JPH11272328A - 色標識,移動ロボットおよび移動ロボットの誘導方法 - Google Patents

色標識,移動ロボットおよび移動ロボットの誘導方法

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JPH11272328A
JPH11272328A JP10078103A JP7810398A JPH11272328A JP H11272328 A JPH11272328 A JP H11272328A JP 10078103 A JP10078103 A JP 10078103A JP 7810398 A JP7810398 A JP 7810398A JP H11272328 A JPH11272328 A JP H11272328A
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JP
Japan
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color
mobile robot
color marker
marker
colors
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JP10078103A
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English (en)
Inventor
Hiroichi Matsuo
博一 松尾
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
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  • Manipulator (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた種類の色で多種類の情報を表示でき
るようにした色標識を提供する。また、色標識を参照し
ながら自律走行する移動ロボット、ならびに、色標識を
利用した移動ロボットの誘導方法を提供する。 【解決手段】 赤,青,緑の各色の2次元的配置に場所
情報を対応させた色標識を複数の場所に設置する。移動
ロボット10の中央処理部13は、移動体駆動制御部1
5を介して移動体16を走行させる。移動体16に取付
けたカラーCCDカメラで周辺の画像を撮像する。移動
ロボット10は、カメラ駆動制御部14を介して移動体
16に取付けられたカラーCCDカメラ11の撮像方向
を制御して、色標識を探索・追尾する。画像処理部12
は、色標識の色配置を検出し、検出した色配置に基づい
て場所情報を認識する。中央処理部13は、色標識に基
づいて認識できた場所情報を参照して、目的とする場所
の色標識が検出されるまで移動体16を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像装置と画像
処理装置とを備えたロボットや自動搬送車等に対して複
数の色の組合せに基づいて場所,位置等の情報や指令情
報等を与えるための色標識、および、色標識を参照しな
がら自律走行する移動ロボット、ならびに、色標識を利
用した移動ロボットの誘導方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−36409号公報には、交
差点部分のラインを交差点にて分岐・合流するライン毎
に異なる色で表示し、その色に基づいてラインを検出す
ることにより移動車が交差点をスムーズに通過できるよ
うにした光学誘導式移動車の誘導装置が記載されてい
る。
【0003】特開平2−64784号公報には、色知識
をもとに入力された画像内に占める被認識対象物体の領
域を抽出し、領域内に存在する線分を抽出して参照線分
パターンとのマッチングをとることにより、より正確な
環境認識を行なえるようにした環境認識装置が記載され
ている。この環境認識装置は次のように構成されてい
る。ロボットに取付けられた画像入力装置により周辺の
環境はRGB画像として色画像処理装置に供給され、色
相画像に変換される。知識データベースの中の色知識を
もとに領域抽出装置によって被認識物体と同色の物体を
含む候補領域が抽出され、領域までの距離が近い順に順
位ラベル付け装置によってラベル付けされる。抽出され
た領域をもとに線分抽出装置を用いて線分が抽出され、
輪郭線対応装置によって参照線分パターンと輪郭線のみ
対応付けられる。スケール変換装置ではスケール変換を
行なって位置変換装置によって位置変換を補正し、マッ
チング装置によって参照線分パターンとのマッチングを
行なうことにより正確な環境認識を行なう。
【0004】特開平2−78000号公報には、道路標
識を認識して車両の運転を支援する装置が記載されてい
る。色調により画像情報内の道路標識の候補を選択する
際、ある点の絶対的な色調を識別するほか、ある領域内
の色の分布が決まった2色,3色の組合せであることを
識別することにより認識精度の向上を図ることが記載さ
れている。
【0005】特開平4−354490号公報には、ビデ
オカメラで捕らえるべきターゲットに特定の色(例え
ば、基本3原色のうちの1つ)を指定しておくことによ
り、画像から特定の色を検出し、特定の色が画像のどの
領域に存在するのかを判定し、特定の色が所定の領域内
に入るようにビデオカメラの回転台を駆動制御するよう
にした自動追尾ビデオ撮影装置が記載されている。
【0006】特開平6−42920号公報には、簡易・
高速に高精度な位置標定を行なえるようにした3次元位
置標定装置が提案されている。この3次元位置標定装置
は、側面が色分けされた多面体形状のマークを位置標定
の対象となる物体に設置して、2台のテレビカメラで撮
像し、各テレビカメラの撮像範囲におけるマークの位置
およびマーク側面の色に基づいて三角測量法によってマ
ークに3次元座標を算出するよう構成されている。
【0007】特開平6−294862号公報には、路面
に表示された標識をカメラで検出し、この画像の輝度分
布を画像処理装置によって処理して標識の位置を判別
し、この識別に基づいて標識に沿って走行装置を誘導走
行させる誘導標識画像処理式走行装置において、路面に
表示する標識は、路面に対する輝度が低く、かつ路面と
の輝度差の大きな色(例えば黒色)にすることで、カメ
ラで撮影して画像処理する場合に画像が明瞭になり、測
定精度が向上し、誤動作の発生を防止できるようにした
誘導標識画像処理式走行装置が記載されている。
【0008】特開平7−210247号公報には、画像
処理により位置を検出する方法において、被写体撮影時
の条件設定が悪くても、目的部位を鮮明に表示した画像
を得ることを可能とする位置マーカが提案されている。
この位置マーカは、被写体の目的部位への装着・取り外
しが可能で、その装着状態で軸中心が目的部位の中心と
一致する軸部と、これに一体形成された頭部によりマー
カ本体が構成されている。マーカ本体には、軸部の中心
と直交する面で頭部の上方側に露出する平面が設けら
れ、その平面に軸部の中心位置を示すマークが頭部の上
面部分(白色)とは異なる色(黒色)で着色されてい
る。
【0009】特開平7−213753号公報には、パソ
コンなどに接続してプログラミング可能なロボット装置
において、ユーザの簡単な指示により自らの判断で方向
転換や移動することのできるロボット装置が提案されて
いる。このロボット装置は、ロボット装置を走行させる
走行手段と、物体を撮像する撮像手段と、物体の色、大
きさ、形状、障害物までの距離等の特徴量を抽出する画
像処理手段と、プログラムを記憶するメモリ手段と、プ
ログラムを逐次実行する計算手段と、学習内容を記憶す
る読み書き可能な不揮発性メモリ手段と、認識情報など
を音声で出力する音声合成手段と、音声出力手段、パソ
コンと通信を行なう通信手段から構成されている。この
ロボット装置は、ユーザがロボットの名前を呼ぶとロボ
ットは音声認識によって自ロボットの名前が呼ばれたこ
とを認識し、音声合成によって「ハイ」と返事をすると
ともに、音声の到来方向にロボットの向きを変えるとと
もに、画像抽出処理カメラを肌色の物体が抽出されるま
でロボットを回転させ、肌色の物体が撮像画像中で画面
の中心線上にきた時点で回転を止め、肌色の物体に向っ
て前進し、距離がゼロ付近になってところで停止するこ
とができる。すなわち、ロボットの名前を呼ぶとロボッ
トが近づいてくる。
【0010】特開平8−126981号公報には、誤差
が生じて目標物が見つからないような場合でも目標物を
自動的に探し出し、作業を行なうことができるロボット
システムにおける画像計測位置認識方式が記載されてい
る。この画像計測位置認識方式は次のように構成されて
いる。ロボットの作業対象面に、この作業対象面を複数
の色で塗り分けて区分けした区画部を設ける。制御手段
は、区画部の全ての配置情報を記憶する記憶手段と、配
置情報から画像センサの視野の位置を求め、求めた視野
位置と目標物が存在する区画部との位置関係を検出する
検出手段とを備える。制御手段は、位置関係から画像セ
ンサの視野を目標物が存在する区画部へ移動させる。
【0011】特開平8−261830号公報には、ロボ
ットや自動搬送車等の画像処理装置に使用し、識別対象
の色と形状を簡単な構成で同時に識別できるようにした
ブロック化部分空間法を用いた色と形状の同時識別方法
が記載されている。この同期識別方法は次に示す手順で
識別を行なう。識別対象のスクリーン上の画像と、予め
学習用サンプル画像のブロック化部分空間法で求めた空
間フィルタとの内積をブロック毎に求めて画像内のパタ
ーンの識別を行なう。識別対象は自然光物体や白色光で
照射された物体または空間光変調器に表示された画像と
する。これらの物体からの光、または空間光変調器を通
った光を光分散素子で分散してスクリーン上に結像さ
せ、受光器を経て演算処理装置に入力して識別を行な
う。空間フィルタの2枚組み合せで色・形状の異なるグ
ループの識別が可能である。
【0012】特開平9−44246号公報には、表面が
色等の物理特性によって区別される複数の領域に区分け
された基板体と、この基板体表面に沿って移動する移動
体と、この移動体の底部等に設けられ物理特性、例えば
色を識別する領域判定部と、領域判定部で判定された色
に基づいて予めその色に対応して定められている所定動
作を移動体に実行させるように移動体の駆動機構を制御
するとともに、操作手段から入力される動作命令信号に
従って駆動機構を制御する制御部とを有する移動体を備
えることで、ボード上にどの場所に移動体があるかによ
って、移動体に異なる多種の動作を実行させることがで
きるようにしたリモート制御装置が記載されている。
【0013】特開平9−322178号公報には、被写
体の表面部を構成する複数の色を抽出色として予め設定
することにより、自動追尾の対象である被写体を安定し
て認識できるようにした自動撮影カメラシステムにおけ
る被写体の認識方法が記載されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】移動ロボット装置等に
位置情報等のランドマーク(目印)を与えたり、指令を
与えるたりするために色を利用する技術が種々提案され
ている。しかしながら、従来の技術は、特定の1つの色
と1つの位置情報を対応させたり、1つの色に1つの指
令を対応させるものである。このため、多数の位置情報
や多数の指令をロボット装置等に与えようとすると、位
置数や指令数に対応して多種類の色が必要となる。しか
しながら、色の種類が増加すると、複数の色を識別する
ための画像処理が複雑となる。また、照明光の種類によ
って色調が変化した場合に、色を誤認識する虞れが大き
くなる。色と形状とを組合せて多種類の位置情報や多種
類の指令を与えることが考えられるが、形状を認識する
ために画像処理が複雑となる課題がある。
【0015】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、限られた種類の色で多種類の情報を表
示できるようにした色標識を提供することを目的とす
る。また、色標識を参照しながら自律走行する移動ロボ
ット、ならびに、色標識を利用した移動ロボットの誘導
方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る色標識は、限られた種類の色を2次元的
に配置し、色の2次元的配置に特定の情報を対応させた
ことを特徴とする。
【0017】請求項2に係る色標識は、n(nは整数)
種類の色を各1色ずつ2次元的に配置し、n種類の色の
2次元配置に特定の情報を対応させたことを特徴とす
る。
【0018】請求項3に係る色標識は、n(nは整数)
種類の色を横方向位置と縦方向位置がそれぞれ異なる位
置に配置し、n種類の色の2次元配置に特定の情報を対
応させたことを特徴とする
【0019】請求項4に係る移動ロボットは、色の2次
元的配置に基づいて特定の情報を表示する色標識を探索
して追尾する色標識撮像部と、撮像された色標識の色の
2次元的配置に基づいて特定の情報を解読する色標識解
読部と、解読した特定の情報を参照して次の行動を制御
する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0020】なお、色標識撮像部は、色標識に表示され
ている特定の色を探索して追尾する構成とするのが望ま
しい。
【0021】請求項6に係る移動ロボットの誘導方法
は、複数の色を2次元的に配置した色標識を移動ロボッ
トに場所を示唆するランドマークとして複数の場所に設
置し、移動ロボットはテレビカメラで色標識を探索・追
尾するとともに、色標識に基づいて場所を認識すること
で、移動ロボットの自律走行を可能することを特徴とす
る。
【0022】この発明に係る色標識は、例えば3色
(赤,緑,青等)の2次元配置に基づいて、例えばロボ
ットを誘導するための位置情報を表示することができ
る。ロボットは、各色の配置関係を認識するだけで位置
情報等を認識することができるので、形状認識等の処理
が不要であり画像処理が容易になるとともに、画像処理
を短時間で行なうことができる。また、色標識に含まれ
ている特定の色を探索・追尾することで、色標識を容易
に探索・追尾することができる。
【0023】この発明に係る移動ロボットならびにその
誘導方法は、色標識を用いて移動ロボットに場所を認識
させることができるので、移動ロボットを誘導させるこ
とができる。また、色標識は複数の色を2次元的に配置
したものであるので、色標識の作成、ならびに、色標識
の設置が容易である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る色標
識の一実施の形態具体例を示す説明図である。図1に示
す色標識1は、紙,板等の基体2に3個の色マークR,
G,Bを配置してなる。なお、基体2を用いずに壁面や
機械,器具,備品等に各色マークを直接配置してもよ
い。本実施の形態では、3個の色マークR,G,Bに
赤,緑,青の3色を用いている。なお、各マークの色は
他の色であってもよい。本実施の形態では、各マーク
R,G,Bの形状を円としている。なお、各マークR,
G,Bの形状は4角等の任意に形状であってもよい。基
体2は、地色に赤,緑,青以外の色(例えば白,黒等)
としている。
【0025】本実施の形態では、各色マークR,G,B
は、横方向(X軸方向)位置、ならびに、縦方向(Y軸
方向)位置がそれぞれ異なるように2次元的に配置して
いる。また、各色は1個ずつしか配置できないものとし
ている。このような条件では、横方向(X軸方向)の色
配置の組合せは6通り(3の階乗)となり、縦方向(Y
軸方向)の色配置の組合せも6通り(3の階乗)とな
る。したがって、3個の色マークR,G,Bを用いて3
6(3の階乗×3の階乗)種類の標識を作成することが
できる。
【0026】図2は図1に示した色標識の色配置(全3
6種類)を示す説明図である。図2において番号は各色
配置を区別するためのものである。
【0027】図3はこの発明に係る移動ロボットのブロ
ック構成図である。この発明に係る移動ロボット10
は、色標識撮像部としてのカラーCCDカメラ11と、
色標識解読部としての画像処理部12と、制御部として
の中央処理部13と、カメラ駆動制御部14と、移動体
駆動制御部15と、移動体16とからなる。
【0028】移動体16は、走行車輪等の走行手段を備
え、移動体駆動制御部15からの走行指令に基づいて移
動体16を前進,後進,方向転換させることで、移動体
16を任意の方向へ移動させる。移動体駆動制御部15
は、中央処理部13から供給される移動指令に基づいて
移動体16の移動方向,移動速度を制御する。なお、物
品搬送用のロボット等では、移動体16にロボットハン
ド等を備える構成としてもよい。
【0029】カラーCCDカメラ11は、移動体16
の、例えば上部に設けている。カラーCCDカメラ11
は、カラーCCDカメラ11を上下ならびに左右方向へ
揺動させる機構を備える。カメラ駆動制御部14は、中
央処理部13からの指令に基づいてカラーCCDカメラ
11を上下左右に駆動することで、色標識の探索・追尾
を行なう。なお、カラーCCDカメラ11は、ズーム機
構を備える構成としてもよい。
【0030】画像処理部12は、図1に示した色標識1
で用いられている特定の色(例えば赤色)を検出する
と、撮像画像中の特定色(赤色)位置の座標データを中
央処理部13へ供給する。中央処理部13は、画像処理
部12から供給された特定色(赤色)位置の座標データ
に基づいて、その特定色(赤色)が撮像画面のほぼ中央
になるように撮像方向を指定する指令をカメラ駆動制御
部14へ供給して、カラーCCDカメラ11が特定色
(赤色)を追尾するように制御する。
【0031】画像処理部12は、特定色(赤色)が検出
された画素数が所定数に達していない場合、色標識まで
の距離が遠いことを示す情報を中央処理部13へ供給す
る。中央処理部13は、色標識までの距離が遠いことを
示す情報が供給されると、色標識の存在する方向へ移動
する指令を移動体駆動制御部15へ供給して、移動体1
6を色標識の方向へ移動させる。これにより、カラーC
CDカメラ11と色標識との距離が近づいて、色標識を
充分な大きさで撮像できる。なお、カラーCCDカメラ
11がズーム機構を備えている場合は、ズーム機構を駆
動して色標識が充分な大きさで撮像できるようにズーム
倍率を調節するようにしてもよい。ズーム機構を備える
ことで、移動体16を移動させなくても、より多くの場
所に設置されている色標識を撮像することが可能とな
る。
【0032】画像処理部12は、特定色(赤色)が検出
された画素数が所定数に達しており、かつ、色標識を構
成する3色の色マークR,G,Bが撮像されていること
を検出すると、画像中の各色マークR,G,Bの位置を
求め、各色マークの位置関係(平面配置)に基づいて色
標識の番号を求める。そして、検出した色標識の番号デ
ータを中央処理部13へ供給する。
【0033】中央処理部13は、画像処理部12から供
給された色標識の番号に基づいてその色標識が示唆して
いる場所情報を認識する。中央処理部13は、目的(目
標)とする場所に対応する色標識が検出された場合は、
その色標識へ近づくように移動体16を移動させる。中
央処理部13は、目的(目標)とする場所以外の色標識
が検出された場合、カメラ駆動制御部14を介してカラ
ーCCDカメラ11の撮像方向を他の方向へ移動させ、
移動体16が現在いる場所で他の色標識を探索させる。
中央処理部13は、他の色標識が検出された場合、その
色標識の存在する方向へ移動体16を移動させる。この
ようにして、色標識の探索を行ない検出された色標識に
基づいて場所情報を得ることを繰り返しながら、目的と
する場所に辿り着くまで移動体16の移動ならびに色標
識の探索を繰り返す。
【0034】なお、中央処理部13は、移動体16の移
動経路と検出された色標識の番号を学習して記憶する構
成としてもよい。学習の結果、各色標識と、その設置場
所のデータを蓄積している場合には、その蓄積データに
基づいて移動体16を目的とする方向へ移動させるとと
もに、色標識の探索・追尾を行なって、目的とする場所
に正確に到達することができる。
【0035】図4は画像処理部の動作例を示すフローチ
ャートである。画像処理部12は、カラーCCDカメラ
11で撮像された画像を取り込むと(ステップS1)、
取り込んだ画像を所定の領域に分割して、各領域毎に赤
成分,青成分,緑成分(R,G,B値)を求める(ステ
ップS2)。具体的には、カラーCCDカメラ11で横
256画素、縦128画素の画像を取り込み、これを平
均化して縦64,横32の画素からなる画像を生成す
る。各画素の赤成分,青成分,緑成分(R,G,B値)
は、8ビット(256階調)で表わしている。
【0036】画像処理部12は、縦64,横32の各画
素のR,G,B値と予め設定した各色の判定しきい値と
を比較して、赤色の座標xr,yr,青色の座標xb,
ybならびに緑色の座標xg,ygを求める(ステップ
S3)。なお、画像処理部12は、画像中に赤,青,緑
の3種類の色が検出できない場合は、色標識未検出情報
を中央処理部13へ供給して、カラーCCDカメラ11
の撮像方向を移動させる。また、画像処理部12は、画
像中に赤,青,緑の3種類の色が検出されている場合で
も、各色が検出された画素数が予め設定した最低画素よ
りも少ない場合は、色標識までの距離が遠い旨の情報を
中央処理部13へ供給して、カラーCCDカメラ11が
色標識を確実に撮像できるように移動体16を移動させ
る。
【0037】画像処理部12は、赤,青,緑の各座標x
r,yr、xb,yb、xg,ygと図5に示した色標
識判断不等式とに基づいて色標識の番号を求める(ステ
ップS4)。そして、画像処理部12は、中央処理部1
3からのデータ要求に基づいて、赤色(赤色マーク)の
座標xr,yr、ならびに、認識できた色標識の番号を
中央処理部13へ供給する(ステップS5)。
【0038】図6は中央処理部の動作例を示すフローチ
ャートである。ここでは、色標識を目印(ランドマー
ク)として表示された複数の場所を、指定された順番に
移動ロボット1が巡回する動作を示している。まず、中
央処理部13に巡回する順に色標識番号(ランドマーク
番号)を教示する(ステップS11)。中央処理部13
は、最初に巡回すべき場所の色標識番号(ランドマーク
番号)を認識して(ステップS12)、色標識探索動作
を開始させる(ステップS13)。この色標識探索動作
において中央処理部13は、カメラ移動制御部14を介
してカラーCCDカメラ11の撮像方向を移動させる。
そして、画像処理部12から赤色(赤色マーク)の座標
xr,yrが供給されると、その赤色(赤色マーク)が
画面の中央にくるようにカラーCCDカメラ11の撮像
方向を制御する。カラーCCDカメラ11から色標識ま
での距離が遠い旨の情報が供給された場合は、カラーC
CDカメラ11の撮像方向と移動体16の正面方向とが
一致するように移動体16の向きを変更させた後に、移
動体16を前進させて色標識へ接近させる。
【0039】画像処理部12によって色標識が認識され
その色標識の番号が供給されると、中央処理部13は検
出された色標識番号が目的とする場所の番号と一致して
いるか否かを判断する(ステップS14)。目的とする
場所の色標識が検出された場合、中央処理部13はその
色標識へ接近する旨の指令を出す(ステップS15)。
これにより、最初の巡回場所へ辿りついたことになる。
次に、中央処理部13は次の巡回先があるか否かをチェ
ックし(ステップS16)、次の巡回先がある場合に
は、次の巡回先を設定して(ステップS17)、再度、
色標識の探索を開始する(ステップS13)。最終の巡
回先に辿りついた場合は、一連の巡回動作を終了する。
なお、最終の巡回先に辿りついた後に、スタート地点に
戻るようにしてもよい。
【0040】図7は移動ロボットの巡回動作例を示す説
明図である。図7(a)に示すように、移動ロボット1
0に対して巡回する順に色標識番号(ランドマーク番
号)を教示する。なお、図7において、符号17はロボ
ットハンド、符号11,18は移動体の進行方向にある
障害物を検出したり、ロボットハンドの動作をモニタし
たりするためのモニタ用カメラである。移動ロボット1
0は、巡回順序が指定されると最初の色標識(ランドマ
ーク)の探索を開始する。
【0041】そして、図7(b)に示すように、移動ロ
ボット10は、最初の巡回先の色標識を発見し、その色
標識に接近する。 最初の巡回先に到達すると、移動ロ
ボット10は、図7(c)に示すように、その場で向き
を変更し(回転し)、次の巡回先の色標識を探索する。
移動ロボット10は、障害物等を避けながら移動し、図
7(d)に示すように、次の巡回先の色標識を発見する
と、その色標識に接近する。そして、図7(d)を経由
し、て図7(f)に示すように、色標識の探索、色標識
への接近を繰り返しながら、指定された各巡回先を順次
巡って、最終巡回先へ辿りつく。
【0042】図8は移動ロボットの誘導ならびに作業例
を示す説明図である。ここでは、移動ロボット10に場
所を指定し、指定した場所から指定した色のボールをと
ってこさせる動作を示している。図8(a)に示すよう
に、移動ロボット10に場所とボールの色を指示する。
移動ロボット10が音声認識装置を備えている場合、音
声によって場所とボールの色を指示するようにしてもよ
い。また、移動ロボット10が命令入力用のキーボード
等を備える構成である場合、命令入力用のキーボード等
を用いて場所とボールの色を指してもよい。移動ロボッ
ト10は、作業命令が与えられると、図8(b)〜
(e)に示すように、色標識(ランドマーク)を探索し
ながら指定された場所が検出されるまで移動を繰り返
す。指定場所に辿り着くと、図8(f)に示すように、
移動ロボット10はロボットハンド17で指定された色
のボールを掴む。そして、移動ロボット10は元の場所
(指令を受けた場所)に戻り、図8(g)に示すよう
に、人間にボールを渡す。
【0043】図7および図8に示したように、複数の色
を2次元的に配置した色標識を移動ロボット10に場所
を示唆するランドマークとして複数の場所に設置してお
くことで、移動ロボットはテレビカメラで色標識を探索
・追尾するとともに色標識に基づいて場所を認識するこ
とで、移動ロボット10の自律走行を可能にし、移動ロ
ボットを目的とする場所へ誘導することができる。
【0044】なお、移動ロボット10に音声合成装置を
備え、移動ロボット10は色標識1を検出してその色標
識1の番号を認識した際に、音声合成装置を介して認識
した色標識1の番号を音声で表示するようにしてもよ
い。移動ロボット10が色標識1の番号を音声で表示す
ることにより、移動ロボット10の管理者等は、移動ロ
ボット10が色標識を正しく認識していることを確認す
ることができる。
【0045】図9はこの発明に係る色標識の他の具体例
を示す説明図である。図9に示す色標識21は、紙,板
等の基体2の略中央に中央位置を示す色マーク(中央位
置マーク)22を配置するとともに、中央位置マーク2
2の上部に基準位置を示す色マーク(基準位置マーク)
23を配置し、さらに、中央位置マーク22の右,下,
左のそれぞれに情報表示用の色マーク(情報表示マー
ク)24,25,26を配置してなる。基体2の地色
は、例えば白としている。中央位置マーク22は、例え
ば、赤色としている。基準位置マーク23は、例えば黒
色としている。各情報表示マーク24,25,26は、
例えば青色または緑色としている。そして、中央位置マ
ーク22の右,下,左に配置される各情報表示マークの
色がそれぞれ青,緑,なし(基体2の地色である白)の
いずれであるかによって、27通りの情報を表示できる
ようにしている。
【0046】移動ロボット10は、カラーCCDカメラ
11で撮像した色標識21の画像を画像処理して、中央
位置マーク22の右,下,左に配置される各情報表示マ
ーク25,26,27の色を検出し、各情報表示マーク
25,26,27の色の組み合せから場所情報や指令情
報を認識する。図9に示した色標識21は、中央位置マ
ーク22を備えているので、中央位置マーク22として
特定されている色(例えば、赤色)をカラーCCDカメ
ラ11で追尾することで、色標識21の中心を的確に追
尾させることができる。また、基準位置マーク23を備
えているので、基準位置マーク23から90度ずつの角
度で配置されている各情報表示マーク24,25,26
の色を認識することで、各情報表示マーク24,25,
26を正確に検出することができる。したがって、色標
識21が傾いて設置されたり、色標識が上下逆に設置さ
れている場合でも、色標識21が示唆する情報を正確に
認識することができる。移動ロボット10が斜路を走行
しており、撮像画像が傾いている場合も同様に、色標識
が示唆する情報を正確に認識することができる。
【0047】図10はこの発明に係る色標識の他の具体
例を示す説明図である。図10に示す色標識31は、
紙,板等の基体2の略中央に中央位置を示す色マーク
(中央位置マーク)32を配置するとともに、中央位置
マーク32の上部に基準位置を示す色マーク(基準位置
マーク)33を配置し、さらに、中央位置マーク32を
中心にして45度の角度で7個の情報表示マーク34〜
40を配置したものである。基体2の地色は、例えば白
としている。中央位置マーク22は、例えば赤色として
いる。基準位置マーク23は、例えば黒色としている。
各情報表示マーク34〜40は、例えば青色または緑色
としている。図10に示す色標識31は、青または緑の
いずれかの色を有する情報表示マーク34〜40が7ビ
ット相当あるので、128通りの場所情報や命令情報を
表示できる。
【0048】図9および図10では、基準位置マーク2
3,33を中央位置マーク22,32の上方に配置する
例を示したが、基準位置マーク23,33を設ける位置
は任意でよい。また、基準位置マーク23,33の色
を、例えば黒と黄色の2種類とし、基準位置マーク2
3,33の色が黒の場合には、場所を示す情報を表示す
る色標識とし、基準位置マーク23,33の色が黄色の
場合には、移動ロボット10に作業内容や右折,左折,
直進等の進路情報や走行速度制限等の情報を表示するた
めの指令情報を表示する色標識としてもよい。
【0049】図11はこの発明に係る色標識のさらに他
の具体例を示す説明図である。図11に示す色標識41
は、正方形等の矩形状の基体2を9個の領域に分割し、
その中央領域を中央位置マーク42、中央位置マーク4
2の上部を基準位置マーク43、他の7つの領域を情報
表示マーク44〜50としたものである。中央位置マー
ク42は赤色としている。基準位置マーク43は黒また
は白とし、黒の場合は場所を示す色標識、白の場合は指
令情報を示す色標識としている。そして、7個の情報表
示マーク44〜50は、青または緑色としている。ま
た、各領域の区分を明確にするために、各領域間に基体
2の地色(例えば白,黄色等)が表われるようにしてい
る。各領域間に白帯等を配置するようにしてもよい。
【0050】移動ロボット10は、カラーCCDカメラ
11で撮像された画像中の赤色の領域を検出すると、そ
の赤色の領域が撮像画面のほぼ中央になるように、カラ
ーCCDカメラ11の撮像方向を制御した後に、赤色の
中央位置マーク42と黒または白の基準位置マーク43
とを参照にして、他の7つの領域の色をそれぞれ検出し
て色標識41が示唆する情報を認識する。図11に示し
た色標識41では、基準位置マーク43の色が、例えば
黒の場合には、7つの情報マーク44〜50の色の組み
合せによって128種類の場所情報を移動ロボット10
へ認識させ、基準位置マーク43の色が、例えば白の場
合には、7つの情報マーク44〜50の色の組み合せに
よって128種類の命令情報を移動ロボット10へ認識
させることができる。また、各情報マーク44〜50
に、青,緑,紫等の3系統に色を使用することで、さら
に多種類の情報を識別できるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る色標
識は、限られた種類の色の2次元的配置に特定の情報を
対応させているので、ロボットは各色の配置関係を認識
するだけで位置情報,命令情報等を認識することができ
る。よって、形状認識等の処理が不要であり画像処理が
容易になるとともに、画像処理を短時間で行なうことが
できる。また、色標識に含まれている特定の色を探索・
追尾することで、色標識を容易に探索・追尾することが
できる。
【0052】この発明に係る移動ロボットならびにその
誘導方法は、色標識を用いて移動ロボットに場所を認識
させることができるので、移動ロボットを誘導させるこ
とができる。また、色標識は複数の色を2次元的に配置
したものであるので、色標識の作成、ならびに、色標識
の設置が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る色標識の一実施の形態具体例を
示す説明図
【図2】図1に示した色標識の色配置(全36種類)を
示す説明図
【図3】この発明に係る移動ロボットのブロック構成図
【図4】画像処理部の動作例を示すフローチャート
【図5】色標識判断不等式の一具体例を示す説明図
【図6】中央処理部の動作例を示すフローチャート
【図7】移動ロボットの巡回動作例を示す説明図
【図8】移動ロボットの誘導ならびに作業例を示す説明
【図9】この発明に係る色標識の他の具体例を示す説明
【図10】この発明に係る色標識の他の具体例を示す説
明図
【図11】この発明に係る色標識のさらに他の具体例を
示す説明図
【符号の説明】
1,21,31,41…色標識、2…基体、10…移動
ロボット、11…色標識撮像部を構成するカラーCCD
カメラ、12…色標識解読部を構成する画像処理部、3
…制御部を構成する中央処理部、11…カメラ駆動制御
部、15…移動体駆動制御部、16…移動体、22,3
2,42…中央位置マーク、23,33,43…基準位
置マーク、24〜26,34〜40,44〜50 …報
表示マーク、R,G,B…色マーク。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 限られた種類の色を2次元的に配置し、
    色の2次元的配置に特定の情報を対応させたことを特徴
    とする色標識。
  2. 【請求項2】 n(nは整数)種類の色を各1色ずつ2
    次元的に配置し、n種類の色の2次元配置に特定の情報
    を対応させたことを特徴とする色標識。
  3. 【請求項3】 n(nは整数)種類の色を横方向位置と
    縦方向位置がそれぞれ異なる位置に配置し、n種類の色
    の2次元配置に特定の情報を対応させたことを特徴とす
    る色標識。
  4. 【請求項4】 色の2次元的配置に基づいて特定の情報
    を表示する色標識を探索して追尾する色標識撮像部と、 撮像された色標識の色の2次元的配置に基づいて特定の
    情報を解読する色標識解読部と、 解読した特定の情報を参照して次の行動を制御する制御
    部と、を備えたことを特徴とする移動ロボット。
  5. 【請求項5】 前記色標識撮像部は、色標識に表示され
    ている特定の色を探索して追尾することを特徴とする請
    求項4記載の移動ロボット。
  6. 【請求項6】 複数の色を2次元的に配置した色標識を
    移動ロボットに場所を示唆するランドマークとして複数
    の場所に設置し、前記移動ロボットはテレビカメラで色
    標識を探索・追尾するとともに、色標識に基づいて場所
    を認識することで、前記移動ロボットの自律走行を可能
    することを特徴とする移動ロボットの誘導方法。
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