JPH11272327A - 磁性式標識体及びその保守方法 - Google Patents
磁性式標識体及びその保守方法Info
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- JPH11272327A JPH11272327A JP10072831A JP7283198A JPH11272327A JP H11272327 A JPH11272327 A JP H11272327A JP 10072831 A JP10072831 A JP 10072831A JP 7283198 A JP7283198 A JP 7283198A JP H11272327 A JPH11272327 A JP H11272327A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】走行路に設置され磁界を発生することで情報を
発する磁性式標識体において、異物除去、磁界特性の経
年変化に対する保守作業を容易に行う。 【解決手段】走行路中に埋設された筐体内に移動自由に
磁性体を設置し、走行路表面側から保守用磁性体を近接
することで筐体内の磁性体位置を変化させ、消磁、着磁
を行うことで異物除去、磁界特性の経年変化に対する再
着磁を容易に行うことができる磁性式標識体及びその保
守方法。
発する磁性式標識体において、異物除去、磁界特性の経
年変化に対する保守作業を容易に行う。 【解決手段】走行路中に埋設された筐体内に移動自由に
磁性体を設置し、走行路表面側から保守用磁性体を近接
することで筐体内の磁性体位置を変化させ、消磁、着磁
を行うことで異物除去、磁界特性の経年変化に対する再
着磁を容易に行うことができる磁性式標識体及びその保
守方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性式標識体及び
その保守方法に関し、特に走路に設置され磁界を発生さ
せることで車両に対し情報を発するための磁性式標識体
及びその保守方法に関する。
その保守方法に関し、特に走路に設置され磁界を発生さ
せることで車両に対し情報を発するための磁性式標識体
及びその保守方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁界を発生する磁気マーカ等
の磁性式標識体を走路に設置し、この磁気マーカの発生
する磁界を車両側に設けた磁気センサで検出し、検出さ
れた磁界の強度に基づき走行制御を行う技術が提案され
ている。例えば、特開平4−92906号公報には、そ
の路面上に敷設した帯状の磁気マーカが記載されてお
り、この磁気マーカによって走行車両を走路に誘導する
ことができる。
の磁性式標識体を走路に設置し、この磁気マーカの発生
する磁界を車両側に設けた磁気センサで検出し、検出さ
れた磁界の強度に基づき走行制御を行う技術が提案され
ている。例えば、特開平4−92906号公報には、そ
の路面上に敷設した帯状の磁気マーカが記載されてお
り、この磁気マーカによって走行車両を走路に誘導する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、走路上には走行
する車両の影響やその他周辺環境により時間の経過に伴
い落下物等の異物が発生する場合がある。その際、金属
製の異物等は磁気マーカの磁力により吸着され、異物の
量によっては、磁気マーカの発生する磁力(磁界)に影
響を及ぼす虞がある。従って、定期的に磁気マーカに吸
着される異物の除去や経年変化による磁界特性の変化に
関して、その保守、点検等の作業を行う必要があり、機
能を良好に維持するためには保守性の容易な磁性式標識
体の構造、又はその保守方法等が望まれる。
する車両の影響やその他周辺環境により時間の経過に伴
い落下物等の異物が発生する場合がある。その際、金属
製の異物等は磁気マーカの磁力により吸着され、異物の
量によっては、磁気マーカの発生する磁力(磁界)に影
響を及ぼす虞がある。従って、定期的に磁気マーカに吸
着される異物の除去や経年変化による磁界特性の変化に
関して、その保守、点検等の作業を行う必要があり、機
能を良好に維持するためには保守性の容易な磁性式標識
体の構造、又はその保守方法等が望まれる。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、走路に設置される磁性式標識体において、保守性の
容易な構造の磁性式標識体及びその保守方法を提供する
ことを目的とする。
で、走路に設置される磁性式標識体において、保守性の
容易な構造の磁性式標識体及びその保守方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載の如く、走路に設置され磁界を発生することで走
路上を通過する車両に対し情報を発する磁性式標識体に
おいて、路中に埋設され所定深さの内部空間を有し該内
部空間の所定の位置に透磁性体が設置される筐体と、該
筐体の内部空間内を移動自由に設置される磁性体と、を
備え、該磁性体は前記筐体の上面部外側から着磁され前
記透磁性体に磁力吸着することで走路上に対し磁界を発
生させ得る位置にて保持されるよう構成することで達成
される。
に記載の如く、走路に設置され磁界を発生することで走
路上を通過する車両に対し情報を発する磁性式標識体に
おいて、路中に埋設され所定深さの内部空間を有し該内
部空間の所定の位置に透磁性体が設置される筐体と、該
筐体の内部空間内を移動自由に設置される磁性体と、を
備え、該磁性体は前記筐体の上面部外側から着磁され前
記透磁性体に磁力吸着することで走路上に対し磁界を発
生させ得る位置にて保持されるよう構成することで達成
される。
【0006】本発明によれば、磁界を直接発生する磁性
体は、路中に埋設された筐体の内部に設置され、筐体の
上面部外側、即ち走行路表面側から着磁され所定の位置
に保持されるとともに、筐体を介して路上に磁界を発生
するよう構成される。これにより、直接磁性体に異物が
付着することを防止でき、異物等が磁性体に与える影響
を極力低減することができる。また、磁性体は筐体の内
部空間で移動自由に設置されているため、保守作業等、
必要に応じて一時的に磁界を発生させる位置から遠ざけ
ることができるよう構成することで、路面上で発生して
いる磁界強度を小さくし、異物等の除去を容易に行うこ
とができる。
体は、路中に埋設された筐体の内部に設置され、筐体の
上面部外側、即ち走行路表面側から着磁され所定の位置
に保持されるとともに、筐体を介して路上に磁界を発生
するよう構成される。これにより、直接磁性体に異物が
付着することを防止でき、異物等が磁性体に与える影響
を極力低減することができる。また、磁性体は筐体の内
部空間で移動自由に設置されているため、保守作業等、
必要に応じて一時的に磁界を発生させる位置から遠ざけ
ることができるよう構成することで、路面上で発生して
いる磁界強度を小さくし、異物等の除去を容易に行うこ
とができる。
【0007】また、本発明は、請求項2に記載の如く、
上記磁性式標識体において、前記筐体上面部は筐体内部
空間を目視可能な確認窓を有するよう構成することがで
きる。このように構成することで、筐体の内部空間で磁
性体を自由に移動させ磁界強度を変化させる場合、路中
に埋設されている磁性体の位置を目視することができ、
作業者にとって保守作業が容易となる。
上記磁性式標識体において、前記筐体上面部は筐体内部
空間を目視可能な確認窓を有するよう構成することがで
きる。このように構成することで、筐体の内部空間で磁
性体を自由に移動させ磁界強度を変化させる場合、路中
に埋設されている磁性体の位置を目視することができ、
作業者にとって保守作業が容易となる。
【0008】前述の如く、磁性式標識体の機能を良好に
維持する上では、異物の除去、これに伴う保守作業を容
易に行うことがより好ましいという観点から、本発明
は、請求項3に記載の如く、上記磁性式標識体の保守方
法であって、前記筐体上面部外側から前記磁性体に対し
同磁性の第1の保守用磁性体を近接させることで前記磁
性体を筐体内部空間下方へ移動させるとともに前記筐体
上面部の消磁を行う消磁ステップと、前記消磁された筐
体上面部上の異物を除去する異物除去ステップと、異物
除去後前記筐体上面部外側から前記磁性体に対し反磁性
の第2の保守用磁性体を近接させることで前記磁性体を
前記筐体上面部に磁力吸着させる吸着ステップと、から
なるよう構成することができる。
維持する上では、異物の除去、これに伴う保守作業を容
易に行うことがより好ましいという観点から、本発明
は、請求項3に記載の如く、上記磁性式標識体の保守方
法であって、前記筐体上面部外側から前記磁性体に対し
同磁性の第1の保守用磁性体を近接させることで前記磁
性体を筐体内部空間下方へ移動させるとともに前記筐体
上面部の消磁を行う消磁ステップと、前記消磁された筐
体上面部上の異物を除去する異物除去ステップと、異物
除去後前記筐体上面部外側から前記磁性体に対し反磁性
の第2の保守用磁性体を近接させることで前記磁性体を
前記筐体上面部に磁力吸着させる吸着ステップと、から
なるよう構成することができる。
【0009】本発明の保守方法によれば、先ず消磁ステ
ップにて、筐体上面部外側、即ち走路側から磁性体(例
えば、N極)に対し、同磁性(N極)の第1保守用磁性
体を近接させることで、磁性体同士の反発作用により筐
体の内部空間にある磁性体を筐体上面部から遠ざけると
ともに、上面部の消磁を行う。次に異物除去ステップに
て上面部の異物を除去する。このとき上面部は消磁され
ているため比較的容易に異物を除去することができる。
異物除去後、磁性式標識体の機能を復帰させるために、
遠ざけた磁性体を路面で磁界を発生させることのできる
位置に戻す必要がある。従って、吸着ステップにて、磁
性体(例えば、N極)に対し反磁性(S極)の第2の保
守用磁性体を上面部外側から近接させることで、互いの
吸着作用により筐体の内部空間の磁性体を吸着し元の位
置、即ち路面で磁界を発生することのできる上面部付近
まで移動させる。これにより、筐体の内部空間に位置す
る磁性体で再び路面の磁界を発生させ、通常の標識体と
しての機能を復帰させる。
ップにて、筐体上面部外側、即ち走路側から磁性体(例
えば、N極)に対し、同磁性(N極)の第1保守用磁性
体を近接させることで、磁性体同士の反発作用により筐
体の内部空間にある磁性体を筐体上面部から遠ざけると
ともに、上面部の消磁を行う。次に異物除去ステップに
て上面部の異物を除去する。このとき上面部は消磁され
ているため比較的容易に異物を除去することができる。
異物除去後、磁性式標識体の機能を復帰させるために、
遠ざけた磁性体を路面で磁界を発生させることのできる
位置に戻す必要がある。従って、吸着ステップにて、磁
性体(例えば、N極)に対し反磁性(S極)の第2の保
守用磁性体を上面部外側から近接させることで、互いの
吸着作用により筐体の内部空間の磁性体を吸着し元の位
置、即ち路面で磁界を発生することのできる上面部付近
まで移動させる。これにより、筐体の内部空間に位置す
る磁性体で再び路面の磁界を発生させ、通常の標識体と
しての機能を復帰させる。
【0010】前述の如く、走路に設置される磁性式標識
体は、経年変化によりその磁界特性が変化する場合があ
る。例えば、前記従来技術の如く、車両側にて磁性式標
識体の発生する磁界強度を磁性式標識体に対する偏差と
して検出し、これに基づき車両を操舵制御するシステム
に適用される磁性式標識体においては、磁界特性が変化
すると発生する磁界強度も変化することになるため、標
識体としての機能を十分に発揮できない。
体は、経年変化によりその磁界特性が変化する場合があ
る。例えば、前記従来技術の如く、車両側にて磁性式標
識体の発生する磁界強度を磁性式標識体に対する偏差と
して検出し、これに基づき車両を操舵制御するシステム
に適用される磁性式標識体においては、磁界特性が変化
すると発生する磁界強度も変化することになるため、標
識体としての機能を十分に発揮できない。
【0011】磁界特性の経年変化を防ぐための保守作業
を容易に行うことを目的として、本発明は、請求項4に
記載の如く、上記磁性式標識体の保守方法であって、前
記筐体上面部外側から前記磁性体に対し反磁性の着磁用
磁性体を近接させることで前記磁性体の着磁を行うよう
構成することができる。
を容易に行うことを目的として、本発明は、請求項4に
記載の如く、上記磁性式標識体の保守方法であって、前
記筐体上面部外側から前記磁性体に対し反磁性の着磁用
磁性体を近接させることで前記磁性体の着磁を行うよう
構成することができる。
【0012】上記構成によれば、筐体上面部外側から磁
性体(例えば、N極)に対し、反磁性(S極)の着磁用
磁性体を近接させることで、筐体の内部空間にある磁性
体の再着磁が可能となり、磁界特性の経年変化に対する
保守作業を容易に行うことができる。
性体(例えば、N極)に対し、反磁性(S極)の着磁用
磁性体を近接させることで、筐体の内部空間にある磁性
体の再着磁が可能となり、磁界特性の経年変化に対する
保守作業を容易に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図2は本発明の磁性式標識体の使
用例を示す。同図中、磁性式標識体100は、走行路1
0に沿って所定の間隔で設置されており、走行路上に所
定強度の磁界を発生している。走行路10を走行する車
両110が磁性式標識体100上を通過する際には、車
両110のフロント下部に設置された磁気センサ120
にて磁性式標識体100の発生する磁界の強度を検出す
る。検出された磁界の強度は磁性式標識体100と車両
110との距離に依存するため、車両110は検出され
た磁界の強度に基づき図示しない車載コンピュータにて
磁性式標識体100との相対変位、すなわち、走行路1
0上における車両110の位置を算出する。このよう
に、磁性式標識体100は、走行路10上を通過する車
両110に対し自らの発生する磁界を用いて、「車両1
10の走行路10上における位置」という情報を発す
る。
用例を示す。同図中、磁性式標識体100は、走行路1
0に沿って所定の間隔で設置されており、走行路上に所
定強度の磁界を発生している。走行路10を走行する車
両110が磁性式標識体100上を通過する際には、車
両110のフロント下部に設置された磁気センサ120
にて磁性式標識体100の発生する磁界の強度を検出す
る。検出された磁界の強度は磁性式標識体100と車両
110との距離に依存するため、車両110は検出され
た磁界の強度に基づき図示しない車載コンピュータにて
磁性式標識体100との相対変位、すなわち、走行路1
0上における車両110の位置を算出する。このよう
に、磁性式標識体100は、走行路10上を通過する車
両110に対し自らの発生する磁界を用いて、「車両1
10の走行路10上における位置」という情報を発す
る。
【0014】次に、図1を用いて本発明の磁性式標識体
の具体的構成に関する一実施例を説明する。磁性式標識
体100は、その上面部が透磁性体130で形成される
円筒上の筐体140と、筐体140の円筒内部空間に収
容される磁性体150で構成される。筐体140の内部
空間は、磁性体150の外径と若干の隙間を有しながら
略等しく形成され、かつ、磁性体150に比べ高さを大
きく形成することにより、磁性体150は図面上下方向
に移動自由に収容される。さらに、上面透磁性体130
は、その中央付近に外部から内部が目視可能な確認窓1
60を有する。実際、走行路10に磁性式標識体100
を設置する場合には、磁性体150を収容する筐体14
0部分が路中に埋設され、上面透磁性体130のみが路
上に露出するよう設置される。このとき、磁性体150
は上面透磁性体130に磁力吸着され(図示の状態)、
上面透磁性体130を通じて路上に所定強度の磁界を発
生させる。
の具体的構成に関する一実施例を説明する。磁性式標識
体100は、その上面部が透磁性体130で形成される
円筒上の筐体140と、筐体140の円筒内部空間に収
容される磁性体150で構成される。筐体140の内部
空間は、磁性体150の外径と若干の隙間を有しながら
略等しく形成され、かつ、磁性体150に比べ高さを大
きく形成することにより、磁性体150は図面上下方向
に移動自由に収容される。さらに、上面透磁性体130
は、その中央付近に外部から内部が目視可能な確認窓1
60を有する。実際、走行路10に磁性式標識体100
を設置する場合には、磁性体150を収容する筐体14
0部分が路中に埋設され、上面透磁性体130のみが路
上に露出するよう設置される。このとき、磁性体150
は上面透磁性体130に磁力吸着され(図示の状態)、
上面透磁性体130を通じて路上に所定強度の磁界を発
生させる。
【0015】このように、磁性体150は、直接路上に
露出することなく、筐体140に収容され上面透磁性体
130を通じて路上に磁界を発生させることで、直接異
物等が付着することがない。これにより、異物の付着に
よる磁性体への悪影響を低減できる。また、磁性体15
0は、筐体140の内部空間で移動自由に設置されてい
るため、保守作業時、必要に応じて一時的に磁界発生面
である上面透磁性体130から遠ざけることができ、路
上で発生している磁界の強度を小さくし、異物等の除去
を容易に行うことができる。
露出することなく、筐体140に収容され上面透磁性体
130を通じて路上に磁界を発生させることで、直接異
物等が付着することがない。これにより、異物の付着に
よる磁性体への悪影響を低減できる。また、磁性体15
0は、筐体140の内部空間で移動自由に設置されてい
るため、保守作業時、必要に応じて一時的に磁界発生面
である上面透磁性体130から遠ざけることができ、路
上で発生している磁界の強度を小さくし、異物等の除去
を容易に行うことができる。
【0016】本発明の具体的な磁性式標識体の保守方法
について、図3を用いて説明する。(a)は、通常時、
すなわち磁性体150が路上に対し磁界を発生させ、通
過する車両に情報を発する状態である。ここで示す磁性
式標識体100の構成は、基本的に前述の実施例で示し
た磁性式標識体と同一であるため、その具体的な構成に
ついては省略する。ここで、磁性体150は、その上面
がN極、下面がS極を形成して配置されている。異物を
除去するための保守方法として、各ステップの流れを
(b)〜(d)に示す。先ず、(b)消磁ステップにお
いて、上面透磁性体130の外側、すなわち走行路側か
ら極性がN極、すなわち磁性体150に対し同磁性であ
る第1の保守用磁性体170を近接させる。このとき、
磁性体150と第1の保守用磁性体170との磁力反発
作用により、磁性体150が筐体140の内部空間下方
へ移動するとともに、上面透磁性体130が消磁され
る。次に(c)異物除去ステップにて、上面透磁性体1
30上の異物が除去される。除去の仕方としては、作業
者による手作業やエアーの吸引力を用いた特別な装置を
用いても良く、いずれにしても上面透磁性体130は消
磁されているため、上面透磁性体130に対する異物の
吸着力は小さく、比較的容易に除去することができる。
異物除去後、再び磁性式標識体100の機能を復帰させ
るために、(d)吸着ステップにおいて、上面透磁性体
130の外側から極性がS極、すなわち磁性体150に
対し反磁性である第2の保守用磁性体180を近接させ
る。このとき、磁性体150と第2の保守用磁性体18
0との磁力吸着作用により、磁性体150が筐体140
の内部空間上方、すなわち走行路側へ移動し、上面透磁
性体130に吸着されるとともに、上面透磁性体130
への着磁が行われる。これにより、磁性式標識体100
は、(a)通常時と同じ状態に復帰し情報(磁界)を発
するという本来の機能を発揮することができる。本発明
の磁性式標識体の保守方法においては、磁性体を筐体の
内部空間で移動自由に設置し、状況に応じて移動させる
ことで、本来の機能を損なうことなく異物の除去等、保
守作業を容易に行うことが可能となる。
について、図3を用いて説明する。(a)は、通常時、
すなわち磁性体150が路上に対し磁界を発生させ、通
過する車両に情報を発する状態である。ここで示す磁性
式標識体100の構成は、基本的に前述の実施例で示し
た磁性式標識体と同一であるため、その具体的な構成に
ついては省略する。ここで、磁性体150は、その上面
がN極、下面がS極を形成して配置されている。異物を
除去するための保守方法として、各ステップの流れを
(b)〜(d)に示す。先ず、(b)消磁ステップにお
いて、上面透磁性体130の外側、すなわち走行路側か
ら極性がN極、すなわち磁性体150に対し同磁性であ
る第1の保守用磁性体170を近接させる。このとき、
磁性体150と第1の保守用磁性体170との磁力反発
作用により、磁性体150が筐体140の内部空間下方
へ移動するとともに、上面透磁性体130が消磁され
る。次に(c)異物除去ステップにて、上面透磁性体1
30上の異物が除去される。除去の仕方としては、作業
者による手作業やエアーの吸引力を用いた特別な装置を
用いても良く、いずれにしても上面透磁性体130は消
磁されているため、上面透磁性体130に対する異物の
吸着力は小さく、比較的容易に除去することができる。
異物除去後、再び磁性式標識体100の機能を復帰させ
るために、(d)吸着ステップにおいて、上面透磁性体
130の外側から極性がS極、すなわち磁性体150に
対し反磁性である第2の保守用磁性体180を近接させ
る。このとき、磁性体150と第2の保守用磁性体18
0との磁力吸着作用により、磁性体150が筐体140
の内部空間上方、すなわち走行路側へ移動し、上面透磁
性体130に吸着されるとともに、上面透磁性体130
への着磁が行われる。これにより、磁性式標識体100
は、(a)通常時と同じ状態に復帰し情報(磁界)を発
するという本来の機能を発揮することができる。本発明
の磁性式標識体の保守方法においては、磁性体を筐体の
内部空間で移動自由に設置し、状況に応じて移動させる
ことで、本来の機能を損なうことなく異物の除去等、保
守作業を容易に行うことが可能となる。
【0017】次に、本発明における磁性式標識体に関す
る他の実施例について図4〜6を用いて説明する。図4
に示す磁性式標識体200は、その上面部が透磁性体2
10と樹脂体220で形成される円筒状の筐体240
と、筐体240の円筒内部空間に収容される磁性体25
0で構成される。筐体240の内部空間は、基本的に先
で説明した実施例と同様であり、筐体240の上面部の
構成が異なるのみである。本実施例においては、磁性体
250を磁力吸着するための透磁性体210の上面部の
一部にのみ形成することで、路上に発生させる磁界の磁
路歪みを少なくすることができる。
る他の実施例について図4〜6を用いて説明する。図4
に示す磁性式標識体200は、その上面部が透磁性体2
10と樹脂体220で形成される円筒状の筐体240
と、筐体240の円筒内部空間に収容される磁性体25
0で構成される。筐体240の内部空間は、基本的に先
で説明した実施例と同様であり、筐体240の上面部の
構成が異なるのみである。本実施例においては、磁性体
250を磁力吸着するための透磁性体210の上面部の
一部にのみ形成することで、路上に発生させる磁界の磁
路歪みを少なくすることができる。
【0018】図5にて、(a)斜視図、(b)縦断面図
で示す磁性式標識体300は、その上面部が樹脂体32
0、円筒上部が透磁性体310で形成される筐体340
と、筐体340の円筒内部空間に収容される磁性体35
0で形成される。先の実施例では上面部に透磁性体を設
け磁性体を磁力によって吊り下げるよう構成されていた
のに対し、本実施例では、上面部は樹脂体(320)の
みで形成し、筒体の上部に磁性体350を磁力吸着する
ための透磁性体310を設け、図面横方向の吸着作用に
より磁性体350を保持する。
で示す磁性式標識体300は、その上面部が樹脂体32
0、円筒上部が透磁性体310で形成される筐体340
と、筐体340の円筒内部空間に収容される磁性体35
0で形成される。先の実施例では上面部に透磁性体を設
け磁性体を磁力によって吊り下げるよう構成されていた
のに対し、本実施例では、上面部は樹脂体(320)の
みで形成し、筒体の上部に磁性体350を磁力吸着する
ための透磁性体310を設け、図面横方向の吸着作用に
より磁性体350を保持する。
【0019】図6にて、(a)斜視図、(b)縦断面図
で示す磁性式標識体400は、その上面部が樹脂体41
0と円筒内の定位置に固着される透磁性体420を備え
る筐体430と、筐体430の円筒内部空間で移動自由
に設置され連結材440にて互いに連結される磁界発生
用磁性体450と磁力吸着用磁性体460とで構成され
る。本実施例の磁性式標識体400は、通常時、図に示
すように磁力吸着用磁性体460が筐体430の内部空
間の定位置に固着された透磁性体420に磁力吸着され
た状態で、磁界発生用磁性体450が上面部の樹脂体4
10近傍に位置することで、路上に磁界を発生させる。
また、保守時には、前述の保守方法で記載した如く(図
3参照)、路上から第1の保守用磁性体170を近接さ
せることで、磁力の反発作用により磁界発生用磁性体4
50を樹脂体410から遠ざけ透磁性体420に吸着さ
せ消磁を行う。その後保守作業を行った後、路上から第
2の保守用磁性体180を近接させることで、磁力の吸
着作用により磁界発生用磁性体450を筐体430の内
部空間上部に引き寄せると同時に吸着用磁性体460を
透磁性体420に磁力吸着させ、磁界発生用磁性体45
0を筐体430の上部にて保持する。
で示す磁性式標識体400は、その上面部が樹脂体41
0と円筒内の定位置に固着される透磁性体420を備え
る筐体430と、筐体430の円筒内部空間で移動自由
に設置され連結材440にて互いに連結される磁界発生
用磁性体450と磁力吸着用磁性体460とで構成され
る。本実施例の磁性式標識体400は、通常時、図に示
すように磁力吸着用磁性体460が筐体430の内部空
間の定位置に固着された透磁性体420に磁力吸着され
た状態で、磁界発生用磁性体450が上面部の樹脂体4
10近傍に位置することで、路上に磁界を発生させる。
また、保守時には、前述の保守方法で記載した如く(図
3参照)、路上から第1の保守用磁性体170を近接さ
せることで、磁力の反発作用により磁界発生用磁性体4
50を樹脂体410から遠ざけ透磁性体420に吸着さ
せ消磁を行う。その後保守作業を行った後、路上から第
2の保守用磁性体180を近接させることで、磁力の吸
着作用により磁界発生用磁性体450を筐体430の内
部空間上部に引き寄せると同時に吸着用磁性体460を
透磁性体420に磁力吸着させ、磁界発生用磁性体45
0を筐体430の上部にて保持する。
【0020】上記夫々の実施例において、先の実施例の
如く筐体の上面部に確認窓を形成することも可能であ
り、また、先で説明した保守方法を適用することで、容
易にその保守作業を行うこともできる。
如く筐体の上面部に確認窓を形成することも可能であ
り、また、先で説明した保守方法を適用することで、容
易にその保守作業を行うこともできる。
【0021】以上、上記いずれの実施例においても、磁
性式標識体の発生する磁界強度を検出し、車両の磁性式
標識体に対する偏差に基づき操舵制御するシステムへの
適用する構成を例にとって説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、発生する磁界の極性で所定の
情報を走行路上に与えるなど、磁性情報を以ってある種
の情報を発する磁性式標識体に対して、本発明の適用は
可能である。
性式標識体の発生する磁界強度を検出し、車両の磁性式
標識体に対する偏差に基づき操舵制御するシステムへの
適用する構成を例にとって説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、発生する磁界の極性で所定の
情報を走行路上に与えるなど、磁性情報を以ってある種
の情報を発する磁性式標識体に対して、本発明の適用は
可能である。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項に記載さ
れた本発明によれば、情報を発するための磁性体を筐体
内に移動自由に設置し、適宜通常時、保守時など状況に
応じて磁性体位置を変化させることで消磁、着磁を行う
よう構成することで、容易に保守作業を行うことができ
る。
れた本発明によれば、情報を発するための磁性体を筐体
内に移動自由に設置し、適宜通常時、保守時など状況に
応じて磁性体位置を変化させることで消磁、着磁を行う
よう構成することで、容易に保守作業を行うことができ
る。
【図1】本発明の磁性式標識体の構成に係る一実施例を
示す図である。
示す図である。
【図2】本発明に係る磁性式標識体の適用システム例を
示す図である。
示す図である。
【図3】本発明の磁性式標識体の保守方法を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図4】本発明の磁性式標識体の構成に係る一実施例を
示す図である。
示す図である。
【図5】本発明の磁性式標識体の構成に係る一実施例を
示す図である。
示す図である。
【図6】本発明の磁性式標識体の構成に係る一実施例を
示す図である。
示す図である。
100,200,300,400 磁性式標識体 130,210,320,420 透磁性体 140,240,340,430 筐体 150,250,350,450 磁性体 160 確認窓 170 第1の保守用磁性体 180 第2の保守用磁性体
Claims (4)
- 【請求項1】 走路に設置され磁界を発生することで走
路上を通過する車両に対し情報を発する磁性式標識体に
おいて、路中に埋設され所定深さの内部空間を有し該内
部空間の所定の位置に透磁性体が設置される筐体と、該
筐体の内部空間内を移動自由に設置される磁性体と、を
備え、該磁性体は前記筐体の上面部外側から着磁され前
記透磁性体に磁力吸着することで走路上に対し磁界を発
生させ得る位置にて保持されることを特徴とする磁性式
標識体。 - 【請求項2】 請求項1記載の磁性式標識体において、
前記筐体の上面部は筐体内部空間を目視可能な確認窓を
有することを特徴とする磁性式標識体。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の磁性式標識体の保
守方法であって、前記筐体の上面部外側から前記磁性体
に対し同磁性の第1の保守用磁性体を近接させることで
前記磁性体を筐体内部空間下方へ移動させるとともに前
記筐体上面部の消磁を行う消磁ステップと、前記消磁さ
れた筐体上面部上の異物を除去する異物除去ステップ
と、異物除去後前記筐体上面部外側から前記磁性体に対
し反磁性の第2の保守用磁性体を近接させることで前記
磁性体を前記筐体上面部に磁力吸着させる吸着ステップ
と、からなることを特徴とする磁性式標識体の保守方
法。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の磁性式標識体の保
守方法であって、前記筐体の上面部外側から前記磁性体
に対し反磁性の着磁用磁性体を近接させることで前記磁
性体の着磁を行うことを特徴とする磁性式標識体の保守
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10072831A JPH11272327A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 磁性式標識体及びその保守方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10072831A JPH11272327A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 磁性式標識体及びその保守方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11272327A true JPH11272327A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13500766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10072831A Pending JPH11272327A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 磁性式標識体及びその保守方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11272327A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101866017A (zh) * | 2010-06-13 | 2010-10-20 | 交通运输部公路科学研究所 | 基于移位循环唯一码的交通车辆磁定位方法 |
| WO2017138554A1 (ja) * | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 愛知製鋼株式会社 | 磁気マーカの施工方法及び作業車両システム |
| EP3473770A4 (en) * | 2016-06-17 | 2020-05-27 | Aichi Steel Corporation | MAGNETIC MARKER AND MARKER SYSTEM |
| CN113715641A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-11-30 | 深圳市贝贝特科技实业有限公司 | 磁性材料收纳装置及其使用方法 |
| JP2022052911A (ja) * | 2020-09-24 | 2022-04-05 | 株式会社タムラ製作所 | 電子機器の製造方法及び組立用治具 |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP10072831A patent/JPH11272327A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101866017A (zh) * | 2010-06-13 | 2010-10-20 | 交通运输部公路科学研究所 | 基于移位循环唯一码的交通车辆磁定位方法 |
| CN101866017B (zh) | 2010-06-13 | 2012-07-25 | 交通运输部公路科学研究所 | 基于移位循环唯一码的交通车辆磁定位方法 |
| WO2017138554A1 (ja) * | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 愛知製鋼株式会社 | 磁気マーカの施工方法及び作業車両システム |
| JPWO2017138554A1 (ja) * | 2016-02-10 | 2018-12-06 | 愛知製鋼株式会社 | 磁気マーカ、磁気マーカの保持方法、磁気マーカ用の作業装置、及び磁気マーカの施工方法 |
| US10632892B2 (en) | 2016-02-10 | 2020-04-28 | Aichi Steel Corporation | Magnetic marker, magnetic marker retaining method, work apparatus for magnetic markers, and magnetic marker installation method |
| US11220201B2 (en) | 2016-02-10 | 2022-01-11 | Aichi Steel Corporation | Magnetic marker, magnetic marker retaining method, work apparatus for magnetic markers, and magnetic marker installation method |
| EP3473770A4 (en) * | 2016-06-17 | 2020-05-27 | Aichi Steel Corporation | MAGNETIC MARKER AND MARKER SYSTEM |
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| US11060253B2 (en) | 2016-06-17 | 2021-07-13 | Aichi Steel Corporation | Magnetic marker and marker system |
| JP2022052911A (ja) * | 2020-09-24 | 2022-04-05 | 株式会社タムラ製作所 | 電子機器の製造方法及び組立用治具 |
| CN113715641A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-11-30 | 深圳市贝贝特科技实业有限公司 | 磁性材料收纳装置及其使用方法 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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