JPH11272826A - 無線受信装置 - Google Patents

無線受信装置

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Publication number
JPH11272826A
JPH11272826A JP10078839A JP7883998A JPH11272826A JP H11272826 A JPH11272826 A JP H11272826A JP 10078839 A JP10078839 A JP 10078839A JP 7883998 A JP7883998 A JP 7883998A JP H11272826 A JPH11272826 A JP H11272826A
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JP
Japan
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antenna
winding
windings
card
signal
Prior art date
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Application number
JP10078839A
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English (en)
Inventor
Shigeru Arisawa
繁 有沢
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、無線受信装置に関し、例えばIC
カードに適用して、アンテナより電力の供給を受ける構
成においても、アンテナの効率を向上して、通信可能な
距離を増大することができるようにする。 【解決手段】各巻線L1、L2、L3の結合を疎にし
て、複数回の巻線L1、L2、L3によりループアンテ
ナ14を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線受信装置に関
し、例えばICカードに適用することができる。本発明
は、各巻線の結合を疎にして、複数回の巻線によりルー
プアンテナを形成することにより、アンテナより電力の
供給を受ける構成においても、アンテナの効率を向上し
て、通信可能な距離を増大することができるようにす
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ICカードを用いたICカードシ
ステムにおいては、交通機関の改札システム、部屋の入
退出管理システム等に適用されるようになされている。
このようなICカードシステムは、ユーザーの携帯する
ICカードと、これらICカードとの間で種々のデータ
を送受するリードライタ(すなわちICカード処理装置
でなる)とにより構成され、これらICカード及びリー
ドライタ間で非接触により種々のデータを送受するよう
になされたものが提案されている。
【0003】すなわちこの種のICカードシステムにお
いて、リードライタは、所定周波数の搬送波を所望のデ
ータ列により変調して送信信号を生成し、アンテナを介
してこの送信信号をICカードに送出する。
【0004】ICカードは、アンテナを介して、この送
信信号を受信し、この送信信号よりリードライタから送
出されたデータを復調する。さらにICカードは、この
受信したデータに応じて、内部に保持する個人情報等の
データを所定の搬送波により変調してリードライタに送
出する。
【0005】リードライタは、このICカードより送出
されたデータを受信し、この受信したデータより、改札
機の扉を開閉し、また部屋の入退出を許可するようにな
されている。
【0006】このようなICカードにおいては、アンテ
ナで受信した電力により動作するようになされたものが
あり、このようなICカードにおいては、電池を内蔵す
る必要が無いことにより、使い勝手を向上することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようにア
ンテナで受信した電力により動作するICカードにおい
ては、アンテナの効率を増大することにより、通信可能
な距離を増大することができる。
【0008】このアンテナの効率を増大する方法とし
て、ループによりアンテナを構成し、このループアンテ
ナの巻線数を増大する方法が考えられる。すなわちアン
テナの巻線数を増大すれば、その分アンテナの鎖交磁束
数を増大できることにより、アンテナの効率を増大する
ことができる。
【0009】ところが単に巻線数を増大すると、ループ
アンテナにおいては、巻線間の結合により自己インダク
タンスが急激に増大する。これによりアンテナで受信し
た電力により動作するICカードにおいては、巻線数を
増大した場合、却ってアンテナを介して効率良く電力を
取得できなくなる。
【0010】すなわち図8は、この種のICカードシス
テムにおける電力伝送系統の等化回路を示す接続図であ
る。このICカードシステム1において、リードライタ
2は、アンテナに電力を供給する信号処理回路を信号源
3により、この信号源3から電力の供給を受けるアンテ
ナを自己インダクタンスL1のコイル4により表すこと
ができる。またICカード5においては、アンテナを自
己インダクタンスL2のコイル6により、このアンテナ
の内部抵抗を抵抗R2により表すことができる。またこ
のアンテナに接続される容量成分をコンデンサCによ
り、負荷回路を抵抗Rにより表すことができる。
【0011】ICカードシステム1においては、リード
ライタ2側のアンテナと、ICカード5側のアンテナと
が磁気的に結合して電力を送受しているとモデル化する
ことができ、これにより自己インダクタンスL1及びL
2のコイル4及び6間の相互インダクタンスをMとおい
て、全体をモデル化することができる。
【0012】このようなモデルにおいて、送信信号S1
の信号レベルをV1とおき、コイル4及び6の電流をI
1及びI2とおく、負荷でなる抵抗Rの両端電位差V2
を次式により表すことができる。ここでωは、送信信号
S1における搬送波の角周波数である。
【0013】
【数1】
【0014】
【数2】
【0015】ここでなおICカード5においては、信号
源3より送出される送信信号S1に共振するように、コ
ンデンサCの値が設定され、これにより効率良く電力を
送受できるようになされていることから、抵抗R2=0
とおいて、この共振の条件により(1)式及び(2)式
を変形すると、次式の関係式を得ることができる。
【0016】
【数3】
【0017】ここでリードライタ2とICカード5の距
離が十分に大きい場合、L1L2>>M2 と表すことが
できることから、(3)式を変形して、次式の関係式を
得ることができ、これによりアンテナでなるコイル6よ
り電流I2を流出させる場合にあっては、自己インダク
タンスL1、L2を低減し、相互インダクタンスMを増
大すれば、効率良く電力を供給できることがわかる。
【0018】
【数4】
【0019】これに対してループアンテナにおいて、単
に巻線数を増大した場合、自己インダクタンスL2は、
巻線数の2乗に比例して変化し、相互インダクタンスM
は、巻線数に比例して変化する。これによりアンテナよ
り電力の供給を受ける場合、単にループアンテナの巻線
数を増大しただけでは、アンテナの効率を向上できない
ことが判る。
【0020】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、アンテナより電力の供給を受ける構成においても、
アンテナの効率を向上して通信可能な距離を増大するこ
とができる無線受信装置を提案しようとするものであ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、アンテナを介して受信した電力に
より動作し、このアンテナを介して受信した信号を処理
する無線受信装置に適用して、このアンテナを略同一平
面にらせん状に巻線したループ形状のアンテナにより構
成し、このアンテナにおいて、隣接する巻線が、巻線の
線材の幅の0.8倍以上離間してなるようにする。
【0022】また同様にアンテナにおいて、巻線の幅
が、巻線の線材の厚さの35倍以上であるようにする。
【0023】さらに略同一平面に、少なくとも第1の巻
線と、この第1の巻線に一端を接続する第2の巻線とに
よりループ形状のアンテナを形成し、この第1の巻線に
おいて、巻線の内外周方向に蛇行して線材を配置し、こ
の第2の巻線において、第1の巻線における蛇行と逆方
向に、巻線の内外周方向に蛇行して線材を配置する。
【0024】アンテナにおいて、隣接する巻線間の間隔
が、巻線の線材の幅の0.8倍以上であるようにすれ
ば、巻線間の結合を疎にして、巻線数に対する自己イン
ダクタンスの増大を低減することができ、これによりア
ンテナより電力の供給を受ける構成においても、巻線数
を増大してアンテナの効率を増大することができる。
【0025】また巻線の幅が、巻線の線材の厚さの35
倍以上であるようにしても、巻線間の結合を疎にして、
巻線数に対する自己インダクタンスの増大を低減するこ
とができ、これによりアンテナより電力の供給を受ける
構成においても、巻線数を増大してアンテナの効率を増
大することができる。
【0026】さらに第1の巻線において、巻線の内外周
方向に蛇行して線材を配置し、この第2の巻線におい
て、第1の巻線における蛇行と逆方向に、巻線の内外周
方向に蛇行して線材を配置すれば、第1及び第2の巻線
が重なり合って交差する部分で、又は各巻線が内外周に
変位する部分で、第1及び第2の巻線に逆方向に電流が
流れることになる。この逆方向に電流が流れる部分によ
り、第1及び第2の巻線間の結合係数を低減でき、これ
により巻線間の結合を疎にして、巻線数に対する自己イ
ンダクタンスの増大を低減することができ、アンテナよ
り電力の供給を受ける構成においても、巻線数を増大し
てアンテナの効率を増大することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0028】(1)第1の実施の形態 図2は、本発明の第1の実施の形態に係るICカードシ
ステムを示すブロック図である。このICカードシステ
ム11は、例えば交通機関の改札システムに適用して、
ICカード12とリードライタ13間でデータ交換す
る。
【0029】ここでICカード12は、集積回路を実装
した基板と保護シートとを積層してカード形状に形成さ
れる。ICカード12は、この基板上の配線パターンに
よりループアンテナ14が形成される。またこの基板上
に実装した集積回路により、変復調回路15及び信号処
理回路16が形成される。
【0030】ここでループアンテナ14は、リードライ
タ13のループアンテナ18と結合して、このループア
ンテナ18より送出された送信信号を受信すると共に、
変復調回路15で生成した応答信号を放射する。
【0031】変復調回路15は、ループアンテナ14で
受信した送信信号より、このICカード12の動作に必
要な電力、クロック等を生成する。さらに変復調回路1
5は、この電力、クロックにより動作して、送信信号よ
りリードライタ13より送出されたデータ列(以下送信
データ列と呼ぶ)D(R→C)を復調して信号処理回路
16に出力する。またこの送信データ列D(R→C)に
より送信が促されて信号処理回路16より入力されるデ
ータ列(以下応答データ列と呼ぶ)D(C→R)より応
答信号を生成し、この応答信号によりループアンテナ1
4を駆動して応答信号を放射する。
【0032】信号処理回路16は、変復調回路15で生
成した電力、クロックにより動作して、送信データ列D
(R→C)を解析し、必要に応じて応答データ列D(C
→R)を変復調回路15に出力する。
【0033】リードライタ13において、変復調回路1
9は、SPU(シグナルプロセスユニット)20より入
力される送信データ列D(R→C)より送信信号を生成
し、この送信信号によりループアンテナ18を駆動す
る。また変復調回路19は、このループアンテナ18で
受信された応答信号を信号処理して、ICカード12よ
り送出された応答データ列D(C→R)を復調し、この
応答データ列D(C→R)をSPU20に出力する。
【0034】SPU20は、比較的簡易な処理手順を実
行する演算処理ユニットにより構成され、ICカード1
2に送信する送信データ列D(R→C)を変復調回路1
9に送出し、またこの変復調回路19より入力される応
答データ列D(C→R)を処理する。この処理におい
て、SPU20は、必要に応じて表示部21に処理経
過、処理結果を表示する。また入力部22からのコマン
ドにより動作を切り換え、必要に応じて外部装置23と
の間で処理手順等のデータを入出力する。
【0035】図1は、このICカード12におけるルー
プアンテナ14を詳細に示す斜視図である。ループアン
テナ14は、ICカード12の基材でなる77.5〔m
m〕×46〔mm〕の基板に貼り着けられた厚さ20
〔μm〕の銅箔をエッチングして作成される。ループア
ンテナ14は、この基板上でなる同一平面上に、外周側
より順次形成された第1〜第3の巻線L1、L2、L3
を接続したらせん状の形状により形成される。
【0036】ここで最も外周側の第1の巻線L1は、基
板の最外周より5〔mm〕内側に形成される。ここでこ
の5〔mm〕の寸法は、十分な強度により保護シート等
の部材を接着するのに必要とされる大きさである。これ
により最も外周側の第1の巻線L1は、このICカード
12において許容し得る最大限の大きさにより形成され
るようになされている。
【0037】ここで各第1〜第3の巻線L1、L2、L
3は、それぞれ0.5〔mm〕のパターンの幅により形
成される。第2の巻線L2は、第1の巻線L1によるパ
ターンとの間の絶縁距離Dが、巻線L1の幅の4倍であ
る2〔mm〕になるように、この第1の巻線L1の内側
に小型に形成される。また第3の巻線L3は、第2の巻
線L2によるパターンとの間の絶縁距離Dが2〔mm〕
になるように、この第2の巻線L2の内側に小型に形成
される。なおここでこの絶縁距離Dは、隣接する巻線の
間隔であり、外側の巻線の内側エッジから内側の巻線の
外側エッジまでの距離である。
【0038】以上の構成において、ICカードシステム
11は(図2)、リードライタ13において、送信デー
タ列D(R→C)が所定周波数により変調されて送信信
号が生成され、この送信信号がループアンテナ18より
送出される。ICカード12においては、リードライタ
13に接近してループアンテナ14に送信信号が誘起さ
れると、この誘起された送信信号の電力により動作を開
始し、この送信信号により伝送された送信データ列D
(R→C)が受信される。さらにこの送信データ列D
(R→C)に対応する応答データ列D(C→R)により
応答信号が生成され、この応答信号がループアンテナ1
4を介してリードライタ13に送信される。
【0039】このようにしてリードライタ13との間で
通信を司るループアンテナ14においては(図1)、厚
さ20〔μm〕の第1〜第3の巻線L1〜L3によりら
せん状に形成され、このうちの最外周の第1の巻線L1
がICカード12において許容し得る最大限の大きさで
形成される。さらにこの第1の巻線L1の一端に、この
第1の巻線L1より絶縁距離Dだけ離間して小型に形成
された第2の巻線L2の一端が接続され、さらにこの第
2の巻線L2の他端に、この第2の巻線L2より絶縁距
離Dだけ離間して小型に形成された第3の巻線L3の一
端が接続され、これらにより第1〜第3の巻線間におい
ては、相互の結合が疎になり、自己インダクタンスの増
大を低減してリードライタ13側のループアンテナ18
との間の相互インダクタンスが増大される。従ってその
分、この実施の形態のようにループアンテナ14より動
作用の電力を作成する場合に、ループアンテナ14の効
率を増大して通信距離が拡大される。
【0040】図3は、このように巻線間の間隔でなる絶
縁距離Dを種々に変更し自己インダクタンスの変化を測
定した特性曲線図である。この測定においては、パター
ンの厚さ20〔μm〕、パターンの幅0.5〔mm〕、
巻線数3により自己インダクタンスを測定した。この測
定結果によれば、絶縁距離Dを0.4〔mm〕以上に設
定して、実用上十分な程度に自己インダクタンスの増大
を低減できることが確認された。
【0041】これを巻線の線材の幅との関係で検討した
ところ、隣接する巻線において、巻線の線材の幅の0.
8倍以上離間して巻線を形成すれば、実用上十分な程度
に自己インダクタンスの増大を低減できることが確認さ
れた。
【0042】このような自己インダクタンスの特性に対
して、このICカード12では、最外周の第1の巻線L
1がICカード12において許容し得る最大限の大きさ
で形成され、さらに絶縁距離Dだけ離間して順次第2、
第3の巻線L2、L3が形成されていることにより、各
巻線L1〜L3の鎖交磁束数も十分に確保され、これよ
っても通信距離を増大することが可能となる。
【0043】以上の構成によれば、各巻線L1〜L3の
幅の4倍である2〔mm〕だけ内側に順次離間して3つ
の巻線L1〜L3を形成し、各巻線間の絶縁距離Dを巻
線の線材の幅の0.8倍以上確保したことにより、各巻
線の結合を疎にし、ループアンテナにおける自己インダ
クタンスの増大を実用上十分な範囲に留めて、リードラ
イタ13側のループアンテナ18との間の相互インダク
タンスを増大することができる。従ってその分ループア
ンテナ14より動作用の電力を作成する場合でも、ルー
プアンテナ14の効率を増大して通信距離を拡大するこ
とができる。
【0044】(2)第2の実施の形態 図1との対比により示す図4は、本発明の第2の実施の
形態に係るICカードシステムに適用されるICカード
を示す斜視図である。
【0045】このICカード32においては、図1につ
いて上述したICカード12と同様に、厚さ20〔μ
m〕の銅箔パターンをエッチングして第1〜第3の巻線
によりループアンテナ34が作成される。ここでループ
アンテナ34は、各巻線間の絶縁距離D1が、0.15
〔mm〕に設定され、パターンの幅Wがパターンの厚さ
の135倍である2.7〔mm〕に設定されるようにな
されている。
【0046】図5は、パターンの幅Wと自己インダクタ
ンスの関係を示す特性曲線図である。この測定において
は、パターンの厚さ20〔μm〕、絶縁距離0.15
〔mm〕、巻線数3により自己インダクタンスを測定し
た。この測定結果によれば、パターンの幅Wを約0.7
〔mm〕以上に設定して、実用上十分な程度に自己イン
ダクタンスの増大を低減できることが確認された。
【0047】これを巻線の厚さとの関係で検討したとこ
ろ、巻線の線材の厚さの35倍以上にパターンの幅を設
定すれば、実用上十分な程度に自己インダクタンスの増
大を低減できることが確認された。
【0048】図4に示す構成によれば、パターンの幅W
を2.7〔mm〕に設定し、巻線の線材の厚さの35倍
以上にパターンの幅を設定したことにより、各巻線の結
合を疎にし、ループアンテナにおける自己インダクタン
スの増大を実用上十分な範囲に留めて、リードライタ1
3側のループアンテナ18との間の相互インダクタンス
を増大することができる。従ってその分ループアンテナ
34より動作用の電力を作成する場合でも、ループアン
テナ34の効率を増大して通信距離を増大することがで
きる。
【0049】(3)第3の実施の形態 図1との対比により示す図6は、本発明の第3の実施の
形態に係るICカードシステムに適用されるICカード
を示す斜視図である。
【0050】このICカード42においては、図1につ
いて上述したICカード12と同様に、厚さ20〔μ
m〕の銅箔パターンをエッチングして第1〜第3の巻線
によりループアンテナ44が作成される。ここでループ
アンテナ44は、各巻線間の絶縁距離D1が、2〔m
m〕に設定され、パターンの幅Wが2.7〔mm〕に設
定されるようになされている。
【0051】図6に示す構成によれば、各巻線L1〜L
3の幅の0.8倍以上である2〔mm〕だけ内側に順次
離間して3つの巻線L1〜L3を形成し、さらに各巻線
のパターンの幅Wを巻線の線材の厚さの35倍以上の
2.7〔mm〕に設定したことにより、上述の実施の形
態に比してさらに一段とループアンテナにおける自己イ
ンダクタンスの増大を低減してループアンテナ18との
間の相互インダクタンスを増大することができ、その分
ループアンテナ34の効率を増大して通信距離を増大す
ることができる。
【0052】(4)第4の実施の形態 図1との対比により示す図7は、本発明の第4の実施の
形態に係るICカードシステムに適用されるICカード
を示す斜視図である。
【0053】このICカード52は、基材の両面に貼り
着けられた銅箔をエッチングすることにより、基材の両
面に第1及び第2の巻線L1A及びL1Bが形成され、
この第1及び第2の巻線L1A及びL1Bを接続してル
ープアンテナ54が形成される。
【0054】ここで各巻線L1A及びL1Bは、このI
Cカード52において許容し得る最大の大きさにより作
成される。さらに第1の巻線L1Aは、内周側、外周側
に所定周期でパターンがシフトして形成され、これによ
りICカード52の外周に沿って見たとき、所定周期で
蛇行するように形成される。
【0055】第2の巻線L1Bは、第1の巻線L1Aと
同一の周期により、第1の巻線L1Aとは逆側にパター
ンがシフトして形成され、これによりICカード52の
外周に沿って見たとき、所定周期で蛇行し、内周側及び
外周側に変位する部分A1において第1の巻線L1Aと
重なり合うようになされている。
【0056】これによりこの重なり合う部分A1におい
ては、巻線L1A及びL1Bにおいて逆向きに電流が流
れ、第1及び第2の巻線L1A及びL1B間で結合係数
が低減するようになされている。これによりループアン
テナ54は、巻線間の結合を疎にして、巻線数に対する
自己インダクタンスの増大を低減することができ、アン
テナより電力の供給を受ける構成においても、巻線数を
増大してアンテナの効率を増大することができるように
なされている。
【0057】図7に示す構成によれば、略同一平面に形
成した第1及び第2の巻線において、巻線の内外周方向
に蛇行して線材を配置し、このとき蛇行の向きが逆向き
になるように設定したことにより、巻線間の結合を疎に
して、巻線数に対する自己インダクタンスの増大を低減
することができ、アンテナより電力の供給を受ける構成
においても、巻線数を増大してアンテナの効率を増大す
ることができる。
【0058】(5)他の実施の形態 なお上述の第1〜第3の実施の形態においては、巻線数
を3回に設定した場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、必要に応じて種々の巻線数による場合に広く
適用することができる。
【0059】また上述の第4の実施の形態においては、
巻線数を2回に設定した場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、必要に応じて種々の巻線数による場合
に広く適用することができる。
【0060】また上述の第1〜第4の実施の形態におい
ては、銅箔をエッチングしてループアンテナを形成する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば
導電性のインクの印刷によりループアンテナを形成する
場合、マグネットワイヤの巻線によりループアンテナを
形成する場合に広く適用することができる。
【0061】さらに上述の第4の実施の形態において
は、所定周期でパターンをシフトさせて巻線を蛇行させ
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例え
ば正弦波状に蛇行させてもよい。
【0062】また上述の実施の形態においては、本発明
をICカードに適用する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、種々の無線受信装置に広く適用するこ
とができる。
【0063】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、各巻線の
結合を疎にして、複数回の巻線によりループアンテナを
形成することにより、アンテナより電力の供給を受ける
構成においても、アンテナの効率を向上して、通信可能
な距離を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るICカードシ
ステムに適用されるICカードのループアンテナを詳細
に示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係るICカードシステムを
示すブロック図である。
【図3】絶縁距離と自己インダクタンスとの関係を示す
特性曲線図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るICカードシ
ステムに適用されるICカードのループアンテナを詳細
に示す斜視図である。
【図5】パターンの幅と自己インダクタンスとの関係を
示す特性曲線図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るICカードシ
ステムに適用されるICカードのループアンテナを詳細
に示す斜視図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るICカードシ
ステムに適用されるICカードのループアンテナを詳細
に示す斜視図である。
【図8】ICカードシステムにおける電力伝送系統をモ
デル化した接続図である。
【符号の説明】
1、11……ICカードシステム、2、13……リード
ライタ、5、12、32、42、52……ICカード、
14、34、44、54……ループアンテナ、L1〜L
3……巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 5/02 H04B 5/02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナを介して受信した電力により動
    作し、前記アンテナを介して受信した信号を処理する無
    線受信装置において、 前記アンテナは、 略同一平面にらせん状に巻線されたループ形状のアンテ
    ナであり、 隣接する巻線が、巻線の線材の幅の0.8倍以上離間し
    て配置されたことを特徴とする無線受信装置。
  2. 【請求項2】 前記アンテナは、 所定の基材に配置された導電性のパターンにより形成さ
    れ、 前記巻線の線材の幅は、 前記導電性のパターンの幅であることを特徴とする請求
    項1に記載の無線受信装置。
  3. 【請求項3】 前記無線受信装置は、 全体が平板形状に形成され、前記受信した信号に応答す
    る信号を前記アンテナより送出することを特徴とする請
    求項1に記載の無線受信装置。
  4. 【請求項4】 アンテナを介して受信した電力により動
    作し、前記アンテナを介して受信した信号を処理する無
    線受信装置において、 前記アンテナは、 略同一平面にらせん状に巻線されたループ形状のアンテ
    ナであり、 巻線の幅が、巻線の線材の厚さの35倍以上に設定され
    たことを特徴とする無線受信装置。
  5. 【請求項5】 前記アンテナは、 所定の基材に配置された導電性のパターンにより形成さ
    れ、 前記巻線の線材の厚さは、 前記導電性のパターンの厚さであることを特徴とする請
    求項4に記載の無線受信装置。
  6. 【請求項6】 前記無線受信装置は、 全体が平板形状に形成され、前記受信した信号に応答す
    る信号を前記アンテナより送出することを特徴とする請
    求項4に記載の無線受信装置。
  7. 【請求項7】 アンテナを介して受信した電力により動
    作し、前記アンテナを介して受信した信号を処理する無
    線受信装置において、 前記アンテナは、 略同一平面に、少なくとも第1の巻線と、前記第1の巻
    線に一端を接続する第2の巻線とにより形成されるルー
    プ形状のアンテナであり、 前記第1の巻線は、 巻線の内外周方向に蛇行して線材が配置され、 前記第2の巻線は、 前記第1の巻線における蛇行と逆方向に、巻線の内外周
    方向に蛇行して前記線材が配置されたことを特徴とする
    無線受信装置。
  8. 【請求項8】 前記アンテナは、 所定の基材に配置された導電性のパターンにより形成さ
    れたことを特徴とする請求項7に記載の無線受信装置。
  9. 【請求項9】 前記無線受信装置は、 全体が平板形状に形成され、前記受信した信号に応答す
    る信号を前記アンテナより送出することを特徴とする請
    求項7に記載の無線受信装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009161263A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Nippon Sheet Glass Co Ltd 情報読み取り装置およびこの情報読み取り装置を用いた電子タグ付き物品の管理システム
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JP2016025502A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 住友電工プリントサーキット株式会社 ワイヤレス受電用アンテナ及びウエアラブルデバイス

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