JPH11276959A - 塗膜厚みの制御装置 - Google Patents
塗膜厚みの制御装置Info
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- JPH11276959A JPH11276959A JP10083546A JP8354698A JPH11276959A JP H11276959 A JPH11276959 A JP H11276959A JP 10083546 A JP10083546 A JP 10083546A JP 8354698 A JP8354698 A JP 8354698A JP H11276959 A JPH11276959 A JP H11276959A
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Abstract
に目標厚みにする。 【解決手段】本発明の塗膜厚みの制御装置は、連続的に
搬送される長尺シート2の表面に送給される粘着剤液S
を送り出す塗工機1の液体送出用ギャップ6をコントロ
ールするギャップ操作信号の作成過程において、粘着剤
液Sの温度変動や長尺シート2の搬送速度の変動を折り
込むことにより、粘着剤膜Qの厚み制御のために予め求
められたギャップの間隔変化量Δdに対する粘着剤膜Q
の厚み変化量ΔYの比G(=ΔY/Δd)が的確な値か
らズレた分だけ修正されるという構成となっていること
から、長尺シート2の表面に連続的に形成する粘着剤膜
Qの厚みを正確に目標厚みにすることができる。
Description
に塗膜を連続的に形成する連続コーティング工程におけ
る塗膜の厚みを制御する塗膜厚みの制御装置に関する。
程では、図6に示すように、塗工装置50を用いて支持
基材である長尺シート51の表面に粘着剤膜(塗膜)Q
を連続的に形成している。塗工装置50では、長尺シー
ト51が裏面全体をバックアップロール52の表面に押
し付けるようにして巻回されながら、矢印RA,RBで
示す方向に連続的に搬送される。一方、バックアップロ
ール52の向い側にはコーティングロール53とメタリ
ングロール54とが、液体送出用ギャップ55を隔てて
対向して設置されているとともに、両ロール53,54
の後側に粘弾性を有する粘着剤液Sを溜めておく液溜部
56が設けられている。
に示すように、塗工装置50の液体送出用ギャップ55
から粘着剤液Sがコーティングロール53の表面上に先
ず送り出される。コーティングロール53の回転に伴っ
て粘着剤液Sは、バックアップロール52に支持された
長尺シート51の表面に転写されて、長尺シート51の
表面に粘着剤膜Qが連続的に形成される。
来の場合、粘着剤膜Qの厚みを正確に目標厚みにするこ
とが難しいという問題がある。勿論、従来も粘着剤膜Q
の厚みを目標厚みにする制御が実施されてはいる。粘着
剤膜Qの厚みは塗工装置50の液体送出用ギャップ55
の間隔に応じて変化するので、予め設定する粘着剤膜Q
の目標厚みに応じてギャップ55の間隔をセットしてお
く。しかし、粘着剤膜Qの厚みの変動要因はギャップ5
5の間隔だけというわけではない。
ギャップ間隔可変機構57と、長尺シート51の表面に
形成された粘着剤膜Qの厚みを検出する塗膜厚み検出器
58と、塗膜厚み検出器58による粘着剤膜Qの検出厚
みと予め設定する目標厚みとの差(膜厚偏差)に応じて
ギャップ55の間隔を調整するギャップ操作信号をギャ
ップ間隔可変機構57へ送出するギャップ制御部59を
配設しておいて、ギャップ操作信号により液体送出用ギ
ャップ55の間隔を変化させることにより粘着剤膜Qの
厚みを目標厚みとなるようにする塗膜厚みの制御を実施
している。しかしながら、従来の塗膜厚みの制御装置で
は、粘着剤膜Qの厚みを正確に目標厚みにするには至ら
ないというのが現状である。
の表面に連続的に形成する塗膜の厚みを正確に目標厚み
にすることができる塗膜厚みの制御装置を提供すること
を課題とする。
め、本発明に係る塗膜厚みの制御装置は、連続的に搬送
される長尺シートの表面に粘弾性を有する液体を塗工装
置の液体送出用ギャップから連続的に送給し長尺シート
の表面に塗膜を連続的に形成する連続コーティング工程
における前記塗膜の厚みを制御する装置であって、前記
液体送出用ギャップの間隔を変化させるギャップ間隔可
変手段と、長尺シートの表面に形成された塗膜の厚みを
検出する塗膜厚み検出手段と、塗膜厚み検出手段による
塗膜の検出厚みと予め設定する目標厚みとの差(膜厚偏
差)とに基づいて前記ギャップの間隔を調整するギャッ
プ操作信号をギャップ間隔可変手段へ送出するギャップ
制御手段と、前記粘弾性を有する液体の温度を検出する
液温検出手段とを備え、かつ、前記ギャップ制御手段
に、ギャップ操作信号の作成に際して液温検出手段によ
る検出温度に応じた温度補正を施す温度補正手段を設け
たことを特徴とする。
の塗膜厚みの制御装置において、長尺シートの搬送速度
を検出する搬送速度検出手段を備え、かつ、前記ギャッ
プ制御手段に、ギャップ操作信号の作成に際して搬送速
度検出手段による検出速度に応じた速度補正を施す速度
補正手段を設けてある。
制御する際の作用について説明する。本発明によって塗
膜厚みを制御する場合、塗工装置の液体送出用ギャップ
からは連続的に搬送される長尺シートの表面に粘弾性を
有する液体が連続的に送給されて長尺シートの表面に塗
膜が連続的に形成されてゆくと同時に、塗膜厚み検出手
段により長尺シートの表面に形成された塗膜の厚みが刻
々検出されるのに加え、液温検出手段により粘弾性を有
する液体の温度が検出される。そして、ギャップ制御手
段は、塗膜の検出厚みと予め設定する目標厚みとの差
(膜厚偏差)に基づき、液体送出用ギャップの間隔を調
整するギャップ操作信号を、液温検出手段による検出温
度に応じた温度補正を折り込みながら作成してギャップ
間隔可変手段へ送出する。ギャップ制御手段からギャッ
プ操作信号を受け取ったギャップ間隔可変手段は、ギャ
ップ操作信号の信号強度に応じて液体送出用ギャップの
間隔を調整する。検出厚みが目標厚みを越えていれば、
ギャップの間隔が狭められ、逆に検出厚みが目標厚みを
下回っていれば、ギャップの間隔が広げられる。
えばその流動性が相当に異なることから、粘弾性を有す
る液体の液温が変化すると、ギャップの間隔が同一であ
ってもギャップからの液体送出量が変動する。液温が高
ければ、流動性が良くなり送出量が減って塗膜は薄くな
り、液温が低ければ、流動性が悪くなり送出量が増えて
塗膜は厚くなる結果、塗膜の厚みが目標厚みからズレて
しまう。これに対し、本発明の場合、粘弾性を有する液
体の検温結果によってギャップ操作信号が補正されて、
粘弾性を有する液体の温度がギャップの間隔の調整に反
映される結果、液温に変化があっても、液温変化に伴う
塗膜の厚みズレは起こらなくなる。ちなみに、液温が高
くなった分に応じてギャップの間隔が広げられ、逆に液
温が低くなった分に応じてギャップの間隔が狭められる
ことになる。
制御する場合、搬送速度検出手段により、長尺シートの
搬送速度が検出されるとともに、ギャップ制御手段は、
ギャップ操作信号を搬送速度検出手段による検出速度に
応じた速度補正を折り込みながら作成する。長尺シート
の搬送速度が速いと塗布量が減りがちで塗膜は薄くな
り、長尺シートの搬送速度が遅いと塗布量が増えがちで
塗膜は厚くなる結果、塗膜の厚みが目標厚みからズレて
しまう。これに対し、請求項2の場合、長尺シートの搬
送速度の測定結果によってギャップ操作信号が補正され
て、長尺シートの搬送速度がギャップの間隔の調整に反
映される結果、長尺シートの搬送速度に変化があって
も、速度変化に伴う塗膜の厚みズレは起こらなくなる。
ちなみに、搬送速度が速くなった分に応じてギャップの
間隔が広げられ、逆に搬送速度が遅くなった分に応じて
ギャップの間隔が狭められることになる。
を参照しながら説明する。図1は実施例に係る塗膜厚み
の制御装置が用いられる連続コーティングシステムの全
体構成を示すブロック図である。
下、適宜「システム」と略記)は、図1に示すように、
トップフィードリバース式の塗工装置1を用いて粘着テ
ープや粘着シートの薄い支持基材である長尺シート2の
表面に粘着剤膜Qを連続的に形成するシステムである。
塗工装置1では、長尺シート2が裏面全体をバックアッ
プロール3の表面に押し付けるようにして巻回されなが
ら、矢印RA,RBで示す方向に連続的に搬送される。
具体的な支持基材用の長尺シート2としては、プラスチ
ックフィルムや紙あるいは金属箔などが挙げられる。
の向い側には金属製のコーティングロール4とメタリン
グロール5とが、液体送出用ギャップ6を隔てて上下に
向き合う状態で設置されているとともに、両ロール4,
5の後側に粘着剤液Sを溜めておく液溜部7が設けられ
ている。
する粘着剤である。具体的な粘着剤としては、ゴム系粘
着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤などが挙
げられる。
ル4とメタリングロール5の軸芯間距離を変化させるこ
とにより液体送出用ギャップ6の間隔を調整するギャッ
プ間隔可変機構8が設けられている。実施例の塗工装置
1の場合、メタリングロール5を上方または下方に移動
させてコーティングロール4とメタリングロール5の軸
芯間距離を変化させる構成になっている。
ト2の表面に形成された粘着剤膜Qの厚みを測定する膜
厚検出器9が、バックアップロール3の下手側に設けら
れている。具体的な膜厚検出器9としては、長尺シート
2が近赤外線領域にて粘着剤膜と異なったスペクトル分
布を示し、かつ使用近赤外線波長での過度の減衰が認め
られない場合、近赤外線式の膜厚検出器が適当である。
近赤外線式の膜厚検出器は、照射した測定光の反射光あ
るいは透過光の強度変化に基づいて、粘着剤膜Qの厚み
だけを測定できるからである。
は測定が不適切な場合は、ベータ線式やγ線式あるいは
レーザ式の膜厚検出器が適当である。これらの検出器の
場合、長尺シート2の厚みも含めた測定結果となるの
で、粘着剤膜Qを形成する前の長尺シート2のみの厚み
を別途に測定し、膜厚検出器9の測定結果から長尺シー
ト2の厚みを差し引いて粘着剤膜Qの厚みを求める過程
が必要となる。以下、実施例のシステムでは、膜厚検出
器9が近赤外線式の膜厚検出器であって粘着剤膜Qの厚
みだけが直に膜厚検出器9によって得られるものとして
説明する。
剤膜Qの検出厚みはギャップ制御部13の主演算部13
aへ送られる。一方、実施例のシステムには、粘着剤膜
Qの目標厚みを予め設定する目標厚み設定部14が設け
られていて、目標厚み設定部14に設定されている粘着
剤膜Qの目標厚みも、ギャップ制御部13の主演算部1
3aへ送られる。
中の粘着剤液Sの温度を検出する液温検出器10が設け
られている他、バックアップロール3の温度を検出する
ロール温度検出器11およびコーティングロール4の温
度を検出するロール温度検出器12がそれぞれ設けられ
ている。液温検出器10により得られる粘着剤液温度
や、ロール温度検出器11により得られるバックアップ
ロール温度、およびロール温度検出器12により得られ
るコーティングロール温度は、ギャップ制御部13の温
度補正部13bに送られるよう構成されている。
送される長尺シート2の搬送速度を刻々検出する搬送速
度検出器15が配設されている。搬送速度検出器15に
より得られた搬送速度の検出結果は、ギャップ制御部1
3の速度補正部13cへ送られるよう構成されている。
着剤膜Qの検出厚みYpvと粘着剤膜Qの目標厚みYSVと
の差(膜厚偏差=YSV−Ypv)と、所定基準条件のもと
で予め求められたギャップの間隔変化量Δdに対する塗
膜の厚み変化量ΔYの比G(=ΔY/Δd)とに基づ
き、液体送出用ギャップ6の間隔を調整するギャップ操
作信号を作成してギャップ間隔可変機構8へ送出すると
ともに、ギャップ操作信号の作成過程で温度補正や速度
補正を折り込む構成となっている。すなわち、ギャップ
制御部13は、膜厚偏差に対しPID演算などを行う主
演算部13aと、温度補正処理を行う温度補正部13b
と、速度補正処理を行う速度補正部13cとからなり、
最終的に、下記式で示すギャップ操作信号Dをギャップ
間隔可変機構8へ出力する。 D=〔(1/G)×f0 (YSV−Ypv)〕×〔KT ×f
T (T1 ,T2 ,T3 ,TB )〕×〔KV ×f
V (V1 ,VB )〕
処理を行って、(1/G)・f0 (YSV−Ypv)なる演
算結果を次の温度補正部13bへ送出する。但し、G
は、所定基準条件での基準温度TB および基準搬送速度
VB におけるギャップの間隔変化量Δdと粘着剤膜Qの
厚み変化量ΔYの比(G=ΔY/Δd)であり、予め測
定されてセットされる定数である。f0 はPIDもしく
はそれに類する演算関数である。YSVは粘着剤膜Qの目
標厚みである。Ypvは粘着剤膜Qの検出厚みである。
勿論、実施例のシステムでは、膜厚偏差(YSV−Ypv)
>0の場合、粘着剤膜Sの膜厚みが目標厚みに達してい
ないことになるので、最終的にギャップ6は広げられ、
(YSV−Ypv)<0の場合、粘着剤膜Sの膜厚みが目標
厚みを越えていることになるので、最終的にギャップ6
は狭められる制御構成であることは言うまでもない。
変動を防ぐための温度補正処理を施すものであり、具体
的には主演算部13aの出力にKT ・fT (T1 ,
T2 ,T 3 ,TB )という温度補正比率を掛け合わす
(乗算する)演算を実行する。但し、KT は、温度変動
補正用粘着剤物性係数であって、粘着剤液Sのベース率
(粘着剤固形分/全体)に応じて予め決められてセット
される係数である。f T は温度補正関数、T1 は粘着剤
液温度、T2 はバックアップロール温度、T3はコーテ
ィングロール温度、TB はGを求めた時の基準温度であ
る。
の膜厚が変動する。此の温度T1 〜T3 の変化に伴う粘
着剤液Sの膜厚変動を打ち消すための液体送出用ギャッ
プ6の間隔の変化割合を示す温度補正比率を予め実験的
に求めておき、主演算部13aの出力に掛け合わせるの
である。その結果、温度補正部13bは、〔(1/G)
×f0 (YSV−Ypv)〕×〔KT ×fT (T1 ,T2 ,
T3 ,TB )〕という演算結果を出力することになる。
一般に実用使用範囲においては粘着剤液温度T1 が高く
なるほど粘着剤液Sの膜厚は薄くなる。更に、バックア
ップロール温度T2 およびコーティングロール温度T3
の温度が変化しても粘着剤液Sの膜厚は変化する。た
だ、粘着剤液温度T1 の影響が最も顕著に作用するの
で、温度T1 〜T3 が同様に変化したとする場合、温度
補正比率であるfT (T1 ,T2 ,T3 ,TB )は、図
2に示すように、温度が高い時の方が温度が低い時より
も大きくなる。
T3 ,TB それぞれの数値の様々な組み合わせに対する
温度補正比率の値をテーブルの形で記憶しており、各温
度検出器10〜12からの検出温度に応じた温度補正比
率を読み出して温度補正処理を実行する構成となってい
る。なお、温度補正比率は、粘着剤の種類により異なる
ので、各粘着剤毎に温度補正比率をそれぞれ予め求めて
おき、使用対象の各粘着剤に適合する温度補正比率を用
いることになる。
速度の変化に伴う膜厚変動を防ぐための速度補正処理を
施すものであり、具体的には温度補正部13bの出力
に、K V ×fV (V1 ,VB )という速度補正比率を掛
け合わす(乗算する)演算を実行する。但し、KV は搬
送速度変動補正用粘着剤物性係数であって、粘着剤液S
のベース率(粘着剤固形分/全体)に応じて予め決めら
れてセットされる係数である。fV は搬送速度補正関
数、V1 は長尺シートの搬送速度、VB はGを求出した
時の基準速度である。
B から外れると、粘着剤液Sの膜厚が変化する。此の搬
送速度V1 の変化に伴う粘着剤液Sの膜厚変動を打ち消
すための液体送出用ギャップ6の間隔の速度補正比率を
予め実験的に求めておき、温度補正部13bの出力に掛
け合わせるのである。したがって、速度補正部13cは
上記のギャップ操作信号Dを出力することになる。
ば、粘着剤液Sの膜厚は薄くなるから、速度補正比率で
あるfV (V1 ,VB )は、図3に示すように、搬送速
度の上昇に従って上昇するものになる結果、搬送速度V
1 が速い時の方が搬送速度V1が遅い時よりも、ギャッ
プは広げられることになる。
な数値に対する速度補正比率の値をテーブルの形で記憶
しており、搬送速度検出器15からの検出温度に応じた
速度補正比率を読み出して速度補正処理を実行する構成
となっている。なお、速度補正比率も粘着剤の種類によ
り異なるので、各粘着剤毎に速度補正比率をそれぞれ予
め求めておいて、使用対象の各粘着剤に適合する速度補
正比率を用いることになる。
ギャップ操作信号の作成過程を、図4のフローチャート
に纏めて示す。また、主演算部13aや温度補正部13
bおよび速度補正部13cは、中央演算処理デバイス
(CPU)およびメモリデバイスと作動用ソフトウエア
を中心に構成されるものである。
操作信号Dが送り込まれたギャップ間隔可変機構8は、
受け取ったギャップ操作信号Dの信号強度に合わせて、
メタリングロール5を上方または下方に移動させてコー
ティングロール4とメタリングロール5の軸芯間距離を
変化させ、粘着剤膜Sの厚みが目標厚みとなるようギャ
ップ6の調整を行う。
の連続コーティングシステムを稼働させた時の粘着剤膜
厚みの制御動作を説明する。 粘着剤液Sの温度変化に対する粘着剤膜厚みの制御
動作 例えばシステムの稼働を始めた朝方は周囲温度が低く、
粘着剤液Sは低温で流動性に乏しいが、稼働を続けるに
従って周囲温度が上昇するに伴い粘着剤液Sの温度も高
まって流動性が向上してゆく。したがって、粘着剤液S
の温度が低い朝方は、温度補正比率は低くてギャップ操
作信号Dが小さめとなり、ギャップ6の間隔が狭めとな
って、粘着剤液Sの流動性が乏しくても適切な粘着剤液
量が得られる。そして、粘着剤液Sの温度の上昇につれ
流動性が向上してゆくのに伴って温度補正比率が高くな
る結果、ギャップ操作信号Dが大きめとなって、ギャッ
プ6の間隔が広めとなってゆき、粘着剤液Sの流動性の
向上に合わせて適切な粘着剤液量が常に得られることに
なる。勿論、稼働時間の経過以外の原因で起こる液温変
動に対しても、温度補正比率に高低変化が生じて、ギャ
ップ操作信号Dが変わり、ギャップ6の間隔が自動的に
調整されて、適切な粘着剤液量が常に維持されることは
言うまでもない。
グロールの温度変化に対する粘着剤膜厚みの制御動作 上記の両ロール3,4についても、粘着剤液Sの温度変
化と同様の温度変化が起こる。両ロール3,4の温度変
化は、ギャップ6の間隔や両ロール3,4の接触圧力を
変化させることから、温度が変化すると粘着剤膜Qの膜
厚みが変化する。一般にギャップ6の間隔の影響が最も
顕著に作用するので、温度が高まるほど粘着剤膜Qの膜
厚が薄くなり、粘着剤液Sの温度と膜厚みの関係の場合
と同じである。したがって、この場合は粘着剤液Sの場
合と同様の制御動作であるから、後の説明は省略する。
着剤膜厚みの制御動作 システム稼働開始の当初(立ち上げ時)は、基準速度V
0 よりも遅い速度で長尺シート2を搬送しながらコーテ
ィング処理を行い、安定してきたら搬送速度を基準速度
V0 まで上げて、コーティング処理の能率をアップする
ようなことが塗布態様によってはある。この場合、立ち
上げ時には、速度補正比率が低くてギャップ操作信号D
が小さく、ギャップ6の間隔が狭められて適切な粘着剤
液の送出量が得られることになる。搬送速度が基準速度
V0 に上がると、速度補正比率が基準比率に上昇し、ギ
ャップ操作信号Dが大きくなり、ギャップ6は広げられ
ることになる。勿論、立ち上げ時以外でも、長尺シート
2の搬送速度に変動が起これば、速度補正比率が変わ
り、ギャップ操作信号Dの信号強度が変化して、ギャッ
プ6が自動的に広げられるか、或いは、狭められる結
果、搬送速度に変動があっても、粘着剤膜Qの膜厚みは
正確に目標厚みに保たれることになる。
はなく、下記のように変形実施することができる。 (1)本発明の塗膜厚みの制御装置は、図1に示す塗工
装置1に限らず、図5に示すようなメタリングロールの
無い塗工装置の場合にも適用することが可能である。図
5の塗工装置では、コーティングロール4を上方または
下方に移動させてギャップ6の間隔を変化させる構成と
なる。あるいは、図1において、メタリングロールの代
わりにブレード(刃)が用いられている塗工装置の場合
にも、本発明を適用することができる。この塗工装置で
は、ブレードを上方または下方に移動させてギャップの
間隔を変化させることになる。
対象の膜は粘着剤液に限らない。例えば、塗料膜など粘
弾性を有する液体により形成される塗膜であれば、本発
明の制御対象となり得る。
ける演算制御は古典的PIDであったが、主演算部13
aによる演算制御は、アドバンストPID,ファジー制
御,予測制御などであってもよい。
ロール温度および長尺シートの搬送速度に応じた補正を
折り込みながらギャップ操作信号を作成する構成であっ
たが、本発明では、少なくとも粘着剤液の温度に応じた
補正を折り込みながらギャップ操作信号を作成する構成
であればよい。
の制御装置によれば、塗工装置の液体送出用ギャップか
ら長尺シートの表面に送給される粘弾性を有する液体の
検出温度によってギャップ操作信号が補正されて、粘弾
性を有する液体の温度がギャップの間隔の調整に反映さ
れる結果、液温に変化があっても、液温変化に伴う塗膜
の厚み偏差は起こらなくなり、長尺シートの表面に連続
的に形成する塗膜の厚みを正確に目標厚みにすることが
できるようになる。
れば、長尺シートの搬送速度の測定結果によってギャッ
プ操作信号が補正されて、長尺シートの搬送速度がギャ
ップの間隔の調整に反映される結果、長尺シートの搬送
速度に変化があった場合でも、速度変化に伴う塗膜の厚
み偏差は起こらず、塗膜の厚みは正確に目標厚みとな
る。
られる連続コーティングシステムの全体構成を示すブロ
ック図である。
応関係例を示すグラフである。
応関係例を示すグラフである。
信号の作成過程を示すフローチャートである。
とができる他の塗工装置の要部構成を示す概略図であ
る。
連続コーティングシステムの要部構成を示す概略図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】連続的に搬送される長尺シートの表面に粘
弾性を有する液体を塗工装置の液体送出用ギャップから
連続的に送給し長尺シートの表面に塗膜を連続的に形成
する連続コーティング工程における前記塗膜の厚みを制
御する装置であって、 前記液体送出用ギャップの間隔を変化させるギャップ間
隔可変手段と、 長尺シートの表面に形成された塗膜の厚みを検出する塗
膜厚み検出手段と、 塗膜厚み検出手段による塗膜の検出厚みと予め設定する
目標厚みとの差(膜厚偏差)とに基づいて前記ギャップ
の間隔を調整するギャップ操作信号をギャップ間隔可変
手段へ送出するギャップ制御手段と、 前記粘弾性を有する液体の温度を検出する液温検出手段
とを備え、 かつ、前記ギャップ制御手段に、ギャップ操作信号の作
成に際して液温検出手段による検出温度に応じた温度補
正を施す温度補正手段を設けたことを特徴とする塗膜厚
みの制御装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の塗膜厚みの制御装置にお
いて、 長尺シートの搬送速度を検出する搬送速度検出手段を備
え、 かつ、前記ギャップ制御手段に、ギャップ操作信号の作
成に際して搬送速度検出手段による検出速度に応じた速
度補正を施す速度補正手段を設けた塗膜厚みの制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08354698A JP3724946B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 塗膜厚みの制御方法および塗膜厚みの制御装置並びにこの方法を用いて製造したシート状物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08354698A JP3724946B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 塗膜厚みの制御方法および塗膜厚みの制御装置並びにこの方法を用いて製造したシート状物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11276959A true JPH11276959A (ja) | 1999-10-12 |
| JP3724946B2 JP3724946B2 (ja) | 2005-12-07 |
Family
ID=13805519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08354698A Expired - Lifetime JP3724946B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 塗膜厚みの制御方法および塗膜厚みの制御装置並びにこの方法を用いて製造したシート状物 |
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| Country | Link |
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