JPH11276460A - 耳カプラー - Google Patents

耳カプラー

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JPH11276460A
JPH11276460A JP10079028A JP7902898A JPH11276460A JP H11276460 A JPH11276460 A JP H11276460A JP 10079028 A JP10079028 A JP 10079028A JP 7902898 A JP7902898 A JP 7902898A JP H11276460 A JPH11276460 A JP H11276460A
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JP
Japan
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ear
sound absorbing
absorbing member
annular sound
annular
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JP10079028A
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Seiji Kosugi
誠治 小杉
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 聴性脳幹反応検査装置に用いられる耳カプラ
ーを、耳の近傍の皮膚から剥がれにくいものとする。 【解決手段】 バッフル12よりも剛性の高い透明な硬質
の樹脂によって、バッフル12の厚さよりも低い高さの周
壁を有する断面コの字状に形成されたカバー部材11の内
面は、固着されるバッフル12を変形させてバッフル12の
下面(新生児40の皮膚に密着する面)が新生児40の耳の
近傍の面形状に沿うように、形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は聴性脳幹反応検査装
置に用いられる耳カプラーに関し、特に新生児用として
用いる場合に便利な耳カプラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、聴力障害の有無を検査する方
法として聴性脳幹反応(ABR;Auditory Brainstem R
esponse )を利用した検査方法がある。この検査方法
は、所定の音圧の音を耳で聴かせ、その音に対して反応
した脳幹から発せられる脳波信号(聴性脳幹反応信号)
を検出し、この検出された信号を分析することにより聴
力障害の有無を検査するものである。
【0003】この検査方法は、医師等の指示や質問に応
えることができない生後間もない新生児に特に有効な検
査方法であり、生後早期に聴力障害を発見することがで
きるため、早期の対策処置を施すことが可能となり、早
期治療により、その後の言語習得能力を健常者と僅少な
差に止めることを可能にしている。
【0004】このようなABRを利用した検査は、聴性
脳幹反応検査装置(ABR装置)を用いて行われている
が、このABR装置は、図2に示すように被検体40の耳
を覆うように装着され、管20を通じて音響エネルギー
(例えば35dBのクリック音)が与えられる耳カプラー10
と、耳から脳に伝達されたこの音響エネルギーによる脳
幹の反応を脳波(ABRの第5波)として検出する脳波
用電極30と、検出されたABRの第5波を所定のアルゴ
リズムで解析するABR検査装置 100とから構成され
る。
【0005】ここで耳カプラー10はヘッドフォンのよう
なものでも適用可能であるが、新生児に対しては重量が
重すぎるため、専用の耳カプラーが用いられている。
【0006】この耳カプラーは詳細には、図6に示すよ
うに、耳を囲う柔軟な材料(エラストマー等)により形
成された環状の吸音部材12の片面に、この環状吸音部材
12の環状の開口を閉塞するカバー部材11が固着され、環
状吸音部材12の他の片面に、環状吸音部材12を耳の近傍
に密着して貼着しうる貼着剤13が被着されたものであ
り、ABR検査装置 100から管20を通じて送られた音響
エネルギーを耳カプラー10の内部に導入するための貫通
孔12aが環状吸音部材12の外周壁から内周壁に貫通して
形成されている(米国特許 4,930,520号)。管20は、柔
軟な材料で形成された管本体22の先端部に、環状吸音部
材12の貫通孔12aへの管20の挿通を容易にするための比
較的硬質な材料で形成された先導部21を備えている。
【0007】なおカバー部材11は、耳カプラー10を耳に
貼着する際および貼着後の環状吸音部材12と耳との位置
関係を目視で容易に確認できることから、無色透明に形
成されたものが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記耳カプラ
ーの環状吸音部材はある程度柔軟な材料で形成されるこ
とから、このカプラーが貼着される耳の近傍の面に多少
の凹凸がある場合にも、その柔軟性により凹凸を吸収す
ることができる。
【0009】しかし、環状吸音部材は製造コスト抑制の
観点から、図6(2)の断面図にも示す通り、貼着面を
含む各面(開口端面)を平坦に形成したものが一般的で
ある。この貼着面が平坦のものは、耳近傍への貼着初期
においては環状吸音部材が変形して凹凸面に貼着してい
るものの、体温や動きの影響等を受けて、環状吸音部材
が有する弾性に基づく復元力により凹凸面から環状吸音
部材が剥離することがある。このような剥離がABR検
査中に生じた場合には、再度最初から検査をやり直す必
要がある。
【0010】そこで、耳の近傍の面と環状吸音部材との
貼着力を増強して強力な接着剤等を適用することも考え
られるが、皮膚が過敏な反応を示す被検体の場合など、
特に新生児などでは負担が大きく、実用的ではない。
【0011】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、従来のものよりも、耳の近傍の皮膚から剥がれに
くい耳カプラーを提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の耳カプラ
ーは、柔軟性を有する環状吸音部材を変形させて、耳近
傍の面形状に沿わせるように、環状吸音部材に固着され
るカバー部材の剛性を高めるとともに所定の形状に形成
したものである。
【0013】すなわち、本発明の第1の耳カプラーは、
耳を覆う耳カプラーの内部に所定の音響エネルギーを与
え、該音響エネルギーによる脳幹反応信号を検出するこ
とにより、聴力を検査する聴性脳幹反応検査装置に用い
られる耳カプラーであって、前記耳を囲う柔軟な材料に
より形成された環状の吸音部材の片面に、この環状吸音
部材の環状の開口を閉塞するカバー部材が固着され、該
環状吸音部材の他の片面に、該環状吸音部材を前記耳の
近傍に密着して貼着しうる貼着剤が被着され、前記カバ
ー部材が前記環状吸音部材よりも剛性が高く、かつ該カ
バー部材の前記環状吸音部材との固着面が、該環状吸音
部材を変形させて該環状吸音部材の前記他の片面が前記
耳の近傍の面形状に沿うように、形成されていることを
特徴とするものである。
【0014】ここで、耳カプラーの内部とは、環状の吸
収部材とカバー部材と耳の近傍の面とにより囲まれる空
間をいう。
【0015】所定の音響エネルギーとは例えば前述した
35dBのクリック音などが適用でき、脳幹反応信号とは例
えばABRの第5波が該当する。このABRの第5波と
は、聴覚機能を司る第8脳神経と脳幹により発せられる
脳波信号である。
【0016】柔軟な材料により形成された環状の吸音部
材とは、例えば高密度ラバーフォームのような多孔質
で、可撓性を有するエラストマー材料で環状に形成され
たものが該当し、当然にある程度の厚さを有する。そし
てこの厚さ方向の両端面をそれぞれ「片面」および「他
の片面」と称する。またこの環状の吸音部材は上記各片
面がフラットなものを用いるのがコスト抑制の点で好ま
しい。
【0017】貼着剤は両面テープを貼り付けたものであ
ってもよいし、粘着剤等を塗布したものであってもよ
い。
【0018】環状吸音部材よりも剛性が高いとは、環状
吸音部材を変形させた状態で保持しうる程度のものであ
ればよい。
【0019】耳の近傍の面形状は、予め複数の新生児に
ついてサンプル形状を採取しておき、このサンプル形状
に基づいて、統一された1種類のもの、または互いに異
なる2種類以上の固着面形状を有するカバー部材を作成
して準備しておけばよい。なお、新生児以外をも被検体
とする場合を考慮して、それらのサンプル形状に応じた
固着面形状を有するカバー部材をさらに準備しておいて
もよい。
【0020】また、この第1の耳カプラーにおいて、環
状吸音部材の一部に、この環状吸音部材の厚さ方向の延
伸度を増大させるための切込みを形成してもよい。この
ような切込みを形成することにより、環状吸音部材がそ
の厚さ方向に延び得る延伸度合が、切込みがない場合
の、環状吸音部材の性質としての延伸度よりも向上し、
したがって、貼着面に加わる剥離させる力が低下し、従
来の耳カプラーよりも耳の近傍の皮膚から剥がれにくく
なる。
【0021】一方、環状吸音部材自体を、耳カプラーの
厚さ方向に伸縮可能にさせるための蛇腹状に形成しても
よく、このように形成することにより、環状吸音部材が
その厚さ方向に延び得る延伸度合が、蛇腹状でない場合
の、環状吸音部材の性質としての延伸度よりも向上し、
したがって、貼着面に加わる剥離させる力が低下し、従
来の耳カプラーよりも耳の近傍の皮膚から剥がれにくく
なる。
【0022】本発明の第2の耳カプラーは、環状吸音部
材の一部に、この環状吸音部材の厚さ方向の延伸度を増
大させるための切込みを形成したものである。
【0023】すなわち本発明の第2の耳カプラーは、耳
を覆う耳カプラーの内部に所定の音響エネルギーを与
え、該音響エネルギーによる脳幹反応信号を検出するこ
とにより、聴力を検査する聴性脳幹反応検査装置に用い
られる耳カプラーであって、前記耳を囲う柔軟な材料に
より形成された環状の吸音部材の片面に、この環状吸音
部材の環状の開口を閉塞するカバー部材が固着され、該
環状吸音部材の他の片面に、該環状吸音部材を前記耳の
近傍に密着して貼着しうる貼着剤が被着され、前記環状
吸音部材の一部に、該環状吸音部材の厚さ方向の延伸度
を増大させるための切込みが形成されてなることを特徴
とするものである。
【0024】本発明の第3の耳カプラーは、環状吸音部
材事態を、耳カプラーの厚さ方向に伸縮可能にさせるた
めの蛇腹状に形成したものである。
【0025】すなわち本発明の第3の耳カプラーは、耳
を覆う耳カプラーの内部に所定の音響エネルギーを与
え、該音響エネルギーによる脳幹反応信号を検出するこ
とにより、聴力を検査する聴性脳幹反応検査装置に用い
られる耳カプラーであって、前記耳を囲う柔軟な材料に
より形成された環状の吸音部材の片面に、この環状吸音
部材の環状の開口を閉塞するカバー部材が固着され、該
環状吸音部材の他の片面に、該環状吸音部材を前記耳の
近傍に密着して貼着しうる貼着剤が被着され、前記環状
吸音部材が、該耳カプラーの厚さ方向に伸縮可能にさせ
るための蛇腹状に形成されてなることを特徴とするもの
である。
【0026】なお、上記本発明の各耳カプラーにおい
て、耳カプラーを耳に貼着する際および貼着後の環状吸
音部材耳との位置関係を目視で容易に確認できることか
ら、カバー部材を無色透明に形成したものが望ましく、
さらに耳カプラーの内部を拡大して目視可能とするとと
もに、カバー部材の剛性を高める観点から、このカバー
部材を、正の屈折力を有するレンズ状に形成されたもの
とするのが、より好ましい。
【0027】また、環状吸音部材の内周壁に多数の吸音
用突起を設けた構成として、吸音性能をより向上させた
ものとするのが望ましい。
【0028】
【発明の効果】本発明の第1の耳カプラーによれば、環
状吸音部材に固着されるカバー部材の剛性が環状吸音部
材よりも高いため、カバー部材に固着された環状吸音部
材の形状は、このカバー部材との固着面の形状に倣った
ものとなり、したがって、例えば製造コスト抑制の観点
から最も安価に製造可能な、環状吸音部材の各片面が従
来のもののようにフラットなものであっても、一方の片
面がカバー部材の固着面の形状に倣うことにより、被検
体の耳の近傍に貼着する面である他の片面もその形状に
倣って変形する。したがって、環状吸音部材の貼着面を
被検体の被貼着面に沿わせるような形状に、カバー部材
の、環状吸音部材との固着面が形成されていることによ
り、環状吸音部材が被検体から剥離しにくいものとな
る。
【0029】本発明の第2の耳カプラーによれば、環状
吸音部材の一部に、この環状吸音部材の厚さ方向の延伸
度を増大させるための切込みを形成したことにより、環
状吸音部材がその厚さ方向に延び得る延伸度合が、切込
みがない場合の、柔軟性を有する環状吸音部材の性質と
しての延伸度よりも向上する。これは、厚さ方向に引き
延ばされたときに切込みがくさび状に開くためであり、
これによりその厚さ方向に加わる剥離させる力が吸収さ
れて、従来の耳カプラーよりも環状吸音部材が被検体か
ら剥離しにくいものとなる。
【0030】本発明の第3の耳カプラーによれば、環状
吸音部材事態を、耳カプラーの厚さ方向に伸縮可能にさ
せるための蛇腹状に形成したことにより、環状吸音部材
がその厚さ方向に延び得る延伸度合が、蛇腹状でない場
合の、柔軟性を有する環状吸音部材の性質としての延伸
度よりも向上する。これは、厚さ方向に引き延ばされた
ときに蛇腹状部が畳まれた状態から展開されるためであ
り、これによりその厚さ方向に加わる剥離させる力が吸
収されて、従来の耳カプラーよりも環状吸音部材が被検
体から剥離しにくいものとなる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の耳カプラーの具体
的な実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0032】図1は本発明の第1の耳カプラー10の一実
施形態を示す図、図2は図1に示した耳カプラーが使用
されるABR装置を示す図である。
【0033】図示のABR装置は、被検体たる新生児40
の耳を覆うように装着され、管20を通じて音圧35dBのク
リック音を音響エネルギーとして新生児40の耳に与える
耳カプラー10と、耳から脳に伝達されたこの音響エネル
ギーによるABRの第5波を検出する脳波用電極30と、
検出されたABRの第5波を予め記憶されている正常な
ABR第5波の基準波形と比較することにより、新生児
40の聴力が正常か否かを判定するアルゴリズムで検査処
理を行うABR検査装置 100とから構成される。
【0034】ABR検査装置 100には図示しないキーボ
ードが付属し、検査開始の指示や音圧の調整指示等の入
力に用いられる。
【0035】耳カプラー10は、図1に示すように、新生
児40の耳を囲う柔軟な材料により形成された環状の吸音
部材(以下、バッフルという)12と、このバッフル12の
一方の面(図示の上面)に被せられ環状の開口を閉塞す
るカバー部材11とを主要な構成要素としている。
【0036】バッフル12は、高密度ラバーフォームのよ
うな、多孔質で可撓性を有し、吸音性に優れたエラスト
マー材料により形成されており、5〜10mm程度の厚さの
平板状のエラストマー材料を環状に打ち抜いて形成され
ている。したがって、その環状の開口端面(厚さ方向の
端面、すなわち図示の上面および下面)はいずれも平面
状である。また、その周面には音響エネルギーを導入す
る管20を挿通させるための孔12aが穿設されている。さ
らに、このバッフル12の、カバー部材11が被せられない
側の面(図示の下面)には貼着剤が薄く塗布されてお
り、この面が新生児40の耳の近傍に貼着される面とな
る。この貼着剤は新生児40の皮膚に密着することを配慮
し、無毒、無刺激のものが用いられる。
【0037】カバー部材11は、バッフル12よりも剛性の
高い透明な硬質の樹脂によって、バッフル12の厚さより
も低い高さの周壁を有する断面コの字状に形成され、内
面には材料に適した接着剤によりバッフル12の図示上面
が固着される。バッフル12が固着される内面は、バッフ
ル12を変形させてバッフル12の下面(新生児40の皮膚に
密着する面)が新生児40の耳の近傍の面形状に沿うよう
に、形成されている。
【0038】耳の近傍の面形状は、予め複数の新生児に
ついて採取したサンプル形状に基づいて、それらの平均
的なものが採用されている。
【0039】さらにカバー部材11の略中央部は凸のレン
ズ11aが一体的に形成されている。またカバー部材11の
周壁の、バッフル12と固着したときにバッフル12の孔12
aと一致する部分に、前述の管20の先導部21を嵌挿して
止着せしめる止着孔11bが形成されている。なお、この
止着孔11bは周壁の端縁から切込みが設けられて、止着
孔11bにその径よりも僅かに大きい径の先導部21の嵌挿
を可能にしている。このため、単にバッフル12の孔12a
に挿通せしめている従来のものに比べて、嵌挿された管
20が耳カプラー10から脱落しにくく、検査の中断を招く
ことがない。
【0040】このように構成された耳カプラー10によれ
ば、カバー部材11に固着されたバッフル12の形状はカバ
ー部材11との固着面の形状に倣ったものとなり、バッフ
ル12の貼着面を新生児40の耳の近傍の面形状に沿わせる
ことができ、したがってバッフル12が被検体から剥離し
にくいものとすることができる。しかもバッフル12単体
の形状としては、製造コスト抑制の観点から最も安価に
製造可能な、従来と同様のフラットなものを用いること
ができる。さらに、カバー部材11を透明としたことによ
り、耳カプラー10を耳近傍に貼着する際および貼着後の
バッフル12と耳との位置関係の目視による確認を容易に
することができ、略中央部に設けられた屈折力が正のレ
ンズ11aにより、耳近傍に貼着後に耳カプラー10の内部
にある耳の様子を目視で拡大して観察することができる
ため、耳の動きを観察しつつ検査を行うのに便利であ
る。
【0041】なお、本発明の第1の耳カプラーは本実施
形態の態様に限定されるものではなく、例えばカバー部
材は必ずしも透明色である必要はなく、凸レンズも必ず
しも必須のものではないが、耳の様子の観察やカバー部
材の剛性を高める上で一定の効果が認められるため、設
けるのが好ましい。
【0042】またカバー部材11の止着孔11bも、必ずし
も周壁部分に設ける必要はなく、凸レンズと同一の面に
形成してもよい。このように止着孔11bを周壁以外の部
分に設ける構成においては、カバー部材11に周壁を設け
る必要はなく、単に板状に形成されたものを用いること
ができる。
【0043】なおカバー部材は、その肉厚を厚くするこ
とによって剛性を高めるとともに、耳カプラー内部に導
入された音響エネルギーの共振を防ぐ効果が高められ
る。しかし一方では、肉厚増大にしたがって重量が増大
するため、これらのバランスを考慮する必要がある。
【0044】バッフル12は上記実施形態のものの他、図
3に示すような、その内周壁に多数の吸音用突起12cを
設けた形態のものを適用することもできる。このように
突起12cあるいはその他の凹凸を多数設けたものは、吸
音性能がより向上し、音響エネルギーの共振を防ぐ効果
が高められる。
【0045】図4は、本発明の第2の耳カプラーの一実
施形態を示す図である。図示の耳カプラー10′は、厚さ
方向の延伸度を増大させるための切込み12d′が形成さ
れたバッフル12′の環状の開口を上面から閉塞する平板
状のカバー部材11′が固着されたものである。
【0046】バッフル12′の形状、材質は図1に示した
実施形態のものとほぼ同様であり、上述した切込み12
d′が設けられている点および周面に孔が設けられてい
ない点が相違するのみである。
【0047】切込み12d′は、バッフル12′の環状の外
周面と内周面との両方に、互い違いに、全周に亘って設
けられているが、一方の周面(特に外周面)にのみ形成
してもよい。なお、この切込み12d′は全周に亘って設
ける必要はなく、全周のうちの一部に設けた構成であっ
てもよい。
【0048】カバー部材11′は図1に示した実施形態の
ものと異なり、従来と同様の平板状に形成されている
が、透明および/またはレンズ付きが望ましい点は上記
実施形態のものと同様である。また、このカバー部材1
1′には、音響エネルギー導入用の管20を止着する止着
孔11c′が穿設されている。
【0049】このように構成された耳カプラー10′によ
れば、バッフル12′に、このバッフル12′の厚さ方向の
延伸度を増大させるための切込み12d′を形成したこと
により、バッフル12′がその厚さ方向に延び得る延伸度
合が、切込み12d′がない場合の、柔軟性を有するバッ
フルの性質としての延伸度よりも向上する。すなわち図
4(2)に示すように、新生児40の耳の近傍にこの耳カ
プラー10′を貼着したときに、貼着面である新生児40の
耳近傍の面に曲率や凹凸があるためにバッフル12′が厚
さ方向に引き延ばされたときにも、切込み12d′がくさ
び状に開くことでその厚さ方向に加わる剥離させる力が
吸収されて、従来の耳カプラーよりもバッフル12′が被
検体たる新生児40の皮膚から剥離しにくいものとなる。
【0050】なお、バッフル12′の内周壁に多数の吸音
用突起12cを設けた形態を採用できる点は上記実施形態
と同様である。
【0051】さらにこの実施形態のバッフル12′を図1
に示した実施形態の耳カプラー10のバッフルに併せて適
用してもよく、このようにバッフル12′を図1に示した
実施形態の耳カプラー10に適用したものでは、予め複数
の新生児について採取したサンプルの貼着面形状の平均
では吸収できない貼着面形状の個体差もバッフル12′で
吸収することができ、より好ましい実施形態となる。
【0052】図5は、本発明の第3の耳カプラーの一実
施形態を示す図である。図示の耳カプラー10″は、それ
自体が厚さ方向に伸縮しうる蛇腹状に形成された環状の
バッフル12″の当該環状の開口を上面から閉塞する平板
状のカバー部材11′が固着されたものである。
【0053】バッフル12″の材質は図1に示した実施形
態のものと同様である。なお、この実施形態のバッフル
12″もその周面には孔が設けられていない。
【0054】蛇腹は同図(2)に示すように、一端がカ
バー部材11′に固着され、他端が貼着剤により新生児40
の皮膚に貼着される。
【0055】カバー部材11′は図4に示した実施形態の
ものと同一である。
【0056】このように構成された耳カプラー10″によ
れば、バッフル12″が耳カプラー10″の厚さ方向に伸縮
度を増大させるための蛇腹状に形成されたことにより、
バッフル12″が耳カプラー10″の厚さ方向に延び得る伸
縮合が、蛇腹がない場合の、柔軟性を有するバッフルの
性質としての延伸度よりも向上する。すなわち図5
(2)に示すように、新生児40の耳の近傍にこの耳カプ
ラー10″を貼着したときに、貼着面である新生児40の耳
近傍の面に曲率や凹凸があるためにバッフル12″が厚さ
方向に引き延ばされたときにも、蛇腹が展開することで
その厚さ方向に加わる剥離させる力が吸収されて、従来
の耳カプラーよりもバッフル12″が被検体たる新生児40
の皮膚から剥離しにくいものとなる。
【0057】なお、バッフル12″の内周壁に多数の吸音
用突起12cを設けた形態を採用できる点は上記実施形態
と同様である。
【0058】また上記実施形態のバッフル12″は、展開
面がバッフル12″の厚さ方向(新生児40との貼着面から
カバー部材11′との固着面に至る方向の意)に対して直
交する方向に折り畳まれた蛇腹を適用した例について説
明したが、展開面がバッフル12″の厚さ方向に対して平
行に折り畳まれた蛇腹を適用することもできる。この場
合の蛇腹は、図4に示した、内周面と外周面との両方か
ら互い違いに切込みを設けたバッフル12′と類似した形
態となる。
【0059】なお、展開面がバッフル12″の厚さ方向に
対して直交する方向に折り畳まれた蛇腹を適用した実施
形態においては、図5(1)および(2)に示すよう
に、蛇腹の、新生児40に貼着される側の端部が、カバー
部材12に固着される側の端部よりも、環状開口の外側に
なる形態と、図5(3)に示すように、蛇腹の、新生児
40に貼着される側の端部が、カバー部材12に固着される
側の端部よりも、環状開口の内側になる形態とのいずれ
をも適用できるが、同図(3)に示す形態では、新生児
40の耳の極近傍で耳カプラーを貼着することができるた
め、同図(2)に示す形態のものと比較して、貼着の際
に、耳の際まで伸びる髪の毛41を避けて貼着し易いとい
う利点がある。
【0060】さらにこの実施形態のバッフル12″を図1
に示した実施形態の耳カプラー10のバッフルに併せて適
用してもよく、このようにバッフル12″を図1に示した
実施形態の耳カプラー10に適用したものでは、予め複数
の新生児について採取したサンプルの貼着面形状の平均
では吸収できない貼着面形状の個体差もバッフル12″で
吸収することができ、より好ましい実施形態となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の耳カプラーの一実施形態を示す
【図2】耳カプラーが使用されるABR装置を示す図
【図3】内周壁に多数の吸音用突起を設けた形態のバッ
フルを示す図
【図4】本発明の第2の耳カプラーの一実施形態を示す
【図5】本発明の第3の耳カプラーの一実施形態を示す
【図6】従来の耳カプラーを示す図
【符号の説明】
10 耳カプラー 11 カバー部材 11a レンズ 11b 止着孔 12 バッフル 12a 孔 20 管 21 先導部 40 新生児(の貼着面)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耳を覆う耳カプラーの内部に所定の音響
    エネルギーを与え、該音響エネルギーによる脳幹反応信
    号を検出することにより、聴力を検査する聴性脳幹反応
    検査装置に用いられる耳カプラーであって、 前記耳を囲う柔軟な材料により形成された環状の吸音部
    材の片面に、この環状吸音部材の環状の開口を閉塞する
    カバー部材が固着され、該環状吸音部材の他の片面に、
    該環状吸音部材を前記耳の近傍に密着して貼着しうる貼
    着剤が被着され、 前記カバー部材が前記環状吸音部材よりも剛性が高く、
    かつ該カバー部材の前記環状吸音部材との固着面が、該
    環状吸音部材を変形させて該環状吸音部材の前記他の片
    面が前記耳の近傍の面形状に沿うように、形成されてい
    ることを特徴とする耳カプラー。
  2. 【請求項2】 前記環状吸音部材の一部に、該環状吸音
    部材の厚さ方向の延伸度を増大させるための切込みが形
    成されてなることを特徴とする請求項1記載の耳カプラ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記環状吸音部材が、該耳カプラーの厚
    さ方向に伸縮可能にさせるための蛇腹状に形成されてな
    ることを特徴とする請求項1記載の耳カプラー。
  4. 【請求項4】 耳を覆う耳カプラーの内部に所定の音響
    エネルギーを与え、該音響エネルギーによる脳幹反応信
    号を検出することにより、聴力を検査する聴性脳幹反応
    検査装置に用いられる耳カプラーであって、 前記耳を囲う柔軟な材料により形成された環状の吸音部
    材の片面に、この環状吸音部材の環状の開口を閉塞する
    カバー部材が固着され、該環状吸音部材の他の片面に、
    該環状吸音部材を前記耳の近傍に密着して貼着しうる貼
    着剤が被着され、 前記環状吸音部材の一部に、該環状吸音部材の厚さ方向
    の延伸度を増大させるための切込みが形成されてなるこ
    とを特徴とする耳カプラー。
  5. 【請求項5】 耳を覆う耳カプラーの内部に所定の音響
    エネルギーを与え、該音響エネルギーによる脳幹反応信
    号を検出することにより、聴力を検査する聴性脳幹反応
    検査装置に用いられる耳カプラーであって、 前記耳を囲う柔軟な材料により形成された環状の吸音部
    材の片面に、この環状吸音部材の環状の開口を閉塞する
    カバー部材が固着され、該環状吸音部材の他の片面に、
    該環状吸音部材を前記耳の近傍に密着して貼着しうる貼
    着剤が被着され、 前記環状吸音部材が、該耳カプラーの厚さ方向に伸縮可
    能にさせるための蛇腹状に形成されてなることを特徴と
    する耳カプラー。
  6. 【請求項6】 前記カバー部材が透明であるとともに、
    正の屈折力を有するレンズ状に形成されていることを特
    徴とする請求項1から5のうちいずれか1項に記載の耳
    カプラー。
  7. 【請求項7】 前記環状吸音部材の内周壁に多数の吸音
    用突起が設けられていることを特徴とする請求項1から
    6のうちいずれか1項に記載の耳カプラー。
JP10079028A 1998-03-26 1998-03-26 耳カプラー Withdrawn JPH11276460A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002541965A (ja) * 1999-04-26 2002-12-10 ハウス・イアー・インスティテュート ポイント最適化変動比を用いた聴覚性誘発電位の検出方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002541965A (ja) * 1999-04-26 2002-12-10 ハウス・イアー・インスティテュート ポイント最適化変動比を用いた聴覚性誘発電位の検出方法

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