JPH11277761A - 記録装置等におけるインク残量検出装置 - Google Patents

記録装置等におけるインク残量検出装置

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JPH11277761A
JPH11277761A JP8752398A JP8752398A JPH11277761A JP H11277761 A JPH11277761 A JP H11277761A JP 8752398 A JP8752398 A JP 8752398A JP 8752398 A JP8752398 A JP 8752398A JP H11277761 A JPH11277761 A JP H11277761A
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JP
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ink
remaining amount
recording
detecting
ink cartridge
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JP8752398A
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Tomoyuki Kubo
智幸 久保
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置等におけるインク残量検出装置にお
いて、インクカートリッジ内のインク液面を的確に認識
し、インク残量の有無を正確に検出することができるよ
うにする。 【解決手段】 キャリッジがインク残量検出位置に停止
し(S1でYES)、所定時間が経過した後(S2)、
インク残量検出センサによるインク残量の検出を行い
(S3)、その検出結果に基づいてインクカートリッジ
内のインク残量の有無を判断する(S4)。そのため、
キャリッジが走査移動を停止した直後のインクカートリ
ッジ内で波立った状態のインクに対するインク残量検出
を避け、波立ちが収まった状態のインクに対してインク
残量検出が行われるので、的確にインク液面を認識して
正確なインク残量検出を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置等におけ
るインク残量検出装置に関し、特に、インクカートリッ
ジ内のインク残量の有無を検出する技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、記録装置等におけるインク残
量検出装置としては、透明又は半透明のケースにインク
が収納されたインクカートリッジに対して光線を発する
発光部と、この光線のインクカートリッジでの反射光又
は透過光を受光する受光部とからなる光センサによっ
て、インクカートリッジ内のインク残量を検出するよう
にしたものがある。このインク残量検出装置は、記録手
段が記録動作を終え、キャリッジが光センサによる検出
位置で走査移動を停止すると、直ちにインクカートリッ
ジの側面に対して発光部から光線を発し、受光部がこの
光線のインクカートリッジでの反射光又は透過光を受光
することによって、インクカートリッジ内部のインクの
色を認識してインク残量を検出するものであり、この受
光部からの出力に基づいて装置制御部がインク残量の有
無を検出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のインク残量検出装置によれば、キャリッジ
の走査移動停止後、直ちに光センサによるインク残量の
検出を行うようにしているため、キャリッジの走査移動
時の振動によりインクカートリッジ内で波が立った状態
のインクに対して検出を行ったり、波立ちによってイン
クカートリッジの内壁面の上部に付着したインクが流れ
落ちる前に検出を行うことになる。従って、本来のイン
ク液面よりも上又は下の位置のインクカートリッジ内壁
面に付着したインクを光センサが認識し、その位置まで
インクが充填されているものと誤って検出されることが
あり、正確なインク残量検出ができなかった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、キャリッジがインク残量検出位
置で走査移動を停止してから所定時間経過後に、インク
カートリッジ内のインク残量の有無を検出することによ
って、正確にインク残量を検出することができる記録装
置等におけるインク残量検出装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために請求項1に記載の発明は、インクが収
納されたインクカートリッジ内のインクを記録媒体に噴
射することにより記録を行う記録手段と、これらインク
カートリッジ及び記録手段が搭載され、記録媒体上での
走査移動が可能とされたキャリッジとを備えた記録装置
等におけるインク残量検出装置であって、インクカート
リッジ内のインク残量を検出する検出手段と、キャリッ
ジが検出手段によるインク残量検出位置に停止した時点
からの時間を計るタイマ手段と、タイマ手段による計時
が所定時間経過したときに、所定時間が経過した時に、
検出手段によるインク残量の検出を行い、その検出結果
に基づいてインクカートリッジ内のインク残量の有無を
判断する判断手段とを備えたものである。
【0006】本発明によれば、タイマ手段によって、キ
ャリッジが検出手段によるインク残量検出位置に停止し
た時点からの時間を計測し、キャリッジが走査移動を停
止してから所定時間が経過した後、判断手段が、検出手
段によるインク残量の検出を行い、その検出結果に基づ
いてインクカートリッジ内のインク残量の有無を判断す
る。そのため、キャリッジが走査移動を停止した直後に
おける、キャリッジの走査移動時の振動でインクカート
リッジ内で波立ったり、内壁面に付着した状態のインク
に対するインク残量検出を避けることが可能になる。従
って、検出手段が、本来のインク液面よりも上又は下の
位置のインクカートリッジ内壁面に付着したインクを認
識して誤った検出を行うことを防止し、インクカートリ
ッジ内における本来のインク液面を的確に認識すること
ができ、正確なインク残量検出を行うことができる。な
お、ここで検出手段としては、後述する光学式、あるい
は電極間の電気抵抗を測定するもの等、種々のものが適
用可能である。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の記録装置等におけるインク残量検出装置におい
て、インクカートリッジのケースは透明又は半透明の素
材からなり、検出手段は、このインクカートリッジに対
して光線を発する発光部と、この光線のインクカートリ
ッジでの反射光又は透過光を受光する受光部とからな
り、判断手段は、受光部からの信号に基づいてインクカ
ートリッジ内のインク残量の有無を判断するものであ
る。
【0008】本発明によれば、インクカートリッジに対
して発光部から光線が発せられた場合、インクカートリ
ッジ内のインクの有無に応じて、ケース内壁面での反射
光又は透過光が変化し、受光部での受光量が変化する。
即ち、ケース内壁面にインクが有る場合と無い場合、つ
まり、空気層が有る場合とで、これら境界面での屈折率
または反射率が変化し、これによってケース内壁面での
反射光又は透過光の状態が変化し、受光部における受光
量が変化する。判断手段は、この変化を検出することで
インクカートリッジ内のインク残量の有無を判断するこ
とができる。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の記録装置等におけるインク残量検
出装置において、判断手段によるインク残量の有無の判
断結果を表示するための表示手段を更に備えたものであ
る。
【0010】本記発明によれば、表示手段によって、判
断手段によるインク残量の有無の判断結果をユーザに知
らせ、インクカートリッジの交換を促すことが可能にな
る。従って、インク残量が不十分な状態で記録が行われ
ることを防止して記録不良をなくすことができる。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載の記録装置等におけるイ
ンク残量検出装置において、検出手段によるインク残量
検出装置は、記録手段による記録領域外で記録手段に対
向する位置に設けられているものである。
【0012】本発明によれば、記録手段による記録領域
外において、検出手段によるインク残量検出が行われる
ので、検出手段によるインク残量検出が記録手段による
記録動作に支障を来すことがない。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載の記録装置等におけるイ
ンク残量検出装置において、検出手段は、記録手段がメ
ンテナンスのために移動させられる位置に配置されてい
るものである。
【0014】本記発明によれば、記録手段に対するメン
テナンス動作を行うと同時に、インク残量検出を行うこ
とが可能になるので、インク残量検出のみのために特に
時間を要することがない。従って、インク残量検出のた
めに記録速度が低下することがなく、また、検出手段専
用の取り付けエリアを必要とせず、装置全体の小型化が
図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
記録装置等におけるインク残量検出装置について図面を
参照して説明する。図1はこのインク残量検出装置が備
えられた記録装置の概略構成を示す斜視図である。イン
クジェット方式のプリンタからなる記録装置1は、フレ
ーム2に回転可能に支承される円筒形状の搬送ローラ4
を有する。搬送ローラ4の前方には、インクジェット方
式の記録ヘッド5を搭載するキャリッジ6が搬送ローラ
4の軸線に沿って水平横方向に移動可能に設けられてい
る。搬送ローラ4は、図1の矢印方向に回転することに
より、給紙カセット又は手差し給紙部から供給された記
録媒体Pを記録ヘッド5方向に搬送するものである。記
録ヘッド5はカラー記録を行うために、イエロー,マゼ
ンタ,シアン,ブラックの4色のインクが吐出可能なよ
うに4つの記録ヘッド部からなる。なお、記録媒体P
は、フレーム2の後方の図示しない用紙供給口から供給
され、記録ヘッド5を通過して、図示しない用紙排出口
から排出されるように構成されている。
【0016】上記キャリッジ6には、記録ヘッド5を備
えたヘッドユニット20と、記録ヘッド5にインクを供
給するためのインクカートリッジ7y,7m,7c,7
bとがそれぞれ着脱可能に搭載されている。また、キャ
リッジ6は、搬送ローラ4の軸線と平行に設けられたキ
ャリッジ軸8によるキャリッジ6前部の支持、及び支持
部材9による後部の支持により、キャリッジ6前部の記
録ヘッド5部分を下方に傾けた姿勢に保たれている。キ
ャリッジ6を駆動するキャリッジ駆動モータ(CRモー
タ)10は、ベルト11及びプーリ12,13によって
キャリッジ6を駆動するものであり、ステップモータ又
はDCモータが使用される。以上の構成により、キャリ
ッジ6に搭載された記録ヘッド5は、搬送ローラ4に支
持された記録媒体Pを横切る方向にスライド移動しなが
ら記録動作をする。
【0017】また、搬送ローラ4に対して図1における
右側であって、記録媒体Pに対する記録範囲の外には、
記録ヘッド5の不吐出又は吐出不良を回復するメンテナ
ンス装置15が配設されている。このようなメンテナン
ス装置15を設けているのは、インクジェット式の記録
ヘッド5は、使用中に内部に気泡が発生したり、吐出面
上にインクの液滴が付着したりする等の原因により吐出
不良を起こすので、これを良好な吐出状態に回復させた
り、乾燥を防止するものである。メンテナンス装置15
には、吸引キャップ16が設けられている。吸引キャッ
プ16は、記録ヘッド5のノズルを覆い、ポンプ17が
発生させる負圧により、記録ヘッド5内部の不良インク
を吸引(パージ)して記録ヘッド5を回復させるもので
ある。吸引された不良インクは貯溜部18へ送られる。
【0018】吸引キャップ16の記録領域側には、記録
ヘッド5の吐出面のワイピングを行うワイパ19が設け
られている。このワイパ19によるワイピング作業、及
び上記吸引キャップ16による不良インク吸引作業は記
録ヘッド5の4つのノズルについて各々行われる。吸引
キャップ16、ポンプ17及びワイパ19は、カム駆動
モータ59(図3)を駆動源とするものであり、その駆
動力は、キャリッジ6が回復領域に進入したときに、ポ
ンプカムギヤ25を介して伝達される。また、吸引キャ
ップ16から更に右側には、記録動作の休止中に記録ヘ
ッド5を覆う保存キャップ27が設けられている。保存
キャップ27は、記録ヘッド5のノズル内のインクの乾
燥を防止するためのもので、ヘッド部の個数に対応した
キャップ部を有する。また、吸引キャップ16の上部で
あって、キャリッジ5上のインクカートリッジ7y,7
m,7c,7bに対向する位置には、インクカートリッ
ジ7y,7m,7c,7bのインク残量を検出するため
の光センサからなるインク残量検出センサ(検出手段)
30が設けられている。このインク残量検出センサ30
の詳細については後述する。
【0019】キャリッジ6に搭載されているヘッドユニ
ット20について図2を参照して説明する。図2はヘッ
ドユニット20部分の斜視図である。上述したように、
記録ヘッド5はヘッドユニット20に備えられ、この記
録ヘッド5は、カラー記録用にイエロー,マゼンタ,シ
アン,ブラックの4色のインクを吐出するために4つの
記録ヘッド部5y,5m,5c,5bで構成される。記
録ヘッド5y,5m,5c,5bの各々は、ノズルプレ
ート23に形成された複数のノズル24を有し、このノ
ズル24から記録媒体Pに対して各色のインクが噴射さ
れるようになっている。また、インクカートリッジ7
y,7m,7c,7bは透明又は半透明のケースからな
り外部からインク残量が視認できるようになっており、
ヘッドユニット20に対して、記録ヘッド5が設けられ
ている面の反対側から装着され、対応する色の記録ヘッ
ド部5y,5m,5c,5bの各々と接続される。ま
た、ヘッドユニット20の記録ヘッド5が設けられてい
る部分の上部には、開口部20aが設けられている。こ
の開口部20aにより、上述したインク残量検出センサ
30が、インクカートリッジ7y,7m,7c,7bに
対して直接に光線を照射することが可能にされている。
【0020】次に、記録装置1の電気的な構成について
図3を参照して説明する。図4は記録装置1の電気的な
構成を示すブロック図である。記録装置1には、記録装
置1各部を制御するための制御部50が備えられてい
る。制御部50は、記録装置1全体の動作制御を行うた
めのCPU50aを有し、CPU50aは、作業プログ
ラム等が記憶されているROM50b、及びCPU50
aがホストコンピュータ等(図示なし)から受信した記
録データの一時的な記憶等を行うRAM50cに接続し
ている。さらに、CPU50aは、キャリッジ6がイン
ク残量検出センサ30によるインク残量検出位置に停止
した時点からの時間を計るために、図示しないタイマ
(タイマ手段)を内蔵している。
【0021】さらに、CPU50aは入出力部50dを
介して、パージボタン51等の装置各部と接続してい
る。パージボタン51は、ユーザによって押下された場
合に吸引キャップ16及びポンプ17によるパージ動作
の開始信号をCPU50aに出力するものであり、カー
トリッジ検出器52はキャリッジ6にインクカートリッ
ジ7が装填されているか否かを検出し、その結果をCP
U50aに出力するものである。パージ位置センサ53
は、パージ動作時に記録ヘッド5が吸引キャップ16に
対向する位置にあるか否かを検出するセンサであり、そ
の検出結果をCPU50aに出力する。CR位置センサ
56は、走査移動に伴うキャリッジ6の位置を検出して
CPU50aに出力するものである。上記のインク残量
検出センサ30もCPU50aに接続され、CPU50
aはインク残量検出センサ30からの出力に基づいて、
インクカートリッジ7内のインク残量の有無を判断す
る。本発明に係るインク残量検出装置は、インク残量検
出センサ30(検出手段)及びCPU50a(判断手
段)によって構成される。
【0022】また、CPU50aには、記録ヘッド5、
CRモータ10及びLFモータ58が接続され、CPU
50aは、記録ヘッド5による記録動作を制御し、記録
ヘッド5の記録動作と対応させて、CRモータ10及び
LFモータ(搬送ローラ駆動モータ)58の駆動を制御
する。また、カム駆動モータ59及び表示部(表示手
段)60がCPU50aに接続されている。カム駆動モ
ータ59は、CR位置センサ56によってキャリッジ6
が回復位置に移動したことが検出された時に駆動するよ
うに制御され、表示部60は、インク残量検出センサ3
0によるインク残量有無の検出結果等、記録装置1各部
の動作状況に応じた表示が行われるように制御される。
【0023】次に、インク残量検出センサ30によるイ
ンクカートリッジ7y,7m,7c,7b(以下、総称
してインクカートリッジ7とする)のインク残量の検出
について図4を参照して説明する。図4はヘッドユニッ
ト20及びインク残量検出センサ30部分の断面図であ
る。インク残量検出センサ30は、インクカートリッジ
7に対して光線を照射する発光部30aと、この光線の
インクカートリッジ7のケース内壁面での反射光を受光
する受光部30bとからなる。一方、インクカートリッ
ジ7は、ケース内が仕切壁71により第1インク室72
及び第2インク室73に仕切られ、仕切壁71の下部に
設けられた連通孔71aにより両インク室が連通するよ
うになっている。第1インク室72は、第2インク室7
3よりも小容量とされ、また、上部を密閉状態とされか
つその側面下部には記録ヘッド5にインクを供給するた
めのインク供給口72aが設けられている。第2インク
室73には多孔質のインク含浸材が配置され、後部に大
気と連通した開口(図示しない)が設けられている。
【0024】この構成でなるインクカートリッジ7に
は、第1インク室72及び第2インク室73にインクが
充填されており、インク供給口72aから記録ヘッド5
に第1インク室72内のインクが供給されると、第1イ
ンク室72で減少した量のインクが連通孔71aを通じ
て第2インク室73から第1インク室72に補給され
る。これにより、記録ヘッド5へのインク供給によって
インクカートリッジ7内のインクが減少しても、第2イ
ンク室73内のインクから減少していき、第1インク室
72内はほぼ充填された状態に保たれる。第2インク室
73内のインクがほぼなくなり、同室から第1インク室
72に空気が流入するようになった場合に初めて第1イ
ンク室72のインクが減少し、第1インク室72のイン
ク液面Aが下降する。従って、第1インク室72内のイ
ンク液面が下がった場合、インクカートリッジ7内の総
インク量が残り少ないということになる。従って、イン
ク残量検出センサ30により第1インク室72内のイン
ク液面位置を検出することによって、インクカートリッ
ジ7内のインクの残量の有無を知ることができる。
【0025】上記構成でなるインクカートリッジ7の記
録ヘッド5側のインクカートリッジ7の第1インク室7
2の側壁72bの内壁面に対して、インク残量検出セン
サ30の発光部30aから光線を照射した場合、側壁7
2bの内壁面においてインクが有るか否かにより光線の
内壁面での反射光の状態が変化する。すなわち、インク
が有る場合と無い場合とで、側壁72bの内壁と内部イ
ンク又は空気との境界面での屈折率が変化し、インクが
無い場合は、有る場合に比して、内壁面での反射光量は
多くなる。これにより、受光部30bは、インクが無く
なると受光量が多くなり、従って、受光部30bの受光
量に基づいて、第1インク室72内のインク液面が下が
ったか否か、即ち、インクカートリッジ7内のインク残
量が残り少ないか否かを検出することができる。
【0026】例えば、第1インク室72内のインクが減
ってインク液面がCになると、受光部30bによる受光
量が多くなり、インクカートリッジ7内のインク残量が
僅かであることを判別できる。ところが、キャリッジ6
が走査移動を停止した直後は、第1インク室72内のイ
ンクが走査移動時の振動により波立っていたり、壁面の
上部にインクが付着していたりして、本来のインク液面
はCの位置でありながら、インク液面が破線で示すBの
状態になっていることがある。この場合にインク残量検
出センサ30による検出を行うと、インク残量が有るも
のと誤検出することになる。そこで、本発明に係るイン
ク残量検出装置においては、インク残量検出センサ30
によるインク残量検出を、キャリッジ6の走査移動が停
止して所定時間が経過してから行うようにしている。以
下に、このインク残量検出時の処理について説明する。
【0027】上述したインク残量検出について図5を参
照して説明する。図5はインク残量検出装置によるイン
ク残量検出処理の流れを示すフローチャートである。キ
ャリッジ6がインク残量検出位置(本実施形態では吸引
キャップ16による回復位置と同位置)に移動してきた
ことがCR位置センサ56によって検出された場合(S
1でYES)、CPU50a内のタイマによる計時を開
始し、所定時間が経過するまでインク残量検出を行わず
に待機する(S2)。この所定時間とは、キャリッジ6
の走査移動時の振動でインクカートリッジ7内で波立っ
た状態となっているインクの波立ちが収まる、または壁
面に付着したインクが流れ落ちるのに必要な時間であ
り、例えば、1分間程度の時間とすることが考えられ
る。上記所定時間の経過後、インク残量検出センサ30
によるインク残量検出が行われる(S3)。即ち、発光
部30aによりインクカートリッジ7に光線が照射さ
れ、この光線の側面72bの内壁面での反射光を受光部
30bが受光し、受光部30bは受光量に基づいた出力
信号をCPU50aに出力する。CPU50aは、受光
部30bからの出力信号に基づいてインクカートリッジ
7内におけるインク残量の有無を検出し(S4)、イン
ク残量がない場合は(S4でNO)、表示部60(図
3)に「インク残量無し」が表示されるように処理を行
う(S5)。インク残量が有る場合は(S4でYE
S)、この表示処理を行わずに処理を終了する。この動
作は、各色のインクカートリッジを検出位置へ順次対向
するように、キャリッジ6を駆動し、全色について行
う。
【0028】このように、本実施形態の記録装置等にお
けるインク残量検出装置によれば、インク残量検出セン
サ30によるインク残量検出を行う場合、キャリッジ6
がインク残量検出位置に移動してきた時に直ちにインク
残量検出を行うのではなく、インクカートリッジ7内に
おけるインクの波立ちが収まった後にインク残量検出を
行うので、インク液面が安定し、さらに、インクが波立
っている時にインクカートリッジ7の内壁面に付着して
いたインク滴はインク液面まで落ちることになる。これ
により、インク残量検出センサ30が、波立った状態の
インク液面を検出することによるインク残量の誤検出
や、インクカートリッジ7の内壁面に付着していたイン
ク滴をインク液面と誤認識したりすることがなくなり、
正確にインク残量の有無を検出することができる。ま
た、第1インク室72は小容量に形成されているので、
キャリッジ6が走査移動を停止してから第1インク室7
2内のインクの波立ちが短時間で収まる。そのため、キ
ャリッジ6が走査移動を停止してからインク残量検出を
行うまでの待機時間が短時間で済むようになる。また、
パージ位置センサ56が、キャリッジを検出したとき、
モータ59を駆動して吸引キャップ16を記録ヘッド5
に接近させてパージ動作を開始する一方、インク残量検
出動作を行うことができる。
【0029】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、インクカート
リッジ7内のインクの色によって、発光部30aから照
射された光線の反射光量が変化することを利用して、イ
ンク残量をチェックしてもよい。
【0030】また、上記実施の形態では、本発明に係る
インク残量検出装置が適用される記録装置1をインクジ
ェット方式のプリンタとしているが、これに限定される
ものではなく、インクカートリッジに収容された液体の
インクを使用する記録装置であれば、ファクス、複写機
等にも適用が可能である。また、上記実施の形態では、
インク残量検出センサ30を、パージを行う吸引キャッ
プ16の上部に取り付け、記録領域外のメンテナンス位
置においてインク残量検出を行うものとしているが、記
録ヘッド5の記録動作に支障のない位置であれば、イン
ク残量検出センサ30を保存キャップ27の上部または
キャリッジ6の上、等の位置に取り付けることも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインク残量検出装置が備えられた
記録装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】上記記録装置に備えられるヘッドユニットの斜
視図である。
【図3】上記記録装置の電気的な構成を示すブロック図
である。
【図4】上記記録装置に備えられるヘッドユニット及び
インク残量検出センサ部分の断面図である。
【図5】上記インク残量検出装置によるインク残量検出
処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録装置 7 インクカートリッジ 5 記録ヘッド(記録手段) 6 キャリッジ 30 インク残量検出センサ(検出手段) 30a 発光部(検出手段) 30b 受光部(検出手段) 50a CPU(制御手段) 60 表示部(表示手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが収納されたインクカートリッジ
    内のインクを記録媒体に噴射することにより記録を行う
    記録手段と、これらインクカートリッジ及び記録手段が
    搭載され、記録媒体上での走査移動が可能とされたキャ
    リッジとを備えた記録装置等におけるインク残量検出装
    置において、 前記インクカートリッジ内のインク残量を検出する検出
    手段と、 前記キャリッジが前記検出手段によるインク残量検出位
    置に停止した時点からの時間を計るタイマ手段と、 前記タイマ手段による計時が所定時間経過したときに、
    所定時間が経過した時に、前記検出手段によるインク残
    量の検出を行い、その検出結果に基づいて前記インクカ
    ートリッジ内のインク残量の有無を判断する判断手段と
    を備えたことを特徴とする記録装置等におけるインク残
    量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記インクカートリッジのケースは透明
    又は半透明の素材からなり、前記検出手段は、このイン
    クカートリッジに対して光線を発する発光部と、この光
    線のインクカートリッジでの反射光又は透過光を受光す
    る受光部とからなり、前記判断手段は、前記受光部から
    の信号に基づいてインクカートリッジ内のインク残量の
    有無を判断することを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置等におけるインク残量検出装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段によるインク残量の有無の
    判断結果を表示するための表示手段を更に備えたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録装置等に
    おけるインク残量検出装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段によるインク残量検出装置
    は、前記記録手段による記録領域外で前記記録手段に対
    向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載の記録装置等におけるイ
    ンク残量検出装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記記録手段がメンテ
    ナンスのために移動させられる位置に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の記録装置等におけるインク残量検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002321384A (ja) * 2001-04-26 2002-11-05 Sharp Corp インク残量検知装置
JP2008230248A (ja) * 1999-05-20 2008-10-02 Seiko Epson Corp 記録装置および液体容器
JP2019069571A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 ブラザー工業株式会社 液体排出装置
JP2020128061A (ja) * 2019-02-12 2020-08-27 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

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