JPH11275608A - 視聴チャンネル判定装置 - Google Patents

視聴チャンネル判定装置

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JPH11275608A
JPH11275608A JP10093982A JP9398298A JPH11275608A JP H11275608 A JPH11275608 A JP H11275608A JP 10093982 A JP10093982 A JP 10093982A JP 9398298 A JP9398298 A JP 9398298A JP H11275608 A JPH11275608 A JP H11275608A
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義和 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期圧縮スクランブル映像信号によるCAT
V放送に対しても、映像信号の直接比較による視聴チャ
ンネル判定が行えるようにする。 【解決手段】 垂直及び水平ブランキング期間発生器21
806,21807 は、テレビのブラウン管に映し出されている
映像信号の垂直及び水平同期信号から垂直及び水平ブラ
ンキング期間を発生する。アナログスイッチ21809 は、
視聴チャンネル判定装置内の受像回路で生成された同期
圧縮スクランブル映像信号中から、前記発生された垂直
及び水平ブランキング期間内の信号を抽出する。波形復
元部21810は、アナログスイッチ21809 で抽出された信
号を同期圧縮スクランブル前の状態に復元する。アナロ
グスイッチ21811 は、同期圧縮スクランブル映像信号中
の前記発生された垂直及び水平ブランキング期間内の信
号を、波形復元部21810 で復元された信号に置換するこ
とで、視聴チャンネル判定時の基準となる映像信号を生
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビ視聴率測定分
野に関し、特に各家庭のテレビにおいて現に視聴されて
いるチャンネルを判定する視聴チャンネル判定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】テレビ視聴率の測定では、テレビセンサ
や調査メータなどと呼ばれる視聴チャンネル判定装置を
サンプル世帯のテレビに接続し、テレビのオン,オフ情
報および視聴中のチャンネル番号などを時刻情報と関連
させて採取し、電話回線を利用してセンタのコンピュー
タに定期的に回収するようにしている。
【0003】このようなテレビ視聴率測定における視聴
中チャンネルの判定方式としては、従来は例えば特願平
2−107038号に示されるように、測定対象となる
装置のチューナの局部発振信号を検出し、受信チャンネ
ルと局部発振信号の周波数とが1対1に対応することを
利用して、その周波数から受信チャンネルを検出する方
式が採用されていた。しかし、CSデジタル放送などで
は映像をデジタル化して圧縮し、1本のトランスポンダ
で4乃至8チャンネル程度の番組を時分割多重で伝送し
ているため、各家庭のCSデジタル放送受信機における
チューナの選局状況を局部発振信号の周波数を利用して
検出しても、その内の何れのチャンネルが視聴されてい
るかが特定できない。
【0004】そこで、視聴チャンネルを判定する他の方
式として、テレビのブラウン管に映し出されている映像
信号を採取し、視聴チャンネル判定装置内に設置してあ
る受像回路で独自に生成した映像信号と直接に比較し、
両者が一致するまで前記受像回路の選局チャンネルを変
化させ、一致した際の選局チャンネルを視聴チャンネル
として特定する方式がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した映像信号の直
接比較による方式によれば、既存の地上放送などのアナ
ログ放送以外にもCSデジタル放送の如きデジタル放送
にも充分に対応することができ、視聴チャンネル判定技
術の今後の主流になると考えられる。
【0006】しかしながら、この映像信号の直接比較に
よる方式では、比較用の映像信号が視聴チャンネル判定
装置内で生成できることが前提であるため、昨今の都市
部で普及している同期圧縮スクランブル映像信号による
CATV放送では、比較用の映像信号が生成できず、チ
ャンネル判定が行えないという問題がある。その理由
は、同期圧縮スクランブル映像信号によるCATV放送
では、有料の番組にはスクランブルがかけられており、
契約した家庭のテレビに対しては解除信号が送られてく
るため映像信号は正しく再生されるが、視聴チャンネル
判定装置内に独自に設置してあるCATV用の受像回路
には、正規の契約者でないため解除信号は送られてこな
いため、比較用の映像信号を視聴チャンネル判定装置内
で生成することができないからである。
【0007】そこで本発明の目的は、同期圧縮スクラン
ブル映像信号によるCATV放送に対しても、映像信号
の直接比較による視聴チャンネル判定が行えるようにす
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、テレビのブラウン管に映し出されている
映像信号を採取して装置内の受像回路で独自に生成した
映像信号と直接に比較し、両者が一致するまで前記受像
回路の選局チャンネルを変化させ、一致した際の選局チ
ャンネルを視聴チャンネルとして特定する視聴チャンネ
ル判定装置において、テレビのブラウン管に映し出され
ている映像信号の垂直同期信号および水平同期信号から
垂直ブランキング期間および水平ブランキング期間を発
生する期間発生手段と、前記受像回路で生成された同期
圧縮スクランブル映像信号中の前記発生された垂直ブラ
ンキング期間および水平ブランキング期間内の信号を抽
出する信号抽出手段と、該信号抽出手段で抽出された信
号を同期圧縮スクランブル前の状態に復元する同期信号
復元手段と、前記受像回路で生成された同期圧縮スクラ
ンブル映像信号中の前記発生された垂直ブランキング期
間および水平ブランキング期間内の信号を、前記同期信
号復元手段で復元された信号に置換し、比較用の映像信
号を生成する映像信号生成手段とを備えている。
【0009】このように構成された本発明の視聴チャン
ネル判定装置においては、期間発生手段がテレビのブラ
ウン管に映し出されている映像信号の垂直同期信号およ
び水平同期信号から垂直ブランキング期間および水平ブ
ランキング期間を発生し、信号抽出手段が視聴チャンネ
ル判定装置内の受像回路で生成された同期圧縮スクラン
ブル映像信号中から、前記発生された垂直ブランキング
期間および水平ブランキング期間内の信号を抽出し、同
期信号復元手段が、この信号抽出手段で抽出された信号
を同期圧縮スクランブル前の状態に復元し、映像信号生
成手段が、前記受像回路で生成された同期圧縮スクラン
ブル映像信号中の前記発生された垂直ブランキング期間
および水平ブランキング期間内の信号を、前記同期信号
復元手段で復元された信号に置換することで、比較用の
映像信号を生成する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は視聴チャンネルの判定対象となるテ
レビ受像機システムの一例を示すブロック図である。こ
の例のテレビ受像機システムは、テレビ受像機101
と、このテレビ受像機101に接続されたCATVチュ
ーナ102,CSTVチューナ103,ビデオテープレ
コーダ(VCR)104,電子ゲーム機105,BS・
VHF・UHF分波器106とから構成されている。な
お、107はVHFアンテナ、108はUHFアンテ
ナ、109はBSアンテナ、110はBS・VHF・U
HF混合器、111は分波器、112はCATV回線、
113はCSアンテナである。
【0012】テレビ受像機101には複数のビジュアル
・オーディオ端子(AV端子)が設けられており、外部
機器との接続はこの端子を通じて行われる。すなわち、
CATVチューナ102の映像および音声信号はAV端
子1に、CSTVチューナ103の映像および音声信号
はAV端子2に、電子ゲーム機105の映像および音声
信号はAV端子3に、VCR104の映像および音声信
号はAV端子4に、それぞれ入力される。また、テレビ
受像機101内には、VHF/UHFチューナとBSチ
ューナとが内蔵されている。従って、この例のテレビ受
像機システムでは、CATV放送,CS放送,BS放
送,VHF放送,UHF放送を受信でき、また、電子ゲ
ーム機105のモニタ画面として利用でき、さらにVC
Rによる録画,再生が可能となっている。なお、各ソー
スの切り替えは例えばリモコン操作で可能である。
【0013】本実施例の視聴チャンネル判定装置は、図
1に示されるような多様なソースが混在するテレビ受像
機システムを調査対象とし、テレビ受像機101のブラ
ウン管に映し出されている映像信号がどのソースからの
映像であるかの判定(ソース検出)を行い、続いてその
ソースにおける視聴中のチャンネルを判定するものであ
る。
【0014】図2は本発明の視聴チャンネル判定装置の
一実施例のブロック図である。同図において、図1と同
一符号は同一部分を示し、201が視聴チャンネル判定
のためにテレビ受像機101に接続された調査メータと
呼ばれる装置である。
【0015】テレビ受像機101には、ブラウン管の偏
向ヨーク等の近傍から垂直同期信号を検出する垂直偏向
ヨークセンサと呼ばれるV同期センサ202と、フライ
バックトランス等の近傍から水平同期信号を検出するフ
ライバックセンサと呼ばれるH同期センサ203と、内
蔵VHF/UHFチューナ近傍から映像中間周波信号を
検出するPIFセンサ204とが設けられ、これらのセ
ンサで検出された、テレビ受像機101のブラウン管に
映し出されている映像信号の垂直,水平同期信号および
映像信号がケーブル等によって調査メータ201に入力
されるようになっている。
【0016】また、テレビ受像機101に内蔵のBSチ
ューナの映像信号は、BS−OUT端子から取り出さ
れ、調査メータ201に入力される。
【0017】また、CATVチューナ102,CSTV
チューナ103およびVCR104の左右の音声信号は
テレビ受像機101のAV端子に直接に与えられるが、
映像信号は調査メータ201を経由してAV端子に与え
られる。なお、電子ゲーム機105の音声信号および映
像信号は調査メータ201を経由せずに、テレビ受像機
101のAV端子に直接与えられる。さらに、VCR1
04には、イレーズ信号検出用のピックアップコイル等
の録画検出センサ205が設けられ、その出力が調査メ
ータ201に入力される。
【0018】他方、調査メータ201内には、V同期セ
ンサ202,H同期センサ203の検出信号をそれぞれ
入力して一定幅のパルスに整形する1ショットマルチバ
イブレータ等の波形整形回路206,207と、PIF
センサ204の検出信号を入力して所定のレベルまで増
幅した後に映像信号を復元するPIF増幅復調回路20
8と、CATVチューナ102,CSTVチューナ10
3,VCR104および内蔵BSチューナの映像信号を
それぞれ分岐して取り込む映像バッファ209,21
0,211,212と、H同期センサ203の出力の有
無に基づいてテレビ受像機101のオン,オフを検知す
るTVオン・オフ検知回路213と、録画検出センサ2
05の出力に基づきVCR104が録画中か否かを検出
する録画検出回路214とが、入力段に設けられてい
る。
【0019】また、PIF増幅復調回路208,映像バ
ッファ209,210,211,212の出力である映
像信号を入力し順次に選択して通過させるアナログスイ
ッチ215と、アナログスイッチ215の出力である映
像信号から垂直同期信号および水平同期信号を分離する
同期分離回路216と、アナログスイッチ215の出力
である映像信号をデジタル信号に変換し記録するA/D
コンバータ・フレームメモリ222とが設けられてい
る。
【0020】また、調査メータ210側で独自にCAT
V放送,CS放送,BS放送,VHF放送,UHF放送
の各チャンネルの映像信号を生成するためのメータ側受
像回路217と、このメータ側受像回路217から出力
される映像信号を入力し、CATV放送のスクランブル
がかかっているチャンネルの映像信号に対してはスクラ
ンブルを疑似的に解除する処理を加えた映像信号を出力
し、それ以外の映像信号はそのまま出力する疑似同期圧
縮再生回路218と、この疑似同期圧縮再生回路218
から出力される映像信号から垂直同期信号および水平同
期信号を分離する同期分離回路219と、疑似同期圧縮
再生回路218から出力される映像信号をデジタル信号
に変換し記録するA/Dコンバータ・フレームメモリ2
23とが設けられている。なお、メータ側受像回路21
7は、VHF/UHF受像回路2171,BS受像回路
2172,CATV受像回路2173,CSTV受像回
路2174およびこれら受像回路から出力される映像信
号を選択して出力するアナログスイッチ2175とから
構成される。
【0021】また、波形整形回路206,207で整形
された垂直同期信号および水平同期信号と同期分離回路
219で生成された垂直同期信号および水平同期信号の
何れか一方を選択して出力するセレクタ220と、この
セレクタ220から出力される垂直同期信号および水平
同期信号と同期分離回路216で生成された垂直同期信
号および水平同期信号とを入力し、垂直同期信号と水平
同期信号の各々について、2経路の同期信号の到来の時
間差を測定する時間差測定部221とが設けられてい
る。
【0022】また、波形整形回路206,207で整形
された垂直同期信号および水平同期信号に基づき、テレ
ビ受像機101のブラウン管に映し出されている映像信
号の走査方式を判定する走査方式判定回路224と、測
定結果を一般電話回線等によって調査センタに送信する
データ通信装置225とが設けられている。
【0023】そして、調査メータ201内の各部を制御
するMPU(マイクロプロセッサ)226がある。MP
U226と、録画検出回路214,アナログスイッチ2
15,データ通信装置225との間は信号線群227で
接続され、MPU226と、TVオンオフ検知回路21
3,走査方式判定回路224,波形整形回路206,2
07,疑似同期圧縮再生回路218,メータ側受像回路
217,同期分離回路219,セレクタ220,A/D
コンバータ・フレームメモリ222,223,時間差測
定部221との間は信号線群228で接続される。
【0024】図3は時間差測定部221の構成例を示す
ブロック図である。この例の時間差測定部221は、セ
レクタ220からの垂直同期信号,水平同期信号をリセ
ット信号として入力し、同期分離回路216からの垂直
同期信号,水平同期信号をセット信号として入力し、M
PU226から測定開始を決定するイネーブル信号EN
1,EN2を入力するフリップフロップ2211,22
12と、所定の周期のクロック信号を発生するクロック
発生器2213と、クロック発生器2213のクロック
信号とフリップフロップ2211,2212の出力信号
とをそれぞれ入力するナンドゲート2214,2215
と、この出力とMPU226からのプリセット信号とを
入力する負論理入力オアゲート2216,2217と、
この出力をクロック信号として入力するプリセット型ダ
ウンカウンタ2218,2219とから構成されてい
る。なお、このカウンタ2218,2219は、MPU
226から書き込み可能なレジスタ部を備えており、M
PU226によってレジスタ部に所定の値が書き込まれ
た後の最初の1つのクロック信号で上記所定値を内部の
カウンタ部にプリセットし、続くクロック信号でダウン
カウントする機能を持つカウンタである。
【0025】次に、上述のように構成された本実施例の
視聴チャンネル判定装置の動作を説明する。
【0026】(1)視聴ソース判定 図2において、テレビ受像機101の電源がオンになっ
ており、何らかの映像がテレビ受像機101のブラウン
管に表示されている場合には、V同期センサ202,H
同期センサ203に同期信号のパルスが検出され、波形
整形回路206,207により所定パルス幅の同期信号
に整形される。また、TVオンオフ検知回路213は、
H同期センサ203からの同期信号のパルスを受け、テ
レビ受像機101がオン状態であることを検知し、その
旨をMPU226に通知する。さらに、走査方式判定回
路224は、波形整形回路206,207からの同期信
号に基づき、テレビ受像機101のブラウン管に映し出
されている映像信号の走査方式がインターレス走査方
式,非インターレス走査方式の何れであるかを判定し、
その判定結果をMPU226に通知する。
【0027】MPU226は、テレビ受像機101がオ
ンされていれば、視聴ソースの判定を実施する。このと
き、走査方式判定回路224において非インターレス走
査方式が検出されている場合には、視聴ソースを電子ゲ
ーム機105と判定する。その理由は、電子ゲーム機の
映像信号の走査方式は一般のテレビ放送波で採用されて
いるインターレス方式と異なる、非インターレス方式だ
からである。即ち、映像信号の水平同期信号,垂直同期
信号の繰り返し周波数をFh,Fvとすると、一般のテ
レビ放送波の映像信号では、Fh=15.734kH
z,Fv=59.94Hzで、Fh=262.5Fvと
いう関係があるインターレス方式であるのに対して、電
子ゲーム機では、Fh=15.7〜15.8kHz,F
v=59〜61Hzで、例えばFh=262Fvという
関係がある非インターレス方式である。
【0028】他方、走査方式判定回路224においてイ
ンターレス走査方式が検出されている場合、視聴ソース
は電子ゲーム機105以外のソースの何れかである。そ
こで、MPU226は視聴ソースの判定を更に続けるた
め、波形整形回路206,207から出力される同期信
号をセレクタ220を通じて時間差測定部221に入力
されるように、セレクタ220を切り替える。
【0029】一方、PIFセンサ204ではテレビ受像
機101に内蔵されたVHF/UHFチューナの映像中
間周波信号が検出され、この信号はPIF増幅・復調回
路208によって増幅された後に検波されて映像信号に
復元される。また、CATVチューナ102,CSTV
チューナ103,VCR104,テレビ受像機101内
蔵BSチューナは、それらが映像信号を出力していれ
ば、映像バッファ209,210,211,212によ
り取り込まれる。
【0030】アナログスイッチ215は、PIF増幅復
調回路208で復調された内蔵VHF/UHFチューナ
の映像信号と、映像バッファ212を介して得た内蔵B
Sチューナの映像信号と、映像バッファ210を介して
得たCSTVチューナ103の映像信号と、映像バッフ
ァ209を介して得たCATVチューナ102の映像信
号と、映像バッファ211を介して得たVCR104の
映像信号とを入力し、MPU226の制御に従って所定
の順序、例えばI1,I2,I3,I4,I5の順序で
選択的に通過させる。
【0031】同期分離回路216は、アナログスイッチ
215を通過してきた映像信号から垂直同期信号と水平
同期信号とを抽出し、時間差測定部221に出力する。
また、セレクタ220が波形整形回路206,207側
に切り替えられているため、波形整形回路206,20
7で生成された垂直同期信号と水平同期信号が時間差測
定部221に出力される。
【0032】MPU226は、アナログスイッチ215
で1つの入力を選択する毎に、時間差測定部221のカ
ウンタ2218,2219のレジスタ部に所定の値を書
き込むと共にゲート2216,2217を通じて1つの
パルス(プリセット信号)をカウンタ2218,221
9に入力することで上記所定の値をカウンタ2218,
2219にプリセットし、次に所定のタイミングでフリ
ップフロップ2211,2212に与えるイネーブル信
号をアクティブ(ハイレベル)にし、その後の所定のタ
イミングでイネーブル信号をノンアクティブ(ローレベ
ル)にし、その時点のカウンタ2218,2219の計
数値をデータとして取り込む。なお、このときMPU2
26は、信号線群228を通じて波形整形回路206,
207から与えられる同期信号により時間差測定のタイ
ミングをとっている。
【0033】ここで、フリップフロップ2211,22
12の出力は波形整形回路206,207から同期信号
のパルスが与えられた時点でローレベルとなり、同期分
離回路216から同期信号のパルスが与えられた時点で
ハイレベルとなることから、同期分離回路216からパ
ルスが与えられてから波形整形回路206,207から
パルスが与えられるまでの時間tだけナンドゲート22
14,2215はクロック発生器2213のクロック信
号を反転して通過させることとなり、この信号がゲート
2216,2217を通じてカウンタ2218,221
9に入力されることから、カウンタ2218,2219
の計数値は上記の時間tに応じた値となる。
【0034】図4は、テレビ受像機101から得た同期
信号(ブラウン管)と、内蔵VHF/UHFチューナか
ら得た同期信号(検出PIF)と、VCR104から得
た同期信号(VCR)と、内蔵BSチューナから得た同
期信号(BS)との時間的関係の例を示したものであ
り、その時点でそのソースがアナログスイッチ215に
より選択された場合のカウント期間(斜線を引いた部
分)を対応させて示してある。なお、垂直同期信号と水
平同期信号とでは周期が大幅に異なるが、それぞれの関
係はほぼ同じである。また、図4には、CATVチュー
ナ102,CSTVチューナ103から得た同期信号に
ついては図示を省略してあるが、これらについても同様
のことが言える。
【0035】一般に、少なくとも短時間の間において
は、各ソースの同期信号の位相は代わらない。また、ソ
ースが異なれば同期信号が一致する確率は相当低い。従
って、前記カウンタ2218,2219の計数値は各ソ
ースによって異なる一定値となる。
【0036】ところで、PIFセンサ204による検出
信号はPIF増幅復調回路208によって比較的大きな
遅延を受ける。また、V同期センサ202またはH同期
センサ203によって検出される同期信号も、内蔵する
検波回路によって遅延を受けるが、前者の遅れは後者よ
り大きい。更に、AV端子に接続するAV機器および内
蔵BSチューナ等からのビデオ信号から検出される同期
信号の遅れはほとんどない。
【0037】そのため、このままでは前記計数値は、各
ソースにおける垂直同期信号,水平同期信号の位相とV
同期センサ202,H同期センサ203で検出された垂
直同期信号,水平同期信号の位相とのずれ量を正しく反
映しないものとなる。そこで、検出条件を揃え、またブ
ラウン管に映し出されたソースの時間差計数値が好まし
い最小値になるよう補正を行う。
【0038】前記の好ましい最小時間差計数値は、各チ
ャンネルの内、同期信号が隣接しているチャンネルを確
実に分別できる値にすることが望ましい。例えば、NH
Kの総合放送と教育放送とでは同期信号が水平同期信号
幅(4.7μS)の1/2ずれているが、このずれは定
常的なずれとしては限度と考えられるので、更にその1
/2(1.2μS)以下に最小時間差計数値を設定すれ
ば、通常の同期信号の分別は可能となる。
【0039】上記の補正は、調査メータ201の設置時
等に予め各ソースを実際に視聴して、そのときのV同期
センサ202またはH同期センサ203で検出される同
期信号の基準同期信号からの遅延時間を測定してMPU
226内のメモリに記憶させておき、実際の測定時にお
いては時間差測定部221から得られたデータに補正を
加える。なお、調査メータ設定時の各ソースの遅延時間
の測定は時間差測定部221等を用いて行うことができ
る。
【0040】本実施例においては、これらの性質を利用
して視聴中のソースを特定することができる。即ち、M
PU226はアナログスイッチ215を巡回させ、それ
ぞれのソースについて時間差測定部221からデータを
取得すると共にこの取得したデータに各ソース固有の遅
延時間に基づく補正を加え、この補正後のデータに基づ
き、V同期センサ202,H同期センサ203で検出さ
れた垂直同期信号,水平同期信号と同期分離回路216
で抽出した垂直同期信号,水平同期信号との時間差が好
ましい最小値となるソースを、視聴中のソースと判定す
る。なお、垂直同期信号と水平同期信号の両者について
時間差を測定するのは、判定精度を高めるためである。
【0041】以上のようにして、調査メータ201は、
走査方式判定回路224においてインターレス走査方式
が検出されている場合、視聴ソースが、テレビ受像機1
01に内蔵のVHF/UHFチューナ,BSチューナ,
CATVチューナ102,CSTVチューナ103,V
CR104の何れであるかを特定する。
【0042】(2)視聴チャンネルの判定 視聴チャンネルの判定は、テレビ受像機101のブラウ
ン管側の同期信号,映像信号と、メータ側受像回路21
7で独自に生成した各チャンネルの同期信号,映像信号
とを比較することにより行う。
【0043】先ず視聴チャンネルの判定に先立って実施
される作業を説明する。視聴チャンネルの判定に先立
ち、メータ側受像回路217内のVHF/UHF受像回
路2171,BS受像回路2172,CATV受像回路
2173,CSTV受像回路2174を基準にし、テレ
ビ受像機101内のVHF/UHFチューナ,BSチュ
ーナ,CATVチューナ102,CSTVチューナ10
3,VCR104内チューナのようにチューナを有する
ソースにつき、各ソース毎の遅延時間の測定を行う。こ
れは、各チューナおよびそれに続く検波回路,フィルタ
等の回路により遅延時間がそれぞれ異なるためである。
なお、この測定は調査メータ201の設置時等に行い、
その後は機器の接続を変えた場合等に行う。
【0044】遅延時間の測定にあたり、図2のMPU2
26によりアナログスイッチ215を制御して1つずつ
ソースを選択し、テレビ放送の受信を行うことのできる
ソースについては所定のチャンネルに選局しておく。他
方、MPU226はメータ側受像回路217の各受像回
路2171〜2174およびアナログスイッチ2175
を制御してソース側と同じチャンネルに選局させる。
【0045】メータ側受像回路217で選択された或る
ソースの所定のチャンネルの映像信号は、疑似同期圧縮
再生回路218に入力される。疑似同期圧縮再生回路2
18は、メータ側受像回路217から出力される映像信
号を入力し、CATV放送のスクランブルがかかってい
るチャンネルの映像信号に対してはスクランブルを疑似
的に解除する処理を加えた映像信号を出力し、それ以外
の映像信号はそのまま出力する。同期分離回路219
は、疑似同期圧縮再生回路218から出力される映像信
号から基準となる垂直同期信号,水平同期信号を抽出し
てセレクタ220に出力する。セレクタ220はMPU
226により事前に同期分離回路219側に切り替えら
れており、同期分離回路219から出力された垂直同期
信号,水平同期信号は時間差測定部221に入力され
る。他方、被測定映像信号は同期分離回路216で垂直
同期信号,水平同期信号が抽出されて時間差測定部22
1に与えられる。
【0046】MPU226は、各ソースについて、時間
差測定部221のカウンタ2218,2219のレジス
タ部に所定の値を書き込むと共にゲート2216,22
17を通じて1つのパルス(プリセット信号)をカウン
タ2218,2219に入力することで上記所定の値を
カウンタ2218,2219にプリセットし、次に所定
のタイミングでフリップフロップ2211,2212に
与えるイネーブル信号をアクティブ(ハイレベル)に
し、その後の所定のタイミングでイネーブル信号をノン
アクティブ(ローレベル)にし、その時点のカウンタ2
218,2219の計数値をデータとして取り込む。な
お、MPU226は、信号線群228を通じて同期分離
回路219から与えられる垂直同期信号,水平同期信号
により時間差測定のタイミングをとっている。
【0047】ここで、フリップフロップ2211,22
12の出力は同期分離回路216から同期信号のパルス
が与えられた時点でローレベルとなり、同期分離回路2
19から同期信号のパルスが与えられた時点でハイレベ
ルとなることから、同期分離回路219からパルスが与
えられてから同期分離回路216からパルスが与えられ
るまでの時間tだけナンドゲート2214,2215は
クロック発生器2213のクロック信号を反転して通過
させることとなり、この信号がゲート2216,221
7を通じてカウンタ2218,2219に入力されるこ
とから、カウンタ2218,2219の計数値は上記の
時間tに応じた値となる。
【0048】MPU226は測定データを各ソース毎に
蓄積し、チャンネル判定におけるタイミングの補正に使
用する。
【0049】さて、本番の視聴チャンネル判定において
は、MPU226はメータ側受像回路217を制御し
て、視聴ソース判定処理により視聴されていると判定さ
れたソースに対応する受像回路2171〜2174を放
送の存在するチャンネルについて順次に切り替えてい
く。なお、各受像回路2171〜2174の切り替えに
はアナログスイッチ2175を用いる。また、CATV
およびCSTVにおける有料チャンネルについては、当
該テレビ受像機101が視聴契約したチャンネルだけを
対象とする。この契約チャンネルの情報は事前にMPU
226のメモリに記憶されている。
【0050】同期信号によるチャンネル判定は、前述し
た方法によって同期信号を検出し、MPU226によっ
て、同期分離回路219の基準の同期信号と同期分離回
路216の被測定同期信号との時間差を各チャンネル毎
に測定して補正を加え、その時間差が視聴ソースの判定
箇所で説明した最小時間差より小であるときは一致、そ
うでないときは不一致とみなす方法をとっている。この
判定は複数回行い、実施例では水平同期信号につき24
0回、垂直同期信号につき2回行っている。
【0051】同期信号によるチャンネル判定で一致と判
定されたチャンネルについてのみ、続いて映像信号によ
るチャンネル判定が実施される。映像信号によるチャン
ネル判定では、同期分離回路219から信号線群228
を通じて得られる同期信号を基準に且つ各ソース毎に蓄
積した遅延時間を考慮したサンプリングのタイミング
で、MPU226の制御の下に、疑似同期圧縮再生回路
218から出力される基準の映像信号をA/Dコンバー
タ・フレームメモリ223によりデジタル化,蓄積する
と共に、アナログスイッチ215から出力される被測定
信号をA/Dコンバータ・フレームメモリ222でデジ
タル化,蓄積し、両者を比較することで行う。この比較
は1フィールド画面に対し複数の点をサンプリングして
行い、これらの測定結果を総合して判定する。実施例で
は32箇所の点について行い、予め定められた閾値数以
上のサンプリング点で一致のとれたチャンネルを視聴チ
ャンネルと判定した。なお、全てのチャンネルについて
一致サンプリング点数を求め、その最大のものを視聴チ
ャンネルと判定するようにしても良い。
【0052】MPU226は以上のようにして視聴チャ
ンネルを判定すると、それを現在時刻と共に内部のメモ
リに1つの測定データとして記憶する。また、視聴ソー
スがVCR104である場合、録画検出回路214にお
いて、VCR104が録画中か否かを検出し、その検出
結果もあわせて記録する。そして、例えば予め設定され
た時刻になると、MPU226はデータ通信装置225
を使って一般電話回線を通じて調査センサに電話をか
け、記録してある一連の測定データを調査センサに送出
する。
【0053】このように本実施例の視聴チャンネル判定
装置によれば、テレビ受像機101から容易に取り出す
ことができるブラウン管の同期信号と各ソースの映像信
号との時間的なズレから実際に視聴しているソースを検
出するようにしているため、AV端子を経由しないソー
スが存在するBSチューナ内蔵AVテレビ等であって
も、視聴しているソースを一意に特定することができ
る。また、視聴チャンネル判定に際しては、同期信号に
よる判定に加えて映像信号による判定を行っているの
で、極めて確度の高い判定が行える。さらに、同一信号
源を用い、同期信号の位相が同一の複数のチャンネルを
有する場合でも、映像信号の比較によって判定が可能と
なる。
【0054】次に、疑似同期圧縮再生回路218の実施
例について説明する。
【0055】まず図5を参照して、CATV放送で行わ
れている同期圧縮スクランブルについて説明する。図5
において、(a)はスクランブル前の映像信号を、
(b)はスクランブル後の映像信号をそれぞれ示す。双
方の図からわかるように、同期圧縮スクランブルでは、
映像信号に重畳される帰線消去信号のレベルを白レベル
側にシフトさせ、更に方式によっては帰線期間に重畳さ
れる同期パルスのパルス高も変化させることにより、同
期信号の検出を困難ならしめている。有料放送について
正規に受信契約した顧客のCATVチューナ102にお
いては、局側から別途送られてくる解除信号によって図
5(b)のスクランブル信号を同図(a)の非スクラン
ブル信号に変換することが可能である。しかし、メータ
側受像回路217におけるCATV受像回路2173内
のCATVチューナは正規の契約者でないため局側から
解除信号が送られてこない。このため、そのままでは比
較用の映像信号を調査メータ201内で生成することが
できない。疑似同期圧縮再生回路218は、局からの解
除信号によらず、図5(b)のスクランブル信号を同図
(a)の非スクランブル信号に変換するものである。
【0056】図6に疑似同期圧縮再生回路218の構成
例を示す。同図に示すように、本例の疑似同期圧縮再生
回路218は、入力端子として、メータ側受像回路21
7からの映像信号が加わる端子21801,波形整形回
路206からの垂直同期信号が加わる端子21802,
波形整形回路207からの水平同期信号が加わる端子2
1803,メータ側受像回路217からCATV放送チ
ャンネルの有料放送チャンネル、つまりスクランブルの
かかっているチャンネルの映像信号が出力されている期
間中は論理“1”、その他の期間中は論理“0”となる
制御信号がMPU226から加わる端子21804を有
し、出力端子として、映像信号を同期分離回路219お
よびA/Dコンバータ・フレームメモリ223に出力す
る端子21805を有する。
【0057】また、疑似同期圧縮再生回路218の内部
には、端子21802に加わる垂直同期信号から垂直ブ
ランキング期間を決定し、垂直ブランキング期間中のみ
論理“1”となる信号を発生する垂直ブランキング期間
発生器21806と、端子21803に加わる水平同期
信号から水平ブランキング期間を決定し、水平ブランキ
ング期間中のみ論理“1”となる信号を発生する水平ブ
ランキング期間発生器21807と、垂直ブランキング
期間信号と水平ブランキング期間信号の論理和をとるオ
アゲート21808と、端子21801に加わる映像信
号をオアゲート21808の出力が論理“1”の期間中
のみ通過させるアナログスイッチ21809と、アナロ
グスイッチ21809を通過した映像信号、つまり垂直
ブランキング期間および水平ブランキング期間の信号の
波形をスクランブル前の状態に復元する波形復元部21
810と、オアゲート21808の出力が論理“1”の
期間は波形復元部21810の出力を通過させ、オアゲ
ート21808の出力が論理“0”の期間は端子218
01から加わる映像信号を通過させるアナログスイッチ
21811と、アナログスイッチ21811を通過した
信号全体のレベルを調整するボリューム付きの映像レベ
ル調整器21812と、端子21804に加わる信号が
論理“1”のときは映像レベル調整器21812の出力
を通過させて端子21805に印加し、端子21804
に加わる信号が論理“0”のときは端子21801から
加わる映像信号を通過させて端子21805に印加する
アナログスイッチ21813とが設けられている。
【0058】さらに、垂直ブランキング期間発生器21
806は第1タイマ218061および第2タイマ21
8062を有し、水平ブランキング期間発生器2180
7は第1タイマ218071および第2タイマ2180
72を有する。また、波形復元部21810は、ボリュ
ーム付きの増幅器218101と同じくボリューム付き
の直流分再生器218102とを有する。
【0059】以下、上述のように構成された本実施例の
疑似同期圧縮再生回路218の動作を説明する。
【0060】視聴チャンネル判定のためにアナログスイ
ッチ215で選択された映像信号と比較する基準となる
映像信号がCATV放送の有料チャンネル以外の場合、
MPU226は端子21804に加える信号を論理
“0”とする。この状態では、端子21801に加わる
映像信号はそのままアナログスイッチ21813を通過
して端子21805に導かれるため、メータ側受信回路
217で生成された基準となるVHF/UHFチャンネ
ル,BSチャンネル,CSTVチャンネルの映像信号お
よびCATVの非スクランブルな映像信号は、疑似同期
圧縮再生回路218でなんらの処理も加えられずに、そ
のまま同期分離回路219およびA/Dコンバータ・フ
レームメモリ223に出力される。
【0061】他方、視聴チャンネル判定のためにアナロ
グスイッチ215で選択された映像信号と比較する基準
となる映像信号がCATV放送の有料チャンネルの場
合、MPU226は端子21804に加える信号を論理
“1”とする。これによって、メータ側受信回路217
で生成された基準となるCATVチャンネルのスクラン
ブル映像信号は、疑似同期圧縮再生回路218で以下の
ような処理が施されることにより、スクランブルが解除
される。
【0062】まず、端子21804に加わる信号が論理
“1”となることにより、垂直ブランキング期間発生器
21806および水平ブランキング期間発生器2180
7が起動され、垂直ブランキング期間信号および水平ブ
ランキング期間信号が生成される。
【0063】図7に水平ブランキング期間発生器218
07の動作タイミングチャートを示す。水平ブランキン
グ期間発生器21807内の第1タイマ218071
は、端子21803に加わる水平同期信号の立ち下がり
で起動され、56.45μSの期間中論理“1”となる
第1パルスを発生する。次に、第2タイマ218072
は第1パルスの立ち下がりで起動され、10μSの期間
中論理“1”となる第2パルスを発生し、これを水平ブ
ランキング期間信号としてオアゲート21808に出力
する。垂直ブランキング期間発生器21806でも同様
の原理によって、垂直ブランキング期間を示すパルス幅
1.5mSの垂直ブランキング期間信号が生成され、そ
して、オアゲート21808で水平ブランキング期間信
号と垂直ブランキング期間信号との論理和がとられ、ア
ナログスイッチ21809およびアナログスイッチ21
811に出力される。
【0064】図8(a)はアナログスイッチ21809
に端子21801から加わるスクランブル映像信号、同
図(b)はアナログスイッチ21809にオアゲート2
1808から加わる信号、同図(c)はアナログスイッ
チ21809から出力される信号、同図(d)は波形復
元部21810の出力信号の一例を示す。同図に示すよ
うに、アナログスイッチ21809は、オアゲート21
808からの信号が論理“1”である期間中のスクラン
ブル映像信号、つまり水平ブランキング期間および垂直
ブランキング期間内の信号を抜き出して出力し、波形復
元部21810はその抜き出された信号のレベルおよび
同期信号パルスのパルス高を調整して出力している。こ
こで、調査メータ201の設置時等に増幅器21810
1および直流分再生器218102のボリュームを調整
しておくことで、水平ブランキング期間および垂直ブラ
ンキング期間内の信号状態をスクランブル前の状態に復
元することができる。
【0065】図9(a)はアナログスイッチ21811
に端子21801から加わるスクランブル映像信号、同
図(b)はアナログスイッチ21811にオアゲート2
1808から加わる信号、同図(c)はアナログスイッ
チ21811に波形復元部21810から加わる復元後
の信号、同図(d)はアナログスイッチ21811から
出力される信号の一例を示す。同図に示すように、アナ
ログスイッチ21811は、オアゲート21808から
の信号が論理“0”である期間中の非スクランブル映像
信号の部分と論理“1”である期間中の波形復元部21
810の出力信号とを合成することにより、非スクラン
ブル信号を生成する。
【0066】こうして生成された非スクランブル信号
は、後段の映像レベル調整器21812で増幅された
後、アナログスイッチ21813を通過して、端子21
805から出力される。
【0067】次に、走査方式判定回路224の実施例に
ついて説明する。
【0068】図10は走査方式判定回路224の構成の
一例を示すブロック図である。この例の走査方式判定回
路224は、図2の波形整形回路207で生成された水
平同期信号Hを分周する分周器2241と、この分周器
2241に図2の電子ゲーム機105に合致した分周比
を設定するための分周比設定器2242と、図2の波形
整形回路206で生成された垂直同期信号Vを安定化さ
せるためのPLL回路2243と、このPLL回路22
43で安定化された垂直同期信号Vの位相と分周器22
41で分周された水平同期信号Hの位相とを比較して判
定信号を図2のMPU226に出力する比較判定器22
44とから構成されている。また、PLL回路2243
は、位相比較器22431,LPF22432およびV
CO22433で構成され、比較判定器2244は、位
相比較器22441,判定器22442およびCR積分
器22443で構成されている。
【0069】今、図2の電子ゲーム機105の映像信号
における水平同期信号の繰り返し周波数Fhとその垂直
同期信号の繰り返し周波数Fvとの間に、Fh=262
×Fvという非インターレスな関係が成立する場合、分
周器2241には分周比262を設定しておく。こうし
ておくと、テレビ受像機101で電子ゲーム機105の
出力映像が再生され、その水平同期信号Hと垂直同期信
号Vとが波形整形回路207,206で整形されて走査
方式判定回路224に入力された場合、水平同期信号H
が262分周されて垂直同期信号Vと同一周波数となる
ため、位相比較器22441の位相比較出力をCR積分
器22443に通して得られる信号は、図11(A)に
示すようにほぼ定常値(但し、その値は不定)を示すこ
とになる。他方、一般のテレビ放送波では、Fh=26
2.5×Fvというインターレスな関係にあるので、テ
レビ受像機101でテレビ放送波が受信再生され、その
水平同期信号Hと垂直同期信号Vとが波形整形回路20
7,206で整形されて走査方式判定回路224に入力
された場合、水平同期信号Hが262分周されても、垂
直同期信号Vと同一周波数にはならない。このため、位
相比較器22441の位相比較出力をCR積分器224
43に通して得られる信号は、例えば図11(B)に示
すように或る周波数(テレビ放送波の垂直同期信号の繰
り返し周波数である59.94Hzと、水平同期信号の
繰り返し周波数である15.734kHzを262分周
した周波数60.05Hzとの差である0.11Hzの
周波数)で鋸状に変化する。従って、両者の差異を判定
器22442で弁別することにより、テレビ受像機10
1で現在再生されている映像信号の走査方式が非インタ
ーレスか否か、つまりテレビ放送波によるものか電子ゲ
ーム機105によるものかを判定することができる。
【0070】図10の走査方式判定回路224は水平同
期信号Hを分周する構成を採用したが、逆に垂直同期信
号Vを逓倍する構成にしても良い。この場合は、垂直同
期信号を逓倍する逓倍器と、電子ゲーム機105の非イ
ンターレスな走査方式の映像信号における水平同期信号
の繰り返し周波数Fhとその垂直同期信号の繰り返し周
波数Fvとの間にFh=n×Fv(但し、nは正の整
数)の関係が成立するときの、前記nの値を前記逓倍器
の逓倍率として設定するための逓倍率設定器と、前記逓
倍器の出力信号の位相と前記同期信号検出手段で検出さ
れた水平同期信号の位相とを比較し、両位相が一致する
場合に非インターレス走査方式と判定し、両位相が一致
しない場合にインターレス走査方式と判定する比較判定
器とで構成される。
【0071】また、一般テレビ放送波の映像信号におけ
る水平同期信号の繰り返し周波数Fhとその垂直同期信
号の繰り返し周波数Fvとの間の関係式Fh=262.
5×Fvを利用して、走査方式を判定することもでき
る。但し、「262.5」のように小数点の付く分周や
逓倍はできないので、上記関係式を拡張し、Fh×m=
(262.5×m)×Fv(但し、mは正で偶数な整
数)という関係式を用いて、テレビ受像機101で再生
中の映像信号の走査方式が非インターレス走査方式,イ
ンターレス走査方式の何れであるかを判定する。ここ
で、mは2,4等の値を用いることができる。この場
合、走査方式判定回路224は、水平同期信号を26
2.5×m分周する水平同期信号用分周器と、垂直同期
信号を前記mと同じ値でm分周する垂直同期信号用分周
器と、前記水平同期信号用分周器の出力信号の位相と前
記垂直同期信号用分周器の出力信号の位相とを比較し、
両位相が一致する場合にインターレス走査方式と判定
し、両位相が一致しない場合に非インターレス走査方式
と判定する比較判定器とから構成され、または、垂直同
期信号を262.5×m逓倍する垂直同期信号用逓倍器
と、水平同期信号を前記mと同じ値でm逓倍する水平同
期信号用逓倍器と、前記垂直同期信号用逓倍器の出力信
号の位相と前記水平同期信号用逓倍器の出力信号の位相
とを比較し、両位相が一致する場合にインターレス走査
方式と判定し、両位相が一致しない場合に非インターレ
ス走査方式と判定する比較判定器とから構成される。
【0072】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は以上の実施例にのみ限定されず、その他各種の
付加変更が可能である。例えば、図2の実施例では、テ
レビ受像機101のブラウン管に映し出されている映像
信号をPIFセンサ204で検出してPIF増幅復調回
路208で復調したが、テレビ受像機101にモニタ映
像出力端子がある場合、その端子から映像信号を取り出
して調査メータ201に入力するようにしても良い。そ
して、この場合、取り出した映像信号から垂直同期信
号,水平同期信号を分離して各部に供給する同期分離回
路を設け、図2のH同期センサ203,V同期センサ2
02,波形整形回路206,207を省略しても良い。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、テ
レビのブラウン管に映し出されている映像信号の垂直同
期信号および水平同期信号から垂直ブランキング期間お
よび水平ブランキング期間を特定し、視聴チャンネル判
定装置内の受像回路で生成された同期圧縮スクランブル
映像信号のうち、前記垂直ブランキング期間および水平
ブランキング期間内の信号部分だけを同期圧縮スクラン
ブル前の状態に戻して、比較用の映像信号を生成するた
め、同期圧縮スクランブル映像信号によるCATV放送
に対しても、映像信号の直接比較による視聴チャンネル
判定を実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】視聴チャンネルの判定対象となるテレビ受像機
システムの一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の視聴チャンネル判定装置の一実施例の
ブロック図である。
【図3】時間差測定部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】実施例の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】CATV放送で行われている同期圧縮スクラン
ブルの説明図である。
【図6】疑似同期圧縮再生回路の構成例を示すブロック
図である。
【図7】水平ブランキング期間発生器の動作タイミング
チャートである。
【図8】スクランブル映像信号における水平及び垂直ブ
ランキング期間内の信号を非スクランブル状態に復元す
る様子を示すタイミングチャートである。
【図9】復元した水平及び垂直ブランキング期間内の信
号とスクランブル映像信号とを合成して非スクランブル
映像信号を得る様子を示すタイミングチャートである。
【図10】走査方式判定回路の構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図11】走査方式判定回路内の位相比較器の出力信号
の例を示す図である。
【符号の説明】
101…テレビ受像機 102…CATVチューナ 103…CSTVチューナ 104…VCR 105…電子ゲーム機 201…調査メータ 202…V同期センサ 203…H同期センサ 204…PIFセンサ 205…録画検出センサ 206,207…波形整形回路 208…PIF増幅復調回路 209〜212…映像バッファ 213…TVオンオフ検知回路 214…録画検出回路 215…アナログスイッチ 216,219…同期分離回路 217…メータ側受像回路 218…疑似同期圧縮再生回路 220…セレクタ 221…時間差測定部 222,223…A/Dコンバータ・フレームメモリ 224…走査方式判定回路 225…データ通信装置 226…MPU 227,228…信号線群

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビのブラウン管に映し出されている
    映像信号を採取して装置内の受像回路で独自に生成した
    映像信号と直接に比較し、両者が一致するまで前記受像
    回路の選局チャンネルを変化させ、一致した際の選局チ
    ャンネルを視聴チャンネルとして特定する視聴チャンネ
    ル判定装置において、 テレビのブラウン管に映し出されている映像信号の垂直
    同期信号および水平同期信号から垂直ブランキング期間
    および水平ブランキング期間を発生する期間発生手段
    と、 前記受像回路で生成された同期圧縮スクランブル映像信
    号中の前記発生された垂直ブランキング期間および水平
    ブランキング期間内の信号を抽出する信号抽出手段と、 該信号抽出手段で抽出された信号を同期圧縮スクランブ
    ル前の状態に復元する同期信号復元手段と、 前記受像回路で生成された同期圧縮スクランブル映像信
    号中の前記発生された垂直ブランキング期間および水平
    ブランキング期間内の信号を、前記同期信号復元手段で
    復元された信号に置換し、比較用の映像信号を生成する
    映像信号生成手段とを備えることを特徴とする視聴チャ
    ンネル判定装置。
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