JPH11268902A - オゾン発生装置用放電セル及びその製造方法 - Google Patents
オゾン発生装置用放電セル及びその製造方法Info
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Abstract
る。高い原料ガス圧力を確保する。放電セルを小型化す
る。オゾン発生効率を高める。 【解決手段】 複数のセラミック層11,12・・が層
厚方向に積層されて一体化されたセラミックブロック1
0により、放電セルを構成する。中間のセラミック層1
3をスペーサとして、セラミック層13を挟む2つのセ
ラミック層12,14間に放電空隙20を形成する。セ
ラミック層12,14の反空隙側に配置される面状電極
30,30を、隣接する2つのセラミック層11,12
間及び14,15間に封入する。
Description
発生装置に使用される放電セル及びその製造方法に関す
る。
従来の代表的な放電セルの構造を図8に示す。この放電
セルは、所定の隙間をあけて対向配置された面状の高圧
電極1及び接地電極2を備えている。高圧電極1及び接
地電極2の各対向面には誘電体3,3がコーティングに
より形成されている。そして、誘電体3,3の間に所定
のギャップ量の放電空隙4を形成するために、この間に
はスペーサ5が設けられている。
にはヒートシンク6,7が密着して設けられている。高
圧電極1の側のヒートシンク6は高圧電源8の高圧端子
と接続され、接地電極2の側のヒートシンク7は、高圧
電源8の接地端子と共に接地されている。
6,7に接続された高圧電源8により高圧電極1と接地
電極2の間に高電圧を印加し、誘電体3,3間の放電空
隙4に無声放電を発生させる。この状態で放電空隙4に
酸素ガス、空気等の原料ガスを流通させることにより、
原料ガスの一部が無声放電に曝されてオゾン化される。
記の放電セルを1モジュールとしてその複数を厚み方向
に積層して使用する場合が多い。
うな従来のオゾン発生装置用放電セルには次のような問
題がある。
電空隙4を形成するために、この間にスペーサ5が設け
られている。このスペーサ5としては、放電セルを複数
積層するときの締め付け力から誘電体3,3を保護する
ために、弾力性のあるシリコンシートが使用されてい
る。スペーサ5が硬いと、複数の放電セルを積層して締
め付けたときの力により、誘電体3,3が破損するおそ
れがあるからである。
フッ素に次ぐ酸化力を有している。このため、シリコン
シートは耐酸化性に優れるとはいえ、オゾンに長期間さ
らされるとその酸化力ゆえに変質や劣化を避けえない。
この点において、従来の放電セルは耐久性に問題があっ
た。
電空隙4の気密性を確保するために、誘電体3,3に対
して接着剤により接合されているが、その接合力は強固
なものではない。このため、放電空隙4を流通する原料
ガスの圧力が制限される。
時その放電エネルギーにより発熱する。この発熱は生成
されたオゾンの分解を促進するために、オゾン発生効率
を低下させる原因になる。これを改善するために、ヒー
トシンク6,7が直接又はアルミ箔等の熱伝導性に優れ
た材料のシートを介して高圧電極1及び接地電極2に密
着されている。
としては冷却効率の高い水冷式が採用されるが、高圧電
極1の側のヒートシンク6としては、絶縁抵抗率の低い
冷却水による短絡を防止するために、空冷式が採用され
る。しかし、空冷式は水冷式と比べて冷却効率が悪い。
このため、従来の放電セルでは、オゾン発生効率の低下
を余儀なくされる。
材に比べて大きく、空冷式のヒートシンク6は特に大型
となる。このため、放電セルの小型化が困難である。
高い原料ガス圧力を確保でき、しかも小型でオゾン発生
効率の高いオゾン発生装置用放電セル及びその製造方法
を提供することにある。
に、本発明のオゾン発生装置用放電セルは、複数のセラ
ミック層が層厚方向に積層され一体化されて形成された
1又は複数のセラミックブロックを構成体とする。
に、複数のセラミック層11,12・・が層厚方向に積
層され一体化されて形成されたセラミックブロック10
と、セラミックブロック10内の中間のセラミック層1
3をスペーサとして当該セラミック層13を挟む2つの
セラミック層12,14間に形成された放電空隙20
と、放電空隙20を挟む2つのセラミック層12,14
の反空隙側にあって、隣接する2つのセラミック層1
1,12間及び14,15間に封入された2つの面状電
極30,30とを具備する。
に面する一対のセラミック層12,14が誘電体として
機能することにより、放電空隙20で放電が発生し、こ
こを流通する原料ガスの一部がオゾン化される。ここ
で、放電空隙20を形成するスペーサは、中間のセラミ
ック層13により構成されている。このため、スペーサ
がオゾンに長期間さらされても、そのスペーサに変質や
劣化は生じない。
ミック層12,14は、その間のセラミック層13や他
のセラミック層と積層されて一体化されているために、
締め付け部のセラミック厚が大きくなる。このため、ス
ペーサが硬いセラミック層13によって構成されている
にもかかわらず、締め付けを大きくしても、一対のセラ
ミック層12,14が破損せず、セラミック層13を含
む他のセラミック層も破損しない。
ルは耐久性に優れる。
ミック層12,14が一体化されているために、セラミ
ック層12,14間に形成される放電空隙20の気密性
に優れる。従って、高い原料ガス圧力を確保することも
できる。
ラミック層が電気的な絶縁層となり、また、放電空隙2
0と同様に、セラミック層をスペーサとすることによ
り、厚みの薄い冷媒流通路40が形成される。このた
め、高圧電極側においても水冷による効率的な冷却が可
能となる。また、冷却構造の大型化が回避される。
ルは小型となり、合わせて高いオゾン発生効率を確保で
きる。
よいが、セラミック層の表面にメタライズにより形成し
た導電性薄膜が、印刷焼成で一体化できる点などから好
ましい。この薄膜は、例えば誘電体を構成するセラミッ
ク層12,14の反空隙側の表面に形成することができ
る。また、セラミック層12,14を挟む2つのセラミ
ック層11,15の空隙側の表面に形成することもでき
る。いずれの場合にも、形成された薄膜は、セラミック
層12,14とセラミック層11,15の間に封入され
る。この封入は、周辺電極や部品との間の耐電圧向上の
点、及び組立時の部品点数の低減による組立性向上の点
などから好ましい。なお、面状電極30,30の一方は
放電空隙20に露出させることが可能である。
入路21、及び放電空隙20で生じたオゾンガスを外部
に排出するガス排出路22は、複数のセラミック層1
1,12・・を層厚方向に貫通して形成するのが、構造
簡略化、小型化等の点から好ましい。
路41、及び冷媒導入路41から外部へ冷媒を排出する
冷媒排出路42についても、複数のセラミック層11,
12・・を層厚方向に貫通して形成するのが、構造簡略
化、小型化等の点から好ましい。
〜図5では流通方向に直角な方向に分割された複数の流
通路により構成されている。これは流体の均一分布の点
から好ましく、放電空隙20ではギャップを精度よく保
持できる点、更には沿面放電を期待できる点からも好ま
しい。
セラミックブロック10を構成する複数のセラミック層
11,12・・に各対応する複数枚のセラミックシート
を作製するべく、複数枚の焼成前のセラミックシートに
加工及び/又は処理を行い、作製された複数枚のセラミ
ックシートを重ね合わせて焼成してセラミックブロック
10となす方法により、簡単に製造される。
イア、アルミナ、ジルコニア等を挙げることができる。
特に好ましいセラミックは電極を入れて一体焼成が可能
なアルミナ90%以上である。
に面するセラミック層12,14が誘電体として機能す
る。放電空隙20に接するセラミック層表面にはSiO
2 をコーティングするのが好ましい。なぜなら、セラミ
ック層を誘電体に使用すると、オゾン発生効率やオゾン
濃度の安定性が低下する場合があるが、放電空隙20に
接するセラミック層表面にSiO2 をコーティングする
と、これらの低下が防止されるからである。その理由は
定かではないが、セラミック層の粗い表面が、SiO2
のコーティングにより平滑化されることが関係している
と考えられる。このコーティング膜は、例えば焼成前の
セラミックシートの表面にSiO2 のペーストを塗布
し、セラミックシートと共に焼成することで、簡単に形
成される。また、焼成後にSiO2 を溶射することでも
簡単に形成される。
傾向として、放電空隙20のギャップを小さくすること
が進められている。これは、放電空隙20のギャップを
狭くすることにより、放電空隙20内の冷却効率が上が
り、これによりオゾンガスの高濃度化が可能になるこ
と、電子エネルギーレベルの関係でオゾン発生に適した
放電効果が得られることなどが理由とされている。
10のギャップ量がセラミック層13、即ちこれに対応
するセラミックシートの厚みによって決定されるため、
0.1mm程度までの厚みなら容易に確保される。しか
し、セラミックシートの使用では、0.1mm以下のギ
ャップ量の実現は難しい。0.1mm以下のギャップ量
を確保するためには、図6及び図7に示すように、複数
のセラミック層11,12・・が層厚方向に積層されて
一体化された2つのセラミックブロック10A,10B
を、スペーサ及び接着層を兼ねるガラス層90を介して
接合する構成が好ましい。ガラス層90によると、ギャ
ップ量が0.1mm以下の放電空隙20も簡単に形成さ
れる。
基づいて説明する。
を用いたオゾン発生装置の側面図、図2は同オゾン発生
装置に使用される上段のエンドプレートの平面図及び底
面図、図3は同放電セルの斜視図、図4は図3のA−A
線断面矢示図、図5は同放電セルを構成する複数のセラ
ミック層を便宜上分解して示した斜視図である。
数(図では4つ)の放電セル100,100・・を重ね
合わせて上下のエンドプレート60,70の間に挟み、
それらの四隅部を貫通する4本のタイロッド80,80
・・により、エンドプレート60,70の間に固定した
構造になっている。
うに、偏平な直方体形状をしたセラミックブロック10
を備えている。セラミックブロック10は、7層のセラ
ミック層11〜17を層厚方向に積層して一体化した構
成になっている。各セラミック層は正方形の薄板である
が、それぞれの構造については後で説明する。なお図5
では、7層のセラミック層11〜17が分離して示され
ているが、これは構造及び製法を説明するためであり、
実際は層厚方向(積層方向)に一体化されて境界のない
セラミックブロック10を形成している。
の上下一対の面状電極30,30が、セラミックブロッ
ク10の上下面に沿って封入されている。面状電極3
0,30の間には、原料ガスが流通する放電空隙20
が、面状電極30,30に沿って形成されている。セラ
ミックブロック10の下面には、冷媒としての冷却水が
流通する冷媒流通路40が、面状電極30,30に沿っ
て形成されている。下段の面状電極30と冷媒流通路4
0の間には、アース用の面状電極50が、面状電極3
0,30に沿って封入されている。放電空隙20及び冷
媒流通路40は、流体流通方向に直角な方向に分割され
ている。
は、放電空隙20に対して原料ガスの導入及び排出を行
うガス導入路21及びガス排出路22が、セラミックブ
ロック10を上下方向に貫通して形成されている。セラ
ミックブロック10の左右の縁部には、冷媒流通路40
に対して冷媒の導入及び排出を行う冷媒導入路41及び
冷媒排出路42が、セラミックブロック10を上下方向
に貫通して形成されている。
セラミック層11〜17のうち、上から1層目のセラミ
ック層11は絶縁体である。2層目のセラミック層12
は放電用の誘電体である。3層目のセラミック層13
は、放電空隙20を形成するためのスペーサである。4
層目のセラミック層14は放電用の誘電体である。5層
目のセラミック層15は絶縁体である。6層目のセラミ
ック層16はアースである。7層目、即ち一番下のセラ
ミック層17は、冷媒流通路40を形成するためのスペ
ーサである。これらセラミック層の詳細な構造は以下の
通りである。
15の厚みが十分に厚い場合は、6層目のアース用セラ
ミック層16がなくても冷媒への電流漏洩が防止される
ので、セラミック層16は省略可能である。
は、ガス導入路21及びガス排出路22を形成するため
の開口部11a,11aが、前後の縁部に位置して設け
られている。また、冷媒導入路41及び冷媒排出路42
を形成するための開口部11b,11bが、左右の縁部
に位置して設けられている。セラミック層11の厚みは
例えば3.0mmである。
上面には、導電性の薄膜からなる面状電極30が、縁部
を除いて被覆されている。面状電極30は接地電極であ
り、その一部をセラミックブロック10の外に引き出す
ために、セラミック層12には側方に突出する端子部1
2cが設けられており、その上面にも面状電極30が被
覆されている。一方、セラミック層12の下面にはSi
O2 がコーティングさている。また、セラミック層12
の前後の縁部には、ガス導入路21及びガス排出路22
を形成するための開口部12a,12aが設けられてお
り、左右の縁部には、冷媒導入路41及び冷媒排出路4
2を形成するための開口部12b,12bが設けられて
いる。セラミック層12の厚みは例えば0.3mmであ
る。面状電極30の厚みは例えば10〜20μmであ
る。
ある3層目のセラミック層13には、その放電空隙20
の形成のために、前縁部から後縁部に延びる複数のスリ
ット13d,13d・・が幅方向に等間隔で設けられて
いる。セラミック層13の左右の縁部には、冷媒導入路
41及び冷媒排出路42を形成するための開口部13
b,13bが設けられている。ガス導入路21及びガス
排出路22は放電空隙20に連通するので、ガス導入路
21及びガス排出路22を形成するための開口部は設け
られていない。セラミック層13の厚みは、放電空隙2
0のギャップを狭くするために例えば0.2mmと薄く
されている。
は、2層目のセラミック層12を裏返したものである。
従って、セラミック層14の下面には、導電性の薄膜か
らなる面状電極30が被覆されている。この面状電極3
0は高圧電極である。高圧電極の一部をセラミックブロ
ック10の外に引き出すために、セラミック層14には
側方に突出する端子部14cが設けられており、その下
面にも面状電極30が被覆されている。一方、セラミッ
ク層14の上面にはSiO2 がコーティングされてい
る。また、セラミック層14の前後の縁部には、ガス導
入路21及びガス排出路22を形成するための開口部1
4a,14aが設けられており、左右の縁部には、冷媒
導入路41及び冷媒排出路42を形成するための開口部
14b,14bが設けられている。セラミック層14の
厚みは、セラミック層12と同じ例えば0.3mmであ
る。面状電極30の厚みもセラミック層12と同じ例え
ば10〜20μmmmである。
は、1層目のセラミック層11と同じものである。この
セラミック層15には、ガス導入路21及びガス排出路
22を形成するための開口部15a,15aが、前後の
縁部に位置して設けられている。また、冷媒導入路41
及び冷媒排出路42を形成するための開口部15b,1
5bが、左右の縁部に位置して設けられている。セラミ
ック層15の厚みは、セラミック層11と同じ例えば
3.0mmである。
は、2層目のセラミック層12と同じものである。セラ
ミック層16の上面には、導電性の薄膜からなるアース
用の面状電極50が、縁部を除いて被覆されている。面
状電極50の一部をセラミックブロック10の外に引き
出すために、セラミック層16には側方に突出する端子
部16cが設けられており、その上面にも面状電極50
が被覆されている。セラミック層16の前後の縁部に
は、ガス導入路21及びガス排出路22を形成するため
の開口部16a,16aが設けられており、左右の縁部
には、冷媒導入路41及び冷媒排出路42を形成するた
めの開口部16b,16bが設けられている。セラミッ
ク層16の厚みは、セラミック層12と同じ例えば0.
3mmである。面状電極50の厚みは、面状電極30,
30と同じ例えば10〜20μmである。
である7層目のセラミック層17は、放電空隙20を形
成する3層目のセラミック層13を90度回転させた平
面形状をしている。即ち、このセラミック層17には、
冷媒流通路40を形成するために、一方の側縁部から他
方の側縁部に延びる複数のスリット17d,17d・・
が幅方向に等間隔で設けられている。セラミック層17
の前後の縁部には、ガス導入路21及びガス排出路22
を形成するための開口部17a,17aが設けられてい
る。冷媒導入路41及び冷媒排出路42は冷媒流通路4
0に連通するので、冷媒導入路41及び冷媒排出路42
を形成するための開口部は設けられていない。セラミッ
ク層17の厚みはセラミック層13より厚い例えば2.
0mmである。
ラミック層11〜17を一体化することにより構成され
ている。従って、セラミックブロック10の3層目には
放電空隙20・・が形成され、7層目には冷媒流通路4
0が形成される。また、放電空隙20に連通するガス導
入路21及びガス排出路22、並びに冷媒流通路40に
連通する冷媒導入路41及び冷媒排出路42が各層を貫
通して形成される。
セラミック層12の間には、上段の面状電極30が端子
用の突部を除いて封入される。4層目のセラミック14
と5層目のセラミック層15の間には、下段の面状電極
30が端子用の突部を除いて封入され、5層目のセラミ
ック15と6層目のセラミック層16の間には、アース
用の面状電極50が端子用の突部を除いて封入される。
ル100を重ね合わせて上下のエンドプレート60,7
0間に挟み、それらの四隅部を貫通する4本のタイロッ
ド80,80・・により、エンドプレート60,70間
に固定することにより構成される。隣接する放電セル1
00,100の間はエポキシ接着剤やろう付け等により
接合される。ろう付けの場合は、両方の接合面にタング
ステン等を焼成し、その表面にNiメッキ等を施す。各
セラミックブロック10のセラミック層11〜17の四
隅部には、タイロッド80を通すための貫通孔が形成さ
れている。
り、各セラミックブロック10のガス導入路21同士、
ガス排出路22同士、冷媒導入路43同士及び冷媒排出
路42同士は、相互に連通することになる。また、1〜
3段目のセラミックブロック10,10,10の各下面
に形成された冷媒流通路40は、その下面が下段のセラ
ミックブロック10の上面により閉じられ、4段目のセ
ラミックブロック10の下面に形成された冷媒流通路4
0は、その下面が下段のエンドプレート70の上面によ
り閉じられる。
テンレス鋼板等の金属板からなる。上段のエンドプレー
ト60の上面には、図2に示すように、ガス導入管6
1、ガス排出管62、冷媒導入管63及び冷媒排出管6
4が取り付けられている。一方、エンドプレート60の
下面には、4つの凹部65,66,67,68が設けら
れている。エンドプレート60,70各四隅部には、タ
イロッド80を通すための貫通孔が形成されている。
下面に設けられた凹部65を介して各セラミックブロッ
ク10のガス導入路21に連通する。ガス排出管62
は、エンドプレート60の下面に設けられた凹部66を
介して各セラミックブロック10のガス排出路22に連
通する。冷媒導入管63は、エンドプレート60の下面
に設けられた凹部67を介して各セラミックブロック1
0の冷媒導入路41に連通する。冷媒排出管64は、エ
ンドプレート60の下面に設けられた凹部68を介して
各セラミックブロック10の冷媒排出路42に連通す
る。
の機能は以下の通りである。
4つの放電セル100,100・・においては、接地電
極である上段の面状電極30及びアース用の面状電極5
0は接地され、高圧電極である下段の面状電極30は高
圧電源の高圧端子に接続される。
ス導入路21同士、ガス排出路22同士、冷媒導入路4
3同士及び冷媒排出路42同士は、相互に連通してい
る。また、1〜3段目のセラミックブロック10,1
0,10の各下面に形成された冷媒流通路40は、その
下面が下段のセラミックブロック10の上面により閉じ
られ、4段目のセラミックブロック10の下面に形成さ
れた冷媒流通路40は、その下面が下段のエンドプレー
ト70の上面により閉じられている。
された原料ガスは、各セラミックブロック10の放電空
隙20に並列に供給され、ガス排出管62から装置外に
排出される。同様に、冷媒導入管63から装置内に導入
された冷却水は、各セラミックブロック10の冷媒流通
路40に並列に供給され、冷媒排出管64から装置外に
排出される。
電極30,30間に高電圧が印加される。ここで、面状
電極30,30は、セラミック層13の内側に形成され
た放電空隙20に、セラミック層12,14を挟んで対
向している。このため、放電空隙20で無声放電が発生
し、ここを流通する原料ガスがオゾン化される。放電空
隙20は、流通方向に直角な方向に分割された構成であ
るので、内圧制御等に対して放電ギャップ量を精度良く
保持することができる。また、沿面放電による放電の重
畳が期待でき、これによる電力効率及びオゾン発生効率
が可能になる。更に、放電空隙20に接するセラミック
層12,14の表面にSiO2 がコーティングされてい
るので、オゾン発生効率の更なる向上や、オゾン濃度の
安定化も図られる。なお、セラミック層12,14の表
面全体にSiO2 がコーティングされた場合、セラミッ
ク層12,13の間、及びセラミック層12,13の間
には薄いSiO2 層が介在するが、これもセラミック層
であるので、セラミック層11〜17の一体性は損なわ
れない。
冷媒流通路40を流通する冷却水により冷却される。最
上段の放電セル100を除いた放電セル100では、面
状電極30,30が上下から冷却水により冷却される。
最上段の放電セル100では、上段のエンドプレート6
0による上方からの冷却も期待できる。従って、各段の
放電セル100では、面状電極30,30が効果的に冷
却される。
あるが、その下方の冷媒流通路40との間には、セラミ
ック層15,16と、この間に封入されたアース用の面
状電極50とが設けられているので、冷却水による短絡
は発生しない。
スである面状電極50付きのセラミック層16を省略す
ることができる。また、冷媒流通路40は、面状電極3
0,30の下方だけでなく上下両方に設けることも可能
である。
ロック10の厚みは、例えば約7mmとなる。この厚み
には冷却部分も含まれている。同一規模の従来装置の場
合、冷却部分であるヒートシンクが厚くなるために、上
下の放電セル間でヒートシンクを共用する場合にも、セ
ル1個当たりの厚さは60mm程度となる。これに比べ
ると、放電セル100は極めて薄型であることが明かで
ある。
成するためのスペーサであるセラミック層13は、オゾ
ンと長期間接触しても変質や劣化を生じない。
0,80・・により厚み方向に締め付けられても、締め
付け部の厚みが例えば約7mmも確保されるので、締め
付け力が大きい場合も破損を生じない。
は、誘電体である上下のセラミック層12,14と一体
化しているので、放電セル20に高い気密性を付与す
る。従って、原料ガス圧力を高くできる。
説明する。
ラミック層に対応するグリーンシートと呼ばれる焼成前
のセラミックシートを重ね合わせ、焼成することにより
作製される。
目のセラミック層11,15に対応する焼成前のセラミ
ックシートには、ガス・冷媒導入路用及びガス・冷媒排
出路用の開口部を形成するための打ち抜き加工を行う。
セラミックブロック10の2,4,6層目のセラミック
層12,14,16に各対応するセラミックシートに
は、流路形成用の開口部を形成するための打ち抜き加工
を行うと共に、電極形成用のペーストをスクリーン印刷
により塗布する。また、セラミック層12,14の反電
極側表面にはSiO2 を塗布する。セラミックブロック
10の3,7層目のセラミック層13,17に対応する
焼成前のセラミックシートには、ガス・冷媒導入路用及
びガス・冷媒排出路用の開口部、並びにガス・冷媒流通
路用の開口部を形成するための打ち抜き加工を行う。
100℃程度に加熱した状態で、プレス機により一体化
させた後、還元性雰囲気中で1500℃程度に加熱し
て、セラミックを焼結する。
し、放電セル100が製造される。製造された放電セル
100の使用方法は前述した通りである。
に製造される。また、量産にも適している。更に、スペ
ーサを任意の形状に加工することができるので、放電空
隙20を設計する際の自由度が上がる。放電空隙20を
流通方向に直角な方向に分割したものは、前述した通
り、沿面放電による電力効率の向上、オゾン発生効率の
向上及びオゾン濃度の安定化を期待できる。
度が90%以上のものが電極との一体焼成の点から好ま
しい。電極形成のためのペーストとしてはタングステ
ン,モリブデン又は銀を主成分とするものを使用するこ
とができる。
セルの斜視図、図7は同放電セルの分解斜視図である。
ク10A,10Bを、ガラス層90を介して接合した構
造である。セラミックブロック10Aは、前述したセラ
ミック11,12により構成されている。セラミックブ
ロック10Bは、前述したセラミック14,15,1
6,17により構成されている。ガラス層90は放電空
隙20を形成するためのスペーサと接着層を兼ねてい
る。つまり、この放電セルは、放電空隙20を形成する
ためのセラミック層13を、ガラス層90に代えたもの
である。
る。セラミックシートを用いてセラミックブロック10
A,10Bを作製する。セラミックブロック10Aの下
面及びセラミックブロック10Bの上面にはSiO2 を
コーティングしておく。この方法としてはセラミックの
焼成後にSiO2 を溶射する方法でもよい。またガラス
層90の形成用に、例えば0.05mm厚の薄いガラス
板をスペーサ形状に打ち抜き、その両面に封着用の低融
点ガラスを塗布する。最後に、ガラス板を挟んでセラミ
ックブロック10A,10Bを重ね合わせ融着する。
は、放電空隙20のギャップ量を0.1mm以下にする
ことができる。しかも、セラミックブロック10A,1
0Bは強固に接合され、前述したセラミックブロック1
0と同様の機能を奏する。ガラス板に代えてガラス材の
印刷焼成を用いることができる。また、セラミック材の
溶射により極薄のスペーサを形成することも可能であ
る。
生装置用放電セルは、複数のセラミック層を積層して一
体化する構成を採用するので、スペーサ部分を含めた全
体の耐久性に著しく優れ、機械的強度も高い。しかも、
放電空隙に高い気密性を付与できるので、高い原料ガス
圧力を確保できる。更に、小型であり、なおかつ高い冷
却効率を確保できるので、オゾン発生効率が高い。
の小型で高性能かつ高品質なオゾン発生装置用放電セル
を簡単に製造でき、その製造コストを低減できる。
ン発生装置の側面図である。
レートの平面図及び底面図である。
図である。
宜上分解して示した斜視図である。
図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 一対の面状電極の間に誘電体を介して形
成された放電空隙を有し、該放電空隙に流通する原料ガ
スを放電によりオゾン化するプレート型オゾン発生装置
用放電セルであって、複数のセラミック層が層厚方向に
積層され一体化されて形成された1又は複数のセラミッ
クブロックを構成体とすることを特徴とするオゾン発生
装置用放電セル。 - 【請求項2】 前記放電空隙は、セラミックブロック内
の中間のセラミック層をスペーサとして当該セラミック
層を挟む2つのセラミック層の間に形成されていること
を特徴とする請求項1に記載のオゾン発生装置用放電セ
ル。 - 【請求項3】 前記放電空隙は、スペーサ及び接着層を
兼ねるガラス層を介して接合された2つのセラミックブ
ロックの間に形成されていることを特徴とする請求項1
に記載のオゾン発生装置用放電セル。 - 【請求項4】 前記放電空隙は、セラミック層に沿って
ガス流通方向に直角な方向に複数分割されていることを
特徴とする請求項2又は3に記載のオゾン発生装置用放
電セル。 - 【請求項5】 前記誘電体は、前記放電空隙に面するセ
ラミック層により構成されていることを特徴とする請求
項1、2、3又は4に記載のオゾン発生装置用放電セ
ル。 - 【請求項6】 前記誘電体を構成するセラミック層の放
電空隙に接する表面にはSiO2 がコーティングされて
いることを特徴とする請求項5に記載のオゾン発生装置
用放電セル。 - 【請求項7】 前記面状電極は、前記放電空隙に面する
セラミック層の反空隙側に設けられていることを特徴と
する請求項1、2、3、4、5又は6に記載のオゾン発
生装置用放電セル。 - 【請求項8】 前記面状電極は、隣接する2つのセラミ
ック層の間に封入されていることを特徴とする請求項7
に記載のオゾン発生装置用放電セル。 - 【請求項9】 前記セラミックブロックは、複数のセラ
ミック層を層厚方向に貫通して形成されて放電空隙に連
通するガス導入路及びガス排出路を有することを特徴と
する請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の
オゾン発生装置用放電セル。 - 【請求項10】 前記セラミックブロックは、面状電極
から絶縁された位置に、特定のセラミック層をスペーサ
として形成された冷媒流通路を有することを特徴とする
請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載の
オゾン発生装置用放電セル。 - 【請求項11】 前記セラミックブロックは、複数のセ
ラミック層を層厚方向に貫通して形成されて冷媒流通路
に連通する冷媒導入路及び冷媒排出路を有することを特
徴とする請求項10に記載のオゾン発生装置用放電セ
ル。 - 【請求項12】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10又は11に記載のオゾン発生装置用放電セ
ルを製造する方法であって、セラミックブロックを構成
する複数のセラミック層に各対応する複数枚のセラミッ
クシートを作製するために、焼成前のセラミックシート
に加工及び/又は処理を行う工程と、作製された複数枚
のセラミックシートを重ね合わせて焼成することにより
セラミックブロックを作製する工程とを包含することを
特徴とするオゾン発生装置用放電セルの製造方法。
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