JPH11271472A - 電子時計 - Google Patents

電子時計

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Publication number
JPH11271472A
JPH11271472A JP7158798A JP7158798A JPH11271472A JP H11271472 A JPH11271472 A JP H11271472A JP 7158798 A JP7158798 A JP 7158798A JP 7158798 A JP7158798 A JP 7158798A JP H11271472 A JPH11271472 A JP H11271472A
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JP
Japan
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pulse
determination
current waveform
induced voltage
driving
Prior art date
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Pending
Application number
JP7158798A
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English (en)
Inventor
Koichi Sato
浩一 佐藤
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動力が非常に大きい場合の電流波形と通常
の場合の駆動力の電流波形を判別し駆動パルスを最適に
制御する。 【解決手段】 発電手段と、電圧変動を伴う蓄電手段
と、誘起電圧からローターの運動を判定する判定手段
と、前記誘起電圧を検出するためのストローブパルスを
作成するストローブパルス作成手段と、前記判定手段に
より制御される駆動パルス制御手段を有する電子時計に
おいて、前記誘起電圧を検出する検出抵抗は駆動電圧が
高いときに前記誘起電圧の検出レベルを鈍くするように
前記コイルの抵抗値の30倍以下に設定されていること
を特徴とする電子時計。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は駆動パルスを複数用
意し、常に最適な駆動パルスを選択して出力する電子時
計の駆動パルスの選択方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子時計では消費電流を少なくす
るため駆動パルスを複数用意し、その中から常に最小の
エネルギーで駆動し得る駆動パルスを選択してモーター
を駆動するという方法を採用している。その選択方法を
簡単に説明するとまず駆動パルスを出力し、続いてモー
ターが回転したかどうかを判定する。そして回転しなか
った場合は直ちに補正駆動パルスを出力する。そして次
の駆動パルスの出力時には前回よりも1ランク大きな駆
動力を有する駆動パルスに切り替えて出力する。またモ
ーターが回転した場合には次の駆動パルスの出力時には
前回と同じ駆動パルスを出力する。そして一定回数同じ
駆動パルスが出力されると1ランク小さな駆動力の駆動
パルスに切り替えられるという方法で駆動パルスを選択
していた。
【0003】しかしながら上記の方法では初めに必要以
上に駆動力の大きなパルスが選択された場合には最適な
駆動パルスが選択されるまで長時間に渡り必要以上の消
費電流の駆動パルスが出力され続けるという問題があっ
た。この問題を解決するアナログ電子時計のモーター負
荷補償回路が特公平5―57840号広報に提案されて
る。特公平5―57840号広報のアナログ電子時計の
モーター負荷補償回路による駆動パルス選択方法を図に
よって説明する。
【0004】図8は従来例の動作を示す波形図である。
図8(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)においてImは電
流波形、Pmは駆動パルス、Ps1、Ps2はストロー
ブパルス、Pv1及びPv2は誘起電圧パルス、P1は
誘起電圧パルスPv1でセットされ誘起電圧パルスPv
2でリセットされる信号である。なお電流波形Imの駆
動パルスPmによる電流波形の山Ipにおいて駆動パル
スPmのチョッパーによるノコギリ状の形状は説明上必
要ではなく省略している。ストローブパルスPs1は駆
動パルスPmと同じ側に出力され、ストローブパルスP
s2は逆側に出力される。誘起電圧パルスPv1及びP
v2はそれぞれストローブパルスPs1、Ps2と論理
積がとられる。そしてコイルに生じた誘起電圧を検出し
ている。よって図8において電流波形Imが検出レベル
Nより下にあれば誘起電圧パルスPv1が出力され、電
流波形Imが検出レベルNより上にあれば誘起電圧パル
スPv2が出力されることになる。
【0005】図8(イ)は特公平5―57840の第4
図(2)に相当する図である。図8(イ)において電流
波形の山Iyは駆動パルスPmによる電流波形の山Ip
よりかなり遅れて出現しているがこれは駆動力が弱い時
の電流波形である。このときまずタイミングa1では電
流波形の山Ipの直後であり電流波形Imは検出レベル
Nより上になり誘起電圧パルスPv1は出力されない。
しかしタイミングa2からタイミングa7までは電流波
形Imは検出レベルNより下になり誘起電圧パルスPv
1が出力される。しかし次のタイミングa8では電流波
形Imは山Iyにかかり検出レベルNより上になるため
誘起電圧パルスPv1は出力されない。一方誘起電圧パ
ルスPv2が出力されるのは電流波形Imが電流波形の
山Iyとなり検出レベルNより上になるタイミングb1
からである。よって電流波形の山Iyの間にタイミング
b1、b2、b3で誘起電圧パルスPv2が出力され
る。しかしタイミングb4では電流波形の山Iyが終わ
って電流波形の谷Itになり誘起電圧パルスPv2は出
力されない。またタイミングc1では電流波形の谷It
であるため誘起電圧パルスPv1が出力される。信号P
1はタイミングa1でセットされタイミングb1でリセ
ットされ再度タイミングc1でセットされる。よってP
1のセット回数は2回、T1は1、T2は7となり、こ
のときの判定は判定番号3であり次の駆動パルスは1ラ
ンク大きな駆動パルスが出力される。
【0006】また図8(ロ)は特公平5―57840の
第4図(3)に相当する図である図8(ロ)では電流波
形Imの山Iyは図8(イ)よりも左に寄っている。こ
れは図8(イ)よりも駆動力がやや強くなった電流波形
である。タイミングa1では電流波形Imは検出レベル
Nより上であり誘起電圧パルスPv1は出力されない。
しかしタイミングa2からタイミングa4までは電流波
形Imは検出レベルNより下となり誘起電圧パルスPv
1が出力される。しかし次のタイミングa5では電流波
形の山Iyにかかるため検出レベルNより上になり誘起
電圧パルスPv1は出力されない。一方誘起電圧パルス
Pv2が出力されるのは電流波形Imが検出レベルNよ
り上になるタイミングb1からである。そして電流波形
の山Iyの間にタイミングb1〜b5で誘起電圧パルス
Pv2が出力される。しかしタイミングb6では電流波
形の山Iyが終わって電流波形の谷Itになるため誘起
電圧パルスPv2は出力されない。またタイミングc1
では電流波形の谷Itであるため誘起電圧パルスPv1
が出力される。信号P1はタイミングa1でセットされ
タイミングb1でリセットされ再度タイミングc1でセ
ットされる。よってP1のセット回数2回、T1は1、
T2は3となり、このときの判定は判定番号2であり最
適状態と見なされ次の駆動パルスも同じ駆動パルスが出
力される。
【0007】図8(ハ)は特公平5―57840の第4
図(1)に相当する図である。図8(ハ)において電流
波形の山Iyはさらに左に寄っている。そして駆動パル
スPmによる電流波形の山Ipと融合しており駆動力が
強い時の電流波形である。よって検出開始時には電流波
形Imは検出レベルNより上になりタイミングb1〜b
3で誘起電圧パルスPv2が出力される。しかし次のタ
イミングb4では電流波形Imの山Iyは終わり誘起電
圧パルスPv2は出力されない。一方、誘起電圧パルス
Pv1が出力されるのは電流波形の谷Itが始まり電流
波形Imが検出レベルNより下になるタイミングa1か
らである。そしてタイミングa5まで誘起電圧パルスP
v1が出力される。しかしタイミングa6では電流波形
の山Iy2になり誘起電圧パルスPv1は出力されな
い。また電流波形の山Iy2によってタイミングd1、
d2、d3で誘起電圧パルスPv2が出力され、タイミ
ングd4では電流波形の谷It2になるため誘起電圧パ
ルスPv2は出力されない。よって信号P1はタイミン
グa1でセットされタイミングb1でリセットされるが
再度セットされることはない。よってP1のセット回数
1回、T1は3、T2は3となり、このときの判定は判
定番号6であり次の駆動パルスは2ランク以上小さな駆
動パルスが出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年ソー
ラー時計など発電手段と電圧変動を伴う二次電池とを用
いた二次電池使用の電子時計が商品化されている。この
二次電池使用の電子時計では電圧変動に対応するため通
常の電池を用いた電子時計よりも多数の駆動力の異なる
複数の駆動パルスを用意している。二次電池使用の電子
時計ではカレンダーを送り終わった直後やしばらく磁界
中に置かれた後磁界から出された場合には図8(ハ)よ
りも駆動力の大きい場合の電流波形を示す場合がある。
図8(ニ)はその場合を示す波形図である。図8(ニ)
において電流波形の山Iyはさらに左に寄ってしまい駆
動パルスPmによる電流波形の山Ipと完全に融合して
しまい区別は付かない状態である。ところでこのときの
検出を上記の例に当てはめてみると以下のようになる。
検出開始時タイミングa1では電流波形Imは検出レベ
ルNより上であり誘起電圧パルスPv1は出力されな
い。しかしタイミングa2〜a4では電流波形の谷It
であり電流波形Imは検出レベルNより下であるため誘
起電圧パルスPv1が出力される。しかし次のタイミン
グa5では電流波形Imは電流波形の山Iy2にかかり
検出レベルNより上になり誘起電圧パルスPv1は出力
されない。一方誘起電圧パルスPv2が出力されるのは
電流波形の山Imが電流波形の山Iy2にかかって検出
レベルNより上になるタイミングb1からである。よっ
て電流波形の山Iy2の間にタイミングb1〜b5で誘
起電圧パルスPv2が出力される。また電流波形の山I
y2が終わり電流波形の谷It2になるとタイミングc
1で誘起電圧パルスPv1が出力される。信号P1はタ
イミングa1でセットされタイミングb1でリセットさ
れ再度タイミングc1でセットされる。よってP1のセ
ット回数2回、T1は1、T2は3である。これは図8
(ロ)の場合と全く同じ判定結果となってしまい次の駆
動パルスも同じ駆動パルスが出力されることになる。と
ころがこの駆動パルスは非常に駆動力が大きく消費電流
も大変大きなものである。即ち適切でない駆動パルスで
あるにも関わらずそれを判定できず最適の駆動パルスで
あると誤判定してしまい消費電流が大きな駆動パルスが
出続けるため直ぐに電池を消費してしまうことになる。
本発明の目的は上記の問題を解決し非常に強い駆動パル
スにおいても誤判定しない電子時計を提案する事にあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る電子時計は、発電手段と、電圧変動
を伴う蓄電手段と、コイルとステーターとロータからな
るステップモーターと、前記ローターの運動時に前記コ
イルに発生する誘起電圧を検出する検出手段と、前記検
出手段の検出結果をもとに前記ローターの運動を判定す
る判定手段と、前記誘起電圧を検出するための第一のス
トローブパルス群と第二のストローブパルス群とを作成
するストローブパルス作成手段と、前記誘起電圧の検出
レベルを決めるための検出抵抗と、前記判定手段の判定
結果により前記ステップモーターを駆動するための駆動
パルスを制御する駆動パルス制御手段を有する電子時計
において、前記検出抵抗は前記ステップモーターを駆動
するための駆動電圧が高いときに前記誘起電圧の検出レ
ベルを鈍くするように前記コイルの抵抗値の2倍以上3
0倍以下に設定されていることを特徴とする。
【0010】前記判定手段は判定結果を得るまで前記第
一のストローブパルス群と第二のストローブパルス群の
出力を交互に切り替えることを特徴とする。
【0011】前記駆動パルス制御手段は前記判定手段の
判定結果によって前記駆動パルスを用意された駆動パル
スの中から常に最小のエネルギーにて駆動し得る駆動パ
ルスを選択することを特徴とする。
【0012】前記駆動パルス制御手段は前記判定手段の
判定結果によって前記駆動パルスを用意された駆動パル
スの中から常に最小のエネルギーにて駆動し得る駆動パ
ルスよりも数段大きな駆動パルスを選択することを特徴
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図2は本発明の第一の実施例の電子時
計の回路構成を示す回路構成図である。1は発電手段で
あるソーラーセル、2は蓄電手段である二次電池であ
る。100は時計回路であり、発振分周回路3と駆動パ
ルス発生回路10とモータードライバー回路50と負荷
検出制御回路20より構成される。時計回路100は二
次電池2から電力の供給を受けて動作する。駆動パルス
発生回路10は発振分周回路3からの信号を基に、チョ
ッパー比の異なる複数の駆動パルスPmを作成する駆動
パルス作成回路11と、駆動パルス作成回路11の作成
する複数の駆動パルスPmの中からひとつを選択する駆
動パルス選択回路13と、モーターが回転できなかった
と判定された場合に出力される補正駆動パルスPfを作
成する補正駆動パルス作成回路12と、モーターが回転
できなかったと判定された場合に補正駆動パルスPfを
通すためのANDゲート15と、駆動パルスPmまたは
補正駆動パルスPfをモータードライバー回路50に出
力するORゲート14から構成されている。
【0014】モータードライバー回路50は駆動パルス
Pmを出力端子OUT1若しくはOUT2から出力する
かを交互に切り替えるためのフリップフロップ51と、
ANDゲート52a〜52fと、ORゲート53a、5
3bと、プリドライバ54a〜54dと、ドライバー用
トランジスタ55a〜55dと、誘起電圧を検出するた
めの検出インバーター58a、58bと、検出レベルを
設定するための検出抵抗57a〜57f及び検出抵抗5
7a〜57fを選択するための抵抗選択用トランジスタ
59a〜59fより構成されている。ドライバー用トラ
ンジスタ55a、55cはPチャンネルトランジスタで
あり、ドライバー用トランジスタ55b、55dはNチ
ャンネルトランジスタである。そしてドライバー用トラ
ンジスタ55aと55b及びドライバー用トランジスタ
55cと55dのドレイン同士を接続してそれぞれ出力
端子OUT1、OUT2としている。
【0015】またモータードライバー回路50の出力端
子OUT1、OUT2にはコイル60が接続されてい
る。コイル60は通常の電子時計と同じく約2kΩの値
である。また検出抵抗として検出抵抗57aと57dが
10kΩ、検出抵抗57bと57eが25kΩ、検出抵
抗57cと57fが50kΩでありこの3種類の検出抵
抗の中からひとつを選択できるようになっている。本実
施例では抵抗選択用トランジスタ59b、59eをスト
ローブパルス作成回路22によって制御し、他の抵抗選
択用トランジスタ59a、59c、59d、59fをO
FFとすることで検出抵抗57bと57eの25kΩを
選択されている。またコイル60に発生する磁力はステ
ーター(図示せず)によってロータ70に導かれロータ
70が回転する。
【0016】負荷検出回路20はストローブパルスPs
1、Ps2を作成するストローブパルス作成回路22
と、ANDゲート23、24と、ANDゲート23、2
4の出力する誘起電圧パルスPv1、Pv2を基にモー
ターの駆動状態を判定する判定回路21より構成されて
いる。なお判定回路の判定方法については後述する。
【0017】続いて回路動作について説明する。図6は
駆動パルス作成回路11の作成する駆動パルスPmと、
補正駆動パルス作成回路12の作成する補正駆動パルス
Pfと、ストローブパルス作成回路の作成するストロー
ブパルスPs1、Ps2の波形図である。駆動パルス作
成回路11は図6に示す5msの幅の駆動パルスPmを
作成する。駆動パルスPmはチョッパー状のパルスであ
り、チョッパー比を異ならせることで駆動力の異なる複
数の駆動パルスPmを作成している。駆動パルス選択回
路13は判定回路21の判定結果を元に複数の駆動パル
スPmの中からひとつを選択して出力する。
【0018】補正駆動パルス作成回路12は駆動パルス
Pm出力開始後30msに図6に示す補正駆動パルスP
fを作成し出力する。補正駆動パルスPfは全体の長さ
は12msであり前半に6msのフルパルス部Pf1
を、後半にチョッパーパルス部Pf2を有している。補
正駆動パルスPfの出力方法について説明する。判定回
路21よりANDゲート15にモーターが回転した場合
は“L”、回転しなかった場合は“H”の信号が出力さ
れる。よって回転しなかったた場合のみ補正駆動パルス
PfがANDゲート15から出力される。そしてORゲ
ート14により駆動パルスPmまたは補正駆動パルスP
fがモータードライバー回路50のANDゲート52
a、52bに出力される。
【0019】ストローブパルス作成回路22は図6Ps
1、Ps2に示すようなストローブパルスPs1、Ps
2を作成する。なおストローブパルスPs1を上向き
に、ストローブパルスPs2を下向きに図示している。
ストローブパルスPs2は駆動パルスPmの出力終了後
1ms後に最初のストローブパルスが出力され、0.5
ms毎に7.5ms間出力される。またストローブパル
スPs1は駆動パルスPmの出力終了後1.25ms後
に最初のストローブパルスが出力され、0.5ms毎に
7.75ms間出力される。よってストローブパルスP
s1とストローブパルスPs2は0.25ms位相がず
れている。ストローブパルスPs1はモータードライバ
ー回路50のANDゲート52c、52dに、ストロー
ブパルスPs2はANDゲート52e、52fに出力さ
れる。またストローブパルス作成回路22はストローブ
パルスPs1及びストローブパルスPs2の出力期間中
は信号Pkrを“L”とし検出抵抗59b、59eをO
N状態にする。
【0020】駆動パルス作成回路11は駆動パルスPm
を出力すると共に駆動パルスPmの出力毎に信号Prを
出力し、フリップフロップ51の出力Q、Qバーを交互
に切り替える。フリップフロップ51の出力QはAND
ゲート52a、52c、52fに、フリップフロップ5
1の出力QバーはANDゲート52b、52d、52e
に接続されている。よってフリップフロップ51の出力
Qが“H”ならばANDゲート52aから駆動パルスP
mが、 ANDゲート52cからストローブパルスPs
1が、 ANDゲート52fからストローブパルスPs
2が出力される。そしてプリドライバー54aにはAN
Dゲート52aから駆動パルスPmが出力され、プリド
ライバー54bにはORゲート53aを介して駆動パル
スPmとストローブパルスPs1が出力され、またプリ
ドライバー54dにはORゲート53bを介してストロ
ーブパルスPs2が出力される。
【0021】さらにプリドライバー54a〜54dはそ
れぞれドライバー用トランジスタ55a〜55dに接続
されている。フリップフロップ51の出力Qが“H”の
時に、駆動パルスPm出力時ではドライバー用トランジ
スタ55a、55dがON状態、ドライバー用トランジ
スタ55b、55cがOFF状態となる。よってOUT
1側から駆動パルスPmが出力されモーターが駆動され
る。またストローブパルスPs1出力時ではドライバー
用トランジスタ55a、55b、55cがOFF状態、
ドライバー用トランジスタ55dがON状態となりOU
T1側が高インピーダンス状態となりローター70の運
動による誘起電圧が検出インバーター58aによって検
出される。さらにまたストローブパルスPs2出力時で
はドライバー用トランジスタ55a、55c、55dが
OFF状態、ドライバー用トランジスタ55bがON状
態となり、OUT2側が高インピーダンス状態となりロ
ーター70の運動による誘起電圧は検出インバーター5
8bによって検出される。反対にフリップフロップ51
の出力Qバーが“H”ならば上記と別のゲートが働き逆
の動作となる。以上のようにして駆動パルスPm、補正
駆動パルスPf、ストローブパルスPs1、Ps2を出
力端子OUT1から出すか、出力端子OUT2から出す
かを切り替えている。
【0022】次に検出抵抗について説明する。通常の電
子時計では約2kΩの値であり、また検出抵抗は通常は
無限大(付けない)か、或いは付けたとしてもわずかな
ローターの動きによる誘起電圧を拾わなくするためにコ
イル抵抗の50倍程度の約100kΩの検出抵抗が1つ
用意されている。しかし本発明では電圧が高い場合に駆
動力が大きすぎる場合を検出するためわざと誘起電圧を
拾いにくいコイル抵抗の2倍以上30倍以下の抵抗値5
〜50kΩの検出抵抗としている。第一の実施例では時
計間のばらつき等に対応するため10kΩ、25kΩ、
50kΩという3種類の抵抗値の検出抵抗の中からひと
つを選択できるようになっている。本実施例では前述し
たように25KΩの検出抵抗57b、57eを選択して
いる。
【0023】ここで検出抵抗の働きについて述べる。検
出抵抗は抵抗値が低いほど誘起電圧の検出レベルが低く
(検出しづらく)なり、逆に検出抵抗が高いほど誘起電
圧の検出レベルは高く(検出しやすく)なる。これはコ
イルに発生した誘起電圧の電流の一部を検出抵抗57
b、57eに流すことで誘起電圧の電圧を下げることに
より検出レベルを下げる効果によるものである。そのた
め抵抗値が小さい方が電流が流れやすくなり、その分誘
起電圧が下がりやすくなる。以上のことにより検出抵抗
は抵抗値が低いほど誘起電圧の検出レベルが低くなる。
また検出抵抗の抵抗値が固定の場合でも駆動電圧が低い
場合は検出レベルが高くなり、駆動電圧が高いと検出レ
ベルは低くなる。これはロータ70の回転による誘起電
圧は駆動電圧に関わらずほぼ一定であるのに対し検出イ
ンバーター58a、58bのスレショールド電圧は駆動
電圧に比例して高くなるため相対的に検出レベルが下が
るためである。
【0024】さらにモータードライバー回路50につい
て説明を続ける。ORゲート56は検出インバーター5
8a、58bが誘起電圧を検出した場合、誘起電圧パル
スPvとして負荷検出制御回路20に出力する。AND
ゲート23、24はそれぞれストローブパルスPs1、
Ps2との積をとって誘起電圧パルスPv1、Pv2と
して判定回路21に出力する。判定回路はこの誘起電圧
パルスPv1、Pv2から後述する方法によりローター
70の駆動状態を判定し、駆動力が強い場合は駆動パル
スPmを小さくし、駆動力が弱い場合は駆動パルスPm
を大きくするよう駆動パルス選択回路13を制御し、さ
らに駆動力が弱すぎてモーターが駆動できなかった場合
は駆動パルスPmを大きくするよう駆動パルス選択回路
13を制御すると共に補正駆動パルスPfを出力させ
る。
【0025】次に判定回路21によるロータ70の運動
状態の判定方法について説明する。図1は駆動状態の判
定方法を示すフローチャートである。スタート後まず判
定Aを行う。判定Aは誘起電圧パルスPv2の1回目
(駆動パルスPm終了後1msのタイミング)の判定で
ある。なお図中の判断記号中に示している分数は分母が
検出機会、分子が検出された誘起電圧パルスPv1又は
誘起電圧パルスPv2の個数である。例えば[Pv1、
2/8]であれば誘起電圧パルスPv1の検出機会8回
のうち2回検出されれば“有”と判定し、0回か1回し
か誘起電圧パルスPv2が検出されなければ“無”と判
定するものである。また上記の場合誘起電圧パルスPv
2が2回検出されればその時点で判定を打ち切り次ぎの
判定へと移行する。判定Aは[Pv2、1/1]の判定
であり、誘起電圧パルスPv2が検出されれば判定Bに
進む。判定Bは[Pv1、2/6]の判定であり、
“有”と判定された場合(6回の判定機会中誘起電圧パ
ルスPv1が2個検出された場合)は判定結果X8にな
る。逆に“無”と判定された場合(6回の判定機会中誘
起電圧パルスPv1が1回以下の検出の場合)は判定結
果X7になる。なお表1に判定結果とロータ70の駆動
状態、駆動パルスPmの制御を示す。
【0026】
【表1】
【0027】一方、判定Aで“無”と判定された場合は
判定Cに移行する。判定Cは[Pv1、1/1]の判定
である。判定Cで“有”と判定された場合は判定Dに移
行する。判定Dは再度誘起電圧パルスPv2を検出する
[Pv2、1/4]の判定である。判定Dで“有”と判
定された場合は判定Eに移行する。判定Eはもう1度誘
起電圧パルスPv1を検出する[Pv1、2/8]の判
定である。判定Eで“有”と判定された場合は判定結果
X5になり、“無”と判定された場合は判定結果X1に
なる。また判定Dで“無”と判定された場合は判定Hに
移行する。判定Hは[Pv1、1/1]の判定である。
判定Hで“有”と判定された場合は判定Jに移行する。
判定Jは[Pv2、1/4]の判定である。判定Jで
“無”と判定された場合は判定結果X2になり、“有”
と判定された場合は判定Kに移行する。判定Kは[Pv
1、2/8]の判定である。判定Kで“有”と判定され
た場合は判定結果X3になり、“無”と判定された場合
は判定結果X12になる。
【0028】また判定Hで“無”と判定された場合は判
定Mに移行する。判定Mは[Pv2、1/2]の判定で
ある。判定Mで“有”と判定された場合は判定Lに移行
し、“無”と判定された場合は判定結果X9になる。判
定Lは[Pv1、2/8]の判定である。判定Lで
“有”と判定された場合は判定結果X4になり、“無”
と判定された場合は判定結果X13になる。また判定C
で“無”と判定された場合は判定Fに移行する。判定F
は[Pv2、1/2]の判定である。判定Fで“無”と
判定された場合は判定結果X10になり、“有”と判定
された場合は判定Gに移行する。判定Gは[Pv1、2
/8]の判定である。判定Gで“有”と判定された場合
は判定結果X6になり、“無”と判定された場合は判定
結果X11になる。
【0029】続いて上記のフローチャートの判定方法に
ついて実際の電流波形の例を用いて説明する。図3、図
4、図5は本実施例の動作を示す波形図である。図3〜
図5(イ)〜(カ)においてImは電流波形、 Pv1
及びPv2は誘起電圧パルスである。Nは検出抵抗の無
いときの誘起電圧パルスPv1、Pv2の検出レベル、
N1、N2はそれぞれ検出抵抗の有るときの誘起電圧パ
ルスPv1の検出レベル、検出抵抗の有るときの誘起電
圧パルスPv2の検出レベルである。誘起電圧パルスP
v1は図3〜図5において電流波形Imが検出レベルN
1よりも下にあった場合に検出され、誘起電圧パルスP
v2は図3〜図5において電流波形Imが検出レベルN
2よりも上にあった場合に検出される。なお電流波形I
mにおいて駆動パルスPmのチョッパーによるノコギリ
状の形状は説明上必要ではなく省略している。図3
(イ)はモーターが駆動できなかった時の電流波形、図
3(ロ)は弱い駆動力の時の電流波形である。さらに図
3(ハ)、(ニ)、…となるに連れて段々と駆動力が強
い時の電流波形を示している。まずは図1における各判
定の概略の意味を説明する。初めに駆動パルスPm(図
示せず)終了後1ms後のタイミングaで判定Aが行わ
れる。判定Aはタイミングaにおいて誘起電圧パルスP
v2が検出されるかどうかを判定する。逆に誘起電圧パ
ルスPv2が検出される場合は図4(ト)、(チ)、
(リ)のようにタイミングaで電流波形の山Iyが有る
場合で、これは駆動力が強い場合である。誘起電圧パル
スPv2が検出されない場合は図3(イ)の様にモータ
ーが回転できなかった場合と、図3(ロ)〜(ホ)と図
4(ヘ)の様に駆動力が弱い場合からやや強い場合で、
タイミングaではまだ電流波形の山Iyの前の電流波形
の谷Ixである場合と、図5(ヌ)〜(ワ)の様に駆動
力が非常に強い場合で、タイミングaでは電流波形の山
Iyは過ぎてしまい電流波形の谷Itになっている場合
(或いは検出レベルN2を越えない場合)とがある。判
定Aでは図4(ト)、(チ)、(リ)の様な場合とそれ
以外の場合を判別するためのものである。
【0030】判定Bは図4(ト)、(チ)、(リ)の場
合に誘起電圧パルスPv1によって電流波形の谷Itを
見つけるための判定である。駆動力が強い場合ほど電流
波形の谷Itは早いタイミングで現れる。即ち図4では
左側に寄ってくる。ここで判定Bの検出機会を多く(8
回)取れば図4(ト)、(チ)、(リ)はすべて同じ検
出結果(誘起電圧パルスPv1を2回検出する)になる
が、検出機会を6回とすることで図4の(ト)の様に誘
起電圧パルスPv1を2回検出できない場合と、図4
(チ)、(リ)の様に誘起電圧パルスPv1を2回検出
する場合で判別できるようにしている。なお誘起電圧パ
ルスPv1を2個検出する様にしているのはより検出を
確実にするためである。また判定Cは判定Aで“無”と
判定された場合に駆動パルスPm終了後1.25msの
タイミングcで誘起電圧パルスPv1を検出するもので
ある。これはタイミングaで誘起電圧パルスPv2が検
出されなかったのが電流波形の谷Ix又はItによるも
のか、あるいは駆動電圧と検出抵抗の組み合わせによっ
て検出レベルN1が上がったため検出できなかったのか
を判定するものである。即ち図3(ロ)〜(ホ)の様に
電流波形の谷Ixが続いていればタイミングcで誘起電
圧パルスPs1が検出され、図5(ル)の様に検出レベ
ルN1が上がったためならばタイミングcで誘起電圧パ
ルスPs1は検出されない。なお偶然そタイミングaか
らタイミングcの間で電流波形の谷Ixから電流波形の
山Iyに切り替わった場合は図4(ヘ)として後述す
る。
【0031】また判定Dは判定Cで“有”と判定された
場合に電流波形の山Iyを検出するためのものである。
電流波形の山Iyがタイミングd5までにあれば誘起電
圧Pv2が検出されるので判定Eに移行する。判定Eは
判定Dで“有”と判定された場合電流波形の谷Itを検
出するためのものである。駆動できた場合は図3(ロ)
〜(ホ)の様に電流波形の山Iyの直ぐ後ろに電流波形
の谷Itが有る。よって誘起電圧パルスPv1が検出さ
れるので判定Eは“有”と判定される。また駆動できな
かった場合は図3(イ)の様に電流波形の山Iyoは大
きくなり電流波形の谷Itは見られない。よって誘起電
圧パルスPv1は検出されず、判定Eは“無”と判定さ
れ判定結果X1となる。判定結果X1は回転できなかっ
たという判定である。
【0032】判定Fは判定A、判定Cが両方共に“無”
と判定された場合に、図4(ヘ)の様にタイミングaか
らタイミングcの間に電流波形Imが検出レベルNを横
切ったためか、或いは図5(ル)の様に検出レベルN
1、N2が上がったため検出できなかったのかを判定す
るものである。図4(ヘ)の場合はタイミングf1では
電流波形の山Iyであるので誘起電圧パルスPv2が検
出され判定Fは“有”と判定される。そして続く判定G
によって電流波形の谷Itを検出することによりロータ
70の動きを検出する。図5(ル)では検出レベルN
1、N2が上がったため検出できなかったもので誘起電
圧パルスPv2は検出されず判定Fは“無”と判定さ
れ、判定結果X10と判定される。判定結果X10は駆
動力が非常に強いという判定である。
【0033】判定Hと判定Mは判定Dで“無”と判定さ
れた場合に誘起電圧パルスPv2が検出できないのが図
(ロ)、(ハ)、(ニ)の様に電流波形の谷Ixにいる
ためか、或いは図5(ヌ)、(ヲ)の様に検出レベルN
1が上がったためかを区別するためのものである。なお
このために判定Dの判定機会は4回で打ち切って判定H
に移行している。また判定Jは判定Hが“有”と判定さ
れた場合に再度電流波形の山Iyを検出するためのもの
である。判定Jが“有”と判定された場合は判定Kによ
って電流波形の谷Itを検出する。判定Lは判定Hが
“無”と判定された場合に、図3(ニ)の様にタイミン
グd4からタイミングhの間に電流波形Imが検出レベ
ルNを横切ったためか、或いは図5(ヌ)、(ヲ)の様
に検出レベルN1が上がったため誘起電圧パルスPv1
が検出できなかったのかを判定するものである。図3
(ニ)の場合は判定Mで再度電流波形の山Iyを検出し
その後の判定Lによって電流波形の谷Itを検出するこ
とでローター70の動きを検出する。図5(ヌ)、
(ヲ)では検出レベルN1が上がったため誘起電圧パル
スPv1が検出できなかったので判定Mは“無”と判定
され、判定結果X9と判定される。判定結果X9は駆動
力が非常に強いという判定である。
【0034】次にそれぞれの駆動状態での判定を詳述す
る。図3(イ)では電流波形Imはモーターが駆動でき
なかった場合の電流波形を示している。図3(イ)の電
流波形となる場合は負荷のある場合を考慮しても電圧が
有る程度低い場合であり、検出抵抗の有る場合の検出レ
ベルN1、N2は検出抵抗の無い場合の検出レベルNと
ほぼ同レベルである。(なおこのことは図3(ロ)、
(ハ)、(ニ)についても同様である)。図3(イ)に
おいてタイミングaでは電流波形Imは電流波形の谷I
xにいるので誘起電圧パルスPv2は発生せず判定Aは
“無”となり判定Cへ移行する。続いてタイミングcで
はまだ電流波形Imは電流波形の谷Ixで検出レベルN
1より下にいるので誘起電圧パルスPv1が発生し、判
定Cは“有”となり判定Dに移行する。判定Dでタイミ
ングd1〜d2ではまだ電流波形Imは電流波形の谷I
xで検出レベルN1より下にいるので誘起電圧パルスP
v2は発生しないが、タイミングd3になると電流波形
Imは電流波形の山Iyoで検出レベルN2より上にな
り誘起電圧パルスPv2が発生する。よって判定Dは
“有”と判定され判定Eに移行する。判定Eではタイミ
ングe1〜e8まで全て電流波形の山Iyoの範囲であ
り誘起電圧パルスPv1は発生せず判定Eは“無”と判
定され、判定結果X1と判定される。判定結果X1はロ
ーター70が回転できなかったという判定であり、補正
駆動パルスPfを発生すると共に次の駆動パルスPmは
2ランク大きな駆動力の駆動パルスを選択する。
【0035】図3(ロ)では電流波形Imはローター7
0は駆動はできたが駆動力が弱い場合の電流波形を示し
ている。タイミングaにおいては電流波形Imは電流波
形の谷Ixにいるので誘起電圧パルスPv2は発生せず
判定Aは“無”と判定され判定Cへ移行する。続いてタ
イミングcではまだ電流波形Imは電流波形の谷Ixで
検出レベルN1より下にいるにいるので誘起電圧パルス
Pv1が発生し、判定Cは“有”と判定され判定Dに移
行する。判定Dでタイミングd1〜d4では全て電流波
形の谷Ixにいるので誘起電圧パルスPv2は発生せず
判定Dは“無”と判定され判定Hに移行する。タイミン
グhでは電流波形Imは電流波形の谷Ixで検出レベル
N1より下にいるので誘起電圧パルスPv1が発生し判
定Hは“有”と判定され判定Jに移行する。判定Jでは
タイミングj1〜j4まで全て電流波形の谷Ixの範囲
であり誘起電圧パルスPv2は発生せず判定Jは“無”
と判定され判定結果X2と判定される。なおタイミング
j4の時点ではまだ電流波形の谷Itは発生していない
ためモーターは駆動できていない。よってタイミングj
4以後に時計に外力等が加わるとモーターが駆動できな
いということは充分に考えられる。よって判定結果X2
は駆動力が弱く駆動できるかどうか不明であるという判
定であり、補正駆動パルスPfを発生して確実に駆動す
る。またこの駆動パルスPmでは非常に止まり易く、頻
繁に補正駆動パルスPfが出力される恐れがある。よっ
て次の駆動パルスPmは1ランク大きな駆動力の駆動パ
ルスを選択する。
【0036】図3(ハ)では電流波形Imは(ロ)より
もやや駆動力が強くなった場合の電流波形を示してい
る。この駆動力は補正駆動パルスPfも頻発せず、ほぼ
最小のエネルギーで駆動できるものであり通常の駆動に
最適なものである。タイミングaにおいては電流波形I
mは電流波形の谷Ixいるので誘起電圧パルスPv2は
発生せず判定Aは“無”と判定され判定Cへ移行する。
続いてタイミングcではまだ電流波形Imは電流波形の
谷Ixで検出レベルN1より下にいるので誘起電圧パル
スPv1が発生し、判定Cは“有”と判定され判定Dに
移行する。判定Dでタイミングd1〜d4では全て電流
波形の谷Ixにいるので誘起電圧パルスPv2は発生せ
ず判定Dは“無”と判定され判定Hに移行する。タイミ
ングhでは電流波形Imは電流波形の谷Ixで検出レベ
ルN1より下にあり誘起電圧パルスPv1が発生し判定
Hは“有”と判定され判定Jに移行する。判定Jではタ
イミングj1〜j3までは電流波形の谷Ixの範囲であ
り誘起電圧パルスPv2は発生しない。しかしタイミン
グj4では電流波形の山Iyで検出レベルN2より上と
なり誘起電圧パルスPv2が発生し判定Jは“有”と判
定され判定Kへと移行する。判定Kではタイミングk1
〜k6までは電流波形の山Iyとなり誘起電圧パルスP
v1は発生しないがタイミングk7、k8では電流波形
の谷Itで検出レベルN1より下となり誘起電圧パルス
Pv1が発生し判定Kは“有”と判定され、判定結果X
3と判定される。判定結果X3は駆動力が最小のエネル
ギーで駆動できる最適な駆動パルスであるという判定で
あり、補正駆動パルスPfは発生せず、次の駆動パルス
Pmは今と同じランクの駆動パルスを選択する。
【0037】図3(ニ)では電流波形Imはモーターは
図3(ロ)よりもやや駆動力が強くなりタイミングd4
からタイミングhの間を電流波形Imが横切った場合で
ある。この駆動力も図3(ロ)と同様にほぼ最小のエネ
ルギーで駆動できるものであり通常の駆動に最適なもの
である。タイミングaにおいては電流波形Imは電流波
形の谷Ixいるので誘起電圧パルスPv2は発生せず判
定Aは“無”と判定され判定Cへ移行する。続いてタイ
ミングcではまだ電流波形Imは電流波形の谷Ixで検
出レベルN1より下にいるので誘起電圧パルスPv1が
発生し、判定Cは“有”と判定され判定Dに移行する。
判定Dでタイミングd1〜d4では全て電流波形の谷I
xにいるので誘起電圧パルスPv2は発生せず判定Dは
“無”と判定され判定Hに移行する。しかしタイミング
d4の直後に電流波形Imは電流波形の山Iyとなりタ
イミングhでは誘起電圧パルスPv1が発生せず判定H
は“無”と判定され判定Mに移行する。タイミングm1
では電流波形の山Iyであり誘起電圧パルスPv2が発
生し、判定Mは“有”と判定され判定Lに移行する。判
定Lではタイミングl1〜l6までは電流波形の山Iy
の範囲であり誘起電圧パルスPv1は発生しない。しか
しタイミングl7、l8では電流波形の谷Itで検出レ
ベルN1より下となり誘起電圧パルスPv1が発生し判
定Lは“有”と判定され判定結果X4と判定される。判
定結果X4は駆動力が最小のエネルギーで駆動できる最
適な駆動パルスであるという判定であり、補正駆動パル
スPfは発生せず、次の駆動パルスPmは今と同じラン
クの駆動パルスを選択する。
【0038】図3(ホ)では電流波形Imはモーターは
図3(ニ)よりもやや駆動力が強くなった場合の電流波
形を示している。この駆動力もほぼ最小のエネルギーで
駆動できる駆動力である。タイミングaにおいては電流
波形Imは電流波形の谷Ixいるので誘起電圧パルスP
v2は発生せず判定Aは“無”と判定され判定Cへ移行
する。続いてタイミングcではまだ電流波形Imは電流
波形の谷Ixで検出レベルN1より下にいるので誘起電
圧パルスPv1が発生し、判定Cは“有”と判定され判
定Dに移行する。判定Dでタイミングd1では電流波形
の谷Ixにいるので誘起電圧パルスPv2は発生しな
い。しかしタイミングd2では電流波形の山Iyで検出
レベルN2より上にいるので誘起電圧パルスPv2が発
生し判定Dは“有”と判定され判定Eに移行する。判定
Eではタイミングe1〜e6までは電流波形の山Iyの
範囲であり誘起電圧パルスPv1は発生しない。しかし
タイミングe7、e8では電流波形の谷Itで検出レベ
ルN1より下となり誘起電圧パルスPv1が発生し判定
Eは“有”と判定され判定結果X5と判定される。判定
結果X5は駆動力が最小のエネルギーで駆動できる最適
な駆動パルスであるという判定であり、補正駆動パルス
Pfは発生せず、次の駆動パルスPmは今と同じランク
の駆動パルスを選択する。
【0039】図4(ヘ)では電流波形Imはモーターは
図3(ホ)よりやや駆動力が強くなりタイミングaから
タイミングcの間を電流波形Imが横切った場合であ
る。タイミングaにおいては電流波形Imは電流波形の
谷Ixいるので誘起電圧パルスPv2は発生せず判定A
は“無”と判定され判定Cへ移行する。続いてタイミン
グcで電流波形Imは電流波形の山Iyになり誘起電圧
パルスPv1は発生せず、判定Cは“無”と判定され判
定Fに移行する。タイミングf1で電流波形Imは電流
波形の山Iyで検出レベルN2より上になり誘起電圧パ
ルスPv2が発生し、判定Fは“有”と判定され判定G
に移行する。判定Gでタイミングg1〜g5では電流波
形の山Iyにいるので誘起電圧パルスPv1は発生しな
い。しかしタイミングg6、g7では電流波形の谷It
で検出レベルN1より下にいるので誘起電圧パルスPv
1が発生し判定Gは“有”と判定され判定結果X6と判
定される。判定結果X6は駆動力がやや強いという判定
であり、補正駆動パルスPfは発生せず、次の駆動パル
スPmは1ランク小さな駆動力の駆動パルスを選択す
る。ところでこの電流波形Imでは電流波形の谷Ixは
浅いためタイミングcにおいて電流波形の谷Ixであっ
ても検出レベルN1を越えられず誘起電圧パルスPv1
が発生しない場合がある。しかし電流波形の谷Itは十
分に大きなものであり誘起電圧パルスPv1が発生す
る。よって上記の判定結果となりやはり次の駆動パルス
Pmは1ランク小さな駆動力の駆動パルスを選択する。
【0040】図4(ト)では電流波形Imはモーターは
図4(ヘ)よりもやや駆動力が強くなりタイミングaで
は電流波形の山Iyで検出レベルN2より上になった場
合である。よってタイミングaで誘起電圧パルスPv2
が発生し、判定Aは“有”と判定され判定Bへ移行す
る。判定Bでタイミングb1〜b5では電流波形の山I
yにいるので誘起電圧パルスPv1は発生しないがタイ
ミングb6では電流波形の谷Itで検出レベルN1より
下にいるので誘起電圧パルスPv1が発生する。しかし
判定Bは6回の検出機会で打ち切られるため誘起電圧パ
ルスPv1は1個しか発生せず判定Bは“無”と判定さ
れ判定結果X7と判定される。判定結果X7は駆動力が
やや強いという判定であり、補正駆動パルスPfは発生
せず、次の駆動パルスPmは1ランク小さな駆動力の駆
動パルスを選択する。
【0041】図4(チ)では電流波形Imはモーターは
さらに駆動力が強くなり電流波形の山Iyが駆動パルス
Pmによる電流波形の山Ipと一部重なった場合であ
る。タイミングaでは検出レベルN2より上にいるため
誘起電圧パルスPv2が発生し、判定Aは“有”と判定
され判定Bへ移行する。判定Bでタイミングb1〜b4
では電流波形の山Iyにいるので誘起電圧パルスPv1
は発生しない。しかしタイミングb5、b6では電流波
形の谷Itで検出レベルN1より下にいるので誘起電圧
パルスPv1が発生する。よって判定Bは“有”と判定
され判定結果X8と判定される。判定結果X8は駆動力
が強いという判定であり、補正駆動パルスPfは発生せ
ず、次の駆動パルスPmは2ランク小さな駆動力の駆動
パルスを選択する。
【0042】図4(リ)では電流波形Imはモーターは
さらに駆動力が強くなった場合である。タイミングaで
は電流波形の山Iyの後半部分となり検出レベルN2よ
り上にいるため誘起電圧パルスPv2が発生し、判定A
は“有”と判定され判定Bへ移行する。判定Bでタイミ
ングb1、b2ではまだ電流波形の山Iyにいるので誘
起電圧パルスPv1は発生しないがタイミングb3、b
4では電流波形の谷Itで検出レベルN1より下にいる
ので誘起電圧パルスPv1が発生する。よって判定Bは
“有”と判定され判定結果X8と判定される。判定結果
X8は駆動力が強いという判定であり、補正駆動パルス
Pfは発生せず、次の駆動パルスPmは2ランク小さな
駆動力の駆動パルスを選択する。
【0043】図5(ヌ)では電流波形Imはさらに駆動
力が強くなった場合である。電流波形の山Iyは完全に
駆動パルスPmによる電流波形の山Ipと重なってい
る。タイミングaでは既に電流波形の谷Itにいるので
誘起電圧パルスPv2は発生せず判定Aは“無”と判定
され判定Cへ移行する。続いてタイミングcではまだ電
流波形Imは電流波形の谷Itで検出レベルN1より下
にいるので誘起電圧パルスPv1が発生し、判定Cは
“有”判定され判定Dに移行する。判定Dでタイミング
d1〜d4では全て電流波形の谷Ixにいるので誘起電
圧パルスPv2は発生せず判定Dは“無”と判定され判
定Hに移行する。タイミングhでは電流波形Pmは検出
レベルNの近くであり、また電流波形の山Iy2にかか
る位置であり検出レベルN1を越えることができない。
よって誘起電圧パルスPv1は発生せず判定Hは“無”
と判定され判定Mに移行する。タイミングm1、m2で
は電流波形の谷Itから電流波形の山Iyに掛かる範囲
であり検出レベルN1を越えることができないため誘起
電圧パルスPv1は発生しない。よって判定Mは“無”
と判定され、判定結果X9と判定される。判定結果X9
は駆動力が非常に強い駆動パルスであるという判定であ
り、補正駆動パルスPfは発生せず、次の駆動パルスP
mは3ランク小さな駆動力の駆動パルスを選択する。
【0044】図5(ル)では電流波形Imはモーターは
図5(ヌ)とほぼ同じであるが検出レベルN1、N2が
さらに高くなり電流波形の谷Itが検出ができなくなっ
た場合である。タイミングaにおいては電流波形Imは
電流波形の谷Ixいるので誘起電圧パルスPv2は発生
せず判定Aは“無”となり判定Cへ移行する。続いてタ
イミングcで電流波形Imは電流波形の谷Itにいるが
検出レベルN1を越えることができずに誘起電圧パルス
Pv1は発生せず、判定Cは“無”と判定され判定Fに
移行する。しかしタイミングf1、f2共に電流波形の
谷Itにいるので誘起電圧パルスPv2は発生せず判定
Fは“無”と判定され判定結果X10と判定される。判
定結果X10はは電圧が高い場合で駆動力が非常に強い
駆動パルスであるという判定であり、補正駆動パルスP
fは発生せず、次の駆動パルスPmは3ランク小さな駆
動力の駆動パルスを選択する。
【0045】図5(ヲ)では電流波形Imはさらに駆動
力が強くなった場合である。この場合も図5(ヌ)、
(ル)と比べて電流波形Iy3が大きくなっているが判
定は図5(ヌ)又は(ル)と全く同様の判定となる。よ
って電流波形の山Iy3が検出レベルN2を越える以前
に判定を終了しているため問題とはならない。そして上
記と同じく補正駆動パルスPfは発生せず、次の駆動パ
ルスPmは3ランク小さな駆動力の駆動パルスを選択す
る。なお図5(ヲ)は図5(ヌ)と同じ判定をした場合
の例を示している。また同様に図5(ワ)についても図
5(ヌ)又は(ル)と全く同様の判定となる。
【0046】図5(カ)は図5(ヲ)よりもさらに駆動
力が強くなった場合のもうひとつの電流波形Imの例で
ある。この電流波形では駆動パルスPmによる電流波形
の山Ipの直後に電流波形の谷は見られない。よってタ
イミングaでは検出レベルN2を越えているため誘起電
圧パルスPv2が発生し、判定Aは“有”と判定され判
定Bへ移行する。判定Bでタイミングb1〜b6では電
流波形の山Iyにいるか、或いは検出レベルN1を越え
ることができず誘起電圧パルスPv1は発生しない。よ
って判定Bは“無”と判定され判定結果X7と判定され
る。判定結果X7は図4(ト)と同じ判定結果であり、
補正駆動パルスPfは発生せず、次の駆動パルスPmは
1ランク小さな駆動力の駆動パルスを選択するものであ
る。この場合の判定結果では非常に駆動力の強い駆動パ
ルスPmであるが1ランクだけ小さくする。ただし1ラ
ンクでも駆動パルスPmを小さくするよう選択している
ので最適な駆動パルスPmとなるまでやや時間が掛かる
が実使用上問題はない。
【0047】また上記の説明に現れなかった判定結果X
11、X13、X12については通常では考えられない
異常な電流波形の場合でありローター70が回転しなて
いないことが考えられるので補正駆動パルスPfを発生
せる。また駆動力を異ならせるため次の駆動パルスPm
は1ランク大きな駆動力の駆動パルスを選択する。以上
の様にして検出抵抗によって駆動電圧が高い時に検出レ
ベルN1、N2を鈍くして電流波形の判定を適切に行
い、最適な駆動パルスPmを選択するようにしている。
【0048】続いて第二の実施例について説明する。第
二の実施例は本発明を高速駆動パルスに応用した例であ
る。第一の実施例の駆動パルスPmが消費電流を最も少
なくするよう制御していたのに対し、高速駆動パルスは
ある程度消費電流を増やしてでも駆動力の強い駆動パル
スを出力する。これは駆動パルスPmの場合ではもし回
転できなかったとしても続く32ms後に出力される補
正駆動パルスPfによって確実に駆動されるのに対し、
高速駆動パルスでは64Hzといった高速で駆動しなけ
ればならないため補正駆動パルスを設ける時間的余裕が
無く、高速駆動パルスのみで確実に駆動する必要がある
ためである。従来銀電池を用いた電子時計では電圧が一
定であるため高速駆動パルスは1つの高速駆動パルスを
用意すれば良かった。しかし電圧変動を伴う蓄電手段を
有する電子時計では1つの高速駆動パルスでは電圧が低
いときは駆動力が弱くなり、電圧が高くなると駆動力が
強すぎてオーバーランを起こし時刻が狂ってしまうとい
う問題が生じる。第二の実施例はこの問題を解決するた
めの例である。
【0049】第二の実施例について図面を基に詳述す
る。図7は本発明の第二の実施例の電子時計の回路構成
を示す回路構成図である。第一の実施例と同一構成要素
は同一番号を付し説明を省略する。第一の実施例との主
な相違点は駆動パルス発生回路10が高速駆動パルス発
生回路110に置き換わり、電圧検出回路80と、抵抗
選択トランジスタ59a〜59fを制御する検出抵抗制
御回路81が追加されたことで他の構成要素は第一の実
施例と全く同じである。
【0050】第一の実施例との相違点についてさらに詳
述する。高速駆動パルス発生回路110は発振分周回路
3からの信号を基に、チョッパー比の異なる複数の高速
駆動パルスPkを作成する高速駆動パルス作成回路11
1と、高速駆動パルス作成回路111の作成する複数の
高速駆動パルスPkの中からひとつを選択する高速駆動
パルス選択回路113と、モーターが回転できなかった
と判定された場合に出力される補正駆動パルスPfを作
成する補正駆動パルス作成回路112と、モーターが回
転できなかったと判定された場合に補正駆動パルスPf
を通すためのANDゲート115と、高速駆動パルスP
kまたは補正駆動パルスPfをモータードライバー回路
50に出力するORゲート114から構成されている。
高速駆動パルス作成回路111の作成する高速駆動パル
スPkは第一の実施例の駆動パルスPmと全く同じパル
スである。また補正駆動パルス作成回路112の作成す
る補正駆動パルスPfとストローブパルス作成回路21
の作成するストローブパルスPs1、Ps2についても
全く同じパルスである。
【0051】次に電圧検出回路80の働きについて説明
する。二次電池2は通常使用では1.2V〜2.8Vの
範囲で電圧変動を起こす。電圧検出回路80は二次電池
2の電圧を検出し1.2V〜1.6Vと1.6V〜2.
4Vと2.4V〜2.8Vの3つの範囲のどの電圧範囲
にあるかを検出抵抗制御回路81に送信する。検出抵抗
制御回路81は電圧検出回路80の検出結果によって抵
抗選択用トランジスタ59a〜59fを制御し検出抵抗
57a〜57fを選択する。即ち二次電池2の電圧が
1.2V〜1.6Vの時は信号81cを“L”、信号8
1a、81bを“H”とすることで抵抗選択用トランジ
スタ59c、59fをON、抵抗選択用トランジスタ5
9a、59b、59d、59eをOFFとし50kΩの
検出抵抗57c、57fを選択する。同様に1.6V〜
2.4Vの時は信号81bを“L”、信号81a、81
cを“H”とすることで抵抗選択用トランジスタ59
b、59eをON、抵抗選択用トランジスタ59a、5
9c、59d、59fをOFFとし25kΩの検出抵抗
57b、57eを選択する。また2.4V〜2.8Vの
時は信号81aを“L”、信号81b、81cを“H”
とすることで抵抗選択用トランジスタ59a、59dを
ON、抵抗選択用トランジスタ59b、59c、59
e、59fをOFFとし10kΩの検出抵抗57a、5
7dを選択する。よって電圧の高いときにはより小さな
抵抗値の検出抵抗を57a、57dを選択することによ
りローター70の回転検出能力を向上している。また電
圧検出回路80は高速駆動パルス選択回路113を制御
して3つの電圧範囲でそれぞれ必要な高速駆動パルスP
kを選択し、不必要に小さすぎる高速駆動パルスPkや
大きすぎる高速駆動パルスPkは選択しないように制御
している。
【0052】続いて判定方法と高速駆動パルスPkの制
御について述べる。高速駆動パルスPkで駆動した場合
も電流波形は図3(イ)〜(ホ)、図4(ヘ)〜
(リ)、図5(ヌ)〜(カ)に示す電流波形Imと全く
同じ波形になり判定方法についても図1に示すフローチ
ャートを使用した全く同じ検出方法である。ただし判定
結果とそれに続く高速駆動パルスPkの制御が第一の実
施例と異なる。以下に例を挙げて説明する。図3(イ)
は回転できなかった場合であり、第一の実施例と同様に
判定結果X1と判定される。この場合は高速駆動を一時
停止して補正駆動パルスPfを発生すると共に次の高速
駆動パルスPkは3ランク大きな駆動力の高速駆動パル
スを選択する。なお表2に第二の実施例の検出結果とロ
ーター70の駆動状態と高速駆動パルスPkの制御を示
す。
【0053】
【表2】
【0054】図3(ロ)は駆動はできたが駆動力が弱い
場合の電流波形である。この場合は判定結果X2と判定
される。この場合も高速駆動を一時停止して補正駆動パ
ルスPfを発生すると共に次の高速駆動パルスPkは2
ランク大きな駆動力の高速駆動パルスを選択する。また
図3(ハ)〜(ホ)、図4(ヘ)、(ト)についても回
転はできても高速駆動ではやや駆動力が弱いものであ
る。よって図3(ハ)、(ニ)の判定結果X3、X4で
は補正駆動パルスPfは発生せず、次の高速駆動パルス
Pkは2ランク大きな駆動力の高速駆動パルスを選択す
る。図3(ホ)、図4(へ)、(ト)の判定結果X5、
X6、X7では補正駆動パルスPfは発生せず、次の高
速駆動パルスPkは1ランク大きな駆動力の高速駆動パ
ルスを選択する。
【0055】図4(チ)、(リ)は高速駆動として充分
に駆動力があり最適なものである。よって図4(チ)、
(リ)の判定結果X8では補正駆動パルスPfは発生せ
ず、次の高速駆動パルスPkも今と同じランクの高速駆
動パルスを選択する。しかし図5(ヌ)、(ル)、
(ヲ)はさらに駆動力が大きくなり必要以上に駆動力が
強すぎるものである。よって図5(ヌ)、(ル)、
(ヲ)の判定結果X9、X10では補正駆動パルスPf
は発生せず、次の高速駆動パルスPkは1ランク小さな
駆動力の高速駆動パルスを選択する。なお図5(ワ)、
(カ)の様に非常に強すぎる駆動力を有する高速駆動パ
ルスPkは電圧検出回路80によって高速駆動パルス選
択回路が制御されるため出現しない。
【0056】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は電
圧変動を伴う蓄電手段を有する電子時計において、検出
抵抗を通常の電子時計よりも大きな値とする事でロータ
ーの運動をより詳しく判定する事ができる。よって第一
の実施例に示す様に駆動パルスを常に最低のエネルギー
で駆動できるように制御することや、第二の実施例に示
すように高速駆動パルスを最適な駆動力を有する様に制
御することが可能となる。また第二の実施例で電圧によ
って検出抵抗を選択する例を示したが、駆動パルスの大
きさによって検出抵抗を選択することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の判定方法を示すフローチャー
トである。
【図2】本発明の第一の実施例の回路構成図である。
【図3】本発明の第一の実施例の動作を示す波形図であ
る。
【図4】本発明の第一の実施例の動作を示す波形図であ
る。
【図5】本発明の第一の実施例の動作を示す波形図であ
る。
【図6】本発明の第一の実施例の駆動パルスPmと補正
駆動パルスPfとストローブパルスPs1、Ps2を示
す波形図である。
【図7】本発明の第二の実施例の回路構成図である。
【図8】従来例の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1 ソーラーセル 2 二次電池 10 駆動パルス発生回路 11 駆動パルス作成回路 12 補正駆動パルス作成回路 13 駆動パルス選択回路 20 負荷検出制御回路 21 判定回路 22 ストローブパルス作成回路 50 モータードライバー回路 57a〜57f 検出抵抗 60 コイル 70 ローター 80 電圧検出回路 81 検出抵抗制御回路 110 高速駆動パルス発生回路 Im 電流波形 N、N1、N2 検出レベル Pv1、Pv2 誘起電圧パルス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電手段と、電圧変動を伴う蓄電手段
    と、コイルとステーターとロータからなるステップモー
    ターと、前記ローターの運動時に前記コイルに発生する
    誘起電圧を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結
    果をもとに前記ローターの運動を判定する判定手段と、
    前記誘起電圧を検出するための第一のストローブパルス
    群と第二のストローブパルス群とを作成するストローブ
    パルス作成手段と、前記誘起電圧の検出レベルを決める
    ための検出抵抗と、前記判定手段の判定結果により前記
    ステップモーターを駆動するための駆動パルスを制御す
    る駆動パルス制御手段を有する電子時計において、前記
    検出抵抗は前記ステップモーターを駆動するための駆動
    電圧が高いときに前記誘起電圧の検出レベルを鈍くする
    ように前記コイルの抵抗値の2倍以上30倍以下に設定
    されていることを特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は判定結果を得るまで前記
    第一のストローブパルス群と第二のストローブパルス群
    の出力を交互に切り替えることを特徴とする請求項1記
    載の電子時計。
  3. 【請求項3】 前記駆動パルス制御手段は前記判定手段
    の判定結果によって前記駆動パルスを用意された駆動パ
    ルスの中から常に最小のエネルギーにて駆動し得る駆動
    パルスを選択することを特徴とする請求項1記載または
    2記載の電子時計。
  4. 【請求項4】 前記駆動パルス制御手段は前記判定手段
    の判定結果によって前記駆動パルスを用意された駆動パ
    ルスの中から常に最小のエネルギーにて駆動し得る駆動
    パルスよりも数段大きな駆動パルスを選択することを特
    徴とする請求項1または2項の電子時計。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005172677A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Citizen Watch Co Ltd アナログ電子時計
JP2011117974A (ja) * 2011-02-25 2011-06-16 Citizen Holdings Co Ltd アナログ電子時計
JP2022090772A (ja) * 2020-12-08 2022-06-20 シチズン時計株式会社 電子時計

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