JPH11277503A - 木工用超仕上鉋盤 - Google Patents

木工用超仕上鉋盤

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JPH11277503A
JPH11277503A JP10008898A JP10008898A JPH11277503A JP H11277503 A JPH11277503 A JP H11277503A JP 10008898 A JP10008898 A JP 10008898A JP 10008898 A JP10008898 A JP 10008898A JP H11277503 A JPH11277503 A JP H11277503A
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JP
Japan
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plane
movable support
support piece
rack
stop
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JP10008898A
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English (en)
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Osayuki Sakano
修之 阪野
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Amitec Corp
Original Assignee
Amitec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉋台を可動支持片により、昇降制御する構成
の木工用超仕上鉋盤にあって、慣性力による可動支持片
の過剰走行を防止する。 【解決手段】 可動支持片35の側面にラック38を形
成して、該ラック38に昇降モータM3 ,M4 の駆動軸
に連係したピニオン31を噛みあわせるようにした構成
にあって、一側のラック終端eにより、鉋台4a,4b
の下降停止位置を規定すると共に、ピニオン31がラッ
ク終端eから外れた以後に昇降モータM3,M4 を下降
停止制御するようにし、さらに可動支持片35の、鉋台
4a,4bが下降することとなる移動方向xに対して弾
性体42aによる反力を生じさせるようにしたから、ピ
ニオン31がラック終端eから外れると同時に、可動支
持片35が移動停止し、下降停止位置が規定される。こ
のため、該可動支持片35の慣性による過剰走行が防止
され、鉋台4a,4bの昇降傾動が最適になされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送材装置と、鉋刃
を備えた送材テーブルとを対設してなり、刃先を送材案
内面上へ突出する鉋刃を取付けた鉋台を、該刃先がテー
ブルから突出する位置と、退避する位置とに移動変換可
能とした木工用超仕上鉋盤に関する。
【0002】
【従来の技術】可逆送材装置と、鉋刃を備えた送材テー
ブルとを相対的離間移動可能に対設してなる木工用超仕
上鉋盤は、種々提案されている。この木工用超仕上鉋盤
にあっては、加工材の往行程及び復行程で加工材を切削
することにより、一往復行程で、二度切削するように
し、この往復行程を数度繰り返すことにより、所定の切
削量を得るようにしたものが、特開平6−238604
号で提案されている。
【0003】このものは、送材テーブルに配設した刃物
装着溝内に、刃先を後方へ突出する復鉋刃を取付けた鉋
台と、刃先を前方へ突出する往鉋刃を取付けた鉋台とを
隣接して微傾動可能に収納し、各鉋台又はこれを支持す
る基台枠の外側縁下面に幅方向に沿って傾斜案内面を形
成し、該傾斜案内面の直下位置に、可動支持片を介装し
て鉋台の一縁を支持し、さらに可動支持片の側面にラッ
クを形成し、各ラックを昇降モータの駆動軸に連繋した
ピニオンをラックに噛み合わせて、前記昇降モータの駆
動により可動支持片を傾斜支持面に沿って移動して鉋台
を内側縁を支点として夫々傾動するようにして構成され
る。尚、この鉋台を可動支持片により、昇降制御する構
成は、上述のように二つの鉋台を備えた往復切削式木工
用超仕上鉋盤だけででなく、単一の鉋台を備えた木工用
超仕上鉋盤にも適用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来構成にあっ
て、前記可動支持片の停止タイミング制御は、前記可動
支持片に設けた停止用被検出部を、上昇用検出子及び下
降用検出子により夫々検知した時点で昇降モータを停止
制御するようにして行なっていた。ところが、可動支持
片は、上方から、傾斜支持面を介して鉋台が乗載されて
おり、その荷重が、傾斜案内面により、可動支持片に対
して、その鉋台が下降する側の移動方向に沿った分力と
して作用する。このため、昇降モータを駆動して、可動
支持片を、鉋台が下降する方向へ移動した後に、前記被
検出部を検出子で検出して停止すると、前記分力により
慣性力が大きく作用し、可動支持片が過剰走行する場合
を生ずる。
【0005】ところで、検出部により被検出部を確実に
検知するために、通常は、可動支持片の停止位置は、被
検出部と検出部とが対向する位置となるように設計して
いる。しかるに、上述のような過剰走行を生じると、被
検出部が検出部を通過してから停止するため、検出部が
被検出部を捕捉しない場合が生じ、探知ミスを生じ易く
なる。このため、別途に危機管理用の制御機構が必要と
なり、制御機構が複雑化すると共に、次のステップで昇
降モータが上昇駆動する場合に駆動所要時間が長くな
り、加工材の反転走行に対する刃先突出タイミングがず
れて、非研削又は途中からの研削となってしまう場合も
生ずる。本発明は、このような、慣性力による可動支持
片の過剰走行を防止することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一側のラック
終端により、鉋台の下降停止位置を規定すると共に、ピ
ニオンがラック終端から外れた以後に昇降モータを下降
停止制御するようにしてなる第一の停止タイミング機構
と、鉋台の所定の上昇停止位置となると昇降モータを上
昇停止制御する第二の停止タイミング機構とを備え、可
動支持片に設けた上昇停止用被検出部を検出子により検
知した時点で昇降モータを上昇停止制御する第二の停止
タイミング機構とを備え、前記可動支持片の、鉋台が下
降することとなる移動方向に対して、反力を生ずる弾性
体を備えたことを特徴とするものである。
【0007】ここで、前記第一の停止タイミング機構
は、一側のラック終端により、鉋台の下降停止位置を規
定すると共に、ピニオンがラック終端から外れた以後に
時限消化するタイマーを備え、該時限消化に同期して昇
降モータを下降停止制御するようにして構成され得る。
これにより、ピニオンがラック終端から確実に外れた後
に、時限消化により、昇降モータは停止することとな
る。
【0008】かかる構成にあって、ピニオンがラック終
端から外れると、昇降モータによる駆動力が可動支持片
に作用しないから、この状態で、鉋台の下降停止位置が
規定される。一方、その慣性により、ピニオンがラック
終端から外れてから、可動支持片が過剰移動することが
考えられるが、前記弾性体により、可動支持片は該移動
方向とは逆の負荷(反力)が与えられているから、該可
動支持片はピニオンがラック終端から外れると同時に移
動停止し、ピニオンの歯がラック終端と当接する位置に
保持される。このため、慣性力の影響が阻止されて、過
剰走行が防止されると共に、次工程でピニオンの反対回
動を生じた場合に、該ピニオンはラックと確実に噛み合
うこととなる。
【0009】一方、鉋台の上昇停止は、第二の停止タイ
ミング機構により行なわれる。この第二の停止タイミン
グ機構としては、従前のように、可動支持片に設けた上
昇停止用被検出部を検出子により検知して昇降モータを
上昇停止制御する構成のもの、または第一の停止タイミ
ング機構と同様に、他側のラック終端により、鉋台の上
昇停止位置を規定すると共に、ピニオンが他側のラック
終端から外れた以後に昇降モータを上昇停止制御する構
成のもの等が提案される。
【0010】また、他の手段として、前記可動支持片に
設けた停止用被検出部を、上昇用検出子及び下降用検出
子により夫々検知した時点で昇降モータを停止制御する
停止タイミング機構を備えると共に、前記可動支持片
の、鉋台が下降することとなる移動方向に対して、反力
を生ずる弾性体を備えた構成が提案される。この構成
は、従来構成に対して、その慣性力により過剰走行を防
止するために、弾性体を適用したものである。
【0011】すなわち、可動支持片の前記移動方向側の
端面と、装置の固定面間にスプリング等の弾性体を介装
し、該移動方向に対して負荷を与えることにより、慣性
による過剰走行が防止され、検出子が下降停止用被検知
部を検知すると同時に、昇降モータは駆動停止すること
となる。
【0012】ここで各構成にあって、前記可動支持片
の、鉋台が上昇することとなる移動方向に対しても、反
力を生ずる弾性体を備えるようにしても良い。すなわ
ち、鉋台の上昇方向にあっては、鉋台の荷重は、可動支
持片の移動方向と反対の方向に作用しているから、慣性
による過剰走行は、加工停止時よりも小さい。しかる
に、やはり慣性力は作用するから、例えば、鉋台がテー
ブルによりその最上位置を規定されているような場合に
は、該可動支持片が楔となって鉋台の傾斜案内面と、基
台の支持面間に食い込む場合があり、このような場合に
は、該可動支持片を抜き出すためには大きな力を要し、
修復が面倒となる等の問題を生ずる。そこで、上述した
ように、弾性体を設けることにより、かかる問題点も解
決し得ることとなる。
【0013】
【発明の実施の態様】添付図面について本発明の一実施
例を説明する。図1〜4は、本発明を適用した木工用超
仕上鉋盤の一例を示し、基台1上に、その上面を送材案
内面2aとした送材テーブル2が設けられている。前記
送材テーブル2の中央部には回転テーブル3が設けら
れ、該回転テーブル3に形成された刃物装着溝6内に鉋
台4a,4bが微傾動可能に装着されている。この鉋台
4a,4bはその下面に往鉋刃5a及び復鉋刃5bを傾
斜状に装着してその先端を鉋台4a,4bから突出し、
刃口に研磨屑の逃げ間隙を介して対置させてなる。
【0014】そして前記鉋台4a,4bに夫々支持した
往鉋刃5a及び復鉋刃5bの先端を、昇降駆動手段によ
り送材案内面2aに交互に突出作動させるようにしてい
る。この昇降駆動手段は昇降モータM3 ,M4 等により
構成され、鉋台4aを昇降モータM4 により、鉋台4b
を昇降モータM3 により傾動し、加工材を正送する場合
には、往鉋刃5aの先端を送材案内面2aから突出し、
かつ復鉋刃5bを下方へ退避させ、加工材を逆走する場
合には、復鉋刃5bの先端を送材案内面2aから突出
し、かつ往鉋刃5aを下方へ退避させるようにしてい
る。この昇降駆動手段の詳細は後述する。
【0015】前記送材テーブル2上には可逆送材装置7
が、送材通路を介して基台1と対設している。前記可逆
送材装置7は、昇降螺子8を回転駆動する送材昇降モー
タM2 により案内支柱9,9に沿って昇降する。前記可
逆送材装置7は、可逆送材モータM1 により駆動される
駆動ロール11と、従動ロール12とを前後に支持し、
該ロール11,12に送材ベルト13を掛け渡すことに
より構成されている。また前記送材ベルト13の下部走
行部の内側には発条等で下方付勢された踏圧ロール14
が列設されている。これらの各部材はフレームカバー1
6により隠蔽された状態となっている。その他、前記送
材テーブル2の入口側及び出口側には補助テ−ブル(図
示せず)が配設される。
【0016】前記可逆送材装置7の送材テーブル2に対
する送材通路間隔を、加工材に適正送材圧を付与し得る
最適なものとするために、可逆送材装置7の入口側に
は、検知スイッチLS4 が配設される。すなわち、前記
フレームカバー16内には上部に介装した発条21によ
り下方付勢された昇降作動片20が配設されている。こ
の昇降作動片20はその下端に支持したローラを覆う受
板22に支持されている。この受板22は支軸23によ
り回動可能に枢支され、かつ発条24により前記昇降作
動片20を支持する方向に付勢される。そして、前記昇
降作動片20の上端には検知スイッチLS4 が装着さ
れ、昇降作動片20の上昇に伴って、該検知スイッチL
4 の検出端がフレームカバー16の天井面に当接し、
これによりオン作動するようになっている。
【0017】一方、前記送材テーブル2には、その入口
側で、加工材の供給を検知する検知スイッチLS3 と、
加工材の逆送制御のための検知スイッチLS1 が隣接し
て順次配設されている。そして、前記検知スイッチLS
1 ,LS3 には、一端を枢支され、他端を発条により上
方付勢された作動片26,27が被着され、その湾曲縁
を夫々送材案内面2aから少し突出し、後述するように
加工材が供給又は通過して、前記突出縁を下方へ押込む
と、検知スイッチLS1 ,LS3 が夫々オン作動するよ
うになっている。さらにまた、送材通路の後端にも、加
工材の正送制御のための検知スイッチLS2 が配設され
ている。この検知スイッチLS2 も同様に一端を枢支さ
れ、他端を発条により上方付勢され、湾曲端を送材案内
面2aから突出した作動片28が突出し、加工材の走行
により、前記突出縁が下方へ押込まれて、検知スイッチ
LS2 のオン作動を生ずるようになっている。
【0018】また、前記可逆送材装置7を昇降する送材
昇降モータM2 の駆動軸にはスリット板sが固着され、
かつそのスリットの通過数を検知するエンコーダEが配
設され、これにより、送材昇降モータM2 の駆動量、す
なわち可逆送材装置7の昇降量を検出し得るようにして
いる。
【0019】その他、この超仕上鉋盤には、加工材の送
材停止を行なうためのタイマーT1、後述する昇降モー
タM3 ,M4 の停止制御を行なうためのタイマーT2
と、各モータを駆動制御する中央制御装置CPUとが装
着されている。
【0020】次に、鉋台4a,4bを傾動させる昇降駆
動手段の構成を図5〜7に従って説明する。
【0021】回転テーブル3には刃物装着溝6が形成さ
れ、該刃物装着溝6の台部37上には基台枠30a,3
0bが装架され、さらにその上部に鉋台4a,4bが乗
載されている。また前記回転テーブル3の前後部には復
鉋刃用昇降モータM3 又は往鉋刃用昇降モータM4 がそ
の駆動軸を上方に位置させて装着されている。その駆動
軸には、過負荷から駆動軸を保護するためのトルクリミ
ター32を介してピニオン31が固着されている。
【0022】一方、前記基台枠30a,30bの外側縁
下面には図6,図7で示すように、幅方向に沿って傾斜
案内面34が形成されている。そして傾斜案内面34直
下で、台部37に支持されて楔状の可動支持片35が介
装されている。該可動支持片35の上面には前記傾斜案
内面34と等角度の傾斜支持面36が形成されている。
さらには、前記可動支持片35の側面にはラック38が
形成され、図5,7で示すように、該ラック38に、上
述したピニオン31が噛み合っている。
【0023】これにより、復鉋刃用昇降モータM3 又は
往鉋刃用昇降モータM4 が駆動すると、ラック38の送
り作動により可動支持片35は台部37上を移動し、該
可動支持片35の傾斜支持面36の案内作用により、該
傾斜支持面36に傾斜案内面34を接触して支持されて
いる基台枠30a,30b及び鉋台4a,4bはその高
さ偏位により一端側を昇降作動されることとなる。そし
てこの作動により、前記鉋台4a,4bは台部37に支
持された内側の他端を支点として傾動し、これにより、
上方傾動時には、鉋刃5a,5bの先端を送材案内面2
a,2bから突出し、下方傾動時には鉋刃5a,5bの
先端を送材案内面2a,2bから下方へ退避することと
なる。ここで、図5は鉋台4a,4bがいずれも上方傾
動位置といなっている場合を示している。この上方傾動
位置で、その上面は送材案内面2aとほぼ面一とし、往
鉋刃5a及び復鉋刃5bの先端のみが突出することとな
る。尚、上限位置は、回転テーブル3の刃物装着溝6の
側壁下縁に形成したストッパ39を前記基台枠30a,
30bの端縁に当接して規定し、その上方傾動を不能と
している。
【0024】前記鉋台4a,4bの昇降移動(昇降傾
動)は、可動支持片35の移動量を規定することにより
設定される。この鉋台4a,4bの端部に生ずる昇降量
は2mm程度である。
【0025】この可動支持片35は、その慣性走行を防
止するために、本発明の要部に係る図7〜図9で示す移
動制御機構を備えている。
【0026】ここで、鉋台4a,4bの下降傾動にあっ
て、その下降停止位置は、ラック38のラック終端eに
より規定される。すなわち、ピニオン31がラック終端
eから外れると、昇降モータM3 ,M4 による駆動力が
可動支持片に作用しないから、この状態で、鉋台4a,
4bの下降停止位置が規定されることとなる。また、こ
の下降傾動における昇降モータM3 ,M4 の駆動停止制
御は上述したタイマーT2 により行なわれる。このタイ
マーT2 にはピニオン31がラック終端eから確実に外
れる時間があらかじめ設定される。このタイマーT2
加工材の反転走行タイミングを制御するためにも用いら
れる。而して、ラック38のラック終端eと、タイマー
2 により、本発明に係る第一の停止タイミング機構が
構成される。
【0027】可動支持片35の端面には、板状の上昇停
止用被検出部40が固定されて、その検出端を側方へ突
出させている。また、可動支持片35の走行路の側傍に
は、上昇停止用被検出部40を検出する近接スイッチ等
からなる検出子Sが送材テーブル2に取付片41を介し
て固定されている。この検出子Sは、可動支持片35が
図7の矢線方向yの鉋台4a,4bを上昇させる方向へ
移動した場合にあって、上昇停止用被検出部40の端縁
を検知すると同時に、昇降モータM3 ,M4 の駆動停止
をする。すなわち、上昇停止用被検出部40と検出子S
とで本発明に係る第二の停止タイミング機構を構成して
いる。尚、この第二の停止タイミング機構として、他側
のラック終端により、鉋台の上昇停止位置を規定すると
共に、ピニオンが他側のラック終端から外れた以後に昇
降モータを上昇停止制御する構成としても良い。すなわ
ち、第一の停止タイミング機構と同様の構成が適用され
得る。
【0028】さらにまた、前記可動支持片35の両端方
には、一端を送材テーブル2に固定され、他端を該可動
支持片35の端面に対向するように配置されたスプリン
グ42a,42b(弾性体)が配設されている。このス
プリング42a,42bは、可動支持片35の鉋台4
a,4bの下降停止位置及び上昇停止位置にあるとき、
夫々可動支持片35の端部に弾接してその反力により、
過剰走行を防止するものである。
【0029】ここで、可動支持片35は、上方から、傾
斜支持面36を介して鉋台4a,4bが乗載されてお
り、その荷重が、傾斜案内面36により、可動支持片3
5に対して、その鉋台4a,4bが下降する側の移動方
向x(図7参照)に沿った分力として作用している。こ
のため、昇降モータMを駆動して、可動支持片35を、
鉋台4a,4bが下降する方向へ移動した後に、昇降モ
ータM3 ,M4 が駆動停止しても、前記分力により慣性
力が大きく作用し、過剰に前進しようとする。ところ
が、上述のように、ピニオン31がラック終端eから外
れると、可動支持片35は昇降モータM3 ,M4 のピニ
オン31からの走行力が伝達されず、さらには、ピニオ
ン31がラック終端e付近にくると、前記スプリング4
2aが圧縮して、その反力として、可動支持片35を押
し戻そうとする力が作用する。このため、ラック終端e
から外れると同時に、可動支持片35は停止すると共
に、該スプリング42aの弾性力により、ピニオン31
の歯がラック終端eと当接する位置に保持される。而し
て、慣性力の影響が阻止されて、過剰走行が防止される
と共に、次にピニオン31の反対回動を生じた場合に、
ピニオン31はラック38と確実に噛み合うこととな
る。
【0030】一方、鉋台4a,4bを上昇させるため
に、昇降モータM3 ,M4 を逆方向駆動して、可動支持
片35を図7矢線yの方向に走行させた場合にあって
も、慣性力が作用し、これにより、鉋台4a,4bを支
持する基台枠30a,30bはストッパ39によって、
その最上位置が規定されているから、慣性力により、可
動支持片35は、傾斜案内面34と台部37の上面間に
楔となって食い込んで停止してしまう場合がある。この
場合には、離脱が容易ではなく、復旧が面倒となる。と
ころが、上述したように、検出子Sが上昇停止用被検出
部40の端縁を検知した位置では、スプリング42bの
反力が可動支持片35の端面に大きく作用しているか
ら、慣性力が制限され、可動支持片35は検出子Sが上
昇停止用被検出部40を検知したと同時に停止すること
となる。このため、検出子Sと上昇停止用被検出部40
とは対向するので確実に停止するから、検知ミスを生ず
ることはなく、鉋台4a,4bの上昇停止位置が確実に
規定されることとなる。これらの可動支持片35の移動
制御も、加工材の往復作動制御と同様に、各検出子S及
び昇降モータM3 ,M4 と接続する上述の中央制御装置
CPUによりなされる。
【0031】次に、かかる構成の往復切削式木工用超仕
上鉋盤の作動を説明する。まず加工材を送材テーブル2
上に供給する。このとき、加工材の板厚が厚いと、その
先端が受板22を傾動し、昇降作動片20を押し上げ
て、検知スイッチLS4 がオン作動する。そしてこれに
より、送材昇降モータM2 が駆動して、可逆送材装置7
が上昇し、これに伴って検知スイッチLS4 のオフ復帰
を生ずる。そして、タイマー(図示せず)が作動し、該
オフ復帰から数秒(既定値)後に上昇停止する。この一
連の作動は、次の可逆送材装置7の位置決め作動を行な
う前に、加工材の板厚に対して、送材通路を広くするた
めのものであり、停止時間も、確実に検知スイッチLS
4 のオフ位置を確保するために設定されたものである。
従って、当初から送材通路が加工材の板厚よりも広い場
合(加工材の供給によって検知スイッチLS4 がオン作
動しない場合)には、このような作動は省略される。
【0032】このように可逆送材装置7の仮位置が設定
された後、または加工材の板厚が薄くて、検知スイッチ
LS4 がオン作動しない場合に、さらに加工材を投入す
る。これにより、前記作動片26は送材案内面2aの下
方に押付けられて、検知スイッチLS3 のオン作動を生
ずる。そして、この検知スイッチLS3 のオン作動によ
り、可逆送材装置7の下降に伴う慣性の影響を除去する
ために、一旦可逆送材装置7を過剰に下降させてから、
再び上昇させて位置決めを施す。
【0033】かかる後に、可逆送材装置7の位置決めが
完了すると、可逆送材装置7の正送駆動が開始され、加
工材が正送されることとなる。このとき、加工材の前送
により、検知スイッチLS1 がオン作動し、さらに加工
材の後端通過に伴ってオフ復帰すると、タイマーT1
作動する。尚、このとき、往鉋刃5aは、その先端は送
材案内面2aから突出した位置となっており、復鉋刃5
bの先端は送材案内面2bから下方退避した位置となっ
ている。而して、往行程で、加工材は往鉋刃5aにより
切削されることとなる(図6の逆位置)。また、上述の
タイマーT1 の設定時限が消化するのに伴い、可逆送材
モータM1 が駆動停止する。
【0034】さらに上述のタイマーT1 の設定時限消化
にともない刃先変換がなされる。すなわち、昇降モータ
3 が正駆動し、鉋台4bの可動支持片35が図7矢線
yの方向へ走行して、検出子Sにより上昇停止用被検出
部40が検出された時点で駆動停止し、図6のように、
復鉋刃5bの先端は送材案内面2bから突出する。同じ
く昇降モータM4 が逆駆動し、鉋台4aの可動支持片3
5が図7矢線xの方向へ駆動する。そして、ピニオン3
1がラック38のラック終端eで係合が外れて、下降が
停止した後、タイマーT2 の時限消化により該昇降モー
タM4 が駆動停止して、下降位置に位置決められる。こ
のとき、前記スプリング42aの付勢力により、ピニオ
ン31の刃先がラック38のラック終端eに当接した位
置に位置決められる。これにより、往鉋刃5aの先端は
送材案内面2aから下方退避する。
【0035】かかる変換の後に、可逆送材モータM1
逆送駆動開始する。そして、既に加工材の前送にともな
いオン作動していた検知スイッチLS2 がオフ復帰し、
このオフ復帰によりタイマーT1 (タイマーT1 とは別
途のタイマーを用いても良い)が作動し、加工材の下面
が復鉋刃5bにより切削され、その後端が復鉋刃5b上
を通過した後に、前記タイマーT1 の設定時限が消化さ
れる。そしてこの後、可逆送材モータM1 が駆動停止す
る。
【0036】このタイマーT1 の設定時限消化にともな
い、再び昇降モータM3 ,M4 が駆動し、鉋台4a,4
bが夫々反対方向へ傾動し、往鉋刃5aの先端が送材案
内面2aから突出し、かつ復鉋刃5bが下方へ退避し
て、図6の逆位置に復帰し、可逆送材モータM1 が正送
駆動開始して再び往行程が開始される。この作動は上述
と同様であり説明を省略する。そして、上述のタイマー
2 の時限消化にともなって、復行程が開始される。
【0037】このように加工材は往復走行して、往鉋刃
5a及び復鉋刃5bに順次切削加工が施される。この過
程にあって、往復切削により加工材の厚が減少すると、
送材圧が低下するから、所定切削量の消化達成にともな
い、送材昇降モータM2 が駆動し、可逆送材装置7が所
定量下降することとなる。この下降制御は、上述のエン
コーダEの信号出力に基づいてなされる。
【0038】そして、所定切削回数が消化されると、加
工材の送材方向先端(加工材後端)が検知スイッチLS
3 をオン作動し、かつ加工材通過にともない、オフ復帰
すると、可逆送材モータM1 の駆動が停止し、さらに、
往鉋刃5aの先端が送材案内面2aから突出し、かつ復
鉋刃5bが下方へ退避して、次回の準備をした後に、加
工材の切削加工が満了することとなる。
【0039】上述の実施例にあって、鉋台4a,4bの
端部を基台枠30a,30bを省略して、直接可動支持
片35で昇降させるようにしてもよい。
【0040】図10は本発明の他の構成を示し、可動支
持片35の走行停止制御を、該可動支持片35に設けた
上昇停止用被検出部50を、下降用検出子S5 及び上昇
用検出子S6 で検知して、その移動量を規定することに
より設定するようにしたものである
【0041】この場合にあっても、前記可動支持片35
の両端方には、スプリング42a,42bが夫々設けら
れる。そして、これにより、下降用検出子S5 が上昇停
止用被検出部40を検知すると同時に昇降モータM3
4 が駆動停止すると共に、その端面にスプリング42
aの付勢力が作用し、このため慣性力により過剰走行す
ることはなく、該可動支持片35は急峻に停止すること
となる。従って、かかる停止位置では、下降用検出子S
5 が停止用被検出部50に対向することとなる。また同
様に、上昇用検出子S6 により停止用被検出部50が検
出されたと同時に昇降モータM3 ,M4 が駆動停止し、
その停止位置はスプリング42bにより保持されること
となる。このため、この構成にあっても、スプリング4
2a,42bにより、可動支持片35の過剰走行が防止
されることとなり、鉋台4a,4bの昇降制御が適正に
なされ得ることとなる。
【0042】上述した実施例は、二つの鉋台4a,4b
を備えた往復切削式木工用超仕上鉋盤に本発明を適用し
たものであるが、単一の鉋台を備えた木工用超仕上鉋盤
にも適用される。
【0043】
【発明の効果】本発明は、可動支持片の側面にラックを
形成して、該ラックに昇降モータの駆動軸に連係したピ
ニオンを噛みあわせるようにした構成にあって、一側の
ラック終端により、鉋台の下降停止位置を規定すると共
に、ピニオンがラック終端から外れた以後に昇降モータ
を下降停止制御するようにし、さらに可動支持片の、鉋
台が下降することとなる移動方向に対して弾性体による
反力を生じさせるようにしたから、ピニオンがラック終
端から外れると同時に、可動支持片が移動停止し、下降
停止位置が規定される。このため、該可動支持片の慣性
による過剰走行が防止され、鉋台の昇降傾動が最適にな
される。
【0044】また、前記可動支持片に設けた停止用被検
出部を、上昇用検出子及び下降用検出子により夫々検知
した時点で昇降モータを停止制御する停止タイミング機
構を備えると共に、前記可動支持片の、鉋台が下降する
こととなる移動方向に対して、反力を生ずる弾性体を備
えた構成にあっても、弾性体により、慣性力による過剰
走行が防止される。
【0045】さらに、上述の構成にあって、前記可動支
持片の、鉋台が上昇することとなる移動方向に対して
も、反力を生ずる弾性体を備えるようにした場合には、
鉋台の上昇方向にあっても、可動支持片の過剰走行が防
止され得ることとなり、より円滑な鉋台の昇降傾動が保
障される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の木工用超仕上鉋盤の概念図である。
【図2】本発明に係る木工用超仕上鉋盤の正面図であ
る。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上の平面図である。
【図5】回転テーブル3の縦断側面図である。
【図6】昇降駆動手段を概念的に示す縦断側面図であ
る。
【図7】可動支持片35の駆動制御機構を示す平面図で
ある。
【図8】可動支持片35の駆動制御機構を示す側面図で
ある。
【図9】図7A−A断面図である。
【図10】他の構成を概念的に示す側面図である。
【符号の説明】
2 送材テーブル 3 回転テーブル 4a,4b 鉋台 5a 往鉋刃 5b 復鉋刃 6 刃物装着溝 7 可逆送材装置 30a,30b 基台枠 31 ピニオン 34 傾斜案内面 35 可動支持片 36 傾斜支持面 37 台部 38 ラック 42a,42b スプリング LS1 〜LS4 検知スイッチ M3 ,M4 昇降モータ S,S5 ,S6 検出子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送材装置と対設する送材テーブルに配設し
    た刃物装着溝内に、刃先を送材案内面上へ突出する鉋刃
    を取付けた鉋台を微傾動可能に収納し、鉋台又はこれを
    支持する基台枠の外側縁下面に幅方向に沿って傾斜案内
    面を形成し、該傾斜案内面の直下位置に、該傾斜案内面
    と等角度の傾斜支持面を備える可動支持片を夫々介装し
    て、鉋台の一縁を傾斜支持面で夫々支持し、さらに可動
    支持片の側面にラックを形成し、該ラックに昇降モータ
    の駆動軸に連繋したピニオンを噛み合わせて、昇降モー
    タの駆動により可動支持片を傾斜支持面に沿って移動す
    ることにより鉋台を内側縁を支点として傾動させるよう
    にした木工用超仕上鉋盤において、 一側のラック終端により、鉋台の下降停止位置を規定す
    ると共に、ピニオンがラック終端から外れた以後に昇降
    モータを下降停止制御するようにしてなる第一の停止タ
    イミング機構と、鉋台の所定の上昇停止位置となると昇
    降モータを上昇停止制御する第二の停止タイミング機構
    とを備え、 前記可動支持片の、鉋台が下降することとなる移動方向
    に対して、反力を生ずる弾性体を備えたことを特徴とす
    る往復切削式木工用超仕上鉋盤。
  2. 【請求項2】前記第一の停止タイミング機構を、一側の
    ラック終端により、鉋台の下降停止位置を規定すると共
    に、ピニオンがラック終端から外れた以後に時限消化す
    るタイマーを備え、該時限消化に同期して昇降モータを
    下降停止制御するようにして構成したことを特徴とする
    請求項1記載の往復切削式木工用超仕上鉋盤。
  3. 【請求項3】送材装置と対設する送材テーブルに配設し
    た刃物装着溝内に、刃先を送材案内面上へ突出する鉋刃
    を取付けた鉋台を微傾動可能に収納し、鉋台又はこれを
    支持する基台1の外側縁下面に幅方向に沿って傾斜案内
    面を形成し、該傾斜案内面の直下位置に、該傾斜案内面
    と等角度の傾斜支持面を備える可動支持片を夫々介装し
    て、鉋台の一縁を傾斜支持面で夫々支持し、さらに可動
    支持片の側面にラックを形成し、該ラックに昇降モータ
    の駆動軸に連繋したピニオンを噛み合わせて、昇降モー
    タの駆動により可動支持片を傾斜支持面に沿って移動す
    ることにより鉋台を内側縁を支点として傾動させるよう
    にした木工用超仕上鉋盤において、 前記可動支持片に設けた停止用被検出部を、上昇用検出
    子及び下降用検出子により夫々検知した時点で昇降モー
    タを停止制御する停止タイミング機構を備えると共に、 前記可動支持片の、鉋台が下降することとなる移動方向
    に対して、反力を生ずる弾性体を備えたことを特徴とす
    る木工用超仕上鉋盤。
  4. 【請求項4】前記可動支持片の、鉋台が上昇することと
    なる移動方向に対して、反力を生ずる弾性体を備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の木工用超仕
    上鉋盤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019041065A1 (zh) * 2017-09-02 2019-03-07 陆卫斌 一种自动往复平刨机

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