JPH11273183A - 回転磁気記録再生方法及び回転磁気記録再生装置 - Google Patents

回転磁気記録再生方法及び回転磁気記録再生装置

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JPH11273183A
JPH11273183A JP10074419A JP7441998A JPH11273183A JP H11273183 A JPH11273183 A JP H11273183A JP 10074419 A JP10074419 A JP 10074419A JP 7441998 A JP7441998 A JP 7441998A JP H11273183 A JPH11273183 A JP H11273183A
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drum
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JP10074419A
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Shinji Kaneko
真二 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切り替え回路をドラム上に設ける必要が無
く、対向ヘッドの切り替えをする回転磁気記録再生方法
及び回転磁気記録再生装置を提案するものである。 【解決手段】 この回転磁気記録再生装置は、直列に接
続された少なくとも一対の磁気ヘッド11、12、1
1’、12’と、少なくとも一対の磁気ヘッドが対向し
て配置され、テープが所定角度で巻き付けられる回転ド
ラム10、10’と、回転ドラムのテープ15が巻き付
けられる側以外の周囲に所定角度にわたって所定距離を
隔てて覆うように配置され、一対の磁気ヘッドの一方ま
たは他方が飽和する磁界を与える永久磁石14とを備
え、対向する磁気ヘッドの能動状態を交互に切り替える
ようにしたので、後段のロータリートランスのチャンネ
ル数、回路を半減することができ、不要な電力の消費を
なくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転磁気記録再生
装置及び回転磁気記録再生方法に関し、例えばビデオテ
ープレコーダー(以下、VTR)の回転磁気ヘッドに適
用することができる。
【0002】
【従来の技術】回転磁気ヘッドを用いたVTRでは、ビ
デオ信号の記録や再生を行う場合に、回転磁気ヘッドと
信号処理回路との間の信号の伝達手段として、ロータリ
ートランスを用いている。通常は、使用するヘッドの数
に対応してロータリートランスの段数を増やすようにし
ている。この場合、設置条件やコスト条件から8段程度
が限界である。また、2重構造として16段としたもの
もある。
【0003】磁気ヘッドが対向して設けられるドラムの
径が大きな場合には、ドラム上に磁気ヘッドの切り替え
回路を設けて、ロータリートランスの段数を節約してい
る。このような例として、特開平1−260601号公
報には、リードスイッチを回転ドラム上に配し、このリ
ードスイッチに対して、外部固定で近接するコイルへの
制御信号を印加することで、磁界を発生させ、リードス
イッチを切り替えることによって、ヘッドとロータリー
トランスの伝送経路を切り替える回転ヘッド型磁気記録
再生装置が開示されている。
【0004】また、図8に、従来の記録時、消去時のフ
ォトMOSヘッドスイッチを用いたヘッド切り替えを示
す。図8において、ドラム内にフォトMOSヘッドスイ
ッチを有するものがあり、この場合、再生時と同様に、
フォトMOSヘッドスイッチを切り替えることにより交
互にヘッドの切い替えを行い、端子60に供給される記
録信号を記録アンプ61で増幅して、ロータリートラン
ス62を介してドラム内へ伝送して、Aヘッド63また
はBヘッド65によりテープ上に記録を行うことができ
る。なお、記録時または消去用のヘッドは、伝送帯域か
らインダクタンスが0.3μH程度のものが使用され
る。
【0005】このとき、永久磁石への近接により飽和さ
れているAヘッド63またはBヘッド65の両端に設け
られているフォトMOSヘッドスイッチ64またはフォ
トMOSヘッドスイッチ66内のゲートに光信号を入れ
ることによりオン(導通)して、ヘッドの切り替えを行
うことが出来る。この場合、フォトMOSヘッドスイッ
チ64またはフォトMOSヘッドスイッチ66のオン時
の抵抗値は5〜10Ωと大きく、最大許容電流も100
mAである。
【0006】また、特開平4−79009号公報には、
磁気ヘッドの消去を行う消磁手段を固定ドラムの磁気テ
ープと接触することのない部分に取り付け、回転ドラム
が1回転するたびに回転ドラムに従って回転する磁気ヘ
ッドを、磁気テープに摺接していない期間を利用して消
磁することにより、磁気ヘッドの帯磁による記録再生特
性の劣化を防止する回転磁気記録再生装置が開示されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の回転ヘッド型磁気記録再生装置では、ドラム内でヘ
ッドを切り替えるため、第1に、回路用電源を供給する
必要があり、このため、直接直流電圧をスリップリング
やブラシを用いて伝送するか、またはパワーロータリー
トランスで伝送して整流する必要がある。第2に、切り
替え信号を伝送する必要があり、このため、切り替えチ
ャンネル数の信号を供給する場合、変調多重伝送する
と、ドラム内で復調する必要がある。第3に、切り替え
回路をマウントする面積がドラム上に必要であり、この
ため、切り替え回路の他、プリアンプ、記録アンプ、お
よび上述した復調回路、電源回路等を配置するための面
積が必要であり、このような条件を満たすためにドラム
径を大きくしなければならないという不都合があった。
また、図8に示す従来の記録時、消去時のフォトMOS
ヘッドスイッチを用いたヘッド切り替えの場合には、ス
イッチオン時の抵抗値が大きいので、S/Nが低下する
という不都合があった。
【0008】また、DV(ディジタルビデオ)フォーマ
ットでは、推奨ドラム径が21.4mmと小さく上述し
た条件を満たすことが難しい。(この場合、テープパタ
ーンが同じであれば、ドラム径は任意であるが、小型化
するには推奨径が妥当である。)
【0009】また、4倍速VTRは、消去(ERS)ヘ
ッド2チャンネル、記録(REC)ヘッド4チャンネ
ル、再生(PB)ヘッド4チャンネル、DV 再生(D
V PB)ヘッド4チャンネルで合計14チャンネルで
構成されている。機能としては、通常の記録または再生
と、ビデオ編集、オーディオ、プリリード編集が可能で
あるが、放送局用VTRにはほとんど搭載されている記
録同時再生、および可変速再生を行うためのダイナミッ
クトラッキング(DT)再生の機能が搭載されていな
い。
【0010】記録同時再生を行うためには、さらに4チ
ャンネルのヘッドが必要となる。また、ダイナミックト
ラッキング再生の機能は、現状のドラム径が小さく、搭
載できないため、ヘッドをさらに4チャンネル追加して
ノントラッキング方式再生を行うことが考えられるが、
上述したすべてを満足するには合計22チャンネルのヘ
ッドが必要となる。
【0011】この場合、ロータリートランスは、段数を
22チャンネルに増加させれば、実現することができる
が、ヘッドとトランスの配線数は直列回路の折り返し分
で44本となるので、ドラムの円周上に割り当てた場
合、ロータリートランスのピン間距離は1mm程度とな
り、クロストークが発生する恐れがあり、切り替え回路
をドラム上に配設するのが難しいという不都合があっ
た。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、電気的な切り替え回路をドラム上に設ける必要が無
く、対向ヘッドの切り替えをすることができる回転磁気
記録再生方法及び回転磁気記録再生装置を提案しようと
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明の回転磁気記録再生装置は、直列に接続された
少なくとも一対の磁気ヘッドと、上記少なくとも一対の
磁気ヘッドが対向して配置され、テープが所定角度で巻
き付けられる回転ドラムと、上記回転ドラムの上記テー
プが巻き付けられる側以外の周囲に所定角度にわたって
配置され、上記一対の磁気ヘッドの一方または他方が飽
和する磁界を与える磁界飽和手段とを備え、上記対向す
る磁気ヘッドの能動状態を交互に切り替えるようにした
ものである。
【0014】また、本発明の回転磁気記録再生方法は、
少なくとも一対の磁気ヘッドを直列に接続し、上記少な
くとも一対の磁気ヘッドを回転ドラム上に対向して配置
し、所定角度でテープが巻き付けられ、上記回転ドラム
の上記テープが巻き付けられる側以外の周囲に所定角度
にわたって、上記一対の磁気ヘッドの一方または他方が
飽和する磁界を与え、上記対向する磁気ヘッドの能動状
態を交互に切り替えるようにしたものである。
【0015】本発明の回転磁気記録再生装置によれば、
以下の作用をする。磁気ヘッドは、ギャップ幅が狭く、
ギャップ近傍の磁路が小さいので、静磁界を与えると、
磁束がギャップに集中して飽和する。磁路が飽和する
と、インダクタンスは空芯状態となり、インピーダンス
が大幅に低下する。
【0016】このため、対向する一対の磁気ヘッドを直
列に接続しておいて、一対の磁気ヘッドの一方または他
方に磁界飽和手段により飽和磁界を与えれば、一対の磁
気ヘッドを交互に切り替えることが出来る。回転ドラム
の円周上に、切り替えたいタイミング長の磁界飽和手段
を設けておけば、磁気ヘッドの数に関係なく切り替えを
行うことが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。本実施の形態は、180
度対向したヘッドを搭載した回転磁気ヘッドを有する小
型VTRにおいて、ドラム外からヘッドが飽和する磁界
を磁界飽和手段により与えて、使用するヘッドを切り替
えるようにしたものである。
【0018】まず、本発明の実施の形態に係るヘッド切
り替えについて説明する前に、本実施の形態の磁界飽和
手段の動作の概略を説明する。図1において、永久磁石
1を位置aから永久磁石1’の位置bへ移動させて、ヘ
ッド2(14.4Ω/1MHzの再生ヘッド:1MHz
の信号で測定したインピーダンスが14.4Ω)に近づ
けていくと、インピーダンスアナライザー3により検出
されるインピーダンスΩおよびインピーダンスと信号周
波数から求められるインダクタンスμHは以下のように
なる。つまり、測定周波数MHzが1.0MHzのと
き、位置aの十分遠いときインピーダンスΩ/インダク
タンスμHは14.3Ω/2.2μHとなり、位置bの
十分近いときインピーダンスΩ/インダクタンスμHは
2.0Ω/0.3μHとなる。また、測定周波数MHz
が10MHzのとき、位置aの十分遠いときインピーダ
ンスΩ/インダクタンスμHは128.2Ω/2.0μ
Hとなり、位置bの十分近いときインピーダンスΩ/イ
ンダクタンスμHは10.6Ω/0.17μHとなる。
また、測定周波数MHzが20MHzのとき、位置aの
十分遠いときインピーダンスΩ/インダクタンスμHは
282.0Ω/2.0μHとなり、位置bの十分近いと
きインピーダンスΩ/インダクタンスμHは21.6Ω
/0.17μHとなる。
【0019】ここで、VTR用のビデオヘッドは、ギャ
ップ幅が狭く、ギャップ近傍の磁路が小さいので、静磁
界を与えると、磁束がギャップに集中して飽和する。こ
のため、永久磁石1を位置aから永久磁石1’の位置b
までヘッド2に近づけて飽和させると、位置aに対する
位置bのインピーダンスΩ/インダクタンスμHは1/
10程度に低下する。
【0020】次に、図2に本実施の形態のヘッド切り替
え状態を示す。図2において、ドラム10にテープ15
が所定角度にわたって巻き付けられているが、このテー
プの巻き付けられていない側において、永久磁石14を
ドラム10の円周上に所定角度にわたって所定距離を隔
てて覆うように配置し、ドラム10に対向するAヘッド
11およびBヘッド12をマウントして直列に接続し
て、ロータリートランスRT13へ接続する。なお、永
久磁石14の着磁方向はドラム10の幅方向に(図2中
表から裏へ)N極からS極またはこれと逆に施されてい
る。
【0021】ここで、図2Aに示す位置aにおいて、A
ヘッド11は永久磁石14に近接する位置にあり、Bヘ
ッド12はテープ15に摺接する位置にある。このと
き、Bヘッド12が再生動作中で、Aヘッド11は(磁
界)飽和状態である。図2Aに示すドラム10の位置a
から図2Bに示す位置bにドラム10’を回転させる
と、Bヘッド12’は永久磁石14に近接する位置にあ
り、Aヘッド11’はテープ15に摺接する位置にあ
る。このとき、Aヘッド11’が再生動作中で、Bヘッ
ド12’は飽和状態である。このようにして、ドラム1
0を回転させると、対向する一対のAヘッド11,Bヘ
ッド12が永久磁石14に近づくと交互に飽和して、ヘ
ッドの切り替えが行われる。なお、永久磁石14の配置
位置は上述した動作が可能であれば、ドラム10に対向
する位置でも、また固定ドラム上でも良く、またこれら
に限定するものではない。
【0022】図3に本実施の形態の再生時のヘッド切り
替え動作を示す。図3Aにおいて、位置aではテープ2
4に対してBヘッド20が再生状態であり、Aヘッドは
飽和状態であるので、再生アンプ22から見た場合、飽
和したAヘッドのインダクタンス21(0.17μH)
がBヘッド20(2μH)に直列に接続される状態であ
り、端子23から再生出力P/BOUTが出力される。
また、図3Bにおいて、位置bではテープ24に対して
Aヘッド25が再生状態であり、Bヘッドは飽和状態で
あるので、再生アンプ22から見た場合、飽和したBヘ
ッドのインダクタンス26(0.17μH)がAヘッド
25(2μH)に直列に接続される状態であり、端子2
3から再生出力P/BOUTが出力される。
【0023】このとき、再生状態のヘッドに対して飽和
したヘッドのインピーダンス/インダクタンスが直列に
入るだけなので、共振周波数の変化は小さく、S/Nの
劣化は無い。これに対して、抵抗を直列に入れると、S
/Nは低下する。また、単純に、対向する一対のヘッド
を直列接続すると、共振周波数は1/2に低下し、高周
波域の周波数特性(F特)とS/Nが劣化する。
【0024】図4に、本実施の形態の再生時のヘッドの
特性を測定する図を示す。図4において、信号発生器3
0を例えば50Ωの抵抗器31を介してアースに接続
し、Aヘッド32とインピーダンスZ33とを直列に接
続し、再生アンプ34で増幅された再生出力をスペクト
ラムアナライザー35で測定する。図4に示すヘッド特
性測定回路によれば、信号発生器30による信号に対し
て、Aヘッド32にインピーダンスZ33を磁気結合し
て、スペクトラムアナライザー35により特性を測定す
ることが出来る。
【0025】図5に本実施の形態の再生時のヘッドの周
波数特性(F特)40、S/N特性41を示す。図5に
おいて、特性1は、図4においてインピーダンス33は
直結状態で0ΩでAヘッド32の1個の場合の周波数特
性であり、特性2は、図4においてインピーダンス33
はAヘッド32と同じヘッドを直列に接続した場合の周
波数特性であり、特性3は、図4においてインピーダン
ス33はAヘッド32と同じヘッドを永久磁石に近づけ
て飽和させたものである。図5から分かるように、本実
施の形態のヘッド切り替え状態を示す特性3は、切り替
え回路によるヘッド切り替えを示す特性1と比較して特
性が劣化することはない。また、単純に、対向する一対
のヘッドを直列接続する特性を示す特性2は、特性3に
比べて劣化することが分かる。
【0026】以上、再生時には本実施の形態によるヘッ
ド切替により何等特性の変化が無いことが分かった。ま
た、上述した再生時のヘッド切り替えに限らず、記録時
および消去時においても本実施の形態によるヘッド切替
により同様な動作となるため何等特性の変化はない。記
録時および消去時のヘッド切り替えについては再生時と
同様であるので説明を省略する。
【0027】図6に本実施の形態の複数対向ヘッドの切
り替え状態を示す。図6において、ドラム50にテープ
58が所定角度にわたって巻き付けられているが、この
テープの巻き付けられていない側において、永久磁石5
7をドラム50の円周上に所定角度にわたって所定距離
を隔てて覆うように配置し、ドラム50に対向するAヘ
ッド51とA’ヘッド54、Bヘッド52とB’ヘッド
55およびCヘッド53とC’ヘッド56をマウントし
てそれぞれの対を直列に接続して、図示しないロータリ
ートランスへ接続する。ここで、Aヘッド51、Bヘッ
ド52およびCヘッド53とはそれぞれ所定角度α(0
<α<180度)ずつずらして設けられているとする。
なお、永久磁石57の着磁方向はドラム50の幅方向に
(図6中表から裏へ)N極からS極またはこれと逆に施
されている。
【0028】次に、図7にこのような本実施の形態の複
数対向ヘッドの切り替えタイミングを示す。図7におい
て、図6に示す0度〜180度までは、Aヘッド51は
永久磁石57に近接する位置にあるので飽和状態(O
N)であり、これに対向するA’ヘッド54はテープ5
8に摺接する位置にあるので能動状態(OFF)であ
る。また、0+α度〜180+α度までは、Bヘッド5
2は永久磁石57に近接する位置にあるので飽和状態
(ON)であり、これに対向するB’ヘッド55はテー
プ58に摺接する位置にあるので能動状態(OFF)で
ある。また、2α度〜180+2α度までは、Cヘッド
53は永久磁石57に近接する位置にあるので飽和状態
(ON)であり、これに対向するC’ヘッド56はテー
プ58に摺接する位置にあるので能動状態(OFF)で
ある。
【0029】また、図6に示す位置からドラム50を1
80度回転させると、図7に示す180度〜360度ま
では、Aヘッド51はテープ58に摺接する位置にある
ので能動状態(OFF)であり、これに対向するA’ヘ
ッド54は永久磁石57に近接する位置にあるので飽和
状態(ON)である。また、180+α度〜α度まで
は、Bヘッド52はテープ58に摺接する位置にあるの
で能動状態(OFF)であり、これに対向するB’ヘッ
ド55は永久磁石57に近接する位置にあるので飽和状
態(ON)である。また、180+2α度〜2α度まで
は、Cヘッド53はテープ58に摺接する位置にあるの
で能動状態(OFF)であり、これに対向するC’ヘッ
ド56は永久磁石57に近接する位置にあるので飽和状
態(ON)である。
【0030】このようにして、ドラム50を回転させる
と、対向する一対のAヘッド51とA’ヘッド54、B
ヘッド52とB’ヘッド55およびCヘッド53とC’
ヘッド56が永久磁石57に近づくと交互に飽和して、
ヘッドの切り替えが行われる。なお、永久磁石57の配
置位置は上述した動作が可能であれば、ドラム50に対
向する位置でも、また固定ドラム上でも良く、またこれ
らに限定するものではない。
【0031】上述したように、複数の対向ヘッドの切り
替えも、何等複雑なタイミング信号を必要とせず、単一
の永久磁石57により行うことが出来る。このときの、
ヘッドの飽和状態(ON)または能動状態(OFF)の
切り替えのタイミングは、ヘッドの回転移動を時間的経
緯に従った角度表示で示している。
【0032】この場合、ドラム50に対するテープ58
の実効巻き付け角度180度以下なら、問題なく動作す
るが、テープ58をドラム50の周囲に巻き付けるため
のテープガイドや永久磁石57の取り付け、スイッチ動
作の影響を考慮すると、150度以下が実用的であり、
このとき、180度/150度のテープ巻き付け角度の
縮小比率に対応してドラム径を1.2倍以上にする必要
がある。
【0033】また、ヘッドが永久磁石57に長時間磁界
飽和されることによる帯磁が問題となるときは、スイッ
チ用の永久磁石57のドラム50の回転方向の後端側
(図6中180°以降)にドラム50の幅方向にN,S
これに続いてN,S・・・を交互に繰り返す消磁用永久
磁石を短冊状に配列して設けてヘッドに着磁しておくよ
うにすることにより、帯磁に対しても消磁用永久磁石に
より消磁することができる。
【0034】本実施の形態の回転磁気記録再生装置にお
いては、直列に接続された少なくとも一対の磁気ヘッド
と、少なくとも一対の磁気ヘッドが対向して配置され、
テープが所定角度で巻き付けられる回転ドラムと、回転
ドラムのテープが巻き付けられる側以外の周囲に所定角
度にわたって所定距離を隔てて覆うように配置され、一
対の磁気ヘッドの一方または他方が飽和する磁界を与え
る磁界飽和手段としての永久磁石とを備え、対向する磁
気ヘッドの能動状態を交互に切り替えるようにしたの
で、対向する磁気ヘッドを切り替えることにより、後段
のロータリートランスのチャンネル数を半減することが
出来、チャンネル数が半減することにより記録、再生お
よび消去の回路を半減することができ、また、回転ドラ
ム内に切り替え回路を設けないので、切り替え回路に電
源を供給する必要が無く、回路的スイッチが不要とな
り、不要な電力の消費をなくすことにより、ローコスト
で低消費電力の回転磁気記録再生装置を得ることができ
る。
【0035】また、本実施の形態の回転磁気記録再生装
置においては、上述において、磁界飽和手段としての永
久磁石は磁気ヘッドを切り替えたいタイミング長にわた
って設けられるようにしたので、複数の対向する磁気ヘ
ッドの切り替えも、単一の磁界飽和手段により簡単な構
成で行うことができる。
【0036】また、本実施の形態の回転磁気記録再生装
置においては、上述において、対向する磁気ヘッドの能
動状態は、再生、記録または消去であるので、いかなる
動作においても特性を低下させることなく、磁気ヘッド
の切り替え動作を行うことができる。
【0037】また、本実施の形態の回転磁気記録再生方
法においては、少なくとも一対の磁気ヘッドを直列に接
続し、少なくとも一対の磁気ヘッドを回転ドラム上に対
向して配置し、所定角度でテープが巻き付けられ、回転
ドラムの上記テープが巻き付けられる側以外の周囲に所
定角度にわたって所定距離を隔てて覆うようにして、一
対の磁気ヘッドの一方または他方が飽和する磁界を与
え、対向する磁気ヘッドの能動状態を交互に切り替える
ようにしたので、対向する磁気ヘッドを切り替えること
により、後段のロータリートランスのチャンネル処理数
を半減することが出来、チャンネル処理数が半減するこ
とにより記録、再生および消去の処理を半減することが
でき、また、回転ドラム内で切り替えを行わないので、
切り替え処理のために電源を供給する必要が無く、回路
的スイッチ処理が不要となり、不要な電力の消費をなく
すことにより、ローコストで低消費電力化を図ることが
できる。
【0038】また、本実施の形態の回転磁気記録再生方
法においては、上述において、磁気ヘッドを切り替えた
いタイミング長にわたって飽和磁界を与えるようにした
ので、複数の対向する磁気ヘッドの切り替えも、磁気ヘ
ッドの磁界を飽和する単一の処理のみにより簡単な処理
で行うことができる。
【0039】また、本実施の形態の回転磁気記録再生方
法においては、上述において、対向する磁気ヘッドの能
動状態は、再生、記録または消去であるので、いかなる
動作においても特性を低下させることなく、磁気ヘッド
の切り替え動作を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の回転磁気記録再生装置において
は、直列に接続された少なくとも一対の磁気ヘッドと、
上記少なくとも一対の磁気ヘッドが対向して配置され、
テープが所定角度で巻き付けられる回転ドラムと、上記
回転ドラムの上記テープが巻き付けられる側以外の周囲
に所定角度にわたって配置され、上記一対の磁気ヘッド
の一方または他方が飽和する磁界を与える磁界飽和手段
とを備え、上記対向する磁気ヘッドの能動状態を交互に
切り替えるようにしたので、対向する磁気ヘッドを切り
替えることにより、後段のロータリートランスのチャン
ネル数を半減することが出来、チャンネル数が半減する
ことにより記録、再生および消去の回路を半減すること
ができ、また、回転ドラム内に切り替え回路を設けない
ので、切り替え回路に電源を供給する必要が無く、回路
的スイッチが不要となり、不要な電力の消費をなくすこ
とにより、ローコストで低消費電力の回転磁気記録再生
装置を得ることができるという効果を奏する。
【0041】また、本発明の回転磁気記録再生装置にお
いては、上述において、上記磁界飽和手段は上記磁気ヘ
ッドを切り替えたいタイミング長にわたって設けられる
ようにしたので、複数の対向する磁気ヘッドの切り替え
も、単一の磁界飽和手段により簡単な構成で行うことが
できるという効果を奏する。
【0042】また、本発明の回転磁気記録再生装置にお
いては、上述において、上記対向する磁気ヘッドの能動
状態は、再生、記録または消去であるので、いかなる動
作においても特性を低下させることなく、磁気ヘッドの
切り替え動作を行うことができるという効果を奏する。
【0043】また、本発明の回転磁気記録再生方法にお
いては、少なくとも一対の磁気ヘッドを直列に接続し、
上記少なくとも一対の磁気ヘッドを回転ドラム上に対向
して配置し、所定角度でテープが巻き付けられ、上記回
転ドラムの上記テープが巻き付けられる側以外の周囲に
所定角度にわたって、上記一対の磁気ヘッドの一方また
は他方が飽和する磁界を与え、上記対向する磁気ヘッド
の能動状態を交互に切り替えるようにしたので、対向す
る磁気ヘッドを切り替えることにより、後段のロータリ
ートランスのチャンネル処理数を半減することが出来、
チャンネル処理数が半減することにより記録、再生およ
び消去の処理を半減することができ、また、回転ドラム
内で切り替えを行わないので、切り替え処理のために電
源を供給する必要が無く、回路的スイッチ処理が不要と
なり、不要な電力の消費をなくすことにより、ローコス
トで低消費電力化を図ることができるという効果を奏す
る。
【0044】また、本発明の回転磁気記録再生方法にお
いては、上述において、上記磁気ヘッドを切り替えたい
タイミング長にわたって上記飽和磁界を与えるようにし
たので、複数の対向する磁気ヘッドの切り替えも、磁気
ヘッドの磁界を飽和する単一の処理のみにより簡単な処
理で行うことができるという効果を奏する。
【0045】また、本発明の回転磁気記録再生方法にお
いては、上述において、上記対向する磁気ヘッドの能動
状態は、再生、記録または消去であるので、いかなる動
作においても特性を低下させることなく、磁気ヘッドの
切り替え動作を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の永久磁石の動作を示す図
である。
【図2】本発明の実施の形態のヘッド切り替え状態を示
す図であり、図2Aは位置a、図2Bは位置b(位置a
の180度回転位置)を示す。
【図3】本発明の実施の形態の再生時のヘッド切り替え
動作を示す図であり、図3AはAヘッドが飽和状態でB
ヘッドが再生状態、図3BはAヘッドが再生状態でBヘ
ッドが飽和状態である。
【図4】本発明の実施の形態の再生時のヘッドの特性を
測定する図である。
【図5】本発明の実施の形態の再生時のヘッドのS/N
特性、F特を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態の複数対向ヘッドの切り替
え状態を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態の複数対向ヘッドの切り替
えタイミングを示す図である。
【図8】従来の記録時、消去時のフォトMOSヘッドス
イッチを示す図である。
【符号の説明】
1……永久磁石、2……ヘッド、3……インピーダンス
アナライザー、10……ドラム、11……Aヘッド、1
2……Bヘッド、13……ロータリートランス、10’
……ドラム、11’……Aヘッド、12’……Bヘッ
ド、13’……ロータリートランス、14……永久磁
石、15……テープ、20……Bヘッド、21……イン
ダクタンス、22……再生アンプ、23……端子、24
……テープ、25……Aヘッド、26……インダクタン
ス、30……信号発生器、31……抵抗器、32……A
ヘッド、33……インピーダンスZ、34……再生アン
プ、35……スペクトラムアナライザー、40……周波
数特性(F特)、41……S/N特性、50……ドラ
ム、51……Aヘッド、52……Bヘッド、53……C
ヘッド、54……A’ヘッド、55……B’ヘッド、5
6……C’ヘッド、57……永久磁石、58……テープ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続された少なくとも一対の磁気
    ヘッドと、 上記少なくとも一対の磁気ヘッドが対向して配置され、
    テープが所定角度で巻き付けられる回転ドラムと、 上記回転ドラムの上記テープが巻き付けられる側以外の
    周囲に所定角度にわたって配置され、上記一対の磁気ヘ
    ッドの一方または他方が飽和する磁界を与える磁界飽和
    手段と、 を備え、上記対向する磁気ヘッドの能動状態を交互に切
    り替えるようにしたことを特徴とする回転磁気記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転磁気記録再生装置に
    おいて、 上記磁界飽和手段は上記磁気ヘッドを切り替えたいタイ
    ミング長にわたって設けられるようにしたことを特徴と
    する回転磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の回転磁気記録再生装置に
    おいて、 上記対向する磁気ヘッドの能動状態は、再生、記録また
    は消去であることを特徴とする回転磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも一対の磁気ヘッドを直列に接
    続し、 上記少なくとも一対の磁気ヘッドを回転ドラム上に対向
    して配置し、所定角度でテープが巻き付けられ、 上記回転ドラムの上記テープが巻き付けられる側以外の
    周囲に所定角度にわたって、上記一対の磁気ヘッドの一
    方または他方が飽和する磁界を与え、 上記対向する磁気ヘッドの能動状態を交互に切り替える
    ようにしたことを特徴とする回転磁気記録再生方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の回転磁気記録再生方法に
    おいて、 上記磁気ヘッドを切り替えたいタイミング長にわたって
    上記飽和磁界を与えるようにしたことを特徴とする回転
    磁気記録再生方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の回転磁気記録再生方法に
    おいて、 上記対向する磁気ヘッドの能動状態は、再生、記録また
    は消去であることを特徴とする回転磁気記録再生方法。
JP10074419A 1998-03-23 1998-03-23 回転磁気記録再生方法及び回転磁気記録再生装置 Pending JPH11273183A (ja)

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