JPH1127217A - 光通信装置および光通信方法 - Google Patents

光通信装置および光通信方法

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JPH1127217A
JPH1127217A JP9178643A JP17864397A JPH1127217A JP H1127217 A JPH1127217 A JP H1127217A JP 9178643 A JP9178643 A JP 9178643A JP 17864397 A JP17864397 A JP 17864397A JP H1127217 A JPH1127217 A JP H1127217A
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optical
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light emitting
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JP9178643A
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Hitoshi Tamada
仁志 玉田
Shuichi Matsumoto
秀一 松本
Kyoji Yamaguchi
恭司 山口
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Sony Corp
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    • G02B6/4214—Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms the intermediate optical element having redirecting reflective means, e.g. mirrors, prisms for deflecting the radiation from horizontal to down- or upward direction toward a device

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成の簡素化および小型化を図りつつ、発光
手段の光伝送媒体への光結合効率等を向上させることが
できると共に、良好な光通信を可能とする。 【解決手段】 発光部および受光部と光ファイバ1とを
結像レンズ等の光学系を介さず光結合し、構成の簡素化
および小型化がなされる。また、光ファイバ1の端面1
1における発光パターン21の短軸を端面11の放射方
向に一致させると共に、発光部の発光中心Cを中心軸O
からはずれた位置になるようにし、発光部の光ファイバ
1への光結合効率を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝送媒体を用い
た光通信に利用される光通信装置および光通信方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、コンピュータ装置
間、コンピュータ装置とその周辺装置間、その他デジタ
ル機器間におけるデータ伝送を高速化するために光ファ
イバを利用した光通信が行われている。このような光フ
ァイバを用いた光通信の方式としては、光ファイバを2
本用いることにより双方向通信を行う2芯双方向通信方
式が一般的である。しかしながら、この2芯双方向通信
を実現するための装置は、光ファイバが2本必要である
ことや信号光を発する発光手段等の素子サイズが大きい
こと等の理由から、構成が大型化し、コストも高くなっ
てしまうという問題があった。
【0003】そこで、近年では、1本の光ファイバのみ
を用いて双方向通信を行う一芯双方向通信方式が考えら
れている。以下、この一芯双方向通信に利用される光通
信装置の一例として、光ファイバの端部に接続されて信
号光の送受信を行う光送受信装置について説明する。
【0004】一芯双方向通信に利用される光送受信装置
としては、図8に示すようなものが考えられている。図
8は、光送受信装置の一例の要部を示す側面図である。
この光送受信装置は、例えばシリコン半導体やGaAs
(ガリウムヒ素)半導体からなり、上面部に受光手段と
してのフォトダイオード102が形成された半導体基板
101と、この半導体基板101上に接合されたプリズ
ム103と、半導体基板101上に接合された直方体形
状の半導体素子104と、この半導体素子104上に接
合された発光手段としてのレーザダイオード105と、
このレーザダイオード105から出射され、他の光送受
信装置に対して送信するための第1の信号光L1 を、通
信回線となる光ファイバ106の端面に入射させると共
に、光ファイバ106を介して他の光送受信装置から送
られ、光ファイバ106の端面より出射される第2の信
号光L2 を集光してフォトダイオード102に導くため
のレンズ107とを備えている。
【0005】プリズム103は、半導体基板101上に
おいて、フォトダイオード102の上に配置されてい
る。半導体素子104は、プリズム103の側方に配置
され、レーザダイオード105は、プリズム103側に
向けて第1の信号光L1 を出射するように配置されてい
る。プリズム103は、レーザダイオード105に対向
する側に、例えば半導体基板101の上面に対して45
°をなす斜面が形成され、この斜面にハーフミラー面1
03aが形成されている。なお、光ファイバ106とし
ては、例えば大口径のプラスチック光ファイバが用いら
れる。
【0006】このように構成された光送受信装置では、
図示しない駆動回路によってレーザダイオード105が
駆動されて、このレーザダイオード105より第1の信
号光L1 が出射される。この第1の信号光L1 は、例え
ば開口数(NA)0.1でプリズム103のハーフミラ
ー面103aに入射し、ここで例えば光量の略50%が
反射され、レンズ107に入射する。この第1信号光L
1 は、レンズ107で集光され、例えば開口数0.1で
光ファイバ106に入射する。なお、レーザダイオード
105から出射する際の第1の信号光L1 の開口数は、
レーザダイオード105によって決まる。
【0007】一方、光ファイバ106を介して他の光送
受信装置から送られてきた第2の信号光L2 は、例えば
開口数0.3で光ファイバ106より出射される。この
第2の信号光L2 は、レンズ107で例えば開口数0.
3となるように集光され、プリズム103のハーフミラ
ー面103aに入射し、例えば光量の略50%が透過し
て、フォトダイオード102に入射し、このフォトダイ
オード102によって電気信号に変換される。なお、光
ファイバ106から出射する際の第2の信号光L2 の開
口数は、光ファイバ106によって決まる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、上記図8に示した光通信装置の一例としての光送受
信装置では、ハーフミラー面103aにおいて、第1の
光信号L1 ,第2の光信号L2 それぞれについて光量が
略50%ずつ損失しており、光結合効率および受光効率
の上で効率が悪いという問題がある。このように、従来
の技術では、レーザダイオード等の発光手段の光ファイ
バへの光結合効率とフォトダイオード等の受光手段にお
ける信号光の受光効率とを同時に向上させることが困難
であるという問題があった。
【0009】また、従来の技術では、発光手段から発せ
られた信号光が光ファイバの端面で反射して、その反射
光が受光手段に入射するいわゆる迷光成分の除去が困難
であり、良好な光通信に影響を及ぼすという問題があっ
た。
【0010】また、従来の技術では、発光手段および受
光手段と光ファイバのとの間に結像レンズ等の光学系を
配置しているため、部品点数が多く構成も複雑で大型に
なってしまうという問題があった。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、構成の簡素化および小型化を図りつ
つ、発光手段の光伝送媒体への光結合効率等を向上させ
ることができ、良好な光通信を行うことが可能な光通信
装置および光通信方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光通信装置
は、光伝送媒体の端面の中心軸からはずれた位置に入射
するような光通信用の信号光を発する発光手段を備えて
いる。この場合、発光手段は、例えば、光伝送媒体に対
して光学系を介さない直接的な光結合がなされて構成さ
れる。
【0013】また、本発明に係る他の光通信装置は、受
光手段の一端部が、発光手段から発せられた信号光の光
伝送媒体の端面における入射点と光伝送媒体の端面の中
心軸との間に配置されて構成されている。
【0014】本発明に係る光通信方法は、光伝送媒体の
端面の中心軸からはずれた位置に信号光が入射するよ
う、発光手段から信号光を発するようになっている。
【0015】本発明の光通信装置では、発光手段によ
り、光伝送媒体の端面の中心軸からはずれた位置に入射
するような光通信用の信号光が発せられる。
【0016】また、本発明の他の光通信装置では、受光
手段の一端部が、発光手段から発せられた信号光の光伝
送媒体の端面における入射点と光伝送媒体の端面の中心
軸との間に配置される。
【0017】本発明の光通信方法では、光伝送媒体の端
面の中心軸からはずれた位置に信号光が入射するよう、
発光手段から信号光が発せられる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施の形態に係る光通
信装置の概略を表す構成図である。なお、本発明に係る
光通信方法は、この光通信装置により具現化されるの
で、以下、併せて説明する。
【0020】本実施の形態に係る光通信装置は、一芯双
方向通信を行うためのものであり、図1に示したよう
に、光伝送媒体としての光ファイバ1と、この光ファイ
バ1の両端部に配置された発光部2a,2bおよび受光
部3a,3bとを備えて構成される。
【0021】また、本実施の形態に係る光通信装置にお
いて、光ファイバ1の一端側には、発光部2aおよび受
光部3aが配置され、また、他端側には、発光部2bお
よび受光部3bが配置されている。そして、発光部2a
から発せられた信号光は、光ファイバ1の一端に入射し
て光ファイバ1の他端側に配置された受光部3bにおい
て受光されるようになっている。同様に、発光部2bか
ら発せられた信号光は、光ファイバ1の他端に入射して
光ファイバ1の一端側に配置された受光部3aにおいて
受光されるようになっている。このようにして、光ファ
イバ1の両端において、双方向通信が行われるようにな
っている。
【0022】光ファイバ1は、ステップインデックス型
およびグレーデッド型のいずれの方式のファイバであっ
てもよく、そのコア径が1mm程度のファイバである。
ただし、光ファイバ1のコア径は、1mmに限定される
ものではなく、例えば、いわゆるマルチモードファイバ
であれば、そのコア径が50μm程度のものであっても
かまわない。
【0023】また、発光部2a,2bおよび受光部3
a,3bは、光ファイバ1の端面11に対して所定の距
離z(例えば、10μm以上)だけ離れて配置され、且
つ光ファイバ1の端面11との間に結像レンズ等の光学
系を介さず直接的な光結合がなされるよう配置されてい
る。これにより、例えば、発光部2a,2bと光ファイ
バ1との光結合が発散光のまま行われるようになり、発
光部2a,2bから発せられた信号光が光ファイバ1の
端面11で反射して再び発光部2a,2b自身に戻って
くる戻り光の割合を軽減でき、その戻り光により生ずる
発光部2a,2bの動作の不安定化を防止できる。具体
的には、発光部2a,2bを光ファイバ1の端面11に
対して50μm離して配置することにより、発光部2
a,2b自身に戻ってくる戻り光の割合が0.04%と
なる。更に、100μm離して配置した場合には、0.
01%となる。このように、発光部2a,2bを光学系
を介さず、光ファイバ1の端面11に対して所定の距離
zだけ離すことにより、発光部2a,2bの動作の安定
化を図ることができる。
【0024】発光部2a,2bは、例えば、水平共振型
の面発光レーザ等の半導体レーザにより構成され、レー
ザ光からなる信号光を、光ファイバ1の端面11の中心
軸からはずれた位置に入射させるようになっている。ま
た、受光部3a,3bは、発光部2a,2bから発せら
れたレーザ光からなる信号光を受光可能なフォトダイオ
ード等で構成され、発光部2a,2bから発せられた信
号光が光ファイバ1の端面11で反射することにより生
じた迷光成分の入射率を低減するような距離だけ、発光
部2a,2bから離れて配置されている。ここで、発光
部2a,2bが、本発明における発光手段に対応し、受
光部3a,3bが、本発明における受光手段に対応す
る。
【0025】次に、発光部2a,2b、受光部3a,3
bおよび光ファイバ1の端面11の相互の位置関係つい
て詳細に説明する。
【0026】図2は、発光部2a,2b、受光部3a,
3bおよび光ファイバ1の端面11の位置関係を説明す
るための配置図である。なお、図2では、端面11のコ
ア部分のみを示しており、そのコア半径をr、端面11
における中心軸をOとしている。以下、図2において、
端面11における中心軸Oの位置を原点(0,0)とし
た互いに直交するx−y直交座標を用いて発光部2a,
2bと受光部3a,3bとの位置関係について説明す
る。
【0027】発光部2a,2bは、図2に示したよう
に、光ファイバ1の端面11において楕円等の非円形の
発光パターン21となるような信号光を、その発光中心
Cが端面11の中心軸Oからはずれるような位置に発す
るようになっている。より詳しくは、例えば、図2に示
したように、端面11のコア領域内において非円形の発
光パターン21の短軸がx軸方向に一致するようにし、
また、発光中心Cの位置が中心軸Oからはずれたx軸上
(c,0)になるように信号光を発するようになってい
る。このように、信号光を非円形とし、その発光中心C
が端面11の中心軸Oからはずれるような位置(ただ
し、端面11のコア領域をはみ出さないような位置)に
入射させることにより、光結合効率の向上等の効果が得
られるのだが、この位置関係により生ずる効果等の詳細
については後述する。
【0028】受光部3a,3bは、図2に示したよう
に、例えば矩形状をなした受光エリア31が、発光部2
a,2bの発光パターン21と重ならないような位置
で、且つ端面11のコア部分に対応する領域をほぼ全て
覆うように端面11に対して配置されている。そして、
受光部3a,3bの受光エリア31の一端部(受光エリ
ア31の右端部がx軸と交わる端部位置D)は、発光パ
ターン21と端面11の中心軸Oとの間の位置(d,
0)になるよう配置されている。ただし、受光エリア3
1の端部位置Dは、発光部2a,2bから発せられた信
号光が光ファイバ1の端面11で反射することにより生
じた迷光成分の入射率を低減するような距離だけ、発光
部2a,2bから離れて配置されるようになっている。
この距離の関係等についての詳細は後述する。
【0029】次に、図3ないし図6のグラフを参照し
て、発光部2a,2b、受光部3a,3bおよび光ファ
イバ1の端面11の相互の位置関係ついて、その位置関
係が装置に及ぼす効果を中心に説明する。図3ないし図
6は、発光部2a,2bの光結合位置に対する光結合効
率の関係等を説明するためのグラフであり、光ファイバ
1として、コア半径rが0.5mm、NAが0.25の
ものを用い、発光部2a,2bとして、波長λが0.8
μm、出射位置近傍のビーム形状が楕円でありビーム径
の長軸半径が2μm、短軸半径が0.6μmの半導体レ
ーザを用いた場合について得られた結果を示している。
【0030】図3および図4は、発光部2a,2bの光
結合位置に対する光結合効率の関係を示したグラフであ
り、縦軸が光結合効率(%)、横軸が光結合位置として
の発光中心Cの位置(図2における発光中心Cのx軸上
の値であり、中心軸Oからの距離に対応)(μm)を示
している。特に、図3は、光ファイバ1として、ステッ
プインデックス型のファイバを用いた場合について得ら
れた関係を示したグラフであり、図4は、光ファイバ1
として、グレーデッド型のファイバを用いた場合につい
て得られた関係を示したグラフである。また、グラフ3
1(図3)およびグラフ41(図4)が、光ファイバ1
の端面11における発光パターン21(図2)の短軸を
端面11の放射方向(図2の例ではX方向、以下同様)
に一致させた場合についての光結合効率の関係を示した
ものであり、グラフ32(図3)およびグラフ42(図
4)が、光ファイバの端面11における発光パターン2
1(図2)の長軸を端面11の放射方向に一致させた場
合についての光結合効率の関係を示したものである。
【0031】まず、図3において、発光パターン21
(図2)の長軸を端面11の放射方向に一致させたグラ
フ32の場合では、光結合効率が光結合位置(図2にお
ける発光中心Cの位置)に関わらず約76%でほぼ一定
であるが、発光パターン21(図2)の短軸を端面11
の放射方向に一致させたグラフ31の場合は、光結合位
置が中心軸Oから離れるに従い光結合効率が向上し、特
に、発光中心Cの位置が中心軸Oから450μmだけ離
れた場合にはほぼ100%の光結合効率が得られること
が分かる。このように、光ファイバ1として、ステップ
インデックス型のファイバを用いた場合には、光ファイ
バ1の端面11における発光パターン21の短軸を光フ
ァイバ1の端面11の放射方向に一致させると共に、光
結合位置を中心軸Oから離すことにより、光結合効率が
向上することが分かる。
【0032】一方、図4において、発光パターン21
(図2)の短軸を端面11の放射方向に一致させたグラ
フ41および発光パターン21(図2)の長軸を端面1
1の放射方向に一致させたグラフ42は共に右下がりで
あり、発光中心Cの位置が中心軸Oから離れることによ
り、光結合効率が共に減少することが分かる。しかし、
ながら一方で、グラフ41の場合の方がグラフ42に比
べて常に高い光結合効率が得られることも分かる。例え
ば、光結合位置が中心軸Oから450μmだけ離れた場
合には、グラフ41の場合の光結合効率が63%で、グ
ラフ42の場合の光結合効率が38%である。このよう
に、光ファイバ1として、グレーデッド型のファイバを
用いた場合には、ステップインデックス型のファイバを
用いた場合(図3)のように、光結合位置を中心軸Oか
ら離すことによる光結合効率の向上はないが、光ファイ
バ1の端面11における発光パターン21(図2)の短
軸を端面11の放射方向に一致させた方が光結合効率が
向上することが分かる。
【0033】以上、図3および図4に示したグラフの結
果から分かるように、光ファイバ1の端面11における
発光パターン21の短軸を端面11の放射方向に一致さ
せると共に、光結合位置を中心軸Oから離すことによ
り、発光部2a,2bの光結合効率を向上させることが
できる。
【0034】図5は、受光部3a,3bの受光エリア3
1の端部位置D(図2)と、発光部2a,2bからの信
号光が光ファイバ1の端面11で反射して迷光成分とし
て受光部3a,3bに入射する割合との関係を示したグ
ラフであり、縦軸が迷光の入射率(%)、横軸が受光エ
リア31の端部位置D(図2における端部位置Dのx軸
上の値であり、中心軸Oからの距離に対応)(μm)を
示している。なお、図5で得られた結果は、光ファイバ
1の端面11に反射防止コートが施されていない場合に
ついて得られた結果であり、また、発光部2a,2bを
光ファイバ1の端面11から(図1のz方向に)100
μmだけ離すと共に、発光中心Cの位置を端面11にお
ける中心軸Oから400μmだけはずれた位置にして光
結合させた場合において得られた結果を示している。ま
た、グラフ51が、光ファイバ1の端面11における発
光パターン21(図2)の短軸を端面11の放射方向に
一致させた場合についての関係を示したものであり、グ
ラフ52が、光ファイバの端面11における発光パター
ン21(図2)の長軸を端面11の放射方向に一致させ
た場合についての関係を示したものである。
【0035】図5に示したように、光ファイバ1の端面
11における発光パターン21の短軸を光ファイバ1の
端面11の放射方向に一致させた方が、受光部3a,3
bへの迷光の入射率が低い、すなわち、迷光除去効果が
大きいことがわかる。また、受光エリア31の端部位置
Dを、発光部2a,2bの発光中心C(中心軸Oから4
00μmの位置)からわずか50μmだけ離れた位置
(中心軸Oから350μmの位置)にするだけで受光部
3a,3bへの迷光の影響を無視できる程度(入射率が
約0.0002%)まで迷光を除去ができることが分か
る。
【0036】図6は、受光部3a,3bの受光エリア3
1の端部位置D(図2)と、受光部3a,3bの受光効
率の割合との関係を示したグラフであり、縦軸が受光効
率(%)、横軸が受光エリア31の端部位置D(図2に
おける端部位置Dのx軸上の値であり、中心軸Oからの
距離に対応)(μm)を示している。なお、ここでいう
受光効率とは、光ファイバ1を伝搬してきた信号光が光
ファイバ1の端面11で出射後、受光部3a,3bに受
光される受光効率の割合のことである。
【0037】図6に示したように、受光部3a,3bの
受光エリア31の端部位置Dが光ファイバ1の端面11
の中心軸Oから離れるに従い受光効率が向上し、例え
ば、端部位置Dが中心軸Oから350μmの場合には受
光効率が90%に達することが分かる。
【0038】以上の図3、図5および図6のグラフで得
られた結果を総合すると、発光部2a,2bの発光中心
Cを中心軸Oから400μmとし、受光部3a,3bの
受光エリア31の端部位置Dを中心軸Oから350μm
の位置にすると共に、光ファイバ1の端面11における
発光パターン21の短軸を端面11の放射方向に一致さ
せた場合には、端面11でのフレネル損を考慮しても、
光ファイバ1への光結合効率が約90%,受光部3a,
3bの受光効率が約90%,受光部3a,3bへの迷光
の入射率が約0.0002%程度の極めて良好な特性が
得られることが分かる。
【0039】以上説明したように、本実施の形態に係る
光通信装置および光通信方法によれば、発光部2a,2
bおよび受光部3a,3bと光ファイバ1とを結像レン
ズ等の光学系を介さず光結合しているので、構成の簡素
化および小型化を図ることができる。また、発光部2
a,2bを光学系を介さず、光ファイバ1の端面11に
対して所定の距離だけ離して配置していることにより、
発光部2a,2bから発せられた信号光が光ファイバ1
の端面11で反射して発光部2a,2b自身に戻ってく
る戻り光の割合を軽減でき、発光部2a,2bの動作の
安定化を図ることができる。
【0040】また、本実施の形態に係る光通信装置およ
び光通信方法によれば、光ファイバ1の端面11におけ
る発光パターン21の短軸を端面11の放射方向に一致
させると共に、発光部2a,2bの発光中心Cを中心軸
Oからはずれた位置になるようにしているので、発光部
2a,2bの光ファイバ1への光結合効率を向上させる
ことができる。更に、受光部3a,3bの受光エリア3
1の端部位置Dを、発光パターン21と端面11の中心
軸Oとの間の位置すると共に、迷光成分の入射率を低減
するような距離だけ発光部2a,2bから離れて配置し
ているので、受光部3a,3bへの迷光の入射率を低減
して、受光効率の向上を図ることができる。
【0041】以上により、構成の簡素化および小型化を
図りつつ、発光部2a,2bの信号光の光結合効率と、
受光部3a,3bにおける信号光の受光効率とを同時に
向上させることができ、良好な光通信を行うことが可能
となる。
【0042】[実施例]次に、本発明のより具体的な実
施例について説明する。なお、以下の説明では、上記実
施の形態における光通信装置の構成要素と同一の部分に
は同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0043】上記実施の形態で説明した光通信装置にお
いて、発光部2a,2bおよび受光部3a,3bは、モ
ノリシックまたはハイブリッド集積化して構成すること
ができる。
【0044】例えば、モノリシック集積化を行う場合に
は、上記実施の形態に係る光通信装置における発光部2
a,2bと受光部3a,3bとの構成を、同一の半導体
基板上に一体化させることにより実現できる。以下、本
発明の光通信装置をモノリシック集積化した場合につい
て説明する。
【0045】図7は、本発明の一実施例に係る光通信装
置の要部を示す構成図である。図7に示した光通信装置
は、例えば、シリコンやガリウムヒ素等を基材とする半
導体基板70上に発光手段としての発光部71と、受光
手段としてのフォトダイオード72とを一体化させモノ
リシック集積化している。
【0046】ここで、発光部71は、半導体基板70の
内部に水平共振器を含んで形成され、信号光としてのレ
ーザ光L11を発するレーザダイオード73と、このレ
ーザダイオード73から発せられたレーザ光L11を光
ファイバ1の端面11に導くよう傾斜をなした反射面7
4とを備えて構成される。また、フォトダイオード72
は、半導体基板70の上面に形成されており、光ファイ
バ1の端面11から出射された他の信号光としてのレー
ザ光L12を受光するようになっている。
【0047】以上説明したような構成を有する本実施例
の光通信装置によれば、発光手段としての発光部71と
受光手段としてのフォトダイオード72とがモノリシッ
ク集積化されているので、上記実施の形態に係る光通信
装置の効果に加え、より小型で低価格、且つ信頼性の高
い装置を提供できるという効果を奏する。
【0048】なお、本発明は、上記実施の形態および実
施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例え
ば、信号光を発する発光手段としては、レーザダイオー
ドの代わりに発光ダイオード(LED)等を用いても良
い。
【0049】また、上記実施の形態および実施例では、
装置の構成に伝送媒体としての光ファイバ1を含むよう
にしたが、本発明の光通信装置は、光ファイバ1を除
く、例えば、発光部2a,2bおよび受光部3a,3b
のみで構成されるものであってもかまわない。この場合
は、発光部2a,2bおよび受光部3a,3bの光ファ
イバ1への接続は、例えば、光ファイバ1の外径に適合
したコネクタ構造を採ることにより実現される。
【0050】また、上記実施の形態および実施例では、
一芯双方向通信についての例を挙げて本発明を説明した
が、本発明の光通信装置および光通信方法を単方向通信
または多芯双方向通信等の他の通信方式に適用してもか
まわない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項8のいずれかに記載の光通信装置または、請求項9
ないし請求項13のいずれかに記載の光通信方法によれ
ば、光伝送媒体の端面の中心軸からはずれた位置に光通
信用の信号光が入射するようにしているので、発光手段
の光伝送体への光結合効率を向上させることができる。
また、例えば、光伝送媒体に対して光学系を介さない直
接的な光結合を行うことを可能としているので、構成の
簡素化および小型化を図ることができる。更に、例え
ば、受光手段への迷光成分の入射率を低減するような距
離だけ、発光手段と受光手段とを離して配置することを
可能としているので、受光手段への迷光成分の入射率を
低減して、受光効率の向上を図ることができる。これに
より、構成の簡素化および小型化を図りつつ、発光手段
の光伝送媒体への光結合効率や受光効率の向上等を同時
に満足させることができ、良好な光通信を行うことが可
能となるという効果を奏する。
【0052】特に、請求項2および請求項3のいずれか
に記載の光通信装置または請求項10に記載の光通信方
法によれば、光結合を発散光のまま行うことを可能とし
ているので、請求項1に記載の光通信装置または請求項
9に記載の光通信方法の効果に加え、例えば、発光手段
から発せられた信号光が光伝送媒体の端面で反射して発
光手段自身に戻ってくる戻り光の割合を軽減する効果が
特に優れており、発光手段の動作の安定化を図ることが
できるという効果を奏する。
【0053】特に、請求項4に記載の光通信装置または
請求項11に記載の光通信方法によれば、光伝送媒体の
端面に入射する際の発光パターンが光伝送媒体の端面の
放射方向に短軸が一致した非円形をなすので、請求項1
に記載の光通信装置または請求項9に記載の光通信方法
の効果に加え、発光手段の光伝送媒体への光結合効率や
受光効率等をより向上させる効果が優れており、更に良
好な光通信を行うことが可能となるという効果を奏す
る。
【0054】特に、請求項5ないし請求項7のいずれか
に記載の光通信装置または請求項12および請求項13
のいずれかに記載の光通信方法によれば、発光手段と共
に光伝送媒体の同一端面側に配置された受光手段を備え
ているので、請求項1に記載の光通信装置または請求項
9に記載の光通信方法の効果に加え、双方向通信による
良好な光通信を行うことができるという効果を奏する。
【0055】特に、請求項6に記載の光通信装置または
請求項13に記載の光通信方法によれば、受光手段への
迷光成分の入射率を低減するような距離だけ、発光手段
と受光手段とを離して配置するので、請請求項5に記載
の光通信装置または請求項12に記載の光通信方法の効
果に加え、特に、受光手段への迷光成分の入射率の低減
効果に優れており、更に受光効率の向上を図ることがで
きる。
【0056】特に、請求項7に記載の光通信装置によれ
ば、発光手段と受光手段とをモノリシック集積化するの
で、請求項5に記載の光通信装置の効果に加え、より小
型で特性変動の少ない光通信装置を提供できるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る光通信装置を説明
するための構成図である。
【図2】図1における光通信装置の各部の配置を説明す
るための配置図である。
【図3】図1における発光部の光結合位置に対する光結
合効率の関係をステップインデックス型のファイバを用
いた場合について示したグラフである。
【図4】図1における発光部の光結合位置に対する光結
合効率の関係をグレーデッド型のファイバを用いた場合
について示したグラフである。
【図5】図1における受光部の受光エリアの端部位置と
迷光成分の入射率との関係を示したグラフである。
【図6】図1における受光部の受光効率の関係を示した
グラフである。
【図7】本発明の一実施例に係る光通信装置を説明する
ための構成図である。
【図8】従来の光通信装置の一例としての光送受信装置
を説明するための構成図である。
【符号の説明】
1…光ファイバ、2a,2b,71…発光部、3a,3
b…受光部、11…端面、21…発光パターン、31…
受光エリア、70…半導体基板、72…フォトダイオー
ド、73…レーザダイオード、74…反射面、C…発光
中心、O…中心軸
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光伝送媒体を用いた光通信に利用される
    光通信装置において、 前記光伝送媒体の端面の中心軸からはずれた位置に入射
    するような光通信用の信号光を発する発光手段を備えて
    いることを特徴とする光通信装置。
  2. 【請求項2】 前記発光手段は、前記光伝送媒体の端面
    から10μm〜1mm離れた位置に配置されることを特
    徴とする請求項1記載の光通信装置。
  3. 【請求項3】 前記発光手段は、前記光伝送媒体に対し
    て光学系を介さない直接的な光結合がなされていること
    を特徴とする請求項1記載の光通信装置。
  4. 【請求項4】 前記発光手段から発せられた信号光が前
    記光伝送媒体の端面に入射する際の発光パターンが、前
    記光伝送媒体の端面の放射方向に短軸が一致した非円形
    を成していることを特徴とする請求項1記載の光通信装
    置。
  5. 【請求項5】 更に、前記発光手段と共に前記光伝送媒
    体の同一端面側に配置され、前記発光手段から発せられ
    た信号光とは異なる他の信号光を受信する受光手段を備
    え、前記発光手段と前記受光手段とにより双方向通信が
    行われることを特徴とする請求項1記載の光通信装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記受光手段は、前記発光手段か
    ら発せられた信号光が前記光伝送媒体の端面で反射する
    ことにより生じた迷光成分の入射率を低減するような距
    離だけ、前記発光手段に対して離れて配置されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の光通信装置。
  7. 【請求項7】 前記発光手段および前記受光手段は、モ
    ノリシック集積化されて構成されていることを特徴とす
    る請求項5記載の光通信装置。
  8. 【請求項8】 光伝送媒体の端面に向けて光通信用の信
    号光を発する発光手段と、この発光手段と共に前記光伝
    送媒体の同一端面側に配置され、前記発光手段から発せ
    られた信号光とは異なる他の信号光を受信する受光手段
    とを備えた光通信装置において、 前記受光手段の一端部は、前記発光手段から発せられた
    信号光の前記光伝送媒体の端面における入射点と前記光
    伝送媒体の端面の中心軸との間に配置されていることを
    特徴とする光通信装置。
  9. 【請求項9】 発光手段から発した信号光を光伝送媒体
    に入射して光通信を行う光通信方法において、 前記光伝送媒体の端面の中心軸からはずれた位置に前記
    信号光が入射するよう、前記発光手段から前記信号光を
    発することを特徴とする光通信方法。
  10. 【請求項10】 前記発光手段と、前記光伝送媒体とを
    光学系を介さず直接的に光結合を行うことを特徴とする
    請求項9記載の光通信方法。
  11. 【請求項11】 前記発光手段から発せられた信号光が
    前記光伝送媒体の端面に入射する際の発光パターンを、
    前記光伝送媒体の端面の放射方向に短軸が一致した非円
    形にすることを特徴とする請求項9記載の光通信方法。
  12. 【請求項12】 前記発光手段から発せられた信号光と
    は異なる他の信号光を受信する受光手段を前記発光手段
    と共に前記光伝送媒体の同一端面側に配置し、前記発光
    手段と前記受光手段とにより双方向通信を行うことを特
    徴とする請求項9記載の光通信方法。
  13. 【請求項13】 更に、前記受光手段を、前記発光手段
    に対して所定の距離だけ離れて配置し、前記発光手段か
    ら発せられた信号光が前記光伝送媒体の端面で反射する
    ことにより生じた迷光成分の入射率を低減することを特
    徴とする請求項12記載の光通信方法。
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