JPH11273247A - 記録媒体ドライバのシミュレータ装置 - Google Patents

記録媒体ドライバのシミュレータ装置

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JPH11273247A
JPH11273247A JP10072609A JP7260998A JPH11273247A JP H11273247 A JPH11273247 A JP H11273247A JP 10072609 A JP10072609 A JP 10072609A JP 7260998 A JP7260998 A JP 7260998A JP H11273247 A JPH11273247 A JP H11273247A
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陽一 宮下
Takayuki Shinkawa
隆行 新川
Yasuhiko Takahashi
泰彦 高橋
Kazunari Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体ドライバのシミュレータ装置に関
し、媒体およびリードライトヘッド等に適したドライバ
特性の評価をドライバ単体で行う際に、簡易に、且つ実
際の装置条件で精密に評価できることを目的とする。 【解決手段】 疑似信号入力手段と、出力データ収集手
段と、制御手段と、評価手段とを有し、媒体読取信号を
復調する読取回路およびまたは媒体書込データを変調し
て出力する書込回路を有する記録媒体ドライバを、ドラ
イバ特性を変化させつつ疑似信号を入力し評価する記録
媒体ドライバのシミュレータ装置であって、前記ドライ
バ特性を設定する設定データを該ドライバに対応した所
定形式でファイルしたデータ設定ファイルを設け、該制
御手段は、該ファイルを参照しつつ該ドライバに該設定
データを転送してシミュレーションを遂行するように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体ドライ
バ、例えばHDD(ハードディスクドライバ)のシミュ
レータ装置の改良に関する。
【0002】近年、ハードディスク等、媒体の書込み回
路,読取回路はIC化されつつあるが、種々のヘッド,
媒体種別,リードライト速度等に対応できるよう、各部
回路の特性が外部から設定できるようになっている。そ
してドライバ(以下、リードライト回路部分で、IC,
またはモジュールと称する)の特性を種々設定するとと
もにヘッド等の特性に応じた疑似信号を入力してエラー
レートを測定し、開発したICの評価、特定のヘッド等
装置条件に対する特性設定条件の評価等を行っている。
【0003】この評価システムは、パソコン(PC)を
制御装置として、読取疑似信号を発生する任意波形発生
装置、タイミング信号および書込み信号を発生するパタ
ーンジェネレータ,出力信号を取り込むロジックアナラ
イザ等で構成されるが、ICの種々の特性で評価するた
めに、特性設定に時間がかかるとか、ノイズの影響を受
けると評価に狂いが生じるとか、データ収集のメモリ容
量が不足するとか、実際のヘッド特性に対応した非線型
な疑似信号を簡易に得ることが困難であるなど、種々の
課題がある。このため、上記課題を解決した記録媒体ド
ライバのシミュレータ装置が求められている。
【0004】
【従来の技術】図12はHDDドライバ回路例を表す
図、図13は従来例のシミュレータ構成図である。
【0005】図12は、磁気ディスク用のリード/ライ
ト回路例を示したもので、図12−(1)はリードヘッド
からのリード信号をNRZデータに復調するまでの回路
ブロック図、図12−(2) はNRZライトデータをライ
トヘッドへのライト信号に変調するまでの回路ブロック
図を示したものである。
【0006】リード回路は、図12− (1)に示すよう
に、AGC回路,前置フィルタ回路、サンプルホルダー
回路、イコライザ回路、最尤検出回路、デコーダ、S/
P変換回路等から構成されており、リードヘッドにより
読み取られたアナログ信号をNRZデータに変換する。
【0007】一方、ライト回路は、P/S変換回路,エ
ンコーダ,プリコーダ,ライトプリコンペ回路,ダイレ
クトライト制御回路,ライトFF等より構成され、NR
Z書き込みデータをライトヘッドへのライト信号に変換
する。
【0008】このリード回路とライト回路とは、P/S
変換回路とS/P変換回路、エンコーダとデコーダ等が
一体化され、NRZバスが双方向に構成されるように、
それぞれIC化され、ドライバとしてモジュール化され
ている。
【0009】図13は、前述したリード回路とライト回
路を一体化したモジュールを機能別(リード機能をリー
ド回路モジュール1a、ライト機能をライト回路モジュー
ル1b) にシミュレーションする構成例を示したものであ
る。
【0010】シミュレータは、制御装置としてのパソコ
ンPC 2, 読取り疑似信号を発生する任意波形発生器1
1, ライト用NRZデータおよびゲート信号等のタイミ
ング信号を発生するパターンジェネレータ12, 出力デー
タを取得時間とともに取込み記録するロジックアナライ
ザ9,および直流電源より構成され、GPIBバスでそれ
ぞれ接続される。
【0011】リード機能をシミュレーションする場合、
先ず複数の内部レジスタ(以下レジスタ)10a に特性デ
ータを設定する。レジスタ10a への設定は、例えばAG
Cならば引込み時間の設定、等価フィルタならば周波数
の設定など数十項目あり、この設定はPC2よりオペレ
ータが操作入力して設定する。この設定が終了するとシ
ミュレーションの準備が完了し、パターンジェネレータ
12に指示してリードゲート信号を出力させてモジュール
をリード状態に設定し、任意波形発生器11に、例えばP
CM信号を出力して読取り疑似信号を出力させる。
【0012】リード回路モジュール1aは、レジスタ10a
に設定されたデータに基づき特性が設定されており、こ
の設定された特性に基づいて、受信した疑似信号を復調
し、NRZデータを出力する。リード回路モジュール1a
は出力データとともにリードクロックRclockを出力する
ので、ロジックアナライザ9はこのクロックに同期させ
てリードゲート信号の立ち上がりをスタート信号として
出力データを取込み、内部メモリに時間データとともに
ログする。
【0013】このようにして、PC2は、レジスタ10a
へのデータ設定を順次変更するとともに、レジスタ設定
ごとに、任意波形発生器11に種々のビット列の組み合わ
せを持つ一連のブロックデータの読取り疑似信号を一定
のギャップを設けて発生させてロジックアナライザ9に
収集させ、得られたデータと期待値とを比較して、エラ
ーレートを検証し、入力した疑似信号の波形に最適なレ
ジスタ設定データを求める。
【0014】なお、任意波形発生器11の出力波形は、使
用される媒体, ヘッド等により決定される。ライト機能
のシミュレーションも同様にしてレジスタ10bに特性デ
ータをセットし、セットごとにパターンジェネレータ12
より種々のNRZパターンデータを入力し、出力される
ライトデータ(WD)を収集して期待値と比較しライト
回路モジュール1bを評価する。但しこの場合は、クロッ
クが出力されないので、ロジックアナライザ9の収集モ
ードを変え、エッジ検出でライトデータWDを収集させ
ており、予めPC上でユーザが設定したクロック間隔で
データを識別している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
装置条件、例えば使用されるヘッド,媒体等に応じて記
録媒体ドライバの特性が設定されるが、その設定データ
は前述したシミュレーションにより決定されるため、よ
り精密なシミュレーションが必要となる。同様に新たに
開発されたモジュールの評価も厳密に行う必要がある。
【0016】しかし、シミュレーション対象のドライバ
に外部回路からデータを入力させたり、外部回路でデー
タを収集するので、装置条件とは相違し、精密なシミュ
レーションが妨げられる恐れがある。これは例えば、
シミュレーションを行うためには、数十項目のデータを
設定する必要があるが、オペレータの操作入力では設定
に時間を要する、ノイズ等の影響で正しくデータが設
定されない場合が生じ、評価に狂いが生じる、有効な
データのみを収集しないとロジックアナライザのメモリ
容量が不足する、リード信号は一般には非線形であ
り、実際に則した疑似信号の発生は極めて困難である、
不要データが収集されるとブロックデータ間の識別が
困難である、出力データがクロックとともに出力され
ない場合はエッジ検出でデータを収集するが、データレ
ートが変動するとデータ識別に誤りが生じ易い、等であ
る。
【0017】本発明は、上記課題に鑑み、簡易な方法で
精密にシミュレーションを行うことのできる記録媒体ド
ライバのシミュレータ装置を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、図1本発明の原理図に示すように、以下
のように構成される。 (1) 第1の発明 第1の発明は、疑似信号入力手段31と、出力データ収集
手段40と、制御手段36と、評価手段37とを有し、媒体読
取信号を復調する読取回路およびまたは媒体書込データ
を変調して出力する書込回路を有する記録媒体ドライバ
30を、ドライバ特性を変化させつつ疑似信号を入力して
出力データを取得しその出力データと出力期待値とを比
較して評価する記録媒体ドライバ30のシミュレータ装置
であって、前記ドライバ特性を設定する設定データをド
ライバ30に対応した所定形式でファイルしたデータ設定
ファイル34を設け、制御手段36は、ファイル34を参照し
つつ設定データをドライバ30に転送してシミュレーショ
ンを遂行する。
【0019】以上のごとく、ドライバ特性を設定する設
定データをドライバ対応のデータ形式でデータ設定ファ
イル34にファイルしておき、そのファイル34を参照しつ
つドライバ特性を設定してシミュレーションを行うの
で、レジスタへのデータ設定時間が大幅に短縮され、シ
ミュレーションの効率化が図れる。 (2) 第2の発明 第2の発明は、前記第1の発明において、制御手段36と
記録媒体ドライバ30との間にバッファ手段35を設け、デ
ータ設定期間以外は高インピーダンスに設定して制御手
段36と記録媒体ドライバ30との間を絶縁する。
【0020】以上により、設定データを送出する時間以
外は制御手段36と記録媒体ドライバ30との間が絶縁され
るので、送出側装置, 線路等に起因するノイズが除去さ
れ、設定ミスが大幅に削減される。 (3) 第3の発明 第3の発明は、疑似信号入力手段31と、出力データ収集
手段40と、制御手段36と、評価手段37とを有し、媒体読
取信号を復調する読取回路およびまたは媒体書込データ
を変調して出力する書込回路を有する記録媒体ドライバ
30を、ドライバ特性を変化させつつ疑似信号を入力して
出力データを取得しその出力データと出力期待値とを比
較して評価する記録媒体ドライバ30のシミュレータ装置
であって、記録媒体ドライバ30から出力されるリードク
ロックと所定のタイミング信号に基づき、出力データを
データブロック単位に取込むクロックを生成する取込み
クロック生成手段39を設け、出力データ収集手段40は取
込みクロック生成手段39から出力されるクロックに基づ
き出力データを収集する。
【0021】以上により、不要データが取り除かれるの
で、出力データ収集手段40(ロジックアナライザ等)の
持つメモリ容量が節約され、シミュレーションの効率化
が達成される。 (4) 第4の発明 第4の発明は、疑似信号入力手段31と、出力データ収集
手段40と、制御手段36と、評価手段37とを有し、媒体読
取信号を復調する読取回路およびまたは媒体書込データ
を変調して出力する書込回路を有する記録媒体ドライバ
30を、ドライバ特性を変化させつつ疑似信号を入力して
出力データを取得しその出力データと出力期待値とを比
較して評価する記録媒体ドライバ30のシミュレータ装置
であって、該読取回路への疑似信号を媒体読取ヘッド特
性に対応した波形に変換する変換テーブルファイル33を
設け、疑似信号入力手段31は、変換テーブルファイル33
を参照して媒体読取りヘッドに対応した疑似信号を入力
する。
【0022】以上のように、変換テーブルファイル33に
より理想波形の疑似信号を実際の疑似信号を変換するこ
とができ、装置条件に則したシミュレーションを行うこ
とができる。 (5) 第5の発明 第5の発明は、疑似信号入力手段31と、出力データ収集
手段40と、制御手段36と、評価手段37とを有し、媒体読
取信号を復調する読取回路およびまたは媒体書込データ
を変調して出力する書込回路を有する記録媒体ドライバ
30を、ドライバ特性を変化させつつ疑似信号を入力して
出力データを取得しその出力データと出力期待値とを比
較して評価する記録媒体ドライバ30のシミュレータ装置
であって、疑似信号の先頭に所定のパターンデータを挿
入し、評価手段37は、出力データ収集手段40に収集され
た出力データ中、該パターンデータをサーチして出力デ
ータの先頭を認識する。 (6) 第6の発明 第6の発明は、疑似信号入力手段31と、出力データ収集
手段40と、制御手段36と、評価手段37とを有し、媒体読
取信号を復調する読取回路およびまたは媒体書込データ
を変調して出力する書込回路を有する記録媒体ドライバ
30を、ドライバ特性を変化させつつ疑似信号を入力して
出力データをその変化点を検出して取得するとともに該
出力データと出力期待値とを比較して評価する記録媒体
ドライバ30のシミュレータ装置であって、出力データの
変化点間の時間分布を求めて該データのデータレートを
決定するデータレート検出部38を設け、検出した該デー
タレイトに基づき収集した出力データを解析する。
【0023】以上により、出力データがクロックととも
に出力されない場合も、正しく出力データを読み取るこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態例を
図を用いて詳細に説明する。なお、全図を通じて同一符
号は同一対象物を表す。
【0025】図2は一実施例の構成図、図3はレジスタ
設定ファイル例を表す図、図4はバッファ回路例を表す
図、図5は図4のタイムチャート図、図6はデータ取込
み例を表す図、図7は取込みクロック生成回路例を表す
図、図8は図7のタイムチャート図、図9は取込みデー
タの先頭認識方法例を表す図、図10はデータレート決
定方法説明図、図11は補正説明図である。
【0026】以下、HDDドライバのシミュレータにつ
いて説明する。図2はシミュレータの一構成図で、図示
破線で示す手段は、リードシミュレーションを行う際に
必要な手段で、他の部分はライトシミュレーションと共
通の手段である。
【0027】図2において、11は任意波形発生部で、デ
ィジタルアナログ変換機能を有し、PC2の疑似信号生
成部5から出力されるPCM信号をアナログ信号に変換
して読取り疑似信号を出力する。
【0028】1は、リード回路およびライト回路から構
成されるシミュレーション対象ドライバのモジュール
で、図12で示すような構成を有し、リードゲート信号
RGが入力されたときはリードモードに、ライトゲート
信号WGが入力されたときはライトモードに設定され、
それぞれリード動作, ライト動作を行う。
【0029】12はパターンジェネレータで、モジュール
1をリードモードに設定するときはPC2の指示に基づ
きリードゲート信号RGを出力するとともに、後述する
取込みタイミング信号を出力する。モジュール1をライ
トモードに設定するときはライトゲート信号WGを出力
する。ライトモードのときは、同時にPC2から指示さ
れて、NRZパターンデータを出力する。
【0030】2はシミュレータの制御および評価処理を
行うパソコンPCで、後述するレジスタ設定ファイル
(図1のデータ設定ファイル34に対応する)3a,変換テ
ーブルファイル3bと、入力データおよび対応する出力デ
ータ期待値とを対比したデータ出力データ期待値ファイ
ル3c等のファイルと、モジュール1のレジスタ10にデー
タ設定を行うデータ設定部4、変換テーブルファイル3b
により補正した読取り疑似信号を発生させる疑似信号生
成部5、ライトモード時に収集したデータのデータレー
トを決定するデータレート検出部6とを有する。
【0031】7はバッファ回路で、レジスタ10に設定す
るデータを送出する期間以外は、PC2の出力するゲー
ト信号により、出力インピーダンスを高インピーダンス
(Hi−Z)にしてPC2とモジュール1との間を絶縁
する。
【0032】9はロジックアナライザで、取り込みクロ
ックに同期してモジュール1からの出力データを取込
み、内部メモリに格納する。もしくは出力データの変化
点を時間データとして記録する。8は取込みクロック生
成回路で、取込みタイミング信号により有効なデータを
データブロック単位に取込むためのクロックをリードク
ロックより生成する。
【0033】以上構成のシミュレータにより、例えばリ
ード機能のシミュレーションを行う場合、次の手順でシ
ミュレーションが行われる。リードシミュレーションの
場合、シミュレーション開始指示で先ずモジュール1の
最初のレジスタ設定が行われる。データ設定部4はレジ
スタ設定ファイル3aより設定データを読み出して、指定
されたデータを指定されたデータフォーマットでバッフ
ァ回路7に出力する。
【0034】バッファ回路7ではPC2から同時に出力
されるゲート信号でレジスタ設定データをゲートし、モ
ジュール1に出力する。レジスタ設定が完了すると、パ
ターンジェネレータ12よりPC2の指示によりリードゲ
ート信号RGが出力されて、モジュール1はリードモー
ドになる。続いてPC2はディジタルな疑似信号(PC
M)を任意波形発生部11に出力し、任意波形発生部11は
このディジタル信号をアナログ信号に変換して読取り疑
似信号としてモジュール1の読取り信号入力端子に出力
する。これにより、モジュール1のリード回路は、読取
り疑似信号をNRZデータに復調しNRZデータバスに
リードクロックRclockとともに出力する。
【0035】このNRZデータとともに出力されるリー
ドクロックRclockは、取込みクロック生成回路8で取込
みクロックとして生成されてロジックアナライザ9に入
力される。これによりロジックアナライザ9は取込みク
ロックに同期してモジュール1から出力されるNRZデ
ータを収集し、時間データとともに自装置内メモリに格
納する。
【0036】なお、読取り疑似信号は、それぞれ異なる
ビットデータを組み合せた複数のブロック信号で構成さ
れ、所定ギャップ間隔で入力される。ブロック信号は、
例えば出力データ期待値ファイル3cの入力データを格納
順に読みだして理想波形のPCMデータ列に変換し、変
換テーブルファイル3bにより実際の波形に疑似させたも
のを使用する。
【0037】このようにして、一連のブロックデータで
データ収集が終了すると、レジスタ10が再設定されて前
述した処理と同様の次のシミュレーションが行われる。
ライトシミュレーションの場合は、前述したレジスタ設
定後にパターンジェネレータ12より、PC2の指定した
書込み用の一連のNRZパターンデータが出力されるの
で、モジュール1のライト回路はエンコード等の処理を
施した後にWD端子にライトデータWDを出力する。こ
の場合はリードクロックRclockは出力されないので、ロ
ジックアナライザ9はライトデータWDのエッジを検出
し、その時間データを記録する。
【0038】以上の結果、ロジックアナライザ9に出力
データが収集された後、PC2の評価部20で評価処理が
行われる。この処理では、収集された出力データの先頭
を認識するとともに、出力データ期待値ファイル3c内の
期待値と対応するそれぞれの出力データとを比較してエ
ラーレート等で性能を評価する。その際、ライトデータ
についてはデータレート検出部6でデータレートを求め
て得られたデータを識別する。
【0039】以上のようにして、リードライトシミュレ
ーションが行われるが、発明部分の詳細を以下に説明す
る。図3は、レジスタ設定ファイル3aの内容を示したも
のである。ここで、ファイル3aの1行目の〔FF:FF
F〕は、図3の下記項目の記述形式を表す行であり、2
行目以降に、モジュール1のレジスタ10の〔アドレス:
データ〕を指定している。1行目によれば、2行目以降
のデータは、 Adress長:8ビット,Data長:8ビット Adress:MBS Fast,Data:LSB
Fast Adress:+(High active) Data:+(High active) その他の信号極性(クロック,ゲート):−(Low
Active) 転送方法:Parallel である。これらのデータに基づき、レジスタ設定データ
は、データ設定部4により、クロック, ゲート信号とと
もに出力される。
【0040】図4はバッファ回路例を表したもので、信
号線ごとにゲート7aが設けられており、ゲート信号に
より、入力データ(レジスタ設定データ)が出力され
ている期間以外はゲート7aの出力は高インピーダンス
(Hi−z)となる。この結果、PC2とモジュール1
との間が絶縁されるので、不要データによるノイズの影
響が軽減される。図5は図4のタイムチャート図を示し
たもので、ゲート信号により、有効データ(入力デー
タ)の前後の僅かな期間以外の不要データがゲート信号
により除去され、このレジスタ設定データ(出力データ
)が、モジュール1に入力されることが示されてい
る。この結果、モジュール1内のI/Oポートまで不要
データが除去されたレジスタ設定データが入力されるこ
とになるので、モジュール内部でゲート信号により入力
データを切り取る場合と比較して、ノイズによる誤設定
がさらによりよく防止できる。
【0041】図6はデータ取込み例を示したものであ
る。この図は、リードゲート信号とは別に必要なデー
タ部分だけを示す取込みゲート信号を作り、その信号
とモジュール1から出力されるリードクロックRclock
とアンドをとり、その出力を取込み区間クロックと
してロジックアナライザ9に対するRclockとして入力す
るもので、必要なデータ部分のみRclockを出力するの
で、ギャップ部分等の不要データを取り込まずに済み、
ロジックアナライザ9の内部メモリを節約することがで
きる。
【0042】しかし、このようにした場合、ロジックア
ナライザ9はリードゲート信号RGの終了は通常認識し
ないので、ギャップ部分のデータを取込まないと、次の
データブロックとの境をロジックアナライザ9は認識で
きず、次のブロックも連続したデータとして混同する危
険が生じる。
【0043】この対策としてリードクロックの終わりを
取込みタイミング信号から数クロック遅らせる方法があ
る。図7はこの回路例を示したもので、D−FF16,
17により、図8に示すように、取込みタイミング信号
の後縁を2クロック分(2D)遅らせている。このよう
にすることによりデータブロック間を認識することが可
能となる。なお、遅延時間は2クロックに限るものでは
なく、要はデータブロックが識別できる長さであればよ
い。
【0044】図9は、データブロックを識別する他の方
法を示したものである。この方法はデータの先頭にSB
(Synchro byte)パターンを付加してお
き、この出力期待値と収集したデータとを比較してデー
タの先頭を認識する。SBパターンとしてFF 1111111
1 とした場合、データは数バイト前から取込みゲートが
イネーブルされ、取込まれたデータに対して 11111111
をサーチして、これ以降をデータとして認識する。
【0045】次にライトシミュレーションにおいて、書
込みデータWDをロジックアナライザ9に取込む際はRc
lockが出力されないので、出力データの変化点のみを認
識させてログさせる。この場合、データレート検出部6
は、その変化点間の時間間隔を統計的に処理してデータ
レートを検出する。図10は取得した各データの時間間
隔の統計を表したもので、最初のピーク値の時間をTと
すれば、1/Tがこのデータのデータレートとなる。正
確には、T1,T2,T3が整数倍の関係を保ち、それ
ぞれのピーク値に対する誤差がMinとなる1/Tをデ
ータレートとする。
【0046】以上のごとく、出力データの変化点をログ
する場合に、時間間隔の統計的処理によりデータレート
を正確に計算することができ、モジュール1の評価を精
密に行うことができる。
【0047】図11は、リードシミュレーションに用い
る疑似信号の補正方法を示したものである。(イ)に示
すテーブルのようにX値とY値の対応表を伝達特性ファ
イルとし、疑似信号生成部5に読み込ませることによ
り、実際の磁気記録系の特性を加味できるようにする。
実施例では、(ロ)に示す変換テーブルによって(ハ)
に示すようにの理想波形の入力に対し、のような伝
達特性が加味された補正波形を出力させる。なお、
(ロ)のサンプル間は直線,または曲線近似等により補
完される。
【0048】以上のごとく、シミュレーション対象モジ
ュールのレジスタ設定データを簡易に、且つノイズを除
去して入力することができ、有効出力データのみデータ
ブロック識別可能に取込んでメモリ容量を節約すること
ができ、疑似信号を実際の信号に近づけることができ
る。これにより、実際に則した精密なシミュレーション
を簡易に行うことが可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
設定データをファイルしてシミュレーション対象モジ
ュールの特性を自動的に設定する、多数の設定データ
をノイズを排除して入力する、有効出力データのみ取
込んでメモリ容量を節約する、疑似入力信号を実際の
信号に近づけることにより、精密にシミュレーションを
遂行する、ログデータの変化点でデータ収集する場合
には収集したデータの統計的処理によりデータレートを
精密に測定しデータを認識する、収集したブロックデ
ータの先頭を簡易に識別する、等の手段を有するので、
記録媒体ドライバ(リードライト回路)のシミュレーシ
ョンおよび装置条件に応じたドライバ特性の設定データ
取得のためのシミュレーションを簡易に、且つ精密に行
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 一実施例の構成図
【図3】 レジスタ設定ファイル例を表す図
【図4】 バッファ回路例を表す図
【図5】 図4のタイムチャート図
【図6】 データ取込み例を表す図
【図7】 取込みクロック生成回路例を表す図
【図8】 図7のタイムチャート図
【図9】 取込みデータの先頭認識方法例を表す図
【図10】 データレート決定方法説明図
【図11】補正説明図
【図12】HDDドライバ回路例を表す図
【図13】従来例のシミュレータ構成図
【符号の説明】
1 モジュール 2 PC 3 ファイル 3a レジ
スタ設定ファイル 3b 変換テーブルファイル 3c 出力
データ期待値ファイル 4 データ設定部 5 疑似
信号生成部 6 データレート検出部 7 バッ
ファ回路 7a ゲート 8 取込
みクロック生成回路 9 ロジックアナライザ 10 レジ
スタ 10a,10b レジスタ 11 任意
波形発生部 12 パターンジェネレータ 15,18 ナ
ンド回路 16,17 D・FF 19 アン
ド回路 20 出力データ期待値ファイル 30 記録
媒体ドライバ 31 信号入力手段 32 内部
レジスタ 33 変換テーブルファイル 34 デー
タ設定ファイル 35 バッファ手段 36 制御
手段 37 評価手段 38 デー
タレート検出手段 39 取込みクロック生成手段 40 出力
データ収集手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 泰彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 松本 一成 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疑似信号入力手段と、出力データ収集手
    段と、制御手段と、評価手段とを有し、媒体読取信号を
    復調する読取回路およびまたは媒体書込データを変調し
    て出力する書込回路を有する記録媒体ドライバを、ドラ
    イバ特性を変化させつつ疑似信号を入力して出力データ
    を取得し該出力データと出力期待値とを比較して評価す
    る記録媒体ドライバのシミュレータ装置であって、 前記ドライバ特性を設定する設定データを該ドライバに
    対応した所定形式でファイルしたデータ設定ファイルを
    設け、 該制御手段は、該ファイルを参照しつつ該設定データを
    該ドライバに転送してシミュレーションを遂行すること
    を特徴とする記録媒体ドライバのシミュレータ装置。
  2. 【請求項2】 該制御手段と該記録媒体ドライバとの間
    にバッファ手段を設け、データ設定期間以外は該バッフ
    ァ手段の出力を高インピーダンスに設定して該制御手段
    と該記録媒体ドライバとの間を絶縁することを特徴とす
    る請求項1記載の記録媒体ドライバのシミュレータ装
    置。
  3. 【請求項3】 疑似信号入力手段と、出力データ収集手
    段と、制御手段と、評価手段とを有し、媒体読取信号を
    復調する読取回路およびまたは媒体書込データを変調し
    て出力する書込回路を有する記録媒体ドライバを、ドラ
    イバ特性を変化させつつ疑似信号を入力して出力データ
    を取得し該出力データと出力期待値とを比較して評価す
    る記録媒体ドライバのシミュレータ装置であって、 該記録媒体ドライバから出力されるリードクロックと所
    定のタイミング信号に基づき、出力データをデータブロ
    ック単位に取込むクロックを生成する取込みクロック生
    成手段を設け、 該出力データ収集手段は該取込みクロック生成手段から
    出力されるクロックに基づき出力データを収集すること
    を特徴とする記録媒体ドライバのシミュレータ装置。
  4. 【請求項4】 疑似信号入力手段と、出力データ収集手
    段と、制御手段と、評価手段とを有し、媒体読取信号を
    復調する読取回路およびまたは媒体書込データを変調し
    て出力する書込回路を有する記録媒体ドライバを、ドラ
    イバ特性を変化させつつ疑似信号を入力して出力データ
    を取得し該出力データと出力期待値とを比較して評価す
    る記録媒体ドライバのシミュレータ装置であって、 該読取回路への疑似信号を媒体読取ヘッド特性に対応し
    た波形に変換する変換テーブルファイルを設け、 該疑似信号入力手段は、該変換テーブルファイルを参照
    して媒体読取りヘッドに対応した疑似信号を入力するこ
    とを特徴とする記録媒体ドライバのシミュレータ装置。
  5. 【請求項5】 疑似信号入力手段と、出力データ収集手
    段と、制御手段と、評価手段とを有し、媒体読取信号を
    復調する読取回路およびまたは媒体書込データを変調し
    て出力する書込回路を有する記録媒体ドライバを、ドラ
    イバ特性を変化させつつ疑似信号を入力して出力データ
    を取得し該出力データと出力期待値とを比較して評価す
    る記録媒体ドライバのシミュレータ装置であって、 疑似信号の先頭に所定のパターンデータを挿入し、該評
    価手段は、該データ収集手段に収集された出力データ
    中、該パターンデータをサーチして出力データの先頭を
    認識することを特徴とする記録媒体ドライバのシミュレ
    ータ装置。
  6. 【請求項6】 疑似信号入力手段と、出力データ収集手
    段と、制御手段と、評価手段とを有し、媒体読取信号を
    復調する読取回路およびまたは媒体書込データを変調し
    て出力する書込回路を有する記録媒体ドライバを、ドラ
    イバ特性を変化させつつ疑似信号を入力して出力データ
    をその変化点を検出して取得するとともに該出力データ
    と出力期待値とを比較して評価する記録媒体ドライバの
    シミュレータ装置であって、 該出力データの変化点間の時間分布を求めて該データの
    データレートを決定するデータレート検出部を設け、 該データレイトに基づき収集したデータを解析すること
    を特徴とする記録媒体ドライバのシミュレータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100587282B1 (ko) * 1999-12-28 2006-06-08 엘지전자 주식회사 고밀도 광디스크 채널의 모델링 장치
CN109945968A (zh) * 2019-03-19 2019-06-28 苏州浪潮智能科技有限公司 一种检测硬盘多部位受噪音冲击大小的装置、方法及系统

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