JPH11276579A - 洗腸用セットおよび洗腸装置 - Google Patents

洗腸用セットおよび洗腸装置

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JPH11276579A
JPH11276579A JP10087820A JP8782098A JPH11276579A JP H11276579 A JPH11276579 A JP H11276579A JP 10087820 A JP10087820 A JP 10087820A JP 8782098 A JP8782098 A JP 8782098A JP H11276579 A JPH11276579 A JP H11276579A
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JP
Japan
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circuit
intestinal
drainage
container
health support
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JP10087820A
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English (en)
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Masaaki Hoshino
政陽 星野
Masatomi Sasaki
正富 佐々木
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寝たきり老人や人工肛門ストーマ使用者など
排便が困難な人の腸洗浄、あるいは美容や健康のために
施行される洗腸に用いる簡便で安全な洗腸用セットおよ
び洗腸装置を提供する。 【構成】少なくとも1つの洗腸液容器と、少なくとも1
つの健康支援液容器と、体腔挿入手段と、排液手段を有
し、一端が該体腔挿入手段に連通する体腔回路、一端が
該洗腸液容器と連通し他端が該体腔回路に連通する洗腸
液回路、一端が該健康支援液容器と連通し他端が該洗腸
液回路に連通する健康支援液回路、一端が該排液手段に
連通し他端が体腔回路または体腔挿入手段に連通する排
液回路、該洗腸液回路を連通する洗腸液回路連通手段、
および該健康支援液回路を連通する健康支援液回路連通
手段を有する洗腸用セットを用いる洗腸装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】寝たきり老人や人工肛門ストーマ
使用者など排便が困難な人の腸洗浄、あるいは美容や健
康のために施行される洗腸に用いる洗腸用セットおよび
洗腸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人口の高齢化が進むに従い、寝た
きり老人が増加の傾向にある。また、交通事故や先天的
要因による肢体不自由者の約半数が神経麻痺を伴ってい
る。これらの人々にとって、排泄物の処理は日常生活上
の一大問題であるにも拘らず、排泄機器としては採尿器
が開発されている程度であり、糞便の排泄処理に対して
は依然として緩下剤、浣腸あるいは摘便などによって排
便を促す方法が採られている。
【0003】また、腸内に長期間貯留する宿便は美容や
健康に好ましくないことが知られており、特に女性の美
容のために洗腸が行われている。
【0004】腸洗浄のために洗腸液を導入する方法とし
ては、洗腸液容器を被洗腸者よりも高い位置に懸架し、
チューブ等により落差で導入する方法や、ポンプにより
送液する方法、水道水の吐出圧力を利用する方法等が知
られている。
【0005】落差による方法では、洗腸液の注入速度、
注入圧力等が一定せず、また、不十分となる場合があ
る。ポンプにより送液する方法では、注入圧の制御が複
雑となる。水道水の吐出圧を利用する場合、注入圧、注
入量の正確な調節は不可能である。
【0006】これらの洗腸方法は操作が複雑であるた
め、被洗腸者が自分で洗腸する場合は言うまでもなく、
介護者がいる場合でも負担が大きい。
【0007】また、洗腸により腸内細菌の分布が変化
し、体調を崩す場合がある。このような場合、洗腸後に
ビフィズス菌、オリゴ糖などの健康支援液を被洗腸者の
腸内へ注入することにより、体調が崩れるのを防ぐこと
が期待される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、洗腸
後にビフィズス菌、オリゴ糖などの健康支援液を被洗腸
者の腸内へ簡便に注入することができ、被洗腸者の肛門
等の体腔と洗腸装置との位置関係による処理速度等の制
約を受けない簡便で安全な洗腸用セットおよび洗腸装置
を提供することである。また、腸内からの洗浄液の排液
時に、過度の吸引により腸壁を傷つけず、簡便で安全な
洗腸装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
の洗腸用セットおよび洗腸装置により達成される。
【0010】本発明の洗腸用セットは、少なくとも1つ
の洗腸液容器と、少なくとも1つの健康支援液容器と、
体腔挿入手段と、排液手段を有し、一端が該体腔挿入手
段に連通する体腔回路、一端が該洗腸液容器と連通し他
端が該体腔回路に連通する洗腸液回路、一端が該健康支
援液容器と連通し他端が該洗腸液回路に連通する健康支
援液回路、一端が該排液手段に連通し他端が該体腔回路
または該体腔挿入手段に連通する排液回路、該洗腸液回
路を連通する洗腸液回路連通手段、および該健康支援液
回路を連通する健康支援液回路連通手段を有する。
【0011】また、本発明の洗腸用セットは、上記排液
手段が少なくとも1つの軟質プラスチック製の排液容器
である。
【0012】また、本発明の洗腸用セットは、液体を一
時的に貯留し得る少なくともひとつの貯留容器と、一端
が該貯留容器に連通し他端が上記体腔回路、上記排液回
路、上記洗腸液回路、および上記健康支援液回路のいず
れかひとつに連通する貯留容器回路を有する。
【0013】また、本発明の洗腸用セットは、上記体腔
回路において、上記体腔挿入手段と、上記排液手段との
間に少なくとも1つの糞塊除去手段を有する。
【0014】さらに本発明の洗腸装置は、洗腸液が充填
された少なくとも1つの上記洗腸液容器、健康支援液が
充填された少なくとも1つの上記健康支援液容器、およ
び上記排液手段の雰囲気を減圧状態または加圧状態とす
ることができる減圧・加圧手段と、上記洗腸液回路、上
記健康支援液回路、上記排液回路をそれぞれ開閉自在と
する流路開閉手段と、該流路開閉手段による該各流路の
開閉を制御する開閉制御手段と、該減圧・加圧手段の作
動を制御する圧力制御手段とを有する。
【0015】また、本発明の洗腸装置は、洗腸液が充填
された少なくとも1つの上記洗腸液容器と、健康支援液
が充填された少なくとも1つの上記健康支援液容器と、
上記貯留容器の雰囲気を減圧状態または加圧状態とする
ことができる減圧・加圧手段と、上記洗腸液回路、上記
健康支援液回路、上記排液回路および上記体腔回路をそ
れぞれ開閉自在とする流路開閉手段と、該流路開閉手段
による該各流路の開閉を制御する制御手段と、該減圧・
加圧手段の作動を制御する圧力制御手段とを有する。
【0016】また、本発明の洗腸装置は、上記圧力制御
手段が−220mmHgから200mmHgの範囲で圧
力制御するものである。
【0017】また、本発明の洗腸装置は、洗腸液および
/または健康支援液を被洗腸者から排液する際、所定排
液量および/または所定時間に達した後、圧力を所定圧
低下させるように制御する。
【0018】また、本発明の洗腸装置は、洗腸液および
健康支援液を加温する加温手段を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の洗腸装置を添付図
面に示す好適実施例に基づき詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の洗腸装置の構成例の模式
図、図2は、図1に示す洗腸装置の回路構成図である。
これらの図に示す洗腸装置1Aは、洗腸を行うに際し、
被洗腸者の腸内に洗腸液または/および健康支援液を注
入し、その排液を回収する装置であり、洗腸液が充填さ
れた1つまたは複数の洗腸液バッグ(洗腸液容器)2
a、2b、2c、2dと、健康支援液バッグ(健康支援
液容器)2eと、洗腸液を一時的に貯留する貯留容器3
と、洗腸液または/および健康支援液の排液(以下単に
「排液」という)を一時的に貯留する貯留容器4と、両
貯留容器3、4の雰囲気をそれぞれ減圧状態あるいは加
圧状態とすることができる減圧・加圧手段5および6
と、排液を回収する1つまたは複数の排液バッグ(排液
容器)7a、7b、7cと、前記各バッグおよび容器を
所定の配置で接続するチューブからなる各回路(体腔回
路9、洗腸液回路8、健康支援液回路10、排液回路1
1、貯留容器回路12、13)、および回路中でチュー
ブ同士を接続するコネクタ20、21と、所定のチュー
ブ内に形成された流路を開閉し得る流路開閉手段35、
36、37、38、39と、制御手段30と、操作部4
4とを有している。
【0021】体腔回路9の一端は体腔挿入手段100に
接続し、回路中に糞塊除去手段90を有している。体腔
回路9の他端は洗腸液回路8と接続している。
【0022】洗腸液回路8の一端は分岐して、複数の洗
腸液容器2a、2b、2c、2dと接続しており、他端
は体腔回路9と接続している。
【0023】健康支援液回路10の一端は健康支援液容
器2eと接続し、他端は洗腸液回路8と接続している。
排液回路11の一端は体腔回路9に接続している。
【0024】貯留容器回路13の一端は貯留容器3と接
続し、他端は、洗腸液回路8に接続している。
【0025】貯留容器回路12の一端は貯留容器4と接
続し、他端は排液回路11に接続している。
【0026】洗腸液は、被洗腸者の腸内に貯留する糞
塊、宿便、雑菌等を洗い出すための液体であり、例え
ば、水、石鹸水、グリセリン溶液、ポリエチレングリコ
ール溶液、電解質溶液、ポリデキストロース溶液、デキ
ストラン溶液、デキストリン溶液、ヒドロキシエチルス
ターチ溶液、ポリデキストロース溶液、マンニトール溶
液、前記の2つ以上を組み合わせた溶液等を用いること
ができる。
【0027】健康支援液は、腸内に入れることで被洗腸
者の健康を維持および/または促進する成分を含む液体
であり、例えば、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、
ビフィドバクテリウム・インファンティス、ビフィドバ
クテリウム・ブレーベ、ビフィドバクテリウム・ロンガ
ム、ビフィドバクテリウム・シュードロンガム、ビフィ
ドバクテリウム・アニマリス、ビフィドバクテリウム・
アドレスセンテス等のビフィズス菌を含有する溶液、大
豆オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、
ガラクトオリゴ糖、アラビキノキシロオリゴ糖等のオリ
ゴ糖を含有する溶液、ストレプトコッカス属、ラクトバ
シラス属等の乳酸菌を含有する溶液、短鎖脂肪酸を含有
する溶液などを用いることができる。短鎖脂肪酸類は2
−6個の炭素鎖長を含有することができる。短鎖脂肪酸
類としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、
吉草酸およびイソ吉草酸が好ましい。
【0028】以下、洗腸液バッグおよび排液バッグが複
数の場合について記載する。
【0029】洗腸液バッグ2a、2b、2c、2d、お
よび健康支援液バッグ2eは、それぞれ、軟質ポリ塩化
ビニルのような樹脂製のシート材を袋状に成形してなる
ものであり、これらには、バッグ内に連通する洗腸液回
路8または健康支援液回路10がそれぞれ接続されてい
る。各洗腸液バッグ2a、2b、2c、2d、および健
康支援液バッグ2eは、洗腸液回路8および健康支援液
回路10が接続されている側を下側にして、ハンガー等
に吊り下げられている。
【0030】洗腸液回路8および健康支援液回路10の
各回路には、それぞれ、コネクタ20を介して2本のチ
ューブの一端が着脱自在に接続されている。
【0031】洗腸液バッグまたは洗腸液回路のバッグと
コネクタの間には、図示しないが洗腸液回路連通手段を
有する。洗腸液回路連通手段は、洗腸液バッグの洗腸液
回路接続部近傍に設けられ屈曲・折損等により流路が開
通し液体が流通するようになるクリックチップや、回路
チューブの挟み込みによって回路を閉塞するクリップ
等、洗腸液バッグ使用時まで閉鎖状態を維持できるもの
であればよい。また、洗腸液バッグに、他の液体等の注
入を可能とするゴム栓等の混入部分を有してもよい。洗
腸液容器の容量は、被洗腸者の適量、用いる個数により
異なるが、1個あたり50から2000ml、好ましく
は100から1500ml、より好ましくは300から
1000mlであり、総量として300から3000m
l、好ましくは500から2000ml、より好ましく
は700から1500mlである。
【0032】本実施例における洗腸液バッグ2a、2
b、2c、2dは、いずれも可撓性(柔軟性)を有する
袋状のものであり、例えば、軟質塩化ビニル樹脂製のシ
ート材の縁部を融着して袋状に成形してなるものであ
る。
【0033】本実施例の洗腸液バッグのような洗腸液容
器を構成するシート材としては、例えば、軟質ポリ塩化
ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体(EVA)のようなポリオレフィン樹
脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチ
レンテレフタレート(PBT)等のようなポリエステ
ル、ポリアミド、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポ
リアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種エラス
トマー、あるいはこれらのうちの2以上を適宜組み合わ
せたもの等が挙げられる。
【0034】なお、洗腸液容器は、その全体が可撓性を
有するものに限らず、一部が可撓性を有し、変形して容
積が変化するものであってもよい。
【0035】さらに、洗腸液容器3を直接加圧・減圧手
段に入れて用いる場合でなければ、洗腸容器の一部に細
菌不透過性のフィルターを用いた硬質容器を用いること
ができる。
【0036】健康支援液バッグまたは健康支援液回路の
バッグとコネクタの間には、図示しないが健康支援液回
路連通手段を有する。健康支援液回路連通手段は、健康
支援液バッグの健康支援液回路接続部近傍に設けられ屈
曲・折損等により流路が開通し液体が流通するようにな
るクリックチップや、回路チューブの挟み込みによって
回路を閉塞するクリップ等、健康支援液バッグ使用時ま
で閉鎖状態を維持できるものであればよい。また、健康
支援液バッグに、他の液体等の注入を可能とするゴム栓
等の混入部分を有してもよい。
【0037】健康支援液容器の容量は、被洗腸者の適
量、用いる個数により異なるが、1個あたり1から10
00ml、好ましくは10から500ml、より好まし
くは10から200mlであり、総量として1から10
00ml、好ましくは10から500ml、より好まし
くは10から200mlである。
【0038】本実施例における健康支援液バッグ2e
は、可撓性(柔軟性)を有する袋状のものであり、例え
ば、軟質塩化ビニル樹脂製のシート材の縁部を融着して
袋状に成形してなるものである。
【0039】本実施例の健康支援液バッグのような健康
支援液容器を構成するシート材としては、例えば、軟質
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(EVA)のようなポリオレ
フィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のようなポリ
エステル、ポリアミド、ポリウレタン系、ポリエステル
系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種
エラストマー、あるいはこれらのうちの2以上を適宜組
み合わせたもの等が挙げられる。
【0040】なお、健康支援液容器は、その全体が可撓
性を有するものに限らず、一部が可撓性を有し、変形し
て容積が変化するものであってもよい。
【0041】さらに、健康支援液容器3を直接加圧・減
圧手段に入れて用いる場合でなければ、健康支援液容器
の一部に細菌不透過性のフィルターを用いた硬質容器を
用いることもできる。
【0042】排液バッグ7a、7b、7cは、それぞ
れ、軟質ポリ塩化ビニルのような樹脂製のシート材を袋
状に成形してなるものであり、これらには、バッグ内に
連通するバッグチューブ14がそれぞれ接続されてい
る。各排液バッグ7a、7b、7cは、バッグチューブ
14が接続されている側を同方向に揃えて重ねられてい
る。 各バッグチューブ14には、それぞれ、コネクタ
21を介してチューブの一端が着脱自在に接続され、排
液回路11が形成されている。排液回路11には、貯留
容器4に接続されている貯留容器回路12が接続されて
いる。排液容器の容量は用いる洗腸液、及び健康支援液
の総量、用いる個数により異なるが、1個あたり100
から5000ml、好ましくは500から3000m
l、より好ましくは1000から3000mlであり、
総量として300から5000ml、好ましくは500
から3000ml、より好ましくは1000から300
0mlである。
【0043】本実施例における排液バッグ2eは、可撓
性(柔軟性)を有する袋状のものであり、例えば、軟質
塩化ビニル樹脂製のシート材の縁部を融着して袋状に成
形してなるものである。
【0044】本実施例の排液液バッグのような排液容器
を構成するシート材としては、例えば、軟質ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体(EVA)のようなポリオレフィン樹
脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチ
レンテレフタレート(PBT)等のようなポリエステ
ル、ポリアミド、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポ
リアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種エラス
トマー、あるいはこれらのうちの2以上を適宜組み合わ
せたもの等が挙げられる。
【0045】なお、排液容器は、その全体が可撓性を有
するものに限らず、一部が可撓性を有し、変形して容積
が変化するものであってもよい。
【0046】さらに、排液容器を直接加圧・減圧手段に
入れて用いる場合でなければ、排液容器の一部に液漏れ
のしない通気性のフィルターを用いた硬質容器を用いる
こともできる。
【0047】排液回路11は貯留回路12が接続したの
ち、体腔回路9に接続されている。体腔回路9の一端に
は体腔挿入手段100が設けられている。
【0048】体腔挿入手段100は、特に限定されるわ
けではないが、寝たきり老人への使用や健常者の美容や
健康のために使用する場合には、肛門より直腸へ挿入す
るのに適合した形状および過度の刺激を与えない材質が
好ましい。また、人工肛門ストーマ使用者患者の場合に
は、腸の皮膚開口部より挿入できる形状であればよい。
肛門部あるいは腸の皮膚開口部の内面と体腔挿入手段の
外面との間に空間が見られる場合、洗腸液や健康支援液
を注入する際、該空間から液漏れし、また、排液時、体
腔回路を減圧状態にする際、該空間より外気が侵入し、
十分な排液が困難となるので、肛門部あるいは腸の皮膚
開口部の内面と体腔挿入手段の外面との間の空間の発生
を防ぐことが好ましい。
【0049】特に腸の皮膚開口部の周囲には該開口部を
絞るための筋肉がないので、体腔挿入手段に、該開口部
周囲の皮膚と密着するフランジ等を有することが好まし
い。
【0050】体腔回路9が、洗腸液あるいは健康支援液
注入時と排液時に別な経路を有する場合は、該別な経路
で体腔挿入手段100と排液回路11の接続部の間の排
液が通過する部分に、糞塊除去手段90を有していても
よい。該糞塊除去手段90は、排液を排液容器へ回収す
る際、洗腸液あるいは健康支援液と同時に排出される腸
内固形物によって、体腔回路9や排液回路11等が詰ま
りを起こさないように、該腸内固形物をその他の液性成
分と分別するものである。排液が通過する部分にメッシ
ュ等を配置し、その直下に該腸内固形物を貯留するトラ
ップを設ける等の方法が好ましい。
【0051】前記各コネクタ20、21は、その着脱時
にコネクタ内部の流路を無菌的に保持し得る構成(例え
ば2重構造)とすることも可能である。
【0052】以上のような構成により、図2に示すよう
な洗腸液または排液が流れる各流路が形成される。
【0053】本実施例における貯留容器3および4は、
いずれも可撓性(柔軟性)を有する袋状のものであり、
例えば、軟質塩化ビニル樹脂製のシート材の縁部を融着
して袋状に成形してなるものである。
【0054】貯留容器3および4を構成するシート材と
しては、例えば、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)のようなポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(P
BT)等のようなポリエステル、ポリアミド、ポリウレ
タン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン
系、スチレン系等の各種エラストマー、あるいはこれら
のうちの2以上を適宜組み合わせたもの等が挙げられ
る。
【0055】なお、貯留容器3および4は、その全体が
可撓性を有するものに限らず、一部が可撓性を有し、変
形して容積が変化するものであってもよい。
【0056】また、貯留容器3および4の容量は、洗腸
液バッグ、健康支援液バッグおよび排液バッグの数(容
量)等の諸条件により変動するため、特に限定されない
が、通常、貯留容器3の容量として100〜10,00
0ml程度のもの、特に100〜3,000ml程度の
ものが好適に使用され、貯留容器4の容量として100
〜20,000ml程度のもの、特に100〜3,00
0ml程度のものが好適に使用される。
【0057】各回路を構成するチューブは、可撓性(柔
軟性)を有するものであるのが好ましく、その構成材料
としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、EVAのようなポリオレフィン、PE
T、PBTのようなポリエステル、ポリウレタン、ポリ
アミド、シリコーン、ポリエステルエラストマー、ポリ
アミドエラストマー、スチレン−ブタジエン−スチレン
共重合体等の熱可塑性エラストマー、あるいはこれらの
うちの2つ以上を適宜組み合わせたもの等が挙げられ
る。
【0058】図1、図2に示すように、洗腸液回路8、
健康支援液回路10および体腔回路9の途中には、それ
ぞれ、チューブの内腔を閉塞・解放する流路開閉手段3
5、36および37が設けられており、排液回路11の
途中には、38および39が設けられている。すなわ
ち、図2に示すように、流路開閉手段35により洗腸液
回路8の途中が開閉され、流路開閉手段36により健康
支援液回路10の途中が開閉され、流路開閉手段37に
より体腔回路9の途中が開閉され、流路開閉手段38に
より排液回路11の排液容器7a、7b、7cと貯留回
路12の接続部の途中が開閉され、流路開閉手段39に
より排液回路11の貯留回路12の接続部と体腔回路9
の接続部の途中が開閉される。
【0059】図1に示す各流路開閉手段35〜39は、
例えば切電状態でチューブを圧閉するソレノイド・ピン
チバルブで構成されており、この各流路開閉手段35〜
39による流路の開閉は、後述する制御手段30により
制御される。
【0060】なお、流路開閉手段35〜39としては、
上記の他、例えば電磁バルブ、空気圧や油圧で作動する
バルブ、手動により開閉するバルブやコック、通常状態
はチューブを圧閉しており、手動で解除するクランプ
等、各流路を開閉し得るものであれば、いかなるものを
用いてもよい。
【0061】減圧・加圧手段5は、図1に示す回路の所
定の流路に洗腸液を流通せしめるためのものであり、貯
留容器3を気密的に収納する減圧・加圧室51と、減圧
・加圧室51内の圧力を調整する送排気回路52と、減
圧・加圧室51の圧力を検知する圧力検知手段57とで
構成されている。
【0062】送排気回路52は、送排気管53の途中
に、真空ポンプ54と、2つの3ポートバルブ55a、
55bと、リークバルブ56とを有している。3ポート
バルブ55a、55bは、オンのとき通気状態、オフの
とき大気開放状態となる。よって、3ポートバルブ55
aをオンとし、3ポートバルブ55bをオフにして真空
ポンプ54を作動すれば、排気が行われて減圧・加圧室
51の内部は減圧状態(陰圧状態)となり、逆に、3ポ
ートバルブ55aをオフとし、3ポートバルブ55bを
オンにして真空ポンプ54を作動すれば、送気が行われ
て減圧・加圧室51の内部は加圧状態(陽圧状態)とな
る。
【0063】減圧・加圧室51の内部を減圧状態または
加圧状態とするときには、リークバルブ56は閉状態と
され、減圧状態または加圧状態から大気圧に復帰すると
きには、リークバルブ56は開状態とされる。
【0064】圧力検知手段57としては、例えば、拡散
型半導体圧力センサーのような圧力センサーが好適に使
用される。圧力検知手段57により得られた情報は、主
に、送排気回路52での送排気の制御に用いられる。例
えば、減圧・加圧室51内を減圧状態または加圧状態と
する場合、圧力検知手段57により得られた情報に基づ
いて、減圧・加圧室51の圧力を例えば一定に保持する
ように、または予め設定された限度(減圧の際の下限値
または加圧の際の上限値)を超えないよう制御すること
ができる。
【0065】一方、減圧・加圧手段6は、図1に示す回
路の所定の流路に排液を流通せしめるためのものであ
り、貯留容器4を気密的に収納する減圧・加圧室61
と、減圧・加圧室61内の圧力を調整する送排気回路6
2と、減圧・加圧室61の圧力を検知する圧力検知手段
67とで構成されている。
【0066】送排気回路62は、送排気管63の途中
に、真空ポンプ64と、2つの3ポートバルブ65a、
65bと、リークバルブ66とを有しており、前記送排
気回路52と同様に作動して、減圧・加圧室61の内部
を減圧状態または加圧状態とする。
【0067】圧力検知手段67としては、前記圧力検知
手段57と同様のものを用いることができ、この圧力検
知手段67により得られた情報に基づいて、減圧・加圧
室61の圧力を例えば一定に保持するようまたは予め設
定された限度(減圧の際の下限値または加圧の際の上限
値)を超えないよう制御することができる。
【0068】圧力制御の範囲は−220〜200mmH
gが好ましく、−150〜150mmHgがより好まし
く、−100〜100mmHgがさらに好ましい。
【0069】減圧・加圧室51内および減圧・加圧室6
1内には、それぞれ、貯留容器3および4の重量(総重
量)を検出する重量検知手段40および41が設置され
ている。これらの重量検知手段40、41としては、ロ
ードセルのような重量センサーが好適に使用される。な
お、重量検知手段40による貯留容器3の重量測定およ
び重量検知手段41による貯留容器4の重量測定は、そ
れぞれ、連続的(リアルタイム)に行っても、断続的
に、すなわち一定の周期で行ってもよい。
【0070】被洗腸者から、洗腸液を排液する際に、所
定重量(所定体積)までは減圧・加圧室61内を所定の
減圧度(設定値)に保ちながら排液を制御し、所定(設
定)重量(所定体積)を越えた後、減圧・加圧室61の
減圧度を例えば設定値の1/2程度に低く制御して洗腸
液を吸引する。
【0071】減圧・加圧室51内には、貯留容器3内に
貯留された洗腸液を加温する加温手段42が設置されて
いる。この加温手段42としては、発熱体、特に板状の
発熱体(例えば、パネルヒーター)が好適に使用され
る。図示の例では、減圧・加圧室51の床面上にパネル
ヒーターを設置し、その上に容器3を載置する構成とな
っている。このような加温手段42の作動は、後述する
制御手段30により制御される。
【0072】また、貯留容器3には、貯留容器3内の洗
腸液の温度を検出する温度センサー43が設置されてい
る。図示の例では、温度センサー43が容器3の外表面
に接触するように設置されている。この温度センサー4
3としては、例えば、サーミスタ、熱電対、バイメタ
ル、PTC、NTC等、いかなる方式のものを用いても
よい。また、温度センサー43は、貯留容器3内に設置
されていてもよい。
【0073】加温手段42により貯留容器3内の洗腸液
を加温する際には、制御手段30により、温度センサー
43にて検出された温度情報に基づいて、洗腸液の温度
が設定温度付近に維持されるような温度制御を行う。例
えば、加温手段42を作動して貯留容器3内の洗腸液を
加温しつつ、温度センサー43にて検出された洗腸液の
温度が設定温度範囲の上限値に到達したら、加温手段4
2の作動を停止し、所定時間経過後または洗腸液の温度
が設定温度範囲の下限値に到達したら、加温手段42を
作動するような制御を行う。なお、洗腸液あるいは健康
支援液の設定温度範囲としては、体温程度付近または流
路内での温度低下を考慮して体温より若干高めの温度と
され、例えば、35〜42℃程度とされる。
【0074】このような洗腸液の温度管理を行うことに
より、被洗腸者の腸内に適温の洗腸液を注入することが
でき、体温との温度差による過度の刺激、不快感やその
他の悪影響も生じない。
【0075】上記の例では、貯留容器3内の洗腸液を加
温したが、洗腸液容器2a、2b、2c、2d、および
健康支援液バッグ2e等を加温手段により予め加温して
いおてもよい。
【0076】また、貯留容器3を所定角度に保持するた
めの保持手段45が設けられている。この保持手段45
の容器3の保持面を水平面に対して所定角度、例えば5
〜10°とすることにより、容器内に気泡が生じたり、
存在しても貯留容器3の上方に貯留されるので、洗腸液
を被洗腸者に注入する際に被洗腸者に気泡が注入される
虞れがなくなる。
【0077】制御手段30は、例えばマイクロコンピュ
ータ(CPU)で構成されており、流路開閉手段35〜
39、重量検知手段40、41、加温手段42、温度セ
ンサー43、真空ポンプ54、64、3ポートバルブ5
5a、55b、65a、65b、リークバルブ56、6
6および圧力検知手段57、67と、それぞれ、電気的
に接続されている。
【0078】この制御手段30は、重量検知手段40、
41、圧力検知手段57、67からの情報等に基づい
て、各流路開閉手段35〜39の作動(切り替え動作)
と、減圧・加圧手段5、6の真空ポンプ54、64、3
ポートバルブ55a、55b、65a、65bおよびリ
ークバルブ56、66の作動とをそれぞれ制御し、回路
の各流路内の液流通状態、減圧・加圧室の圧力を所望に
設定するとともに、温度センサー43からの情報に基づ
いて、加温手段42の作動を制御し、貯留容器3内の洗
腸液の温度を設定温度付近に維持する。
【0079】操作部44は、洗腸液、健康支援液の洗腸
モードの選択や諸条件を設定するための操作を行うもの
である。制御手段30は、操作部44において設定され
た条件に従い、後述する各工程を自動的に行うためのシ
ーケンス制御を行う。なお、この操作部44には、後述
する警告ランプ、ブザー、表示部が設置されていてもよ
い。
【0080】次に、洗腸装置1Aを用いて洗腸を行う際
の洗腸液の注入および排液の回収動作の一例について、
制御手段30による制御手順を中心に説明する。なお、
実行する工程のパターン、洗腸液の1回の注入量(目標
注入量)、各工程における洗腸液および排液の流量、加
温手段42における設定温度等は、操作部44に設置さ
れたスイッチ、ダイアル、キー等の操作により予め設定
しておくことができる。
【0081】[1]洗腸液の容器への移送 各流路開閉手段35〜39は、予め下記表1に示す流路
開閉パターン0(基本パターン)とされているが、これ
を下記表1に示す流路開閉パターン1に設定する。
【0082】
【表1】
【0083】次に、減圧・加圧手段5において、リーク
バルブ56を閉状態、3ポートバルブ55aおよび55
bをそれぞれオンおよびオフの状態とし、真空ポンプ5
4を作動することにより、容器3が収納されている減圧
・加圧室51の内部を減圧状態にする。これにより、貯
留容器3内の圧力が低下し、各洗腸液バッグ2a、2
b、2c、2d内の洗腸液が、洗腸液回路8を通って貯
留容器3内に導入される。
【0084】貯留容器3への洗腸液の導入に際しては、
例えば以下のようにして洗腸液の流量を制御することが
できる。重量検知手段40により貯留容器3の総重量を
単位時間毎に検出し、その増加率から単位時間当たりの
貯留容器3への洗腸液流入量を求め、この流入量が予め
設定された設定流入量と等しくなるように減圧・加圧室
51内の圧力を調整する。この場合、圧力検知手段57
の検出値に基づいて、減圧・加圧室51内の圧力が、予
め設定された下限値を超えないよう制御することもでき
る。また、洗腸液の貯留容器3への流入が定常状態に達
したときは、前述したように、圧力検知手段57の検出
値に基づいて、減圧・加圧室51内の圧力を一定に保持
するよう調整することもできる。このような圧力調整
は、例えばリークバルブ56の開閉により行う。
【0085】重量検知手段40により検出された貯留容
器3の総重量が、予め設定された洗腸液の1回の注入量
(目標注入量)が導入されたときの重量(設定重量)に
到達したか否かを判断し、これに到達したら、各流路開
閉手段35〜39を再び表1に示す流路開閉パターン0
に設定し、真空ポンプ54を停止し、リークバルブ56
を開圧に復帰する。
【0086】[2]洗腸液の加温 加温手段42を作動して、貯留容器3内の洗腸液を適温
に加温する。このとき、前述したように、温度センサー
43にて検出された温度情報に基づいて、貯留容器3内
の洗腸液の温度が前記設定温度付近に維持されるよう
に、加温手段42のオン・オフの制御または出力(発熱
量)の制御を行う。
【0087】[3]洗腸液の被洗腸者への注入 予め表1に示す流路開閉パターン0となっている各流路
開閉手段35〜39を、表1に示す流路開閉パターン2
に設定する。
【0088】次に、減圧・加圧手段5において、リーク
バルブ56を閉状態、3ポートバルブ55aおよび55
bをそれぞれオフおよびオンの状態とし、真空ポンプ5
4を作動することにより、貯留容器3が収納されている
減圧・加圧室51の内部を加圧状態にする。これによ
り、貯留容器3内の圧力が上昇し、貯留容器3内の加温
された洗腸液が、体腔回路9および体腔挿入手段100
を通って被洗腸者の腸内に注入される。
【0089】この時、貯留容器3を水平面に対して所定
角度で保持する容器保持手段45を設け、貯留容器3を
水平面に対して、5〜10°程度に保持することによ
り、貯留容器3内に存在する空気等の気泡が貯留容器3
の上部に残存した状態で被洗腸者の腸内に注入される。
【0090】また、貯留容器回路13の貯留容器3への
接続部が貯留容器3の下方になるようにすることによ
り、貯留容器3内の気泡が被洗腸者の腸内に注入される
虞れが少なくなる。
【0091】被洗腸者への洗腸液の注入に際しては、例
えば以下のようにして洗腸液の流量を制御することがで
きる。重量検知手段40により貯留容器3の総重量を単
位時間毎に検出し、その減少率から単位時間当たりの貯
留容器3からの洗腸液流出量(=洗腸液注入量)を求
め、この流出量が予め設定された設定流出量と等しくな
るように減圧・加圧室51内の圧力を調整する。この場
合、圧力検知手段57の検出値に基づいて、減圧・加圧
室51内の圧力が、予め設定された上限値を超えないよ
う制御することもできる。また、洗腸液の貯留容器3か
らの流出が定常状態に達したときは、前述したように、
圧力検知手段57の検出値に基づいて、減圧・加圧室5
1内の圧力を一定に保持するよう調整することもでき
る。このような圧力調整は、例えばリークバルブ56の
開閉により行う。
【0092】重量検知手段40により検出された貯留容
器3の総重量が、予め設定された洗腸液残量(例えば、
貯留容器3内の洗腸液残量が0)に相当する重量に到達
したか否かを判断し、これに到達したら、各流路開閉手
段35〜39を再び表1に示す流路開閉パターン0に設
定し、真空ポンプ54を停止し、リークバルブ56を開
状態とする。これにより、減圧・加圧室51内は、大気
圧に復帰する。
【0093】なお、貯留容器3の重量検出の結果、貯留
容器3からの洗腸液流出量が急激に減少した場合、また
は所定時間経過しても貯留容器3内の洗腸液が予め設定
された洗腸液残量に到達しない場合には、例えばチュー
ブ19の閉塞等の異常事態が発生したものと判断し、各
流路開閉手段35〜39を表1に示す流路開閉パターン
0に設定するとともに減圧・加圧室51内を大気圧状態
に復帰させる。さらに、この異常事態を知らせるため
に、警告を発する。警告の方法としては、例えば、警告
ランプの点灯、ブザーや音声を発するもの、表示部(例
えば、液晶ディスプレー、CRT)ヘの表示が挙げら
れ、これらは、洗腸装置1A自体で行われてもあるいは
介護者、看護者、洗腸装置の操作責任者への通信により
行われてもよい。
【0094】[4]待機の実施 被洗腸者の腸内への洗腸液の注入を完了し、各流路開閉
手段35〜39を表1に示す流路開閉パターン0とした
状態で、所定時間(例えば0〜10分程度)経過する。
【0095】[5]洗腸液排液の容器への排出 洗腸が終了したら、表1に示す流路開閉パターン0とな
っている各流路開閉手段35〜39を、表1に示す流路
開閉パターン3に設定する。
【0096】次に、減圧・加圧手段6において、リーク
バルブ66を閉状態、3ポートバルブ65aおよび65
bをそれぞれオンおよびオフの状態とし、真空ポンプ6
4を作動することにより、貯留容器4が収納されている
減圧・加圧室61の内部を減圧状態にする。これによ
り、貯留容器4内の圧力が低下し、被洗腸者の腸内から
の排液が、体腔挿入手段100、体腔回路9、糞塊除去
手段90、排液回路11および貯留容器回路12を通っ
て貯留容器4内に導入される。
【0097】貯留容器4への排液の導入に際しては、例
えば以下のようにして排液の流量を制御することができ
る。重量検知手段41により貯留容器4の総重量を単位
時間毎に検出し、その増加率から単位時間当たりの貯留
容器4への排液流入量を求め、この流入量が予め設定さ
れた設定流入量と等しくなるように減圧・加圧室61内
の圧力を調整する。この場合、圧力検知手段67の検出
値に基づいて、減圧・加圧室61内の圧力が、予め設定
された下限値を超えないよう制御することもできる。ま
た、排液の貯留容器4への流入が定常状態に達したとき
は、前述したように、圧力検知手段67の検出値に基づ
いて、減圧・加圧室61内の圧力を一定に保持するよう
調整することもできる。このような圧力調整は、例えば
リークバルブ66の開閉により行う。
【0098】ここで、重量検知段41に代えて、体積
(容積)検知手段により、所定体積か否かを判断して制
御することもできる。
【0099】また、減圧度は、段階的に減じてもよい。
【0100】そして、重量検知手段41により検出され
た貯留容器4の総重量が、予め設定された1回の排液量
(目標排液量)が導入された時の重量(設定重量)、あ
るいは所定の重量変化、例えば所定時間、例えば排液開
始から15分後に到達したか否かを判断し、これに到達
したら、各流路開閉手段35〜39を再び表1に示す流
路開閉パターン0に設定し、真空ポンプ64を停止し、
リークバルブ66を開状態とする。これにより、減圧・
加圧室61内は、大気圧に復帰する。なお、貯留容器4
の重量検出の結果、貯留容器4への排液流入量が急激に
減少した場合、または所定時間経過しても貯留容器4内
の排液が予め設定された目標排液量に到達しない場合に
は、例えば体腔回路9の閉塞等の異常事態が発生したも
のと判断し、各流路開閉手段35〜39を表1に示す流
路開閉パターン0に設定するとともに、減圧・加圧室6
1内を大気圧状態に復帰させる。さらに、この異常事態
を知らせるために、前述したような警告を発する。
【0101】[6]排液の排液バッグへの回収 予め表1に示す流路開閉パターン0となっている各流路
開閉手段35〜39を、表1に示す流路開閉パターン4
に設定する。
【0102】次に、減圧・加圧手段6において、リーク
バルブ66を閉状態、3ポートバルブ56aおよび56
bをそれぞれオフおよびオンの状態とし、真空ポンプ6
4を作動することにより、貯留容器4が収納されている
減圧・加圧室61の内部を加圧状態にする。これによ
り、貯留容器4内の圧力が上昇し、貯留容器4内の排液
が、排液回路11を通って排液バッグ7a、7b、7c
内に導入され、回収される。
【0103】排液バッグ7a、7b、7cへの排液の回
収に際しては、例えば以下のようにして排液の流量を制
御することができる。重量検知手段41により貯留容器
4の総重量を単位時間毎に検出し、その減少率から単位
時間当たりの貯留容器4からの排液流出量を求め、この
流出量が予め設定された設定流出量と等しくなるように
減圧・加圧室61内の圧力を調整する。この場合、圧力
検知手段67の検出値に基づいて、減圧・加圧室61内
の圧力が、予め設定された上限値を超えないよう制御す
ることもできる。また、排液の貯留容器4からの流出が
定常状態に達したときは、前述したように、圧力検知手
段67の検出値に基づいて、減圧・加圧室61内の圧力
を一定に保持するよう調整することもできる。このよう
な圧力調整は、例えばリークバルブ66の開閉により行
う。
【0104】重量検知手段41により検出された貯留容
器4の総重量が、予め設定された排液残量(例えば、貯
留容器4内の排液残量が0)に相当する重量に到達した
か否かを判断し、これに到達したら、各流路開閉手段3
5〜39を再び表1に示す流路開閉パターン0に設定
し、真空ポンプ64を停止し、リークバルブ66を開状
態とする。
【0105】これにより、減圧・加圧室61内は、大気
圧に復帰する。
【0106】なお、この工程[6]は、上記工程[1]
〜[5]を複数回行った後、実施してもよい。
【0107】上記工程[1]〜[6](または[1]〜
[5])を少なくとも1サイクル行った後、必要に応
じ、以下に述べるような健康支援液バッグ2e内に貯留
された健康支援液の注入または、健康支援液の注入およ
びその排液の回収が行われる。
【0108】[7]健康支援液の容器への移送 表1に示す流路開閉パターン0となっている各流路開閉
手段35〜39を、表1に示す流路開閉パターン5に設
定する。
【0109】次に、減圧・加圧手段5において、リーク
バルブ56を閉状態、3ポートバルブ55aおよび55
bをそれぞれオンおよびオフの状態とし、真空ポンプ5
4を作動することにより、貯留容器3が収納されている
減圧・加圧室51の内部を減圧状態にする。これによ
り、貯留容器3内の圧力が低下し、健康支援液バッグ2
e内の健康支援液が、健康支援液回路10を通って貯留
容器3内に導入される。
【0110】貯留容器3への健康支援液の導入に際して
は、前記工程[1]と同様にして洗腸液の流量を制御す
ることができる。
【0111】[8]健康支援液の加温 上記工程[2]と同様にして、貯留容器3内の健康支援
液を適温に加温する。
【0112】[9]健康支援液の患者への注入 上記工程[3]と同様にして、貯留容器3内の加温され
た健康支援液を被洗腸者の腸内に注入する。
【0113】なお、最後のサイクルの工程[5]および
[6]を行っている間に工程[7]及び[8]を行うこ
とができ、また、最後のサイクルの工程[6]を行って
いる間に工程[7]〜[9]を行うことができる。これ
により、被洗腸者の腸内からの排液の回収後、健康支援
液の注入までの時間を短くすることができる。
【0114】[10]待機の実施 上記工程[4]と同様にして、待機を行う。
【0115】[11]健康支援液排液の容器への排出 上記工程[5]と同様にして、被洗腸者の腸内にある健
康支援液の排液を貯留容器4内に導入する。
【0116】[12]排液の排液容器への回収 上記工程[6]と同様にして、貯留容器4内の排液を排
液バッグ7a、7b、7cに回収する。
【0117】なお、上記工程[11]および[12]を
行わず、被洗腸者の腸内に健康支援液を注入したままの
状態としておくこともある。
【0118】以上のような洗腸装置1Aによれば、洗腸
後にビフィズス菌、オリゴ糖などの健康支援液を被洗腸
者の腸内へ注入でき、被洗腸者の肛門や腸の皮膚開口部
と洗腸装置との位置関係に制約を受けず、腸内からの排
液時に、吸引により腸壁を傷つけず、簡便で安全に自動
洗腸を行うことができる。
【0119】また、洗腸液バッグ、健康支援バッグと排
液バッグとの双方に被洗腸者の肛門や腸の皮膚開口部の
位置からの落差を確保する必要がないため、装置の小型
化が図れる。
【0120】また、洗腸の開始から終了まで(例えば、
工程[1]〜[6]または工程[1]〜[12])を自
動的に行うことができるので、流路の切り替えを行うと
いった手間がかからない。
【0121】ここで使用した洗腸液容器2a、2b、2
c、2dの容量は、それぞれ500ml、健康支援液容
器2eの容量は100ml、排液容器7a,7b,7c
の容量は、それぞれ1000ml、貯留容器3の容量は
2000ml、貯留容器4の容量は2000mlであっ
た。
【0122】図3は、本発明の洗腸装置の他の構成例を
示す回路構成図である。以下、同図に示す洗腸装置1B
の構成を、前記洗腸装置1Aとの相違点について説明
し、同様の事項についてはその説明を省略する。
【0123】洗腸装置1Bは、洗腸液を一時的に貯留す
る貯留容器3と、排液を一時的に貯留する貯留容器4と
を、同一の減圧・加圧手段5により減圧・加圧するもの
である。すなわち、洗腸装置1Bにおける減圧・加圧手
段5は、減圧・加圧室58と、前記と同様の送排気回路
52と、前記と同様の圧力検知手段57とで構成されて
おり、減圧・加圧室58内には、貯留容器3と貯留容器
4とが実質的な気密状態で収容されている。
【0124】この減圧・加圧室58内には、貯留容器3
および4の重量(総重量)をそれぞれ検出する前記と同
様の重量検知手段40および41が設置されている。ま
た、減圧・加圧室58内の容器3付近には、前記と同様
の加温手段42および温度センサー43が設置され、洗
腸液を所定の温度に管理するように構成されている。
【0125】貯留容器4内と各排液バッグ7a〜7c内
とは、貯留容器回路12、排液回路11によって接続さ
れ、またこの貯留容器回路12は、体腔回路9とも連通
している。排液回路11の体腔回路9との連通部と各排
液バッグ7a〜7cとの間には、前記と同様の流路開閉
手段38が設置され、貯留容器回路12の体腔回路9と
の連通部と貯留容器4との間には、前記と同様の流路開
閉手段39が設置されている。
【0126】このような構成の洗腸装置1Bでは、前述
した洗腸装置1Aと同様の効果が得られるとともに、両
貯留容器3,4に対し、減圧・加圧手段が兼用であるた
め、装置の構成が簡素化され、より小型化が図られる。
【0127】このような構成の洗腸装置1Bを用いて洗
腸を行う際の洗腸液の注入および排液の回収動作は、上
記[5]の洗腸液排液の貯留容器への排出および上記工
程[6]の排液の排液バッグへの回収を、減圧・加圧手
段5の減圧・加圧室58内の減圧および加圧により行う
以外は、前記工程[1]〜[12]と同様である。
【0128】この場合、工程[1]、[2]、[3]、
[4]、[5]、[6]、[7]、[8]、[9]、
[10]、[11]および[12]における各流路開閉
手段35〜39の開閉パターンは、それぞれ下記表2中
の流路開閉パターン1、0、2、0、3、4、5、0、
2、0、3および4となる。
【0129】また、最後のサイクルの工程[4]を行っ
ている間に、工程[7]および[8]を行うことがで
き、また、最後のサイクルの工程[5]、[6]を行っ
ている間に工程[8]を行うことができる。これによ
り、被洗腸者の腸内からの排液の回収後、健康支援液の
注入までの時間を短縮することができる。
【0130】ここで使用した洗腸液容器2a、2b、2
c、2dの容量は、それぞれ500ml、健康支援液容
器2eの容量は100ml、排液容器7a,7b,7c
の容量は、それぞれ1000ml、貯留容器3の容量は
2000ml、貯留容器4の容量は2000mlであっ
た。
【0131】
【表2】
【0132】図4は、本発明の洗腸装置の他の実施例を
示す回路構成図である。前記洗腸装置1Aとの相違点に
ついてのみ説明し、同様の事項については説明を省略す
る。なお、1Aと同一番号のものは、1Aと同一の構成
のものである。洗腸装置1Cは、洗腸液を一時的に貯留
する貯留容器および排液を一時的に貯留する貯留容器を
1つの貯留容器3で兼用するものである。この洗腸装置
1Cは、前記と同様の1つの減圧・加圧手段5を有し、
その減圧・加圧室51内に可撓性を有する貯留容器3が
実質的な気密状態で収納されている。減圧・加圧室51
内の貯留容器3付近に設置された加温手段42および温
度センサー43は、容器3内に洗腸液が導入されたとき
のみ作動し、その温度管理を行うよう構成されている。
【0133】貯留容器3内と各排液バッグ7a〜7c内
とは、一部を健康支援液回路10と共有する排液回路1
1、健康支援液回路10、洗腸液回路8および貯留容器
回路13によって接続されている。排液回路11は一部
を健康支援液回路10共有し、体腔回路9と連通してい
る。排液回路11の健康支援液回路10との合流部と各
排液バッグ7a,7b,7cとの間、および体腔回路9
の途中には、それぞれ前記と同様の流路開閉手段37お
よび38が設置されている。
【0134】このような構成の洗腸装置1Cでは、前述
した洗腸装置1Aと同様の効果が得られるとともに、容
器および減圧・加圧手段が兼用であるため、装置の構成
がさらに簡素化され、より小型化が図られる。
【0135】このような洗腸装置1Cを用いて洗腸を行
う際の洗腸液の注入及び排液の回収動作は、上記工程
[5]の洗腸液排液の容器への排出及び上記工程[6]
の排液の排液バッグへの回収を、減圧・加圧手段5の減
圧・加圧室51内の減圧および加圧により行う以外は、
前記工程[1]〜[12]と同様である。
【0136】この場合、[1]、[2]、[3]、
[4]、[5]、[6]、[7]、[8]、[9]、
[10]、[11]および[12]における各流路開閉
手段35〜39の開閉パターンは、それぞれ下記表3中
の流路開閉パターン1、0、2、0、2、3、4、0、
2、0、2および3となる。
【0137】ここで使用した洗腸液容器2a、2b、2
c、2dの容量は、それぞれ700ml、健康支援液容
器2eの容量は10ml、排液容器7a,7b,7cの
容量は、それぞれ1500ml、貯留容器3の容量は3
000ml、貯留容器4の容量は3000mlであっ
た。
【0138】
【表3】
【0139】図5は本発明の洗腸装置の他の実施例を示
す回路構成図である。前記洗腸装置1Aとの相違点につ
いてのみ説明し、同様の事項については説明を省略す
る。なお、1Aと同一番号のものは、1Aと同一の構成
のものである。洗腸装置1Dは、一端が洗腸回路8と連
通し、他端が体腔挿入手段100と連通する体腔回路9
と、一端が排液容器7a,7b,7cと連通し、他端が
糞塊除去手段90を介して体腔挿入手段100と連通す
る排液回路11とが独立した回路図である。貯留容器回
路12の一端は貯留容器4と接続し、他端は排液回路1
1と接続している。
【0140】このような構成の洗腸装置1Dでは、前述
した洗腸装置1Aと同様の効果が得られるとともに、被
洗腸者の腸内へ注入する洗腸液または/および健康支援
液と、被洗腸者の腸内から排出される該洗腸液または/
および該健康支援液の排液が混合することがないため、
より効率よく、洗腸または/および健康支援液を注入す
ることができる。
【0141】ここで使用した洗腸液容器2a、2b、2
c、2dの容量は、それぞれ500ml、健康支援液容
器2eの容量は50ml、排液容器7a,7b,7cの
容量は、それぞれ1000ml、貯留容器3の容量は1
500ml、貯留容器4の容量は1500mlであっ
た。
【0142】図6は本発明の洗腸装置の他の実施例の模
式図である。前記洗腸装置1Aとの相違点についてのみ
説明し、同様の事項については説明を省略する。なお、
1Aと同一番号のものは、1Aと同一の構成のものであ
る。洗腸装置1Eは、貯留容器を用いず直接洗腸液容器
2a、健康支援液容器2eおよび排液容器7aを加圧・
減圧するものである。
【0143】
【表4】
【0144】[1’]洗腸液および健康支援液の加温 初期設定は表4に示す流路開閉パターン0となってい
る。加温手段42、42’を作動して、洗腸容器2a内
の洗腸液および健康支援液容器2e内の健康支援液を適
温に加温する。このとき、前述したように、温度センサ
ー43、43’にて検出された温度情報に基づいて、洗
腸容器2a内の洗腸液の温度が前記設定温度付近に維持
されるように、加温手段42、42’のオン・オフの制
御または出力(発熱量)の制御を行う。
【0145】[2’]洗腸液の被洗腸者への注入 予め表4に示す流路開閉パターン0となっている各流路
開閉手段35〜38を、表4に示す流路開閉パターン2
に設定する。
【0146】次に、減圧・加圧手段5により、洗腸液容
器2aが収納されている減圧・加圧室51の内部を加圧
状態にする。これにより、洗腸液容器2a内の圧力が上
昇し、加温された洗腸液が、体腔回路9および体腔挿入
手段100を通って被洗腸者の腸内に注入される。
【0147】[3’]待機の実施 被洗腸者の腸内への所定量の洗腸液の注入を完了し、各
流路開閉手段35〜38を表4に示す流路開閉パターン
0とした状態で、所定時間(例えば0〜10分程度)経
過する。
【0148】[4’]洗腸液排液の容器への排出 待機が終了したら、表4に示す流路開閉パターン0とな
っている各流路開閉手段35〜38を、表4に示す流路
開閉パターン2に設定する。
【0149】次に、減圧・加圧手段6により、排液容器
7aが収納されている減圧・加圧室61の内部を減圧状
態にする。これにより、排液容器7a内の圧力が低下
し、被洗腸者の腸内からの排液が、体腔挿入手段10
0、体腔回路9、排液回路11を通って排液容器7a内
に導入される。
【0150】なお、この工程[4’]は、上記工程
[2’]〜[3’]を複数回行った後、実施してもよ
い。
【0151】上記工程[1’]〜[4’](または
[1’]〜[3’])を少なくとも1サイクル行った
後、以下に述べるような健康支援液バッグ2e内に貯留
された健康支援液の注入または、健康支援液の注入およ
びその排液の回収が行われる。
【0152】[5’]健康支援液の患者への注入 予め表4に示す流路開閉パターン0となっている各流路
開閉手段35〜38を、表4に示す流路開閉パターン3
に設定する。
【0153】次に、減圧・加圧手段5により、健康支援
液容器2eが収納されている減圧・加圧室51の内部を
加圧状態にする。これにより、健康支援液容器2eの圧
力が上昇し、加温された健康支援液が、体腔回路9およ
び体腔挿入手段100を通って被洗腸者の腸内に注入さ
れる。
【0154】[6’]待機の実施 上記工程[3’]と同様にして、待機を行う。
【0155】[7’]健康支援液排液の排液容器への回
収 上記工程[4’]と同様にして、被洗腸者の腸内にある
健康支援液の排液を排液容器7a内に回収する。
【0156】なお、上記工程[6’]および[7’]を
行わず、被洗腸者の腸内に健康支援液を注入したままの
状態としておくこともある。
【0157】ここで使用した洗腸液容器2aの容量は、
1500ml、健康支援液容器2eの容量は200m
l、排液容器7aの容量は、3000mlであった。
【0158】洗腸装置1Eにおいて、洗腸液容器、健康
支援液容器、排液容器を複数用いることも可能である。
【0159】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の洗腸装置に
よれば、洗腸後にビフィズス菌、オリゴ糖などの健康支
援液を被洗腸者の腸内へ注入でき、被洗腸者肛門あるい
は腸の皮膚開口部等の体腔と洗腸装置との位置関係に制
約を受けず、腸内からの排液時に、吸引により腸壁を傷
つけず、簡便で安全に自動的に洗腸することができる。
【0160】また、容器に存在する気泡が患者の腸内に
注入される虞れがなく、洗腸を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗腸装置の構成例を模式図である。
【図2】図1に示す洗腸装置の回路構成図である。
【図3】本発明の洗腸装置の他の構成例を示す回路構成
図である。
【図4】本発明の洗腸装置の他の構成例を示す回路構成
図である。
【図5】本発明の洗腸装置の他の構成例を示す回路構成
図である。
【図6】本発明の洗腸装置の他の構成例の模式図であ
る。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D、1E…自動洗腸装置 2a、2b、2c、2d…洗腸液バッグ 2e…健康支援液バッグ 3、4…貯留容器 5、6…減圧・加圧手段 7a、7b、7c…排液バッグ 35〜39…流路開閉手段 40、41…重量検知手段 43…温度センサー 45…容器保持手段 51、58、61…減圧・加圧室 54、64…真空ポンプ 90…糞塊除去手段 100…体腔挿入手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの洗腸液容器と、少なく
    とも1つの健康支援液容器と、体腔挿入手段と、排液手
    段を有し、一端が該体腔挿入手段に連通する体腔回路、
    一端が該洗腸液容器と連通し他端が該体腔回路に連通す
    る洗腸液回路、一端が該健康支援液容器と連通し他端が
    該洗腸液回路に連通する健康支援液回路、一端が該排液
    手段に連通し他端が該体腔回路または該体腔挿入手段に
    連通する排液回路、該洗腸液回路を連通する洗腸液回路
    連通手段、および該健康支援液回路を連通する健康支援
    液回路連通手段を有することを特徴とする洗腸用セッ
    ト。
  2. 【請求項2】 上記排液手段が少なくとも1つの軟質プ
    ラスチック製の排液容器であることを特徴とする請求項
    1に記載の洗腸用セット。
  3. 【請求項3】 液体を一時的に貯留し得る少なくともひ
    とつの貯留容器と、一端が該貯留容器に連通し他端が上
    記体腔回路、上記排液回路、上記洗腸液回路、および上
    記健康支援液回路のいずれかひとつに連通する貯留容器
    回路を有することを特徴とする請求項1ないし2に記載
    の洗腸用セット。
  4. 【請求項4】 上記体腔回路において、上記体腔挿入手
    段と、上記排液手段との間に少なくとも1つの糞塊除去
    手段を有することを特徴とする請求項1ないし3に記載
    の洗腸用セット。
  5. 【請求項5】 洗腸液が充填された少なくとも1つの上
    記洗腸液容器、健康支援液が充填された少なくとも1つ
    の上記健康支援液容器、および上記排液手段のそれぞれ
    の雰囲気を減圧状態または加圧状態とすることができる
    減圧・加圧手段と、上記洗腸液回路、上記健康支援液回
    路、上記排液回路をそれぞれ開閉自在とする流路開閉手
    段と、該流路開閉手段による該各流路の開閉を制御する
    開閉制御手段と、該減圧・加圧手段の作動を制御する圧
    力制御手段とを有することを特徴とする、請求項1ない
    し4に記載の洗腸用セットを用いた洗腸装置。
  6. 【請求項6】 洗腸液が充填された少なくとも1つの上
    記洗腸液容器と、健康支援液が充填された少なくとも1
    つの上記健康支援液容器と、上記貯留容器の雰囲気を減
    圧状態または加圧状態とすることができる減圧・加圧手
    段と、上記洗腸液回路、上記健康支援液回路、上記排液
    回路および上記体腔回路をそれぞれ開閉自在とする流路
    開閉手段と、該流路開閉手段による該各流路の開閉を制
    御する制御手段と、該減圧・加圧手段の作動を制御する
    圧力制御手段とを有する請求項3ないし4に記載の洗腸
    用セットを用いた洗腸装置。
  7. 【請求項7】 上記圧力制御手段が−220mmHgか
    ら200mmHgの範囲で圧力制御することを特徴とす
    る請求項5ないし6に記載の洗腸装置。
  8. 【請求項8】 洗腸液および/または健康支援液を被洗
    腸者から排液する際、所定排液量および/または所定時
    間に達した後、圧力を所定圧低下させるように制御する
    ことを特徴とする請求項5ないし7記載の洗腸装置。
  9. 【請求項9】 洗腸液および健康支援液を加温する加温
    手段を有する請求項5ないし8に記載の洗腸装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004004747A1 (ja) * 2002-07-09 2004-01-15 Decentwork Inc. 整腸性組成物及び整腸健康飲料並びに大腸内洗浄液
KR20040049964A (ko) * 2002-12-06 2004-06-14 정지윤 사용이 간편하면서도 안전한 대장세척장치
JP2006314429A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Japan Health Science Foundation 膀胱洗浄装置
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CN111714759A (zh) * 2020-06-16 2020-09-29 广东省妇幼保健院 一种便携式肠液回输装置
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