JPH11277130A - ロール用基材及びそれを用いたロール - Google Patents

ロール用基材及びそれを用いたロール

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JPH11277130A
JPH11277130A JP10098277A JP9827798A JPH11277130A JP H11277130 A JPH11277130 A JP H11277130A JP 10098277 A JP10098277 A JP 10098277A JP 9827798 A JP9827798 A JP 9827798A JP H11277130 A JPH11277130 A JP H11277130A
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JP
Japan
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roll
fiber
fibers
fusible
base material
Prior art date
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Pending
Application number
JP10098277A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Tono
哲男 東野
Toshiro Nomura
俊郎 野村
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Japan Vilene Co Ltd
Toho Yogyo Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
Toho Yogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Vilene Co Ltd, Toho Yogyo Co Ltd filed Critical Japan Vilene Co Ltd
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この出願発明は、耐薬品性及び形態安定性に
優れるロール用基材、及びそれを用いたロールを提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 この出願発明は、ポリフェニレンサルフ
ァイド繊維と融着性繊維とを含み、この融着性繊維が融
着した繊維シートからなるロール用基材及びそのロール
用基材からなるロールに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この出願発明はロール用基
材及びそれを用いたロールに関するものであり、例え
ば、鋼板、非鉄金属板などの製造工程における水、油、
或いは薬品を搾取することのできるロール用基材及びそ
れを用いたロールに関する。特には、長期間にわたり安
定して薬品を搾取することのできる、耐薬品性ロール用
基材及びそれを用いたロールに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、鋼板を酸洗した後に鋼板に残留
する酸溶液(例えば、温度80℃の10%塩酸溶液)を
除去するための絞りロールとして、ニトリル・ブタジエ
ンゴムやクロロプレンゴムなどのゴムロールが使用され
ていた。しかしながら、これらゴムロールは酸溶液によ
って劣化しやすいため長期間使用することができず、頻
繁に交換する必要があった。
【0003】そのため、実開平2−54917号には不
織布を使用したロールとして、ポリフェニレンサルファ
イド繊維100%からなるニードルパンチ不織布を使用
したロールが開示されている。このロールはポリフェニ
レンサルファイド繊維からなる不織布を使用しているた
め耐薬品性に優れているものの、この不織布は単に絡合
しただけで繊維に融通性があるため、この不織布をシャ
フトの長さ方向に多数積層し、圧力をかけてロールを製
造する際に、この不織布が伸びてしまい、形態安定性に
優れるロールを製造することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 この出願発明は上記
の問題点を解決するためになされたものであり、耐薬品
性及び形態安定性に優れるロール用基材、及びそれを用
いたロールを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この出願発明のロール
用基材はポリフェニレンサルファイド繊維(以下、「P
PS繊維」と表記することがある)と融着性繊維とを含
み、この融着性繊維が融着した繊維シートからなる。こ
のように融着性繊維が融着しており、圧力が加わったと
しても変形しにくい繊維シートであるため、形態安定性
に優れるロール用基材である。なお、PPS繊維は耐薬
品性、耐熱性、或いは難燃性等に優れているため、耐薬
品性、耐熱性、或いは難燃性等を必要とするロール用基
材として好適である。また、このロール用基材を含むロ
ールも形態安定性、耐薬品性、耐熱性、及び難燃性等に
優れている。
【0006】
【発明の実施の形態】 この出願発明のロール用基材は
PPS繊維を含んでいるため、耐薬品性、耐熱性、或い
は難燃性などに優れている。このPPS繊維は市販され
ているため容易に入手することができる。
【0007】このPPS繊維の線密度は特に限定するも
のではないが、0.11mg/m〜1.1mg/mであ
ることが好ましい。線密度が0.11mg/m未満であ
ると、ロールの使用寿命が短くなることがあり、1.1
mg/mを越えると、薬液などの搾取性が低下すること
があるためで、0.22mg/m〜0.88mg/mで
あることがより好ましい。なお、PPS繊維は線密度の
点において1種類である必要はなく、2種類以上含んで
いると、薬液などの搾取性により優れ、使用寿命のより
長いロールを製造することができる。例えば、線密度が
0.22mg/m〜0.44mg/m程度のPPS繊維
と線密度が0.55mg/m〜0.77mg/m程度の
PPS繊維とを含む繊維シート(ロール用基材)は、薬
液などの搾取性により優れ、使用寿命のより長いロール
を製造することができる。
【0008】なお、このPPS繊維はステープルであっ
てもフィラメントであってもよいが、ステープルである
ことが好ましい。ステープルの場合、30〜110mm
長程度であることが好ましい。
【0009】この出願発明の繊維シートは耐薬品性、耐
熱性、或いは難燃性などに優れるように、PPS繊維を
60mass%以上含有しているのが好ましく、他方、
形態安定性に優れるように、後述のような融着性繊維を
混合する必要があるため、80mass%以下であるこ
とが好ましく、70〜80mass%含有していること
がより好ましい。
【0010】この出願発明の繊維シートは上述のPPS
繊維以外に融着性繊維を含み、この融着性繊維が融着し
て、PPS繊維と融着性繊維及び/又は融着性繊維同士
を固定しているため、形態安定性に優れている。
【0011】この融着性繊維としては、例えば、未延伸
ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリオレフィン系繊
維(ポリプロピレン繊維やポリエチレン繊維など)、ポ
リプロピレン/変性ポリプロピレン複合繊維、ポリプロ
ピレン/ポリエチレン複合繊維、ポリエステル/変性ポ
リエステル複合繊維、ナイロン66/ナイロン6複合繊
維、ナイロン6/変性ナイロン複合繊維、ポリエステル
/ナイロン6複合繊維などを使用することができる。こ
れらの中でも複合繊維は融着しない成分によって繊維形
状を維持することができ、形態安定性のより優れるロー
ル用基材を形成できるため好適に使用できる。また、耐
薬品性に優れるロール用基材を製造する場合には、耐薬
品性に優れる変性ポリプロピレンやポリエチレンを融着
成分とする、ポリプロピレン/変性ポリプロピレン複合
繊維やポリプロピレン/ポリエチレン複合繊維を好適に
使用できる。なお、複合繊維の複合状態は特に限定する
ものではなく、例えば、芯鞘型(偏芯型を含む)、サイ
ドバイサイド型、海島型、オレンジ型、多重バイメタル
型のものを使用できる。これらの中でも融着できる面積
が広く、強固に融着できる芯鞘型又は海島型であること
が好ましい。なお、このような融着性繊維は常法の溶融
紡糸法、複合紡糸法、混合紡糸法、或いはこれらの方法
を適宜組み合わせることにより容易に紡糸でき、又市販
されているため容易に入手可能である。
【0012】この融着性繊維の線密度は特に限定するも
のではないが、0.11mg/m〜1.1mg/mであ
ることが好ましい。線密度が0.11mg/m未満であ
ると、融着後の融着性繊維の強度が低下して、形態安定
性が低下することがあり、1.1mg/mを越えると、
融着性繊維の本数が少なくなるため分散性が低下した
り、融着点が少なくなって形態安定性が低下することが
あるためで、0.22mg/m〜0.88mg/mであ
ることがより好ましい。なお、融着性繊維も線密度の点
において1種類である必要はなく、2種類以上含んでい
てもよい。
【0013】なお、この融着性繊維はステープルであっ
てもフィラメントであってもよいが、ステープルである
ことが好ましい。ステープルの場合、30〜110mm
長程度であることが好ましい。
【0014】この融着性繊維は寸法安定性に優れるよう
に、20mass%以上含有しているのが好ましく、P
PS繊維との兼ね合いから40mass%以下であるこ
とがより好ましく、20〜30mass%含有している
ことがさらに好ましい。
【0015】この出願発明のロール用基材は基本的にP
PS繊維と融着性繊維とからなるが、ロールに必要とさ
れる物性を損なわない範囲内で、PPS繊維及び融着性
繊維以外の繊維を混合することができる。ロールが耐薬
品性を必要とする場合には、例えば、ポリテトラフルオ
ロエチレン繊維を混合することができ、ロールが耐熱性
を必要とする場合には、例えば、メタ型又はパラ型アラ
ミド繊維、ポリアミドイミド繊維、芳香族ポリエーテル
アミド繊維、ポリベンツイミダゾール繊維などを混合す
ることができる。
【0016】このPPS繊維及び融着性繊維以外の繊維
もステープルであってもフィラメントであってもよい
が、ステープルであることが好ましい。ステープルの場
合、30〜110mm長程度であることが好ましい。
【0017】このPPS繊維及び融着性繊維以外の繊維
の混合比率は、PPS繊維及び融着性繊維との兼ね合い
から20mass%以下であり、好ましくは10mas
s%以下である。
【0018】この出願発明のロール用基材は上述のよう
なポリフェニレンサルファイド繊維と融着性繊維とを含
み、融着性繊維が融着した繊維シートからなるため、形
態安定性に優れている。なお、繊維シートを構成する繊
維が絡合している、つまり少なくともPPS繊維と融着
性繊維とが絡合していると、絡合していることによって
形態安定性が向上し、また絡合によって融着性繊維とP
PS繊維との融着点が増加するため、より一層形態安定
性が向上する。なお、この出願発明の繊維シートの態様
としては、例えば、織物、編物、不織布、或いはこれら
の複合体などがあるが、これらの中でも弾性及び搾取性
に優れる不織布であることが好ましい。
【0019】この出願発明の繊維シートは常法により製
造することができるが、好適である不織布の製造方法に
ついて説明する。まず、上述のような繊維(少なくとも
PPS繊維及び融着性繊維)からなる繊維ウエブを形成
する。この繊維ウエブの形成方法としては、例えば、カ
ード法やエアレイ法などの乾式法や湿式法がある。これ
らの中でも、乾式法により形成した繊維ウエブは弾性及
び搾取性に優れているため好適に使用できる。なお、繊
維ウエブを形成した後、製法の異なる繊維ウエブを積層
したり、繊維配合の異なる繊維ウエブを積層するなど、
種類の異なる繊維ウエブを積層してもよい。
【0020】次いで、繊維ウエブ絡合した後に融着して
不織布を製造するか、あるいはこの繊維ウエブを構成す
る融着性繊維を融着して不織布を製造してもよいが、前
述のように絡合することによって、不織布の形態安定性
を飛躍的に向上させることができるため、絡合処理を実
施した後に融着処理を実施するのが好ましい。
【0021】この絡合処理手段としては、例えば、ニー
ドルパンチや水流などの流体流による方法があり、より
高度に絡合できる流体流により絡合するのが好ましい。
この絡合条件としては、ニードルパンチの場合、針密度
10〜400本/cm2程度で絡合し、流体流の場合、
ノズル径0.05〜0.3mm、ピッチ0.2〜3mm
で一列又は二列以上に配列したノズルプレートから、圧
力0.1〜30MPaの流体を噴出すればよい。
【0022】この絡合処理の後に実施することが好適な
融着処理としては、無圧下で実施してもよいが、加熱と
同時に加圧又は加熱後に加圧することにより、繊維同士
の融着点及び融着力を増加させることができ、形態安定
性のより優れるロール用基材を製造することができる。
なお、絡合処理を実施しない場合であっても同様に、加
熱と同時に加圧又は加熱後に加圧するのが好ましい。
【0023】この加熱温度としては、加熱と加圧を同時
に実施する場合には、融着性繊維の融着成分の軟化点か
ら融点までの範囲内の温度であることが好ましく、加熱
後に加圧する場合には、融着性繊維の融着成分の軟化点
から融点よりも20℃高い温度までの範囲内の温度であ
ることが好ましい。また、加圧条件としては、いずれの
場合も線圧力5〜100N/cmで実施するのが好まし
い。なお、加熱と同時に加圧することのできる装置とし
ては、例えば熱カレンダーなどがあり、加熱するだけの
装置としては、例えば熱風貫通式熱処理器やシリンダ接
触型熱処理器などがあり、加圧するだけの装置として
は、例えばカレンダーなどがある。
【0024】この出願発明の繊維シートの見掛密度は
0.15〜0.35g/cm3であることが好ましい。
見掛密度が0.15g/cm3未満であると、圧力によ
って変形しやすいことがあり、0.35g/cm3を越
えると、空隙率が小さくなり吸液性が悪くなることがあ
るためで、0.2〜0.3g/cm3であることがより
好ましい。また、繊維シートの面密度は100〜800
g/m2であることが好ましく、厚さは1〜4mmであ
ることが好ましい。
【0025】上述のような繊維シート(特に不織布)を
ロール用基材として使用してもよいが、繊維シートに高
分子重合体が付着していると、弾性及び搾取性により優
れ、しかも使用寿命をより長くすることができる。
【0026】この高分子重合体としては、例えば、スチ
レン・ブタジエンゴム、ブチレンゴム、イソプレンゴ
ム、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・プロピ
レン・ジエン共重合体、ニトリル・ブタジエンゴム、ク
ロロプレンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、シリコー
ンゴム、多硫化ゴム、水素化ニトリルゴム、フッ素ゴ
ム、4フッ化エチレン・プロピレンゴム、アクリルゴ
ム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ポリエーテル
系特殊ゴム、エピクロロヒドリンゴム、プロピレンオキ
サイドゴム、エチレン・アクリルゴム、液状ゴム、ノル
ボルネンゴム、熱可塑性エラストマーなどを使用でき
る。これらの中で、クロロスルホン化ポリエチレンゴム
やニトリル・ブタジエンゴムは耐薬品性に優れているた
め、耐薬品性のロール用基材を製造する場合に好適に使
用できる。
【0027】この高分子重合体の付着率としては、30
〜70mass%であることが好ましい。30mass
%未満では弾性や搾取性の向上があまり期待できず、7
0mass%を越えるとゴムライクになり、しかも空隙
率の低下による搾取性の低下、及び摩擦抵抗が低下する
ためで、30〜60mass%であることがより好まし
い。なお、この付着率は高分子重合体が付着した後のロ
ール用基材の質量を1とした時の百分率をいう。
【0028】この高分子重合体の付着は従来公知の方法
により実施することができ、例えば、上述のような高分
子重合体のラテックスを繊維シートに含浸、スプレー、
或いはコーティングした後に乾燥することにより、容易
に付着させることができる。
【0029】この出願発明のロールは、上述のようなロ
ール用基材を含んでいるため、形態安定性、耐薬品性、
耐熱性、及び難燃性に優れ、長期間使用できるものであ
る。また、高分子重合体が付着したロール用基材は薬液
などの搾取性により優れている。
【0030】なお、ロールとしては、例えば、(1)ロ
ール用基材をシャフトの周囲に平巻き状に巻き付けたロ
ール、(2)ロール用基材をシャフトの周囲に螺旋状に
巻き付けたロール、(3)ロール用基材がシャフトの長
さ方向に多数積層されたロール、などがある。これらの
中でもロール表面の平滑性に優れる(3)ロール用基材
がシャフトの長さ方向に多数積層されたロールが好まし
い。この好適であるロールは、例えば、ロール用基材を
略ドーナッツ状或いは外周が略正多角形のドーナッツ状
に打ち抜いてエレメントを多数形成した後、シャフトに
エレメントを多数積層し、油圧プレス機などによって加
圧し、次いで、旋盤やサンドペーパーなどでロール表面
を研削することにより製造することができる。
【0031】以下に、この出願発明の実施例を記載する
が、この出願発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
【0032】
【実施例】実施例 線密度0.22mg/m、繊維長51mmのPPS繊維
70mass%と、ポリプロピレンを芯成分とし、変性
ポリプロピレン(融点:140℃)を鞘成分とする、線
密度0.22mg/m、繊維長45mmの芯鞘型複合融
着性繊維30mass%とを混綿し、カード機により開
繊した繊維ウエブを、ニードルパンチ(針密度:160
本/cm2)して絡合繊維ウエブを形成した。
【0033】次いで、この絡合繊維ウエブを155℃に
設定した熱風貫通式熱処理器で30秒間、熱処理した
後、線圧力100N/cmのカレンダーにより加圧し
て、面密度250g/m2、厚さ1mm、見掛密度0.
25g/cm3の不織布を製造した。
【0034】次いで、中高ニトリル・ブタジエンラテッ
クス中に架橋剤及び触媒を含ませた配合液中に、上記不
織布を浸漬し、ロール間で絞った後に熱風ドライヤーで
乾燥して、表1に示すような物性を有するロール用基材
(付着率:37.5%)を製造した。
【0035】
【表1】
【0036】比較例1 実施例と同じPPS繊維100mass%をカード機に
より開繊した繊維ウエブを、ニードルパンチ(針密度:
400本/cm2)して、面密度300g/m2、厚さ3
mm、見掛密度0.1g/cm3の絡合繊維ウエブを形
成した。
【0037】次いで、実施例と同様にして、絡合繊維ウ
エブへのニトリル・ブタジエンゴムの付着処理を行い、
表1に示すような物性を有するロール用基材(付着率:
25%)を製造した。
【0038】比較例2 実施例と同じPPS繊維100mass%をカード機に
より開繊した繊維ウエブを、ニードルパンチ(針密度:
400本/cm2)して、面密度400g/m2、厚さ4
mm、見掛密度0.1g/cm3の絡合繊維ウエブを形
成し、この絡合繊維ウエブをロール用基材とした。ま
た、このロール用基材の物性は表1に示す通りであっ
た。
【0039】(ロールの製造)実施例、比較例1、及び
比較例2のロール用基材それぞれを、外径250mm、
内径150mmの略ドーナッツ状に打ち抜いてエレメン
トを多数形成した。次いで、これらエレメントをシャフ
トに多数積層し、油圧プレスによって加圧した後、旋盤
及びサンドペーパーによりロール表面を研削して、それ
ぞれロールを製造した。これらロールの硬度(ショアA
硬度)は表1に示す通りであった。
【0040】(絞り性試験)鉄板上に水を散布した後、
上記ロール間(線圧力98N/cm)に鉄板を通すこと
により、鉄板上の水を搾取した。この搾取後における鉄
板上の状態を観察して、搾り性を判断した。この判断結
果も表1に示す。
【0041】(使用寿命試験)上記(絞り性試験)を1
00回繰り返した後、ロール表面を観察した。その結
果、実施例のロール表面は特に変化がみられなかったた
め使用寿命の長いロールであると評価することができた
が、比較例1のロール表面にはうねりが発生し、また比
較例2のロール表面には鉄板の通過した箇所に凹凸(段
差)が発生していたため、比較例1、比較例2のロール
いずれも使用寿命の短いロールであると評価した。
【0042】以上の結果から、この出願発明のロールは
形態安定性に優れ、長期間使用できるものであることが
わかった。
【0043】
【発明の効果】 この出願発明のロール用基材はポリフ
ェニレンサルファイド繊維と融着性繊維とを含み、この
融着性繊維が融着した繊維シートからなるものであり、
このように融着性繊維が融着しており、圧力が加わった
としても変形しにくい繊維シートであるため、形態安定
性に優れるロール用基材である。なお、ポリフェニレン
サルファイド繊維は耐薬品性、耐熱性、或いは難燃性等
に優れているため、耐薬品性、耐熱性、或いは難燃性等
を必要とするロール用基材として好適である。また、こ
のロール用基材を含むロールも形態安定性、耐薬品性、
耐熱性、及び難燃性等に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D04H 1/48 D04H 1/48 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェニレンサルファイド繊維と融着
    性繊維とを含み、この融着性繊維が融着した繊維シート
    からなることを特徴とするロール用基材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のロール用基材からなる
    ことを特徴とするロール。
JP10098277A 1998-03-27 1998-03-27 ロール用基材及びそれを用いたロール Pending JPH11277130A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002279958A (ja) * 2001-03-19 2002-09-27 Japan Vilene Co Ltd 電池用セパレータ
JP2015143371A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 スターライト工業株式会社 酸洗槽内鋼板搬送用ロール

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002279958A (ja) * 2001-03-19 2002-09-27 Japan Vilene Co Ltd 電池用セパレータ
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