JPH11300090A - 電気洗濯機及び電気洗濯機の目詰まり防止方法 - Google Patents
電気洗濯機及び電気洗濯機の目詰まり防止方法Info
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- JPH11300090A JPH11300090A JP10115392A JP11539298A JPH11300090A JP H11300090 A JPH11300090 A JP H11300090A JP 10115392 A JP10115392 A JP 10115392A JP 11539298 A JP11539298 A JP 11539298A JP H11300090 A JPH11300090 A JP H11300090A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イオン除去装置内の粒状イオン交換樹脂の目
詰まりを防止する目詰まり防止手段を備えた電気洗濯機
及び電気洗濯機の目詰まり防止方法を提供する。 【解決手段】 目詰まり防止手段を、給水経路の水道栓
26口内に着脱可能に設けられ水道水を濾過する着脱用
つまみ付き異物流入防止フィルタ26aと、イオン除去
装置28内に納められたイオン交換樹脂31を上下から
挟みイオン交換樹脂31の流出とイオン交換樹脂31内
への異物の流入を防ぐメッシュフィルタ29dとで構成
する。また、イオン交換樹脂31に、最終すすぎ時或い
はすすぎ終了後、イオン除去装置28の塩水部屋60k
から流下させた塩水を残留させる。
詰まりを防止する目詰まり防止手段を備えた電気洗濯機
及び電気洗濯機の目詰まり防止方法を提供する。 【解決手段】 目詰まり防止手段を、給水経路の水道栓
26口内に着脱可能に設けられ水道水を濾過する着脱用
つまみ付き異物流入防止フィルタ26aと、イオン除去
装置28内に納められたイオン交換樹脂31を上下から
挟みイオン交換樹脂31の流出とイオン交換樹脂31内
への異物の流入を防ぐメッシュフィルタ29dとで構成
する。また、イオン交換樹脂31に、最終すすぎ時或い
はすすぎ終了後、イオン除去装置28の塩水部屋60k
から流下させた塩水を残留させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気洗濯機に関
し、特に電気洗濯機に備えられたイオン除去装置の目詰
まり防止に関するものである。
し、特に電気洗濯機に備えられたイオン除去装置の目詰
まり防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗濯機で洗濯に使用される洗濯用水は、
水道水に代表される水源からホース等で直接洗濯機に供
給され、使用者の操作で洗濯機内の洗濯槽に給水され
て、衣類の洗濯に用いられている。
水道水に代表される水源からホース等で直接洗濯機に供
給され、使用者の操作で洗濯機内の洗濯槽に給水され
て、衣類の洗濯に用いられている。
【0003】しかし、例えば水道水中には雑菌の殺菌を
目的とした次亜塩素酸イオン等の陰イオン、水源に含ま
れるカルシウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン
等の陽イオンが含まれている。これらのイオンは、洗濯
に対し洗浄力の低下や衣類の着色など種々の悪影響を及
ぼす。
目的とした次亜塩素酸イオン等の陰イオン、水源に含ま
れるカルシウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン
等の陽イオンが含まれている。これらのイオンは、洗濯
に対し洗浄力の低下や衣類の着色など種々の悪影響を及
ぼす。
【0004】洗剤の洗浄力に大きな影響を及ぼすのは、
硬度成分としてのカルシウムイオン、マグネシウムイオ
ンという2価の陽イオンである。これらは洗剤中の界面
活性剤と反応して水不溶性の金属石けんを生成するた
め、洗浄に寄与する界面活性剤の量が減少し、洗浄力を
低下させる。また生成した金属石けんは水不溶性であ
り、すすぎが不十分な場合は衣類に残留して、白い斑点
となって見えたり、黄ばみや異臭の原因となる。さらに
洗濯槽の外壁等に付着堆積した場合には、そこにカビ等
が繁殖する場合もある。
硬度成分としてのカルシウムイオン、マグネシウムイオ
ンという2価の陽イオンである。これらは洗剤中の界面
活性剤と反応して水不溶性の金属石けんを生成するた
め、洗浄に寄与する界面活性剤の量が減少し、洗浄力を
低下させる。また生成した金属石けんは水不溶性であ
り、すすぎが不十分な場合は衣類に残留して、白い斑点
となって見えたり、黄ばみや異臭の原因となる。さらに
洗濯槽の外壁等に付着堆積した場合には、そこにカビ等
が繁殖する場合もある。
【0005】これらの悪影響は、特に石けんの場合に顕
著であり、硬度の高い地域では石けんの使用は困難であ
った。一方、最も多くの家庭で用いられている合成洗剤
では、硬度の影響を小さくするために、ビルダーの一つ
としてゼオライトが配合されている。ゼオライトは、け
い酸とアルミナを主成分とした水に不溶性の白色の微粒
子であり、水中のカルシウム、マグネシウムなどの多価
陽イオンを吸着し、水を軟水化する効果がある。
著であり、硬度の高い地域では石けんの使用は困難であ
った。一方、最も多くの家庭で用いられている合成洗剤
では、硬度の影響を小さくするために、ビルダーの一つ
としてゼオライトが配合されている。ゼオライトは、け
い酸とアルミナを主成分とした水に不溶性の白色の微粒
子であり、水中のカルシウム、マグネシウムなどの多価
陽イオンを吸着し、水を軟水化する効果がある。
【0006】水中にカルシウムイオン、マグネシウムイ
オンが含まれている場合、これにゼオライト配合洗剤を
投入すると、これらイオンを除去するが、それと同時に
これらイオンは洗剤の界面活性剤とも反応するため、金
属石けんの生成を完全に防ぐことはできない。このため
ゼオライト混入の効果は薄められることになる。本来な
らば洗濯用水からこれらイオンを除去した後の水に洗剤
を溶かして洗濯に用いる方が好ましい。さらにビルダー
として水不溶性のゼオライトを洗剤に多量に混入する
と、洗濯後の衣類にゼオライト粒子が付着して仕上がり
を悪化させる問題もある。
オンが含まれている場合、これにゼオライト配合洗剤を
投入すると、これらイオンを除去するが、それと同時に
これらイオンは洗剤の界面活性剤とも反応するため、金
属石けんの生成を完全に防ぐことはできない。このため
ゼオライト混入の効果は薄められることになる。本来な
らば洗濯用水からこれらイオンを除去した後の水に洗剤
を溶かして洗濯に用いる方が好ましい。さらにビルダー
として水不溶性のゼオライトを洗剤に多量に混入する
と、洗濯後の衣類にゼオライト粒子が付着して仕上がり
を悪化させる問題もある。
【0007】これらイオンの弊害を除去する方法とし
て、特開平4−20395号公報に記載される洗濯機が
ある。これは供給される洗濯用水からイオンを除去した
後に、洗剤の投入されている洗濯槽に給水して洗濯を行
うものである。
て、特開平4−20395号公報に記載される洗濯機が
ある。これは供給される洗濯用水からイオンを除去した
後に、洗剤の投入されている洗濯槽に給水して洗濯を行
うものである。
【0008】上記特開平4−20395号公報に記載さ
れた洗濯機では、衣類の洗濯を行う洗濯槽と、この洗濯
槽内に給水する給水手段とを備えており、この給水手段
の給水経路途中にイオン除去手段を設けている。またこ
のイオン除去手段として、イオン交換樹脂や活性炭を用
いることが開示されている。
れた洗濯機では、衣類の洗濯を行う洗濯槽と、この洗濯
槽内に給水する給水手段とを備えており、この給水手段
の給水経路途中にイオン除去手段を設けている。またこ
のイオン除去手段として、イオン交換樹脂や活性炭を用
いることが開示されている。
【0009】さらにこの公報では、陰イオンを除去する
ための活性炭の吸着能力の限界に着目し、イオン除去手
段と並列な給水経路を用意し、選択的に用いて寿命を延
ばすことが開示されている。
ための活性炭の吸着能力の限界に着目し、イオン除去手
段と並列な給水経路を用意し、選択的に用いて寿命を延
ばすことが開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載された従来技術では、イオン除去手段を給水経路途中
に挿入した場合の給水阻害に対する対策について配慮さ
れていない。すなわち、特開平4−20395号公報に
記載の洗濯機では、イオン除去手段内に充填される活性
炭あるいはイオン交換樹脂の目詰まり等で洗濯槽への給
水が阻害され、洗濯が行えなくなる場合への対策は何ら
考慮されていない。
載された従来技術では、イオン除去手段を給水経路途中
に挿入した場合の給水阻害に対する対策について配慮さ
れていない。すなわち、特開平4−20395号公報に
記載の洗濯機では、イオン除去手段内に充填される活性
炭あるいはイオン交換樹脂の目詰まり等で洗濯槽への給
水が阻害され、洗濯が行えなくなる場合への対策は何ら
考慮されていない。
【0011】周知のように、水道水には、水道工事によ
る市中あるいは家庭配管内への土砂が混入したり、配管
内の鉄錆が剥離混入する場合がある。これらは一般に赤
水と呼ばれている。この赤水がイオン除去手段に通水さ
れれば、除去手段内に充填されるイオン交換樹脂粒子間
の隙間に蓄積して目詰まりを起こす。また水道栓から、
洗濯機給水口に用いれれるホース内に生じた黴、ヌル等
が剥離して水道水に混入する場合もあり、前述と同様目
詰まりの原因になる。
る市中あるいは家庭配管内への土砂が混入したり、配管
内の鉄錆が剥離混入する場合がある。これらは一般に赤
水と呼ばれている。この赤水がイオン除去手段に通水さ
れれば、除去手段内に充填されるイオン交換樹脂粒子間
の隙間に蓄積して目詰まりを起こす。また水道栓から、
洗濯機給水口に用いれれるホース内に生じた黴、ヌル等
が剥離して水道水に混入する場合もあり、前述と同様目
詰まりの原因になる。
【0012】本発明の目的は、イオン除去装置内の粒状
イオン交換樹脂の目詰まりを防止する目詰まり防止手段
を備えた電気洗濯機び電気洗濯機の目詰まり防止方法を
提供することにある。
イオン交換樹脂の目詰まりを防止する目詰まり防止手段
を備えた電気洗濯機び電気洗濯機の目詰まり防止方法を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における電気洗濯機の特徴とするところは、
給水経路の水道栓口内に着脱可能に設けられ前記水道水
を濾過する着脱用つまみ付き第1のフィルタと、前記イ
オン除去装置内に納められたイオン交換能を持つ素材を
上下から挟み前記素材の流出と前記素材内への異物の流
入を防ぐ第2のフィルタとで構成した目詰まり防止手段
を設けることにある。
に、本発明における電気洗濯機の特徴とするところは、
給水経路の水道栓口内に着脱可能に設けられ前記水道水
を濾過する着脱用つまみ付き第1のフィルタと、前記イ
オン除去装置内に納められたイオン交換能を持つ素材を
上下から挟み前記素材の流出と前記素材内への異物の流
入を防ぐ第2のフィルタとで構成した目詰まり防止手段
を設けることにある。
【0014】具体的には本発明は次に掲げる装置及び方
法を提供する。
法を提供する。
【0015】本発明は、水道栓からの水道水を供給する
給水流路と、前記供給された水道水に含まれるイオンを
除去するイオン除去装置と、前記イオンが除去された水
道水を供給部屋を介して供給水として外槽及び洗濯槽に
流下させる傾斜流路と、前記供給水の供給量に基づき洗
濯を制御する制御部と、前記供給水による前記イオン除
去装置の目詰まりを防止する目詰まり防止手段とを有す
る電気洗濯機において、前記目詰まり防止手段は、前記
給水経路の水道栓口内に着脱可能に設けられ前記水道水
を濾過する着脱用つまみ付き第1のフィルタと、前記イ
オン除去装置内に納められたイオン交換能を持つ素材を
上下から挟み前記素材の流出と前記素材内への異物の流
入を防ぐ第2のフィルタとで構成されることを特徴とす
る電気洗濯機を提供する。
給水流路と、前記供給された水道水に含まれるイオンを
除去するイオン除去装置と、前記イオンが除去された水
道水を供給部屋を介して供給水として外槽及び洗濯槽に
流下させる傾斜流路と、前記供給水の供給量に基づき洗
濯を制御する制御部と、前記供給水による前記イオン除
去装置の目詰まりを防止する目詰まり防止手段とを有す
る電気洗濯機において、前記目詰まり防止手段は、前記
給水経路の水道栓口内に着脱可能に設けられ前記水道水
を濾過する着脱用つまみ付き第1のフィルタと、前記イ
オン除去装置内に納められたイオン交換能を持つ素材を
上下から挟み前記素材の流出と前記素材内への異物の流
入を防ぐ第2のフィルタとで構成されることを特徴とす
る電気洗濯機を提供する。
【0016】好ましくは、前記制御部は、前記供給水が
前記外槽及び洗濯槽に所定時間内に規定量供給されたか
否かを検出する検出手段と、前記検出結果に基づき、前
記給水流路または前記イオン除去装置に目詰まりが生じ
たか否かを判断する判断手段と、前記判断に基づき前記
目詰まりの表示或いは報知を行う警報手段を有する。
前記外槽及び洗濯槽に所定時間内に規定量供給されたか
否かを検出する検出手段と、前記検出結果に基づき、前
記給水流路または前記イオン除去装置に目詰まりが生じ
たか否かを判断する判断手段と、前記判断に基づき前記
目詰まりの表示或いは報知を行う警報手段を有する。
【0017】好ましくは、前記給水流路からの水道水を
前記素材を通過させずに前記供給部屋に供給するバイパ
ス流路を、前記イオン除去装置の前記給水流路からの水
道水が流入する下部部屋と前記供給部屋との間に設け
る。
前記素材を通過させずに前記供給部屋に供給するバイパ
ス流路を、前記イオン除去装置の前記給水流路からの水
道水が流入する下部部屋と前記供給部屋との間に設け
る。
【0018】また、本発明は、給水流路を介して供給さ
れた水道栓からの水道水に含まれるイオンを除去するイ
オン除去装置の目詰まりを防止する電気洗濯機の目詰ま
り防止方法において、前記給水経路の水道栓口内に着脱
可能に設けられた着脱用つまみ付き第1のフィルタで、
前記水道水に含まれる異物を濾過し、前記イオン除去装
置内に納められたイオン交換能を持つ素材を上下から挟
む第2のフィルタのメッシュで、前記素材の流出と前記
素材内への異物の流入を防ぐことを特徴とする電気洗濯
機の目詰まり防止方法を提供する。
れた水道栓からの水道水に含まれるイオンを除去するイ
オン除去装置の目詰まりを防止する電気洗濯機の目詰ま
り防止方法において、前記給水経路の水道栓口内に着脱
可能に設けられた着脱用つまみ付き第1のフィルタで、
前記水道水に含まれる異物を濾過し、前記イオン除去装
置内に納められたイオン交換能を持つ素材を上下から挟
む第2のフィルタのメッシュで、前記素材の流出と前記
素材内への異物の流入を防ぐことを特徴とする電気洗濯
機の目詰まり防止方法を提供する。
【0019】好ましくは、前記素材に、最終すすぎ時或
いはすすぎ終了後、前記イオン除去装置の上部から流下
させた塩水を残留させる。
いはすすぎ終了後、前記イオン除去装置の上部から流下
させた塩水を残留させる。
【0020】好ましくは、前記電気洗濯機の出荷時、前
記素材に、前記塩水を含ませる。
記素材に、前記塩水を含ませる。
【0021】また、本発明は、給水流路を介して供給さ
れた水道栓からの水道水に含まれるイオンを除去するイ
オン除去装置の目詰まりを防止する電気洗濯機の目詰ま
り防止方法において、前記給水経路の水道栓口内に着脱
可能に設けられた着脱用つまみ付き第1のフィルタで、
前記水道水に含まれる異物を濾過し、前記イオン除去装
置内に納められたイオン交換能を持つ素材を上下から挟
む第2のフィルタのメッシュで、前記素材の流出と前記
素材内への異物の流入を防ぐと共に、前記素材に、最終
すすぎ時或いはすすぎ終了後、前記イオン除去装置の上
部から流下させた塩水を残留させることを特徴とする電
気洗濯機の目詰まり防止方法を提供する。
れた水道栓からの水道水に含まれるイオンを除去するイ
オン除去装置の目詰まりを防止する電気洗濯機の目詰ま
り防止方法において、前記給水経路の水道栓口内に着脱
可能に設けられた着脱用つまみ付き第1のフィルタで、
前記水道水に含まれる異物を濾過し、前記イオン除去装
置内に納められたイオン交換能を持つ素材を上下から挟
む第2のフィルタのメッシュで、前記素材の流出と前記
素材内への異物の流入を防ぐと共に、前記素材に、最終
すすぎ時或いはすすぎ終了後、前記イオン除去装置の上
部から流下させた塩水を残留させることを特徴とする電
気洗濯機の目詰まり防止方法を提供する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態例に
係る電気洗濯機及び電気洗濯機の目詰まり防止方法を、
図を用いて説明する。
係る電気洗濯機及び電気洗濯機の目詰まり防止方法を、
図を用いて説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態例に係る目
詰まり防止装置を備えた全自動電気洗濯機の外観図であ
り、図2は図1のAA線に沿う縦断面図である。外装
は、鋼鈑製の外枠1とその上部に取り付けられたトップ
カバー17等により構成されている。水受け槽である外
槽4は、外枠1の上部四隅から吊り棒2及びコイルバネ
や摺動リングからなる防振装置3によって外枠1内に吊
り下げ状態に支持され、洗い工程での洗い水及びすすぎ
工程でのすすぎ水(以下、洗濯水と呼ぶ)を溜める。
詰まり防止装置を備えた全自動電気洗濯機の外観図であ
り、図2は図1のAA線に沿う縦断面図である。外装
は、鋼鈑製の外枠1とその上部に取り付けられたトップ
カバー17等により構成されている。水受け槽である外
槽4は、外枠1の上部四隅から吊り棒2及びコイルバネ
や摺動リングからなる防振装置3によって外枠1内に吊
り下げ状態に支持され、洗い工程での洗い水及びすすぎ
工程でのすすぎ水(以下、洗濯水と呼ぶ)を溜める。
【0024】外槽4内には、ステンレス製の洗濯兼脱水
槽5(以下、洗濯槽と呼ぶ)を回転自在に設ける。洗濯
槽5側面には多数の脱水孔5aを設け、中央底部には回
転翼6を回転可能に設け、上縁部にはバランサー5bを
設ける。外槽4の底面には支持板10が取り付けられて
おり、支持板10には駆動装置が固定されている。
槽5(以下、洗濯槽と呼ぶ)を回転自在に設ける。洗濯
槽5側面には多数の脱水孔5aを設け、中央底部には回
転翼6を回転可能に設け、上縁部にはバランサー5bを
設ける。外槽4の底面には支持板10が取り付けられて
おり、支持板10には駆動装置が固定されている。
【0025】駆動装置は、電動機7と歯車減速機構とク
ラッチ機構及びブレーキ機構を組み合わせた伝動装置9
から構成され、電動機7の回転はプーリ8aとベルト8
bで伝動装置9に伝達される。伝動装置9の出力軸は外
槽4の底壁を水密状態に貫通して外槽4内に突出し、回
転翼6及び洗濯槽5と連結されている。
ラッチ機構及びブレーキ機構を組み合わせた伝動装置9
から構成され、電動機7の回転はプーリ8aとベルト8
bで伝動装置9に伝達される。伝動装置9の出力軸は外
槽4の底壁を水密状態に貫通して外槽4内に突出し、回
転翼6及び洗濯槽5と連結されている。
【0026】駆動装置は、洗い工程及びすすぎ工程時に
は洗濯槽5を静止させ、回転翼6を時計方向(正)及び
反時計方向(逆)に回転させる。また脱水工程時には洗
濯槽5を一方向に回転させる。
は洗濯槽5を静止させ、回転翼6を時計方向(正)及び
反時計方向(逆)に回転させる。また脱水工程時には洗
濯槽5を一方向に回転させる。
【0027】外槽4側面下方には外槽内の水圧を水位セ
ンサ11に伝達する水位センサチューブ12が設けてあ
る。また、外槽4底面には洗濯水の排水を行う排水弁1
3が設けてあり、排水弁に接続した排水ホース16で洗
濯水を洗濯機外に排出する。
ンサ11に伝達する水位センサチューブ12が設けてあ
る。また、外槽4底面には洗濯水の排水を行う排水弁1
3が設けてあり、排水弁に接続した排水ホース16で洗
濯水を洗濯機外に排出する。
【0028】外枠1の上部にはトップカバー17が設け
てある。トップカバー17は、洗濯物を投入する投入口
17aと、イオン除去手段、水道栓口26、給水電磁弁
等を収納する後部収納箱17bと、マイコン等の電気部
品を収納する前部操作箱17cとで構成される。投入口
17aには蓋18を設けてある。
てある。トップカバー17は、洗濯物を投入する投入口
17aと、イオン除去手段、水道栓口26、給水電磁弁
等を収納する後部収納箱17bと、マイコン等の電気部
品を収納する前部操作箱17cとで構成される。投入口
17aには蓋18を設けてある。
【0029】前部操作箱17cの上面には、図3に示す
操作パネル19aが取りつけてあり、その下にはマイコ
ン等を内蔵した制御部19bが設けてある。また前部操
作箱17c内には、外槽4内の水圧を検出することによ
り、規定水位まで水が溜まったかを判定する水位センサ
11が設けてある。
操作パネル19aが取りつけてあり、その下にはマイコ
ン等を内蔵した制御部19bが設けてある。また前部操
作箱17c内には、外槽4内の水圧を検出することによ
り、規定水位まで水が溜まったかを判定する水位センサ
11が設けてある。
【0030】操作パネル19aには、電源スイッチ2
0、各種表示器21、各種操作ボタン22、ブザー23
等が配置されており、使用者が操作ボタン22で洗濯機
を操作し、またその動作状態を表示器21、ブザー23
で確認できるようになっている。また、イオン除去処理
(軟水化)を表示する発光ダイオードからなる軟水化表
示24と、イオン除去手段の再生を催告表示する発光ダ
イオードからなる塩投入表示25がある。
0、各種表示器21、各種操作ボタン22、ブザー23
等が配置されており、使用者が操作ボタン22で洗濯機
を操作し、またその動作状態を表示器21、ブザー23
で確認できるようになっている。また、イオン除去処理
(軟水化)を表示する発光ダイオードからなる軟水化表
示24と、イオン除去手段の再生を催告表示する発光ダ
イオードからなる塩投入表示25がある。
【0031】図4は、図1の後部収納箱17bの上蓋を
はずした時の背面部分の平面図(図1中にBB線で示す
断面)である(前面側を省略している)。
はずした時の背面部分の平面図(図1中にBB線で示す
断面)である(前面側を省略している)。
【0032】後部収納箱17bには水道栓等からのホー
スが接続される水道栓口26、これに続いて給水電磁弁
27及び塩水注水電磁弁63、円筒容器60で構成され
るイオン除去装置28、風呂水を吸水する風呂水吸水ポ
ンプ45、洗濯槽5内に洗濯水を流下させる傾斜流路4
6等が収納されている。
スが接続される水道栓口26、これに続いて給水電磁弁
27及び塩水注水電磁弁63、円筒容器60で構成され
るイオン除去装置28、風呂水を吸水する風呂水吸水ポ
ンプ45、洗濯槽5内に洗濯水を流下させる傾斜流路4
6等が収納されている。
【0033】傾斜流路46の上流側には流路46に開口
する供給部屋A47、供給部屋B48が設けられてい
る。給水電磁弁27の出口はイオン交換装置28の入水
口29aに接続され、塩注水電磁弁63の出口はイオン
交換手段28の塩注水口60hに接続されている。イオ
ン交換手段28の吐出口29bは部屋A47に接続され
ている。
する供給部屋A47、供給部屋B48が設けられてい
る。給水電磁弁27の出口はイオン交換装置28の入水
口29aに接続され、塩注水電磁弁63の出口はイオン
交換手段28の塩注水口60hに接続されている。イオ
ン交換手段28の吐出口29bは部屋A47に接続され
ている。
【0034】図5、図6、図7は、本発明の一実施の形
態例に係るイオン除去装置の目詰まり防止手段の詳細を
示す。図5はイオン除去装置の全体斜視図、図6は目詰
まり防止手段を含むイオン除去装置の縦断面図、図7は
目詰まり防止手段の一つである水道栓口の詳細断面図で
ある。
態例に係るイオン除去装置の目詰まり防止手段の詳細を
示す。図5はイオン除去装置の全体斜視図、図6は目詰
まり防止手段を含むイオン除去装置の縦断面図、図7は
目詰まり防止手段の一つである水道栓口の詳細断面図で
ある。
【0035】図5に示すように、イオン除去装置28は
円筒容器60と蓋61で構成され、円筒容器60は、5
つの部屋に分けられる。図6に示すように、上から塩投
入部屋60a、塩投入部屋60aと塩粒流出防止フィル
タ60gで隔てられた塩水部屋60k、吐出口29bが
設けられた上部部屋60b、入水口29aと吐出口29
bの間の上下面が第2のフィルタであるメッシュフィル
タ29dで区切られた樹脂部屋29e、入水口29aが
設けられた下部部屋60cである。
円筒容器60と蓋61で構成され、円筒容器60は、5
つの部屋に分けられる。図6に示すように、上から塩投
入部屋60a、塩投入部屋60aと塩粒流出防止フィル
タ60gで隔てられた塩水部屋60k、吐出口29bが
設けられた上部部屋60b、入水口29aと吐出口29
bの間の上下面が第2のフィルタであるメッシュフィル
タ29dで区切られた樹脂部屋29e、入水口29aが
設けられた下部部屋60cである。
【0036】入水口29aと吐出口29bの間(上部部
屋60bと下部部屋60cの間)の樹脂部屋29eには
ナトリウム型強酸性陽イオン交換樹脂31(以下、イオ
ン交換樹脂と呼ぶ)が充填されている。上記イオン交換
樹脂31は、一般に広く用いられているビーズ状のもの
のほか、繊維状にしたものであってもよい。
屋60bと下部部屋60cの間)の樹脂部屋29eには
ナトリウム型強酸性陽イオン交換樹脂31(以下、イオ
ン交換樹脂と呼ぶ)が充填されている。上記イオン交換
樹脂31は、一般に広く用いられているビーズ状のもの
のほか、繊維状にしたものであってもよい。
【0037】メッシュフィルタ29dは、樹脂部屋29
e内への異物の進入や、イオン交換樹脂31が樹脂部屋
29eから流出するのを防止する。また、イオン交換樹
脂31の上部及び下部に上部部屋60bと下部部屋60
cを設けるのは、イオン交換樹脂31層の一部にのみ水
が通るのを防止して、イオン交換樹脂層全体に均一に水
を流し、効率よく金属イオンを吸着するためである。
e内への異物の進入や、イオン交換樹脂31が樹脂部屋
29eから流出するのを防止する。また、イオン交換樹
脂31の上部及び下部に上部部屋60bと下部部屋60
cを設けるのは、イオン交換樹脂31層の一部にのみ水
が通るのを防止して、イオン交換樹脂層全体に均一に水
を流し、効率よく金属イオンを吸着するためである。
【0038】水は入水口29aから下部部屋60cに入
り、下部部屋60cを満たした後イオン交換樹脂31層
内を均一に上昇し、上部部屋60bへ出て上部部屋60
bを満たして吐出口29bから流出する。さらに、上部
部屋60bはイオン交換樹脂31層全体に再生用食塩水
が均一に流れるよう、塩水を一時的に溜めておくために
も必要である。
り、下部部屋60cを満たした後イオン交換樹脂31層
内を均一に上昇し、上部部屋60bへ出て上部部屋60
bを満たして吐出口29bから流出する。さらに、上部
部屋60bはイオン交換樹脂31層全体に再生用食塩水
が均一に流れるよう、塩水を一時的に溜めておくために
も必要である。
【0039】塩投入部屋60a内には、予め使用者によ
り塩62が投入されている。投入されている塩の量は、
約150gである。これは、後で述べるイオン交換樹脂
31の再生処理1回当たりに必要な塩量20gの7回分
に相当し、使用者は一週間に一度塩62を投入する必要
がある。
り塩62が投入されている。投入されている塩の量は、
約150gである。これは、後で述べるイオン交換樹脂
31の再生処理1回当たりに必要な塩量20gの7回分
に相当し、使用者は一週間に一度塩62を投入する必要
がある。
【0040】塩投入部屋60aと塩水部屋60kの間に
は塩投入部屋60kの内径とほぼ等しい直径の塩粒流出
防止フィルタ60gが配され、塩粒が塩水部屋60kに
流出するのを防止する。
は塩投入部屋60kの内径とほぼ等しい直径の塩粒流出
防止フィルタ60gが配され、塩粒が塩水部屋60kに
流出するのを防止する。
【0041】これにより、塩粒流出フィルタ60gの面
積を大きくでき、塩水がフィルタの全面を通り塩水部屋
60kに流下するため、塩水の流量を確保することがで
きる。塩投入部屋60aには、塩注水口60hからの塩
注水管60iが開口している。 塩水部屋60kと上部
部屋60bは隔壁60dで分けられ、隔壁60dには塩
水が通過する孔60eが設けられている。この孔60e
の下、上部部屋60b側には逆止弁60fが設けられて
おり、洗濯槽5への給水時に逆止弁60fが孔60eを
塞ぎ、上部部屋60bから塩水部屋60kへ水が流入す
るのを防止する。
積を大きくでき、塩水がフィルタの全面を通り塩水部屋
60kに流下するため、塩水の流量を確保することがで
きる。塩投入部屋60aには、塩注水口60hからの塩
注水管60iが開口している。 塩水部屋60kと上部
部屋60bは隔壁60dで分けられ、隔壁60dには塩
水が通過する孔60eが設けられている。この孔60e
の下、上部部屋60b側には逆止弁60fが設けられて
おり、洗濯槽5への給水時に逆止弁60fが孔60eを
塞ぎ、上部部屋60bから塩水部屋60kへ水が流入す
るのを防止する。
【0042】下部部屋60cの底面には塩水排出口29
cが後部収納箱17bの底面を貫通して設けられてお
り、塩水排出口29cに接続された塩水排出パイプ64
は図2に示すように外槽4に接続され、塩水を外槽内に
排出するようになっている。
cが後部収納箱17bの底面を貫通して設けられてお
り、塩水排出口29cに接続された塩水排出パイプ64
は図2に示すように外槽4に接続され、塩水を外槽内に
排出するようになっている。
【0043】蓋61の内円周には凹溝61aが設けてあ
り、上面には空気孔61bが開けられている。円筒容器
60の上部外円周には凸部61jがあり、蓋61は円筒
容器60の凸部60jに凹溝61aが嵌合する形で固定
される。
り、上面には空気孔61bが開けられている。円筒容器
60の上部外円周には凸部61jがあり、蓋61は円筒
容器60の凸部60jに凹溝61aが嵌合する形で固定
される。
【0044】蓋61は後部収納箱17bの上面より突出
するようにしてあり、蓋61の開閉を容易に行えるよう
になっている。また、蓋61はアクリル樹脂のような透
明な部材とし、後述する洗濯毎のイオン交換樹脂の再生
処理で消費される塩の残量を容易に確認できるようにし
てある。
するようにしてあり、蓋61の開閉を容易に行えるよう
になっている。また、蓋61はアクリル樹脂のような透
明な部材とし、後述する洗濯毎のイオン交換樹脂の再生
処理で消費される塩の残量を容易に確認できるようにし
てある。
【0045】水道栓からのホースは水道栓口26に接続
される。水道水は給水電磁弁27開閉により円筒容器6
0の入水口29aに導かれ、下部部屋60cを満たして
からイオン交換樹脂31を充填した部屋29eを上昇し
ながら通過する。
される。水道水は給水電磁弁27開閉により円筒容器6
0の入水口29aに導かれ、下部部屋60cを満たして
からイオン交換樹脂31を充填した部屋29eを上昇し
ながら通過する。
【0046】水道水はここで軟水化つまりカルシウム、
マグネシウムイオンが除去されて上部部屋60bを満た
し吐出口29bから流出する。そして部屋A47から傾
斜流路46に流下して外槽4(洗濯槽5)に給水され
る。
マグネシウムイオンが除去されて上部部屋60bを満た
し吐出口29bから流出する。そして部屋A47から傾
斜流路46に流下して外槽4(洗濯槽5)に給水され
る。
【0047】風呂からの水は風呂水給水口45aに接続
されるホースで汲み出される。風呂水は、まず水道栓口
26からの水道水を給水電磁弁27を開きイオン除去装
置28、供給部屋A47を通して、その一部を呼び水口
45bから風呂水吸水ポンプ45に呼び水する。その後
ポンプモータを回転させて風呂水を風呂水給水口45a
から自吸し、吐出口45cから部屋B48を介して傾斜
流路46に導き、ここから洗濯槽5に給水する。
されるホースで汲み出される。風呂水は、まず水道栓口
26からの水道水を給水電磁弁27を開きイオン除去装
置28、供給部屋A47を通して、その一部を呼び水口
45bから風呂水吸水ポンプ45に呼び水する。その後
ポンプモータを回転させて風呂水を風呂水給水口45a
から自吸し、吐出口45cから部屋B48を介して傾斜
流路46に導き、ここから洗濯槽5に給水する。
【0048】円筒容器60で構成されるイオン除去装置
28を水道栓口26が設置される後部収納箱17bに設
置するのは、給水配管長を短くでき、流路損失が削減し
て、流量すなわち給水時間を短縮できるからである。
28を水道栓口26が設置される後部収納箱17bに設
置するのは、給水配管長を短くでき、流路損失が削減し
て、流量すなわち給水時間を短縮できるからである。
【0049】給水ではイオン交換樹脂31が充填される
部屋29eを水道水が通過するのでこの樹脂充填の圧力
損失が大きい。この損失を少しでもカバーするため水道
栓口から円筒容器60に至る配管長は100mm以下が
望ましい。従来洗濯機の洗濯給水流量は、水道水圧力に
もよるが10から15リットル/分であり、これに近い
流量を本発明で得るためには上述の配慮が必要になる。
部屋29eを水道水が通過するのでこの樹脂充填の圧力
損失が大きい。この損失を少しでもカバーするため水道
栓口から円筒容器60に至る配管長は100mm以下が
望ましい。従来洗濯機の洗濯給水流量は、水道水圧力に
もよるが10から15リットル/分であり、これに近い
流量を本発明で得るためには上述の配慮が必要になる。
【0050】図7に、目詰まり防止装置の一つである水
道栓口26の詳細を示す。水道栓口26の内部には、上
流側に第1のフィルタである異物流入防止メッシュフィ
ルタ26aが設置され、異物流入防止フィルタ26aに
はこれを上から簡単に取り外すためのつまみ26bが付
けられている。26cは流量を調整する調整絞りであ
る。
道栓口26の詳細を示す。水道栓口26の内部には、上
流側に第1のフィルタである異物流入防止メッシュフィ
ルタ26aが設置され、異物流入防止フィルタ26aに
はこれを上から簡単に取り外すためのつまみ26bが付
けられている。26cは流量を調整する調整絞りであ
る。
【0051】異物流入防止フィルタ26aのメッシュ径
は、イオン除去装置28内に設置されるイオン交換樹脂
31が樹脂部屋29eから流出するのを防止するメッシ
ュフィルタ29d或いは塩粒流出防止フィルタ60gの
それより細かなものである。
は、イオン除去装置28内に設置されるイオン交換樹脂
31が樹脂部屋29eから流出するのを防止するメッシ
ュフィルタ29d或いは塩粒流出防止フィルタ60gの
それより細かなものである。
【0052】水道工事によって市中あるいは家庭配管内
への土砂が混入したり、配管内の鉄錆が剥離混入する場
合がある。これらは一般に赤水と呼ばれている。この赤
水がイオン除去装置28に通水されれば、イオン除去装
置28内のメッシュフィルタ29d、塩粒流出防止フィ
ルタ60g、イオン交換樹脂31粒子間の隙間に蓄積し
て目詰まりを起こす。
への土砂が混入したり、配管内の鉄錆が剥離混入する場
合がある。これらは一般に赤水と呼ばれている。この赤
水がイオン除去装置28に通水されれば、イオン除去装
置28内のメッシュフィルタ29d、塩粒流出防止フィ
ルタ60g、イオン交換樹脂31粒子間の隙間に蓄積し
て目詰まりを起こす。
【0053】また水道栓口26から、洗濯機給水口に用
いられるホース内に生じた黴、ヌル等が剥離して水道水
に混入する場合もあり、前述と同様目詰まりの原因にな
る。
いられるホース内に生じた黴、ヌル等が剥離して水道水
に混入する場合もあり、前述と同様目詰まりの原因にな
る。
【0054】異物流入防止メッシュフィルタ26aは、
メッシュフィルタ29dあるいは塩粒流出防止フィルタ
60gのそれより細かなメッシュ径によって、直前でこ
れら異物がイオン除去装置28内に混入するのを防止す
る。
メッシュフィルタ29dあるいは塩粒流出防止フィルタ
60gのそれより細かなメッシュ径によって、直前でこ
れら異物がイオン除去装置28内に混入するのを防止す
る。
【0055】当然このメッシュフィルタ26aは目詰ま
りを起こす。しかし使用者がつまみ26bによって簡単
に取り外し、これを掃除あるいは新たなフィルタ26a
に交換すれば、目詰まりによる給水阻害を解除して洗濯
を続けることができる。
りを起こす。しかし使用者がつまみ26bによって簡単
に取り外し、これを掃除あるいは新たなフィルタ26a
に交換すれば、目詰まりによる給水阻害を解除して洗濯
を続けることができる。
【0056】図8は、マイクロコンピュータ50を中心
に構成される洗濯機の制御部のブロック図である。マイ
クロコンピュータ50は、操作ボタン入力回路51や水
位センサ11とも接続され使用者のボタン操作、洗濯槽
内の洗濯水水位の情報信号を受ける。
に構成される洗濯機の制御部のブロック図である。マイ
クロコンピュータ50は、操作ボタン入力回路51や水
位センサ11とも接続され使用者のボタン操作、洗濯槽
内の洗濯水水位の情報信号を受ける。
【0057】マイクロコンピュータ50からの出力は、
駆動回路52に接続され、前記電動機7や給水電磁弁2
7、排水弁13等に商用電源を供給して、これらの開閉
あるいは回転を制御する。また、使用者に洗濯機の動作
を知らせるため、ブザー23や表示器21などの報知手
段にも接続される。
駆動回路52に接続され、前記電動機7や給水電磁弁2
7、排水弁13等に商用電源を供給して、これらの開閉
あるいは回転を制御する。また、使用者に洗濯機の動作
を知らせるため、ブザー23や表示器21などの報知手
段にも接続される。
【0058】電源回路53は、商用電源を整流平滑して
マイクロコンピュータ50に必要な直流電源を作る。
マイクロコンピュータ50に必要な直流電源を作る。
【0059】54は点灯して軟水処理を、あるいは点滅
点灯して給水阻害を表示する発光ダイオードである。発
光ダイオード54は前部操作箱17cに装着され、イオ
ン交換樹脂への通水時に点灯して、軟水化処理中である
ことを軟水化表示24で使用者に知らせる。また、目詰
まりによる給水阻害時に点滅点灯して給水阻害を軟水化
表示24で使用者に知らせる。
点灯して給水阻害を表示する発光ダイオードである。発
光ダイオード54は前部操作箱17cに装着され、イオ
ン交換樹脂への通水時に点灯して、軟水化処理中である
ことを軟水化表示24で使用者に知らせる。また、目詰
まりによる給水阻害時に点滅点灯して給水阻害を軟水化
表示24で使用者に知らせる。
【0060】知らせを受けた使用者は水道栓口26の異
物流入防止メッシュフィルタ26aを取り出し、付着物
の排除あるいは新たなフィルタに交換することで、目詰
まりによる給水不可を解除して洗濯を続行することがで
きる。
物流入防止メッシュフィルタ26aを取り出し、付着物
の排除あるいは新たなフィルタに交換することで、目詰
まりによる給水不可を解除して洗濯を続行することがで
きる。
【0061】また、異物流入防止メッシュフィルタ26
aが装着されていない場合には、メッシュフィルタ29
dおよび塩粒流出防止フィルタ60gあるいはイオン交
換樹脂31が目詰まりを起こす。この場合も同様に、報
知手段でこれを使用者に報知する。
aが装着されていない場合には、メッシュフィルタ29
dおよび塩粒流出防止フィルタ60gあるいはイオン交
換樹脂31が目詰まりを起こす。この場合も同様に、報
知手段でこれを使用者に報知する。
【0062】また55は、点灯して塩投入を表示する発
光ダイオードである。発光ダイオード55は前部操作箱
17cに装着され、イオン除去装置への塩投入が必要な
時に点灯して、塩投入を塩投入表示25で使用者に知ら
せる。
光ダイオードである。発光ダイオード55は前部操作箱
17cに装着され、イオン除去装置への塩投入が必要な
時に点灯して、塩投入を塩投入表示25で使用者に知ら
せる。
【0063】次に、イオン除去装置28の動作を説明す
る。使用者が洗濯物を洗濯槽5に入れ、電源スイッチ1
9を押し、スタートボタンを操作すると、マイクロコン
ピュータ50は布量センサにより洗濯物の量を測定し、
測定結果に応じた水量、洗剤量を表示器21に表示し、
使用者に知らせる。
る。使用者が洗濯物を洗濯槽5に入れ、電源スイッチ1
9を押し、スタートボタンを操作すると、マイクロコン
ピュータ50は布量センサにより洗濯物の量を測定し、
測定結果に応じた水量、洗剤量を表示器21に表示し、
使用者に知らせる。
【0064】使用者は、表示を参考に適量の洗剤を洗濯
槽5に投入する。その後、マイクロコンピュータ50は
給水電磁弁27を開とする。水道水は水道栓口26から
給水電磁弁27を通過して入水口29aから円筒容器6
0の下部部屋60cに流入する。
槽5に投入する。その後、マイクロコンピュータ50は
給水電磁弁27を開とする。水道水は水道栓口26から
給水電磁弁27を通過して入水口29aから円筒容器6
0の下部部屋60cに流入する。
【0065】流入した水道水は下部部屋60cを満たし
た後、その圧力で部屋29eを上昇し、部屋29eにメ
ッシュフィルタ29dで挟まれて充填されるナトリウム
型強酸性陽イオン交換樹脂31の間を通過して、上部部
屋60bに流出する。そして上部部屋60bを満たして
吐出口29bから流れ出し、部屋A47、傾斜路46を
通り外槽4(洗濯槽5)内に溜まる。
た後、その圧力で部屋29eを上昇し、部屋29eにメ
ッシュフィルタ29dで挟まれて充填されるナトリウム
型強酸性陽イオン交換樹脂31の間を通過して、上部部
屋60bに流出する。そして上部部屋60bを満たして
吐出口29bから流れ出し、部屋A47、傾斜路46を
通り外槽4(洗濯槽5)内に溜まる。
【0066】また、下部部屋60cへ流入した水道水の
一部は、イオン交換樹脂31を通らずに塩水排出口29
cに接続された塩水排水パイプ64を通り外槽4内に流
入する。塩水排出口29cの内径を2mmとすれば、給
水流量15/分の時塩水排出パイプ64を通る流量は約
0.5L/分となる。この量は、給水量の3%程度であ
り影響は少ない。
一部は、イオン交換樹脂31を通らずに塩水排出口29
cに接続された塩水排水パイプ64を通り外槽4内に流
入する。塩水排出口29cの内径を2mmとすれば、給
水流量15/分の時塩水排出パイプ64を通る流量は約
0.5L/分となる。この量は、給水量の3%程度であ
り影響は少ない。
【0067】塩水排出口29cの内径をさらに小さくす
れば、より影響は少なくできるが、毛管現象のために再
生用の塩水が排出しにくくなるため、上記2mm程度が
最適である。コストやスペースの問題がなければ、塩水
排出パイプ64の途中にバルブを設け、給水中にこのバ
ルブを閉じるように構成した方がよいことはもちろんで
ある。
れば、より影響は少なくできるが、毛管現象のために再
生用の塩水が排出しにくくなるため、上記2mm程度が
最適である。コストやスペースの問題がなければ、塩水
排出パイプ64の途中にバルブを設け、給水中にこのバ
ルブを閉じるように構成した方がよいことはもちろんで
ある。
【0068】水道水は、イオン交換樹脂31を通過する
間に、イオン交換作用で中に含まれるカルシウムイオ
ン、マグネシウムイオンが除去される。この洗い給水中
には発光ダイオード54が点灯し軟水化表示24あるい
はブザー23を用いてイオン除去中の表示あるいは報知
が行われる。
間に、イオン交換作用で中に含まれるカルシウムイオ
ン、マグネシウムイオンが除去される。この洗い給水中
には発光ダイオード54が点灯し軟水化表示24あるい
はブザー23を用いてイオン除去中の表示あるいは報知
が行われる。
【0069】給水中は、イオン除去装置28の上部部屋
60bは水道水で満たされ、この圧力のために逆止弁6
0fのボールが上昇し孔60eを塞いでいる。このた
め、給水中に水道水が塩水部屋60kへ侵入することは
ない。給水時以外は、上部部屋60bは大気圧となるた
め、逆止弁60fのボールは自重で落ち、孔60eは開
いた状態となる。
60bは水道水で満たされ、この圧力のために逆止弁6
0fのボールが上昇し孔60eを塞いでいる。このた
め、給水中に水道水が塩水部屋60kへ侵入することは
ない。給水時以外は、上部部屋60bは大気圧となるた
め、逆止弁60fのボールは自重で落ち、孔60eは開
いた状態となる。
【0070】水位センサ11で規定量の洗濯水が外槽4
内に給水されたこと知ったマイクロコンピュータ50
は、給水電磁弁27を閉じて給水を停止させる。そして
回転翼6を正逆回転させて、洗濯を開始する。
内に給水されたこと知ったマイクロコンピュータ50
は、給水電磁弁27を閉じて給水を停止させる。そして
回転翼6を正逆回転させて、洗濯を開始する。
【0071】洗濯槽5内に給水された洗濯水はカルシウ
ム、マグネシウム等の陽イオンを含まないため、投入さ
れた洗剤中の界面活性剤と反応して不溶性の金属石けん
を生成したり、洗浄に寄与する界面活性剤量を減少させ
洗浄力を低下させることはない。給水終了後、イオン交
換手段28内に残った水は、塩水排出口29cに接続さ
れた塩水排出パイプ64からゆっくりと外槽4に排出さ
れる。
ム、マグネシウム等の陽イオンを含まないため、投入さ
れた洗剤中の界面活性剤と反応して不溶性の金属石けん
を生成したり、洗浄に寄与する界面活性剤量を減少させ
洗浄力を低下させることはない。給水終了後、イオン交
換手段28内に残った水は、塩水排出口29cに接続さ
れた塩水排出パイプ64からゆっくりと外槽4に排出さ
れる。
【0072】異物流入防止フィルタ26aがない場合
は、イオン除去装置28内のメッシュフィルタ29d、
塩粒流出防止フィルタ60g、イオン交換樹脂31粒子
間の隙間に赤水などにより異物が蓄積して目詰まりを起
こす。
は、イオン除去装置28内のメッシュフィルタ29d、
塩粒流出防止フィルタ60g、イオン交換樹脂31粒子
間の隙間に赤水などにより異物が蓄積して目詰まりを起
こす。
【0073】マイクロコンピュータ50は、使用者が洗
濯物を洗濯槽5に入れ、電源スイッチ19を押し、スタ
ートボタンを操作した時点で、給水電磁弁27を開き、
時間計測を行う。
濯物を洗濯槽5に入れ、電源スイッチ19を押し、スタ
ートボタンを操作した時点で、給水電磁弁27を開き、
時間計測を行う。
【0074】マイクロコンピュータ50には、予め通常
の水道水圧のもとでの時間当たりの給水量を、水位セン
サ11の水位データ変化の形で記憶してある。給水電磁
弁27を開いてから、所定時間内に規定量の給水つまり
通常の水道水圧のもとでの時間当たりの給水量に達しな
い場合は、上述原因での目詰まりと判断して発光ダイオ
ード54を短周期で点滅させ(軟水化表示24が点滅す
る)、あるいはブザー23を用いて警告音を発生させ、
目詰まりの表示あるいは報知を行う。
の水道水圧のもとでの時間当たりの給水量を、水位セン
サ11の水位データ変化の形で記憶してある。給水電磁
弁27を開いてから、所定時間内に規定量の給水つまり
通常の水道水圧のもとでの時間当たりの給水量に達しな
い場合は、上述原因での目詰まりと判断して発光ダイオ
ード54を短周期で点滅させ(軟水化表示24が点滅す
る)、あるいはブザー23を用いて警告音を発生させ、
目詰まりの表示あるいは報知を行う。
【0075】これによって使用者は目詰まりを知り、使
用者が水道栓口26内の異物流入防止メッシュフィルタ
26aをつまみ26bによって取り外し、これを掃除あ
るいは新たなフィルタ26aに交換すれば、目詰まりに
よる給水阻害を解除して洗濯を続けることができる。
用者が水道栓口26内の異物流入防止メッシュフィルタ
26aをつまみ26bによって取り外し、これを掃除あ
るいは新たなフィルタ26aに交換すれば、目詰まりに
よる給水阻害を解除して洗濯を続けることができる。
【0076】異物流入防止フィルタ26aがない場合
は、販売店のサービス窓口に連絡して、イオン除去装置
28の交換を行ってもらう。
は、販売店のサービス窓口に連絡して、イオン除去装置
28の交換を行ってもらう。
【0077】ナトリウム型強酸性陽イオン交換樹脂31
は、周知のように架橋した三次元の高分子基体に、スル
ホン酸基のようなイオン交換基を化学結合で結合させた
合成樹脂である。カルシウム、マグネシウム等の2価の
陽イオンを含んだ水道水が陽イオン交換樹脂間を流れる
と、陽イオン交換樹脂のイオン交換基であるスルホン酸
基と水道水中の陽イオンがイオン交換され、結果水道水
中の陽イオンが除去される。
は、周知のように架橋した三次元の高分子基体に、スル
ホン酸基のようなイオン交換基を化学結合で結合させた
合成樹脂である。カルシウム、マグネシウム等の2価の
陽イオンを含んだ水道水が陽イオン交換樹脂間を流れる
と、陽イオン交換樹脂のイオン交換基であるスルホン酸
基と水道水中の陽イオンがイオン交換され、結果水道水
中の陽イオンが除去される。
【0078】次式(化1)、(化2)にナトリウム型強
酸性イオン交換樹脂のイオン交換反応式を示す。
酸性イオン交換樹脂のイオン交換反応式を示す。
【0079】
【化1】
【0080】
【化2】
【0081】ここで、Rはイオン交換樹脂の高分子基体
である。ナトリウム型イオン交換樹脂は−SO3の陰イ
オンを固定イオン、Naの陽イオンを対イオンとするも
ので、イオンの選択性を利用して水中に含まれるカルシ
ウム、マグネシウム等の多価陽イオンを除去する。
である。ナトリウム型イオン交換樹脂は−SO3の陰イ
オンを固定イオン、Naの陽イオンを対イオンとするも
ので、イオンの選択性を利用して水中に含まれるカルシ
ウム、マグネシウム等の多価陽イオンを除去する。
【0082】イオン選択性は低濃度、常温下では強酸性
陽イオン交換樹脂の場合、価数の高いイオン程大きく、
同一価数では原子番号の大きいもの程大きい。天然水中
に含まれるイオンでは、次式(化3)の順である。
陽イオン交換樹脂の場合、価数の高いイオン程大きく、
同一価数では原子番号の大きいもの程大きい。天然水中
に含まれるイオンでは、次式(化3)の順である。
【0083】
【化3】
【0084】イオン交換樹脂を通過する水中のカルシウ
ム、マグネシウムイオンは(化1)、(化2)の左辺か
ら右辺への反応で樹脂に吸着して除去される。逆にカル
シウム、マグネシウムイオンを吸着した樹脂に高濃度塩
水を流すと(化1)、(化2)の右辺から左辺への反応
でカルシウム、マグネシウムイオンが脱着し、樹脂が元
の状態に戻り再生される。
ム、マグネシウムイオンは(化1)、(化2)の左辺か
ら右辺への反応で樹脂に吸着して除去される。逆にカル
シウム、マグネシウムイオンを吸着した樹脂に高濃度塩
水を流すと(化1)、(化2)の右辺から左辺への反応
でカルシウム、マグネシウムイオンが脱着し、樹脂が元
の状態に戻り再生される。
【0085】実験室等で使用する市販小型軟水化装置
は、イオン交換樹脂量が1〜2Lで処理流量が毎時10
L(毎分0.16L)程度の能力ものが一般的である。
前述したように家庭用洗濯機においては、給水時間を短
縮するために直接水道栓から毎分10L以上の流量で洗
濯槽に給水している。
は、イオン交換樹脂量が1〜2Lで処理流量が毎時10
L(毎分0.16L)程度の能力ものが一般的である。
前述したように家庭用洗濯機においては、給水時間を短
縮するために直接水道栓から毎分10L以上の流量で洗
濯槽に給水している。
【0086】このため、上記のような市販小型軟水化装
置の処理流量では給水時間が長くなりすぎるため、洗濯
以外の時間を利用してバッチ処理したものを一旦貯水槽
に溜めた後に利用せざるを得ない。またイオン樹脂量1
〜2Lは、家庭用洗濯機に搭載(内蔵)するのには容積
が大きすぎる。つまり家庭用洗濯機では上述のイオン交
換樹脂の処理流量、樹脂量の問題を解決する必要があ
る。
置の処理流量では給水時間が長くなりすぎるため、洗濯
以外の時間を利用してバッチ処理したものを一旦貯水槽
に溜めた後に利用せざるを得ない。またイオン樹脂量1
〜2Lは、家庭用洗濯機に搭載(内蔵)するのには容積
が大きすぎる。つまり家庭用洗濯機では上述のイオン交
換樹脂の処理流量、樹脂量の問題を解決する必要があ
る。
【0087】過去に実施された水道統計によれば、調査
した件数のうち、全硬度40ppm以下の件数が全体の
半数であり、100ppmを超える件数が15%もあっ
た。相加平均では54.5ppmである。
した件数のうち、全硬度40ppm以下の件数が全体の
半数であり、100ppmを超える件数が15%もあっ
た。相加平均では54.5ppmである。
【0088】図9に、全国の浄水の硬度分布(日本水道
協会発行の平成6年度水道統計より)と、コンパクトタ
イプのゼオライト入り市販合成洗剤を使用した場合の洗
浄率と硬度の関係を洗剤濃度をパラメータにして示す。
協会発行の平成6年度水道統計より)と、コンパクトタ
イプのゼオライト入り市販合成洗剤を使用した場合の洗
浄率と硬度の関係を洗剤濃度をパラメータにして示す。
【0089】硬度分布は、各浄水場の1日当たりの浄水
量を考慮したものであり、例えば、全浄水量の約20%
は40〜50ppmの間にあることが分かる。各浄水場
の浄水量と家庭の数が比例するとすると、全家庭の約2
0%は40〜50ppmの水道水を使用していることに
なる。
量を考慮したものであり、例えば、全浄水量の約20%
は40〜50ppmの間にあることが分かる。各浄水場
の浄水量と家庭の数が比例するとすると、全家庭の約2
0%は40〜50ppmの水道水を使用していることに
なる。
【0090】全国の平均硬度は、52.9ppmであ
り、全体の98%は100ppm以下である。洗浄率に
ついては、洗剤メーカの指定洗剤量である洗剤濃度0.
067wt%(重量%)では平均硬度52.9ppmを
半減することで洗浄率を約50%も増加させることが可
能である。
り、全体の98%は100ppm以下である。洗浄率に
ついては、洗剤メーカの指定洗剤量である洗剤濃度0.
067wt%(重量%)では平均硬度52.9ppmを
半減することで洗浄率を約50%も増加させることが可
能である。
【0091】また硬度100ppmではこれを半減する
ことで、洗剤量を2倍(濃度0.133wt%)にした
時と同等の洗浄率が得られる。つまり洗剤量(濃度)を
標準の2倍にした時の洗浄率が硬度を下げることで標準
洗剤量で得られる。このように硬度成分であるカルシウ
ムイオン、マグネシウムイオンを除去することで洗濯機
の洗浄力を大きく改善することができる。
ことで、洗剤量を2倍(濃度0.133wt%)にした
時と同等の洗浄率が得られる。つまり洗剤量(濃度)を
標準の2倍にした時の洗浄率が硬度を下げることで標準
洗剤量で得られる。このように硬度成分であるカルシウ
ムイオン、マグネシウムイオンを除去することで洗濯機
の洗浄力を大きく改善することができる。
【0092】また水道水をそのまま使った場合と同等の
洗浄率でよいとするならば、軟水化により洗剤使用量を
削減することができる。さらに、硬度が40ppm以上
の地域では洗剤量を必要以上に使用する必要がなく、環
境への影響も少なくなる。
洗浄率でよいとするならば、軟水化により洗剤使用量を
削減することができる。さらに、硬度が40ppm以上
の地域では洗剤量を必要以上に使用する必要がなく、環
境への影響も少なくなる。
【0093】図9に示すように、硬度が40ppm以下
では洗浄率がほぼ一定で、これ以上の硬度では洗浄率が
低下する。硬度40ppm以下では合成洗剤に含まれる
ゼオライトが硬度成分をほぼ全部吸着し界面活性剤が十
分に作用するため洗浄率がほぼ一定になり、これ以上の
硬度ではゼオライト量が不足し一部の界面活性剤が硬度
成分と反応し金属石けんを生成し、その分界面活性剤量
が減少するため洗浄率が低下するのである。
では洗浄率がほぼ一定で、これ以上の硬度では洗浄率が
低下する。硬度40ppm以下では合成洗剤に含まれる
ゼオライトが硬度成分をほぼ全部吸着し界面活性剤が十
分に作用するため洗浄率がほぼ一定になり、これ以上の
硬度ではゼオライト量が不足し一部の界面活性剤が硬度
成分と反応し金属石けんを生成し、その分界面活性剤量
が減少するため洗浄率が低下するのである。
【0094】従って、ゼオライト入りの合成洗剤を洗濯
に使用する場合には、この40ppm程度まで洗濯水か
ら硬度成分のカルシウムイオン、マグネシウムイオンを
除去することが望ましい。一方、石けんでは図9とは異
なり、硬度の増加とともに洗浄率が低下するため、でき
るだけ硬度成分を除去するのが好ましい。
に使用する場合には、この40ppm程度まで洗濯水か
ら硬度成分のカルシウムイオン、マグネシウムイオンを
除去することが望ましい。一方、石けんでは図9とは異
なり、硬度の増加とともに洗浄率が低下するため、でき
るだけ硬度成分を除去するのが好ましい。
【0095】イオン交換樹脂のイオン交換性能は、イオ
ン交換容量、イオン交換速度などで決定される。洗濯機
でイオン交換樹脂を使用する場合、上述のように、処理
流量は毎分10〜15L、樹脂量は洗濯機に搭載可能な
ようできるだけ少ないことが求められる。
ン交換容量、イオン交換速度などで決定される。洗濯機
でイオン交換樹脂を使用する場合、上述のように、処理
流量は毎分10〜15L、樹脂量は洗濯機に搭載可能な
ようできるだけ少ないことが求められる。
【0096】このためには、イオン交換速度を極力大き
くして処理流量を確保し、イオン交換容量を大きくして
樹脂量を少なくすればよい。イオン交換容量、イオン交
換速度はイオン交換樹脂の架橋度、樹脂の構造(ゲル
型、多孔性)や樹脂径などにより変化する。
くして処理流量を確保し、イオン交換容量を大きくして
樹脂量を少なくすればよい。イオン交換容量、イオン交
換速度はイオン交換樹脂の架橋度、樹脂の構造(ゲル
型、多孔性)や樹脂径などにより変化する。
【0097】しかし、架橋度が高い方がイオン交換容量
は増加するが、イオン交換速度が低下し、多孔性にする
とゲル型よりイオン交換速度は上昇するが、イオン交換
容量が減少する。このように、イオン交換樹脂の架橋度
や構造で両方の性能を同時に向上させることは困難であ
る。
は増加するが、イオン交換速度が低下し、多孔性にする
とゲル型よりイオン交換速度は上昇するが、イオン交換
容量が減少する。このように、イオン交換樹脂の架橋度
や構造で両方の性能を同時に向上させることは困難であ
る。
【0098】図10は、硬水軟化のために最も一般的に
用いられている架橋度8%のナトリウム型強酸性イオン
交換樹脂について、通水量に対する漏洩イオン濃度の変
化を、イオン交換樹脂量と樹脂径をパラメータに実験し
た結果である。
用いられている架橋度8%のナトリウム型強酸性イオン
交換樹脂について、通水量に対する漏洩イオン濃度の変
化を、イオン交換樹脂量と樹脂径をパラメータに実験し
た結果である。
【0099】原水の全硬度は100ppm、流量は15
L/分である。実験した樹脂量、樹脂径ではどの場合も
硬度成分が漏洩し、その濃度は、樹脂量、樹脂径によっ
て異なる。通水初期段階における漏洩イオン濃度は、同
一樹脂径では、樹脂量が多いほど小さく、樹脂量が同じ
場合は、樹脂径が小さい方が小さい。
L/分である。実験した樹脂量、樹脂径ではどの場合も
硬度成分が漏洩し、その濃度は、樹脂量、樹脂径によっ
て異なる。通水初期段階における漏洩イオン濃度は、同
一樹脂径では、樹脂量が多いほど小さく、樹脂量が同じ
場合は、樹脂径が小さい方が小さい。
【0100】図11は、図10における通水初期段階の
漏洩イオン濃度をイオン交換樹脂の全表面積(計算値)
に対し整理し直した結果である。図11から、漏洩イオ
ン濃度は、イオン交換樹脂の全表面積にほぼ反比例して
おり、イオン交換速度は、イオン交換樹脂の全表面積に
比例することがわかる。
漏洩イオン濃度をイオン交換樹脂の全表面積(計算値)
に対し整理し直した結果である。図11から、漏洩イオ
ン濃度は、イオン交換樹脂の全表面積にほぼ反比例して
おり、イオン交換速度は、イオン交換樹脂の全表面積に
比例することがわかる。
【0101】イオン交換樹脂の全表面積は、イオン交換
樹脂量に比例し、イオン交換樹脂径に反比例するので、
樹脂径を小さくすることにより樹脂量を少なくすること
ができる。漏洩イオン濃度の変化は、通水初期段階では
ほぼ一定濃度であるが、通水量が増加していくとある点
から急に増加し、ついにはイオン交換能力を失い原水と
同じ濃度となる。
樹脂量に比例し、イオン交換樹脂径に反比例するので、
樹脂径を小さくすることにより樹脂量を少なくすること
ができる。漏洩イオン濃度の変化は、通水初期段階では
ほぼ一定濃度であるが、通水量が増加していくとある点
から急に増加し、ついにはイオン交換能力を失い原水と
同じ濃度となる。
【0102】イオン交換容量は、漏洩イオン濃度線と原
水イオン濃度線で囲まれた面積(例えば樹脂量100m
L、樹脂径0.1〜0.2mmの場合、図中ABCAで囲
まれた面積)で表されるが、樹脂径には関係なく、樹脂
量のみに比例する。
水イオン濃度線で囲まれた面積(例えば樹脂量100m
L、樹脂径0.1〜0.2mmの場合、図中ABCAで囲
まれた面積)で表されるが、樹脂径には関係なく、樹脂
量のみに比例する。
【0103】図10のイオン交換樹脂のイオン交換容量
は、2.0meq/mL−R(イオン交換樹脂1mL当
たり2.0当量)であり、樹脂1mL当たりCaCO3
換算で100mgの硬度成分を除去できる。
は、2.0meq/mL−R(イオン交換樹脂1mL当
たり2.0当量)であり、樹脂1mL当たりCaCO3
換算で100mgの硬度成分を除去できる。
【0104】今、全硬度100ppmの水道水を流量1
5L/分で流し、定格容量9kgの全自動洗濯機の高水
位1回分の水量88Lを軟水化することを考える。軟水
化は、ゼオライト入り合成洗剤の洗浄力に影響を及ぼさ
ない40ppmまででよいとすると、除去すべき硬度成
分は5.28g( CaCO3換算)であり、イオン交
換容量のみで考えると必要最少樹脂量は52.8mLと
いう少量でよい。
5L/分で流し、定格容量9kgの全自動洗濯機の高水
位1回分の水量88Lを軟水化することを考える。軟水
化は、ゼオライト入り合成洗剤の洗浄力に影響を及ぼさ
ない40ppmまででよいとすると、除去すべき硬度成
分は5.28g( CaCO3換算)であり、イオン交
換容量のみで考えると必要最少樹脂量は52.8mLと
いう少量でよい。
【0105】しかし、イオン交換速度を考えるとこの樹
脂量では40ppmまで軟水化することはできない。実
際には図10のように、樹脂径0.1〜0.2mmの場
合で100mL、樹脂径0.3〜0.5mmで150m
L、樹脂径0.3〜1.1mmで260mLの樹脂量が
ないと40ppm以下にはできない。
脂量では40ppmまで軟水化することはできない。実
際には図10のように、樹脂径0.1〜0.2mmの場
合で100mL、樹脂径0.3〜0.5mmで150m
L、樹脂径0.3〜1.1mmで260mLの樹脂量が
ないと40ppm以下にはできない。
【0106】しかし、樹脂径を0.1〜0.2mmや
0.3〜0.5mmとすることで、処理流量が毎分15
Lでも樹脂量を100〜150mLと少なくすることが
でき、家庭用洗濯機への搭載が可能となる。
0.3〜0.5mmとすることで、処理流量が毎分15
Lでも樹脂量を100〜150mLと少なくすることが
でき、家庭用洗濯機への搭載が可能となる。
【0107】図12は、樹脂径0.1〜0.2mm、樹
脂量100mLのイオン交換樹脂を用いたイオン除去装
置に、流量15L/分で水道水(全硬度100ppm)
を流した場合の漏洩イオン濃度と通水量の関係である。
脂量100mLのイオン交換樹脂を用いたイオン除去装
置に、流量15L/分で水道水(全硬度100ppm)
を流した場合の漏洩イオン濃度と通水量の関係である。
【0108】図中●印が初回通水時すなわちイオン交換
樹脂が新品の場合である。通水量が50Lまでは漏洩イ
オン濃度は約12ppmと一定である。ここから漏洩イ
オン濃度は増加を始めるが、通水量100Lまでは漏洩
イオン濃度40ppm以下を維持している。そして、通
水量が150Lでイオン交換能力を失い、漏洩イオン濃
度が原水硬度と同一となる。
樹脂が新品の場合である。通水量が50Lまでは漏洩イ
オン濃度は約12ppmと一定である。ここから漏洩イ
オン濃度は増加を始めるが、通水量100Lまでは漏洩
イオン濃度40ppm以下を維持している。そして、通
水量が150Lでイオン交換能力を失い、漏洩イオン濃
度が原水硬度と同一となる。
【0109】従って、上述した塩水による再生処理が必
要となる。この再生処理については後述する。定格容量
9kgの全自動洗濯機で高水位(水量は88L)まで給
水すると、洗濯水の硬度は図中○印で示すよう約18p
pmとなり、硬度による洗浄性能の低下は起きない。
要となる。この再生処理については後述する。定格容量
9kgの全自動洗濯機で高水位(水量は88L)まで給
水すると、洗濯水の硬度は図中○印で示すよう約18p
pmとなり、硬度による洗浄性能の低下は起きない。
【0110】洗い工程が終了したら、マイクロコンピュ
ータ50は排水弁13を開き、外槽4内の洗濯水を排水
する。排水終了後、脱水行程に移行する。脱水工程では
マイクロコンピュータ50は伝動装置9のソレノイド9
aを制御して電動機7で洗濯槽5を高速に回転させる。
この間排水弁13は開かれている。
ータ50は排水弁13を開き、外槽4内の洗濯水を排水
する。排水終了後、脱水行程に移行する。脱水工程では
マイクロコンピュータ50は伝動装置9のソレノイド9
aを制御して電動機7で洗濯槽5を高速に回転させる。
この間排水弁13は開かれている。
【0111】脱水工程終了後、排水弁13を閉じ、続い
てすすぎ工程に移行する。すすぎ工程は、その方法にも
よるが通常1回から2回行う。一旦外槽4に水を溜めて
から回転翼6を回転させ、衣類に残留した洗剤を希釈す
る、いわゆるためすすぎでは、先の洗い給水とほぼ同水
量が必要となる。
てすすぎ工程に移行する。すすぎ工程は、その方法にも
よるが通常1回から2回行う。一旦外槽4に水を溜めて
から回転翼6を回転させ、衣類に残留した洗剤を希釈す
る、いわゆるためすすぎでは、先の洗い給水とほぼ同水
量が必要となる。
【0112】従って、イオン除去装置28を通過する水
量は、先の洗い給水での88L、このすすぎでの88L
×2回の合計264Lとなる。
量は、先の洗い給水での88L、このすすぎでの88L
×2回の合計264Lとなる。
【0113】図12に示すように、通水量150Lでイ
オン交換能力が失われるため、1回目のすすぎ給水の途
中から硬度は原水と同一となる。しかし、すすぎ工程で
は硬度の影響はないため、硬度が高い水を供給してもか
まわない。
オン交換能力が失われるため、1回目のすすぎ給水の途
中から硬度は原水と同一となる。しかし、すすぎ工程で
は硬度の影響はないため、硬度が高い水を供給してもか
まわない。
【0114】すすぎ工程時の給水は、最終すすぎ工程以
外、洗い工程時と全く同一であるので、ここでは外槽4
に水をためて行う最終すすぎ工程と、最終すすぎ工程中
に行うイオン交換樹脂31の再生処理について説明す
る。
外、洗い工程時と全く同一であるので、ここでは外槽4
に水をためて行う最終すすぎ工程と、最終すすぎ工程中
に行うイオン交換樹脂31の再生処理について説明す
る。
【0115】まず給水電磁弁27を開き、前述の洗い給
水と同様に水道水をイオン除去装置28を通し、外槽4
内にすすぎ水を供給する。水道水が、イオン除去装置2
8の上部部屋60bを満たし、逆止弁60fが孔60e
を塞いだ状態(これは、給水電磁弁27を開いた後所定
時間経過したことで判断する)になったら、マイクロコ
ンピュータ50は、塩注水電磁弁63を開く。
水と同様に水道水をイオン除去装置28を通し、外槽4
内にすすぎ水を供給する。水道水が、イオン除去装置2
8の上部部屋60bを満たし、逆止弁60fが孔60e
を塞いだ状態(これは、給水電磁弁27を開いた後所定
時間経過したことで判断する)になったら、マイクロコ
ンピュータ50は、塩注水電磁弁63を開く。
【0116】水道水は、塩注水電磁弁63を通り、塩注
水口60h、塩注水管60iから、塩投入部屋60aに
流入する。塩注水管60iの開口部は、水道水が塩62
にシャワー状に注水される形状となっていることが好ま
しい。
水口60h、塩注水管60iから、塩投入部屋60aに
流入する。塩注水管60iの開口部は、水道水が塩62
にシャワー状に注水される形状となっていることが好ま
しい。
【0117】この注水量は、60〜70mLの少量で十
分である。この量は、少なくとも1槽分(88L)の洗
濯水を硬度40ppm以下にする必要塩量から設定して
いる。注水量は、塩注水管60iの内径を小さくした
り、塩注水経路の途中に絞り(図示せず)を入れること
などで流路を絞り、流量を少なくするとともに、塩注水
電磁弁63の開時間を制御して調整する。
分である。この量は、少なくとも1槽分(88L)の洗
濯水を硬度40ppm以下にする必要塩量から設定して
いる。注水量は、塩注水管60iの内径を小さくした
り、塩注水経路の途中に絞り(図示せず)を入れること
などで流路を絞り、流量を少なくするとともに、塩注水
電磁弁63の開時間を制御して調整する。
【0118】所定量例えば60mL(図5中破線Bま
で)注水する時間が経過したら、マイクロコンピュータ
50は、塩注水電磁弁63を制御して注水を停止する。
この時はまだ給水電磁弁27は開いており、給水が継続
している。
で)注水する時間が経過したら、マイクロコンピュータ
50は、塩注水電磁弁63を制御して注水を停止する。
この時はまだ給水電磁弁27は開いており、給水が継続
している。
【0119】塩投入部屋60aに注水された水道水は、
蓋61の上面に空気孔61bが設けられているため、塩
62を溶解しながら塩粒流出防止フィルタ60gを通り
塩水部屋60kに流入するが、逆止弁60fが孔60e
を塞いでいるため、塩水部屋60kが満杯になると流入
が停止する。
蓋61の上面に空気孔61bが設けられているため、塩
62を溶解しながら塩粒流出防止フィルタ60gを通り
塩水部屋60kに流入するが、逆止弁60fが孔60e
を塞いでいるため、塩水部屋60kが満杯になると流入
が停止する。
【0120】水位センサ11で所定量の水が外槽4に給
水されたことを検知すると、マイクロコンピュータ50
は、給水電磁弁27を閉じて給水を停止させ、回転翼6
を正逆回転させて洗濯物を撹拌しすすぎを開始する。
水されたことを検知すると、マイクロコンピュータ50
は、給水電磁弁27を閉じて給水を停止させ、回転翼6
を正逆回転させて洗濯物を撹拌しすすぎを開始する。
【0121】給水が停止すると、円筒容器60内の水道
水は、水道水の水面(図5中破線A)と塩水排出パイプ
64出口との高さの差によるヘッドにより塩水排出口2
9cから塩水排出パイプ64を通り徐々に流れ出す。同
時に吐出口29bから空気が上部部屋60bに入り上部
部屋60bが大気圧となるため、逆止弁60fのボール
が自重で落ち、孔60eが開く。
水は、水道水の水面(図5中破線A)と塩水排出パイプ
64出口との高さの差によるヘッドにより塩水排出口2
9cから塩水排出パイプ64を通り徐々に流れ出す。同
時に吐出口29bから空気が上部部屋60bに入り上部
部屋60bが大気圧となるため、逆止弁60fのボール
が自重で落ち、孔60eが開く。
【0122】すると塩水部屋60e内の塩水は孔60e
から徐々に上部部屋60b内に流下し、この分塩水投入
部屋60aから塩62を溶解した塩水が塩水部屋60k
に補給される。
から徐々に上部部屋60b内に流下し、この分塩水投入
部屋60aから塩62を溶解した塩水が塩水部屋60k
に補給される。
【0123】これは、塩投入部屋60aに注水された水
道水がなくなるまで続く。この時、塩水部屋60kに流
入した塩水には約20〜22gの塩が溶解し、濃度は約
26wt%となる。この濃度は、ほぼ塩の飽和濃度(塩
の溶解度は水100mL当たり35.7g、0℃時)と
等しい。
道水がなくなるまで続く。この時、塩水部屋60kに流
入した塩水には約20〜22gの塩が溶解し、濃度は約
26wt%となる。この濃度は、ほぼ塩の飽和濃度(塩
の溶解度は水100mL当たり35.7g、0℃時)と
等しい。
【0124】この後塩水は、イオン交換樹脂31層を流
下し、下部部屋60cを経て塩水排出口29cから塩水
排出パイプ64を通り、すすぎ用の水が入った外槽4内
に排出され、すすぎ水で希釈される。
下し、下部部屋60cを経て塩水排出口29cから塩水
排出パイプ64を通り、すすぎ用の水が入った外槽4内
に排出され、すすぎ水で希釈される。
【0125】塩水がイオン交換樹脂31内を流れること
で、(化1)、(化2)の右辺から左辺への反応が起
き、給水時に水道水の通過でイオン交換されたカルシウ
ムイオン、マグネシウムイオンと塩水中のナトリウムイ
オンが置換される。
で、(化1)、(化2)の右辺から左辺への反応が起
き、給水時に水道水の通過でイオン交換されたカルシウ
ムイオン、マグネシウムイオンと塩水中のナトリウムイ
オンが置換される。
【0126】これで、イオン交換樹脂31は再生され、
イオン交換能力が復活し、次回洗濯時の洗濯工程での給
水で利用できるようになる。カルシウムイオン、マグネ
シウムイオンは、塩水と共にすすぎ水中に排出される。
イオン交換能力が復活し、次回洗濯時の洗濯工程での給
水で利用できるようになる。カルシウムイオン、マグネ
シウムイオンは、塩水と共にすすぎ水中に排出される。
【0127】再生の度に塩投入部屋60a内の塩62は
約20gずつ消費され、徐々に減少する。使用者は、塩
投入空か60aに残っている塩量を透明な蓋61を通し
て確認し、なくなり次第蓋61を開けて補充する。
約20gずつ消費され、徐々に減少する。使用者は、塩
投入空か60aに残っている塩量を透明な蓋61を通し
て確認し、なくなり次第蓋61を開けて補充する。
【0128】塩水は、すすぎ工程の撹拌時間(3〜4
分)内に全て外槽4内に流下する。この時、塩水部屋6
0kからの塩水供給量より、塩水排出パイプ64からの
塩水排出量を少なくした方がよい。これは、塩水が上部
部屋60bに溜まるようにするためである。こうするこ
とで、塩水がイオン交換樹脂31層の一部のみを通過す
ることがなく均一に通過し、効率よい再生が行える。
分)内に全て外槽4内に流下する。この時、塩水部屋6
0kからの塩水供給量より、塩水排出パイプ64からの
塩水排出量を少なくした方がよい。これは、塩水が上部
部屋60bに溜まるようにするためである。こうするこ
とで、塩水がイオン交換樹脂31層の一部のみを通過す
ることがなく均一に通過し、効率よい再生が行える。
【0129】このために、(1)塩水通過の傷害となる
塩粒流出防止フィルタ60gの面積を大きくし十分な量
の塩水が通過できるようにする。実施例では約1分以内
に塩水が通過する。
塩粒流出防止フィルタ60gの面積を大きくし十分な量
の塩水が通過できるようにする。実施例では約1分以内
に塩水が通過する。
【0130】(2)孔60eの径を、塩水排出口20c
の内径か塩水排出パイプ64の内径より大きくする。実
施例では、孔60eの径を3mm、塩水排出口20cの
内径を2mmとした。
の内径か塩水排出パイプ64の内径より大きくする。実
施例では、孔60eの径を3mm、塩水排出口20cの
内径を2mmとした。
【0131】また、塩水排出パイプ64の出口64aの
位置により、塩水の流下時間が異なる。これは、塩水の
流下が、円筒容器60内の塩水水面と塩水排出パイプ6
4の出口64aとのヘッドにより決まるためである。
位置により、塩水の流下時間が異なる。これは、塩水の
流下が、円筒容器60内の塩水水面と塩水排出パイプ6
4の出口64aとのヘッドにより決まるためである。
【0132】従って、出口64aを下部部屋60c底部
から遠ざけるほど塩水の流下時間は短くなる。塩水排出
口20cの内径2mmが場合、出口64aを下部部屋6
0cの底部から150mm程度にすると、供給された6
0mLに20gの塩が溶解した塩水は3〜4分で大部分
が円筒容器60内から外槽4に流下する。
から遠ざけるほど塩水の流下時間は短くなる。塩水排出
口20cの内径2mmが場合、出口64aを下部部屋6
0cの底部から150mm程度にすると、供給された6
0mLに20gの塩が溶解した塩水は3〜4分で大部分
が円筒容器60内から外槽4に流下する。
【0133】最終すすぎ工程とイオン交換樹脂再生工程
が終了したら、すすぎ水を排水後、脱水工程を行い、全
洗濯工程を終了する。
が終了したら、すすぎ水を排水後、脱水工程を行い、全
洗濯工程を終了する。
【0134】本実施例では、給水時は下部部屋60cか
ら上部部屋60bに向かって上方に水が流れ、再生時は
上部部屋60bから下部部屋60cに向かって下方に塩
の溶解した水が流れるようにしてある(給水時と再生時
で水の流れ方向が逆)。
ら上部部屋60bに向かって上方に水が流れ、再生時は
上部部屋60bから下部部屋60cに向かって下方に塩
の溶解した水が流れるようにしてある(給水時と再生時
で水の流れ方向が逆)。
【0135】再生用の水を下方に流すのは、重力で再生
用の水を流すことができるため、イオン除去装置28の
構造を簡単化できるためである。また、給水を上方に向
かって流すのは、上部部屋60bから下部部屋60cに
向かって流した場合、上部部屋60bには水道圧力
(0.3〜8kgf/cm2)が作用し、逆止弁60f
をこの圧力に耐える構造にする必要があり、構造の複雑
化や信頼性の低下につながるからである。
用の水を流すことができるため、イオン除去装置28の
構造を簡単化できるためである。また、給水を上方に向
かって流すのは、上部部屋60bから下部部屋60cに
向かって流した場合、上部部屋60bには水道圧力
(0.3〜8kgf/cm2)が作用し、逆止弁60f
をこの圧力に耐える構造にする必要があり、構造の複雑
化や信頼性の低下につながるからである。
【0136】さらに、給水時と再生時で水の流れを逆に
することは、再生効率の点で有利であることが一般的に
知られていることにもよる。
することは、再生効率の点で有利であることが一般的に
知られていることにもよる。
【0137】上記で再生処理したイオン交換樹脂31
に、次回給水時に水道水(全硬度100ppm)を通し
た場合の漏洩イオン濃度を図12■印で示す。通水開始
直後の漏洩イオン濃度は、初回(新品時)と同等である
が、初回よりも早く増加し、60L弱で40ppmを超
え、約90Lでイオン交換能力がなくなっている。
に、次回給水時に水道水(全硬度100ppm)を通し
た場合の漏洩イオン濃度を図12■印で示す。通水開始
直後の漏洩イオン濃度は、初回(新品時)と同等である
が、初回よりも早く増加し、60L弱で40ppmを超
え、約90Lでイオン交換能力がなくなっている。
【0138】洗濯給水中に、硬度40ppmを超えてい
るが、外槽4に溜まった洗濯水の硬度は、図12中□印
で示すように高水位(水量88L)でも約38ppmで
ある。従って、上記再生処理を行うことにより、ゼオラ
イト入り合成洗剤を使用した場合に洗濯性能が低下しな
い硬度40ppm以下の洗濯水を高水位1槽分得ること
ができる。
るが、外槽4に溜まった洗濯水の硬度は、図12中□印
で示すように高水位(水量88L)でも約38ppmで
ある。従って、上記再生処理を行うことにより、ゼオラ
イト入り合成洗剤を使用した場合に洗濯性能が低下しな
い硬度40ppm以下の洗濯水を高水位1槽分得ること
ができる。
【0139】続くすすぎ工程では、イオン交換能力がな
くなっているため、供給される水の硬度は原水と同じと
なるが、すすぎ性能への影響はない。すなわち、イオン
交換樹脂量は、洗濯給水でイオン交換能力が飽和するよ
うに設定してあるため、必要以上のイオンを吸着できな
いため、イオン除去装置28の小型化と再生用の塩量を
少なくできることにつながる。
くなっているため、供給される水の硬度は原水と同じと
なるが、すすぎ性能への影響はない。すなわち、イオン
交換樹脂量は、洗濯給水でイオン交換能力が飽和するよ
うに設定してあるため、必要以上のイオンを吸着できな
いため、イオン除去装置28の小型化と再生用の塩量を
少なくできることにつながる。
【0140】なお、2回目以降の漏洩イオン濃度が初回
より多いのは、前述の再生処理ではイオン交換基全てが
再生できていないことを示す。図12から初回のイオン
交換容量を求めると、約10g(CaCO3換算)であ
る。
より多いのは、前述の再生処理ではイオン交換基全てが
再生できていないことを示す。図12から初回のイオン
交換容量を求めると、約10g(CaCO3換算)であ
る。
【0141】これを全て塩水中のナトリウムイオンと交
換するには、式(化1)、(化2)を用いれば、塩12
g程度が必要である。上記の再生処理で供給される塩量
は約20〜22gであり十分な量である。塩への注水量
を60mLより少なくすると、88L給水時の硬度が4
0ppmを越えてしまう。このため、塩への注水量は最
低でも60mL必要である。
換するには、式(化1)、(化2)を用いれば、塩12
g程度が必要である。上記の再生処理で供給される塩量
は約20〜22gであり十分な量である。塩への注水量
を60mLより少なくすると、88L給水時の硬度が4
0ppmを越えてしまう。このため、塩への注水量は最
低でも60mL必要である。
【0142】再生処理後の2回目以降ではイオン交換容
量は約5.5g( CaCO3換算)であり、再生率は
55%となる。この再生率を上げるためには注水量を増
やし塩水を増せばよい。しかし、上述のように再生率5
5%でちょうど1槽(88L)分を処理できるため、こ
れ以上再生率を高めることは塩を無駄に消費することに
なる。従って、塩への注水量は60mL、余裕をみても
70mLで十分である。
量は約5.5g( CaCO3換算)であり、再生率は
55%となる。この再生率を上げるためには注水量を増
やし塩水を増せばよい。しかし、上述のように再生率5
5%でちょうど1槽(88L)分を処理できるため、こ
れ以上再生率を高めることは塩を無駄に消費することに
なる。従って、塩への注水量は60mL、余裕をみても
70mLで十分である。
【0143】本再生方法によれば、少量であるが高濃度
の塩水と共に、イオン交換されたカルシウムイオン、マ
グネシウムがすすぎ水中に入る。このため、すすぎ水の
硬度が供給されたものより高くなる。しかし、硬度成分
はすすぎ性能に影響しないため問題はない。
の塩水と共に、イオン交換されたカルシウムイオン、マ
グネシウムがすすぎ水中に入る。このため、すすぎ水の
硬度が供給されたものより高くなる。しかし、硬度成分
はすすぎ性能に影響しないため問題はない。
【0144】また、塩は60mLの水に溶解した20g
中約6.5gがイオン交換樹脂の再生に使用され、すす
ぎ水中には13.5gが排出される。しかし、大量のす
すぎ水で希釈されるため、洗濯槽5を構成するステンレ
スなどに錆を発生する恐れはない。ちなみに、容量8k
gの全自動洗濯機の使用水量は25〜88L程度である
が、この水で希釈すれば濃度は0.054〜0.015
wt%となり、生理食塩水の0.9wt%より低い。
中約6.5gがイオン交換樹脂の再生に使用され、すす
ぎ水中には13.5gが排出される。しかし、大量のす
すぎ水で希釈されるため、洗濯槽5を構成するステンレ
スなどに錆を発生する恐れはない。ちなみに、容量8k
gの全自動洗濯機の使用水量は25〜88L程度である
が、この水で希釈すれば濃度は0.054〜0.015
wt%となり、生理食塩水の0.9wt%より低い。
【0145】以上説明したように、イオン交換樹脂の樹
脂径と樹脂量を最適化したため、給水流量15L/分
で、洗い給水時のみ所定量のイオン除去性能を有する小
型安価なイオン除去装置を実現でき、洗濯機への搭載が
可能となった。
脂径と樹脂量を最適化したため、給水流量15L/分
で、洗い給水時のみ所定量のイオン除去性能を有する小
型安価なイオン除去装置を実現でき、洗濯機への搭載が
可能となった。
【0146】また、すすぎ給水時にはイオン除去能力が
なく余計なイオンを吸着しないため、再生用の塩量を少
なくすることができる。イオン交換樹脂の再生処理につ
いては、どの家庭にもある塩を溶解した塩水を用いて最
終すすぎ工程中に自動的に行うようにした。このため、
使用者は一週間に一度(洗濯7回に一度)塩を約150
g塩投入部屋に投入するという簡単な操作だけよく、余
計な手間がかからない。また、塩は非常に安価なため再
生コストもほとんどかからない。
なく余計なイオンを吸着しないため、再生用の塩量を少
なくすることができる。イオン交換樹脂の再生処理につ
いては、どの家庭にもある塩を溶解した塩水を用いて最
終すすぎ工程中に自動的に行うようにした。このため、
使用者は一週間に一度(洗濯7回に一度)塩を約150
g塩投入部屋に投入するという簡単な操作だけよく、余
計な手間がかからない。また、塩は非常に安価なため再
生コストもほとんどかからない。
【0147】以上の説明では、塩62への水道水の注水
は最終すすぎ工程の給水中に行ったが、次のように行っ
ても同様の効果が得られる。給水電磁弁27を開き、外
槽4内に最終すすぎ工程の水を供給する。水位センサ1
1で所定量の水が外槽4に給水されたことを検知する
と、マイクロコンピュータ50は給水電磁弁27を閉じ
て給水を停止させ、回転翼6を正逆転させて洗濯物を撹
拌しすすぎを開始する。
は最終すすぎ工程の給水中に行ったが、次のように行っ
ても同様の効果が得られる。給水電磁弁27を開き、外
槽4内に最終すすぎ工程の水を供給する。水位センサ1
1で所定量の水が外槽4に給水されたことを検知する
と、マイクロコンピュータ50は給水電磁弁27を閉じ
て給水を停止させ、回転翼6を正逆転させて洗濯物を撹
拌しすすぎを開始する。
【0148】給水が停止すると、円筒容器60内の水道
水は、吐出口29bと塩水排出パイプ64を通り流れ出
し、上部部屋60b内の水位が低下して行く。同時に、
逆止弁60fのボールは自重で落ち、孔60eが開く。
上部部屋60b内の水位が吐出口29bより下がると、
水道水は全て塩水排出パイプ64から流れ出す。
水は、吐出口29bと塩水排出パイプ64を通り流れ出
し、上部部屋60b内の水位が低下して行く。同時に、
逆止弁60fのボールは自重で落ち、孔60eが開く。
上部部屋60b内の水位が吐出口29bより下がると、
水道水は全て塩水排出パイプ64から流れ出す。
【0149】そして、上部部屋60b内の水位が吐出口
29bより下がった(図6中破線A)ら、マイクロコン
ピュータ50は、塩水注水弁63を開き、規定量の水を
塩投入部屋60aに供給する。塩投入部屋60aに給水
された水は、塩62を溶解しながら塩粒流出防止フィル
タ60gを通り、塩水部屋60kに流入し、孔60eか
ら徐々に上部部屋60b内に流下する。
29bより下がった(図6中破線A)ら、マイクロコン
ピュータ50は、塩水注水弁63を開き、規定量の水を
塩投入部屋60aに供給する。塩投入部屋60aに給水
された水は、塩62を溶解しながら塩粒流出防止フィル
タ60gを通り、塩水部屋60kに流入し、孔60eか
ら徐々に上部部屋60b内に流下する。
【0150】この時、上部部屋60b内の水位は、吐出
口29bより下方にあるため、上部部屋60bに流下し
た塩水が吐出口29bから流れ出て無駄になることがな
く、供給した塩水は全てイオン交換樹脂31内を通過す
る。このため、イオン交換樹脂31の再生を効率よく行
える利点がある。
口29bより下方にあるため、上部部屋60bに流下し
た塩水が吐出口29bから流れ出て無駄になることがな
く、供給した塩水は全てイオン交換樹脂31内を通過す
る。このため、イオン交換樹脂31の再生を効率よく行
える利点がある。
【0151】以上説明したように、すすぎが終了し脱水
が開始される時点で、メッシュフィルタ29dおよびイ
オン交換樹脂31の隙間、あるいは塩粒流出防止フィル
タ60gにはイオン交換樹脂31の再生に用いた高濃度
の塩水が表面張力で残留している。
が開始される時点で、メッシュフィルタ29dおよびイ
オン交換樹脂31の隙間、あるいは塩粒流出防止フィル
タ60gにはイオン交換樹脂31の再生に用いた高濃度
の塩水が表面張力で残留している。
【0152】周知のように塩水は凍結温度が非常に低く
まず凍結することはない。このため洗濯機が屋外に設置
されている場合でも、イオン交換樹脂31およびメッシ
ュフィルタ29dあるいは塩粒流出防止フィルタ60g
が冬季に凍結で目詰まりを起こし翌日に給水不可で洗濯
ができなくなることはない。
まず凍結することはない。このため洗濯機が屋外に設置
されている場合でも、イオン交換樹脂31およびメッシ
ュフィルタ29dあるいは塩粒流出防止フィルタ60g
が冬季に凍結で目詰まりを起こし翌日に給水不可で洗濯
ができなくなることはない。
【0153】また、洗濯機製造時に、イオン交換樹脂3
1を塩水に含浸した上で、容器に充填する方法を用いれ
ば、充填が容易であるばかりでなく、イオン交換樹脂3
1周辺には塩水が残留した状態となる。出荷後倉庫ある
いは屋外に長期間放置される状態でも、ある程度までは
イオン交換樹脂の乾燥あるいは凍結による性能劣化を防
止することができる。
1を塩水に含浸した上で、容器に充填する方法を用いれ
ば、充填が容易であるばかりでなく、イオン交換樹脂3
1周辺には塩水が残留した状態となる。出荷後倉庫ある
いは屋外に長期間放置される状態でも、ある程度までは
イオン交換樹脂の乾燥あるいは凍結による性能劣化を防
止することができる。
【0154】図13は、本発明の他の実施の形態例で、
図6のイオン除去装置28に給水をバイパスさせる装置
を付加した例を示す。図13で図6と同一符号は同一部
分を示す。
図6のイオン除去装置28に給水をバイパスさせる装置
を付加した例を示す。図13で図6と同一符号は同一部
分を示す。
【0155】本実施の形態例では、上下面がメッシュフ
ィルタ29dで区切られた樹脂部屋29eをバイパスさ
せるために、下部部屋60cに非常吐出口29f、それ
に接続される手動開閉弁65、バイパス流路66を設
け、これを供給部屋A47に開口させている。手動開閉
弁65は後部収納箱17bの下に設置され、その開閉レ
バー65aは蓋18を開けて、外槽4と後部収納箱17
bの隙間から手を差し入れて操作できるようにしてあ
る。
ィルタ29dで区切られた樹脂部屋29eをバイパスさ
せるために、下部部屋60cに非常吐出口29f、それ
に接続される手動開閉弁65、バイパス流路66を設
け、これを供給部屋A47に開口させている。手動開閉
弁65は後部収納箱17bの下に設置され、その開閉レ
バー65aは蓋18を開けて、外槽4と後部収納箱17
bの隙間から手を差し入れて操作できるようにしてあ
る。
【0156】本実施の形態例のイオン除去装置28の動
作を説明する。なお、前実施の形態例と同一動作部分の
説明は省略する。
作を説明する。なお、前実施の形態例と同一動作部分の
説明は省略する。
【0157】イオン除去装置28内のメッシュフィルタ
29d、イオン交換樹脂31粒子間の隙間に赤水などに
より異物が蓄積して目詰まりを起こした場合には、前述
したように、使用者は軟水化表示24の点滅点灯で目詰
まりを知ることができる。この場合、使用者は非常手段
として、後部収納箱17b下に取り付けられている手動
開閉弁65を、閉から開にして目詰まりによる給水阻害
を回避する。
29d、イオン交換樹脂31粒子間の隙間に赤水などに
より異物が蓄積して目詰まりを起こした場合には、前述
したように、使用者は軟水化表示24の点滅点灯で目詰
まりを知ることができる。この場合、使用者は非常手段
として、後部収納箱17b下に取り付けられている手動
開閉弁65を、閉から開にして目詰まりによる給水阻害
を回避する。
【0158】水道水は目詰まりを起こしたイオン交換樹
脂31を通らずに非常吐出口29fから手動弁65を介
して、バイパス流路66から供給部屋A47、そして外
槽4内に給水される。
脂31を通らずに非常吐出口29fから手動弁65を介
して、バイパス流路66から供給部屋A47、そして外
槽4内に給水される。
【0159】また、目詰まりを起こした場合には、水道
水圧がそのまま下部部屋60cにかかるためこの水圧を
利用して、手動弁の替わりに、所定圧力を超過すると自
動的に弁が開となる圧力弁を使用しても良い。
水圧がそのまま下部部屋60cにかかるためこの水圧を
利用して、手動弁の替わりに、所定圧力を超過すると自
動的に弁が開となる圧力弁を使用しても良い。
【0160】
【発明の効果】本発明によれば、イオン除去装置内の粒
状イオン交換樹脂の目詰まりを防止することにより、使
い勝手がよく、実用性の高いイオン除去装置を備えた洗
濯機を提供することができる。
状イオン交換樹脂の目詰まりを防止することにより、使
い勝手がよく、実用性の高いイオン除去装置を備えた洗
濯機を提供することができる。
【図1】本発明の一実施の形態例に係る目詰まり防止手
段を備えた全自動洗濯機の外観図である。
段を備えた全自動洗濯機の外観図である。
【図2】図1のAA線に沿う縦断面図である。
【図3】図1の操作パネル図である。
【図4】図1の後部収納箱内部の平面図である。
【図5】図4のイオン除去装置の全体斜視図である。
【図6】目詰まり防止装置を含むイオン除去装置の縦断
面図である。
面図である。
【図7】目詰まり防止手段の一つである水道栓口の詳細
断面図である。
断面図である。
【図8】ず1の全自動洗濯機の電気接続ブロック図であ
る。
る。
【図9】硬度と洗浄率の関係を示す図である。
【図10】通水量と漏洩硬度の関係を示す図である。
【図11】イオン交換樹脂表面積と漏洩硬度の関係を示
す図である。
す図である。
【図12】初回と再生後の通水量と漏洩硬度の関係を示
す図である。
す図である。
【図13】本発明の他の実施の形態例に係わる目詰まり
防止手段を含むイオン除去装置の縦断面図である。
防止手段を含むイオン除去装置の縦断面図である。
4…外槽、5…洗濯兼兼脱水槽、17b…後部収納箱、
26…水道栓口、26a…異物流入防止フィルタ、26
b…つまみ、27…給水電磁弁、28…イオン除去装
置、29a…入水口、29b…吐出口、29c…塩水排
出口、29d…メッシュフィルタ、29e…樹脂部屋、
29f…非常吐出口、31…イオン交換樹脂、47…供
給部屋、50…マイクロコンピュータ、60…円筒容
器、60a…塩投入部屋、60b…上部部屋、60c…
下部部屋、60d…隔壁、60e…孔、60f…逆止
弁、60g…塩粒流出防止フィルタ、60h…塩注水
口、60i…塩注水管、60k…塩水部屋、60r…空
気孔、61…蓋、61b…空気孔、62…塩、63…塩
注水電磁弁、64…塩水排出パイプ、65…手動開閉
弁、65a…開閉レバー、66…バイパス流路
26…水道栓口、26a…異物流入防止フィルタ、26
b…つまみ、27…給水電磁弁、28…イオン除去装
置、29a…入水口、29b…吐出口、29c…塩水排
出口、29d…メッシュフィルタ、29e…樹脂部屋、
29f…非常吐出口、31…イオン交換樹脂、47…供
給部屋、50…マイクロコンピュータ、60…円筒容
器、60a…塩投入部屋、60b…上部部屋、60c…
下部部屋、60d…隔壁、60e…孔、60f…逆止
弁、60g…塩粒流出防止フィルタ、60h…塩注水
口、60i…塩注水管、60k…塩水部屋、60r…空
気孔、61…蓋、61b…空気孔、62…塩、63…塩
注水電磁弁、64…塩水排出パイプ、65…手動開閉
弁、65a…開閉レバー、66…バイパス流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿森 保 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 大杉 寛 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 小山 高見 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 宮尾 明 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 鈴木 潔 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内
Claims (7)
- 【請求項1】水道栓からの水道水を供給する給水流路
と、前記供給された水道水に含まれるイオンを除去する
イオン除去装置と、前記イオンが除去された水道水を供
給部屋を介して供給水として外槽及び洗濯槽に流下させ
る傾斜流路と、前記供給水の供給量に基づき洗濯を制御
する制御部と、前記供給水による前記イオン除去装置の
目詰まりを防止する目詰まり防止手段とを有する電気洗
濯機において、 前記目詰まり防止手段は、前記給水経路の水道栓口内に
着脱可能に設けられ前記水道水を濾過する着脱用つまみ
付き第1のフィルタと、前記イオン除去装置内に納めら
れたイオン交換能を持つ素材を上下から挟み前記素材の
流出と前記素材内への異物の流入を防ぐ第2のフィルタ
とで構成されることを特徴とする電気洗濯機。 - 【請求項2】請求項1において、前記制御部は、前記供
給水が前記外槽及び洗濯槽に所定時間内に規定量供給さ
れたか否かを検出する検出手段と、前記検出結果に基づ
き、前記給水流路または前記イオン除去装置に目詰まり
が生じたか否かを判断する判断手段と、前記判断に基づ
き前記目詰まりの表示或いは報知を行う警報手段を有す
ることを特徴とする電気洗濯機。 - 【請求項3】請求項1において、前記給水流路からの水
道水を前記素材を通過させずに前記供給部屋に供給する
バイパス流路を、前記イオン除去装置の前記給水流路か
らの水道水が流入する下部部屋と前記供給部屋との間に
設けることを特徴とする電気洗濯機。 - 【請求項4】給水流路を介して供給された水道栓からの
水道水に含まれるイオンを除去するイオン除去装置の目
詰まりを防止する電気洗濯機の目詰まり防止方法におい
て、前記給水経路の水道栓口内に着脱可能に設けられた
着脱用つまみ付き第1のフィルタで、前記水道水に含ま
れる異物を濾過し、前記イオン除去装置内に納められた
イオン交換能を持つ素材を上下から挟む第2のフィルタ
のメッシュで、前記素材の流出と前記素材内への異物の
流入を防ぐことを特徴とする電気洗濯機の目詰まり防止
方法。 - 【請求項5】請求項4において、前記素材に、最終すす
ぎ時或いはすすぎ終了後、前記イオン除去装置の上部か
ら流下させた塩水を残留させることを特徴とする電気洗
濯機の目詰まり防止方法。 - 【請求項6】請求項4または請求項5において、前記電
気洗濯機の出荷時、前記素材に、前記塩水を含ませるこ
とを特徴とする電気洗濯機の目詰まり防止方法。 - 【請求項7】給水流路を介して供給された水道栓からの
水道水に含まれるイオンを除去するイオン除去装置の目
詰まりを防止する電気洗濯機の目詰まり防止方法におい
て、前記給水経路の水道栓口内に着脱可能に設けられた
着脱用つまみ付き第1のフィルタで、前記水道水に含ま
れる異物を濾過し、前記イオン除去装置内に納められた
イオン交換能を持つ素材を上下から挟む第2のフィルタ
のメッシュで、前記素材の流出と前記素材内への異物の
流入を防ぐと共に、前記素材に、最終すすぎ時或いはす
すぎ終了後、前記イオン除去装置の上部から流下させた
塩水を残留させることを特徴とする電気洗濯機の目詰ま
り防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10115392A JPH11300090A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 電気洗濯機及び電気洗濯機の目詰まり防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10115392A JPH11300090A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 電気洗濯機及び電気洗濯機の目詰まり防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11300090A true JPH11300090A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14661426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10115392A Withdrawn JPH11300090A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 電気洗濯機及び電気洗濯機の目詰まり防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11300090A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003083201A1 (fr) * | 2002-03-28 | 2003-10-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Machine a laver |
| EP3202969A4 (en) * | 2014-09-29 | 2017-08-23 | Qingdao Haier Washing Machine Co., Ltd. | Washing machine provided with incoming-water filter |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP10115392A patent/JPH11300090A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003083201A1 (fr) * | 2002-03-28 | 2003-10-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Machine a laver |
| CN100419148C (zh) * | 2002-03-28 | 2008-09-17 | 夏普株式会社 | 洗衣机 |
| EP3202969A4 (en) * | 2014-09-29 | 2017-08-23 | Qingdao Haier Washing Machine Co., Ltd. | Washing machine provided with incoming-water filter |
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