面の傾き角度θは比較的安定であ
るが、上側成長線の傾き角度ωが大きくなった場合、斜
面の傾き角度θは少しだけ小さくなることが看取され、
弱い依存性があることが理解される。
【0044】この為、上側成長線の傾き角度ωが変わる
と第一斜面の面方位が変化することになるから、結晶の
成長途中で、五族/三族比や成長温度を変化させ、互い
に異なる成長線を有する第一結晶成長層1と第二結晶成
長層2を成長させた場合、図1に見られるように、成長
中、第一斜面1Bに於ける面方位の角度が徐々に変化
し、そして、それに対応して下側成長線の角度が変化す
るようになる。
と第一斜面の面方位が変化することになるから、結晶の
成長途中で、五族/三族比や成長温度を変化させ、互い
に異なる成長線を有する第一結晶成長層1と第二結晶成
長層2を成長させた場合、図1に見られるように、成長
中、第一斜面1Bに於ける面方位の角度が徐々に変化
し、そして、それに対応して下側成長線の角度が変化す
るようになる。
【0045】図1に於ける第二領域層2は、第一斜面1
Bが面方位を変える部分、即ち、遷移領域であり、第一
斜面1Bが、その成長条件の面方位で完全に安定した場
合、第三領域層3の下側成長線5Cのように、再び角度
を変えることになる。
Bが面方位を変える部分、即ち、遷移領域であり、第一
斜面1Bが、その成長条件の面方位で完全に安定した場
合、第三領域層3の下側成長線5Cのように、再び角度
を変えることになる。
【0046】前記のように、同一組成の結晶であって
も、成長条件が異なれば、成長線の角度が変わり、ま
た、二つの異なる成長条件の領域層、例えば、図1で
は、第一領域層1のみが異なる成長条件であるが、その
ような二つの領域層の間には、斜面の角度を適正に保つ
為の遷移領域、例えば、図1では、第二領域層2が相当
するのであるが、この部分で下側成長線と上側成長線と
を平行に近い状態とする条件が存在する。
も、成長条件が異なれば、成長線の角度が変わり、ま
た、二つの異なる成長条件の領域層、例えば、図1で
は、第一領域層1のみが異なる成長条件であるが、その
ような二つの領域層の間には、斜面の角度を適正に保つ
為の遷移領域、例えば、図1では、第二領域層2が相当
するのであるが、この部分で下側成長線と上側成長線と
を平行に近い状態とする条件が存在する。
【0047】前記した遷移領域を利用すれば、五族/三
族比と成長条件とから自然発生的に決まってしまう結晶
本来の下側成長線の角度を結晶成長段階が遷移領域内に
ある場合のみ一時的に変化させることが可能である。
族比と成長条件とから自然発生的に決まってしまう結晶
本来の下側成長線の角度を結晶成長段階が遷移領域内に
ある場合のみ一時的に変化させることが可能である。
【0048】前記したところから、本発明に依る半導体
レーザ装置及びその製造方法に於いては、 (1)(100)面或いは(n11)A面(7<n n
は実数)が表出した主面並びに(n1 11)A面(2≦
n1 ≦7 n1 は実数)が表出した斜面をもつ段差基板
(例えばGaAsバッファ層を積層したn型GaAs段
差基板201)と、段差基板上に形成されて(100)
面或いは(n11)A面(7<n nは実数)が表出し
た主面並びに(n2 11)A面(3≦n2 ≦7 n2 は
実数)が表出した第一斜面をもつ活性層(例えば歪みM
QW活性層205)と、活性層に接して積層され斜面に
沿う領域で高いキャリヤ濃度をもち且つ主面に沿う領域
で低いキャリヤ濃度をもつp側第一クラッド層(例えば
p型AlGaInPクラッド層206)と、p側第一ク
ラッド層に接して積層され斜面に沿う領域でp型である
p側第二クラッド層(例えば斜面に在るp型AlGaI
nPクラッド層)及び主面に沿う領域でn型である電流
ブロック層(例えば平坦面に在るn型AlGaInP電
流ブロック層)からなる同一半導体層(例えばAlGa
InP電流ブロック及びクラッド層207)とを備える
半導体レーザ装置に於いて、少なくともn側クラッド層
が第一斜面の下側と主面との間に在る緩徐な第二斜面を
もち、且つ、第一斜面が第一の面方位角度を有する結晶
成長領域の結晶で構成されたクラッド層(例えばn型A
lGaInPクラッド層203)及び第一斜面が第一の
面方位角度に比較して緩徐な第二の面方位角度を有する
結晶成長領域の結晶で構成されたクラッド層(例えばn
型AlGaInPクラッド層204)の組み合わせから
なることを特徴とするか、或いは、
レーザ装置及びその製造方法に於いては、 (1)(100)面或いは(n11)A面(7<n n
は実数)が表出した主面並びに(n1 11)A面(2≦
n1 ≦7 n1 は実数)が表出した斜面をもつ段差基板
(例えばGaAsバッファ層を積層したn型GaAs段
差基板201)と、段差基板上に形成されて(100)
面或いは(n11)A面(7<n nは実数)が表出し
た主面並びに(n2 11)A面(3≦n2 ≦7 n2 は
実数)が表出した第一斜面をもつ活性層(例えば歪みM
QW活性層205)と、活性層に接して積層され斜面に
沿う領域で高いキャリヤ濃度をもち且つ主面に沿う領域
で低いキャリヤ濃度をもつp側第一クラッド層(例えば
p型AlGaInPクラッド層206)と、p側第一ク
ラッド層に接して積層され斜面に沿う領域でp型である
p側第二クラッド層(例えば斜面に在るp型AlGaI
nPクラッド層)及び主面に沿う領域でn型である電流
ブロック層(例えば平坦面に在るn型AlGaInP電
流ブロック層)からなる同一半導体層(例えばAlGa
InP電流ブロック及びクラッド層207)とを備える
半導体レーザ装置に於いて、少なくともn側クラッド層
が第一斜面の下側と主面との間に在る緩徐な第二斜面を
もち、且つ、第一斜面が第一の面方位角度を有する結晶
成長領域の結晶で構成されたクラッド層(例えばn型A
lGaInPクラッド層203)及び第一斜面が第一の
面方位角度に比較して緩徐な第二の面方位角度を有する
結晶成長領域の結晶で構成されたクラッド層(例えばn
型AlGaInPクラッド層204)の組み合わせから
なることを特徴とするか、或いは、
【0049】(2)前記(1)に於いて、少なくともn
側クラッド層(例えばn型AlGaInPクラッド層2
03及び204)に於いて、段差基板側に在る第一の面
方位角度を有する結晶成長領域の結晶に於ける五族/三
族比が表面側に在る第二の面方位角度を有する結晶成長
領域の結晶に於ける五族/三族比に比較して高いことを
特徴とするか、或いは、
側クラッド層(例えばn型AlGaInPクラッド層2
03及び204)に於いて、段差基板側に在る第一の面
方位角度を有する結晶成長領域の結晶に於ける五族/三
族比が表面側に在る第二の面方位角度を有する結晶成長
領域の結晶に於ける五族/三族比に比較して高いことを
特徴とするか、或いは、
【0050】(3)前記(1)又は(2)に於いて、活
性層近傍のクラッド層の一部が第二の面方位角度を有す
る結晶成長領域の結晶(例えばn型AlGaInPクラ
ッド層204の一部)であって且つ活性層近傍の上側成
長線(例えば上側成長線211)の平均と下側成長線
(例えば214)の平均が略平行することを特徴とする
か、或いは、
性層近傍のクラッド層の一部が第二の面方位角度を有す
る結晶成長領域の結晶(例えばn型AlGaInPクラ
ッド層204の一部)であって且つ活性層近傍の上側成
長線(例えば上側成長線211)の平均と下側成長線
(例えば214)の平均が略平行することを特徴とする
か、或いは、
【0051】(4)(100)面或いは(n11)A面
(7<n nは実数)が表出した主面並びに(n1 1
1)A面(2≦n1 ≦7 n1 は実数)が表出した斜面
をもつ段差基板上に段差基板側の第一の面方位角度を有
する結晶成長領域の結晶と表面側の第二の面方位角度を
有する結晶成長領域(例えばn型AlGaInPクラッ
ド層203及びn型AlGaInPクラッド層204)
の結晶を順に成長させて一導電型側クラッド層(例えば
n側クラッド層)を形成する際に表面側である第二の面
方位角度を有する結晶成長領域(例えばn型AlGaI
nPクラッド層204)の結晶の成長温度を高くして成
長させる工程と、次いで、一導電型側クラッド層(例え
ばn側クラッド層)上に(100)面或いは(n11)
A面(7<n nは実数)が表出した主面並びに(n2
11)A面(3≦n2 ≦7 n2 は実数)が表出した第
一斜面をもつ活性層(例えば歪みMQW活性層205)
を形成する工程と、次いで、活性層上に斜面に沿う領域
で高いキャリヤ濃度をもち且つ主面に沿う領域で低いキ
ャリヤ濃度をもつ反対導電型側第一クラッド層(例えば
p型AlGaInPクラッド層206)を形成する工程
と、次いで、反対導電型側第一クラッド層上に斜面に沿
う領域で反対導電型である反対導電型側第二クラッド層
(例えばp型AlGaInPクラッド層)及び主面に沿
う領域で一導電型である電流ブロック層(例えばn型A
lGaInP電流ブロック層)からなる同一半導体層
(例えばAlGaInP電流ブロック及びクラッド層2
07)を形成する工程とを含んでなることを特徴とす
る。
(7<n nは実数)が表出した主面並びに(n1 1
1)A面(2≦n1 ≦7 n1 は実数)が表出した斜面
をもつ段差基板上に段差基板側の第一の面方位角度を有
する結晶成長領域の結晶と表面側の第二の面方位角度を
有する結晶成長領域(例えばn型AlGaInPクラッ
ド層203及びn型AlGaInPクラッド層204)
の結晶を順に成長させて一導電型側クラッド層(例えば
n側クラッド層)を形成する際に表面側である第二の面
方位角度を有する結晶成長領域(例えばn型AlGaI
nPクラッド層204)の結晶の成長温度を高くして成
長させる工程と、次いで、一導電型側クラッド層(例え
ばn側クラッド層)上に(100)面或いは(n11)
A面(7<n nは実数)が表出した主面並びに(n2
11)A面(3≦n2 ≦7 n2 は実数)が表出した第
一斜面をもつ活性層(例えば歪みMQW活性層205)
を形成する工程と、次いで、活性層上に斜面に沿う領域
で高いキャリヤ濃度をもち且つ主面に沿う領域で低いキ
ャリヤ濃度をもつ反対導電型側第一クラッド層(例えば
p型AlGaInPクラッド層206)を形成する工程
と、次いで、反対導電型側第一クラッド層上に斜面に沿
う領域で反対導電型である反対導電型側第二クラッド層
(例えばp型AlGaInPクラッド層)及び主面に沿
う領域で一導電型である電流ブロック層(例えばn型A
lGaInP電流ブロック層)からなる同一半導体層
(例えばAlGaInP電流ブロック及びクラッド層2
07)を形成する工程とを含んでなることを特徴とす
る。
【0052】前記手段を採ることに依り、五族/三族比
を変えたり、或いは、成長温度を変えるなどして成長さ
れ、S3 レーザに於けるクラッド層として作用する二つ
の領域層の間に介在して遷移領域となる領域層を利用
し、傾斜面に係わる下側成長線と上側成長線を平行、或
いは、それに近い状態に制御することが可能となり、従
って、ニア・フィールド・パターンを安定化させるのに
有効であり、また、電流通路の狭隘化を防止することが
できる。
を変えたり、或いは、成長温度を変えるなどして成長さ
れ、S3 レーザに於けるクラッド層として作用する二つ
の領域層の間に介在して遷移領域となる領域層を利用
し、傾斜面に係わる下側成長線と上側成長線を平行、或
いは、それに近い状態に制御することが可能となり、従
って、ニア・フィールド・パターンを安定化させるのに
有効であり、また、電流通路の狭隘化を防止することが
できる。
【0053】
【発明の実施の形態】図3は本発明に於ける実施の形態
を説明する為の半導体レーザ装置であるS3レーザを表
す要部切断正面図である。
を説明する為の半導体レーザ装置であるS3レーザを表
す要部切断正面図である。
【0054】図に於いて、 201:GaAsバッファ層成長後のn型GaAs段差
基板 202:n型GaInP中間層 203:n型AlGaInPクラッド層(第一領域層に
相当し、高い五族/三族比をもつ) 204:n型AlGaInPクラッド層(第二領域層即
ち遷移領域に相当し、低い五族/三族比をもつ) 205:歪みMQWからなる活性層 206:p型AlGaInPクラッド層(第三領域層に
相当し、低い五族/三族比をもつ) 207:AlGaInP電流ブロック及びクラッド層
(第三領域層に含まれるものとし、低い五族/三族比を
もつ) 207A:n型AlGaInP領域(主面即ち平坦面) 207B:p型AlGaInP領域(斜面) 208:p型AlGaInPクラッド層 209:p型GaAsコンタクト層 をそれぞれ示し、210は第一領域層203に在る上側
成長線、211は第二領域層204に在る上側成長線、
212は第三領域層206に在る上側成長線、213は
第一領域層203に在る下側成長線、214は第二領域
層204に在る下側成長線、215は第三領域層206
に在る下側成長線をそれぞれ示している。
基板 202:n型GaInP中間層 203:n型AlGaInPクラッド層(第一領域層に
相当し、高い五族/三族比をもつ) 204:n型AlGaInPクラッド層(第二領域層即
ち遷移領域に相当し、低い五族/三族比をもつ) 205:歪みMQWからなる活性層 206:p型AlGaInPクラッド層(第三領域層に
相当し、低い五族/三族比をもつ) 207:AlGaInP電流ブロック及びクラッド層
(第三領域層に含まれるものとし、低い五族/三族比を
もつ) 207A:n型AlGaInP領域(主面即ち平坦面) 207B:p型AlGaInP領域(斜面) 208:p型AlGaInPクラッド層 209:p型GaAsコンタクト層 をそれぞれ示し、210は第一領域層203に在る上側
成長線、211は第二領域層204に在る上側成長線、
212は第三領域層206に在る上側成長線、213は
第一領域層203に在る下側成長線、214は第二領域
層204に在る下側成長線、215は第三領域層206
に在る下側成長線をそれぞれ示している。
【0055】次に、図3に見られるS3 レーザを製造す
る工程について説明する。尚、段差基板201上の各半
導体層は全てMOVPE法を適用して形成するものと
し、その成長圧力は50〔Torr〕、成長効率は約8
00〔μm/mol〕、総流量は8〔sim〕であっ
て、キャリヤ・ガスは水素である。
る工程について説明する。尚、段差基板201上の各半
導体層は全てMOVPE法を適用して形成するものと
し、その成長圧力は50〔Torr〕、成長効率は約8
00〔μm/mol〕、総流量は8〔sim〕であっ
て、キャリヤ・ガスは水素である。
【0056】(1) 主面が(100)面から(11
1)A面方向に6°オフし、Siが約4×1018〔c
m-3〕程度にドーピングされた約5〔cm〕φ(2〔イ
ンチ〕φ)のn型GaAs基板に対し、リソグラフィ技
術に於けるレジスト・プロセスを適用することに依り、
例えば150〔μm〕間隔で幅150〔μm〕のストラ
イプ・レジスト膜を形成する。
1)A面方向に6°オフし、Siが約4×1018〔c
m-3〕程度にドーピングされた約5〔cm〕φ(2〔イ
ンチ〕φ)のn型GaAs基板に対し、リソグラフィ技
術に於けるレジスト・プロセスを適用することに依り、
例えば150〔μm〕間隔で幅150〔μm〕のストラ
イプ・レジスト膜を形成する。
【0057】(2) 前記n型GaAs基板をフッ酸系
溶液に浸漬し、主面と斜面とのなす角度が約14°とな
るようにエッチングを行なって、n型GaAs段差基板
201とする。この場合、メサの深さは約0.5〔μ
m〕であり、斜面の面方位は約(411)A面である。
溶液に浸漬し、主面と斜面とのなす角度が約14°とな
るようにエッチングを行なって、n型GaAs段差基板
201とする。この場合、メサの深さは約0.5〔μ
m〕であり、斜面の面方位は約(411)A面である。
【0058】(3) MOVPE法を適用することに依
り、段差基板201上にGaAsバッファ層(図示せ
ず)を成長させる。
り、段差基板201上にGaAsバッファ層(図示せ
ず)を成長させる。
【0059】この場合の成長に係わる諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:トリメチルガリウム(TMGa:Ga
(CH3 )3 )及びアルシン(AsH3 ) 五族/三族比:100 成長速度:1〔μm/時〕 ドーパント原料:Si2 H6 n型キャリヤ濃度:約5×1017〔cm-3〕 層厚:1.5〔μm〕
(CH3 )3 )及びアルシン(AsH3 ) 五族/三族比:100 成長速度:1〔μm/時〕 ドーパント原料:Si2 H6 n型キャリヤ濃度:約5×1017〔cm-3〕 層厚:1.5〔μm〕
【0060】(4) 引き続いて、バッファ層上に中間
層202を成長させる。この場合の成長に係わる諸条件
は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:トリエチルガリウム(TEGa:Ga
(C2 H5 )3 )及びトリメチルインジウム(TMI
n:In(CH3 )3 )及びホスフィン(PH3 ) 五族/三族比:500 成長速度:1〔μm/時〕 ドーパント原料:Si2 H6 n型キャリヤ濃度:約1×1018〔cm-3〕 層厚:0.1〔μm〕
層202を成長させる。この場合の成長に係わる諸条件
は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:トリエチルガリウム(TEGa:Ga
(C2 H5 )3 )及びトリメチルインジウム(TMI
n:In(CH3 )3 )及びホスフィン(PH3 ) 五族/三族比:500 成長速度:1〔μm/時〕 ドーパント原料:Si2 H6 n型キャリヤ濃度:約1×1018〔cm-3〕 層厚:0.1〔μm〕
【0061】(5) 引き続いて、中間層202上にク
ラッド層203(第一領域層)を成長させる。この場合
の成長に係わる諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:トリメチルアルミニウム(TMAl:A
l(CH3 )3 )及びTEGa及びTMIn及びPH3 五族/三族比:273 成長速度:2.2〔μm/時〕 ドーパント原料:Si2 H6 n型キャリヤ濃度:約5×1017〔cm-3〕 層厚:1.5〔μm〕 尚、ここで、Siをドーピングしているのは、斜面のn
型不純物濃度を主面のn型不純物濃度に比較して低くし
ない為である。
ラッド層203(第一領域層)を成長させる。この場合
の成長に係わる諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:トリメチルアルミニウム(TMAl:A
l(CH3 )3 )及びTEGa及びTMIn及びPH3 五族/三族比:273 成長速度:2.2〔μm/時〕 ドーパント原料:Si2 H6 n型キャリヤ濃度:約5×1017〔cm-3〕 層厚:1.5〔μm〕 尚、ここで、Siをドーピングしているのは、斜面のn
型不純物濃度を主面のn型不純物濃度に比較して低くし
ない為である。
【0062】(6) 引き続いて、クラッド層203上
にクラッド層204(第二領域層)を成長させる。この
場合の成長に係わる諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:トリメチルアルミニウム(TMAl:A
l(CH3 )3 )及びTEGa及びTMIn及びPH3 五族/三族比:110 成長速度:2.2〔μm/時〕 ドーパント原料:Si2 H6 n型キャリヤ濃度:約5×1017〔cm-3〕 層厚:0.5〔μm〕(0.2〔μm〕〜0.3
〔μm〕が最良)
にクラッド層204(第二領域層)を成長させる。この
場合の成長に係わる諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:トリメチルアルミニウム(TMAl:A
l(CH3 )3 )及びTEGa及びTMIn及びPH3 五族/三族比:110 成長速度:2.2〔μm/時〕 ドーパント原料:Si2 H6 n型キャリヤ濃度:約5×1017〔cm-3〕 層厚:0.5〔μm〕(0.2〔μm〕〜0.3
〔μm〕が最良)
【0063】尚、実測したところに依れば、クラッド層
204は、ここで用いている6°オフ基板上に於いて、
層厚を0.2〔μm〕〜0.3〔μm〕程度にして成長
させた場合、上側成長線211と下側成長線214とが
完全に平行となって最良の結果が得られ、層厚が前記の
範囲を越えると平行性が次第に失われることが看取され
た。
204は、ここで用いている6°オフ基板上に於いて、
層厚を0.2〔μm〕〜0.3〔μm〕程度にして成長
させた場合、上側成長線211と下側成長線214とが
完全に平行となって最良の結果が得られ、層厚が前記の
範囲を越えると平行性が次第に失われることが看取され
た。
【0064】(7) 引き続いて、クラッド層204上
に歪みMQW活性層205を成長させる。この場合の成
長に係わる諸条件は、 ○ 全てについて 温度:680〔℃〕 原料ガス:TMIn及びTEGa及びTMAl及び
PH3 ○ ガイド層(Al0.2 Ga0.8 As層)について 五族/三族比:60 成長速度:1〔μm/時〕 層厚:500〔Å〕 ○ バリヤ層(GaAs層)について 五族/三族比:80 成長速度:0.8〔μm/時〕 層厚:50〔Å〕 ○ ウエル層(Ga0.8 In0.2 As層)について 五族/三族比:60 成長速度:1.2〔μm/時〕 層厚:70 層数:2
に歪みMQW活性層205を成長させる。この場合の成
長に係わる諸条件は、 ○ 全てについて 温度:680〔℃〕 原料ガス:TMIn及びTEGa及びTMAl及び
PH3 ○ ガイド層(Al0.2 Ga0.8 As層)について 五族/三族比:60 成長速度:1〔μm/時〕 層厚:500〔Å〕 ○ バリヤ層(GaAs層)について 五族/三族比:80 成長速度:0.8〔μm/時〕 層厚:50〔Å〕 ○ ウエル層(Ga0.8 In0.2 As層)について 五族/三族比:60 成長速度:1.2〔μm/時〕 層厚:70 層数:2
【0065】(8) 引き続いて、歪みMQW活性層2
05上にクラッド層206(第三領域層)を成長させ
る。この場合の成長に係わる諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:TMAl及びTEGa及びTMIn及び
PH3 五族/三族比:110 成長速度:2.2〔μm/時〕 ドーパント原料:ジエチル亜鉛(DEZn:(C2
H5 )2 Zn)(二族/三族比で約0.1) p型キャリヤ濃度:約7×1017〔cm-3〕(斜面)
約1.2×1017〔cm-3〕(主面) 層厚:0.35〔μm〕
05上にクラッド層206(第三領域層)を成長させ
る。この場合の成長に係わる諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:TMAl及びTEGa及びTMIn及び
PH3 五族/三族比:110 成長速度:2.2〔μm/時〕 ドーパント原料:ジエチル亜鉛(DEZn:(C2
H5 )2 Zn)(二族/三族比で約0.1) p型キャリヤ濃度:約7×1017〔cm-3〕(斜面)
約1.2×1017〔cm-3〕(主面) 層厚:0.35〔μm〕
【0066】(9) 引き続いて、クラッド層206上
に電流ブロック及びクラッド層207(第三領域に含ま
れるものとする)を成長させる。この場合の成長に係わ
る諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:TMAl及びTEGa及びTMIn及び
PH3 五族/三族比:110 成長速度:2.2〔μm/時〕 ドーパント原料:DEZnとH2 Seとを交互にド
ーピング p型キャリヤ濃度:約7×1017〔cm-3〕(斜面) n型キャリヤ濃度:約6×1017〔cm-3〕(主面) 周期数:30(厚さ50〔Å〕にて) 層厚:0.30〔μm〕
に電流ブロック及びクラッド層207(第三領域に含ま
れるものとする)を成長させる。この場合の成長に係わ
る諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:TMAl及びTEGa及びTMIn及び
PH3 五族/三族比:110 成長速度:2.2〔μm/時〕 ドーパント原料:DEZnとH2 Seとを交互にド
ーピング p型キャリヤ濃度:約7×1017〔cm-3〕(斜面) n型キャリヤ濃度:約6×1017〔cm-3〕(主面) 周期数:30(厚さ50〔Å〕にて) 層厚:0.30〔μm〕
【0067】この場合、p型不純物は斜面のみで拡散し
て均一のキャリヤ濃度になるので、斜面では1.2×1
018〔cm-3〕のp型ドーピング領域が拡散に依ってn型
領域に侵入し、平均的に半分のキャリヤ濃度になってい
る。
て均一のキャリヤ濃度になるので、斜面では1.2×1
018〔cm-3〕のp型ドーピング領域が拡散に依ってn型
領域に侵入し、平均的に半分のキャリヤ濃度になってい
る。
【0068】(10) 引き続いて、ブロック及びクラ
ッド層207上にクラッド層208を成長させる。この
場合の成長に係わる諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:TMAl及びTEGa及びTMIn及び
PH3 五族/三族比:273 成長速度:2.2〔μm/時〕 ドーパント原料:DEZn p型キャリヤ濃度:約7×1017〔cm-3〕(斜面)
約1.2×1017〔cm-3〕(主面) 層厚:1.5〔μm〕
ッド層207上にクラッド層208を成長させる。この
場合の成長に係わる諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:TMAl及びTEGa及びTMIn及び
PH3 五族/三族比:273 成長速度:2.2〔μm/時〕 ドーパント原料:DEZn p型キャリヤ濃度:約7×1017〔cm-3〕(斜面)
約1.2×1017〔cm-3〕(主面) 層厚:1.5〔μm〕
【0069】(11) 引き続き、クラッド層208上
にコンタクト層209を成長させる。この場合の成長に
係わる諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:TMGa及びAsH3 五族/三族比:100 成長速度:1〔μm/時〕 ドーパント原料:DEZn p型キャリヤ濃度:約2×1018〔cm-3〕(斜面) 層厚:1〔μm〕 (12) この後、通常の技法を適用して完成させる。
例えば、100〔μm〕幅の素子分離領域の形成、Au
/Ge/Auからなるn側電極の形成、AuZn/Au
からなるp側電極の形成、劈開に依る幅300〔μ
m〕、長さ700〔μm〕のチップに形成するなどの工
程を経て、そのチップをp側アップでヒート・シンクに
ボンディングして使用する。
にコンタクト層209を成長させる。この場合の成長に
係わる諸条件は、 温度:680〔℃〕 原料ガス:TMGa及びAsH3 五族/三族比:100 成長速度:1〔μm/時〕 ドーパント原料:DEZn p型キャリヤ濃度:約2×1018〔cm-3〕(斜面) 層厚:1〔μm〕 (12) この後、通常の技法を適用して完成させる。
例えば、100〔μm〕幅の素子分離領域の形成、Au
/Ge/Auからなるn側電極の形成、AuZn/Au
からなるp側電極の形成、劈開に依る幅300〔μ
m〕、長さ700〔μm〕のチップに形成するなどの工
程を経て、そのチップをp側アップでヒート・シンクに
ボンディングして使用する。
【0070】本発明では、前記実施の形態に限られず、
他に多くの改変を実現することができ、例えば、図示し
ていないが、p側のクラッド層の一部に第二領域層を用
いれば、逆メサのレーザ構造に近くなるので、低抵抗化
に有利である。
他に多くの改変を実現することができ、例えば、図示し
ていないが、p側のクラッド層の一部に第二領域層を用
いれば、逆メサのレーザ構造に近くなるので、低抵抗化
に有利である。
【0071】
【発明の効果】本発明に依る半導体レーザ装置及びその
製造方法では、製造された半導体レーザ装置の少なくと
もn側クラッド層が第一斜面の下側と主面との間に在る
緩徐な第二斜面をもち、且つ、第一斜面が第一の面方位
角度を有する結晶成長領域の結晶で構成されたクラッド
層及び第一斜面が第一の面方位角度に比較して緩徐な第
二の面方位角度を有する結晶成長領域の結晶で構成され
たクラッド層の組み合わせからなっている。
製造方法では、製造された半導体レーザ装置の少なくと
もn側クラッド層が第一斜面の下側と主面との間に在る
緩徐な第二斜面をもち、且つ、第一斜面が第一の面方位
角度を有する結晶成長領域の結晶で構成されたクラッド
層及び第一斜面が第一の面方位角度に比較して緩徐な第
二の面方位角度を有する結晶成長領域の結晶で構成され
たクラッド層の組み合わせからなっている。
【0072】前記構成を採ることに依り、五族/三族比
を変えたり、或いは、成長温度を変えるなどして成長さ
れ、S3 レーザに於けるクラッド層として作用する二つ
の領域層の間に介在して遷移領域となる領域層を利用
し、傾斜面に係わる下側成長線と上側成長線を平行、或
いは、それに近い状態に制御することが可能となり、従
って、ニア・フィールド・パターンを安定化させるのに
有効であり、また、電流通路の狭隘化を防止することが
できる。
を変えたり、或いは、成長温度を変えるなどして成長さ
れ、S3 レーザに於けるクラッド層として作用する二つ
の領域層の間に介在して遷移領域となる領域層を利用
し、傾斜面に係わる下側成長線と上側成長線を平行、或
いは、それに近い状態に制御することが可能となり、従
って、ニア・フィールド・パターンを安定化させるのに
有効であり、また、電流通路の狭隘化を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための成長半導体層の
構造を表す要部切断正面図である。
構造を表す要部切断正面図である。
【図2】五族/三族比或いは成長温度に依る斜面の傾き
角度の変化を表す線図である。
角度の変化を表す線図である。
【図3】本発明に於ける実施の形態を説明する為の半導
体レーザ装置であるS3 レーザを表す要部切断正面図で
ある。
体レーザ装置であるS3 レーザを表す要部切断正面図で
ある。
【図4】従来の技術を説明する為の標準的な赤色レーザ
を表す要部切断斜面図である。
を表す要部切断斜面図である。
【図5】本発明者らの発明に係わる斜面発光型の半導体
レーザ、即ち、S3 レーザを表す要部切断斜面図であ
る。
レーザ、即ち、S3 レーザを表す要部切断斜面図であ
る。
【図6】不純物ドーピングの面方位依存性を説明する為
の線図である。
の線図である。
【図7】不純物ドーピングの面方位依存性を説明する為
の線図である。
の線図である。
【図8】p型不純物及びn型不純物を同時ドーピングし
た場合の面方位依存性を説明する為の線図である。
た場合の面方位依存性を説明する為の線図である。
【図9】S3 レーザに用いる基板に半導体層を成長した
構成の要点を詳細に表した要部切断正面図である。
構成の要点を詳細に表した要部切断正面図である。
1 段差をもった半導体下地上に成長した第一領域層 2 第一領域層上に成長した第二領域層 3 第二領域層上に成長した第三領域層 1A 主面 1B 第一斜面 1B0 面方位が異なる第一斜面 1C 第二斜面 4A 第一上側成長線 4B 第二上側成長線 4C 第三上側成長線 5A 第一下側成長線 5B 第二下側成長線 5C 第三下側成長線
Claims (4)
- 【請求項1】(100)面或いは(n11)A面(7<
n nは実数)が表出した主面並びに(n1 11)A面
(2≦n1 ≦7 n1 は実数)が表出した斜面をもつ段
差基板と、 段差基板上に形成されて(100)面或いは(n11)
A面(7<n nは実数)が表出した主面並びに(n2
11)A面(3≦n2 ≦7 n2 は実数)が表出した第
一斜面をもつ活性層と、 活性層に接して積層され斜面に沿う領域で高いキャリヤ
濃度をもち且つ主面に沿う領域で低いキャリヤ濃度をも
つp側第一クラッド層と、 p側第一クラッド層に接して積層され斜面に沿う領域で
p型であるp側第二クラッド層及び主面に沿う領域でn
型である電流ブロック層からなる同一半導体層とを備え
る半導体レーザ装置に於いて、 少なくともn側クラッド層が第一斜面の下側と主面との
間に在る緩徐な第二斜面をもち、且つ、第一斜面が第一
の面方位角度を有する結晶成長領域の結晶で構成された
クラッド層及び第一斜面が第一の面方位角度に比較して
緩徐な第二の面方位角度を有する結晶成長領域の結晶で
構成されたクラッド層の組み合わせからなることを特徴
とする半導体レーザ装置。 - 【請求項2】少なくともn側クラッド層に於いて、段差
基板側に在る第一の面方位角度を有する結晶成長領域の
結晶に於ける五族/三族比が表面側に在る第二の面方位
角度を有する結晶成長領域の結晶に於ける五族/三族比
に比較して高いことを特徴とする請求項1記載の半導体
レーザ装置。 - 【請求項3】活性層近傍のクラッド層の一部が第二の面
方位角度を有する結晶成長領域の結晶であって且つ活性
層近傍の上側成長線の平均と下側成長線の平均が略平行
することを特徴とする請求項1或いは2記載の半導体レ
ーザ装置。 - 【請求項4】(100)面或いは(n11)A面(7<
n nは実数)が表出した主面並びに(n1 11)A面
(2≦n1 ≦7 n1 は実数)が表出した斜面をもつ段
差基板上に段差基板側の第一の面方位角度を有する結晶
成長領域の結晶と表面側の第二の面方位角度を有する結
晶成長領域の結晶を順に成長させて一導電型側クラッド
層を形成する際に表面側である第二の面方位角度を有す
る結晶成長領域の結晶の成長温度を高くして成長させる
工程と、 次いで、一導電型側クラッド層上に(100)面或いは
(n11)A面(7<n nは実数)が表出した主面並
びに(n2 11)A面(3≦n2 ≦7 n2 は実数)が
表出した第一斜面をもつ活性層を形成する工程と、 次いで、活性層上に斜面に沿う領域で高いキャリヤ濃度
をもち且つ主面に沿う領域で低いキャリヤ濃度をもつ反
対導電型側第一クラッド層を形成する工程と、 次いで、反対導電型側第一クラッド層上に斜面に沿う領
域で反対導電型である反対導電型側第二クラッド層及び
主面に沿う領域で一導電型である電流ブロック層からな
る同一半導体層を形成する工程とを含んでなることを特
徴とする半導体レーザ装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18398897A JPH1126884A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 半導体レーザ装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18398897A JPH1126884A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 半導体レーザ装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1126884A true JPH1126884A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16145358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18398897A Pending JPH1126884A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 半導体レーザ装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1126884A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6501090B2 (en) | 2001-01-18 | 2002-12-31 | Fujitsu Quantum Devices Limited | Semiconductor laser and method of manufacturing the same |
| JP2004014821A (ja) * | 2002-06-07 | 2004-01-15 | Sony Corp | 半導体レーザ装置、半導体装置用構造基板および半導体装置の製造方法 |
-
1997
- 1997-07-09 JP JP18398897A patent/JPH1126884A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6501090B2 (en) | 2001-01-18 | 2002-12-31 | Fujitsu Quantum Devices Limited | Semiconductor laser and method of manufacturing the same |
| EP1231685A3 (en) * | 2001-01-18 | 2004-08-18 | Fujitsu Quantum Devices Limited | Semiconductor laser and method of manufacturing the same |
| JP2004014821A (ja) * | 2002-06-07 | 2004-01-15 | Sony Corp | 半導体レーザ装置、半導体装置用構造基板および半導体装置の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040507 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060417 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060425 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060815 |