JPH11276014A - 生物易付着性硬化体 - Google Patents
生物易付着性硬化体Info
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- JPH11276014A JPH11276014A JP8545598A JP8545598A JPH11276014A JP H11276014 A JPH11276014 A JP H11276014A JP 8545598 A JP8545598 A JP 8545598A JP 8545598 A JP8545598 A JP 8545598A JP H11276014 A JPH11276014 A JP H11276014A
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- slag
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/58—Construction or demolition [C&D] waste
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Artificial Fish Reefs (AREA)
- Cultivation Of Seaweed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 少なくとも表面が、廃棄物溶融スラグを
含有するスラグ粉末、アルカリ性刺激材及び水を含む混
合物の硬化体で形成されている生物易付着性硬化体。 【発明の効果】 スラグ中の肥料成分を効率的に利用す
ることができ、良好な生物付着性を有するとともに、構
造物とする上での自由度も高く、廃棄物の有効利用に極
めて有用である。
含有するスラグ粉末、アルカリ性刺激材及び水を含む混
合物の硬化体で形成されている生物易付着性硬化体。 【発明の効果】 スラグ中の肥料成分を効率的に利用す
ることができ、良好な生物付着性を有するとともに、構
造物とする上での自由度も高く、廃棄物の有効利用に極
めて有用である。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、魚礁、藻場等に用
いられる生物易付着性硬化体に関し、更に詳細には廃棄
物溶融スラグを利用した生物易付着性硬化体に関する。
いられる生物易付着性硬化体に関し、更に詳細には廃棄
物溶融スラグを利用した生物易付着性硬化体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に大都市においては、下水汚泥
や都市ゴミ、また建設廃材等の各種産業廃棄物は、その
最終処分場の確保など種々の問題があり、そのリサイク
ルを含めた再資源化に関する調査研究が盛んに行われて
いる。そして、各自治体や装置メーカーは、下水汚泥や
都市ゴミを減容化のため焼却した下水汚泥焼却灰や都市
ゴミ焼却灰、更には一層の減容化のためこれらを溶融処
理した溶融スラグ等の有効利用技術の開発を行ってい
る。
や都市ゴミ、また建設廃材等の各種産業廃棄物は、その
最終処分場の確保など種々の問題があり、そのリサイク
ルを含めた再資源化に関する調査研究が盛んに行われて
いる。そして、各自治体や装置メーカーは、下水汚泥や
都市ゴミを減容化のため焼却した下水汚泥焼却灰や都市
ゴミ焼却灰、更には一層の減容化のためこれらを溶融処
理した溶融スラグ等の有効利用技術の開発を行ってい
る。
【0003】しかし、廃棄物焼却灰や廃棄物溶融スラグ
は、路盤材、ブロックの骨材、タイル、煉瓦等の原料と
して利用され始めてはいるものの、その利用量は微々た
るものであり、技術的、価格的な制約、流通の問題等か
ら、未だ有効利用例は少なく、かつ積極的に活用される
段階にも至っていないのが実情である。
は、路盤材、ブロックの骨材、タイル、煉瓦等の原料と
して利用され始めてはいるものの、その利用量は微々た
るものであり、技術的、価格的な制約、流通の問題等か
ら、未だ有効利用例は少なく、かつ積極的に活用される
段階にも至っていないのが実情である。
【0004】かかる廃棄物溶融スラグの有効利用技術の
一つとして、下水汚泥、産業廃棄物等を溶融処理する際
に発生する溶融スラグに藻類の増殖成分を塗布した藻場
の形成材料が知られている(特開平2-261330号公報)。
一つとして、下水汚泥、産業廃棄物等を溶融処理する際
に発生する溶融スラグに藻類の増殖成分を塗布した藻場
の形成材料が知られている(特開平2-261330号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
廃棄物溶融スラグを藻場形成材料の母体として利用する
方法は、スラグ中に含まれる成分を有効利用しようとす
るものではなく、実際、溶融スラグは炉内で溶融された
後急冷して製造されるためにほとんどがガラス状態にな
っているため、スラグ中の成分はほとんど利用されてい
なかった。従って、本発明の目的は、廃棄物溶融スラグ
に含有する成分をより積極的かつ効率的に利用した生物
易付着性硬化体を提供することを目的とする。
廃棄物溶融スラグを藻場形成材料の母体として利用する
方法は、スラグ中に含まれる成分を有効利用しようとす
るものではなく、実際、溶融スラグは炉内で溶融された
後急冷して製造されるためにほとんどがガラス状態にな
っているため、スラグ中の成分はほとんど利用されてい
なかった。従って、本発明の目的は、廃棄物溶融スラグ
に含有する成分をより積極的かつ効率的に利用した生物
易付着性硬化体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を重ねた結果、廃棄物溶融スラグ粉
末をアルカリ性刺激材を用いて水和硬化させることによ
り、廃棄物溶融スラグ中の成分を肥料成分として効率的
に利用することができ、良好な生物付着性を有すること
を見出し、本発明を完成した。
発明者らは鋭意研究を重ねた結果、廃棄物溶融スラグ粉
末をアルカリ性刺激材を用いて水和硬化させることによ
り、廃棄物溶融スラグ中の成分を肥料成分として効率的
に利用することができ、良好な生物付着性を有すること
を見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、少なくとも表面が、
廃棄物溶融スラグを含有するスラグ粉末、アルカリ性刺
激材及び水を含む混合物の硬化体で形成されていること
を特徴とする生物易付着性硬化体を提供するものであ
る。
廃棄物溶融スラグを含有するスラグ粉末、アルカリ性刺
激材及び水を含む混合物の硬化体で形成されていること
を特徴とする生物易付着性硬化体を提供するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる廃棄物溶融ス
ラグは、下水汚泥、ゴミ焼却物、フライアッシュ、砕石
スラッジ、製紙スラッジ又は建設廃材のいずれかを単独
で、又は2種以上を混合して溶融し、急冷することによ
り得られる。ここで、下水汚泥焼却物としては、下水汚
泥を各種方法で脱水処理したもの、例えば脱水助剤とし
て消石灰等を使用した石灰系下水汚泥焼却灰、脱水助剤
として高分子凝集剤を使用した高分子系下水汚泥焼却灰
等が挙げられる。また、ゴミ焼却物としては、通常の都
市ゴミ焼却物が、建設廃材焼却物としては、コンクリー
ト廃材等が挙げられる。
ラグは、下水汚泥、ゴミ焼却物、フライアッシュ、砕石
スラッジ、製紙スラッジ又は建設廃材のいずれかを単独
で、又は2種以上を混合して溶融し、急冷することによ
り得られる。ここで、下水汚泥焼却物としては、下水汚
泥を各種方法で脱水処理したもの、例えば脱水助剤とし
て消石灰等を使用した石灰系下水汚泥焼却灰、脱水助剤
として高分子凝集剤を使用した高分子系下水汚泥焼却灰
等が挙げられる。また、ゴミ焼却物としては、通常の都
市ゴミ焼却物が、建設廃材焼却物としては、コンクリー
ト廃材等が挙げられる。
【0009】これらの材料の溶融温度は特に制限されな
いが、通常1200〜1800℃が好ましく、溶融は、例えば電
気溶融方式のアーク式溶融炉、プラズマ式溶融炉、電気
抵抗式溶融炉、ガス等の燃料を用いる反射式表面溶融
炉、輻射式表面溶融炉、更にはゴミ等を直接あるいは間
接的に熱源の全部あるいは一部として用いる直接溶融法
やガス化溶融炉などを用いて行われる。また急冷手段と
しては水冷及び風冷が挙げられるが、水冷が特に好まし
い。
いが、通常1200〜1800℃が好ましく、溶融は、例えば電
気溶融方式のアーク式溶融炉、プラズマ式溶融炉、電気
抵抗式溶融炉、ガス等の燃料を用いる反射式表面溶融
炉、輻射式表面溶融炉、更にはゴミ等を直接あるいは間
接的に熱源の全部あるいは一部として用いる直接溶融法
やガス化溶融炉などを用いて行われる。また急冷手段と
しては水冷及び風冷が挙げられるが、水冷が特に好まし
い。
【0010】本発明で用いるスラグ粉末は、上記廃棄物
溶融スラグ以外に、粘土、石灰石、高炉スラグ等を適宜
混合して用いてもよいが、廃棄物溶融スラグはアルカリ
性刺激材を用いることによりそれのみで硬化させること
ができるので、経済性及び未利用資源の有効利用の点か
らは、廃棄物溶融スラグをそのまま用いるのがより好ま
しい。
溶融スラグ以外に、粘土、石灰石、高炉スラグ等を適宜
混合して用いてもよいが、廃棄物溶融スラグはアルカリ
性刺激材を用いることによりそれのみで硬化させること
ができるので、経済性及び未利用資源の有効利用の点か
らは、廃棄物溶融スラグをそのまま用いるのがより好ま
しい。
【0011】本発明に用いられるスラグ粉末は、粉末度
がブレーン比表面積で2000cm2/g以上、更に3000cm2/g以
上、特に4500cm2/g以上であるのが、硬化体の強度発現
性の点から好ましい。またブレーン比表面積の好ましい
上限は特になく、高いものも好適に使用できるが、粉砕
にコストがかかり経済的でないため、通常は15000cm2/g
以下のもので十分である。
がブレーン比表面積で2000cm2/g以上、更に3000cm2/g以
上、特に4500cm2/g以上であるのが、硬化体の強度発現
性の点から好ましい。またブレーン比表面積の好ましい
上限は特になく、高いものも好適に使用できるが、粉砕
にコストがかかり経済的でないため、通常は15000cm2/g
以下のもので十分である。
【0012】本発明に用いられるアルカリ性刺激材とし
ては、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化
物及び弱酸のアルカリ金属塩から選ばれる1種又は2種
以上が挙げられる。具体的には、アルカリ金属水酸化物
としては、NaOH、KOH、LiOH等が挙げられ、アルカリ土
類金属水酸化物としては、Ca(OH)2、Mg(OH)2等が挙げら
れ、弱酸のアルカリ金属塩としては、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ア
ルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム等が挙げられ
る。また、ポルトランドセメントも少量のアルカリケイ
酸塩、アルミノケイ酸塩を含み、また、その水和により
Ca(OH)2も生成することから、アルカリ性刺激材として
使用することができる。ここでポルトランドセメントは
普通ポルトランドセメントに限定されず、早強型や低発
熱型のものも使用可能である。
ては、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化
物及び弱酸のアルカリ金属塩から選ばれる1種又は2種
以上が挙げられる。具体的には、アルカリ金属水酸化物
としては、NaOH、KOH、LiOH等が挙げられ、アルカリ土
類金属水酸化物としては、Ca(OH)2、Mg(OH)2等が挙げら
れ、弱酸のアルカリ金属塩としては、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ア
ルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム等が挙げられ
る。また、ポルトランドセメントも少量のアルカリケイ
酸塩、アルミノケイ酸塩を含み、また、その水和により
Ca(OH)2も生成することから、アルカリ性刺激材として
使用することができる。ここでポルトランドセメントは
普通ポルトランドセメントに限定されず、早強型や低発
熱型のものも使用可能である。
【0013】スラグ粉末とアルカリ性刺激材との配合割
合は特に限定されないが、スラグ粉末100重量部に対し
て、アルカリ性刺激材としてアルカリ金属化合物を用い
る場合には、アルカリ性刺激材0.01〜10重量部が好まし
く、またアルカリ性刺激材としてアルカリ土類金属化合
物を用いる場合には、アルカリ性刺激材3〜100重量部
が好ましい。また、アルカリ性刺激材としてポルトラン
ドセメントを用いる場合には、ポルトランドセメントは
アルカリと水酸化カルシウムの供給源となり、上記アル
カリ金属化合物やアルカリ土類金属化合物の併用と考え
られるとともに、ポルトランドセメント自体も硬化性を
有するため、硬化体を得るためのポルトランドセメント
の上限というようなことはなく多量に混合することも可
能である。ただ、スラグ粉末とポルトランドセメントを
混合使用するということは、いわゆる混合セメント組成
物ということになるが、その場合の混合割合は、一般的
にポルトランドセメント100重量部に対して該スラグ粉
末0.1〜400重量部、好ましくは0.1〜200重量部、特に好
ましくは0.1〜150重量部である。
合は特に限定されないが、スラグ粉末100重量部に対し
て、アルカリ性刺激材としてアルカリ金属化合物を用い
る場合には、アルカリ性刺激材0.01〜10重量部が好まし
く、またアルカリ性刺激材としてアルカリ土類金属化合
物を用いる場合には、アルカリ性刺激材3〜100重量部
が好ましい。また、アルカリ性刺激材としてポルトラン
ドセメントを用いる場合には、ポルトランドセメントは
アルカリと水酸化カルシウムの供給源となり、上記アル
カリ金属化合物やアルカリ土類金属化合物の併用と考え
られるとともに、ポルトランドセメント自体も硬化性を
有するため、硬化体を得るためのポルトランドセメント
の上限というようなことはなく多量に混合することも可
能である。ただ、スラグ粉末とポルトランドセメントを
混合使用するということは、いわゆる混合セメント組成
物ということになるが、その場合の混合割合は、一般的
にポルトランドセメント100重量部に対して該スラグ粉
末0.1〜400重量部、好ましくは0.1〜200重量部、特に好
ましくは0.1〜150重量部である。
【0014】なお、上記スラグ粉末の硬化体はそれ自体
藻類等の成長に必要な肥料成分を含有するが、本発明の
生物易付着性硬化体を製造するに際して、上記成分以外
に更に肥料成分を添加してもよい。
藻類等の成長に必要な肥料成分を含有するが、本発明の
生物易付着性硬化体を製造するに際して、上記成分以外
に更に肥料成分を添加してもよい。
【0015】上記の廃棄物溶融スラグを含有するスラグ
粉末とアルカリ性刺激材の混合物は、良好な水硬性を有
するので、水と混合するのみで優れた強度を有する硬化
体とすることができる。従って、廃棄物溶融スラグを含
有するスラグ粉末、アルカリ性刺激材及び水を混合し、
又は必要に応じて更に骨材と混合した後、例えば適当な
形状の型枠に流し込み養生硬化させることにより、本発
明の生物易付着性硬化体が得られる。養生条件として
は、特に制限されないが、60〜80℃、4〜24時間が好ま
しい。また骨材としては、通常のコンクリート、モルタ
ル、ブロック製品、建材等に使用される骨材、例えば
砂、砂利、砕石、軽量骨材等を用いることができる。
粉末とアルカリ性刺激材の混合物は、良好な水硬性を有
するので、水と混合するのみで優れた強度を有する硬化
体とすることができる。従って、廃棄物溶融スラグを含
有するスラグ粉末、アルカリ性刺激材及び水を混合し、
又は必要に応じて更に骨材と混合した後、例えば適当な
形状の型枠に流し込み養生硬化させることにより、本発
明の生物易付着性硬化体が得られる。養生条件として
は、特に制限されないが、60〜80℃、4〜24時間が好ま
しい。また骨材としては、通常のコンクリート、モルタ
ル、ブロック製品、建材等に使用される骨材、例えば
砂、砂利、砕石、軽量骨材等を用いることができる。
【0016】また、本発明の生物易付着性硬化体は、そ
の表面及び内部の全体が廃棄物溶融スラグを含有するス
ラグ粉末、アルカリ性刺激材及び水を含む混合物の硬化
体で形成されている場合に限られず、少なくとも表面が
当該硬化体で形成されていれば足りる。従って、本発明
の生物易付着性硬化体は、上記方法以外に、廃棄物溶融
スラグを含有するスラグ粉末、アルカリ性刺激材及び水
を混練して水硬性モルタルを作製し、これを別途あらか
じめ作製されたコンクリートブロック等の表面に、吹き
付け等の適当な手段により塗布することによっても製造
することができる。
の表面及び内部の全体が廃棄物溶融スラグを含有するス
ラグ粉末、アルカリ性刺激材及び水を含む混合物の硬化
体で形成されている場合に限られず、少なくとも表面が
当該硬化体で形成されていれば足りる。従って、本発明
の生物易付着性硬化体は、上記方法以外に、廃棄物溶融
スラグを含有するスラグ粉末、アルカリ性刺激材及び水
を混練して水硬性モルタルを作製し、これを別途あらか
じめ作製されたコンクリートブロック等の表面に、吹き
付け等の適当な手段により塗布することによっても製造
することができる。
【0017】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0018】実施例1 廃棄物溶融スラグを用いた本発明硬化体を作製し、その
海洋生物の付着性を普通セメント硬化体と比較した。
海洋生物の付着性を普通セメント硬化体と比較した。
【0019】〈硬化体の作製〉 (1) 溶融スラグ硬化体(本発明品1):粉末度4,500cm
2/gの横浜市ゴミ焼却灰溶融スラグ(試験用電気炉溶融
品)900g(100重量部)に、水酸化ナトリウム27g(3
重量部)、砂2,700g(300重量部)及び水450g(50重
量部)を加え、ミキサーにて混練した。なお水酸化ナト
リウムは混練水に溶解して混合した。この混練物を、内
寸300×300×20mmの型枠に振動を加えながら投入し、20
℃で3時間養生した。その後、80℃まで20℃/時間の昇
温速度で昇温し、12時間保持した後、放冷、脱型して、
溶融スラグ硬化体を得た。
2/gの横浜市ゴミ焼却灰溶融スラグ(試験用電気炉溶融
品)900g(100重量部)に、水酸化ナトリウム27g(3
重量部)、砂2,700g(300重量部)及び水450g(50重
量部)を加え、ミキサーにて混練した。なお水酸化ナト
リウムは混練水に溶解して混合した。この混練物を、内
寸300×300×20mmの型枠に振動を加えながら投入し、20
℃で3時間養生した。その後、80℃まで20℃/時間の昇
温速度で昇温し、12時間保持した後、放冷、脱型して、
溶融スラグ硬化体を得た。
【0020】(2) 普通セメント硬化体(比較品):粉
末度3,380cm2/gの普通セメント900g(100重量部)に、
砂2,700g(300重量部)及び水450g(50重量部)を加
え、ミキサーにて混練した。この混練物を用いる以外は
上記溶融スラグ硬化体の場合と全く同様にして、普通セ
メント硬化体を得た。
末度3,380cm2/gの普通セメント900g(100重量部)に、
砂2,700g(300重量部)及び水450g(50重量部)を加
え、ミキサーにて混練した。この混練物を用いる以外は
上記溶融スラグ硬化体の場合と全く同様にして、普通セ
メント硬化体を得た。
【0021】〈評価方法〉図1に示すように、長さ2m
のポリ塩化ビニル製パイプからなる支柱を水深7mの海
底に沈め、これに4mの竹竿を渡して棚を形成した。次
に、上で得られた硬化体にビニール紐を巻き付け、この
竹竿に上下を固定した。硬化体を浸漬した後、硬化体表
面の生物付着量を経時的に観察した。生物付着量は、肉
眼にて硬化体表面に付着している生物種及び個体数を測
定することによって評価した。硬化体浸漬後4ヶ月まで
のウズマキゴカイ付着量を図2(A)に、フジツボ付着量
を図2(B)に示す。
のポリ塩化ビニル製パイプからなる支柱を水深7mの海
底に沈め、これに4mの竹竿を渡して棚を形成した。次
に、上で得られた硬化体にビニール紐を巻き付け、この
竹竿に上下を固定した。硬化体を浸漬した後、硬化体表
面の生物付着量を経時的に観察した。生物付着量は、肉
眼にて硬化体表面に付着している生物種及び個体数を測
定することによって評価した。硬化体浸漬後4ヶ月まで
のウズマキゴカイ付着量を図2(A)に、フジツボ付着量
を図2(B)に示す。
【0022】実施例2 (1) 溶融スラグ混合セメント硬化体(本発明品2):
粉末度4,500cm2/gの大宮市ゴミ焼却灰溶融スラグ(実機
炉溶融品)180g(20重量部)を粉末度3,380cm2/gの普
通セメント720g(80重量部)と混合し、砂2,700g(30
0重量部)及び水450g(50重量部)を加え、ミキサーに
て混練した。この混練物を用いる以外は上記溶融スラグ
硬化体の場合と全く同様にして、溶融スラグ混合セメン
ト硬化体を得た。
粉末度4,500cm2/gの大宮市ゴミ焼却灰溶融スラグ(実機
炉溶融品)180g(20重量部)を粉末度3,380cm2/gの普
通セメント720g(80重量部)と混合し、砂2,700g(30
0重量部)及び水450g(50重量部)を加え、ミキサーに
て混練した。この混練物を用いる以外は上記溶融スラグ
硬化体の場合と全く同様にして、溶融スラグ混合セメン
ト硬化体を得た。
【0023】(2) 普通セメント硬化体(比較品):実
施例1で用いたのと同じ普通セメント硬化体を比較品と
した。
施例1で用いたのと同じ普通セメント硬化体を比較品と
した。
【0024】実施例1と全く同様にして、溶融スラグ混
合セメント硬化体と普通セメント硬化体の生物付着量を
比較した。硬化体浸漬後4ヶ月までのウズマキゴカイ付
着量を図3(A)に、フジツボ付着量を図3(B)に示す。
合セメント硬化体と普通セメント硬化体の生物付着量を
比較した。硬化体浸漬後4ヶ月までのウズマキゴカイ付
着量を図3(A)に、フジツボ付着量を図3(B)に示す。
【0025】
【発明の効果】本発明の生物易付着性硬化体は、廃棄物
溶融スラグ粉末の水和硬化物であるため、当該スラグを
骨材や母材として用いる場合に比べてスラグ中の肥料成
分を効率的に利用することができ、良好な生物付着性を
有するとともに、構造物とする上での自由度も高い。従
って、本発明は廃棄物の有効利用に極めて有用である。
溶融スラグ粉末の水和硬化物であるため、当該スラグを
骨材や母材として用いる場合に比べてスラグ中の肥料成
分を効率的に利用することができ、良好な生物付着性を
有するとともに、構造物とする上での自由度も高い。従
って、本発明は廃棄物の有効利用に極めて有用である。
【図1】 実施例において硬化体の固定に使用した構造
物を示す図である。
物を示す図である。
【図2】 溶融スラグ硬化体と普通セメント硬化体の生
物付着量を比較した図であり、(A)は硬化体浸漬後4ヶ
月におけるウズマキゴカイの付着量を示し、(B)は硬化
体浸漬後4ヶ月におけるフジツボの付着量を示す。
物付着量を比較した図であり、(A)は硬化体浸漬後4ヶ
月におけるウズマキゴカイの付着量を示し、(B)は硬化
体浸漬後4ヶ月におけるフジツボの付着量を示す。
【図3】 溶融スラグ混合セメント硬化体と普通セメン
ト硬化体の生物付着量を比較した図であり、(A)は硬化
体浸漬後4ヶ月におけるウズマキゴカイの付着量を示
し、(B)は硬化体浸漬後4ヶ月におけるフジツボの付着
量を示す。
ト硬化体の生物付着量を比較した図であり、(A)は硬化
体浸漬後4ヶ月におけるウズマキゴカイの付着量を示
し、(B)は硬化体浸漬後4ヶ月におけるフジツボの付着
量を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 28/08 B09B 5/00 J (72)発明者 岡元 豊重 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 秩父小 野田株式会社中央研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも表面が、廃棄物溶融スラグを
含有するスラグ粉末、アルカリ性刺激材及び水を含む混
合物の硬化体で形成されていることを特徴とする生物易
付着性硬化体。 - 【請求項2】 廃棄物溶融スラグが、下水汚泥焼却溶融
スラグ、ゴミ焼却溶融スラグ、フライアッシュ溶融スラ
グ、砕石スラッジ溶融スラグ、製紙スラッジ焼却溶融ス
ラグ及び建設廃材焼却溶融スラグから選ばれるものであ
る請求項1記載の生物易付着性硬化体。 - 【請求項3】 アルカリ性刺激材が、アルカリ金属水酸
化物、アルカリ土類金属水酸化物及び弱酸のアルカリ金
属塩から選ばれるものである請求項1又は2記載の生物
易付着性硬化体。 - 【請求項4】 アルカリ性刺激材が、ポルトランドセメ
ントである請求項1又は2記載の生物易付着性硬化体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8545598A JPH11276014A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 生物易付着性硬化体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8545598A JPH11276014A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 生物易付着性硬化体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11276014A true JPH11276014A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13859366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8545598A Pending JPH11276014A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 生物易付着性硬化体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11276014A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009084146A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-04-23 | Kumazawa Noboru | 溶融スラグ硬化材及びこれを用いた溶融スラグ硬化体の製造方法 |
| CN108249839A (zh) * | 2018-01-22 | 2018-07-06 | 盘州市生泰新型建材有限公司 | 承重混凝土空心砖及其制备方法 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP8545598A patent/JPH11276014A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009084146A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-04-23 | Kumazawa Noboru | 溶融スラグ硬化材及びこれを用いた溶融スラグ硬化体の製造方法 |
| CN108249839A (zh) * | 2018-01-22 | 2018-07-06 | 盘州市生泰新型建材有限公司 | 承重混凝土空心砖及其制备方法 |
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