JPH11276820A - 積層フィルターとその製造方法 - Google Patents
積層フィルターとその製造方法Info
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- Filtering Materials (AREA)
Abstract
い上に、目詰まりによるフィルターの取り替え周期を長
くすることができる超ファインメッシュ用に適した積層
フィルターとその製造方法の提供。 【解決手段】 順次向きを異にした平行な線材群の積層
により下層側から上層側に適宜小さくなる網目を形成
し、上側4層の線材群をそれぞれ仕上げメッシュの2倍
のピッチで配列し、一番上側2層の各線材群をそのすぐ
下側で網目を形成する各線材群のピッチ中央部に位置決
めし、積層された線材群の各接触部分を焼結により結合
したことを特徴とする。
Description
の製造方法に関し、特に超ファインメッシュ用のフィル
ターに適する積層フィルターとその製造方法に関する。
として次の2通りの方法により製造されていた。 (1)メッシュの網目の大きさに適した太さの線材を、
1″当たりに必要な本数ずつオサに通して設定された幅
の平行な線材群を形成する。次に、これらの線材群と直
交する方向に、同じ太さの線材を1″当たりに同じ本数
だけ1本ずつ織物の緯糸を編み込む要領で編み込むこと
により、設定された幅と長さの平面的なフィルターが作
られていた。そして、この平面的なフィルターから、使
用目的に適した形状と大きさのフィルターが打ち抜か
れ、使用に供されていた。 (2)メッシュの網目の大きさに適した太さの線材を、
1″当たりに必要な本数ずつ平行に配列して所要幅の線
材群を形成し、この線材群の上側に交互に向きを90°
異にする複数層の平行な線材群を重ね合わせて立体的な
網目を形成したのち、これら各線材群の接触部分を焼結
により一体に結合してフィルターが作られていた。
前記(1)の方法による場合には、設定された幅の平行
な線材群を形成しようとするとき、オサに通すべき線材
の本数は、網目が小さくなるにつれて著しく多くなる。
このオサ通し作業は、作業の性質上熟練した技術者によ
って行われるが、熟練した技術者をもってしてもメッシ
ュのこまかなフィルターを作る場合の作業能率は著しく
低下するため、製作コストが割高となっていた。その
上、フィルターの構成が平面的であるため、フィルター
の強度が弱くなるだけでなく、濾過面積も少なくなって
目詰まりによるフィルターの取り替え周期が短くなる不
都合があった。また、前記(2)の方法による場合に
は、積層により形成される網目は、いずれもほぼ同じ大
きさであるため、濾過すべき一定大きさ以上の不純物
は、主として最初のフィルター面で捕捉されることにな
り、その後側に形成されている立体的な多数の網目は、
不純物を除去するのに有効に利用されていなかった。こ
のため、フィルターを立体的に形成して網目を多くし濾
過面積を広くした割には、フィルターの目詰まりによる
取り替え周期を効果的に長くすることができなかった。
ので、製造コストが割安で、十分な強度を付与し易い上
に、目詰まりによるフィルターの取り替え周期を長くす
ることができる超ファインメッシュ用に適した積層フィ
ルターとその製造方法の提供を目的としたものである。
成すべくなされたもので、第1の発明は、平行に配列さ
れた線材の上側に、順次向きを異にする平行な線材群を
必要な層数重ね合わせて形成した積層フィルターであっ
て、積層により形成される網目は、下層側から上層側に
仕上げメッシュのピッチより大きい範囲で適宜小さくな
るように形成され、上側4層の線材群はそれぞれ仕上げ
メッシュの2倍のピッチで平行に配列され、かつ一番上
側2層の各線材群はそのすぐ下側で網目を形成する各線
材群のピッチ中央部に位置決めされ、積層された各線材
群は、それらの各接触部分を焼結により結合されたこと
を特徴とする積層フィルターである。
ッチより大きなピッチで第1層の線材を耐熱性プレート
に平行に巻き付け、その上側に交互に向きを変えて巻き
付けた複数層の線材群によりそれぞれ仕上げメッシュよ
り大きな網目を立体的に形成し、積層される線材のピッ
チを下層側から上層側に適宜小さくなるようにするとと
もに、上側4層の線材群のピッチをそれぞれ仕上げメッ
シュのピッチの2倍に設定し、最上層の網目を形成する
各線材を、そのすぐ下側で網目を形成している各線材の
ピッチ中央部に位置するように配列し、積層された線材
群の各接触部分を還元ガスの雰囲気中で焼結により結合
したのち、耐熱性プレートの両面に形成されたフィルタ
ーを切断により分離したことを特徴とする積層フィルタ
ーの製造方法である。
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示す縦
断面図で、図2は図1のII−II断面図である。図3から
図8は本発明の製造方法の各ステップを示した図面で、
図9は使用時における流体の流れを示した縦断面図であ
る。
成する第1層目の線材で、この線材1は仕上げメッシュ
のピッチPより大きなピッチP1 で平行に配列されてい
る。第1層目の線材1の上側には、これと直交する方向
に第2層目の線材2が第1層目の線材1と同じピッチP
1 で平行に配列されており、その下側の線材1ととも
に、第1層目の網目a(図1,4参照)を形成してい
る。第2層目の網目bは、第2層目の線材2の上側で前
記ピッチP1 より幾分小さく、かつ仕上げピッチPより
大きなピッチP2 で、第2層目の線材2と直交する方向
に配列される第3層目の線材3と、この線材3の上側で
これと直交する方向にピッチP2 で配列される第4層目
の線材4とにより形成される。
の網目cは、同じ太さの線材5,6をそのすぐ下側の線
材4,5とそれぞれ直交する方向に、仕上げメッシュの
ピッチPの2倍のピッチ2Pで配列することにより形成
される。そして、最後の第4層目(一般的には上側から
第1層目)の網目dは、2層下側の線材5,5の丁度中
央部に位置するようピッチ2Pで配列される線材7と、
この線材7の上側で、同じく2層下側の線材6,6の丁
度中央部に位置するようピッチ2Pで配列される線材8
とにより形成される。このため、上側2層の網目よって
形成される網目は、それぞれの網目が仕上げピッチPの
2倍のピッチ2Pであるにもかかわらず、仕上げピッチ
Pと同じ大きさの網目となる(図3参照)。立体的なフ
ィルターを構成する各線材1〜8は、それぞれの接触部
分を焼結により一体に結合されて積層フィルターAの強
度を強くしている。
には、耐熱性を有し、かつ焼結可能な金属材料、例えば
ステンレス、鉄、銅、白金、金、ニッケル等が用いられ
る。使用される線材1〜8の太さは、例えば1mmから伸
線し得る超極細さの広範囲にわたるものまで使用可能で
ある。
と第2層目の網目の下側に、4層の線材1〜4が正方形
の網目を形成する場合について説明したが、この部分に
重合される線材の層数は、使用目的や用途に応じて4層
以外の層数に適宜変化させてもよいし、網目の形状にし
ても正方形だけに限定されるものではなく、長方形やそ
の他の形状に形成してもよい。
順を8層の線材を積層する場合について説明する(図4
〜図8参照)。 (1)方形の耐熱性プレートBの一方向に第1層目の線
材1を仕上げメッシュのピッチPより大きなピッチP1
で巻き付け、その上側にそれと直角をなす方向に同じピ
ッチP1 で第2層目の線材2を巻き付けて第1層目の網
目aを形成する(図4,図5)。CはプレートBの側面
全体に形成された凹溝である。 (2)第2層目の線材2の上側に、第1層目の網目aを
形成したのと同じ積層方法によりピッチP1 より幾分小
さなピッチP2 で第3層目と第4層目の線材3,4を直
角をなす方向に巻き付けて第2層目の網目bを形成する
(図6)。 (3)第4層目の線材4の上側に、同じようにして仕上
げピッチPの2倍のピッチ2Pで第5層目と第6層目の
線材5,6を直角をなす方向に巻き付けて第3層目(一
般的には上側から第2層目)の網目cを形成する(図
7)。 (4)第6層目の線材6の上側に、線材7を2層下側の
線材5のピッチ中央部に位置するようにピッチ2Pで巻
き付け、その上側に同じくピッチ2Pで2層下側の線材
6のピッチ中央部に位置するように線材8を巻き付けて
第4層目(一般的には上側から第1層目)の網目dを形
成する(図7)。 (5)耐熱性の容器D内に、他のプレートの線材と接触
しないように(または焼結された場合にも固着しないよ
うに処理を施された)所要個数のプレートBを収納して
密閉し、次いで、容器D内に水素ガスを導内または発生
させた状態で高温に加熱し、各プレートBに巻き付けら
れた線材の各接触部を焼結により固着する(図8)。 (6)容器Dから耐熱性のプレートBを取り出し、プレ
ートBの両面に形成された積層フィルターA,Aを、プ
レートBの厚さ方向の側面中央部に形成されている凹溝
Cの部分で切断して2つに分離する(図7)。使用時の
積層フィルターは、この分離された積層フィルターAか
ら用途に適した形状と大きさを備えたものを打ち抜くこ
とにより作られる。
主として機械を用いて行われる。例えば、プレートBを
一定回転数で回転し、この状態で線材をプレートBの回
転軸に沿った方向に設定された速度で自動送りすること
により行われる。この場合、各線材の巻き付け時のピッ
チは、各線材を回転軸に沿った方向に移動させる移動量
を調節することにより変更することができる。
について説明する。積層フィルターAは、図9に示すよ
うに、網目の大きな側を濾過する流体の前面側に位置す
るように取り付けられる。積層フィルターA内には、ピ
ッチが適宜減少する線材が積層されているため、仕上げ
メッシュより大きな網目とピッチの違いからできる小さ
な網目とが形成される。
は、実線で示すように、順次小さくなっていく網目によ
って大きな不純物から小さな不純物が順次除去される。
このため、流体の濾過作用において、積層フィルターA
内に形成された各種大きさの多くの網目部分を有効に利
用して濾過作用を行うことができる。また、仕上げメッ
シュより小さな網目部分では、流体中に含まれている仕
上げメッシュより小さな不純物が、その一部を除去され
る。
効果が得られる。
は、一番ピッチが小さい上側4層の線材群はそれぞれ仕
上げメッシュの2倍のピッチで平行に配列され、かつ一
番上側2層の各線材群はそのすぐ下側で網目を形成する
各線材群のピッチ中央部に位置決めされているため、仕
上げメッシュの2倍のピッチで配列された線材群により
仕上げメッシュのフィルターを製造することができる。
このため、製造できる超ファインメッシュ用のフィルタ
ーの範囲を拡げることができるだけでなく、その製造コ
ストを大幅に引き下げることができる。また、積層によ
り形成される網目は、下層側から上層側に適宜小さくな
るように形成されているため、フィルター内に形成され
る仕上げメッシュより大きな網目と小さな網目とで分担
して各種大きさの不純物を効果的に除去できるだけでな
く、フィルター前面にかかる負担を軽くして目詰まりに
よるフィルターの取り替え周期を長くすることができ
る。その上、フィルターの構造は立体的で、各線材は焼
結により一体に結合されているため、超ファインメッシ
ュのフィルターに対しても十分な強度を付与することが
できる。
は、上側の4層を除く線材群は、正方形や長方形、また
はそれらを組み合わせた網目を形成しているため、用途
に適した性能を容易にフィルターに付与することができ
る。
法においては、フィルターの製造は、耐熱性のプレート
に交互に向きを異にする各線材を巻き付けることにより
行われる上、1つのプレートから2つの積層フィルター
を同時に作ることができるため、緯方向の線材を編み込
む場合に比べてフィルター製造時の作業能率を著しく向
上することができる。また、上側4層の各線材は仕上げ
メッシュの2倍のピッチで巻き付けられているにもかか
わらず仕上げメッシュと同じピッチの網目を形成するた
め、従来製造が困難とされていた超ファインメッシュの
フィルターをも製造可能にして割安に提供することがで
きる。その上、積層される各線材は還元ガスの雰囲気中
で焼結により一体に結合されているため、網目の細かな
メッシュタイプのフィルターに対しても、必要とされる
十分な強度を付与することができる。
上げメッシュの網目が形成される状態を示した平面図で
ある。
トへの巻き付けにより最初の網目が形成された状態の斜
視図である。
配列状態を示した縦断面図である。
である。
ある。
である。
ッチ P2 下側から第2層目の網目を形成する各線材のピ
ッチ 2P 上側から第1層目と第2層目の網目を形成する
各線材のピッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 平行に配列された線材の上側に、順次向
きを異にする平行な線材群を必要な層数重ね合わせて形
成した積層フィルターであって、 積層により形成される網目は、下層側から上層側に仕上
げメッシュのピッチより大きい範囲で適宜小さくなるよ
うに形成され、 上側4層の線材群はそれぞれ仕上げメッシュの2倍のピ
ッチで平行に配列され、かつ一番上側2層の各線材群は
そのすぐ下側で網目を形成する各線材群のピッチ中央部
に位置決めされ、 積層された線材群は、それらの各接触部分を焼結により
結合されたことを特徴とする積層フィルター。 - 【請求項2】 積層される各線材群はそれぞれ直角方向
に配列され、かつ、上側の4層を除く線材群は、正方形
や長方形、またはそれらを組み合わせた網目を形成する
請求項1に記載の積層フィルター。 - 【請求項3】 仕上げメッシュのピッチより大きなピッ
チで第1層の線材を耐熱性プレートに平行に巻き付け、 その上側に交互に向きを変えて巻き付けた複数層の線材
群によりそれぞれ仕上げメッシュより大きな網目を立体
的に形成し、 積層される線材のピッチを下層側から上層側に適宜小さ
くなるようにするとともに、上側4層の線材群のピッチ
をそれぞれ仕上げメッシュのピッチの2倍に設定し、 最上層の網目を形成する各線材を、そのすぐ下側で網目
を形成している各線材のピッチ中央部に位置するように
配列し、 積層された線材群の各接触部分を還元ガスの雰囲気中で
焼結により結合したのち、耐熱性プレートの両面に形成
されたフィルターを切断により分離したことを特徴とす
る積層フィルターの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10052398A JP3616719B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 積層フィルターの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10052398A JP3616719B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 積層フィルターの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11276820A true JPH11276820A (ja) | 1999-10-12 |
| JP3616719B2 JP3616719B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=14276327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10052398A Expired - Fee Related JP3616719B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 積層フィルターの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3616719B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100906213B1 (ko) * | 2007-07-23 | 2009-07-09 | 전광수 | 필터 및 그 제조방법 |
| JP2015100554A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | ダイダン株式会社 | 給気ユニットおよび手術室の空調システム、手術室の空調方法 |
| JP2018057929A (ja) * | 2017-12-20 | 2018-04-12 | ダイダン株式会社 | 手術室の空調システムおよび手術室の空調方法 |
| US11041787B2 (en) | 2015-01-22 | 2021-06-22 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Aperture array and production method therefor |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP10052398A patent/JP3616719B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100906213B1 (ko) * | 2007-07-23 | 2009-07-09 | 전광수 | 필터 및 그 제조방법 |
| JP2015100554A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | ダイダン株式会社 | 給気ユニットおよび手術室の空調システム、手術室の空調方法 |
| US11041787B2 (en) | 2015-01-22 | 2021-06-22 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Aperture array and production method therefor |
| JP2018057929A (ja) * | 2017-12-20 | 2018-04-12 | ダイダン株式会社 | 手術室の空調システムおよび手術室の空調方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3616719B2 (ja) | 2005-02-02 |
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