JPH11271835A - ズームレンズのアイリス制御方法及びズームレンズ - Google Patents

ズームレンズのアイリス制御方法及びズームレンズ

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JPH11271835A
JPH11271835A JP10075402A JP7540298A JPH11271835A JP H11271835 A JPH11271835 A JP H11271835A JP 10075402 A JP10075402 A JP 10075402A JP 7540298 A JP7540298 A JP 7540298A JP H11271835 A JPH11271835 A JP H11271835A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オートアイリスモード時であっても、ランピン
グ動作の範囲ではアイリスアンプのゲインを上げてラン
ピング補正の精度を高める。 【解決手段】オート(自動)とリモート(遠隔手動)の
2つのアイリス制御モードを有するテレビカメラ用ズー
ムレンズ20において、オート/リモート選択スイッチ
50によってオートアイリスモードが選択されている場
合、カメラ10から入力されるアイリス位置指示値Id
がレンズの開放Fナンバーよりも小さく、通常のオート
動作を行う範囲では、アイリスアンプ32のゲインを小
さく設定してオート動作を正常に行う一方、オートアイ
リスモード時であってもアイリス位置指示値Id がレン
ズの開放Fナンバーよりも大きくランピング補正機能を
働かせる範囲では、アイリスアンプ32のゲインをリモ
ートモード時と同等に高く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はズームレンズのアイ
リス制御方法及びズームレンズに係り、特に、放送用テ
レビカメラに使用されるズームレンズのアイリス電動制
御に適用されるランピング補正技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビカメラに使われるズーム
レンズは、ある倍率値(閾値)よりズーム倍率が大きく
なると、ズーム倍率の大きさに従ってレンズの開放Fナ
ンバーが大きくなる(レンズが暗くなる)特性を有して
いる。これは、望遠側にズームするにつれレンズの有効
口径(入射瞳径)は大きくなるが、前玉レンズの直径を
超えることができず、ある焦点距離から入射光が前玉径
で制限されることによる。この現象はランピング又はF
ドロップと呼ばれており、その際、アイリスの指示値が
そのFナンバーより小さい場合には、実際の明るさに影
響を与えない値まで絞り込んで光学性能を向上させる動
作(ランピング補正)を行うものが知られている。
【0003】例えば、図3に示したレンズは、1倍の開
放FNo. 2.0であって、ある倍率値m以上の領域で次
第にレンズが暗くなり、ズーム倍率が50倍のときにF
No.4.0となる。図4には、絞りの指示値がFNo.
2.0の時とFNo.2.8の時の実際の絞りの動きが示
されている。ランピング補正を行わない場合には、同図
の点線、で示したように、閾値(m)以上の高倍率
領域でも絞りは指示値どおりにFNo.2.0、或いはF
No.2.8で維持される。他方、ランピング補正機能を
働かせる場合には、図4の実線又は一点鎖線で示し
たように、閾値(m)以上の高倍率領域でレンズの開放
Fナンバーの変化に合わせて絞りを絞り込むようにして
いる。
【0004】即ち、ランピング補正機能を有したテレビ
レンズは、図5のように、レンズの開放Fナンバーの変
化を示すグラフ線(ランピングライン)よりも小さい絞
り指示値(図の斜線の範囲)の場合に、ランピング補正
を働かせて絞りがランピングラインより開放方向に移動
しないように制限している。ところで、テレビカメラ用
レンズのアイリス電動操作モードは、一般にオート(自
動)とリモート(遠隔手動)の2つのモードが設けら
れ、オートモードはリモートモードよりもレンズ内アイ
リスアンプのゲインを小さく設定する場合が多い。これ
は、一般的なオートアイリスシステムが、図6に示すよ
うな回路構成を採用していることに起因する。即ち、カ
メラ10の切替スイッチ12がオート側の端子12Aに
設定されている時には、画面の明るさを示すビデオ信号
レベルが端子(明るさ信号端子)14から信号処理部1
6を介してレンズ20側に送られる。かかるオートモー
ドでは、信号処理部16で演算等を行う過程で信号を増
幅する必要があり、信号処理部16内にアンプ26に相
当する増幅手段が含まれる。
【0005】これに対し、前記切替スイッチ12がリモ
ート側の端子12Bに設定されている場合には、明るさ
調整ツマミ22からの指令信号がレンズ20側に送られ
る。なお、明るさ調整ツマミ22からの指令信号は、前
記信号処理部16の加算回路24にも入力されており、
オートモード中においても明るさ調整ツマミ22を操作
することにより、「明るめ」又は「暗め」の微調整を行
うことができるようになっている。
【0006】一方、カメラ10に連結されるレンズ20
は、演算回路30とアイリスアンプ32を有し、カメラ
10から入力した信号(アイリス位置指示値Id )と絞
り位置検出器34からの検出信号(アイリス位置Ip )
とを演算回路30で加算処理してアイリスアンプ32に
出力する。アイリスアンプ32で増幅されたアイリス制
御信号はアイリス駆動用モータ36に加えられ、該モー
タ36の駆動力が図示せぬ伝動機構を介して絞り38に
伝達されることにより、絞り38が拡縮動作する構造を
有している。
【0007】このような構成から成るオートアイリスシ
ステムにおいて、リモートモードでは手動操作への高追
従性を得るためにアイリスアンプ32のゲインが高く設
定されるのに対し、オートモードの場合はカメラ10の
アンプ26の作用によってレンズ20に入力する信号自
体が増幅されているため、レンズ20側のアイリスアン
プ32のゲインを下げる必要がある。そのため、オート
/リモートのモード選択に対応して接続接点が切り替わ
る切替スイッチ12に連動させて、アイリスアンプ32
のゲインβをハイレベル(H)とロウレベル(L)とで
切り替えるように構成されており、オートモード時はリ
モート時よりもアイリスアンプ32のゲインβを小さく
設定している。
【0008】図7には従来のテレビレンズに搭載されて
いるランピング補正回路の構成が示されている。カメラ
10の切替スイッチ12のオート側接点12A、又はリ
モート側接点12Bを介してカメラ10からレンズ20
に対して出力されたアイリス位置指示値(Id )はレン
ズ20の演算回路40に入力される。一方、レンズに設
けられたズーム群位置検出器42で検出したズーム群位
置を示す検出信号は、レベルシフト回路44を介して前
記演算回路40に加えられる。演算回路40では、ラン
ピングラインのデータを基に、ズーム群位置Zに対応す
るレンズの開放Fナンバーを求めて、カメラ10から入
力したアイリス位置の指示値Id と開放Fナンバーとを
比較してランピング補正動作の有無を判断し、アイリス
指示値を第2演算回路46に出力する。
【0009】第2演算回路46には、アイリス位置検出
器48からの検出信号(アイリス位置Ip )が加えら
れ、ここで、アイリス指示値と現在のアイリスポジショ
ンとの誤差量の演算が行われる。そして、アイリス指示
値と現在のアイリスポジションとの差分に相当するアイ
リス制御信号がアイリスアンプ32に出力される。この
アイリスアンプ32はオート/リモート選択スイッチ5
0の選択信号によってゲインβがハイレベル(H)又は
ロウレベル(L)の2段階に切り替えが可能であり、オ
ートモード時はリモート時よりもアイリスアンプ32の
ゲインβが小さい値に設定されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のオートアイリスシステムでランピング補正動作を
行った場合、オートモード時にはアイリスアンプ32の
ゲインが小さいため、アイリスを正確に位置制御するこ
とができず、絞りを実際の明るさまで絞り込むことがで
きないという不具合が発生する。このため、ランピング
補正が不十分となり、光学性能を充分に向上させること
ができない。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、オートモード時においてランピング補正の精度
を高めることができるとともに、通常のオート動作も正
常に行うことができるズームレンズのアイリス制御方法
を提供することを目的とし、併せて、かかるアイリス制
御方法を具現化するズームレンズを提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する為に
請求項1記載の発明は、画面の明るさを示す信号に基づ
いて絞りを適宜最適な値に自動制御するオートアイリス
モードを有すると共に、アイリス位置を指示する指示値
がレンズの開放Fナンバーよりも小さい場合に絞りをそ
の開放Fナンバーと略同等の値まで絞り込むランピング
補正機能を具備したズームレンズにおいて、オートアイ
リスモード中、アイリス位置を指示する指示値がレンズ
の開放Fナンバーよりも大きく、通常のオートアイリス
動作を実行する場合には、絞りの制御信号を増幅するア
イリスアンプのゲインを第1のゲイン値に設定する一
方、前記指示値がレンズの開放Fナンバーよりも小さ
く、ランピング補正動作を実行する場合には、前記アイ
リスアンプのゲインを前記第1のゲイン値よりも高い第
2のゲイン値に設定することを特徴としている。
【0013】本発明によれば、通常のオート動作範囲で
は、アイリスアンプのゲインを小さく設定してオート動
作を正常に行う一方、オートアイリスモード時でも、ラ
ンピング動作の範囲では、アイリスアンプのゲインを高
く設定して絞り位置の高精度制御を可能にする。これに
より、ランピング補正の精度を向上できる。請求項2記
載の発明は前記目的を達成する為に、画面の明るさを示
す信号に基づいて絞りを適宜最適な値に自動制御するオ
ートアイリスモードと、操作部の手動操作に応じて絞り
を動作させるリモートアイリスモードのモード選択が可
能で、アイリス位置を指示する指示値がレンズの開放F
ナンバーよりも小さい場合に絞りをその開放Fナンバー
と略同等の値まで絞り込むランピング補正機能を具備し
たズームレンズにおいて、オートアイリスモード中、ア
イリス位置を指示する指示値がレンズの開放Fナンバー
よりも大きく、通常のオートアイリス動作を実行する場
合には、絞りの制御信号を増幅するアイリスアンプのゲ
インを、リモートアイリスモード時よりも低い第1のゲ
イン値に設定する一方、前記指示値がレンズの開放Fナ
ンバーよりも小さく、ランピング補正動作を実行する場
合には、前記アイリスアンプのゲインを、リモートアイ
リスモード時と同等に前記第1のゲイン値よりも高い第
2のゲイン値に設定することを特徴としている。
【0014】従来、オートアイリスモードとリモートア
イリスモードの2つのモードを備えたレンズでは、オー
トアイリス時に、アイリスアンプのゲインを一律に低く
設定していたが、本発明においては、オートアイリスモ
ード下であってもランピング動作の範囲ではアイリスア
ンプのゲインをリモート時と同等に高い値(第2のゲイ
ン値)に設定している。これにより、ランピング動作時
に絞りを正確に位置制御することができ、ランピング補
正の精度が良くなる。
【0015】請求項3記載の発明は、上述したズームレ
ンズのアイリス制御方法を具現化するズームレンズを提
供すべく、画面の明るさを示す信号に基づいて絞りを適
宜最適な値に自動制御するオートアイリスモードを有す
ると共に、アイリス位置を指示する指示値がレンズの開
放Fナンバーよりも小さい場合に絞りをその開放Fナン
バーと略同等の値まで絞り込むランピング補正機能を具
備したズームレンズにおいて、アイリス位置を指示する
指示値に相当する信号が入力される指示値入力部と、現
在の絞り値を示すアイリス位置を検出するアイリス位置
検出手段と、前記指示値入力部から入力された指示値及
び前記アイリス位置検出手段で検出したアイリス位置に
基づいて、アイリス駆動手段を制御する制御信号を出力
する制御信号出力手段と、前記制御信号出力手段から発
せられた制御信号を増幅してアイリス駆動手段に加える
アイリスアンプと、現在のズーム倍率を示すズーム位置
を検出するズーム位置検出手段と、ズーム倍率の変化に
対する当該レンズの開放Fナンバーの変化を示すランピ
ングラインのデータが格納されたデータ格納部と、前記
データ格納部のデータを参照して、前記ズーム位置検出
手段で検出したズーム位置におけるレンズの開放Fナン
バーを求めると共に、前記指示値入力部から入力した指
示値とその開放Fナンバーとを比較する演算手段と、オ
ートアイリスモード中、前記指示値入力部から入力した
指示値が前記演算手段で求めたレンズの開放Fナンバー
よりも大きく、通常のオートアイリス動作を実行する際
には、前記アイリスアンプのゲインを第1のゲイン値に
設定する一方、前記指示値入力部から入力した指示値が
前記演算手段で求めたレンズの開放Fナンバーよりも小
さく、ランピング補正動作を実行する場合には、前記ア
イリスアンプのゲインを前記第1のゲイン値よりも高い
第2のゲイン値に設定するゲイン制御手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0016】本発明によれば、指示値入力部からアイリ
ス位置の指示値を読み込むとともに、ズーム位置検出手
段から現在のズーム位置を読み込む。演算手段は、デー
タ格納部に格納されているランピングラインのデータを
利用して、現在のズーム位置におけるレンズの開放Fナ
ンバーを把握するとともに、この求めた開放Fナンバー
と前記指示値入力部から入力された指示値を対比して、
その大小関係を判別する。そして、オートアイリスモー
ド中、指示値がレンズの開放Fナンバーよりも大きいと
きは、ゲイン制御手段によってアイリスアンプのゲイン
を第1のゲイン値(小さい値)に設定して通常のオート
アイリス動作を実行し、指示値がレンズの開放Fナンバ
ーよりも小さく、ランピング補正動作を実行する場合に
は、アイリスアンプのゲインを前記第1のゲイン値より
も上げて第2のゲイン値(大きい値)に設定する。
【0017】このように、オート時でもランピング動作
の範囲ではアイリスアンプのゲインを大きく設定したこ
とにより、ランピング補正の精度を高めることができ
る。また、本発明に係るズームレンズにおいて、請求項
4に記載の如く、前記制御信号出力手段、前記演算手
段、及びゲイン制御手段を1チップCPUで構成すれ
ば、回路の構成の簡略化を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るズームレンズのアイリス制御方法及びズームレンズの
好ましい実施の形態について詳説する。図1は、本発明
の実施の形態を示すブロック回路図である。同図中、図
6及び図7で説明した従来の構成と共通する部分には同
一の符合を付す。本実施の形態に係るズームレンズ60
は、1チップCPU(中央演算処理装置)62を用いて
ランピング補正回路が形成されている。
【0019】CPU62は、カメラ10から切替スイッ
チ12を介して出力されるアイリス位置指示値(Id )
を入力する入力端子(Id 端子)と、オート/リモート
選択スイッチ50からの選択信号(SI )を入力する入
力端子(SI 端子)と、ズーム群位置検出器42から出
力されるズーム位置検出信号(Z)を入力する入力端子
(Z端子)と、アイリス位置検出器48から出力される
現在のアイリス位置を示す信号(Ip )を入力する入力
端子(Ip 端子)と、指示値Id と現在のアイリス位置
Ip の誤差を示すアイリス制御信号をアナログ信号に変
換して出力する出力端子(D/A端子)と、アイリスア
ンプ32のゲインβを制御するゲイン制御信号(S0 )
を出力する出力端子(S0 端子)と、を有している。
【0020】このCPU62のメモリには、図5で説明
したランピングライン(I=f(Z))のデータが格納
されており、CPU62はズーム群位置検出器42から
Z端子を介して入力されるズーム位置検出信号Zに基づ
いて現在設定されている焦点距離(ズーム倍率)を把握
するとともに、メモリのデータを参照してそのズーム位
置(Z)に対応するレンズの開放Fナンバーを求めるこ
とができる。そして、カメラ10からCPU62のId
端子を介して入力されるアイリス位置指示値と、前記開
放Fナンバーとを比較して、ランピング補正動作の実行
の可否を制御するように構成される。
【0021】カメラ10に設けられたオート/リモート
選択スイッチ50は、切替スイッチ12と連動してお
り、オート/リモート選択スイッチ50をOFFすると
切替スイッチ12がオート側の接点12Aに接続され、
選択スイッチ50をONすると切替スイッチ12がリモ
ート側の接点12Bに接続される。次に、上記の如く構
成されたズームレンズにおけるアイリス制御方法につい
て説明する。
【0022】図2には、図1のCPU62が行うアイリ
ス制御処理の流れが示されている。CPU62は先ず、
カメラ10から入力されるアイリス位置指示値Id を読
み込む(ステップS110)。次いで、ズーム群位置検
出器42からのズーム群位置情報Zを読み込み、ランピ
ングラインを規定する関数式から該ズーム群位置Zが示
すズーム倍率における開放絞りFナンバー(I=f
(Z))を求める(ステップS112)。
【0023】続いて、CPU62はオート/リモート選
択スイッチ50の選択信号SI を読み込む(ステップS
114)。そして、選択信号SI に基づいて、オートモ
ードに設定されているか、それともリモートモードに設
定されているかの判別を行う(ステップS116)。こ
こでNO判定、即ち、リモートモードに設定されている
と判定した場合には、明るさ調整ツマミ22の操作に対
する高追従性を保証すべく、アイリスアンプ32のゲイ
ンβを高めるゲイン制御信号S0 をS0 端子から出力す
る。このS0 端子から出力されたゲイン制御信号S0 に
よって、アイリスアンプ32のゲインβは高い方の値
(Hレベル)に設定される(ステップS118)。
【0024】このように、アイリスアンプ32のゲイン
βを設定した後は、アイリス位置指示値Id と現在のア
イリス位置Ip の誤差分に相当するアイリス制御信号
(Id+Ip )を、CPU62のD/A出力端子からア
イリスアンプ32に対して出力する(ステップS12
8)。D/A出力端子から出力された制御信号はアイリ
スアンプ32で増幅され、モータ36に加えられる。こ
のモータ36の回転駆動力が図示せぬ動力伝達手段によ
って絞り38に伝達されることで、絞り38が拡縮駆動
される。なお、絞り38の絞り位置は絞り位置検出器4
8で検出され、その検出結果はCPU62に通知され
る。
【0025】他方、ステップS116の判別において、
YES判定、即ち、オートモードに設定されていると判
定した場合には、次いで、アイリス位置指示値Id がス
テップS112で求めた開放絞りIよりも大きいか否か
を判別する(ステップS120)。そして、Id ≦Iの
場合(NO判定の場合)には、カメラ10内のアンプ2
6のゲインを考慮して、ズームレンズ60のアイリスア
ンプ32のゲインβを下げるゲイン制御信号S0 をS0
端子から出力する(ステップS122)。このS0 端子
から出力されたゲイン制御信号S0 によって、アイリス
アンプ32のゲインβは低い方の値(Lレベル)に設定
される。
【0026】ステップS120の判別において、Id >
Iの場合(YES判定の場合)は、オートモード中にラ
ンピング補正が必要な状況であり、この場合、ランピン
グ補正動作の位置制御の追従性を高めるために、アイリ
スアンプ32のゲインβを上げるゲイン制御信号S0 を
S0 端子から出力する(ステップS124)。このS0
端子から出力されたゲイン制御信号S0 によって、アイ
リスアンプ32のゲインβは高い方の値(Hレベル)に
設定される。
【0027】次いで、絞り38がランピングラインより
も開放方向に移動しないように制限すべく、アイリス指
示値Id をステップS112で求めた開放Fナンバーと
同等の絞り値Iに設定する(ステップS126)。そし
て、指示値(この場合、ステップS126で設定した絞
り値I)と現在位置Ip の誤差(Id +Ip )をD/A
出力端子から出力し(ステップS128)、処理はステ
ップS110に戻る。
【0028】このように、オートアイリスモード時にラ
ンピング補正を働かせる場合には、アイリスアンプ32
のゲインβを高く設定するようにしたので、ランピング
動作時に正確な位置制御が可能となり、レンズの開放絞
りI=f(Z)に一致するようにアイリスを精度良く絞
り込むことができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るズーム
レンズのアイリス制御方法及びズームレンズによれば、
オートアイリスモード中、通常のオート動作範囲では、
アイリスアンプのゲインを小さく設定してオート動作を
正常に行う一方、オートアイリスモード時であってもラ
ンピング補正動作の範囲では、アイリスアンプのゲイン
を高く設定するようにしたので、ランピング補正動作の
絞り位置を高精度に制御することが可能になり、ランピ
ング補正の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るテレビカメラ用ズー
ムレンズ及びカメラの構成を示すブロック回路図
【図2】図1に示したズームレンズのCPUが行うアイ
リス制御処理の流れを示すフローチャート
【図3】一般的なズームレンズのズーム倍率の変化に対
するレンズの開放Fナンバーの変化の例を示すグラフ
【図4】一般的なランピング補正の動作を説明する為に
用いたグラフ
【図5】ランピング補正機能を説明する為に用いた概念
【図6】一般的なオートアイリスシステムの構成を示す
ブロック回路図
【図7】従来のテレビレンズに搭載されているランピン
グ補正回路の構成を示すブロック回路図
【符号の説明】
10…カメラ 12…切替スイッチ 14…明るさ信号端子 16…信号処理部 22…明るさ調整ツマミ(操作部) 32…アイリスアンプ 36…アイリス駆動用のモータ 38…絞り 42…ズーム群位置検出器 48…アイリス位置検出器 50…オート/リモート選択スイッチ 60…ズームレンズ 62…中央演算処理装置(CPU)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面の明るさを示す信号に基づいて絞り
    を適宜最適な値に自動制御するオートアイリスモードを
    有すると共に、アイリス位置を指示する指示値がレンズ
    の開放Fナンバーよりも小さい場合に絞りをその開放F
    ナンバーと略同等の値まで絞り込むランピング補正機能
    を具備したズームレンズにおいて、 オートアイリスモード中、アイリス位置を指示する指示
    値がレンズの開放Fナンバーよりも大きく、通常のオー
    トアイリス動作を実行する場合には、絞りの制御信号を
    増幅するアイリスアンプのゲインを第1のゲイン値に設
    定する一方、前記指示値がレンズの開放Fナンバーより
    も小さく、ランピング補正動作を実行する場合には、前
    記アイリスアンプのゲインを前記第1のゲイン値よりも
    高い第2のゲイン値に設定することを特徴とするズーム
    レンズのアイリス制御方法。
  2. 【請求項2】 画面の明るさを示す信号に基づいて絞り
    を適宜最適な値に自動制御するオートアイリスモード
    と、操作部の手動操作に応じて絞りを動作させるリモー
    トアイリスモードのモード選択が可能で、アイリス位置
    を指示する指示値がレンズの開放Fナンバーよりも小さ
    い場合に絞りをその開放Fナンバーと略同等の値まで絞
    り込むランピング補正機能を具備したズームレンズにお
    いて、 オートアイリスモード中、アイリス位置を指示する指示
    値がレンズの開放Fナンバーよりも大きく、通常のオー
    トアイリス動作を実行する場合には、絞りの制御信号を
    増幅するアイリスアンプのゲインを、リモートアイリス
    モード時よりも低い第1のゲイン値に設定する一方、前
    記指示値がレンズの開放Fナンバーよりも小さく、ラン
    ピング補正動作を実行する場合には、前記アイリスアン
    プのゲインを、リモートアイリスモード時と同等に前記
    第1のゲイン値よりも高い第2のゲイン値に設定するこ
    とを特徴とするズームレンズのアイリス制御方法。
  3. 【請求項3】 画面の明るさを示す信号に基づいて絞り
    を適宜最適な値に自動制御するオートアイリスモードを
    有すると共に、アイリス位置を指示する指示値がレンズ
    の開放Fナンバーよりも小さい場合に絞りをその開放F
    ナンバーと略同等の値まで絞り込むランピング補正機能
    を具備したズームレンズにおいて、 アイリス位置を指示する指示値に相当する信号が入力さ
    れる指示値入力部と、 現在の絞り値を示すアイリス位置を検出するアイリス位
    置検出手段と、 前記指示値入力部から入力された指示値及び前記アイリ
    ス位置検出手段で検出したアイリス位置に基づいて、ア
    イリス駆動手段を制御する制御信号を出力する制御信号
    出力部と、 前記制御信号出力部から発せられた制御信号を増幅して
    アイリス駆動手段に加えるアイリスアンプと、 現在のズーム倍率を示すズーム位置を検出するズーム位
    置検出手段と、 ズーム倍率の変化に対する当該レンズの開放Fナンバー
    の変化を示すランピングラインのデータが格納されたデ
    ータ格納部と、 前記データ格納部のデータを参照して、前記ズーム位置
    検出手段で検出したズーム位置におけるレンズの開放F
    ナンバーを求めると共に、前記指示値入力部から入力し
    た指示値とその開放Fナンバーとを比較する演算手段
    と、 オートアイリスモード中、前記指示値入力部から入力し
    た指示値が前記演算手段で求めたレンズの開放Fナンバ
    ーよりも大きく、通常のオートアイリス動作を実行する
    際には、前記アイリスアンプのゲインを第1のゲイン値
    に設定する一方、前記指示値入力部から入力した指示値
    が前記演算手段で求めたレンズの開放Fナンバーよりも
    小さく、ランピング補正動作を実行する場合には、前記
    アイリスアンプのゲインを前記第1のゲイン値よりも高
    い第2のゲイン値に設定するゲイン制御手段と、 を備えたことを特徴とするズームレンズ。
  4. 【請求項4】 前記制御信号出力手段、前記演算手段、
    及びゲイン制御手段を1チップCPUで構成したことを
    特徴とする請求項3記載のズームレンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002090613A (ja) * 2000-09-20 2002-03-27 Fuji Photo Optical Co Ltd レンズ装置
EP1120961A3 (en) * 2000-01-26 2002-12-18 Kowa Company Ltd. TV camera system
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JP2017120292A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 キヤノン株式会社 レンズ装置及びそれを有する撮像装置

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