JPH11270532A - 被固定部材の固定方法 - Google Patents

被固定部材の固定方法

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JPH11270532A
JPH11270532A JP9252498A JP9252498A JPH11270532A JP H11270532 A JPH11270532 A JP H11270532A JP 9252498 A JP9252498 A JP 9252498A JP 9252498 A JP9252498 A JP 9252498A JP H11270532 A JPH11270532 A JP H11270532A
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nut
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JP9252498A
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Yorozu Ochi
万 越智
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OCHI KOGYOSHO KK
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OCHI KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より簡単にボルト・ナット等の固定部材によ
り、被固定部材を相互に簡単に固定しうること。 【解決手段】ボルト30の頭部31又はナット35が挿
通しうる大きさの孔部40を被固定部材10、20のそ
れぞれに形成し、更にこの孔部40からボルト38の軸
部32が挿通しうる幅の切込部41を延設する。ナット
35をボルト30の軸部32に形成されたネジ形成部に
螺合したままの状態で、前記孔部40にボルト30の頭
部31又はナット35を挿通し、その後ボルト30の軸
部32を前記切込部41に移行させる。その後ナット3
5又はボルト30を工具等によって締め付け、被固定部
材を簡単により短時間で相互に固定することができる。
ボルト30のネジ形成部の先端のネジ山を潰しておくこ
とにより、ナット35が脱落することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、構築物の骨組等
の被固定部材同士を簡単に固定するための固定方法に関
するものであって、ボルト・ナット等で固定することの
出来るあらゆる被固定部材の固定方法に適用することが
できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の固定方法としては、よく知られて
いる通り、相互に固定される被固定部材同士にボルトの
軸部が挿通しうるボルト孔をそれぞれに設け、このボル
ト孔にボルトの軸部を挿通させ、その後、ボルトのネジ
形成部の先端からナットを螺合して、各種工具によって
ナットを締め付けることによって、被固定部材同士が固
定されうるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法におい
ては、相互に分離したボルト・ナットを使用して、ボル
トの軸部を被固定部材に穿設されたボルト孔に挿通し、
その後ボルトの先端部からナットを螺合して、締め付け
て行くのであるが、まず第1の作業として、ナットをボ
ルトのネジ形成部の先端に最初に螺合させ始めるための
手間が掛かる。次に第2の作業として、暫くは、手等に
よってある一定時間ナットをボルトのネジ形成部に螺合
して行き、ナットを被固定部材の部位に当接するまで締
め付けて行かねばならない。そして、最後に第3の作業
として、工具等によってナットをより完全に締め付けて
被固定部材の固定が完了するのである。
【0004】このように、従来においては、この1組の
ボルト・ナットの締め付け作業は、上記の通り3つの作
業過程を必要とし、構築物の骨組等を完全に組み立て
て、固定するためには、上記3段階の作業過程を何百
回、或いは何千回と行わねばならないのである。このよ
うに同様の作業が何度も何度も繰り返される被固定部材
の固定方法において、1組のボルト・ナットの締付が、
上記従来の固定作業方法において、第1及び第2の作業
過程を省略できるとしたら、どんなにかその作業効率を
向上させることができるか計り知れないことである。そ
こで、本願発明は、このような被固定部材の固定方法に
おいて、従来の固定方法を改良して、より簡単にボルト
・ナット等を締め付けて、被固定部材を相互に簡単に固
定することのできような方法を提供することをその課題
としている。より具体的には、上記従来の固定方法にお
いて、第1及び第2の固定作業の過程を省略しうること
をその課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明の第1のものは、相互に固定される被固定
部材をボルト・ナット等の固定部材によって固定する固
定方法において、固定部材であるボルト30等の頭部3
1又はナット35等が挿通しうる大きさの孔部40を被
固定部材の少なくとも一つに形成し、この孔部40か
ら、ボルト30等の固定部材の軸部32が挿通すること
ができ、且つ、上記固定部材のボルト30等の頭部31
又はナット35等が挿通できない幅を有する切込部41
を更に延設し、ナット35等の固定部材をボルト30等
の固定部材の軸部32に形成されたネジ形成部に螺合し
たままの状態で、前記孔部40にボルト30等の固定部
材の頭部31又はナット35等の固定部材を挿通し、そ
の後固定部材の軸部32を前記切込部41に移行させ、
その後ナット35等又はボルト30等の固定部材を工具
等によって締め付け、被固定部材を相互に固定すること
を特徴とする被固定部材の固定方法である。
【0006】本願発明の第2のものは、上記第1の発明
において、ボルト30等の固定部材の軸部32に形成さ
れたネジ形成部において、ナット35等の固定部材が螺
合された位置から先端側のネジ形成部の少なくとも一部
に、ナット35等の固定部材に形成されたネジ部が螺合
解除の方向に進行することができないネジの進行防止手
段を設けたことを特徴とする被固定部材の固定方法であ
る。
【0007】以上の構成により、ボルト・ナット等の固
定部材が既に予じめ相互に螺合されているため、この相
互に組合わさった1組のボルト・ナット等の固定部材
を、被固定部材に形成された孔部に挿通させ、更にその
孔部から延設された切込部にボルト等の固定部材の軸部
を移行させて、その後に固定部材であるナット又はボル
ト等の頭部を工具等で締め付ける作業のみで、簡単に被
固定部材を相互に固定することができるのである。即
ち、上記従来の方法における第1及び第2の作業を省略
することが可能となり、第3の作業過程のみで被固定部
材の固定を行うことが出来るのである。そして、この場
合に、ボルト・ナット等の固定部材同士の螺合状態を、
つまり固定部材であるボルト頭部とナットの間隔を、被
固定部材同士の厚みに近づけることによって、固定作業
はより容易となるのである。つまり、工具等による締め
付け作業をより短時間に行うことが可能となり、より効
率的となるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面と共に、本願発
明の実施の形態について説明する。添付図面の全てが本
願発明に係る固定方法の説明図である。図1は、本願発
明に係る固定方法を図示しており、その(A)が被固定
部材が分離した状態を示す正面説明図であり、その
(B)が被固定部材同士が接合され、固定された状態を
示す平面説明図であり、その(C)が、ナットをボルト
のネジ形成部に螺着した状態の平面図である。
【0009】一方の被固定部材10は、平面視L字形状
の鋼製のジョイント部材であって、同じく鋼製のトラス
形状の骨組部材である他方の被固定部材20と接合さ
れ、ボルト・ナット等の固定部材によって相互に固定さ
れるものである。両被固定部材10、20が相互に接合
される、被固定部材10の接合面11と被固定部材20
の接合面21の固定部位の2箇所に、ボルト30の頭部
31の最大外径、又は、ナット35の最大外径よりも僅
かに大きい内径の孔部40を穿設する。更に、それぞれ
の孔部40から下方向に、少し傾斜させた方向に切込部
41を設ける。この切込部41の横幅は、ボルト30の
軸部32の外径よりも僅かに大きく形成されている。こ
の切込部41の横幅は、ボルトの頭部31又はナット3
5が抜け落ちない程度の横幅であればよいが、被固定部
材の強度等を考慮して出来るかぎり、狭い方が好まし
い。
【0010】ボルト30及びナット35は、予じめ相互
に螺着しておく。つまり、ナット35は、ボルト30の
軸部32のネジ形成部の先端部から螺合して行き、ネジ
頭部31の下面とナット35の上面との間隔kを、被固
定部材10と被固定部材20との接合した厚みよりも僅
かに大きい長さにしておくのである。この実施形態にお
いては、ナット35をボルト30に螺着したのち、ボル
ト30の先端側、つまり、ボルト30にナット35を螺
着した部位から先端側の適宜部位のネジ山を潰して、ナ
ット35が抜け落ちないように形成している。
【0011】以上の構成から成る両被固定部材10、2
0、及び固定部材であるボルト30とナット35によっ
て、これら被固定部材10、20を固定する手順は、以
下の通りである。先ず、被固定部材10と被固定部材2
0同士のそれぞれの接合面11、21を重ね合わせ、孔
部40及び切込部41同士の位置を合致させて、両被固
定部材10、20同士を接合する。この際、被固定部材
10の下面には、支持面15が形成されているため、こ
の支持面15の上に被固定部材20の端部下面を乗せる
ようにして、またその端部を被固定部材10に当接させ
るようにして、接合をすれば、容易に孔部40及び切込
部41同士の位置が合致する。
【0012】ナット35が予じめ既に螺着されたボルト
30の頭部31、又は、ナット35を孔部40、40の
それぞれに挿通する。その後、それぞれのボルト30の
軸部32を切込部41内に移行させる。それぞれのボル
ト30の軸部32が切込部41の最下端に到達した後
に、回転締付工具を利用してナット35、又はボルト3
0の頭部31を締め付けて、両被固定部材10、20同
士の固定が完了する。以上のように、本願発明において
は、既に一定量螺合されたボルト・ナットを両被固定部
材の孔部に挿通し、その後切込部に移行した後に、工具
によってそのボルト・ナットを締め付けて、簡単にこれ
ら両固定部材を固定することが出来るのである。
【0013】図2は、本願発明に係る固定方法の他の実
施形態を図示しており、その(A)が被固定部材を分離
した状態の正面説明図、その(B)がこれら被固定部材
を接合して、固定状態を示す正面説明図、その(C)が
両固定部材を固定するための固定部材を示し、その左側
が側面図、その右側が正面図である。この固定方法にお
いては、基本的に上記の固定方法と同一であるが、被固
定部材を固定するための固定部材の形態が上記実施形態
において使用したものと異なっている。被固定部材12
は、柱部上端のジョイント部材であり、接合面13を有
している。被固定部材22は、トラス形状の骨組であ
り、その左端部に接合面23を有している。それぞれの
接合面13、23には、その同一部位に、4個の孔部4
0、・・・が穿設され、且つ、このそれぞれの孔部40
から鉛直下方に切込部41が形成されている。
【0014】固定部材36は、2個のボルトの頭部3
1、31を腕杆37で連結した如き形状を有するもので
あり、この固定部材36の両端部から下方に軸部32が
延設し、この軸部32には雄ネジが刻設され、この軸部
32のネジ形成部にナット35が予じめ既に一定量螺合
されているものである。そして、ナット35が螺合され
た部位の軸部先端側の適宜位置において、そのネジ形成
部のネジ山が潰された状態に形成されている。これによ
りナット35が抜け落ちる心配が全く無くなる。
【0015】この実施形態の固定方法は以下の通りであ
る。先ず、被固定部材(骨組)22の端部を、被固定部
材(柱部上端のジョイント部材)12の下面15の上に
乗せつつ、柱部に当接するまで、被固定部材12に接合
する。これによって接合面13、23同士が接合し、4
個の孔部40と切込部41の位置が合致する。次に、予
じめナット35がその両端部の軸部32に螺合された固
定部材36を上下に位置する孔部40、40に、そのナ
ット35の側から挿通させ、そのまま下方に固定部材3
6を移行して、固定部材36の軸部32を切込部41内
に移行して、その下方端部に位置させる。同様に、もう
1個の固定部材36も、そのナット35の側から隣の孔
部40、40に挿通させ、下方に移行し、その軸部32
を切込部41の下端部に位置させる。その後、回転締付
工具によって4個のナットを締め付けることによって、
容易にこれら両被固定部材12、22が固定されうるの
である。この固定方法において、固定部材36を、上下
に並んだ孔部40、40に挿通するのではなく、左右に
並んだ孔部40、40に挿通させて、固定部材36を上
下に並べた形で固定することも可能であることは勿論で
ある。
【0016】図3は、上記固定方法において使用される
ボルト30・ナット35、或いは、固定部材36に利用
されるワッシャーを図示した説明図である。上記固定方
法において使用する固定部材には、既に予じめナットが
螺合されており、後から通常の円環形状のワッシャーを
取り付けることができないために、図示した通り、この
固定部材に利用されうるワッシャー50は、略U字形状
を有し、図中下方部に切欠部51を有したもので、孔部
40に固定部材を挿通して、その後固定部材の軸部32
を下方に移行して切込部41の下端部に配置し、その時
点でこのワッシャー50を固定部材の軸部32に取り付
けることができ、その後に固定部材のナット等を締め付
けて固定することができるのである。このような形状を
有するワッシャー50は、被固定部材に設けられた孔部
40及び切込部41の切り欠かれた部分の補強としての
機能をも有することとなるのである。
【0017】ワッシャー50の形状は、自由に設計する
ことができ、要はその中央部に固定部材の軸部32を挿
通できる挿通部52を有し、その挿通部52の外周の適
宜部位に固定部材の軸部32の外径よりも大きい幅の切
り欠きから成る切欠部51を有していれば、どの様な形
状であってもよいものである。他方、本願発明において
は、従来の円環形状の平ワッシャーやスプリングワッシ
ャーをも使用することができる。これらのワッシャーを
使用する場合には、予じめナットをボルトのネジ形成部
に螺合する前に、平ワッシャーやスプリングワッシャー
をボルトの軸部に取り付け、その後にナットを螺合すれ
ばよいのである。更にこの場合において平ワッシャー等
の外径が、ボルトの頭部又はナットの外径よりも大きい
場合には、被固定部材に形成する孔部の内径を、これら
平ワッシャー等の外径よりも少し大きく形成しておけば
よいのである。
【0018】図4は、本願発明に係る固定方法におい
て、被固定部材の接合面に穿設される孔部と切込部の各
種の形状を図示する説明図である。ここに示した孔部4
0は、全て円形で、その内径は、上に説明した通り、固
定部材のボルト頭部の最大外径、或いはナットの最大外
径よりも僅かに大きく形成したものであるが、この外形
形状は、円形でなくともよく、固定部材を構成するボル
ト頭部又はナットの形状に適合させて6角形等各種適宜
に設計することができる。他方、この孔部40から延設
する切込部41の形状についても種々設計変更すること
が可能であって、その幾つかの実施形態を図4に示して
いる。
【0019】aに示したものは、孔部40から垂直下方
に切込41rを設け、その後斜め約45度の方向に切込
41sを延設したものである。bに示したものは、孔部
40から垂直下方に切込41rを設け、その後略直角横
方向に切込41sを延設したものである。cに示したも
のは、孔部40から斜め下方に切込41rを設け、その
後水平横方向に切込41sを延設したものである。dに
示したものは、孔部40から略水平横方向に切込41を
延設しただけのものである。eに示したものは、孔部4
0から略水平横方向に切込41rを設け、その後垂直下
方に切込41sを延設したものである。fに示したもの
は、孔部40から略水平横方向に切込41rを設け、そ
の後約45度の斜めの方向に切込41sを延設したもの
である。gに示したものは、孔部40から斜め下方に切
込41rを設け、その後垂直下方に切込41sを延設し
たものである。
【0020】以上のように、孔部40及び切込部41
は、種々設計変更が可能であって、孔部40の外形形状
は、固定部材のボルト頭部又はナットが挿通できる内径
を有していれば、自由に設定でき、また切込部41の形
状も、ボルトの軸部又は固定部材の軸部の外径よりも大
きい幅を有し、且つ、ボルト頭部又はナットの外径より
も小さい幅を有する切込であれば、どのような形状に設
けることもできる。即ち、切込部は、孔部からその全周
囲方向の如何なる方向へも延設することができ、それが
直線状であっても、曲線状であってもよく、更にその切
込を折曲して、下方向、水平方向、斜め上下方向の如何
なる方向へも延設することが可能なのである。
【0021】以上、実施の形態について説明したが、本
願発明に係る固定方法においては、固定される被固定部
材は、特に限定されるものではなく、ボルト・ナット等
の固定部材で固定できるものであれば、如何なるものを
も固定することが可能である。被固定部材に設けられる
孔部の数、位置等についても適宜自由に設定する事がで
き、その孔部及び切欠部の形状等も、上記した通り適宜
自由に設計変更することができる。固定部材も、種々設
計変更可能であって、要は、ボルト・ナットのように、
螺合することが可能なもので、ボルトの頭部とナットに
よってその間に挟んだものを締め付けることができるタ
イプのものであれば、どの様なものでもよい。
【0022】固定部材としてボルト・ナットを使用する
場合には、予じめ既にナットをボルト軸部のネジ形成部
に一定量螺合しておくことが要点で、ボルトのネジ形成
部の先端部のネジ山を潰すことは、適宜必要に応じて行
えばよく、任意である。ネジ山を潰す方法も、各種の仕
方で行うことができ、単にネジ山を潰す他に、ネジ形成
部に蝋付け等を行って、ネジ溝を埋めてしまうことも出
来るし、種々の方法を採用することが可能である。この
ようにネジ山を潰したり、蝋付けする手段がネジの進行
防止手段となるのであるが、要は、ボルト等の固定部材
の先端側のネジ部の少なくとも一部に、ナット等がその
螺合状態を解除する方向に進行することを阻止しうる手
段を設けておけばよいのであって、このための手段とし
ては、上記以外の各種の手段が考えられうるのである。
例えば、ボルトのネジ形成部の先端側にナットが解除さ
れる進行方向に直交するように止めピンを挿通しておい
てもよいのである。更に、本願発明に係る固定方法にお
いては、固定部材であるボルト・ナットの螺合の程度
は、ボルト頭部の下面とナット上面との間の距離が被固
定部材の厚みよりも僅かに大きくしておくことが便利
で、これによって固定部材を孔部及び切欠部に取り付け
た後、工具等で短時間に容易に締着を行うことができる
こととなるのである。
【0023】最後に、本願発明に於ける上記実施形態に
おいては、2つの被固定部材を固定する例を示し、これ
ら2つの被固定部材のそれぞれに同一の孔部40及び切
込部41を形成して、固定部材によって固定していた
が、孔部40及び切込部41は、被固定部材の少なくと
も一方にのみ形成したものであってもよいのである。即
ち、他方の被固定部材には、ボルト等の固定部材の軸部
が挿通する大きさの孔部のみを設け、この孔部にボルト
を挿通させ、挿通されたボルトのネジ形成部の先端部か
らナット等の固定部材を螺合したままの状態としてお
き、その後、固定されるもう一方の被固定部材に形成さ
れた孔部に、ボルトの頭部又はナットを挿通させ、その
後にボルト等の軸部を切込部に移動させ、その後工具等
により固定部材を締め付けて、被固定部材を固定するこ
ともできるのである。
【0024】更に、被固定部材が3つ或いは3枚以上で
あってもよいことは勿論である。従って、本願発明に係
る固定方法においては、被固定部材に設ける孔部40及
び切込部41は、固定される被固定部材のうちで少なく
とも1つに設けられていれば、本願発明に係る固定方法
の技術思想は、生かされることになるのである。この場
合、ボルト孔のみを有する被固定部材に設けられるボル
ト孔の位置は、他方の被固定部材の切込部の先端位置と
ほぼ同一位置に設けることになる。或いは、孔部40と
切込部41とが設けられた他方の被固定部材における最
終固定位置と、ボルト孔のみを有する一方の被固定部材
のボルト孔との位置を合致させるようにすればよいので
ある。
【0025】
【発明の効果】本願発明においては、ボルト・ナット等
の固定部材が既に予じめ相互に螺合されているため、こ
の相互に組み合わさった1組のボルト・ナット等の固定
部材を、被固定部材に形成された孔部に挿通させ、更に
その孔部から延設された切込部にボルト等の固定部材の
軸部を移行させて、その後に固定部材であるナット又は
ボルト等の頭部を工具等で締め付ける作業のみで、簡単
に短時間で被固定部材を相互に固定することができるの
である。従って、従来の固定方法のように、被固定部材
にボルトを取り付けた後、ボルトのネジ形成部へナット
を螺合し始める作業、及び適宜量ナットを手等により被
固定部材の部位に当接するまで締め付ける作業を全く不
要とすることができるのであって、このことは、多数の
ボルト・ナット等の固定に際し、極めて著大な労力の削
減となり、かつ固定作業の効率アップに貢献するもので
ある。更に、この場合に、ボルト・ナット等の固定部材
同士の螺合状態を、つまり固定部材であるボルト頭部と
ナットの間隔を、被固定部材同士の厚みに近づけること
によって、固定作業はより容易となるのである。つま
り、工具等による締め付け作業をより短時間に行うこと
が可能となり、より効率的となるのである。更に、本願
の請求項2に記載の発明においては、上記効果に加え
て、ナット等の固定部材が抜け落ちてしまうことが全く
無くなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る固定方法を図示しており、その
(A)が被固定部材が分離した状態を示す正面説明図、
その(B)が被固定部材同士が接合され、固定された状
態を示す平面説明図、その(C)が、ナットをボルトの
ネジ形成部に螺着した状態の平面図である。
【図2】本願発明に係る固定方法の他の実施形態を図示
しており、その(A)が被固定部材を分離した状態の正
面説明図、その(B)がこれら被固定部材を接合して、
固定状態を示す正面説明図、その(C)が両固定部材を
固定するための固定部材を示し、その左側が側面図、そ
の右側が正面図である。
【図3】本願発明に係る固定方法において使用する固定
部材に利用できるワッシャーを図示した説明図である。
【図4】本願発明に係る固定方法において、被固定部材
の接合面に穿設される孔部と切込部の各種の形状を図示
する説明図である。
【符号の説明】
10、12、20、22…被固定部材、30…ボルト、
35…ナット、36…固定部材、40…孔部、41…切
込部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に固定される被固定部材をボルト・ナ
    ット等の固定部材によって固定する固定方法において、 固定部材であるボルト(30)等の頭部(31)又はナット(35)
    等が挿通しうる大きさの孔部(40)を被固定部材の少なく
    とも1つに形成し、この孔部(40)から、ボルト(30)等の
    固定部材の軸部(32)が挿通することができ、且つ、上記
    固定部材のボルト(30)等の頭部(31)又はナット(35)等が
    挿通できない幅を有する切込部(41)を更に延設し、 ナット(35)等の固定部材をボルト(30)等の固定部材の軸
    部(32) に形成されたネジ形成部に螺合したままの状態
    で、前記孔部(40)にボルト(30)等の固定部材の頭部(31)
    又はナット(35)等の固定部材を挿通し、その後固定部材
    の軸部(32)を前記切込部(41)に移行させ、 その後ナット(35)等又はボルト(30)等の固定部材を工具
    等によって締め付け、被固定部材を相互に固定すること
    を特徴とする被固定部材の固定方法。
  2. 【請求項2】ボルト(30)等の固定部材の軸部(32)に形成
    されたネジ形成部において、ナット(35)等の固定部材が
    螺合された位置から先端側のネジ形成部の少なくとも一
    部に、ナット(35)等の固定部材に形成されたネジ部が螺
    合解除の方向に進行することができないネジの進行防止
    手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の被固定
    部材の固定方法。
JP9252498A 1998-03-20 1998-03-20 被固定部材の固定方法 Pending JPH11270532A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003034477A (ja) * 2001-07-17 2003-02-07 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの乗りかご
KR20200021697A (ko) * 2018-08-21 2020-03-02 (주)엘지하우시스 창호 시공용 안전보호망 조립체 및 이를 이용한 창호 시공방법

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