JPH1127705A - 偏向コイルの磁界測定装置 - Google Patents
偏向コイルの磁界測定装置Info
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- JPH1127705A JPH1127705A JP9193266A JP19326697A JPH1127705A JP H1127705 A JPH1127705 A JP H1127705A JP 9193266 A JP9193266 A JP 9193266A JP 19326697 A JP19326697 A JP 19326697A JP H1127705 A JPH1127705 A JP H1127705A
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- magnetic field
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- deflection
- wire
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コイルボビンに取り付けたときの基本規制形
状に保持して偏向コイルの磁界を測定できる磁界測定装
置を提供する。 【解決手段】 偏向コイルの線伸長部の平坦面を当接す
るコイル固定基台10を設け、このコイル固定基台10
から張り出して偏向コイルの頭部側の前端面を当接する
コイルベース体11を設ける。偏向コイルの線伸長部の
基本規制形状と同一形状を有するコイル押さえ面14a
でもって偏向コイルの両側の線伸長部をバネ圧を利用し
て押さえる線伸長部押さえ機構14を設ける。また、偏
向コイルの頭部側と尾部側の各渡り線部の外周部分をバ
ネ圧を利用して押さえる渡り線部押さえ機構を設ける。
偏向コイルを基本規制形状に保持でき、この状態で磁界
測定を行うので、コイルボビンに取り付けたときの偏向
コイルの磁界と同一の磁界を測定することができる。
状に保持して偏向コイルの磁界を測定できる磁界測定装
置を提供する。 【解決手段】 偏向コイルの線伸長部の平坦面を当接す
るコイル固定基台10を設け、このコイル固定基台10
から張り出して偏向コイルの頭部側の前端面を当接する
コイルベース体11を設ける。偏向コイルの線伸長部の
基本規制形状と同一形状を有するコイル押さえ面14a
でもって偏向コイルの両側の線伸長部をバネ圧を利用し
て押さえる線伸長部押さえ機構14を設ける。また、偏
向コイルの頭部側と尾部側の各渡り線部の外周部分をバ
ネ圧を利用して押さえる渡り線部押さえ機構を設ける。
偏向コイルを基本規制形状に保持でき、この状態で磁界
測定を行うので、コイルボビンに取り付けたときの偏向
コイルの磁界と同一の磁界を測定することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鞍型形状の偏向コイ
ルの磁界を測定する偏向コイルの磁界測定装置に関する
ものである。
ルの磁界を測定する偏向コイルの磁界測定装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図11には偏向コイルの磁界測定装置の
一例が分解された状態で鞍型形状の偏向コイルと共に示
され、図12には図11に示す磁界測定装置のx−x部
分の断面図が示されている。これら図11および図12
に示す偏向コイルの磁界測定装置は特開昭62−267
681号公報に記載されているものであり、この磁界測
定装置は図10に示すような鞍型形状の偏向コイルの磁
界を測定することを想定したものである。
一例が分解された状態で鞍型形状の偏向コイルと共に示
され、図12には図11に示す磁界測定装置のx−x部
分の断面図が示されている。これら図11および図12
に示す偏向コイルの磁界測定装置は特開昭62−267
681号公報に記載されているものであり、この磁界測
定装置は図10に示すような鞍型形状の偏向コイルの磁
界を測定することを想定したものである。
【0003】図10に示す偏向コイル1は巻線金型に導
線を鞍型形状に巻回して作製されるものであり、巻線金
型から取り外された偏向コイル1は2個組み合わされて
偏向ヨーク装置の朝顔形状のコイルボビンに装着され
る。このような偏向コイルを用いた偏向ヨーク装置は陰
極線管のネックに装着され、電子銃から発射された電子
ビームを走査するための偏向磁界を発生する。
線を鞍型形状に巻回して作製されるものであり、巻線金
型から取り外された偏向コイル1は2個組み合わされて
偏向ヨーク装置の朝顔形状のコイルボビンに装着され
る。このような偏向コイルを用いた偏向ヨーク装置は陰
極線管のネックに装着され、電子銃から発射された電子
ビームを走査するための偏向磁界を発生する。
【0004】図11および図12に示す偏向コイルの磁
界測定装置は載置台50を有し、この載置台50上に朝
顔形状の偏向コイル取り付け部材51が形成され、この
偏向コイル取り付け部材51には偏向コイル1の線伸長
部の平坦面4bの位置決め用のリブ52aが形成される
と共に、偏向コイル1の尾部側の後端面2bを押さえる
コイル押さえ片52bが形成されている。また、上記載
置台50には偏向コイル1の頭部側の渡り線部3aをク
ランプするクランプ部材53が偏向コイル取り付け部材
51に対して進退移動可能に取り付けられている。
界測定装置は載置台50を有し、この載置台50上に朝
顔形状の偏向コイル取り付け部材51が形成され、この
偏向コイル取り付け部材51には偏向コイル1の線伸長
部の平坦面4bの位置決め用のリブ52aが形成される
と共に、偏向コイル1の尾部側の後端面2bを押さえる
コイル押さえ片52bが形成されている。また、上記載
置台50には偏向コイル1の頭部側の渡り線部3aをク
ランプするクランプ部材53が偏向コイル取り付け部材
51に対して進退移動可能に取り付けられている。
【0005】上記偏向コイル取り付け部材51の内部は
空間部が形成され、この空間部にはz軸を回転軸として
回転可能な板状の内側センサ取付部54が収容される。
上記内側センサ取付部54には外側センサ取付部55が
取り付けられている。上記内側センサ取付部54と外側
センサ取付部55には互いに間隙を介して対向する対向
領域を有し、この対向領域には偏向コイル1の磁界を測
定するためのセンサ素子57が配列形成されている。
空間部が形成され、この空間部にはz軸を回転軸として
回転可能な板状の内側センサ取付部54が収容される。
上記内側センサ取付部54には外側センサ取付部55が
取り付けられている。上記内側センサ取付部54と外側
センサ取付部55には互いに間隙を介して対向する対向
領域を有し、この対向領域には偏向コイル1の磁界を測
定するためのセンサ素子57が配列形成されている。
【0006】上記内側センサ取付部54には該内側セン
サ取付部54を図12に示すz軸を回転軸にして回転さ
せるための回転手段56が設けられている。
サ取付部54を図12に示すz軸を回転軸にして回転さ
せるための回転手段56が設けられている。
【0007】上記磁界測定装置では、偏向コイル1を取
り付けるときには、まず、クランプ部材53は後退した
状態にし、偏向コイル1の頭部側の前端面3bを載置台
50に向けて線伸長部の平坦面4bをリブ52aに係止
させ、この状態で、偏向コイル1の尾部側の後端面2b
をコイル押さえ片52bによって固定すると共に、クラ
ンプ部材53を前進させクランプ部材53によって頭部
側の渡り線部3aを押さえて偏向コイル1の線伸長部の
平坦面4bをリブ52aに押し付け、また、線伸長部4
の内表面4aを偏向コイル取り付け部材51の面に押し
付ける。そして、偏向コイル1を取り付け部材51に押
し付けた状態で、クランプ部材53をネジ53aで位置
固定して頭部側の渡り線部3aをクランプし、偏向コイ
ル1の取り付けが完了する。
り付けるときには、まず、クランプ部材53は後退した
状態にし、偏向コイル1の頭部側の前端面3bを載置台
50に向けて線伸長部の平坦面4bをリブ52aに係止
させ、この状態で、偏向コイル1の尾部側の後端面2b
をコイル押さえ片52bによって固定すると共に、クラ
ンプ部材53を前進させクランプ部材53によって頭部
側の渡り線部3aを押さえて偏向コイル1の線伸長部の
平坦面4bをリブ52aに押し付け、また、線伸長部4
の内表面4aを偏向コイル取り付け部材51の面に押し
付ける。そして、偏向コイル1を取り付け部材51に押
し付けた状態で、クランプ部材53をネジ53aで位置
固定して頭部側の渡り線部3aをクランプし、偏向コイ
ル1の取り付けが完了する。
【0008】このようにして偏向コイル1を磁界測定装
置に取り付けた後に、偏向コイル1に通電して偏向磁界
を発生させ、内側センサ取付部54と外側センサ取付部
55を回転手段56によって一体的にz軸を回転軸にし
て回転させ、センサ素子57によって偏向コイル1の磁
界を測定する。
置に取り付けた後に、偏向コイル1に通電して偏向磁界
を発生させ、内側センサ取付部54と外側センサ取付部
55を回転手段56によって一体的にz軸を回転軸にし
て回転させ、センサ素子57によって偏向コイル1の磁
界を測定する。
【0009】この偏向コイル1の磁界測定結果に基づ
き、偏向コイル1の良否を判定したり、所望の偏向磁界
を発生する偏向コイル1を作製できるように巻線金型の
調整加工等が行われる。
き、偏向コイル1の良否を判定したり、所望の偏向磁界
を発生する偏向コイル1を作製できるように巻線金型の
調整加工等が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記磁界測定装置で
は、偏向コイル1を取り付ける際に次のような問題が生
じる。例えば、クランプ部材53によって頭部側の渡り
線部3aを過剰な力で押し付けてしまった場合には、こ
のクランプ部材53による過剰な押し付け力とコイル押
さえ片52bによる押さえ力によって磁界を発生する偏
向コイル1の線伸長部4に捻れや膨らみが生じて偏向コ
イル1が変形してしまったり、クランプ部材53による
押し付け力がコイル押さえ片52bの押さえ力よりも大
きいときには尾部側の後端面2bがコイル押さえ片52
bから外れてしまい、線伸長部の平坦面4bをリブ52
aに押し付けることができず、偏向コイル1の再現性の
良い磁界測定ができないという問題が生じる。
は、偏向コイル1を取り付ける際に次のような問題が生
じる。例えば、クランプ部材53によって頭部側の渡り
線部3aを過剰な力で押し付けてしまった場合には、こ
のクランプ部材53による過剰な押し付け力とコイル押
さえ片52bによる押さえ力によって磁界を発生する偏
向コイル1の線伸長部4に捻れや膨らみが生じて偏向コ
イル1が変形してしまったり、クランプ部材53による
押し付け力がコイル押さえ片52bの押さえ力よりも大
きいときには尾部側の後端面2bがコイル押さえ片52
bから外れてしまい、線伸長部の平坦面4bをリブ52
aに押し付けることができず、偏向コイル1の再現性の
良い磁界測定ができないという問題が生じる。
【0011】また、反対に、クランプ部材53による頭
部側の渡り線部3aの押し付け力が不足している場合に
は、線伸長部の平坦面4bをリブ52aに押し付けるこ
とができないので、上記同様に、偏向コイル1の再現性
の良い磁界測定ができないという問題が生じる。
部側の渡り線部3aの押し付け力が不足している場合に
は、線伸長部の平坦面4bをリブ52aに押し付けるこ
とができないので、上記同様に、偏向コイル1の再現性
の良い磁界測定ができないという問題が生じる。
【0012】上記のように、偏向コイル1を偏向コイル
取り付け部材51に再現性良く固定できなかった場合に
は、この状態で偏向コイル1の磁界を測定しても、コイ
ルボビンに取り付けたときに発生する偏向コイル1の磁
界とは異なる磁界を測定することになるので、その磁界
測定結果を用いて偏向コイル1の正確な良否判定や、巻
線金型の正確な調整加工等を行うことはできない。この
ことから、偏向コイル1を再現性が良い形態で配置でき
なかった場合には、偏向コイル1の取り付け作業を再度
行わなければならず、非常に面倒であり、偏向コイル1
の取り付け作業に手間と時間がかかるという問題があ
る。
取り付け部材51に再現性良く固定できなかった場合に
は、この状態で偏向コイル1の磁界を測定しても、コイ
ルボビンに取り付けたときに発生する偏向コイル1の磁
界とは異なる磁界を測定することになるので、その磁界
測定結果を用いて偏向コイル1の正確な良否判定や、巻
線金型の正確な調整加工等を行うことはできない。この
ことから、偏向コイル1を再現性が良い形態で配置でき
なかった場合には、偏向コイル1の取り付け作業を再度
行わなければならず、非常に面倒であり、偏向コイル1
の取り付け作業に手間と時間がかかるという問題があ
る。
【0013】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、偏向コイルの取り付け作業
が簡単で、しかも、コイルボビンに取り付けた状態と同
じ状態で1個毎に偏向コイルの磁界を測定することがで
きる偏向コイルの磁界測定装置を提供することにある。
たものであり、その目的は、偏向コイルの取り付け作業
が簡単で、しかも、コイルボビンに取り付けた状態と同
じ状態で1個毎に偏向コイルの磁界を測定することがで
きる偏向コイルの磁界測定装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は次のような構成をもって前記課題を解決
する手段としている。すなわち、鞍型形状の偏向コイル
の頭部側の前端面を当接するコイルベース体を有し、こ
のコイルベース体には偏向コイルの線伸長部の平坦面を
当接するコイル固定基台が張り出した形態で設けられ、
偏向コイルの線伸長部の外表面の基本規制形状と同一形
状を有するコイル押さえ面を持つ外形成形治具でもって
偏向コイルの両側の線伸長部の外表面を弾力を利用して
押さえる線伸長部押さえ機構が設けられており、また、
偏向コイルの頭部側と尾部側の各渡り線部を弾力を利用
して押さえて線伸長部の平坦面を上記コイル固定基台に
押圧するコイル押圧部材がその押さえ方向に進退移動可
能な形態で設けられた渡り線部押さえ機構を備えてお
り、上記コイル固定基台には偏向コイルの両側の線伸長
部によって挟まれる領域に開口部が形成され、このコイ
ル固定基台の開口縁には線伸長部の内表面に当接する凸
部が設けられ、上記開口部には偏向コイルの磁界を測定
する磁界測定センサ素子を取り付けた磁気検知器が回転
可能に配設される構成をもって前記課題を解決する手段
としている。
に、この発明は次のような構成をもって前記課題を解決
する手段としている。すなわち、鞍型形状の偏向コイル
の頭部側の前端面を当接するコイルベース体を有し、こ
のコイルベース体には偏向コイルの線伸長部の平坦面を
当接するコイル固定基台が張り出した形態で設けられ、
偏向コイルの線伸長部の外表面の基本規制形状と同一形
状を有するコイル押さえ面を持つ外形成形治具でもって
偏向コイルの両側の線伸長部の外表面を弾力を利用して
押さえる線伸長部押さえ機構が設けられており、また、
偏向コイルの頭部側と尾部側の各渡り線部を弾力を利用
して押さえて線伸長部の平坦面を上記コイル固定基台に
押圧するコイル押圧部材がその押さえ方向に進退移動可
能な形態で設けられた渡り線部押さえ機構を備えてお
り、上記コイル固定基台には偏向コイルの両側の線伸長
部によって挟まれる領域に開口部が形成され、このコイ
ル固定基台の開口縁には線伸長部の内表面に当接する凸
部が設けられ、上記開口部には偏向コイルの磁界を測定
する磁界測定センサ素子を取り付けた磁気検知器が回転
可能に配設される構成をもって前記課題を解決する手段
としている。
【0015】第2の発明は、上記第1の発明を構成する
コイル固定基台には偏向コイルの尾部側の後端面に当接
する位置規制体が張り出した形態で設けられ、この位置
規制体と、コイルベース体とによって偏向コイルの頭部
側の前端面と尾部側の後端面との間の長さ方向の位置を
規制する構成をもって前記課題を解決する手段としてい
る。
コイル固定基台には偏向コイルの尾部側の後端面に当接
する位置規制体が張り出した形態で設けられ、この位置
規制体と、コイルベース体とによって偏向コイルの頭部
側の前端面と尾部側の後端面との間の長さ方向の位置を
規制する構成をもって前記課題を解決する手段としてい
る。
【0016】第3の発明は、上記第1又は第2の発明を
構成するコイル固定基台はコイルベース体に着脱自在に
取り付けられている構成をもって前記課題を解決する手
段としている。
構成するコイル固定基台はコイルベース体に着脱自在に
取り付けられている構成をもって前記課題を解決する手
段としている。
【0017】第4の発明は、上記第1又は第2又は第3
の発明の構成を備え、磁気検知器には偏向コイルの尾部
側と頭部側を結ぶ方向に複数の磁界測定センサ素子が配
列形成されており、少なくとも磁界測定センサ素子の1
つの配列は偏向コイルの線伸長部の内表面と、偏向コイ
ルの磁界によってスクリーンの対角の最深部を走査する
電子ビームの軌道とによって挟まれる領域に配列形成さ
れている構成をもって前記課題を解決する手段としてい
る。
の発明の構成を備え、磁気検知器には偏向コイルの尾部
側と頭部側を結ぶ方向に複数の磁界測定センサ素子が配
列形成されており、少なくとも磁界測定センサ素子の1
つの配列は偏向コイルの線伸長部の内表面と、偏向コイ
ルの磁界によってスクリーンの対角の最深部を走査する
電子ビームの軌道とによって挟まれる領域に配列形成さ
れている構成をもって前記課題を解決する手段としてい
る。
【0018】上記構成の発明において、例えば、偏向コ
イルを磁界測定装置に取り付けるときには、偏向コイル
の線伸長部の平坦面をコイル固定基台に、また、偏向コ
イルの頭部側の渡り線部の前端面をコイルベース体にそ
れぞれ当接し、この状態で、線伸長部押さえ機構の外形
成形治具によって偏向コイルの両側の線伸長部の内表面
をコイル固定基台の凸部に押圧する。さらに、偏向コイ
ルの頭部側と尾部側の各渡り線部の外周部分を渡り線部
押さえ機構のコイル押圧部材によってコイル固定基台に
押圧する。これにより、偏向コイルの取り付けが完了す
る。
イルを磁界測定装置に取り付けるときには、偏向コイル
の線伸長部の平坦面をコイル固定基台に、また、偏向コ
イルの頭部側の渡り線部の前端面をコイルベース体にそ
れぞれ当接し、この状態で、線伸長部押さえ機構の外形
成形治具によって偏向コイルの両側の線伸長部の内表面
をコイル固定基台の凸部に押圧する。さらに、偏向コイ
ルの頭部側と尾部側の各渡り線部の外周部分を渡り線部
押さえ機構のコイル押圧部材によってコイル固定基台に
押圧する。これにより、偏向コイルの取り付けが完了す
る。
【0019】この取り付けにより、偏向コイルの線伸長
部の平坦面が当接するコイル固定基台のコイル当接面を
含む仮想面と、両側の線伸長部の間の中心対称面とが交
差する線(以下、コイルの仮想中心線という)が、磁界
検出器の回転軸に殆ど一致する如く近接し平行となり、
また、コイルベース体の表面が偏向コイルの磁界測定の
基準面となる結果、磁界検出器により測定された磁界の
測定値は測定を何回繰り返し行っても再現される。
部の平坦面が当接するコイル固定基台のコイル当接面を
含む仮想面と、両側の線伸長部の間の中心対称面とが交
差する線(以下、コイルの仮想中心線という)が、磁界
検出器の回転軸に殆ど一致する如く近接し平行となり、
また、コイルベース体の表面が偏向コイルの磁界測定の
基準面となる結果、磁界検出器により測定された磁界の
測定値は測定を何回繰り返し行っても再現される。
【0020】上記の如く、偏向コイルを取り付ける際に
は、偏向コイルの線伸長部の平坦面と頭部側の前端面と
はそれぞれコイル固定基台、コイルベース体に当接する
だけであるし、線伸長部の外表面と、頭部側と尾部側の
各渡り線部とは弾力を利用して押さえられるので、偏向
コイルに過剰な力がかかって線伸長部が捻れたり、浮き
上がる等して偏向コイルが歪むことはなく、偏向コイル
を基本規制形状、すなわち、コイルボビンに固定したと
きの偏向コイルの形状に正確に保持することが可能であ
る。しかも、その偏向コイルの取り付け作業は簡単で、
手間や時間を多く要しない。
は、偏向コイルの線伸長部の平坦面と頭部側の前端面と
はそれぞれコイル固定基台、コイルベース体に当接する
だけであるし、線伸長部の外表面と、頭部側と尾部側の
各渡り線部とは弾力を利用して押さえられるので、偏向
コイルに過剰な力がかかって線伸長部が捻れたり、浮き
上がる等して偏向コイルが歪むことはなく、偏向コイル
を基本規制形状、すなわち、コイルボビンに固定したと
きの偏向コイルの形状に正確に保持することが可能であ
る。しかも、その偏向コイルの取り付け作業は簡単で、
手間や時間を多く要しない。
【0021】上記のように、偏向コイルを基本規制形状
に保持した状態で、磁界測定装置に取り付けることがで
きることから、コイルボビンに取り付けた状態とほぼ同
じ状態で偏向コイルの磁界を正確に測定することが可能
となる。
に保持した状態で、磁界測定装置に取り付けることがで
きることから、コイルボビンに取り付けた状態とほぼ同
じ状態で偏向コイルの磁界を正確に測定することが可能
となる。
【0022】また、偏向コイル単体の磁界を測定するこ
とにより、線伸長部の各導線部分の磁界の強弱を把握
し、これを巻線条件等の修正データとして利用する。こ
の場合、2個の偏向コイルを組み合わせて偏向ヨークに
取り付けた状態と同じ状態で磁界測定を行う場合と異な
り、偏向コイルの取り付け誤差や互いの偏向コイルの形
状誤差の悪影響を受けることなく磁界測定を行うことが
できるので、磁界のバラツキ原因の追求が容易になる。
とにより、線伸長部の各導線部分の磁界の強弱を把握
し、これを巻線条件等の修正データとして利用する。こ
の場合、2個の偏向コイルを組み合わせて偏向ヨークに
取り付けた状態と同じ状態で磁界測定を行う場合と異な
り、偏向コイルの取り付け誤差や互いの偏向コイルの形
状誤差の悪影響を受けることなく磁界測定を行うことが
できるので、磁界のバラツキ原因の追求が容易になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る実施形態
例を図面に基づき説明する。
例を図面に基づき説明する。
【0024】図1にはこの実施形態例の偏向コイルの磁
界測定装置が渡り線部押さえ機構を省略して正面側から
見た状態で示されている。この図1に示す磁界測定装置
は、鞍型形状の偏向コイル1単体の磁界を測定するもの
である。
界測定装置が渡り線部押さえ機構を省略して正面側から
見た状態で示されている。この図1に示す磁界測定装置
は、鞍型形状の偏向コイル1単体の磁界を測定するもの
である。
【0025】図1に示すように、コイル固定基台10が
設けられている。図2にはコイル固定基台10部分を抜
き出して示してあり、図2の(a)にはコイル固定基台
10の正面図が、図2の(b)には図2の(a)に示す
右側からコイル固定基台10を見た側面図がそれぞれ示
され、また、図3には図2の(a)に示すy−y部分の
断面図が示されている。このコイル固定基台10は偏向
コイル1の線伸長部4の平坦面4bを当接させるもので
ある。図2の(a)に示すように、コイル固定基台10
には両側の線伸長部の平坦面4bによって挟まれる領域
に図1の下側に向けて末広がりに拡大する開口部17が
形成されており、図2の(a)と(b)および図3に示
すように、この開口部17の周縁部には線伸長部の内表
面4aを係止するための凸部18が開口部17の周縁に
沿って形成されている。上記凸部18の外側の図3に示
す起立面18aは、偏向コイル1の線伸長部4の内表面
4aと平坦面4bとの交差線である内側平坦縁4dの基
本規制形状とほぼ同一形状を有する。
設けられている。図2にはコイル固定基台10部分を抜
き出して示してあり、図2の(a)にはコイル固定基台
10の正面図が、図2の(b)には図2の(a)に示す
右側からコイル固定基台10を見た側面図がそれぞれ示
され、また、図3には図2の(a)に示すy−y部分の
断面図が示されている。このコイル固定基台10は偏向
コイル1の線伸長部4の平坦面4bを当接させるもので
ある。図2の(a)に示すように、コイル固定基台10
には両側の線伸長部の平坦面4bによって挟まれる領域
に図1の下側に向けて末広がりに拡大する開口部17が
形成されており、図2の(a)と(b)および図3に示
すように、この開口部17の周縁部には線伸長部の内表
面4aを係止するための凸部18が開口部17の周縁に
沿って形成されている。上記凸部18の外側の図3に示
す起立面18aは、偏向コイル1の線伸長部4の内表面
4aと平坦面4bとの交差線である内側平坦縁4dの基
本規制形状とほぼ同一形状を有する。
【0026】上記コイル固定基台10には偏向コイル1
の線伸長部の平坦面4bが当接する面10aがコイル固
定基台10の表面10bから削り込んで形成されてお
り、また、上記コイル当接面10aからさらに切削して
後述する外形成形治具14bが移動自在に挿入されるス
ライド溝10cが上記コイル当接面10aの形成領域の
外側から図2に示す左右方向に伸張形成されている。上
記スライド溝10cの基端起立面10dの形状は前記凸
部18に沿った形状となっており、コイル当接面10a
の図3に示す幅Hは偏向コイル1の線伸長部4の平坦面
4aの幅とほぼ同じとなるように形成されている。上記
線伸長部の平坦面4bの当接面10aには偏向コイル1
の尾部側の後端面2bを当接する位置規制体5が設けら
れている。
の線伸長部の平坦面4bが当接する面10aがコイル固
定基台10の表面10bから削り込んで形成されてお
り、また、上記コイル当接面10aからさらに切削して
後述する外形成形治具14bが移動自在に挿入されるス
ライド溝10cが上記コイル当接面10aの形成領域の
外側から図2に示す左右方向に伸張形成されている。上
記スライド溝10cの基端起立面10dの形状は前記凸
部18に沿った形状となっており、コイル当接面10a
の図3に示す幅Hは偏向コイル1の線伸長部4の平坦面
4aの幅とほぼ同じとなるように形成されている。上記
線伸長部の平坦面4bの当接面10aには偏向コイル1
の尾部側の後端面2bを当接する位置規制体5が設けら
れている。
【0027】上記コイル固定基台10は、図1に示すよ
うに、コイルベース体11に直交し、かつ、着脱自在に
設けられている。図4の(a)には図1に示す下部側か
らコイルベース体11を見たときの形態が示され、図4
の(b)には図4の(a)に示すx−x部分の断面図が
示されている。
うに、コイルベース体11に直交し、かつ、着脱自在に
設けられている。図4の(a)には図1に示す下部側か
らコイルベース体11を見たときの形態が示され、図4
の(b)には図4の(a)に示すx−x部分の断面図が
示されている。
【0028】上記コイルベース体11は偏向コイル1の
頭部側の前端面3bを当接するものであり、前記位置規
制体5と共に偏向コイル1の頭部側の前端面3bと尾部
側の後端面2bとの間の長さ方向の位置を規制するもの
である。図1と図4に示すように、上記コイルベース体
11には偏向コイル1の頭部側の渡り線部3aの内周よ
りも内側となる部分に円形の開口部が形成されており、
このコイルベース体11は位置決めベース板12に嵌め
込まれ、ねじ等によって位置決めベース板12に取り付
けられている。
頭部側の前端面3bを当接するものであり、前記位置規
制体5と共に偏向コイル1の頭部側の前端面3bと尾部
側の後端面2bとの間の長さ方向の位置を規制するもの
である。図1と図4に示すように、上記コイルベース体
11には偏向コイル1の頭部側の渡り線部3aの内周よ
りも内側となる部分に円形の開口部が形成されており、
このコイルベース体11は位置決めベース板12に嵌め
込まれ、ねじ等によって位置決めベース板12に取り付
けられている。
【0029】また、前記位置決めベース板12の下部側
にはスペーサ25を介して基台26が配設されており、
これらは、図示しない基盤に植立したボルト28で配設
位置を規制されている。この実施形態例では、スペーサ
25は複数個介設されるようになっており、基台26の
面に対して位置決めベース板12の高さを微調整するこ
とができる。つまり、各スペーサ25の厚みを選択する
ことによって、後述する磁界検出器に対して高さ位置を
正確に合わせることができる。このスペーサ25によっ
てコイル固定基台10又はコイルベース体11を交換し
たときの高さが微調整できる。
にはスペーサ25を介して基台26が配設されており、
これらは、図示しない基盤に植立したボルト28で配設
位置を規制されている。この実施形態例では、スペーサ
25は複数個介設されるようになっており、基台26の
面に対して位置決めベース板12の高さを微調整するこ
とができる。つまり、各スペーサ25の厚みを選択する
ことによって、後述する磁界検出器に対して高さ位置を
正確に合わせることができる。このスペーサ25によっ
てコイル固定基台10又はコイルベース体11を交換し
たときの高さが微調整できる。
【0030】さらに、この磁界測定装置には、図1に示
すように、偏向コイルの線伸長部4の外表面4cを押圧
する線伸長部押さえ機構14が設けられている。この線
伸長部押さえ機構14は、コイル押さえ面14aを備え
た外形成形治具14bと、移動ユニット部材14cと、
移動手段15とを有して構成されており、ホールドベー
ス体16に支持されている。上記外形成形治具14bの
コイル押さえ面14aは偏向コイル1の線伸長部4の基
本規制形状(コイルボビンに取り付けたときの偏向コイ
ル1の形状)とほぼ同一形状を成しており、上記外形成
形治具14bは移動ユニット部材14cに取り付けられ
ている。
すように、偏向コイルの線伸長部4の外表面4cを押圧
する線伸長部押さえ機構14が設けられている。この線
伸長部押さえ機構14は、コイル押さえ面14aを備え
た外形成形治具14bと、移動ユニット部材14cと、
移動手段15とを有して構成されており、ホールドベー
ス体16に支持されている。上記外形成形治具14bの
コイル押さえ面14aは偏向コイル1の線伸長部4の基
本規制形状(コイルボビンに取り付けたときの偏向コイ
ル1の形状)とほぼ同一形状を成しており、上記外形成
形治具14bは移動ユニット部材14cに取り付けられ
ている。
【0031】上記移動ユニット部材14cは、上記移動
手段15のレバー等の操作部の操作によって、外形成形
治具14bを移動手段15によりスライド溝10c内を
進退方向に移動させると共に、バネ圧を利用して前記外
形成形治具14bのコイル押さえ面14aを図3に示す
ようにスライド溝10cの基端起立面10dに突き当て
て偏向コイル1の線伸長部の外表面4cと平坦面4bの
交差線である外側平坦縁4e部分に押し付ける構成とな
っており、外形成形治具14bは、コイル押さえ面14
aでもって偏向コイル1の線伸長部の外側平坦縁4e部
分をバネ圧を利用して押さえることにより、線伸長部の
内側平坦縁4d部分をコイル固定基台10に設けた凸部
18の起立面18aに押し付け、線伸長部の外表面4c
を基本規制形状に矯正するものである。
手段15のレバー等の操作部の操作によって、外形成形
治具14bを移動手段15によりスライド溝10c内を
進退方向に移動させると共に、バネ圧を利用して前記外
形成形治具14bのコイル押さえ面14aを図3に示す
ようにスライド溝10cの基端起立面10dに突き当て
て偏向コイル1の線伸長部の外表面4cと平坦面4bの
交差線である外側平坦縁4e部分に押し付ける構成とな
っており、外形成形治具14bは、コイル押さえ面14
aでもって偏向コイル1の線伸長部の外側平坦縁4e部
分をバネ圧を利用して押さえることにより、線伸長部の
内側平坦縁4d部分をコイル固定基台10に設けた凸部
18の起立面18aに押し付け、線伸長部の外表面4c
を基本規制形状に矯正するものである。
【0032】上記線伸長部4を押さえるバネ圧が弱過ぎ
ると、後述するコイル押圧部で渡り線部2a,3aが押
圧されたときに、線伸長部4が基本規制形状よりも外側
に膨らんでしまう虞があるので、線伸長部4を基本規制
形状に保持できる適切なバネ圧でもって線伸長部の外表
面4cをコイル押さえ面14aで押さえる必要がある。
ると、後述するコイル押圧部で渡り線部2a,3aが押
圧されたときに、線伸長部4が基本規制形状よりも外側
に膨らんでしまう虞があるので、線伸長部4を基本規制
形状に保持できる適切なバネ圧でもって線伸長部の外表
面4cをコイル押さえ面14aで押さえる必要がある。
【0033】そこで、この実施形態例では、偏向コイル
1の線伸長部4の形状を基本規制形状に保持できる適切
なバネ圧でコイル押さえ面14aによって偏向コイル1
を押さえることができるように、前記移動手段15の操
作部の最大前進操作位置が予め定められ、移動手段15
は操作部がその最大前進操作位置に達するとそれよりも
前進側に操作することができない構成を備えており、そ
の最大前進操作位置まで移動手段15の操作部を操作す
ることによって、最適なバネ圧でコイル押さえ面14a
を偏向コイル1の線伸長部の外表面4cに押し付けるこ
とができるようになっている。つまり、外形成形治具1
4bの前進位置や押し付け力を確認しながら操作部を操
作するという面倒な作業を行わずに、操作部を停止する
位置まで操作すれば、確実に、最適なバネ圧でコイル押
さえ面14aをスライド溝10cの基端起立面10dお
よび偏向コイル1の線伸長部の外表面4cに押し付ける
ことができる。
1の線伸長部4の形状を基本規制形状に保持できる適切
なバネ圧でコイル押さえ面14aによって偏向コイル1
を押さえることができるように、前記移動手段15の操
作部の最大前進操作位置が予め定められ、移動手段15
は操作部がその最大前進操作位置に達するとそれよりも
前進側に操作することができない構成を備えており、そ
の最大前進操作位置まで移動手段15の操作部を操作す
ることによって、最適なバネ圧でコイル押さえ面14a
を偏向コイル1の線伸長部の外表面4cに押し付けるこ
とができるようになっている。つまり、外形成形治具1
4bの前進位置や押し付け力を確認しながら操作部を操
作するという面倒な作業を行わずに、操作部を停止する
位置まで操作すれば、確実に、最適なバネ圧でコイル押
さえ面14aをスライド溝10cの基端起立面10dお
よび偏向コイル1の線伸長部の外表面4cに押し付ける
ことができる。
【0034】また、仮に、移動手段15の故障等によっ
て操作部が上記最大前進操作位置よりも前進側に操作さ
れてしまっても、この実施形態例では、前記の如く、コ
イル固定基台10の開口部17の周縁部に沿って凸部1
8が形成されているので、凸部18がストッパーとな
り、また、スライド溝10cの基端起立面10dがスト
ッパーとなり、偏向コイル1の線伸長部の外表面4cが
過剰に押されて内側に変形してしまうことはなく、確実
に、線伸長部4を基本規制形状に保持することができ
る。
て操作部が上記最大前進操作位置よりも前進側に操作さ
れてしまっても、この実施形態例では、前記の如く、コ
イル固定基台10の開口部17の周縁部に沿って凸部1
8が形成されているので、凸部18がストッパーとな
り、また、スライド溝10cの基端起立面10dがスト
ッパーとなり、偏向コイル1の線伸長部の外表面4cが
過剰に押されて内側に変形してしまうことはなく、確実
に、線伸長部4を基本規制形状に保持することができ
る。
【0035】さらに、上記移動手段15は操作部を上記
最大前進操作位置でクランプすることができる構成を有
し、操作部を手等によって上記最大前進操作位置で留め
ておくことなく、上記適切なバネ圧でもってコイル押さ
え面14aにより線伸長部の外表面4cを押さえている
状態を継続させることができる。
最大前進操作位置でクランプすることができる構成を有
し、操作部を手等によって上記最大前進操作位置で留め
ておくことなく、上記適切なバネ圧でもってコイル押さ
え面14aにより線伸長部の外表面4cを押さえている
状態を継続させることができる。
【0036】さらに、この磁界測定装置には、図5に示
すような渡り線部押さえ機構20が設けられている。図
5は図1に示す磁界測定装置を右側側面から見たときの
側面図であり、この図5に示すように、渡り線部押さえ
機構20は尾部側の渡り線部2aの外周部分を押さえる
コイル押圧部21aと、頭部側の渡り線部3aの外周部
分を押さえるコイル押圧部21bと、上記コイル押圧部
21a,21bを支持し前記線伸長部押さえ機構14の
移動ユニット部材14cと同様の機構を有する移動ユニ
ット部材22と、この移動ユニット部材22に接続して
前記線伸長部押さえ機構14の移動手段15と同様の構
造を有する移動手段23とを有して構成されており、偏
向コイル1の尾部側と頭部側の各渡り線部2b,3bの
外周部分をコイル押圧部21a,21bによって押圧す
るものである。
すような渡り線部押さえ機構20が設けられている。図
5は図1に示す磁界測定装置を右側側面から見たときの
側面図であり、この図5に示すように、渡り線部押さえ
機構20は尾部側の渡り線部2aの外周部分を押さえる
コイル押圧部21aと、頭部側の渡り線部3aの外周部
分を押さえるコイル押圧部21bと、上記コイル押圧部
21a,21bを支持し前記線伸長部押さえ機構14の
移動ユニット部材14cと同様の機構を有する移動ユニ
ット部材22と、この移動ユニット部材22に接続して
前記線伸長部押さえ機構14の移動手段15と同様の構
造を有する移動手段23とを有して構成されており、偏
向コイル1の尾部側と頭部側の各渡り線部2b,3bの
外周部分をコイル押圧部21a,21bによって押圧す
るものである。
【0037】この実施形態例では、上記コイル押圧部2
1a,21bはゴム等の弾性率が高い材料によって構成
されており、これらコイル押圧部21a,21bを各渡
り線部2b,3bに押し付けたときにコイル巻線を損傷
しないように形成されている。また、上記コイル押圧部
21aは尾部側の渡り線部2aの外周部分を1点で押さ
えるように構成され、図6に示すように、そのコイル押
圧部21aによる押さえ位置は尾部側の渡り線部2aの
中央部分となっている。また、コイル押圧部21bは頭
部側の渡り線部3aの外周部分を2点で押さえるように
構成され、そのコイル押圧部21bによる押さえ位置は
図6に示す偏向コイル1の中心対称線に対して対称とな
る位置に設けられている。
1a,21bはゴム等の弾性率が高い材料によって構成
されており、これらコイル押圧部21a,21bを各渡
り線部2b,3bに押し付けたときにコイル巻線を損傷
しないように形成されている。また、上記コイル押圧部
21aは尾部側の渡り線部2aの外周部分を1点で押さ
えるように構成され、図6に示すように、そのコイル押
圧部21aによる押さえ位置は尾部側の渡り線部2aの
中央部分となっている。また、コイル押圧部21bは頭
部側の渡り線部3aの外周部分を2点で押さえるように
構成され、そのコイル押圧部21bによる押さえ位置は
図6に示す偏向コイル1の中心対称線に対して対称とな
る位置に設けられている。
【0038】この渡り線部押さえ機構20の移動ユニッ
ト部材22と移動手段23は、偏向コイル1の線伸長部
の平坦面4cの全面をコイル固定基台10に圧着するの
に適切なバネ圧で、各渡り線部2a,3aをコイル押圧
部21a,21bにより押さえることができる位置まで
コイル押圧部21a,21bを前進移動できたところ
で、操作部の前進側への操作がストップし、その操作位
置で操作部をクランプすることができるようになってお
り、クランプ後に上記適切なバネ圧でもってコイル押圧
部21a,21bにより尾部側と頭部側の各渡り線部2
a,3aを押圧することができるように構成されてい
る。
ト部材22と移動手段23は、偏向コイル1の線伸長部
の平坦面4cの全面をコイル固定基台10に圧着するの
に適切なバネ圧で、各渡り線部2a,3aをコイル押圧
部21a,21bにより押さえることができる位置まで
コイル押圧部21a,21bを前進移動できたところ
で、操作部の前進側への操作がストップし、その操作位
置で操作部をクランプすることができるようになってお
り、クランプ後に上記適切なバネ圧でもってコイル押圧
部21a,21bにより尾部側と頭部側の各渡り線部2
a,3aを押圧することができるように構成されてい
る。
【0039】さらに、この磁界測定装置は、図1および
図7に示すように、偏向コイル1の偏向磁界を測定する
磁界測定センサ素子30を取り付けた磁気検知器31を
有している。この実施形態例では、磁気検知器31は、
図2の(a)に示すコイル固定基台10の開口部17に
z軸を中心軸にして回転可能に収容できる形状を有する
板状のもので、磁気検知器31にはz軸を回転軸にして
回転することができるように回転手段33に取り付けら
れている。この実施形態例では、磁気検知器31を所望
の回転角分だけ正確に回転移動することができると共
に、磁気検知器31の回転角度を正確に得ることができ
る非常に精密な回転手段33を用いている。
図7に示すように、偏向コイル1の偏向磁界を測定する
磁界測定センサ素子30を取り付けた磁気検知器31を
有している。この実施形態例では、磁気検知器31は、
図2の(a)に示すコイル固定基台10の開口部17に
z軸を中心軸にして回転可能に収容できる形状を有する
板状のもので、磁気検知器31にはz軸を回転軸にして
回転することができるように回転手段33に取り付けら
れている。この実施形態例では、磁気検知器31を所望
の回転角分だけ正確に回転移動することができると共
に、磁気検知器31の回転角度を正確に得ることができ
る非常に精密な回転手段33を用いている。
【0040】さらに、上記コイル固定基台10には、図
2の(a)に示すように、開口部17に連通する貫通孔
36が形成されており、該貫通孔36には、図1に示す
ように、芯出し確認シャフト34が挿入され、磁気検知
器31には上記芯出し確認シャフト34を受けるシャフ
ト受け部35が形成されている。上記芯出し確認シャフ
ト34とシャフト受け部35は、上記磁気検知器31を
開口部17に収容して回転させるときに、磁気検知器3
1の回転軸zと、偏向コイル1の図3に示す仮想中心線
とをほぼ一致させた状態で回転させるように、磁気検知
器31の中心軸の位置決めを行うものである。
2の(a)に示すように、開口部17に連通する貫通孔
36が形成されており、該貫通孔36には、図1に示す
ように、芯出し確認シャフト34が挿入され、磁気検知
器31には上記芯出し確認シャフト34を受けるシャフ
ト受け部35が形成されている。上記芯出し確認シャフ
ト34とシャフト受け部35は、上記磁気検知器31を
開口部17に収容して回転させるときに、磁気検知器3
1の回転軸zと、偏向コイル1の図3に示す仮想中心線
とをほぼ一致させた状態で回転させるように、磁気検知
器31の中心軸の位置決めを行うものである。
【0041】上記仮想中心線は、図3に示すように、線
伸長部4の平坦面4b間の中間に設定される線である。
伸長部4の平坦面4b間の中間に設定される線である。
【0042】上記磁気検知器31には、図7に示すよう
に、複数の磁界測定センサ素子30が次のように配列形
成されている。偏向コイル1がコイルボビンに取り付け
られて偏向ヨーク装置に組み込まれた後に、陰極線管の
電子銃から発射された電子ビームが偏向コイル1から発
生する磁界によって図8に示すスクリーンの点T、すな
わち、対角の最深部を走査したときの電子ビームの軌道
Pb1と、磁界を発生する偏向コイル1の線伸長部の内表
面4aとによって挟まれる領域に磁界測定センサ素子3
0の第1列が形成されている。また、磁界測定センサ素
子30は回転軸z上にも等間隔に配置され中心列が形成
され、この中心列と上記第1列の間に複数の磁界測定セ
ンサ素子30の列が形成されている。そして、各センサ
素子30は中心列のセンサ素子30と同じ水平線(z軸
に直行する線)上に配置されている。
に、複数の磁界測定センサ素子30が次のように配列形
成されている。偏向コイル1がコイルボビンに取り付け
られて偏向ヨーク装置に組み込まれた後に、陰極線管の
電子銃から発射された電子ビームが偏向コイル1から発
生する磁界によって図8に示すスクリーンの点T、すな
わち、対角の最深部を走査したときの電子ビームの軌道
Pb1と、磁界を発生する偏向コイル1の線伸長部の内表
面4aとによって挟まれる領域に磁界測定センサ素子3
0の第1列が形成されている。また、磁界測定センサ素
子30は回転軸z上にも等間隔に配置され中心列が形成
され、この中心列と上記第1列の間に複数の磁界測定セ
ンサ素子30の列が形成されている。そして、各センサ
素子30は中心列のセンサ素子30と同じ水平線(z軸
に直行する線)上に配置されている。
【0043】上記磁界測定センサ素子30には上記磁界
測定センサ素子30を保護するアクリル板等の保護部材
がセンサ素子30上に配設されている。
測定センサ素子30を保護するアクリル板等の保護部材
がセンサ素子30上に配設されている。
【0044】この実施形態例の偏向コイルの磁界測定装
置は上記のように構成されており、この磁界測定装置へ
の偏向コイル1の取り付け作業を簡単に説明する。ま
ず、線伸長部押さえ機構14の外形成形治具14bと渡
り線部押さえ機構20のコイル押圧部21は後退した状
態であり、巻線機の巻線金型から外した偏向コイル1の
頭部側の前端面3bをコイルベース体11に、また、線
伸長部の内表面4aをコイル固定基台10の凸部18に
係止させた状態で線伸長部の平坦面4bをコイル固定基
台10にそれぞれ当接すると共に、尾部側の後端面2b
を位置規制体5に係止する。
置は上記のように構成されており、この磁界測定装置へ
の偏向コイル1の取り付け作業を簡単に説明する。ま
ず、線伸長部押さえ機構14の外形成形治具14bと渡
り線部押さえ機構20のコイル押圧部21は後退した状
態であり、巻線機の巻線金型から外した偏向コイル1の
頭部側の前端面3bをコイルベース体11に、また、線
伸長部の内表面4aをコイル固定基台10の凸部18に
係止させた状態で線伸長部の平坦面4bをコイル固定基
台10にそれぞれ当接すると共に、尾部側の後端面2b
を位置規制体5に係止する。
【0045】この状態で、線伸長部押さえ機構14の移
動手段15の操作部を前進側へ止まるまで操作して両側
の外形成形治具14bを前進させ、外形成形治具14b
のコイル押さえ面14aをスライド溝10cの基端起立
面10dおよび偏向コイル1の線伸長部の外表面4cに
バネ圧によって押し付け、線伸長部4を凸部18に押圧
する。
動手段15の操作部を前進側へ止まるまで操作して両側
の外形成形治具14bを前進させ、外形成形治具14b
のコイル押さえ面14aをスライド溝10cの基端起立
面10dおよび偏向コイル1の線伸長部の外表面4cに
バネ圧によって押し付け、線伸長部4を凸部18に押圧
する。
【0046】また、渡り線部押さえ機構20の移動手段
23の操作部を前進側へ止まるまで操作し、コイル押圧
部21a,21bを前進させてコイル押圧部21a,2
1bによってそれぞれ対応する渡り線部2a,3aの外
周部分を押さえ、線伸長部の平坦面4cをコイル固定基
台10の当接面10aに押圧して偏向コイル1の取り付
けが完了する。
23の操作部を前進側へ止まるまで操作し、コイル押圧
部21a,21bを前進させてコイル押圧部21a,2
1bによってそれぞれ対応する渡り線部2a,3aの外
周部分を押さえ、線伸長部の平坦面4cをコイル固定基
台10の当接面10aに押圧して偏向コイル1の取り付
けが完了する。
【0047】上記のように取り付けられた偏向コイル1
に通電し、磁界が生じている状態で、磁気検知器31を
回転手段33によって回転することによって、偏向コイ
ル1の磁界の測定が行われる。
に通電し、磁界が生じている状態で、磁気検知器31を
回転手段33によって回転することによって、偏向コイ
ル1の磁界の測定が行われる。
【0048】なお、この装置の各構成要素は非磁性材料
によって形成されており、磁性材料による偏向コイル1
の磁界測定への悪影響を回避する構成となっている。
によって形成されており、磁性材料による偏向コイル1
の磁界測定への悪影響を回避する構成となっている。
【0049】この実施形態例によれば、頭部側の前端面
3bと尾部側の後端面2bの間の長さ方向の位置を規制
すると共に、線伸長部の外表面4cを線伸長部押さえ機
構14によって、また、各渡り線部2a,3aを渡り線
部押さえ機構20によってそれぞれバネ圧を利用して押
さえる構成としたので、コイルボビンに取り付けたとき
の偏向コイル1の形状とほぼ同一形状、つまり、基本規
制形状に偏向コイル1を保持することができる。
3bと尾部側の後端面2bの間の長さ方向の位置を規制
すると共に、線伸長部の外表面4cを線伸長部押さえ機
構14によって、また、各渡り線部2a,3aを渡り線
部押さえ機構20によってそれぞれバネ圧を利用して押
さえる構成としたので、コイルボビンに取り付けたとき
の偏向コイル1の形状とほぼ同一形状、つまり、基本規
制形状に偏向コイル1を保持することができる。
【0050】このように、偏向コイル1を基本規制形状
に保持した状態で磁界測定することができるので、コイ
ルボビンに取り付けた状態の偏向コイル1の偏向磁界と
同様の磁界を測定することができ、この磁界測定結果に
基づき、偏向コイル1の正確な良否判定や、巻線金型の
正確な調整加工を行うことができる。
に保持した状態で磁界測定することができるので、コイ
ルボビンに取り付けた状態の偏向コイル1の偏向磁界と
同様の磁界を測定することができ、この磁界測定結果に
基づき、偏向コイル1の正確な良否判定や、巻線金型の
正確な調整加工を行うことができる。
【0051】また、バネ圧を利用して線伸長部4と各渡
り線部2a,3aを押さえるので、偏向コイル1を基本
規制形状に矯正することができる適切な押圧力でもって
線伸長部4と各渡り線部2a,3aを押さえることが容
易となり、特に、押圧力が過剰で各渡り線部2a,3a
を押圧したために偏向コイル1がコイル固定基台10側
に押されて変形してしまう等の問題を回避することが容
易である。
り線部2a,3aを押さえるので、偏向コイル1を基本
規制形状に矯正することができる適切な押圧力でもって
線伸長部4と各渡り線部2a,3aを押さえることが容
易となり、特に、押圧力が過剰で各渡り線部2a,3a
を押圧したために偏向コイル1がコイル固定基台10側
に押されて変形してしまう等の問題を回避することが容
易である。
【0052】さらに、この実施形態例では、ワンタッチ
操作で、線伸長部押さえ機構14によって線伸長部4
を、また、渡り線部押さえ機構20によって各渡り線部
2a,3aをそれぞれ、基本規制形状に保持することが
できる適切な押圧力でもって、押さえて偏向コイル1を
取り付けることができるので、偏向コイル1の取り付け
作業を非常に簡単、かつ、スピーディに行うことができ
る。
操作で、線伸長部押さえ機構14によって線伸長部4
を、また、渡り線部押さえ機構20によって各渡り線部
2a,3aをそれぞれ、基本規制形状に保持することが
できる適切な押圧力でもって、押さえて偏向コイル1を
取り付けることができるので、偏向コイル1の取り付け
作業を非常に簡単、かつ、スピーディに行うことができ
る。
【0053】さらに、この実施形態例では、線伸長部の
内表面4aを係止する凸部18が開口部17の周縁部に
形成されているので、線伸長部4の押圧力によって線伸
長部4が内側に押されて変形してしまうのを確実に防止
することができ、線伸長部4を、正確に、基本規制形状
に保持することができる。
内表面4aを係止する凸部18が開口部17の周縁部に
形成されているので、線伸長部4の押圧力によって線伸
長部4が内側に押されて変形してしまうのを確実に防止
することができ、線伸長部4を、正確に、基本規制形状
に保持することができる。
【0054】ところで、偏向コイル1の頭部側の前端面
3bと尾部側の後端面2bとの間の間隔、すなわち、線
伸長部4の長さは陰極線管の種類毎に異なっているが、
偏向角が同じであれば、尾部側から頭部側に向かう方向
(つまり、仮想中心線の伸長方向)の線伸長部4のフレ
ア形状は、図7の実線に示す偏向コイルAと点線に示す
偏向コイルBとに示されるように、同じである。この実
施形態例では、コイル固定基台10がコイルベース体1
1に着脱自在に形成されているので、位置規制体5の取
り付け位置の異なるコイル固定基台10を用意しておく
ことで、コイルベース体11とコイル固定基台10の位
置規制体5との間の間隔を簡単に可変することができる
ことから、前端面3bと後端面2b間の間隔が異なる複
数種の偏向コイル1の磁界を、磁界検出器に対する基準
面を替えることなく、1つの磁界測定装置で測定するこ
とができる。
3bと尾部側の後端面2bとの間の間隔、すなわち、線
伸長部4の長さは陰極線管の種類毎に異なっているが、
偏向角が同じであれば、尾部側から頭部側に向かう方向
(つまり、仮想中心線の伸長方向)の線伸長部4のフレ
ア形状は、図7の実線に示す偏向コイルAと点線に示す
偏向コイルBとに示されるように、同じである。この実
施形態例では、コイル固定基台10がコイルベース体1
1に着脱自在に形成されているので、位置規制体5の取
り付け位置の異なるコイル固定基台10を用意しておく
ことで、コイルベース体11とコイル固定基台10の位
置規制体5との間の間隔を簡単に可変することができる
ことから、前端面3bと後端面2b間の間隔が異なる複
数種の偏向コイル1の磁界を、磁界検出器に対する基準
面を替えることなく、1つの磁界測定装置で測定するこ
とができる。
【0055】これに対して、図11に示すような従来の
磁界測定装置では、載置台50とコイル押さえ片52b
間の間隔は固定されたものであるので、1個の磁界測定
装置で1種類の偏向コイル1しか磁界を測定することが
できず、複数種の偏向コイル1の磁界を測定するために
は載置台50とコイル押さえ片52b間の間隔が異なる
複数の磁界測定装置を用意しなければならず、それら複
数の磁界測定装置を収容するための収容スペースを広く
要する等の問題がある。
磁界測定装置では、載置台50とコイル押さえ片52b
間の間隔は固定されたものであるので、1個の磁界測定
装置で1種類の偏向コイル1しか磁界を測定することが
できず、複数種の偏向コイル1の磁界を測定するために
は載置台50とコイル押さえ片52b間の間隔が異なる
複数の磁界測定装置を用意しなければならず、それら複
数の磁界測定装置を収容するための収容スペースを広く
要する等の問題がある。
【0056】この実施形態例では、上記の如く、コイル
固定基台10がコイルベース体11に脱自在に設けられ
ているので、偏向コイル1の前端面3bと後端面2bと
の間の間隔に応じた位置に位置規制体5が取り付けられ
ているコイル固定基台10を取り替えるだけで、前端面
3bと後端面2bとの間の間隔が異なる複数種の偏向コ
イル1を1つの磁界測定装置で測定することができる。
固定基台10がコイルベース体11に脱自在に設けられ
ているので、偏向コイル1の前端面3bと後端面2bと
の間の間隔に応じた位置に位置規制体5が取り付けられ
ているコイル固定基台10を取り替えるだけで、前端面
3bと後端面2bとの間の間隔が異なる複数種の偏向コ
イル1を1つの磁界測定装置で測定することができる。
【0057】なお、この発明は上記実施形態例に限定さ
れるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例え
ば、上記実施形態例では、位置規制体5が形成されてい
たが、位置規制体5を省略してもよい。それというの
は、偏向コイル1の線伸長部4は頭部側から尾部側に向
かうに従って絞られた形状(陰極線管の管面に沿って縮
径した形状)を成しており、この線伸長部4は基本規制
形状を持つ外形形成治具14bのコイル押さえ面14a
によって押さえられるので、偏向コイル1を装置に取り
付ける際に、偏向コイル1が尾部側にずれてしまうこと
はなく、位置規制体5を省略した場合にも、偏向コイル
1を基本規制形状に保持した状態で確実に磁界測定装置
に取り付けることが可能であるからである。
れるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例え
ば、上記実施形態例では、位置規制体5が形成されてい
たが、位置規制体5を省略してもよい。それというの
は、偏向コイル1の線伸長部4は頭部側から尾部側に向
かうに従って絞られた形状(陰極線管の管面に沿って縮
径した形状)を成しており、この線伸長部4は基本規制
形状を持つ外形形成治具14bのコイル押さえ面14a
によって押さえられるので、偏向コイル1を装置に取り
付ける際に、偏向コイル1が尾部側にずれてしまうこと
はなく、位置規制体5を省略した場合にも、偏向コイル
1を基本規制形状に保持した状態で確実に磁界測定装置
に取り付けることが可能であるからである。
【0058】さらに、上記実施形態例では、磁気検知器
31には磁界測定センサ素子30の複数の列が形成され
ていたが、磁気検知器31には図7に示す磁界測定セン
サ素子30の第1列目が少なくとも形成されていればよ
く、磁界測定センサ素子30の複数の列を形成しなくて
もよい。上記磁界測定センサ素子30の第1列は、前述
したように、偏向ヨークの偏向磁界によって電子ビーム
がスクリーンの対角部T(又は対角部T’)を走査した
ときの電子ビームの軌道と、偏向コイル1の線伸長部4
とによって挟まれる領域に配列形成されたものである。
31には磁界測定センサ素子30の複数の列が形成され
ていたが、磁気検知器31には図7に示す磁界測定セン
サ素子30の第1列目が少なくとも形成されていればよ
く、磁界測定センサ素子30の複数の列を形成しなくて
もよい。上記磁界測定センサ素子30の第1列は、前述
したように、偏向ヨークの偏向磁界によって電子ビーム
がスクリーンの対角部T(又は対角部T’)を走査した
ときの電子ビームの軌道と、偏向コイル1の線伸長部4
とによって挟まれる領域に配列形成されたものである。
【0059】スクリーンの全領域のうち、最も色ずれ
(ミスコンバージェンス)が発生し易いのはスクリーン
の対角の最深部であり、このスクリーンの対角の最深部
を電子ビームが走査したときの偏向コイル1の磁界が予
め定める基準の偏向磁界範囲内であれば、スクリーンの
全領域に渡り、色ずれなく電子ビームを走査させること
が可能になることから、上記スクリーンの対角の最深部
に電子ビームを走査させるときの偏向コイル1の磁界の
みを測定して、偏向コイル1の良否を判定してもよい。
(ミスコンバージェンス)が発生し易いのはスクリーン
の対角の最深部であり、このスクリーンの対角の最深部
を電子ビームが走査したときの偏向コイル1の磁界が予
め定める基準の偏向磁界範囲内であれば、スクリーンの
全領域に渡り、色ずれなく電子ビームを走査させること
が可能になることから、上記スクリーンの対角の最深部
に電子ビームを走査させるときの偏向コイル1の磁界の
みを測定して、偏向コイル1の良否を判定してもよい。
【0060】このことから、上記スクリーンの対角の最
深部に電子ビームを走査させるときの偏向コイル1の磁
界を測定して偏向コイル1の良否を判定することができ
る領域、つまり、偏向コイル1の磁界によって電子ビー
ムがスクリーンの対角部T(又は対角部T’)を走査し
たときの電子ビームの軌道と、偏向コイル1の線伸長部
4とによって挟まれる領域だけに磁界測定センサ素子3
0を磁気検知器31に配列形成してもよい。
深部に電子ビームを走査させるときの偏向コイル1の磁
界を測定して偏向コイル1の良否を判定することができ
る領域、つまり、偏向コイル1の磁界によって電子ビー
ムがスクリーンの対角部T(又は対角部T’)を走査し
たときの電子ビームの軌道と、偏向コイル1の線伸長部
4とによって挟まれる領域だけに磁界測定センサ素子3
0を磁気検知器31に配列形成してもよい。
【0061】さらに、上記実施形態例では、渡り線部押
さえ機構20はコイル押圧部21aによって尾部側の渡
り線部2aの外周部分を1点で押さえていたが、図9に
示すように、コイル押圧部21aによって尾部側の渡り
線部2aの外周部分を2点で押さえるようにしてもよい
し、また、尾部側の渡り線部2aの外周部分を3点以上
で押さえるようにしてもよく、数に限定されるものでは
ない。さらに、上記実施形態例では、コイル押圧部21
bによって頭部側の渡り線部3aの外周部分を2点で押
さえていたが、1点で押さえるようにしてもよいし、ま
た、3点以上で押さえるようにしてもよく、数に限定さ
れるものではない。ただ、コイル押圧部21a,21b
による渡り線部の押さえ箇所数を多くするに従って、渡
り線部をより基本規制形状に矯正することが可能とな
る。また、渡り線部の外周の基本規制形状と同一形状の
押さえ面を有するコイル押圧部によって渡り線部の外周
の全部分を押さえるようにしてもよい。
さえ機構20はコイル押圧部21aによって尾部側の渡
り線部2aの外周部分を1点で押さえていたが、図9に
示すように、コイル押圧部21aによって尾部側の渡り
線部2aの外周部分を2点で押さえるようにしてもよい
し、また、尾部側の渡り線部2aの外周部分を3点以上
で押さえるようにしてもよく、数に限定されるものでは
ない。さらに、上記実施形態例では、コイル押圧部21
bによって頭部側の渡り線部3aの外周部分を2点で押
さえていたが、1点で押さえるようにしてもよいし、ま
た、3点以上で押さえるようにしてもよく、数に限定さ
れるものではない。ただ、コイル押圧部21a,21b
による渡り線部の押さえ箇所数を多くするに従って、渡
り線部をより基本規制形状に矯正することが可能とな
る。また、渡り線部の外周の基本規制形状と同一形状の
押さえ面を有するコイル押圧部によって渡り線部の外周
の全部分を押さえるようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】この発明によれば、偏向コイルの線伸長
部の平坦面を当接するコイル固定基台と、偏向コイルの
頭部側の前端面を当接するコイルベース体と、偏向コイ
ルの線伸長部の外表面の基本規制形状とほぼ同一形状を
有するコイル押さえ面でもって偏向コイルの両側の線伸
長部を押さえる線伸長部押さえ機構と、偏向コイルの頭
部側と尾部側の各渡り線部の外周部分を押さえる渡り線
部押さえ機構とを設けたので、偏向コイルを基本規制形
状に正確に保持した状態で装置に取り付けることができ
る。
部の平坦面を当接するコイル固定基台と、偏向コイルの
頭部側の前端面を当接するコイルベース体と、偏向コイ
ルの線伸長部の外表面の基本規制形状とほぼ同一形状を
有するコイル押さえ面でもって偏向コイルの両側の線伸
長部を押さえる線伸長部押さえ機構と、偏向コイルの頭
部側と尾部側の各渡り線部の外周部分を押さえる渡り線
部押さえ機構とを設けたので、偏向コイルを基本規制形
状に正確に保持した状態で装置に取り付けることができ
る。
【0063】しかも、その取り付け作業は、コイル固定
基台に偏向コイルの線伸長部の平坦面を当接し、コイル
ベース体に偏向コイルの頭部側の前端面を当接し、この
状態で、線伸長部と各渡り線部とをそれぞれ対応する押
さえ機構によって押さえるだけで、再現性良く、簡単
に、かつ、スピーディに行うことができる。つまり、偏
向コイルは、コイル固定基台とコイルベース体とによっ
て位置規制されているので、偏向コイルの磁界を何回繰
り返して測定してもほぼ同じ測定値が得られる。
基台に偏向コイルの線伸長部の平坦面を当接し、コイル
ベース体に偏向コイルの頭部側の前端面を当接し、この
状態で、線伸長部と各渡り線部とをそれぞれ対応する押
さえ機構によって押さえるだけで、再現性良く、簡単
に、かつ、スピーディに行うことができる。つまり、偏
向コイルは、コイル固定基台とコイルベース体とによっ
て位置規制されているので、偏向コイルの磁界を何回繰
り返して測定してもほぼ同じ測定値が得られる。
【0064】その上、上記線伸長部と各渡り線部の外周
部分とはバネ圧でもって押さえられるので、基本規制形
状に保持することができる適切な押圧力で線伸長部と各
渡り線部の外周部分とを押さえることが容易となり、基
本規制形状とほぼ同一形状に保持した状態で偏向コイル
を測定装置に取り付けることができる。
部分とはバネ圧でもって押さえられるので、基本規制形
状に保持することができる適切な押圧力で線伸長部と各
渡り線部の外周部分とを押さえることが容易となり、基
本規制形状とほぼ同一形状に保持した状態で偏向コイル
を測定装置に取り付けることができる。
【0065】上記のように、基本規制形状に正確に保持
された状態で偏向コイルを測定装置に取り付けることが
できるので、コイルボビンに取り付けられた状態での偏
向磁界とほぼ同一の磁界を測定することができる。
された状態で偏向コイルを測定装置に取り付けることが
できるので、コイルボビンに取り付けられた状態での偏
向磁界とほぼ同一の磁界を測定することができる。
【0066】偏向コイルの尾部側の後端面を当接する位
置規制体を設けたものにあっては、位置規制体と、コイ
ルベース体とによって、偏向コイルの頭部側の前端面と
尾部側の後端面との間の長さ方向の位置をより確実に規
制することができる。
置規制体を設けたものにあっては、位置規制体と、コイ
ルベース体とによって、偏向コイルの頭部側の前端面と
尾部側の後端面との間の長さ方向の位置をより確実に規
制することができる。
【0067】コイルベース体にコイル固定基台が脱自在
に設けられているものにあっては、陰極線管の種類毎に
定まる偏向コイルの前端面と後端面間の間隔に応じたコ
イル固定基台を予め用意しておくことで、1つの装置で
偏向コイルの前端面と後端面間の間隔が異なる複数種の
偏向コイルの偏向磁界を測定することができる。
に設けられているものにあっては、陰極線管の種類毎に
定まる偏向コイルの前端面と後端面間の間隔に応じたコ
イル固定基台を予め用意しておくことで、1つの装置で
偏向コイルの前端面と後端面間の間隔が異なる複数種の
偏向コイルの偏向磁界を測定することができる。
【0068】偏向コイルの線伸長部の内表面と、偏向コ
イルの磁界によってスクリーンの対角の最深部を走査す
る電子ビームの軌道との間の領域に少なくとも磁界測定
センサ素子の1つの配列が形成されているものにあって
は、磁界測定センサ素子の列で、スクリーン上の色ずれ
を抑制することができる磁界であるか否かの判定を確実
に行うことができる。
イルの磁界によってスクリーンの対角の最深部を走査す
る電子ビームの軌道との間の領域に少なくとも磁界測定
センサ素子の1つの配列が形成されているものにあって
は、磁界測定センサ素子の列で、スクリーン上の色ずれ
を抑制することができる磁界であるか否かの判定を確実
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る偏向コイルの磁界測定装置の一実
施形態例を示す説明図である。
施形態例を示す説明図である。
【図2】図1に示すコイル固定基台部分を抜き出して示
す説明図である。
す説明図である。
【図3】図2に示すy−y部分の断面を示す断面図であ
る。
る。
【図4】図1に示すコイルベース体部分を抜き出して示
す説明図である。
す説明図である。
【図5】図1に示す偏向コイルの磁界測定装置に設けら
れている渡り線部押さえ機構を示す説明図である。
れている渡り線部押さえ機構を示す説明図である。
【図6】渡り線部押さえ機構による偏向コイルの頭部側
と尾部側の各渡り線部の押さえ形態例を示す説明図であ
る。
と尾部側の各渡り線部の押さえ形態例を示す説明図であ
る。
【図7】図1に示す磁気検知器を抜き出して示す説明図
である。
である。
【図8】磁気検知器に設けられる磁界測定センサ素子の
配設位置の条件を説明する説明図である。
配設位置の条件を説明する説明図である。
【図9】渡り線部押さえ機構による渡り線部のその他の
押さえ形態例を示す説明図である。
押さえ形態例を示す説明図である。
【図10】鞍型形状の偏向コイルのモデル例を示す説明
図である。
図である。
【図11】従来の磁界測定装置の一例を示す説明図であ
る。
る。
【図12】図11に示すx−x部分の断面を示す断面図
である。
である。
1 偏向コイル 2a 尾部側の渡り線部 2b 尾部側の後端面 3a 頭部側の渡り線部 3b 頭部側の前端面 4b 線伸長部の平坦面 4c 線伸長部の外表面 5 位置規制体 10 コイル固定基台 11 コイルベース体 14 線伸長部押さえ機構 14a コイル押さえ面 14b 外形成形治具 17 開口部 20 渡り線部押さえ機構 21a,21b コイル押圧部 30 磁界測定センサ素子 31 磁気検知器
Claims (4)
- 【請求項1】 鞍型形状の偏向コイルの頭部側の前端面
を当接するコイルベース体を有し、このコイルベース体
には偏向コイルの線伸長部の平坦面を当接するコイル固
定基台が張り出した形態で設けられ、偏向コイルの線伸
長部の外表面の基本規制形状と同一形状を有するコイル
押さえ面を持つ外形成形治具でもって偏向コイルの両側
の線伸長部の外表面を弾力を利用して押さえる線伸長部
押さえ機構が設けられており、また、偏向コイルの頭部
側と尾部側の各渡り線部を弾力を利用して押さえて線伸
長部の平坦面を上記コイル固定基台に押圧するコイル押
圧部材がその押さえ方向に進退移動可能な形態で設けら
れた渡り線部押さえ機構を備えており、上記コイル固定
基台には偏向コイルの両側の線伸長部によって挟まれる
領域に開口部が形成され、このコイル固定基台の開口縁
には線伸長部の内表面に当接する凸部が設けられ、上記
開口部には偏向コイルの磁界を測定する磁界測定センサ
素子を取り付けた磁気検知器が回転可能に配設されるこ
とを特徴とする偏向コイルの磁界測定装置。 - 【請求項2】 コイル固定基台には偏向コイルの尾部側
の後端面に当接する位置規制体が張り出した形態で設け
られ、この位置規制体と、コイルベース体とによって偏
向コイルの頭部側の前端面と尾部側の後端面との間の長
さ方向の位置を規制する構成となっていることを特徴と
する請求項1記載の偏向コイルの磁界測定装置。 - 【請求項3】 コイル固定基台はコイルベース体に着脱
自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1又
は請求項2記載の偏向コイルの磁界測定装置。 - 【請求項4】 磁気検知器には偏向コイルの尾部側と頭
部側を結ぶ方向に複数の磁界測定センサ素子が配列形成
されており、少なくとも磁界測定センサ素子の1つの配
列は偏向コイルの線伸長部の内表面と、偏向コイルの磁
界によってスクリーンの対角の最深部を走査する電子ビ
ームの軌道とによって挟まれる領域に配列形成されてい
ることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3
記載の偏向コイルの磁界測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9193266A JPH1127705A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 偏向コイルの磁界測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9193266A JPH1127705A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 偏向コイルの磁界測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1127705A true JPH1127705A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16305091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9193266A Pending JPH1127705A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 偏向コイルの磁界測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1127705A (ja) |
-
1997
- 1997-07-03 JP JP9193266A patent/JPH1127705A/ja active Pending
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