JPH11269558A - 金属ストリップの冷却ロール - Google Patents
金属ストリップの冷却ロールInfo
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- JPH11269558A JPH11269558A JP9522298A JP9522298A JPH11269558A JP H11269558 A JPH11269558 A JP H11269558A JP 9522298 A JP9522298 A JP 9522298A JP 9522298 A JP9522298 A JP 9522298A JP H11269558 A JPH11269558 A JP H11269558A
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- JP
- Japan
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- metal strip
- cooling
- cooling roll
- soft layer
- roll
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属ストリップの板幅方向の均一冷却をより
確実にするとともに、金属ストリップに形状悪化や疵を
発生させることがなく、耐久性に優れて長期間安定して
使用でき、さらに低コストな金属ストリップの冷却ロー
ルを提供する。 【解決手段】 内部に冷却媒体の流通路を有する金属ス
トリップ5の冷却ロール1において、冷却ロール1の外
周面に、高熱伝導性の軟質層3を設ける。
確実にするとともに、金属ストリップに形状悪化や疵を
発生させることがなく、耐久性に優れて長期間安定して
使用でき、さらに低コストな金属ストリップの冷却ロー
ルを提供する。 【解決手段】 内部に冷却媒体の流通路を有する金属ス
トリップ5の冷却ロール1において、冷却ロール1の外
周面に、高熱伝導性の軟質層3を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼帯やステンレス
鋼帯等の金属ストリップの表面処理または熱処理工程等
において使用する冷却ロールに関し、特に、金属ストリ
ップを幅方向に均一に冷却できるようにしたものであ
る。
鋼帯等の金属ストリップの表面処理または熱処理工程等
において使用する冷却ロールに関し、特に、金属ストリ
ップを幅方向に均一に冷却できるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属ストリップ、例えば、鋼
帯の連続焼鈍工程において、加熱帯、均熱帯で加熱・均
熱された鋼帯を一次冷却する場合に、内部に冷却パイプ
を巡らした冷却ロールに鋼帯を巻き付けて、通板しなが
ら冷却する方法があった。この従来の冷却方法におい
て、鋼帯を通板しながら迅速に冷却するためには、冷却
ロールと鋼帯との接触状態を良くして、鋼帯を均一に冷
却する必要がある。
帯の連続焼鈍工程において、加熱帯、均熱帯で加熱・均
熱された鋼帯を一次冷却する場合に、内部に冷却パイプ
を巡らした冷却ロールに鋼帯を巻き付けて、通板しなが
ら冷却する方法があった。この従来の冷却方法におい
て、鋼帯を通板しながら迅速に冷却するためには、冷却
ロールと鋼帯との接触状態を良くして、鋼帯を均一に冷
却する必要がある。
【0003】このため、例えば、特開平2−19042
5号公報に記載された技術では、水冷ロールの外表面
に、深さが10〜100μm、幅がピッチの1/2以下
で断面が矩形の周方向溝をロール軸方向に複数設けたも
のが知られている。この公報記載の技術では、溝に沿っ
て形成される凸条部が連続していることから、耐久性に
優れており、長期にわたって鋼帯に対して接触性を確保
して冷却効率を向上させることができるとしている。
5号公報に記載された技術では、水冷ロールの外表面
に、深さが10〜100μm、幅がピッチの1/2以下
で断面が矩形の周方向溝をロール軸方向に複数設けたも
のが知られている。この公報記載の技術では、溝に沿っ
て形成される凸条部が連続していることから、耐久性に
優れており、長期にわたって鋼帯に対して接触性を確保
して冷却効率を向上させることができるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術においては、凸条部からの冷却伝熱が他の
部位と比較して大きいので、凸条部の接触部と非接触部
(溝部)とで温度差が大きくなり、冷却の均一性が損な
われ、鋼帯の形状悪化の原因になりやすい。また、形状
の悪い鋼板を均一に冷却することが困難である。さら
に、近年の技術革新に伴い、金属ストリップの表面処理
または熱処理工程がさらに高速化することが予想され、
このような高速化にも対応して、冷却の効率化を高める
とともに、冷却の均一性を十分に確保することが可能な
冷却ロールの開発が望まれている。
た従来の技術においては、凸条部からの冷却伝熱が他の
部位と比較して大きいので、凸条部の接触部と非接触部
(溝部)とで温度差が大きくなり、冷却の均一性が損な
われ、鋼帯の形状悪化の原因になりやすい。また、形状
の悪い鋼板を均一に冷却することが困難である。さら
に、近年の技術革新に伴い、金属ストリップの表面処理
または熱処理工程がさらに高速化することが予想され、
このような高速化にも対応して、冷却の効率化を高める
とともに、冷却の均一性を十分に確保することが可能な
冷却ロールの開発が望まれている。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑み提案された
もので、金属ストリップの表面処理または熱処理工程等
において使用する冷却ロールであって、金属ストリップ
の板幅方向の均一冷却をより確実にするとともに、金属
ストリップに形状悪化や疵を発生させることがなく、耐
久性に優れて長期間安定して使用でき、さらに低コスト
である金属ストリップの冷却ロールを提供することを目
的とする。
もので、金属ストリップの表面処理または熱処理工程等
において使用する冷却ロールであって、金属ストリップ
の板幅方向の均一冷却をより確実にするとともに、金属
ストリップに形状悪化や疵を発生させることがなく、耐
久性に優れて長期間安定して使用でき、さらに低コスト
である金属ストリップの冷却ロールを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(特徴点)本発明は、上
述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えてい
る。請求項1記載の発明は、内部に冷却媒体の流通路を
有する金属ストリップの冷却ロールにおいて、前記冷却
ロールの外周面に、高熱伝導性の軟質層を設けたことを
特徴とするものである。請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明の特徴点に加えて、前記軟質層は、熱伝導
率が10W/mK以上、みかけのヤング率が0.01〜
10kg/mm2 、厚みがみかけのヤング率の10〜1
000倍であることを特徴とするものである。
述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えてい
る。請求項1記載の発明は、内部に冷却媒体の流通路を
有する金属ストリップの冷却ロールにおいて、前記冷却
ロールの外周面に、高熱伝導性の軟質層を設けたことを
特徴とするものである。請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明の特徴点に加えて、前記軟質層は、熱伝導
率が10W/mK以上、みかけのヤング率が0.01〜
10kg/mm2 、厚みがみかけのヤング率の10〜1
000倍であることを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明の特徴点に加えて、前記軟質層は、軟
質ゴム内に高熱伝導性繊維を含有させて構成することを
特徴とするものである。請求項4記載の発明は、請求項
1または請求項2の発明の特徴点に加えて、前記軟質層
として高熱伝導性繊維からなる繊維材を配設したことを
特徴とするものである。請求項5記載の発明は、請求項
4記載の発明の特徴点に加えて、前記繊維材は、前記冷
却ロールの円周方向に傾けて配設したことを特徴とする
ものである。
求項2記載の発明の特徴点に加えて、前記軟質層は、軟
質ゴム内に高熱伝導性繊維を含有させて構成することを
特徴とするものである。請求項4記載の発明は、請求項
1または請求項2の発明の特徴点に加えて、前記軟質層
として高熱伝導性繊維からなる繊維材を配設したことを
特徴とするものである。請求項5記載の発明は、請求項
4記載の発明の特徴点に加えて、前記繊維材は、前記冷
却ロールの円周方向に傾けて配設したことを特徴とする
ものである。
【0008】(作用)本発明は、上述した構成を備えて
いるため、以下のような作用を奏する。請求項1記載の
発明では、金属ストリップが冷却ロールの外周面に接し
ながら通過する際に、冷却ロールの内部に設けた流通路
を流通する冷却媒体により冷却される。このとき、金属
ストリップと冷却ロールとの間に介在する高熱伝導性の
軟質層により、金属ストリップが幅方向均一にロールに
密着し効率的に冷却される。このため、金属ストリップ
が、板幅方向に均一的に冷却されて、形状悪化や疵が発
生することがない。請求項2記載の発明では、軟質層の
熱伝導率を10W/mKとすることにより、冷却ロール
の表面を十分に冷却することができる。また、軟質層の
みかけのヤング率を0.01〜10kg/mm2 の範囲
とし、厚みをみかけのヤング率の10〜1000倍の範
囲とすることにより、軟質層の柔軟性を保つことがで
き、金属ストリップに均一に接触するため、形状が悪化
したり、金属ストリップの表面に疵が生じたりすること
がない。
いるため、以下のような作用を奏する。請求項1記載の
発明では、金属ストリップが冷却ロールの外周面に接し
ながら通過する際に、冷却ロールの内部に設けた流通路
を流通する冷却媒体により冷却される。このとき、金属
ストリップと冷却ロールとの間に介在する高熱伝導性の
軟質層により、金属ストリップが幅方向均一にロールに
密着し効率的に冷却される。このため、金属ストリップ
が、板幅方向に均一的に冷却されて、形状悪化や疵が発
生することがない。請求項2記載の発明では、軟質層の
熱伝導率を10W/mKとすることにより、冷却ロール
の表面を十分に冷却することができる。また、軟質層の
みかけのヤング率を0.01〜10kg/mm2 の範囲
とし、厚みをみかけのヤング率の10〜1000倍の範
囲とすることにより、軟質層の柔軟性を保つことがで
き、金属ストリップに均一に接触するため、形状が悪化
したり、金属ストリップの表面に疵が生じたりすること
がない。
【0009】請求項3記載の発明では、軟質層を構成す
る軟質ゴム内に含有させた高熱伝導性繊維により、金属
ストリップと冷却ロールとの熱伝導性が得られ、かつ、
ゴムの柔軟性により、金属ストリップの幅方向の冷却が
より一層均一なものとなる。請求項4記載の発明では、
軟質層として配設した高熱伝導性繊維からなる繊維材に
より、金属ストリップと冷却ロールとの熱伝導性がさら
に一層高まり、金属ストリップの幅方向の冷却がより一
層均一なものとなる。請求項5記載の発明では、繊維材
が冷却ロールの円周方向に傾いているので、繊維材のみ
かけのヤング率が小さくなり、軟質層の柔軟性を損なう
ことがない。
る軟質ゴム内に含有させた高熱伝導性繊維により、金属
ストリップと冷却ロールとの熱伝導性が得られ、かつ、
ゴムの柔軟性により、金属ストリップの幅方向の冷却が
より一層均一なものとなる。請求項4記載の発明では、
軟質層として配設した高熱伝導性繊維からなる繊維材に
より、金属ストリップと冷却ロールとの熱伝導性がさら
に一層高まり、金属ストリップの幅方向の冷却がより一
層均一なものとなる。請求項5記載の発明では、繊維材
が冷却ロールの円周方向に傾いているので、繊維材のみ
かけのヤング率が小さくなり、軟質層の柔軟性を損なう
ことがない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
一実施形態を説明する。図1〜4は、本発明に係る金属
ストリップの冷却ロールを示すもので、図1は、冷却ロ
ールの断面図、図2、図3は、軟質層として高熱伝導性
繊維をブラシ形状に配設する断面図、図4は、冷却ロー
ルの配置例を示す説明図である。
一実施形態を説明する。図1〜4は、本発明に係る金属
ストリップの冷却ロールを示すもので、図1は、冷却ロ
ールの断面図、図2、図3は、軟質層として高熱伝導性
繊維をブラシ形状に配設する断面図、図4は、冷却ロー
ルの配置例を示す説明図である。
【0011】本発明に係る冷却ロール1は、連続熱処理
工程において金属ストリップ5を冷却するために使用す
るもので、図1に示すように、鉄芯からなるロール本体
2の周面に軟質層3を設け、この軟質層3の内部に冷却
媒体を流通させるための冷却パイプ4が配設されてい
る。なお、図示しないが、冷却パイプ4内には、冷却媒
体供給装置により冷却媒体が循環させられており、この
冷却媒体の作用により軟質層3を介して金属ストリップ
5を冷却することができる。前記冷却ロール1を連続熱
処理工程で使用する場合には、図4に示すように、複数
の冷却ロール1を所定の間隔を隔てて配置し、各冷却ロ
ール1の外周面に金属ストリップ5を巻き付けるように
して通過させ、金属ストリップ5の冷却を行う。
工程において金属ストリップ5を冷却するために使用す
るもので、図1に示すように、鉄芯からなるロール本体
2の周面に軟質層3を設け、この軟質層3の内部に冷却
媒体を流通させるための冷却パイプ4が配設されてい
る。なお、図示しないが、冷却パイプ4内には、冷却媒
体供給装置により冷却媒体が循環させられており、この
冷却媒体の作用により軟質層3を介して金属ストリップ
5を冷却することができる。前記冷却ロール1を連続熱
処理工程で使用する場合には、図4に示すように、複数
の冷却ロール1を所定の間隔を隔てて配置し、各冷却ロ
ール1の外周面に金属ストリップ5を巻き付けるように
して通過させ、金属ストリップ5の冷却を行う。
【0012】この軟質層3は、熱伝導率が10W/mK
以上、みかけのヤング率が0.01〜10kg/m
m2 、厚みがみかけのヤング率の10〜1000倍であ
ることが好ましい。すなわち、熱伝導率が10W/mK
未満の場合には、冷却ロール1の表面を十分に冷却する
ことができない。また、みかけのヤング率が0.01〜
10kg/mm2 の範囲を超えた場合、あるいは、厚み
がみかけのヤング率の10〜1000倍の範囲を超えた
場合には、柔軟性を保つことができず、金属ストリップ
5の形状が悪化したり、金属ストリップ5の表面に疵が
生じたりする。また、前記軟質層3は、例えば、スチレ
ン・ブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NB
R)等の軟質ゴムに、ポリベンゾビスオキサゾール(P
BO)繊維、カーボン繊維、ニッケル、クロム繊維等の
高熱伝導性繊維を含有させて構成される。
以上、みかけのヤング率が0.01〜10kg/m
m2 、厚みがみかけのヤング率の10〜1000倍であ
ることが好ましい。すなわち、熱伝導率が10W/mK
未満の場合には、冷却ロール1の表面を十分に冷却する
ことができない。また、みかけのヤング率が0.01〜
10kg/mm2 の範囲を超えた場合、あるいは、厚み
がみかけのヤング率の10〜1000倍の範囲を超えた
場合には、柔軟性を保つことができず、金属ストリップ
5の形状が悪化したり、金属ストリップ5の表面に疵が
生じたりする。また、前記軟質層3は、例えば、スチレ
ン・ブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NB
R)等の軟質ゴムに、ポリベンゾビスオキサゾール(P
BO)繊維、カーボン繊維、ニッケル、クロム繊維等の
高熱伝導性繊維を含有させて構成される。
【0013】また、この軟質層3として、高熱伝導性繊
維をブラシ形状に配設する場合は、図2に示すように、
高熱伝導性繊維からなる繊維材6が冷却ロール1の円周
方向に傾いて配設される。この繊維材6の傾き角度は、
冷却ロール1の円周方向に30〜90°であることが好
ましい。このように、繊維材6を冷却ロール1の円周方
向に傾けることにより、みかけのヤング率を小さくする
ことができる。前記繊維材6は、軟質層3に含有される
高熱伝導繊維と同様の素材からなり、例えば、ポリベン
ゾビスオキサゾール(PBO)繊維、カーボン繊維、ニ
ッケル、クロム繊維等が使用される。
維をブラシ形状に配設する場合は、図2に示すように、
高熱伝導性繊維からなる繊維材6が冷却ロール1の円周
方向に傾いて配設される。この繊維材6の傾き角度は、
冷却ロール1の円周方向に30〜90°であることが好
ましい。このように、繊維材6を冷却ロール1の円周方
向に傾けることにより、みかけのヤング率を小さくする
ことができる。前記繊維材6は、軟質層3に含有される
高熱伝導繊維と同様の素材からなり、例えば、ポリベン
ゾビスオキサゾール(PBO)繊維、カーボン繊維、ニ
ッケル、クロム繊維等が使用される。
【0014】この繊維材6は、例えば図3に示すよう
に、約100mmの長さを有する高熱伝導生繊維を複数
本束ね、長さ方向のほぼ中程に芯線7を臨ませて半分に
折り畳み、折り畳み側を金具8で挟み付けて一束の繊維
材6とする。冷却ロール表面には、この繊維材6の束を
巻き付ける。このとき、繊維材6が冷却ロール1の円周
方向に30〜90°傾くようにする。
に、約100mmの長さを有する高熱伝導生繊維を複数
本束ね、長さ方向のほぼ中程に芯線7を臨ませて半分に
折り畳み、折り畳み側を金具8で挟み付けて一束の繊維
材6とする。冷却ロール表面には、この繊維材6の束を
巻き付ける。このとき、繊維材6が冷却ロール1の円周
方向に30〜90°傾くようにする。
【0015】
【実施例】本発明に係る冷却ロール1の具体的な実施例
を、図5に基づいて説明する。図5は、実施例1〜5に
係る冷却ロール1及び従来の冷却ロールについて、軟質
層3の材質、見かけのヤング率、厚み、熱伝導率、及び
金属ストリップ5の形状等に関する評価を示す説明図で
ある。実施例1〜5では、図4に示すように、軟質層3
の内部に冷却パイプ4を配設した冷却ロール1を6本配
設し、板厚1mm、板幅1200mmの鋼帯(金属スト
リップ5)を、各冷却ロール1の周面に巻き付けて通板
しながら冷却する実験を行った。
を、図5に基づいて説明する。図5は、実施例1〜5に
係る冷却ロール1及び従来の冷却ロールについて、軟質
層3の材質、見かけのヤング率、厚み、熱伝導率、及び
金属ストリップ5の形状等に関する評価を示す説明図で
ある。実施例1〜5では、図4に示すように、軟質層3
の内部に冷却パイプ4を配設した冷却ロール1を6本配
設し、板厚1mm、板幅1200mmの鋼帯(金属スト
リップ5)を、各冷却ロール1の周面に巻き付けて通板
しながら冷却する実験を行った。
【0016】[実験条件] 冷却ロール 材質 :SCH22 径 :1500mm 有効幅:2200mm 軟質層 材質、みかけのヤング率、厚み、熱伝導率:図5に示す 通板条件 速度 :300m/min 及び 400m/min 張力 :1kgf/mm 冷却開始帯温度:650℃ 目標の冷却温度:300〜400℃ 目標の冷却速度:50〜150℃/sec
【0017】上述した実験条件の下、6本の冷却ロール
1に鋼帯(金属ストリップ5)を、それぞれ所定の接触
角度で巻き付け通板しながら冷却した。本発明で特定し
た各条件を満たす各実施例において、冷却速度を150
℃/sec、通板速度を400m/minまで上げて
も、十分な冷却効率を確保しながら冷却することがで
き、板幅方向の温度偏差が±5%と均一性の高い冷却が
実現できた。また、冷却後における鋼帯(金属ストリッ
プ5)の形状も良好であり、表面に疵が発生することも
なかった。これに対して、表面材質がFeである従来の
冷却ロールにおいて、上述したと同一の実験条件で実験
を行ったところ、各実施例と比較して冷却効率が若干劣
り、板幅方向の温度偏差が±30%と大きくなり、良好
な結果が得られなかった。
1に鋼帯(金属ストリップ5)を、それぞれ所定の接触
角度で巻き付け通板しながら冷却した。本発明で特定し
た各条件を満たす各実施例において、冷却速度を150
℃/sec、通板速度を400m/minまで上げて
も、十分な冷却効率を確保しながら冷却することがで
き、板幅方向の温度偏差が±5%と均一性の高い冷却が
実現できた。また、冷却後における鋼帯(金属ストリッ
プ5)の形状も良好であり、表面に疵が発生することも
なかった。これに対して、表面材質がFeである従来の
冷却ロールにおいて、上述したと同一の実験条件で実験
を行ったところ、各実施例と比較して冷却効率が若干劣
り、板幅方向の温度偏差が±30%と大きくなり、良好
な結果が得られなかった。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述した構成を有するので、
以下に示すような効果を奏する。請求項1記載の発明に
よれば、冷却ロールは、高熱伝導性の軟質層を介して金
属ストリップと接触している。したがって、冷却ロール
と金属ストリップとが均一に密着するため、金属ストリ
ップが板幅方向に均一に冷却されて、形状悪化や疵が発
生することがない。また、構造が単純であるため、耐久
性に優れて長期間安定して使用することができるととも
に、製造コストを低減することができる。
以下に示すような効果を奏する。請求項1記載の発明に
よれば、冷却ロールは、高熱伝導性の軟質層を介して金
属ストリップと接触している。したがって、冷却ロール
と金属ストリップとが均一に密着するため、金属ストリ
ップが板幅方向に均一に冷却されて、形状悪化や疵が発
生することがない。また、構造が単純であるため、耐久
性に優れて長期間安定して使用することができるととも
に、製造コストを低減することができる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、軟質層の熱
伝導率、みかけのヤング率、厚みを所定の範囲内とする
ことにより、金属ストリップを幅方向により一層均一に
冷却することができる。すなわち、軟質層の熱伝導率を
10W/mKとすることにより、冷却効率が高まり、金
属ストリップを十分に冷却することができる。また、軟
質層のみかけのヤング率を0.01〜10kg/mm2
の範囲とすることにより、軟質層の柔軟性を保ち、か
つ、冷却能力を高く保つことができ、金属ストリップの
形状が悪化したり、金属ストリップの表面に疵が生じた
りすることがない。
伝導率、みかけのヤング率、厚みを所定の範囲内とする
ことにより、金属ストリップを幅方向により一層均一に
冷却することができる。すなわち、軟質層の熱伝導率を
10W/mKとすることにより、冷却効率が高まり、金
属ストリップを十分に冷却することができる。また、軟
質層のみかけのヤング率を0.01〜10kg/mm2
の範囲とすることにより、軟質層の柔軟性を保ち、か
つ、冷却能力を高く保つことができ、金属ストリップの
形状が悪化したり、金属ストリップの表面に疵が生じた
りすることがない。
【0020】請求項3記載の発明によれば、軟質層は、
軟質ゴム内に高熱伝導性繊維を含有させることにより構
成されている。したがって、金属ストリップと冷却ロー
ルとの熱伝導性が高く、金属ストリップの幅方向の冷却
を一層均一なものとすることができる。
軟質ゴム内に高熱伝導性繊維を含有させることにより構
成されている。したがって、金属ストリップと冷却ロー
ルとの熱伝導性が高く、金属ストリップの幅方向の冷却
を一層均一なものとすることができる。
【0021】請求項4記載の発明によれば、冷却ロール
の表面に高熱伝導性繊維からなる繊維材を配設してい
る。したがって、金属ストリップと冷却ロールとの熱伝
導性がさらに一層高まり、かつ、金属ストリップの幅方
向の冷却が均一なものとなる。
の表面に高熱伝導性繊維からなる繊維材を配設してい
る。したがって、金属ストリップと冷却ロールとの熱伝
導性がさらに一層高まり、かつ、金属ストリップの幅方
向の冷却が均一なものとなる。
【0022】請求項5記載の発明によれば、繊維材を冷
却ロールの円周方向に傾けて配設している。したがっ
て、繊維材のみかけのヤング率が小さくなり、軟質層の
柔軟性を損なうことがない。
却ロールの円周方向に傾けて配設している。したがっ
て、繊維材のみかけのヤング率が小さくなり、軟質層の
柔軟性を損なうことがない。
【図1】本発明に係る冷却ロールの断面図である。
【図2】繊維材の円周方向の断面図である。
【図3】繊維材の軸方向の断面図である。
【図4】本発明に係る冷却ロールの配置例を示す説明図
である。
である。
【図5】具体的な実施例についての軟質層の材質、見か
けのヤング率、厚み、熱伝導率と、金属ストリップの形
状等に関する評価を示す説明図である。
けのヤング率、厚み、熱伝導率と、金属ストリップの形
状等に関する評価を示す説明図である。
1 冷却ロール 2 ロール本体 3 軟質層 4 冷却パイプ 5 金属ストリップ 6 繊維材 7 芯線 8 金具
Claims (5)
- 【請求項1】 内部に冷却媒体の流通路を有する金属ス
トリップの冷却ロールにおいて、 前記冷却ロールの外周面に、高熱伝導性の軟質層を設け
たことを特徴とする金属ストリップの冷却ロール。 - 【請求項2】 前記軟質層は、熱伝導率が10W/mK
以上、みかけのヤング率が0.01〜10kg/m
m2 、厚みがみかけのヤング率の10〜1000倍であ
ることを特徴とする請求項1記載の金属ストリップの冷
却ロール。 - 【請求項3】 前記軟質層は、軟質ゴム内に高熱伝導性
繊維を含有させて構成することを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載の金属ストリップの冷却ロール。 - 【請求項4】 前記冷却ロール外周面の軟質層として高
熱伝導性繊維からなる繊維材を配設したことを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載の金属ストリップの冷
却ロール。 - 【請求項5】 前記繊維材は、前記冷却ロールの円周方
向に傾けて配設したことを特徴とする請求項4記載の金
属ストリップの冷却ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9522298A JPH11269558A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 金属ストリップの冷却ロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9522298A JPH11269558A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 金属ストリップの冷却ロール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11269558A true JPH11269558A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14131728
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9522298A Withdrawn JPH11269558A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 金属ストリップの冷却ロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11269558A (ja) |
-
1998
- 1998-03-25 JP JP9522298A patent/JPH11269558A/ja not_active Withdrawn
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| Date | Code | Title | Description |
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