JPH11269045A - 毛髪保護剤 - Google Patents

毛髪保護剤

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JPH11269045A
JPH11269045A JP9246998A JP9246998A JPH11269045A JP H11269045 A JPH11269045 A JP H11269045A JP 9246998 A JP9246998 A JP 9246998A JP 9246998 A JP9246998 A JP 9246998A JP H11269045 A JPH11269045 A JP H11269045A
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JP
Japan
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hair
cystine
hydrolyzed
peptide
protein
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Application number
JP9246998A
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English (en)
Inventor
Masato Yoshioka
正人 吉岡
Sueko Omi
須恵子 大海
Hiroshi Shintani
博 新谷
Yoshie Matsukawa
愛絵 松川
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Seiwa Kasei Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Kasei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪に対して優れた保護作用を有し、毛髪の
損傷を防止し、損傷した毛髪を回復させ、毛髪に優れた
艶、潤い、なめらかさ、櫛通り性などを付与する毛髪保
護剤を提供する。 【解決手段】 水または水を主成分とする基剤中に、動
物、植物または微生物などの天然物由来の蛋白質を加水
分解して得られた加水分解ペプチドまたはその誘導体
に、該加水分解ペプチドまたはその誘導体のアミノ基と
シスチンのカルボキシル基とのアミド結合により、シス
チンを導入したシスチン導入ペプチドを含有させて毛髪
保護剤を構成する。上記シスチン導入ペプチドの毛髪保
護剤中での含有量としては0.1〜20重量%が好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪保護剤に関
し、さらに詳しくは、加水分解ペプチドまたはその誘導
体にシスチンを導入することによってシスチンに基づく
特性を高めたシスチン導入ペプチドを含有し、優れた毛
髪の損傷防止作用や損傷した毛髪の修復作用を有する毛
髪保護剤に関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪には、シャンプー、リンス、パーマ
ネントウェーブ用剤、染毛剤など種々の毛髪化粧品が使
用されるが、それらの毛髪化粧品の使用によって毛髪が
損傷を受ける場合がある。
【0003】たとえば、パーマネントウェーブ処理で
は、還元剤を毛髪に作用させて毛髪のケラチン蛋白中に
存在するシスチンのジスルフィド結合(S−S結合)を
開裂させ、メルカプト基(−SH基)を生成させる。つ
いで、臭素酸ナトリウムまたは過酸化水素などの酸化剤
により酸化して、ジスルフィド結合を再生させるが、そ
の際、還元作用をより効果的に行ってウェーブの持続性
を向上させるために、アルカリ剤、たとえばアンモニア
またはモノエタノールアミンなどを併用して、還元剤を
高いpH領域で作用させることが行われる。そのため
に、毛髪のケラチン蛋白はその成分の一部が溶離して著
しく損傷を受け、特にケラチン蛋白中のシスチンの一部
は、続いて作用させる酸化剤でシステイン酸などに化学
変化を起こし、再びシスチンに戻ることができなくな
る。
【0004】また、染毛処理では、毛髪のブリーチ処
理、酸化型染毛剤におけるアルカリ剤や酸化剤の作用な
どで毛髪が損傷を受けやすく、毛髪中のタンパク(蛋
白)成分が流出しやすい。
【0005】さらに、日常のシャンプーでも、配合され
ている界面活性剤の影響で毛髪の皮脂や構成蛋白質が溶
出し、毛髪が損傷を受けて、乾燥後、毛髪がパサパサし
たり、ガサガサした感じを与えるようになる。
【0006】そのため、上記のような毛髪処理工程で、
毛髪を保護することが研究されており、そのような毛髪
の保護方法として、蛋白質加水分解物(加水分解ペプチ
ド)またはその誘導体を化粧品に配合することが行われ
ているが(たとえば、特開昭57−165310号公
報、特開昭59−88410号公報など)、充分に満足
できるものとはいえなかった。
【0007】すなわち、蛋白質加水分解物はそのタンパ
ク起源により、たとえば、加水分解コラーゲンは被膜を
形成しやすく毛髪の強度を高める作用が大きく、加水分
解シルクは毛髪上に緻密な被膜を形成して毛髪に優れた
艶を付与することができ、植物蛋白由来の加水分解小麦
タンパクや加水分解大豆タンパクは保湿性が強く毛髪に
潤い感を付与する作用が大きい、といった特徴を有する
が、これらの蛋白質源は処理の対象であるケラチン蛋白
とは別種の蛋白質であり、特に、ケラチン物質中に多く
含有されているシスチンを含まないかあるいは含有量が
非常に少ないため毛髪への収着力が弱く、そのため、損
傷毛に対して被膜形成による物理的な強度回復をはかる
ことができるものの、化学的な修復は行えないという問
題があった。
【0008】また、蛋白質加水分解物の中で、加水分解
ケラチンはシスチンを含有しているので、加水分解コラ
ーゲンや加水分解シルクなどに比べて毛髪への収着性が
よく、毛髪の保護作用や損傷回復作用には優れているも
のの、被膜形成能力や毛髪への艶や潤いの付与作用とい
う点では加水分解コラーゲンや加水分解シルク、加水分
解大豆タンパクなどに比べてやや劣るという問題があっ
た。
【0009】そのため、蛋白質加水分解物に第4級アン
モニウム塩を導入してイオン性を高めた蛋白質加水分解
物のトリメチルアンモニウム誘導体や蛋白質加水分解物
の高級アルキルアンモニウム誘導体を毛髪化粧品に配合
して、毛髪の損傷防止や損傷回復作用だけでなく、蛋白
質加水分解物の有する艶、潤い、良好な櫛通り性の付与
作用を発揮させることが試みられているが(たとえば、
特開昭60−243010号公報、特開平4−2992
1号公報など)、これらの第4級アンモニウム誘導体の
毛髪への収着はイオン結合によるものであるため、誘導
体化前の加水分解物よりは毛髪への収着性はよいが、シ
スチンのようなS−S結合による共有結合でないため、
シャンプー、リンス、パーマネントウェーブ用剤などの
水で洗い流すタイプの製品に配合したときには、その作
用を充分に発揮することができなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の毛髪保護剤の問題点を解消し、毛髪化粧品によ
る毛髪の損傷を防止し、損傷した毛髪を回復させ、毛髪
に良好な艶、潤い、なめらかさ(滑らかさ)、櫛通り性
などを付与できる毛髪保護剤を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、動物、植物また
は微生物などの天然物由来の蛋白質を加水分解して得ら
れた加水分解ペプチドまたはその誘導体に、該加水分解
ペプチドまたはその誘導体のアミノ基とシスチンのカル
ボキシル基とのアミド結合により、シスチンを導入した
シスチン導入ペプチドが、毛髪への収着性が優れ、毛髪
の損傷を防止し、損傷した毛髪を回復させ、かつ毛髪に
優れた艶、潤い、なめらかさ、櫛通り性などを付与する
ことができることを見出し、それに基づいて、本発明を
完成するにいたった。
【0012】すなわち、シスチンを含まないかあるいは
シスチン含有量の少ない加水分解物ペプチドまたは誘導
体にシスチンを導入してジスルフィド結合の特性を高め
たシスチン導入ペプチドが、毛髪に収着して毛髪を保護
し、毛髪の損傷を防止し、損傷した毛髪を回復させ、か
つ、それぞれの加水分解物ペプチドまたはその誘導体の
有する毛髪への艶、潤い、なめらかさ、良好な櫛通り性
などの付与作用を発揮させることができるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明で用いるシスチン導入ペプ
チドは、動物、植物および微生物などの天然物由来の蛋
白質を、酸、アルカリ、酵素またはそれらの併用によっ
て加水分解して得られた加水分解ペプチドまたはその誘
導体にシスチンを導入したものであるが、加水分解ペプ
チドまたはその誘導体のタンパク(蛋白)源としては、
天然物由来の蛋白質、たとえば、コラ−ゲン(その変成
物であるゼラチンも含む)、絹フィブロイン(シル
ク)、セリシン、カゼイン、コンキオリン、エラスチ
ン、鶏などの卵の卵黄タンパク、卵白タンパクなどの動
物由来のものや、大豆、小麦、ビ−ル粕、トウモロコ
シ、米(米糠)、イモ類のタンパクなどの植物由来のも
の、さらには、サッカロミセス属、カンディダ属、エン
ドミコプシス属の酵母菌や、いわゆるビ−ル酵母、清酒
酵母といわれる酵母菌より分離した酵母タンパク、キノ
コ類(担子菌)やクロレラより分離したタンパクなどの
微生物由来のものなどが挙げられる。また、シスチン含
有量の多いケラチンを使用した場合は、シスチン導入に
よってさらに毛髪への収着性を高めることができる。
【0014】本発明で用いる加水分解ペプチドは、上記
蛋白質を酸、アルカリ、酵素またはそれらの併用により
加水分解することによって得られ、その際、使用する
酸、アルカリ、酵素の量や、反応温度、反応時間などを
適宜選択することにより、得られる加水分解ペプチドの
アミノ酸重合度を種々に変え得るが、毛髪への収着性や
造膜性を考慮すると、数平均分子量が150〜1000
0、特に200〜5000のものが好ましい。すなわ
ち、加水分解ペプチドの数平均分子量が上記範囲より大
きくなると毛髪への収着性や浸透性が低下するおそれが
あり、また、加水分解ペプチドの数平均分子量が上記範
囲より小さくなると毛髪への収着性や浸透性は優れてい
るものの毛髪上での造膜作用が低下して、毛髪の保護作
用が減少するおそれがある。なお、シスチンを導入する
とシスチンを介してペプチド鎖が2つ結合することにな
るので、シスチン導入ペプチドの数平均分子量は上記数
値の約2倍になる。
【0015】蛋白質の酸加水分解に際しては、たとえ
ば、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、臭化水素酸などの無機
酸や、酢酸、蟻酸などの有機酸が用いられ、蛋白質のア
ルカリ加水分解に際しては、たとえば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムなど
の無機アルカリが用いられる。そして、蛋白質の酵素加
水分解に際しては、ペプシン、プロクターゼA、プロク
ターゼBなどの酸性蛋白質分解酵素、パパイン、ブロメ
ライン、サーモライシン、トリプシン、プロナーゼ、キ
モトリプシンなどの中性ないしアルカリ性蛋白質分解酵
素が使用される。また、スブチリシン、スタフィロコッ
カスプロテアーゼなどの菌産製の中性ないしアルカリ性
蛋白質分解酵素も使用できる。
【0016】また、加水分解ペプチドの誘導体として
は、上記加水分解ペプチドのカルボキシル基におけるア
ルコールとのエステル、たとえば、メチルエステル、エ
チルエステル、プロピルエステル、イソプロピルエステ
ル、ラウリルエステル、セチルエステル、2−エチルヘ
キシルエステル、2−ヘキシルデシルエステル、ステア
リルエステルなどの炭素数1〜20の炭化水素アルコー
ルとのエステルなどが挙げられる。
【0017】シスチン導入ペプチドを得るには、まず、
シスチンをN,N’−ジカルボキシ無水シスチンに変換
するが、このN,N’−ジカルボキシ無水シスチンを得
る方法としては、公知の方法を採用することができる。
【0018】たとえば、まず、シスチンのアルカリ水溶
液にクロル炭酸ベンジル、クロル炭酸メチル、クロル炭
酸アリルなどのクロル炭酸エステルをアルカリ条件下で
滴下し、下記反応式〔I〕のようにシスチンのアミノ基
を保護する。
【0019】
【化1】
【0020】(式中、Rはベンジル基、アルキル基また
はアリル基)
【0021】ついで、反応液を塩酸、硫酸などの鉱酸で
酸性にした後、酢酸エチルなどの有機溶媒で反応生成物
を抽出し、食塩水および水で有機層を洗浄した後、有機
溶媒を減圧濃縮して除去することにより、アミノ基が保
護されたシスチンが得られる。
【0022】つぎに、上記で得られたアミノ基が保護さ
れたシスチンを酢酸エチルなどの溶解可能な有機溶媒に
溶解し、下記の反応式〔II〕に示すように、窒素ガス雰
囲気下で、塩化チオニル(塩化チオニルに代えて、三塩
化リン、五塩化リンなどでもよい)などを作用させてカ
ルボキシル基をカルボニルクロライドにし、ついで減圧
下80℃以上で加熱縮合させると、N,N’−ジカルボ
キシ無水シスチンが得られる。
【0023】
【化2】
【0024】また、シスチンにホスゲン、ホスゲンダイ
マー、ホスゲントリマーなどを直接反応させて、N,
N’−ジカルボキシ無水シスチンを合成することもでき
る。
【0025】加水分解ペプチドまたはその誘導体と上記
のようにして得られたN,N’−ジカルボキシ無水シス
チンとの反応は、下記の反応式〔III 〕に示すように進
行する。
【0026】
【化3】
【0027】(式中、R’は種々のアミノ酸側鎖を示
し、nはアミノ酸の重合度を示す)
【0028】まず、加水分解ペプチドまたはその誘導体
の水溶液を水酸化ナトリウム水溶液などのアルカリ剤で
pHを10.0〜10.5程度に調整し、その中に酢酸
エチルなどの溶媒に溶解したN,N’−ジカルボキシ無
水シスチンを氷冷下で滴下して反応させるが、同時に水
酸化ナトリウム水溶液などのアルカリ剤を滴下してpH
を10.0〜10.5に保つ。
【0029】N,N’−ジカルボキシ無水シスチンの滴
下終了後、氷冷下で2〜5時間攪拌を続けて反応を完結
させる。つぎに反応液にn−ヘキサンなどの水と相溶し
ない溶媒を添加して洗浄し、未反応のN,N’−ジカル
ボキシ無水シスチンを有機層に移して除去した後、水層
を硫酸、塩酸などでpHを3〜4に調整して脱炭酸する
ことにより、シスチン導入ペプチドが得られる。このシ
スチン導入ペプチドでは、式〔III 〕に示すように加水
分解ペプチドまたはその誘導体のアミノ基とシスチンの
カルボキシル基とがアミド結合することにより、加水分
解ペプチドまたはその誘導体にシスチンが導入されてい
る。
【0030】脱炭酸したシスチン導入ペプチド溶液はそ
のままあるいは粉末化して毛髪保護剤の調製に使用する
か、または、必要に応じ、イオン交換樹脂、透析膜、電
気透析、ゲル濾過、限外濾過などによって精製した後、
液体のままあるいは粉末化して毛髪保護剤の調製に使用
される。
【0031】本発明において、シスチン導入ペプチドは
毛髪とジスルフィド結合を生成することに特徴があるの
で、全含有アミノ酸のうちハーフシスチンとして5モル
%以上のシスチンを含有しているものが好ましい。ま
た、毛髪保護剤の調製にあたっては蛋白源の異なるシス
チン導入ペプチドを2種以上用いてもよい。そして、シ
スチン導入ペプチドの毛髪保護剤中での含有量(毛髪保
護剤中への配合量)としては0.1〜20重量%、特に
1〜10重量%が好ましい。すなわち、シスチン導入ペ
プチドの毛髪保護剤中での含有量が上記範囲より少ない
場合は、毛髪を保護して毛髪の損傷を防止したり、毛髪
に艶、潤い、なめらかさ、良好な櫛通り性の付与作用と
いったペプチド部分の特性を充分に発揮させることがで
きなくなるおそれがあり、また、シスチン導入ペプチド
の毛髪保護剤中での含有量が上記範囲より多くなって
も、含有量の増加に見合う効果の増加が認められない上
に、シスチン導入ペプチドの毛髪への過剰吸着によって
毛髪がベトツクようになるおそれがある。
【0032】本発明の毛髪保護剤は、水または水を主成
分とする基剤に上記シスチン導入ペプチドを含有させる
ことによって調製される。上記水を主成分とする基剤と
は、水にエタノール(エチルアルコール)、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール、グリセリンなどのアルコール類または多価ア
ルコール類をシスチン導入ペプチドの溶解を阻害しない
範囲で加えたものをいい、通常、アルコール類または多
価アルコール類の量は基剤中50重量%以下であること
が好ましい。
【0033】本発明の毛髪保護剤には、上記シスチン導
入ペプチド以外に、各種界面活性剤、乳化剤、湿潤剤、
防腐剤、香料、着色剤、その他の添加剤などを適宜添加
することができる。
【0034】本発明の毛髪保護剤を調製する際にシスチ
ン導入ペプチド以外に添加できる成分としては、たとえ
ば、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸トリエタノールアミンなどのアルキル
硫酸塩、ポリオキシエチレン(2EO)ラウリルエーテ
ル硫酸トリエタノールアミン(なお、EOはエチレンオ
キサイドで、EOの前の数値はエチレンオキサイドの付
加モル数を示す)、ポリオキシエチレン(3EO)アル
キル(炭素数11〜15のいずれかまたは2種以上の混
合物)エーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、ラウリルベンゼンスルホン酸トリエタノ
ールアミンなどのアルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリ
オキシエチレン(3EO)トリデシルエーテル酢酸ナト
リウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸
塩、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ラウロイルメ
チル−β−アラニンナトリウム、ラウロイル−L−グル
タミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸
ナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウムなど
のN−アシルアミノ酸塩、エーテル硫酸アルカンスルホ
ン酸ナトリウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナト
リウム、オレイン酸アミドスルホコハク酸二ナトリウ
ム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシ
エチレンアルキル(炭素数12〜15)エーテルリン酸
(8〜10EO)、ポリオキシエチレンセチルエーテル
リン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸
ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテルリン酸ナトリウム、ウンデシレノイル加水分解コ
ラーゲンカリウム、ラウリン酸加水分解コラーゲンナト
リウム、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンのナトリウ
ム、カリウム、トリエタノールアミンなどの塩類などの
アニオン性界面活性剤、2−アルキル−N−カルボキシ
メチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ン、ウンデシル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウ
ムベタインナトリウム、ウンデシル−N−ヒドロキシエ
チル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイ
ン、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ステアリ
ルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプ
ロピルベタイン、ヤシ油アルキル−N−カルボキシエチ
ル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナ
トリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエ
チル・DL−ピロリドンカルボン酸塩などの両性界面活
性剤、ポリオキシエチレンアルキル(炭素数12〜1
4)エーテル(7EO)、ポリオキシエチレンオクチル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオレイン酸グリセリル、ポリオ
キシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレン
セチルエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール・ラ
ノリン(40EO)、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラノリ
ン、ポリオキシエチレンラノリンアルコールなどのノニ
オン性界面活性剤、塩化ステアリルトリメチルアンモニ
ウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化セトス
テアリルトリメチルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメ
チルアンモニウム、ヨウ化セチルトリメチルアンモニウ
ム、塩化オレイルベンジルジメチルアンモニウム、塩化
オレイルビス〔ポリオキシエチレン(15EO)〕メチ
ルアンモニウム、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、
塩化ミンク油脂肪酸アミドプロピルジメチルヒドロキシ
エチルアンモニウム、アルキルピリジニウム塩、塩化−
γ−グルコンアミドプロピルジメチルヒドロキシエチル
アンモニウムなどのカチオン性界面活性剤、カチオン化
セルロース、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、
ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、ポリビニ
ルピロリドン、ポリエチレンイミンなどのカチオン性ポ
リマー、両性ポリマー、アニオン性ポリマーなどの合成
ポリマー、イソステアリン酸ジエタノールアミド、ウン
デシレン酸モノエタノールアミド、オレイン酸ジエタノ
ールアミド、牛脂脂肪酸モノエタノールアミド、ステア
リン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエチルアミ
ノエチルアミド、ヤシ油脂肪酸エタノールアミド、ヤシ
油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸イソプロパノ
ールアミド、ラウリン酸エタノールアミド、ラウリン酸
ジエタノールアミド、ラノリン脂肪酸ジエタノールアミ
ド、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、カラ
ギーナン、キサンタンガムなどの増粘剤、ワックス、パ
ラフィン、脂肪酸エステル、グリセライド、レシチン、
スクアラン、アボガドオイルなどの動植物油などの油脂
類、動植物抽出物、コラーゲン、ケラチン、シルク、カ
ゼイン、大豆、小麦、トウモロコシ、ジャガイモ、酵
母、キノコ類などの動植物および微生物由来のタンパク
質の加水分解ペプチドやそのペプチドエステル誘導体、
動植物および微生物由来のタンパク質の加水分解ペプチ
ドのN−第4級アンモニウム誘導体、ポリサッカライド
またはその誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、
モノラウリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル、ベンジルアルコールなどの浸透剤、
グリチルリチン酸、カルベノキロソン二ナトリウムをは
じめとする甘草誘導体、アラントイン、グアイアズレ
ン、α−ビサボロールなどの消炎剤、ベヘニルアルコー
ル、セチルアルコール、ステアリルアルコールなどの高
級アルコール類、L−アスパラギン酸、DL−アラニ
ン、L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L
−システイン、L−スレオニンなどのアミノ酸類、鎖状
または環状メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリ
シロサン、ジメチルポリシロキサンポリエチレングリコ
ール共重合体、ジメチルポリシロキサンポリプロピレン
共重合体、アミノ変性シリコーンオイル、第4級アンモ
ニウム変性シリコーンオイルなどのシリコーンオイルな
どが挙げられる。
【0035】本発明の毛髪保護剤はそれのみ(すなわ
ち、単独)で使用してもよいし、また、本発明の毛髪保
護剤をシャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、
ヘアコンディショナー、パーマネントウェーブ用剤、染
毛剤、脱色剤などの各種毛髪用化粧品に添加してもよ
い。
【0036】本発明の毛髪保護剤を単独で用いる場合、
上記毛髪化粧品の使用と無関係に用いてもよいし、ま
た、毛髪化粧品の使用前、使用中、使用後のいずれにお
いて使用してもよい。特にヘアリンス、ヘアトリートメ
ント、ヘアコンディショナーなどの毛髪を保護し、毛髪
に対するコンディショニング作用を有する毛髪化粧品に
関しては、一旦、シスチン導入ペプチドを水または水を
主成分とする基剤に含有させて毛髪保護剤としてから、
それを上記のヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコ
ンディショナーなどに混合してもよいし、また、それら
ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナ
ーなどに必要な成分をシスチン導入ペプチドと共に水ま
たは水を主成分とする基剤に含有させることによって、
それらヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディ
ショナーなどのコンディショニング作用を有する毛髪保
護剤として調製してもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明の毛髪保護剤は、毛髪に対して優
れた保護作用を有し、毛髪の損傷を防止し、損傷した毛
髪を回復させ、毛髪に優れた艶、潤い、なめらかさ、櫛
通り性などを付与する作用を有している。
【0038】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例などにおい
て、溶液や分散液などの濃度を示す%は特にその単位を
付記していないかぎり重量%である。また、実施例に先
立ち、実施例で使用するシスチン導入ペプチドの製造例
および該シスチン導入ペプチドの製造にあたって使用す
るN,N’−ジカルボキシ無水シスチンの製造を参考例
として示す。また、実施例などで実施する毛髪の引張り
強度試験および毛髪中のシステイン酸含量の測定方法に
ついても実施例に先立って説明する。
【0039】参考例1(N,N’−ジカルボキシ無水シ
スチンの製造例1) シスチン18gを150mlの1N水酸化ナトリウム水
溶液に溶解し、氷冷下で攪拌しながらクロル炭酸ベンジ
ル38.3gを30分かけて滴下した。その間、水酸化
ナトリウム水溶液を添加して反応液のpHが9〜10に
なるように保った。クロル炭酸ベンジルの滴下終了後、
室温で2時間攪拌を続け、反応を完結させた。
【0040】反応終了後、希塩酸で反応液のpHを1に
し、酢酸エチル300mlを加えて反応生成物を抽出し
た。有機層は2%食塩水150mlで2回洗浄し、さら
に75mlの水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウム30
gを加えて有機層を乾燥した。濾過により無水硫酸ナト
リウムを除去した後、濾液を減圧濃縮乾固し、残留物を
クロロホルムにより再結晶して30gのN,N’−ジカ
ルボベンゾキシシスチンを得た。
【0041】つぎに、このN,N’−ジカルボベンゾキ
シシスチンを267mlのベンゼン−ジオキサン混合液
(体積比=250:17)に溶解し、窒素ガス雰囲気下
で攪拌し、その中に17.2mlの塩化チオニルを1時
間かけて滴下した。滴下終了後、反応液の温度を55℃
まで上昇させ、3時間攪拌を続けて反応を完結させた。
【0042】反応終了後、減圧下で反応液の温度を80
〜85℃に保ち、2時間かけて加熱縮合させた後、反応
液を20mlのn−ヘキサンで5回洗浄し、水層を減圧
濃縮して19.3gのN,N’−ジカルボキシ無水シス
チンを得た。
【0043】参考例2(N,N’−ジカルボキシ無水シ
スチンの製造例2) シスチン12gを100mlの1N水酸化ナトリウム水
溶液に溶解し、氷冷下で攪拌しながらクロル炭酸メチル
14.1gを30分かけて滴下した。その間、水酸化ナ
トリウム水溶液を添加して反応液のpHが9〜10にな
るように保った。クロル炭酸メチルの滴下終了後、室温
で2時間攪拌を続け、反応を完結させた。
【0044】反応終了後、希塩酸で反応液のpHを1に
し、酢酸エチル200mlを加えて反応生成物を抽出し
た。有機層は2%食塩水100mlで2回洗浄し、さら
に100mlの水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウム2
0gを加えて有機層を乾燥した。濾過により無水硫酸ナ
トリウムを除去した後、濾液を減圧濃縮乾固し、残留物
をn−ヘキサンで洗浄し、減圧乾燥して10gのメチル
炭酸シスチンを得た。
【0045】つぎに、このメチル炭酸シスチンを30m
lの酢酸エチルに溶解し、窒素ガス雰囲気下で攪拌し、
その中に8.07mlの塩化チオニルを1時間かけて滴
下した。滴下終了後、反応液の温度を55℃まで上昇さ
せ、4時間攪拌を続けて反応を完結させた。
【0046】反応終了後、減圧下で反応液の温度を80
〜85℃に保ち、2時間かけて加熱縮合させた後、反応
液を20mlのn−ヘキサンで5回洗浄し、水層を減圧
濃縮して7.9gのN,N’−ジカルボキシ無水シスチ
ンを得た。
【0047】製造例1(シスチン導入加水分解コラーゲ
ンの製造例) 数平均分子量450の加水分解コラーゲンの30%水溶
液47g(アミノ態窒素の測定によって得られた化学量
論的モル数として30.5ミリモル)を水酸化ナトリウ
ム水溶液でpHを10.2に調整し、この溶液に、氷冷
下、上記参考例1で製造したN,N’−ジカルボキシ無
水シスチン3.1g(10ミリモル、加水分解コラーゲ
ンに対して0.65当量)を50mlの酢酸エチルに溶
解した溶液を添加し攪拌して混合し、3時間攪拌を続け
て反応させた。その間、水酸化ナトリウム水溶液を添加
して反応液のpHが10.0〜10.5になるように保
った。
【0048】反応終了後、反応物を100mlのn−ヘ
キサンで3回洗浄して未反応物を除去した後、水層に濃
硫酸を添加してpHを4に調整して減圧下で脱炭酸し、
濃度を調整して、シスチン導入加水分解コラーゲンの3
0%水溶液を45.1g得た。
【0049】上記のようにして得られたシスチン導入加
水分解コラーゲンの一部を6N塩酸で20時間完全加水
分解した後、アミノ酸オートアナラーザーでアミノ酸分
析したところ、ハーフシスチンとして10.64モル%
が検出された。また、上記のようにして得られたシスチ
ン導入加水分解コラーゲンの一部を、塩酸による加水分
解を行わずにアミノ酸分析したところ、シスチンは検出
されず、上記で検出されたシスチンはすべて加水分解コ
ラーゲンに結合していることが明らかにされた。
【0050】原料の加水分解コラーゲンにはシスチンが
含まれていないため、このシスチンはすべて上記のシス
チン導入法により加水分解コラーゲンに導入されたもの
であることが明らかであった。
【0051】製造例2(シスチン導入加水分解小麦タン
パクの製造例) 数平均分子量700の加水分解小麦タンパクの30%水
溶液80g(アミノ態窒素の測定によって得られた化学
量論的モル数として34.2ミリモル)を水酸化ナトリ
ウム水溶液でpHを10.2に調整し、この溶液に、氷
冷下、上記参考例1で製造したN,N’−ジカルボキシ
無水シスチン4.5g(15.4ミリモル、加水分解小
麦タンパクに対して0.9当量)を80mlの酢酸エチ
ルに溶解した溶液を添加し攪拌して混合し、3時間攪拌
を続けて反応させた。その間、水酸化ナトリウム水溶液
を添加して反応液のpHが10.0〜10.5になるよ
うに保った。
【0052】反応終了後、反応物を100mlのn−ヘ
キサンで4回洗浄して未反応物を除去した後、水層に濃
硫酸を添加してpHを4に調整して減圧下で脱炭酸し、
濃度を調整して、シスチン導入加水分解小麦タンパクの
30%水溶液を75.5g得た。
【0053】上記のようにして得られたシスチン導入加
水分解小麦タンパクの一部を6N塩酸で20時間完全加
水分解した後、アミノ酸オートアナラーザーでアミノ酸
分析したところ、ハーフシスチンとして5.9モル%が
検出された。また、上記のようにして得られたシスチン
導入加水分解小麦タンパクの一部を、塩酸による加水分
解を行わずにアミノ酸分析したところ、シスチンは検出
されず、上記で検出されたシスチンはすべて加水分解小
麦タンパクに結合していることが明らかにされた。
【0054】原料の加水分解小麦タンパクには0.4モ
ル%のシスチンが含まれていたので、検出された5.9
モル%のシスチンのうち5.5モル%は上記のシスチン
導入法により加水分解小麦タンパクに導入されたもので
あることが明らかであった。
【0055】製造例3(シスチン導入加水分解シルクの
製造例) 加水分解小麦タンパクに代えて数平均分子量350の加
水分解シルクの30%水溶液80g(アミノ態窒素の測
定によって得られた化学量論的モル数として77.3ミ
リモル)と、上記参考例1で製造したN,N’−ジカル
ボキシ無水シスチン6.1g(20.8ミリモル、加水
分解シルクに対して0.5当量)を100mlの酢酸エ
チルに溶解した溶液を用いたほかは、製造例2と同様に
して、シスチン導入加水分解シルクの30%水溶液を7
2g得た。
【0056】上記のようにして得られたシスチン導入加
水分解シルクの一部を6N塩酸で20時間完全加水分解
した後、アミノ酸オートアナラーザーでアミノ酸分析し
たところ、ハーフシスチンとして6.2モル%が検出さ
れた。また、上記のようにして得られたシスチン導入加
水分解シルクの一部を、塩酸による加水分解を行わずに
アミノ酸分析したところ、シスチンは検出されず、上記
で検出されたシスチンはすべて加水分解シルクに結合し
ていることが明らかにされた。
【0057】原料の加水分解シルクにはシスチンが含ま
れていないため、このシスチンはすべて上記のシスチン
導入法により加水分解シルクに導入されたものであるこ
とが明らかであった。
【0058】製造例4(シスチン導入加水分解大豆タン
パクの製造例) 数平均分子量600の加水分解大豆タンパクの30%水
溶液50g(アミノ態窒素の測定によって得られた化学
量論的モル数として18.4ミリモル)を水酸化ナトリ
ウム水溶液でpHを10.2に調整し、この溶液に、氷
冷下、上記参考例2で製造したN,N’−ジカルボキシ
無水シスチン2.2g(7.5ミリモル、加水分解大豆
タンパクに対して0.8当量)を40mlの酢酸エチル
に溶解した溶液を添加し攪拌して混合し、3時間攪拌を
続けて反応させた。その間、水酸化ナトリウム水溶液を
添加して反応液のpHが10.0〜10.5になるよう
に保った。
【0059】反応終了後、反応物を80mlのn−ヘキ
サンで3回洗浄して未反応物を除去した後、水層に濃硫
酸を添加してpHを4に調整して減圧下で脱炭酸し、濃
度を調整して、シスチン導入加水分解大豆タンパクの3
0%水溶液を42.8g得た。
【0060】上記のようにして得られたシスチン導入加
水分解大豆タンパクの一部を6N塩酸で20時間完全加
水分解した後、アミノ酸オートアナラーザーでアミノ酸
分析したところ、ハーフシスチンとして6.1モル%が
検出された。また、上記のようにして得られたシスチン
導入加水分解大豆タンパクの一部を、塩酸による加水分
解を行わずにアミノ酸分析したところ、シスチンは検出
されず、上記で検出されたシスチンはすべて加水分解大
豆タンパクに結合していることが明らかにされた。
【0061】原料の加水分解大豆タンパクには0.8モ
ル%のシスチンが含まれていたので、検出された6.1
モル%のシスチンのうち5.3モル%は上記のシスチン
導入法により加水分解大豆タンパクに導入されたもので
あることが明らかであった。
【0062】製造例5(シスチン導入加水分解酵母タン
パクの製造例) 加水分解大豆タンパクに代えて数平均分子量450の加
水分解酵母タンパクの30%水溶液50g(アミノ態窒
素の測定によって得られた化学量論的モル数として3
0.3ミリモル)と、上記参考例2で製造したN,N’
−ジカルボキシ無水シスチン3.1g(10.5ミリモ
ル、加水分解酵母タンパクに対して0.7当量)を80
mlの酢酸エチルに溶解した溶液を用いたほかは、製造
例4と同様にして、シスチン導入加水分解酵母タンパク
の30%水溶液を38.4g得た。
【0063】上記のようにして得られたシスチン導入加
水分解酵母タンパクの一部を6N塩酸で20時間完全加
水分解した後、アミノ酸オートアナラーザーでアミノ酸
分析したところ、ハーフシスチンとして5.3モル%が
検出された。また、上記のようにして得られたシスチン
導入加水分解酵母タンパクの一部を、塩酸による加水分
解を行わずにアミノ酸分析したところ、シスチンは検出
されず、上記で検出されたシスチンはすべて加水分解酵
母タンパクに結合していることが明らかにされた。
【0064】原料の加水分解酵母タンパクには0.2モ
ル%のシスチンが含まれていたため、検出された5.3
モル%のシスチンのうち5.1モル%は上記のシスチン
導入法により加水分解酵母タンパクに導入されたもので
あることが明らかであった。
【0065】製造例6(シスチン導入加水分解カゼイン
の製造例) 加水分解大豆タンパクに代えて数平均分子量700の加
水分解カゼインの30%水溶液50g(アミノ態窒素の
測定によって得られた化学量論的モル数として20.4
ミリモル)と、上記参考例2で製造したN,N’−ジカ
ルボキシ無水シスチン2.5g(8.5ミリモル、加水
分解カゼインに対して0.8当量)を70mlの酢酸エ
チルに溶解した溶液を用いたほかは、製造例4と同様に
して、シスチン導入加水分解カゼインの30%水溶液を
39.5g得た。
【0066】上記のようにして得られたシスチン導入加
水分解カゼインの一部を6N塩酸で20時間完全加水分
解した後、アミノ酸オートアナラーザーでアミノ酸分析
したところ、ハーフシスチンとして6.2モル%が検出
された。また、上記のようにして得られたシスチン導入
加水分解カゼインの一部を、塩酸による加水分解を行わ
ずにアミノ酸分析したところ、シスチンは検出されず、
上記で検出されたシスチンはすべて加水分解カゼインに
結合していることが明かにされた。
【0067】原料の加水分解カゼインには0.6モル%
のシスチンが含まれていたため、検出された6.2モル
%のシスチンのうち5.6モル%は上記のシスチン導入
法により加水分解カゼインに導入されたものであること
が明かであった。
【0068】製造例7(シスチン導入トウモロコシタン
パクの製造例) 加水分解大豆タンパクに代えて数平均分子量350の加
水分解トウモロコシタンパクの30%水溶液50g(ア
ミノ態窒素の測定によって得られた化学量論的モル数と
して42.8ミリモル)と、上記参考例2で製造した
N,N’−ジカルボキシ無水シスチン4.3g(14.
7ミリモル、加水分解トウモロコシタンパクに対して
0.7当量)を80mlの酢酸エチルに溶解した溶液を
用いたほかは、製造例4と同様にして、シスチン導入加
水分解トウモロコシタンパクの30%水溶液を32.5
g得た。
【0069】上記のようにして得られたシスチン導入加
水分解トウモロコシタンパクの一部を6N塩酸で20時
間完全加水分解した後、アミノ酸オートアナラーザーで
アミノ酸分析したところ、ハーフシスチンとして7.1
モル%が検出された。また、上記のようにして得られた
シスチン導入加水分解トウモロコシタンパクの一部を、
塩酸による加水分解を行わずにアミノ酸分析したとこ
ろ、シスチンは検出されず、上記検出されたシスチンは
すべて加水分解トウモロコシタンパクに結合しているこ
とが明らかにされた。
【0070】原料の加水分解トウモロコシタンパクには
1.4モル%のシスチンが含まれていたため、検出され
た7.1モル%のシスチンのうち5.7モル%は上記の
シスチン導入法により加水分解トウモロコシタンパクに
導入されたものであることが明らかであった。
【0071】〔毛髪の引張り強度試験〕毛髪の引張り強
度を測定する部位(実施例中では18cmの毛髪の中央
部位)の長径および短径をマイクロメータで測定し、断
面積を計算する。つぎに、その点を中心に前後0.5m
mずつの間隔をあけ、粘着テープ〔スコッチフィラメン
トテープ、住友スリーエム(株)製〕を毛髪に固定す
る。このテープを固定した部分を引張り試験機〔不動工
業(株)製レオメータ〕のクランプに固定し、毛髪の切
断時の強度を測定し、先に求めておいた断面積より、断
面積当たりの引張り強度(kgf/mm2 )を算出す
る。一試料につき30本の毛髪の引張り強度を測定し、
試料ごとに平均値を求め、結果をその平均値で示す。
【0072】〔毛髪中のシステイン酸量〕毛髪0.01
gに6N塩酸2gを加え、105℃で20時間完全加水
分解し、アミノ酸自動分析機により、システイン酸量
(μmol/g)を求める。なお、毛髪中のシステイン
酸量は、毛髪の損傷の度合いを示しており、その値が小
さいほど、毛髪の損傷が少ないことを示す。
【0073】実施例1および比較例1〜2 表1に示す組成の毛髪保護剤を調製し、それぞれの毛髪
保護剤で処理した毛髪を別途調製したパーマネントウェ
ーブ用剤を用いて毛髪にパーマネントウエーブ処理を施
し、処理後の毛髪の艶、潤い、櫛通り性を官能評価し、
さらに、毛髪の引張り強度および毛髪中のシステイン酸
量を調べた。
【0074】実施例1では、シスチン導入ペプチドとし
て、前記製造例1で製造したシスチン量がアミノ酸分析
でハーフシスチンとして10.64モル%のシスチン導
入加水分解コラーゲン(数平均分子量1000)を用
い、比較例1ではシスチン導入加水分解コラーゲンに代
えて数平均分子量1000の加水分解コラーゲンを用
い、比較例2ではシスチン導入加水分解コラーゲンや加
水分解コラーゲンはまったく用いなかった。
【0075】また、実施例や比較例では、毛髪保護剤を
調製していく関係上、各成分の量は調製後の毛髪保護剤
中での含有量という表現ではなく、配合量という表現で
説明していくが、表中の各成分の配合量は重量部基準に
よるものであり、配合量が固形分量でないものについて
は成分名の後に括弧書きで固形分濃度を示している。こ
れらは、以後の実施例などにおいても同様である。
【0076】
【表1】
【0077】毛髪保護剤による処理にあたっては、各実
施例、比較例ごとに重さ1gで長さ18cmの毛束を用
意し、該毛束を上記実施例1および比較例1〜2の毛髪
保護剤20gにそれぞれ10分間浸漬し、すすぎ洗いを
した後、下記表2の組成のパーマネントウェーブ用第1
剤20g中に15分間浸漬した。すすぎ洗いの後パーマ
ネントウェーブ用第2剤20gに15分間浸漬し、すす
ぎ洗いした後、ヘアドライヤーで乾燥した。
【0078】
【表2】
【0079】乾燥後の毛髪の艶、潤いおよび櫛通り性を
10人のパネラー(女性7人、男性3人)に下記の評価
基準で5段階評価させた。
【0080】評価基準 5 :非常によい 4 :よい 3 :ややよい 2 :悪い 1 :非常に悪い
【0081】つぎに、官能評価後の各毛束を引張り強度
試験に供し、40本の毛髪について、その端から9cm
の部分の断面積を測定し、断面積の大きい方および小さ
い方から各5本ずつの毛髪を試験対象より除外し、残り
30本の毛髪の引張り強度を測定した。さらに、パーマ
ネントウェーブ処理後の毛髪の一部を塩酸で加水分解し
てシステイン酸量を測定した。それらの結果(平均値)
を表3に示す。
【0082】
【表3】
【0083】表3に示すように、シスチン導入加水分解
コラーゲンを含有する実施例1の毛髪保護剤で処理した
後にパーマネントウェーブ処理した毛髪は、処理後の毛
髪の艶、潤い、櫛通り性のいずれも比較例1〜2の毛髪
保護剤で処理した後にパーマネントウェーブ処理した毛
髪に比べて評価値が高く、かつ毛髪の引張り強度が大き
く、毛髪中のシステイン酸量が少なく、シスチン導入加
水分解コラーゲンが毛髪によく収着し、パーマネントウ
ェーブ処理時の毛髪の損傷を防止し、毛髪の引張り強度
を増加させることが明らかであった。
【0084】これに対して、加水分解コラーゲンを含有
する比較例1の毛髪保護剤で処理した後にパーマネント
ウェーブ処理した毛髪も、シスチン導入加水分解コラー
ゲンや加水分解コラーゲンを含有していない比較例2の
毛髪保護剤で処理した後にパーマネントウェーブ処理し
た毛髪より、官能評価値が高く、毛髪の引張り強度が大
きく、毛髪中のシステイン酸量が少なく、加水分解コラ
ーゲンが毛髪に多少収着していることを表しているが、
実施例1の毛髪保護剤に比べるとその効果は低かった。
この結果から、実施例1で使用したシスチン導入加水分
解コラーゲンは、そのシスチンの作用で毛髪により多く
収着したものと考えられる。
【0085】実施例2および比較例3〜4 表4に示す組成の毛髪保護剤を調製し、それぞれの毛髪
保護剤で処理した毛髪を別途調製した酸化型染毛剤で染
毛し、染毛処理後の毛髪の艶、潤い、櫛通り性を官能評
価し、さらに、毛髪の引張り強度および毛髪中のシステ
イン酸量を調べた。
【0086】実施例2では、シスチン導入ペプチドとし
て、前記製造例2で製造したシスチン量がアミノ酸分析
でハーフシスチンとして5.9モル%のシスチン導入加
水分解小麦タンパク(数平均分子量1500)を用い、
比較例3ではシスチン導入加水分解小麦タンパクに代え
て数平均分子量1500の加水分解小麦タンパクを用
い、比較例4ではシスチン導入加水分解小麦タンパクや
加水分解小麦タンパクはまったく用いなかった。
【0087】
【表4】
【0088】毛髪保護剤による処理にあたっては、各実
施例、比較例ごとに重さ1gで長さ18cmの毛束を用
意し、該毛束を上記実施例2および比較例3〜4の毛髪
保護剤20gにそれぞれ15分間浸漬し、すすぎ洗いを
した後、下記表5に示す組成の染毛剤で染毛した。
【0089】
【表5】
【0090】染毛処理は第1剤と第2剤を同量ずつ混合
し、その混合物2gずつをそれぞれの毛髪保護剤で処理
した毛束に塗布した後、20分間放置し、お湯ですす
ぎ、ついで2%ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル水溶液で洗浄することによって行った。染毛処理
後、ドライヤーで毛束を乾燥し、染毛後の均染性、毛髪
の潤い、艶および櫛通り性について実施例1と同様の評
価基準で評価させた。さらに、官能評価後の各毛束を引
張り強度試験に供し、40本の毛髪について、その端か
ら9cmの部分の断面積を測定し、断面積の大きい方お
よび小さい方から各5本ずつの毛髪を試験対象より除外
し、残り30本の毛髪の引張り強度を測定した。また、
パーマネントウェーブ処理後の毛髪の一部を塩酸で加水
分解してシステイン酸量を測定した。それらの結果(平
均値)を表6に示す。
【0091】
【表6】
【0092】表6に示すように、シスチン導入加水分解
小麦タンパクを含有する実施例2の毛髪保護剤で処理し
た後に染毛処理した毛髪は、比較例3や比較例4の毛髪
保護剤で処理した後に染毛処理した毛髪に比べて、均染
性が非常に良かった。この染毛処理による均染性は、染
毛処理時の毛髪の損傷度合いを反映するので、実施例2
の毛髪保護剤で処理した毛髪は染毛処理による損傷が最
も少なかったことを示している。
【0093】また、染毛処理後の毛髪の艶、潤い、櫛通
り性のいずれについても、実施例2の毛髪保護剤で処理
した後に染毛処理した毛髪は、比較例3〜4の毛髪保護
剤で処理した後に染毛処理した毛髪に比べて、評価値が
高く、かつ毛髪の引張り強度が大きく、毛髪中のシステ
イン酸量が少なく、シスチン導入加水分解小麦タンパク
が毛髪によく収着し、染毛処理時の毛髪の損傷を防止
し、毛髪の引張り強度を増加させることが明らかにされ
ていた。
【0094】実施例3〜5および比較例5 表7に示す組成の毛髪保護剤を調製し、それぞれの毛髪
保護剤を別途調製した脱色剤と混合した溶液で毛髪を脱
色処理し、処理後の毛髪の艶、潤い、なめらかさおよび
櫛通り性を官能評価し、さらに、毛髪の引張り強度およ
び毛髪中のシステイン酸量を調べた。
【0095】実施例3では、シスチン導入ペプチドとし
て、前記製造例3で製造したシスチン量がアミノ酸分析
でハーフシスチンとして6.2モル%のシスチン導入加
水分解シルク(数平均分子量700)を用い、実施例4
では、シスチン導入ペプチドとして、前記製造例4で製
造したシスチン量がアミノ酸分析でハーフシスチンとし
て6.1モル%のシスチン導入加水分解大豆タンパク
(数平均分子量1200)を用い、実施例5では、シス
チン導入ペプチドとして、前記製造例5で製造したシス
チン量がアミノ酸分析でハーフシスチンとして5.3モ
ル%のシスチン導入加水分解酵母タンパク(数平均分子
量1000)を用い、比較例5ではシスチン導入ペプチ
ドや加水分解ペプチドなどはまったく用いなかった。
【0096】
【表7】
【0097】これらの実施例3〜5および比較例5で
は、重さ1gで長さ18cmの毛束を実施例3〜5およ
び比較例5のそれぞれの毛髪処理剤20gと下記表8の
組成の脱色剤80gとの混合液に30分浸漬した後、す
すぎ洗いをし、ドライヤーで乾燥させ、実施例1と同様
の評価基準で、10人のパネラーに評価させた。また、
毛髪の引張り強度および毛髪中のシステイン酸量を調べ
た。それらの結果(平均値)を表9に示す。
【0098】
【表8】
【0099】
【表9】
【0100】表9に示す結果から明らかなように、シス
チン導入加水分解ペプチドを含有する実施例3〜5の毛
髪保護剤を脱色剤に添加した脱色液で処理した毛髪は、
比較例5の毛髪保護剤を脱色剤に添加した脱色液で処理
した毛髪に比べて、毛髪の艶、潤い、なめらかさ、櫛通
り性のいずれも評価値が高く、かつ毛髪の引張り強度が
大きく、毛髪中のシステイン酸量が少なく、シスチン導
入加水分解ペプチドが毛髪によく収着し、脱色処理時の
毛髪の損傷を防止し、毛髪の引張り強度を増加させるこ
とが明らかにされていた。
【0101】また、シスチン導入加水分解ペプチドを含
有する実施例3〜5の毛髪保護剤の間では、シスチン導
入加水分解シルクを含有する実施例3の毛髪保護剤で処
理した毛髪が、艶、櫛通り性が他の実施例の毛髪保護剤
で処理した毛髪より優れ、緻密な被膜を形成する加水分
解シルクの性質がよく現れ、潤い感では植物蛋白加水分
解物に由来するシスチン導入加水分解大豆タンパクを含
有する実施例4の毛髪保護剤が最も良く、なめらかさに
関してはシスチン導入加水分解酵母タンパクを含有する
実施例5の毛髪保護剤が良く、それぞれの原料の加水分
解ペプチドの性質がよく発揮されていて、導入したシス
チンの作用でそれぞれの加水分解ペプチドがよく毛髪に
収着することが明らかにされていた。
【0102】実施例6〜7および比較例6 表10に示す組成でヘアトリートメントリンスとしての
機能を有する毛髪保護剤を調製し、別途調製したシャン
プーで洗浄した毛髪を処理し、水ですすいだ後ドライヤ
ーで乾燥した。この操作を20回繰り返した後、毛髪の
艶、潤い、なめらかさおよび櫛通り性を官能評価し、さ
らに、毛髪の引張り強度および毛髪中のシステイン酸量
を調べた。
【0103】実施例6では、シスチン導入ペプチドとし
て、前記製造例6で製造したシスチン量がアミノ酸分析
でハーフシスチンとして6.2モル%のシスチン導入加
水分解カゼイン(数平均分子量約1500)を用い、実
施例7では、シスチン導入ペプチドとして、製造例7で
製造したシスチン量がアミノ酸分析でハーフシスチンと
して7.1モル%のシスチン導入加水分解トウモロコシ
タンパク(数平均分子量約800)を用い、比較例6で
はシスチン導入ペプチドや加水分解ペプチドはまったく
用いなかった。
【0104】
【表10】
【0105】これらの実施例6〜7および比較例6で
は、重さ1gで長さ18cmの毛束を実施例6〜7およ
び比較例6ごとに用意し、表11に示す組成のシャンプ
ーで洗浄し、お湯ですすいだ後、実施例6〜7および比
較例6の毛髪保護剤2gづつをそれぞれの毛束に塗布
し、お湯ですすいだ後ヘアドライヤーで乾燥した。この
操作をそれぞれの毛束について20回繰り返し、処理後
の毛髪の艶、潤い、なめらかさおよび櫛通り性を実施例
1と同じ評価基準で10人のパネラーに評価させた。さ
らに、毛髪の引張り強度および毛髪中のシステイン酸量
を調べた。それらの結果(平均値)を表12に示す。
【0106】
【表11】
【0107】
【表12】
【0108】表12に示す結果から明らかなように、シ
スチン導入加水分解ペプチドを含有する実施例6〜7の
毛髪保護剤で処理した毛髪は、比較例6の毛髪保護剤で
処理した毛髪に比べて、毛髪の艶、潤い、なめらかさ、
櫛通り性のいずれも評価値が高かった。特に、光沢のあ
る被膜を形成する加水分解トウモロコシタンパクにシス
チンを導入したシスチン導入加水分解トウモロコシタン
パクを含有する実施例7の毛髪保護剤で処理した毛髪
は、毛髪の艶が優れ、潤い感(しっとり感)を付与する
作用の高い加水分解カゼインにシスチンを導入したシス
チン導入加水分解カゼインを含有する実施例6の毛髪保
護剤で処理した毛髪は、潤い感が優れていた。
【0109】また、毛髪の引張り強度、システイン酸量
に関しては、シャンプー処理ではパーマネントウェーブ
処理や脱色処理などに比べて毛髪の損傷度が低いため、
実施例6〜7と比較例6との差はそれほど大きくない
が、それでも実施例6や実施例7の毛髪保護剤で処理し
た毛髪は、比較例6の毛髪保護剤で処理した毛髪に比べ
て、毛髪の引張り強度が大きく、毛髪中のシステイン酸
量が少なく、シスチン導入加水分解ペプチドが毛髪によ
く収着して毛髪の損傷を防止し、毛髪の引張り強度を増
加させることが明らかにされていた。もとより、シスチ
ン導入ペプチドは、ヘアトリートメントリンスとしての
機能を低下させることはなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/135 A61K 7/135 (72)発明者 松川 愛絵 大阪府東大阪市布市町1丁目2番14号 株 式会社成和化成内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水または水を主成分とする基剤中に、動
    物、植物または微生物などの天然物由来の蛋白質を加水
    分解して得られた加水分解ペプチドまたはその誘導体
    に、該加水分解ペプチドまたはその誘導体のアミノ基と
    シスチンのカルボキシル基とのアミド結合により、シス
    チンを導入したシスチン導入ペプチドを含有することを
    特徴とする毛髪保護剤。
  2. 【請求項2】 シスチン導入ペプチドの含有量が0.1
    〜20重量%である請求項1記載の毛髪保護剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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