JPH11274005A - 電気二重層キャパシタ - Google Patents

電気二重層キャパシタ

Info

Publication number
JPH11274005A
JPH11274005A JP10076042A JP7604298A JPH11274005A JP H11274005 A JPH11274005 A JP H11274005A JP 10076042 A JP10076042 A JP 10076042A JP 7604298 A JP7604298 A JP 7604298A JP H11274005 A JPH11274005 A JP H11274005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric double
layer capacitor
double layer
separator
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10076042A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Hiratsuka
和也 平塚
Manabu Kazuhara
学 数原
Takeshi Kawasato
健 河里
Shigeaki Tomita
成明 富田
Naoki Yoshida
直樹 吉田
Yoshiaki Higuchi
義明 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP10076042A priority Critical patent/JPH11274005A/ja
Publication of JPH11274005A publication Critical patent/JPH11274005A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内部抵抗が低く、単位体積あたりの容量が大き
く電圧保持性に優れる電気二重層キャパシタを提供す
る。 【解決手段】炭素質電極からなる正極と負極との間にセ
パレータを配置した非水系電気二重層キャパシタにおい
て、セパレータとして、厚さが10〜80μmかつ空隙
率が50〜85%のシートと厚さが10〜60μmかつ
開口率が30〜80%かつ目開きが100〜350メッ
シュのネット状物からなるスペーサとを重ねて使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高出力、高エネル
ギ密度で、電圧保持性に優れる非水系電気二重層キャパ
シタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気二重層キャパシタの正極と負
極との間に配置されるセパレータとしてはポリエチレン
不織布、ポリプロピレン不織布、ポリエステル不織布、
クラフト紙、レーヨン繊維とサイザル麻繊維混抄シー
ト、マニラ麻シート、ガラス繊維シート等が知られてい
る(特開平9−45586、特開平1−304719
等)。セパレータの役割は、正極と負極の間を電気的に
絶縁する一方、充放電に伴って起きる電解液中のイオン
の移動を円滑化することにある。
【0003】近年、大電流充放電用の電気二重層キャパ
シタが注目されている。ところが、ポリエチレン等の有
機繊維系のセパレータでは電解液の吸液性と保液性が低
いため、イオン伝導度が低くて電気二重層キャパシタの
内部抵抗が大きい。そのため、電気二重層キャパシタの
大きな特性の一つである瞬時の大電流放電を行うと、電
圧降下が大きく実用的でなかった。
【0004】また、従来の紙からなるセパレータは耐熱
性、引張強度に優れているので、太陽電池とのハイブリ
ッド電源のように大電流放電をしない電源用途に使用さ
れる電気二重層キャパシタ用としては有効な場合もあ
る。しかし、大電流充放電用の電解液が非水系である電
気二重層キャパシタに従来の紙のセパレータを用いた場
合は、イオン透過性が不充分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】大電流充放電用の電気
二重層キャパシタでは、低抵抗化と単位体積あたりの容
量(以下、容量密度という)の増大が望まれているた
め、セパレータを極力薄くする必要がある。同時に、電
解液の吸液性と保液性の点から、セパレータは空隙率が
高い必要がある。しかし、空隙率が高い紙からなるセパ
レータを薄くすると、正極と負極との間の絶縁性が不充
分となってミクロ的にショートし、自己放電しやすくな
ったり、キャパシタの製造歩留まりが低下するおそれが
ある。
【0006】さらに、例えば複数の電極をセパレータを
介して積層したり2枚の電極をセパレータを介して巻回
して電極とセパレータが密接して積み重ねられた素子に
電解液を含浸させると、例えば100μm以下の厚さの
紙からなるセパレータでは空隙率を高めるにも限界があ
るため電解液の注液に時間がかかり、生産性に問題があ
った。
【0007】そこで本発明は、耐熱性、イオン透過性に
優れ、吸液性、保液性に優れるとともに、薄くても強度
が高くかつ絶縁性に優れたセパレータを用いることによ
り、低抵抗かつ高容量密度の電気二重層キャパシタを生
産性よく提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭素質電極か
らなる正極と負極との間にセパレータを配置して素子を
形成し、該素子に非水系電解液を含浸させてなる電気二
重層キャパシタにおいて、前記セパレータは、厚さ10
〜80μmかつ空隙率50〜85%のシートと、厚さ1
0〜80μmかつ開口率30〜80%かつ目開き50〜
350メッシュのネット状物からなるスペーサと、を重
ねてなることを特徴とする電気二重層キャパシタを提供
する。
【0009】また、本発明は、炭素質電極からなる正極
と負極との間にセパレータを配置して素子を形成し、該
素子に非水系電解液を含浸させてなる電気二重層キャパ
シタにおいて、前記セパレータは、厚さ10〜80μm
かつ空隙率50〜85%のシートと、粒径0.1〜20
μmの粒子からなる厚さ10〜80μmかつ空隙率50
〜80%の層からなるスペーサと、を重ねてなることを
特徴とする電気二重層キャパシタを提供する。
【0010】本発明におけるシートの厚さは10〜80
μmである。厚さが10μm未満では強度が弱く、取扱
いが難しい。厚さが80μmを超えると、スペーサと重
ねてセパレータを構成したとき、電気二重層キャパシタ
素子中のセパレータが占める体積の割合が高くなり、電
気二重層キャパシタの容量密度を充分に高くできない。
好ましくはシートの厚さは20〜60μmである。
【0011】本発明におけるシートの空隙率は50〜8
5%である。50%未満であると、電解液の吸液性、保
液性が不充分であり、イオン透過性が不充分である。8
5%を超えると、シートの強度が弱く、取扱いが難し
い。特には60〜80%が好ましい。また、本発明にお
けるシートは、実質的に開口していないことが好まし
い。シートがピンホールを有しているとミクロ的なショ
ートが起こることがあるので、ピンホールはできるだけ
有していないことが好ましい。
【0012】本発明におけるシートは、ポリプロピレン
製、ポリエチレン製又はポリテトラフルオロエチレン製
等の不織布又はポーラスフィルム、又はセルロース紙等
からなることが好ましい。特にセルロース紙は、厚さが
薄くかつ空隙率が高くても強度の高いシートが得られる
ので好ましい。
【0013】セルロース紙を使用する場合、その密度は
0.30〜0.55g/cm3 であると、電解液の吸液
性、保液性に優れるので好ましい。特には0.35〜
0.50g/cm3 の範囲が好ましい。
【0014】電解液の吸液性、保液性が充分な空隙率5
0〜85%の高空隙率シートは、厚さが例えば100μ
m以下であると電気二重層キャパシタの容量密度は高く
できるがピンホールを有しやすい。したがって電気二重
層キャパシタのセパレータとして上記シート1枚を使用
すると、そのピンホールによりショートすることがあ
り、自己放電が起こりやすくなる。
【0015】一方本発明では、セパレータが上記シート
とスペーサとを重ねて構成されるため上記シートとスペ
ーサの両方に電解液が保持されるので、上記シート1枚
のみでセパレータを構成するよりも高密度のシートを使
用しても充分に保液できる。密度が高ければシートがピ
ンホールを有する確率は低くなる。また、上記シートは
ピンホールを有していたとしても、スペーサの存在によ
りセパレータを介して相対する電極間の距離を離せるの
で、自己放電がほとんど起こらなくなり電気二重層キャ
パシタの製造歩留を高められる。
【0016】さらに、本発明におけるスペーサは、開口
率が高くかつシートに比べ目開きが大きいネット状物又
は空隙率の高い粒子の層からなるので、高容量の電気二
重層キャパシタを製造するために、例えば複数の電極を
セパレータを介して積層したり2枚の電極をセパレータ
を介して巻回して、電極とセパレータが密接して積み重
ねられた素子に電解液を含浸させる場合、電解液の注液
を短時間で行うことができ、電気二重層キャパシタの生
産性を高められる。すなわち、同じ厚さのセパレータの
場合、上記シート1枚で構成されるより上記シートとス
ペーサとからなるセパレータの方が自己放電しにくく、
かつ吸液性、保液性に優れていて高容量電気二重層キャ
パシタの生産性を高められる。なお、ここで開口率と
は、貫通している空隙の割合を示す。
【0017】上記シートは、1枚を使用してもよいが、
複数枚の上記シートをスペーサと重ねてセパレータを構
成してもよい。この場合、セパレータの厚さは厚くな
り、電気二重層キャパシタの容量密度の点では不利にな
るが、電解液の保持性は高まり、また上記シートやスペ
ーサが薄くても充分に絶縁できる。また、上記シートと
スペーサは、接着剤を介して接合して使用してもよい。
【0018】本発明において、上記シートとしてセルロ
ース紙を使用する場合は、レーヨン繊維からなる抄紙、
セルロースとガラス繊維の混抄紙等がいずれも使用でき
る。特に再生セルロース繊維を叩解してなる繊維を50
重量%以上含んで抄造されてなる紙であることが好まし
い。ここで原料となる再生セルロース繊維は、高重合度
の再生セルロース繊維や溶剤紡糸レーヨン等の、通常の
抄紙工程に設置された叩解機で叩解可能な再生セルロー
ス繊維である。
【0019】叩解可能な再生セルロース繊維は、叩解処
理することにより均一にフィブリル化され、かつ柔軟性
が増加する。したがって、この繊維を50重量%以上含
んで抄造された紙は引張強度に優れている。また、叩解
処理されてフィブリル化された繊維はきわめて緻密であ
りかつフィブリルの断面はほぼ真円状であるので、この
繊維を50重量%以上含んで抄造された紙をセパレータ
に使用すると、イオン透過性に優れ低抵抗となる。再生
セルロース繊維を叩解してなる繊維は65重量%以上で
あるとより好ましく、80重量%以上であるとさらに好
ましい。叩解の程度は、JIS−P8121に規定され
るカナダ標準ろ水度(以下、CSF値という)が0〜6
00mlとなるまで叩解することが好ましい。
【0020】叩解された再生セルロース繊維に配合する
他の材料は特に限定されず、マニラ麻、サイザル麻、ク
ラフトパルプ等の繊維がいずれも使用できる。また、こ
れらの材料は、再生セルロース繊維の叩解の程度に応じ
て叩解することが好ましい。
【0021】本発明におけるネット状物は、厚さが10
〜60μmかつ開口率が30〜85%かつ目開きが50
〜350メッシュである。イオン導電性を阻害せずセパ
レータの電解液の吸液性を高めるためには開口率が高い
ことが好ましく、電極間を充分に絶縁するには開口率が
低く目開きが小さいことが好ましいため、上記範囲が選
択される。ネット状物は、開口率は40〜70%である
とさらに好ましく、目開きは120〜300メッシュで
あるとさらに好ましい。ただしここで目開きは、1イン
チあたりの網目の個数を指すものとする。
【0022】また、ネット状物の厚さは、60μmを超
えると電気二重層キャパシタの容量密度が小さくなり、
10μm未満であると電極間の距離が不充分となってミ
クロ的なショートが起こったり、ネット状物の強度が弱
くなって電気二重層キャパシタの製造時の取り扱いが困
難となる。特には20〜50μmが好ましい。
【0023】本発明におけるネット状物は、繊維から構
成されるネットであることが好ましいが、例えば、ネッ
トではなくパンチングされたフィルムを使用することも
できる。この場合、パンチングにより生じた孔の1イン
チあたりの数が本発明でいう目開きに相当する。
【0024】ネットを構成する繊維としては、引っ張り
強度が強く、かつ電解液に対する安定性が高いものであ
れば特に限定されない。非水系電解液を用いる電気二重
層キャパシタにおいては、キャパシタ素子内の水分を充
分に除去するために高温で乾燥処理することが好ましい
ので、ネットは耐熱性の高い材質からなることが好まし
い。上記の加熱乾燥による水分除去を効率的に行うには
150℃以上、特には200℃以上の耐熱温度を有する
材質が好ましい。このような耐熱繊維としては、ポリエ
ステル、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン等の
含フッ素ポリオレフィン、ポリパラフェニレンスルフィ
ド等が挙げられる。
【0025】また、ネットを構成する繊維は、モノフィ
ラメントであってもマルチフィラメントであってもよい
が、セパレータの厚さを薄くするにはモノフィラメント
が好ましい。ネットは、通常、繊維を平織りして構成さ
れるが、スペーサの厚さを薄くするには繊維の繊維径は
細いほど好ましく、スペーサの強度とのかねあいから1
0〜60μmが好ましい。
【0026】また、本発明ではスペーサとしてネット状
物のかわりに、粒径0.1〜20μmの粒子からなる厚
さ10〜80μmかつ空隙率50〜80%の層からなる
スペーサを用いることもできる。この場合、スペーサは
前記粒子を成形したシート状のスペーサであってもよい
が、粒子を溶媒に分散させた後前記シートに塗工し乾燥
して形成される塗工膜からなってもよい。
【0027】上記粒子としては、電解液に対する安定性
が高いものであれば特に限定されないが、ネット状物同
様耐熱性を有していることが好ましく、例えばシリカ、
アルミナ等の無機粒子、ポリテトラフルオロエチレン等
の有機粒子等が挙げられる。
【0028】本発明の電気二重層キャパシタは非水系電
解液を有するので、漏れ電流を低減し、高耐電圧を確保
するには、電気二重層キャパシタ素子中の水分をできる
だけ除去することが必要である。セパレータ中の水分は
1重量%以下であることが好ましいが、例えばセルロー
ス紙の場合は、通常3〜10重量%の水分を含有してい
る。
【0029】水分を効率よく除去するためには、セパレ
ータを正極と負極の間に配置させる前にあらかじめ90
℃以上で加熱することが好ましい。特に大容量の電気二
重層キャパシタとするために、一対の長尺状の電極をセ
パレータを介して巻回してなる素子に電解液を含浸させ
て有底円筒型容器に収容してなる円筒型、又は正極と負
極とをセパレータを介して複数交互に積層してなる素子
に電解液を含浸させて角型容器に収容してなる角型等の
構造とする場合は、電極とセパレータにより素子を形成
した後では水分除去に時間がかかりやすい。
【0030】熱処理温度が90℃未満であると、セパレ
ータ中の水分の除去が不充分となり、漏れ電流の低減等
の効果が少なくなる。あまり高くなると、セパレータを
構成するシート又はスペーサが熱分解するので、それら
の耐熱温度を考慮して熱処理温度は決定する。例えばシ
ートとしてセルロース紙を使用する場合、熱処理温度が
250℃を超えるとセルロース紙自体の熱分解が開始し
て強度が低下したり水分が発生する。熱処理時間は熱処
理温度との関係により適宜選択されるが、通常3秒以上
である。
【0031】熱処理の方法としては、加熱したヒータへ
の接触、赤外線照射、加熱空気等の方法が適宜選択され
る。例えば本発明で使用されるシートやネット状物は通
常巻回された状態で入手されるが、巻回された状態では
加熱により短時間で効果的に脱水することは困難であ
る。緊密に重ねない状態で加熱すると、効果的に脱水が
できるので好ましい。具体的には、例えばシートの巻回
物とネット状物の巻回物とを広げながら乾燥雰囲気中で
加熱し、順次シートとネット状物を重ねて巻き直して1
つのセパレータ巻回物を作製したり、あらかじめシート
巻回物とネット状物巻回物からシートとネット状物を複
数枚切断し、シートどうし、ネット状物どうしが緊密に
重ならないように例えば耐熱性スペーサ網を介在させて
加熱して脱水してもよい。
【0032】本発明の電気二重層キャパシタは、電極は
正極、負極とも炭素材料を主成分とする炭素質電極であ
り、該電極と電解液との界面に形成される電気二重層に
電荷を蓄積することを原理としている。電気二重層キャ
パシタの容量を大きくするためには炭素材料の比表面積
は大きいことが好ましく、炭素質電極は比表面積700
〜2500m2 /gの炭素材料と有機バインダとからな
ることが好ましい。
【0033】炭素材料としては活性炭、カーボンブラッ
ク、ポリアセン等が使用できる。炭素質電極には必要に
応じて導電性を高めるために導電材を添加してもよく、
有機バインダを加えて金属集電体上にシート状に成形さ
れて集電体と一体化された電極体を形成する。ここで使
用する有機バインダとしては、ポリフッ化ビニリデン、
ポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド樹脂、ポリア
ミドイミド樹脂等が好ましい。また、金属集電体として
は、アルミニウム、ステンレス鋼等の箔、網等が使用で
きる。特にアルミニウムが軽量かつ低抵抗であるので好
ましい。
【0034】電気二重層キャパシタに用いられる電解液
には水系電解液と非水系電解液とがあるが、耐電圧は水
系で約0.8V、非水系で約2.5Vである。電気二重
層キャパシタの静電エネルギは耐電圧の2乗に比例する
ので、エネルギ密度の点からは非水系電解液を使用した
方が約9倍大きくできるので好ましい。
【0035】本発明の電気二重層キャパシタの非水系電
解液の溶質としては、R1234+ 又はR12
34+ (ただし、R1 、R2 、R3 、R4 はそ
れぞれ独立に炭素数1〜6のアルキル基)で表される第
4級オニウムカチオンと、BF4 -、PF6 -、CF3 SO
3 -、AsF6 -、N(SO2 CF32 -、ClO4 -等のア
ニオンとからなる塩のいずれか1種又は2種以上を混合
したものが好ましい。
【0036】また、非水系電解液に使用される有機溶媒
としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ート、ブチレンカーボネート等の環状カーボネート、ジ
メチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエ
チルカーボネート等の鎖状カーボネート、スルホラン及
びスルホラン誘導体等が好ましい。特にプロピレンカー
ボネート、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネー
ト、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネー
ト、スルホラン及びメチルスルホランからなる群から選
ばれる1種以上が好ましい。
【0037】本発明の電気二重層キャパシタの形状とし
ては、一対の長尺状の電極体を長尺状のセパレータを介
して巻回し、非水系電解液を含浸させて有底円筒型のケ
ースに収容してなる円筒型、及び矩形の電極体を正極体
及び負極体としてセパレータを介して複数交互に積層
し、非水系電解液を含浸させて有底角型ケースに収容し
てなる角型等が大容量が得られるので好ましい。
【0038】
【実施例】[例1]溶剤紡糸レーヨンをCSF値が20
mlとなるまで叩解し、これを用いて厚さ40μm、密
度0.40g/cm3 のセルロース紙を抄造した。破断
強度は0.70kg/cm幅、空隙率は72%であっ
た。
【0039】繊維径30μmのポリエステルモノフィラ
メントからなる目開き250メッシュ、厚さ47μm、
開口率50%のポリエステルネットを上記セルロース紙
に重ね、これを幅6.6cm、長さ13.6cmの長方
形状に打ち抜いてセパレータとした。
【0040】比表面積1800m2 /gの高純度活性炭
粉末80重量%、導電材としてカーボンブラック10重
量%、バインダとしてポリテトラフルオロエチレン10
重量%からなる混合物を、エタノールを滴下しつつ混練
し、ロール圧延して厚さ140μmのシート電極を作製
した。これを200℃で30分乾燥してエタノールを除
去した後、リード引出部を有する厚さ40μmのアルミ
ニウム箔集電体の幅6cm、長さ13cmの部分の両面
に導電性接着剤を用いて接合し、さらにロールプレスし
て厚さ330μmの、集電体と一体化された電極を作製
し、正極及び負極とした。
【0041】上記正極18枚と上記負極18枚とを上記
セパレータを介して交互に積層し、積層素子を得た。こ
の素子を高さ15cm、幅7cm、厚さ2.2cmの有
底角型アルミニウムケースに収容し、注液孔を有するア
ルミニウム上蓋に絶縁気密状に取り付けられた正極端子
と負極端子にそれぞれの電極リードをまとめて超音波溶
接した後、該上蓋を角型ケース開口部にはめ込み、周辺
部をレーザー溶接して封口した。
【0042】次に、上蓋の注液孔を開けた状態で200
℃で24時間真空乾燥処理した後、プロピレンカーボネ
ートに1.5mol/lのトリエチルモノメチルアンモ
ニウムテトラフルオロボレートを溶解した溶液を電解液
とし、上記注液孔より上記素子に真空含浸させた後、注
液孔に安全弁を装填して気密に封止し、電気二重層キャ
パシタセルを得た。
【0043】上記電気二重層キャパシタセルを用い、
2.5Vにて30分間定電圧充電した後、300mAの
定電流で1.0Vまで放電し、2.5Vから1.0Vま
での放電カーブの勾配から容量を求めた。また、放電初
期の電圧低下より内部抵抗を算出した。さらに2.5V
で12時間定電圧充電した後、開路状態で放置し、72
時間後の保持電圧を測定した。
【0044】また、電解液を素子に真空含浸させ終わっ
てから、電気二重層キャパシタセルが上記容量となって
一定となるまでの時間を測定し、これを電解液含浸時間
とした。結果を表1に示す。
【0045】[例2(比較例)]セパレータを例1で使
用したセルロース紙1枚で構成し、電極体の枚数を正
極、負極ともに23枚とした以外は例1と同様にして電
気二重層キャパシタセルを作製した。このセルを用い、
例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
【0046】[例3(比較例)]セパレータを例1で使
用したセルロース紙2枚で構成した以外は例1と同様に
して電気二重層キャパシタセルを作製した。このセルを
用い、例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、内部抵抗が低く、自己
放電が少なくて電圧保持性に優れ、容量密度が高い電気
二重層キャパシタが得られる。また、本発明の電気二重
層キャパシタは高密度に電極とセパレータが積層して配
置された構造を有していても、製造時の電解液の吸液性
に優れているため、生産性が高い。
【0049】さらに、本発明におけるセパレータは高強
度であるため、巻回するにも充分な強度を有しており、
巻回型の電気二重層キャパシタも容易に作製できる。本
発明による電気二重層キャパシタは、特に放電容量が5
0〜20000F、又は放電電流が1〜1000Aの大
容量、大電流向けの巻回型及び積層型電気二重層キャパ
シタに好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富田 成明 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 (72)発明者 吉田 直樹 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 (72)発明者 樋口 義明 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素質電極からなる正極と負極との間にセ
    パレータを配置して素子を形成し、該素子に非水系電解
    液を含浸させてなる電気二重層キャパシタにおいて、前
    記セパレータは、厚さ10〜80μmかつ空隙率50〜
    85%のシートと、厚さ10〜80μmかつ開口率30
    〜80%かつ目開き50〜350メッシュのネット状物
    からなるスペーサと、を重ねてなることを特徴とする電
    気二重層キャパシタ。
  2. 【請求項2】炭素質電極からなる正極と負極との間にセ
    パレータを配置して素子を形成し、該素子に非水系電解
    液を含浸させてなる電気二重層キャパシタにおいて、前
    記セパレータは、厚さ10〜80μmかつ空隙率50〜
    85%のシートと、粒径0.1〜20μmの粒子からな
    る厚さ10〜80μmかつ空隙率50〜80%の層から
    なるスペーサと、を重ねてなることを特徴とする電気二
    重層キャパシタ。
  3. 【請求項3】前記シートは、セルロース紙からなる請求
    項1又は2記載の電気二重層キャパシタ。
  4. 【請求項4】前記セルロース紙は、再生セルロース繊維
    を叩解してなる繊維を50重量%以上含んで抄造されて
    なる紙である請求項3記載の電気二重層キャパシタ。
  5. 【請求項5】炭素質電極が比表面積700〜2500m
    2 /gの炭素材料と有機バインダとからなり、電解液の
    溶質がR1234+ 又はR1234+
    (ただし、R1 、R2 、R3 、R4 はそれぞれ独立に炭
    素数1〜6のアルキル基である)で表される第4級オニ
    ウムカチオンと、BF4 -、PF6 -、CF3 SO3 -、As
    6 -、N(SO2 CF32 -又はClO4 -のアニオンと
    からなる塩であり、電解液の溶媒がプロピレンカーボネ
    ート、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、
    ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ス
    ルホラン及びメチルスルホランからなる群から選ばれる
    1種以上である請求項1、2、3又は4記載の電気二重
    層キャパシタ。
JP10076042A 1998-03-24 1998-03-24 電気二重層キャパシタ Withdrawn JPH11274005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10076042A JPH11274005A (ja) 1998-03-24 1998-03-24 電気二重層キャパシタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10076042A JPH11274005A (ja) 1998-03-24 1998-03-24 電気二重層キャパシタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11274005A true JPH11274005A (ja) 1999-10-08

Family

ID=13593754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10076042A Withdrawn JPH11274005A (ja) 1998-03-24 1998-03-24 電気二重層キャパシタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11274005A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002313680A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Japan Vilene Co Ltd 電気二重層キャパシタ用セパレータ及び電気二重層キャパシタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002313680A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Japan Vilene Co Ltd 電気二重層キャパシタ用セパレータ及び電気二重層キャパシタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6104600A (en) Electric double layer capacitor
US6424517B1 (en) Electric double layer capacitor
JP2000003834A (ja) 電気二重層コンデンサ
KR102660222B1 (ko) 전기 화학 소자용 세퍼레이터 및 전기 화학 소자
EP0974987B1 (en) Electric double layer capacitor and separator therefor
US6352565B2 (en) Electric double layer capacitor
JP2015088703A (ja) キャパシタ用セパレータおよび該セパレータを用いたキャパシタ
US10497913B2 (en) Separator for power storage device and power storage device using the separator
US6310763B1 (en) Electric double layer capacitor
US6898067B1 (en) Electric double-layer capacitor
JP2010232202A (ja) 蓄電デバイス用セパレータ
JP2010238640A (ja) 蓄電デバイス用セパレータ
JP2000106327A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP6913439B2 (ja) 電気化学素子用セパレータ及び電気化学素子
JP2001196267A (ja) 電気二重層キャパシタ
JPH11274005A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP2000114105A (ja) 電気二重層キャパシタ
JPH11283872A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP3496597B2 (ja) 電気二重層キャパシタの製造方法
JP3675683B2 (ja) 電気二重層コンデンサ
JP3861186B2 (ja) 電気二重層キャパシタ
JPH1064765A (ja) 電気二重層キャパシタの製造方法
JPH11162788A (ja) 電気二重層キャパシタの製造方法
JP3896384B2 (ja) 電気二重層キャパシタの製造方法
JPH11145002A (ja) 電気二重層キャパシタ用セパレータ前駆体及び電気二重層キャパシタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070319