JPH11270676A - 往復動流体機械 - Google Patents

往復動流体機械

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Publication number
JPH11270676A
JPH11270676A JP7804498A JP7804498A JPH11270676A JP H11270676 A JPH11270676 A JP H11270676A JP 7804498 A JP7804498 A JP 7804498A JP 7804498 A JP7804498 A JP 7804498A JP H11270676 A JPH11270676 A JP H11270676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
fluid machine
reciprocating fluid
resin
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP7804498A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Miyake
信吾 三宅
Kazunari Komatsu
一成 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
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Publication of JPH11270676A publication Critical patent/JPH11270676A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 往復動流体機械のピストンを樹脂化し、シリ
ンダとの摺動性を高めるとともに、断熱性が高く耐磨耗
性に優れたピストンを提供する。 【解決手段】 本発明は、熱硬化性樹脂複合材製のピス
トン1と、このピストンが摺動自在に支持された金属製
のシリンダ4とを具備する往復動流体機械において、ピ
ストン1を形成する熱硬化性樹脂の一部が、2官能性フ
ェノール成分を含有することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は往復動圧縮機及び膨
張機に代表される往復動流体機械に係り、特にそのピス
トンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】往復動圧縮機及び膨張機は、金属製のピ
ストンと、このピストンが摺動自在に支持された金属製
のシリンダとから概略構成されている。ここで、無給油
式往復動圧縮機では、ピストンとシリンダとの摺動を円
滑に行うため、図1に示すように、ピストン1にピスト
ンリング2及びライダーリング3を環装し、ピストン1
とシリンダ4との接触及びカジリを防止している。
【0003】給油式往復動圧縮機では、ピストン1とシ
リンダ4との潤滑性が油により確保されているため、図
2に示すように、ピストンリング2のみを備え、ライダ
ーリング3は不要となっている。更に、無給油式往復動
圧縮機においても、ピストン1を熱硬化性縮合多環多核
芳香族樹脂で形成し、ライダーリング3を不要としたも
のがある。また、図1及び図2において、符号5はピス
トン1駆動用の連接棒、符号6はピストン1と連接棒5
とを連結するピストンピンである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の往復動圧縮機は、以下に示すような問題を有してい
た。 (1)ピストンがアルミ合金製の場合、ピストンリング
やライダーリングの摩耗に伴い、ピストンとシリンダと
の間でカジリが発生する。また、ピストンからの良好な
熱伝導により、ピストンピンが高温となってグリスが熱
劣化し、連接棒との潤滑性が低下する。
【0005】(2)ピストンが樹脂製の場合、ピストン
が摩耗しやすく、かつピストンとシリンダとの熱膨張差
が大きいため、ピストンとシリンダ間のクリアランスが
大きくなる。その結果、ピストンの傾斜により騒音が発
生する他、衝撃により、ピストンやシリンダの摩耗が増
大したり、ピストンに亀裂が生じたりする。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ピストンを樹脂化してシリンダとの摺動性を高める
とともに、断熱性が高く耐磨耗性に優れたピストンの提
供をその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために、
本発明では、ピストンを樹脂化することにより、シリン
ダとの摺動性を向上させてカジリを防止し、かつ断熱性
を向上させてピストンピストンピンへの熱伝導を抑制
し、グリス寿命の延長を図った。
【0008】一方、ピストンに用いられる熱硬化性樹脂
であるフェノール樹脂は、未変性状態では3官能性であ
るため3次元的に架橋しており、その結果、強固な結合
を有する反面、伸びが少なく、脆い性質を有している。
そこで、本発明者らは、架橋密度を低下させ、伸びを大
きく(弾性率を小さく)すればよいと考えた。具体的に
は、フェノール樹脂の側鎖を予め他の物質と反応させる
ことにより、樹脂を2官能性とし、3次元的な架橋を減
少させて、樹脂の伸びを大きくした。
【0009】すなわち、本発明は、熱硬化性樹脂複合材
製のピストンと、このピストンが摺動自在に支持された
金属製のシリンダとを具備する往復動流体機械におい
て、ピストンを形成する熱硬化性樹脂の一部に、2官能
性フェノール成分を用いたことをその特徴としている。
【0010】ここで、熱硬化性樹脂に対する2官能性フ
ェノール成分の含有率は、20〜80%とすることが望
ましい。
【0011】また、2官能性フェノール成分には、例え
ば、アルキルフェノールを原料とするフェノール樹脂
や、炭素数10〜40の脂肪酸を側鎖の一部に有するフ
ェノール樹脂が用いられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について説明する。まず、2官能性フェノール成分を
含有するフェノール樹脂と黒鉛及び炭素繊維とを図3の
発明品1〜4の欄に示す比率で混合したものを成型加工
し、ライダーリングのない、径82mmのピストン(発
明品1〜4)を得た。ここで、発明品1〜4において
は、フェノール樹脂として、無変性のフェノール樹脂
と、アルキルフェノールを原料とするフェノール樹脂
と、炭素数10〜40の脂肪酸を側鎖の一部に有するフ
ェノール樹脂とを用い、これらの混合比率を変えること
により、フェノール樹脂中における2官能性フェノール
成分の含有率を、それぞれ20、40、60、及び80
%とした。
【0013】一方、比較品として、上記の材料を、図3
の比較品1及び2の欄に示す比率で混合したものを同様
の手順で加工し、発明品と同一形状のピストン(比較品
1及び2)を得た。ここで、比較品1は、フェノール樹
脂を全て3官能性フェノール成分で構成したもの、比較
品2は、フェノール樹脂を全て2官能性フェノール成分
で構成したものである。また、上記ピストンの曲げ弾性
率及びロックウェル硬度は図3に示す通りである。
【0014】次いで、上記ピストンを、陽極酸化処理
(アルマイト処理)が施されたアルミ合金製のシリンダ
を有する無給油式往復動圧縮機にそれぞれ装着し、負荷
1.0MPaにて断続運転を行った。そして、5000
時間後のピストンの外観を観察し、ピストン及びシリン
ダの摩耗量を測定するとともに、運転開始時及び終了時
の騒音を測定した。それらの結果を図4に示す。
【0015】図4の結果から、発明品のピストンを用い
た場合には、ピストンの摩耗量が少なく、運転に伴う騒
音増加も小さいことがわかる。一方、比較品1では、騒
音が大きく、かつ運転終了時には、ピストンに亀裂が認
められた。また、比較品2では、ピストンに異常な摩耗
が認められ、かつ運転に伴う騒音も大きくなり、耐久性
に劣ることが明らかとなった。
【0016】なお、図示はしていないが、次いで、潤滑
材及び充填材として、黒鉛及び炭素繊維以外の材質、例
えばマイカや硫酸バリウム、クレイ、ガラス繊維、二硫
化モリブデン等を用いた場合でも、同様の傾向が認めら
れた。また、架橋材としてパラキシレングリコールを用
いると、弾性率が低化し、耐熱性が向上するため、耐磨
耗性向上及び騒音低減の点で更なる効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の往復動流体
機械では、ピストンを熱硬化性樹脂複合材で形成するこ
とにより、以下のような効果が得られた。 (1)ピストンを樹脂複合材で形成しているため、シリ
ンダとのカジリがない。また、シリンダとの摺動性が向
上するため、無給油式往復動流体機械に適用した場合に
はライダーリングが不要となり、コストが低下する。
(2)ピストンの断熱性が向上するため、ピストンピン
の温度上昇が低減され、ピストンピンに塗布されたグリ
スの寿命が向上し、コストが低下する。 (3)ピストンの耐磨耗性が向上するため、ピストンの
消耗が少なくなり、コストが低下する。また、ピストン
の摩耗に伴う騒音の上昇も抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無給油式往復動圧縮機の構造の例を示す要部
断面図である。
【図2】 給油式往復動圧縮機の構造の例を示す要部断
面図である。
【図3】 本発明の実施形態におけるピストンの組成及
び物性を示す図である。
【図4】 図3に示すピストンに対する試験結果を示す
図である。
【符号の説明】
1 ピストン 2 ピストンリング 4 シリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂複合材製のピストンと、こ
    のピストンが摺動自在に支持された金属製のシリンダと
    を具備する往復動流体機械において、 前記ピストンを形成する熱硬化性樹脂の一部に、2官能
    性フェノール成分を含有することを特徴とする往復動流
    体機械。
  2. 【請求項2】 前記熱硬化性樹脂に対する前記2官能性
    フェノール成分の含有率が、20〜80%であることを
    特徴とする請求項1記載の往復動流体機械。
  3. 【請求項3】 前記2官能性フェノール成分が、アルキ
    ルフェノールを原料とするフェノール樹脂及び/または
    炭素数10〜40の脂肪酸を側鎖の一部に有するフェノ
    ール樹脂であることを特徴とする請求項1または2記載
    の往復動流体機械。
JP7804498A 1998-03-25 1998-03-25 往復動流体機械 Pending JPH11270676A (ja)

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JP7804498A JPH11270676A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 往復動流体機械

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JPH11270676A true JPH11270676A (ja) 1999-10-05

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ID=13650855

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JP7804498A Pending JPH11270676A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 往復動流体機械

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Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20041125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712