JPH11276789A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機Info
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- JPH11276789A JPH11276789A JP10085447A JP8544798A JPH11276789A JP H11276789 A JPH11276789 A JP H11276789A JP 10085447 A JP10085447 A JP 10085447A JP 8544798 A JP8544798 A JP 8544798A JP H11276789 A JPH11276789 A JP H11276789A
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- JP
- Japan
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- water
- washing
- tub
- water supply
- salt
- Prior art date
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- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F39/00—Details of washing machines not specific to a single type of machines covered by groups D06F9/00 - D06F27/00
- D06F39/007—Arrangements of water softeners
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F39/00—Details of washing machines not specific to a single type of machines covered by groups D06F9/00 - D06F27/00
- D06F39/08—Liquid supply or discharge arrangements
- D06F39/083—Liquid discharge or recirculation arrangements
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F39/00—Details of washing machines not specific to a single type of machines covered by groups D06F9/00 - D06F27/00
- D06F39/08—Liquid supply or discharge arrangements
- D06F39/088—Liquid supply arrangements
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の洗濯機では困難であったYシャツ等の
襟、袖に付着した汚れを、面倒な手洗いなどの前処理な
しに落すことができる洗濯機を提供する。 【解決手段】洗濯槽内に給水する給水経路途中に、ナト
リウム型強酸性陽イオン交換樹脂31を内部に充填した
容器60を備え、さらに洗濯槽内の回転翼の回転速度を
可変する可変速制御手段を設ける。イオン除去手段によ
る洗濯用水の軟水化で洗剤の化学力を高めるとともに、
可変速制御手段による回転翼の回転速度を高め、これら
の相乗作用で高洗浄力を得る。
襟、袖に付着した汚れを、面倒な手洗いなどの前処理な
しに落すことができる洗濯機を提供する。 【解決手段】洗濯槽内に給水する給水経路途中に、ナト
リウム型強酸性陽イオン交換樹脂31を内部に充填した
容器60を備え、さらに洗濯槽内の回転翼の回転速度を
可変する可変速制御手段を設ける。イオン除去手段によ
る洗濯用水の軟水化で洗剤の化学力を高めるとともに、
可変速制御手段による回転翼の回転速度を高め、これら
の相乗作用で高洗浄力を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯に用いる水か
ら硬度成分を除去する手段と洗濯物に機械力を付与する
アクチュエータを可変速に駆動する手段とを搭載した洗
濯機に関する。
ら硬度成分を除去する手段と洗濯物に機械力を付与する
アクチュエータを可変速に駆動する手段とを搭載した洗
濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機において汚れを除去するために
は、前述の洗剤に含まれる界面活性剤の効果の他に、機
械的な力の効果が必要である。界面活性剤に包まれた汚
れはこの機械力で衣類から剥離させられ、衣類から汚れ
が落ちることになる。この機械力は、洗濯槽の底面に設
置される回転翼を反転回転させて洗濯用水中の衣類を攪
拌することにより、衣類同士が擦れ合う時の摩擦力等の
形で衣類に与えられる。つまり洗濯物に付着した汚れは
洗剤の化学力と洗濯機の機械力の相乗効果で落される。
そして機械力はアクチュエータの駆動速度と時間の積、
回転翼をもつ洗濯機では回転翼の回転速度と時間の積に
ほぼ比例する。◆通常、洗濯機の回転翼は商用電源に接
続される単相誘導電動機で駆動される。この場合回転翼
の回転速度は商用電源周波数と電動機の極数および電動
機の回転軸と回転翼間に挿入される減速機構で決まる。
したがって通常の洗濯機ではこ回転速度は一定であり、
機械力の調整は時間で行われる。この機械力の調整を回
転速度で行うためには、たとえば特開平3−19889
9号公報に記載されるようにPWM方式インバータ回路
を洗濯機に搭載して、電動機駆動の電源周波数を可変し
て行う。◆上記公報に記載された洗濯機では、洗濯物量
にかかわらず洗濯物に与える機械力を同一とするため
に、洗濯物量によって回転翼の回転速度を制御してい
る。
は、前述の洗剤に含まれる界面活性剤の効果の他に、機
械的な力の効果が必要である。界面活性剤に包まれた汚
れはこの機械力で衣類から剥離させられ、衣類から汚れ
が落ちることになる。この機械力は、洗濯槽の底面に設
置される回転翼を反転回転させて洗濯用水中の衣類を攪
拌することにより、衣類同士が擦れ合う時の摩擦力等の
形で衣類に与えられる。つまり洗濯物に付着した汚れは
洗剤の化学力と洗濯機の機械力の相乗効果で落される。
そして機械力はアクチュエータの駆動速度と時間の積、
回転翼をもつ洗濯機では回転翼の回転速度と時間の積に
ほぼ比例する。◆通常、洗濯機の回転翼は商用電源に接
続される単相誘導電動機で駆動される。この場合回転翼
の回転速度は商用電源周波数と電動機の極数および電動
機の回転軸と回転翼間に挿入される減速機構で決まる。
したがって通常の洗濯機ではこ回転速度は一定であり、
機械力の調整は時間で行われる。この機械力の調整を回
転速度で行うためには、たとえば特開平3−19889
9号公報に記載されるようにPWM方式インバータ回路
を洗濯機に搭載して、電動機駆動の電源周波数を可変し
て行う。◆上記公報に記載された洗濯機では、洗濯物量
にかかわらず洗濯物に与える機械力を同一とするため
に、洗濯物量によって回転翼の回転速度を制御してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載され
た、回転翼の可変速手段をもつ洗濯機では、洗濯物の汚
れ量によって洗濯物に与える機械力を変えることについ
ては配慮されていない。すなわち汚れの程度に応じて回
転速度を調節することについて配慮していない。換言す
れば、汚れのひどい洗濯物を洗濯する時も、汚れの少な
い洗濯物を洗濯する時も、洗濯物の量が同じであれば洗
濯物に加わる機械力も同じである。従って、汚れの少な
い洗濯物に対して布傷みを少なくして洗濯することや、
汚れのひどい洗濯物の汚れを布傷みをできるだけ少なく
して十分に落とす効果は期待できない。
た、回転翼の可変速手段をもつ洗濯機では、洗濯物の汚
れ量によって洗濯物に与える機械力を変えることについ
ては配慮されていない。すなわち汚れの程度に応じて回
転速度を調節することについて配慮していない。換言す
れば、汚れのひどい洗濯物を洗濯する時も、汚れの少な
い洗濯物を洗濯する時も、洗濯物の量が同じであれば洗
濯物に加わる機械力も同じである。従って、汚れの少な
い洗濯物に対して布傷みを少なくして洗濯することや、
汚れのひどい洗濯物の汚れを布傷みをできるだけ少なく
して十分に落とす効果は期待できない。
【0004】本発明の第1の目的は、面倒な手洗いなど
の前処理なしでも、できるだけ短い時間で高い洗浄効果
を得ることができるとともに、洗濯物の傷みを少なくで
きる洗濯機を提供することにある。◆本発明の第2の目
的は、上記目的を達成した上で、洗濯用水に含まれる陽
イオンを毎分10L以上の流量で除去できるイオン除去
手段をコンパクトに備えた洗濯機を提供することにあ
る。
の前処理なしでも、できるだけ短い時間で高い洗浄効果
を得ることができるとともに、洗濯物の傷みを少なくで
きる洗濯機を提供することにある。◆本発明の第2の目
的は、上記目的を達成した上で、洗濯用水に含まれる陽
イオンを毎分10L以上の流量で除去できるイオン除去
手段をコンパクトに備えた洗濯機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の洗濯機は、洗濯物を収容する洗濯槽
と、該洗濯槽に給水する給水手段と、該洗濯槽内の水を
排水する排水手段と、前記洗濯槽内の洗濯物に機械力を
付与するためのアクチュエータと、該アクチュエータの
駆動手段と、該駆動手段を制御する制御手段とを備えた
洗濯機において、前記給水手段の給水経路途中に、給水
される水の中に含まれるカルシウムイオン及び/又はマ
グネシウムイオンを低減するイオン交換手段を備えると
ともに、前記制御手段として前記アクチュエータの駆動
速度を変える可変速制御手段を備えたものである。◆こ
のとき、アクチュエータを洗濯槽の底部に備えられる回
転翼で構成し、可変速制御手段で回転翼の回転速度を可
変制御するとよい。◆また、洗濯物の量と独立して回転
速度を選択できる手段を設け、該手段での選択結果に基
づいて可変速制御手段でアクチュエータの駆動速度又は
回転翼の回転速度を変えるとよい。◆上記手段によれ
ば、汚れの程度に応じてアクチュエータの駆動速度を変
えることができるので、洗濯物に機械力を与える時間を
短くすることができる。また、カルシウムイオンやマグ
ネシウムイオンを低減した洗濯水を用いることにより洗
浄効果を向上することができ、機械力を軽減、すなわ
ち、アクチュエータの駆動速度を遅くしても洗浄効果を
維持して洗濯時間の増加を低減できる。◆また上記第2
の目的を達成するために、洗濯機の給水経路の途中にイ
オン交換能を有する素材を収めた容器と、この容器の前
記素材の上側及び下側にそれぞれ第1の空間及び第2の
空間と、前記第1の空間の上部に第3の空間を備え、前
記第3の空間の上部に再生剤を蓄えておく第1の部屋
と、この第1の部屋と前記第3の空間の間に再生剤の流
出を防ぐフィルタを備え、前記第1の空間と第3の空間
とをつなぐ第1の通路と、前記第1の空間から前記第3
の空間へ前記第1の通路を通じて水の流入を阻止する逆
止弁と、前記容器へ給水する第1の給水手段と、前記第
1の部屋に給水する第2の給水手段とを備え、前記第1
の給水手段から前記容器内への給水を行う水の流入口を
前記第2の空間に設け、前記容器から前記外槽/洗濯槽
への水の流出口を前記第1の空間に設け、前記第2の空
間の底部に容器内の残水を排出する排水口と、この排水
口に接続する第2の通路を設け、前記第2の通路の出口
を前記第2の空間の底部より下方に設けた。◆給水は前
記イオン交換能を有する素材を通して行う。給水中は逆
止弁が閉じられているため、水は第3の空間へ流入する
ことはない。イオン交換能を有する素材により洗濯用水
中から、硬度成分としてのカルシウムイオン、マグネシ
ウムイオンという2価の陽イオンが除去され、洗濯槽内
に給水される。結果洗濯のために投入した洗剤中の界面
活性剤の量が洗濯用水中で減少し、洗浄力を低下させる
ことはない。◆さらに上記目的を達成するために本発明
の洗濯機は、三相誘導電動機と、この電動機を可変速駆
動する可変速制御手段と、汚れのひどい洗濯物の洗濯を
指示する高洗浄洗濯ボタンとを設けた。◆高洗浄洗濯ボ
タンが押された場合には、回転翼を回転駆動する三相誘
導電動機は可変速制御手段により、その回転速度が通常
の場合より高速に設定され、洗濯物に与える機械力を高
める。この結果イオン除去手段による洗剤の化学力増加
と高回転速度による機械力増加の相乗効果により、通常
の場合と同じ洗濯時間内で、高い洗浄力を発揮する。そ
して従来洗濯機では困難とされた襟、袖汚れを前洗いな
しに落すことができる。◆最終すすぎの給水時に前記第
2の給水手段から前記第1の部屋へ注水する。注水した
水の一部は再生剤を溶解しながら前記フィルタを通過し
前記第3の空間に溜まる。この時はまだ給水中であり、
逆止弁が閉じられているため、再生剤が溶解した溶液は
第1の空間に流下しない。最終すすぎ工程の給水が停止
すると前記容器内の水は、容器内の水面と第2の通路出
口とのヘッドにより排水口から第2の通路を通り排出さ
れる。そうすると逆止弁が開き、第3の空間内の溶液は
第1の通路から第1の空間に流下し、前記イオン交換能
を有する素材、第2の空間、第2の通路を通り外槽に排
出され、イオン交換能を有する素材の再生が自動的に行
われる。第2の通路出口が第2の空間底部より下方に位
置するため、容器内に流下した溶液の大部分が排出され
る。◆この結果イオン除去手段は次の洗濯においてもイ
オン除去能力を維持する。
るために、本発明の洗濯機は、洗濯物を収容する洗濯槽
と、該洗濯槽に給水する給水手段と、該洗濯槽内の水を
排水する排水手段と、前記洗濯槽内の洗濯物に機械力を
付与するためのアクチュエータと、該アクチュエータの
駆動手段と、該駆動手段を制御する制御手段とを備えた
洗濯機において、前記給水手段の給水経路途中に、給水
される水の中に含まれるカルシウムイオン及び/又はマ
グネシウムイオンを低減するイオン交換手段を備えると
ともに、前記制御手段として前記アクチュエータの駆動
速度を変える可変速制御手段を備えたものである。◆こ
のとき、アクチュエータを洗濯槽の底部に備えられる回
転翼で構成し、可変速制御手段で回転翼の回転速度を可
変制御するとよい。◆また、洗濯物の量と独立して回転
速度を選択できる手段を設け、該手段での選択結果に基
づいて可変速制御手段でアクチュエータの駆動速度又は
回転翼の回転速度を変えるとよい。◆上記手段によれ
ば、汚れの程度に応じてアクチュエータの駆動速度を変
えることができるので、洗濯物に機械力を与える時間を
短くすることができる。また、カルシウムイオンやマグ
ネシウムイオンを低減した洗濯水を用いることにより洗
浄効果を向上することができ、機械力を軽減、すなわ
ち、アクチュエータの駆動速度を遅くしても洗浄効果を
維持して洗濯時間の増加を低減できる。◆また上記第2
の目的を達成するために、洗濯機の給水経路の途中にイ
オン交換能を有する素材を収めた容器と、この容器の前
記素材の上側及び下側にそれぞれ第1の空間及び第2の
空間と、前記第1の空間の上部に第3の空間を備え、前
記第3の空間の上部に再生剤を蓄えておく第1の部屋
と、この第1の部屋と前記第3の空間の間に再生剤の流
出を防ぐフィルタを備え、前記第1の空間と第3の空間
とをつなぐ第1の通路と、前記第1の空間から前記第3
の空間へ前記第1の通路を通じて水の流入を阻止する逆
止弁と、前記容器へ給水する第1の給水手段と、前記第
1の部屋に給水する第2の給水手段とを備え、前記第1
の給水手段から前記容器内への給水を行う水の流入口を
前記第2の空間に設け、前記容器から前記外槽/洗濯槽
への水の流出口を前記第1の空間に設け、前記第2の空
間の底部に容器内の残水を排出する排水口と、この排水
口に接続する第2の通路を設け、前記第2の通路の出口
を前記第2の空間の底部より下方に設けた。◆給水は前
記イオン交換能を有する素材を通して行う。給水中は逆
止弁が閉じられているため、水は第3の空間へ流入する
ことはない。イオン交換能を有する素材により洗濯用水
中から、硬度成分としてのカルシウムイオン、マグネシ
ウムイオンという2価の陽イオンが除去され、洗濯槽内
に給水される。結果洗濯のために投入した洗剤中の界面
活性剤の量が洗濯用水中で減少し、洗浄力を低下させる
ことはない。◆さらに上記目的を達成するために本発明
の洗濯機は、三相誘導電動機と、この電動機を可変速駆
動する可変速制御手段と、汚れのひどい洗濯物の洗濯を
指示する高洗浄洗濯ボタンとを設けた。◆高洗浄洗濯ボ
タンが押された場合には、回転翼を回転駆動する三相誘
導電動機は可変速制御手段により、その回転速度が通常
の場合より高速に設定され、洗濯物に与える機械力を高
める。この結果イオン除去手段による洗剤の化学力増加
と高回転速度による機械力増加の相乗効果により、通常
の場合と同じ洗濯時間内で、高い洗浄力を発揮する。そ
して従来洗濯機では困難とされた襟、袖汚れを前洗いな
しに落すことができる。◆最終すすぎの給水時に前記第
2の給水手段から前記第1の部屋へ注水する。注水した
水の一部は再生剤を溶解しながら前記フィルタを通過し
前記第3の空間に溜まる。この時はまだ給水中であり、
逆止弁が閉じられているため、再生剤が溶解した溶液は
第1の空間に流下しない。最終すすぎ工程の給水が停止
すると前記容器内の水は、容器内の水面と第2の通路出
口とのヘッドにより排水口から第2の通路を通り排出さ
れる。そうすると逆止弁が開き、第3の空間内の溶液は
第1の通路から第1の空間に流下し、前記イオン交換能
を有する素材、第2の空間、第2の通路を通り外槽に排
出され、イオン交換能を有する素材の再生が自動的に行
われる。第2の通路出口が第2の空間底部より下方に位
置するため、容器内に流下した溶液の大部分が排出され
る。◆この結果イオン除去手段は次の洗濯においてもイ
オン除去能力を維持する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照し説明する。
照し説明する。
【0007】図1は本発明に係る全自動洗濯機の外観図
であり、図2は図1AA線に沿う縦断面図である。外装
は、鋼鈑製の外枠1とその上部に取り付けられたトップ
カバー17等により構成される。水受け槽である外槽4
は、外枠1の上部四隅から吊り棒2及びコイルバネや摺
動リングからなる防振装置3によって外枠1内に吊り下
げ状態に支持され、洗い工程での洗い水及びすすぎ工程
でのすすぎ水(以下、洗濯水と呼ぶ)を溜める。外槽4
内には、ステンレス製の洗濯兼脱水槽5(以下、洗濯槽
と呼ぶ)を回転自在に設ける。洗濯槽5側面には多数の
脱水孔5aを設け、中央底部には洗濯物に機械力を付与
するためのアクチュエータである回転翼6を回転可能に
設け、上縁部にはバランサー5bを設ける。外槽4の底
面には支持板10が取り付けられており、支持板10に
は駆動装置が固定されている。
であり、図2は図1AA線に沿う縦断面図である。外装
は、鋼鈑製の外枠1とその上部に取り付けられたトップ
カバー17等により構成される。水受け槽である外槽4
は、外枠1の上部四隅から吊り棒2及びコイルバネや摺
動リングからなる防振装置3によって外枠1内に吊り下
げ状態に支持され、洗い工程での洗い水及びすすぎ工程
でのすすぎ水(以下、洗濯水と呼ぶ)を溜める。外槽4
内には、ステンレス製の洗濯兼脱水槽5(以下、洗濯槽
と呼ぶ)を回転自在に設ける。洗濯槽5側面には多数の
脱水孔5aを設け、中央底部には洗濯物に機械力を付与
するためのアクチュエータである回転翼6を回転可能に
設け、上縁部にはバランサー5bを設ける。外槽4の底
面には支持板10が取り付けられており、支持板10に
は駆動装置が固定されている。
【0008】駆動装置は、三相誘導電動機7と歯車減速
機構とクラッチ機構及びブレーキ機構を組み合わせた伝
動装置9から構成され、三相誘導電動機7の回転はプー
リ8aとベルト8bで伝動装置9に伝達される。伝動装
置9の出力軸は外槽4の底壁を水密状態に貫通して外槽
4内に突出し、回転翼6及び洗濯槽5と連結されてい
る。駆動装置は、洗い工程及びすすぎ工程時には洗濯槽
5を静止させ、回転翼6を時計方向(正)及び反時計方
向(逆)に回転させる。また脱水工程時には洗濯槽5を
一方向に回転させる。
機構とクラッチ機構及びブレーキ機構を組み合わせた伝
動装置9から構成され、三相誘導電動機7の回転はプー
リ8aとベルト8bで伝動装置9に伝達される。伝動装
置9の出力軸は外槽4の底壁を水密状態に貫通して外槽
4内に突出し、回転翼6及び洗濯槽5と連結されてい
る。駆動装置は、洗い工程及びすすぎ工程時には洗濯槽
5を静止させ、回転翼6を時計方向(正)及び反時計方
向(逆)に回転させる。また脱水工程時には洗濯槽5を
一方向に回転させる。
【0009】外槽4側面下方には外槽内の水圧を水位セ
ンサ11に伝達する水位センサチューブ12が設けてあ
る。また、外槽4底面には洗濯水の排水を行う排水弁1
3が設けてあり、排水弁に接続した排水ホース16で洗
濯水を洗濯機外に排出する。
ンサ11に伝達する水位センサチューブ12が設けてあ
る。また、外槽4底面には洗濯水の排水を行う排水弁1
3が設けてあり、排水弁に接続した排水ホース16で洗
濯水を洗濯機外に排出する。
【0010】外枠1の上部にはトップカバー17が設け
てある。トップカバー17は、洗濯物を投入する投入口
17aとイオン除去手段、水道栓口26、給水電磁弁等
を収納する後部収納箱17bとマイコン等の電気部品を
収納する前部操作箱17c等で構成される。投入口17
aには蓋18を設けてある。
てある。トップカバー17は、洗濯物を投入する投入口
17aとイオン除去手段、水道栓口26、給水電磁弁等
を収納する後部収納箱17bとマイコン等の電気部品を
収納する前部操作箱17c等で構成される。投入口17
aには蓋18を設けてある。
【0011】前部操作箱17cの上面には図3に示す操
作パネル19aが取りつけてあり、その下にはマイコン
等を内蔵した制御部19bが設けてある。また前部操作
箱17c内には、外槽4内の水圧を検出することによ
り、規定水位まで水が溜まったかを判定する水位センサ
11が設けてある。操作パネル19aには、電源スイッ
チ20、各種表示器21、各種操作ボタン22、ブザー
23等が配置されており、使用者が操作ボタン22で洗
濯機を操作し、またその動作状態を表示器21、ブザー
23で確認できるようになっている。またイオン除去処
理(軟水化)を表示する発光ダイオードからなる軟水化
表示24とイオン除去手段の再生を催告表示する発光ダ
イオードからなる塩投入表示25、通常の洗濯工程を指
示する標準洗濯ボタン80、汚れのひどい洗濯物の洗濯
工程を指示する高洗浄洗濯ボタン81が設けてある。
作パネル19aが取りつけてあり、その下にはマイコン
等を内蔵した制御部19bが設けてある。また前部操作
箱17c内には、外槽4内の水圧を検出することによ
り、規定水位まで水が溜まったかを判定する水位センサ
11が設けてある。操作パネル19aには、電源スイッ
チ20、各種表示器21、各種操作ボタン22、ブザー
23等が配置されており、使用者が操作ボタン22で洗
濯機を操作し、またその動作状態を表示器21、ブザー
23で確認できるようになっている。またイオン除去処
理(軟水化)を表示する発光ダイオードからなる軟水化
表示24とイオン除去手段の再生を催告表示する発光ダ
イオードからなる塩投入表示25、通常の洗濯工程を指
示する標準洗濯ボタン80、汚れのひどい洗濯物の洗濯
工程を指示する高洗浄洗濯ボタン81が設けてある。
【0012】図4は本実施例の主要構成である洗濯用水
の給水に関わる後部収納箱17bの上蓋をはずした時の
背面部分の平面図(図1中にBB線で示す断面)である
(前面側を省略している)。後部収納箱17bには水道
栓等からのホースが接続される水道栓口26、これに続
いて給水電磁弁27及び塩水注水電磁弁63、円筒容器
60で構成されるイオン除去手段28、風呂水を吸水す
る風呂水吸水ポンプ45、洗濯槽5内に洗濯水を流下さ
せる傾斜流路46等が収納されている。傾斜流路46の
上流側には流路46に開口する部屋A47、部屋B48
が設けられる。給水電磁弁27の出口はイオン交換手段
28の入水口29aに接続され、塩注水電磁弁63の出
口はイオン交換手段28の塩注水口60hに接続され
る。イオン交換手段28の吐出口29bは部屋A47に
接続される。
の給水に関わる後部収納箱17bの上蓋をはずした時の
背面部分の平面図(図1中にBB線で示す断面)である
(前面側を省略している)。後部収納箱17bには水道
栓等からのホースが接続される水道栓口26、これに続
いて給水電磁弁27及び塩水注水電磁弁63、円筒容器
60で構成されるイオン除去手段28、風呂水を吸水す
る風呂水吸水ポンプ45、洗濯槽5内に洗濯水を流下さ
せる傾斜流路46等が収納されている。傾斜流路46の
上流側には流路46に開口する部屋A47、部屋B48
が設けられる。給水電磁弁27の出口はイオン交換手段
28の入水口29aに接続され、塩注水電磁弁63の出
口はイオン交換手段28の塩注水口60hに接続され
る。イオン交換手段28の吐出口29bは部屋A47に
接続される。
【0013】図5に本実施例の主要構成であるイオン除
去手段28の詳細を示す。(a)はイオン除去手段28
の全体斜視図、(b)はその縦断面図である。イオン除
去手段28は円筒容器60と蓋61で構成される。円筒
容器60は、5つの部屋に分けられる。上から塩投入部
屋60a、塩投入部屋60aと塩粒流出防止フィルタ6
0gで隔てられた塩水部屋60k、吐出口29bが設け
られた上部部屋60b、入水口29aと吐出口29bの
間の上下面がメッシュフィルタ29dで区切られた樹脂
部屋29e、入水口29aが設けられた下部部屋60c
である。入水口29aと吐出口29bの間(上部部屋6
0bと下部部屋60cの間)の樹脂部屋29eにはナト
リウム型強酸性陽イオン交換樹脂31(以下、イオン交
換樹脂と呼ぶ)が充填されている。上記イオン交換樹脂
31は、一般に広く用いられているビーズ状のもののほ
か、繊維状にしたものであってもよい。メッシュフィル
タ29dは、樹脂部屋29e内への異物の進入や、イオ
ン交換樹脂31が樹脂部屋29eから流出するのを防止
する。また、イオン交換樹脂31の上部及び下部に上部
部屋60bと下部部屋60cを設けるのは、イオン交換
樹脂31層の一部にのみ水が通るのを防止して、イオン
交換樹脂層全体に均一に水を流し、効率よく金属イオン
を吸着するためである。水は入水口29aから下部部屋
60cに入り、下部部屋60cを満たした後イオン交換
樹脂31層内を均一に上昇し、上部部屋60bへ出て上
部部屋60bを満たして吐出口29bから流出する。さ
らに、上部部屋60bはイオン交換樹脂31層全体に再
生用食塩水が均一に流れるよう、塩水を一時的に溜めて
おくためにも必要である。
去手段28の詳細を示す。(a)はイオン除去手段28
の全体斜視図、(b)はその縦断面図である。イオン除
去手段28は円筒容器60と蓋61で構成される。円筒
容器60は、5つの部屋に分けられる。上から塩投入部
屋60a、塩投入部屋60aと塩粒流出防止フィルタ6
0gで隔てられた塩水部屋60k、吐出口29bが設け
られた上部部屋60b、入水口29aと吐出口29bの
間の上下面がメッシュフィルタ29dで区切られた樹脂
部屋29e、入水口29aが設けられた下部部屋60c
である。入水口29aと吐出口29bの間(上部部屋6
0bと下部部屋60cの間)の樹脂部屋29eにはナト
リウム型強酸性陽イオン交換樹脂31(以下、イオン交
換樹脂と呼ぶ)が充填されている。上記イオン交換樹脂
31は、一般に広く用いられているビーズ状のもののほ
か、繊維状にしたものであってもよい。メッシュフィル
タ29dは、樹脂部屋29e内への異物の進入や、イオ
ン交換樹脂31が樹脂部屋29eから流出するのを防止
する。また、イオン交換樹脂31の上部及び下部に上部
部屋60bと下部部屋60cを設けるのは、イオン交換
樹脂31層の一部にのみ水が通るのを防止して、イオン
交換樹脂層全体に均一に水を流し、効率よく金属イオン
を吸着するためである。水は入水口29aから下部部屋
60cに入り、下部部屋60cを満たした後イオン交換
樹脂31層内を均一に上昇し、上部部屋60bへ出て上
部部屋60bを満たして吐出口29bから流出する。さ
らに、上部部屋60bはイオン交換樹脂31層全体に再
生用食塩水が均一に流れるよう、塩水を一時的に溜めて
おくためにも必要である。
【0014】塩投入部屋60a内には、予め使用者によ
り塩62が投入されている。投入されている塩の量は、
約150gである。これは、後で述べるイオン交換樹脂
31の再生処理1回当たりに必要な塩量20gの7回分
に相当し、使用者は一週間に一度塩62を投入する必要
がある。塩投入部屋60aと塩水部屋60kの間には塩
投入部屋60kの内径とほぼ等しい直径の塩粒流出防止
フィルタ60gが配され、塩粒が塩水部屋60kに流出
するのを防止する。これにより、塩粒流出フィルタ60
gの面積を大きくでき、塩水がフィルタの全面を通り塩
水部屋60kに流下するため、塩水の流量を確保するこ
とができる。塩投入部屋60aには、塩注水口60hか
らの塩注水管60iが開口している。塩水部屋60kと
上部部屋60bは隔壁60dで分けられ、隔壁60dに
は塩水が通過する孔60eが設けられている。この孔6
0eの下、上部部屋60b側には逆止弁60fが設けら
れており、洗濯槽5への給水時に逆止弁60fが孔60
eを塞ぎ、上部部屋60bから塩水部屋60kへ水が流
入するのを防止する。下部部屋60cの底面には塩水排
出口29cが後部収納箱17bの底面を貫通して設けら
れており、塩水排出口29cに接続された塩水排出パイ
プ64は図2に示すように外槽4に接続され、塩水を外
槽内に排出するようになっている。蓋61の内円周には
凹溝61aが設けてあり、上面には空気孔61bが開け
られている。円筒容器60の上部外円周には凸部61j
があり、蓋61は円筒容器60の凸部60jに凹溝61
aが嵌合する形で固定される。蓋61は後部収納箱17
bの上面より突出するようにしてあり、蓋61の開閉を
容易に行えるようになっている。また、蓋61はアクリ
ル樹脂のような透明な部材とし、後述する洗濯毎のイオ
ン交換樹脂の再生処理で消費される塩の残量を容易に確
認できるようにしてある。
り塩62が投入されている。投入されている塩の量は、
約150gである。これは、後で述べるイオン交換樹脂
31の再生処理1回当たりに必要な塩量20gの7回分
に相当し、使用者は一週間に一度塩62を投入する必要
がある。塩投入部屋60aと塩水部屋60kの間には塩
投入部屋60kの内径とほぼ等しい直径の塩粒流出防止
フィルタ60gが配され、塩粒が塩水部屋60kに流出
するのを防止する。これにより、塩粒流出フィルタ60
gの面積を大きくでき、塩水がフィルタの全面を通り塩
水部屋60kに流下するため、塩水の流量を確保するこ
とができる。塩投入部屋60aには、塩注水口60hか
らの塩注水管60iが開口している。塩水部屋60kと
上部部屋60bは隔壁60dで分けられ、隔壁60dに
は塩水が通過する孔60eが設けられている。この孔6
0eの下、上部部屋60b側には逆止弁60fが設けら
れており、洗濯槽5への給水時に逆止弁60fが孔60
eを塞ぎ、上部部屋60bから塩水部屋60kへ水が流
入するのを防止する。下部部屋60cの底面には塩水排
出口29cが後部収納箱17bの底面を貫通して設けら
れており、塩水排出口29cに接続された塩水排出パイ
プ64は図2に示すように外槽4に接続され、塩水を外
槽内に排出するようになっている。蓋61の内円周には
凹溝61aが設けてあり、上面には空気孔61bが開け
られている。円筒容器60の上部外円周には凸部61j
があり、蓋61は円筒容器60の凸部60jに凹溝61
aが嵌合する形で固定される。蓋61は後部収納箱17
bの上面より突出するようにしてあり、蓋61の開閉を
容易に行えるようになっている。また、蓋61はアクリ
ル樹脂のような透明な部材とし、後述する洗濯毎のイオ
ン交換樹脂の再生処理で消費される塩の残量を容易に確
認できるようにしてある。
【0015】水道栓からのホースは水道栓口26に接続
される。水道水は給水電磁弁27開閉により円筒容器6
0の入水口29aに導かれ、下部部屋60cを満たして
からイオン交換樹脂31を充填した部屋29eを上昇し
ながら通過する。水道水はここで軟水化つまりカルシウ
ム、マグネシウムイオンが除去されて上部部屋60bを
満たし吐出口29bから流出する。そして部屋A47か
ら傾斜流路46に流下して外槽4(洗濯槽5)に給水さ
れる。風呂からの水は風呂水給水口45aに接続される
ホースで汲み出される。風呂水は、まず水道栓口26か
らの水道水を給水電磁弁27を開きイオン除去手段2
8、部屋A47を通して、その一部を呼び水口45bか
ら風呂水吸水ポンプ45に呼び水する。その後ポンプモ
ータを回転させて風呂水を風呂水給水口45aから自吸
し、吐出口45cから部屋B48を介して傾斜流路46
に導き、ここから洗濯槽5に給水する。
される。水道水は給水電磁弁27開閉により円筒容器6
0の入水口29aに導かれ、下部部屋60cを満たして
からイオン交換樹脂31を充填した部屋29eを上昇し
ながら通過する。水道水はここで軟水化つまりカルシウ
ム、マグネシウムイオンが除去されて上部部屋60bを
満たし吐出口29bから流出する。そして部屋A47か
ら傾斜流路46に流下して外槽4(洗濯槽5)に給水さ
れる。風呂からの水は風呂水給水口45aに接続される
ホースで汲み出される。風呂水は、まず水道栓口26か
らの水道水を給水電磁弁27を開きイオン除去手段2
8、部屋A47を通して、その一部を呼び水口45bか
ら風呂水吸水ポンプ45に呼び水する。その後ポンプモ
ータを回転させて風呂水を風呂水給水口45aから自吸
し、吐出口45cから部屋B48を介して傾斜流路46
に導き、ここから洗濯槽5に給水する。
【0016】円筒容器60で構成されるイオン除去手段
28を水道栓口26が設置される後部収納箱17bに設
置するのは、給水配管長を短くでき、流路損失が削減し
て、流量すなわち給水時間を短縮できるからである。給
水ではイオン交換樹脂31が充填される部屋29eを水
道水が通過するのでこの樹脂充填の圧力損失が大きい。
この損失を少しでもカバーするため水道栓口から円筒容
器60に至る配管長は100mm以下が望ましい。従来
洗濯機の洗濯給水流量は、水道水圧力にもよるが10か
ら15リットル/分であり、これに近い流量を本実施例
で得るためには上述の配慮が必要になる。
28を水道栓口26が設置される後部収納箱17bに設
置するのは、給水配管長を短くでき、流路損失が削減し
て、流量すなわち給水時間を短縮できるからである。給
水ではイオン交換樹脂31が充填される部屋29eを水
道水が通過するのでこの樹脂充填の圧力損失が大きい。
この損失を少しでもカバーするため水道栓口から円筒容
器60に至る配管長は100mm以下が望ましい。従来
洗濯機の洗濯給水流量は、水道水圧力にもよるが10か
ら15リットル/分であり、これに近い流量を本実施例
で得るためには上述の配慮が必要になる。
【0017】図6(a)はマイクロコンピュータ50を
中心に構成される洗濯機制御部のブロック図である。マ
イクロコンピュータ50は、操作ボタン入力回路51や
水位センサ11とも接続され使用者のボタン操作、洗濯
槽内の洗濯水水位の情報信号を受ける。マイクロコンピ
ュータ50からの出力は、駆動回路52に接続され、風
呂水ポンプ45、給水電磁弁27、排水弁13等に商用
電源を供給して、これらの開閉あるいは回転を制御す
る。また使用者に洗濯機の動作を知らせるため、ブザー
23や表示器21などの報知手段にも接続される。電源
回路53は商用電源を整流平滑してマイクロコンピュー
タ50に必要な直流電源を作る。54は点灯して軟水処
理を表示する発光ダイオードである。発光ダイオード5
4は前部操作箱17cに装着され、イオン交換樹脂への
通水時に点灯して、軟水化処理中であることを軟水化表
示24で使用者に知らせる。また55は、点灯して塩投
入を表示する発光ダイオードである。発光ダイオード5
5は前部操作箱17cに装着され、イオン除去手段への
塩投入が必要な時に点灯して、塩投入を塩投入表示25
で使用者に知らせる。
中心に構成される洗濯機制御部のブロック図である。マ
イクロコンピュータ50は、操作ボタン入力回路51や
水位センサ11とも接続され使用者のボタン操作、洗濯
槽内の洗濯水水位の情報信号を受ける。マイクロコンピ
ュータ50からの出力は、駆動回路52に接続され、風
呂水ポンプ45、給水電磁弁27、排水弁13等に商用
電源を供給して、これらの開閉あるいは回転を制御す
る。また使用者に洗濯機の動作を知らせるため、ブザー
23や表示器21などの報知手段にも接続される。電源
回路53は商用電源を整流平滑してマイクロコンピュー
タ50に必要な直流電源を作る。54は点灯して軟水処
理を表示する発光ダイオードである。発光ダイオード5
4は前部操作箱17cに装着され、イオン交換樹脂への
通水時に点灯して、軟水化処理中であることを軟水化表
示24で使用者に知らせる。また55は、点灯して塩投
入を表示する発光ダイオードである。発光ダイオード5
5は前部操作箱17cに装着され、イオン除去手段への
塩投入が必要な時に点灯して、塩投入を塩投入表示25
で使用者に知らせる。
【0018】コンバータ回路71は商用電源を整流平滑
して直流電源を作成し、インバータ回路72はこの直流
電源から3相交流電源を作成し、三相誘導電動機7に3
相交流を供給する。インバータ回路72はIGBTモジ
ュール73とPWM信号回路74とからなり、IGBT
のゲート端子にPWM信号を印加して直流電源をチョッ
ピングして三相誘導電動機7の各UVW巻き線に3相交
流電流を供給する。またPWM信号回路74はマイクロ
コンピュータ50に接続され、マイクロコンピュータか
らの指示で三相誘導電動機に供給する三相交流の周波数
および電圧あるい各UVW相の位相関係を決定するPW
M信号を作成する。図6(b)にインバータ回路72周
辺の詳細を示す。UVW相がこの順に120度の位相関
係であれば、三相誘導電動機7は時計方向に回転し、た
とえば先述とUV相を逆にする位相関係では半時計方向
に逆転する。
して直流電源を作成し、インバータ回路72はこの直流
電源から3相交流電源を作成し、三相誘導電動機7に3
相交流を供給する。インバータ回路72はIGBTモジ
ュール73とPWM信号回路74とからなり、IGBT
のゲート端子にPWM信号を印加して直流電源をチョッ
ピングして三相誘導電動機7の各UVW巻き線に3相交
流電流を供給する。またPWM信号回路74はマイクロ
コンピュータ50に接続され、マイクロコンピュータか
らの指示で三相誘導電動機に供給する三相交流の周波数
および電圧あるい各UVW相の位相関係を決定するPW
M信号を作成する。図6(b)にインバータ回路72周
辺の詳細を示す。UVW相がこの順に120度の位相関
係であれば、三相誘導電動機7は時計方向に回転し、た
とえば先述とUV相を逆にする位相関係では半時計方向
に逆転する。
【0019】次に本実施例によるイオン除去手段28の
動作を説明する。
動作を説明する。
【0020】まず、洗濯水に含まれるカルシウム、マグ
ネシウム等の陽イオンと洗浄効果との関係について説明
する。
ネシウム等の陽イオンと洗浄効果との関係について説明
する。
【0021】洗濯機で洗濯に使用される洗濯用水は、水
道水に代表される水源からホース等で直接洗濯機に供給
され、使用者の操作で洗濯機内の洗濯槽に給水されて、
衣類の洗濯に用いられている。
道水に代表される水源からホース等で直接洗濯機に供給
され、使用者の操作で洗濯機内の洗濯槽に給水されて、
衣類の洗濯に用いられている。
【0022】しかし、例えば水道水中には雑菌の殺菌を
目的とした次亜塩素酸イオン等の陰イオン、水源に含ま
れるカルシウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン
等の陽イオンが含まれている。これらのイオンは、洗濯
に対し洗浄力の低下や衣類の着色など種々の悪影響を及
ぼす。
目的とした次亜塩素酸イオン等の陰イオン、水源に含ま
れるカルシウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン
等の陽イオンが含まれている。これらのイオンは、洗濯
に対し洗浄力の低下や衣類の着色など種々の悪影響を及
ぼす。
【0023】洗剤の洗浄力に大きな影響を及ぼすのは、
硬度成分としてのカルシウムイオン、マグネシウムイオ
ンという2価の陽イオンである。これらは洗剤中の界面
活性剤と反応して水不溶性の金属石けんを生成するた
め、洗浄に寄与する界面活性剤の量が減少し、洗浄力を
低下させる。また生成した金属石けんは水不溶性であ
り、すすぎが不十分な場合は衣類に残留して、白い斑点
となって見えたり、黄ばみや異臭の原因となる。さらに
洗濯槽の外壁等に付着堆積した場合には、そこにカビ等
が繁殖する場合もある。
硬度成分としてのカルシウムイオン、マグネシウムイオ
ンという2価の陽イオンである。これらは洗剤中の界面
活性剤と反応して水不溶性の金属石けんを生成するた
め、洗浄に寄与する界面活性剤の量が減少し、洗浄力を
低下させる。また生成した金属石けんは水不溶性であ
り、すすぎが不十分な場合は衣類に残留して、白い斑点
となって見えたり、黄ばみや異臭の原因となる。さらに
洗濯槽の外壁等に付着堆積した場合には、そこにカビ等
が繁殖する場合もある。
【0024】これらの悪影響は、特に石けんの場合に顕
著であり、硬度の高い地域では石けんの使用は困難であ
った。一方、最も多くの家庭で用いられている合成洗剤
では、硬度の影響を小さくするために、ビルダーの一つ
としてゼオライトが配合されている。ゼオライトは、け
い酸とアルミナを主成分とした水に不溶性の白色の微粒
子であり、水中のカルシウム、マグネシウムなどの多価
陽イオンを吸着し、水を軟水化する効果がある。
著であり、硬度の高い地域では石けんの使用は困難であ
った。一方、最も多くの家庭で用いられている合成洗剤
では、硬度の影響を小さくするために、ビルダーの一つ
としてゼオライトが配合されている。ゼオライトは、け
い酸とアルミナを主成分とした水に不溶性の白色の微粒
子であり、水中のカルシウム、マグネシウムなどの多価
陽イオンを吸着し、水を軟水化する効果がある。
【0025】水中にカルシウムイオン、マグネシウムイ
オンが含まれている場合、これにゼオライト配合洗剤を
投入すると、これらイオンを除去するが、それと同時に
これらイオンは洗剤の界面活性剤とも反応するため、金
属石けんの生成を完全に防ぐことはできない。このため
ゼオライト混入の効果は薄められることになる。本来な
らば洗濯用水からこれらイオンを除去した後の水に洗剤
を溶かして洗濯に用いる方が好ましい。さらにビルダー
として水不溶性のゼオライトを洗剤に多量に混入する
と、洗濯後の衣類にゼオライト粒子が付着して仕上がり
を悪化させる問題もある。
オンが含まれている場合、これにゼオライト配合洗剤を
投入すると、これらイオンを除去するが、それと同時に
これらイオンは洗剤の界面活性剤とも反応するため、金
属石けんの生成を完全に防ぐことはできない。このため
ゼオライト混入の効果は薄められることになる。本来な
らば洗濯用水からこれらイオンを除去した後の水に洗剤
を溶かして洗濯に用いる方が好ましい。さらにビルダー
として水不溶性のゼオライトを洗剤に多量に混入する
と、洗濯後の衣類にゼオライト粒子が付着して仕上がり
を悪化させる問題もある。
【0026】供給される洗濯用水からイオンを除去した
後に、洗剤の投入されている洗濯槽に給水して洗濯を行
う洗濯機としては、特開平4−20395号公報に記載
されたものが知られている。この洗濯機では、衣類の洗
濯を行う洗濯槽と、この洗濯槽内に給水する給水手段と
を備えており、この給水手段の給水経路途中にイオン除
去手段を設けている。またこのイオン除去手段として、
イオン交換樹脂や活性炭を用いることが開示されてい
る。さらにこの洗濯機では、陰イオンを除去するための
活性炭の吸着能力の限界に着目し、イオン除去手段と並
列な給水経路を用意し、選択的に用いて寿命を延ばすこ
とが開示されている。
後に、洗剤の投入されている洗濯槽に給水して洗濯を行
う洗濯機としては、特開平4−20395号公報に記載
されたものが知られている。この洗濯機では、衣類の洗
濯を行う洗濯槽と、この洗濯槽内に給水する給水手段と
を備えており、この給水手段の給水経路途中にイオン除
去手段を設けている。またこのイオン除去手段として、
イオン交換樹脂や活性炭を用いることが開示されてい
る。さらにこの洗濯機では、陰イオンを除去するための
活性炭の吸着能力の限界に着目し、イオン除去手段と並
列な給水経路を用意し、選択的に用いて寿命を延ばすこ
とが開示されている。
【0027】しかし特開平4−20395号公報に記載
のイオン除去手段では、洗濯用水の給水に必要な流量、
イオン交換樹脂の量、粒径、またはイオンの除去効率に
ついて配慮されていない。すなわち、流量を確保しよう
とすれば多量のイオン交換樹脂が必要になり、イオン除
去手段を洗濯機内部に収納あるいはコンパクトに構成す
ることが難しくなる。一方、イオン交換樹脂量を少なく
してイオン交換手段のコンパクト化を図れば、通常必要
とされる毎分10〜15Lの流量を得ることは困難であ
る。また、イオン交換手段を洗濯機内部に収納するた
め、イオン交換手段を洗濯機下方に配置しようとすれ
ば、イオン交換手段前後に長い給水路を設ける必要があ
り、この給水路での圧力損失が増大し、流量の確保がさ
らに難しくなる。またイオン交換樹脂は一定量のイオン
を吸着した後にはその除去効果がなくなるため、一定量
の洗濯用水を処理した後、再生する必要があるが、必要
な流量を確保しかつ洗濯機内部に構成できる限られた量
のイオン交換樹脂を再生使用することについては配慮さ
れていない。また洗濯槽内の衣類に与える機械力を高め
る手段についても配慮されていない。
のイオン除去手段では、洗濯用水の給水に必要な流量、
イオン交換樹脂の量、粒径、またはイオンの除去効率に
ついて配慮されていない。すなわち、流量を確保しよう
とすれば多量のイオン交換樹脂が必要になり、イオン除
去手段を洗濯機内部に収納あるいはコンパクトに構成す
ることが難しくなる。一方、イオン交換樹脂量を少なく
してイオン交換手段のコンパクト化を図れば、通常必要
とされる毎分10〜15Lの流量を得ることは困難であ
る。また、イオン交換手段を洗濯機内部に収納するた
め、イオン交換手段を洗濯機下方に配置しようとすれ
ば、イオン交換手段前後に長い給水路を設ける必要があ
り、この給水路での圧力損失が増大し、流量の確保がさ
らに難しくなる。またイオン交換樹脂は一定量のイオン
を吸着した後にはその除去効果がなくなるため、一定量
の洗濯用水を処理した後、再生する必要があるが、必要
な流量を確保しかつ洗濯機内部に構成できる限られた量
のイオン交換樹脂を再生使用することについては配慮さ
れていない。また洗濯槽内の衣類に与える機械力を高め
る手段についても配慮されていない。
【0028】ところで、本実施例では、使用者が洗濯物
を洗濯槽5に入れ、電源スイッチ19を押し、標準洗濯
ボタン80あるいは高洗浄洗濯ボタン81を操作する
と、マイクロコンピュータ50は布量センサにより洗濯
物の量を測定し、測定結果に応じた水量、洗剤量を表示
器21に表示し、使用者に知らせる。使用者は、表示を
参考に適量の洗剤を洗濯槽5に投入する。その後、マイ
クロコンピュータ50は給水電磁弁27を開とする。水
道水は水道栓口26から給水電磁弁27を通過して入水
口29aから円筒容器60の下部部屋60cに流入す
る。流入した水道水は下部部屋60cを満たした後、そ
の圧力で部屋29eを上昇し、部屋29eにメッシュフ
ィルタ29dで挟まれて充填されるナトリウム型強酸性
陽イオン交換樹脂31の間を通過して、上部部屋60b
に流出する。そして上部部屋60bを満たして吐出口2
9bから流れ出し、部屋A47、傾斜路46を通り外槽
4(洗濯槽5)内に溜まる。また、下部部屋60cへ流
入した水道水の一部は、イオン交換樹脂31を通らずに
塩水排出口29cに接続された塩水排水パイプ64を通
り外槽4内に流入する。塩水排出口29cの内径を2m
mとすれば、給水流量15/分の時塩水排出パイプ64
を通る流量は約0.5L/分となる。この量は、給水量
の3%程度であり影響は少ない。塩水排出口29cの内
径をさらに小さくすれば、より影響は少なくできるが、
毛管現象のために再生用の塩水が排出しにくくなるた
め、上記2mm程度が最適である。コストやスペースの
問題がなければ、塩水排出パイプ64の途中にバルブを
設け、給水中にこのバルブを閉じるように構成した方が
よいことはもちろんである。
を洗濯槽5に入れ、電源スイッチ19を押し、標準洗濯
ボタン80あるいは高洗浄洗濯ボタン81を操作する
と、マイクロコンピュータ50は布量センサにより洗濯
物の量を測定し、測定結果に応じた水量、洗剤量を表示
器21に表示し、使用者に知らせる。使用者は、表示を
参考に適量の洗剤を洗濯槽5に投入する。その後、マイ
クロコンピュータ50は給水電磁弁27を開とする。水
道水は水道栓口26から給水電磁弁27を通過して入水
口29aから円筒容器60の下部部屋60cに流入す
る。流入した水道水は下部部屋60cを満たした後、そ
の圧力で部屋29eを上昇し、部屋29eにメッシュフ
ィルタ29dで挟まれて充填されるナトリウム型強酸性
陽イオン交換樹脂31の間を通過して、上部部屋60b
に流出する。そして上部部屋60bを満たして吐出口2
9bから流れ出し、部屋A47、傾斜路46を通り外槽
4(洗濯槽5)内に溜まる。また、下部部屋60cへ流
入した水道水の一部は、イオン交換樹脂31を通らずに
塩水排出口29cに接続された塩水排水パイプ64を通
り外槽4内に流入する。塩水排出口29cの内径を2m
mとすれば、給水流量15/分の時塩水排出パイプ64
を通る流量は約0.5L/分となる。この量は、給水量
の3%程度であり影響は少ない。塩水排出口29cの内
径をさらに小さくすれば、より影響は少なくできるが、
毛管現象のために再生用の塩水が排出しにくくなるた
め、上記2mm程度が最適である。コストやスペースの
問題がなければ、塩水排出パイプ64の途中にバルブを
設け、給水中にこのバルブを閉じるように構成した方が
よいことはもちろんである。
【0029】水道水はイオン交換樹脂31を通過する間
にイオン交換作用で中に含まれるカルシウムイオン、マ
グネシウムイオンが除去される。この洗い給水中には発
光ダイオード54が点灯し軟水化表示24あるいはブザ
ー23を用いてイオン除去中の表示あるいは報知が行わ
れる。給水中は、イオン交換手段28の上部部屋60b
は水道水で満たされ、この圧力のために逆止弁60fの
ボールが上昇し孔60eを塞いでいる。このため、給水
中に水道水が塩水部屋60kへ侵入することはない。給
水時以外は、上部部屋60bは大気圧となるため、逆止
弁60fのボールは自重で落ち、孔60eは開いた状態
となる。
にイオン交換作用で中に含まれるカルシウムイオン、マ
グネシウムイオンが除去される。この洗い給水中には発
光ダイオード54が点灯し軟水化表示24あるいはブザ
ー23を用いてイオン除去中の表示あるいは報知が行わ
れる。給水中は、イオン交換手段28の上部部屋60b
は水道水で満たされ、この圧力のために逆止弁60fの
ボールが上昇し孔60eを塞いでいる。このため、給水
中に水道水が塩水部屋60kへ侵入することはない。給
水時以外は、上部部屋60bは大気圧となるため、逆止
弁60fのボールは自重で落ち、孔60eは開いた状態
となる。
【0030】以下高洗浄洗濯ボタン81が押されて汚れ
のひどい洗濯物を洗濯する場合を説明する。水位センサ
11で規定量の洗濯水が外槽4内に給水されたこと知っ
たマイクロコンピュータ50は、給水電磁弁27を閉じ
て給水を停止させる。そして回転翼6を正逆回転させる
ために、PWM信号回路74に所定の周波数、電圧、位
相関係の三相電源を断続して三相誘導電動機7に供給す
るための情報を出力する。その結果、回転翼6が正逆回
転を開始して洗濯が始まる。このとき、高洗浄洗濯ボタ
ン81が押されて洗濯が開始されたのであれば、三相電
源の周波数は標準洗濯ボタン80が押されて洗濯を行う
場合の設定周波数より高く設定する。
のひどい洗濯物を洗濯する場合を説明する。水位センサ
11で規定量の洗濯水が外槽4内に給水されたこと知っ
たマイクロコンピュータ50は、給水電磁弁27を閉じ
て給水を停止させる。そして回転翼6を正逆回転させる
ために、PWM信号回路74に所定の周波数、電圧、位
相関係の三相電源を断続して三相誘導電動機7に供給す
るための情報を出力する。その結果、回転翼6が正逆回
転を開始して洗濯が始まる。このとき、高洗浄洗濯ボタ
ン81が押されて洗濯が開始されたのであれば、三相電
源の周波数は標準洗濯ボタン80が押されて洗濯を行う
場合の設定周波数より高く設定する。
【0031】周知のように誘導電動機の回転数は入力周
波数に比例する。つまり誘導電動機で駆動される回転翼
6の回転速度はこの周波数に比例することになる。たと
えば標準洗濯ボタン80が押された時の周波数を50H
zに設定し、回転翼回転速度が110rpmとしたら、
高洗浄洗濯ボタン81が押された時は68Hzに設定す
れば、回転翼回転速度は150rpmとなる。ただし一
般には電圧と周波数比を一定に保ってほぼ同一のトルク
回転数特性もたせるために、周波数を増加させたならば
電圧も増加させることが望ましい。
波数に比例する。つまり誘導電動機で駆動される回転翼
6の回転速度はこの周波数に比例することになる。たと
えば標準洗濯ボタン80が押された時の周波数を50H
zに設定し、回転翼回転速度が110rpmとしたら、
高洗浄洗濯ボタン81が押された時は68Hzに設定す
れば、回転翼回転速度は150rpmとなる。ただし一
般には電圧と周波数比を一定に保ってほぼ同一のトルク
回転数特性もたせるために、周波数を増加させたならば
電圧も増加させることが望ましい。
【0032】洗濯槽5内に給水された洗濯水はカルシウ
ム、マグネシウム等の陽イオンを含まないため、投入さ
れた洗剤中の界面活性剤と反応して不溶性の金属石けん
を生成したり、洗浄に寄与する界面活性剤量を減少させ
洗浄力を低下させることはない。給水終了後、イオン交
換手段28内に残った水は、塩水排出口29cに接続さ
れた塩水排出パイプ64からゆっくりと外槽4に排出さ
れる。
ム、マグネシウム等の陽イオンを含まないため、投入さ
れた洗剤中の界面活性剤と反応して不溶性の金属石けん
を生成したり、洗浄に寄与する界面活性剤量を減少させ
洗浄力を低下させることはない。給水終了後、イオン交
換手段28内に残った水は、塩水排出口29cに接続さ
れた塩水排出パイプ64からゆっくりと外槽4に排出さ
れる。
【0033】以上の結果、洗濯時では洗濯槽内の洗濯用
水中で界面活性剤の化学力が増加した状態となる。また
回転翼の回転速度は標準洗濯の110rpmから150
rpmへと増加した状態に設定される。そして洗剤が溶
解した洗濯用水中で洗濯物を攪拌して洗浄を行う。この
化学力増と回転速度増に伴う機械力増の相乗効果で後述
する高い洗浄力が得られる。
水中で界面活性剤の化学力が増加した状態となる。また
回転翼の回転速度は標準洗濯の110rpmから150
rpmへと増加した状態に設定される。そして洗剤が溶
解した洗濯用水中で洗濯物を攪拌して洗浄を行う。この
化学力増と回転速度増に伴う機械力増の相乗効果で後述
する高い洗浄力が得られる。
【0034】ナトリウム型強酸性陽イオン交換樹脂31
は周知のように架橋した三次元の高分子基体に、スルホ
ン酸基のようなイオン交換基を化学結合で結合させた合
成樹脂である。カルシウム、マグネシウム等の2価の陽
イオンを含んだ水道水が陽イオン交換樹脂間を流れる
と、陽イオン交換樹脂のイオン交換基であるスルホン酸
基と水道水中の陽イオンがイオン交換され、結果水道水
中の陽イオンが除去される。化1、化2にナトリウム型
強酸性イオン交換樹脂のイオン交換反応式を示す。
は周知のように架橋した三次元の高分子基体に、スルホ
ン酸基のようなイオン交換基を化学結合で結合させた合
成樹脂である。カルシウム、マグネシウム等の2価の陽
イオンを含んだ水道水が陽イオン交換樹脂間を流れる
と、陽イオン交換樹脂のイオン交換基であるスルホン酸
基と水道水中の陽イオンがイオン交換され、結果水道水
中の陽イオンが除去される。化1、化2にナトリウム型
強酸性イオン交換樹脂のイオン交換反応式を示す。
【0035】
【化1】
【0036】
【化2】
【0037】ここで、Rはイオン交換樹脂の高分子基体
である。ナトリウム型イオン交換樹脂は−SO3の陰イ
オンを固定イオン、Naの陽イオンを対イオンとするも
ので、イオンの選択性を利用して水中に含まれるカルシ
ウム、マグネシウム等の多価陽イオンを除去する。イオ
ン選択性は低濃度、常温下では強酸性陽イオン交換樹脂
の場合、価数の高いイオン程大きく、同一価数では原子
番号の大きいもの程大きい。天然水中に含まれるイオン
では、化3の順である。
である。ナトリウム型イオン交換樹脂は−SO3の陰イ
オンを固定イオン、Naの陽イオンを対イオンとするも
ので、イオンの選択性を利用して水中に含まれるカルシ
ウム、マグネシウム等の多価陽イオンを除去する。イオ
ン選択性は低濃度、常温下では強酸性陽イオン交換樹脂
の場合、価数の高いイオン程大きく、同一価数では原子
番号の大きいもの程大きい。天然水中に含まれるイオン
では、化3の順である。
【0038】
【化3】
【0039】イオン交換樹脂を通過する水中のカルシウ
ム、マグネシウムイオンは化1、化2の左辺から右辺へ
の反応で樹脂に吸着して除去される。逆にカルシウム、
マグネシウムイオンを吸着した樹脂に高濃度塩水を流す
と化1、化2の右辺から左辺への反応でカルシウム、マ
グネシウムイオンが脱着し、樹脂が元の状態に戻り再生
される。
ム、マグネシウムイオンは化1、化2の左辺から右辺へ
の反応で樹脂に吸着して除去される。逆にカルシウム、
マグネシウムイオンを吸着した樹脂に高濃度塩水を流す
と化1、化2の右辺から左辺への反応でカルシウム、マ
グネシウムイオンが脱着し、樹脂が元の状態に戻り再生
される。
【0040】実験室等で使用する市販小型軟水化装置
は、イオン交換樹脂量が1〜2Lで処理流量が毎時10
L(毎分0.16L)程度の能力ものが一般的である。
前述したように家庭用洗濯機においては、給水時間を短
縮するために直接水道栓から毎分10L以上の流量で洗
濯槽に給水している。このため上記のような市販小型軟
水化装置の処理流量では給水時間が長くなりすぎるた
め、洗濯以外の時間を利用してバッチ処理したものを一
旦貯水槽に溜めた後に利用せざるを得ない。またイオン
樹脂量1〜2Lは、家庭用洗濯機に搭載(内蔵)するの
には容積が大きすぎる。つまり家庭用洗濯機では上述の
イオン交換樹脂の処理流量、樹脂量の問題を解決する必
要がある。
は、イオン交換樹脂量が1〜2Lで処理流量が毎時10
L(毎分0.16L)程度の能力ものが一般的である。
前述したように家庭用洗濯機においては、給水時間を短
縮するために直接水道栓から毎分10L以上の流量で洗
濯槽に給水している。このため上記のような市販小型軟
水化装置の処理流量では給水時間が長くなりすぎるた
め、洗濯以外の時間を利用してバッチ処理したものを一
旦貯水槽に溜めた後に利用せざるを得ない。またイオン
樹脂量1〜2Lは、家庭用洗濯機に搭載(内蔵)するの
には容積が大きすぎる。つまり家庭用洗濯機では上述の
イオン交換樹脂の処理流量、樹脂量の問題を解決する必
要がある。
【0041】過去に実施された水道統計によれば、調査
した件数のうち、全硬度40ppm以下の件数が全体の
半数であり、100ppmを超える件数が15%もあっ
た。相加平均では54.5ppmである。
した件数のうち、全硬度40ppm以下の件数が全体の
半数であり、100ppmを超える件数が15%もあっ
た。相加平均では54.5ppmである。
【0042】図7に、全国の浄水の硬度分布(日本水道
協会発行の平成6年度水道統計より)と、コンパクトタ
イプのゼオライト入り市販合成洗剤を使用した場合の洗
浄率と硬度の関係を洗剤濃度をパラメータにして示す。
硬度分布は、各浄水場の1日当たりの浄水量を考慮した
ものであり、例えば、全浄水量の約20%は40〜50
ppmの間にあることが分かる。各浄水場の浄水量と家
庭の数が比例するとすると、全家庭の約20%は40〜
50ppmの水道水を使用していることになる。全国の
平均硬度は、52.9ppmであり、全体の98%は1
00ppm以下である。洗浄率については、洗剤メーカ
の指定洗剤量である洗剤濃度0.067wt%(重量
%)では平均硬度52.9ppmを半減することで洗浄
率を約50%も増加させることが可能である。また硬度
100ppmではこれを半減することで、洗剤量を2倍
(濃度0.133wt%)にした時と同等の洗浄率が得
られる。つまり洗剤量(濃度)を標準の2倍にした時の
洗浄率が硬度を下げることで標準洗剤量で得られる。こ
のように硬度成分であるカルシウムイオン、マグネシウ
ムイオンを除去することで洗濯機の洗浄力を大きく改善
することができる。また水道水をそのまま使った場合と
同等の洗浄率でよいとするならば、軟水化により洗剤使
用量を削減することができる。さらに、硬度が40pp
m以上の地域では洗剤量を必要以上に使用する必要がな
く、環境への影響も少なくなる。
協会発行の平成6年度水道統計より)と、コンパクトタ
イプのゼオライト入り市販合成洗剤を使用した場合の洗
浄率と硬度の関係を洗剤濃度をパラメータにして示す。
硬度分布は、各浄水場の1日当たりの浄水量を考慮した
ものであり、例えば、全浄水量の約20%は40〜50
ppmの間にあることが分かる。各浄水場の浄水量と家
庭の数が比例するとすると、全家庭の約20%は40〜
50ppmの水道水を使用していることになる。全国の
平均硬度は、52.9ppmであり、全体の98%は1
00ppm以下である。洗浄率については、洗剤メーカ
の指定洗剤量である洗剤濃度0.067wt%(重量
%)では平均硬度52.9ppmを半減することで洗浄
率を約50%も増加させることが可能である。また硬度
100ppmではこれを半減することで、洗剤量を2倍
(濃度0.133wt%)にした時と同等の洗浄率が得
られる。つまり洗剤量(濃度)を標準の2倍にした時の
洗浄率が硬度を下げることで標準洗剤量で得られる。こ
のように硬度成分であるカルシウムイオン、マグネシウ
ムイオンを除去することで洗濯機の洗浄力を大きく改善
することができる。また水道水をそのまま使った場合と
同等の洗浄率でよいとするならば、軟水化により洗剤使
用量を削減することができる。さらに、硬度が40pp
m以上の地域では洗剤量を必要以上に使用する必要がな
く、環境への影響も少なくなる。
【0043】図7に示すように硬度が40ppm以下で
は洗浄率がほぼ一定で、これ以上の硬度では洗浄率が低
下する。硬度40ppm以下では合成洗剤に含まれるゼ
オライトが硬度成分をほぼ全部吸着し界面活性剤が十分
に作用するため洗浄率がほぼ一定になり、これ以上の硬
度ではゼオライト量が不足し一部の界面活性剤が硬度成
分と反応し金属石けんを生成し、その分界面活性剤量が
減少するため洗浄率が低下するのである。従って、ゼオ
ライト入りの合成洗剤を洗濯に使用する場合には、この
40ppm程度まで洗濯水から硬度成分のカルシウムイ
オン、マグネシウムイオンを除去することが望ましい。
一方、石けんでは図7とは異なり、硬度の増加とともに
洗浄率が低下するため、できるだけ硬度成分を除去する
のが好ましい。
は洗浄率がほぼ一定で、これ以上の硬度では洗浄率が低
下する。硬度40ppm以下では合成洗剤に含まれるゼ
オライトが硬度成分をほぼ全部吸着し界面活性剤が十分
に作用するため洗浄率がほぼ一定になり、これ以上の硬
度ではゼオライト量が不足し一部の界面活性剤が硬度成
分と反応し金属石けんを生成し、その分界面活性剤量が
減少するため洗浄率が低下するのである。従って、ゼオ
ライト入りの合成洗剤を洗濯に使用する場合には、この
40ppm程度まで洗濯水から硬度成分のカルシウムイ
オン、マグネシウムイオンを除去することが望ましい。
一方、石けんでは図7とは異なり、硬度の増加とともに
洗浄率が低下するため、できるだけ硬度成分を除去する
のが好ましい。
【0044】イオン交換樹脂のイオン交換性能は、イオ
ン交換容量、イオン交換速度などで決定される。洗濯機
でイオン交換樹脂を使用する場合、上述のように、処理
流量は毎分10〜15L、樹脂量は洗濯機に搭載可能な
ようできるだけ少ないことが求められる。このために
は、イオン交換速度を極力大きくして処理流量を確保
し、イオン交換容量を大きくして樹脂量を少なくすれば
よい。イオン交換容量、イオン交換速度はイオン交換樹
脂の架橋度、樹脂の構造(ゲル型、多孔性)や樹脂径な
どにより変化する。しかし、架橋度が高い方がイオン交
換容量は増加するが、イオン交換速度が低下し、多孔性
にするとゲル型よりイオン交換速度は上昇するが、イオ
ン交換容量が減少する。このように、イオン交換樹脂の
架橋度や構造で両方の性能を同時に向上させることは困
難である。
ン交換容量、イオン交換速度などで決定される。洗濯機
でイオン交換樹脂を使用する場合、上述のように、処理
流量は毎分10〜15L、樹脂量は洗濯機に搭載可能な
ようできるだけ少ないことが求められる。このために
は、イオン交換速度を極力大きくして処理流量を確保
し、イオン交換容量を大きくして樹脂量を少なくすれば
よい。イオン交換容量、イオン交換速度はイオン交換樹
脂の架橋度、樹脂の構造(ゲル型、多孔性)や樹脂径な
どにより変化する。しかし、架橋度が高い方がイオン交
換容量は増加するが、イオン交換速度が低下し、多孔性
にするとゲル型よりイオン交換速度は上昇するが、イオ
ン交換容量が減少する。このように、イオン交換樹脂の
架橋度や構造で両方の性能を同時に向上させることは困
難である。
【0045】図8は、硬水軟化のために最も一般的に用
いられている架橋度8%のナトリウム型強酸性イオン交
換樹脂について、通水量に対する漏洩イオン濃度の変化
を、イオン交換樹脂量と樹脂径をパラメータに実験した
結果である。原水の全硬度は100ppm、流量は15
L/分である。実験した樹脂量、樹脂径ではどの場合も
硬度成分が漏洩し、その濃度は、樹脂量、樹脂径によっ
て異なる。通水初期段階における漏洩イオン濃度は、同
一樹脂径では、樹脂量が多いほど小さく、樹脂量が同じ
場合は、樹脂径が小さい方が小さい。図9は、図8にお
ける通水初期段階の漏洩イオン濃度をイオン交換樹脂の
全表面積(計算値)に対し整理し直した結果である。図
から、漏洩イオン濃度は、イオン交換樹脂の全表面積に
ほぼ反比例しており、イオン交換速度は、イオン交換樹
脂の全表面積に比例することがわかる。イオン交換樹脂
の全表面積は、イオン交換樹脂量に比例し、イオン交換
樹脂径に反比例するので、樹脂径を小さくすることによ
り樹脂量を少なくすることができる。漏洩イオン濃度の
変化は、通水初期段階ではほぼ一定濃度であるが、通水
量が増加していくとある点から急に増加し、ついにはイ
オン交換能力を失い原水と同じ濃度となる。イオン交換
容量は、漏洩イオン濃度線と原水イオン濃度線で囲まれ
た面積(例えば樹脂量100mL、樹脂径0.1〜0.
2mmの場合、図中ABCAで囲まれた面積)で表される
が、樹脂径には関係なく、樹脂量のみに比例する。
いられている架橋度8%のナトリウム型強酸性イオン交
換樹脂について、通水量に対する漏洩イオン濃度の変化
を、イオン交換樹脂量と樹脂径をパラメータに実験した
結果である。原水の全硬度は100ppm、流量は15
L/分である。実験した樹脂量、樹脂径ではどの場合も
硬度成分が漏洩し、その濃度は、樹脂量、樹脂径によっ
て異なる。通水初期段階における漏洩イオン濃度は、同
一樹脂径では、樹脂量が多いほど小さく、樹脂量が同じ
場合は、樹脂径が小さい方が小さい。図9は、図8にお
ける通水初期段階の漏洩イオン濃度をイオン交換樹脂の
全表面積(計算値)に対し整理し直した結果である。図
から、漏洩イオン濃度は、イオン交換樹脂の全表面積に
ほぼ反比例しており、イオン交換速度は、イオン交換樹
脂の全表面積に比例することがわかる。イオン交換樹脂
の全表面積は、イオン交換樹脂量に比例し、イオン交換
樹脂径に反比例するので、樹脂径を小さくすることによ
り樹脂量を少なくすることができる。漏洩イオン濃度の
変化は、通水初期段階ではほぼ一定濃度であるが、通水
量が増加していくとある点から急に増加し、ついにはイ
オン交換能力を失い原水と同じ濃度となる。イオン交換
容量は、漏洩イオン濃度線と原水イオン濃度線で囲まれ
た面積(例えば樹脂量100mL、樹脂径0.1〜0.
2mmの場合、図中ABCAで囲まれた面積)で表される
が、樹脂径には関係なく、樹脂量のみに比例する。
【0046】図8のイオン交換樹脂のイオン交換容量
は、2.0meq/mL−R(イオン交換樹脂1mL当
たり2.0当量)であり、樹脂1mL当たりCaCO3
換算で100mgの硬度成分を除去できる。今、全硬度
100ppmの水道水を流量15L/分で流し、定格容
量9kgの全自動洗濯機の高水位1回分の水量88Lを
軟水化することを考える。軟水化は、ゼオライト入り合
成洗剤の洗浄力に影響を及ぼさない40ppmまででよ
いとすると、除去すべき硬度成分は5.28g(CaC
O3換算)であり、イオン交換容量のみで考えると必要
最少樹脂量は52.8mLという少量でよい。しかし、
イオン交換速度を考えるとこの樹脂量では40ppmま
で軟水化することはできない。実際には図8のように、
樹脂径0.1〜0.2mmの場合で100mL、樹脂径
0.3〜0.5mmで150mL、樹脂径0.3〜1.
1mmで260mLの樹脂量がないと40ppm以下に
はできない。しかし、樹脂径を0.1〜0.2mmや
0.3〜0.5mmとすることで、処理流量が毎分15
Lでも樹脂量を100〜150mLと少なくすることが
でき、家庭用洗濯機への搭載が可能となる。
は、2.0meq/mL−R(イオン交換樹脂1mL当
たり2.0当量)であり、樹脂1mL当たりCaCO3
換算で100mgの硬度成分を除去できる。今、全硬度
100ppmの水道水を流量15L/分で流し、定格容
量9kgの全自動洗濯機の高水位1回分の水量88Lを
軟水化することを考える。軟水化は、ゼオライト入り合
成洗剤の洗浄力に影響を及ぼさない40ppmまででよ
いとすると、除去すべき硬度成分は5.28g(CaC
O3換算)であり、イオン交換容量のみで考えると必要
最少樹脂量は52.8mLという少量でよい。しかし、
イオン交換速度を考えるとこの樹脂量では40ppmま
で軟水化することはできない。実際には図8のように、
樹脂径0.1〜0.2mmの場合で100mL、樹脂径
0.3〜0.5mmで150mL、樹脂径0.3〜1.
1mmで260mLの樹脂量がないと40ppm以下に
はできない。しかし、樹脂径を0.1〜0.2mmや
0.3〜0.5mmとすることで、処理流量が毎分15
Lでも樹脂量を100〜150mLと少なくすることが
でき、家庭用洗濯機への搭載が可能となる。
【0047】図10は、樹脂径0.1〜0.2mm、樹
脂量100mLのイオン交換樹脂を用いたイオン除去手
段に、流量15L/分で水道水(全硬度100ppm)
を流した場合の漏洩イオン濃度と通水量の関係である。
図中●印が初回通水時すなわちイオン交換樹脂が新品の
場合である。通水量が50Lまでは漏洩イオン濃度は約
12ppmと一定である。ここから漏洩イオン濃度は増
加を始めるが、通水量100Lまでは漏洩イオン濃度4
0ppm以下を維持している。そして、通水量が150
Lでイオン交換能力を失い、漏洩イオン濃度が原水硬度
と同一となる。従って、上述した塩水による再生処理が
必要となる。この再生処理については後述する。定格容
量9kgの全自動洗濯機で高水位(水量は88L)まで
給水すると、洗濯水の硬度は図中○印で示すよう約18
ppmとなり、硬度による洗浄性能の低下は起きない。
脂量100mLのイオン交換樹脂を用いたイオン除去手
段に、流量15L/分で水道水(全硬度100ppm)
を流した場合の漏洩イオン濃度と通水量の関係である。
図中●印が初回通水時すなわちイオン交換樹脂が新品の
場合である。通水量が50Lまでは漏洩イオン濃度は約
12ppmと一定である。ここから漏洩イオン濃度は増
加を始めるが、通水量100Lまでは漏洩イオン濃度4
0ppm以下を維持している。そして、通水量が150
Lでイオン交換能力を失い、漏洩イオン濃度が原水硬度
と同一となる。従って、上述した塩水による再生処理が
必要となる。この再生処理については後述する。定格容
量9kgの全自動洗濯機で高水位(水量は88L)まで
給水すると、洗濯水の硬度は図中○印で示すよう約18
ppmとなり、硬度による洗浄性能の低下は起きない。
【0048】図11に、従来の商用電源(50Hz)駆
動単相誘導電動機による人工汚染布洗浄(JISに規定
される洗濯機の洗浄性能評価法)を基準に、回転翼回転
数、時間、イオン除去手段を用いての洗濯用水軟水化を
パラメータとして実験した結果の洗浄力をバーグラフで
示す。基準(aで示す回転翼回転速度110rpm、時
間9分、洗濯用水硬度100ppm、洗浄力1)に比
べ、他の条件はaと同じにして回転翼の回転速度のみを
1.36倍(150rpm)にすると(bで示す)、洗
浄力は1.25となる。同様に時間のみを2倍(18
分)にすると(cで示す)、洗浄力は1.29となる。
同様に洗濯用水としてイオン除去手段で硬度を60%下
げた水を用いると(dで示す)、洗浄力は1.26とな
る。同様に洗剤量すなわち洗剤濃度を1.2倍にすると
(eで示す)、洗浄率は1.09となる。
動単相誘導電動機による人工汚染布洗浄(JISに規定
される洗濯機の洗浄性能評価法)を基準に、回転翼回転
数、時間、イオン除去手段を用いての洗濯用水軟水化を
パラメータとして実験した結果の洗浄力をバーグラフで
示す。基準(aで示す回転翼回転速度110rpm、時
間9分、洗濯用水硬度100ppm、洗浄力1)に比
べ、他の条件はaと同じにして回転翼の回転速度のみを
1.36倍(150rpm)にすると(bで示す)、洗
浄力は1.25となる。同様に時間のみを2倍(18
分)にすると(cで示す)、洗浄力は1.29となる。
同様に洗濯用水としてイオン除去手段で硬度を60%下
げた水を用いると(dで示す)、洗浄力は1.26とな
る。同様に洗剤量すなわち洗剤濃度を1.2倍にすると
(eで示す)、洗浄率は1.09となる。
【0049】この結果から、イオン除去手段の洗浄に及
ぼす効果は、機械力を基準の2倍にしたのとほぼ同じ効
果を持つことがわかる。また回転翼の速度を1.36倍
にして機械力を増加することと時間を2倍にして機械力
を増加することとは洗浄に対して同じ効果を与えること
がわかる。
ぼす効果は、機械力を基準の2倍にしたのとほぼ同じ効
果を持つことがわかる。また回転翼の速度を1.36倍
にして機械力を増加することと時間を2倍にして機械力
を増加することとは洗浄に対して同じ効果を与えること
がわかる。
【0050】一方、襟、袖などの汚れは前述実験での洗
浄力が1.6までにならないと主婦に汚れが落ちたとい
う印象を与えることができないという結果を主婦モニタ
による主観評価で得ている。つまり、主婦がYシャツな
どの襟、袖汚れは従来の洗濯機では落すことができない
としてあきらめ、不満ながら汚れ部分に高濃度の洗剤を
浸けて手もみ洗いなどをしてから、洗濯機であらってい
たことを解消するには実験での洗浄力を1.6にする必
要があることを示している。
浄力が1.6までにならないと主婦に汚れが落ちたとい
う印象を与えることができないという結果を主婦モニタ
による主観評価で得ている。つまり、主婦がYシャツな
どの襟、袖汚れは従来の洗濯機では落すことができない
としてあきらめ、不満ながら汚れ部分に高濃度の洗剤を
浸けて手もみ洗いなどをしてから、洗濯機であらってい
たことを解消するには実験での洗浄力を1.6にする必
要があることを示している。
【0051】この洗浄力を得るため、機械力のみにたよ
るとしたら、図11の結果から、基準と回転速度が同じ
ならば、時間を3倍程度にする必要がある。また基準と
時間が同じならば、回転速度は約2倍ほどにしなければ
ならない。
るとしたら、図11の結果から、基準と回転速度が同じ
ならば、時間を3倍程度にする必要がある。また基準と
時間が同じならば、回転速度は約2倍ほどにしなければ
ならない。
【0052】しかし機械力を増加させることは、洗濯物
の布傷みを増加させ洗濯物の仕上がりを悪化させること
につながる。さらに布絡みをも増加させるため、洗濯終
了後に洗濯槽から洗濯物を取り出すのに多くの労力が必
要となる。さらに回転速度増に伴う騒音増加および時間
増による消費電力増加もある。つまり機械力のみに頼る
のはあまりにも非現実的である。
の布傷みを増加させ洗濯物の仕上がりを悪化させること
につながる。さらに布絡みをも増加させるため、洗濯終
了後に洗濯槽から洗濯物を取り出すのに多くの労力が必
要となる。さらに回転速度増に伴う騒音増加および時間
増による消費電力増加もある。つまり機械力のみに頼る
のはあまりにも非現実的である。
【0053】本実施例では、イオン除去手段による軟水
化で洗浄力をあげた上で、回転翼の実用的な回転速度
1.3倍化で、図11にfで示すように洗浄力およそ
1.57を達成する洗浄力を得ることができる。
化で洗浄力をあげた上で、回転翼の実用的な回転速度
1.3倍化で、図11にfで示すように洗浄力およそ
1.57を達成する洗浄力を得ることができる。
【0054】洗濯用水の軟水化の効果に洗剤の泡立ちが
よくなることがあげられる。特に粉せっけんでは顕著で
ある。さらに回転速度を上げたことにより、洗濯用水が
よく攪拌され、空気の水中溶解が促進されることでさら
に泡立ちがよくなる。このため洗濯物が泡で包まれて浮
くことになり、洗濯用水は少量でも洗濯物同士の接触摩
擦の機会が増える。すなわち少ない洗濯用水で洗濯物に
与える機械力が増すことになる。
よくなることがあげられる。特に粉せっけんでは顕著で
ある。さらに回転速度を上げたことにより、洗濯用水が
よく攪拌され、空気の水中溶解が促進されることでさら
に泡立ちがよくなる。このため洗濯物が泡で包まれて浮
くことになり、洗濯用水は少量でも洗濯物同士の接触摩
擦の機会が増える。すなわち少ない洗濯用水で洗濯物に
与える機械力が増すことになる。
【0055】標準洗濯で、洗濯物5kgに対して水56
L、洗剤濃度が0.067wt%となる洗剤量37g使
用するとしたら、高洗浄洗濯では同じ洗濯物5kgに対
して水45Lとすることで、同じ洗剤量37gで洗剤濃
度を1.2倍の0.08wt%にすることができる。こ
うすることで図11にgで示すように洗浄力1.62%
という高い洗浄力を得ることができる。
L、洗剤濃度が0.067wt%となる洗剤量37g使
用するとしたら、高洗浄洗濯では同じ洗濯物5kgに対
して水45Lとすることで、同じ洗剤量37gで洗剤濃
度を1.2倍の0.08wt%にすることができる。こ
うすることで図11にgで示すように洗浄力1.62%
という高い洗浄力を得ることができる。
【0056】以上説明のように本実施例では、汚れのひ
どい洗濯物に対して高洗浄洗濯コースを設け、定格容量
の6〜7割(約5kg)の洗濯物に対して、イオン除去
手段による洗濯用水の軟水化と回転翼回転速度の増加に
よって高い洗浄力を発揮している。
どい洗濯物に対して高洗浄洗濯コースを設け、定格容量
の6〜7割(約5kg)の洗濯物に対して、イオン除去
手段による洗濯用水の軟水化と回転翼回転速度の増加に
よって高い洗浄力を発揮している。
【0057】洗い工程が終了したら、マイクロコンピュ
ータ50は排水弁13を開き、外槽4内の洗濯水を排水
する。排水終了後、脱水行程に移行する。脱水工程では
マイクロコンピュータ50は伝動装置9のソレノイド9
aを制御して三相誘導電動機7で洗濯槽5を高速に回転
させる。この間排水弁13は開かれている。
ータ50は排水弁13を開き、外槽4内の洗濯水を排水
する。排水終了後、脱水行程に移行する。脱水工程では
マイクロコンピュータ50は伝動装置9のソレノイド9
aを制御して三相誘導電動機7で洗濯槽5を高速に回転
させる。この間排水弁13は開かれている。
【0058】脱水工程終了後、排水弁13を閉じ、続い
てすすぎ工程に移行する。すすぎ工程は、その方法にも
よるが通常1回から2回行う。一旦外槽4に水を溜めて
から回転翼6を回転させ、衣類に残留した洗剤を希釈す
る、いわゆるためすすぎでは、先の洗い給水とほぼ同水
量が必要となる。従って、イオン除去手段28を通過す
る水量は、先の洗い給水での88L、このすすぎでの8
8L×2回の合計264Lとなる。図10に示すよう
に、通水量150Lでイオン交換能力が失われるため、
1回目のすすぎ給水の途中から硬度は原水と同一とな
る。しかし、すすぎ工程では硬度の影響はないため、硬
度が高い水を供給してもかまわない。すすぎ工程時の給
水は、最終すすぎ工程以外、洗い工程時と全く同一であ
るので、ここでは外槽4に水をためて行う最終すすぎ工
程と、最終すすぎ工程中に行うイオン交換樹脂31の再
生処理について説明する。まず給水電磁弁27を開き、
前述の洗い給水と同様に水道水をイオン除去手段28を
通し、外槽4内にすすぎ水を供給する。水道水が、イオ
ン除去手段の上部部屋60bを満たし、逆止弁60fが
孔60eを塞いだ状態(これは、給水電磁弁27を開い
た後所定時間経過したことで判断する)になったら、マ
イクロコンピュータ50は、塩注水電磁弁63を開く。
水道水は、塩注水電磁弁63を通り、塩注水口60h、
塩注水管60iから、塩投入部屋60aに流入する。塩
注水管60iの開口部は、水道水が塩62にシャワー状
に注水される形状となっていることが好ましい。この注
水量は、60〜70mLの少量で十分である。この量
は、少なくとも1槽分(88L)の洗濯水を硬度40p
pm以下にする必要塩量から設定している。注水量は、
塩注水管60iの内径を小さくしたり、塩注水経路の途
中に絞り(図示せず)を入れることなどで流路を絞り、
流量を少なくするとともに、塩注水電磁弁63の開時間
を制御して調整する。所定量例えば60mL(図5中破
線Bまで)注水する時間が経過したら、マイクロコンピ
ュータ50は、塩注水電磁弁63を制御して注水を停止
する。この時はまだ給水電磁弁27は開いており、給水
が継続している。塩投入部屋60aに注水された水道水
は、蓋61の上面に空気孔61bが設けられているた
め、塩62を溶解しながら塩粒流出防止フィルタ60g
を通り塩水部屋60kに流入するが、逆止弁60fが孔
60eを塞いでいるため、塩水部屋60kが満杯になる
と流入が停止する。
てすすぎ工程に移行する。すすぎ工程は、その方法にも
よるが通常1回から2回行う。一旦外槽4に水を溜めて
から回転翼6を回転させ、衣類に残留した洗剤を希釈す
る、いわゆるためすすぎでは、先の洗い給水とほぼ同水
量が必要となる。従って、イオン除去手段28を通過す
る水量は、先の洗い給水での88L、このすすぎでの8
8L×2回の合計264Lとなる。図10に示すよう
に、通水量150Lでイオン交換能力が失われるため、
1回目のすすぎ給水の途中から硬度は原水と同一とな
る。しかし、すすぎ工程では硬度の影響はないため、硬
度が高い水を供給してもかまわない。すすぎ工程時の給
水は、最終すすぎ工程以外、洗い工程時と全く同一であ
るので、ここでは外槽4に水をためて行う最終すすぎ工
程と、最終すすぎ工程中に行うイオン交換樹脂31の再
生処理について説明する。まず給水電磁弁27を開き、
前述の洗い給水と同様に水道水をイオン除去手段28を
通し、外槽4内にすすぎ水を供給する。水道水が、イオ
ン除去手段の上部部屋60bを満たし、逆止弁60fが
孔60eを塞いだ状態(これは、給水電磁弁27を開い
た後所定時間経過したことで判断する)になったら、マ
イクロコンピュータ50は、塩注水電磁弁63を開く。
水道水は、塩注水電磁弁63を通り、塩注水口60h、
塩注水管60iから、塩投入部屋60aに流入する。塩
注水管60iの開口部は、水道水が塩62にシャワー状
に注水される形状となっていることが好ましい。この注
水量は、60〜70mLの少量で十分である。この量
は、少なくとも1槽分(88L)の洗濯水を硬度40p
pm以下にする必要塩量から設定している。注水量は、
塩注水管60iの内径を小さくしたり、塩注水経路の途
中に絞り(図示せず)を入れることなどで流路を絞り、
流量を少なくするとともに、塩注水電磁弁63の開時間
を制御して調整する。所定量例えば60mL(図5中破
線Bまで)注水する時間が経過したら、マイクロコンピ
ュータ50は、塩注水電磁弁63を制御して注水を停止
する。この時はまだ給水電磁弁27は開いており、給水
が継続している。塩投入部屋60aに注水された水道水
は、蓋61の上面に空気孔61bが設けられているた
め、塩62を溶解しながら塩粒流出防止フィルタ60g
を通り塩水部屋60kに流入するが、逆止弁60fが孔
60eを塞いでいるため、塩水部屋60kが満杯になる
と流入が停止する。
【0059】水位センサ11で所定量の水が外槽4に給
水されたことを検知すると、マイクロコンピュータ50
は、給水電磁弁27を閉じて給水を停止させ、回転翼6
を正逆回転させて洗濯物を撹拌しすすぎを開始する。こ
のすすぎ工程では機械力は必要でないため、回転翼の回
転速度は標準洗濯と同じでよい。給水が停止すると、円
筒容器60内の水道水は、水道水の水面(図5中破線
A)と塩水排出パイプ64出口との高さの差によるヘッ
ドにより塩水排出口29cから塩水排出パイプ64を通
り徐々に流れ出す。同時に吐出口29bから空気が上部
部屋60bに入り上部部屋60bが大気圧となるため、
逆止弁60fのボールが自重で落ち、孔60eが開く。
すると塩水部屋60e内の塩水は孔60eから徐々に上
部部屋60b内に流下し、この分塩水投入部屋60aか
ら塩62を溶解した塩水が塩水部屋60kに補給され
る。これは、塩投入部屋60aに注水された水道水がな
くなるまで続く。この時、塩水部屋60kに流入した塩
水には約20〜22gの塩が溶解し、濃度は約26wt
%となる。この濃度は、ほぼ塩の飽和濃度(塩の溶解度
は水100mL当たり35.7g、0℃時)と等しい。
この後塩水は、イオン交換樹脂31層を流下し、下部部
屋60cを経て塩水排出口29cから塩水排出パイプ6
4を通り、すすぎ用の水が入った外槽4内に排出され、
すすぎ水で希釈される。塩水がイオン交換樹脂31内を
流れることで、化1,化2の右辺から左辺への反応が起
き、給水時に水道水の通過でイオン交換されたカルシウ
ムイオン、マグネシウムイオンと塩水中のナトリウムイ
オンが置換される。これで、イオン交換樹脂31は再生
され、イオン交換能力が復活し、次回洗濯時の洗濯工程
での給水で利用できるようになる。カルシウムイオン、
マグネシウムイオンは、塩水と共にすすぎ水中に排出さ
れる。
水されたことを検知すると、マイクロコンピュータ50
は、給水電磁弁27を閉じて給水を停止させ、回転翼6
を正逆回転させて洗濯物を撹拌しすすぎを開始する。こ
のすすぎ工程では機械力は必要でないため、回転翼の回
転速度は標準洗濯と同じでよい。給水が停止すると、円
筒容器60内の水道水は、水道水の水面(図5中破線
A)と塩水排出パイプ64出口との高さの差によるヘッ
ドにより塩水排出口29cから塩水排出パイプ64を通
り徐々に流れ出す。同時に吐出口29bから空気が上部
部屋60bに入り上部部屋60bが大気圧となるため、
逆止弁60fのボールが自重で落ち、孔60eが開く。
すると塩水部屋60e内の塩水は孔60eから徐々に上
部部屋60b内に流下し、この分塩水投入部屋60aか
ら塩62を溶解した塩水が塩水部屋60kに補給され
る。これは、塩投入部屋60aに注水された水道水がな
くなるまで続く。この時、塩水部屋60kに流入した塩
水には約20〜22gの塩が溶解し、濃度は約26wt
%となる。この濃度は、ほぼ塩の飽和濃度(塩の溶解度
は水100mL当たり35.7g、0℃時)と等しい。
この後塩水は、イオン交換樹脂31層を流下し、下部部
屋60cを経て塩水排出口29cから塩水排出パイプ6
4を通り、すすぎ用の水が入った外槽4内に排出され、
すすぎ水で希釈される。塩水がイオン交換樹脂31内を
流れることで、化1,化2の右辺から左辺への反応が起
き、給水時に水道水の通過でイオン交換されたカルシウ
ムイオン、マグネシウムイオンと塩水中のナトリウムイ
オンが置換される。これで、イオン交換樹脂31は再生
され、イオン交換能力が復活し、次回洗濯時の洗濯工程
での給水で利用できるようになる。カルシウムイオン、
マグネシウムイオンは、塩水と共にすすぎ水中に排出さ
れる。
【0060】再生の度に塩投入部屋60a内の塩62は
約20gずつ消費され、徐々に減少する。使用者は、塩
投入空か60aに残っている塩量を透明な蓋61を通し
て確認し、なくなり次第蓋61を開けて補充する。
約20gずつ消費され、徐々に減少する。使用者は、塩
投入空か60aに残っている塩量を透明な蓋61を通し
て確認し、なくなり次第蓋61を開けて補充する。
【0061】塩水は、すすぎ工程の撹拌時間(3〜4
分)内に全て外槽4内に流下する。この時、塩水部屋6
0kからの塩水供給量より、塩水排出パイプ64からの
塩水排出量を少なくした方がよい。これは、塩水が上部
部屋60bに溜まるようにするためである。こうするこ
とで、塩水がイオン交換樹脂31層の一部のみを通過す
ることがなく均一に通過し、効率よい再生が行える。こ
のために、 (1)塩水通過の傷害となる塩粒流出防止フィルタ60
gの面積を大きくし十分な量の塩水が通過できるように
する。実施例では約1分以内に塩水が通過する。
分)内に全て外槽4内に流下する。この時、塩水部屋6
0kからの塩水供給量より、塩水排出パイプ64からの
塩水排出量を少なくした方がよい。これは、塩水が上部
部屋60bに溜まるようにするためである。こうするこ
とで、塩水がイオン交換樹脂31層の一部のみを通過す
ることがなく均一に通過し、効率よい再生が行える。こ
のために、 (1)塩水通過の傷害となる塩粒流出防止フィルタ60
gの面積を大きくし十分な量の塩水が通過できるように
する。実施例では約1分以内に塩水が通過する。
【0062】(2)孔60eの径を、塩水排出口20c
の内径か塩水排出パイプ64の内径より大きくする。実
施例では、孔60eの径を3mm、塩水排出口20cの
内径を2mmとした。
の内径か塩水排出パイプ64の内径より大きくする。実
施例では、孔60eの径を3mm、塩水排出口20cの
内径を2mmとした。
【0063】また、塩水排出パイプ64の出口64aの
位置により、塩水の流下時間が異なる。これは、塩水の
流下が、円筒容器60内の塩水水面と塩水排出パイプ6
4の出口64aとのヘッドにより決まるためである。従
って、出口64aを下部部屋60c底部から遠ざけるほ
ど塩水の流下時間は短くなる。塩水排出口20cの内径
2mmが場合、出口64aを下部部屋60cの底部から
150mm程度にすると、供給された60mLに20g
の塩が溶解した塩水は3〜4分で大部分が円筒容器60
内から外槽4に流下する。なお、実際には表面張力によ
りイオン交換樹脂間にはわずかな塩水が残っているが、
次回の洗濯時への影響はほとんどない。もちろん、塩水
が流下後、給水電磁弁27を開き1〜2Lの水道水を通
し、イオン交換樹脂間に残った塩水を洗い流す工程を追
加してもよい。最終すすぎ工程とイオン交換樹脂再生工
程が終了したら、すすぎ水を排水後、脱水工程を行い、
全洗濯工程を終了する。
位置により、塩水の流下時間が異なる。これは、塩水の
流下が、円筒容器60内の塩水水面と塩水排出パイプ6
4の出口64aとのヘッドにより決まるためである。従
って、出口64aを下部部屋60c底部から遠ざけるほ
ど塩水の流下時間は短くなる。塩水排出口20cの内径
2mmが場合、出口64aを下部部屋60cの底部から
150mm程度にすると、供給された60mLに20g
の塩が溶解した塩水は3〜4分で大部分が円筒容器60
内から外槽4に流下する。なお、実際には表面張力によ
りイオン交換樹脂間にはわずかな塩水が残っているが、
次回の洗濯時への影響はほとんどない。もちろん、塩水
が流下後、給水電磁弁27を開き1〜2Lの水道水を通
し、イオン交換樹脂間に残った塩水を洗い流す工程を追
加してもよい。最終すすぎ工程とイオン交換樹脂再生工
程が終了したら、すすぎ水を排水後、脱水工程を行い、
全洗濯工程を終了する。
【0064】本実施例では、給水時は下部部屋60cか
ら上部部屋60bに向かって上方に水が流れ、再生時は
上部部屋60bから下部部屋60cに向かって下方に塩
の溶解した水が流れるようにしてある(給水時と再生時
で水の流れ方向が逆)。再生用の水を下方に流すのは、
重力で再生用の水を流すことができるため、イオン除去
手段28の構造を簡単化できるためである。また、給水
を上方に向かって流すのは、上部部屋60bから下部部
屋60cに向かって流した場合、上部部屋60bには水
道圧力(0.3〜8kgf/cm2)が作用し、逆止弁
60fをこの圧力に耐える構造にする必要があり、構造
の複雑化や信頼性の低下につながるからである。さら
に、給水時と再生時で水の流れを逆にすることは、再生
効率の点で有利であることが一般的に知られていること
にもよる。
ら上部部屋60bに向かって上方に水が流れ、再生時は
上部部屋60bから下部部屋60cに向かって下方に塩
の溶解した水が流れるようにしてある(給水時と再生時
で水の流れ方向が逆)。再生用の水を下方に流すのは、
重力で再生用の水を流すことができるため、イオン除去
手段28の構造を簡単化できるためである。また、給水
を上方に向かって流すのは、上部部屋60bから下部部
屋60cに向かって流した場合、上部部屋60bには水
道圧力(0.3〜8kgf/cm2)が作用し、逆止弁
60fをこの圧力に耐える構造にする必要があり、構造
の複雑化や信頼性の低下につながるからである。さら
に、給水時と再生時で水の流れを逆にすることは、再生
効率の点で有利であることが一般的に知られていること
にもよる。
【0065】上記で再生処理したイオン交換樹脂31
に、次回給水時に水道水(全硬度100ppm)を通し
た場合の漏洩イオン濃度を図10■印で示す。通水開始
直後の漏洩イオン濃度は、初回(新品時)と同等である
が、初回よりも早く増加し、60L弱で40ppmを超
え、約90Lでイオン交換能力がなくなっている。洗濯
給水中に、硬度40ppmを超えているが、外槽4に溜
まった洗濯水の硬度は、図10中□印で示すように高水
位(水量88L)でも約38ppmである。従って、上
記再生処理を行うことにより、ゼオライト入り合成洗剤
を使用した場合に洗濯性能が低下しない硬度40ppm
以下の洗濯水を高水位1槽分得ることができる。続くす
すぎ工程では、イオン交換能力がなくなっているため、
供給される水の硬度は原水と同じとなるが、すすぎ性能
への影響はない。すなわち、イオン交換樹脂量は、洗濯
給水でイオン交換能力が飽和するように設定してあるた
め、必要以上のイオンを吸着できないため、イオン除去
手段の小型化と再生用の塩量を少なくできることにつな
がる。
に、次回給水時に水道水(全硬度100ppm)を通し
た場合の漏洩イオン濃度を図10■印で示す。通水開始
直後の漏洩イオン濃度は、初回(新品時)と同等である
が、初回よりも早く増加し、60L弱で40ppmを超
え、約90Lでイオン交換能力がなくなっている。洗濯
給水中に、硬度40ppmを超えているが、外槽4に溜
まった洗濯水の硬度は、図10中□印で示すように高水
位(水量88L)でも約38ppmである。従って、上
記再生処理を行うことにより、ゼオライト入り合成洗剤
を使用した場合に洗濯性能が低下しない硬度40ppm
以下の洗濯水を高水位1槽分得ることができる。続くす
すぎ工程では、イオン交換能力がなくなっているため、
供給される水の硬度は原水と同じとなるが、すすぎ性能
への影響はない。すなわち、イオン交換樹脂量は、洗濯
給水でイオン交換能力が飽和するように設定してあるた
め、必要以上のイオンを吸着できないため、イオン除去
手段の小型化と再生用の塩量を少なくできることにつな
がる。
【0066】なお、2回目以降の漏洩イオン濃度が初回
より多いのは、前述の再生処理ではイオン交換基全てが
再生できていないことを示す。図10から初回のイオン
交換容量を求めると、約10g(CaCO3換算)であ
る。これを全て塩水中のナトリウムイオンと交換するに
は、化1,化2を用いれば、塩12g程度が必要であ
る。上記の再生処理で供給される塩量は約20〜22g
であり十分な量である。塩への注水量を60mLより少
なくすると、88L給水時の硬度が40ppmを越えて
しまう。このため、塩への注水量は最低でも60mL必
要である。再生処理後の2回目以降ではイオン交換容量
は約5.5g( CaCO3換算)であり、再生率は5
5%となる。この再生率を上げるためには注水量を増や
し塩水を増せばよい。しかし、上述のように再生率55
%でちょうど1槽(88L)分を処理できるため、これ
以上再生率を高めることは塩を無駄に消費することにな
る。従って、塩への注水量は60mL、余裕をみても7
0mLで十分である。
より多いのは、前述の再生処理ではイオン交換基全てが
再生できていないことを示す。図10から初回のイオン
交換容量を求めると、約10g(CaCO3換算)であ
る。これを全て塩水中のナトリウムイオンと交換するに
は、化1,化2を用いれば、塩12g程度が必要であ
る。上記の再生処理で供給される塩量は約20〜22g
であり十分な量である。塩への注水量を60mLより少
なくすると、88L給水時の硬度が40ppmを越えて
しまう。このため、塩への注水量は最低でも60mL必
要である。再生処理後の2回目以降ではイオン交換容量
は約5.5g( CaCO3換算)であり、再生率は5
5%となる。この再生率を上げるためには注水量を増や
し塩水を増せばよい。しかし、上述のように再生率55
%でちょうど1槽(88L)分を処理できるため、これ
以上再生率を高めることは塩を無駄に消費することにな
る。従って、塩への注水量は60mL、余裕をみても7
0mLで十分である。
【0067】本再生方法によれば、少量であるが高濃度
の塩水と共に、イオン交換されたカルシウムイオン、マ
グネシウムがすすぎ水中に入る。このため、すすぎ水の
硬度が供給されたものより高くなる。しかし、硬度成分
はすすぎ性能に影響しないため問題はない。また、塩は
60mLの水に溶解した20g中約6.5gがイオン交
換樹脂の再生に使用され、すすぎ水中には13.5gが
排出される。しかし、大量のすすぎ水で希釈されるた
め、洗濯槽5を構成するステンレスなどに錆を発生する
恐れはない。ちなみに、容量8kgの全自動洗濯機の使
用水量は25〜88L程度であるが、この水で希釈すれ
ば濃度は0.054〜0.015wt%となり、生理食
塩水の0.9wt%より低い。
の塩水と共に、イオン交換されたカルシウムイオン、マ
グネシウムがすすぎ水中に入る。このため、すすぎ水の
硬度が供給されたものより高くなる。しかし、硬度成分
はすすぎ性能に影響しないため問題はない。また、塩は
60mLの水に溶解した20g中約6.5gがイオン交
換樹脂の再生に使用され、すすぎ水中には13.5gが
排出される。しかし、大量のすすぎ水で希釈されるた
め、洗濯槽5を構成するステンレスなどに錆を発生する
恐れはない。ちなみに、容量8kgの全自動洗濯機の使
用水量は25〜88L程度であるが、この水で希釈すれ
ば濃度は0.054〜0.015wt%となり、生理食
塩水の0.9wt%より低い。
【0068】以上説明のように本発明は、イオン交換樹
脂の樹脂径と樹脂量を最適化したため、給水流量15L
/分で、洗い給水時のみ所定量のイオン除去性能を有す
る小型安価なイオン除去手段を実現でき、洗濯機への搭
載が可能となった。また、すすぎ給水時にはイオン除去
能力がなく余計なイオンを吸着しないため、再生用の塩
量を少なくすることができる。イオン交換樹脂の再生処
理については、どの家庭にもある塩を溶解した塩水を用
いて最終すすぎ工程中に自動的に行うようにした。この
ため、使用者は一週間に一度(洗濯7回に一度)塩を約
150g塩投入部屋に投入するという簡単な操作だけよ
く、余計な手間がかからない。また、塩は非常に安価な
ため再生コストもほとんどかからない。
脂の樹脂径と樹脂量を最適化したため、給水流量15L
/分で、洗い給水時のみ所定量のイオン除去性能を有す
る小型安価なイオン除去手段を実現でき、洗濯機への搭
載が可能となった。また、すすぎ給水時にはイオン除去
能力がなく余計なイオンを吸着しないため、再生用の塩
量を少なくすることができる。イオン交換樹脂の再生処
理については、どの家庭にもある塩を溶解した塩水を用
いて最終すすぎ工程中に自動的に行うようにした。この
ため、使用者は一週間に一度(洗濯7回に一度)塩を約
150g塩投入部屋に投入するという簡単な操作だけよ
く、余計な手間がかからない。また、塩は非常に安価な
ため再生コストもほとんどかからない。
【0069】そして、このイオン除去手段を通した洗濯
用水はその硬度が大きく減少し、洗剤の化学力を高める
ことが可能となり、洗浄性能をおおいに向上させること
ができる。
用水はその硬度が大きく減少し、洗剤の化学力を高める
ことが可能となり、洗浄性能をおおいに向上させること
ができる。
【0070】さらに、汚れのひどい洗濯物に対しては、
電動機の可変速制御手段で回転翼の回転速度を高めて、
機械力を上げ、先の化学力の向上との相乗作用で洗浄力
を60%向上することが可能となる。この時、イオン除
去手段による化学力向上が洗濯時間の増加、洗濯での消
費電力の増加を抑える効果をあげ、洗濯物の布傷み、絡
みを現実的な範囲に抑えながら、従来困難とされたYシ
ャツなどの襟・袖汚れを手洗いなどの前処理なしに洗濯
機のみで落すことを可能にしている。
電動機の可変速制御手段で回転翼の回転速度を高めて、
機械力を上げ、先の化学力の向上との相乗作用で洗浄力
を60%向上することが可能となる。この時、イオン除
去手段による化学力向上が洗濯時間の増加、洗濯での消
費電力の増加を抑える効果をあげ、洗濯物の布傷み、絡
みを現実的な範囲に抑えながら、従来困難とされたYシ
ャツなどの襟・袖汚れを手洗いなどの前処理なしに洗濯
機のみで落すことを可能にしている。
【0071】回転翼の回転速度(アクチュエータの駆動
速度)は洗浄効果を上げるために高くするばかりでな
く、夜間の使用を考慮した場合、逆に回転速度を低く制
御(調整)することにより、騒音レベルの小さい静かな
運転(運転モード)を実現することも必要である。この
ような運転モード(洗濯モード)では、洗浄効果の低下
を防ぐため、洗濯物に加える機械力の低下を軟水化によ
る洗浄効果の向上で補う。これにより、洗濯時間(機械
力付与時間)の増加を低減することができるとともに、
高い洗浄効果を得ることができる。
速度)は洗浄効果を上げるために高くするばかりでな
く、夜間の使用を考慮した場合、逆に回転速度を低く制
御(調整)することにより、騒音レベルの小さい静かな
運転(運転モード)を実現することも必要である。この
ような運転モード(洗濯モード)では、洗浄効果の低下
を防ぐため、洗濯物に加える機械力の低下を軟水化によ
る洗浄効果の向上で補う。これにより、洗濯時間(機械
力付与時間)の増加を低減することができるとともに、
高い洗浄効果を得ることができる。
【0072】以上の説明では、塩62への水道水の注水
は最終すすぎ工程の給水中に行ったが、次のように行っ
ても同様の効果が得られる。給水電磁弁27を開き、外
槽4内に最終すすぎ工程の水を供給する。水位センサ1
1で所定量の水が外槽4に給水されたことを検知する
と、マイクロコンピュータ50は給水電磁弁27を閉じ
て給水を停止させ、回転翼6を正逆転させて洗濯物を撹
拌しすすぎを開始する。給水が停止すると、円筒容器6
0内の水道水は、吐出口29bと塩水排出パイプ64を
通り流れ出し、上部部屋60b内の水位が低下して行
く。同時に、逆止弁60fのボールは自重で落ち、孔6
0eが開く。上部部屋60b内の水位が吐出口29bよ
り下がると、水道水は全て塩水排出パイプ64から流れ
出す。そして、上部部屋60b内の水位が吐出口29b
より下がった(図5中破線A)ら、マイクロコンピュー
タ50は、塩水注水弁63を開き、規定量の水を塩投入
部屋60aに供給する。塩投入部屋60aに給水された
水は、塩62を溶解しながら塩粒流出防止フィルタ60
gを通り、塩水部屋60kに流入し、孔60eから徐々
に上部部屋60b内に流下する。この時、上部部屋60
b内の水位は、吐出口29bより下方にあるため、上部
部屋60bに流下した塩水が吐出口29bから流れ出て
無駄になることがなく、供給した塩水は全てイオン交換
樹脂31内を通過する。このため、イオン交換樹脂31
の再生を効率よく行える利点がある。
は最終すすぎ工程の給水中に行ったが、次のように行っ
ても同様の効果が得られる。給水電磁弁27を開き、外
槽4内に最終すすぎ工程の水を供給する。水位センサ1
1で所定量の水が外槽4に給水されたことを検知する
と、マイクロコンピュータ50は給水電磁弁27を閉じ
て給水を停止させ、回転翼6を正逆転させて洗濯物を撹
拌しすすぎを開始する。給水が停止すると、円筒容器6
0内の水道水は、吐出口29bと塩水排出パイプ64を
通り流れ出し、上部部屋60b内の水位が低下して行
く。同時に、逆止弁60fのボールは自重で落ち、孔6
0eが開く。上部部屋60b内の水位が吐出口29bよ
り下がると、水道水は全て塩水排出パイプ64から流れ
出す。そして、上部部屋60b内の水位が吐出口29b
より下がった(図5中破線A)ら、マイクロコンピュー
タ50は、塩水注水弁63を開き、規定量の水を塩投入
部屋60aに供給する。塩投入部屋60aに給水された
水は、塩62を溶解しながら塩粒流出防止フィルタ60
gを通り、塩水部屋60kに流入し、孔60eから徐々
に上部部屋60b内に流下する。この時、上部部屋60
b内の水位は、吐出口29bより下方にあるため、上部
部屋60bに流下した塩水が吐出口29bから流れ出て
無駄になることがなく、供給した塩水は全てイオン交換
樹脂31内を通過する。このため、イオン交換樹脂31
の再生を効率よく行える利点がある。
【0073】また回転翼駆動電動機として三相誘導電動
機を例示したが、これは直流電動機など他の形式の電動
機でもよいことは明らかである。この場合、電動機の可
変速制御手段としては電動機への印加電圧を可変する回
路等を設け、印加電圧を可変して電動機の回転速度を制
御する構成とすればよい。また電動機の回転速度をホー
ル素子等の回転センサで検出し、マイクロコンピュータ
を介して、インバータ回路にフィードバックさせ、高精
度の回転速度を実現する構成であってもよいのは明らか
である。
機を例示したが、これは直流電動機など他の形式の電動
機でもよいことは明らかである。この場合、電動機の可
変速制御手段としては電動機への印加電圧を可変する回
路等を設け、印加電圧を可変して電動機の回転速度を制
御する構成とすればよい。また電動機の回転速度をホー
ル素子等の回転センサで検出し、マイクロコンピュータ
を介して、インバータ回路にフィードバックさせ、高精
度の回転速度を実現する構成であってもよいのは明らか
である。
【0074】その他、本発明は上記実施例に限定され
ず、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる
ものである。
ず、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる
ものである。
【0075】上述の実施例によれば、イオン交換能を有
する素材をコンパクトに構成し、かつ洗濯機に装着した
状態で再生処理して用いることを可能にしたイオン除去
手段と、回転翼の回転速度を洗濯物の汚れによって可変
する可変速制御手段を設けたので、洗浄における化学力
と機械力を共に高め、その相乗効果によって、時間およ
び消費電力を増加させることなく高い洗浄能力を備えた
洗濯機を提供できる。そして従来洗濯機では困難であっ
たYシャツ等の襟・袖汚れを落すことを可能にした。
する素材をコンパクトに構成し、かつ洗濯機に装着した
状態で再生処理して用いることを可能にしたイオン除去
手段と、回転翼の回転速度を洗濯物の汚れによって可変
する可変速制御手段を設けたので、洗浄における化学力
と機械力を共に高め、その相乗効果によって、時間およ
び消費電力を増加させることなく高い洗浄能力を備えた
洗濯機を提供できる。そして従来洗濯機では困難であっ
たYシャツ等の襟・袖汚れを落すことを可能にした。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、汚れの程度に応じてア
クチュエータの駆動速度を変えることができるので、洗
濯物に機械力を与える時間をいたずらに長くすることが
なく洗浄効果を高めることができる。また、洗濯水の中
に含まれる洗浄効果を弱めるイオンを低減することによ
り洗浄効果の向上によって機械力の低下を軽減すること
ができるので、アクチュエータの駆動速度を遅くしても
洗濯時間の増加を低減できる。◆またイオン交換能を有
する素材を短時間で再生して使用できるので、イオン交
換手段又はイオン除去手段をコンパクトに洗濯機に設け
ることができる。
クチュエータの駆動速度を変えることができるので、洗
濯物に機械力を与える時間をいたずらに長くすることが
なく洗浄効果を高めることができる。また、洗濯水の中
に含まれる洗浄効果を弱めるイオンを低減することによ
り洗浄効果の向上によって機械力の低下を軽減すること
ができるので、アクチュエータの駆動速度を遅くしても
洗濯時間の増加を低減できる。◆またイオン交換能を有
する素材を短時間で再生して使用できるので、イオン交
換手段又はイオン除去手段をコンパクトに洗濯機に設け
ることができる。
【図1】本発明による全自動洗濯機の外観斜視図。
【図2】本発明による全自動洗濯機の縦断面図。
【図3】本発明による全自動洗濯機の操作パネル図。
【図4】本発明による後部収納箱内部の平面図。
【図5】本発明によるイオン除去手段の斜視図と縦断面
図。
図。
【図6】本発明による全自動洗濯機の電気接続ブロック
図。
図。
【図7】硬度と洗浄率の関係を示す図。
【図8】通水量と漏洩硬度の関係を示す図。
【図9】イオン交換樹脂表面積と漏洩硬度の関係を示す
図。
図。
【図10】初回と再生後の通水量と漏洩硬度の関係を示
す図。
す図。
【図11】洗濯条件による洗浄力の相違を示す図。
4…外槽、5…洗濯兼兼脱水槽、7…三相誘導電動機、
17b…後部収納箱、26…水道栓口、27…給水電磁
弁、28…イオン除去手段、29a…入水口、29b…
吐出口、29c…塩水排出口、29d…メッシュフィル
タ、29e…樹脂部屋、31…イオン交換樹脂、50…
マイクロコンピュータ、60…円筒容器、60a…塩投
入部屋、60b…上部部屋、60c…下部部屋、60d
…隔壁、60e…孔、60f…逆止弁、60g…塩粒流
出防止フィルタ、60h…塩注水口、60i…塩注水
管、60k…塩水部屋、60r…空気孔、61…蓋、6
1b…空気孔、62…塩、63…塩注水電磁弁、64…
塩水排出パイプ、71…コンバータ回路、72…インバ
ータ回路、74…PWM信号回路、80…標準洗濯ボタ
ン、81…高洗浄洗濯ボタン。
17b…後部収納箱、26…水道栓口、27…給水電磁
弁、28…イオン除去手段、29a…入水口、29b…
吐出口、29c…塩水排出口、29d…メッシュフィル
タ、29e…樹脂部屋、31…イオン交換樹脂、50…
マイクロコンピュータ、60…円筒容器、60a…塩投
入部屋、60b…上部部屋、60c…下部部屋、60d
…隔壁、60e…孔、60f…逆止弁、60g…塩粒流
出防止フィルタ、60h…塩注水口、60i…塩注水
管、60k…塩水部屋、60r…空気孔、61…蓋、6
1b…空気孔、62…塩、63…塩注水電磁弁、64…
塩水排出パイプ、71…コンバータ回路、72…インバ
ータ回路、74…PWM信号回路、80…標準洗濯ボタ
ン、81…高洗浄洗濯ボタン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿森 保 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 大杉 寛 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 桧山 功 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 宮尾 明 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内
Claims (7)
- 【請求項1】洗濯物を収容する洗濯槽と、該洗濯槽に給
水する給水手段と、該洗濯槽内の水を排水する排水手段
と、前記洗濯槽内の洗濯物に機械力を付与するためのア
クチュエータと、該アクチュエータの駆動手段と、該駆
動手段を制御する制御手段とを備えた洗濯機において、 前記給水手段の給水経路途中に、給水される水の中に含
まれるカルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオン
を低減するイオン交換手段を備えるとともに、前記制御
手段として前記アクチュエータの駆動速度を変える可変
速制御手段を備えたことを特徴とする洗濯機。 - 【請求項2】請求項1に記載の洗濯機において、前記ア
クチュエータは前記洗濯槽の底部に備えられる回転翼で
構成され、前記可変速制御手段は前記回転翼の回転速度
を可変制御することを特徴とする洗濯機。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の洗濯機において、
洗濯物の量とは独立して回転速度を選択する手段を設
け、該手段の選択結果に基づいて前記可変速制御手段は
アクチュエータの駆動速度を変えることを特徴とする洗
濯機。 - 【請求項4】外枠と、該外枠に防振支持され、水受け槽
となる外槽と、該外槽に内包され底部中央に回転翼を有
して洗濯と脱水を行う洗濯槽と、前記外槽内に給水する
給水手段と、前記外槽内の水を排水する排水手段と、洗
濯、すすぎ及び脱水の各工程の制御を行う工程制御手段
とを備えた洗濯槽において、 前記給水手段の給水経路途中にイオン交換能を持つ素材
を収めた容器と、前記給水手段で給水した水が前記素材
に触れるように前記容器の中に形成した流路と、前記回
転翼の回転速度を可変する可変速制御手段とを設けたこ
とを特徴とする洗濯機。 - 【請求項5】外枠と、該外枠に防振支持され、水受け槽
となる外槽と、該外槽に内包され底部中央に回転翼を有
して洗濯と脱水を行う洗濯槽と、前記外槽内に給水する
給水手段と、前記外槽内の水を排水する排水手段と、洗
濯、すすぎ及び脱水の各工程の制御を行う工程制御手段
とを備えた洗濯槽において、 前記給水手段の給水経路の途中にイオン交換能を持つ素
材を収めた容器と、前記給水手段で給水した水が前記素
材に触れるように前記容器の中に形成した流路と、前記
素材の上方に前記素材の再生剤を入れる第1の部屋と、
該第1の部屋の下側に該第1の部屋とフイルタで仕切ら
れた第2の部屋と、前記第1の部屋に注水する注水手段
と、前記素材に触れて給水された水が前記第2の部屋に
流入するのを防止するとともに、前記注水手段で注水さ
れ、前記再生剤が溶解した溶液を前記第2の部屋から前
記素材に流下させる通路と、前記回転翼の回転速度を可
変する可変速制御手段とを設けたことを特徴とする洗濯
機。 - 【請求項6】外枠と、該外枠に防振支持され、水受け槽
となる外槽と、該外槽に内包され底部中央に回転翼を有
して洗濯と脱水を行う洗濯槽と、前記洗濯槽内への洗濯
物の出し入れを可能にする開口を有するように前記外枠
の上面に設けられたトップカバーと、前記外槽内に給水
する給水手段と、前記外槽内の水を排水する排水手段
と、洗濯、すすぎ及び脱水の各工程の制御を行う工程制
御手段とを備えた洗濯槽において、 前記給水手段の給水経路途中にイオン交換能を持つ素材
を収めた容器と、前記給水手段で給水した水が前記素材
に触れるように前記容器の中に形成した流路と、前記回
転翼の回転速度を可変する可変速制御手段と、前記トッ
プカバーに第1の洗濯工程を指示する第1の操作ボタン
および第2の洗濯工程を指示する第2の操作ボタンとを
設け、第2の洗濯工程における回転翼の回転速度を第1
の洗濯工程における回転翼の回転速度より大にしたこと
を特徴とする洗濯機。 - 【請求項7】外枠と、該外枠に防振支持され、水受け槽
となる外槽と、該外槽に内包され底部中央に回転翼を有
して洗濯と脱水を行う洗濯槽と、前記洗濯槽内への洗濯
物の出し入れを可能にする開口を有するように前記外枠
の上面に設けられたトップカバーと、前記外槽内に給水
する給水手段と、前記外槽内の水を排水する排水手段
と、洗濯、すすぎ及び脱水の各工程の制御を行う工程制
御手段とを備えた洗濯槽において、 前記給水手段の給水経路途中にイオン交換能を持つ素材
を収めた容器と、前記給水手段で給水した水が前記素材
に触れるように前記容器の中に形成した流路と、前記回
転翼の回転速度を可変する可変速制御手段と、前記トッ
プカバーに第1の洗濯工程を指示する第1の操作ボタン
および第2の洗濯工程を指示する第2の操作ボタンとを
設け、第2の洗濯工程における回転翼の回転速度を第1
の洗濯工程における回転翼の回転速度より大とし、かつ
第2の洗濯工程における洗濯用水量を第1の洗濯工程に
おける洗濯用水量より少としたことを特徴とする洗濯
機。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10085447A JPH11276789A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 洗濯機 |
| TW088104855A TW477847B (en) | 1998-03-31 | 1999-03-26 | Washing machine |
| KR19990011098A KR100328192B1 (ko) | 1998-03-31 | 1999-03-30 | 세탁기 |
| CN99107733A CN1232898A (zh) | 1998-03-31 | 1999-03-31 | 洗衣机 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10085447A JPH11276789A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 洗濯機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11276789A true JPH11276789A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13859142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10085447A Withdrawn JPH11276789A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 洗濯機 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11276789A (ja) |
| KR (1) | KR100328192B1 (ja) |
| CN (1) | CN1232898A (ja) |
| TW (1) | TW477847B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001314857A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-11-13 | Hitachi Chem Co Ltd | 軟水化装置及びその軟水化装置を有した水回り住宅設備機器 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3629414B2 (ja) * | 2000-06-29 | 2005-03-16 | 株式会社日立製作所 | 電気洗濯機 |
| JP2003311087A (ja) * | 2002-04-18 | 2003-11-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯機 |
| KR101394510B1 (ko) * | 2007-11-21 | 2014-05-14 | 엘지전자 주식회사 | 세탁물 처리기기의 전극센서 및 상기 전극센서를 포함하는세탁물 처리기기 |
| EP2220280A4 (en) * | 2007-11-20 | 2013-12-04 | Lg Electronics Inc | METHOD AND DEVICE FOR TREATING WASH |
| KR102424696B1 (ko) * | 2015-09-01 | 2022-07-26 | 삼성전자주식회사 | 세탁기 |
| CN108457042B (zh) * | 2017-02-20 | 2021-12-24 | 上海海尔洗涤电器有限公司 | 一种洗涤方法、装置及洗衣机 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR0127664Y1 (ko) * | 1994-10-31 | 1998-12-15 | 김광호 | 세탁기의 제어장치 |
| KR0175850B1 (ko) * | 1994-12-27 | 1999-05-15 | 김광호 | 세탁기의 제어장치 및 그 방법 |
| KR0130585Y1 (ko) * | 1995-03-06 | 1998-12-15 | 김광호 | 세탁기의 세탁수 연수장치 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10085447A patent/JPH11276789A/ja not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-03-26 TW TW088104855A patent/TW477847B/zh not_active IP Right Cessation
- 1999-03-30 KR KR19990011098A patent/KR100328192B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 1999-03-31 CN CN99107733A patent/CN1232898A/zh active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001314857A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-11-13 | Hitachi Chem Co Ltd | 軟水化装置及びその軟水化装置を有した水回り住宅設備機器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR100328192B1 (ko) | 2002-03-16 |
| TW477847B (en) | 2002-03-01 |
| KR19990078426A (ko) | 1999-10-25 |
| CN1232898A (zh) | 1999-10-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20031216 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040106 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040305 |