JPH11272792A - 用紙方向判定装置及び方法 - Google Patents

用紙方向判定装置及び方法

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JPH11272792A
JPH11272792A JP10075916A JP7591698A JPH11272792A JP H11272792 A JPH11272792 A JP H11272792A JP 10075916 A JP10075916 A JP 10075916A JP 7591698 A JP7591698 A JP 7591698A JP H11272792 A JPH11272792 A JP H11272792A
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sheet
image
determining
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JP10075916A
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English (en)
Inventor
Kenji Okubo
憲治 大久保
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過大な処理負担をかけることなく高速に用紙
方向を判別することのできる用紙方向判定装置及び方法
を提供すること。 【解決手段】 対象用紙のイメージデータのうち用紙周
縁部に対応するデータに基づき、該対象用紙の用紙方向
を判定する。このとき、前記用紙周縁部に属する複数の
部分領域A〜Hのうち文字が記されている領域のパター
ンを判定し、その判定されるパターンに基づいて前記対
象用紙の用紙方向を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は用紙方向判定装置及
び方法に関し、特に用紙内容を表すイメージデータに基
づいて用紙方向を自動判定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】高解像度の印刷データを、ビットマップ
データ等のイメージデータのままプリントサーバ等に保
存しておき、印刷要求があったときに都度印刷を行うオ
ンデマンド印刷(On Demand Printing)を行うことので
きる印刷システムが一般化しつつある。また、スキャナ
で読み取った印刷物等のイメージデータを大容量記憶装
置に保存しておき、必要に応じてディスプレイ上でその
内容を確認し、或いはプリンタにより印刷出力すること
ができるイメージファイリングシステムも普及してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのシス
テムにて保存されているイメージデータは、一般的に
は、用紙方向に対して文書が実際にどの方向で記述され
ているかを問わず、すべてのデータが一括して例えばA
4縦方向のイメージデータとして保存されている。した
がって、こうして保存されているイメージデータだけで
は、その内容が用紙を縦方向に配置して記されたもの
か、或いは用紙を横方向に配置して記されたものか、を
容易に判断することはできない。したがって、かかるシ
ステムでは保存されているイメージデータを一旦ディス
プレイに表示し或いは印刷出力してから、ユーザが正し
い方向で出力されるよう回転指示を与える必要がある。
このため、上記印刷システムやイメージファイリングシ
ステムの利便性を損なっていた。
【0004】この点、特開平5−274416号公報、
特開昭63−08598号号公報、或いは特開昭61−
118876号公報に開示されている技術のように、イ
メージデータ上に、或いはイメージデータとは別個に用
紙の縦横、すなわち正規の方向を判定するための情報を
予め記録しておくことが考えられる。こうすれば、その
記録された情報を用いて用紙方向を判定し、ディスプレ
イ等に出力する際にその判定結果に従って予めイメージ
データに回転処理を施しておき、ユーザの指示を待たず
に正しい向きで表示等の出力をすることができる。
【0005】しかし、イメージデータ上に縦横を判定す
るための情報を記録すれば、イメージ情報の一部を損な
うおそれがある。一方、イメージデータとは別個に縦横
を判定するための情報を記録すれば、その情報を別途記
録しておくための手段が必要となる。さらに、両技術に
共通する問題として、イメージデータの汎用性が失われ
他のシステムとの融和性を損なうおそれがあるといった
不具合がある。
【0006】これに対し、特開平8−336038号公
報や特開平9−69136号公報に開示されている技術
のように、イメージデータに対して文字認識処理を施
し、どの方向の文字が検出されるかによって縦横を判定
することも考えられる。
【0007】たしかに、この文字認識処理を縦横判別に
利用する技術によれば上述の不具合の発生を回避するこ
とができる。しかし、一般に精度の高い文字認識処理は
処理負担が重いため、用紙方向の判定を迅速に行うこと
ができないという問題がある。特に、高解像度のイメー
ジデータでは文字認識処理に必要な時間が大幅に増大
し、システムの操作性を大きく損なうおそれがある。
【0008】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、過大な処理負担をかけることなく
高速に用紙方向を判別することのできる用紙方向判定装
置及び方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記課題を解決す
るために、本発明は、対象用紙のイメージデータのうち
用紙周縁部に対応するデータに基づき、該対象用紙の用
紙方向を判定する用紙方向判定装置であって、前記用紙
周縁部に属する複数の部分領域のうちイメージが記され
ている領域のパターンを判定する第1のパターン判定手
段と、該第1のパターン判定手段により判定されるパタ
ーンに基づいて前記対象用紙の用紙方向を判定する第1
の用紙方向判定手段と、を含む。
【0010】イメージデータの多くはDTPソフトウェ
アと呼ばれるアプリケーション群から出力されるもので
ある。そして、そこで出力されるイメージデータには一
般的に文章のヘッダやフッタにページ数、文書名、章
題、日付などが記述されている。こうした事情は印刷シ
ステムの取り扱うデータについては特に妥当する。本発
明では、対象用紙の周縁部を複数の領域に分割して各領
域からイメージを検知することにより、そのうち何処に
文字等の有意的なイメージが記されているかを表すパタ
ーンを推測している。そして、このパターンに基づいて
対象用紙について用紙方向が判定される。
【0011】たとえば、用紙の周縁部のうちある一辺の
中央部分にのみなんらかのイメージが表され、それ以外
にはイメージが表されていない場合、当該一辺が文章の
下側或いは上側に位置するよう用紙を配置すべきことが
容易に判断できる。この結果、本発明によれば、過大な
処理負担をかけることなく高速に、対象用紙を縦置きし
て文書が記されているか、又は横置きして文章が記され
ているかを少なくとも判断することができる。
【0012】(2)また、本発明の一態様では、所定条
件下、前記用紙周縁部のうち前記パターンによりイメー
ジが記されているとされた領域に対して文字認識処理を
施す文字認識手段と、該文字認識手段による文字認識結
果に基づいて前記対象用紙の用紙方向を判定する第2の
用紙方向判定手段と、をさらに含む。
【0013】すなわち、前記第1のパターン判定手段に
より判定されるパターンの種別によっては、そのパター
ンだけから用紙方向を容易に判別することができない場
合がある。この場合、本態様では、前記第1のパターン
判定手段によってイメージが記されていると判断される
領域に対して文字認識処理を施し、その認識結果に基づ
いて対象用紙の用紙方向を判定する。すなわち、上述の
ように、イメージデータには一般的に文章のヘッダやフ
ッタにページ数、文書名、日付などが記述されている。
したがって、例えば対象用紙が5ページ目を記したもの
であって用紙周縁部のうちある一辺の中央付近で「−5
−」の文字が認識された場合、その認識方向を正規の用
紙方向と判定すればよい。こうすれば、用紙の全面に対
して文字認識処理を施す従来の技術に比して、簡易且つ
高速に用紙方向を判定することができる。
【0014】さらに、本発明によれば、ヘッダやフッタ
に記録される文字種がある程度予測可能なため、例えば
先ず数字から文字認識を試行する等により、比較的高速
に文字認識を行うことができ、用紙方向の判定を高速化
することができる。なお、ここで言う「認識方向」と
は、例えば最も高い一致率或いは認識率で何らかの文字
を認識することができる用紙方向をいう。
【0015】もちろん、本態様に依らずとも、第2の用
紙方向判定手段による用紙方向の厳密な判別を断念し、
一旦ディスプレイ表示し、ユーザによる回転指示を待ち
受けしてもよい。この場合であっても、多くの場合は上
記第1のパターン判定手段と第1の用紙方向判定手段に
より、高い精度で縦横を判別できるため、ユーザは上下
反転の指示のみを行うだけで済む。このため、用紙方向
を整えるためのユーザ操作を簡略化することができる。
【0016】(3)また、本発明は、対象用紙のイメー
ジデータのうち用紙周縁部に対応するデータに基づき、
該対象用紙の用紙方向を判定する用紙方向判定装置であ
って、前記用紙周縁部に対して文字認識処理を施す文字
認識手段と、該文字認識手段による文字認識結果に基づ
いて前記対象用紙の用紙方向を判定する用紙方向判定手
段と、を含む。
【0017】すなわち、上述のように、イメージデータ
には一般的に文章のヘッダやフッタにページ数、文書
名、日付などが記述されているため、この領域に対して
のみ文字認識処理を施して用紙方向を判定することによ
り、用紙の全面に対して文字認識処理を施す従来の技術
に比して、簡易且つ高速に用紙方向を判定することがで
きる。また、本発明によれば、ヘッダやフッタに記録さ
れる文字種がある程度予測可能なため、その予測を文字
認識処理に反映させることにより比較的高速に文字認識
処理を行うことができる。
【0018】(4)また、本発明の一態様は、前記文字
認識手段は、対象用紙のある一辺に近接する部分領域に
対して文字認識処理を施す場合、該一辺に垂直な第1の
方向で第1の文字認識処理を施し、さらに該第1の方向
とは逆向きの第2の方向で第2の文字認識処理を施す。
すなわち、用紙周縁に表されるのは通常ヘッダやフッタ
であり、これらの文字は近接する一辺に垂直な向きな前
記第1又は第2の方向で記されていることがほとんどで
あると考えられる。このため、本態様によればそれらの
方向で文字認識処理を行うことにより比較的高速に用紙
の上下方向を判別することができる。
【0019】(5)また、本発明の一態様は、前記対象
用紙の周縁部に表されたタブイメージデータを検出する
手段をさらに含み、該手段によってタブイメージが検出
される場合、用紙中のタブの位置を考慮して前記対象用
紙の用紙方向を判定する。ここで、「タブ」とは用紙縁
部に表される矩形領域であり、多くは用紙の端から濃色
で塗りつぶされているものである。また、場合によって
は章題等の文字が該矩形領域内部に記されている。
【0020】用紙中にヘッダやフッタとは別にかかるタ
ブが描かれていると、用紙方向判定に悪影響を与えるお
それがある。このため、本態様ではタブイメージデータ
を検出する手段を設け、用紙方向の判定に際してそのタ
ブの位置を考慮している。こうすれば、用紙周縁部に描
かれた情報のうちどれがヘッダやフッタであるかをさら
に正確に判断することができ、用紙方向の判定精度を向
上させることができる。なお、タブは用紙の端から描か
れているのに対し、ヘッダやフッタの文字は一般に用紙
端から一定の余白を置いて描かれる。前記タブイメージ
データの検出手段は、例えばかかる事実を利用すること
により、容易にタブイメージデータを判断することがで
きる。
【0021】(6)また、本発明の一態様は、前記対象
用紙に表されたトンボイメージデータを検出する手段を
さらに含み、該手段によってトンボイメージデータが検
出される場合、前記用紙イメージにおける該トンボイメ
ージの位置を基準として前記用紙周縁部を決定する。こ
こで、「トンボ」とは用紙の四隅に表される十文字状の
模様や、四辺に近接して描かれる線分であり、製本時の
裁断位置を示すものである。本態様によれば、かかるト
ンボイメージの位置を基準として前記用紙周縁部を決定
するため、どこに実際の用紙の周縁部があるかを正確に
判断することができ、その結果ヘッダ、フッタ、タブを
さらに確実に検出して用紙方向の判定精度を向上させる
ことができる。
【0022】(7)また、本発明の一態様は、前記対象
用紙に表された背景模様データを検出する手段をさらに
含み、該手段によって背景模様データが検出される場
合、用紙イメージから該背景模様を除いてなるイメージ
を表すデータに基づき、前記対象用紙の用紙方向を判定
する。すなわち、対象用紙には全面或いは用紙周縁部に
シェードがかかったものがあり、この用紙のイメージデ
ータに対して上述の用紙方向判定処理を施せば、正確な
判定が出来ないおそれがある。このため、本態様ではか
かる場合、用紙イメージから該背景模様を除いてなるイ
メージを表すデータに基づき用紙方向を判定する。こう
すれば、用紙にシェード等の背景模様が描かれている場
合にも正確に用紙方向を判定することができる。
【0023】(8)また、本発明の一態様は、前記対象
用紙の前ページを表すイメージデータ又は後ページを表
すイメージデータの少なくとも一方を取得し、その取得
したページの周縁部に属する複数の部分領域のうちイメ
ージが記されている領域のパターンを判別する第2のパ
ターン判定手段をさらに含み、前記第1の用紙方向判定
手段は、前記第1のパターン判定手段によって判定され
るパターンと前記第2のパターン判定手段によって判定
されるパターンとに基づいて前記対象用紙について用紙
方向を判定する。
【0024】たとえば、用紙の角一箇所にのみページ番
号が表されている場合等は、その事実からだけでは用紙
方向の判別が困難である。このため、本態様では、対象
用紙の前後ページのいずれか少なくとも一方について前
記パターンを判別し、そのパターンと対象用紙自体の前
記パターンとに基づいて用紙方向を判定している。こう
すれば、連続するページについてのパターンの推移の様
子を調べることにより、用紙方向の判定が可能となる。
【0025】(9)また、本発明の一態様は、前記対象
用紙の前ページ又は後ページを表すイメージデータに基
づいて前ページ又は後ページの用紙方向を判定し、その
判定結果を基に前記対象用紙について用紙方向を判定す
る。
【0026】判定対象となる用紙には、たとえば複数ペ
ージの先頭にあたる表紙等、ヘッダやフッタが付されて
いないものがありうる。本態様では、かかる場合でもそ
の前後いずれか少なくとも一方のページについて用紙方
向を判定し、その判定結果に基づいて対象用紙について
用紙方向を判定している。このため、用紙方向を判定す
ることのできる対象をさらに拡大することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて詳細に説明する。
【0028】1.用紙方向判定の原理 まず、本発明に係る用紙方向判定の原理について説明す
る。
【0029】図1〜6は、本実施形態に係る用紙方向判
定装置が判定対象とする用紙であって、DTPソフトウ
ェアによって出力される用紙のイメージデータ(以下、
「用紙イメージデータ」という。)の一部を例示してい
る。これらの図において、図1は用紙を縦置きにして文
章を横書きしたものであり、ヘッダには日付等が表さ
れ、フッタにはページ番号が表される。図2は用紙を縦
置きにして文章を縦書きにしたものでり、ヘッダには題
目が表され、フッタにはページ番号が表される。一方、
図3は用紙を横置きにして文章を横書きにしたものであ
り、ヘッダに題目が表され、さらにフッタが設けられて
いる。図4は用紙を横置きにして文章を縦書きしたもの
であり、ヘッダのみが表されている。
【0030】また、本用紙方向判定方法は図1〜図4の
ような形態のイメージデータのみならず、段組や2UP
で構成された用紙イメージデータについても同様に用紙
方向を判定することができる。すなわち、図5は用紙を
縦置きにするとともに、文章を横書きにして段組したも
のであり、ヘッダが表され、さらにページ番号がフッタ
として表されている。図6は用紙を横置きにして2UP
で用いており、各ページについてヘッダが表されるとと
もにページ番号がフッタとして表されている。
【0031】以上示したように、一般的に印刷等で用い
る用紙イメージデータにおいては、用紙を縦置き或いは
横置きしてその用紙を正規の方向に置けば、その上部或
いは下部にヘッダ或いはフッタが位置する。このことに
着目し、本方法では用紙イメージのうち用紙の周縁部分
のうち何処にヘッダ或いはフッタと推測されるイメージ
が記録されているかを調べ、その結果に基づいて用紙方
向を判別している。たとえば、本方法では、ある用紙イ
メージの一辺の近傍に文字が表されている場合、その用
紙についてはその一辺が下側或いは上側に来る向きが正
しい用紙方向であると判定する。
【0032】2.用紙方向判定装置の構成 次に、本実施の形態に係る用紙方向判定装置の構成につ
いて説明する。図7は本用紙方向判定装置の構成を示す
ブロック図である。同図に示すように、この用紙方向判
定装置は、入力部10、入力制御部12、CPU14、
主記憶装置16、補助記憶装置18、ユーザ指示装置2
0、表示制御部22、表示装置24、出力制御部26、
及び出力装置28を含んで構成されている。そして、入
力制御部12、表示制御部22、出力制御部26、CP
U14、主記憶装置16、補助記憶装置18、及びユー
ザ指示装置20は、バス30により相互にデータ転送可
能に接続されている。
【0033】ここで、主記憶装置16は本装置全体を制
御するためのソフトウェアプログラムがロードされるR
AMであり、そのプログラムはCPU14により実行さ
れる。また、主記憶装置16はCPU14によるプログ
ラム実行に際して必要に応じて作業用メモリとしても用
いられる。また、ユーザ指示装置20は入力部10での
入力タイミングの指定等をユーザが行う際に用いるキー
ボード、マウスその他の入力機器である。
【0034】入力部10は用紙イメージデータを入力す
るための手段であり、イメージスキャナやページ記述言
語のデコンポーザで生成される用紙イメージデータがか
かる入力部10から入力される。入力制御部12は入力
部10の制御を行う他、必要に応じて用紙イメージデー
タに圧縮処理を施す。また、補助記憶装置18はディス
ク記憶装置等により構成されるものであり、入力部10
から入力された用紙イメージデータは必要に応じて補助
記憶装置18に保管される。表示装置24はLCD或い
はCRTにより構成されるものであり、入力部10から
入力された用紙イメージデータ、或いは既に入力されて
補助記憶装置18に保管されている用紙イメージデータ
に基づき出力イメージを表示する。したがって、本用紙
方向判定装置のユーザは、この表示装置24により所望
の用紙イメージデータの出力イメージを適宜表示確認す
ることができる。
【0035】表示制御部22はイメージ回転部32、イ
メージ縮小部34、用紙方向判定部36を含んで構成さ
れている。また、特に図示しないが、表示制御部22は
入力制御部12によって既に圧縮されている用紙イメー
ジデータについてはその伸張処理を行うことができるよ
うになっている。
【0036】ここで、用紙方向判定部36は、図8に示
すように、イメージ抽出部38、縦横判定部40を含ん
で構成されている。ここで、イメージ抽出部38は、図
9(a)〜(c)に示すように、用紙イメージデータの
表す用紙の周縁部を構成する8つの部分領域A〜Hのイ
メージを抽出する。また、縦横判定部40はそれらのイ
メージについてヘッダ或いはフッタの文字と思われるイ
メージが含まれているか否かを判定し、どの領域にイメ
ージが表されているかのパターンを調べる。そして、縦
横判定部40はそのパターンに基づいて判定対象である
用紙イメージデータについて用紙方向を判定する。その
後、表示制御部22に含まれるイメージ回転部32は用
紙方向判定部36により判定された用紙方向に基づいて
必要に応じて用紙イメージデータに回転処理を施す。ま
た、表示装置24に表示するために特にイメージの縮小
処理を行う必要がある場合には縮小処理を施し、表示装
置24にて当該用紙イメージデータについての出力イメ
ージを表示する。
【0037】3.用紙方向判定装置の処理 次に、本用紙方向判定装置の処理についてさらに詳細に
説明する。図10〜図14は、本用紙方向判定装置の処
理を説明するフロー図である。ここで、図10はメイン
ルーチンでの処理を説明するフロー図であり、図11〜
図14はそれぞれサブルーチンS1〜サブルーチンS4
での処理を説明するフロー図である。
【0038】(1)メインルーチン 図10に示すように、メインルーチンではまず、各変数
の初期化を行う(S101)。以下において、Nは判定
回数を表す。また、Sn(n=1〜4)は現在判定対象
としている用紙イメージについて既にサブルーチンS1
〜サブルーチンS4での処理を終えているか否かを表す
フラグであり、「0」は未処理の旨を表し、「1」は処
理済みの旨を表す。さらに、FUKUは、対象となる用
紙イメージが複数ページの一部を構成するものであるか
否かを表すフラグである。
【0039】S101での初期化を終えると、本用紙方
向判定装置では、当該用紙イメージが複数ページのうち
のある1ページを表すものであるか否かを判断し(S1
02)、複数ページのうちのある1ページを表すもので
あればフラグFUKUに1を代入する(S103)。一
方、そのページが単独のページを表すものであればフラ
グFUKUに0を代入する(S104)。その後、イメ
ージ抽出部38は、図9(a)に示すようにして、判断
対象である用紙イメージデータから標準的な大きさの各
部分領域A〜Hについてイメージデータを抽出する(S
105)。そして、それら抽出したイメージに対して必
要に応じてゴミイメージの除去を行う(S106,S1
07)。すなわち、判定対象である用紙イメージデータ
がスキャナで読み取ったデータを含むものである場合は
該イメージにゴミイメージが含まれている場合がある。
このため、この処理では公知技術を用いて用紙イメージ
データからゴミイメージを除去している。
【0040】その後、部分領域A〜Hについてそれぞれ
文字等の有意的イメージが含まれているか否かを判断す
る。そして、ある部分領域にイメージが含まれていれば
「○」であるとする一方、含まれていなければ「×」と
し、部分領域A〜Hのうちどの領域にイメージが含まれ
ているかのパターンを判定する。その後、予め用意した
テーブルに基づき、そのパターンがどの分類に属するか
を判定する(S108)。図15はこのテーブルの一部
を示す図である。同図に示すテーブルによれば、例えば
部分領域A〜Cにはイメージが含まれているが、それ以
外の部分領域D〜Hにはイメージが含まれていない場
合、そのパターンは「1辺3箇所」の分類に属すると判
定される。
【0041】その後、本用紙方向判定装置では、さらに
他のテーブルに基づき、判断対象である用紙イメージデ
ータについて用紙方向の判定が可能であるか否かを判断
する(S109)。図16はこの際に用いるテーブルの
一部を示す図である。同図に示すテーブルによれば、例
えば「1辺3箇所」の分類に属するパターンは用紙方向
の判定が可能であるのに対し、「なし」の分類に属する
パターン、すなわち部分領域A〜Hのすべてにつきイメ
ージが含まれていない場合や、「8箇所全部」の分類に
属するパターン、すなわち部分領域A〜Hのすべてにつ
いてイメージが含まれている場合、用紙方向の判定が不
能ないし困難であることを示している。同図に示すテー
ブルに対してS108で判定されたパターンが照らし合
わされ、判断対象である用紙イメージデータについて縦
横が決定される(S110)。そして、その後、用紙イ
メージデータについて表示処理が行われる。この表示処
理においては、図17に示すように、まず表示装置24
の求めるイメージのサイズと用紙イメージのサイズとを
比較してイメージ縮小部34による縮小が必要であるか
否かを判断する(S201)。そして、必要であればイ
メージ縮小部34は用紙イメージデータに対してイメー
ジ縮小処理を施す(S202)。さらに、同図に示す表
示処理においては、用紙方向判定装置によって判定され
た用紙方向が現在の用紙イメージデータが有する方向と
同じか否かを判断し(S203)、異なる場合にはイメ
ージ回転部32によって用紙イメージデータに対してイ
メージ回転処理を施す(S204)。その後、以上のイ
メージ縮小処理及びイメージ回転処理を必要に応じて施
した用紙イメージデータが表示装置24に送出され、そ
こで出力イメージが表示される(S205)。
【0042】一方、図10のS109において用紙方向
の判定が不能であると判断される場合には、S108で
判定されたパターンが部分領域A〜Hのいずれにもイメ
ージが含まれていないパターンを示すものであるかを判
断し(S111)、その場合は図12に示すサブルーチ
ンS2に処理を移行する。また、S108で判定された
パターンが部分領域A〜Hのいずれにもイメージが含ま
れているパターンを示すものであれば(S112)、図
13に示すサブルーチンS3に処理を移行する。さら
に、S108で判定されたパターンが部分領域A,G,
F,H、すなわち用紙の角部の一つのみにイメージが含
まれているパターンである場合、図14に示すサブルー
チンS4に処理を移行する。そうして、以上のS111
〜S112に該当しない場合には図11に示すサブルー
チンS1に処理を移行する。
【0043】(2)サブルーチンS1 サブルーチンS1の処理においては、図11に示すよう
に、まず判定回数Nがインクリメントされる(S30
1)。そして、NがNmaxを超える場合(S302)、
所定回数以上判定処理を繰り返してもなお用紙方向を判
定できない場合であるから、次に図18に示す非判定時
処理を行う。すなわち、同図に示すように、この非判定
時処理では、予めユーザ指示装置20で入力されている
指示フラグ値に基づき、前ページと同じ用紙方向で表示
するか(S401)、イメージ回転部32での処理を行
わず用紙イメージデータが元々有している用紙方向で表
示するか(S402)、或いは所定のデフォルト方向で
表示するか(S403)、を判断し、その判断に基づい
て用紙方向を決定する(S404)。その後、図17に
示す表示処理へ移行する。
【0044】一方、図11に示すサブルーチンS1の処
理において、S302でNがNmaxを超えないと判断さ
れる場合、○が多いために用紙方向の判定ができないの
かを調べる(S303)。すなわち、部分領域A〜Hの
うち多くの領域にイメージが含まれている場合、例えば
8つの部分領域のうち7つにイメージが含まれている場
合、図9(b)に示すようにして各部分領域A〜Hを狭
めて再度各領域のイメージを抽出し(S304)、それ
らのイメージに対してメインルーチンのS106に戻っ
て再判定を行う。また、S303において○が多くはな
いと判断される場合、図9(c)に示すようにして逆に
各部分領域A〜Hを内側方向に広げて再度各領域のイメ
ージを抽出し(S305)、それらのイメージに対して
メインルーチンのS106に戻って再判定を行う。
【0045】(3)サブルーチンS2 次に、サブルーチンS2の処理においては、図12に示
すように、まず判定回数Nが0であるか否かを判断し
(S501)、0である場合にはさらにS2が1である
か否かを判断する(S502)。そして、フラグS2が
1である場合には既にサブルーチンS2の処理を経てい
る場合であり、図18に示す非判定時処理を行う。ま
た、フラグS2が1でない場合には図9(c)に示すよ
うにして各部分領域A〜Hの幅を内側に広げて再度イメ
ージを抽出する(S503)。その後、判定回数Nをイ
ンクリメントし(S504)、メインルーチンのS10
6に戻って再判定を行う。
【0046】一方、S501において判定回数Nが0で
あると判断される場合には、次にフラグFUKUが1で
あり、且つそれが最初のページであるか否かを判断する
(S505)。そして、判定対象としている用紙イメー
ジデータが複数ページのうち最初のページである場合に
は次ページについて、改めてメインルーチンの処理を実
行して用紙方向の判定を行う(S506)。この結果、
判定可能であれば(S507)、当該次ページについて
の用紙方向を現在判定対象となっている用紙イメージに
ついての用紙方向として採用する(S508)。そし
て、その判断結果を基に図に示す表示処理を行う。すな
わち、ここで説明しているサブルーチンS2はメインル
ーチンのS111から判るように部分領域A〜Hのすべ
てにイメージが含まれていない場合であるが、この場合
においてフラグFUKUが1であり、且つ判定対象とし
ている用紙イメージデータが最初のページであるとき
は、当該用紙イメージデータが図19(a)に示すよう
なヘッダやフッタのない表紙ページであると考えられ
る。そこで本サブルーチンS2においては、このような
場合、同図(b)に示すような次ページについて用紙方
向の判定処理を行い、その判定結果を当該表紙ページに
フィードバックしている。これにより、同図(a)に示
すような表紙ページに対しても適切に用紙方向を判定す
ることができる。
【0047】また、S507において次ページについて
用紙方向が判定不能であると判断される場合、及びS5
05で判定対象としている用紙イメージデータが複数ペ
ージのうちの最初のページであるとは判断されなかった
場合、フラグS2を1に設定するとともに判定繰り返し
階数Nをインクリメントする(S509)。その後、各
部分領域A〜Hについて幅をやや内側に広げて各領域を
広げて再度イメージを抽出し(S510)、メインルー
チンのS106に戻って再判定処理を行う。
【0048】(4)サブルーチンS3 次に、サブルーチンS3においては、図13に示すよう
に、まず判定回数Nが0であるか否かを判断する(S6
01)。そして、Nが0である場合はフラグS3を1に
設定するとともに判定回数Nをインクリメントする(S
602)。その後、部分領域A〜Hについて各領域の幅
を限りなく小さくして再度イメージを抽出し(S60
3)、メインルーチンのS106に戻って再判定処理を
行う。
【0049】また、S601において判定回数Nが0で
ないと判断される場合、次にNが1であり且つフラグS
3が1であるかを判断する(S604)。そして、N及
びS3がともに1であると判断される場合には8つの部
分領域A〜Hにシェードが付されていると判断し、それ
らの領域のイメージデータにシェード消去処理を施す
(S605)。すなわち、本サブルーチンS3では、図
20に示すように、イメージ全体にシェードがかかって
いる場合にはヘッダやフッタを認識することが困難とな
ることに鑑み、イメージにシェードがかかっている場合
にはそれを除去するようにしている。シェードの特徴と
して各部分領域を小さくとったとしてもイメージが残る
という特徴がある。したがって、ここでは、S605に
おいてフラグS3が1であり、S603を既に経由して
いるにも拘わらずなお8つの部分領域A〜Hのすべてに
イメージが残っていると判断される場合に、それをシェ
ードによるものであると判断し、消去している。具体的
には、用紙イメージデータに表されるシェードは繰り返
しパターンからなるため、それらのイメージ内容を所定
ビットシフトして排他的論理和をとることによりシェー
ドを消去して文字情報だけを残すことができるという特
徴がある。このため、本サブルーチンS3においては、
この特徴を利用し、シェードの認識及び用紙イメージか
らの除去を行っている。
【0050】そして、S605において各領域のイメー
ジデータに対するシェード消去処理が有効であり、例え
ばいずれかの領域のイメージが消えた場合には(S60
6)、S605で施したシェード消去処理を用紙イメー
ジ全体に対して施し(S607)、図9(a)に示すよ
うにして標準的な大きさの部分領域のイメージを改めて
抽出する(S608)。そして、判定回数Nを0に再度
設定し(S609)、メインルーチンのS106に戻っ
てS608で抽出したイメージを用いた再判定処理を行
う。
【0051】一方、S604においてN及びS3がとも
に1であると判断されなかった場合、及びS605にお
いて各部分領域のイメージデータに対するシェード消去
処理が有効であるとは判断されなかった場合、図18に
示す非判定時処理を行う。
【0052】(5)サブルーチンS4 サブルーチンS4においては、図14に示すように、ま
ずフラグFUKUが1であるか否かを判断する(S70
1)。そして、フラグFUKUが1である場合には、次
ページについて用紙イメージデータから用紙周縁部を構
成する部分領域A〜Hの各イメージを抽出する(S70
2)。なお、ここでは次ページについてイメージ抽出す
ることにしたが、前ページについてイメージ抽出するよ
うにしてもよい。次に、次ページについても部分領域
A,C,F,Hのいずれか一つだけが○であるかを判断
する(S703)。そして、次ページについても用紙の
角部のいずれかのみにイメージが表されている場合、現
在の判定対象である用紙においてイメージが存在してい
る部分領域と次ページにおいてイメージが存在している
部分領域が、それぞれAC,AF,CH,FHのいずれ
かの組合せである場合かを判断する(S704)。そし
て、これら所定の組合せであると判断される場合は、そ
の判断結果に基づいて用紙方向を判定する(S70
5)。
【0053】すなわち、本サブルーチンS4において
は、メインルーチンのS113から判るように、判定対
象となる用紙の角部のいずれか1つにのみイメージがあ
る場合であり、これは図21に示すように用紙の角部に
ページ数が記されている場合であると推測できる。本サ
ブルーチンS4では、角部の一つになんらかの文字が表
されているという事実からでは用紙方向は判定できない
ことから、次ページについても同様に用紙の角部だけに
文字等のイメージが存在するかを調べ、例えばそれらが
部分領域Aと部分領域Cにそれぞれ含められている場合
に部分領域ACに共通して近接する一辺が用紙の上側又
は下側に位置すべきものであると判定する。同様に、部
分領域Aと部分領域Fにそれぞれ含められている場合に
部分領域AFに共通して近接する一辺が用紙の上側又は
下側に位置すべきものであると判定し、部分領域Cと部
分領域Hにそれぞれ含められている場合に部分領域CH
に共通して近接する一辺が用紙の上側又は下側に位置す
べきものであると判定する。また、部分領域Fと部分領
域Hにそれぞれ含められている場合に部分領域FHに共
通して近接する一辺が用紙の上側又は下側に位置すべき
ものであると判定する。
【0054】一方、S701、S703、S704にお
いてそれぞれ「NO」の旨が判断された場合には、図1
1に示すサブルーチンS1へと処理を移す。
【0055】4.変形例 以上説明した用紙方向判定装置は、用紙周縁部に通常表
されるヘッダやフッタの存在に着目して用紙方向を判定
するものであり、種々の変形実施が可能である。
【0056】(1)非判定字処理 上記説明では、用紙方向の判定を行うことが出来ない場
合に図18に示す非判定時処理を行ったが、このような
場合、用紙全面或いはその一部に対して文字認識処理を
施し、高い精度で文字を認識できた方向がいずれの方向
であるか、すなわち文字認識処理における認識方向を基
にして用紙方向を判定してもよい。また、後述するよう
に用紙周縁部に対してのみ文字認識処理を施し、その認
識結果に基づいて用紙方向を判定してもよい。
【0057】(2)二次的用紙方向判定処理 上記説明にかかる方法によれば、用紙の縦横方向につい
ては十分な精度で判定することが可能であるが、用紙の
上下方向が反転して判定される場合もありうる。この場
合、ユーザ指示装置20による指示入力に従ってイメー
ジ回転部32を起動し、正しい方向にイメージを回転し
て再度表示装置24に表示させてもよい。こうしても、
ユーザは上下反転のみ指定すれば済むため、容易に用紙
方向を正しい向きに変換することができる。
【0058】また、上記説明に係る処理を一次的判定と
し、これに続いて従来通り、文字認識処理を用紙全面或
いはその一部に対して文字認識処理を施した二次的判定
を行い、その認識方向を基にして用紙方向を最終的に判
定してもよい。この場合であっても、用紙の正しい向き
が上下方向いずれか一方に絞り込まれていることから、
従来技術に係る文字認識処理を用いた用紙方向判定技術
に比して、簡易且つ迅速に判定することができる。ま
た、後述するように用紙周縁部に対して文字認識処理を
施し、その認識結果に基づいて用紙方向を最終的に判定
してもよい。こうすれば、上記説明に係る判定において
部分領域A〜Hのいずれにイメージが含まれているかが
既に判っているため、その部分領域に対して優先的に文
字認識処理を施すことにより、比較的簡易且つ迅速に用
紙方向を判定することができる。
【0059】また、これら部分領域A〜Hに含まれるイ
メージはヘッダやフッタである可能性が高いため、例え
ば数字に対する文字認識を優先的に行う等すれば、さら
に迅速に用紙方向を判定することができる。なお、この
場合、部分領域に近接する一辺に垂直な2方向で文字認
識を試行することにより、上記説明に係る判定での上下
方向に関する誤りを迅速に是正することができる。
【0060】(3)タブイメージ処理 図22(a)はタブが付された用紙を表しており、用紙
を縦置きして文章が横書きされている。ここではヘッダ
やフッタは表されていない。一方、図21(b)もタブ
が付され縦置きして文章が横書きされた用紙を示してい
るが、ここでは題目がヘッダとして表されており、さら
にページ番号がフッタとして表されている。ここで、タ
ブとはページの縁に濃色で表される矩形領域であり、場
合により章題等が反転文字等により内部に記される。
【0061】このように、用紙イメージにタブイメージ
が含められている場合にはヘッダやフッタの認識が困難
となる場合がある。この場合、用紙方向判定部36にお
いてタブイメージを検出する手段をさらに設け、タブイ
メージが検出された場合には、検出された部分領域につ
いては当該タブイメージを除いたとしてもまだ他にイメ
ージが含められている場合にのみ、その領域にイメージ
が含められていると判断すればよい。
【0062】タブイメージは通常用紙の端に描かれるも
のであり、ヘッダやフッタに比して用紙の端からベタ塗
りされているという特徴がある。このため、各部分領域
A〜Hについて、用紙の最も端に位置するビットライン
から始まっているイメージ部分があるかを調べ、あれば
それをタブイメージであると判断できる。
【0063】(3)トンボイメージ処理 図23は四隅にトンボが表された用紙であり、縦置きし
て文章が横書きされている。そして、題目がヘッダとし
て表されており、さらにページ番号がフッタとして表さ
れている。ここで、トンボとは裁断の際の位置の目安と
されるものであり、用紙の四隅に十文字が表され、或い
は各辺中央部の付近に所定長の線分が表される。かかる
トンボイメージも用紙の周縁部に描かれるものであり適
正な用紙判定を妨げる場合がある。また、トンボイメー
ジが用紙に表されている場合には用紙イメージデータの
周縁部が実際の周縁部とは必ずしも一致しない。このた
めヘッダやフッタの位置を正確に掴むことができないお
それがある。
【0064】そこで、上記説明に係る用紙方向の判定に
際し、予め用紙イメージにトンボイメージが含まれてい
るか否かを調べ、含まれている場合にはそのトンボイメ
ージの位置を基準にしてその内側領域から各部分領域A
〜Hのイメージを抽出するようにすればよい。こうすれ
ば、実際に印刷物の周縁部に表されるべき領域に表され
るイメージを用紙方向の判定材料に用いるため、判断を
正確化することができる。
【0065】(4)文字認識処理を主体にした用紙方向
判定処理 以上の説明においては、文字認識処理を用いた用紙方向
の判定を行わないか、或いは文字認識処理を用いた用紙
方向の判定を二次的な判定に限って用いたが、文字認識
処理を主体とした用紙方向の判定を行う場合であって
も、用紙イメージの周縁部にヘッダ又はフッタが描かれ
ていることに着目することにより、従来技術に比して高
速に判定を行うことができる。
【0066】この場合、図8に示す用紙方向判定部36
に代えて図24に示す用紙方向判定部36aを用いれば
よい。この用紙方向判定部36aは、文字認識部37
a、イメージ抽出部38a、縦横判定部40aを含んで
構成されている。ここで、イメージ抽出部38aは、用
紙イメージデータの表す用紙の周縁部のうち、図25
(a)に示すように上下各辺の近傍領域のイメージ、す
なわちイメージ上端部42u及びイメージ下端部42d
をそれぞれ抽出し、或いは同図(b)に示すように右左
各辺の近傍領域のイメージ、すなわちイメージ右端部4
2r及びイメージ左端部42lをそれぞれ抽出する。そ
して、文字認識部37aは該イメージ抽出部38aによ
って抽出されるイメージ各部に対して文字認識処理を施
して文字認識方向を判別する。すなわち、該文字認識部
はイメージ抽出部38によって抽出される各イメージに
ヘッダやフッタの文字が含まれていれば、その文字がど
の方向に表されているものであるかを判別する。そし
て、縦横判定部40は文字認識部による認識結果、すな
わち文字認識処理における認識方向に基づいて、対象用
紙について用紙方向を判定する。
【0067】図26はかかる用紙方向判定部36の処理
を説明するフロー図である。同図に示すように、用紙方
向判定部36は、まず判定対象である用紙イメージから
図25(a)に示すイメージ上端部42u及びイメージ
下端部42dを抽出する(S801)。この際、ここで
のイメージ抽出はヘッダ、フッタのイメージを抽出する
ものであるので、図27に示すようにしてイメージ切断
線44を用紙の端から順次Lmaxまで移動させていき、
なんらかのイメージが現れてからそれが切れるまでの領
域を抽出する。次に、イメージが抽出可能であったなら
ば(S802)、抽出した各イメージに対して文字認識
処理を施す(S803)。この際、用紙の上辺又は下辺
と垂直な方向に文字が表されているものとして文字認識
処理を施す。そして、ここでの認識率を変数Aに保存す
る(S804)。さらに、用紙方向判定部36は抽出し
たイメージを反転し(S805)、回転後のイメージに
対しても同様に文字認識処理を施し、ここでの認識率を
変数Bに保存する(S806)。なお、ここでは認識対
象たるイメージを回転させてから再度の文字認識を行っ
たが、S803での文字認識と同一のイメージに対して
上下逆方向に文字が表されているものとして文字認識処
理を施すことにしてもよい。なお、S802において、
Lmaxまでイメージ切断線44を移動してイメージ上端
部及びイメージ下端部を拡大しても何らイメージが取得
出来なかった場合には、以上のS803〜S805の処
理をスキップし、S806の処理に移行する。
【0068】次に、用紙方向判定部36は、S801と
同様にして、判定対象である用紙イメージから図25
(b)に示すイメージ右端部42r及びイメージ左端部
42lを抽出する。そして、この抽出したイメージを9
0度回転し(S808)、その回転後のイメージに対し
て文字認識処理を施すとともに、その認識処理での認識
率を変数Cに保管する(S809)。また、用紙方向判
定部36は、S808で回転処理を施したイメージにさ
らに180度回転処理を施し(S810)、その回転後
のイメージに対して再度文字認識処理を施すとともに、
そこでの認識率を変数Dに保存する(S811)。ここ
でも、S807においてイメージの抽出ができなかった
と判断される場合には、S808〜S811の処理をス
キップし、S812の処理に移行する。
【0069】最後に、用紙方向判定部36は、以上の各
文字認識処理で得られた変数A〜Dに格納された認識率
の中で他よりも認識結果のよいものがあるか否かを判断
し(S812)、あればその認識方向を用紙方向である
と判断するとともに(S813)、図17に示す表示処
理に移行し、かかる用紙方向でのイメージ表示を行う。
一方、S813での判断において、特に他よりも高い認
識率で文字認識で行われたという事跡がないと判断され
る場合は、図18に示す非判定時処理を行う。
【0070】以上説明した用紙方向の判定によれば、用
紙周縁部に通常表されるヘッダやフッタの存在を前提と
して文字の認識速度を向上させることができるため、用
紙方向の判定を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態において判定対象となる
用紙を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態において判定対象となる
用紙を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態において判定対象となる
用紙を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態において判定対象となる
用紙を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態において判定対象となる
用紙を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態において判定対象となる
用紙を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係る用紙方向判定装置
の構成を示す図である。
【図8】 用紙方向判定部の構成を示す図である。
【図9】 用紙周縁部を構成する部分領域を示す図であ
る。
【図10】 本発明の実施の形態に係る用紙方向判定装
置のメインルーチンの処理を説明するフロー図である。
【図11】 本発明の実施の形態に係る用紙方向判定装
置のサブルーチンの処理を説明するフロー図である。
【図12】 本発明の実施の形態に係る用紙方向判定装
置のサブルーチンの処理を説明するフロー図である。
【図13】 本発明の実施の形態に係る用紙方向判定装
置のサブルーチンの処理を説明するフロー図である。
【図14】 本発明の実施の形態に係る用紙方向判定装
置のサブルーチンの処理を説明するフロー図である。
【図15】 本発明の実施の形態に係る用紙方向判定装
置で用いるテーブルの一部を示す図である。
【図16】 本発明の実施の形態に係る用紙方向判定装
置で用いるテーブルの一部を示す図である。
【図17】 本発明の実施の形態に係る用紙方向判定装
置の表示処理を説明するフロー図である。
【図18】 本発明の実施の形態に係る用紙方向判定装
置の非判定時処理を説明するフロー図である。
【図19】 本発明の実施の形態において判定対象とな
る用紙を示す図である。
【図20】 本発明の実施の形態において判定対象とな
る用紙を示す図である。
【図21】 本発明の実施の形態において判定対象とな
る用紙を示す図である。
【図22】 本発明の実施の形態において判定対象とな
る用紙を示す図である。
【図23】 本発明の実施の形態において判定対象とな
る用紙を示す図である。
【図24】 変形例に係る用紙方向判定部の構成を示す
図である。
【図25】 用紙周縁部を構成するイメージ各部を示す
図である。
【図26】 本発明の実施の形態の変形例に係る用紙方
向判定装置の処理を説明するフロー図である。
【図27】 イメージ抽出の様子を説明する図である。
【符号の説明】
A〜H 部分領域、10 入力部、12 入力制御部、
14 CPU、16主記憶装置、18 補助記憶装置、
20 ユーザ指示装置、22 表示制御部、24 表示
装置、26 出力制御部、28 出力装置、30 バ
ス、32 イメージ回転部、34 イメージ縮小部、3
6,36a 用紙方向判定部、37a文字認識部、3
8,38a イメージ抽出部、40,40a 縦横判定
部、42u イメージ上端部、42d イメージ下端
部、42r イメージ右端部、42l イメージ左端
部、44 イメージ切断線。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象用紙のイメージデータのうち用紙周
    縁部に対応するデータに基づき、該対象用紙の用紙方向
    を判定する用紙方向判定装置であって、 前記用紙周縁部に属する複数の部分領域のうちイメージ
    が記されている領域のパターンを判定する第1のパター
    ン判定手段と、 該第1のパターン判定手段により判定されるパターンに
    基づいて前記対象用紙の用紙方向を判定する第1の用紙
    方向判定手段と、 を含むことを特徴とする用紙方向判定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の用紙方向判定装置にお
    いて、 所定条件下、前記用紙周縁部のうち前記パターンにより
    イメージが記されているとされた領域に対して文字認識
    処理を施す文字認識手段と、 該文字認識手段による文字認識結果に基づいて前記対象
    用紙の用紙方向を判定する第2の用紙方向判定手段と、 をさらに含むことを特徴とする用紙方向判定装置。
  3. 【請求項3】 対象用紙のイメージデータのうち用紙周
    縁部に対応するデータに基づき、該対象用紙の用紙方向
    を判定する用紙方向判定装置であって、 前記用紙周縁部に対して文字認識処理を施す文字認識手
    段と、 該文字認識手段による文字認識結果に基づいて前記対象
    用紙の用紙方向を判定する用紙方向判定手段と、 を含むことを特徴とする用紙方向判定装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の用紙方向判定装
    置において、 前記文字認識手段は、対象用紙のある一辺に近接する部
    分領域に対して文字認識処理を施す場合、該一辺に垂直
    な第1の方向で第1の文字認識処理を施し、さらに該第
    1の方向とは逆向きの第2の方向で第2の文字認識処理
    を施すことを特徴とする用紙方向判定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の用紙
    方向判定装置において、 前記対象用紙の周縁部に表されたタブイメージデータを
    検出する手段をさらに含み、 該手段によってタブイメージが検出される場合、用紙中
    でのタブの位置を考慮して前記対象用紙の用紙方向を判
    定することを特徴とする用紙方向判定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の用紙
    方向判定装置において、 前記対象用紙に表されたトンボイメージデータを検出す
    る手段をさらに含み、 該手段によってトンボイメージデータが検出される場
    合、前記用紙イメージにおける該トンボイメージの位置
    を基準として前記用紙周縁部を決定することを特徴とす
    る用紙方向判定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の用紙
    方向判定装置において、 前記対象用紙に表された背景模様データを検出する手段
    をさらに含み、 該手段によって背景模様データが検出される場合、用紙
    イメージから該背景模様を除いてなるイメージを表すデ
    ータに基づき、前記対象用紙の用紙方向を判定すること
    を特徴とする用紙方向判定装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の用紙
    方向判定装置において、 前記対象用紙の前ページを表すイメージデータ又は後ペ
    ージを表すイメージデータの少なくとも一方を取得し、
    その取得したページの周縁部に属する複数の部分領域の
    うちイメージが記されている領域のパターンを判別する
    第2のパターン判定手段をさらに含み、 前記第1の用紙方向判定手段は、前記第1のパターン判
    定手段によって判定されるパターンと前記第2のパター
    ン判定手段によって判定されるパターンとに基づいて前
    記対象用紙について用紙方向を判定することを特徴とす
    る用紙方向判定装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の用紙
    方向判定装置において、 前記対象用紙の前ページ又は後ページを表すイメージデ
    ータに基づいて前ページ又は後ページの用紙方向を判定
    し、その判定結果を基に前記対象用紙について用紙方向
    を判定することを特徴とする用紙方向判定装置。
  10. 【請求項10】 対象用紙のイメージデータのうち用紙
    周縁部に対応するデータに基づき、該対象用紙の用紙方
    向を判定する用紙方向判定方法であって、 前記用紙周縁部に属する複数の部分領域のうち文字が記
    されている領域のパターンを判定するパターン判定ステ
    ップと、 該パターン判定ステップで判定されるパターンに基づい
    て前記対象用紙の用紙方向を判定する用紙方向判定ステ
    ップと、 を含むことを特徴とする用紙方向判定方法。
  11. 【請求項11】 対象用紙のイメージデータのうち用紙
    周縁部に対応するデータに基づき、該対象用紙の用紙方
    向を判定する用紙方向判定方法であって、 前記用紙周縁部に対して文字認識処理を施す文字認識ス
    テップと、 該文字認識ステップでの文字認識結果に基づいて前記対
    象用紙の用紙方向を判定する用紙方向判定ステップと、 を含むことを特徴とする用紙方向判定装置。
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CN116311333A (zh) * 2023-02-21 2023-06-23 南京云阶电力科技有限公司 针对电气图纸中边缘细小文字识别的预处理方法及系统

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